JP2014026586A - 自動販売機の訴求表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】透明板で覆われた開口窓の領域に占める訴求表示部材の割合および訴求表示部材のレイアウトを適宜選択することが可能な自動販売機を提供する。
【解決手段】販売商品を収納した本体キャビネット1と、この本体キャビネット1の前面を開閉する外扉2とを備え、前記外扉2の前面に形成された開口窓4を覆う透明板5を介して外扉2のディスプレイ室6に展示された商品見本7を視認可能な自動販売機であって、前記外扉2の開口窓4に沿って額縁状の取付枠10を配設したうえで、前記開口窓4の任意領域をマスキングする訴求表示部材20を前記取付枠10に装着することにより、開口窓4の領域、つまり、外扉2に形成された商品見本7を展示するディスプレイ室6の領域を訴求表示部材20による訴求に利用することができ、それも開口窓4の任意位置・任意領域を適宜選択して訴求表示できる。
【選択図】図1
【解決手段】販売商品を収納した本体キャビネット1と、この本体キャビネット1の前面を開閉する外扉2とを備え、前記外扉2の前面に形成された開口窓4を覆う透明板5を介して外扉2のディスプレイ室6に展示された商品見本7を視認可能な自動販売機であって、前記外扉2の開口窓4に沿って額縁状の取付枠10を配設したうえで、前記開口窓4の任意領域をマスキングする訴求表示部材20を前記取付枠10に装着することにより、開口窓4の領域、つまり、外扉2に形成された商品見本7を展示するディスプレイ室6の領域を訴求表示部材20による訴求に利用することができ、それも開口窓4の任意位置・任意領域を適宜選択して訴求表示できる。
【選択図】図1
Description
この発明は、本体キャビネットの前面を開閉する外扉に形成された開口窓を備え、当該開口窓を覆う透明板を介して商品見本若しくは本体キャビネットの商品収納棚に収納された販売商品を視認可能な自動販売機であって、前記販売商品に関連する情報を表示する訴求表示部材を新たな設置場所を必要とせずに前記開口窓を覆う透明板を介して視認可能な商品見本若しくは販売商品の近傍に設置することが可能な自動販売機の訴求表示装置に関するものである。
この種の自動販売機、例えば販売商品としてたばこを販売する自動販売機は、前面が開口した商品収納庫内に販売商品(たばこ)を積み重ねて収納する商品収納コラムが左右方向に複数列,上下方向に多段に取設された本体キャビネットと、この本体キャビネットの前面開口を開閉自在に閉塞する外扉とを備え、本体キャビネットと外扉との間には外扉に開閉自在に支持された中扉が配設され、中扉の背面(庫内側)に複数列の商品収納コラムが搭載されている。前記外扉の前面には、正面視左側に片寄らせて大きく開口した矩形の開口窓が形成されており、この開口窓を覆って配設される透明板と中扉の前面との間がディスプレイ室として形成されている。このディスプレイ室は、下方域を販売商品に関連する情報を表示するポスターなどの訴求表示部材が設置される設置場所、当該訴求表示部材の設置場所を除く残りの上方域を販売商品の商品見本が展示される展示場所としてレイアウトされている。前記ディスプレイ室における商品見本を展示する展示場所に相当する中扉の前面には、複数の商品収納コラムに収納した販売商品に対応した複数の商品見本を左右方向に一列に並べて展示したディスプレイ台およびディスプレイ台に展示された商品見本を照明する照明光源が上下方向に複数段並べて取付けられ、これらディスプレイ台と対峙する透明板の部位には商品選択ボタンユニットが設けられている。この商品選択ボタンユニットは、ディスプレイ台に載置された各商品見本に対応して左右方向に一列に並べて設けた商品選択ボタンを有している。また、外扉の前面の正面視右端側の上方域に硬貨投入口、紙幣挿入口、返却レバー、表示器などの販売商品の購入に必要な操作部が配設され、その中央域に外扉開閉用ハンドルロック、硬貨返却口が配設され、その下方域に商品取出口が配設され、外扉の正面視右端側の背面には、硬貨識別装置、紙幣識別装置などが配設されている。
前記ディスプレイ室における訴求表示部材を設置する下方域に相当する中扉の前面には訴求表示部材が貼り付けられ、ディスプレイ室の透明板を介して視認可能に構成されている(例えば、特許文献1)。
前述した従来の自動販売機は、新発売などの販売商品の広告・宣伝を行う場合、訴求表示部材を交換することにより販売商品を広告・宣伝することができる点で優れている。ところで、新発売などの販売商品の広告・宣伝を行う場合、新発売の販売商品の近傍に訴求表示部材を配設すると訴求効果が発揮されるところ、従来の自動販売機においては訴求表示部材の設置場所がディスプレイ室の下方域に定められているため、新発売などの販売商品に対応する商品見本を訴求表示部材の近傍に展示する場合には、ディスプレイ室に上下方向に複数段設置されたディスプレイ台のうちの最下段のディスプレイ台、つまり、上下方向に複数段設置されるディスプレイ台のうちでも展示した商品見本が最も見え難い最下段のディスプレイ台に新発売などの販売商品に対応する商品見本を展示せねばならないので訴求効果が薄れてしまうおそれがある。さらに、訴求表示部材の設置場所および訴求表示部材の大きさが限られているので訴求表示のバラエティーに乏しいという課題を有する。
そこで、本発明は上記の点に鑑みなされたものであり、その目的は前記課題を解決し、透明板で覆われた開口窓の領域に占める訴求表示部材の割合および訴求表示部材のレイアウトを適宜選択することが可能な自動販売機の訴求表示装置を提供することにある。
上記目的を達成するため請求項1に係る発明は、販売商品を収納した本体キャビネットと、この本体キャビネットの前面を開閉する外扉とを備え、前記外扉に形成された開口窓を覆う透明板を介して外扉のディスプレイ室に展示された商品見本若しくは本体キャビネットの商品収納庫内に収納された販売商品を視認可能な自動販売機において、前記外扉の前面であって開口窓に沿って配設された額縁状の取付枠と、前記開口窓をマスキングする態様で前記取付枠の任意位置に着脱自在に装着される訴求表示部材とを備えたことを特徴とする。
また、請求項2に係る発明は、請求項1記載の自動販売機の訴求表示装置において、取付枠に装着される訴求表示部材は開口窓の一部をマスキングする態様で当該開口窓の上下方向の長さよりも短く、かつ、上下方向にスライド移動自在に設けたことを特徴とする。
また、請求項3に係る発明は、請求項1記載の自動販売機の訴求表示装置において、取付枠に装着される訴求表示部材は開口窓の全域をマスキングする大きさの一枚の部材からなり、上下方向に複数段展示されたうちの少なくとも一段の商品見本若しくは上下方向に複数段配設された商品収納棚のうちの少なくとも一段の商品収納棚に収納された販売商品を露出させる開口部を備えてなることを特徴とする。
また、請求項4に係る発明は、請求項1記載の自動販売機の訴求表示装置において、商品見本若しくは本体キャビネットの商品収納庫内に収納された販売商品を照明する照明光源を有し、取付枠に装着される訴求表示部材を光透過性材料により形成したうえで当該訴求表示部材によりマスキングされた照明光源を該当訴求表示部材の照明光源として兼用したことを特徴とする。
本発明の請求項1に係る発明によれば、販売商品を収納した本体キャビネットと、この本体キャビネットの前面を開閉する外扉とを備え、前記外扉に形成された開口窓を覆う透明板を介して外扉のディスプレイ室に展示された商品見本若しくは本体キャビネットの商品収納庫内に収納された販売商品を視認可能な自動販売機において、前記外扉の前面であって開口窓に沿って配設された額縁状の取付枠と、前記開口窓をマスキングする態様で前記取付枠の任意位置に着脱自在に装着される訴求表示部材とを備えたことにより、開口窓の領域、つまり、外扉に形成された商品見本を展示するディスプレイ室の領域、若しくは本体キャビネットの商品収納棚に収納された販売商品を視認する視認領域を訴求表示部材による訴求表示に利用することができるので外扉の前面に新たな設置場所を必要とすることなく訴求表示部材を設置することができる。それも訴求表示部材を開口窓の任意位置に装着することができるので、例えば、商品購入のために必要な代金投入部(硬貨投入口,紙幣挿入口等)に近接した目の触れやすい箇所に宣伝・広告したい販売商品や商品見本をレイアウトし、かつ、その近傍に当該販売商品に関連する情報を表記した訴求表示部材をレイアウトすることができるので最大級の訴求効果を発揮することができる。
また、本発明の請求項2に係る発明によれば、請求項1記載の自動販売機の訴求表示装置において、取付枠に装着される訴求表示部材は開口窓の一部をマスキングする態様で当該開口窓の上下方向の長さよりも短く、かつ、上下方向にスライド移動自在に設けたことにより、訴求表示部材を開口窓の任意の位置にレイアアウトすることが可能となるので、開口窓に装着される訴求表示部材の大きさを任意に選択することができるとともにレイアウトも自由であることからバラエティーに富んだ訴求表示装置を得ることができる。
また、本発明の請求項3に係る発明によれば、請求項1記載の自動販売機の訴求表示装置において、取付枠に装着される訴求表示部材は開口窓の全域に対応する大きさの一枚の部材からなり、上下方向に複数段展示されたうちの少なくとも一段の商品見本若しくは上下方向に複数段配設された商品収納棚のうちの少なくとも一段の商品収納棚に収納された販売商品を露出させる開口部を備えてなることにより、宣伝・広告したい販売商品を訴求表示部材の開口部から露出させる一方、開口部を除く訴求表示部材の全域を広告・宣伝に利用することができるので、開口窓の領域を最大限利用して訴求表示することができる。
また、本発明の請求項4に係る発明によれば、請求項1記載の自動販売機の訴求表示装置において、商品見本若しくは本体キャビネットの商品収納庫内に収納された販売商品を照明する照明光源を有し、取付枠に装着される訴求表示部材を光透過性材料により形成したうえで当該訴求表示部材によりマスキングされた照明光源を該当訴求表示部材の照明光源として兼用することにより、商品見本若しくは本体キャビネットの商品収納庫内に収納された販売商品を照明する照明光源を訴求表示部材の照明に兼用することができる。
以下、本発明の実施の形態に係る自動販売機の訴求表示装置について添付図面を参照して説明する。ここで、実施の形態1では販売商品としてのたばこの商品見本を展示してなる自動販売機の例を示し、実施の形態2では販売商品としての清涼飲料入りの缶容器,ペットボトル容器などの商品見本を展示してなる自動販売機の例を示しているが、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1,図5に示すように、この自動販売機は前面が開口した筐体からなり、筐体内部の商品収納庫内に販売商品を上下に積み重ねて収納した商品コラムが左右方向に複数列,上下方向に多段に取設された本体キャビネット1と、この本体キャビネット1の前面開口を開閉自在に閉塞する外扉2とを備え、前記外扉2の背面には、外扉2に軸支されて当該外扉2に開閉自在に取付けられた中扉3が配設されている。
図1,図5に示すように、この自動販売機は前面が開口した筐体からなり、筐体内部の商品収納庫内に販売商品を上下に積み重ねて収納した商品コラムが左右方向に複数列,上下方向に多段に取設された本体キャビネット1と、この本体キャビネット1の前面開口を開閉自在に閉塞する外扉2とを備え、前記外扉2の背面には、外扉2に軸支されて当該外扉2に開閉自在に取付けられた中扉3が配設されている。
前記外扉2の前面には、正面視左側に片寄らせて大きく開口した矩形の開口窓4が形成され、この開口窓4はアクリル樹脂等からなる透明板5で覆われている。前記透明板5と中扉3の前面との間は、図2にも示すように、ディスプレイ室6として形成されている。前記中扉3の前面には、本体キャビネット1の商品収納庫内に収納した販売商品に対応した複数の立体状商品見本7を左右に一列に並べて展示したディスプレイ台8が上下方向に複数段(この例では6段)並べて取付けられている。前記透明板5には、各ディスプレイ台8と対応する位置に商品選択ボタンユニット9が設けられ、この商品選択ボタンユニット9は、ディスプレイ台8に展示された各商品見本7に対応して左右に一列に並べて設けた商品選択ボタン9aを有している。また、前記商品選択ボタンユニット9の背後における中扉3の前面には、図2に示すように、ディスプレイ台8に展示された商品見本7の上方近傍に照明光源としての発光ダイオードユニット30が取付けられている。
前記発光ダイオードユニット30は、横長帯状の薄い箱型に形成された透明な合成樹脂製の上ケース31と下ケース32とを組み合わせることにより形成された空間内に複数の発光ダイオード(LEDともいう)33を搭載したプリント配線基板34を敷設してなる。前記プリント配線基板34は下ケース32の底面に、LED33からの照射光が上ケース31の底面に向かう態様で敷設されている。上ケース31の底面は周壁(前後左右の側壁)に対して薄肉の透光部として形成されるとともにその内壁面が梨子地状に形成されて透光部を通過する光を拡散させるように構成されている。
前記発光ダイオードユニット30は取付金具35を介して中扉3に固着された左右一対のブラケット36に照射方向を可変設定可能に組み付けられている。取付金具35は、左右一対のブラケット36に跨る態様で形成された短冊状の薄板板金製になり、その左右両端にそれぞれ一対の固定片351,352が設けられている。前記固定片351,352は、取付金具35の平板面から直角に折り曲げて形成され、固定片351には挿通穴が形成される一方、固定片352にはねじ穴がタップされている。前記ブラケット36には、発光ダイオードユニット30の回転中心となる支点穴360(図2の(a)における固定片351の挿通穴に対峙する箇所)、第1規制穴361(図2の(b)参照)、第2規制穴362が穿孔されている。前記支点穴360には、固定片351の挿通穴を支点穴360に対峙させた状態でブラケット36の外側から合成樹脂製の支持軸(不図示)が嵌め込まれる。また、第1規制穴361,第2規制穴362は、前記固定片352にタップされたねじ穴に螺合するねじ(不図示)が挿通可能に形成されている。
かかる構成により、ブラケット36の支点穴360(固定片351の挿通穴に対峙する箇所)を支点として発光ダイオードユニット30を回転させて前記固定片352にタップされたねじ穴が、第1規制穴361若しくは第2規制穴362に対峙するように択一的に選択し、ブラケット36の外側からねじを前記固定片352のねじ穴に螺合させることにより発光ダイオードユニット30の照射方向を可変に設定することができる。
また、前記外扉2の前面の正面視右端側には、硬貨投入口21、紙幣挿入口22、硬貨または紙幣の返却,釣銭の返却を指示する返却レバー23、投入金額や売切れ等を表示する表示器24、ICカードや携帯電話からの情報を読取る電子マネーのアンテナ部25、広告・宣伝映像を表示する液晶ディスプレイ26およびハンドルロック27などが設けられ、外扉2の前面の下部には硬貨返却口28、商品取出口29が設けられている。前記外扉2の背面には、図示は省略したが、硬貨投入口21から投入された硬貨の真偽・金種を識別する硬貨識別装置、紙幣挿入口22から挿入された紙幣の真偽・金種を識別する紙幣識別装置、アンテナ部25とともにユニットとして構成される電子決済端末装置等が設けられている。
さて、外扉2の前面には、図1,図5にも示すように、外扉2の正面視左側に片寄らせて大きく開口した矩形の開口窓4に沿って額縁状の取付枠10が配設されている。この取付枠10は、上枠部材11,下枠部材12,左枠部材13および右枠部材14からなり、上枠部材11,下枠部材12,左枠部材13,右枠部材14のそれぞれの端面を突き合わせて配設されている。前記上枠部材11,下枠部材12,左枠部材13および右枠部材14はそれぞれアルミニウムの押出成形品になり、開口窓4の周囲を模る化粧枠としての機能を備えている。前記左枠部材13および右枠部材14には、図3に示すように、互いに対向する方向に開口したスライド溝131,141が押出成形され、それぞれの背面は外扉2の前面から開口窓4の窓縁に沿う態様で構成されている。図示は省略したが、前記上枠部材11,下枠部材12の背面も、前記左枠部材13,右枠部材14と同様に、外扉2の前面から開口窓4の窓縁に沿う態様で構成されているものである。また、前記上枠部材11,下枠部材12,左枠部材13および右枠部材14のそれぞれの背面(外扉2の前面に対峙する面)には、アルミニウムの押出成形後にタップ加工により下穴を加工したうえでねじ加工されたねじ穴(不図示)が形成されている。なお、スライド溝131,141には、図4に示すように、後述する訴求表示部材20の左右端部が挿入され、この訴求表示部材20が外扉2の開口窓4を覆う透明板5に設けられた商品選択ボタンユニット9の商品選択ボタン9aと干渉しないように、スライド溝131,141は外扉2の前面より前方側に形成さているものである。
また、前記左枠部材13および右枠部材14の前面には、図1,図5に示すように、所定間隔ごとに配設された商品選択ボタンユニット9の下端近傍に係止穴132,142がそれぞれ機械加工され、前記係止穴132,142は左枠部材13および右枠部材14のスライド溝131,141(図3参照)にまで達している。前記係止穴132,142にはナイロンリベット15(図5参照)が嵌め込まれ、係止穴132,142に嵌め込まれたナイロンリベット15はスライド溝131,141に進入して当該ナイロンリベット15を境にスライド溝131,141を上下に分断するように構成されている。
前記額縁状の取付枠10の外扉2への組み付けは、上枠部材11,下枠部材12,左枠部材13および右枠部材14の何れか一つ、例えば、上枠部材11を外扉2の前面から開口窓4の上部窓縁に沿うように配置したうえで、外扉2の背面から外扉2の板面に形成したねじ挿通穴を介して上枠部材11の背面にタップされたねじ穴にねじを螺合させて組み付ける。次いで、設置された上枠部材11の端面、例えば左側の端面に左枠部材13の上側の端面を突き合わせつつ当該左枠部材13を開口窓4の左側窓縁に沿うように配置したうえで、外扉2の背面から外扉2の板面に形成したねじ挿通穴を介して左枠部材13の背面にタップされたねじ穴にねじを螺合させて組み付ける。以下、同様に下枠部材12および右枠部材14を順次、開口窓4の対応する窓縁に設置することにより額縁状の取付枠10が外扉2の前面に組み付けられる。
前記額縁状の取付枠10には訴求表示部材20が装着される。この訴求表示部材20は透明なアクリル樹脂などにより矩形に形成されるともにアクリル樹脂の前面にシルク印刷などにより販売商品に関連する絵図,文字および背景色が印刷されてなり、背後からの照明によって絵図,文字および背景色が浮かび上がって表示されるように構成されている。前記訴求表示部材20は前記額縁状の取付枠10における左枠部材13および右枠部材14に形成されたスライド溝131,141の溝幅よりも薄く形成されるとともに左枠部材13のスライド溝131と右枠部材14スライド溝141とに跨る横幅を有している。
前記訴求表示部材20の取付枠10への取り付けについて図5を参照しつつ説明する。図5の(a)に示すように、外扉2の開口窓4に沿って配設した状態の取付枠10に訴求表示部材20を装着する際には、図5の(b)に示すように、先ず上枠部材11を取り外す。前記上枠部材11の取り外しは、外扉2を開放したうえで上枠部材11の背面にタップされたねじ穴に螺合したねじを緩めて取り外す。前記上枠部材11を取り外すと、左枠部材13および右枠部材14に形成されたスライド溝131,141が露出するので、当該スライド溝131,141に訴求表示部材20の左右端部を挿入する。この場合、例えば、図5の(c)に示すように、商品選択ボタンユニット9のうちの上から2段目,3段目の商品見本7および対応する商品選択ボタンユニット9を訴求表示部材20によりマスキングする場合には、訴求表示部材20の装着に先立って、上から3段目の商品選択ボタンユニット9の近傍に形成した係止穴132,142にナイロンリベット15を嵌め込んでおく。そうすると、左枠部材13および右枠部材14のスライド溝131,141に挿入されてスライド移動(下降)する訴求表示部材20はスライド溝131,141に進出したナイロンリベット15に当接して係止される。次いで、最上段の商品選択ボタンユニット9の近傍に形成した係止穴132,142にナイロンリベット15を嵌め込む。これにより訴求表示部材20は、複数段の商品見本7のうちの上から2段目,3段目の商品見本7および対応する商品選択ボタンユニット9をマスキングした状態に保持される。そして、前記上枠部材11を左枠部材13および右枠部材14のそれぞれの端面に突き合わせて元の位置に取付けることにより訴求表示部材20の装着が完了する。
図5の(d)は、開口窓4の上方域をマスキングする態様で訴求表示部材20を装着する例を示し、この場合には前記上枠部材11を取り外したうえで商品選択ボタンユニット9のうちの最上段の商品選択ボタンユニット9の近傍に形成した係止穴132,142にナイロンリベット15を嵌め込み、次いで露出した左枠部材13および右枠部材14のスライド溝131,141に訴求表示部材20の左右端部を挿入した後、前記上枠部材11を左枠部材13および右枠部材14のそれぞれの端面に突き合わせて元の位置に取付ける。なお、図1では訴求表示部材20を開口窓4の下方域に装着した状態を示し、この場合には上枠部材11を取り外して露出した左枠部材13および右枠部材14のスライド溝131,141に訴求表示部材20の左右端部を挿入した後、訴求表示部材20を下方域にスライド移動(下降)させて装着されている。
ここで、外扉2に形成された開口窓4をマスキングする態様で取付枠10に装着された訴求表示部材20を背後から照明するようにディスプレイ室6内を照明する照明光源としての発光ダイオードユニット30(図2参照)の照射方向を次のように調整する。例えば、図5の(c)のように、上から2段目,3段目の商品見本7および商品選択ボタンユニット9が訴求表示部材20によりマスキングされた場合、最上段および上から2段目の商品選択ボタンユニット9の背後に位置する発光ダイオードユニット30(図2参照)の照射方向が調整される。この場合、図2に示した発光ダイオードユニット30が取付金具35を介して中扉31に固着された左右一対のブラケット36に照射方向を可変設定可能に組み付けられていることは前述したとおりである。すなわち、発光ダイオードユニット30は取付金具35を介してブラケット36の支点穴360(図2の(a)における固定片351の挿通穴に対峙する箇所)を中心として回転可能に取付けられ、常時においては、図2の(a)に示すように、取付金具35の固定片352にタップされたねじ穴がブラケット36の第1規制穴361に対峙させた状態でブラケット36の外側からねじを前記固定片352のねじ穴に螺合させ、発光ダイオードユニット30の照射方向がディスプレイ室6内を向いて商品見本7を照明するように設定されている。そこで、取付金具35の固定片352のねじ穴に螺合させたねじを取り外した後、取付金具35をブラケット36の支点穴360(図2の(a)における固定片351の挿通穴に対峙する箇所)を中心として時計方向に回転させて前記固定片352のねじ穴をブラケット36の第2規制穴362に対峙させたうえでブラケット36の外側からねじを前記固定片352のねじ穴に螺合させて発光ダイオードユニット30の照射方向を調整する(図2の(b))。これにより発光ダイオードユニット30の照射方向がディスプレイ室6の外側に向くように設定され、発光ダイオードユニット30からの照射光により訴求表示部材20が背後からの照明により浮かび上がるように表示される。なお、図2の(b)ではディスプレイ台8に商品見本7を展示した状態を示しているが、この商品見本7は訴求表示部材20によりマスギングされるので発光ダイオードユニット30の照射方向を調整する際にディスプレイ台8から商品見本7を取り外しておくこともできる。
ここで、図5の(d)のように、開口窓4の上方域をマスキングする態様で訴求表示部材20を装着する場合、ディスプレイ室6の天面に設けられた発光ダイオードユニット(不図示)の照射方向がディスプレイ室6の外側に向くように調整されるものである。また、図1に示すように、矩形の開口窓4の下方域をマスキングする訴求表示部材20は最下段の商品選択ボタンユニット9の背後に位置する発光ダイオードユニット30の照射方向がディスプレイ室6の外側を向くように調整される。
前記訴求表示部材20は、図1,図5に示したように、矩形の開口窓4の一部をマスキングするものに限らず、図6に示すように、矩形の開口窓の全域に対応する大きさの一枚の部材から構成することもできる。すなわち、図6に示すように、訴求表示部材20は外扉2に形成された開口窓4の全域に対応する大きさの一枚の部材からなり、上下方向に複数段配設された商品見本7のうちの少なくとも一段の商品見本7およびその商品見本7に対応する一段の商品選択ボタンユニット9を露出させる開口部201を備えている。この訴求表示部材20によれば、宣伝・広告したい販売商品の商品見本7およびその商品選択ボタンユニット9を訴求表示部材20の開口部201から露出させる一方、開口部201を除く残りの訴求表示部材20の全域を宣伝・広告したい販売商品に関連する絵図,文字および背景色として表示することができ、開口窓4の殆んどの領域を利用して訴求表示できる。なお、図6に示したところの開口窓4の全域に対応する大きさの一枚の訴求表示部材20の取付枠10への装着は、図5のように上枠部材11を取り外して装着することもできるが、上枠部材11および下枠部材12に、前記左枠部材13および右枠部材14に形成したスライド溝131,141と同様な互いに対向する方向に開口したスライド溝(不図示)を形成しておくことにより、左枠部材13を取り外して訴求表示部材20を取付枠10に装着することもできるものである。
前述したように、この実施の形態1に係る自動販売機の訴求表示装置によれば、販売商品を収納した本体キャビネット1と、この本体キャビネット1の前面を開閉する外扉2とを備え、前記外扉2に形成された開口窓4を覆う透明板5を介して外扉2のディスプレイ室6に展示された商品見本7を視認可能な自動販売機において、前記外扉2の前面であって開口窓4に沿って配設された額縁状の取付枠10と、前記開口窓4をマスキングする態様で前記取付枠10の任意位置に着脱自在に装着される訴求表示部材20とを備えたことにより、開口窓4の領域、つまり、外扉2に形成された商品見本7を展示するディスプレイ室6の領域を訴求表示部材20による訴求に利用することができ、それも訴求表示部材20を任意位置に装着することができるので、例えば、商品購入のために必要な代金投入部(硬貨投入口,紙幣挿入口等)に近接した目の触れやすい箇所に宣伝・広告したい販売商品の商品見本をレイアウトし、かつ、その近傍に当該販売商品に関連する情報を表記した訴求表示部材をレイアウトすることが可能となる。実施の形態1の例のように、年齢制限のあるたばこ自動販売機においては宣伝・広告したい販売商品、例えば新発売のたばこの商品見本7を成人の目線の高さにレイアウトし、かつ、目線の高さにレイアウトされた新発売のたばこの近傍に当該新発売のたばこに関連する情報を表記した訴求表示部材20をレイアウトすることも可能となる。
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2に係る自動販売機の訴求表示装置について図7を用いて説明する。図7は販売商品としての清涼飲料入りの缶容器,ペットボトル容器などの商品見本を展示してなる自動販売機の例を示し、図7において図1と同一若しくは同様な機能を有するものには同一の符号を付して説明を省略する。なお、図7の(a)においては自動販売機の外観を説明するために訴求表示部材を装着していない状態を示している。
本発明の実施の形態2に係る自動販売機の訴求表示装置について図7を用いて説明する。図7は販売商品としての清涼飲料入りの缶容器,ペットボトル容器などの商品見本を展示してなる自動販売機の例を示し、図7において図1と同一若しくは同様な機能を有するものには同一の符号を付して説明を省略する。なお、図7の(a)においては自動販売機の外観を説明するために訴求表示部材を装着していない状態を示している。
図7の(a)に示すように、この自動販売機は前面が開口した筐体からなる本体キャビネット1と、この本体キャビネット1の前面開口を開閉自在に閉塞する外扉2とを備え、前記外扉2の背面には、外扉2に係止されるとともに当該外扉2に開閉自在に取付けられた中扉3が配設されている。なお、本体キャビネット1は、断熱筐体として形成され、断熱構造の商品収納庫の前面開口が断熱構造の内扉(不図示)により覆われている。また、本体キャビネット1の商品収納庫は断熱仕切壁により左右方向に複数の商品収納室に区画形成され、各商品収納室には商品を横倒し状態で収納するとともに下端部に商品搬出装置を有する商品収納ラックが収設されるとともに、前記商品収納ラックの下部には商品搬出装置から払い出された商品が滑動ないしは転動する前傾姿勢の商品搬出シュータが配設され、当該商品搬出シュータの下部であって商品収納室の下端には、当該各商品収納室を冷却若しくは加熱して商品ラックに収納した商品をコールド・ホット状態に保存する冷却/加熱ユニットが配設されている。
前記外扉2の前面の上部域には、大きく開口した矩形の開口窓4が形成されるとともに当該開口窓4が透明板5で覆われ、この透明板5と外扉2に開閉可能に支持された中扉3との間の空間がディスプレイ室6として形成されている。前記中扉3の前面には、本体キャビネット1の商品収納庫内に収納した商品に対応した複数の商品見本7を左右に一列に並べて載置したディスプレイ台8が上下方向に3段並べて取付けられている。前記透明板5には、各ディスプレイ台8と対峙する位置に商品選択ボタンユニット9が設けられ、商品選択ボタンユニット9は、ディスプレイ台8に載置された各商品見本7に対応して左右に一列に並べて設けた商品選択ボタン9aを有している。なお、ディスプレイ台8は下面が開放した箱形の内部に商品見本7を照明する照明光源(発光ダイオードユニット若しくは蛍光灯)が配設されているものである。
前記外扉2の前面には、矩形の開口窓4に沿って額縁状の取付枠10Aが配設されている。この取付枠10Aは、実施の形態1の取付枠10と同様に、アルミニウムの押出成形品になる上枠部材11A,下枠部材12A,左枠部材13Aおよび右枠部材14Aからなり、前記上枠部材11A,下枠部材12A,左枠部材13Aおよび右枠部材14Aのそれぞれの背面(外扉2の前面に対峙する面)に形成されたところの、アルミニウムの押出成形後にタップ加工により下穴を加工したうえでねじが加工されたねじ穴(不図示)に外扉2の背面からねじを螺合させて組み付けられている。また、左枠部材13Aおよび右枠部材14Aには、実施の形態1のスライド溝131,141(図3参照)と同様なスライド溝(不図示)がそれぞれ押出成形されるとともに商品選択ボタンユニット9の下端近傍にナイロンリベット15(図5参照)が嵌め込まれる係止穴132A,142Aがそれぞれ機械加工されている。
前記取付枠10Aに装着される訴求表示部材20A(図7の(b)および(c)参照)も実施の形態1と同様に、透明なアクリル樹脂などにより矩形に形成されるともにアクリル樹脂の前面にシルク印刷などにより販売商品に関連する絵図,文字および背景色が印刷されてなり、背後からの照明によって絵図,文字および背景色が浮かび上がって表示されるように構成されている。この実施の形態2の訴求表示部材20Aが実施の形態1の訴求表示部材20と相違する点は、実施の形態1の訴求表示部材20ではマスキングした段の複数の商品見本7とそれに対応する段の商品選択ボタンユニット9の全体を訴求表示部としているのに対し、実施の形態2の訴求表示部材20Aではマスキングした段の複数の商品見本7とそれに対応する段の商品選択ボタンユニット9のうちの一部分の領域を訴求表示部としたものである。なお、実施の形態2における訴求表示部材20Aの取付枠10Aへの装着方法は実施の形態1と同一であるので重複する説明は割愛する。
すなわち、図7の(b)に示すように、この訴求表示部材20Aは、中段および下段の複数の商品見本7とそれに対応する商品選択ボタンユニット9をマスキングする大きさを有するとともに段違いの開口部202,203を備え、前記開口部202からは中段の複数の商品見本7とそれに対応する中段の商品選択ボタンユニット9のうちの左端側の6個の商品見本7と商品選択ボタン9aとが露出し、また、開口部203からは下段の複数の商品見本7とそれに対応する下段の商品選択ボタンユニット9のうちの右端側の6個の商品見本7と商品選択ボタン9aとを露出させる一方、前記開口部202,203を除く残りの訴求表示部材20Aの全域を宣伝・広告したい販売商品に関連する絵図,文字および背景色として表示している。
図7の(b)の訴求表示部材20Aが開口窓4の一部をマスキングするのに対し、図7の(c)の訴求表示部材20Aは矩形の開口窓4の全域に対応する大きさの一枚の部材からなるものである。この訴求表示部材20Aは、各段の商品見本7とそれに対応する商品選択ボタンユニット9の全てをマスキングする大きさを有するとともに右側領域に大きな開口部204を備え、当該開口部204から各段の商品見本7のうちの右端寄りの6個の商品見本7およびそれに対応する6個の商品選択ボタン9aを露出させる一方、訴求表示部材20Aの開口部204を除く左端側の全域を宣伝・広告したい販売商品に関連する絵図,文字および背景色として表示している。
前述したように、この実施の形態2に係る自動販売機の訴求表示装置によれば、販売商品を収納した本体キャビネット1と、この本体キャビネット1の前面を開閉する外扉2とを備え、前記外扉2に形成された開口窓4を覆う透明板5を介して外扉2のディスプレイ室6に展示された商品見本7を視認可能な自動販売機において、前記外扉2の前面であって開口窓4に沿って配設された額縁状の取付枠10Aと、前記開口窓4をマスキングする態様で前記取付枠10Aの任意位置に着脱自在に装着される訴求表示部材20Aとを備えたことにより、開口窓4の領域、つまり、外扉2に形成された商品見本7を展示するディスプレイ室6の領域を訴求表示部材20Aによる訴求に利用することができ、それも訴求表示部材20Aを任意位置に装着することができるので、例えば、商品購入のために必要な代金投入部(硬貨投入口,紙幣挿入口等)に近接した目の触れやすい箇所に宣伝・広告したい販売商品や商品見本をレイアウトし、かつ、その近傍に当該販売商品に関連する情報を表記した訴求表示部材をレイアウトすることが可能となる。
上記実施の形態1,2においては、外扉2のディスプレイ室5に商品見本7を展示したものついて説明したが、本発明に係る訴求表示装置は次に示すような本体キャビネットの商品収納棚に収納された実物の販売商品を視認可能な周知の自動販売機にも適用できるものである。
すなわち、この種の自動販売機は、前面が開口した断熱筐体として形成された本体キャビネットと、この本体キャビネットの前面開口を開閉自在に閉塞する外扉と、前記本体キャビネットの商品収納庫の前面を閉塞する内扉を備えている。前記本体キャビネットの断熱空間として形成された商品収納庫には上下方向に沿って複数段の商品収納ラックが配設され、各段の商品収納ラックには左右幅方向に複数列の商品コラムが設けられている。前記各列の商品コラムには前後一対のプーリ間に張架したタイミングベルトの上に商品が起立姿勢で一列に並べて収納されるとともに前端にゲートを有する払出し機構が設けられている。そして、それぞれの商品コラムに割付けられたアドレスが商品収納ラックの前面に貼着して表示されている。前記内扉は二重ガラスとして断熱性を保つように構成されるとともにフラッパ付きの商品搬出口を備え、前記外扉の前面には矩形の開口窓が形成されるとともに当該開口窓が透明板で覆われて商品収納庫の内部を透視可能に構成されるとともに前記開口窓の領域外に硬貨投入口,紙幣挿入口,集中ボタン(数字キー)からなる商品選択部などの接客操作部や商品取出口を備えている。
前記内扉と商品収納ラックとの間の空間には、X−Y搬送機構(バケットユニット搬送機構)のX軸搬送機構に搭載されたバケットユニットが配設されている。前記X−Y搬送機構は、商品選択部により商品コラムが指定されるとバケットユニットを待機位置から指定の商品コラムの前方にアクセスしたうえで、商品コラムからバケットユニットに商品が払い出されると当該バケットユニットを内扉の商品搬出口に移動させ、バケットユニットから内扉の商品搬出口を介して外扉の商品取出口に搬出されるとバケットユニットを待機位置に移動させるように構成されている。前記バケットユニットは、商品コラムのタイミングベルトの歯車に伝動連結するモータ駆動機構および商品コラムの払出し機構のゲートを開閉操作するゲート駆動機構を備え、指定の商品コラムにアクセスした際、ゲート駆動機構によりゲートを開位置に回動させて商品コラムの前方を開くと同時にモータ駆動機構によりタイミングベルトを周回駆動して最前列の商品を受容するように構成されている。
かかる自動販売機における外扉の前面に形成された矩形の開口窓に沿って、実施の形態1,2に示したアルミニウムの押出成形品になる額縁状の取付枠を配設し、この取付枠に開口窓の一部の領域若しくは開口窓の全域をマスキングする訴求表示部材を装着することにより、実物の販売商品に関連する情報を表示する訴求表示部材を新たな設置場所を必要とせずに矩形の開口窓の領域を訴求表示部として活用できるものである。この場合、訴求表示部材を背後から照明する照明光源は、商品収納庫内を照明するところの、商品収納庫の側面前端に上下方向に沿って所定間隔で並設された光源(例えば、特開2010−165062号公報)を用いることができるものである。
上述したように、本発明は本体キャビネットの前面を開閉する外扉に形成された開口窓を備え、当該開口窓を覆う透明板を介して商品見本若しくは本体キャビネットの商品収納棚に収納された販売商品を視認可能な自動販売機に適用することができるものであり、実施の形態により本発明が限定されるものではない。
1…本体キャビネット、2…外扉、3…中扉、4…開口窓、5…透明板、6…ディスプレイ室、7…商品見本、8…ディスプレイ台、9…商品選択ボタンユニット、9a…商品選択ボタン、10,10A…取付枠、11,11A…上枠部材、12,12A…下枠部材、13,13A…左枠部材、14,14A…右枠部材、15…ナイロンリベット、20,20A…訴求表示部材、30…発光ダイオードユニット(照明光源)、131,141…スライド溝、132,142…係止穴、201,202,203,204…開口部。
Claims (4)
- 販売商品を収納した本体キャビネットと、この本体キャビネットの前面を開閉する外扉とを備え、前記外扉に形成された開口窓を覆う透明板を介して外扉のディスプレイ室に展示された商品見本若しくは本体キャビネットの商品収納庫内に収納された販売商品を視認可能な自動販売機において、前記外扉の前面であって開口窓に沿って配設された額縁状の取付枠と、前記開口窓をマスキングする態様で前記取付枠の任意位置に着脱自在に装着される訴求表示部材とを備えたことを特徴とする自動販売機の訴求表示装置。
- 請求項1に記載の自動販売機の訴求表示装置において、取付枠に装着される訴求表示部材は開口窓の一部をマスキングする態様で当該開口窓の上下方向の長さよりも短く、かつ、上下方向にスライド移動自在に設けたことを特徴とする自動販売機の訴求表示装置。
- 請求項1に記載の自動販売機の訴求表示装置において、取付枠に装着される訴求表示部材は開口窓の全域をマスキングする大きさの一枚の部材からなり、上下方向に複数段展示されたうちの少なくとも一段の商品見本若しくは上下方向に複数段配設された商品収納棚のうちの少なくとも一段の商品収納棚に収納された販売商品を露出させる開口部を備えてなることを特徴とする自動販売機の訴求表示装置。
- 請求項1に記載の自動販売機の訴求表示装置において、商品見本若しくは本体キャビネットの商品収納庫内に収納された販売商品を照明する照明光源を有し、取付枠に装着される訴求表示部材を光透過性材料により形成したうえで当該訴求表示部材によりマスキングされた照明光源を該当訴求表示部材の照明光源として兼用したことを特徴とする自動販売機の訴求表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2012168333A JP2014026586A (ja) | 2012-07-30 | 2012-07-30 | 自動販売機の訴求表示装置 |
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Cited By (2)
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CN111524271A (zh) * | 2020-05-09 | 2020-08-11 | 四川大学华西医院 | 一种口罩售卖机 |
CN111524272A (zh) * | 2020-05-09 | 2020-08-11 | 四川大学华西医院 | 口罩售卖机 |
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- 2012-07-30 JP JP2012168333A patent/JP2014026586A/ja active Pending
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