JP2014105658A - アイドルストップ&スタート制御装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】アイドルストップ&スタート制御装置2は、フットブレーキのオン状態又はオフ状態を検出するブレーキスイッチ11と、フットブレーキの踏込強さを検出するブレーキ踏込強さ検出手段12と、ブレーキ踏込強さ検出手段12によって検出された検出値が予め設定された所定値を超えてからの踏込時間をカウントする踏込タイマー32と、当該踏込タイマー32によりカウントされた踏込時間が予め設定された規定時間以上か否かを判定する踏込時間判定手段33と、を備え、ブレーキスイッチ11による検出結果がオン状態で、且つ、踏込時間判定手段33によって踏込時間が規定時間以上であると判定された場合に、エンジン10を自動停止させる。
【選択図】図1
Description
例えば、エンジンを自動停止させるときの停止条件としては、車速が0(ゼロ)であること、アクセル操作がオフ状態であること、ブレーキ操作がオン状態であること等が予め設定されており、これらの全ての条件を予め設定した所定時間継続するとエンジンを自動停止させている。
また、例えば、エンジンを自動始動させるときの始動条件としては、ブレーキ操作がオフ状態であることが予め設定されており、この条件が満たされるとエンジンを自動始動させている。
さらに、運転手が発進する意思を持っているときに、エンジンが自動停止すると、エンジン始動のために発生する発進遅れにより走行フィーリングを悪化させてしまう。よって、エンジンの自動停止の可否をより的確に判定可能なアイドルストップ&スタート制御装置の開発が要望されていた。
フットブレーキのオン状態又はオフ状態を検出するブレーキスイッチと、
前記フットブレーキの踏込強さを検出するブレーキ踏込強さ検出手段と、
前記ブレーキ踏込強さ検出手段によって検出された検出値が予め設定された所定値を超えた場合に、当該所定値を超えた踏込時間をカウントする踏込タイマーと、
前記踏込タイマーによりカウントされた踏込時間が予め設定された規定時間以上か否かを判定する踏込時間判定手段と、を備え、
前記ブレーキスイッチによる検出結果がオン状態で、且つ、前記踏込時間判定手段によって前記踏込時間が前記規定時間以上であると判定された場合に、前記エンジンを自動停止させることを特徴とする。
そして、運転手がエンジンを自動停止させたい場合には、フットブレーキを規定時間だけ強く踏み込めば良いため、ブレーキを強く長時間踏み込み続ける必要が無い。このため、運転手の自然な停車操作でエンジンを自動停止させることが可能となる。
ところで、ブレーキを軽く踏む動作は、交差点内で一時停止しているときのように、運転手が直ちに発進する意思を持っている場合が多いため、エンジンが自動停止すると運転手は不快感を持ってしまう。しかし、本発明のアイドルストップ&スタート制御装置によれば、ブレーキを軽く踏んでいるだけでは、エンジンンの自動停止は行われないため、運転手に不快感を与えることがない。
また、一瞬だけブレーキを強く踏んで急ブレーキをかけることによって安全が確保され、それ以降、ブレーキを軽く踏んでいる場合等にもエンジンが自動停止すると運転手は不快感を持ってしまう。しかしながら、本発明のアイドルストップ&スタート制御装置によれば、単にブレーキを強く踏み込むだけではエンジンンの自動停止は行われず、規定時間以上、強く踏み込まれた場合に自動停止するため、運転者の意思が反映されており、運転手に不快感を与えることがない。
前記経過時間タイマーによる経過時間のカウント中に、シフトレバーのレンジ位置変更の有無を検出するレンジ変更検出手段と、
前記車両が停止した場合及び前記レンジ変更検出手段によってレンジ位置の変更有りと検出された場合にそれぞれシフトレバーの位置を検出するレンジ位置検出手段と、
前記レンジ変更検出手段によってレンジ位置の変更有りと検出された場合に、前記レンジ位置検出手段によって検出された前記車両が停止した際のレンジ位置がDレンジ、Mレンジ及びNレンジの何れかで、且つレンジ位置変更後のレンジ位置がDレンジ、Mレンジ及びNレンジの何れかであるか否かを判定するレンジ位置判定手段と、を備え、
前記レンジ位置判定手段によって、前記車両が停止した際のレンジ位置がDレンジ、Mレンジ及びNレンジの何れかであり、且つレンジ位置変更後のレンジ位置がDレンジ、Mレンジ及びNレンジの何れかであると判定された場合に、前記レンジ変更検出手段によってレンジ位置の変更有りと検出されたにも関わらず、前記経過時間タイマーによる経過時間が予め設定された所定時間を経過するまでは前記エンジンを自動停止させないこととしてもよい。
なお、本明細書中のDレンジ、Mレンジ、Nレンジとは、それぞれ走行レンジ、マニュアルレンジ、中立レンジを示している。
従来は所定の停止条件成立後にシフトレバーのレンジ位置が変更されると、所定の停止条件及び経過時間がリセットされ、レンジ位置変更後に、再び所定の停止条件が成立しているか否かを確認し、停止条件が成立していることを確認してから経過時間をカウントしている。したがって、レンジ位置変更後は、所定の停止条件を満たすべく、再びブレーキを強く踏み込む必要がある。このため、レンジ位置の変更によって停止条件がリセットされることを運転手が失念している場合、運転手は再びブレーキを強く踏み込まないため、所定の停止条件を満たさず、エンジンは自動停止しない。このとき、運転手は、エンジンが自動停止しないため、不快感を持ってしまう。
しかし、本発明のアイドルストップ&スタート制御装置では、所定の停止条件の成立した後にシフトレバーのレンジ位置が変更されても、所定の停止条件をリセットしないため、所定時間が経過したら、エンジンを自動停止させることができる。これにより、運転手が再びブレーキを強く踏み込む必要がなくなるため、ユーザーフレンドリーな操作方法を提供できる。
図1に示すように、車両1のエンジン10の動力系統下流側に装着されているクラッチ装置3を介して自動変速機(以下、単に変速機7と略称する)に、エンジン10の動力が伝達されるようになっている。
クラッチ装置3はエンジン10の動力を変速機7に伝達又は遮断する装置である。
ギヤシフトユニット5は、変速機7内の各変速段に対応するシフトフォークを作動させる複数のエアシリンダ、及び各エアシリンダを作動させる複数の電磁弁を内蔵している。ギヤシフトユニット5は電磁弁の開閉に応じてエアシリンダが作動する。
変速機7はエアシリンダの作動によって自動的に変速操作可能になっている。
図2に示すように、車両1は、所定の停止条件が成立したときにエンジン10を自動停止させ、その後に所定の始動条件が成立したときにエンジン10を自動始動するアイドルストップ&スタート制御装置2と、当該アイドルストップ&スタート制御装置2からのエンジン停止要求を受けてエンジン10を停止又は始動させるエンジンECU20と、を備えている。
ISS−ECU30はCAN50を介してエンジン停止許可信号をエンジンECU20へ出力する。また、エンジンECU20はCAN50を介してエンジン停止要求に対する受理信号をISS−ECU30へ出力することで互いに関連して動作する。
エンジン10の停止条件には、車両1が停止(車速=0で、且つアクセル操作量=0(アクセル操作がオフ状態))しており、フットブレーキを踏んでいる状態(ブレーキ操作がオン状態)であること、シフトレバー17のレンジ位置がNレンジ、Dレンジ、Mレンジの何れかであること、フットブレーキを規定時間以上、強く踏み込むことが含まれている。
そして、フットブレーキのON信号及びブレーキ圧は、エンジンECU20からISS−ECU30へ出力される。
本実施形態では、規定時間を1秒とした。即ち、ブレーキ圧が予め設定された所定値を超えてから連続して1秒以上経過したか否かを判定する。
踏込時間判定手段33は、踏込時間が規定時間以上であると判定した場合に、踏込条件許可信号を作成する。
踏込条件許可信号は、エンジン停止条件判定手段31に出力される。
また、アクセルセンサ15は、アクセルペダル18の操作量を検出する。
そして、車速センサ16は、変速機7の出力軸8に設けられており、出力軸8の回転数から車速を検出する。
レンジ位置検出センサ13、アクセルセンサ15及び車速センサ16によってそれぞれ検出された検出結果は、エンジンECU20に出力され、当該エンジンECU20からISS−ECU30へ出力される。
レンジ位置判定手段35は、レンジ位置検出センサ13により検出された結果に基づいて、車両1が停止した際のシフトレバー17のレンジ位置が、Dレンジ、Mレンジ及びNレンジの何れかであるか否かを判定する。
そして、レンジ位置判定手段35は、レンジ位置がDレンジ、Mレンジ及びNレンジの何れかであると判定した場合に、レンジ位置が所望の位置であることを示すレンジ位置許可信号を作成する。レンジ位置許可信号は、エンジン停止条件判定手段31に出力される。
具手体的に、エンジン停止条件判定手段31は、車速=0、アクセル操作量=0で、ブレーキON信号、レンジ位置許可信号及び踏込条件許可信号を受信した場合に、エンジン10の停止条件が成立したと判定する。
エンジン停止許可信号は、エンジン停止条件判定手段31からエンジンECU20へ出力される。
ISS表示灯40は、点滅信号に基づいて点滅駆動する。
経過時間タイマー34は、エンジン停止条件判定手段31によってエンジン10の停止条件が成立したと判定されてからの経過時間をカウントする。
経過時間タイマー34によってカウントされる経過時間は、エンジンECU20に出力される。
レンジ変更検出手段14は、経過時間タイマー34が作動中に、シフトレバー17が操作されてレンジ位置が変更されたことの有無を検出する。例えば、エンジン10の停止条件が成立した後に、シフトレバー17をDレンジからNレンジに変更したり、NレンジからDレンジへ変更したりしたことを検出する。
レンジ変更検出手段14により、レンジ位置が変更されたことを検出されたら、レンジ位置検出センサ13は、レンジ位置の変更後におけるシフトレバー17のレンジ位置を検出する。
レンジ位置変更後に、レンジ位置検出センサ13によって検出された検出結果は、エンジンECU20に出力され、当該エンジンECU20からISS−ECU30へ出力される。
具体的には、シフトレバー変更前(停止条件成立前)のレンジ位置が、Dレンジ、Mレンジ及びNレンジの何れかで、且つレンジ位置変更後のレンジ位置が、Dレンジ、Mレンジ及びNレンジの何れかであるか否かを判定する。
レンジ位置許可信号は、エンジン停止条件判定手段31に出力される。
エンジン停止制御手段21は、エンジン停止条件判定手段31からのエンジン停止許可信号に基づいてエンジン10を停止する準備を行う。即ち、エンジン停止許可信号を受信した状態では、まだエンジン10を停止させない。
さらに、エンジン停止制御手段21は、エンジン停止許可信号を受信したら、続いて、経過時間タイマーから出力される経過時間が予め設定された所定時間以上か否かを判定する。
エンジン停止制御手段21は、経過時間が所定時間以上である、即ち、経過時間が所定時間を経過したと判定した場合、エンジン10を停止させるとともに、エンジン10を停止させる旨の受理信号を作成する。受理信号は、ISS−ECU30へ出力される。
ISS表示灯40は、点灯信号に基づいて、ISS表示灯40を連続点灯する。
図2に示すように、まず、ブレーキスイッチ11、ブレーキ踏込強さ検出手段12、レンジ位置検出センサ13、アクセルセンサ15、車速センサ16等からの各検出値を入力(ステップS1)したうえで、続いて、車両1が停止しているか否かを判定する(ステップS2)。
本実施形態では、車速=0、且つアクセル操作量=0の状態を車両1が停止しているとした。
一方、車両1が停止していると判定された場合(ステップS2:YES)、続いて自動停止前提条件が成立しているか否かを判定する(ステップS4)。
自動停止前提条件の判定では、一般的な前提条件であるエンジン10の水温、路面勾配等の状態が予め設定された条件を満たしているか否かを判定する。
一方、自動停止前提条件が成立していると判定された場合(ステップS4:YES)、続いてレンジ位置検出センサ13にてシフトレバー17のレンジ位置を検出する(ステップS5)。
一方、レンジ位置が、Dレンジ、Mレンジ、Nレンジの何れかであると判定した場合(ステップS6:YES)、続いて、ブレーキが強く踏み込まれたか否かを判定する(ステップS7)。
具体的には、ブレーキ踏込強さ検出手段12によってブレーキ圧を検出し、当該ブレーキ圧が予め設定された所定値を超え、且つ、当該所定値を超えて踏み込まれた時間が予め設定された規定時間以上か否かを判定する。
一方、ブレーキ圧が所定値を超えていない場合やブレーキ圧が所定値を超えていても規定時間以上踏み込まれていない場合は、ブレーキが強く踏まれていないと判定する。
また、ブレーキが強く踏まれたと判定した場合(ステップS7:YES)、続いて、所定の自動停止条件が成立したか否かを判定する(ステップS8)。
これらのうち、何れか一つでも満たしていない場合は、エンジン10の停止条件は不成立であると判定(ステップS8:NO)して、エンジン自動停止は不実行とする(ステップS3)。
一方、エンジン10の停止条件が成立したと判定した場合(ステップS8:YES)、エンジン停止条件判定手段31は、エンジン停止許可信号をエンジンECU20へ出力する。
エンジン停止制御手段21は、エンジン停止許可信号に基づいて、エンジン10を停止するための準備を行う。
レンジ位置の変更の有無は、レンジ変更検出手段14により検出される。例えば、シフトレバー17をDレンジからNレンジに変更したり、NレンジからDレンジへ変更したりしたことを検出する。
シフトレバー17のレンジ変更が有ったと判定された場合(ステップS10:YES)、続いて、レンジ位置検出センサ13によりレンジ変更後のレンジ位置を検出する(ステップS11)。
変更後のレンジ位置が、Dレンジ、Mレンジ、Nレンジの何れかである場合(ステップS12:YES)、続いて、ステップS8と同様に、所定の自動停止条件が成立したか否かを判定する(ステップS13)。
経過時間のカウント中にブレーキOFF操作等が行われて自動停止条件を満たさなくなる場合があるため、後述する経過時間判定(ステップS14)前に再度、自動停止条件が成立したか否かを判定する。
エンジン停止条件判定手段31は、車両1が停止(車速=0で、且つアクセル操作量=0)状態で、ブレーキON信号、レンジ位置許可信号及び踏込条件許可信号を全て受信した場合に、エンジン10の停止条件が成立したと判定する。
これらのうち、何れか一つでも満たしていない場合は、エンジン10の停止条件は不成立であると判定(ステップS13:NO)して、エンジン停止許可信号を取り下げてエンジン自動停止は不実行とする(ステップS3)。
一方、エンジン10の停止条件が成立したと判定した場合(ステップS13:YES)、エンジン停止条件判定手段31は、引き続きエンジン停止許可信号をエンジンECU20へ出力し続ける。これにより、エンジン停止制御手段21は、エンジン停止許可信号に基づいて、エンジン10を停止するための準備を引き続き実施する。
そして、ステップS13がYESの場合、続いて、経過時間タイマー34による経過時間が所定時間、例えば8秒以上経過したか否かを判定する(ステップS14)。
なお、本実施形態では、所定時間を8秒としたが、この値に限定されるものではなく、車両1が停止した際のレンジ位置(エンジン10の停止条件成立前のレンジ位置)又は変更後のレンジ位置等によって時間を適宜設定することができる。
一方、経過時間タイマー34による経過時間が8秒以上経過した場合(ステップS14:YES)、続いて、エンジン停止制御手段21は、エンジン10の自動停止制御を実行してエンジン10を停止する(ステップS15)。
また、運転手が、エンジン10の自動停止を行うか否かをフットブレーキの踏込時間で決定することができるため、運転手の操作上の違和感を取り除くことができる。
そして、フットブレーキを規定時間だけ強く踏み込めば良いため、ブレーキを強く長時間踏み込み続ける必要が無い。このため、運転手の自然な停車操作でエンジン10を自動停止させることが可能となる。
また、一瞬だけブレーキを強く踏んで急ブレーキをかけることによって安全が確保され、それ以降、ブレーキを軽く踏んでいる場合等にもエンジン10が自動停止すると運転手は不快感を持ってしまう。しかしながら、本発明のアイドルストップ&スタート制御装置2によれば、単にブレーキを強く踏み込むだけではエンジン10ンの自動停止は行われず、規定時間以上、強く踏み込まれた場合に自動停止するため、運転手の意思が反映されており、運転手に不快感を与えることがない。
例えば、所定の停止条件の成立から所定時間が経過したときにエンジン10を自動停止する場合に、従来は所定の停止条件成立後にシフトレバー17のレンジ位置が変更されると、所定の停止条件及び経過時間がリセットされ、レンジ位置変更後に、再び所定の停止条件が成立しているか否かを確認し、停止条件成立後から経過時間を検出している。したがって、レンジ位置変更後は、所定の停止条件を満たすべく、再びブレーキを強く踏み込む必要がある。このため、レンジ位置の変更によって停止条件がリセットされることを運転手が失念している場合、運転手は再びブレーキを強く踏み込まないため、所定の停止条件を満たさず、エンジン10が自動停止しない。このとき、運転手はエンジン10が自動停止しないため、不快感を与えてしまう。
しかし、本発明のアイドルストップ&スタート制御装置2では、シフトレバー17のレンジ位置が変更されても、所定の停止条件をリセットしないため、所定時間が経過したら、エンジン10を自動停止させることができる。これにより、運転手が再びブレーキを強く踏み込む必要がなくなるため、ユーザーフレンドリーな操作方法を提供できる。
また、エンジン10が自動停止している間は点灯するため、アイドルストップ&スタート制御によってエンジン10が停止していることを確認ができる。したがって、これらが相俟って運転手に安心感を与えることができる。
2 アイドルストップ&スタート制御装置
3 クラッチ装置
4 ギヤ位置センサ
5 ギヤシフトユニット
7 変速機
8 出力軸
9 ブレーキペダル
10 エンジン
11 ブレーキスイッチ
12 ブレーキ踏込強さ検出手段
13 レンジ位置検出手段
14 レンジ変更検出手段
15 アクセルセンサ
16 車速センサ
17 シフトレバー
18 アクセルペダル
20 エンジンECU
21 エンジン停止制御手段
30 ISS−ECU
31 エンジン停止条件判定手段
32 踏込タイマー
33 踏込時間判定手段
34 経過時間タイマー
35 レンジ位置判定手段
36 表示制御手段
40 ISS表示灯
50 CAN
Claims (3)
- 所定の停止条件が成立したときに車両のエンジンを自動停止させ、その後に所定の始動条件が成立したときに前記エンジンを自動始動する車両に設けられて、前記エンジンの自動停止及び自動始動を制御可能なアイドルストップ&スタート制御装置であって、
フットブレーキのオン状態又はオフ状態を検出するブレーキスイッチと、
前記フットブレーキの踏込強さを検出するブレーキ踏込強さ検出手段と、
前記ブレーキ踏込強さ検出手段によって検出された検出値が予め設定された所定値を超えた場合に、当該所定値を超えた踏込時間をカウントする踏込タイマーと、
前記踏込タイマーによりカウントされた踏込時間が予め設定された規定時間以上か否かを判定する踏込時間判定手段と、を備え、
前記ブレーキスイッチによる検出結果がオン状態で、且つ、前記踏込時間判定手段によって前記踏込時間が前記規定時間以上であると判定された場合に、前記エンジンを自動停止させることを特徴とするアイドルストップ&スタート制御装置。 - 前記所定の停止条件が成立した場合に、当該停止条件が成立してからの経過時間をカウントする経過時間タイマーと、
前記経過時間タイマーによる経過時間のカウント中に、シフトレバーのレンジ位置変更の有無を検出するレンジ変更検出手段と、
前記車両が停止した場合及び前記レンジ変更検出手段によってレンジ位置の変更有りと検出された場合にそれぞれシフトレバーの位置を検出するレンジ位置検出手段と、
前記レンジ変更検出手段によってレンジ位置の変更有りと検出された場合に、前記レンジ位置検出手段によって検出された前記車両が停止した際のレンジ位置がDレンジ、Mレンジ及びNレンジの何れかで、且つレンジ位置変更後のレンジ位置がDレンジ、Mレンジ及びNレンジの何れかであるか否かを判定するレンジ位置判定手段と、を備え、
前記レンジ位置判定手段によって、前記車両が停止した際のレンジ位置がDレンジ、Mレンジ及びNレンジの何れかであり、且つレンジ位置変更後のレンジ位置がDレンジ、Mレンジ及びNレンジの何れかであると判定された場合に、前記レンジ変更検出手段によってレンジ位置の変更有りと検出されたにも関わらず、前記経過時間タイマーによる経過時間が予め設定された所定時間を経過するまでは前記エンジンを自動停止させないことを特徴とする請求項1に記載のアイドルストップ&スタート制御装置。 - 前記所定の停止条件が成立してから前記所定時間が経過するまでの間は点滅し、且つ前記エンジンが自動停止している間は点灯する表示ランプを備えることを特徴とする請求項1又は2に記載のアイドルストップ&スタート制御装置。
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