JP2014021215A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】フィルターの寿命を延ばすことができる画像形成装置を提供することを目的とする。
【解決手段】画像形成装置は、トナーを含む空気を旋回させて、トナーを遠心分離して落下させるサイクロン部13と、サイクロン部13から排出された空気を通すフィルター16と、サイクロン部13によって遠心分離されて落下したトナーを回収するための開口を有するトナー回収部14と、開口142の一部を塞ぎ、トナー回収部14に回収されたトナーが巻き上がるのを防止する巻上防止部80と、を備える。巻上防止部80の回転部82が旋回された空気によって回転し、巻上防止部80の巻上防止部本体81の上面に溜まったトナーをトナー回収部14に落下させる。
【選択図】図2
【解決手段】画像形成装置は、トナーを含む空気を旋回させて、トナーを遠心分離して落下させるサイクロン部13と、サイクロン部13から排出された空気を通すフィルター16と、サイクロン部13によって遠心分離されて落下したトナーを回収するための開口を有するトナー回収部14と、開口142の一部を塞ぎ、トナー回収部14に回収されたトナーが巻き上がるのを防止する巻上防止部80と、を備える。巻上防止部80の回転部82が旋回された空気によって回転し、巻上防止部80の巻上防止部本体81の上面に溜まったトナーをトナー回収部14に落下させる。
【選択図】図2
Description
本発明は、飛散したトナーを捕集するトナー捕集部を有する画像形成装置に関する。
従来から、トナーを用いて用紙に画像を形成する画像形成装置が知られている。このような画像形成装置では、感光体を帯電させると共に原稿画像に合わせて電荷を消去し、感光体に静電潜像を形成する。続いて、感光体の静電潜像に現像部を用いてトナーを付着させる。
次に、感光体上のトナー画像を用紙に転写する。又は、感光体上のトナー画像を中間転写体に1次転写してから、中間転写体上のトナー画像を用紙に2次転写する。このとき、転写後の感光体の表面に残留するトナーは、クリーニング装置で清掃される。トナー画像が転写された用紙は定着部に搬送され、定着部は、用紙を加圧及び加熱してトナー画像を用紙に定着させる。
ところで、上述の現像、転写、クリーニングの各プロセスでトナーの飛散や漏れが発生し、装置や用紙が汚れてしまうことがある。このようなトナーの飛散や漏れ(以下単に「飛散」という場合がある)に対応するため、飛散したトナーを捕集するトナー捕集部を備えた画像形成装置が提案されている。
トナー捕集部を備えた画像形成装置として、例えば、特許文献1に開示された画像形成装置が知られている。
この特許文献1に開示された画像形成装置は、サイクロン本体と、トナー回収容器と、内部にフィルターを有する空気流路部と、渦芯受け板と、を有している。サイクロン本体には飛散したトナーを含むトナー含有空気が流入し、サイクロン本体は、トナー含有空気が旋回する旋回流れを発生させて、トナー含有空気からトナーを遠心分離する。トナー回収容器は、サイクロン本体の底部に位置し、遠心分離したトナーを捕集する。サイクロン本体から空気流路部に送出された空気は、フィルターを通過して、画像形成装置の外部へ排気される。渦芯受け板は、サイクロン本体での旋回流れを安定させ、また、トナー回収容器内に捕集したトナーを再浮上させないように、サイクロン部とトナー回収容器との間に配置されている。
この特許文献1に開示された画像形成装置は、サイクロン本体と、トナー回収容器と、内部にフィルターを有する空気流路部と、渦芯受け板と、を有している。サイクロン本体には飛散したトナーを含むトナー含有空気が流入し、サイクロン本体は、トナー含有空気が旋回する旋回流れを発生させて、トナー含有空気からトナーを遠心分離する。トナー回収容器は、サイクロン本体の底部に位置し、遠心分離したトナーを捕集する。サイクロン本体から空気流路部に送出された空気は、フィルターを通過して、画像形成装置の外部へ排気される。渦芯受け板は、サイクロン本体での旋回流れを安定させ、また、トナー回収容器内に捕集したトナーを再浮上させないように、サイクロン部とトナー回収容器との間に配置されている。
しかしながら、特許文献1に開示された画像形成装置では、サイクロン本体で遠心分離されたトナーの一部が渦芯受け板の上面に溜まる。渦芯受け板の上面に溜まったトナーは、サイクロン本体で発生した旋回流れによって巻上げられ、空気流路部を通って、フィルターで集塵される。そのため、フィルターの目詰まりが促進され、フィルターの寿命が短くなってしまう。
本発明の目的は、上記従来技術における実情を考慮し、フィルターの寿命を延ばすこと
ができる画像形成装置を提供することを目的とする。
ができる画像形成装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決し、本発明の目的を達成するため、本発明の画像形成装置は、サイクロ
ン部と、フィルターと、トナー回収部と、巻上防止部とを備える。
サイクロン部は、トナーを含む空気を旋回させて、トナーを遠心分離して落下させる。フィルターは、サイクロン部から排出された空気を通す。トナー回収部は、サイクロン部によって遠心分離されて落下したトナーを回収するための開口を有する。巻上防止部は、開口の一部を塞ぎ、トナー回収部に回収されたトナーが巻き上げるのを防止する。また、巻上防止部は、旋回された空気によって回転し、巻上防止部の上部に溜まったトナーをトナー回収部に落下させる。
ン部と、フィルターと、トナー回収部と、巻上防止部とを備える。
サイクロン部は、トナーを含む空気を旋回させて、トナーを遠心分離して落下させる。フィルターは、サイクロン部から排出された空気を通す。トナー回収部は、サイクロン部によって遠心分離されて落下したトナーを回収するための開口を有する。巻上防止部は、開口の一部を塞ぎ、トナー回収部に回収されたトナーが巻き上げるのを防止する。また、巻上防止部は、旋回された空気によって回転し、巻上防止部の上部に溜まったトナーをトナー回収部に落下させる。
本発明の画像形成装置では、巻上防止部が旋回された空気によって回転し、サイクロン部によって遠心分離されて巻上防止部の上部に溜まったトナーをトナー回収部に落下させる。これにより、巻上防止部の上部に溜まったトナーがトナー回収部に回収される。このため、巻上防止部の上部に溜まったトナーが巻き上がることを抑制或いは防止することができる。その結果、フィルターに到達するトナーの量を低減して、フィルターの寿命を延ばすことができる。
本発明の画像形成装置によれば、サイクロン部から排出された空気を通すフィルターの寿命を延ばすことができる。
以下、本発明を実施するための形態の例について、図1〜図6を参照して説明する。なお、各図において共通の部材には、同一の符号を付している。
1.第1の実施形態
[画像形成装置の構成例]
まず、第1の実施形態に係る画像形成装置の構成例について、図1を参照して説明する。
図1は、本実施形態に係る画像形成装置の全体構成を示す概略図である。なお、図1における白抜き矢印は空気の流れを示している。
[画像形成装置の構成例]
まず、第1の実施形態に係る画像形成装置の構成例について、図1を参照して説明する。
図1は、本実施形態に係る画像形成装置の全体構成を示す概略図である。なお、図1における白抜き矢印は空気の流れを示している。
図1に示すように、画像形成装置1は、電子写真方式により用紙に画像を形成するものであり、イエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)及びブラック(K)の4色のトナーを重ね合わせるタンデム形式のカラー画像形成装置である。この画像形成装置1は、画像形成装置1の外装を形成する装置本体2を有している。装置本体2は、略直方体状に形成されている。
装置本体2には、トナー捕集部10と、用紙収納部20と、画像読取部30と、画像形成部40と、中間転写ベルト50と、2次転写部60と、定着部70と、原稿搬送部(不図示)が設けられている。原稿搬送部は、原稿を画像読取部30の読取位置に1枚ずつ搬送する。
画像読取部30は、原稿搬送部により搬送された原稿又は原稿台31に載置された原稿の画像を読み取って、画像データを生成する。なお、本実施形態において画像データは、画像読取部30が生成するデータに限定されず、画像形成装置1に接続されたパーソナルコンピュータや他の画像形成装置などの外部装置から受信したものであってもよい。
用紙収納部20は、装置本体の下部に配置されており、用紙のサイズや種類に応じて複数設けられている。用紙は、用紙収納部20から給紙されて搬送部23に送られ、搬送部23によって転写位置である2次転写部60に搬送される。
画像読取部30と用紙収納部20との間には、画像形成部40と中間転写ベルト50が配置されている。画像形成部40は、イエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色のトナー像を形成するために、4つの画像形成ユニット40Y,40M,40C,40Kを有する。
第1の画像形成ユニット40Yは、イエローのトナー像を形成し、第2の画像形成ユニット40Mは、マゼンダのトナー像を形成する。また、第3の画像形成ユニット40Cは、シアンのトナー像を形成し、第4の画像形成ユニット40Kは、ブラックのトナー像を形成する。これら4つの画像形成ユニット40Y,40M,40C,40Kは、それぞれ同一の構成を有しているため、ここでは第1の画像形成ユニット40Yについて説明する。
第1の画像形成ユニット40Yは、ドラム状の感光体41と、感光体41の周囲に配置された現像部44と、不図示の帯電部、露光部及びクリーニング部を有している。感光体41は、不図示の駆動モーターによって回転する。帯電部は、感光体41に電荷を与え感光体41の表面を一様に帯電する。露光部は、原稿から読み取られた画像データ又は外部装置から送信された画像データに基づいて、感光体41の表面に対して露光操作を行うことにより感光体41上に静電潜像を形成する。
現像部44は、感光体41に形成された静電潜像にイエローのトナーを付着させる。これにより、感光体41の表面は、イエローのトナー像が形成される。なお、第2の画像形成ユニット40Mの現像部44は、感光体41にマゼンタのトナーを付着させ、第3の画像形成ユニット40Cの現像部44は、感光体41にシアンのトナーを付着させる。そして、第4の画像形成ユニット40Kの現像部44は、感光体41にブラックのトナーを付着させる。
不図示のクリーニング部は、感光体41の表面に残留しているトナーを除去する。
不図示のクリーニング部は、感光体41の表面に残留しているトナーを除去する。
感光体41上に付着したトナーは、中間転写体の一例を示す中間転写ベルト50に転写される。中間転写ベルト50は、無端状に形成されており、複数のローラに掛け渡されている。この中間転写ベルト50は、不図示の駆動モーターで感光体41の回転(移動)方向とは逆方向に回転駆動する。
中間転写ベルト50の内周側における各画像形成ユニット40Y,40M,40C,40Kの感光体41と対向する位置には、1次転写部51が設けられている。この1次転写部51は、中間転写ベルト50にトナーと反対の極性の電圧を印加させることで、感光体41上に付着したトナーを中間転写ベルト50に転写する。
そして、中間転写ベルト50が回転駆動することで、中間転写ベルト50の表面には、4つの画像形成ユニット40Y,40M,40C,40Kで形成されたトナー像が順次転写される。これにより、中間転写ベルト50上には、イエロー、マゼンダ、シアン及びブラックのトナー像が重なり合いカラー画像が形成される。
中間転写ベルト50の近傍で、かつ搬送部23の用紙搬送方向下流には、2次転写部60が配置されている。この2次転写部60は、搬送部23によって搬送されてきた用紙を中間転写ベルト50に接触させて、中間転写ベルト50の外周面上に形成されたトナー画像を用紙に転写する。
2次転写部60は、2次転写ローラ61を有している。2次転写ローラ61と中間転写ベルト50が接触するニップ部は、中間転写ベルト50の外周面上に形成されたトナー画像を用紙に転写する転写位置とされる。
2次転写部60における用紙の排出側には、定着部70が設けられている。この定着部70は、用紙を加圧及び加熱して、転写されたトナー像を用紙に定着させる。
定着部70における用紙の搬送方向下流には、切換ゲート24が配置されている。切換ゲート24は、定着部70を通過した用紙の搬送路を切り換える。すなわち、切換ゲート24は、片面画像形成におけるフェースアップ排紙を行う場合に、用紙を直進させて画像形成装置1の外部へ排紙する。また、切換ゲート24は、片面画像形成におけるフェースダウン排紙及び両面画像形成を行う場合に、用紙を下方に案内する。
フェースダウン排紙を行う場合は、切換ゲート24によって用紙を下方に案内した後に、用紙反転搬送部26によって表裏を反転して切換ゲート24側へ戻す。これにより、表裏が反転された用紙は、画像形成装置1の外部へ排紙される。
両面画像形成を行う場合は、切換ゲート24によって用紙を下方に案内した後に、用紙反転搬送部26によって表裏を反転し、再給紙路27により再び転写位置へ送られる。
両面画像形成を行う場合は、切換ゲート24によって用紙を下方に案内した後に、用紙反転搬送部26によって表裏を反転し、再給紙路27により再び転写位置へ送られる。
切換ゲート24の下流側には一対の排紙ローラ25が配置されている。排紙ローラ25は、用紙を装置本体2の外部に排出する。なお、排紙ローラ25の下流側に、用紙を折ったり、用紙に対してステープル処理等を行ったりする後処理装置を配置してもよい。
4つの画像形成ユニット40Y,40M,40C,40Kの各現像部44の上側には、それぞれダクト47が配設されている。つまり、本実施形態では、4つの画像形成ユニット40Y,40M,40C,40Kに対応して4つのダクト47が設けられている。各ダクト47には、画像形成ユニット40Y,40M,40C,40Kで飛散したトナーを含むトナー含有空気が通る。
4つのダクト47は、それぞれ第1の風路48に接続されている。第1の風路48は、トナー含有空気をトナー捕集部10に導く役割と、トナー捕集部10を着脱可能な受け部としての役割を有している。この第1の風路48は、上下方向に延びる中空の直方体状に形成されている。
第1の風路48の4つの画像形成ユニット40Y,40M,40C,40Kに対向する側面には、ダクト47を接続可能な4つの連通口48Ay,48Am,48Ac,48Akが設けられている(図2参照)。
さらに、第1の風路48の4つの画像形成ユニット40Y,40M,40C,40Kと対向する側の反対側の面には、接続口48Cが設けられている(図2参照)。この接続口48Cには、トナー捕集部10の後述する流入口12が接続される。
さらに、第1の風路48の4つの画像形成ユニット40Y,40M,40C,40Kと対向する側の反対側の面には、接続口48Cが設けられている(図2参照)。この接続口48Cには、トナー捕集部10の後述する流入口12が接続される。
第1の風路48に装着されたトナー捕集部10の上方には、ファン49が配設されている。ファン49は、空気を第1の風路48からトナー捕集部10の後述するサイクロン部13を通過させて第2の風路15へ流す。第2の風路15へ流れた空気は、トナー捕集部10のファン49に対向する流出口17(図2参照)から出て、その後、ファン49を通過して装置本体2の外部へ排気される。
[トナー捕集部]
次に、トナー捕集部10について、図2及び図3を参照して説明する。
図2は、トナー捕集部10を示す要部断面図である。図3は、トナー捕集部10を示す説明図である。なお、図2における白抜き矢印は空気の流れを示している。
次に、トナー捕集部10について、図2及び図3を参照して説明する。
図2は、トナー捕集部10を示す要部断面図である。図3は、トナー捕集部10を示す説明図である。なお、図2における白抜き矢印は空気の流れを示している。
図2に示すように、トナー捕集部10は、略直方体状の外装を形成する捕集部本体11を有しており、第1の風路48に対して着脱可能に構成されている。この捕集部本体11には、サイクロン部13と、トナー回収部14と、第2の風路15と、フィルター16と、流出口17と、巻上防止部80と、が設けられている。
捕集部本体11は、略対称な2つの部材で構成されている。図3においては、捕集部本体11を構成する2つの部材のうち、1つの部材のみを示している。
捕集部本体11は、略対称な2つの部材で構成されている。図3においては、捕集部本体11を構成する2つの部材のうち、1つの部材のみを示している。
サイクロン部13は、上部が第1の風路48の内部空間に連通しており、トナー含有空気からトナーを遠心分離する。このサイクロン部13は、円筒状に形成されており、軸(中心軸線)方向に直交する平面形状が円形の筒孔を有している。サイクロン部13は、外周部13aと、外周部13aの上端部に設けられた取付部13bと、を有している。
サイクロン部13の軸は、上下方向(重力が作用する方向)と一致している。このように、軸を上下方向に一致させた配置は、重力を用いてトナーを空気から分離するには最適の配置である。
外周部13aの上部には、接続口48Cに対向する流入口12が形成されている。トナー捕集部10を第1の風路48に装着すると、流入口12は、第1の風路48の接続口48Cに対向する。これにより、サイクロン部13は、流入口12を介して第1の風路48に連通される。
第1の風路48から流入口12を介してサイクロン部13に送り込まれたトナー含有空気は、サイクロン部13の内周に沿って旋回する。これにより、サイクロン部13の内部には、空気が旋回する旋回流が発生する。旋回流にあるトナーは、物体が円運動することで作用する遠心力により半径方向に移動するため、大部分のトナーが空気から分離(遠心分離)される。図2の矢印FDはこの旋回流の方向を示す。本実施形態では、図2に示すように、旋回流は図面裏面から表面方向へ旋回する流れとなる。
サイクロン部13の内部には、内筒131が配置されている。
内筒131は、円筒状に形成されている。この内筒131の軸は、サイクロン部13の軸に一致している。内筒131の一端(上端)は、サイクロン部13の取付部13bに取り付けられており、サイクロン出口131aを形成している。つまり、サイクロン部13の上部には、サイクロン出口131aが形成されている。サイクロン出口131aは、第2の風路15に連通している。これにより、サイクロン部13は、サイクロン出口131aを介して第2の風路15に連通される。
内筒131は、円筒状に形成されている。この内筒131の軸は、サイクロン部13の軸に一致している。内筒131の一端(上端)は、サイクロン部13の取付部13bに取り付けられており、サイクロン出口131aを形成している。つまり、サイクロン部13の上部には、サイクロン出口131aが形成されている。サイクロン出口131aは、第2の風路15に連通している。これにより、サイクロン部13は、サイクロン出口131aを介して第2の風路15に連通される。
トナー回収部14は、サイクロン部13の下方に設けられ、サイクロン部13に送り込まれたトナー含有空気から分離されたトナーを回収する。トナー回収部14は、内部に回収空間141を有する略直方体状に形成されている。トナー回収部14の上部におけるサイクロン部13側には、上面視円形の開口142が設けられている。
開口142は、サイクロン部13の下部における筒孔と略同経に形成され、筒孔と連通する。これにより、サイクロン部13の内部空間と回収空間141とが連通する。
第2の風路15は、サイクロン部13のサイクロン出口131aに連通する反転部15aと、反転部15aに連通する空気流路部15bを有している。反転部15aは、U字型のパイプ状に形成されており、サイクロン部13から排出された空気の流れを上下反転させて空気流路部15bに導く。空気流路部15bには、トナーをろ過するフィルター16が配置されている。
フィルター16は、サイクロン部13から排出された空気に含まれる僅かなトナーを捕集する。これにより、フィルター16を通過した空気が清浄される。このフィルター16は、空気が通過する方向に複数枚重ねて配置すると、空気の清浄効果が増すため好ましい。
本実施形態のフィルター16としては、サイクロン部13側から2枚のトナー防塵フィルター16a,16b、1枚のオゾン触媒フィルター16c、最後に1枚のトナー防塵フィルター16dが並べられている。
本実施形態のフィルター16としては、サイクロン部13側から2枚のトナー防塵フィルター16a,16b、1枚のオゾン触媒フィルター16c、最後に1枚のトナー防塵フィルター16dが並べられている。
流出口17は、空気流路部15bにおけるサイクロン部13側の反対側に設けられている。この流出口17は、ファン49に対向している。ファン49による風の流れに導かれてフィルター16を通過した空気は、流出口17から捕集部本体11の外へ流出する。
また、捕集部本体11における流入口12が設けられた面の反対側の面には、トナー捕集部10を第1の風路48に着脱するときに把持するハンドル11aが設けられている。
サイクロン部13とトナー回収部14の境界部近傍には、巻上防止部80が設けられている。巻上防止部80は、サイクロン部13内で発生した旋回流がトナー回収部14内に侵入することを妨げてトナー回収部14に回収されたトナーが巻き上がることを防止する。この巻上防止部80は、巻上防止部本体81と、回転部82と、支持部83と、を有している。
支持部83は、トナー回収部14の回収空間141内で上下方向に延びる棒状に形成されている。支持部83の下端部には、フランジ部84が設けられている。フランジ部84は、トナー回収部14の底部の上面に固定されている。支持部83の上端部は、トナー回収部14の開口142における径方向の中心部の近傍に位置している。
巻上防止部本体81は、円形の平板状に形成されており、支持部83の上端部に一体的に設けられている。また、巻上防止部本体81は、トナー回収部14の開口142内に配置され、開口142の径方向の略中央部を塞いでいる。この巻上防止部本体81の一方の平面(上面)は、内筒131に対向しており、他方の平面(下面)は、トナー回収部14の底部の上面に対向している。巻上防止部本体81の径方向の中心位置とサイクロン部13の筒孔及び開口142の径方向の中心位置とは一致している。
巻上防止部本体81の径は、トナー回収部14の開口142の径よりもやや小さく形成されている。このため、巻上防止部本体81の外縁部と、開口142の周縁部との間には、所定の間隙、すなわち開口142における巻上防止部本体81に塞がれていない部分が形成されている。この間隙からサイクロン部13で分離されたトナーがトナー回収部14に回収される。
また、巻上防止部本体81の上面の略中央部には、上方へ突出する円柱状の回転軸85が設けられている。
また、巻上防止部本体81の上面の略中央部には、上方へ突出する円柱状の回転軸85が設けられている。
次に、回転部82について、図4を参照して説明する。図4aは、回転部82の斜視図、図4bは、回転部82の上面図である
回転部82は、円筒状の軸受け部86と、軸受け部86の外周面に設けられた板状の4枚の羽根87と、を有している。軸受け部86の筒孔には回転軸85が挿通しており、回転部82は巻上防止部本体81に回転自在に支持されている。回転部82は、旋回流を受けて、旋回流の方向FD(図2参照)と同方向の回転方向RDに回転する。
回転部82は、円筒状の軸受け部86と、軸受け部86の外周面に設けられた板状の4枚の羽根87と、を有している。軸受け部86の筒孔には回転軸85が挿通しており、回転部82は巻上防止部本体81に回転自在に支持されている。回転部82は、旋回流を受けて、旋回流の方向FD(図2参照)と同方向の回転方向RDに回転する。
4枚の羽根87は、軸受け部86の周方向に等間隔(90°間隔)に配置されている。
羽根87は、軸受け部86の外周面から径方向外側に突出している。すなわち、羽根87の突出方向における一端部は回転部82の中心である軸受け部86に接続されている。
また、羽根87には、旋回流を受ける風受け面88と、巻上防止部本体81の上面に溜まったトナーを掃き出す掃き出し面89と、が形成されている。羽根87の下端部は、巻上防止部本体81の上面に接し又は近接している。
羽根87は、軸受け部86の外周面から径方向外側に突出している。すなわち、羽根87の突出方向における一端部は回転部82の中心である軸受け部86に接続されている。
また、羽根87には、旋回流を受ける風受け面88と、巻上防止部本体81の上面に溜まったトナーを掃き出す掃き出し面89と、が形成されている。羽根87の下端部は、巻上防止部本体81の上面に接し又は近接している。
また、羽根87は、回転方向RDに対して逆方向に曲折している。本実施形態では、図4bに示すように、羽根87は、回転方向RDに対して逆方向に湾曲している。図4bでは、回転部82が回転する際の羽根87の外端部(突出方向における他端部の先端)の移動軌跡を上面視円形状に点線で示している。この移動軌跡の中心を通る線と、羽根87の掃き出し面89との距離は、羽根87の一端部側から他端部側に向かうにつれて長くなる。したがって、羽根87の突出方向の略中央部における上記距離Aと、羽根87の外端部における上記距離Cと、羽根87の略中央部と外端部との間における上記距離Bとは、距離A、距離B、距離Cの順で長くなる。
なお、羽根87を湾曲させることに代えて、羽根87の一部を回転方向RDに対して逆方向に曲折させてもよい。例えば、羽根87の略中央部から他端部までを、羽根87の回転方向RDに対して逆方向に、所定の角度で曲折させてもよい。
なお、羽根87を湾曲させることに代えて、羽根87の一部を回転方向RDに対して逆方向に曲折させてもよい。例えば、羽根87の略中央部から他端部までを、羽根87の回転方向RDに対して逆方向に、所定の角度で曲折させてもよい。
また、図2及び図3に示すように、羽根87の外端部は、巻上防止部本体81の上面の外縁部よりも外側に突出している。
上記のように構成された回転部82における羽根87の風受け面88がサイクロン部13内で発生した旋回流を受けると、回転部82は旋回流の方向FD(図2参照)と同方向の回転方向RDに回転する。
[トナー捕集部の動作]
次に、トナー捕集部10の動作及び作用について、図2を参照して説明する。
次に、トナー捕集部10の動作及び作用について、図2を参照して説明する。
まず、サイクロン部13に、第1の風路48から流入口12を介してトナー含有空気が送り込まれる。サイクロン部13は、送り込まれたトナー含有空気をサイクロン部13内で旋回させて旋回流を発生させる。これによって、トナー含有空気の大部分のトナーが空気から分離(遠心分離)される。
分離されたトナーは、自重によって下方に落下し、巻上防止部本体81と開口142の周縁部との間に形成された所定の間隙を通ってトナー回収部14の回収空間141内に落下する。トナー回収部14は、回収空間141内に落下したトナーを回収する。
一方、空気は、サイクロン部13から排出されて内筒131を通って第2の風路15の反転部15aに流れ込む。反転部15aは、流入した空気を上下反転させて空気流路部15bに導く。空気流路部15bに配置されているフィルター16は、サイクロン部13から排出された空気に含まれる僅かなトナーを捕集する。流出口17は、フィルター16を通過した空気を、捕集部本体11の外へ流出する。
ここで、サイクロン部13によってトナー含有空気から分離されたトナーの一部が、巻上防止部本体81の上面に溜まる場合がある。巻上防止部本体81の上面に溜まったトナーがサイクロン部13内の空気によって巻き上げられて第2の風路15に流れ込むと、フィルター16の目詰まりが促進され、フィルター16の寿命が短くなってしまう。
そこで、本実施形態のトナー捕集部10には、巻上防止部本体81の上面に回転部82が設けられている。回転部82は、サイクロン部13内に発生した旋回流の方向FDと同方向の回転方向RDに回転する。回転部82が回転すると、巻上防止部本体81の上面に溜まったトナーは、回転部82の羽根87の掃き出し面89に押されて、掃き出し面89の湾曲に沿って巻上防止部本体81の上面における径方向外側に移動する。そして、巻上防止部本体81の上面に溜まったトナーは、巻上防止部本体81の外縁部から、巻上防止部本体81と開口142の周縁部との間に形成された所定の間隙を介して、トナー回収部14の回収空間141内に落下する。すなわち、回転部82は、巻上防止部本体81の上面に溜まったトナーを掃き出して上記所定の間隙を介してトナー回収部14の回収空間141内に落下させる。トナー回収部14は、回収空間141内に落下したトナーを回収する。
本実施形態の画像形成装置1では、回転部82が巻上防止部本体81の上面に溜まったトナーを掃き出してトナー回収部14の回収空間141内に落下させるので、トナー回収部14は、巻上防止部本体81の上面に溜まったトナーを回収することができる。このため、巻上防止部本体81の上面に溜まったトナーが巻き上がることを抑制或いは防止することができる。したがって、フィルター16に到達するトナーの量を低減して、フィルター16の寿命を延ばすことができる。
また、回転部82の羽根87の外端部が巻上防止部本体81の上面の外縁部よりも外側に突出している。このため、回転部82は、巻上防止部本体81の上面に溜まったトナーを、羽根87で巻上防止部本体81の上面における径方向外側に移動させて巻上防止部本体81の外縁部から上記所定の間隙を介してトナー回収部14内に確実に落下させることができる。
2.第2の実施形態
次に、本発明の第2の実施形態について、図5を参照して説明する。
図5は、第2の実施形態に係る回転部を説明するaは斜視図、bは回転部と巻上防止部の縦断面図である。
次に、本発明の第2の実施形態について、図5を参照して説明する。
図5は、第2の実施形態に係る回転部を説明するaは斜視図、bは回転部と巻上防止部の縦断面図である。
第2の実施形態では、巻上防止部90の巻上防止部本体91及び回転部92の形状が第1の実施形態の巻上防止部80の巻上防止部本体81及び回転部82とは異なる。以下の第2の実施形態の説明において、第1の実施形態と共通する部分については、同一の符号を付し、その説明を省略する。
図5に示すように、本実施形態における巻上防止部90は、巻上防止部本体91、回転部92、支持部93を有している。
支持部93は、第1の実施形態に係る支持部83と同様の形状であり、下端部がトナー回収部14の底部の上面に固定されている。支持部93の上端部は、トナー回収部14の開口142における径方向の中心部の近傍に位置している。
支持部93は、第1の実施形態に係る支持部83と同様の形状であり、下端部がトナー回収部14の底部の上面に固定されている。支持部93の上端部は、トナー回収部14の開口142における径方向の中心部の近傍に位置している。
巻上防止部本体91は、円形の平板状に形成されており、支持部93の上端部に一体的に設けられている。巻上防止部本体91は、トナー回収部14の開口142の内側に配置され、開口142の径方向の略中央部を塞いでいる。巻上防止部本体91の径方向の中心位置とサイクロン部13の筒孔及び開口142の径方向の中心位置は一致している。また、巻上防止部本体91の上部は、径方向の略中央部に平面部91aと、外周部に傾斜面部91bを有している。
平面部91aは、上面視円形で、本実施形態における回転部92の後述する軸受け部96の径と略同径に形成されている。平面部91aの略中央部には、上方へ突出する円柱状の回転軸95が設けられている。
また、傾斜面部91bは、平面部91aの外周縁部から外側に向かって下方に所定の角度で傾斜している。
また、傾斜面部91bは、平面部91aの外周縁部から外側に向かって下方に所定の角度で傾斜している。
回転部92は、円筒状の軸受け部96と、軸受け部96の外周面に設けられた板状の4枚の羽根97と、を有している。軸受け部96の筒孔には回転軸95が挿通しており、回転部92は巻上防止部本体91に回転自在に支持されている。
4枚の羽根97は、軸受け部96の周方向に等間隔(90°間隔)に配置されている。
羽根97は、軸受け部96の外周面から径方向外側に、下方に所定の角度で傾斜しながら突出している。すなわち、羽根97の突出方向における一端部は回転部92の中心である軸受け部96に接続されている。
また、羽根97には、旋回流を受ける風受け面98と、巻上防止部本体91の上面に溜まったトナーを掃き出す掃き出し面99と、が形成されている。羽根97の下端部は、巻上防止部本体91の傾斜面部91bに沿って延在し、傾斜面部91bに接し又は近接している。
羽根97は、軸受け部96の外周面から径方向外側に、下方に所定の角度で傾斜しながら突出している。すなわち、羽根97の突出方向における一端部は回転部92の中心である軸受け部96に接続されている。
また、羽根97には、旋回流を受ける風受け面98と、巻上防止部本体91の上面に溜まったトナーを掃き出す掃き出し面99と、が形成されている。羽根97の下端部は、巻上防止部本体91の傾斜面部91bに沿って延在し、傾斜面部91bに接し又は近接している。
また、羽根97の外端部(突出方向における他端部の先端)は、巻上防止部本体91の上面の外縁部よりも外側に突出している。
上記のように構成された回転部92における羽根97の風受け面98がサイクロン部13内で発生した旋回流を受けると、回転部92は旋回流の方向と同方向の回転方向で回転する。
本実施形態では、回転部92が回転することで巻上防止部本体91の上面に溜まったトナーを掃き出して巻上防止部本体91と開口142の周縁部との間に形成された所定の間隙を介してトナー回収部14の回収空間141内に落下させることができる。
また、羽根97の外端部が巻上防止部本体91の上面の外縁部よりも外側に突出している。このため、回転部92は、巻上防止部本体91の上面に溜まったトナーを、羽根97で巻上防止部本体91の上面における径方向外側に移動させて巻上防止部本体91の外縁部から上記所定の間隙を介してトナー回収部14内に確実に落下させることができる。
また、本実施形態では、巻上防止部本体91に傾斜面部91bを設けたので、巻上防止部本体91の上面に溜まったトナーを、傾斜面部91bに沿わせて巻上防止部本体91の外縁部に移動させ易くすることができる。このため、巻上防止部本体91の上面に溜まったトナーを、上記所定の間隙を介してトナー回収部14の回収空間141に容易に落下させることができる。
なお、本実施形態の羽根97を第1の実施形態に示すように回転部92の回転方向に対して逆方向に曲折させて形成してもよい。
3.第3の実施形態
次に、本発明の第3の実施形態について、図6を参照して説明する。
図6は、第3の実施形態に係る回転部を説明する上面図である。
次に、本発明の第3の実施形態について、図6を参照して説明する。
図6は、第3の実施形態に係る回転部を説明する上面図である。
第3の実施形態では、巻上防止部100の回転部102の形状が第1の実施形態及び第2の実施形態における回転部82,92とは異なる。以下の第3の実施形態の説明において、第1の実施形態と共通する部分については、同一の符号を付し、その説明を省略する。
図6に示すように、回転部102は、円筒状の軸受け部106と、軸受け部106の外周面に設けられた板状の4枚の羽根107と、を有している。軸受け部106の筒孔には巻上防止部本体81の回転軸85(図2参照)が挿通しており、回転部102は巻上防止部本体81に回転自在に支持されている。
図6に示すように、4枚の羽根107は、軸受け部106の周方向に等間隔(90°間隔)に配置されている。また、羽根107は、軸受け部106の外周面から接線方向に突出している。すなわち、羽根107の突出方向における一端部は回転部102の中心である軸受け部106に接続されている。
また、羽根107には、旋回流を受ける風受け面108と、巻上防止部本体81(図2参照)の上面に溜まったトナーを掃き出す掃き出し面109と、が形成されている。掃き出し面109は、軸受け部106の外周面の接線方向に延在し、一端部が軸受け部106の外周面に連続している。
また、羽根107には、旋回流を受ける風受け面108と、巻上防止部本体81(図2参照)の上面に溜まったトナーを掃き出す掃き出し面109と、が形成されている。掃き出し面109は、軸受け部106の外周面の接線方向に延在し、一端部が軸受け部106の外周面に連続している。
また、羽根107の外端部(突出方向における他端部の先端)は、巻上防止部本体81の上面の外縁部よりも外側に突出している。
本実施形態では、回転部102が回転することで巻上防止部本体81の上面に溜まったトナーを掃き出して巻上防止部本体81と開口142の周縁部との間に形成された所定の間隙を介してトナー回収部14の回収空間141内に落下させることができる。
また、羽根107の外端部が巻上防止部本体81の上面の外縁部よりも外側に突出している。このため、回転部102は、巻上防止部本体81の上面に溜まったトナーを、羽根107で巻上防止部本体81の上面における径方向外側に移動させて巻上防止部本体81の外縁部から上記所定の間隙を介してトナー回収部14内に確実に落下させることができる。
また、本実施形態では、掃き出し面109が軸受け部106の外周面の接線方向に延在し、一端部が軸受け部106の外周面に連続している。そのため、掃き出し面109の突出方向の長さを長く設定することができる。したがって、回転部102が旋回流の方向と同方向の回転方向RDに回転すると、掃き出し面109によって多くのトナーを掃き出すことができる。
なお、本実施形態の羽根107を第1の実施形態に示すように回転部102の回転方向に対して逆方向に曲折させて形成してもよい。また、第2の実施形態における巻上防止部本体91(図5b参照)のように巻上防止部本体81(図2参照)に傾斜面部を設けてもよい。この場合は、羽根107の下端部が傾斜面部に沿って延在するように羽根107を軸受け部106から下方に所定の角度で傾斜させて突出させる。
また、上述した第1乃至第3の実施形態では、軸受け部86,96,106の外周面から突出する4枚の羽根87,97,107を、軸受け部86,96,106の周方向に等間隔に配置する態様を説明した。しかし、羽根87,97,107の数及び配置間隔は適宜変更可能である。
また、上述した第1乃至第3の実施形態では、巻上防止部本体81,91と回転部82,92,102とを別部材で構成し、巻上防止部本体81,91が回転部82,92,102を回転自在に支持する態様を説明した。しかし、巻上防止部本体81,91と回転部82,92,102とを一体化して一つの部材として構成してもよい。
この場合、巻上防止部本体を支持する支持部をトナー回収部14又はサイクロン部13に回転自在に固定する。巻上防止部本体に一体的に形成された回転部が旋回流を受けると、巻上防止部本体及び回転部は、旋回流の方向と同方向に一体的に回転する。これにより巻上防止部本体の上面に溜まったトナーは、巻上防止部本体及び回転部の回転に伴って発生する遠心力によって、巻上防止部本体の上面を外縁部側に移動して、外縁部から落下する。
なお、この場合、第2の実施形態に示したように巻上防止部本体の外周部に傾斜面部を設けることが、巻上防止部本体の上面に溜まったトナーを巻上防止部本体の外縁部に移動させ易くなるので好ましい。
この場合、巻上防止部本体を支持する支持部をトナー回収部14又はサイクロン部13に回転自在に固定する。巻上防止部本体に一体的に形成された回転部が旋回流を受けると、巻上防止部本体及び回転部は、旋回流の方向と同方向に一体的に回転する。これにより巻上防止部本体の上面に溜まったトナーは、巻上防止部本体及び回転部の回転に伴って発生する遠心力によって、巻上防止部本体の上面を外縁部側に移動して、外縁部から落下する。
なお、この場合、第2の実施形態に示したように巻上防止部本体の外周部に傾斜面部を設けることが、巻上防止部本体の上面に溜まったトナーを巻上防止部本体の外縁部に移動させ易くなるので好ましい。
また、上述した第1乃至第3の実施形態では、巻上防止部80,90の支持部83,93の下端部をトナー回収部14の底部の上面に固定し、巻上防止部80,90,100をトナー回収部14で支持する態様を説明した。しかし、巻上防止部80,90,100の支持態様は適宜変更可能である。
例えば、巻上防止部80,90,100をサイクロン部13に支持させてもよい。この場合、巻上防止部本体81,91の回転軸85,95をサイクロン部13の内筒131の下端部近傍まで延在させ、回転軸85,95の上端部と内筒131の下端部とを図示しない連結部で連結する。また、巻上防止部本体81,91の外縁部における所定の箇所に径方向外側に突出する突出部(不図示)を設け、突出部をサイクロン部13の内周面に固定する。
なお、上記突出部を開口142を区画するトナー回収部14の内周面に固定することで、巻上防止部80,90,100をトナー回収部14に支持させてもよい。
例えば、巻上防止部80,90,100をサイクロン部13に支持させてもよい。この場合、巻上防止部本体81,91の回転軸85,95をサイクロン部13の内筒131の下端部近傍まで延在させ、回転軸85,95の上端部と内筒131の下端部とを図示しない連結部で連結する。また、巻上防止部本体81,91の外縁部における所定の箇所に径方向外側に突出する突出部(不図示)を設け、突出部をサイクロン部13の内周面に固定する。
なお、上記突出部を開口142を区画するトナー回収部14の内周面に固定することで、巻上防止部80,90,100をトナー回収部14に支持させてもよい。
また、上述した第1乃至第3の実施形態では、巻上防止部本体81,91を、トナー回収部14の開口142内に配置したが、巻上防止部本体81,91の配置位置は、巻上防止部本体81,91が開口142の略中央部を塞ぐことができる範囲で適宜変更可能である。例えば、巻上防止部本体81,91を開口142の上方に配置してもよい。
また、上述した第1乃至第3の実施形態では、巻上防止部本体81,91を円形の平板状に形成したが、巻上防止部本体81,91の形状は、巻上防止部本体81,91が開口142の略中央部を塞ぐことができる範囲で適宜変更可能である。例えば、巻上防止部本体81,91を正方形の平板状に形成してもよい。
また、上述した第1乃至第3の実施形態では、羽根87,97,107の外端部が巻上防止部本体81,91の上面の外縁部よりも外側に突出している態様を説明した。しかし、羽根87,97,107の外端部と巻上防止部本体81,91の上面の外縁部との位置を一致させてもよい。すなわち回転する羽根87,97,107における外端部の移動軌跡の径と、巻上防止部本体81,91の径とを等しく設定してもよい。
また、上述した第1乃至第3の実施形態では、本発明についてカラー画像を形成する画像形成装置1を例に挙げて説明したが、白黒画像を形成する画像形成装置にも対応可能である。
また、上述した第1乃至第3の実施形態では、中間転写ベルト50(中間転写体)を備える画像形成装置1の例を説明したが、中間転写体を用いずに転写を行う画像形成装置にも適用可能である。
以上、本発明は上述した各実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された要旨を逸脱しない限りにおいて、その他種々の変形例、応用例を取り得ることは勿論である。
1…画像形成装置、 2…装置本体、 10…トナー捕集部、 11…捕集部本体、 12…流入口、 13…サイクロン部、 14…トナー回収部、 15…第2の風路、 16…フィルター、 17…流出口、 40…画像形成部、 47…ダクト、 48…第1の風路、 80,90,100…巻上防止部、 81,91…巻上防止部本体、 82,92,102…回転部、 83,93…支持部、 85,95…回転軸、 86,96,106…軸受け部、 87,97,107…羽根、 88,98,108…風受け面、 89,99,109…掃き出し面、 141…回収空間、 142…開口、 FD…旋回流の方向、 RD…回転方向
Claims (4)
- トナーを含む空気を旋回させて、トナーを遠心分離して落下させるサイクロン部と、
前記サイクロン部から排出された空気を通すフィルターと、
前記サイクロン部によって遠心分離されて落下したトナーを回収するための開口を有するトナー回収部と、
前記開口の一部を塞ぎ、前記トナー回収部に回収されたトナーが巻き上げるのを防止する巻上防止部と、を備え、
前記巻上防止部は、前記旋回された空気によって回転し、前記巻上防止部の上部に溜まったトナーをトナー回収部に落下させる
画像形成装置。 - 前記巻上防止部は、平板状の巻上防止部本体と、1つ又は複数の羽根を有し、前記巻上防止部本体に回転自在に支持されている回転部と、を備える
請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記羽根は、前記回転部の回転方向に対して逆方向に曲折している
請求項2に記載の画像形成装置。 - 前記羽根は、一端部が前記回転部の中心に接続され、他端部の先端の位置が前記巻上防止部本体の外縁部の位置と一致するように、又は、前記他端部の先端が前記巻上防止部本体の外縁部よりも外側に突出するように形成されている
請求項2又は請求項3に記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2012158139A JP2014021215A (ja) | 2012-07-13 | 2012-07-13 | 画像形成装置 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US10739529B2 (en) | 2015-03-27 | 2020-08-11 | Intuitive Surgical Operations, Inc. | Interferometric alignment of optical multicore fibers to be connected |
-
2012
- 2012-07-13 JP JP2012158139A patent/JP2014021215A/ja active Pending
Cited By (1)
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US10739529B2 (en) | 2015-03-27 | 2020-08-11 | Intuitive Surgical Operations, Inc. | Interferometric alignment of optical multicore fibers to be connected |
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