JP2014161525A - 衣類乾燥機 - Google Patents
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Abstract
【課題】乾燥初期の乾燥用空気温度の立ち上がりを良好にする。
【解決手段】空気循環路9に送風する送風機7と、ヒートポンプ装置6と、乾燥用空気の一部を空気循環路9から排出する排気口11と、外気を空気循環路9に導入する吸気口10と、吸気口10を開閉する開閉弁14と、蒸発器4を通過後の乾燥用空気の温度を検知する乾燥用空気温度検知手段12と、吸気口10から吸気する外気温度を検知する外気温度検知手段15と、開閉弁14の駆動を制御する制御手段16とを備え、制御手段16は、乾燥運転初期において、外気温度検知手段15で検知した外気温度が、蒸発器4を通過後の乾燥用空気温度より高い場合は、開閉弁14を開き吸気口10から空気循環路9に外気を導入するようにしたものである。
【選択図】図1
【解決手段】空気循環路9に送風する送風機7と、ヒートポンプ装置6と、乾燥用空気の一部を空気循環路9から排出する排気口11と、外気を空気循環路9に導入する吸気口10と、吸気口10を開閉する開閉弁14と、蒸発器4を通過後の乾燥用空気の温度を検知する乾燥用空気温度検知手段12と、吸気口10から吸気する外気温度を検知する外気温度検知手段15と、開閉弁14の駆動を制御する制御手段16とを備え、制御手段16は、乾燥運転初期において、外気温度検知手段15で検知した外気温度が、蒸発器4を通過後の乾燥用空気温度より高い場合は、開閉弁14を開き吸気口10から空気循環路9に外気を導入するようにしたものである。
【選択図】図1
Description
本発明は、衣類等の乾燥をおこなう衣類乾燥機に関する。
従来、この種の衣類乾燥機は、ヒートポンプ装置を用いたものが考えられている(例えば、特許文献1参照)。
図8は、特許文献1に記載された従来の衣類乾燥装置を示すものである。図8に示すように、圧縮機51、凝縮器52、絞り手段53および蒸発器54を冷媒が循環するように管路55で連結したヒートポンプ装置56と、乾燥庫57に乾燥用空気を流す風路58を有している。風路58は、乾燥用空気を加熱する凝縮器52と、乾燥用空気を送風する送風機59と、衣類等の乾燥対象物を入れた乾燥庫57と、乾燥用空気を冷却し除湿する蒸発器54とを連結するように構成されている。
風路58には、乾燥用空気の一部を放出し、外気を取り入れる熱バランス手段60を設けている。熱バランス手段60は、乾燥庫57から出た乾燥用空気が蒸発器54に至るまでの風路58に、排気口61と開閉ダンパ62を設け、蒸発器54を出た乾燥用空気が凝縮器52に至るまでの風路58に、吸気口63と開閉ダンパ64を設けている。
以上のように構成された衣類乾燥機の動作について説明する。まず、乾燥運転を開始すると、圧縮機51および送風機59が作動する。送風機59によって乾燥用空気が凝縮器52を通過し、凝縮器52からの放熱で加熱されて温風となり、乾燥庫57に送られる。乾燥庫57内で衣類と接触した乾燥用空気は、衣類から水分を奪って衣類の乾燥を進行させる。
乾燥用空気は、蒸発のための熱量として顕熱をあたえるため温度が低下するが、衣類から放出されたほぼ同等の潜熱を有する水蒸気を含んで高湿の空気となる。衣類と接触する前後の乾燥用空気のエンタルピはほぼ一定である。高湿となって乾燥庫57から出た乾燥用空気は、風路58に設けられた熱バランス手段60を通過し、排気口61を通してその一部が外部に排気される。排気された風量に応じて、吸気口63から乾燥用空気よりもエンタルピの小さい外部空気が流入する。凝縮器52での放熱量の変化や、外部空気の温湿度変化によるエンタルピの大小に応じて、開閉ダンパ62、64の開口度合いがコントロールされる。
熱バランス手段60の排気口61において外部へ熱量を放出し、風量も減少した乾燥用空気は、さらに蒸発器54において冷却され、顕熱と潜熱を奪われ結露して除湿される。除湿されて絶対湿度が低下した乾燥用空気は、蒸発器54の下流において吸気口63から流入する外部空気と混ざって再び凝縮器52で加熱される。外部空気は蒸発器54を通過しないため、蒸発器54での空気から冷媒に移動する熱量はより少なくなり、熱量放出の効果がさらに高まる。
熱バランス手段60によって、衣類通過後の乾燥用空気の有する熱量の一部を外部に放出することにより、凝縮器52から熱を得て高温となった乾燥用空気の一部を、衣類に当てる前に外部に排気することなく、冷媒の温度と圧力の過昇を抑え、圧縮機51の過負荷を防いで、安全で安定したヒートポンプ装置の運転を可能にしたものである。
しかしながら、前記従来の構成では、乾燥運転の初期において、特に、外気温度が低い場合は、乾燥用空気温度の立ち上がりが遅く、乾燥時間が長くなるという問題があった。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、乾燥初期において乾燥用空気温度の立ち上がりを良好にし、乾燥性能を向上させた衣類乾燥機を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の衣類乾燥機は、衣類を収容する乾燥室と、前記乾燥室から排出された乾燥用空気を前記乾燥室へ循環させる空気循環路と、前記空気循環路に送風する送風機と、圧縮機、凝縮器、絞り手段、蒸発器を冷媒が循環する冷媒管で連結したヒートポンプ装置と、前記乾燥室を出た乾燥用空気が前記蒸発器に至るまでの前記空気循環路に設けられ、乾燥用空気の一部を前記空気循環路から排出する排気口と、前記蒸発器を出た乾燥用空気が前記凝縮器に至るまでの前記空気循環路に設けられ、外気を前記空気循環路に導入する吸気口と、前記吸気口を開閉する開閉弁と、前記蒸発器を通過後の乾燥用空気の温度を検知する乾燥用空気温度検知手段と、前記吸気口から吸気する外気温度を検知する外気温度検知手段と、前記開閉弁の駆動を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、乾燥運転初期において、前記外気温度検知手段で検知した外気温度が、前記蒸発器を通過後の乾燥用空気温度より高い場合は、前記開閉弁を開き前記吸気口から前記空気循環路に外気を導入するようにしたものである。
これによって、凝縮器へ導入される乾燥用空気温度を高めることが可能となり、乾燥運転の初期において、乾燥用空気温度の立ち上がりを速くして、乾燥性能を向上させることができる。
本発明の衣類乾燥機は、乾燥運転の初期において、乾燥用空気温度の立ち上がりを速くして、乾燥性能を向上させることができる。
第1の発明は、衣類を収容する乾燥室と、前記乾燥室から排出された乾燥用空気を前記乾燥室へ循環させる空気循環路と、前記空気循環路に送風する送風機と、圧縮機、凝縮器、絞り手段、蒸発器を冷媒が循環する冷媒管で連結したヒートポンプ装置と、前記乾燥室を出た乾燥用空気が前記蒸発器に至るまでの前記空気循環路に設けられ、乾燥用空気の一部を前記空気循環路から排出する排気口と、前記蒸発器を出た乾燥用空気が前記凝縮器に至るまでの前記空気循環路に設けられ、外気を前記空気循環路に導入する吸気口と、前記
吸気口を開閉する開閉弁と、前記蒸発器を通過後の乾燥用空気の温度を検知する乾燥用空気温度検知手段と、前記吸気口から吸気する外気温度を検知する外気温度検知手段と、前記開閉弁の駆動を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、乾燥運転初期において、前記外気温度検知手段で検知した外気温度が、前記蒸発器を通過後の乾燥用空気温度より高い場合は、前記開閉弁を開き前記吸気口から前記空気循環路に外気を導入するようにしたものである。
吸気口を開閉する開閉弁と、前記蒸発器を通過後の乾燥用空気の温度を検知する乾燥用空気温度検知手段と、前記吸気口から吸気する外気温度を検知する外気温度検知手段と、前記開閉弁の駆動を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、乾燥運転初期において、前記外気温度検知手段で検知した外気温度が、前記蒸発器を通過後の乾燥用空気温度より高い場合は、前記開閉弁を開き前記吸気口から前記空気循環路に外気を導入するようにしたものである。
これにより、凝縮器へ導入される乾燥用空気温度を高めることが可能となり、乾燥運転の初期において、乾燥用空気温度の立ち上がりを速くすることができ、乾燥性能を向上させることができる。
上記構成において、前記吸気口は、筐体内に開口した第1の吸気口と、前記第1の吸気口を開閉する第1の開閉弁と、前記第1の吸気口から吸気する外気温度を検知する第1の外気温度検知手段と、筐体外に開口した第2の吸気口と、前記第2の吸気口を開閉する第2の開閉弁と、前記第2の吸気口から吸気する外気温度を検知する第2の外気温度検知手段を設け、前記第1の吸気口からの吸気と前記第2の吸気口からの吸気を切り替え可能に構成してもよい。
これにより、空気循環路への外気の導入に際し、筐体内外の温度の高い方の外気を選択することが可能となり、乾燥運転の初期において、乾燥用空気温度の立ち上がりを速くすることができ、乾燥性能を向上させることができる。
上記構成において、前記乾燥用空気温度検知手段で検知した温度をKa、前記第1の外気温度検知手段で検知した温度をK1、前記第2の外気温度検知手段で検知した温度をK2としたとき、前記制御手段は、「K1>Ka>K2」、または、「K1>K2>Ka」の場合は、前記第1の開閉弁を開放し前記第2の開閉弁を閉じるようにしてもよい。
これにより、蒸発器を通過した乾燥用空気へ、それより高い温度の外気を第1の吸気口から吸気し、凝縮器へ導入される乾燥用空気の温度を上昇させることができる。
上記構成において、前記乾燥室を構成するドラムを内部に設けた水槽と、前記ドラムを回転駆動するモータと、前記水槽内に洗濯水を給水する給水手段と、前記水槽内の洗濯水を排水する排水手段と、を備えてもよい。
これにより。乾燥運転に先だって実行する洗濯運転において、洗い、すすぎ、脱水の各工程の運転中に発生するモータの熱などにより、筐体内部の温度が上昇する。この温度が高くなった筐体内部の空気を吸気口から導入することによって、乾燥初期における乾燥用空気温度を迅速に立ち上げることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の第1の実施の形態における衣類乾燥機のシステム系統図、図2は、同衣類乾燥機のブロック図、図3は、同衣類乾燥機の動作を示すフローチャートである。
図1は、本発明の第1の実施の形態における衣類乾燥機のシステム系統図、図2は、同衣類乾燥機のブロック図、図3は、同衣類乾燥機の動作を示すフローチャートである。
図1〜図3において、衣類乾燥機は、冷媒を圧縮する圧縮機1と、圧縮後の高温高圧の冷媒の熱を放熱する凝縮器2と、高圧の冷媒の圧力を減圧するためのキャピラリーチューブからなる絞り手段3と、減圧されて低圧となった冷媒が周囲から熱を奪う蒸発器4を順に接続し、再び圧縮機1に冷媒が循環するように冷媒管5で連結したヒートポンプ装置6
が設けられている。
が設けられている。
また、乾燥用空気を送風する送風機7と、衣類等の被乾燥物を入れる乾燥室8と、乾燥用空気から吸熱し冷却除湿する蒸発器4と、冷却除湿された乾燥用空気を加熱する凝縮器2を環状に接続した空気循環路9が設けられている。乾燥用空気は、空気循環路9を矢印Aで示す方向に流れる。
空気循環路9には、空気循環路9外の空気を取り込む吸気口10と、空気循環路9を流れる乾燥用空気の一部を空気循環路9から排出する排気口11が設けられている。吸気口10は、蒸発器4の下流側で凝縮器2との間に配設され、排気口11は、乾燥室8の下流側で蒸発器4との間に配設されている。
蒸発器4を通過した乾燥用空気の温度は、乾燥用空気温度検知手段12で検知する。乾燥用空気温度検知手段12は、蒸発器4と吸気口10の間の空気循環路9に設けられており、蒸発器4の下流側近傍に配設し、蒸発器4を通過した直後の乾燥用空気の温度を検知する。
吸気口10は、筐体13内に開口し、開閉弁14を設けて開閉自在に構成している。吸気口10の近傍には、吸気口10から吸気される筐体13内の外気の温度を検知する外気温度検知手段15が設けられている。乾燥用空気温度検知手段12および外気温度検知手段15は、サーミスタ等で構成している。
制御手段16は、乾燥用空気温度検知手段12および外気温度検知手段15の出力が入力され、ヒートポンプ装置6の圧縮機1および送風機7、開閉弁14等を制御し、乾燥運転を制御する。
以上のように構成された衣類乾燥機について、以下その動作、作用を説明する。まず、乾燥運転を開始すると、開閉弁14を閉じ、送風機7と圧縮機1が作動する。送風機7によって乾燥用空気が凝縮器2を通過し、凝縮器2からの放熱で加熱され、温風となって乾燥室8に送られる。
乾燥室8内で衣類と接触した乾燥用空気は、衣類から水分を奪って乾燥させ、高湿となった乾燥用空気は、蒸発器4において冷却され、潜熱を奪われ結露して除湿される。除湿されて絶対湿度が低下した乾燥用空気は、再び凝縮器2で加熱され乾燥室8に送風されることで衣類の乾燥が進行する。
ここで、乾燥工程の初期において、乾燥用空気温度検知手段12で検知した乾燥用空気の温度(Ka)と、外気温度検知手段15で検知した乾燥用空気の温度(K1)が制御手段16に入力され、開閉弁14の開閉を制御する構成としている。
乾燥用空気温度検知手段12および外気温度検知手段15で検知した乾燥用空気の温度が、「K1>Ka」の場合は、開閉弁14を開くことによって、蒸発器4を通過した温度(Ka)の乾燥用空気へ、それより高い温度(K1)の外気を吸気口10から吸気し、凝縮器2へ導入される乾燥用空気の温度を上昇させることができる。
また、乾燥用空気温度検知手段12および外気温度検知手段15で検知した乾燥用空気の温度が、「Ka>K1」の場合は、開閉弁14を閉じることによって、蒸発器4を通過した温度(Ka)より低い温度(K1)の外気が、空気循環路9内の導入されることがなく、凝縮器2へ導入される乾燥用空気の温度が低下するのを防止することができる。
以上のように、本実施の形態においては、衣類等の乾燥対象を収容する乾燥室8と、乾燥室8から排出された乾燥用空気を乾燥室8へ循環させる空気循環路9と、空気循環路9に送風する送風機7と、圧縮機1と凝縮器2と絞り手段3と蒸発器4とを冷媒が循環するように冷媒管5で連結したヒートポンプ装置6と、乾燥室8を出た乾燥用空気が蒸発器4に至るまでの空気循環路9に設けられ、乾燥用空気の一部を空気循環路9から排出する排気口11と、蒸発器4を出た乾燥用空気が凝縮器2に至るまでの空気循環路9に設けられ、外気を空気循環路9に導入する吸気口10と、吸気口10を開閉する開閉弁14と、蒸発器4を通過後の乾燥用空気の温度を検知する乾燥用空気温度検知手段12と、吸気口10から吸気する外気温度を検知する外気温度検知手段15と、開閉弁14の駆動を制御する制御手段16とを備え、制御手段16は、乾燥運転初期において、外気温度検知手段15で検知した外気温度が、蒸発器4を通過後の乾燥用空気温度より高い場合は、開閉弁14を開き吸気口10から空気循環路9に外気を導入するようにしたものであり、凝縮器2へ導入される乾燥用空気温度を、空気循環路9に導入する外気によって高くすることが可能となり、高められた乾燥用空気を凝縮器2によって加熱することで、乾燥初期における乾燥用空気温度の立ち上げを迅速にすることができ、乾燥室8へ導入される乾燥用空気温度を高めて、乾燥性能を向上させることができる。
また、蒸発器4と凝縮器2の間に吸気口10を設け、蒸発器4手前の上流側に排気口11を設けることで、開閉弁14を開いた場合は、開閉弁14を閉じている場合に比べて、蒸発器4へ導入される乾燥用空気の風量が少なくなるので、蒸発器4で冷却除湿される乾燥用空気の風量も少なくなる。そこへ、温度の高い外気を導入することによって、乾燥用空気温度を効果的に高めることが可能となり、温度が高められた乾燥用空気を凝縮器2へ導入させることができる。
なお、吸気口10は、筐体13外から外気を空気循環路9に導入するように構成してもよい。この場合は、外気温度検知手段15で筐体13外の温度を検知する。
(実施の形態2)
図4は、本発明の第2の実施の形態における衣類乾燥機のシステム系統図、図5は、同衣類乾燥機のブロック図、図6は、同衣類乾燥機の動作を示すフローチャートである。本実施の形態の特徴は、筐体13内に開口した第1の吸気口17からの吸気と、筐体13外に開口した第2の吸気口18からの吸気を切り替え可能に構成したものである。他の構成は実施の形態1と同じであり、同一の構成に同一の符号を付して、詳細な説明は実施の形態1のものを援用する。
図4は、本発明の第2の実施の形態における衣類乾燥機のシステム系統図、図5は、同衣類乾燥機のブロック図、図6は、同衣類乾燥機の動作を示すフローチャートである。本実施の形態の特徴は、筐体13内に開口した第1の吸気口17からの吸気と、筐体13外に開口した第2の吸気口18からの吸気を切り替え可能に構成したものである。他の構成は実施の形態1と同じであり、同一の構成に同一の符号を付して、詳細な説明は実施の形態1のものを援用する。
図4〜図6において、吸気口10は、筐体13内に開口した第1の吸気口17と、筐体13外に開口した第2の吸気口18に連通して設けられ、第1の吸気口17を開閉する第1の開閉弁19と、第2の吸気口18を開閉する第2の開閉弁20が設けられている。
送風機7を駆動させているときに、第1の吸気口17または第2の吸気口18の、少なくともいずれか一方を開くことで、排気口11から乾燥用空気の一部が排気される構成となっている。また、第1の吸気口17と第2の吸気口18の両方を閉じているときは、排気口11から乾燥用空気が排気されないように構成されている。
また、第1の吸気口17から吸気される外気温度を検知する第1の外気温度検知手段21が第1の吸気口17の近傍に設けられ、第2の吸気口18から吸気される外気温度を検知する第2の外気温度検知手段22が第2の吸気口18の近傍に設けられている。
制御手段16は、圧縮機1、送風機7、第1の開閉弁19、第2の開閉弁20等を制御し、乾燥運転を制御する。
以上のように構成された衣類乾燥機について、以下その動作、作用を説明する。乾燥工程の初期において、乾燥用空気温度検知手段12で検知した乾燥用空気の温度(Ka)、第1の外気温度検知手段21で検知した乾燥用空気の温度(K1)、第2の外気温度検知手段22で検知した乾燥用空気の温度(K2)が各々制御手段16に入力され、第1の開閉弁19および第2の開閉弁20の開閉を制御する構成としている。
乾燥用空気温度検知手段12、第1の外気温度検知手段21、第2の外気温度検知手段22で検知した温度が、
「K1>Ka>K2」、または、「K1>K2>Ka」
の場合は、第1の開閉弁19を開放し、第2の開閉弁20を閉じる。第1の開閉弁19を開くことによって、蒸発器4を通過した温度(Ka)の乾燥用空気へ、それより高い温度(K1)の外気を第1の吸気口17から吸気し、凝縮器2へ導入される乾燥用空気の温度を上昇させることができる。
「K1>Ka>K2」、または、「K1>K2>Ka」
の場合は、第1の開閉弁19を開放し、第2の開閉弁20を閉じる。第1の開閉弁19を開くことによって、蒸発器4を通過した温度(Ka)の乾燥用空気へ、それより高い温度(K1)の外気を第1の吸気口17から吸気し、凝縮器2へ導入される乾燥用空気の温度を上昇させることができる。
また、乾燥用空気温度検知手段12、第1の外気温度検知手段21、第2の外気温度検知手段22で検知した温度が、
「K2>Ka>K1」、または、「K2>K1>Ka」
の場合は、第1の開閉弁19を閉じ、第2の開閉弁20を開放する。第2の開閉弁20を開くことによって、蒸発器4を通過した温度(Ka)の乾燥用空気へ、それより高い温度(K2)の外気を第2の吸気口18から吸気し、凝縮器2へ導入される乾燥用空気の温度を上昇させることができる。
「K2>Ka>K1」、または、「K2>K1>Ka」
の場合は、第1の開閉弁19を閉じ、第2の開閉弁20を開放する。第2の開閉弁20を開くことによって、蒸発器4を通過した温度(Ka)の乾燥用空気へ、それより高い温度(K2)の外気を第2の吸気口18から吸気し、凝縮器2へ導入される乾燥用空気の温度を上昇させることができる。
また、乾燥用空気温度検知手段12、第1の外気温度検知手段21、第2の外気温度検知手段22で検知した温度が、
「Ka>K1>K2」、または、「Ka>K2>K1」
の場合は、第1の開閉弁19および第2の開閉弁20を閉じる。第1の開閉弁19および第2の開閉弁20の両方を閉じることによって、それより低い温度(K1、K2)の外気が導入されることがなく、凝縮器2へ導入される乾燥用空気の温度が低下するのを防止することができる。
「Ka>K1>K2」、または、「Ka>K2>K1」
の場合は、第1の開閉弁19および第2の開閉弁20を閉じる。第1の開閉弁19および第2の開閉弁20の両方を閉じることによって、それより低い温度(K1、K2)の外気が導入されることがなく、凝縮器2へ導入される乾燥用空気の温度が低下するのを防止することができる。
以上のように、本実施の形態においては、筐体13内に開口した第1の吸気口17と、第1の吸気口17を開閉する第1の開閉弁19と、第1の吸気口17から吸気する外気温度を検知する第1の外気温度検知手段21と、筐体13外に開口した第2の吸気口18と、第2の吸気口18を開閉する第2の開閉弁20と、第2の吸気口18から吸気する外気温度を検知する第2の外気温度検知手段22を設け、第1の吸気口17からの吸気と第2の吸気口18からの吸気を切り替え可能に構成したものであり、空気循環路9への外気の導入に際し、筐体13内と外の温度の高い方の外気を選択することが可能となり、外気によって効果的に高められた乾燥用空気を凝縮器2により加熱することで、乾燥運転の初期において、乾燥用空気温度の立ち上げを迅速にすることができ、乾燥室8へ導入される乾燥用空気温度を高めて、乾燥性能を向上させることができる。
(実施の形態3)
図7は、本発明の第3の実施の形態における衣類乾燥機の要部断面図である。本実施の形態の特徴は、洗濯機能を備えた衣類乾燥機、所謂、洗濯乾燥機としたものである。
図7は、本発明の第3の実施の形態における衣類乾燥機の要部断面図である。本実施の形態の特徴は、洗濯機能を備えた衣類乾燥機、所謂、洗濯乾燥機としたものである。
図7において、乾燥室8を構成するドラム31を有底筒状の水槽32内に設け、ドラム31を回転させるモータ33と、水槽32内に洗濯水を給水する給水手段34と、水槽32内の洗濯水を排水する排水手段35を設け、制御手段16によって、洗い、すすぎ、脱水、乾燥の各工程を逐次制御するようにしたものである。制御手段16は、洗濯運転に続
いて乾燥運転を実行することができるほか、乾燥運転のみを実行することができる。他の構成は実施の形態1と同じであり、同一の構成に同一の符号を付して、詳細な説明は実施の形態1のものを援用する。
いて乾燥運転を実行することができるほか、乾燥運転のみを実行することができる。他の構成は実施の形態1と同じであり、同一の構成に同一の符号を付して、詳細な説明は実施の形態1のものを援用する。
洗濯機能を備えた衣類乾燥機とした場合は、乾燥運転に先だって実行する洗濯運転において、洗い、すすぎ、脱水の各工程の運転中に発生するモータ33の熱などにより、筐体13内部の温度が上昇する。この温度が高くなった筐体13内部の空気を吸気口10から導入することによって、乾燥初期における乾燥用空気温度の立ち上げを迅速にすることができ、乾燥室8へ導入される乾燥用空気温度を高めて、乾燥性能を向上させることができる。
以上のように、本発明にかかる衣類乾燥機は、乾燥運転の初期において、乾燥用空気温度の立ち上がりを速くして、乾燥性能を向上させることができるので、衣類乾燥機として有用である。
1 圧縮機
2 凝縮器
3 絞り手段
4 蒸発器
5 冷媒管
6 ヒートポンプ装置
7 送風機
8 乾燥室
9 空気循環路
10 吸気口
11 排気口
12 乾燥用空気温度検知手段
13 筐体
14 開閉弁
15 外気温度検知手段
16 制御手段
17 第1の吸気口
18 第2の吸気口
19 第1の開閉弁
20 第2の開閉弁
21 第1の外気温度検知手段
22 第2の外気温度検知手段
2 凝縮器
3 絞り手段
4 蒸発器
5 冷媒管
6 ヒートポンプ装置
7 送風機
8 乾燥室
9 空気循環路
10 吸気口
11 排気口
12 乾燥用空気温度検知手段
13 筐体
14 開閉弁
15 外気温度検知手段
16 制御手段
17 第1の吸気口
18 第2の吸気口
19 第1の開閉弁
20 第2の開閉弁
21 第1の外気温度検知手段
22 第2の外気温度検知手段
Claims (4)
- 衣類を収容する乾燥室と、
前記乾燥室から排出された乾燥用空気を前記乾燥室へ循環させる空気循環路と、
前記空気循環路に送風する送風機と、
圧縮機、凝縮器、絞り手段、蒸発器を冷媒が循環する冷媒管で連結したヒートポンプ装置と、
前記乾燥室を出た乾燥用空気が前記蒸発器に至るまでの前記空気循環路に設けられ、乾燥用空気の一部を前記空気循環路から排出する排気口と、
前記蒸発器を出た乾燥用空気が前記凝縮器に至るまでの前記空気循環路に設けられ、外気を前記空気循環路に導入する吸気口と、
前記吸気口を開閉する開閉弁と、
前記蒸発器を通過後の乾燥用空気の温度を検知する乾燥用空気温度検知手段と、
前記吸気口から吸気する外気温度を検知する外気温度検知手段と、
前記開閉弁の駆動を制御する制御手段とを備え、
前記制御手段は、
乾燥運転初期において、前記外気温度検知手段で検知した外気温度が、前記蒸発器を通過後の乾燥用空気温度より高い場合は、前記開閉弁を開き前記吸気口から前記空気循環路に外気を導入するようにした衣類乾燥機。 - 前記吸気口は、
筐体内に開口した第1の吸気口と、
前記第1の吸気口を開閉する第1の開閉弁と、
前記第1の吸気口から吸気する外気温度を検知する第1の外気温度検知手段と、
筐体外に開口した第2の吸気口と、
前記第2の吸気口を開閉する第2の開閉弁と、
前記第2の吸気口から吸気する外気温度を検知する第2の外気温度検知手段を設け、
前記第1の吸気口からの吸気と前記第2の吸気口からの吸気を切り替え可能に構成した請求項1に記載の衣類乾燥機。 - 前記乾燥用空気温度検知手段で検知した温度をKa、
前記第1の外気温度検知手段で検知した温度をK1、
前記第2の外気温度検知手段で検知した温度をK2としたとき、
前記制御手段は、「K1>Ka>K2」、または、「K1>K2>Ka」の場合は、前記第1の開閉弁を開放し前記第2の開閉弁を閉じるようにした請求項2に記載の衣類乾燥機。 - 前記乾燥室を構成するドラムを内部に設けた水槽と、
前記ドラムを回転駆動するモータと、
前記水槽内に洗濯水を給水する給水手段と、
前記水槽内の洗濯水を排水する排水手段と、を備えた請求項1〜3のいずれか1項に記載の衣類乾燥機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013035440A JP2014161525A (ja) | 2013-02-26 | 2013-02-26 | 衣類乾燥機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013035440A JP2014161525A (ja) | 2013-02-26 | 2013-02-26 | 衣類乾燥機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014161525A true JP2014161525A (ja) | 2014-09-08 |
Family
ID=51612743
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013035440A Pending JP2014161525A (ja) | 2013-02-26 | 2013-02-26 | 衣類乾燥機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2014161525A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2022220435A1 (ko) * | 2021-04-13 | 2022-10-20 | 삼성전자주식회사 | 신발 관리기 및 그 제어 방법 |
JP7431274B2 (ja) | 2017-11-09 | 2024-02-14 | アイナックス稲本株式会社 | 洗濯物のガス乾燥機 |
-
2013
- 2013-02-26 JP JP2013035440A patent/JP2014161525A/ja active Pending
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JP7431274B2 (ja) | 2017-11-09 | 2024-02-14 | アイナックス稲本株式会社 | 洗濯物のガス乾燥機 |
WO2022220435A1 (ko) * | 2021-04-13 | 2022-10-20 | 삼성전자주식회사 | 신발 관리기 및 그 제어 방법 |
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