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JP2014022513A - ウェハ加工用テープ - Google Patents

ウェハ加工用テープ Download PDF

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JP2014022513A JP2012158706A JP2012158706A JP2014022513A JP 2014022513 A JP2014022513 A JP 2014022513A JP 2012158706 A JP2012158706 A JP 2012158706A JP 2012158706 A JP2012158706 A JP 2012158706A JP 2014022513 A JP2014022513 A JP 2014022513A
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Koji Suzumura
浩二 鈴村
Tatsuya Sakuta
竜弥 作田
Yukihiro Iwanaga
有輝啓 岩永
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    • H01L2224/83Methods for connecting semiconductor or other solid state bodies using means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected using a layer connector
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Abstract

【課題】接着剤層付き半導体チップを容易にピックアップでき、半導体ウェハのダイシングにより得られた半導体チップ表面に、半導体ウェハが貼り付けられていない部分の接着剤層が付着することを抑制可能なウェハ加工用テープを提供すること。
【解決手段】ウェハ加工用テープ1では、接着剤層3が、貼付対象の半導体ウェハ11の形状に対応した第1の接着領域と、第1の接着領域を囲う第2の接着領域と、を有し、第1の接着領域における接着剤層3aの厚さが5μm以上30μm未満であり、第2の接着領域における接着剤層3bの厚さが30μm以上である。これにより、接着剤層3a付き半導体チップ14を容易にピックアップでき、半導体ウェハ11をダイシングして得られた半導体チップ14表面に、第2の接着領域における接着剤層3bが付着することを抑制可能である。
【選択図】図2

Description

本発明は、ウェハ加工用テープに関する。
半導体チップの製造工程として、半導体ウェハを個々の半導体チップに個片化させるダイシング工程、及び個片化させた半導体チップをリードフレームやパッケージ基板等に接着するダイボンディング工程がある。スタックドパッケージでは、ダイボンディング工程において半導体チップ同士を積層・接着する場合もある。このような半導体チップの製造工程では、ダイシング工程における半導体ウェハの固定や、ダイボンディング工程における半導体チップとリードフレーム等との接着に併用できるウェハ加工用テープの導入が進められている。ウェハ加工用テープには、ウェハへの貼り付け時や、ダイシングの際のリングフレームへの取り付け時の作業性を考慮し、プリカット加工が施されたものがある。
近年、半導体ウェハの薄型化に伴い、従来用いられてきたブレードダイシング方式では、チップクラックなどが発生してしまうため適用できないという問題が発生している。そこで、特に薄型の半導体ウェハにおけるチップの個片化方法として、レーザープロセスを用いたレーザーダイシング方法が検討されるようになってきた。主なレーザーダイシングとしては、ステルスダイシングプロセス、及びDBG(DicingBefore Drinding)プロセスなどが挙げられる。
ステルスダイシングプロセスは、バックグラインドされた半導体ウェハの内部にレーザーを照射することで、脆弱な改質層を形成後、ウェハ加工用テープをラミネートし、冷却下でエキスパンドを行うことで、ウェハ加工用テープの接着剤層(ダイボンディングシート)と半導体ウェハを一緒に個片化するプロセスである。また、DBGプロセスは、予めブレードダイシングによりハーフカットされた半導体ウェハをバックグラインドすることで個片化し、その後ウェハ加工用テープをラミネートして、接着剤層をレーザーでハーフカット後、冷却下でエキスパンドすることで接着剤層を切断するプロセスである。
従来のブレードダイシングプロセス及びレーザーダイシングプロセスでは、一般的に、特許文献1に開示されているような形状のウェハ加工用テープが用いられる。
特開2007−53325号公報
しかしながら、上述のブレードダイシングプロセス及びレーザーダイシングプロセスにおいて、ウェハ加工用テープを用いる場合、半導体ウェハのダイシングによりウェハ加工用テープの接着剤層と半導体ウェハとを一緒に個片化させて得られた接着剤層付き半導体チップをピックアップし易くするために、冷却下でウェハ加工用テープをエキスパンドする工程が必要である。特許文献1に開示されているような形状を有するウェハ加工用テープを用いて、冷却下でエキスパンドすると、半導体ウェハが貼り付けられた部分の接着剤層だけではなく、半導体ウェハが貼り付けられていない部分の接着剤層も細かく切断される。この結果、半導体ウェハが貼り付けられていない外周部分の接着剤層が粘着剤層(ダイシングテープ)から剥がれて、半導体ウェハのダイシングにより得られた半導体チップ表面に付着し、半導体チップの歩留りが低下するという問題がある。
本発明は、上記課題の解決のためになされたものであり、接着剤層付き半導体チップを容易にピックアップでき、半導体ウェハのダイシングにより得られた半導体チップ表面に、半導体ウェハが貼り付けられていない部分の接着剤層が付着することを抑制可能なウェハ加工用テープを提供する。
上記課題の解決のため、本発明に係るウェハ加工用テープは、半導体ウェハのダイシング及び当該ダイシングにより得られた半導体チップのダイボンディングに用いられるウェハ加工用テープであって、テープの基部をなす離型フィルムと、離型フィルムの一面側に所定の間隔で設けられた接着剤層と、接着剤層上に設けられた粘着剤層、及び粘着剤層上に設けられた基材フィルムとからなる粘着フィルムと、を備え、接着剤層が、貼付対象の半導体ウェハの形状に対応した第1の接着領域と、第1の接着領域を囲う第2の接着領域と、を有し、第1の接着領域における接着剤層の厚さが5μm以上30μm未満であり、第2の接着領域における接着剤層の厚さが30μm以上であることを特徴とする。
このウェハ加工用テープでは、第1の接着領域における接着剤層の厚さが5μm以上30μm未満である。第1の接着領域における接着剤層の厚さが5μm以上であると、接着剤層に十分な厚さを持たせることができるので、接着剤が半導体ウェハに対して優れた接着力を発揮しやすい。一方、第1の接着領域における接着剤層の厚さが30μm未満であると、冷却下で行われるエキスパンド工程において、接着剤層を分断し易くなるため、接着剤層付き半導体チップを容易にピックアップできる。
また、上記ウェハ加工用テープでは、第2の接着領域における接着剤層の厚さは30μm以上である。第2の接着領域における接着剤層の厚さが30μm以上であると、冷却下で行われるエキスパンド工程において、第2の接着領域における接着剤層が切断されにくくなり、半導体チップ表面に、第2の接着領域における接着剤層がウェハ加工用テープから剥がれて半導体チップ表面に付着することを抑制することができる。以上より、第1の接着領域における接着剤層の厚さが5μm以上30μm未満であり、第2の接着領域における接着剤層の厚さが30μm以上であると、接着剤層付き半導体チップを容易にピックアップでき、半導体ウェハのダイシングにより得られた半導体チップ表面に、半導体ウェハが貼り付けられていない部分の接着剤層が付着することを抑制可能なウェハ加工用テープを提供できる。
第1の接着領域は、半導体ウェハの面積より大きく設定され、第1の接着領域に含まれるように半導体ウェハを貼り付けたときに、半導体ウェハからはみ出す第1の接着領域の幅は、全体にわたって5mm以上25mm未満であることが好ましい。半導体ウェハからはみ出す第1の接着領域の幅が全体にわたって5mm以上であると、ウェハマウント時において、装置起因のマウント誤差が発生しても、厚みが均一の第1の接着領域に含まれるように半導体ウェハをラミネートし易い。また、半導体ウェハからはみ出す第1の接着領域の幅が全体にわたって25mm未満であると、半導体ウェハが貼り付けられていない部分の第1の接着領域における接着剤層の面積がより小さくなるので、半導体ウェハが貼り付けられていない部分の接着剤層が半導体チップ表面に付着する量を抑制することができる。
接着剤層に半導体ウェハを貼り付けたときに、半導体ウェハからはみ出す第1の接着領域と第2の接着領域の合計の幅は、全体にわたって25mm以上50mm未満であることが好ましい。上記第1の接着領域と第2の接着領域の合計の幅が全体にわたって25mm以上であると、特に、従来のブレードダイシングプロセスを用いた場合において、切削水等によって接着剤層が剥離することがないため、半導体チップ表面に接着剤層が付着することをより抑制することができる。上記第1の接着領域と第2の接着領域の合計の幅が全体にわたって50mm未満であると、ウェハマウント工程において、装置誤差などによって接着剤層が半導体ウェハのみならずウェハリングにもラミネートされることを回避できる。
第2の接着領域における接着剤層は、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、及びシリカフィラーを含む接着剤組成物からなり、アクリル樹脂の含有量が接着剤組成物100質量部に対して70質量部以上であることが好ましい。アクリル樹脂の含有量が70質量部未満では、冷却下で行われるエキスパンド工程において、第2の接着領域における接着剤層が破断し易い傾向がある。一方、アクリル樹脂の含有量が70質量部以上であると、第2の接着領域における接着剤層が冷却下で行われるエキスパンド工程においても切断されにくくなる結果、ダイシングテープから剥がれにくくなり、半導体チップ表面に、半導体ウェハが貼り付けられていない部分の接着剤層が付着することをより抑制することができる。
粘着剤層は、感圧型の粘着剤層であることが好ましい。感圧型の粘着剤層は、UV硬化型粘着剤層に比較して安価であり、またUV照射工程を必要としないため、プロセス簡略化も可能である。
本発明によれば、接着剤層付き半導体チップを容易にピックアップでき、半導体ウェハのダイシングにより得られた半導体チップ表面に、半導体ウェハが貼り付けられていない部分の接着剤層が付着することを抑制可能である。
本発明に係るウェハ加工用テープの一実施形態を示す斜視図である。 図1に示したウェハ加工用テープの要部拡大図である。 図2におけるIII−III線断面図である。 図2におけるIV−IV線断面図である。 ウェハ加工用テープを使用した半導体チップの製造工程を示す図である。 図5の後続の工程を示す図である。 図6の後続の工程を示す図である。 ウェハ加工用テープの変形例を示す図である。 ウェハ加工用テープの別の変形例を示す図である。
以下、図面を参照しながら、本発明に係るウェハ加工用テープの好適な実施形態について詳細に説明する。
[ウェハ加工用テープの構成]
図1は、本発明に係るウェハ加工用テープの一実施形態を示す斜視図である。また、図2は、その要部拡大図であり、図3は、図2におけるIII−III線断面図である。図4は、図2におけるIV−IV線断面図である。ウェハ加工用テープ1は、例えば半導体チップの製造工程において、ダイシング工程での半導体ウェハの固定や、ダイボンディング工程での半導体チップとリードフレーム等との接着に用いられる長尺のテープである。ウェハ加工用テープ1は、図1に示すように、離型フィルム2の一面側に、プリカット加工された接着剤層3及び粘着フィルム4を備え、通常はロール状に巻かれた状態となっている。
接着剤層3は、接着剤層3に貼り付けられる半導体ウェハ11(図5参照)と同様に円形に形成され、ウェハ加工用テープ1の長手方向の中心線に沿って所定の間隔で配列されている。接着剤層3は、接着剤層3に貼り付けられる半導体ウェハの形状に対応した第1の接着領域と、第1の接着領域を囲む第2の接着領域と、を有する。第1の接着領域は、半導体ウェハが貼り付けられる領域であり、半導体ウェハの面積より大きく設定されている。第2の接着領域は、平面視において、第1の接着領域の外周部分に相当する領域であって、半導体チップの製造工程において半導体ウェハが貼り付けられない領域である。なお、接着剤層3に貼り付けられる半導体ウェハの直径は、8インチウェハでは、200mm、12インチウェハでは300mとなっている。
接着剤層3aの厚さは5μm以上30μm未満であり、10μm以上30μm未満であることが好ましい。また、第2の接着領域における接着剤層3bの厚さは30μm以上であり、40μm以上であることが好ましい。一方、粘着フィルム4は、図3に示すように、粘着剤層5と、基材フィルム6とによって2層構造となっており、粘着剤層5側が離型フィルム2側を向くように配置されている。粘着剤層5の厚さは、例えば5μm〜40μm程度であることが好ましく、基材フィルム6の厚さは、例えば50μm〜150μm程度であることが好ましい。
粘着フィルム4は、接着剤層3を覆う円形のラベル部7と、ラベル部7から離間して離型フィルム2の幅方向の両端部にそれぞれ配置された縁部8,8とを有している。ラベル部7は、図2に示すように、接着剤層3よりも一回り大径の円形をなし、接着剤層3と同心になるように接着剤層3上に積層されている。ラベル部7の縁部8,8は、接着剤層3よりも外側に張り出す張出領域となっており、接着剤層3を介さずに離型フィルム2の表面に付着した状態となっている。この張出領域の外縁部分には、図2に示すように、後述のウェハリング12に貼り付けられる貼付領域Pが設定されている。
次に、ウェハ加工用テープ1の各構成素材について説明する。
離型フィルム2は、例えばヤング率が2Gpa以上となるように素材及び厚さが調整されている。こうすることで、ウェハ加工用テープ1を巻く際の離型フィルム2の伸びを防ぐことができる。離型フィルム2の素材には、公知の材料を用いることができるが、例示するのであれば、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレートなどのポリ半芳香族エステルフィルム、全芳香族ポリエステルフィルム、液晶性芳香族ポリエステルフィルム、ポリアミドフィルム、ポリイミドフィルム、ポリアミドイミドフィルム等が挙げられる。
粘着剤層5としては、一般に既知のものが使用可能であるが、例えばアクリル系粘着剤、ウレタン系粘着剤、天然ゴム系粘着剤、ブタジエン系粘着剤、ブタジエン共重合体系粘着剤、シリコーン系粘着剤、オレフィン系粘着剤などが挙げられる。また、粘着剤層5は、感圧型の粘着剤層であることが好ましい。
基材フィルム6としては、適度な延伸性を有するフィルムであれば特に制限はないが、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共重合体、ポリブテン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−アクリル酸エステル共重合体、アイオノマー等のα−オレフィンの単独重合体又は共重合体、ポリエチレンテレフタレート、ポリカーボネート、ポリメタクリル酸メチル等のエンジニアリングプラスチック、又はポリウレタン、スチレン−エチレン−ブテン若しくはペンテン系共重合体等の熱可塑性エラストマー、及びこれらの混合物、積層物が挙げられる。
次に接着剤層3について詳細に説明する。
第1の接着領域における接着剤層3aは、特に限定されるものではないが、ダイボンディングフィルムとして一般的に使用されるフィルム状接着剤を好適に使用することができ、ポリイミド系接着剤、アクリル系粘接着剤、エポキシ樹脂/フェノール樹脂/アクリル樹脂/無機フィラーのブレンド系粘接着剤等が好ましい。
第2の接着領域における接着剤層3bは、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、シリカフィラーを含有する接着剤組成物からなり、アクリル樹脂の含有量は、接着剤組成物100質量部に対して70質量部以上であることが好ましい。アクリル樹脂の含有量を70質量部以上にすることで、第2の接着領域の接着剤層3bが冷却下で行われるエキスパンド工程においても切断されにくくなる結果、第2の接着領域の接着剤層3bがウェハ加工用テープ1から剥がれにくくなる。
以上の構成を有するウェハ加工用テープ1を用いて半導体ウェハ11をダイシングする場合、ロール状のウェハ加工用テープ1を順次引き出しながら、離型フィルム2から接着剤層3及び粘着フィルム4のラベル部7のみを積層状態のまま剥がし、接着剤層3上に半導体ウェハ11の裏面側を貼り付ける。
次に、所定のラミネート装置を用いることにより、図5に示すように、ラベル部7の貼付領域Pにウェハリング12を粘着固定する。本実施形態では、第1の接着領域における接着剤層3aの厚さが5μm以上であるため、十分な接着力を発揮できる。
ここで、第1の接着領域は、半導体ウェハ11の面積より大きく設定され、第1の接着領域に含まれるように半導体ウェハ11を貼り付けたときに、半導体ウェハ11からはみ出す第1の接着領域の幅L1は、全体にわたって5mm以上25mm未満であることが好ましく、10mm以上20mm未満であることがより好ましい。半導体ウェハ11からはみ出す第1の接着領域の幅L1が全体にわたって5mm以上であると、ウェハマウント時において、装置起因のマウント誤差が発生しても、厚みが均一の第1の接着領域に含まれるように半導体ウェハ11をラミネートし易い。また、半導体ウェハからはみ出す第1の接着領域の幅L1が全体にわたって25mm未満であると、半導体ウェハ11が貼り付けられていない部分の第1の接着領域がより小さくなるので、半導体ウェハ11が貼り付けられていない部分の接着剤層3aが半導体チップ表面に付着する量を抑制することができる。
接着剤層3に半導体ウェハ11を貼り付けたときに、半導体ウェハ11からはみ出す第1の接着領域と第2の接着領域の合計の幅L2は、全体にわたって25mm以上50mm未満であることが好ましく、30mm以上40mm未満であることがより好ましい。第1の接着領域と第2の接着領域の合計の幅L2が全体にわたって25mm以上であると、従来のブレードダイシングプロセスを用いた場合において、切削水等によって接着剤層3が剥離することがないため、半導体チップ14表面に接着剤層3が付着することをより抑制することができる。第1の接着領域と第2の接着領域の合計の幅L2が全体にわたって50mm未満であると、ウェハマウント工程において、装置誤差などによって接着剤層3が半導体ウェハ11のみならずウェハリングにもラミネートされることを回避できる。
次いで、半導体ウェハ11及びウェハリング12の固定を行った後、図6に示すように、ブレード13によって半導体ウェハ11を所定の形状にダイシングし、半導体チップ14を得る。
そして、図7に示すように、冷却下で粘着フィルム4上の半導体チップ14の間隔を広げ、接着剤層3aを分断する(エキスパンド工程)。ラベル部7の裏面を突上ピン15で押圧しながら、コレット16によって半導体チップ14をピックアップする。このとき、接着剤層3aが粘着剤層5から剥離し、ピックアップされた半導体チップ14に付着した状態となる。
本実施形態では、第1の接着領域における接着剤層3aの厚さが30μm未満である。このため、冷却下で行われるエキスパンド工程において、接着剤層3aを分断し易くなり、接着剤層3a付き半導体チップ14を容易にピックアップし易くなる。また、第2の接着領域における接着剤層3bの厚さが30μm以上である。このため、冷却下で行われるエキスパンド工程において、第2の接着領域における接着剤層3bが切断されにくくなり、半導体チップ14の表面に接着剤層3bが付着することを抑制することができる。なお、接着剤層3aは、半導体チップ14をリードフレーム等に接着する際のダイボンディングフィルムとして機能する。
以上、本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されない。
上記実施形態では、第1の接着領域における接着剤層3aと第2の接着領域における接着剤層3bとが重なっていなかったが、図8、9に示すように、接着剤層3aと接着剤層3bとが重なっていてもよい。図8に示すウェハ加工用テープ10は、離型フィルム2の上に、接着剤層3a、接着剤層3bの順で積層されている。接着剤層3aは円形となっており、接着剤層3bはドーナツ形状となっている。接着剤層3aと接着剤層3bとは、接着剤層3aの外縁と接着剤層3bの内縁とが重なっている。ウェハ加工用テープ10の作製方法については特に制限はないが、まず、接着剤層3aを円形にプリカット加工する。こののち、別途ドーナッツ形状にプリカット加工した接着剤層3bをラミネート後、更に粘着剤層5と基材フィルム6からなる粘着フィルム4をラミネートして任意形状にプリカット加工を行うことで製造できる。
図9に示すウェハ加工用テープ20は、離型フィルム2の上に、第2の接着領域である接着剤層3b、第1の接着領域である接着剤層3aの順で積層されている。接着剤層3aは円形となっており、接着剤層3bはドーナツ形状となっている。接着剤層3bの全部は、接着剤層3aの内縁と重なっている。ウェハ加工用テープ20の作製方法については特に制限はないが、まず、接着剤層3bをドーナッツ状にプリカット加工する。こののち、接着剤層3aをラミネート後、円形にプリカット加工し、更に粘着剤層5と基材フィルム6からなる粘着フィルム4をラミネートして任意形状にプリカット加工を行うことで製造できる。
1…ウェハ加工用テープ、2…離型フィルム、3,3a,3b…接着剤層、4…粘着フィルム、5…粘着剤層、6…基材フィルム。

Claims (5)

  1. 半導体ウェハのダイシング及び当該ダイシングにより得られた半導体チップのダイボンディングに用いられるウェハ加工用テープであって、
    テープの基部をなす離型フィルムと、
    前記離型フィルムの一面側に所定の間隔で設けられた接着剤層と、
    前記接着剤層上に設けられた粘着剤層、及び前記粘着剤層上に設けられた基材フィルムとからなる粘着フィルムと、を備え、
    前記接着剤層が、貼付対象の半導体ウェハの形状に対応した第1の接着領域と、前記第1の接着領域を囲う第2の接着領域と、を有し、
    前記第1の接着領域における前記接着剤層の厚さが5μm以上30μm未満であり、前記第2の接着領域における前記接着剤層の厚さが30μm以上であることを特徴とするウェハ加工用テープ。
  2. 前記第1の接着領域は、前記半導体ウェハの面積より大きく設定され、
    前記第1の接着領域に含まれるように前記半導体ウェハを貼り付けたときに、前記半導体ウェハからはみ出す前記第1の接着領域の幅は、全体にわたって5mm以上25mm未満であることを特徴とする請求項1に記載のウェハ加工用テープ。
  3. 前記接着剤層に前記半導体ウェハを貼り付けたときに、前記半導体ウェハからはみ出す前記第1の接着領域と前記第2の接着領域の合計の幅は、全体にわたって25mm以上50mm未満であることを特徴とする請求項1又は2に記載のウェハ加工用テープ。
  4. 前記第2の接着領域における前記接着剤層は、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、及びシリカフィラーを含有する接着剤組成物からなり、前記アクリル樹脂の含有量は、前記接着剤組成物100質量部に対して70質量部以上であることを特徴とする請求項1〜3いずれか一項に記載のウェハ加工用テープ。
  5. 前記粘着剤層は、感圧型の粘着剤層であることを特徴とする請求項1〜4いずれか一項に記載のウェハ加工用テープ。
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