JP2014014948A - カートリッジ - Google Patents
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Abstract
【課題】インク供給口とホルダー側のインク導入口との接続状態を良好に保つと共に、基板に設けられた端子群とホルダー側に設けられた接点との接触状態を良好に保つことが可能な技術を提供する。
【解決手段】カートリッジは、第1〜6面と、第5面および第6面と交差し第1面と第3面とを繋ぎ第1面および第3面に対して傾斜した面を有するコーナー部と、コーナー部に設けられ印刷装置の接点との接触部を有する端子群と、第1面に設けられた印刷材供給口と、第3面に設けられた第1のカートリッジ側規制部と、第4面に設けられた第2のカートリッジ側規制部と、を備える。印刷材供給口の最大幅は、端子群の接触部のうち幅方向において最も離れた2つの接触部の間隔よりも大きく、第2のカートリッジ側規制部の最大幅は、第1のカートリッジ側規制部の最大幅よりも大きい。
【選択図】図7
【解決手段】カートリッジは、第1〜6面と、第5面および第6面と交差し第1面と第3面とを繋ぎ第1面および第3面に対して傾斜した面を有するコーナー部と、コーナー部に設けられ印刷装置の接点との接触部を有する端子群と、第1面に設けられた印刷材供給口と、第3面に設けられた第1のカートリッジ側規制部と、第4面に設けられた第2のカートリッジ側規制部と、を備える。印刷材供給口の最大幅は、端子群の接触部のうち幅方向において最も離れた2つの接触部の間隔よりも大きく、第2のカートリッジ側規制部の最大幅は、第1のカートリッジ側規制部の最大幅よりも大きい。
【選択図】図7
Description
本発明は、カートリッジに関する。
特許文献1には、インク供給口と、端子群を有する基板とを備えるカートリッジが開示されている。このカートリッジの背面および正面には、印刷装置側に設けられた係止部にそれぞれ係合可能な第1係合部と第2係合部とが設けられている。
従来、このようなカートリッジにおいて、印刷装置に装着した場合にインク供給口とホルダー側のインク導入口との接続状態を良好に保つと共に、端子群とホルダー側に設けられた接点との接触状態を良好に保つことが可能な技術が望まれている。こうした要望は、インクを収容するカートリッジに限らず、他の液体や、液体以外の印刷材(例えば、トナー)を収容するカートリッジにも共通して存在する。また、従来のカートリッジにおいては、その小型化や、低コスト化、省資源化、製造の容易化、使い勝手の向上等が望まれている。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態として実現することが可能である。
(1)本発明の一形態によれば、カートリッジが提供される。このカートリッジは、互いに対向する第1面および第2面と;前記第1面および前記第2面と交差し、互いに対向する第3面および第4面と;前記第1面、前記第2面、前記第3面および前記第4面と交差し、互いに対向する第5面および第6面と;前記第5面および前記第6面と交差し、前記第1面と前記第3面とを繋ぎ、前記第1面および前記第3面に対して傾斜した面を有するコーナー部と;前記コーナー部に設けられ、前記印刷装置の接点との接触部を有する端子群と;前記第1面に設けられた印刷材供給口と;前記第3面に設けられ、前記カートリッジ装着部に設けられた第1の装置側規制部に係止する第1のカートリッジ側規制部と;前記第4面に設けられ、前記カートリッジ装着部に設けられた第2の装置側規制部に係止する第2のカートリッジ側規制部と、を備え、前記第5面および前記第6面に直交する方向を幅方向としたときに、前記印刷材供給口の最大幅は、前記端子群の接触部のうち前記幅方向において最も離れた2つの接触部の間隔よりも大きく、前記第2のカートリッジ側規制部の最大幅は、前記第1のカートリッジ側規制部の最大幅よりも大きい。このような形態のカートリッジでは、第1面に設けられた印刷材供給口の最大幅が、コーナー部に設けられた端子群のうち幅方向において最も離れた2つの接触部の間隔よりも大きく形成されており、また、第1面に隣接した第4面の第2のカートリッジ側規制部の最大幅が、コーナー部に隣接した第3面の第1のカートリッジ側規制部の最大幅よりも大きく形成されている。そのため、カートリッジ装着部内においてカートリッジに幅方向への傾きが生じた場合であっても、印刷材供給口の方が大きく傾いてしまうことが抑制される。この結果、印刷材供給口とホルダー側の印刷材導入口との接続状態を良好に保つと共に、端子群とホルダー側に設けられた接点との接触状態を良好に保つことが可能になる。
(2)上記形態のカートリッジにおいて、前記端子群は、回路基板上に設けられていてもよく、前記印刷材供給口の最大幅は、前記回路基板の最大幅よりも大きくてもよい。このような形態のカートリッジであれば、印刷材供給口とホルダー側の印刷材導入口との接続状態を良好に保つと共に、回路基板上の端子群とホルダー側に設けられた接点との接触状態を良好に保つことが可能になる。
(3)上記形態のカートリッジにおいて、前記カートリッジが前記カートリッジ装着部に装着された場合において、前記印刷材供給口が前記カートリッジ装着部から受ける反力の方が、前記端子群が前記カートリッジ装着部から受ける反力よりも大きくてもよい。このような形態のカートリッジであっても、印刷材供給口の近くに設けられた第2のカートリッジ側規制部の最大幅が、基板の近くに設けられた第1のカートリッジ側規制部の最大幅よりも大きく形成されているため、第2のカートリッジ側規制部の構造を、印刷材供給口が受ける大きな反力に容易に耐え得る構造とすることができる。そのため、カートリッジを印刷装置に装着した場合に、印刷材供給口とホルダー側の印刷材導入口との接続状態を良好に保つと共に、端子群とホルダー側に設けられた接点との接触状態を良好に保つことが可能になる。
(4)上記形態のカートリッジは、更に、前記カートリッジ内の印刷材を光学的に検知可能な検知部を前記第1面に備えてもよく、前記印刷材供給口は、前記第1面のうち、前記第3面よりも前記第4面に近い部分に設けられ、前記検知部は、前記第1面のうち、前記第4面よりも前記第3面に近い部分に設けられていてもよい。このような形態のカートリッジであれば、第1面において印刷材供給口と検知部とを離して配置することができるので、印刷材供給口から印刷材が漏出した場合に、その印刷材が検知部に付着してしまうことを抑制することができる。この結果、検知部を用いた印刷材の検知を精度よく行うことが可能になる。
(5)上記形態のカートリッジにおいて、前記幅方向に沿って前記印刷材供給口が前記第1面に複数設けられていてもよく、前記幅方向に沿って前記第2のカートリッジ側規制部が前記第4面に複数設けられていてもよい。このような形態のカートリッジであっても、印刷材供給口の最大幅が、端子群のうち幅方向において最も離れた2つの接触部の間隔よりも大きく形成され、第2のカートリッジ側規制部の最大幅が、第1のカートリッジ側規制部の最大幅よりも大きく形成されているため、印刷装置に装着した場合に、印刷材供給口とホルダー側の印刷材導入口との接続状態を良好に保つと共に、端子群とホルダー側に設けられた接点との接触状態を良好に保つことが可能になる。
上述した本発明の各形態の有する複数の構成要素はすべてが必須のものではなく、上述の課題の一部又は全部を解決するため、あるいは、本明細書に記載された効果の一部又は全部を達成するために、適宜、前記複数の構成要素の一部の構成要素について、その変更、削除、新たな他の構成要素との差し替え、限定内容の一部削除を行うことが可能である。また、上述の課題の一部又は全部を解決するため、あるいは、本明細書に記載された効果の一部又は全部を達成するために、上述した本発明の一形態に含まれる技術的特徴の一部又は全部を上述した本発明の他の形態に含まれる技術的特徴の一部又は全部と組み合わせて、本発明の独立した一形態とすることも可能である。
例えば、本発明の一形態は、面と、コーナー部と、端子と、供給口と、規制部と、のうちの一つ以上の要素を備えた物として実現可能である。すなわち、この物は、面を有していても良く、有していなくても良い。また、この物は、コーナー部を有していても良く、有していなくても良い。また、この物は、端子を有していても良く、有していなくても良い。また、この物は、供給口を有していても良く、有していなくても良い。また、この物は、規制部を有していても良く、有していなくても良い。面は、互いに対向する第1面および第2面と;第1面および第2面と交差し、互いに対向する第3面および第4面と;第1面、第2面、第3面および第4面と交差し、互いに対向する第5面および第6面と;として構成されてもよい。コーナー部は、第5面および第6面と交差し、第1面と第3面とを繋ぎ、第1面および第3面に対して傾斜した面を有する部分として構成されてもよい。端子は、コーナー部に設けられ、印刷装置の接点との接触部を有する端子群として構成されてもよい。供給口は、第1面に設けられた印刷材供給口として構成されてもよい。規制部は、第3面に設けられ、カートリッジ装着部に設けられた第1の装置側規制部に係止する第1のカートリッジ側規制部として構成されてもよい。また、規制部は、第4面に設けられ、カートリッジ装着部に設けられた第2の装置側規制部に係止する第2のカートリッジ側規制部として構成されてもよい。こうした物は、例えばカートリッジとして実現できるが、カートリッジ以外の他の物としても実現可能である。このような形態によれば、その物の小型化や、低コスト化、省資源化、製造の容易化、使い勝手の向上等の種々の課題の少なくとも1つを解決することができる。前述したカートリッジの技術的特徴の一部又は全部は、いずれもこの物に適用することが可能である。
本発明は、カートリッジ以外の種々の形態で実現することも可能である。例えば、カートリッジの製造方法やカートリッジが装着される印刷装置、カートリッジと印刷装置とを備える印刷材供給システム等の形態で実現することができる。
図1は、印刷材供給システム10の構成を示す斜視図である。図1には、互いに直交するXYZ軸が描かれている。図1のXYZ軸は他の図のXYZ軸に対応している。これ以降に示す図についても必要に応じてXYZ軸を付している。印刷材供給システム10は、カートリッジ20と、印刷装置としてのプリンター50とを備える。印刷材供給システム10では、プリンター50のホルダー60に、利用者によってカートリッジ20が着脱可能に装着される。
印刷材供給システム10のカートリッジ20は、内部に印刷材としてのインクを収容する。カートリッジ20に収容された印刷材としてのインクは、後述する印刷材供給口及び印刷材供給管を介してヘッド540に供給される。本実施形態では、プリンター50のホルダー60には、複数のカートリッジ20が着脱可能に装着される。本実施形態では、6色(ブラック、イエロ、マゼンタ、ライトマゼンタ、シアンおよびライトシアン)のインクに対応して6種類のカートリッジ20が1つずつ、すなわち合計6つのカートリッジ20がホルダー60に装着される。
他の実施形態では、ホルダー60に装着されるカートリッジの数は、6つ以下であっても良いし、6つ以上であっても良い。他の実施形態では、カートリッジ20のインクの種類は、6色以下であっても、6色以上であっても良い。他の実施形態では、1色のインクに対応して2つ以上のカートリッジ20がホルダー60に装着されても良い。カートリッジ20およびホルダー60の詳細構成については後述する。
印刷材供給システム10のプリンター50は、個人向けの小型インクジェットプリンターである。プリンター50は、ホルダー60の他、制御部510と、ホルダー60を有するキャリッジ520と、を備える。キャリッジ520はヘッド540を備える。プリンター50は、ホルダー60に装着されたカートリッジ20から後述する印刷材供給管を介してヘッド540にインクを流通させ、紙やラベルなどの印刷媒体90に対してヘッド540からインクを吐出(供給)する。これにより、ヘッド540を用いて文字、図形および画像などのデータを印刷媒体90に印刷する。
プリンター50の制御部510は、プリンター50の各部を制御する。プリンター50のキャリッジ520は、ヘッド540を印刷媒体90に対して相対的に移動可能に構成されている。プリンター50のヘッド540は、ホルダー60に装着されたカートリッジ20からのインクを印刷媒体90に吐出するインク吐出機構を備える。制御部510とキャリッジ520との間はフレキシブルケーブル317を介して電気的に接続されており、ヘッド540のインク吐出機構は、制御部510からの制御信号に基づいて動作する。
本実施形態では、キャリッジ520には、ヘッド540と共にホルダー60が構成されている。このように、ヘッド540を移動させるキャリッジ520上のホルダー60にカートリッジ20が装着されるプリンター50のタイプは、「オンキャリッジタイプ」とも呼ばれる。他の実施形態では、キャリッジ520とは異なる部位に、不動のホルダー60を構成し、ホルダー60に装着されたカートリッジ20からのインクを、フレキシブルチューブを介してキャリッジ520のヘッド540に供給しても良い。このようなプリンターのタイプは、「オフキャリッジタイプ」とも呼ばれる。
本実施形態では、プリンター50は、キャリッジ520と印刷媒体90とを相対的に移動させて印刷媒体90に対する印刷を実現するための主走査送り機構および副走査送り機構を備える。プリンター50の主走査送り機構は、キャリッジモーター522および駆動ベルト524を備え、駆動ベルト524を介してキャリッジモーター522の動力をキャリッジ520に伝達することによって、キャリッジ520を主走査方向に往復移動させる。プリンター50の副走査送り機構は、搬送モーター532およびプラテン534を備え、搬送モーター532の動力をプラテン534に伝達することによって、主走査方向に直交する副走査方向に印刷媒体90を搬送する。主走査送り機構のキャリッジモーター522、および副走査送り機構の搬送モーター532は、制御部510からの制御信号に基づいて動作する。
本実施形態では、印刷材供給システム10の使用状態(「使用姿勢」ともいう。)において、印刷媒体90を搬送する副走査方向(前後方向)に沿った軸をX軸とし、キャリッジ520を往復移動させる主走査方向(左右方向)に沿った軸をY軸とし、重力方向(上下方向)に沿った軸をZ軸とする。なお、印刷材供給システム10の使用状態とは、水平な面に設置された印刷材供給システム10の状態であり、本実施形態では、水平な面はX軸およびY軸に平行な面(XY平面)である。
本実施形態では、副走査方向(前方向)を+X軸方向、その逆方向(後方向)を−X軸方向とし、重力方向の下方から上方に向かう方向(上方向)を+Z軸方向、その逆方向(下方向)を−Z軸方向とする。本実施形態では、+X軸方向側(前側)が印刷材供給システム10の正面となる。本実施形態では、印刷材供給システム10の右側面から左側面に向かう方向を+Y軸方向(左方向)、その逆方向を−Y軸方向(右方向)とする。本実施形態では、ホルダー60に装着された複数のカートリッジ20の配列方向はY軸に沿った方向(左右方向,「単に「Y軸方向」とも呼ぶ。)である。なお、X軸に沿った方向(前後方向)を「X軸方向」とも呼び、Z軸に沿った方向(上下方向)を「Z軸方向」とも呼ぶ。
図2および図3は、カートリッジ20が装着されたホルダー60を示す斜視図である。図4は、カートリッジ20が装着されたホルダー60を示す上面図である。図2〜図4には、ホルダー60に1つのカートリッジ20が、設計された装着位置に正しく装着された状態を図示している。なお、「設計された装着位置に正しく装着された状態」とは、後述するカートリッジ側端子群の各端子が、プリンター50の接点機構の端子群の対応する各端子にそれぞれ接触する位置にカートリッジ20が位置する状態をいう。
図2及び図3に示すように、プリンター50のホルダー60は、5つの壁部601,603,604,605,606を有する。これら5つの壁部によって形成された凹部が、カートリッジ収容室602(「カートリッジ装着部602」とも呼ぶ)となる。また、カートリッジ収容室602は、仕切り壁607によって、各カートリッジ20を受け入れ可能な複数のスロット(装着空間)に分割されている。このような仕切り壁607は、スロットにカートリッジ20を挿入する際のガイドとして機能するが、省略することも可能である。各スロットに、インク導入口としての印刷材供給管640と、接点機構70と、レバー80と、第2の装置側規制部620と、第3の装置側規制部としての突起部636が設けられている。各スロットの一側面(+Z軸方向側面;上面)は開口しており、この開口した一側面(上面)を介して、カートリッジ20をホルダー60に着脱する。
カートリッジ20は、レバー80と第2の装置側規制部620によって係止され、後述する印刷材供給口が印刷材供給管640に接続されることで、ホルダー60に装着される。この状態を「カートリッジ20がホルダー60に装着された状態」、または「装着状態」とも呼ぶ。印刷材供給管640は、カートリッジ20の印刷材供給口に接続されることによって、カートリッジ20に収容された印刷材としてのインクをヘッド540へと流通させる。印刷材供給管640は、+Z軸側に位置する先端部(「接続端部」とも呼ぶ。)642と、−Z軸側に位置する基端部645とを有する。基端部645は、底壁部601に設けられる。先端部642は、カートリッジ20の印刷材供給口に接続される。印刷材供給管640の中心軸CはZ軸と平行である。中心軸Cに沿って基端部645から先端部642に向かう方向は、+Z軸方向となる。
図2に示すように、印刷材供給管640の周囲には、弾性部材648が設けられている。弾性部材648は、装着状態においてカートリッジ20の印刷材供給口の周囲を密閉する。これにより、弾性部材648は、印刷材供給口から周囲にインクが漏出することを防止する。装着状態において、弾性部材648は、カートリッジ20に対して、+Z軸方向の成分を含む付勢力を加える。
また装着状態では、カートリッジ20の後述する回路基板に設けられた端子群と接点機構70とが電気的に接続されることで、カートリッジ20とプリンター50との間で各種情報の伝達が行なわれる。
図5は、図4のF4−F4断面模式図である。なお、突起部636の図示は省略している。プリンター50の印刷材供給管640は、カートリッジ20の印刷材供給口280に接続することによって、印刷材流路282を介して印刷材収容部200のインクをヘッド540へと供給する。
本実施形態では、印刷材供給管640の先端部642には、カートリッジ20からのインクを濾過する多孔体フィルター644が設けられている。多孔体フィルター644としては、例えば、ステンレスメッシュ、ステンレス不織布などを用いることができる。他の実施形態では、印刷材供給管640の先端部642から多孔体フィルターを省略しても良い。
プリンター50の接点機構70は、印刷材供給管640よりも+X軸方向側に設けられ、カートリッジ20の回路基板40に設けられた端子群と電気的に接続可能に構成されている。装着状態のカートリッジ20は、接点機構70の端子から回路基板40に対して、+Z軸方向の成分を含む付勢力Ptを受ける。また、装着状態のカートリッジ20は、弾性部材648から印刷材供給口280に対して、+Z軸方向の付勢力Psを受ける。本実施形態では、印刷材供給口280が受ける付勢力Psは、回路基板40が受ける付勢力Ptよりも大きい。「付勢力」は、「反力」ということもできる。なお、回路基板40が受ける付勢力Ptは、実質的には、接点機構70の端子からカートリッジ側端子群400が受ける付勢力である。
カートリッジ20の着脱に利用されるレバー80は、+Z軸方向側の端部に操作部830を有し、−Z軸方向側の端部に第1の装置側規制部810を有する。装着状態において、第1の装置側規制部810(詳細には後述する第1の装置側係止面)は、所定の係止位置である第1係止位置810Lで第1のカートリッジ側規制部210に係止可能に構成されている。第1係止位置810Lは、回路基板40に設けられた端子群と接点機構70とが接触する位置よりも+Z軸方向側かつ+X軸方向側に位置する。第1の装置側規制部810は、第1のカートリッジ側規制部210に係止することによって、カートリッジ20の+Z軸方向への動きを規制する。
レバー80は、操作部830と第1の装置側規制部810との間の位置を軸800cとして回動する。レバー80の回転軸800cは、第1係止位置810Lよりも+Z軸方向側かつ+X軸方向側に位置する。
レバー80の操作部830は、利用者がホルダー60からカートリッジ20を取り外す際に利用される。カートリッジ20を取り外す際、利用者は操作部830を−X軸方向に押す。このとき、操作部830には+X軸方向側から−X軸方向側に向かう力Pr(「操作力Pr」とも呼ぶ。)が付与される。すると、レバー80が軸800cを中心として回動し、第1の装置側規制部810が第1係止位置810Lから+X軸方向に移動する。これにより、第1の装置側規制部810による第1のカートリッジ側規制部210の係止が解除され、ホルダー60からカートリッジ20を取り外すことが可能になる。
側壁部604には、第2の装置側規制部620が設けられている。第2の装置側規制部620は、第2係止位置620Lで第2のカートリッジ側規制部220を係止可能に構成されている。本実施形態では、第2の装置側規制部620はホルダー60の側壁部604に形成された貫通孔である。第2係止位置620Lは、印刷材供給管640よりも+Z軸方向側かつ−X軸方向側に位置する。第2の装置側規制部620は、第2のカートリッジ側規制部220を係止することによって、カートリッジ20の+Z軸方向への動きを規制する。このように、装着状態において、カートリッジ20は+X軸方向の端部と−X軸方向の端部の両側で、+Z軸方向への動きを規制されている。
第2のカートリッジ側規制部220と第2の装置側規制部620とが接触する第2係止位置620L付近は、カートリッジ20をホルダー60に対して着脱する際の回転支点となる。つまり、第2係止位置620L付近を中心として、Z軸およびX軸に平行な平面に沿ってカートリッジ20を回転させながら、カートリッジ20の着脱が行われる。
図5に示すように、装着状態では、第1係止位置810Lが第2係止位置620Lよりも距離Dzだけ−Z軸方向側に位置する。そのため、ホルダー60からカートリッジ20に対する付勢力Ps,Ptによって、第1のカートリッジ側規制部210と第1の装置側規制部810との係止が外れる可能性を低減できる。これにより、設計された装着位置にカートリッジ20を安定して保持することができる。
図6は、カートリッジ20の構成を示す斜視図である。図7は、カートリッジ20の底面図である。図8は、図7のF8−F8断面模式図である。本実施形態では、装着状態にあるカートリッジ20に対するX軸、Y軸およびZ軸をカートリッジ上の軸とする。本実施形態では、装着状態において+X軸方向側がカートリッジ20の正面となる。なお、図7に示した平面Ycは、カートリッジ20のY軸方向の長さである幅の中央を通り、かつ、Z軸およびX軸に平行な平面(ZX平面)である。また、図7に示した平面CXは、中心軸Cを通り、かつ、Z軸およびX軸に平行な平面(ZX平面)である。
図6に示すように、カートリッジ20は、インクを収容する印刷材収容部200と、外殻22と、印刷材供給口280と、回路基板40と、プリズム270と、第1のカートリッジ側規制部210とを備える。カートリッジ20をホルダー60に装着する際の装着方向SDは、−Z軸方向(本実施形態では、鉛直下向き方向)である。ここで、実際にカートリッジ20をホルダー60に挿入する際に、カートリッジ20の状態は、常に一定であるとは限らない。カートリッジ20をホルダー60に装着しようとする途中の段階では、カートリッジ20の状態をZ軸に対して傾ける場合もある。しかしながら、装着される直前及び装着された状態では、印刷材供給口280がZ軸に平行な中心軸Cを持つ印刷材供給管640を受け入れ、カートリッジ20の状態は印刷材供給管640によって規制されることになる。よって、カートリッジ20はホルダー60に対して−Z軸方向に装着されるということができる。
外殻(「カートリッジ本体」とも呼ぶ。)22は、カートリッジ20の印刷材収容部200を含む内部空間を区画規定する。また、外殻22はカートリッジ20の外壁面の少なくとも一部を構成する。外殻22はポリプロピレン(PP)等の合成樹脂により形成されている。カートリッジ20は、側面が合同な形状を有する略角柱形状である。また、カートリッジ20は、概形が略直方体形状であるとも言える。なお、外殻22の一部は、樹脂製フィルムにより形成されていても良い。
カートリッジ20の長さ(X軸方向の長さ)、幅(Y軸方向の長さ)、高さ(Z軸方向の長さ)は、長さ、高さ、幅の順に大きい。カートリッジ20の長さ、幅、高さの大小関係は任意に変更可能であり、例えば、高さ、長さ、幅の順に大きくても良いし、高さ、長さ、幅がそれぞれ等しくても良い。
カートリッジ20の外殻22は、第1壁201と、第2壁202と、第3壁203と、第4壁204と、第5壁205と、第6壁206と、接続壁209とを有する。接続壁209は、第7壁207と第8壁208(図8)とを有する。第1〜第8壁201〜208は、カートリッジ20の印刷材収容部200を含む内部空間を規定する。なお、以下の説明で、符号201〜208は、カートリッジの外殻22を構成する壁の、特に外表面(第1〜第8面201〜208)を意味するものとしても利用する。第1〜第8壁の外表面(第1〜第8面)201〜208は、概ね平面である。概ね平面とは、面全域が完全に平坦である場合と、面の一部に凹凸を有する場合を含む。つまり、面の一部に多少の凹凸があっても、カートリッジ20の外殻を構成する面や壁が把握できるような場合を含む。第1〜第8面201〜208の平面視における外形は、いずれも略長方形である。
ここで、第1面(第1壁)201を底面(底壁)とも呼び、第2面(第2壁)202を上面(上壁)とも呼び、第3面(第3壁)203を正面(前壁)とも呼び、第4面204(第4壁)を背面(後壁)とも呼び、第5面205(第5壁)を左側面(左壁)とも呼び、第6面(第6壁)206を右側面(右壁)とも呼ぶ。
第1面201と第2面202は、Z軸方向において対向する。第1面201は、−Z軸方向側に位置する。第2面202は、+Z軸方向側に位置する。第3面203と第4面204は、X軸方向において対向する。第3面203は、+X軸方向側に位置する。第4面204は、−X軸方向側に位置する。第5面205と第6面206は、Y軸方向において対向する。第5面205は、+Y軸方向側に位置する。第6面206は、−Y軸方向側に位置する。
本実施形態では、−Z軸方向側に位置する第1面201は、装着状態において底面となる面である。第1面201は、装着状態において水平な面となる。すなわち、第1面201は、X軸及びY軸に平行で、Z軸に垂直な面(XY平面)である。
+Z軸方向側に位置する第2面202は、装着状態において上面となる面である。第2面は、第1面201と対向する。また、第2面202は、第1面201に平行な面である。すなわち、第2面202はX軸及びY軸に平行で、Z軸に垂直な面である。第2面202は装着状態において水平な面(XY平面)である。
+X軸方向側に位置する第3面203は、装着状態において側面となる面である。第3面203は、第1面201と第2面202と直角に交わる面である。第3面203はY軸及びZ軸に平行で、X軸に垂直な面(YZ平面)である。また、第3面203の各辺のうち、最も−Z軸方向側に位置する辺290を「第1辺290」とも呼び、最も+Z軸方向側に位置する辺291を「第2辺291」とも呼ぶ。なお、本明細書では、2つの面が「交わる」とは、2つの面が相互に交差し実際に交わる状態と、一方の面の延長面が他方の面に交わる状態と、相互の延長面が交わる状態と、のいずれかの状態であることを意味する。
−X軸方向側に位置する第4面204は、装着状態において側面となる面である。第4面204は、第1面201と第2面202に直角に交わる面である。また、第4面204は、第3面203に平行な面である。第4面204は、Y軸及びZ軸に平行で、X軸に垂直な面(YZ平面)である。
+Y軸方向側に位置する第5面205と−Y軸方向側に位置する第6面206は、装着状態において側面となる面である。第5面205と第6面206は、それぞれ、第1〜第4面201〜204に直角に交わる面である。第5面205と第6面206は、X軸及びZ軸に平行で、Y軸に垂直な面(XZ平面)である。また、第6面206は、第5面205に平行な面である。
図8に示すように、接続面209は、第1面201と第3面203とを繋ぐ面である。接続面209のうち第7面207は、第1面201と直角に交わる面である。第7面207は、Y軸及びZ軸に平行な面(YZ平面)である。段差面としての第7面207は、第1面201に対し立設された面である。すなわち、第7面207は第1面201から+Z軸方向に延びる面である。また、第7面207は第8面208に対して−X軸方向側かつ−Z軸方向側に位置する。第8面208は、第7面207と第3面203とを繋ぐ面である。第8面208は+X軸方向と−Z軸方向の成分を含む方向を向いて傾斜した斜面である。第8面208は、第1面201及び第3面203に対して傾斜した面である。第8面208は、第5面205及び第6面206と直角に交わる面である。第8面208は、XY平面及びYZ平面に対して傾斜しており、XZ平面に対して直角に交わる。また、第8面208には、第8面208から外方に向かって突出した基板設置部208Tが設けられている。
上記の第1〜第6面201〜206の関係から以下のようなことが言える。すなわち、第1と第2面201,202が対向する方向がZ軸方向であり、第3と第4面203,204が対向する方向がX軸方向であり、第5と第6面205,206が対向する方向がY軸方向である。
図6に示すように、回路基板40は、第8面208の基板設置部208Tに設けられている。回路基板40の表面408は、第8面208と同様、+X軸方向と−Z軸方向の成分を含む方向を向いて傾斜している。表面408は、第1面201及び第3面203に対して傾斜した面である。表面408は、第5面205及び第6面206と直角に交わる面である。表面408は、XY平面及びYZ平面に対して傾斜しており、XZ平面に対して直角に交わる。すなわち、表面408は「傾斜面408」とも呼ぶことができる。表面408には、接点機構70(図2)に設けられた装置側端子群と接触するカートリッジ側端子群400が設けられている。
ここで、第7面207や表面408は、カートリッジ20の外表面の一部を構成する。また、第7面207や表面408は、カートリッジ20の外表面の一部を構成する第1面201と第3面203とを繋ぐカートリッジ側コーナー部265(単に「コーナー部265」ともいう。)の一部を構成する。理解の容易のために、図8において、コーナー部265を太線で表している。また、第3面203及びコーナー部265は、カートリッジ20がホルダー60に装着された状態において、ホルダー60の第1の装置側側壁部603(図2,3)に対向する。また、第4面204は、装着状態において、後述するホルダー60の第2の装置側側壁部604(図2,3)に対向する。
プリズム270は、カートリッジ20内のインクの残量状態を検出するために用いられる。プリズム270は、例えばポリプロピレン等の合成樹脂により形成された透明な部材である。プリズム270は、印刷材収容部200内のインクに接触可能となるように第1面201に取り付けられている。プリズム270は、印刷材収容部200内においてプリズム270の表面がインクに接触しているか否かに応じて光の反射状態が異なる。ここで、インク残量状態の検出は以下のように行なわれる。すなわち、プリンター50に設けられている光学センサーによって、プリズム270に向けて光が射出される。そして、プリズム270によって光が反射され、光学センサーが受け取る光の量に基づいてインクの残量状態をプリンター50が検出する。
図8に示すように、印刷材供給口280は第1面201から−Z軸方向側に突出して設けられている。印刷材供給口280は、印刷材流路282を介して印刷材収容部200と連通している。印刷材供給口280はプリンター50の印刷材供給管640が接続されて、印刷材収容部200のインクをヘッド540に流通させる。すなわち、印刷材供給口280は外部に向かって開口し、印刷材収容部200のインクを外部に流通させる。
印刷材供給口280は、第1面201のうち第3面203よりも第4面204に近い部分に設けられている。すなわち、X軸方向について、印刷材供給口280の外表面と第3面203との距離は、印刷材供給口280の外表面と第4面204との距離よりも大きい。また、プリズム270は、第1面201のうち第4面204よりも第3面203に近い部分に設けられている。すなわち、X軸方向について、プリズム270の外表面と第4面204との距離は、プリズム270の外表面と第3面203との距離よりも大きい。
印刷材供給口280の先端は、開口している。この開口によって形成される面(開口面)288は、装着状態において水平な面である。すなわち、開口面288はX軸及びY軸に平行な面(XY平面)である。
印刷材供給口280の内側には、開口面288から+Z軸方向側の内側に発泡体樹脂284が配置されている。詳細には、発泡体樹脂284は印刷材流路282と接して配置されている。本実施形態では、カートリッジ20の工場出荷時は、印刷材供給口280の開口面288は、キャップまたはフィルムなどの封止部材(図示しない)で封止されている。ホルダー60に対するカートリッジ20の装着時に、開口面288を封止する封止部材(図示しない)は、カートリッジ20から取り外される。
本実施形態では、印刷材供給口280は、印刷材供給管640の中心軸Cを中心として−Z軸方向に突出しているが、他の実施形態では、印刷材供給口280の中心が印刷材供給管640の中心軸Cから外れていても良い。本実施形態では、−Z軸方向から見た印刷材供給口280の開口面288は、X軸およびY軸にそれぞれ平行な軸に対して線対称の外郭を有するが、他の実施形態では、非対称の外郭であっても良い。本実施形態では、Z軸方向から見た開口面288の形状は、長方形の角を丸めた形状であるが、他の実施形態において、正円、楕円、長円、正方形、長方形などの形状であっても良い。
図6に示すように、第1のカートリッジ側規制部210は、第3面203に設けられている。第1のカートリッジ側規制部210は、印刷材供給口280および回路基板40よりも+Z軸方向側かつ+X軸方向側に設けられている。第1のカートリッジ側規制部210は、レバー80(図2)に係止されることで装着状態におけるカートリッジ20の動きを規制する。第1のカートリッジ側規制部210は、第3面203から+X軸方向(外方)に突出する突起である。Z軸方向の位置に関して、第1のカートリッジ側規制部210は、第2辺291よりも第1辺290に近い側に設けられている。本実施形態では、第1のカートリッジ側規制部210は、第1辺290と隣接している。
第1のカートリッジ側規制部210は、Y軸方向(幅方向)に延びる第1の部分212と、第1の部分212から+Z軸方向(鉛直上方向)に延びる第2の部分214と、第1の部分212から−Z軸方向(鉛直下方向)に延びる第3の部分215とを備える。第1の部分212は、レバー80と協働して装着状態におけるカートリッジ20の動きを規制する。第2の部分214は、カートリッジ20をホルダー60に装着する際に、第1の部分212をレバー80の正しい部位で係止するために設けられている。
第1の部分212は、第1当接部としての第1のカートリッジ側係止面211と、第2当接部としての第2のカートリッジ側係止面213とを有する。第1のカートリッジ側係止面211は、+Z軸方向を向いた面である。第2のカートリッジ側係止面213は、+X軸方向を向いた面である。第3の部分215は、第1の部分212と第1辺290に接する。
カートリッジ20は、さらに、第4面204に設けられた第2のカートリッジ側規制部220と、第3面203に設けられた突出部260と、第7面207に設けられた第3のカートリッジ側規制部250とを備える。
第2のカートリッジ側規制部220は、第4面204から−X軸方向側に突出するように設けられた突起である。第2のカートリッジ側規制部220は、ホルダー60の貫通孔である第2の装置側規制部620(図3)に挿入される。利用者は、カートリッジ20をホルダー60に対して着脱する際に、カートリッジ20を、第2の装置側規制部620(図3)に挿入した第2のカートリッジ側規制部220付近を中心として回動させる。つまり、第2の装置側規制部620は、カートリッジ20をホルダー60に対して着脱する際のガイドとして機能する。これによって、ホルダー60に対するカートリッジ20の着脱を容易に行うことができる。また、カートリッジ20の装着状態において、第2のカートリッジ側規制部220は第2の装置側規制部620に係止され、装着状態におけるカートリッジ20の動きを規制する。第2のカートリッジ側規制部220は、印刷材供給口280および回路基板40よりも+Z軸方向側かつ−X軸方向側に設けられている。
また、突出部260は第3面203の、第1のカートリッジ側規制部210よりも+Z軸方向側となる位置に設けられている。本実施形態では、突出部260は第3面203のうち、第2辺291を含む最も+Z軸方向側(最も上側)に位置する部分に設けられている。
第3のカートリッジ側規制部250は、第7面207のY軸方向の両側から+X軸方向に突出する1対の突出部材(規制壁)である。1対の突出部材250は、その間に突起部636(図2)を受け入れることで、突起部636と協働して装着状態におけるY軸方向の動きを規制する。
図9は、カートリッジ20の背面図である。図9を用いて、第2のカートリッジ側規制部220の詳細について説明する。第2のカートリッジ側規制部220は、第1の規制係止部としての第1の規制係止面222と、傾斜面224と、第1の規制側面226と、第2の規制側面228とを有する。
第1の規制係止面222は、+Z軸方向を向いた面であり装着状態において水平な面となる。第1の規制係止面222は、ホルダー60からカートリッジ20を回転させて取り外す際に、第2の装置側規制部620(図3)と接触して回転支点を形成する。
また、第1の規制係止面222は、装着状態において第2の装置側規制部620に係止されることで、装着状態におけるカートリッジ20の+Z軸方向への動きを規制する。第1の規制係止面222は、カートリッジ20の幅(Y軸方向の長さ)の中央を通る平面Ycを横切る位置に、かつこの平面Ycに対して垂直に設けられている。図5に示したように、カートリッジ20の装着状態において、カートリッジ20はホルダー60から+Z軸方向の成分を含む付勢力Ps,Ptを受ける。そして、このような付勢力Ps,Ptによって、第1の規制係止面222は第2の装置側規制部620に押し付けられる。このとき、第2の装置側規制部620は第1の規制係止面222とY軸方向に平行に接触する。よって、装着状態においてカートリッジ20がX軸を中心として傾く可能性を低減できる。
傾斜面224は、第1の規制係止面222に接続され、+Z軸方向と−X軸方向の成分を含む方向を向いて傾斜する。これによって、カートリッジ20をホルダー60に装着する際に、第1の規制係止面222を第2の装置側規制部620へと円滑に誘導することができる。
第1の規制側面226は第2のカートリッジ側規制部220の−Y軸方向側の側面を形成する。第2の規制側面228は第2のカートリッジ側規制部220の+Y軸方向側の側面を形成する。第1の規制側面226は、−Y軸方向を向いた平面である。第2の規制側面228は、+Y軸方向を向いた平面である。第1と第2の規制側面226,228は、それぞれX軸方向とZ軸方向に平行な平面である。第1と第2の規制側面226,228は、カートリッジ20の装着状態において、第2の装置側規制部620と干渉することでカートリッジ20のY軸方向の動きを規制する。
図10は、カートリッジ20の正面図である。図10を用いて、第1のカートリッジ側規制部210の説明を更に行なう。第1のカートリッジ側規制部210は、平面Ycを横切る位置に設けられている。さらに、第1のカートリッジ側係止面211は、平面Ycを横切る位置、かつこの平面Ycに対して垂直に設けられている。
第1のカートリッジ側係止面211は、Y軸方向(幅方向)について(カートリッジ20を第3面203側から−X軸方向に向って見たとき)、第1の外側部分435Pと第2の外側部分439Pの間の範囲40Yの外側には位置することなく、範囲40Yの内側に位置している。本実施形態では、第1のカートリッジ側係止面211を含む第1のカートリッジ側規制部210が範囲40Yの外側に位置することなく、範囲40Yの内側に位置している。すなわち、第1の外側部分435Pを含む第1仮想線435PLと第2の外側部分439Pを含む第2仮想線439PLとに挟まれた領域の内側に第1のカートリッジ側規制部210が位置する。第1仮想線435PLと第2仮想線439PLはそれぞれZ軸方向に沿って延びる直線である。
図7に示すように、本実施形態では、第5面205および第6面206に直交するY軸方向を幅方向としたときに、以下に示す各部の最大幅が、以下の不等式(1)を満たすように設定されている。なお、最大幅とは、各部の幅が最大となる部分の幅のことをいう。
W1・・・第2のカートリッジ側規制部220の最大幅
W2・・・印刷材供給口280の最大幅
W3・・・プリズム270の最大幅
W4・・・回路基板40の最大幅
W5・・・第1のカートリッジ側規制部210の最大幅
W2・・・印刷材供給口280の最大幅
W3・・・プリズム270の最大幅
W4・・・回路基板40の最大幅
W5・・・第1のカートリッジ側規制部210の最大幅
W2>W1>W4>W3>W5 ・・・(1)
上記不等式(1)によれば、印刷材供給口280の最大幅W2は、印刷材供給口280よりも+X軸方向側に位置する回路基板40の最大幅W4よりも大きい。また、印刷材供給口280よりも−X軸方向側に位置する第2のカートリッジ側規制部220の最大幅W1は、回路基板40よりも+X軸方向側に位置する第1のカートリッジ側規制部210の最大幅W5よりも大きい。また、印刷材供給口280よりも+X軸方向側でかつ回路基板40よりも−X軸方向側に位置するプリズム270の最大幅W3は、第1のカートリッジ側規制部210の最大幅W5よりも大きく、回路基板40の最大幅W4よりも小さい。
本実施形態のカートリッジ20は、プリンター50のホルダー60に装着されたときに、印刷材供給口280と回路基板40とがそれぞれホルダー60側の弾性部材648、接点機構70に接触する。本実施形態では、印刷材供給口280の最大幅W2の方が回路基板40の最大幅W4よりも広く設定されているので、カートリッジ20がホルダー60内で幅方向(Y軸方向)に傾いた場合、すなわち、X軸を中心とした回転ずれが生じた場合には、印刷材供給口280の方が回路基板40よりも回転ずれ量が大きくなる。しかし、本実施形態では、−Z軸方向から+Z軸方向に第1面201を見た場合に印刷材供給口280の近くに設けられた第2のカートリッジ側規制部220の最大幅W1が、回路基板40の近くに設けられた第1のカートリッジ側規制部210の最大幅W5よりも広く設定されているので、上記のような回転ずれが生じたとしても、印刷材供給口280の方が回転ずれ量が大きくなってしまうことを抑制することができる。この結果、印刷材供給口280と印刷材供給管640との接続状態と、カートリッジ側端子群400と接点機構70との接触状態と、をそれぞれ良好に保つことができる。
また、本実施形態では、−Z軸方向から+Z軸方向に第1面201を見た場合に印刷材供給口280の近くに設けられた第2のカートリッジ側規制部220の最大幅W1が、回路基板40の近くに設けられた第1のカートリッジ側規制部210の最大幅W5よりも広く設定されているため、第2のカートリッジ側規制部220の構造を、Z軸方向から受ける力に対してより強固な構造とすることが容易である。そのため、本実施形態のように、印刷材供給口280がホルダー60側の弾性部材648から受ける付勢力Psの方が、回路基板40がホルダー60側の接点機構70の端子から受ける付勢力Ptよりも大きい場合であっても、印刷材供給口280と印刷材供給管640との接続状態と、回路基板40上のカートリッジ側端子群400と接点機構70との接触状態と、をそれぞれ良好に保つことが可能である。
また、本実施形態では、カートリッジ20の第1面201のうち、印刷材供給口280は、第3面203よりも第4面204に近い部分に設けられ、プリズム270は、第1面201のうち、第4面よりも第3面に近い部分に設けられている。つまり、第1面201において、印刷材供給口280とプリズム270とが離れた位置に配置されているので、印刷材供給口280からインクが漏出した場合に、そのインクがプリズム270に付着してしまうことを抑制することができる。この結果、プリズム270を用いたインク残量の検知精度を向上させることが可能になる。
・変形例1:
図11は、カートリッジの変形例を示す斜視図である。また、図12は、図11に示したカートリッジの底面図である。図11および図12に示したカートリッジ20aには、上記実施形態におけるカートリッジ20の各部に対応する部分には、カートリッジ20と同じ符号を付している。図11および図12に示したカートリッジ20aは、Y軸方向の幅が、上記実施形態のカートリッジ20の約2倍に形成されている。このカートリッジ20aの第1面201には、印刷材供給口280が幅方向(Y軸方向)に沿って2つ設けられている。また、カートリッジ20aの第4面204には、第2のカートリッジ側規制部220がY軸方向に沿って2つ設けられている。このカートリッジ20aは、ホルダー60内の仕切り壁607(図2参照)によって分割された2つのスロットに跨って装着される。
図11は、カートリッジの変形例を示す斜視図である。また、図12は、図11に示したカートリッジの底面図である。図11および図12に示したカートリッジ20aには、上記実施形態におけるカートリッジ20の各部に対応する部分には、カートリッジ20と同じ符号を付している。図11および図12に示したカートリッジ20aは、Y軸方向の幅が、上記実施形態のカートリッジ20の約2倍に形成されている。このカートリッジ20aの第1面201には、印刷材供給口280が幅方向(Y軸方向)に沿って2つ設けられている。また、カートリッジ20aの第4面204には、第2のカートリッジ側規制部220がY軸方向に沿って2つ設けられている。このカートリッジ20aは、ホルダー60内の仕切り壁607(図2参照)によって分割された2つのスロットに跨って装着される。
この変形例のカートリッジ20aにおいて、各印刷材供給口280のそれぞれの最大幅W21,W22と、各第2のカートリッジ側規制部220のそれぞれの最大幅W11,W12とを、上記不等式(1)を満たすように設定してもよい。また、2つの第2のカートリッジ側規制部220の最大幅W11,W12は、そのうちの一方の最大幅が、上記不等式(1)を満たすこととしてもよい。このように、本変形例においても各部の最大幅を上記実施形態と同様に設定することで、上記実施形態と同様の効果を奏することができる。
・変形例2:
図13は、印刷材供給口280の最大幅W2の変形例を説明する図である。図13には、図8の矢視F9から見た回路基板40を示している。上記実施形態では、図7に示したように、印刷材供給口280の最大幅W2が、回路基板40の最大幅W4よりも広く設定されている。これに対して、例えば、図13に示すように、印刷材供給口280の最大幅W2は、回路基板40上においてY軸方向に沿って最も離れて配置された2つのカートリッジ側端子435,439の間隔W41よりも広く設定されていることとしてもよい。また、印刷材供給口280の最大幅W2は、回路基板40のカートリッジ側端子群400とホルダー60側の接点機構70とが接触する接触部のうちY軸方向において最も離れた2つの接触部cp1,cp2の間隔W42よりも広く設定されていることとしてもよい。これらのように印刷材供給口280の最大幅W2を設定しても、上述した実施形態のように、印刷材供給口280と印刷材供給管640との接続状態と、回路基板40上のカートリッジ側端子群400と接点機構70との接触状態と、をそれぞれ良好に保つことが可能である。
図13は、印刷材供給口280の最大幅W2の変形例を説明する図である。図13には、図8の矢視F9から見た回路基板40を示している。上記実施形態では、図7に示したように、印刷材供給口280の最大幅W2が、回路基板40の最大幅W4よりも広く設定されている。これに対して、例えば、図13に示すように、印刷材供給口280の最大幅W2は、回路基板40上においてY軸方向に沿って最も離れて配置された2つのカートリッジ側端子435,439の間隔W41よりも広く設定されていることとしてもよい。また、印刷材供給口280の最大幅W2は、回路基板40のカートリッジ側端子群400とホルダー60側の接点機構70とが接触する接触部のうちY軸方向において最も離れた2つの接触部cp1,cp2の間隔W42よりも広く設定されていることとしてもよい。これらのように印刷材供給口280の最大幅W2を設定しても、上述した実施形態のように、印刷材供給口280と印刷材供給管640との接続状態と、回路基板40上のカートリッジ側端子群400と接点機構70との接触状態と、をそれぞれ良好に保つことが可能である。
・変形例3:
上記実施形態および変形例では、各部の最大幅W1〜W5が、上記不等式(1)を満たすこととした。これに対して、例えば、プリズム270の最大幅W3は、他の部分の最大幅と無関係に設定されていてもよい。つまり、プリズム270の最大幅W3は、上記不等式(1)を満たしていなくてもよい。
上記実施形態および変形例では、各部の最大幅W1〜W5が、上記不等式(1)を満たすこととした。これに対して、例えば、プリズム270の最大幅W3は、他の部分の最大幅と無関係に設定されていてもよい。つまり、プリズム270の最大幅W3は、上記不等式(1)を満たしていなくてもよい。
また、−Z軸方向から+Z軸方向に向けてカートリッジ20の第1面201を見たときに、以下の2つの条件(A),(B)の両方を満たしていれば、各部の最大幅は、上記不等式(1)を満たしていなくても構わない。そのため、例えば、以下の2つの条件(A),(B)の両方を満たしている限り、回路基板40の最大幅W4の方が第2のカートリッジ側規制部220の最大幅W1よりも広くてもよい。また、第2のカートリッジ側規制部220の最大幅W1の方が、印刷材供給口280の最大幅W2よりも広くてもよい。その他、第1のカートリッジ側規制部210の最大幅W5の方が、回路基板40の最大幅W4よりも広くてもよい。
W2>W4 ・・・(A)
W1>W5 ・・・(B)
W1>W5 ・・・(B)
・変形例4:
上記実施形態および変形例では、カートリッジ側端子群400が、回路基板40上に設けられていたが、回路基板40は必須ではない。すなわち、カートリッジ側端子群400を、第1面201及び第3面203に対して傾斜したカートリッジの面208上に直接設けるようにしても良い。
・変形例5:
本発明は、インクジェットプリンター及びそのインクカートリッジに限らず、インク以外の他の液体を噴射する任意の液体噴射装置及びその液体収容容器にも適用することができる。例えば、以下のような各種の液体噴射装置及びその液体収容容器に適用可能である。
(1)ファクシミリ装置等の画像記録装置
(2)液晶ディスプレー等の画像表示装置用のカラーフィルタの製造に用いられる色材噴射装置
(3)有機EL(Electro Luminescence)ディスプレーや、面発光ディスプレー (Field Emission Display、FED)等の電極形成に用いられる電極材噴射装置
(4)バイオチップ製造に用いられる生体有機物を含む液体を噴射する液体噴射装置
(5)精密ピペットとしての試料噴射装置
(6)潤滑油の噴射装置
(7)樹脂液の噴射装置
(8)時計やカメラ等の精密機械にピンポイントで潤滑油を噴射する液体噴射装置
(9)光通信素子等に用いられる微小半球レンズ(光学レンズ)などを形成するために紫外線硬化樹脂液等の透明樹脂液を基板上に噴射する液体噴射装置
(10)基板などをエッチングするために酸性又はアルカリ性のエッチング液を噴射する液体噴射装置
(11)他の任意の微小量の液滴を吐出させる液体噴射ヘッドを備える液体噴射装置
上記実施形態および変形例では、カートリッジ側端子群400が、回路基板40上に設けられていたが、回路基板40は必須ではない。すなわち、カートリッジ側端子群400を、第1面201及び第3面203に対して傾斜したカートリッジの面208上に直接設けるようにしても良い。
・変形例5:
本発明は、インクジェットプリンター及びそのインクカートリッジに限らず、インク以外の他の液体を噴射する任意の液体噴射装置及びその液体収容容器にも適用することができる。例えば、以下のような各種の液体噴射装置及びその液体収容容器に適用可能である。
(1)ファクシミリ装置等の画像記録装置
(2)液晶ディスプレー等の画像表示装置用のカラーフィルタの製造に用いられる色材噴射装置
(3)有機EL(Electro Luminescence)ディスプレーや、面発光ディスプレー (Field Emission Display、FED)等の電極形成に用いられる電極材噴射装置
(4)バイオチップ製造に用いられる生体有機物を含む液体を噴射する液体噴射装置
(5)精密ピペットとしての試料噴射装置
(6)潤滑油の噴射装置
(7)樹脂液の噴射装置
(8)時計やカメラ等の精密機械にピンポイントで潤滑油を噴射する液体噴射装置
(9)光通信素子等に用いられる微小半球レンズ(光学レンズ)などを形成するために紫外線硬化樹脂液等の透明樹脂液を基板上に噴射する液体噴射装置
(10)基板などをエッチングするために酸性又はアルカリ性のエッチング液を噴射する液体噴射装置
(11)他の任意の微小量の液滴を吐出させる液体噴射ヘッドを備える液体噴射装置
なお、「液滴」とは、液体噴射装置から吐出される液体の状態をいい、粒状、涙状、糸状に尾を引くものも含むものとする。また、ここでいう「液体」とは、液体噴射装置が噴射させることができるような材料であれば良い。例えば、「液体」は、物質が液相であるときの状態の材料であれば良く、粘性の高い又は低い液状態の材料、及び、ゾル、ゲル水、その他の無機溶剤、有機溶剤、溶液、液状樹脂、液状金属(金属融液)のような液状態の材料も「液体」に含まれる。また、物質の一状態としての液体のみならず、顔料や金属粒子などの固形物からなる機能材料の粒子が溶媒に溶解、分散または混合されたものなども「液体」に含まれる。また、液体の代表的な例としては上記実施形態で説明したようなインクや液晶等が挙げられる。ここで、インクとは一般的な水性インクおよび油性インク並びにジェルインク、ホットメルトインク等の各種の液体状組成物を包含するものとする。
本発明は、上述の実施形態や変形例に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の構成で実現することができる。例えば、発明の概要の欄に記載した各形態中の技術的特徴に対応する実施形態、変形例中の技術的特徴は、上述の課題の一部又は全部を解決するために、あるいは、上述の効果の一部又は全部を達成するために、適宜、差し替えや、組み合わせを行うことが可能である。また、その技術的特徴が本明細書中に必須なものとして説明されていなければ、適宜、削除することが可能である。
10…印刷材供給システム
20,20a…カートリッジ
22…外殻
40…回路基板
40Y…範囲
50…プリンター
60…ホルダー
70…接点機構
80…レバー
90…印刷媒体
200…印刷材収容部
201…第1面(第1壁)
202…第2面(第2壁)
203…第3面(第3壁)
204…第4面(第4壁)
205…第5面(第5壁)
206…第6面(第6壁)
207…第7面(第7壁)
208…第8面(第8壁)
208T…基板設置部
209…接続面(接続壁)
210…第1のカートリッジ側規制部
211…第1のカートリッジ側係止面(第1当接部)
212…第1の部分
213…第2のカートリッジ側係止面(第2当接部)
214…第2の部分
215…第3の部分
220…第2のカートリッジ側規制部
222…第1の規制係止面
224…傾斜面
226…第1の規制側面
228…第2の規制側面
250…第3のカートリッジ側規制部(突出部材)
260…突出部
265…コーナー部
270…プリズム
280…印刷材供給口
282…印刷材流路
284…発泡体樹脂
288…開口面
290…第1辺
291…第2辺
317…フレキシブルケーブル
400…カートリッジ側端子群
408…傾斜面(表面)
435,439…カートリッジ側端子
435P…第1の外側部分
435PL…第1仮想線
439P…第2の外側部分
439PL…第2仮想線
510…制御部
520…キャリッジ
522…キャリッジモーター
524…駆動ベルト
532…搬送モーター
534…プラテン
540…ヘッド
601…装置側底壁部
602…カートリッジ収容室(カートリッジ装着部)
603…第1の装置側側壁部
604…第2の装置側側壁部
607…仕切り壁
620…第2の装置側規制部
620L…第2係止位置
636…突起部
640…印刷材供給管
642…先端部
644…多孔体フィルター
645…基端部
648…弾性部材
800c…回転軸
810…第1の装置側規制部
810L…第1係止位置
830…操作部
C…中心軸
W1,W11,W12…第2のカートリッジ側規制部の最大幅
W2,W21,W22…印刷材供給口の最大幅
W3…プリズムの最大幅
W4…回路基板の最大幅
W5…第1のカートリッジ側規制部の最大幅
SD…装着方向
Ps…付勢力
Pt…付勢力
Dz…距離
W41…2つのカートリッジ側端子の間隔
W42…2つの接触部の間隔
cp1,cp2…接触部
20,20a…カートリッジ
22…外殻
40…回路基板
40Y…範囲
50…プリンター
60…ホルダー
70…接点機構
80…レバー
90…印刷媒体
200…印刷材収容部
201…第1面(第1壁)
202…第2面(第2壁)
203…第3面(第3壁)
204…第4面(第4壁)
205…第5面(第5壁)
206…第6面(第6壁)
207…第7面(第7壁)
208…第8面(第8壁)
208T…基板設置部
209…接続面(接続壁)
210…第1のカートリッジ側規制部
211…第1のカートリッジ側係止面(第1当接部)
212…第1の部分
213…第2のカートリッジ側係止面(第2当接部)
214…第2の部分
215…第3の部分
220…第2のカートリッジ側規制部
222…第1の規制係止面
224…傾斜面
226…第1の規制側面
228…第2の規制側面
250…第3のカートリッジ側規制部(突出部材)
260…突出部
265…コーナー部
270…プリズム
280…印刷材供給口
282…印刷材流路
284…発泡体樹脂
288…開口面
290…第1辺
291…第2辺
317…フレキシブルケーブル
400…カートリッジ側端子群
408…傾斜面(表面)
435,439…カートリッジ側端子
435P…第1の外側部分
435PL…第1仮想線
439P…第2の外側部分
439PL…第2仮想線
510…制御部
520…キャリッジ
522…キャリッジモーター
524…駆動ベルト
532…搬送モーター
534…プラテン
540…ヘッド
601…装置側底壁部
602…カートリッジ収容室(カートリッジ装着部)
603…第1の装置側側壁部
604…第2の装置側側壁部
607…仕切り壁
620…第2の装置側規制部
620L…第2係止位置
636…突起部
640…印刷材供給管
642…先端部
644…多孔体フィルター
645…基端部
648…弾性部材
800c…回転軸
810…第1の装置側規制部
810L…第1係止位置
830…操作部
C…中心軸
W1,W11,W12…第2のカートリッジ側規制部の最大幅
W2,W21,W22…印刷材供給口の最大幅
W3…プリズムの最大幅
W4…回路基板の最大幅
W5…第1のカートリッジ側規制部の最大幅
SD…装着方向
Ps…付勢力
Pt…付勢力
Dz…距離
W41…2つのカートリッジ側端子の間隔
W42…2つの接触部の間隔
cp1,cp2…接触部
Claims (5)
- 印刷装置のカートリッジ装着部に着脱自在に装着されるカートリッジであって、
互いに対向する第1面および第2面と、
前記第1面および前記第2面と交差し、互いに対向する第3面および第4面と、
前記第1面、前記第2面、前記第3面および前記第4面と交差し、互いに対向する第5面および第6面と、
前記第5面および前記第6面と交差し、前記第1面と前記第3面とを繋ぎ、前記第1面および前記第3面に対して傾斜した面を有するコーナー部と、
前記コーナー部に設けられ、前記印刷装置の接点との接触部を有する端子群と、
前記第1面に設けられた印刷材供給口と、
前記第3面に設けられ、前記カートリッジ装着部に設けられた第1の装置側規制部に係止する第1のカートリッジ側規制部と、
前記第4面に設けられ、前記カートリッジ装着部に設けられた第2の装置側規制部に係止する第2のカートリッジ側規制部と、を備え、
前記第5面および前記第6面に直交する方向を幅方向としたときに、
前記印刷材供給口の最大幅は、前記端子群の接触部のうち前記幅方向において最も離れた2つの接触部の間隔よりも大きく、
前記第2のカートリッジ側規制部の最大幅は、前記第1のカートリッジ側規制部の最大幅よりも大きい、
カートリッジ。 - 請求項1に記載のカートリッジであって、
前記端子群は、回路基板上に設けられ、
前記印刷材供給口の最大幅は、前記回路基板の最大幅よりも大きい、
カートリッジ。 - 請求項1または2に記載のカートリッジであって、
前記カートリッジが前記カートリッジ装着部に装着された場合において、前記印刷材供給口が前記カートリッジ装着部から受ける反力の方が、前記端子群が前記カートリッジ装着部から受ける反力よりも大きい、カートリッジ。 - 請求項1から3までのいずれか一項に記載のカートリッジであって、
更に、前記カートリッジ内の印刷材を光学的に検知可能な検知部を前記第1面に備え、
前記印刷材供給口は、前記第1面のうち、前記第3面よりも前記第4面に近い部分に設けられ、
前記検知部は、前記第1面のうち、前記第4面よりも前記第3面に近い部分に設けられている、カートリッジ。 - 請求項1から4までのいずれか一項に記載のカートリッジであって、
前記幅方向に沿って前記印刷材供給口が前記第1面に複数設けられ、
前記幅方向に沿って前記第2のカートリッジ側規制部が前記第4面に複数設けられている、カートリッジ。
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- 2012-07-06 JP JP2012152291A patent/JP2014014948A/ja not_active Withdrawn
-
2013
- 2013-07-03 CN CN201310275205.6A patent/CN103522762B/zh not_active Expired - Fee Related
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