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JP2014116171A - 車載機器用操作スイッチ - Google Patents

車載機器用操作スイッチ Download PDF

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JP2014116171A
JP2014116171A JP2012268989A JP2012268989A JP2014116171A JP 2014116171 A JP2014116171 A JP 2014116171A JP 2012268989 A JP2012268989 A JP 2012268989A JP 2012268989 A JP2012268989 A JP 2012268989A JP 2014116171 A JP2014116171 A JP 2014116171A
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JP
Japan
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covering material
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Application number
JP2012268989A
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English (en)
Inventor
Daisaku Nakajima
大策 中嶋
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Daihatsu Motor Co Ltd
Original Assignee
Daihatsu Motor Co Ltd
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Publication date
Application filed by Daihatsu Motor Co Ltd filed Critical Daihatsu Motor Co Ltd
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Abstract

【課題】傷や破損に対して強く、耐湿性やクリック感を損なわない操作ボタンを備えた車載機器用操作スイッチを提供する。
【解決手段】一面に開口部2aを有し内部に押圧式のスイッチング動作部4を収容した樹脂製のケース2と、ケース2に取り付けられた操作ボタン6とを備え、操作ボタン6は、エラストマを含有する基材61と、該基材61の表面を覆うEPDMを含有する被覆材62と、ケース2の開口部2aを塞ぐようにケース2に組み付けられ、押圧操作されたときにスイッチング動作部4に接触してスイッチング動作部4を押圧可能な押圧部63とを備える。
【選択図】図1

Description

この発明は、車両に搭載されるキーフリーシステムにおけるリクエストスイッチなどの車載機器用操作スイッチに関する。
運転席ドア、助手席ドアまたはバックドアに設けられた車載機器用操作スイッチとしてのリクエストスイッチのうち、いずれかのリクエストスイッチが車両の使用者により押圧操作されるとリクエスト信号を使用者が所持する携帯機に送信し、このリクエスト信号に応じて携帯機から車両に送信されるアンサー信号を受信して、受信したアンサー信号に含まれる固有コードを照合し、照合した固有コードが予め登録された固有コードと一致したときは、リクエストスイッチが押されたドアの施錠または解錠を行うキーフリーシステムが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−207138号公報(段落0031〜0036、図1など)
ところで、上記したキーフリーシステムにおけるリクエストスイッチ(車載機器用操作スイッチ)の場合、耐湿性やクリック感などの観点から、エラストマを含有した操作ボタンが一般に採用されるが、キーなどの鋭利な先端部分で操作ボタンが操作されると、操作ボタン表面に傷がついたり破損したりし易いため、何らかの対策が望まれている。しかも、その対策として、耐湿性やクリック感を損なわず、コストやリードタイムを極力抑えることが可能な手立てが要求されている。
本発明は、傷や破損に対して強く、耐湿性やクリック感を損なわない操作ボタンを備えた車載機器用操作スイッチを提供することを目的とする。
上記した目的を達成するために、車載機器用操作スイッチは、一面に開口部を有し内部に押圧式のスイッチング動作部を収容した樹脂製ケースと、前記ケースに取り付けられた操作ボタンとを備え、車載機器の動作制御のために操作される車載機器用操作スイッチにおいて、前記操作ボタンは、エラストマを含有する基材と、該基材の表面を覆うエチレンプロピレンジエンゴムを含有する被覆材と、前記ケースの前記開口部を塞ぐように前記ケースに組み付けられ、押圧操作されたときに前記スイッチング動作部に接触して前記スイッチング動作部を押圧可能な押圧部とを備えることを特徴としている(請求項1)。
また、前記操作ボタンは、縦断面における前記基材の厚みが前記被覆材の厚みよりも大であるとよい(請求項2)。
また、前記被覆材は前記基材の表面だけでなく前記ケースの裏面の一部を覆うように形成され、前記ケースの裏面側には突部が設けられ、前記被覆材の前記基材の裏面側には、前記突部が嵌挿することにより前記被覆材を係止可能な切欠部が形成されていてもよい(請求項3)。
請求項1に係る発明によれば、透湿性があって引っ張り強度の強いエチレンプロピレンジエンゴム(以下、EPDMという)を含有する被覆材により、エラストマを含有する基材を被覆するため、キーなどの鋭利な先端部分で操作ボタンを操作しても、最外層の被覆材が傷や破損に強いことから、従来のような操作ボタン表面の傷や破損を未然に防止することができる。また、被覆材の下層の基材がエラストマを含有しこのエラストマが耐湿性に優れるため、透湿性という表層における被覆材のデメリットをカバーすることができる。このように、基材(エラストマ)と被覆材(EPDM)の双方の利点を活かすことにより、良好な耐湿性を保ちつつ、内部の押圧部のクリック感を損なうことのない操作スイッチを得ることが可能になる。
さらに、エラストマを含有する基材を、EPDMを含有する被覆材により被覆するだけで操作ボタンを形成することができるため、新たに操作ボタンを開発、設計し直す必要がなく、コストやリードタイムを抑制することができる。
請求項2に係る発明の場合、EPDMはエラストマに比べて可撓性が良いため、基材の厚みを被覆材よりも薄くすると操作ボタンのクリック感が損なわれるおそれがあるが、請求項2に係る本発明のように、縦断面における基材(エラストマ)の厚みを被覆材(EPDM)の厚みよりも大きくすることにより、操作ボタンとして破れにくくなるとともに、押圧部の適度なクリック感を残しつつ、良好な耐湿性を確保することが可能になる。
請求項3に係る発明によれば、ケースの裏面側に突部が被覆材の裏面側の切欠部に嵌挿することによって被覆材が基材に係止されるため、接着剤などを使用することなく基材に対して被覆材を被覆状態に強固に保持することが可能になる。
本発明に係る車載機器用操作スイッチの一実施形態の分解斜視図である。 図1の操作スイッチの断面図である。 図1の操作スイッチにおける操作ボタンの異なる部分を示し、(a)はケースの一部を裏面側から見た斜視図、(b)は被覆材の一部を裏面側から見た斜視図である。 図1の操作スイッチを車両のアウターハンドルに取り付けた状態の斜視図である。
本発明の車載機器用操作スイッチをキーフリーシステムにおけるリクエストスイッチに適用した一実施形態について、図1ないし図4を参照して説明する。
本実施形態におけるリクエストスイッチ(操作スイッチ)1は、例えば図4に示すように、いわゆるキーフリーシステムに使用されるものであって、運転席ドアや助手席ドアのアウターハンドルHに設けられた取付孔に、内側から操作ボタン部分が露出した状態で取り付けられる。また、車種によってはバックドアなどにも取り付けられる。そして、このようなリクエストスイッチ1が車両の使用者により押圧操作されると、リクエストスイッチ1から使用者の所持する携帯機にリクエスト信号が送信され、このリクエスト信号に応じて携帯機から車両に送信されるアンサー信号を車両に搭載されたコントローラが受信することによって、受信したアンサー信号に含まれる固有コードを照合し、照合した固有コードが予め登録された固有コードと一致したときは、リクエストスイッチ1が取り付けられているドアに設けられた車載機器であるドアロック装置の施錠または解錠を行うようになっている。
上記したリクエストスイッチ1は、図1、図2に示すように構成されている。すなわち、これらの図に示すように、一面に円形の開口部2aを有し内部に押圧式のスイッチング動作部4を収容した樹脂製のケース2を備え、このケース2に取り付けられた横断面円形の操作ボタン6を備えている。
スイッチング動作部4は、図2に示すように、ケース2の開口部2aの内側であって開口部2aの下方のケース2の内底面に当接して配設されたシリコンゴムなどから成る円環状の基部41と、開口部2aの中央に上部が開口部2aの上方に突出して配設されたシリコンゴムなどから成る円柱状の作動部42と、下方に裾広がりの漏斗状を有し基部41と作動部42とを一体的に連結するシリコンゴムなどから成る連結部43とを備えている。
このとき、開口部2aと作動部42との間に円筒状のガイド部44が配設され、このガイド部4の内側に作動部42が上下に摺接移動可能に収容されている。そして、基部41が開口部2aの下方のケース2の内底面に当接しているため、基部41が開口部2a内に固定されて動くことがなく、外部からの押圧力により作動部42が押圧されたときに、作動部42が連結部43の弾性力に抗してガイド部44内を下方に摺動して作動部42の下面が開口部2aの下方のケース2の内底面に接触する一方、作動体42への押圧力が解放されると、作動部42は連結部43の弾性力によってガイド部44内を上方に摺動し、図に示す元の状態に復元するようになっている。
ところで、作動部42の下面には金属から成る導電板46が取り付けられ、開口部2aの下方のケース2の内底面の導電板46の下方位置には一対の接点48a,48bが表面を露出して埋設されており、作動部42が下方に移動すると、作動部42下面の導電板46が両接点48a,48bに接触して両接点48a,48bが導電板46により電気的に接続されてスイッチオンの状態になり、両接点48a,48b間を電気信号が流れる。
次に、操作ボタン6は、ケース2の開口部2aの外側に嵌合状態で取付けられたエラストマを含有する有底円筒状の基材61と、該基材61の表面および後述するケース2の突状部2c,2dの裏面側をも覆うEPDMを含有する被覆材63と、ケース2の開口部2aを塞ぐようにケースに組み付けられ、押圧操作されたときにスイッチング動作部4の作動部42に接触して押圧するポリプロピレンから成る縦断面逆凸字状を有する押圧部63とを備えている。
このとき、図2に示されるとおり、縦断面における基材61の厚みt1が被覆材の厚みt2よりも大きく(t1>t2)設定されている。一般に、EPDMはエラストマに比べて可撓性が良いため、基材61の厚みを被覆材62よりも薄くすると操作ボタン6のクリック感が損なわれてしまうおそれがあるが、基材61と被覆材62の厚みの関係を、t1>t2とすることにより操作ボタン6として破れにくく、かつ、押圧部63の適度なクリック感を残しつつ、良好な耐湿性を確保することができる。
ところで、図1に示すように、ケース2の一方の側部には、アウターハンドルHの内面に固定するためのネジ挿通孔2bが透設され、他方の側部には外方に突出した一対の突状部2c,2dが一体形成されている。そして、図1中に1点鎖線の丸印で囲んだ領域を裏面側から見た拡大図である図3(a)に示すように、これら突状部2c,2dの裏面側には、裏面方向への突部21が一体形成されている。なお、これら突部21は、リクエストスイッチ1をアウターハンドルHの内側に取り付ける際に、当該取付面とケース2のその他の当接面と突部21の当接面が同一面を成すように形成されており、突部21の当接によってリクエストスイッチ1のアウターハンドルHへの取り付けの際のがたつきが防止されるようになっている。
また、上記したように、操作ボタン6を構成する被覆材62は基材61の表面だけでなくケース2の突状部2c,2dの裏面側の一部をも覆うように形成され、図1中に1点鎖線の丸印で囲んだ領域を裏面側から見た拡大図である図3(b)に示すように、ケース2の突状部2c,2d裏面の突部21が嵌挿する切欠部23が被覆材62の突状部2c,2dを覆う部分の裏面側に形成されている。そして、被覆材62を基材61およびケース2を覆うように装着するときに、被覆材62の突状部2c,2dを覆う部分の裏面側の切欠部23に、ケース2の突状部2c,2d裏面の突部21を嵌挿しつつ、被覆材62を基材61およびケース2を覆うように装着することにより、切欠部23への突部21の係止作用によって、接着剤などを使用することなく基材61に対して被覆材62を被覆状態に強固に保持することができる。
したがって、上記した実施形態によれば、操作ボタン6の構成として、透湿性があって引っ張り強度の強いEPDMを含有する被覆材62により、エラストマを含有する基材61を被覆するため、キーその他のなどの鋭利な先端を有する部材の先端部分により操作ボタン6を操作しても、最外層の被覆材62が傷や破損に強いことから、従来のような操作ボタン表面に傷がついたり破損することを未然に防止することができる。
また、被覆材62の下層の基材61がエラストマを含有し、このエラストマが耐湿性に優れているため、透湿性という最外層における被覆材62のEPDM固有の透湿性というデメリットをカバーすることができるため、基材61と被覆材62の双方の素材が有する特性の利点を活かすことにより、良好な耐湿性を保ちつつ、内部の押圧部63のクリック感を損なうことのないリクエストスイッチ(操作スイッチ)1を得ることができる。
さらに、エラストマを含有する基材61を、EPDMを含有する被覆材62により被覆するだけで操作ボタン6を形成することができるため、新たに操作ボタンを開発、設計し直す必要がなく、コストやリードタイムを抑制することができる。
また、縦断面における基材61の厚みt1を被覆材62の厚みt2よりも大きくしたため、操作ボタン6として破れ難くなるとともに、押圧部63の適度なクリック感を残すことができ、リクエストスイッチ1として風雨に晒されるアウターハンドルHに取り付ける場合であっても良好な耐湿性を確保することができる。
また、ケース2の両突状部2c,2dの裏面側に形成された突部21が、被覆材62の裏面側の切欠部23に嵌挿することによって被覆材62が基材61に係止されるため、接着剤などを使用することなく基材61に対して被覆材62を被覆状態に強固に保持することができ、製造コストの削減に寄与することができる。
なお、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて上述したもの以外に種々の変更を行うことが可能である。
上記した実施形態ではキーフリーシステムにおけるリクエストスイッチ1に本発明の操作スイッチを適用した場合について説明したが、上記リクエストスイッチ1に限定されず、その他の車載機器用の操作スイッチとして本発明を適用することができる。
また、上記した実施形態では、縦断面における基材61の厚みt1を被覆材62の厚みt2よりも大きくした場合について説明したが、同じ厚みであってもよく、利用目的に応じて、縦断面における基材61の厚みt1を被覆材62の厚みt2よりも小さくしてもよい。
また、ケース2は、突状部2c,2dを有しない形状であってもよいのは勿論であり、この場合にはケース裏面側に突部を形成する必要はない。
1 …リクエストスイッチ(操作スイッチ)
2 …ケース
2a …開口部
21 …突部
23 …切欠部
4 …スイッチング動作部
41 …基部
42 …作動部
43 …連結部
44 …ガイド部
46 …導通板
48a,48b …接点
6 …操作ボタン
61 …基材
62 …被覆部
63 …押圧部

Claims (3)

  1. 一面に開口部を有し内部に押圧式のスイッチング動作部を収容した樹脂製ケースと、前記ケースに取り付けられた操作ボタンとを備え、車載機器の動作制御のために操作される車載機器用操作スイッチにおいて、
    前記操作ボタンは、
    エラストマを含有する基材と、該基材の表面を覆うエチレンプロピレンジエンゴムを含有する被覆材と、前記ケースの前記開口部を塞ぐように前記ケースに組み付けられ、押圧操作されたときに前記スイッチング動作部に接触して前記スイッチング動作部を押圧可能な押圧部とを備えることを特徴とする車載機器用操作スイッチ。
  2. 前記操作ボタンは、縦断面における前記基材の厚みが前記被覆材の厚みよりも大であることを特徴とする請求項1に記載の車載機器用操作スイッチ。
  3. 前記被覆材は前記基材の表面だけでなく前記ケースの裏面の一部を覆うように形成され、
    前記ケースの裏面側には突部が設けられ、
    前記被覆材の前記基材の裏面側には、前記突部が嵌挿することにより前記被覆材を係止可能な切欠部が形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の車載機器用操作スイッチ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2021150090A (ja) * 2020-03-18 2021-09-27 信越ポリマー株式会社 押釦スイッチ用部材
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