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JP2014109297A - 密封装置及び密封装置を備える転がり軸受ユニット - Google Patents

密封装置及び密封装置を備える転がり軸受ユニット Download PDF

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JP2014109297A
JP2014109297A JP2012262732A JP2012262732A JP2014109297A JP 2014109297 A JP2014109297 A JP 2014109297A JP 2012262732 A JP2012262732 A JP 2012262732A JP 2012262732 A JP2012262732 A JP 2012262732A JP 2014109297 A JP2014109297 A JP 2014109297A
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JP
Japan
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seal lip
sealing device
annular
annular portion
thickness
Prior art date
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Pending
Application number
JP2012262732A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsushi Tajiri
篤史 田尻
Kenichi Shibazaki
健一 柴崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NSK Ltd
Original Assignee
NSK Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by NSK Ltd filed Critical NSK Ltd
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Publication of JP2014109297A publication Critical patent/JP2014109297A/ja
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Abstract

【課題】密封性能を向上すると共にトルクの低減が可能な密封装置及び密封装置つき転がり軸受ユニットを提供する。
【解決手段】密封装置16は、内輪11に固定され、第1円筒部31、第1円環部32を有する断面略L字形状のスリンガ23と、外輪13に固定され、第2円筒部36、第2円環部37を有する断面略L字形状の芯金24と、芯金24に固着されて第2円環部37の端面37aから略径方向に延びる基幹部41の分岐部41bから分岐して第1円筒部及び第1円環部32へと向かって延びて第1円筒部又は第1円環部の全周に摺接する内側シールリップ46、中間シールリップ47、外側シールリップ48を有するシール部25を備える。基幹部は、端面37a側と外側シールリップ48側の間において、肉厚が最も小さい基幹部最小肉厚部41cを有する。外側シールリップ48は、基幹部41側から第1円環部側へと向かって肉厚が増大するように形成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、密封装置及び密封装置を備える転がり軸受ユニットに関する。
車両の車輪支持部に用いられる転がり軸受には、外部からの異物進入と内部からの潤滑剤漏洩とを防止するために、密封装置が設けられる。このような密封装置としては、従来、回転部材及び静止部材のうち一方の部材に嵌合固定される芯金と、芯金に固着されて弾性体からなるシール部材と、シール部材に対向して回転部材及び静止部材のうち他方の部材に嵌合固定されるスリンガと、を備える密封装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1の密封装置116は、具体的には、図2に示すように、内輪111の端部に締り嵌めにより外嵌固定されたスリンガ123と、外輪113の端部に締り嵌めにより内嵌固定された芯金124と、芯金124に固着されたシール部125と、を備える。スリンガ123は、スリンガ円筒部131とスリンガ円環部132とからなる断面L字形状の部材であり、芯金124も、芯金円筒部136と芯金円環部137とからなる断面L字形状の部材である。
シール部125は、弾性材により形成されると共に、芯金円環部137に固着された部分から分岐した3つのシールリップを有している。3個のシールリップは、スリンガ123のスリンガ円筒部131に摺接する内側シールリップ146及び中間シールリップ147と、スリンガ123のスリンガ円環部132に摺接する外側シールリップ148と、からなる。これら内側シールリップ146、中間シールリップ147及び外側シールリップ148によって、軸受空間が密封される。
ここで、外側シールリップ148の根元側には、最小肉厚部148aが設けられている。この最小肉厚部148aによって、外側シールリップ148の先端部をスリンガ円環部132に効率よく倣わせて摺動させることができる。また、外側シールリップ148の締め代が変化する場合でも、外側シールリップ148の先端部における接触荷重の変化を抑えることが可能である。
特開2005−16603号公報
しかしながら、特許文献1においては、内側シールリップ146と中間シールリップ147の締め代の変化や、接触荷重の変化に対する抑制手段については、何ら記載されていない。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、密封性能を向上すると共にトルクの低減が可能な密封装置及び密封装置つき転がり軸受ユニットを提供することを目的とする。
本発明の上記目的は、下記の構成により達成される。
(1) 同心上且つ互いに相対回転可能に配置される回転部材、及び静止部材間をシールする密封装置であって、
前記回転部材及び前記静止部材の一方に固定され、第1円筒部及び第1円環部を有する断面略L字形状のスリンガと、
前記回転部材及び前記静止部材の他方に固定され、第2円筒部及び第2円環部を有する断面略L字形状の芯金と、
前記芯金に固着されて前記第2円環部の端面から略径方向に延びる基幹部と、前記基幹部の先端から分岐して前記第1円筒部及び前記第1円環部へと向かって延びて前記第1円筒部及び前記第1円環部に全周にわたって摺接する複数のシールリップと、を有するシール部と、を備え、
前記基幹部は、前記端面側と前記シールリップ側との間において、肉厚が最も小さい最小肉厚部を有し、
前記第1円環部に摺接する前記シールリップは、前記基幹部側から前記第1円環部側へと向かって肉厚が増大するように形成されることを特徴とする密封装置。
(2) (1)に記載の密封装置を備えることを特徴とする転がり軸受ユニット。
本発明によれば、密封性能を向上すると共にトルクの低減が可能な密封装置及び密封装置つき転がり軸受ユニットを提供することが可能である。
本発明に係る密封装置の第1実施形態の拡大断面図である。 従来の密封装置の拡大断面図である。
以下、本発明の第1実施形態に係る密封装置について、図1を参照して説明する。図1に示すように、本実施形態の密封装置16は、内輪11の端部の外周面11aに圧入固定されるスリンガ23と、外輪13の端部の内周面13aに圧入固定される芯金24と、芯金24に固着され、後述する3個のシールリップを有するシール部25と、を備える。
スリンガ23は、金属板から形成された第1円筒部31及び第1円環部32からなる断面略L字形状の部材であり、第1円筒部31が内輪11の端部の外周面11aに圧入されることにより、内輪11に固定される。
芯金24は、金属板から形成された第2円筒部36及び第2円環部37からなる断面略L字形状の部材であり、第2円筒部36が外輪13の端部の内周面13aに圧入されることにより、外輪13に固定される。スリンガ23及び芯金24は、その第1円環部32と第2円環部37とが軸方向に対向するように配置される。
シール部25は、ゴムなどの弾性材料によって成形される。シール部25は、芯金24の第2円環部37の内周面及び第2円環部37の側面に沿って、接着剤などによって芯金24に固着され、第2円環部37の端面37aから略径方向へと延びる基幹部41を有する。基幹部41は、第2円環部37の端面37aに固着された端部41aから、略径方向に向かって、先端に位置する分岐部41bまで略直線的に延びる。ここで、芯金24の第2円環部37の軸方向寸法Dは、内輪11の端部の外周面11aおよび外輪13の端部の内周面13a間におけるシール幅をEとしたとき、0.3≦D/E≦0.5の関係を満たすように設定される。
分岐部41bには、内側シールリップ46、中間シールリップ47、及び外側シールリップ48の3つのシールリップが一体的に接続されている。内側シールリップ46は、分岐部41bから径方向内側且つ軸方向内側へと延びて、スリンガ23の第1円筒部31に全周にわたって摺接する。また、中間シールリップ47は、分岐部41bから径方向内側且つ軸方向外側へと延びて、スリンガ23の第1円筒部31に全周にわたって摺接する。また、外側シールリップ48は、分岐部41bから径方向外側且つ軸方向外側へと延びて、スリンガ23の第1円環部32に全周にわたって摺接する。これにより、内輪11と外輪13との間がシールされ、外部からの異物進入と内部からの潤滑剤漏洩とが防止される。
外側シールリップ48は、基幹部41の分岐部41bに接続された根元部近傍において、肉厚が最小となる最小肉厚部48aを有している。この最小肉厚部48aの肉厚Bは、外側シールリップ48の根元部から先端部48bまでの距離をAとしたとき、0.08≦B/A≦0.12の関係を満たすように設定される。このように、外側シールリップ48に最小肉厚部48aを設けることによって、寸法誤差や組み付け誤差、及び振動や偏心等に起因して外側シールリップ48の締め代が変化した場合に、外側シールリップ48の追従性を確保できる。また、外側シールリップ48は、根元部から先端部48bへと向かって肉厚が略増大しており、先端部48b近傍の、スリンガ23の第1円環部32に摺接する部分において、肉厚が最大となる最大肉厚部48cを有する。この最大肉厚部48cの肉厚Cは、最小肉厚部48aの肉厚Bに対して、C≧2Bの関係を満たすように設定される。これにより、先端部48bにおける過度の変形を防止することができ、密封性を確保できると共にトルクを低減することができる。また、先端部48bにおける過度の変形を防止することにより、先端部48bと第1円環部32との間の接触面積の変化が抑制されるので、接触荷重の変化を十分に抑えることができる。また、外側シールリップ48の先端部48bの肉厚が大きいことによって剛性が確保できるので、先端部48bは磨耗によっても大きく変形せず、密封性を確保できると共に低トルクを実現することができる。
また、基幹部41は、端部41aから分岐部41bに向かって肉厚が変化しており、略中間部において、肉厚が最小となる基幹部最小肉厚部41cを有している。この基幹部最小肉厚部41cの肉厚Fは、内輪11の端部の外周面11aおよび外輪13の端部の内周面13a間におけるシール幅Eに対して、0.06≦F/E≦0.15の関係を満たすように設定される。これにより、寸法誤差や組み付け誤差、及び振動や偏心等に起因して内側シールリップ46及び中間シールリップ47の締め代が変化した場合に、内側シールリップ46及び中間シールリップ47の追従性を確保できるので、密封性を確保できる。また、内側シールリップ46及び中間シールリップ47における接触荷重を抑制することができ、トルクを低減することができる。
以上説明したように、本実施形態の密封装置16によれば、内側シールリップ46、中間シールリップ47、及び外側シールリップ48の追従性を確保できると共に、内側シールリップ46、中間シールリップ47、及び外側シールリップ48とスリンガ23との間の接触荷重の変化を十分に抑えることができるので、密封性を確保できると共に低トルクを実現することができる。
尚、本発明は、前述した実施形態に限定されるものではなく、適宜変更、改良等が可能である。
16 密封装置
23 スリンガ
24 芯金
25 シール部
31 第1円筒部
32 第1円環部
36 第2円筒部
37 第2円環部
37a 端面
41 基幹部
41a 端部
41b 分岐部
41c 基幹部最小肉厚部
48 外側シールリップ
48a 最小肉厚部
48b 先端部

Claims (2)

  1. 同心上且つ互いに相対回転可能に配置される回転部材、及び静止部材間をシールする密封装置であって、
    前記回転部材及び前記静止部材の一方に固定され、第1円筒部及び第1円環部を有する断面略L字形状のスリンガと、
    前記回転部材及び前記静止部材の他方に固定され、第2円筒部及び第2円環部を有する断面略L字形状の芯金と、
    前記芯金に固着されて前記第2円環部の端面から略径方向に延びる基幹部と、前記基幹部の先端から分岐して前記第1円筒部及び前記第1円環部へと向かって延びて前記第1円筒部及び前記第1円環部に全周にわたって摺接する複数のシールリップと、を有するシール部と、を備え、
    前記基幹部は、前記端面側と前記シールリップ側との間において、肉厚が最も小さい最小肉厚部を有し、
    前記第1円環部に摺接する前記シールリップは、前記基幹部側から前記第1円環部側へと向かって肉厚が増大するように形成されることを特徴とする密封装置。
  2. 請求項1に記載の密封装置を備えることを特徴とする転がり軸受ユニット。
JP2012262732A 2012-11-30 2012-11-30 密封装置及び密封装置を備える転がり軸受ユニット Pending JP2014109297A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019060441A (ja) * 2017-09-27 2019-04-18 日本精工株式会社 シール付き玉軸受
JP2020008116A (ja) * 2018-07-10 2020-01-16 光洋シーリングテクノ株式会社 密封装置

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