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JP2014172494A - カゴ台車用支柱保護具及びその使用方法 - Google Patents

カゴ台車用支柱保護具及びその使用方法 Download PDF

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JP2014172494A JP2013046246A JP2013046246A JP2014172494A JP 2014172494 A JP2014172494 A JP 2014172494A JP 2013046246 A JP2013046246 A JP 2013046246A JP 2013046246 A JP2013046246 A JP 2013046246A JP 2014172494 A JP2014172494 A JP 2014172494A
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Abstract

【課題】本発明は、カゴ台車を形成する支柱の曲げ変形を防止するカゴ台車用支柱保護具及びその使用方法を提供することを目的とする。
【解決手段】荷物を載置する底板と前記荷物を囲う複数の側柵が設けられたカゴ台車において、前記側柵の端に設けられた外側支柱に沿って配置される支柱保護板42と、前記支柱保護板42の端部に前記外側支柱を支持する支持支柱に係止する又は前記外側支柱の端縁に係止する係止突起46aを配置した係止部2、3からなり、前記カゴ台車の輸送時に前記カゴ台車を輸送用荷台に固定する固縛ベルトが当接する前記外側支柱の少なくとも当接面側に着脱自在に取付けられ、前記固縛ベルトの当接により前記外側支柱が変形することを防止するカゴ台車用支柱保護具1である。
【選択図】図5

Description

本発明は、輸送されるカゴ台車に関し、更に詳細には、固縛ベルトにより輸送用荷台に固定されるカゴ台車に関する。
トラック輸送等によって多数の物品を積載する場合、カゴ台車を使用することにより、荷崩れを防止すると共に、物品の種類、配送先または荷下ろしの順番に従って、物品を整理し、効率的に配送することができる。実開昭62−101725号公報(特許文献1)には「折畳式コンテナ」として、特開平8−113239号公報(特許文献2)には「車輪付き保管棚」として、カゴ台車が記載されている。カゴ台車は、特許文献1及び2に記載されるように、車輪が設けられているため、トラック郵送の際に、その荷台に紐状又は帯状の固縛ベルト(「ラッシングベルト」とも称される)により固定する必要がある。特開2012−192447号公報(特許文献3)には、ラッシングベルトの締付けによって、カゴ台車(特許文献3では、「ワゴン台車」と称している)の枠が曲げ変形を生じることが記載されている。
図11は、特許文献1に記載されるカゴ台車101を固縛ベルト138によって固定したときの従来の固定状態を示す概略図である。図11のカゴ台車101(特許文献1では「コンテナ」と称されている)は、一般的に用いられる折畳式のカゴ台車101である。カゴ台車101は、支持板106を介してキャスタ107が支柱(ステイ)からなる回動枠109に取付けられ、この回動枠109は、回動用支持部材116によって側柵103に取付けられており、回動枠109を側柵103の方へ折り畳むことが可能である。図11の使用状態では、荷物を載置する底板からなるベース119が嵌め込まれている。更に、開き止めステイ120が開き止めステイ取付具120aにより回動自在に取付けられ、使用状態では、開き止めステイ120の先端部120bが開き止めステイ差込具115に挿入されて開き止めステイ120が固定される。即ち、回動枠109がベース119と開き止めステイ120によって固定される。前記側柵103は、横支柱103、縦支柱104及び下枠105が設けられ、支持されている。また、前記回動枠109は、側柵側支柱118、外側支柱109a及び下枠112からなり、さらに横支柱110と縦支柱111によって支持されている。
図11に示したカゴ台車101は、トラック等の荷台に積載される場合、従来、荷台の側壁(図示せず)に取付けた固縛ベルト138(一点鎖線)を外側支柱109aに当接させて荷台に固縛されていた。この固縛ベルト138の長さは、ラチェットハンドル113によって自在に調節される。しかしながら、外側支柱109aは、ベース119や開き止めステイ120及び横支柱110によって支持される外側支柱109aの上部や下部の付加に対し、固縛ベルト138する外側支柱109aの中間部では、矢印で示した内側方向の負荷に弱かった。よって、固縛ベルト138によって固縛されることにより、外側支柱109aには曲げ変形部109b(点線)が形成されていた。
実開昭62−101725号公報 特開平8−113239号公報 特開2012−192447号公報
図11に示した従来のカゴ台車101における外側支柱109aの曲げ変形部109bは、特許文献3に記載される曲げ矯正装置により直線状に矯正することが可能である。しかしながら、曲げ矯正装置を用いて曲げ変形部109bを直線状に矯正する作業を行うことは、予備のカゴ台車101を準備するか、または、外側支柱109aの曲げ変形部109bを矯正する作業時間を設ける必要があった。特に、多くの物品を同時に複数のトラックで配送する場合には、多数の予備のカゴ台車101を準備することやそれらのメンテナンス時間が必要とされていた。従って、物品の輸送コストを増加させる、または、輸送効率を低減させていた。更に、前記外側支柱109aの曲げ変形部109bを矯正しても、それを繰り返すことにより、外側支柱109aの強度を低下させていた。特に、ベース119や開き止めステイ120及び横支柱110によって支持される外側支柱109aの上部や下部に対し、固縛ベルト138が当接する外側支柱109aの中間部は、図11に矢印で示した内側方向の負荷に対して外側支柱109aの強度が弱く、変形し易かった。
従って、本発明の目的は、カゴ台車を形成する支柱の曲げ変形を防止するカゴ台車用支柱保護具及びその使用方法を提供することである。
本発明の第1の形態は、荷物を載置する底板と前記荷物を囲う複数の側柵が設けられたカゴ台車において、前記側柵の端に設けられた外側支柱に沿って配置される支柱保護板と、前記外側支柱を支持する支持支柱に係止する又は前記外側支柱の端縁に係止する係止突起が前記支柱保護板の端部に配置された係止部からなり、前記カゴ台車の輸送時に前記カゴ台車を輸送用荷台に固定する固縛ベルトが当接する前記外側支柱の少なくとも当接面側に着脱自在に取付けられ、前記固縛ベルトの当接により前記外側支柱が変形することを防止するカゴ台車用支柱保護具である。
本発明の第2の形態は、第1の形態において、前記係止部が前記支柱保護板の端部と、前記端部に接合された係止突起板と、前記係止突起板に設けられた前記係止突起を有する係止部材からなるカゴ台車用支柱保護具である。
本発明の第3の形態は、第1又は第2の形態において、前記係止突起の係止側先端がテーパ状に形成されるカゴ台車用支柱保護具である。
本発明の第4の形態は、第1、第2又は第3の形態において、前記係止部が前記支柱保護板の両端に対称に設けられるカゴ台車用支柱保護具である。
本発明の第5の形態は、第2、第3又は第4の形態において、前記係止部材が前記係止突起板に接合される棒状部材からなるカゴ台車用支柱保護具である。
本発明の第6の形態は、第2、第3又は第4の形態において、前記係止部材と前記係止突起板が一体形成された係止体を形成するカゴ台車用支柱保護具である。
本発明の第7の形態は、第1〜第4のいずれかの形態において、前記外側支柱が前記底板に対して鉛直に設けられ、前記支持支柱が水平方向に設けられた水平支持支柱であり、前記係止突起が前記水平支持支柱に係止するように構成されるカゴ台車用支柱保護具である。
本発明の第8の形態は、第1〜第6のいずれかの形態において、前記支柱保護板がL字状の断面を有するLアングルからなるカゴ台車用支柱保護具である。
本発明の第9の形態は、第1〜第8のいずれかの形態のカゴ台車用支柱保護具を前記カゴ台車に取付け、前記カゴ台車用支柱保護具の上から前記固縛ベルトにより前記カゴ台車を前記輸送用荷台に固定することを特徴とするカゴ台車用支柱保護具の使用方法。
本発明の第1の形態によれば、前記側柵の端に設けられた外側支柱に沿って配置される支柱保護板と、前記外側支柱を支持する支持支柱に係止する又は前記外側支柱の端縁に係止する係止突起が前記支柱保護板の端部に配置された係止部からなり、前記カゴ台車の輸送時に前記カゴ台車を輸送用荷台に固定する固縛ベルトが当接する前記外側支柱の少なくとも当接面側に着脱自在に取付けられるから、前記固縛ベルトの当接により前記外側支柱が変形することを防止することができる。即ち、前記固縛ベルトと前記外側支柱の間に前記支柱保護板が配置されるから、前記固縛ベルトが前記外側支柱に直接当接せず、前記支柱保護板が前記外側支柱に沿って配置されるから、前記固縛ベルトの力を分散して前記外側支柱に伝達することができ、前記外側支柱が曲げ変形することを防止することができる。よって、カゴ台車の耐久性や寿命を向上させ、メンテナンスコストを削減することができ、物品の輸送コストを低減化することができる。特に、図11の説明で述べたように、前記外側支柱の上部や下部は、底板や開き止めステイによって支持されるが、従来、外側支柱の中間部は、内側に作用する負荷に弱く、固縛ベルトが直接当接することによって変形し易かった。本発明に係るカゴ台車用支柱保護具が取付けられることにより、直接、固縛ベルトが外側支柱に当接せず、カゴ台車用支柱保護具を介して固縛ベルトの押圧が作用するから、比較的強度のある外側支柱の上部や下部に押圧による負荷を分散させることができる。従って、固縛ベルトの当接によって外側支柱に曲げ変形が形成されることがなく、外側支柱をカゴ台車用支柱保護具によって好適に保護することができる。
尚、前記支柱保護板は、外側支柱に沿って接触配置されれば良く、平板状の形状に限定されるものではない。また、前記支柱保護板は、鉄材、アルミ材、鋼材等の所定の強度を有する材料を用いることが好ましい。
本発明の第2の形態によれば、前記係止部が前記支柱保護板の端部と、前記端部に接合された係止突起板と、前記係止突起板に設けられた前記係止突起を有する係止部材からなり、この係止部材を前記係止突起板に接合することにより、比較的簡単に本発明に係る支柱保護具を製造することができる。よって、カゴ台車のメンテナンスコストを低減することができる。
本発明の第3の形態によれば、前記係止突起の係止側先端がテーパ状に形成されるから、支持支柱(ステイ)の位置や厚みが異なっていても、ガタ付無く、より安定にカゴ台車用支柱保護具を設置することができる。
本発明の第4の形態によれば、前記係止部が前記支柱保護板の両端に対称に設けられるから、カゴ台車に設けられた外側支柱に対し、上下左右関係なくカゴ台車用支柱保護具を設置することができる。例えば、前記底板に直立する左右の外側支柱に対し、上下を反転させることにより、左右関係なく、本発明に係るカゴ台車用支柱保護具を取付けることができる。また、前記外側支柱の1つに前記支柱保護板を取付ける場合、1つのカゴ台車用支柱保護具があれば良く、上下左右を逆にして所望の外側支柱に本発明に係るカゴ台車用支柱保護具を取付けることができる。
本発明の第5の形態によれば、前記係止部材が前記係止突起板に接合される棒状部材からなり、比較的簡単な構造を有するから、製造時の加工が容易であり、製造コストを低減化することができる。
本発明の第6の形態によれば、前記係止部材と前記係止突起板が一体形成された係止体を形成するから、基本構造が前記支柱保護板と前記係止体の2つの部材からなり、破損が生じても、部材の交換や矯正により容易に補修することができる。
本発明の第7の形態によれば、前記外側支柱が前記底板に対して鉛直に設けられ、前記支持支柱が水平方向に設けられた水平支持支柱であり、前記係止突起が前記水平支持支柱に係止するように構成されるから、より安定に前記支柱保護板を前記外側支柱に対して接触配置させることができる。
本発明の第8の形態によれば、前記前記支柱保護板がL字状の断面を有するLアングルからなり、前記外側支柱の2面を保護することができ、固縛バンドによる前記外側支柱の曲げ変形をより確実に防止することができる。また、前記外側支柱が円形断面を有する部材からなる場合においても、確実に前記外側支柱をカバーし、固縛バンドによる曲げ変形を防止することができる。
本発明の第9の形態によれば、第1〜第8のいずれかの形態のカゴ台車用支柱保護具を前記カゴ台車に取付け、前記カゴ台車用支柱保護具の上から前記固縛ベルトにより前記カゴ台車を前記輸送用荷台に固定するから、比較的簡単に前記外側支柱を保護して、曲げ変形を防止することができる。
図1は、本発明に係るカゴ台車用支柱保護具を配置したカゴ台車の使用状態説明図である。 図2は、本発明に係るカゴ台車用支柱保護具を配置したカゴ台車がトラック荷台に積載された状態を上方から視た配置図である。 本発明に係る固縛ベルトの一方が外側支柱より荷台奥側に固定された状態を上方から視た配置図である。 図4は、本発明に係るカゴ台車用支柱保護具を配置したカゴ台車の側面概略図である。 図5は、本発明に係るカゴ台車用支柱保護具の構成概略図である。 図6は、本発明に係るカゴ台車用支柱保護具の上方係止部の概略図である。 図7は、本発明に係るカゴ台車用支柱保護具の上方係止部を支持支柱に係止させた使用状態の拡大図である。である。 図8は、本発明に係るカゴ台車用支柱保護具の下方係止部を支持支柱に係止させた使用状態の拡大図である。 図9は、本発明に係るカゴ台車用支柱保護具がテーパ状の係止突起を有する上方係止部の概略図である。 図10は、本発明の他の実施形態に係るカゴ台車用支柱保護具を支持支柱に係止させた使用状態の拡大図である。 特許文献1に記載されるカゴ台車を固縛ベルト138によって固定したときの従来の固定状態を示す概略図である。
以下、図面を示して本発明に係るカゴ台車用支柱保護具に関する実施形態を詳細に説明する。尚、同一部材や同一機能の部材には、同一符号を付しており、以下において、一度説明した部材については、付加的な特別の機能等がない限り、説明を省略する。
図1は、本発明に係るカゴ台車用支柱保護具1を配置したカゴ台車4がトラック荷台7に積載された状態の正面図である。図1では、トラック荷台7の最前面にカゴ台車用支柱保護具1を有するカゴ台車4が配置され、その背面側に2台のカゴ台車5、6が配置されている。
図2は、本発明に係るカゴ台車用支柱保護具1を配置したカゴ台車4がトラック荷台7に積載された図1の状態を上方から視た配置図であり、3台のカゴ台車4、5、6の位置関係がより明確に示されており、図1及び図2に基づいてカゴ台車用支柱保護具1(以下、単に「支柱保護具1」とも称する)の実施例を説明する。
図1に示すように、カゴ台車4は、底面にキャスタ20を有する底板15に、1対の側柵10と後部側柵16が設けられ、開放側14には側柵が設けられておらず、開放されている。荷物として、巻回されてバンド39により結束された布原反12が複数立て掛けられている。図2に示すように、実施例では、布原反12が後部側柵16から開放側14に向かって4列積載されている。
図1に示すように、開放側14にある側柵10の外側支柱10aには、支柱保護具1が配置され、この支柱保護具1の上から固縛ベルト8(「ラッシングベルト」とも称される)によって3台のカゴ台車4、5、6がトラック荷台7に固定されている。これらのカゴ台車4、5、6は、図11に示したカゴ台車101と同様の構造を有しており、後述するように、図11に示した最上段の横支柱110に対応する支柱に、本発明に係る支柱保護具1の上方係止部を係止して、支柱保護具1をカゴ台車4に取付けている。図1の支柱保護具1は、支柱保護板42と、その上方と下方に係止部材を有する係止部材支持板48、52が接合されており、係止機構に関しては、後述する。図1の外側支柱10aは、側柵10の枠を形成しており、カゴ台車4の骨格を構成している。更に、開き止めステイ25が開き止めステイ取付具26により回動自在に取付けられ、開き止めステイ25の先端部25aが開き止めステイ差込具27に挿入されており、開き止めステイ25が固定されている。即ち、側柵10の外側支柱10aは、底板15と開き止めステイ25によって支持され、安定して固定されている。尚、固縛ベルト8が接触しない外側支柱10cには支柱保護具1が取付けられいない。
図1のカゴ台車4を固定する固縛ベルト8の端部には、フック状、輪状又はレール状等の固定部材(図示せず)が設けられており、これがトラック荷台7の両壁面7aに設けられたベルト固定部9に固定される。従って、各カゴ台車4、5、6が輸送中に、床面31上を移動することが防止される。固縛ベルト8の各当接部8aがLアングルからなる支柱保護板42に当接し、支柱保護板42を介してカゴ台車4及びその後方のカゴ台車5、6に押圧を作用し、トラック荷台7に積載される全てのカゴ台車を固定することが可能である。支柱保護板42に対する押圧は、余剰部8bの長さによって調整され、ラチェットハンドル13によって、余剰部8bの長さ、すなわち固縛ベルト8の長さを保持することができる。更に、図11の説明で述べたように、図1に示した外側支柱10aの上部や下部は、底板15や開き止めステイ25によって支持されるが、従来、外側支柱10aにおいて、固縛ベルト8の当接部8a付近は、開放側14の方向に作用する負荷に弱かった。本発明に係る支柱保護具1が取付けられることにより、直接、固縛ベルト8が外側支柱10aに当接せず、支柱保護具1を介して固縛ベルト8の押圧の負荷が作用するから、押圧が分散し、底板15や開き止めステイ25によって支持される外側支柱10aの上部や下部にも押圧が作用する。従って、図11に示したような曲げ変形部109bが形成されることがなく、図1の外側支柱10aは、支柱保護具1によって好適に保護される。
また、図1のカゴ台車5、6は、いずれも側柵21がカゴ台車4の後部に位置するよう配置されている。カゴ台車5、6も、夫々、布原反12が複数積載され、荷崩れを防止する側柵21がキャスタ24、28を有する底板34に設けられており、側柵21には支持支柱23と水平支持支柱19が格子状に取付けられている。更に、支柱保護板42には蛍光塗料を塗布した蛍光部42aを有し、夜間の作業でも、支柱保護具1の位置を容易に確認することができる。
図2に示すように、固縛バンド8によって、トラック荷台7の最前にあるカゴ台車4を後方に押し付ける力が作用するから、積載されたカゴ台車4がトラック荷台7に確りと固定され、荷台奥側のカゴ台車5、6も、同時にトラック荷台7安定に固定される。固縛ベルト8の両端又は一方は、外側支柱10aよりトラック荷台7の奥側に配置され、図2では、固縛ベルト8の両端が外側支柱10aより荷台奥側に固定されている。固縛バンド8の長さは、ラチェットハンドル13によりその長さを調整することができる。ベルト当接部8aでカゴ台車4を固定する押圧が作用し、左右の外側支柱10aが各々の支柱保護具1によって固縛バンド8の押圧から保護されている。図のカゴ台車5、6の開放側5a、6aが対向するように配置され、カゴ台車4の開放側14や5、6の開放側5a、6aには、荷崩れ防止用のベルトや着脱自在の棒状部材を取付けても良い。
図3は、本発明に係る固縛ベルト8の一方が外側支柱10aより荷台奥側に固定された状態を上方から視た配置図である。図3では、カゴ台車4が一方の壁面7a側に配置されており、1つの支柱保護具1が片側の外側支柱10aに取付けられ、固縛バンド8によって固定されている。固縛バンド8の一端が外側支柱10aより荷台奥側の固定部9に固定され、固縛バンド8の他端は外側支柱10aよりトラック荷台7の入口側に固定されている。よって、固縛バンド8の当接部8aが支柱保護具1を介して片側の外側支柱10aに押圧を作用させるから、カゴ台車4及び荷台奥側の台車5、6が固定される。そして、外側支柱10aに支柱保護具1の内面が接触してより均等に力が作用するから、外側支柱10aの1点に力が集中することなく、外側支柱10aの変形が防止される。
図4は、本発明に係るカゴ台車用支柱保護具1を配置したカゴ台車4の側面概略図である。前記支柱保護具1は、上方係止部2と下方係止部3を有し、この実施例では、上方係止部2の係止部材支持板48(「係止突起板」とも称する)に接合された係止部材により、側柵10の上段支持支柱19aに係止されている。更に、固縛ベルト8により固定されるから、支柱保護具1が安定して保持される。側柵10は、外側支柱10aと水平外側支柱10bからなる外枠と、水平な上段支持支柱19a、中段支持支柱19b及び下段支持支柱19cと縦の支持支柱18を有する内側の格子から構成されている。後述するように、下方係止部3の係止部材支持板52に接合された係止部材50によって下方から、下段支持支柱19cに係止させて、固縛バンド8を取付けても良い。
図5は、本発明に係るカゴ台車用支柱保護具1の構成概略図である。(5A)は、支柱保護具1を正面側保護面43の正面側裏面47から視た構成概略図であり、(5B)は、(5A)に示した矢印aの方向から視た支柱保護具1の構成概略図である。(5C)は、(5A)に示した矢印bの方向から視た支柱保護具1の構成概略図である。(5A)及び(5B)に示すように、前記支柱保護具1は、支柱保護板42と、その上方に設けられた上方係止部2及び下方に設けられた下方係止部3から構成されている。支柱保護板42は、正面側保護板43と側面側保護板44からなるLアングル形状を有しており、正面側裏面47や側面側裏面45が図1等に示した外側支柱10aに当接する。上方係止部2には、係止部材46と係止部材支持板48が取付けられ、同様に、下方係止部3には、上下対称に係止部材50と係止部材支持板52が取付けられている。係止部材支持板48は、一体に連結される係止部材取付部材48aと支持板接合部材48bから形成され、係止部材取付部材48aには、係止部材46が溶接によって接合されている。係止部材46の先端は係止突起46aとしての機能を有し、図5に示した係止突起46aは、図4に示した水平の上段支持支柱19aに係止する。同様に、下方係止部3に設けられた係止部材支持板52も係止部材取付部材52aと支持板接合部材52bからなり、係止部材取付部材52aに係止部材50が取付けられている。(5C)に示すように、図5の実施形態では、上方係止部2の支持板接合部材48bと下方係止部3の支持板接合部材52bが側面側保護面44に接合されている。上方係止部2と下方係止部3が上下対称に設けられるから、図1〜3に示した外部支柱10aの左右いずれにも取付けることができる。また、後述するように、場合によって、図4に示したカゴ台車1における水平な下段支持支柱19cに係止させることも可能である。
図6は、本発明に係るカゴ台車用支柱保護具1の上方係止部2の概略図である。(6A)は、支柱保護具1を上方から視た上面図である。前述のように、支柱保護板42は、正面側保護面43と側面側保護面44を有し、側面側保護面44に係止部材支持板48の支持板接合部材48bが接合されている。更に、係止部材支持板48は、一体に連結される係止部材取付部材48aと支持板接合部材48bから形成され、係止部材取付部材48aに係止部材46が取付られている。 (6B)に示すように、係止部材46は、所定の取付角θで係止部材取付部材48aに取付けられており、上端の間隔L1と下端の間隔L2によって取付角θが調整される。取付角θは5°〜45°の範囲にあることが好ましい。取付角θが設けられることにより、厚さや太さの異なる水平な支持支柱に係止突起46aが係止することができる。更に、(6C)に示すように、係止部材46は、正面側保護面43に対して略平行に取付けられている。
図7は、本発明に係るカゴ台車用支柱保護具1の上方係止部2を支持支柱19に係止させた使用状態の拡大図である。(7A)は、水平な支持支柱19の厚さtが比較的薄い場合である。前記支柱保護具1の支柱保護板42が前記カゴ台車4の外側支柱10aを保護するよう配置され、係止突起46aにより支持支柱19に係止している。(7A)では、支持支柱19の厚さtが比較的薄いため、係止部材取付部材48aが支持支柱19に接触又は近接するまで、係止部材支持板48が下方に位置している。(7B)は、水平な支持支柱19の厚さtが比較的厚い場合である。前述のように、係止部材46は、支持板接合部材48bに対し、所定の取付角θを有して接合されているから、係止突起46aの先端に向かって側面側裏面45との間隔が拡大しており、支持支柱19の厚さtが大きくなっても係止突起46aを係止させることができる。よって、支柱保護板42が安定に配置される。
図8は、本発明に係るカゴ台車用支柱保護具1の下方係止部3を支持支柱19に係止させた使用状態の拡大図である。図8では、外側支柱10aが支柱保護板42によって保護され、下方係止部3の係止突起50aが水平な支持支柱19に係止している。支柱保護板42は、図1に示したように、固縛バンド8によって締付けられるから、下方から係止突起50aを支持支柱19に係止させても、支柱保護板42を外側支柱10aに配置することができる。よって、比較的高さの低いカゴ台車や前記上方係止部2の位置に支持支柱19が無い場合においても、支柱保護板42を取付けることができる。
図9は、本発明に係るカゴ台車用支柱保護具1がテーパ状の係止突起46aを有する上方係止部2の概略図である。図9に示した係止部材46は、テーパ状の係止突起46aが形成されており、テーパ形状に応じた所定の取付角θが設けられる。間隔L1と間隔L2は、テーパ形状に依存している。図9において、係止部材取付部材48aに接合される係止部材46の基端部46bは、円筒形状を有しているが、係止部材46の全体がテーパ形状を有していても良い。
図10は、本発明の他の実施形態に係るカゴ台車用支柱保護具1を支持支柱19に係止させた使用状態の拡大図である。(10A)に示すように、係止部材46と係止突起板42が一体形成されて係止体を構成している。よって、係止突起46aも係止突起板42と一体であり、同様に、係止突起46aが水平の支持支柱19に係止して、支柱保護板42が外側支柱10aに取付けられる。(10B)に示すように、係止突起46aは側面側保護面44に対して間隔が拡大し、終端の間隔L2が最大間隔となるよう傾斜する形状を有している。よって、前述の取付角θと同等の角度が設けられている。
尚、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想を逸脱しない範囲における種々変形例、設計変更などをその技術的範囲内に包含するものであることは云うまでもない。
本発明によれば、支柱保護板が固縛ベルトの当接する前記外側支柱の少なくとも当接面側に着脱自在に取付けられるから、前記固縛ベルトの当接により前記外側支柱が変形することを防止することができる。即ち、前記固縛ベルトと前記外側支柱の間に前記支柱保護板が配置され、前記固縛ベルトが前記外側支柱に直接当接せず、前記支柱保護板が前記外側支柱に沿って配置されるから、前記固縛ベルトの力を分散して前記外側支柱に伝達することができ、前記外側支柱が曲げ変形することを防止することができる。よって、カゴ台車の耐久性や寿命を向上させることができ、物品の輸送コストを低減化することができる。
1 カゴ台車用支柱保護具(又は支柱保護具)
2 上方係止部
3 下方係止部
4 カゴ台車
5 カゴ台車
5a 開放側
6 カゴ台車
6a 開放側
7 トラック荷台
7a 壁面
8 固縛ベルト
8a 当接部
8b 余剰部
9 ベルト固定部
10 側柵
10a 外側支柱
10b 水平外側支柱
10c 外側支柱
12 布原反
13 ラチェットハンドル
14 開放側
15 底板
16 後部側柵
18 支持支柱
19 支持支柱
19a 上段支持支柱
19b 中段支持支柱
19c 下段支持支柱
20 キャスタ
21 側柵
23 支持支柱
24 キャスタ
25 開き止めステイ
25a 先端部
26 開き止めステイ取付具
27 開き止めステイ差込具
28 キャスタ
31 床面
32 後部側柵
34 底板
39 バンド
42 支柱保護板
42a 蛍光部
43 正面側保護面
44 側面側保護面
45 側面側裏面
46 係止部材
46a 係止突起
46b 基端部
47 正面側裏面
48 係止部材支持板
48a 係止部材取付部材
48b 支持板接合部材
50 係止部材
50a 係止突起
52 係止部材支持板
52a 係止部材取付部材
52b 支持板接合部材
101 カゴ台車
103 側柵
104 縦支柱
105 下枠
106 支持板
107 キャスタ
109 回動枠
109a 外側支柱
109b 曲げ変形部
110 横支柱
111 縦支柱
112 下枠
113 ラチェットハンドル
115 開き止めステイ差込具
116 回動用支持部材
118 側柵側支柱
119 ベース
120 開き止めステイ
120a 開き止めステイ取付具
120b 先端部
123 横支柱
138 固縛ベルト
t 厚さ
L1 間隔
L2 間隔
θ 取付角

Claims (9)

  1. 荷物を載置する底板と前記荷物を囲う複数の側柵が設けられたカゴ台車において、前記側柵の端に設けられた外側支柱に沿って配置される支柱保護板と、前記外側支柱を支持する支持支柱に係止する又は前記外側支柱の端縁に係止する係止突起が前記支柱保護板の端部に配置された係止部からなり、前記カゴ台車の輸送時に前記カゴ台車を輸送用荷台に固定する固縛ベルトが当接する前記外側支柱の少なくとも当接面側に着脱自在に取付けられ、前記固縛ベルトの当接により前記外側支柱が変形することを防止することを特徴とするカゴ台車用支柱保護具。
  2. 前記係止部が前記支柱保護板の端部と、前記端部に接合された係止突起板と、前記係止突起板に設けられた前記係止突起を有する係止部材からなる請求項1に記載のカゴ台車用支柱保護具。
  3. 前記係止突起の係止側先端がテーパ状に形成される請求項1又は2に記載のカゴ台車用支柱保護具。
  4. 前記係止部が前記支柱保護板の両端に対称に設けられる請求項1、2又は3に記載のカゴ台車用支柱保護具。
  5. 前記係止部材が前記係止突起板に接合される棒状部材からなる請求項2、3又は4に記載のカゴ台車用支柱保護具。
  6. 前記係止部材と前記係止突起板が一体形成された係止体を形成する請求項2、3又は4に記載のカゴ台車用支柱保護具。
  7. 前記外側支柱が前記底板に対して鉛直に設けられ、前記支持支柱が水平方向に設けられた水平支持支柱であり、前記係止突起が前記水平支持支柱に係止するように構成される請求項1〜6のいずれかに記載のカゴ台車用支柱保護具。
  8. 前記支柱保護板がL字状の断面を有するLアングルからなる請求項1〜7のいずれかに記載のカゴ台車用支柱保護具。
  9. 請求項1〜8のいずれかに記載のカゴ台車用支柱保護具を前記カゴ台車に取付け、前記カゴ台車用支柱保護具の上から前記固縛ベルトにより前記カゴ台車を前記輸送用荷台に固定することを特徴とするカゴ台車用支柱保護具の使用方法。
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