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JP2014110401A - ペーストバンプの形成方法 - Google Patents

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JP2014110401A JP2012265598A JP2012265598A JP2014110401A JP 2014110401 A JP2014110401 A JP 2014110401A JP 2012265598 A JP2012265598 A JP 2012265598A JP 2012265598 A JP2012265598 A JP 2012265598A JP 2014110401 A JP2014110401 A JP 2014110401A
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Kazuyoshi Togashi
和義 富樫
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Abstract

【課題】より小径でより高さの高いペーストバンプを形成すること。
【解決手段】第1の主面と該第1の主面に対向する第2の主面とを有し、第1の主面から第2の主面に貫通して、該第1の主面における径がより大で該第2の主面における径がより小であるピットが複数穿設されたスクリーン版を用意する工程と、スクリーン版の第1の主面上に導電性組成物であるペーストを投入する工程と、ペーストが投入されたスクリーン版の第2の主面の側が印圧を伴って線状に被印刷物に接するように、該スクリーン版の第1の主面の側にスキージを当接する工程と、スクリーン版の被印刷物と印圧を伴って接する線状の位置が進行するように、スクリーン版の第1の主面に対するスキージの当接位置を移動させる工程とを具備する。
【選択図】図1

Description

本発明は、配線板を製造するために必要な、ペースト状の導電性組成物をバンプ形状に形成するペーストバンプの形成方法に関する。
微細な構造物を物体面上に形成するためスクリーン印刷を活用する技術が種々の場面で用いられている。スクリーン印刷を用いて、配線パターン上または金属箔上に、ペースト状の導電性組成物をバンプ形状に付着させることができる(以下、付着で形成されたバンプをペーストバンプという)。かかるペーストバンプは先細であり、その乾燥後に、半硬化状態の絶縁板(プリプレグ)を貫通させ、配線板の層間接続導体として部材化することができる。この層間接続導体は、微細化や縦横両方向の高密度配置化に適しており、配線板に利用して部品の高密度実装に寄与できる。
配線板への部品の高密度実装のニーズは今後さらに進むと考えられる。そこで、ペーストバンプとしてこれに対応するには、その高さに比して小径の形状に形成することが一層必要になると考えられる。小径に形成するには、一般に、スクリーン版のピット径を小径化しこれにより印刷すればよいが、仮に版の厚みを維持してピット径を小径加工するのは、精度の点で例えばレーザ加工でも難しくなる。精度について仮に克服できたとしても、あるいは精度が仮に粗で足りるとしても、ピット内を通るペーストの移動性が悪くなり過度の場合は詰まるため配線板の製造に適用してその効率を損ねる。
そこで、版の厚みを薄くすることが考えられるが、そうすると原理的に、複数回の重ね印刷を行っても、版の厚み以上の高さのペーストバンプを形成することができなくなる可能性が高い。また薄い版であると、強度の点で長時間使用の耐久性も劣化する。
特開2004−6577号公報
本発明は、より小径でより高さの高いペーストバンプを形成することができるペーストバンプの形成方法を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明の一態様であるペーストバンプの形成方法は、第1の主面と該第1の主面に対向する第2の主面とを有し、前記第1の主面から前記第2の主面に貫通して、該第1の主面における径がより大で該第2の主面における径がより小であるピットが複数穿設されたスクリーン版を用意する工程と、前記スクリーン版の前記第1の主面上に導電性組成物であるペーストを投入する工程と、前記ペーストが投入された前記スクリーン版の前記第2の主面の側が印圧を伴って線状に被印刷物に接するように、該スクリーン版の前記第1の主面の側にスキージを当接する工程と、前記スクリーン版の前記被印刷物と印圧を伴って接する線状の位置が進行するように、前記スクリーン版の前記第1の主面に対する前記スキージの当接位置を移動させる工程とを具備する。
すなわち、この形成方法では、スクリーン版として、第1の主面における径がより大で第2の主面における径がより小であるピットが複数穿設されたスクリーン版を用いる。そして、このスクリーン版の第2の主面側が被印刷物に印圧されるようにしてスクリーン印刷を行う。このようにすれば、形成されるバンプの径は第2の主面におけるピット径に従って小径化され、一方で、ピットはその小径部分を第1の主面まで保っていない断面形状になるのでペーストの通りがよくなり目詰まりが大きく改善される。目詰まりが改善されれば、そのためにスクリーン版を薄くする必要もなくなるので、たとえ複数回の重ね印刷を行ってもスキージに擦り切られてバンプが高く形成できないという事情も解消する。
本発明によれば、より小径でより高さの高いペーストバンプを形成することができる。
本発明の一態様であるペーストバンプの形成方法を示す態様図。 図1中に示したスクリーン版20についてその構成例を示す平面図。 図1中に示したスクリーン版20に穿設されたピットについて、その縦断面形状の一例を示す縦断面図。 図3に示したピットについてその形成過程を示す工程図。 図1中に示したスクリーン版20に穿設されたピットについて、その形成過程の別の例を示す工程図。 図1中に示したスクリーン版20に代えて使用できるスクリーン版201について、その穿設されたピットの縦断面形状の一例を示す縦断面図。 図6に示したピットについてその形成過程を示す工程図。 図6中に示したスクリーン版201に穿設されたピットについて、その形成過程の別の例を示す工程図。 図1中に示したスクリーン版20に代えて使用できるスクリーン版202について、その穿設されたピットの縦断面形状の一例を示す縦断面図。 図9に示したピットについてその形成過程を示す工程図。
本発明の実施態様として、前記スクリーン版が、前記ピットの前記第2の主面における直径の寸法以上の寸法の厚さを有しているスクリーン版である、とすることができる。これは、形成されるべきペーストバンプの各部の寸法に鑑みた結果によるものである。すなわち、形成されるべきペーストバンプの底面径はスクリーン版の第2の主面における直径に従う一方、必要とされるペーストバンプの高さは、配線板に適用する場合のその仕様として、底面径に比して比較できる程度以上の高さが求められると考えられている。そこで、そのような形成高さに対してもスキージが確実に当たらないようにするため、上記のようなスクリーン版の厚さとしたものである。
また、実施態様として、前記スクリーン版が、厚み方向にひとつの材料のみで作られているスクリーン版である、とすることができる。スクリーン版を厚み方向に見てひとつの材料のみで作れば、その単純な構成に起因して耐久性などの点で有利であると考えられる。
また、実施態様として、前記スクリーン版が、厚み方向に2層構造で、それぞれの層がおのおの異なるひとつの材料のみで作られているスクリーン版である、とすることができる。スクリーン版としてその厚さ方向に見て2層構造で作った場合は、それらの加工性の違いを利用して、第1の主面におけるピットの径と第2の主面の側のピットの径とをより自在に設定するように構成できると考えられる。
また、実施態様として、前記スクリーン版の前記ピットが、その縦断面形状として、前記第1の主面の側が長径で折半された半楕円状の図形を有し、前記第2の主面の側が等脚台形状の図形を有し、該半楕円状の図形の長径相当部分が前記第1の主面内に含まれるように該半楕円状の図形が位置し、該等脚台形状の図形の上底相当部分または下底相当部分が前記第2の主面内に含まれるように該等脚台形状の図形が位置し、該半楕円状の図形と該等脚台形状の図形とが前記スクリーン版の厚み方向に並び結合した縦断面形状を有するピットである、とすることができる。
この態様は、第1の主面における径がより大で第2の主面における径がより小であるピットを設けたスクリーン版を実現するひとつの態様である。このような縦断面形状のピットは、例えば、第1の主面の側から厚みの途中までのエッチング加工を行い、そのあとエッチングされた底面の側からまたは第2の主面の側からレーザ加工で貫通孔をあけることで形成できる。周知の加工方法を組み合わせて用い容易かつ効率的に所望のピットを有するスクリーン版が得られる。
また、実施態様として、前記スクリーン版の前記ピットのうちいずれかが、前記半楕円状の図形のひとつに対して前記等脚台形状の図形がふたつ以上存在して結合している縦断面形状を有する、とすることができる。これは、ピットの配置密度によっては、起こり得る態様である。ピットの配置は、個別の配線板のレイアウト設計仕様によって決まる。局所的にピット配置密度が高い領域では、第1の主面側の半楕円状の図形が第2の主面側の等脚台形状の図形の複数と結合する。ピット配置密度が高い領域でも、より小径でより高さの高いペーストバンプを形成できる効果が維持できる。
また、実施態様として、前記スクリーン版の前記第1の主面側の層である第1の層の材料が金属であり、前記第2の主面側の層である第2の層の材料が樹脂または前記金属とは異なる金属である、とすることができる。第1の層を金属とすれば、例えば周知のエッチング加工を適用することで第1の主面においてより大の径を有するピットを容易に形成できる。このとき、第2の層である金属または樹脂はエッチングストッパ層として機能する。一方、第2の層を樹脂とすれば、例えば周知のレーザ加工を適用することで第2の主面においてより小さい径を有するピットを容易に形成できる。樹脂をレーザ加工する場合、熱応力の残留がほぼない加工ができ、金属の場合に起こり得る版の局所的な変形を防止できる利点もある。
また、実施態様として、前記スクリーン版の前記ピットが、その縦断面形状として、前記第1の層の側においては該第1の層を前記第1の面の側から領域選択的にエッチングして形成された凹部に由来する曲線含有形状の図形を有し、前記第2の層の側においては等脚台形状の図形を有し、該等脚台形状の図形の上底相当部分または下底相当部分が前記第2の主面内に含まれるように該等脚台形状の図形が位置し、該曲線含有形状の図形と該等脚台形状の図形とが前記スクリーン版の厚み方向に並び結合した縦断面形状を有するピットである、とすることができる。
この態様は、第1の主面における径がより大で第2の主面における径がより小であるピットを設けたスクリーン版を実現する別の態様である。このような縦断面形状のピットは、加工前の第1の層と第2の層とが積層された部材に対して、例えば、第1の主面の側から第1の層のエッチング加工を行い、そのあとエッチングされた底面の側からまたは第2の主面の側からレーザ加工で第2の層に穴をあけることで形成できる。周知の加工方法を組み合わせて用い容易かつ効率的に所望のピットを有するスクリーン版が得られる。
また、実施態様として、前記スクリーン版の前記ピットのうちいずれかが、前記曲線含有形状の図形のひとつに対して前記等脚台形状の図形がふたつ以上存在して結合している縦断面形状を有する、とすることができる。これも、ピットの配置密度によっては、起こり得る態様である。ピットの配置は、個別の配線板のレイアウト設計仕様によって決まる。局所的にピット配置密度が高い領域では、第1の主面側の曲線具有形状の図形が第2の主面側の等脚台形状の図形の複数と結合する。ピット配置密度が高い領域でも、より小径でより高さの高いペーストバンプを形成できる効果が維持できる。
また、実施態様として、前記スクリーン版の前記第1の主面側の層である第1の層の材料が金属であり、前記第2の主面側の層である第2の層の材料が樹脂であり、前記スクリーン版の前記ピットが、その縦断面形状として、前記第2の層の側においては等脚台形状の図形を有し、該等脚台形状の図形の下底相当部分が前記第2の主面内に含まれるように該等脚台形状の図形が位置し、前記第1の層の側においては該等脚台形状の図形に相当する前記第2の層を貫通する穴を介して該第1の層を前記第2の層の側からエッチングして形成された凹部に由来する曲線含有形状の図形を有し、該曲線含有形状の図形と該等脚台形状の図形とが前記スクリーン版の厚み方向に並び結合した縦断面形状を有するピットである、とすることができる。
この態様は、第1の主面における径がより大で第2の主面における径がより小であるピットを設けたスクリーン版を実現するさらに別の態様である。このような縦断面形状のピットは、加工前の第1の層と第2の層とが積層されたスクリーン版素材に対して、例えば、第2の主面の側から第2の層をレーザ加工し、そのあとレーザ加工で露出した第1の層に対して第2の層の側からエッチング加工を行うことで形成できる。
この態様は、周知の加工方法を組み合わせて用い容易かつ効率的に所望のピットを有するスクリーン版が得られるものであるが、さらに次のような利点もある。すなわち、第1の層のエッチングが第2の層に形成されたレーザ加工穴を介して行われるので、第1の層、第2の層での形成される穴の位置ずれが原理的に発生しない。したがって、それらの穴が連続してピットが構成されるため、各ピットとしてその断面形状を所望に制御しやすい。
以上を踏まえ、以下では本発明の実施形態を図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の一態様であるペーストバンプの形成方法を示す態様図である。この形成方法は、スクリーン版20を用い、その穿設された複数のピット20a、20b、…(以下、まとめて「ピット20a等」という)を介して導電性組成物のペースト30を被印刷物40上に転写してペーストバンプ50を形成しようとするものである。スクリーン版20は、スキージ10により押し下げられていない状態では、スクリーン版張持部21、22で張持されていることにより、被印刷物40から例えば1mmから3mm程度離間している。
ピット20a等は、スクリーン版20のスキージ10に当たる面(第1の主面)における径がより大で、スクリーン版20の被印刷物40に当たる面(第2の主面)における径がより小に形成されている。ピット20a等のより詳細な縦断面形状については、図3以降を参照して改めて述べる。ピット20a等は、言うまでもなくペースト30を第1の主面上から第2の主面の側に向けて通過させさらに被印刷物40上に吐出、付着させるための貫通孔である。参考まで図2は、図1中に示したスクリーン版20についてその構成例を示す平面図で示している。ピット20a等は、生産される配線板としてのレイアウトに従った配置にされている。
図1に示すように、スクリーン版20は、その第2の主面の側が被印刷物40に対向するように配置され、そしてスクリーン版20の第1の主面上にはペースト30が投入される。続いて、ペースト30が投入されたスクリーン版20の第2の主面の側が印圧を伴って線状に被印刷物40に接するように、スクリーン版20の第1の主面の側にスキージ10が当接される。さらに、スクリーン版20の、被印刷物40と印圧を伴って接する線状の位置が進行するように、スクリーン版20の第1の主面に対するスキージ10の当接位置を移動させる(図示で右から左方向)。
なお、図1は、いわゆるオフコンタクト印刷の場合を図示しているが、コンタクト印刷でスクリーン版20を使用することもできる。その場合には、まず、スクリーン版20が、その第2の主面の側が被印刷物40の全表面と接するように配置される。そして、スクリーン版20の第1の主面上にペースト30が投入され、ペースト30が投入されたスクリーン版20の第2の主面の側が被印刷物40に線状に印圧されるように、スクリーン版20の第1の主面の側にスキージ10が当接される。続いて、スクリーン版20の、被印刷物40との印圧を伴った線状の位置が進行するように、スクリーン版20の第1の主面に対するスキージ10の当接位置を移動させる。その後、被印刷物40の面に直交する方向にスクリーン版20を被印刷物40から隔離する。
以上の各工程により、被印刷物40上には、ペースト30の転写によりペーストバンプ50が先細の形状で形成される。このようなスクリーン印刷では、形成されるペーストバンプ50の径(底面径、以下同)は、ピット20a等の第2の主面における径に従って小径化される。一方で、ピット20a等は、その第2の主面における小さな径に対し第1の主面で相対的に大きな径にされた断面形状を有しており、それゆえにペースト30の通りがよくなり目詰まりが大きく改善されている。
すなわち、小径のままで第2の主面から第1の主面まで貫通してピット20a等が形成されている場合は、ペースト30の、ピット20a等の内壁面との付着作用の影響が大きく、ピット20a等内の容積を増大させても(すなわち、たとえ版20の厚みを増大させても)転写量増大をもたらさないだけでなく、過度の場合は目詰まりを起こす。この実施形態では、版20の厚みを特に薄くすることなくペースト30がピット20a等内を通過するときの、その内壁面との付着作用の影響を軽減させている。
上記のように目詰まりが改善されれば、その対策のためにスクリーン版20を薄く構成する必要がない。スクリーン版20を薄く構成する必要がなくなれば、ペーストバンプ50の形成高さをより高くするため複数回の重ね印刷を行う場合にも都合がよい。すなわち、複数回の重ね印刷を行っても、ペーストバンプ50の頭部がスキージ10に擦り切られてしまうような状態は生じない。ペーストバンプ50の径に比してその高さを高く形成することは、部品を高密度に実装するための配線板に適用する層間接続導体としての要求事項である。本実施形態によれば、より小径でより高さの高いペーストバンプ50を形成することができる。
以上の説明を、配線板の製造工程の一部であるスクリーン印刷という点を加味して、以下補足する。図1において導電性組成物のペースト30は、例えば熱硬化性のペースト状樹脂の中に微細な金属粒(銀、金、銅、はんだなど)を分散させ、加えて揮発性の溶剤を混合させて調製したものである。これ自体は周知である。
ペースト30を材料とするペーストバンプ50として微細化がなされる場合、その低抵抗性を保つためには、金属粒の含有率を上げる必要がある。すなわち、ペーストバンプ50の縦方向の電気抵抗は断面積(横方向の寸法の自乗)に反比例し高さに比例するため、単純なスケールダウンを行うと断面積減の影響が大きく抵抗が増大する。これを対策するためペースト30として金属粒を高含有率にすると、その粘度が増大してピット20a等内で目詰まりしやすくなる。このような不都合な事情に対しても本実施形態は大きな効果を有している。
なお、図1において被印刷物40は、例えば金属箔(銅箔)またはパターン形成された配線を具有している絶縁板であり、ペーストバンプ50の形成時には、不図示の印刷台の上にセットされる。後者の、パターン形成された配線を具有している絶縁板の場合には、電気的接続のため配線パターン上にペーストバンプ50が形成される。また、後者の場合、絶縁板自体がすでに多層配線基板としての必要部分構成(複数の絶縁層や内層配線層のほか層間接続導体など)を有している場合もあり得る。
ペーストバンプ50は、その形成高さをより高くするため複数回の重ね印刷により形成され得る点をすでに説明したが、この場合には、1回の印刷ごとに乾燥工程(便宜上、仮乾燥工程という)を行って、次回のペースト30の印刷に備える。このようにすれば、印刷されたペースト30が崩れることなく積み重なって、所望の高さのペーストバンプ50を形成できる。
所望の高さのペーストバンプ50が被印刷物40上に形成されたあとは、これを例えば百数十℃で乾燥させ(これを便宜上、本乾燥工程という)塑性変形可能な程度に硬化する。乾燥後の被印刷物40に対しては、半硬化状態の絶縁板(プリプレグ)が積層プレスされ、このプリプレグに乾燥後ペーストバンプが貫通される。
プリプレグに乾燥後ペーストバンプが貫通されたら、そのペーストバンプの頭部に対向して、例えば金属箔(銅箔)またはパターン形成された配線を具有している絶縁板の配線の側が向けられて積層配置される。そして、全体を加熱かつプレスしてプリプレグを硬化させ一体化する。このとき、乾燥後ペーストバンプの頭部が塑性変形しその対向された導体部位と電気的な接続状態を確立する。これにより層間接続導体としての構造ができあがる。
次に、図3は、図1中に示したスクリーン版20に穿設されたピットについて、その縦断面形状の一例を示す縦断面図である。図3中に示す各部の寸法のうち特に重要なものは、スクリーン版20の厚さt、スクリーン版20の第1の主面におけるピット径d1、第2の主面におけるピット径d2の3つである。
順不同で説明すると、被印刷物側のピット径d2は、形成すべきペーストバンプの径をほぼそのまま規定することになる重要性を有している。上記説明の実施形態では、小径のペーストバンプを形成するため、ピット径d2として、具体的に100μm以下、例えば30μmまでを想定する。
次に、スクリーン版20の厚さtは、形成すべきペーストバンプの高さに対して余裕のある厚さにする。形成すべきペーストバンプの高さは、配線板に適用する場合のその仕様として、底面径に比して比較できる程度以上の高さが求められる。そこで、そのような形成高さに対してもスキージが確実に当たらないようにする必要がある。このため、厚さtは、ピット径d2以上の寸法を想定する。このようにすれば、ペーストバンプの形成高さをより高くするため複数回の重ね印刷を行っても、ペーストバンプの頭部がスキージに擦り切られてしまうような状態を避けることができる。
次に、スキージ側のピット径d1は、印刷時のペーストの通りをよくするために、被印刷物側のピット径d2に比して具体的に例えば少なくとも2倍程度以上の大きな径にする。さらに具体的には、ペーストの通りという観点から、実験的に求めることができる。ただし、印刷時のペーストの通りには、図示のような断面形状の場合、上側の半楕円状の断面図形に相当する版の厚さt1(なおt1が決まればt2はt−t1で決まる)もかかわっていると考えられる。d1とt1とは、上側の半楕円状の断面図形に相当するくぼみ(以下説明する除去部WP)を形成する上では互いに関連した寸法である。なお、ピット径d1、d2は、より一般的にその平面形状が円でない場合は、同じ面積を有する円の径として定義することができる。
次に、図4は、図3に示したピットについてその形成過程を示す工程図である。まず、図4(a)に示すように、スクリーン版素材20Aを用意して、その第1の主面上に所定パターンのレジストマスクRMを形成する。スクリーン版素材20Aの材質は、例えば各種の金属(ステンレス、ニッケル、銅、鉄、真鍮、アルミニウムなど)とすることができる。レジストマスクRMは、ピットを形成すべき位置に相当してパターン化し、その抜けた部分の径は、形成すべきスキージ側のピット径d1と同じかやや小さい程度にする。
レジストマスクRMを形成したら、図4(a)に示すように、これをマスクに、スクリーン版素材20Aの厚みの中間までスクリーン版素材20Aを所定の薬液でウエットエッチングし、ウエットプロセスによる除去部WPを形成する。このウエットプロセスの時間を調整することで、d1やt1(つまりt2)は微調整できる。除去部WPを形成したら、レジストマスクRMを除去する。
次に、図4(b)に示すように、スクリーン版素材20Aの第2の主面の側から除去部WPに向けて(または除去部WPの底面の側から第2の主面に向けてでもよい)レーザ加工を行い、レーザプロセスによる除去部LPにより、スクリーン版素材20Aの両主面間を貫通させる。このレーザ加工は、厚み方向に薄い寸法で済むため、より精度の高い加工が可能である。なお、スクリーン版素材20Aがレーザ加工にあまり適さない材質(例えばアルミニウムなど)の場合には、このレーザ加工に代えてウエットエッチングを用いるようにしてもよい。以上により、図3に示したような断面図形を有するピットを形成することができる。
このピットは、その縦断面形状として、第1の主面の側が、長径で折半された半楕円状の図形を有し、第2の主面の側が等脚台形状の図形を有する。ここで、半楕円状の図形の長径相当部分が第1の主面内に含まれるように半楕円状の図形が位置し、等脚台形状の図形の上底相当部分または下底相当部分が第2の主面内に含まれるように等脚台形状の図形が位置している。そして、半楕円状の図形と等脚台形状の図形とがスクリーン版20の厚み方向に並び結合した縦断面形状を有するピットである。
上記においてレーザ加工で形成される部分は等脚台形状の断面形状になっている(つまり例えばd2>d3)。このように等脚台形状の断面形状になるのは、レーザスポットのエネルギー密度がその中心で周縁より高いことにより、レーザ光を照射する側の径がその底部の径よりも多少大きく形成されるというレーザ加工特有の事情による。ここで、等脚台形の上底とは、平行辺のうちの短い側の辺であり、下底とは平行辺のうちの長い側の辺である。レーザ加工は、ドリル加工より小径の加工が可能であり、上記のような小径d2を有するピットの形成に適している。
スクリーン版20として実際に以下のものを試作した。スクリーン版20の材質をステンレス鋼、厚さt=100μm、スキージ側の径d1=200μm、被印刷物側の径d2=100μm、上側の半楕円状の断面図形に相当する版の厚さt1=50μm(つまりt2=50μm)とした。比較例としては、同じ材質、同じ厚さで、ピットの縦断面形状が矩形状であるd1=d2=100μmのスクリーン版を用意した。
ペーストバンプの形成において、4回の重ね印刷を行った場合に、試作例では比較例に比べてその形成高さとして8.6%の改善が得られた。また、版詰まりの発生確率として、試作例は比較例に比べて1/4程度に減少した。したがって、このスクリーン版20によれば、より小径でより高さの高いペーストバンプを高効率に形成できることが確かめられた。
図3に示したスクリーン版20について補足すると以下である。まず、図示したように厚み方向にひとつの材料のみのものを使用すると、その単純な構成に起因して耐久性などの点で有利である。また、このような縦断面形状のピットは、説明したように、第1の主面の側から厚みの途中までのエッチング加工を行い、そのあとエッチングされた底面の側からまたは第2の主面の側からレーザ加工で貫通孔をあけることで形成できる。よって、周知の加工方法を組み合わせて用い容易かつ効率的に所望のピットを有するスクリーン版を製造できる。
次に、図5は、図1中に示したスクリーン版20に穿設されたピットについて、その形成過程の別の例を示す工程図である。図5において、すでに説明した図中に示したものと同一または同一相当のものには同一符号を付してある。その説明は省略する。
スクリーン版20のピットのうちいずれかは、図5に示す工程により、図5(b)に示すような断面形状を有するように形成されてもよい。つまり、図5(b)に示すように、半楕円状の図形のひとつに対して等脚台形状の図形がふたつ以上存在して結合している縦断面形状のピットであってもよい。
これは、ピットの配置密度によっては、起こり得る態様である。ピットの配置は、個別の配線板のレイアウト設計仕様によって決まる。局所的にピット配置密度が高い領域では、第1の主面側の半楕円状の図形が折り重なりつながって面積大となり、これが第2の主面側の等脚台形状の図形の複数と結合する。これにより、ピット配置密度が高い領域であっても、より小径でより高さの高いペーストバンプを形成できる効果が維持できる。
次に、図6は、図1中に示したスクリーン版20に代えて使用できるスクリーン版201について、その穿設されたピットの縦断面形状の一例を示す縦断面図である。図6中に示す各部の寸法の定義については図3での説明に準じる。図3に示したスクリーン版20との違いは、このスクリーン版201が、厚み方向に2層構造で、それぞれの層がおのおの異なるひとつの材料のみで作られていることである。
図示するように、スクリーン版201としてその厚さ方向に見て、上層部201a、下層部201bを有する2層構造で作った場合は、それらの加工性の違いを利用して、第1の主面におけるピットの径d1と第2の主面の側のピットの径d2とをより自在に設定するように構成できる。当然ながらt1、t2の比率についても、より自在である。
図7は、図6に示したピットについてその形成過程を示す工程図である。まず、図7(a)に示すように、2層構造のスクリーン版素材201Aを用意して、その第1の主面上に所定パターンのレジストマスクRMを形成する。第1の主面側の層である上層部201aの材質は、例えば各種の金属(ステンレス、ニッケル、銅、鉄、真鍮、アルミニウムなど)とすることができる。レジストマスクRMは、ピットを形成すべき位置に相当してパターン化し、その抜けた部分の径は、形成すべきスキージ側のピット径d1よりやや小さい程度にしておく。
レジストマスクRMを形成したら、図7(a)に示すように、これをマスクに、上層部201aを所定の薬液でウエットエッチングし、ウエットプロセスによる除去部WPを形成する。このとき、下層部素材201bAはエッチングストッパ層として機能する。そしてウエットプロセスの時間を調整することでd1を微調整できる。なお、除去部WPの深さ方向の寸法については、この場合上層部201aの厚さt1そのものになるので、その厚さt1の設定によりあらかじめ決めておくことができる。除去部WPを形成したら、レジストマスクRMを除去する。
次に、図7(b)に示すように、除去部WPの底面の側から第2の主面に向けて(または第2の主面の側から除去部WPに向けてでもよい)下層部素材201bAのレーザ加工を行い、レーザプロセスによる除去部LPを形成して、スクリーン版素材201Aの両主面間を貫通させる。下層部素材201bAの材質としては、上層部201aの金属とは異なる金属、または各種の樹脂(例えばエポキシ樹脂など)とすることができる。
下層部素材201bAのレーザ加工は、厚み方向に薄い寸法で済むため、精度の高い加工が可能である。また、下層部素材201bAには樹脂も使用し得るので、その場合には一層高精度で容易な加工工程になる。樹脂をレーザ加工する場合、熱応力の残留がほぼない加工ができ、金属の場合に起こり得る版の局所的な変形を防止できる利点がある。下層部素材201bAが金属の場合には、レーザ加工に代えてウエットエッチングを用いるようにしてもよい。以上により、図6に示したような断面図形を有するピットを形成することができる。
このピットは、その縦断面形状として、上層部201aの側においてはこの上層部201aを第1の面の側から領域選択的にエッチングして形成された凹部に由来する曲線含有形状の図形を有し、下層部201bの側においては等脚台形状の図形を有する。ここで、等脚台形状の図形の上底相当部分または下底相当部分が第2の主面内に含まれるように等脚台形状の図形が位置している。そして、曲線含有形状の図形と等脚台形状の図形とがスクリーン版201の厚み方向に並び結合した縦断面形状を有するピットである。
以上説明のように、この縦断面形状のピットは、加工前の上層と下層とが積層されたスクリーン版素材201Aに対して、第1の主面の側から上層のエッチング加工を行い、そのあとエッチングされた底面の側からまたは第2の主面の側から例えばレーザ加工で下層に穴をあけることで形成できる。よって、周知の加工方法を組み合わせて用い容易かつ効率的に所望のピットを有するスクリーン版を製造できる。
次に、図8は、図6中に示したスクリーン版201に穿設されたピットについて、その形成過程の別の例を示す工程図である。図8において、すでに説明した図中に示したものと同一または同一相当のものには同一符号を付してある。その説明は省略する。この工程によるピット形成は、図5での説明とほぼ同様の趣旨のものである。
すなわち、図6に示したスクリーン版201のピットのうちいずれかは、図8に示す工程により、図8(b)に示すような断面形状を有するように形成されてもよい。つまり、図8(b)に示すように、領域選択的にエッチングして形成された凹部に由来する曲線含有形状の図形のひとつに対して等脚台形状の図形がふたつ以上存在して結合している縦断面形状のピットになっていてもよい。これにより、ピット配置密度が高い領域であっても、より小径でより高さの高いペーストバンプを形成できる効果が維持できる。
次に、図9は、図1中に示したスクリーン版20に代えて使用できるスクリーン版202について、その穿設されたピットの縦断面形状の一例を示す縦断面図である。図9中に示す各部の寸法の定義については図3での説明に準じる。図3に示したスクリーン版20との違いは、このスクリーン版202が、厚み方向に上層部202a、下層部202bを有する2層構造で、それぞれの層がおのおの異なるひとつの材料のみで作られていることであり、さらに図6に示したスクリーン版201との違いは、上層部と下層部とにおけるピットを形成する加工の順序が逆になっていることである。
図10は、図9に示したピットについてその形成過程を示す工程図である。まず、図10(a)に示すように、2層構造のスクリーン版素材202Aを用意して、その下層部202bに対して第2の主面の側からレーザ加工を行い、レーザプロセスによる除去部LPを形成する。下層部202bは例えば樹脂であり、上層部素材202aAは例えば金属である。このような積層構成であれば、樹脂を加工でき金属を加工できない程度の弱いレーザを照射すれば、下層部202bにのみ除去部LPを形成できる。樹脂をレーザ加工しているので、熱応力の残留がほぼない加工ができ、金属の場合に起こり得る版の局所的な変形を防止できる。
次に、図10(b)に示すように、下層部202bに形成された除去部LPを利用して、レーザ加工で露出した上層部202aを所定の薬液でウエットエッチングし、ウエットプロセスによる除去部WPを形成する。このウエットプロセスの時間を調整することで径d1を微調整できる。なお、除去部WPの深さ方向の寸法については、この場合上層部201aの厚さt1そのものになるので、その厚さt1の設定によりあらかじめ決めておくことができる。ちなみに、図10(b)中に示すレジストマスクRMは、第1の主面の側に直接エッチング液が接触するのを防止するためウエットプロセスに先立ち第1の主面上全面に形成したものである。除去部WPを形成したら、レジストマスクRMを除去する。
この工程によるピット形成は、周知の加工方法を組み合わせて用い容易かつ効率的になされるが、さらに次のような利点もある。すなわち、上層部202aのエッチングが下層部202bに形成されたレーザ加工穴を介して行われるので、それらの穴の位置ずれが原理的に発生しない。したがって、それらの穴が連続してピットが構成されるため、各ピットとしてその断面形状を所望に制御しやすい。
このピットは、その縦断面形状として、下層部202bの側においては、等脚台形状の図形を有し、この等脚台形状の図形の下底相当部分が第2の主面内に含まれるように等脚台形状の図形が位置している。また、上層部202aの側においては、等脚台形状の図形に相当する下層部202bを貫通する穴を介して上層部202aを下層部202bの側からエッチングして形成された凹部に由来する曲線含有形状の図形を有している。そして、この曲線含有形状の図形と等脚台形状の図形とがスクリーン版202の厚み方向に並び結合した縦断面形状を有するピットになっている。
なお、以上の説明では、厚み方向に2層構造のスクリーン版を製造する場合においては、あらかじめ2層に構成されたスクリーン版素材を用意し、これにピットを形成することを述べた。しかしながら、当然に、層ごとに別々の工程で貫通孔を形成し、それらの層をその後に貼り合せて、上記述べたような所望の断面形状を有するピットを設けたスクリーン版を得るようにすることも当然ながら可能である。
10…スキージ、20…スクリーン版、20A…スクリーン版素材、20a,20b,20c,20d,20e…ピット(吐出孔)、21,22…スクリーン版張持部、30…ペースト(導電性組成物)、40…被印刷物、50…ペーストバンプ、201…スクリーン版、201a…上層部、201b…下層部、201A…スクリーン版素材、201bA…下層部素材、202…スクリーン版、202a…上層部、202b…下層部、202A…スクリーン版素材、202aA…上層部素材、RM…レジストマスク、WP…ウエットプロセスによる除去部、LP…レーザプロセスによる除去部。

Claims (10)

  1. 第1の主面と該第1の主面に対向する第2の主面とを有し、前記第1の主面から前記第2の主面に貫通して、該第1の主面における径がより大で該第2の主面における径がより小であるピットが複数穿設されたスクリーン版を用意する工程と、
    前記スクリーン版の前記第1の主面上に導電性組成物であるペーストを投入する工程と、
    前記ペーストが投入された前記スクリーン版の前記第2の主面の側が印圧を伴って線状に被印刷物に接するように、該スクリーン版の前記第1の主面の側にスキージを当接する工程と、
    前記スクリーン版の前記被印刷物と印圧を伴って接する線状の位置が進行するように、前記スクリーン版の前記第1の主面に対する前記スキージの当接位置を移動させる工程と
    を具備するペーストバンプの形成方法。
  2. 前記スクリーン版が、前記ピットの前記第2の主面における直径の寸法以上の寸法の厚さを有しているスクリーン版である請求項1記載のペーストバンプの形成方法。
  3. 前記スクリーン版が、厚み方向にひとつの材料のみで作られているスクリーン版である請求項2記載のペーストバンプの形成方法。
  4. 前記スクリーン版が、厚み方向に2層構造で、それぞれの層がおのおの異なるひとつの材料のみで作られているスクリーン版である請求項2記載のペーストバンプの形成方法。
  5. 前記スクリーン版の前記ピットが、その縦断面形状として、前記第1の主面の側が長径で折半された半楕円状の図形を有し、前記第2の主面の側が等脚台形状の図形を有し、該半楕円状の図形の長径相当部分が前記第1の主面内に含まれるように該半楕円状の図形が位置し、該等脚台形状の図形の上底相当部分または下底相当部分が前記第2の主面内に含まれるように該等脚台形状の図形が位置し、該半楕円状の図形と該等脚台形状の図形とが前記スクリーン版の厚み方向に並び結合した縦断面形状を有するピットである請求項3記載のペーストバンプの形成方法。
  6. 前記スクリーン版の前記ピットのうちいずれかが、前記半楕円状の図形のひとつに対して前記等脚台形状の図形がふたつ以上存在して結合している縦断面形状を有する請求項5記載のペーストバンプの製造方法。
  7. 前記スクリーン版の前記第1の主面側の層である第1の層の材料が金属であり、前記第2の主面側の層である第2の層の材料が樹脂または前記金属とは異なる金属である請求項4記載のペーストバンプの形成方法。
  8. 前記スクリーン版の前記ピットが、その縦断面形状として、前記第1の層の側においては該第1の層を前記第1の面の側から領域選択的にエッチングして形成された凹部に由来する曲線含有形状の図形を有し、前記第2の層の側においては等脚台形状の図形を有し、該等脚台形状の図形の上底相当部分または下底相当部分が前記第2の主面内に含まれるように該等脚台形状の図形が位置し、該曲線含有形状の図形と該等脚台形状の図形とが前記スクリーン版の厚み方向に並び結合した縦断面形状を有するピットである請求項7記載のペーストバンプの形成方法。
  9. 前記スクリーン版の前記ピットのうちいずれかが、前記曲線含有形状の図形のひとつに対して前記等脚台形状の図形がふたつ以上存在して結合している縦断面形状を有する請求項8記載のペーストバンプの製造方法。
  10. 前記スクリーン版の前記第1の主面側の層である第1の層の材料が金属であり、前記第2の主面側の層である第2の層の材料が樹脂であり、
    前記スクリーン版の前記ピットが、その縦断面形状として、前記第2の層の側においては等脚台形状の図形を有し、該等脚台形状の図形の下底相当部分が前記第2の主面内に含まれるように該等脚台形状の図形が位置し、前記第1の層の側においては該等脚台形状の図形に相当する前記第2の層を貫通する穴を介して該第1の層を前記第2の層の側からエッチングして形成された凹部に由来する曲線含有形状の図形を有し、該曲線含有形状の図形と該等脚台形状の図形とが前記スクリーン版の厚み方向に並び結合した縦断面形状を有するピットである
    請求項4記載のペーストバンプの形成方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018096649A1 (ja) * 2016-11-25 2018-05-31 株式会社メイコー メタルマスク及びその製造方法
JP2020072223A (ja) * 2018-11-02 2020-05-07 パナソニックIpマネジメント株式会社 プリント配線板

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