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JP2014033839A - 衣類乾燥機 - Google Patents

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JP2014033839A
JP2014033839A JP2012177024A JP2012177024A JP2014033839A JP 2014033839 A JP2014033839 A JP 2014033839A JP 2012177024 A JP2012177024 A JP 2012177024A JP 2012177024 A JP2012177024 A JP 2012177024A JP 2014033839 A JP2014033839 A JP 2014033839A
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Kazuhiko Hashimoto
和彦 橋本
Takashi Komatsu
隆 小松
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Panasonic Corp
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Panasonic Corp
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Abstract

【課題】乾燥検知部による乾燥度合いの検知が、正しく行われる衣類乾燥機を提供すること。
【解決手段】衣類11を収容する回転ドラム12と、回転ドラム12を駆動するモータ13と、温風を生成する温風生成装置16と、温風生成装置16からの温風の温度を検知する温度検知部27と、回転ドラム12内の衣類11の乾燥度合いを検知する、電極からなる乾燥検知部28と、乾燥運転を制御する制御部30と、を備え、制御部30は、温度検知部27からの出力に基づいて、衣類11の乾燥度合いの検知を開始する。この構成により、温度検知部27からの出力に基づいて、適正な時期に、乾燥検知部28による乾燥度合いの検知が行われる。
【選択図】図1

Description

本発明は、電極からなる乾燥検知部を備えた衣類乾燥機に関する。
衣類乾燥機は、衣類を収容して回転するドラムと、衣類の乾燥度合いを検知する乾燥検知部とを有し、衣類が乾燥したと判断した場合、自動的に乾燥運転を停止する。乾燥検知部は電極から構成され、ドラムの回転に伴って移動する衣類が電極に接触する。乾燥検知部は、衣類が電極に接触した際の抵抗値を検知する。衣類が未だ湿っている場合は抵抗値が低く、衣類が乾燥した場合は抵抗値が高い。これによって、衣類の乾燥度合いが検知される。
図9は、従来の衣類乾燥機における、乾燥検知部からの抵抗値の出力図である。この図を基に、衣類の乾燥度合いに基づく乾燥運転の終了について説明する。衣類乾燥機は、乾燥検知部によって検知された抵抗値r、が、所定時間T1連続して、閾値Xよりも大きくなった時刻t2から、一定の遅延時間T3経過した時刻t4において、乾燥運転を終了する(例えば、特許文献1参照)。
特開平5−253397号公報
しかしながら上記従来の構成では、例えば、衣類が絡み合った状態の場合、抵抗値rはすぐに閾値Xよりも大きくなる。また、ドラムの回転に伴って、衣類の絡み合った状態が解消された場合、抵抗値rが、再度、閾値Xよりも小さくなる可能性がある。この場合、衣類が充分には乾燥されていないにもかかわらず、乾燥運転が終了するという課題があった。
また、衣類の容量が少ない場合は、衣類が乾燥検知部の電極に接触する頻度が少ないため、見かけ上の抵抗値rが大きくなる。この場合も、抵抗値rは、すぐに閾値Xよりも大きくなり、衣類が乾燥したと判断され、乾燥運転が終了するという課題があった。
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、乾燥検知部による乾燥度合いの検知が、正しく行われる衣類乾燥機を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の衣類乾燥機は、被乾燥物衣類を収容する回転ドラムと、回転ドラムを駆動するモータと、温風を生成する温風生成装置と、温風生成装置からの温風の温度を検知する温度検知部と、回転ドラム内の被乾燥物の乾燥度合いを検知する、電極からなる乾燥検知部と、乾燥運転を制御する制御部と、を備え、制御部は、温度検知部からの出力に基づいて、被乾燥物の乾燥度合いの検知を開始する。
この構成により、温度検知部からの出力に基づいて、適正な時期に、乾燥検知部による乾燥度合いの検知が行われる。
本発明の衣類乾燥機は、適正な時期に、乾燥度合いの検知を行うため、衣類が充分に乾燥されていない状態で、乾燥運転が終了することが防止される。
本発明の実施の形態1における衣類乾燥機の構成図 同衣類乾燥機を正面から見た模式図 同衣類乾燥機の乾燥検知部からの出力図 同衣類乾燥機のヒートポンプ装置の動作および、これに伴う温度変化を表す図 同衣類乾燥機の処理手順を示すフローチャート 本発明の実施の形態2における衣類乾燥機の処理手順を示すフローチャート 本発明の実施の形態3における衣類乾燥機を正面から見た模式図 同衣類乾燥機の処理手順を示すフローチャート 従来の衣類乾燥機の乾燥検知部からの抵抗値の出力図
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、本実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本実施の形態における衣類乾燥機の構成図である。図2は、衣類乾燥機を正面から見た模式図である。
衣類乾燥機10は、被乾燥物である衣類11を収容する回転ドラム12を有する。回転ドラム12は、モータ13によって、例えばプーリ14やベルト15を介して駆動され、回転する。
衣類乾燥機10の下部には、温風生成装置であるヒートポンプ装置16が配設される。ヒートポンプ装置16は、圧縮機17、凝縮器18、蒸発器19から構成され、内部に冷媒が循環する。衣類乾燥機10の内部では、ファン20の動作によって、図1の矢印に示すような空気の流れが発生する。具体的には、ヒートポンプ装置16の吸気口21から入った空気は、蒸発器19によって除湿された後に、凝縮器18によって加熱され、乾燥した温風となる。この温風は、ヒートポンプ装置16の排気口22から、ダクト23を通って、回転ドラム12に形成された導入口24から、回転ドラム12の内部に入る。
回転ドラム12の回転によって撹拌する衣類11に、この温風が当たることによって、衣類11が乾燥する。衣類11を乾燥させた後の温風は、吹出口25から、フィルタ26を通って、再び、ヒートポンプ装置16の吸気口21に戻る。このようにして、温風が循環する。
この、温風の循環経路上には、温度検知部27が配設される。温度検知部27は、例えば、図1に示すように、吹出口25の近傍に配設される。温度検知部27は、あるいは、導入口24の近傍に配設される。温度検知部27は、温風の温度、特に、回転ドラム12の内部の温度を検知するための適切な場所に配設される。
乾燥検知部28は、長さが2〜10cm程度の棒状の金属2本から構成される電極からなる。乾燥検知部28は、衣類乾燥機10の内側であって、衣類乾燥機10の開口29の周囲の下部に配設される。すなわち、乾燥検知部28は、衣類11と常に接触する位置に配設される。後述のとおり、乾燥検知部28に衣類11が接触した際の抵抗値の検知結果を基に、衣類11の乾燥度合いが検知される。
乾燥検知部28は、衣類乾燥機10の電源が入れられ、回転ドラム12が回転してからは、回転ドラム12内に収容された衣類11の含水率を常に検知する。乾燥検知部28からの出力が大きい場合は、含水率が多い(すなわち、乾燥度合いが低い)、一方、乾燥検知部28からの出力が小さい場合は含水率が少ない(すなわち、乾燥度合いが高い)と判断することができる。
乾燥検知部28の電極は、抵抗検知部(図示せず)に接続され、電極からの情報は制御部30に入力される。抵抗検知部によって抵抗値が閾値以上であるかどうかが判断され、閾値以上である回数をカウントする。例えば、1秒間に10回カウントする場合、閾値以上の値は1分間で最大600回である。この最大値をカウントすることによって、含水率が判断される。また、閾値以上のカウントが0になった状態が3分間継続した場合、制御部30は、乾燥が終了したと判断する。このようにして、衣類11の抵抗値から含水率が検知され、乾燥の終了が正確に判断される。
衣類乾燥機10は、衣類11が完全に乾燥する前の状態、例えば、含水率が約10%になった状態で、乾燥運転を終了する自動運転モードを有する。この自動運転モードを「アイロン・コース」と呼ぶ。「アイロン・コース」は、例えば、乾燥運転終了後の衣類11にアイロン掛けを行う場合に用いられる。完全に乾燥した衣類は、皺が伸び難い。一方、含水率が約10%の衣類11(すなわち、水分が僅かに残った衣類11)は、アイロン掛けを行った場合、皺が伸び易い。また、衣類11に含まれる水分は僅かであるため、アイロン掛けによって水分が蒸発し、衣類11は完全に乾燥する。すなわち、「アイロン・コース」においては、アイロン掛けに適した乾燥が完了したかどうかが判断される。
「アイロン・コース」においては、乾燥検知部28からの出力の閾値以上のカウントが10になった状態が3分間継続した場合、制御部30は、衣類11の含水率が約10%になったと判断し、乾燥運転を終了する。
図3は、衣類乾燥機10の「アイロン・コース」における、乾燥工程時の乾燥検知部28からの出力図である。なお、図3においては、乾燥検知部28の電極が検知した抵抗値の逆数が閾値以上であるかどうかを、制御部30によって判断し、閾値以上である回数をカウントした結果を示す。例えば、1秒間に10回カウントできる場合、閾値以上の値は1分間で最大600回である。最大容量が8kgである衣類乾燥機10に、8kgの衣類が収容された場合、このカウントされた回数は、ほぼ550〜600回となる。図3においては、1分間の内の10秒間での最大値をカウントした場合を示す。従って、最大値は100である。この最大値をカウントすることによって、衣類11の乾燥度合いが判断される。衣類11の含水率が多い(すなわち、衣類11の乾燥度が低い)場合、最大値は大きく、衣類11の含水率が少ない(すなわち、衣類11の乾燥度が高い)場合、最大値は小さい。従って、乾燥工程が進むに従って、含水率すなわち乾燥検知部28からの出力は低下し、含水率がある程度なくなり、乾燥工程が終了に近づくと、乾燥検知部28からの出力は0になる。
乾燥検知部28からの出力は、衣類11の容量にも依存する。乾燥検知部28からの出力は、衣類11の容量が多い場合は大きく、衣類11の容量が少ない場合は低小さい。
「アイロン・コース」においては、衣類11の含水率が10%程度になった場合に乾燥運転を終了させるため、衣類11の含水率のばらつきに起因する乾燥検知部28からの出力のばらつきが大きい。
図3は、「アイロン・コース」での乾燥運転において、化学繊維からなる1kgの衣類11を乾燥させた場合の、乾燥検知部28からの出力である。この場合の閾値Zは10であり、乾燥検知部28からの出力は、この閾値を境に上下に変動する。この場合、乾燥開始から約6〜8分経過した時点で、乾燥検知部28からの出力が閾値以下となった。このため、乾燥開始から8分経過した時点で、アイロン掛けに適した乾燥が完了したと判断され、この時点以降は遅延時間に入る。なお、遅延時間は10分であり、その後、乾燥運転が終了する。
図4は、上述のとおり「アイロン・コース」での乾燥運転における、ヒートポンプ装置16の動作および、これに伴う温度変化を表す図である。図4において、ヒートポンプ装置16の動作は、圧縮機17の回転数(a)として、また、温度としては、ヒートポンプ装置16の冷媒の凝縮温度(b)、およびヒートポンプ装置16から吹き出される温風の温度(c)として示される。例えば、凝縮温度(b)が100度以上、かつ、温風の温度(c)が60度以上になった後に、乾燥検知部28からの出力による乾燥度合いの判断を行い、これに基づき、アイロン掛けに適した乾燥が完了したと判断する。すなわち、温度検知部27によって、回転ドラム12内の温度が充分に高くなったと判断されてから、乾燥検知部28からの出力に基づく乾燥度合いの判断が行われることによって、乾燥初期における出力のばらつきに起因する、乾燥運転の早切れが防止される。このように判断するとことによって、衣類11の含水率が10%以上、すなわち、アイロン掛けに適した乾燥が未だ完了していない状態で、乾燥運転が終了することが防止される。
図5は、衣類乾燥機10の処理手順を示すフローチャートである。上述のとおり、乾燥検知部28は、衣類11の湿度が高い場合、衣類11の抵抗が小さいと検知し、衣類11の湿度が低い場合、衣類11の抵抗が大きいと検知する。 まず、衣類乾燥機10の回転ドラム12に、乾燥させたい、すなわち未乾燥状態の衣類11が投入され(ステップS0)、乾燥運転が開始される(ステップS1)。乾燥運転においては、回転ドラム12が回転し、ヒートポンプ装置16によって暖められた温風が、導入口24から回転ドラム12内に導入される。この温風は、衣類11を温めた後、吹出口25を通って回転ドラム12から吹き出される。導入口24あるいは吹出口25に配設された温度検知部27によって温風の温度が測定され、温風の温度が閾値である60度以上であるかどうかが判断される(ステップS2)。すなわち、回転ドラム12内の温度が充分に上がったかどうかが判断される。温風の温度が閾値以上である場合(ステップS2のYes)、乾燥度合いの判断が開始される(ステップS3)。
乾燥度合いの判断は、乾燥検知部28を用いて行われる。乾燥検知部28の電極によって計測された抵抗は、抵抗検知部によって、抵抗値の逆数が、閾値以上であるかどうかが判断され(ステップS4)、閾値以上である回数がカウントされる。1秒間に10回カウントされる場合、閾値以上の値は10秒間で最大100回である。衣類乾燥機10の最大容量(例えば、8kg)の衣類11が投入された場合、このカウントされた回数は、ほぼ90〜100回である。このカウントされた回数の最大値をカウントすることによって、衣類11の含水率が判断される。なお、このカウント数は、乾燥が進むに従って、0に近づく。
次に、このカウント数が、アイロン掛けに適した乾燥状態としての閾値である10以下になった後(ステップS4のYes)、所定時間(例えば、3分)以上経過したかどうかが判断される(ステップS5)。所定時間経過した場合(ステップS5のYes)、アイロン掛けに適した乾燥が完了したと判断される(ステップS6)。このように、乾燥検知部28からの出力と、その後の経過時間との2つの条件が揃った場合に、アイロン掛けに適した乾燥が完了したと判断される。
アイロン掛けに適した乾燥が完了したと判断された後、乾燥運転が延長される時間として遅延時間(例えば10分間)が設定され(ステップS7)、乾燥運転が自動的に継続される。その後、遅延時間が経過し(ステップS8)、乾燥運転が終了する(ステップS9)。なお、ステップS2において、Noと判断された場合は、ステップS2に戻り、手順が繰り返される。ステップS4およびステップS5において、Noと判断された場合は、ステップS4に戻り、手順が繰り返される。
例えば、簡便な乾燥を行う乾燥運転において、化学繊維からなるスウェットスーツ等の4kgの衣類11を乾燥させた場合、乾燥検知部28からの出力として、図3に示すような出力が得られる場合がある。乾燥検知部28からの出力が閾値である10以下となり、アイロン掛けに適した乾燥が完了したと判断された後であっても、乾燥検知部28からの出力のばらつきに起因して、出力が10以上となる場合がある。
このような状況においては、回転ドラム12内の温度が充分に高くなっていない場合であっても、アイロンに適した乾燥が完了したと判断され、乾燥運転が終了する可能性がある。しかしながら、本実施の形態の衣類乾燥機10であれば、前述のとおり、導入口24あるいは吹出口25に配設された温度検知部27によって温風の温度が測定され、この温度が閾値以上となった場合に、乾燥度合いの判断が行われる。これによって、乾燥運転の早切れが防止される。特に、衣類11の容量が少ない場合や、衣類乾燥機10の周囲の温度が低いためにヒートポンプ装置16の立ち上がりが遅い場合には、前述の乾燥運転の早切れが起こる可能性が高い。本実施の形態の衣類乾燥機10は、このような状況においても、衣類11の乾燥度合いを正しく検知し、乾燥運転を正しく終了させることができる。なお、本実施の形態において、温風生成装置として、ヒートポンプ装置16を用いて説明したが、温風生成装置として、ヒートポンプ装置16以外の熱源を用いた場合も、同様の作用効果を奏する。
(実施の形態2)
次に、本発明の実施の形態2における衣類乾燥機10の動作について図面を参照しながら説明する。実施の形態1と異なる点は、主に、回転ドラム12内の温度が充分に上がったかどうかを判断ステップ(実施の形態1におけるステップS2)である。従って、実施の形態1と同様の構成や、動作および作用については、実施の形態1における説明を援用する。
図6は、実施の形態2における衣類乾燥機10の処理手順を示すフローチャートである。ステップS0、ステップS1、および、ステップS4からステップS9までは、実施の形態1と同様である。
本実施の形態における衣類乾燥機10は、温度検知部27として、ヒートポンプ装置16の冷媒の凝縮温度を測定する。この場合、温度検知部27は、例えば、凝縮器18に装着されたサーミスタである。凝縮温度が、閾値である100度以上であるかどうかが判断される(ステップS22)。一般的に、凝縮温度が高い場合は、ヒートポンプ装置16によって生成される温風の温度が高く、凝縮温度が低い場合は、ヒートポンプ装置16によって生成される温風の温度が低い。これに基づき、制御部30は、温度検知部27が測定した凝縮温度を、温風の温度として関連付ける。すなわち、凝縮温度を用いて温風の温度を推定することができる。この結果、凝縮温度を測定することにより、回転ドラム12内の温度が充分に上がったかどうかが判断される。
ヒートポンプ装置16がある程度温まり、凝縮温度が閾値以上になった場合(ステップS22のYes)、乾燥度合いの判断が開始される(ステップS23)。この後、実施の形態1と同様に、衣類11の乾燥度合いが、乾燥検知部28によって判断され、以降のステップS4からステップS9までが行われる。すなわち、実施の形態2においては、実施の形態1における温風の温度を、凝縮温度を用いて推定し、乾燥度合いの検知を開始させる判断の基とする。従って、実施の形態2においても、実施の形態1と同じ作用効果を得ることができる。
(実施の形態3)
次に、本発明の実施の形態3における衣類乾燥機10の動作について図面を参照しながら説明する。実施の形態1、2と異なる点は、主に、衣類乾燥機が、乾燥検知部に加え、容量検知部を備えることである。従って、他の構成や、動作および作用などは、実施の形態1、2における説明を援用する。
図7は、本実施の形態における衣類乾燥機を正面から見た模式図である。乾燥検知部28に加え、電極からなる容量検知部31が設けられる点で、図2と異なる。容量検知部31は、乾燥検知部28と同様に、長さが2〜10cm程度の棒状の金属2本から構成される電極からなる。
乾燥検知部28は、前述のとおり、衣類乾燥機10の内側であって、衣類乾燥機10の開口29の周囲の下部に配設される。すなわち、乾燥検知部28は、衣類11と、常に接触する位置に配設される。
容量検知部31は、乾燥検知部28と異なる位置に配設される。図7に示すように、回転ドラム12の回転方向が時計回りである場合、容量検知部31は、衣類乾燥機10の内側であって、衣類乾燥機10の開口29の周囲の左上に配設される。詳細には、容量検知部31は、10時の位置に配設される。なお、回転ドラム12の回転方向が反時計回りである場合は、容量検知部31は、右上、すなわち2時の位置に配設される。後述のとおり、容量検知部31に衣類11が接触した際の抵抗値の検知結果を基に、衣類11の容量が検知される。
容量検知部31は、衣類乾燥機10の電源が入れられ、回転ドラム12が回転を開始してから初期の間(例えば、回転ドラム12が回転を開始してから1分から5分程度の間)に、回転ドラム12内に収容された衣類11の容量を検知する。衣類11の容量は、容量検知部31からの出力と衣類11の容量との相関関係(例えば、容量検知部31からの出力が、大きい場合は衣類11の容量が多く、小さい場合は衣類11の容量が少ない)に基づいて検知される。容量検知部31が配設される前述の位置は、この相関関係が高くなる最適な位置である。
容量検知部31の電極は、乾燥検知部28の電極と同様に、抵抗検知部(図示せず)に接続され、電極からの情報は制御部30に入力される。抵抗検知部によって抵抗値が閾値以上であるかどうかが判断され、閾値以上である回数をカウントする。例えば、1秒間に100回カウントする場合、閾値以上の値は1分間で最大6000回である。この最大値をカウントすることによって、衣類11の容量が判断される。また、乾燥検知部28および容量検知部31の閾値以上のカウントが0になった状態が3分間継続した場合、制御部30は、乾燥が終了したと判断する。
乾燥運転が開始され、回転ドラム12が回転を開始すると、衣類11が乾燥検知部28に接触する。これにより、容量検知部31の電極からの出力に基づき、は衣類11が多い場合は、出力のカウント値が最大値に近く、衣類11が少ない、あるいは、衣類11の乾燥が進んだ場合は、出力のカウント値が最小値に近くなる。また、この出力の変化は急激なものはなく、乾燥が進むにつれて次第に低下していく。
図8は、衣類乾燥機10の処理手順を示すフローチャートである。上述のとおり、乾燥検知部28および容量検知部31は、衣類11の湿度が高い場合、衣類11の抵抗が小さいと検知し、衣類11の湿度が低い場合、衣類11の抵抗が大きいと検知する。
まず、衣類乾燥機10の回転ドラム12に、乾燥させたい、すなわち未乾燥状態の衣類11が投入され(ステップS0)、乾燥運転が開始される(ステップS1)。乾燥運転においては、回転ドラム12が回転し、ヒートポンプ装置16によって暖められた温風が、回転ドラム12内に導入され、衣類11の乾燥が行われる。衣類11は、乾燥検知部28および容量検知部31に接触するため、両者からの出力に基づき、回転ドラム12に投入された衣類11の容量が判断される(ステップS30)。
次に、導入口24あるいは吹出口25に配設された温度検知部27によって温風の温度が測定され、温風の温度が閾値である60度以上であるかどうかが判断される。もしくは、ヒートポンプ装置16において生成される温風の温度が測定され、この温度が閾値である90度以上であるかどうかが判断される(ステップS32)。すなわち、ヒートポンプ装置16がある程度温まり、これらの温度が閾値以上になった場合(ステップS32のYes)、乾燥度合いの判断が開始される(ステップS33)。乾燥度合いの判断は、乾燥検知部28を用いて行われ、以降、ステップS4からステップS9までの手順が、実施の形態1と同様に行われる。
例えば、大小様々に混在した衣類を乾燥させる乾燥運転において、タオルやシーツ等の綿衣類、および、スウェットスーツ等の化学繊維衣類の合計2kgの衣類を、実施の形態1において述べた「アイロン・コース」によって乾燥させた場合、乾燥検知部28からの出力は、図3のようになる。乾燥検知部28からの出力が閾値である10以下となり、アイロン掛けに適した乾燥が完了したと判断された後であっても、乾燥検知部28からの出力のばらつきに起因して、出力が10以上となる場合がある。
このような状況においては、回転ドラム12内の温度が充分に高くなっていない場合であっても、アイロンに適した乾燥が完了したと判断され、乾燥運転が終了する可能性がある。しかしながら、本実施の形態の衣類乾燥機10であれば、前述のとおり、温風の温度が閾値以上となり、ヒートポンプ装置16がある程度温まったと判断されてから、乾燥度合いの判断が行われる。これによって、乾燥運転の早切れが防止される。特に、衣類11の容量の少ない場合や、衣類乾燥機10の周囲の温度が低いためにヒートポンプ装置16の立ち上がりが遅い場合には、前述の乾燥運転の早切れが起こる可能性が高い。本実施の形態の衣類乾燥機10は、このような状況においても、衣類11の乾燥度合いを正しく検知し、乾燥運転を正しく終了させることができる。なお、上記において、ヒートポンプ装置16がある程度温まったかどうかの判断が、乾燥検知部28による温風の温度に基づいて行われる場合について説明した。一方、実施の形態2と同様に、凝縮温度に基づいて、ヒートポンプ装置16がある程度温まったかどうかの判断が行われる場合であっても、同様の作用効果を有する。
以上のように、本発明の衣類乾燥機は、温度検知部からの出力に基づき、被乾燥物の乾燥度合いの検知を開始することにより、乾燥度合いの検知が正しく行われるため、家庭用の衣類乾燥機、あるいは、業務用の衣類乾燥機に利用可能である。
10 衣類乾燥機
11 衣類(被乾燥物)
12 回転ドラム
13 モータ
14 プーリ
15 ベルト
16 ヒートポンプ装置(温風生成装置)
17 圧縮機
18 凝縮器
19 蒸発器
20 ファン
21 吸気口
22 排気口
23 ダクト
24 導入口
25 吹出口
26 フィルタ
27 温度検知部
28 乾燥検知部
29 開口
30 制御部
31 容量検知部

Claims (5)

  1. 被乾燥物を収容する回転ドラムと、
    前記回転ドラムを駆動するモータと、
    温風を生成する温風生成装置と、
    前記温風生成装置からの温風の温度を検知する温度検知部と、
    前記回転ドラム内の被乾燥物の乾燥度合いを検知する、電極からなる乾燥検知部と、
    乾燥運転を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記温度検知部からの出力に基づいて、被乾燥物の乾燥度合いの検知を開始する衣類乾燥機。
  2. 前記制御部は、前記温度検知部からの出力が所定の閾値以上になった後に、前記乾燥検知部を動作させ、衣類の乾燥度合いの検知を開始する請求項1に記載の衣類乾燥機。
  3. 前記温度検知部は、前記回転ドラムに温風が導入される導入口の近傍に配設された請求項1または2に記載の衣類乾燥機。
  4. 前記温度検知部は、前記回転ドラムから温風が吹き出される吹出口の近傍に配置された請求項1または2に記載の衣類乾燥機。
  5. 前記温風生成装置は、圧縮機、凝縮器、蒸発器を有し、冷媒が循環するヒートポンプ装置から構成され、
    前記温度検知部は、前記ヒートポンプ装置の冷媒の凝縮温度を測定し、
    前記制御部は、前記温度検知部が測定した前記凝縮温度を、前記温風の温度として関連付ける請求項1に記載の衣類乾燥機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016002238A (ja) * 2014-06-17 2016-01-12 パナソニックIpマネジメント株式会社 布材処理装置
JP2016036482A (ja) * 2014-08-07 2016-03-22 パナソニックIpマネジメント株式会社 乾燥機
JP2016036481A (ja) * 2014-08-07 2016-03-22 パナソニックIpマネジメント株式会社 乾燥機

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