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JP2014022562A - 光電変換装置の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 光電変換効率の高い光電変換装置を提供することを目的とする。
【解決手段】 光電変換装置11の製造方法は、基板1上にSbおよびBiの少なくとも一方とMoとを含む電極層2を形成する工程と、電極層2上にI−B族元素およびIII−
B族元素を含む皮膜を形成する工程と、皮膜をカルコゲン元素を含む雰囲気で加熱してSbおよびBiの少なくとも一方がドープされたI−III−VI族化合物を含む光電変換層3
にする工程とを具備する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、I−III−VI族化合物を含む半導体層を用いた光電変換装置の製造方法に関
するものである。
太陽光発電等に使用される光電変換装置として、CISやCIGS等といったカルコパイライト構造のI−III−VI族化合物によって光吸収層が形成されたものがある(例えば
、特許文献1参照)。カルコパイライト構造のI−III−VI族化合物は、光吸収係数が高
く、光電変換装置の薄型化と大面積化と製造コストの抑制とに適しており、カルコパイライト構造のI−III−VI族化合物を用いた次世代太陽電池の研究開発が進められている。
このような光電変換装置は、ガラス等の基板の上に、Mo等の下部電極層と、光吸収層と、イオウ含有亜鉛混晶化合物等のバッファ層と、ZnO等の上部電極層とが、この順に積層されて構成されている。
近年、光電変換装置はさらなる光電変換効率の向上が要求されている。上記のI−III
−VI族化合物を用いた光電変換装置の光電変換効率を高める方法として、特許文献2には、Moから成る下部電極層上にアンチモンまたはビスマスを堆積し、この上にCIGS薄膜を形成することによって、CIGS薄膜中にアンチモンまたはビスマスをドープすることが開示されている。
特開平8−330614号公報
T. Nakada, Y. Honishi, Y. Yatsushiro, and H. Nakakoba: "Impacts of Sb and Bi Incorporations on CIGS Thin Films and Solar Cells" Proc. 37th IEEE Photovoltaic Specialist Conf. (Seattle, June 2011).
I−III−VI族化合物を含む半導体層にアンチモンまたはビスマスをドープすることに
よって半導体層の結晶成長を促進することができる。しかしながら、引用文献2に記載されているような、下部電極層上にアンチモンまたはビスマスを堆積する方法では、下部電極層と半導体層との界面の近傍にアンチモンまたはビスマスが多く存在することとなるため、電気抵抗が高くなったり、バンド構造が変わったりし、さらなる光電変換効率の向上は困難である。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、光電変換効率の高い光電変換装置を提供することを目的とする。
本発明の一実施形態に係る光電変換装置の製造方法は、基板上にSbおよびBiの少なくとも一方とMoとを含む電極層を形成する工程と、該電極層上にI−B族元素およびIII−B族元素を含む皮膜を形成する工程と、該皮膜をカルコゲン元素を含む雰囲気で加熱してSbおよびBiの少なくとも一方がドープされたI−III−VI族化合物を含む光電変換層にする工程とを具備する。
本発明によれば、光電変換効率の高い光電変換装置を提供することが可能となる。
本発明の一実施形態にかかる光電変換装置の製造方法を用いて作製した光電変換装置の一例を示す斜視図である。 図1の光電変換装置の断面図である。
以下に本発明の一実施形態に係る光電変換装置の製造方法について図面を参照しながら詳細に説明する。
<光電変換装置の構成>
図1は、本発明の一実施形態に係る光電変換装置の製造方法を用いて作製した光電変換装置11の一例を示す斜視図である。図2は、図1の光電変換装置11のXZ断面図である。なお、図1および図2には、光電変換セル10の配列方向(図1の図面視左右方向)をX軸方向とする右手系のXYZ座標系が付されている。
光電変換装置11は、基板1の主面上に複数の光電変換セル10が並設された構成を有している。図1では、図示の都合上、2つの光電変換セル10のみが示されているが、実際の光電変換装置11には、図面のX軸方向、或いは更に図面のY軸方向に、多数の光電変換セル10が平面的に(二次元的に)配列されている。
各光電変換セル10は、下部電極層2、第1の半導体層3、第2の半導体層4、上部電極層5、および集電電極7を主に備えている。光電変換装置11では、上部電極層5および集電電極7が設けられた側の主面が受光面となっている。
基板1は、光電変換セル10を支持するためのものである。基板1に用いられる材料としては、例えば、ガラス、セラミックス、樹脂および金属等が挙げられる。基板1としては、例えば、厚さ1〜3mm程度の青板ガラス(ソーダライムガラス)を用いることができる。
下部電極層2は、基板1上に設けられた、モリブデン(Mo)を主として含んでいる導電体である。下部電極層2は、スパッタリング法または蒸着法などの公知の薄膜形成手法を用いて、例えば0.2μm〜1μm程度の厚みに形成される。
第1の半導体層3は、SbおよびBiの少なくとも一方がドープされたI−III−VI族
化合物を主に含んだ半導体層であり、光電変換層として機能する。第1の半導体層3は、例えば1μm〜3μm程度の厚みを有する。I−III−VI族化合物半導体とは、I−B族
元素とIII−B族元素とカルコゲン元素(カルコゲン元素とはVI−B族元素のうち、S、
Se、Teをいう)との化合物半導体であり、カルコパイライト構造を有し、カルコパイライト系化合物半導体と呼ばれる(CIS系化合物半導体ともいう)。I−III−VI族化
合物半導体としては、例えば、Cu(In,Ga)Se(CIGSともいう)、Cu(In,Ga)(Se,S)(CIGSSともいう)、およびCuInSe(CISともいう)等が挙げられる。なお、Cu(In,Ga)Seとは、CuとInとGaとSeとから主に構成された化合物をいう。また、Cu(In,Ga)(Se,S)とは、CuとInとGaとSeとSとを主成分として含む化合物をいう。
第1の半導体層3に含まれるSbおよびBiの少なくとも一方の原子濃度は、第1の半導体層3に含まれるIII−B族元素の合計の原子濃度の0.01〜10%程度となるよう
な量であればよい。これにより、第1の半導体層3の光電変換効率が高くなる。
第2の半導体層4は、第1の半導体層3とは異なる第2導電型を有する半導体層である。第2の半導体層4は、例えば10〜200nmの厚みを有する。第1の半導体層3および第2の半導体層4が電気的に接合することにより、電荷をより良好に取り出すことが可能となる。例えば、第1の半導体層3がp型であれば、第2の半導体層4はn型である。第1の半導体層3がn型で、第2の半導体層4がp型であってもよい。なお、第1の半導体層3と第2の半導体層4との間に高抵抗のバッファ層が介在していてもよい。
第2の半導体層4としては、CdS、ZnS、ZnO、In、InSe、In(OH,S)、(Zn,In)(Se,OH)、および(Zn,Mg)O等が挙げられる。第2の半導体層4は、例えばケミカルバスデポジション(CBD)法等で10〜200nmの厚みで形成される。なお、In(OH,S)とは、Inが水酸化物および硫化物として含まれる混晶化合物をいう。(Zn,In)(Se,OH)は、ZnおよびInがセレン化物およぶ水酸化物として含まれる混晶化合物をいう。(Zn,Mg)Oは、ZnおよびMgが酸化物として含まれる化合物をいう。
図1、図2のように、第2の半導体層4上にさらに上部電極層5が設けられていてもよい。上部電極層5は、第2の半導体層4よりも抵抗率の低い層であり、第1の半導体層3および第2の半導体層4で生じた電荷を良好に取り出すことが可能となる。光電変換効率をより高めるという観点からは、上部電極層5の抵抗率が1Ω・cm未満でシート抵抗が50Ω/□以下であってもよい。
上部電極層5は、例えばITO、ZnO等の0.05〜3μmの透明導電膜である。透光性および導電性を高めるため、上部電極層5は第2の半導体層4と同じ導電型の半導体で構成されてもよい。上部電極層5は、スパッタリング法、蒸着法または化学的気相成長(CVD)法等で形成され得る。
また、図1、図2に示すように、上部電極層5上にさらに集電電極8が形成されていてもよい。集電電極8は、第1の半導体層3および第2の半導体層4で生じた電荷をさらに良好に取り出すためのものである。集電電極8は、例えば、図1に示すように、光電変換セル10の一端から接続導体7にかけて線状に形成されている。これにより、第1の半導体層3および第4の半導体層4で生じた電流が上部電極層5を介して集電電極8に集電され、接続導体7を介して隣接する光電変換セル10に良好に通電される。
集電電極8は、第1の半導体層3への光透過率を高めるとともに良好な導電性を有するという観点から、50〜400μmの幅を有していてもよい。また、集電電極8は、枝分かれした複数の分岐部を有していてもよい。
集電電極8は、例えば、Ag等の金属粉を樹脂バインダー等に分散させた金属ペーストがパターン状に印刷され、これが硬化されることによって形成される。
図1、図2において、接続導体7は、第1の半導体層3、第2の半導体層4および第2の電極層5を貫通する溝内に設けられた導体である。接続導体7は、金属や導電ペースト等が用いられ得る。図1、図2においては、集電電極8を延伸して接続導体7が形成されているが、これに限定されない。例えば、上部電極層5が延伸したものであってもよい。
<光電変換装置の製造方法>
次に、上記構成を有する光電変換装置11の製造方法について説明する。まず、ガラス等から成る基板1の主面に、スパッタリング法または蒸着法などの公知の薄膜形成手法を用いて下部電極層2を所望のパターンに形成する。下部電極層2を所望のパターンに形成する方法としては、例えば、基板1の主面の全面に下部電極層2を形成したのち、レーザー加工やブラスト加工、エッチング加工等で下部電極層2の一部を除去する方法がある。
下部電極層2は、第1の半導体層3を形成する前の状態において、Moを主として含むとともに、アンチモン(Sb)およびビスマス(Bi)の少なくとも一方を含んでいる導電体であればよい。なお、Moを主として含むというのは、Moが70原子%以上含むことをいう。
下部電極層2にSbが含まれている場合、下部電極層2におけるSbの濃度としては
0.1〜30原子%であってもよい。また、下部電極層2にBiが含まれている場合、下部電極層2におけるBiの濃度としては0.1〜30原子%であってもよい。また、下部電極層2にSbおよびBiが含まれている場合、下部電極層2におけるSbおよびBiの合計濃度としては0.1〜30原子%であってもよい。なお、SbおよびBiの少なくとも一方は下部電極層2の全体において含まれていてもよく、あるいは一部に含まれていてもよい。例えば、下部電極層2の厚み方向の上部のみ、中央部のみ、あるいは下部のみにSbおよびBiの少なくとも一方が含まれていてもよい。
そして、この下部電極層2上に第1の半導体層3となる皮膜を形成し、この皮膜を加熱して皮膜を第1の半導体層3にする。このとき、下部電極層2中のSbおよびBiの少なくとも一方が皮膜中に良好に拡散して第1の半導体層3の結晶化を促進することができる。また、下部電極層2および第1の半導体層3の接合部における電気抵抗も低くすることができる。つまり、従来の製造方法(非特許文献1に記載の製造方法)は、下部電極層上にSbやBiを堆積し、その上に第1の半導体層となる皮膜を形成し、これを加熱して第1の半導体層を形成するため、下部電極層の表面近傍にSbやBiが多く残存したり、局在化することによって、あるいは、多く存在するSbやBiが下部電極層と第1の半導体層との界面における良好なオーミック接合の形成を阻害することによって、電気抵抗が高くなる傾向があった。しかしながら、上記本発明の製造方法に用いる下部電極層2は、主としてMoを含み、そこにSbおよびBiの少なくとも一方が含まれているため、加熱によってSbおよびBiの少なくとも一方が拡散した後も、これらの元素の濃度を低く維持できる。そのため、下部電極層2の表面近傍にSbやBiが多く残存したり、局在化するのを低減できるとともに、下部電極層2と第1の半導体層3との界面における良好なオーミック接合の形成を良好に行なうことができる。その結果、電気抵抗値を低くすることができる。
ここで、下部電極層2上に形成する、第1の半導体層3となる皮膜について説明する。皮膜は、第1の半導体層3の金属成分である、I−B族元素およびIII−B族元素を少な
くとも含んでいればよい。このような皮膜に含まれるI−B族元素およびIII−B族元素
は種々の形態で皮膜中に存在し得る。例えば、I−B族元素およびIII−B族元素は、金
属や合金の状態で皮膜中に存在してもよい。あるいは、有機配位子や有機酸等と結合した有機錯体化合物、塩化物や酸化物、水酸化物等の無機化合物として皮膜中に存在していてもよい。あるいは、カルコゲン元素と結合した金属カルコゲナイドとして皮膜中に存在していてもよい。なお、金属カルコゲナイドとしては、I−III−VI族化合物の微粒子であ
ってもよい。
なお、皮膜中には第1の半導体層3の成分であるカルコゲン元素を含んでいてもよい。この場合、皮膜中のカルコゲン元素とI−B族元素およびIII−B族元素とが良好に反応
して結晶化を促進できる。このような皮膜中に含まれるカルコゲン元素は、カルコゲン元
素を含む化合物等が皮膜に含まれてもよく、上述した、有機錯体化合物や金属カルコゲナイドとしてI−B族元素やIII−B族元素と結合した状態で皮膜に含まれていてもよい。
このような皮膜は、スパッタリング法や蒸着法、原料溶液を用いた溶液塗布法等、種々の方法で形成可能である。
そして、この皮膜を加熱して、下部電極層2からSbおよびBiの少なくとも一方を皮膜中に拡散させるとともに、皮膜をI−III−VI族化合物の多結晶体を含む第1の半導体
層3にする。この加熱温度は、例えば、200〜600℃とすることができる。なお、この加熱工程は、複数の温度で段階的に加熱を行なってもよい。例えば、200〜450℃の比較的低温で皮膜の加熱を行なって、下部電極層2からSbおよびBiの少なくとも一方の皮膜への拡散を主に行なった後、500〜600℃の比較的高温で皮膜の加熱を行なって、I−III−VI族化合物の結晶化を進行させてもよい。これにより、皮膜全体の結晶化をより良好に行なうことができる。
なお、皮膜中にカルコゲン元素を含んでいない場合は、皮膜の加熱時の雰囲気中にカルコゲン元素を含めることによって、雰囲気から皮膜中へカルコゲン元素を供給することができる。このような雰囲気中に含まれるカルコゲン元素は、S蒸気、Se蒸気、Te蒸気等のカルコゲン蒸気や、HS、HSe、HTe等のカルコゲン化水素等がある。また、皮膜中にカルコゲン元素を含むものであっても、上記のようなカルコゲン元素を含む雰囲気で皮膜を加熱してもよい。これにより、結晶化をより促進できる。
カルコゲン元素を含む雰囲気で皮膜を加熱する場合、先にカルコゲン元素を含まない雰囲気で皮膜を加熱して、下部電極層2からSbおよびBiの少なくとも一方の皮膜への拡散を主に行なった後、カルコゲン元素を含む雰囲気で皮膜を加熱して、I−III−VI族化
合物の結晶化を進行させてもよい。これにより、皮膜全体の結晶化をより良好に行なうことができる。
第1の半導体層層3を形成した後、第1の半導体層3の上に、第2の半導体層4および上部電極層5を、CBD法やスパッタリング法等で順次形成する。そして、第1の半導体層3、第2の半導体層4および上部電極層5をメカニカルスクライブ加工等によって加工して、接続導体7用の溝を形成する。
その後、上部電極層5上および溝内に、例えば、Agなどの金属粉を樹脂バインダーなどに分散させた導電ペーストをパターン状に印刷し、これを加熱硬化させることで集電電極8および接続導体7を形成する。
最後に接続導体7からずれた位置で、第1の半導体層3〜集電電極8をメカニカルスクライブ加工により除去することで、複数の光電変換セル10に分割し、図1および図2で示された光電変換装置11を得らことができる。
なお、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の変更が施されることは何等差し支えない。
例えば、基板1としてナトリウムやカリウム等のアルカリ金属元素を含むものを用いてもよい。この場合、上記の下部電極層2からSbおよびBiの少なくとも一方を皮膜に拡散させる際に、基板1中のアルカリ金属元素を、下部電極層2を介して皮膜中に良好に拡散させることができる。つまり、下部電極層2からSbおよびBiの少なくとも一方が皮膜中に拡散することによって、下部電極層2中にSbやBiが抜けた空孔が生じ、この空孔を介して、基板1からアルカリ金属元素が皮膜中へ拡散し易くなる。よって、下部電極
層2から拡散したSbおよびBiの少なくとも一方に加え、基板1から拡散したアルカリ金属元素の相乗効果によって、皮膜の結晶成長をよりいっそう促進することができる。このようなアルカリ金属元素を含む基板1としては、例えば、ソーダガラスやイオン強化ガラス等がある。
また、上記の皮膜中に予めSbおよびBiの少なくとも一方を含めておいてもよい。この場合、皮膜全体において結晶成長をより促進することができる。皮膜中に含まれるSbまたはBiは、例えば、SbまたはBiを含む有機化合物やSbまたはBiを含む無機化合物が用いられ得る。
1:基板
2:下部電極層
3:第1の半導体層(光電変換層)
4:第2の半導体層
5:上部電極層
7:接続導体
8:集電電極
10:光電変換セル
11:光電変換装置

Claims (4)

  1. 基板上にSbおよびBiの少なくとも一方とMoとを含む電極層を形成する工程と、
    該電極層上にI−B族元素およびIII−B族元素を含む皮膜を形成する工程と、
    該皮膜をカルコゲン元素を含む雰囲気で加熱してSbおよびBiの少なくとも一方がドープされたI−III−VI族化合物を含む光電変換層にする工程と
    を具備する光電変換装置の製造方法。
  2. 基板上にSbおよびBiの少なくとも一方とMoとを含む電極層を形成する工程と、
    該電極層上にI−B族元素、III−B族元素およびカルコゲン元素を含む皮膜を形成する
    工程と、
    該皮膜を加熱してSbおよびBiの少なくとも一方がドープされたI−III−VI族化合物
    を含む光電変換層にする工程と
    を具備する光電変換装置の製造方法。
  3. 前記基板としてアルカリ金属元素を含んだものを用いる、請求項1または2に記載の光電変換装置の製造方法。
  4. 前記皮膜にさらにSbおよびBiの少なくとも一方を含ませておく、請求項1乃至3のいずれかに記載の光電変換装置の製造方法。
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