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JP2014112779A - データ送信制御装置、データ送信制御方法、および、コンピュータ・プログラム - Google Patents

データ送信制御装置、データ送信制御方法、および、コンピュータ・プログラム Download PDF

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JP2014112779A JP2012266233A JP2012266233A JP2014112779A JP 2014112779 A JP2014112779 A JP 2014112779A JP 2012266233 A JP2012266233 A JP 2012266233A JP 2012266233 A JP2012266233 A JP 2012266233A JP 2014112779 A JP2014112779 A JP 2014112779A
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Abstract

【課題】送信対象となるデータを収集して外部に送信する装置側での制御により、ネットワーク負荷を増大させることなく、大きな遅延なしにより多くのデータを送信可能な技術を提供すること。
【解決手段】送信対象となるデータを収集するデータ収集部11と、収集されたデータを蓄積するバッファ部12と、バッファ部12に蓄積されたデータを、ネットワークを介して外部に送信するデータ送信部13と、バッファ部12に蓄積されたデータの蓄積量に関するバッファ蓄積情報を生成するバッファ蓄積情報生成部14と、ネットワークの負荷に関するネットワーク負荷情報を生成するネットワーク負荷情報生成部15と、バッファ蓄積情報およびネットワーク負荷情報に基づいて、データ送信部13により使用される帯域幅およびデータの送信量を制御する送信制御部16と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、外部へのデータ送信を制御する技術に関する。
外部へのデータ送信によるネットワーク負荷への影響を調整する技術が知られている。例えば、一般的な情報処理システムは、情報漏洩、システムの不具合または不正利用などの脅威を監視するために、情報処理システムの動作や状態の履歴が記録されたログデータ(以下、単にログとも記載する)を収集し、外部の監視サーバ等へ送信する。このようなログは、情報処理システムの構成要素により生成される。ログを収集する目的の1つは、脅威の発覚後にその脅威の因果関係を究明することである。しかし、情報処理システムの構成要素により生成されるログは膨大な量となるのが一般的である。このため、情報処理システムが、収集した全てのログを監視サーバなどに送信すると、ログの送信だけでネットワークの帯域幅を使い切ってしまい、本来の業務に影響を与えてしまうという問題が生じる。
上記のような問題に対応するため、トラフィックシェーピングという技術が知られている。トラフィックシェーピングとは、データ送信の間隔を調整し、制限された帯域幅を超えないように、ルータで転送レートを平滑化するよう制御する技術である。
このようなトラフィックシェーピングを利用した技術の一例が、特許文献1に記載されている。この特許文献1に記載された関連技術では、トラフィックシェーピングを行う第1の伝送装置は、送信対象のデータを格納するバッファを有し、バッファからデータを所定レートで読み出してトラフィックシェーピングを行って外部に送信する。そして、第1の伝送装置は、バッファのリソースが枯渇すると、トラフィックシェーピングを行う第2の伝送装置に対してデータを送信し、トラフィックシェーピングを依頼する。第2の伝送装置は、第1の伝送装置から受信したデータをバッファに格納し、バッファからシェーピング対象のデータを読み出してトラフィックシェーピングを行って外部に送信する。
また、端末で生成されるイベントデータの送信制御を行う技術の一例が、特許文献2に記載されている。特許文献2に記載された関連技術は、イベントデータに重要度を付与し、ネットワーク負荷が低い場合は、全てのイベントデータを外部へ送信する。また、この関連技術は、ネットワーク負荷が高い場合、重要度の高いイベントデータのみを外部へ送信する。これにより、この関連技術は、イベントデータ送信によるネットワーク負荷への影響を抑えている。
特開2012‐175481号公報 特開平10‐028151号公報
しかしながら、特許文献1および特許文献2に記載された関連技術には、以下の課題がある。
特許文献1に記載された関連技術を、ログなどのデータを収集して送信する装置に適用する場合、トラフィックシェーピングを行う他の伝送装置を必要とする。そのため、この関連技術は、ログなどのデータを収集して送信する装置側だけでは、データ送信に伴うネットワーク負荷を調整することができない。
また、特許文献2に記載された関連技術では、ネットワークが混んでいる場合、重要度の低いログが端末側に貯まってしまう。ここで、特許文献2に記載された関連技術を、脅威の因果関係を究明するサーバに対してログを送信する装置に適用する場合について考える。この場合、サーバ側では、発覚した脅威とは直接の関係が薄いと見られるログや、重要度が低いと考えられるログも必要となることが多い。このような場合、端末は、可能な限り多くのログを、大きな遅延なしにサーバに送信することが望ましい。しかしながら、特許文献2に記載された関連技術では、ネットワーク負荷が高い環境では、重要度の低いログがなかなか送信されない。その結果、脅威の因果関係究明が遅れる可能性もある。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたもので、送信対象となるデータを収集して外部に送信する装置側での制御により、ネットワーク負荷を増大させることなく、大きな遅延なしにより多くのデータを送信可能な技術を提供することを目的とする。
本発明のデータ送信制御装置は、送信対象となるデータを収集するデータ収集部と、前記データ収集部によって収集されたデータを蓄積するバッファ部と、前記バッファ部に蓄積されたデータを、ネットワークを介して外部に送信するデータ送信部と、前記バッファ部に蓄積されたデータの蓄積量に関するバッファ蓄積情報を生成するバッファ蓄積情報生成部と、前記ネットワークの負荷に関するネットワーク負荷情報を生成するネットワーク負荷情報生成部と、前記バッファ蓄積情報および前記ネットワーク負荷情報に基づいて、前記データ送信部により使用される帯域幅およびデータの送信量を制御する送信制御部と、を備える。
また、本発明のデータ送信制御方法は、送信対象となるデータを収集してバッファ部に蓄積し、前記バッファ部に蓄積されたデータの蓄積量に関するバッファ蓄積情報を生成し、ネットワークの負荷に関するネットワーク負荷情報を生成し、前記ネットワークを介して前記バッファ部に蓄積されたデータを外部に送信する際に、前記バッファ蓄積情報および前記ネットワーク負荷情報に基づいて、送信処理に使用される帯域幅およびデータの送信量を制御する。
また、本発明のコンピュータ・プログラムは、送信対象となるデータを収集してバッファ部に蓄積するデータ収集ステップと、前記バッファ部に蓄積されたデータの蓄積量に関するバッファ蓄積情報を生成するデータ蓄積情報生成ステップと、ネットワークの負荷に関するネットワーク負荷情報を生成するネットワーク負荷情報生成ステップと、前記ネットワークを介して前記バッファ部に蓄積されたデータを外部に送信する際に、前記バッファ蓄積情報および前記ネットワーク負荷情報に基づいて、送信処理に使用される帯域幅およびデータの送信量を制御する送信制御ステップと、をコンピュータ装置に実行させる。
本発明は、送信対象となるデータを収集して外部に送信する装置側での制御により、ネットワーク負荷を増大させることなく、大きな遅延なしにより多くのデータを送信可能な技術を提供することができる。
本発明の第1の実施の形態としてのデータ送信制御装置の機能ブロック図である。 本発明の第1の実施の形態としてのデータ送信制御装置のデータ収集動作を説明するフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態としてのデータ送信制御装置のデータ送信制御動作を説明するフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態としてのデータ送信制御装置の機能ブロック図である。 本発明の第2の実施の形態としてのデータ送信制御装置のデータ送信制御動作を説明するフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態としてのデータ送信制御装置のデータ送信制御動作の詳細を説明するフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
本発明の第1の実施の形態としてのデータ送信制御装置1の機能ブロック構成を図1に示す。図1において、データ送信制御装置1は、データ収集部11と、バッファ部12と、データ送信部13と、バッファ蓄積情報生成部14と、ネットワーク負荷情報生成部15と、送信制御部16とを備える。ここで、データ送信制御装置1は、CPU(Central Processing Unit)と、RAM(Random Access Memory)と、ROM(Read Only Memory)と、ハードディスク等の記憶装置と、ネットワークインタフェースとを備えたコンピュータ装置によって構成可能である。この場合、データ収集部11、バッファ蓄積情報生成部14、ネットワーク負荷情報生成部15および送信制御部16は、ROMおよび記憶装置に記憶されたコンピュータ・プログラムおよび各種データをRAMに読み込んで実行するCPUによって構成される。また、バッファ部12は、RAMまたは記憶装置によって構成される。また、データ送信部13は、ネットワークインタフェースと、ROMおよび記憶装置に記憶されたコンピュータ・プログラムおよび各種データをRAMに読み込んで実行するCPUとによって構成される。なお、データ送信制御装置1およびその各機能ブロックのハードウェア構成は、上述の構成に限定されない。
また、データ送信制御装置1は、インターネット、LAN(Local Area Network)、公衆回線網、無線通信網またはこれらの組合せ等によって構成されるネットワークを介して、外部装置90に接続されている。外部装置90は、例えば、CPUと、RAMと、ROMと、ハードディスク等の記憶装置と、ネットワークインタフェースとを備えたコンピュータ装置によって構成される。なお、図1には、データ送信制御装置1および外部装置90を1つずつ示しているが、本発明のデータ送信制御装置がデータを送出するネットワークに接続されるデータ送信制御装置および外部装置の数を限定するものではない。
次に、データ送信制御装置1の各機能ブロックの詳細について説明する。
データ収集部11は、送信対象となるデータを収集する。送信対象となるデータは、例えば、データ送信制御装置1のデータ生成部(図示せず)によって所定のタイミングで逐次生成されるものであってもよい。また、データ収集部11は、そのようなデータを、所定のタイミングで取得してもよい。あるいは、データ収集部11は、新しいデータが生成される度に、データを収集するようにしてもよい。
バッファ部12は、データ収集部11によって収集されたデータを蓄積する。
データ送信部13は、バッファ部12に蓄積されたデータを、ネットワークを介して外部装置90に送信する。このとき、データ送信部13は、バッファ部12に蓄積されたデータのうち、後述の送信制御部16により決定された送信量分のデータを、送信制御部16により決定された帯域幅を使用して送信する。
バッファ蓄積情報生成部14は、バッファ部12に蓄積されたデータの蓄積量に基づくバッファ蓄積情報を生成する。バッファ蓄積情報とは、例えば、バッファ部12に蓄積されたデータの蓄積量(バッファ蓄積量)の変化率(バッファ蓄積率)に基づく情報であってもよい。例えば、バッファ蓄積情報生成部14は、次式(1)を用いてバッファ蓄積率を算出可能である。
[バッファ蓄積率]=([新たに収集されたデータのサイズ]+[既にバッファ部12に蓄積されてまだ送信されていないデータのサイズ])/[前回のバッファの蓄積量]・・・(1)
なお、式(1)において、“/”は除算を表す。また、[前回のバッファの蓄積量]とは、バッファ蓄積率の算出時点より所定時間前の時点でバッファ部12に蓄積されていたデータのサイズを表す。さらに、バッファ蓄積情報生成部14は、直近の所定期間におけるバッファ蓄積率の平均値をバッファ蓄積情報として生成してもよい。
ネットワーク負荷情報生成部15は、ネットワークの負荷を表すネットワーク負荷情報を生成する。ここで、ネットワークの負荷とは、データ送信制御装置1および外部装置90を接続するネットワークの負荷をさす。例えば、ネットワーク負荷情報は、データ送信部13による送信処理に関して測定される測定情報であってもよい。測定情報とは、ラウンドトリップタイム(RTT)や、単位時間あたりに送信が完了した(受信完了の応答を受信した分の)データ量であってもよい。
送信制御部16は、バッファ蓄積情報およびネットワーク負荷情報に基づいて、データ送信部13により使用される帯域幅および今後のデータの送信量を制御する。例えば、送信制御部16は、ネットワーク負荷情報が所定の混雑条件を満たすか否か、および、バッファ蓄積情報が所定の蓄積過剰条件を満たすか否かに基づいて、データ送信部13に使用される帯域幅および送信量を制御してもよい。例えば、所定の混雑条件とは、ネットワーク負荷情報としての測定情報が閾値を超えることであってもよい。また、例えば、所定の蓄積過剰条件とは、バッファ蓄積情報としてのバッファ蓄積率が閾値を超えることであってもよい。
具体的には、送信制御部16は、ネットワーク負荷情報が所定の混雑条件を満たさず、バッファ蓄積情報が所定の蓄積過剰条件を満たすとき、前回の送信処理時に決定した帯域幅より大きな帯域幅を決定してもよい。また、この場合、送信制御部16は、前回の送信処理時に決定した送信量より大きな送信量を決定してもよい。また、送信制御部16は、ネットワーク負荷情報が所定の混雑条件を満たさず、バッファ蓄積情報が所定の蓄積過剰条件を満たさないとき、前回までに適用されている帯域幅を変更しなくてもよい。また、送信制御部16は、前回までに適用されている送信量を変更しなくてもよい。また、送信制御部16は、ネットワーク負荷情報が所定の混雑条件を満たすとき、前回の送信処理時に決定した帯域幅より小さな帯域幅を決定してもよい。また、この場合、送信制御部16は、前回の送信処理時に決定した送信量より小さな送信量を決定してもよい。
以上のように構成されたデータ送信制御装置1の動作について、図2〜図3を参照して説明する。
まず、データ送信制御装置1のデータ収集動作を図2に示す。
図2では、まず、データ収集部11は、送信対象となるデータを収集する(ステップS1)。
次に、データ収集部11は、収集したデータをバッファ部12に蓄積する(ステップS2)。これにより、バッファ部12には、後述のデータ送信制御動作において送信されずにバッファ部12に残って蓄積されているデータと、今回の動作におけるステップS1で新たに収集されたデータとが蓄積される。
以上の動作を、データ送信制御装置1は、所定間隔または新たなデータが生成されるタイミング等で繰り返す。
次に、データ送信制御装置1のデータ送信制御動作を図3に示す。
図3では、まず、バッファ蓄積情報生成部14は、バッファ部12におけるデータの蓄積量に基づいて、バッファ蓄積情報を生成する(ステップS11)。例えば、前述のように、バッファ蓄積情報生成部14は、バッファ蓄積率を算出してバッファ蓄積情報としてもよい。
次に、ネットワーク負荷情報生成部15は、ネットワーク負荷情報を生成する(ステップS12)。例えば、前述のように、ネットワーク負荷情報生成部15は、データ送信部13による前回の送信処理において測定情報を測定し、ネットワーク負荷情報としてもよい。
次に、送信制御部16は、ステップS11で生成されたバッファ蓄積情報と、ステップS12で生成されたネットワーク負荷情報とに基づいて、データ送信部13により使用される帯域幅および次回のデータの送信量を決定する(ステップS13)。
次に、データ送信部13は、バッファ部12に蓄積されたデータのうち、ステップS13で決定された送信量分のデータを、決定された帯域幅を使用して外部装置90に対して送信する(ステップS14)。
以上の動作を、データ送信制御装置1は、所定間隔またはあらかじめ定められたスケジュールに従って繰り返す。
次に、本発明の第1の実施の形態の効果について述べる。
本発明の第1の実施の形態としてのデータ送信制御装置は、送信対象となるデータを収集して外部に送信する装置側での制御により、ネットワーク負荷を増大させることなく、大きな遅延なしにより多くのデータを送信することができる。
その理由は、バッファ蓄積情報生成部が、バッファ部に蓄積されたデータの蓄積量に関するバッファ蓄積情報を生成し、ネットワーク負荷情報生成部が、ネットワークの負荷に関するネットワーク負荷情報を生成し、送信制御部が、バッファ蓄積情報とネットワーク負荷情報とに基づいて、次回の帯域幅および送信量を決定し、データ送信部が、バッファ部に蓄積されたデータのうち、決定された送信量の分のデータを、決定された帯域幅を使用して外部に送信するからである。
これにより、本実施の形態としてのデータ送信制御装置は、バッファ蓄積量が増大していく場合、ネットワークの負荷が高くなければ、次回の帯域幅および送信量を多くしてバッファ蓄積量を減らすことが可能となる。もし、バッファ蓄積量が増大する状況で帯域幅や送信量を変更しないと、送信までに遅延が生じるデータが増えることになるが、本実施の形態は、バッファ蓄積量の増大に伴い帯域幅および送信量を増やすよう制御可能である。したがって、本実施の形態は、より多くのデータを大きな遅延なしに送信可能となる。しかも、本実施の形態としてのデータ送信制御装置は、ネットワークの負荷が高い場合は、次回の帯域幅および送信量を少なくしてネットワークの混雑を抑制する。もし、バッファ蓄積量の増大に伴い無条件で帯域幅や送信量を増やすと、ネットワークの負荷に与える影響が大きくなりネットワークが混雑する可能性があるが、本実施の形態は、ネットワークが混雑する場合には、帯域幅および送信量を減らすよう制御可能である。したがって、本実施の形態としてのデータ送信制御装置は、ネットワーク負荷の増大を抑制可能となる。このように、本実施の形態は、ネットワーク負荷を増大させることなく、大きな遅延なしにより多くのデータを送信することが可能である。
(第2の実施の形態)
次に、本発明の第2の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。なお、本実施の形態の説明において参照する各図面において、本発明の第1の実施の形態と同一の構成および同様に動作するステップには同一の符号を付して本実施の形態における詳細な説明を省略する。本実施の形態では、本発明のデータ送信制御装置において、送信対象のデータとして、自装置の動作や状態の履歴を表すログを適用する例について説明する。
まず、本発明の第2の実施の形態としてのデータ送信制御装置2の機能ブロック構成を図4に示す。図4において、データ送信制御装置2は、本発明の第1の実施の形態としてのデータ送信制御装置1に対して、データ収集部11に替えてデータ収集部21と、バッファ蓄積情報生成部14に替えてバッファ蓄積情報生成部24と、ネットワーク負荷情報生成部15に替えてネットワーク負荷情報生成部25と、送信制御部16に替えて送信制御部26とを備える。
また、データ送信制御装置2は、インターネット、LAN、公衆回線網、無線通信網またはこれらの組合せ等によって構成されるネットワークを介して、ログ収集装置91に接続されている。ログ収集装置91は、例えば、CPUと、RAMと、ROMと、ハードディスク等の記憶装置と、ネットワークインタフェースとを備えたコンピュータ装置によって構成され、データ送信制御装置2から送信されるログを受信する装置である。なお、図4には、データ送信制御装置2およびログ収集装置91を1つずつ示しているが、本発明のデータ送信制御装置がデータを送出するネットワークに接続されるデータ送信制御装置およびログ収集装置の数を限定するものではない。
次に、データ送信制御装置2の各機能ブロックの詳細について説明する。
データ収集部21は、送信対象となるログを収集する。ログは、自装置の動作や状態の履歴が記録されたデータである。このようなログは、例えば、データ送信制御装置2のログ生成部(図示せず)によって逐次生成されるものとする。
バッファ蓄積情報生成部24は、バッファ蓄積情報として、バッファ部12に蓄積されたログが送出されることによるネットワークの負荷に対する影響を表す情報を生成する。例えば、バッファ蓄積情報生成部24は、バッファ蓄積情報として、バッファ部12にその時点で蓄積されているログが、その時点の通信スループットで全て送信されるまでの所要時間を算出してもよい。なお、バッファ蓄積情報生成部24は、このようなバッファ蓄積情報を、バッファ蓄積率の変動に基づいて算出可能である。なお、バッファ蓄積情報生成部24は、このようなバッファ蓄積情報の算出に際して、通信スループットの変動の傾向を表す傾向情報を加味してもよい。また、バッファ蓄積情報生成部24は、このような傾向情報として、トレンド分析等の技術により生成された傾向情報を取得してもよい。
ネットワーク負荷情報生成部25は、ネットワーク負荷情報として、データ送信部13による次回の送信処理時においてネットワークが混雑しているか否かを表す情報を生成する。例えば、ネットワーク負荷情報生成部25は、データ送信部13によって実行された送信処理に関して測定される測定情報の変動に基づいて、このようなネットワーク負荷情報を生成してもよい。測定情報とは、前述のように、RTTや、単位時間あたりに送信完了したデータ量であってもよい。この場合、ネットワーク負荷情報生成部25は、測定情報の履歴を蓄積しておくことにより、過去の測定情報の変動に基づいて、ネットワーク負荷情報を生成してもよい。
具体的には、ネットワーク負荷情報生成部25は、測定情報としてのRTTの値が大きくなり続けていれば、次の送信処理時のネットワークが混んでいることを表すネットワーク負荷情報を生成してもよい。また、ネットワーク負荷情報生成部25は、測定情報としての単位時間あたりの送信完了データ量が大きくなり続けていれば、次の送信処理時のネットワークがすいていることを表すネットワーク負荷情報を生成してもよい。
送信制御部26は、バッファ蓄積情報およびネットワーク負荷情報に基づいて、使用可能帯域幅を超えた通信を行うか否かを判断し、判断結果に基づいて、データ送信部13により使用される帯域幅および今後のログの送信量を決定する。ここで、使用可能帯域幅とは、データ送信部13によるログ送信処理に対してあらかじめ使用可能であると制限された帯域幅である。例えば、使用可能帯域幅は、ログ収集装置91に接続される全てのデータ送信制御装置2におけるログ送信処理全体に対してあらかじめ定められた使用可能帯域幅に基づいて定められていてもよい。例えば、帯域幅が100Mbps(megabit per second)のネットワークに1台のログ収集装置91および10台のデータ送信制御装置2が接続されている場合について考える。この場合、全てのデータ送信制御装置2によるログ送信処理全体に対して全体の10%に当たる10Mbpsの帯域幅が定められていたとする。この場合、1台のデータ送信制御装置2のログ送信処理に許容される使用可能帯域幅は、1Mbpsとなる。なお、このようなログ送信処理全体の使用可能帯域幅を全体の何パーセントとするかは、そのネットワークにおいて過去に使用された帯域幅の実績情報に基づいて、ログ送信処理により使用可能帯域幅全てが使用された場合でもネットワーク全体の帯域が溢れることない値が定められているものとするとする。例えば、ネットワークで使用された帯域幅の過去の平均が80%であるとき、ログ送信処理全体の使用可能帯域幅を10%に設定しても輻輳が発生する可能性が低いが、30%に設定すると輻輳が発生する可能性が高い。この場合、ログ送信処理全体の使用可能帯域はあらかじめ10%に定められる。
例えば、送信制御部26は、ネットワーク負荷情報が所定の混雑条件を満たさず、バッファ蓄積情報が所定の蓄積過剰条件を満たす場合に、データ送信部13に定められた使用可能帯域幅を超える帯域幅を決定し、決定した帯域幅に基づき送信量を決定してもよい。
ここで、本実施の形態では、ネットワーク負荷情報は、次回の送信処理時においてネットワークが混雑しているか否かを表す情報である。したがって、本実施の形態では、所定の混雑条件とは、ネットワーク負荷情報がネットワークの混雑を示すことであってもよい。また、本実施の形態では、バッファ蓄積情報は、バッファ部12に蓄積されたログが送出されることによるネットワークの負荷に対する影響を表す情報(例えば、送出に要する所要時間等)である。したがって、本実施の形態では、所定の蓄積過剰条件とは、バッファ蓄積情報としての上述の所要時間等が閾値を超えることであってもよい。
具体的には、送信制御部26は、ネットワーク負荷情報が所定の混雑条件を満たさず、バッファ蓄積情報が所定の蓄積過剰条件を満たす場合に、使用可能帯域幅を超える帯域幅としてあらかじめ定められた所定の帯域幅を決定してもよい。例えば、データ送信部13の使用可能帯域幅が1Mbpsと定められている場合、送信制御部26は、使用可能帯域幅を超えた帯域幅として2Mbpsを決定し、2Mbpsで送信可能な送信量を決定してもよい。また、この場合、送信制御部26は、ネットワーク負荷情報が所定の混雑条件を満たさない間、送信処理の度に段階的に増加させる送信量を決定してもよい。
また、送信制御部26は、ネットワーク負荷情報が混雑条件を満たさない場合で、バッファ蓄積情報が蓄積過剰条件を満たさない場合には、データ送信部13に定められた使用可能帯域幅を超えない帯域幅を決定し、決定した帯域幅に基づき送信量を決定してもよい。もし、前回のデータ送信部13の送信処理において使用可能帯域幅を超える帯域幅を決定していたのであれば、送信制御部26は、使用可能帯域幅を超えない帯域幅を新たに決定する。もし、前回のデータ送信部13の送信処理においても使用可能帯域幅を超えない帯域幅を決定していたのであれば、送信制御部26は、帯域幅を変更しなくてよい。また、この場合も、送信制御部26は、ネットワーク負荷情報が所定の混雑条件を満たさない間、送信処理の度に段階的に増加させる送信量を決定してもよい。
また、送信制御部26は、ネットワーク負荷情報が所定の混雑条件を満たす場合は、使用可能帯域幅を超えない帯域幅であって現時点より小さい帯域幅を決定し、決定した帯域幅に基づき前記送信量を制御してもよい。例えば、使用可能帯域幅が1Mbpsで前回使用した帯域幅が1Mbpsであるとき、送信制御部26は、0.1Mbpsの帯域幅を決定してもよい。また、この場合、送信制御部26は、決定した帯域幅で送信する送信量を、トレンド分析等を用いて動的に決定してもよい。例えば、送信制御部26は、次回の送信処理時のネットワーク負荷をトレンド分析による傾向情報を用いて予測することにより、予測したネットワーク負荷の程度に応じて、現時点よりも小さな送信量を動的に決定してもよい。あるいは、送信制御部26は、このようなケースにあらかじめ定められた所定の小さなサイズの送信量(例えば、1バイト)を決定してもよい。
以上のように構成されたデータ送信制御装置2の動作について説明する。
まず、データ送信制御装置2のログ収集動作について説明する。データ送信制御装置2のログ収集動作は、図2を用いて説明した本発明の第1の実施の形態としてのデータ送信制御装置1のデータ収集動作と略同様である。ただし、本実施の形態では、データ収集部21は、データとして、データ送信制御装置2の動作や状態の履歴が記録されたログを収集し、バッファ部12に蓄積する。
次に、データ送信制御装置2のログ送信制御動作について、図5〜図6を参照して説明する。
図5では、まず、バッファ蓄積情報生成部24は、バッファ部12におけるログの蓄積率の変動に基づいて、バッファ部12に蓄積されたログが送出されることによるネットワークの負荷に対する影響を表すバッファ蓄積情報を生成する(ステップS21)。例えば、前述のように、バッファ蓄積情報生成部24は、バッファ部12に蓄積されたログが現在の通信スループットで全てネットワークに送出されるまでに要する時間を表すバッファ蓄積情報を生成してもよい。
次に、ネットワーク負荷情報生成部25は、データ送信部13による前回までの送信処理に関する測定情報の変動に基づいて、次回の送信処理時にネットワークが混雑しているか否かを表すネットワーク負荷情報を生成する(ステップS22)。
次に、送信制御部26は、ステップS21で生成されたバッファ蓄積情報と、ステップS22で生成されたネットワーク負荷情報とに基づいて、データ送信部13により次回使用される帯域幅およびログの送信量を決定する(ステップS23)。このステップの詳細については後述する。
次に、データ送信部13は、バッファ部12に蓄積されたログのうち、ステップS23で決定された送信量分のログを、決定された帯域幅を使用してログ送信装置91に対して送信する(ステップS24)。
以上の動作を、データ送信制御装置2は、所定間隔またはあらかじめ定められたスケジュールに従って繰り返す。
次に、ステップS23の動作の詳細を図6に示す。
図6において、まず、送信制御部26は、ステップS22で生成されたネットワーク負荷情報が、所定の混雑条件を満たすか否かを判断する(ステップS31)。つまり、送信制御部26は、ネットワーク負荷情報が、ネットワークが混雑していることを示すか否かを判断する。
ここで、所定の混雑条件を満たすと判断された場合、送信制御部26は、使用可能帯域幅を超えない範囲のより小さな帯域幅を決定し、決定した帯域幅に基づいて送信量を決定する(ステップS32)。例えば、使用可能帯域幅が1Mbpsであれば、送信制御部26は、使用可能帯域幅を超えない範囲のより小さな帯域幅として、0.1Mbpsを決定してもよい。そして、送信制御部26は、0.1Mbpsの帯域幅で送信するログの送信量として、1バイトの送信量を決定してもよい。
一方、所定の混雑条件を満たさないと判断された場合、送信制御部26は、ステップS21で生成されたバッファ蓄積情報が、所定の蓄積過剰条件を満たすか否かを判断する(ステップS33)。つまり、送信制御部26は、バッファ蓄積情報の示す値が閾値を超えているか否かを判断する。
ここで、所定の蓄積過剰条件を満たすと判断された場合、送信制御部26は、使用可能帯域幅を超えた帯域幅を決定し、決定した帯域幅に基づき送信量を決定する(ステップS34)。例えば、使用可能帯域幅が1Mbpsであれば、送信制御部26は、使用可能帯域幅を超えた帯域幅として、2Mbpsを決定してもよい。また、この場合、ネットワーク負荷情報が所定の混雑条件を満たさず、バッファ蓄積情報が所定の蓄積過剰条件を満たす間、送信制御部26は、ステップS34を実行する度に段階的に増加させた送信量を決定してもよい。
一方、所定の蓄積過剰条件を満たさないと判断された場合、送信制御部26は、使用可能帯域幅を超えないよう送信量を決定する(ステップS35)。例えば、使用可能帯域幅が1Mbpsであれば、送信制御部26は、使用可能帯域幅を超えない帯域幅として、1Mbpsを決定してもよい。また、この場合、送信制御部26は、ネットワーク負荷情報が所定の混雑条件を満たさず、バッファ蓄積情報が所定の蓄積過剰条件を満たさない間、ステップS35を実行する度に段階的に増加させた送信量を決定してもよい。
以上で、ステップS23における送信量制御動作の詳細な説明を終了する。
次に、本発明の第2の実施の形態の効果について述べる。
本発明の第2の実施の形態としてのデータ送信制御装置は、ログ送信処理の使用可能帯域幅が設定されている場合に、送信対象となるログを収集して外部に送信する装置側での制御により、ネットワーク負荷を増大させることなく、大きな遅延なしにより多くのログを送信することができる。
その理由は、送信制御部が、バッファ蓄積情報とネットワーク負荷情報とに基づいて、使用可能帯域幅を超えて通信を行うか否かを判断し、判断結果に基づいて、次回の帯域幅および送信量を決定するからである。
これにより、本実施の形態としてのデータ送信制御装置は、バッファ蓄積量が増大している場合で、次回送信処理時のネットワークの負荷が高くないと予想されれば、使用可能帯域幅を超えて次回の送信処理で使用する帯域幅および送信量を多くすることにより、バッファ蓄積量を減らすことが可能となる。その結果、本実施の形態は、収集されてから送信されるまでに遅延が生じるログを減らすことができる。しかも、本実施の形態としてのデータ送信制御装置は、ネットワークの負荷が高い場合は、バッファ蓄積情報に関わらず、次回の送信処理で使用する帯域幅および送信量を少なくしてネットワークの混雑を抑制する。このように、本実施の形態は、ログ送信処理の使用可能帯域幅が設定されていても、ネットワーク負荷を増大させることなく、大きな遅延なしにより多くのログを送信することが可能である。
また、本発明の第2の実施の形態としてのデータ送信制御装置は、ネットワーク負荷状況およびバッファ蓄積状況をより精度良く判断して、ネットワーク負荷を増大させることなく、大きな遅延なしにより多くのログを送信することができる。
その理由は、バッファ蓄積情報生成部が、バッファ部に蓄積されたログがネットワークに送出される際にネットワークの負荷に与える影響を表すバッファ蓄積情報を生成し、ネットワーク負荷情報生成部が、前回までの送信処理における測定情報に基づいて次回の送信処理時におけるネットワークの負荷が高いか否かを表すネットワーク負荷情報を生成するからである。これにより、送信制御部は、次回の送信処理時のネットワーク負荷状況が混雑しているか否かをより精度良く判定することが可能となり、かつ、バッファ蓄積状況がネットワーク負荷に与える影響が大きいか否かをより精度良く判定することが可能となる。その結果、送信制御部は、使用可能帯域幅を超えた送信処理を行うか否かをより精度良く判断可能となるからである。
なお、本発明の実施の形態において、データ送信制御装置により送信対象とされるデータがログである例を中心に説明したが、本実施の形態は、その他のデータを送信対象とする場合にも適用可能である。
また、上述した本発明の各実施の形態において、データ送信制御装置は、データ送信制御動作(使用する帯域幅および送信量を決定する動作)を、外部へのデータ送信処理を実行する度に行ってもよいし、複数の送信処理に対して1回の送信制御動作を行ってもよい。例えば、送信処理の実行間隔が長い場合や、ネットワーク全体の負荷状況が頻繁に変化する環境では、各実施の形態のデータ送信制御装置は、データ送信処理を実行する度にデータ送信制御動作を行うことが望ましい。また、送信処理の実行間隔が短い場合や、ネットワーク全体の負荷状況があまり変化しない環境では、各実施の形態のデータ送信制御装置は、複数の送信処理に対して1回の送信制御動作を行ってもよい。
また、上述した本発明の各実施の形態において、各フローチャートを参照して説明したデータ送信制御装置の動作を、本発明のコンピュータ・プログラムとしてコンピュータ装置の記憶装置(記憶媒体)に格納しておき、係るコンピュータ・プログラムを当該CPUが読み出して実行するようにしてもよい。そして、このような場合において、本発明は、係るコンピュータ・プログラムのコードあるいは記憶媒体によって構成される。
また、上述した各実施の形態は、適宜組み合わせて実施されることが可能である。
また、本発明は、上述した各実施の形態に限定されず、様々な態様で実施されることが可能である。
また、上述した各実施の形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
(付記1)
送信対象となるデータを収集するデータ収集部と、
前記データ収集部によって収集されたデータを蓄積するバッファ部と、
前記バッファ部に蓄積されたデータを、ネットワークを介して外部に送信するデータ送信部と、
前記バッファ部に蓄積されたデータの蓄積量に関するバッファ蓄積情報を生成するバッファ蓄積情報生成部と、
前記ネットワークの負荷に関するネットワーク負荷情報を生成するネットワーク負荷情報生成部と、
前記バッファ蓄積情報および前記ネットワーク負荷情報に基づいて、前記データ送信部により使用される帯域幅およびデータの送信量を制御する送信制御部と、
を備えたデータ送信制御装置。
(付記2)
前記送信制御部は、前記バッファ蓄積情報および前記ネットワーク負荷情報に基づいて、前記データ送信部にあらかじめ定められた使用可能帯域幅を超えてデータ送信を行うか否かを判断し、判断結果に基づいて前記帯域幅および前記送信量を制御することを特徴とする付記1に記載のデータ送信制御装置。
(付記3)
前記送信制御部は、前記ネットワーク負荷情報が所定の混雑条件を満たすか否か、および、前記バッファ蓄積情報が所定の蓄積過剰条件を満たすか否かに基づいて、前記帯域幅および前記送信量を制御することを特徴とする付記1または付記2に記載のデータ送信制御装置。
(付記4)
前記送信制御部は、前記ネットワーク負荷情報が所定の混雑条件を満たさず、前記バッファ蓄積情報が所定の蓄積過剰条件を満たすとき、前記使用可能帯域幅を超える帯域幅を決定し、決定した帯域幅に基づき前記送信量を制御することを特徴とする付記3に記載のデータ送信制御装置。
(付記5)
前記送信制御部は、前記ネットワーク負荷情報が所定の混雑条件を満たさず、前記バッファ蓄積情報が所定の蓄積過剰条件を満たさないとき、前記使用可能帯域幅を超えない帯域幅を決定し、決定した帯域幅に基づき前記送信量を制御することを特徴とする付記3または付記4に記載のデータ送信制御装置。
(付記6)
前記送信制御部は、前記ネットワーク負荷情報が所定の混雑条件を満たすとき、前記使用可能帯域幅を超えない帯域幅であって現時点より小さい帯域幅を決定し、決定した帯域幅に基づき前記送信量を制御することを特徴とする付記3から付記5のいずれか1つに記載のデータ送信制御装置。
(付記7)
前記バッファ蓄積情報生成部は、前記バッファ蓄積情報として、前記バッファ部におけるデータの蓄積量の変化率を表すバッファ蓄積率に基づく情報を生成することを特徴とする付記1から付記6のいずれか1つに記載のデータ送信制御装置。
(付記8)
前記バッファ蓄積情報生成部は、前記バッファ蓄積情報として、前記バッファ部に蓄積されたデータが送出されることによるネットワークの負荷に対する影響を表す情報を、前記バッファ蓄積率の変動に基づいて生成することを特徴とする付記7に記載のデータ送信制御装置。
(付記9)
前記ネットワーク負荷情報生成部は、前記ネットワーク負荷情報として、前記データ送信部による送信処理に関して測定される測定情報に基づく情報を生成することを特徴とする付記1から付記8のいずれか1つに記載のデータ送信制御装置。
(付記10)
前記ネットワーク負荷情報生成部は、前記ネットワーク負荷情報として、前記データ送信部による次回のデータ送信時において前記ネットワークが混雑しているか否かを表す情報を、前記測定情報の変動に基づいて生成することと特徴とする付記9に記載のデータ送信制御装置。
(付記11)
前記ネットワーク負荷情報生成部は、前記測定情報として、前記データ送信部による送信処理におけるラウンドトリップタイムを測定することを特徴とする付記9または付記10に記載のデータ送信制御装置。
(付記12)
前記ネットワーク負荷情報生成部は、前記測定情報として、前記データ送信部により単位時間あたりに送信完了したデータ量を測定することを特徴とする付記9または付記10に記載のデータ送信制御装置。
(付記13)
送信対象となるデータを収集してバッファ部に蓄積し、
前記バッファ部に蓄積されたデータの蓄積量に関するバッファ蓄積情報を生成し、
ネットワークの負荷に関するネットワーク負荷情報を生成し、
前記ネットワークを介して前記バッファ部に蓄積されたデータを外部に送信する際に、前記バッファ蓄積情報および前記ネットワーク負荷情報に基づいて、送信処理に使用される帯域幅およびデータの送信量を制御する、データ送信制御方法。
(付記14)
送信対象となるデータを収集してバッファ部に蓄積するデータ収集ステップと、
前記バッファ部に蓄積されたデータの蓄積量に関するバッファ蓄積情報を生成するデータ蓄積情報生成ステップと、
ネットワークの負荷に関するネットワーク負荷情報を生成するネットワーク負荷情報生成ステップと、
前記ネットワークを介して前記バッファ部に蓄積されたデータを外部に送信する際に、前記バッファ蓄積情報および前記ネットワーク負荷情報に基づいて、送信処理に使用される帯域幅およびデータの送信量を制御する送信制御ステップと、
をコンピュータ装置に実行させるコンピュータ・プログラム。
1、2 データ送信制御装置
11、21 データ収集部
12 バッファ部
13 データ送信部
14、24 バッファ蓄積情報生成部
15、25 ネットワーク負荷情報生成部
16、26 送信制御部
90 外部装置
91 ログ収集装置

Claims (10)

  1. 送信対象となるデータを収集するデータ収集部と、
    前記データ収集部によって収集されたデータを蓄積するバッファ部と、
    前記バッファ部に蓄積されたデータを、ネットワークを介して外部に送信するデータ送信部と、
    前記バッファ部に蓄積されたデータの蓄積量に関するバッファ蓄積情報を生成するバッファ蓄積情報生成部と、
    前記ネットワークの負荷に関するネットワーク負荷情報を生成するネットワーク負荷情報生成部と、
    前記バッファ蓄積情報および前記ネットワーク負荷情報に基づいて、前記データ送信部により使用される帯域幅およびデータの送信量を制御する送信制御部と、
    を備えたデータ送信制御装置。
  2. 前記送信制御部は、前記バッファ蓄積情報および前記ネットワーク負荷情報に基づいて、前記データ送信部にあらかじめ定められた使用可能帯域幅を超えてデータ送信を行うか否かを判断し、判断結果に基づいて前記帯域幅および前記送信量を制御することを特徴とする請求項1に記載のデータ送信制御装置。
  3. 前記送信制御部は、前記ネットワーク負荷情報が所定の混雑条件を満たすか否か、および、前記バッファ蓄積情報が所定の蓄積過剰条件を満たすか否かに基づいて、前記帯域幅および前記送信量を制御することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のデータ送信制御装置。
  4. 前記送信制御部は、前記ネットワーク負荷情報が所定の混雑条件を満たさず、前記バッファ蓄積情報が所定の蓄積過剰条件を満たすとき、前記使用可能帯域幅を超える帯域幅を決定し、決定した帯域幅に基づき前記送信量を制御することを特徴とする請求項3に記載のデータ送信制御装置。
  5. 前記バッファ蓄積情報生成部は、前記バッファ蓄積情報として、前記バッファ部におけるデータの蓄積量の変化率を表すバッファ蓄積率に基づく情報を生成することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のデータ送信制御装置。
  6. 前記バッファ蓄積情報生成部は、前記バッファ蓄積情報として、前記バッファ部に蓄積されたデータが送出されることによるネットワークの負荷に対する影響を表す情報を、前記バッファ蓄積率の変動に基づいて生成することを特徴とする請求項5に記載のデータ送信制御装置。
  7. 前記ネットワーク負荷情報生成部は、前記ネットワーク負荷情報として、前記データ送信部による送信処理に関して測定される測定情報に基づく情報を生成することを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のデータ送信制御装置。
  8. 前記ネットワーク負荷情報生成部は、前記ネットワーク負荷情報として、前記データ送信部による次回のデータ送信時において前記ネットワークが混雑しているか否かを表す情報を、前記測定情報の変動に基づいて生成することと特徴とする請求項7に記載のデータ送信制御装置。
  9. 送信対象となるデータを収集してバッファ部に蓄積し、
    前記バッファ部に蓄積されたデータの蓄積量に関するバッファ蓄積情報を生成し、
    ネットワークの負荷に関するネットワーク負荷情報を生成し、
    前記ネットワークを介して前記バッファ部に蓄積されたデータを外部に送信する際に、前記バッファ蓄積情報および前記ネットワーク負荷情報に基づいて、送信処理に使用される帯域幅およびデータの送信量を制御する、データ送信制御方法。
  10. 送信対象となるデータを収集してバッファ部に蓄積するデータ収集ステップと、
    前記バッファ部に蓄積されたデータの蓄積量に関するバッファ蓄積情報を生成するデータ蓄積情報生成ステップと、
    ネットワークの負荷に関するネットワーク負荷情報を生成するネットワーク負荷情報生成ステップと、
    前記ネットワークを介して前記バッファ部に蓄積されたデータを外部に送信する際に、前記バッファ蓄積情報および前記ネットワーク負荷情報に基づいて、送信処理に使用される帯域幅およびデータの送信量を制御する送信制御ステップと、
    をコンピュータ装置に実行させるコンピュータ・プログラム。
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