JP2014032728A - 再生装置、再生方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ランドとグルーブの双方に信号が記録され且つ上記ランドと上記グルーブとの段差が上記ランドからの反射光と上記グルーブからの反射光とに略90°の位相差を与えるように設定されている光記録媒体1に対し、ランドとグルーブの双方を反映した反射光としての信号光を得、且つ光源10より発せられた光をミラー18にて反射させてコヒーレント光としての参照光を生成する。これら信号光と参照光とを重ね合わせ光に対し、略0°、180°、90°、270°の位相差を与えた第1〜第4の信号光と参照光との組L1〜L4を受光して得られる第1〜第4の受光信号IPD1〜IPD4に基づき、上記ランドの記録信号と上記グルーブの記録信号を再生する。
【選択図】図13
Description
例えば、光ディスクの記録層を多層化するなどして層方向の記録密度を高めたり、或いは半径方向における記録ピッチ(トラックピッチ)を狭めるなどして高記録密度化を図るといった手法が採られている。
ここで、光学的限界値は、再生波長をλ、対物レンズの開口数をNAとしたとき、およそ「λ/NA/2」で表されるものである。なお、この「λ/NA/2」は理論的な数値であって、実際における光学的限界値はより大きな値となる。例えばλ=405nm、NA=0.85の条件下で再生の行われるBDの場合、実際上の光学的限界値は理論的な数値=0.24μm(0.238μm)に対し0.27μm程度とされる。
すなわち、本技術の再生装置は、ランドとグルーブの双方に信号が記録され且つ上記ランドと上記グルーブとの段差が上記ランドからの反射光と上記グルーブからの反射光とに略90°の位相差を与えるように設定されている光記録媒体に対し、光源より発せられた光を照射して上記ランドと上記グルーブの記録信号の双方を反映した反射光としての信号光を得、且つ上記光源より発せられた光をミラーにて反射させてコヒーレント光としての参照光を生成すると共に、これら信号光と参照光とを重ね合わせて出射する光生成・出射部を備える。
また、上記光生成・出射部より出射された上記信号光と上記参照光の重ね合わせ光に対し、略0°の位相差を与えた第1の信号光と参照光の組と、略180°の位相差を与えた第2の信号光と参照光の組と、略90°の位相差を与えた第3の信号光と参照光の組と、略270°の位相差を与えた第4の信号光と参照光の組をそれぞれ生成する検波光学系を備える。
また、上記第1の信号光と参照光の組を第1受光素子、上記第2の信号光と参照光の組を第2受光素子、上記第3の信号光と参照光の組を第3受光素子、上記第4の信号光と参照光の組を第4受光素子によってそれぞれ受光する受光部を備える。
さらに、上記第1受光素子で得られる第1受光信号と、上記第2受光素子で得られる第2受光信号と、上記第3受光素子で得られる第3受光信号と、上記第4受光素子で得られる第4受光信号とに基づき、上記ランドの記録信号と上記グルーブの記録信号を再生する再生部を備えるものである。
そして本技術では、ランドとグルーブとの段差を、ランドの反射光とグルーブの反射光とに略90°の位相差が与えられるように設定している。つまりは、上記信号光中に含まれるランドの記録信号成分とグルーブの記録信号成分との間に略90°の位相差が与えられるものである。
この前提の下で本技術では、上記光記録媒体の再生にあたり、略0°の位相差が与えられた(つまり位相差を不変とされた)第1の信号光と参照光の組を受光して得られる第1受光信号と、略180°の位相差が与えられた第2の信号光と参照光の組を受光して得られる第2受光信号と、略90°の位相差が与えられた第3の信号光と参照光の組を受光して得られる第3受光信号と、略270°の位相差が与えられた第4の信号光と参照光の組を受光して得られる第4受光信号とを用いるものとしている。
ここで、信号光と参照光の位相差について、第1受光信号と第3受光信号との間、第2受光信号と第4受光信号との間には、それぞれ略90°の差が与えられている。
このように信号光と参照光の位相差について略90°の差が与えられた第1,第3受光信号と第2,第4受光信号とを用いることで、上記のように略90°の位相差が与えられるものとなるランドの記録信号成分とグルーブの記録信号成分との読み分けが可能となる。
このように光学的限界値を超えたトラックピッチで記録された情報についての再生を可能とすることで、記録容量のさらなる拡大化を促すことができる。
なお、説明は以下の順序で行うものとする。
<1.従来のホモダイン再生手法について>
<2.第1の実施の形態>
[2-1.再生対象とする光記録媒体]
[2-2.同時読出のためのトラッキングサーボ手法について]
[2-3.第1の実施の形態の再生手法]
[2-4.再生装置の構成]
<3.第2の実施の形態>
<4.変形例>
ここで、後述するように、本実施の形態の再生手法は、いわゆるホモダイン検波を利用した再生手法となる。
先ずは、実施の形態の再生手法についての説明に先立ち、従来のホモダイン検波手法について説明しておく。以下では一例として、いわゆる位相ダイバーシティ方式によるホモダイン検波手法について説明する。
図1において、この光記録媒体1’は、ディスク状の光記録媒体とされ、回転駆動される光記録媒体1’に対するレーザ光照射が行われて記録信号の再生が行われる。なお、光記録媒体とは、光の照射により情報の再生が行われる記録媒体を総称したものである。
光記録媒体1’は、ピット(エンボスピット)の形成により情報が記録されたいわゆるROM型(再生専用型)の光記録媒体とされる。
ここで、本明細書において「上層側」とは、再生装置側からのレーザ光が入射する面を上面としたときの上層側を指す。つまりこの場合、光記録媒体1’に対しては、カバー層2側からレーザ光が入射することになる。
このようにピットが形成された基板4は、例えばスタンパを用いた射出成形などにより生成される。
そして、上記凹凸形状が与えられた基板4の上面側に対して、例えば金属などによる反射膜が成膜され、これにより記録層3’が形成される。
ここで、従来のホモダイン検波で再生対象とする光記録媒体1’には、ピット列としてのトラックは、光学的限界値を超えない通常のトラックピッチで形成されている。すなわち、記録層3’におけるトラックピッチは、前述した「λ/NA/2」(λは再生波長、NAは対物レンズの開口数)でその理論値が表される光学的限界値よりも大に設定されているものである。
カバー層2は、記録層3’の保護のために設けられている。
周知のようにホモダイン検波は、検出対象とする光(信号光)に対し、参照光としてのコヒーレントな光(DC光)を干渉させた光を検波することで、信号増幅を図る技術である。
具体的に位相ダイバーシティ方式では、位相差がそれぞれ0°、180°、90°、270°となるように調整された信号光・参照光の組について、それぞれ検波を行うようにされる。これらの各検波は、信号光と参照光とを干渉させた光についての光強度をそれぞれ検出することで行われる。
図2において、光記録媒体1’は、再生装置に装填されると、図中のスピンドルモータ25によって回転駆動される。
該レーザ10より出射されたレーザ光は、コリメーションレンズ11を介して平行光となるようにされた後、1/2波長板12を介して偏光ビームスプリッタ13に入射する。
この場合の2軸アクチュエータ16にはフォーカスコイル、トラッキングコイルが備えられており、これらフォーカスコイル、トラッキングコイルにそれぞれ後述するフォーカスドライブ信号FD、トラッキングドライブ信号TDが供給されることで、対物レンズ15を上記フォーカス方向、上記トラッキング方向にそれぞれ変位させる。
偏光ビームスプリッタ13に入射した上記反射光(復路光)は、1/4波長板14による作用と記録層3’における反射時の作用とにより、その偏光方向が、レーザ10側から入射し該偏光ビームスプリッタ13にて反射された光(往路光とする)の偏光方向に対して90°異なったものとなっている。すなわち、上記反射光はP偏光で偏光ビームスプリッタ13に入射する。
このため、復路光としての上記反射光は偏光ビームスプリッタ13を透過する。
なお、以下、このように偏光ビームスプリッタ13を透過することになる光記録媒体1’の記録信号を反映した反射光のことを、信号光と称する。
偏光ビームスプリッタ13を透過した参照光は、図中の1/4波長板17を介した後、ミラー18にて反射されて、再び1/4波長板17を通過する。その上で、図のように偏光ビームスプリッタ13に入射する。
また図中では、前述のように偏光ビームスプリッタ13を透過した信号光については実線矢印により示している。
ここで、参照光は、いわゆるコヒーレント光である。
偏光ビームスプリッタ19は、P偏光の一部を透過させ、S偏光をほぼ100%反射するように構成されている。これにより当該偏光ビームスプリッタ19では、信号光の一部が透過、一部が反射し、参照光はほぼ100%反射されることになる。
位置制御用受光部22は、対物レンズ15のフォーカスサーボ、トラッキングサーボを行うためのフォーカスエラー信号FE、トラッキングエラー信号TEを生成するための受光部として機能する。ここで、フォーカスエラー信号FEやトラッキングエラー信号TEについては、光記録媒体1’に記録された情報信号についての再生信号(RF信号)と比較してその周波数帯域が非常に低いため、検出光量が小であってもSNR(信号対ノイズ比)の悪化が抑制される。このため本例では、上記の光学系の構成により、エラー信号の検出用に光記録媒体1’からの反射光を導き、これを独立に検出するものとしている。
なお、図示されているように、位置制御用受光部22にて得られた受光信号については、受光信号D_psと表記する。
ホモダイン検波光学系20は、偏光ビームスプリッタ19から入射する信号光と参照光の重ね合わせ光に基づき、それぞれその位相差が異なるものとされる4組の信号光と参照光の組を生成し、それらの組をそれぞれ異なる位置に集光して、信号光・参照光の各組をそれぞれ対応する検出器(受光素子)上で光干渉させるように構成されている。
具体的に、本例の場合は、図中に光線L1、L2、L3、L4と示す4組の信号光と参照光の組を生成・集光するように構成されている。
ここで、光線L1は、ホモダイン検波光学系20に入力される信号光と参照光との重ね合わせ光に対し、0°の位相差を与えた(つまり位相差を不変)ものである。また、光線L2、光線L3、光線L4については、それぞれ、ホモダイン検波光学系20に入力される信号光と参照光との重ね合わせ光に対し、180°の位相差、90°の位相差、270°の位相差をそれぞれ与えたものである。
図示するように光線L1(0°の位相差付与)としての信号光と参照光の組は第1光検出部PD1に導かれ、光線L2(180°の位相差付与)としての信号光と参照光の組は第2光検出部PD2に導かれる。また、光線L3(90°の位相差付与)としての信号光と参照光の組は第3光検出部PD3に導かれ、光線L4(270°の位相差付与)としての信号光と参照光の組は第4光検出部PD4に導かれる。
なお、この図3ではホモダイン検波光学系20の構成と共に、図2に示される第1光検出部PD1〜第4光検出部PD4も併せて示している。
この図3に示すホモダイン検波光学系20は、先に挙げた特許文献1に開示されるホモダイン検波光学系(偏光位相変換分離素子114及び集光レンズ115:特許文献1の図1,2を参照)とほぼ同等の構成となる。
先の図2による説明からも理解されるように、ホモダイン検波光学系20には、偏光ビームスプリッタ19から出射された信号光と参照光の重ね合わせ光が入射することになる。そして、このようにホモダイン検波光学系20に入射する信号光と参照光は、平行光の状態とされ、且つ、互いの偏光方向が直交した関係にある(本例の場合、信号光はP偏光、参照光はS偏光となる)。
角度選択性位相差板32は、例えば水晶などの複屈折性をもった一軸の異方性結晶で構成され、その結晶の光学軸の方向が上記0次光の光軸に対して所定角度だけ傾いた方向に設定される。これにより、直進する上記0次光については、信号光と参照光とに90°の位相差が与えられるものとなり、一方、上記1次光については、信号光と参照光に位相差は与えられない(位相差は変化しない)ものとなる。
ウォラストンプリズム33は、上記0次光(90°の位相差付与)、上記1次光(0°の位相差付与)をそれぞれ分光して、計4つの光線を生成する。すなわち、上記1次光を基に、0°の位相差を付与した信号光と参照光の組による光線(L1)と、180°の位相差を付与した信号光と参照光の組による光線(L2)とを生成する。また、上記0次光を基に、90°の位相差を付与した信号光と参照光の組による光線(L3)と、270°の位相差を付与した信号光と参照光の組による光線(L4)とを生成する。
・参考文献1・・・特開2009−15944号公報
図4は、この点について説明するための図であり、図4Aは無偏光回折素子31による分光方向に平行な面を切断面とした場合のホモダイン検波光学系20の断面図を、図4Bは無偏光回折素子31による分光方向に平行な面に対して直交する面を切断面とした場合のホモダイン検波光学系20の断面図をそれぞれ示している。
ウォラストンプリズム33にて得られる上記4つの各光線は、集光レンズ34を介することで、第1光検出部PD1〜第4光検出部PD4のうちそれぞれ対応する1つに形成されている受光素子(後述するフォトダイオード)上に集光する。
例えば上記説明では、無偏光回折素子31による0次光を利用する光学系としたが、無偏光回折素子として、0次光を消光するように構成されたものを用い、±1次光を用いて光線L1〜光線L4を生成するように光学系を設計することもできる。
また、上記説明では、角度選択性位相差板として光軸に対して傾いた結晶光学軸を有するものを用いたが、光軸に平行な方向の結晶光学軸を有する角度選択性位相差板により位相差を付与するように構成することもできる。
この場合の再生装置には、位置制御用受光部22による受光信号D_psに基づき2軸アクチュエータ16(対物レンズ15)についてのサーボ制御を行うための構成として、信号生成回路35、及びサーボ回路36が設けられる。
また当該再生装置には、第1光検出部PD1による受光信号IPD1、第2光検出部PD2による受光信号IPD2、第3光検出部PD3による受光信号IPD3、第4光検出部PD2による受光信号IPD4に基づき、光記録媒体1’に記録された信号を再生した信号としての、RF信号を生成する再生信号生成部37が設けられる。
また、サーボ回路36は、信号生成回路35にて生成されたフォーカスエラー信号FE、トラッキングエラー信号TEに基づき、フォーカスサーボ信号、トラッキングサーボ信号をそれぞれ生成する。そして、これらフォーカスサーボ信号、トラッキングエラー信号から生成したフォーカスドライブ信号FD、トラッキングドライブ信号TDにより、先の図2に示した2軸アクチュエータ16のフォーカスコイル、トラッキングコイルをそれぞれ駆動する。
これにより、対物レンズ15についてのフォーカスサーボループ、トラッキングサーボループが形成され、フォーカスサーボ制御、トラッキングサーボ制御が実現される。
なお下記の式では、説明の便宜上、偏光ビームスプリッタ13から出射される信号光の電界を1/2|Esig|、参照光の電界を1/2|Eref|と表している。
また下記式において、「φsig−φref」は、光記録媒体1’の面ブレに起因して生じる信号光と参照光の位相差(フォーカスサーボ制御により面ブレに追従するように対物レンズ15が駆動されることに起因して生じる信号光と参照光の位相差)を表するものであり、iは虚数を表す。
また、上記では、いわゆる差動検出(具体的にはIPD1−IPD2、IPD3−IPD4)を行うものとしているが、この差動検出により、信号光成分以外のノイズ成分を打ち消すことができる。つまりこの点でも、SNRの改善効果が得られるものである。
なお、ホモダイン検波方式としては、ミラー18の位置制御を行って、面ブレに伴い生じる信号光と参照光との位相差をキャンセルする手法もあるが、位相ダイバーシティ方式によれば、このようなミラー18の位置制御のための構成は省略できるものである。
[2-1.再生対象とする光記録媒体]
図6は、実施の形態で再生対象とする光記録媒体1の記録面の構造を示している。
図6Aは記録面の一部を拡大した平面図、図6Bは記録面の一部を拡大した斜視図である。なお図6Bにおいては、再生のためのレーザ光が照射される側の面を表している。すなわち、紙面の上側より、再生のためのレーザ光が照射されるものである。
この図6を参照して分かるように、実施の形態で再生対象とする光記録媒体1には、グルーブGとランドLとが形成されている。
ここで本明細書においては、BD(Blu-ray Disc:登録商標)の場合と同様に、再生のためのレーザ光が先に到達する側、すなわち凸部側をグルーブGとし、凹部側をランドLと称するものとする。
ここで、ピット列をトラックとして捉えると、この場合のトラックピッチTpは、図6Bに示されるようにランドLとグルーブGとの形成ピッチと定義できる。
本実施の形態の光記録媒体1では、このようなトラックピッチTpが光学的限界値を超える狭ピッチに設定されることで、情報記録密度の向上が図られたものとなる。
例えば、光記録媒体1におけるグルーブGの形成ピッチが、従来の光記録媒体1’におけるトラックピッチ(ピット列の形成ピッチ)と同じであるとすると、光記録媒体1は、従来の略2倍に情報記録密度が高められたものとなる。
換言すれば、光記録媒体1の屈折率をnとすると、段差dは、「λ/8/n」に設定されるものである。
例えば再生波長λ=405nm、n=1.5の条件であれば、約33nmの段差dを与える。
本実施の形態の再生手法は、上記のように光学的限界値を超える狭ピッチで記録された信号を、ホモダイン検波方式を用いて再生するものである。
この場合、ランドLに記録された情報については、サーボの対象とされたグルーブGの双方に隣接する2本のランドLの記録情報が混在してしまうこととが分かる。つまりこの結果、ランドLとグルーブGとの読み分けが可能であったとしても、ランドL側の記録信号について適正な再生を行うことが困難となる。
なお、ランドLを対象としてトラッキングサーボをかけた場合も、グルーブG側の記録情報について、同様の混在が生じることは言うまでもない。
図8は、本実施の形態で採用するトラッキングサーボ制御手法についての説明図である。
この図8に示すように、本実施の形態では、情報再生を担う再生用スポットと、第1サイドスポット又は第2サイドスポットとの少なくとも2つのビームスポットを形成する。
このとき、再生用スポットと第1サイドスポット又は第2サイドスポットとのトラッキング方向におけるスポット間隔は、図のように1/2Tpに設定する。
ここで、後述もするように本例では、サイドスポットをグレーティングを用いて形成するものとしている。このため図のように、本例で形成されるビームスポットは再生用スポット、第1サイドスポット、第2サイドスポットの計3つとなり、再生用スポットは0次光、第1サイドスポットは例えば+1次光、第2サイドスポットは例えば−1次光となる。
このようなトラッキングサーボ制御を行うことで、再生用スポットを、ランドLとグルーブGとの中間位置(境界位置)にトレースさせることができる。このことで、先の図7に示したようなランドL同士、又はグルーブG同士の記録情報の混在を効果的に抑制でき、結果、後述する実施の形態としての再生手法によって、ランドLの記録情報とグルーブの記録情報とが同時に読み出されるようにすることができる。
上記の前提を踏まえた上で、以下、実施の形態としての再生手法について説明する。
以下で説明する第1及び第2の実施の形態は、従来の位相ダイバーシティ方式と同様の受光信号IPD1、IPD2、IPD3、IPD4を用いて、ランドLとグルーブGに記録された信号を読み分ける手法となる。
具体的に本実施の形態では、受光信号IPD1と受光信号IPD2との差分値Icalc1としての差動検出結果と、受光信号IPD3と受光信号IPD4との差分値Icalc2としての差動検出結果とを用いて、グルーブGとランドLに記録された信号を読み分ける。
以下、このように検出されるグルーブ信号成分SGとランド信号成分SLとの合成成分のことを、合成成分Mと表記する。
換言すれば、本例においては、面ブレのない理想状態において、ランドLの信号光と参照光との位相差(信号光と参照光の合波出力段階での位相差)が90°となるものである。
ここで、以下では、ランドLからの反射光量とグルーブGからの反射光量との差が0であるものとして説明を行う。
本例では位相差0°の信号光と参照光の組についての受光信号IPD1と位相差180°の信号光と参照光の組についての受光信号IPD2とを用いた差動検出を行う、つまり差分値Icalc1を算出するが、該差分値Icalc1の検出chは、この0°の軸に一致するものと言うことができる。
これらの点によると、面ブレのない理想状態下では、図9Aに示すように、グルーブ信号成分SGのベクトルの向きは0°検出chと一致し、ランド信号成分SLのベクトルの向きは90°検出chと一致するものとなる。
そして、合成成分Mのベクトルは、面ブレのない理想状態下では、信号成分SGと信号成分SLの各ベクトルのなす角度の中間角度としての、45°方向を向くものとなる。
なお、信号成分SG、SLのそれぞれには、記録信号(「0」「1」)に応じた変調成分(高域成分)が含まれており、これら信号成分SG,SLの各ベクトルの向きは、実際には該変調成分に応じて変化することとなるが、ここでは説明の簡略化のため、これら信号成分SG、SLのベクトルの向きは、上記変調成分としての高域成分を除去した場合における向きを示すものとする。同様に合成成分Mのベクトルの向きについても、上記変調成分については除去したものとなる。
図のように0°検出chでは、合成成分Mの射影成分がグルーブ信号成分SGと一致している。この点からも理解されるように、面ブレのない理想状態においては、差分値Icalc1を計算することでグルーブ信号成分SGのみを再生できるものである。
一方、90°検出chでは、合成成分Mの射影成分がランド信号成分SLと一致している。すなわち、面ブレのない理想状態では、差分値Icalc2の計算によってランド信号成分SLのみを再生できるものである。
具体的にこの図10では、面ブレがない理想状態下において、差分値Icalc1による再生信号を得、該再生信号についてのジッター値を計算した結果を示している。
図中のMrr(ミラー)は、d=0を意味する。なおこの図のシミュレーションでは、光記録媒体1の屈折率n=1として計算を行った。
またシミュレーションでは、λ=405nm、NA=0.85による光学条件を設定した。
そこで本実施の形態では、面ブレが生じる場合においても適正にグルーブGの記録信号とランドLの記録信号とを読み分けることができる手法を提案する。
具体的に、面ブレに伴う信号光と参照光との位相差の変化に応じては、図9Bに示されるように、直交位相空間上の原点(0,0)を回転軸として、グルーブ信号成分SG、ランド信号成分SL、合成成分Mの各ベクトルが回転する。
このとき、グルーブ信号成分SG、ランド信号成分SLの各ベクトルの相対関係は、図9Aに示した面ブレのない状態からは不変となる。具体的には、グルーブ信号成分SGとランド信号成分SLのベクトルは図9Aに示した直交関係を維持するものである。これは、面ブレによって信号光と参照光の位相差が変化しても、グルーブGからの反射光とランドLからの反射光との間の位相差は90°で不変であるためである。
このようにグルーブ信号成分SGとランド信号成分SLのベクトルが直交関係を維持するため、合成成分Mとしても、そのベクトルは、面ブレなしの場合と同様にグルーブ信号成分SGとランド信号成分SLの各ベクトルに対し45°の角度差を維持して回転するものとなる。
この図11Aに示すように合成成分Mのベクトルが45°以外の所要のθ°の方向を向くとき、図中のグレーで示すように、検出されるべきグルーブ信号成分SGのベクトルの向きはθ−45°方向となり、ランド信号成分SLのベクトルの向きはθ+45°方向となる。
これに対し、この場合において実際に0°検出chで検出される信号は、合成成分Mを該0°の軸に射影した図中の検出信号I0と表すものとなり、また90°検出chで検出される信号は、合成成分Mを該90°の軸に射影した図中の検出信号I90と表すものとなる。
これらの点からも理解されるように、面ブレによって信号光と参照光に位相差が生じる場合には、単純に差分値Icalc1、差分値Icalc2を計算したのみでは、ランドL、グルーブGの各記録信号成分を適正に抽出することができないことになる。
これは、グルーブGの信号光とランドLの信号光との合成光を合成信号光としたとき、該合成信号光と参照光との位相差(信号光と参照光の合波出力段階での位相差)が0°となるようにしている、つまりは該位相差をキャンセルすることに相当するものである。
つまりこのことで、グルーブGの記録信号とランドLの記録信号とを適正に読み分けることができるものである。
なお、下記の式中において、|EG|はグルーブGからの反射光、|EL|はランドLからの反射光についての電界強度をそれぞれ表すものである。
また上記説明からも理解されるように、以下の式中における「θ−45°」は、ランドLとグルーブGの合成信号光と参照光との位相差の成分を表すものである。
図12は、面ブレが生じている場合の差分値Icalc1(IPD1−IPD2)、差分値Icalc2(IPD3−IPD4)の波形を示している。なおこの図において、横軸は信号光と参照光の位相差(θ−φref)、縦軸は信号強度である。なお横軸は時間軸に置き換えることもできる。
ここで、図12では、再生のためのレーザ光を照射する光ヘッドに対して光記録媒体1が遠ざかる方向に動いた際の波形を表している。なおこのとき、位相空間上では、合成成分Mのベクトルが先の図9Bのように正の角度方向に回転するものとなる。
これら破線で示す低域成分が、信号光と参照光の位相差の成分に相当するものである。
また、短破線で示す差分値Icalc2についての低域成分は、90°検出chに対応する信号光(ランドLの信号光)、つまり合成信号光に対し+45°位相の異なる信号光と参照光との位相差に相当するものとなる。
ここで必要とされる位相差の値は、合成信号光と参照光との位相差の値である。
具体的に本実施の形態では、受光信号から差分値Icalc1,Icalc2をそれぞれ計算し、差分値Icalc1、Icalc2にそれぞれLPF(Low Pass Filter)処理を施して差分値Icalc1についての低域成分Icalc1_lpf、差分値Icalc2についての低域成分Icalc2_lpfを得た上で、
arctan(Icalc2_lpf/Icalc1_lpf)
を計算することで、合成信号光と参照光との位相差としての「θ−45°」の値を求める。
光学的限界値を超えるピッチで記録された情報についての再生が可能となることで、光記録媒体1の記録容量のさらなる拡大化を促すことができる。
図13及び図14により、上記により説明した第1の実施の形態としての再生手法を実現するための第1の実施の形態としての再生装置の構成について説明する。
なお以下の説明において、既に説明済みとなった部分と同様となる部分については同一符号を付して説明を省略する。
図13において、この場合も、レーザ10より出射されたレーザ光は、コリメーションレンズ11を介して平行光となるようにされた後、1/2波長板12を通過する。
この場合、1/2波長板12を通過したレーザ光は、偏光ビームスプリッタ41に入射する。
グレーティング42における回折格子パターンは、先の図8に示したように、−1次光により光記録媒体1の記録面上に形成される第1サイドスポット、+1次光により光記録媒体1の記録面上に形成される第2サイドスポットと、0次光により光記録媒体1の記録面上に形成される再生用スポットとの間隔がそれぞれ1/2Tpとなるように設定される。
偏光ビームスプリッタ13に入射した上記反射光(復路光)は、1/4波長板14による作用と記録層3における反射時の作用とにより、その偏光方向が、レーザ10側から入射し該偏光ビームスプリッタ43を透過した光(往路光とする)の偏光方向に対して90°異なったものとなっている。すなわち、上記反射光はS偏光で偏光ビームスプリッタ43に入射する。
このため、復路光としての上記反射光は偏光ビームスプリッタ43にて反射される。
従って上記のようにミラー44を経由して入射した上記反射光は、該偏光ビームスプリッタ45にてその一部が反射、一部が透過する。
該位置制御用受光系において、サイドスポット用受光部47は、偏光ビームスプリッタ45を透過して入射される上記反射光中に含まれる、−1次光又は+1次光の反射光の何れかのみを受光するように配置されている。
具体的に、この場合のサイドスポット用受光部47は、トラッキングエラー信号TEとフォーカスエラー信号FEとを生成するために4分割ディテクタを備えるが、この4分割ディテクタの十字の分割線の交点(中心点)に対し、サイドスポットの中心がランドL又はグルーブGの中心と一致しているときにサイドスポット用受光部47の受光面上に形成される上記−1次光又は+1次光の反射光のスポットの中心が一致するように、サイドスポット用受光部47の配置位置が設定されている。
ここで、サイドスポット用受光部47で得られる受光信号を、以下、受光信号D_pspと表記する。
図のように偏光ビームスプリッタ41を透過した参照光は、偏光ビームスプリッタ45が有する選択反射膜における、先の光記録媒体1からの反射光が入射した面とは逆側の面に対して入射する。
前述のように偏光ビームスプリッタ45はP偏光をほぼ100%透過するように構成されるので、上記参照光は、該偏光ビームスプリッタ45を透過して、ホモダイン検波光学系20に入射する。
また図中では、前述したように偏光ビームスプリッタ45にて反射された光を実線矢印で示している。
この実線矢印で示される偏光ビームスプリッタ45の反射光のうち、再生用スポットからの反射光が、先に説明したランドLとグルーブGの合成信号光に相当するものとなる。
ホモダイン検波光学系20には、このような合成信号光と参照光との重ね合わせ光が入射するものである。
サーボ制御系については、この場合も先の図5の場合と同様に、信号生成回路35とサーボ回路36とを備えるが、この場合は、信号生成回路35にサイドスポット用受光部47からの受光信号D_pspが入力される点が異なる。つまりこの場合のサーボ制御系では、信号生成回路35が受光信号D_pspに基づくトラッキングエラー信号TE、及びフォーカスエラー信号FEを生成し、サーボ回路36がこれらのトラッキングエラー信号TE、及びフォーカスエラー信号FEに基づき生成したトラッキングドライブ信号TD、フォーカスドライブ信号FDに基づき、2軸アクチュエータ16のトラッキングコイル、フォーカスコイルをそれぞれ駆動制御することになる。
これにより、先の図8にて説明したような、再生用スポットをランドLとグルーブGの中間位置にトレースさせるトラッキングサーボ制御が実現される。
図のように減算器51で得られた差分値Icalc1は、LPF53、第1演算部56、及び第2演算部57に供給される。
また、減算器52で得られた差分値Icalc2は、LPF54、第1演算部56、及び第2演算部57に供給される。
arctan(Icalc2_lpf/Icalc1_lpf)
を計算することで、前述した位相差θ−45°の値を得る。該位相差θ−45°の値は、第1演算部56、第2演算部57にそれぞれ供給される。
また、第2演算部57は、差分値Icalc1と差分値Icalc2と位相差θ−45°の値とに基づき、先の[式16]に示した計算を行ってランドLの記録信号についての再生信号を得る(|EL||Eref|)。
このようにランドLからの反射光量とグルーブGからの反射光量との差が0でない場合には、その反射光量差の値に応じたオフセット値αを、位相差θ−45°に付与するものとすればよい。
具体的には、[式15]及び[式16]において、「θ−45°」の項を全て「θ−45°+α」とすればよいものである。
続いて、第2の実施の形態について説明する。
第2の実施の形態は、面ブレの影響を、演算ではなくミラー18の位置制御(つまり参照光の光路長制御)によって除去するものである。
図15は、第2の実施の形態の再生装置が備える主に光学系の構成を示した図である。
先の図12と対比すると、第2の実施の形態の再生装置は、偏光ビームスプリッタ45とホモダイン検波光学系20との間に無偏光ビームスプリッタ61が挿入され、またミラー62、1/2波長板63、波長板64、偏光ビームスプリッタ65、集光レンズ66、ミラー67、集光レンズ68、第5光検出部PD5、及び第6光検出部PD6による受光光学系が追加された点が、第1の実施の形態の再生装置と異なる。
また、この場合は、参照光を得るためのミラー18が、図中のミラーアクチュエータ69によって可動化された点も第1の実施の形態の場合と異なる。
そして波長板64は、上記1/2波長板63から当該波長板64を介し、偏光ビームスプリッタ65を透過した重ね合わせ光中における信号光と参照光とに45°の位相差が与えられ、且つ偏光ビームスプリッタ65にて反射された重ね合わせ光中における信号光と参照光とに225°の位相差が与えられるように、その取り付け角度が調整されている。
また 偏光ビームスプリッタ65を透過した上記重ね合わせ光は、図のようにミラー67にてその光軸が90°折り曲げられるようにして反射された後、集光レンズ68を介して第6光検出部PD6の検出面上に集光する(この光線を光線L6とする)。
ここで、第5光検出部PD5で得られる受光信号を受光信号IPD5とし、第6光検出部PD6で得られる受光信号を受光信号IPD6とする。
先ず、この場合も、再生用スポットをランドLとグルーブGとの中間位置にトレースさせる(及びフォーカスサーボ制御を行う)ためのサーボ系の構成は、第1の実施の形態の場合と同様となる(図中信号生成回路35及びサーボ回路36)。
またこの場合も、第1の実施の形態の再生装置と同様、受光信号IPD1と受光信号IPD2との差分値Icalc1を計算する減算器51と、受光信号IPD3と受光信号IPD4との差分値Icalc2を計算する減算器52とが設けられる。
サーボ回路72は、差分値Icalc3に基づき、該差分値Icalc3を目標値=0とするためのミラーサーボ信号を生成する。
ここで、ミラーアクチュエータ69は、ミラー18を、当該ミラー18に入射する参照光の光軸に平行な方向に変位可能に保持している。アクチュエータドライバ73が上記ミラーサーボ信号に基づき生成したミラー駆動信号Dmrによりミラーアクチュエータ69を駆動することで、この場合のミラー18は、差分値Icalc3(=IPD5−IPD6)が0となるように、その位置が制御されることになる。つまりこの結果、参照光の光路長を、差分値Icalc3=0となるように調整するサーボ制御が実現されるものである。
図のようにこの45°の検出軸は、0°の検出軸と90°の検出軸の双方に対して45°の角度差を有するものとなる。
図18Aは、合成信号光と参照光との間に位相差がある場合における0°、90°、45°の各検出軸と合成成分Mのベクトルとの関係を例示している。
このように位相差有りの状態では、45°検出chの検出信号I45、すなわち差分値Icalc3は0にはならない。
図18Bは、検出信号I45が0となる状態を直交位相空間上で表している。
この図18Bから明らかなように、検出信号I45、すなわち差分値Icalc3の値が0となるのは、45°の検出軸と合成成分Mのベクトルとが直交する関係となったとき、すなわち、合成成分Mのベクトルと0°の検出軸のなす角度が45°となったときである。
すなわち、第1の実施の形態で必要とされていたsin,cosを用いた比較的複雑な演算を省略することができるものであり、その分、処理負担の軽減を図ることができる。
先ず、差分値Icalc3は、次の[式17]により表される。
従って、差分値Icalc1、差分値Icalc2は、それぞれ下記の[式18][式19]に示すものとなる。
つまりこれら[式18][式19]より、差分値Icalc1を計算することでグルーブGの記録信号についての再生信号(|EG||Eref|)が得られ、また差分値Icalc2を計算することでランドLの記録信号についての再生信号(|EL||Eref|)が得られることが分かる。
以上、本技術に係る実施の形態について説明したが、本技術としてはこれまでで説明した具体例に限定されるべきものではない。
例えばこれまでの説明では、段差dの値を、グルーブGとランドLの反射光に90°の位相差が与えられるように設定するものとしたが、該段差dの値は、グルーブGとランドLの反射光の位相差を厳密に90°とする値に限定されるべきものではなく、多少のずれは許容されるものである。すなわち、これまでで説明した本技術の再生原理からも理解されるように、グルーブGとランドLの反射光の位相差が90°から多少ずれたとしても、グルーブGとランドLの記録信号の読み分けは可能なものであり、この意味で、段差dの値としては、グルーブGとランドLの反射光の位相差が略90°となるように設定されればよいものである。
また同様に、検波光学系で信号光と参照光との間に与える位相差については、それぞれ0°、180°、90°、270°、45°、225°とする場合を例示したが、これらについても厳密にその数値に一致させる必要性はなく、グルーブGとランドLの記録信号の読み分けを可能とするという観点においては、多少のずれは許容されるものである。つまりこの意味で、検波光学系で信号光と参照光との間に与える位相差については、それぞれ略0°、略180°、略90°、略270°、略45°、略225°とされればよいものである。
例えばこれまでの説明では、ランドLとグルーブGとの中間位置をトレースさせるトラッキングサーボ制御手法を採る場合において、光記録媒体1から得られる0次光・1次光の反射光についてホモダイン検波用とサイドスポット検出用とに分光するための光学素子として、偏光ビームスプリッタを用いる場合を例示したが、もちろん該分光を実現するにあたっては、偏光ビームスプリッタ以外の他の光学素子を用いることも可能である。
例えば、再生用のレーザ光によりグルーブGを対象としてトラッキングサーボをかけた状態で、差分値Icalc1によりグルーブGの記録信号を再生する動作を行った後、ランドLを対象としてトラッキングサーボをかけた状態で、Icalc2によりランドLの記録信号を再生する動作を行うといったことも考えられる。すなわち、いわば二度読みによりグルーブGとランドLの記録信号を再生するものである。なおこれまでの説明からも理解されるように、上記のようにグルーブGを対象としてトラッキングサーボをかけた状態での差分値Icalc1による再生動作では、ランドLの記録信号成分によるクロストーク成分をキャンセルでき、またランドLを対象としてトラッキングサーボをかけた状態での差分値Icalc2による再生動作では、グルーブGの記録信号成分によるクロストーク成分をキャンセルできるものである。
上記のように、狭ピッチで記録されたランドLの信号とグルーブGの信号とを読み分けるためのトラッキングサーボ手法は、先に例示したランドLとグルーブGとの中間位置をトレースさせる手法に限定されるべきものではない。
(1)
ランドとグルーブの双方に信号が記録され且つ上記ランドと上記グルーブとの段差が上記ランドからの反射光と上記グルーブからの反射光とに略90°の位相差を与えるように設定されている光記録媒体に対し、光源より発せられた光を照射して上記ランドと上記グルーブの記録信号の双方を反映した反射光としての信号光を得、且つ上記光源より発せられた光をミラーにて反射させてコヒーレント光としての参照光を生成すると共に、これら信号光と参照光とを重ね合わせて出射する光生成・出射部と、
上記光生成・出射部より出射された上記信号光と上記参照光の重ね合わせ光に対し、略0°の位相差を与えた第1の信号光と参照光の組と、略180°の位相差を与えた第2の信号光と参照光の組と、略90°の位相差を与えた第3の信号光と参照光の組と、略270°の位相差を与えた第4の信号光と参照光の組をそれぞれ生成する検波光学系と、
上記第1の信号光と参照光の組を第1受光素子、上記第2の信号光と参照光の組を第2受光素子、上記第3の信号光と参照光の組を第3受光素子、上記第4の信号光と参照光の組を第4受光素子によってそれぞれ受光する受光部と、
上記第1受光素子で得られる第1受光信号と、上記第2受光素子で得られる第2受光信号と、上記第3受光素子で得られる第3受光信号と、上記第4受光素子で得られる第4受光信号とに基づき、上記ランドの記録信号と上記グルーブの記録信号を再生する再生部と
を備える再生装置。
(2)
上記再生部は、
上記第1受光信号と上記第2受光信号との差分である第1差分信号と、上記第3受光信号と上記第4受光信号との差分である第2差分信号とを計算し、これら第1差分信号と第2差分信号とに基づき、上記ランドの記録信号と上記グルーブの記録信号を再生する
上記(1)に記載の再生装置。
(3)
上記光生成・出射部が出射する上記信号光と上記参照光の位相差を、演算により、又は上記ミラーの位置制御によってキャンセルする
上記(1)又は(2)何れかに記載の再生装置。
(4)
上記再生部は、
上記第1差分信号の低域成分を抽出した信号である第1低域信号をI1_lpfとし、上記第2差分信号の低域成分を抽出した信号である第2低域信号をI2_lpfとしたとき、
arctan(I2_lpf/I1_lpf)
を計算することで上記光生成・出射部が出射する上記信号光と上記参照光との位相差の値を得、該値を用いて上記位相差をキャンセルする演算を行う
上記(3)に記載の再生装置。
(5)
上記再生部は、
上記第1差分信号の値をI1、上記第2差分信号の値をI2、上記第1低域信号と上記第2低域信号との差の値をXとしたとき、
I1・cosX+I2・sinX
及び
−I1×sinX+I2×cosX
で表される演算を行って、上記ランドの記録信号についての再生信号、及び上記グルーブの記録信号についての再生信号を得る
上記(4)に記載の再生装置。
(6)
上記検波光学系は、
上記光生成・出射部より出射された上記信号光と上記参照光の重ね合わせ光に対し、略45°の位相差を与えた第5の信号光と参照光の組と、略225°の位相差を与えた第6の信号光と参照光の組をさらに生成し、
上記受光部は、
上記第5の信号光と参照光の組を第5受光素子、上記第6の信号光と参照光の組を第6受光素子によってそれぞれ受光し、
上記第5受光素子で得られる第5受光信号と、上記第6受光素子で得られる第6受光信号との差分値が所定の目標値となるように、上記ミラーの位置制御を行うミラー位置制御部を備える
上記(3)に記載の再生装置。
(7)
上記光生成・出射部は、
上記光源より発せられた光を対物レンズを介して上記光記録媒体に照射すると共に、該対物レンズを介して、上記信号光を得るための第1の光と共に、該第1の光が上記光記録媒体上に形成するビームスポットに対しそのビームスポットが上記ランドと上記グルーブとの形成ピッチの1/2の長さだけトラッキング方向にずれた位置に形成される第2の光を照射するように構成されており、
上記第2の光の受光信号に基づき、上記対物レンズのトラッキングサーボ制御を行うトラッキングサーボ制御部を備える
上記(1)乃至(6)何れかに記載の再生装置。
Claims (8)
- ランドとグルーブの双方に信号が記録され且つ上記ランドと上記グルーブとの段差が上記ランドからの反射光と上記グルーブからの反射光とに略90°の位相差を与えるように設定されている光記録媒体に対し、光源より発せられた光を照射して上記ランドと上記グルーブの記録信号の双方を反映した反射光としての信号光を得、且つ上記光源より発せられた光をミラーにて反射させてコヒーレント光としての参照光を生成すると共に、これら信号光と参照光とを重ね合わせて出射する光生成・出射部と、
上記光生成・出射部より出射された上記信号光と上記参照光の重ね合わせ光に対し、略0°の位相差を与えた第1の信号光と参照光の組と、略180°の位相差を与えた第2の信号光と参照光の組と、略90°の位相差を与えた第3の信号光と参照光の組と、略270°の位相差を与えた第4の信号光と参照光の組をそれぞれ生成する検波光学系と、
上記第1の信号光と参照光の組を第1受光素子、上記第2の信号光と参照光の組を第2受光素子、上記第3の信号光と参照光の組を第3受光素子、上記第4の信号光と参照光の組を第4受光素子によってそれぞれ受光する受光部と、
上記第1受光素子で得られる第1受光信号と、上記第2受光素子で得られる第2受光信号と、上記第3受光素子で得られる第3受光信号と、上記第4受光素子で得られる第4受光信号とに基づき、上記ランドの記録信号と上記グルーブの記録信号を再生する再生部と
を備える再生装置。 - 上記再生部は、
上記第1受光信号と上記第2受光信号との差分である第1差分信号と、上記第3受光信号と上記第4受光信号との差分である第2差分信号とを計算し、これら第1差分信号と第2差分信号とに基づき、上記ランドの記録信号と上記グルーブの記録信号を再生する
請求項1に記載の再生装置。 - 上記光生成・出射部が出射する上記信号光と上記参照光の位相差を、演算により、又は上記ミラーの位置制御によってキャンセルする
請求項2に記載の再生装置。 - 上記再生部は、
上記第1差分信号の低域成分を抽出した信号である第1低域信号をI1_lpfとし、上記第2差分信号の低域成分を抽出した信号である第2低域信号をI2_lpfとしたとき、
arctan(I2_lpf/I1_lpf)
を計算することで上記光生成・出射部が出射する上記信号光と上記参照光との位相差の値を得、該値を用いて上記位相差をキャンセルする演算を行う
請求項3に記載の再生装置。 - 上記再生部は、
上記第1差分信号の値をI1、上記第2差分信号の値をI2、上記第1低域信号と上記第2低域信号との差の値をXとしたとき、
I1・cosX+I2・sinX
及び
−I1×sinX+I2×cosX
で表される演算を行って、上記ランドの記録信号についての再生信号、及び上記グルーブの記録信号についての再生信号を得る
請求項4に記載の再生装置。 - 上記検波光学系は、
上記光生成・出射部より出射された上記信号光と上記参照光の重ね合わせ光に対し、略45°の位相差を与えた第5の信号光と参照光の組と、略225°の位相差を与えた第6の信号光と参照光の組をさらに生成し、
上記受光部は、
上記第5の信号光と参照光の組を第5受光素子、上記第6の信号光と参照光の組を第6受光素子によってそれぞれ受光し、
上記第5受光素子で得られる第5受光信号と、上記第6受光素子で得られる第6受光信号との差分値が所定の目標値となるように、上記ミラーの位置制御を行うミラー位置制御部を備える
請求項3に記載の再生装置。 - 上記光生成・出射部は、
上記光源より発せられた光を対物レンズを介して上記光記録媒体に照射すると共に、該対物レンズを介して、上記信号光を得るための第1の光と共に、該第1の光が上記光記録媒体上に形成するビームスポットに対しそのビームスポットが上記ランドと上記グルーブとの形成ピッチの1/2の長さだけトラッキング方向にずれた位置に形成される第2の光を照射するように構成されており、
上記第2の光の受光信号に基づき、上記対物レンズのトラッキングサーボ制御を行うトラッキングサーボ制御部を備える
請求項1に記載の再生装置。 - ランドとグルーブの双方に信号が記録され且つ上記ランドと上記グルーブとの段差が上記ランドからの反射光と上記グルーブからの反射光とに略90°の位相差を与えるように設定されている光記録媒体に対し、光源より発せられた光を照射して上記ランドと上記グルーブの記録信号の双方を反映した反射光としての信号光を得、且つ上記光源より発せられた光をミラーにて反射させてコヒーレント光としての参照光を生成すると共に、これら信号光と参照光とを重ね合わせて出射する光生成・出射手順と、
上記光生成・出射手順により出射した上記信号光と上記参照光の重ね合わせ光に対し、略0°の位相差を与えた第1の信号光と参照光の組と、略180°の位相差を与えた第2の信号光と参照光の組と、略90°の位相差を与えた第3の信号光と参照光の組と、略270°の位相差を与えた第4の信号光と参照光の組をそれぞれ生成する位相差付与手順と、
上記第1の信号光と参照光の組を第1受光素子、上記第2の信号光と参照光の組を第2受光素子、上記第3の信号光と参照光の組を第3受光素子、上記第4の信号光と参照光の組を第4受光素子によってそれぞれ受光する受光手順と、
上記第1受光素子で得られる第1受光信号と、上記第2受光素子で得られる第2受光信号と、上記第3受光素子で得られる第3受光信号と、上記第4受光素子で得られる第4受光信号とに基づき、上記ランドの記録信号と上記グルーブの記録信号を再生する再生手順と
を有する再生方法。
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