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JP2014012080A - 生体測定装置 - Google Patents

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JP2014012080A
JP2014012080A JP2012150664A JP2012150664A JP2014012080A JP 2014012080 A JP2014012080 A JP 2014012080A JP 2012150664 A JP2012150664 A JP 2012150664A JP 2012150664 A JP2012150664 A JP 2012150664A JP 2014012080 A JP2014012080 A JP 2014012080A
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electrode
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Kazuyasu Koyama
一康 小山
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Tanita Corp
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Abstract

【課題】生体に関する数値の算出に臨む被験者を新たな方法を用いて判別する。
【解決手段】生体測定装置10は第1の電極部11とインピーダンス測定部21と記憶部25と制御部23とを備える。第1の電極部11は被験者の第1の局所的な領域に接触する少なくとも2つの電極を有する。インピーダンス測定部21は第1の局所的な領域における第1の認識用の生体電気インピーダンスを測定する。記憶部25は第1の認識用の生体電気インピーダンスを記憶する。制御部23はインピーダンス測定部21が新たに測定した第1の認識用の生体電気インピーダンスおよび記憶部25に事前に記憶された第1の認識用の生体電気インピーダンスを比較する。制御部23は比較に基づいてインピーダンス測定部21が新たに第1の認識用の生体電気インピーダンスを測定した被験者を判別する。
【選択図】図2

Description

本発明は、被験者の生体電気インピーダンスを測定する生体測定装置に関する。
測定した被験者の生体電気インピーダンスを用いて、生体に関する数値、例えば体脂肪率を算出する生体測定装置が知られている。生体に関する数値の算出には、測定される生体電気インピーダンス以外に、例えば身長、性別、および年齢などの被験者の個人情報の入力が必要である。生体に関する数値の算出の度に個人情報を入力する煩雑さを回避するために、個人情報を入力するメモリを設けることが一般的である。
通常、生体測定装置は、例えば家族などのような集団の複数の被験者に用いられる。それゆえ、上述の個人情報を被験者毎に区別してメモリに記憶させ、生体に関する数値の算出時には算出に臨む被験者を登録した番号等に基づいて選択し、対応する個人情報をメモリから読出していた。
個人別の使用スイッチへの操作により、算出に臨む被験者を選択する生体測定装置が知られている。しかし、個人別の使用スイッチを設けることは、製造コストの増加を引起す。また、被験者別に異なるメモリ番号を登録し、生体に関する数値の算出時に算出に臨む被験者が登録したメモリ番号を入力することにより、被験者を選択する生体測定装置が知られている。しかし、被験者が自己の登録したメモリ番号を忘れた場合には、再度個人情報を入力する必要があった。
そこで、以前に測定した体重および全身の生体電気インピーダンスを記憶し、新たに測定した体重および全身の生体電気インピーダンスとの比較に基づいて、被験者の判別を行う生体測定装置が提案されている(特許文献1参照)。このような生体測定装置によれば、被験者は体重および全身の生体電気インピーダンスを測定するだけで、被験者の判別が行われ、自動的に自身の生体に関する情報が算出される。
特開2002−345774号公報
しかし、特許文献1に記載された生体測定装置では、複数の被験者の体重および全身の生体電気インピーダンスが近接している場合に、誤判別を起こす可能性がある。
したがって、かかる事情に鑑みてなされた本発明の目的は、生体に関する数値の算出に臨む被験者を、新たな方法を用いて判別する生体測定装置を提供することにある。
上述した諸課題を解決すべく、第1の観点による生体測定装置は、
被験者の第1の局所的な領域に接触する少なくとも2つの電極を有する第1の電極部と、
第1の局所的な領域における第1の認識用の生体電気インピーダンスを測定するインピーダンス測定部と、
第1の認識用の生体電気インピーダンスを記憶する記憶部と、
インピーダンス測定部が新たに測定した第1の認識用の生体電気インピーダンスおよび記憶部に事前に記憶された第1の認識用の生体電気インピーダンスの比較に基づいて、インピーダンス測定部が新たに第1の認識用の生体電気インピーダンスを測定した被験者を判別する制御部とを備える
ことを特徴とするものである。
また、当該生体測定装置は、
被験者の第2の局所的な領域に接触する少なくとも2つの電極を有する第2の電極部を備える
ことが好ましい。
また、当該生体測定装置は、
インピーダンス測定部は、第2の局所的な領域における第2の認識用の生体電気インピーダンスを測定し、
記憶部は、第2の認識用の生体電気インピーダンスを記憶し、
制御部は、インピーダンス測定部が新たに測定した第2の認識用の生体電気インピーダンスおよび記憶部に事前に記憶された第2の認識用の生体電気インピーダンスの比較にも基づいて、インピーダンス測定部が新たに第2の認識用の生体電気インピーダンスを測定した被験者を判別する
ことが好ましい。
また、当該生体測定装置は、
制御部は、インピーダンス測定部が新たに測定した第1の認識用の生体電気インピーダンスおよび第2の認識用の生体電気インピーダンスの比と記憶部に事前に記憶された第1の認識用の生体電気インピーダンスおよび第2の認識用の生体電気インピーダンスの比との比較にも基づいて、インピーダンス測定部が新たに第1の認識用の生体電気インピーダンスおよび第2の認識用の生体電気インピーダンスを測定した被験者を判別する
ことが好ましい。
また、当該生体測定装置は、
インピーダンス測定部は、第1の局所的な領域および第2の局所的な領域の間の検出用の生体電気インピーダンスを測定し、
記憶部は、検出用の生体電気インピーダンスを記憶し、
制御部は、インピーダンス測定部が新たに測定した検出用の生体電気インピーダンスおよび記憶部に事前に記憶された検出用の生体電気インピーダンスの比較にも基づいて、インピーダンス測定部が新たに検出用の生体電気インピーダンスを測定した被験者を判別する
ことが好ましい。
また、当該生体測定装置は、
測定部は、第1の電極部に含まれる電極の一部の機能を被験者への電流の供給および電圧の測定に切替可能であり、第1の認識用の生体電気インピーダンスおよび検出用の生体電気インピーダンスの測定のいずれか一方から他方への切替時に、機能を切替える
ことが好ましい。
また、当該生体測定装置は、
被験者の体重を測定する重量測定部を備え、
記憶部は、体重を記憶し、
制御部は、重量測定部が新たに測定した体重および記憶部に事前に記憶された体重の比較にも基づいて、重量測定部が新たに体重を測定した被験者を判別する
ことが好ましい。
また、当該生体測定装置は、
第1の電極部は、第1の認識用の生体電気インピーダンスの測定時に電流を供給する電極および電圧測定用の電極として別々に用いる2つの電極を含む、少なくとも3つの電極を有する
ことが好ましい。
上述したように本発明の解決手段を装置として説明してきたが、本発明はこれらに実質的に相当する方法、プログラム、プログラムを記録した記憶媒体としても実現し得るものであり、本発明の範囲にはこれらも包含されるものと理解されたい。
上記のように構成された本発明に係る生体測定装置によれば、生体に関する数値の算出に臨む被験者を新たな方法を用いて判別可能である。
本発明の第1の実施形態に係る生体測定装置の外観斜視図である。 図1の生体測定装置の概略構成を示す機能ブロック図である。 第1の実施形態において、制御部が実行する判別および算出処理を説明するフローチャートである。 第2の実施形態に係る生体測定装置の外観斜視図である。 第3の実施形態に係る生体測定装置の外観斜視図である。 第4の実施形態に係る生体測定装置の外観斜視図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。
まず、本発明の第1の実施形態に係る生体測定装置について説明する。図1は、第1の実施形態に係る生体測定装置の外観斜視図である。
生体測定装置10は、例えば体重および体脂肪率を測定する体脂肪計である。生体測定装置10は上面および底面を有しており、上面において前方および後方が定められる。生体測定装置10の上面には、第1の電極部11、第2の電極部12、表示部13、アップスイッチ14、ダウンスイッチ15、および設定スイッチ16が設けられる。
第1の電極部11は、上面の左方に設けられる。第1の電極部11は、2つの第1の前方電極17a、17bおよび2つの第1の後方電極18a、18bを含む。2つの第1の前方電極17a、17bは、上面における左右方向に、適用対象年齢の被験者の左足の拇指球近辺に両者が接触可能に並べられる。同様に、2つの第1の後方電極18a、18bは、上面における左右方向に、適用対象年齢の被験者の左足の踵近辺に両者が接触可能な幅に並べられる。したがって、第1の前方電極17a、17bおよび第1の後方電極18a、18bは、被験者の左足という局所的な領域に接触可能である。後述するように、第1の前方電極17a、17bおよび第1の後方電極18a、18bは被験者への定電流の検出および電圧降下の測定に用いられる。
第2の電極部12は、上面の右方に設けられる。第2の電極部12は、2つの第2の前方電極19a、19bおよび2つの第2の後方電極20a、20bを含む。2つの第2の前方電極19a、19bは、上面における左右方向に、適用対象年齢の被験者の右足の拇指球近辺に両者が接触可能に並べられる。同様に、2つの第2の後方電極20a、20bは、上面における左右方向に、適用対象年齢の被験者の右足の踵近辺に両者が接触可能な幅に並べられる。したがって、第2の前方電極19a、19bおよび第2の後方電極20a、20bは、被験者の右足という局所的な領域に接触可能である。後述するように、第2の前方電極19a、19bおよび第2の後方電極20a、20bは被験者への定電流の検出および電圧降下の測定に用いられる。
表示部13は、上面の前方における中央近辺に設けられる。表示部13は、例えば液晶ディスプレイであり、後述するように、生体測定装置10による測定結果などを表示する。
アップスイッチ14、ダウンスイッチ15、および設定スイッチ16は、表示部13の近傍に設けられる。アップスイッチ14、ダウンスイッチ15、および設定スイッチ16は押しボタンであり、使用者の操作を検出する。
次に、生体測定装置10の内部構成について説明する。図2に示すように、生体測定装置10は、第1の電極部11、第2の電極部12、インピーダンス測定部21、重量測定部22、制御部23、入力部24、表示部13、記憶部25、およびタイマ27を含んで構成される。
前述のように、第1の電極部11は2つの第1の前方電極17a、17bおよび2つの第1の後方電極18a、18bを有する。一方の第1の前方電極17aは、機能が固定されており、被験者に定電流を供給する。他方の第1の前方電極17bは、機能を切替え可能であり、被験者に定電流を供給し、また被験者の定電流による電圧降下の測定に用いられる。一方の第1の後方電極18bは、機能が固定されており、被験者の定電流による電圧降下の測定に用いられる。他方の第1の後方電極18aは、機能を切替え可能であり、被験者に定電流を供給し、また被験者の定電流による電圧降下の測定に用いられる。
前述のように、第2の電極部12は2つの第2の前方電極19a、19bおよび2つの第2の後方電極20a、20bを有する。一方の第2の前方電極19aは、機能が固定されており、被験者に定電流を供給する。他方の第2の前方電極19bは、機能を切替え可能であり、被験者に定電流を供給し、また被験者の定電流による電圧降下の測定に用いられる。一方の第2の後方電極20bは、機能が固定されており、被験者の定電流による電圧降下の測定に用いられる。他方の第2の後方電極20aは、機能を切替え可能であり、被験者に定電流を供給し、また被験者の定電流による電圧降下の測定に用いられる。
インピーダンス測定部21は、被験者に高周波の微弱な定電流を供給し、被験者における定電流による電圧降下を測定することにより、被験者の生体電気インピーダンスを測定する。インピーダンス測定部21は、第1の電極部11のみを用いて被験者の左足裏における生体電気インピーダンスを、第1の認識用の生体電気インピーダンスとして測定する。また、インピーダンス測定部21は、第2の電極部12のみを用いて被験者の右足裏における生体電気インピーダンスを、第2の認識用の生体電気インピーダンスとして測定する。また、インピーダンス測定部21は、第1の電極部11および第2の電極部12を用いて、両足間の生体電気インピーダンスを、検出用の生体電気インピーダンスとして測定する。それぞれの生体電気インピーダンスの測定方法に関しては、後に説明する。
重量測定部22は、例えば歪みゲージ、圧電素子、静電容量センサであって、生体測定装置10の上面に乗った被験者の体重を測定する。
制御部23は、生体測定装置10の各部位を制御する。また、後に説明するように、制御部23は、第1の電極部11および第2の電極部12に接触中の被験者を、後に説明する登録者の中の何れであるかを判別する。また、制御部23は、インピーダンス測定部21により測定された検出用の生体電気インピーダンスに基づいて被験者の体脂肪率を算出する。
入力部24は、前述のアップスイッチ14、ダウンスイッチ15、および設定スイッチ16を含む。アップスイッチ14は、生体測定装置10に入力する数値を増加させる操作、および生体測定装置10が提示する選択肢を切替える操作を検出する。ダウンスイッチ15は、生体測定装置10に入力する数値を減少させる操作、および生体測定装置10が提示する選択肢を切替える操作を検出する。設定スイッチ16は、表示部13に表示されている数値および選択肢などを生体測定装置10に設定する操作を検出する。
記憶部25は、登録者の登録番号、身長、性別、および年齢を含む個人情報、体重、ならびに第1の認識用、第2の認識用、および検出用インピーダンスを、登録者毎に記憶する。
タイマ27は現在時刻を計時する。
次に、生体測定装置10における第1の認識用の生体電気インピーダンス、すなわち左足裏における生体電気インピーダンスの測定方法について、説明する。
インピーダンス測定部21は、第1の認識用の生体電気インピーダンスを測定するときには、機能を切替可能な第1の前方電極17bを電圧降下測定用の電極に切替える。また、インピーダンス測定部21は、第1の認識用の生体電気インピーダンスを測定するときには、機能を切替可能な第1の後方電極18aを、定電流を供給する電極に切替える。
上述のような切替えにより、インピーダンス測定部21は、被験者の左足裏において第1の前方電極17aおよび第1の後方電極18aに接触する部位間に定電流を供給し、第1の前方電極17bおよび第1の後方電極18bに接触する部位間における電圧降下を測定する。インピーダンス測定部21は、供給する定電流および測定した電圧降下に基づいて、第1の認識用の生体電気インピーダンスを算出する。また、インピーダンス測定部21は右足裏に関しても、同様にして、第2の認識用の生体電気インピーダンスを算出する。
次に、生体測定装置10における検出用の生体電気インピーダンス、すなわち両足間における生体電気インピーダンスの測定方法について、説明する。インピーダンス測定部21は、検出用の生体電気インピーダンスを測定するときには、機能を切替可能な第1の前方電極17bおよび第2の前方電極19bを、定電流を供給する電極に切替える。また、インピーダンス測定部21は、検出用の生体電気インピーダンスを測定するときには、機能を切替可能な第1の後方電極18aおよび第2の後方電極20aを、電圧降下測定用の電極に切替える。
上述のような切替えにより、インピーダンス測定部21は、2つの第1の前方電極17a、17bに接触する左足裏の部位および2つの第2の前方電極19a、19bに接触する右足裏の部位間に定電流を供給する。また、インピーダンス測定部21は、2つの第1の後方電極18a、18bに接触する左足裏の部位および2つの第2の後方電極20a、20bに接触する右足裏の部位間における電圧降下を測定する。インピーダンス測定部21は、供給する定電流および測定した電圧降下に基づいて、検出用の生体電気インピーダンスを算出する。
次に、生体測定装置10における被験者の個人情報の登録について説明する。体脂肪率を算出する従来公知な方法においては、被験者の体重および検出用の生体電気インピーダンスとともに、被験者の身長、性別、および年齢が用いられる。このような算出方法を適用するために、試験者の身長、性別、および年齢を含む個人情報を、事前に登録する必要がある。
個人情報は、入力部24への操作によって、生体測定装置10に登録可能である。例えば、設定スイッチ16への操作を検出すると、生体測定装置10の動作モードが個人情報の登録モードに切替わる。登録モードにおいて、アップスイッチ14およびダウンスイッチ15への操作により身長が入力され、設定スイッチ16への操作により入力された身長が登録される。身長を登録すると、次に性別および年齢が順番に、身長と同様にして入力され、登録される。
個人情報の登録を終えると、生体測定装置10は、登録者の体重、ならびに第1の認識用、第2の認識用、および検出用の生体電気インピーダンスを測定し、入力した上述の個人情報とともに記憶部25に記憶する。さらに、生体測定装置10は登録日時を個人情報とともに記憶部25に記憶する。
次に、生体測定装置10による被験者の体重および体脂肪率の表示について説明する。生体測定装置10では、体重および体脂肪率の測定に臨む被験者が、登録者の中の何れであるかを判別し、判別した登録者の個人情報を用いて体脂肪率を算出する。生体測定装置10の制御部23が、登録者の判別および体脂肪率の算出を行う。以下に、制御部23によって行われる判別および算出処理について、図3のフローチャートを用いて説明する。判別および算出処理は、被験者が生体測定装置10に乗るときに開始する。
ステップS100において、制御部23は、重量測定部22に被験者の体重を測定させる。被験者の体重を測定すると、プロセスはステップS101に進む。
ステップS101では、制御部23は、インピーダンス測定部21に第1の認識用および第2の認識用の生体電気インピーダンスを測定させる。認識用の生体電気インピーダンスを測定すると、プロセスはステップS102に進む。
ステップS102では、制御部23は、インピーダンス測定部21に検出用の生体電気インピーダンスを測定させる。検出用の生体電気インピーダンスを測定すると、プロセスはステップS103に進む。
ステップS103では、制御部23は、記憶部25から登録者毎の体重、ならびに第1の認識用、第2の認識用、および検出用の生体電気インピーダンスを読出す。制御部23は、読出した体重、ならびに第1の認識用、第2の認識用、および検出用の生体電気インピーダンスと、ステップS100〜S102において新たに測定した体重、ならびに第1の認識用、第2の認識用、および検出用の生体電気インピーダンスとを用いて、登録者毎の近接度(Ad:Approach degree)を算出する。近接度を算出することにより、測定値および読出した値が比較される。
近接度とは、記憶部25から読出した値と、新たに測定した値との間の近接の度合いを示すパラメータであって、例えば(1)式により算出される。
Figure 2014012080
(1)式において、Z、Z、ZLRは、それぞれ新たに測定した第1の認識用、第2の認識用、および検出用の生体電気インピーダンスであり、Wは新たに測定した体重である。また、ZLm、ZRm、ZLRmは、記憶部25に事前に記憶させた第1の認識用、第2の認識用、および検出用の生体電気インピーダンスであり、Wmは記憶部25に記憶させた体重である。また、a、b、c、d、eは重付け係数であり、被験者の判別精度が高くなるように事前に適切に定められる。
登録者毎の近接度を算出すると、プロセスはステップS104に進む。
ステップS104では、制御部23は、ステップS103で算出した近接度を、個人情報の登録時期からの経過時間が長くなる程大きくなるように、補正する。本実施形態では、例えば、経過時間の長さに応じて大きくなる補正量f×pが加えられる(pは経過時間、fは係数)。なお、経過時間は、記憶部25に記憶された登録日時から被験者による新たな測定日時までの時間であって、制御部23が算出する。近接度を補正すると、プロセスはステップS105に進む。
ステップS105では、制御部23は、ステップS104で補正した各登録者の近接度の中の最低値が閾値以下であるか否かを判別する。最低値が閾値以下であるときには、プロセスはステップS106に進み、被験者の自動判別を行う処理(ステップS106〜S111)を実行する。最低値が閾値を超えるときには、プロセスはステップS112に進み、被験者の手動判別などを求める処理(ステップS112〜S118)を実行する。なお、閾値は、被験者と登録者とが異なると考えられる近接度であって、事前に定められている。したがって、全登録者の近接度が閾値を越えるときには、判別不可能として、被験者の手動判別などを求めるものである。
ステップS106では、制御部23は、登録者の順番を決定する。登録者の順番は、補正した近接度がステップS105における閾値以下である登録者の中で、補正した近接度が小さいほど、高順位となるように定められる。登録者の順番を決定すると、プロセスはステップS107に進む。
ステップS107では、制御部23は、ステップS106において決定した最高順位の登録者の個人情報を記憶部25から読出す。個人情報を読出すと、プロセスはステップS108に進む。
ステップS108では、制御部23は、ステップS100において測定した体重、ステップS102において測定した検出用の生体電気インピーダンス、およびステップS107またはステップS111において読出した個人情報に基づいて、被験者の体脂肪率を算出する。体脂肪率を算出すると、プロセスはステップS109に進む。
ステップS109では、制御部23は、ステップS100において測定した体重、ステップS109で算出した体脂肪率、およびステップS107またはステップS111において読出した個人情報を表示部13に表示させる。なお、表示部13に被験者であると推測した登録者の個人情報を表示することにより、被験者は自身の個人情報が使われているか否かを判断することが可能になる。仮に、被験者であると推定した登録者が異なっているときには、以下に説明するように、次の候補である登録者の個人情報を用いることが可能である。体重などを表示させると、プロセスはステップS110に進む。
ステップS110では、制御部23は、被験者からの操作をダウンスイッチ15が検出しているか否かを判別する。ダウンスイッチ15への操作は、ステップS109において表示される個人情報が被験者の個人情報でない場合に次の候補となる登録者の表示を被験者に選択させるものである。ダウンスイッチ15への操作を検出すると、プロセスはステップS111に進む。ダウンスイッチ15への操作を、例えば一定期間に検出しないときには、プロセスはステップS119に進む。
ステップS111では、制御部23は、次の順位の登録者の個人情報を記憶部25から読出す。個人情報を読出すと、プロセスはステップS108に戻る。
前述のように、ステップS105において、最低値が閾値を超えるときには、プロセスはステップS112に進む。ステップS112では、制御部23は、被験者に登録番号を要求することを表示部13に表示させる。登録番号の要求を表示させると、プロセスはステップS113に進む。
ステップS113にでは、制御部23は、登録番号を入力する操作を入力部24が検出しているか否かを判別する。登録番号の入力があるときには、プロセスはステップS114に進む。登録番号の入力が無いときには、プロセスはステップS115に進む。
ステップS114では、制御部23は、ステップS113において検出した登録番号の個人情報を記憶部25から読出す。個人情報を読出すと、プロセスはステップS117に進む。
ステップS115では、制御部23は、被験者に個人情報の登録を要求することを表示部13に表示させる。登録の要求を表示させると、プロセスはステップS116に進む。
ステップS116では、制御部23は、入力部24において入力を検出した個人情報を登録し、記憶部25に記憶させる。個人情報を登録すると、プロセスはステップS117に進む。
ステップS117では、制御部23は、ステップS100において測定した体重、ステップS102において測定した検出用の生体電気インピーダンス、およびステップS114において読出した個人情報またはステップS116において登録した個人情報に基づいて、被験者の体脂肪率を算出する。体脂肪率を算出すると、プロセスはステップS118に進む。
ステップS118では、制御部23は、ステップS100において測定した体重、ステップS109で算出した体脂肪率、およびステップS114において読出した個人情報またはステップS116において読出した個人情報を表示部13に表示させる。体重などを表示させると、プロセスはステップS119に進む。
ステップS119では、制御部23は、記憶部25に記憶させた体重、ならびに第1の認識用、第2の認識用、および検出用の生体電気インピーダンスを、ステップS100〜S102において新たに測定した値に更新し、更新時の日時を登録日時として記憶させる。体重などの更新後、判別および算出処理を終了する。
以上のような構成の第1の実施形態の生体測定装置によれば、第1の認識用の生体電気インピーダンス、すなわち左足裏における生体電気インピーダンスを新たに測定し、過去の測定値と比較することにより、被験者を登録者の中から判別可能である。したがって、本実施形態によれば、体重および全身の生体電気インピーダンス以外の測定値を用いた新たな方法により、被験者の判別が可能となる。
また、第1の実施形態の生体測定装置によれば、新たに測定した第2の認識用の生体電気インピーダンス、すなわち右足裏における生体電気インピーダンスと過去の測定値との比較も被験者の判別に用いることが可能である。したがって、本実施形態によれば、判別精度を向上させることが可能である。
また、第1の実施形態の生体測定装置によれば、新たに測定された第2の認識用の生体電気インピーダンスに対する第1の認識用の生体電気インピーダンスの比率と、過去の測定値の比率との比較も被験者の判別に用いることが可能である。したがって、本実施形態によれば、判別精度を向上させることが可能である。
また、第1の実施形態の生体測定装置によれば、新たに測定した検出用の生体電気インピーダンス、すなわち両足間における生体電気インピーダンスと、過去の測定値との比較も被験者の判別に用いることが可能である。したがって、本実施形態によれば、判別精度を向上させることが可能である。
また、第1の実施形態の生体測定装置によれば、新たに測定した体重と過去の測定値との比較も被験者の判別に用いることが可能である。したがって、本実施形態によれば、判別精度を向上させることが可能である。
また、第1の実施形態の生体測定装置によれば、認識用の生体電気インピーダンスの測定時に、一方の第1の前方電極17aおよび一方の第1の後方電極18aを用いて定電流を供給し、他方の第1の前方電極17bおよび他方の第1の後方電極18bを用いて電圧降下を測定可能である。なお、第2の電極部12も同様である。したがって、本実施形態によれば、定電流の供給および電圧降下の測定を、別々の対の電極を用いるので、測定精度を向上させることが可能である。
また、第1の実施形態の生体測定装置によれば、認識用の生体電気インピーダンスの測定時と検出用の生体電気インピーダンスの測定時の間において、第1の前方電極17b、第1の後方電極18a、第2の前方電極19b、および第2の後方電極20aの機能を切替え可能である。切替え不可能な構成の場合には、検出用の生体電気インピーダンスの測定時には、第1の前方電極の一方、第1の後方電極の一方、第2の前方電極の一方、および第2の後方電極の一方のみが使用可能である。このような構成に比べて、本実施形態では、第1の前方電極17a、17b、第1の後方電極18a、18b、第2の前方電極19a、19b、および第2の後方電極20a、20bのすべてを生体電気インピーダンスの測定に使用可能である。したがって、被験者との接触面積が拡大化されるので、測定制度を向上させることが可能である。
次に、本発明の第2の実施形態を説明する。第2の実施形態では、第1の電極部および第2の電極部における電極の配置が第1の実施形態と異なっている。以下に、第1の実施形態と異なる点を中心に第2の実施形態について説明する。なお、第1の実施形態と同じ機能および構成を有する部位には同じ符号を付す。
図4に示すように、第2の実施形態の生体測定装置100の上面には、第1の電極部110、第2の電極部120、表示部13、アップスイッチ14、ダウンスイッチ15、および設定スイッチ16が設けられる。第1の電極部110、第2の電極部120、表示部13、アップスイッチ14、ダウンスイッチ15、および設定スイッチ16の生体測定装置100の上面における配置は、第1の実施形態と同じである。
第1の実施形態と同様に、第1の電極部110は、2つの第1の前方電極170a、170bおよび2つの第1の後方電極180a、180bを含む、第1の実施形態と異なり、2つの第1の前方電極170a、170bは、上面における前後方向に、適用対象年齢の被験者の左足の拇指球近辺に両者が接触可能に並べられる。第1の実施形態と異なり、2つの第1の後方電極180a、180bは、上面における前後方向に、適用対象年齢の被験者の左足の踵近辺に両者が接触可能に並べられる。
第1の実施形態と同様に、一方の第1の前方電極170aの機能は固定されており、他方の第1の前方電極170bの機能は切替え可能である。また、第1の実施形態と同様に、一方の第1の後方電極180bの機能は固定されており、他方の第1の後方電極180aの機能は切替え可能である。
なお、第2の電極部120における第2の前方電極190a、190bおよび第2の後方電極200a、200bの配置および機能についても第1の電極部110と同様である。
第1の実施形態と同様に、生体測定装置100は、インピーダンス測定部21、重量測定部22、制御部23、入力部24、表示部13、記憶部25、およびタイマ27をさらに備え、これらの部位の構成および機能は、第1の実施形態における各部位と同じである。
以上のような構成の第2の実施形態の生体測定装置によっても、第1の実施形態と同様に、新たに測定した第1の認識用の生体電気インピーダンスと過去の測定値との比較により被験者の判別が可能である。また、第2の実施形態の生体測定装置によっても、第1の実施形態と同様に、新たに測定した第2の認識用の生体電気インピーダンスと過去の測定値との比較も被験者の判別に用いることが可能である。また、第2の実施形態の生体測定装置によっても、第1の実施形態と同様に、新たに測定した第2の認識用の生体電気インピーダンスに対する第1の認識用の生体電気インピーダンスの比率と過去の測定値の比率との比較も被験者の判別に用いることが可能である。また、第2の実施形態の生体測定装置によっても、第1の実施形態と同様に、新たに測定した検出用の生体電気インピーダンスと過去の測定値との比較も被験者の判別に用いることが可能である。また、第2の実施形態の生体測定装置によっても、第1の実施形態と同様に、新たに測定した被験者の体重と過去の測定値との比較も被験者の判別に用いることが可能である。また、第2の実施形態の生体測定装置によっても、第1の実施形態と同様に、認識用の生体電気インピーダンスの測定時に一方の第1の前方電極170aおよび一方の第1の後方電極180aを用いて定電流を供給し、他方の第1の前方電極170bおよび他方の第1の後方電極180bを用いて電圧降下を測定可能である。また、第2の実施形態の生体測定装置によっても、第1の実施形態と同様に、認識用の生体電気インピーダンスの測定時と検出用の生体電気インピーダンスの測定時の間において、第1の前方電極170a、170b、第1の後方電極180a、180b、第2の前方電極190a、190bおよび第2の後方電極200a、200bの機能を切替え可能である。
次に、本発明の第3の実施形態を説明する。第3の実施形態では、第1の電極部および第2の電極部における電極の配置が第1の実施形態と異なっている。以下に、第1の実施形態と異なる点を中心に第3の実施形態について説明する。なお、第1の実施形態と同じ機能および構成を有する部位には同じ符号を付す。
図5に示すように、第3の実施形態の生体測定装置101の上面には、第1の電極部111、第2の電極部121、表示部13、アップスイッチ14、ダウンスイッチ15、および設定スイッチ16が設けられる。第1の電極部111、第2の電極部121、表示部13、アップスイッチ14、ダウンスイッチ15、および設定スイッチ16の生体測定装置101の上面における配置は、第1の実施形態と同じである。
第1の実施形態と同様に、第1の電極部111は2つの第1の前方電極170a、170bを含む。第1の実施形態と異なり、2つの第1の前方電極170a、170bは、上面における前後方向に、適用対象年齢の被験者の左足の拇指球近辺に両者が接触可能に並べられる。また、第1の実施形態と異なり、第1の電極部111は1つの第1の後方電極181を含み、適用対象年齢の被験者の左足の踵近辺に接触可能に配置される。
第1の実施形態と同様に、一方の第1の前方電極170aの機能は固定されており、他方の第1の前方電極170bの機能は切替え可能である。第1の実施形態と異なり、第1の後方電極181は定電流の供給と電圧降下の測定との何れを行うことも可能である。
なお、第2の電極部121における第2の前方電極190a、190bおよび第2の後方電極201の配置および機能についても第1の電極部111と同様である。
第1の実施形態と同様に、生体測定装置101は、インピーダンス測定部21、重量測定部22、制御部23、入力部24、表示部13、記憶部25、およびタイマ27をさらに備える。重量測定部22、制御部23、入力部24、表示部13、記憶部25、およびタイマ27の構成および機能は、第1の実施形態と同じである。
インピーダンス測定部21は、第1の実施形態と異なる方法により、第1の認識用、第2の認識用、および検出用の生体電気インピーダンスを測定する。
インピーダンス測定部21は、第1の認識用の生体電気インピーダンスを測定するときには、機能が固定された第1の前方電極170aおよび第1の後方電極181を用いて、左足裏に定電流を供給する。また、インピーダンス測定部21は、機能を切替可能な第1の前方電極170bを電圧降下測定用の電極に切替え、第1の後方電極181とともに、電圧降下の測定に用いる。なお、インピーダンス測定部21は右足裏に関しても、同様にして、第2の認識用の生体電気インピーダンスを算出する。
インピーダンス測定部21は、検出用の生体電気インピーダンスを測定するときには、機能を切替可能な第1の前方電極170bおよび第2の前方電極190bを、定電流を供給する電極に切替える。また、インピーダンス測定部21は、検出用の生体電気インピーダンスを測定するときには、第1の後方電極181および第2の後方電極201を電圧降下の測定に用いる。
以上のような構成の第3の実施形態の生体測定装置によっても、第1の実施形態と同様に、新たに測定した第1の認識用の生体電気インピーダンスと過去の測定値との比較により被験者の判別が可能である。また、第3の実施形態の生体測定装置によっても、第1の実施形態と同様に、新たに測定した第2の認識用の生体電気インピーダンスと過去の測定値との比較も被験者の判別に用いることが可能である。また、第3の実施形態の生体測定装置によっても、第1の実施形態と同様に、新たに測定した第2の認識用の生体電気インピーダンスに対する第1の認識用の生体電気インピーダンスの比率と過去の測定値の比率との比較も被験者の判別に用いることが可能である。また、第3の実施形態の生体測定装置によっても、第1の実施形態と同様に、新たに測定した検出用の生体電気インピーダンスと過去の測定値との比較も被験者の判別に用いることが可能である。また、第3の実施形態の生体測定装置によっても、第1の実施形態と同様に、新たに測定した被験者の体重と過去の測定値との比較も被験者の判別に用いることが可能である。また、第3の実施形態の生体測定装置によっても、第1の実施形態と同様に、認識用の生体電気インピーダンスの測定時に一方の第1の前方電極170aおよび一方の第2の前方電極190aを用いて定電流を供給可能で、他方の第1の前方電極170bおよび他方の第2の前方電極190bを用いて電圧降下を測定可能ある。また、第3の実施形態の生体測定装置によっても、第1の実施形態と同様に、認識用の生体電気インピーダンスの測定時と検出用の生体電気インピーダンスの測定時の間において、第1の前方電極170b、および第2の前方電極190bの機能を切替え可能である。
次に、本発明の第4の実施形態を説明する。第4の実施形態では、第1の電極部および第2の電極部における電極の配置が第1の実施形態と異なっている。以下に、第1の実施形態と異なる点を中心に第4の実施形態について説明する。なお、第1の実施形態と同じ機能および構成を有する部位には同じ符号を付す。
図6に示すように、第4の実施形態の生体測定装置102の上面には、第1の電極部112、第2の電極部122、表示部13、アップスイッチ14、ダウンスイッチ15、および設定スイッチ16が設けられる。第1の電極部112、第2の電極部122、表示部13、アップスイッチ14、ダウンスイッチ15、および設定スイッチ16の生体測定装置102の上面における配置は、第1の実施形態と同じである。
第1の実施形態と異なり、第1の電極部112は1つの第1の前方電極172および1つの第1の後方電極181を含む。第1の実施形態と同様に、第1の前方電極172および第1の後方電極181は、それぞれ適用対象年齢の被験者の左足の拇指球近辺および踵近辺に接触可能に配置される。
第1の実施形態と異なり、第1の前方電極172および第1の後方電極181は、定電流の供給と電圧降下の測定との何れを行うことも可能である。
なお、第2の電極部122における第2の前方電極192および第2の後方電極201の配置および機能についても第1の電極部112と同様である。
第1の実施形態と同様に、生体測定装置102は、インピーダンス測定部21、重量測定部22、制御部23、入力部24、表示部13、記憶部25、およびタイマ27をさらに備える。重量測定部22、制御部23、入力部24、表示部13、記憶部25、およびタイマ27の構成および機能は、第1の実施形態と同じである。
インピーダンス測定部21は、第1の実施形態と異なる方法により、第1の認識用、第2の認識用、および検出用の生体電気インピーダンスを測定する。
インピーダンス測定部21は、第1の認識用の生体電気インピーダンスを測定するときには、第1の前方電極172および第1の後方電極181を用いて、左足裏に定電流を供給する。また、インピーダンス測定部21は、第1の前方電極172よび第1の後方電極181を電圧降下の測定に用いる。なお、インピーダンス測定部21は右足裏に関しても、同様にして、第2の認識用の生体電気インピーダンスを算出する。
インピーダンス測定部21は、検出用の生体電気インピーダンスを測定するときには、第1の前方電極172および第2の前方電極192を、定電流の供給に用いる。また、インピーダンス測定部21は、検出用の生体電気インピーダンスを測定するときには、第1の後方電極181および第2の後方電極201を電圧降下の測定に用いる。
以上のような構成の第4の実施形態の生体測定装置によっても、第1の実施形態と同様に、新たに測定した第1の認識用の生体電気インピーダンスと過去の測定値との比較により被験者の判別が可能である。また、第4の実施形態の生体測定装置によっても、第1の実施形態と同様に、新たに測定した第2の認識用の生体電気インピーダンスと過去の測定値との比較も被験者の判別に用いることが可能である。また、第4の実施形態の生体測定装置によっても、第1の実施形態と同様に、新たに測定した第2の認識用の生体電気インピーダンスに対する第1の認識用の生体電気インピーダンスの比率と過去の測定値の比率との比較も被験者の判別に用いることが可能である。また、第4の実施形態の生体測定装置によっても、第1の実施形態と同様に、新たに測定した検出用の生体電気インピーダンスと過去の測定値との比較も被験者の判別に用いることが可能である。また、第4の実施形態の生体測定装置によっても、第1の実施形態と同様に、新たに測定した被験者の体重と過去の測定値との比較も被験者の判別に用いることが可能である。
本発明を諸図面や実施形態に基づき説明してきたが、当業者であれば本開示に基づき種々の変形や修正を行うことが容易であることに注意されたい。従って、これらの変形や修正は本発明の範囲に含まれることに留意されたい。
例えば、第1の実施形態から第4の実施形態においては、足裏の生体電気インピーダンスを測定する構成であるが、両手で握り持つ構成の体脂肪計において手の平における生体電気インピーダンスを測定する構成であってもよい。
また、第1の実施形態から第4の実施形態においては、検出用の生体電気インピーダンスに基づいて体脂肪率を算出する構成であるが、生体電気インピーダンスに基づいて、他の生体情報、例えば体脂肪量、体水分量、および筋肉量を算出する構成であってもよい。
また、第1の実施形態から第4の実施形態においては、生体測定装置10、100、101、102は、ステップオン方式、すなわち被験者が上面に乗ったことを検出したときに主電源をONにする構成であるが、主電源をONにするスイッチを設けてもよい。
また、第1の実施形態から第4の実施形態において、第1の電極部11、110、111、112および第2の電極部12、120、121、122における第1の前方電極17a、170a、17b、170b、172、第2の前方電極19a、190a、19b、190b、192、第1の後方電極18a、180a、18b、180b、181、および第2の後方電極20a、200a、20b、200b、201の配置を示したがが、電極の配置はこれらの実施形態に限定されない。
また、第1の実施形態から第4の実施形態によれば、第1の認識用、第2の認識用、及び検出用の生体電気インピーダンスを用いて、被験者の判別を行う構成であるが、インピーダンスの代わりに、レジスタンス、またはリアクタンスを用いてもよく、さらには、これらの組合わせてもよい。
10、100、101、102 生体測定装置
11、110、111、112 第1の電極部
12、120、121、122 第2の電極部
13 表示部
14 アップスイッチ
15 ダウンスイッチ
16 設定スイッチ
17a、170a、17b、170b、172 第1の前方電極
18a、180a、18b、180b、181 第1の後方電極
19a、190a、19b、190b、192 第2の前方電極
20a、200a、20b、200b、201 第2の後方電極
21 インピーダンス測定部
22 重量測定部
23 制御部
24 入力部
25 記憶部
27 タイマ

Claims (8)

  1. 被験者の第1の局所的な領域に接触する少なくとも2つの電極を有する第1の電極部と、
    前記第1の局所的な領域における第1の認識用の生体電気インピーダンスを測定するインピーダンス測定部と、
    前記第1の認識用の生体電気インピーダンスを記憶する記憶部と、
    前記インピーダンス測定部が新たに測定した第1の認識用の生体電気インピーダンスおよび前記記憶部に事前に記憶された第1の認識用の生体電気インピーダンスの比較に基づいて、前記インピーダンス測定部が新たに第1の認識用の生体電気インピーダンスを測定した被験者を判別する制御部とを備える
    ことを特徴とする生体測定装置。
  2. 請求項1に記乗の生体測定装置であって、前記被験者の第2の局所的な領域に接触する少なくとも2つの電極を有する第2の電極部を備えることを特徴とする生体測定装置。
  3. 請求項2に記載の生体測定装置であって、
    前記インピーダンス測定部は、前記第2の局所的な領域における第2の認識用の生体電気インピーダンスを測定し、
    前記記憶部は、前記第2の認識用の生体電気インピーダンスを記憶し、
    前記制御部は、前記インピーダンス測定部が新たに測定した第2の認識用の生体電気インピーダンスおよび前記記憶部に事前に記憶された第2の認識用の生体電気インピーダンスの比較にも基づいて、前記インピーダンス測定部が新たに第2の認識用の生体電気インピーダンスを測定した被験者を判別する
    ことを特徴とする生体測定装置。
  4. 請求項3に記載の生体測定装置であって、前記制御部は、前記インピーダンス測定部が新たに測定した第1の認識用の生体電気インピーダンスおよび第2の認識用の生体電気インピーダンスの比と前記記憶部に事前に記憶された第1の認識用の生体電気インピーダンスおよび第2の認識用の生体電気インピーダンスの比との比較にも基づいて、前記インピーダンス測定部が新たに第1の認識用の生体電気インピーダンスおよび第2の認識用の生体電気インピーダンスを測定した被験者を判別することを特徴とする生体測定装置。
  5. 請求項2から請求項4のいずれか1項に記載の生体測定装置であって、
    前記インピーダンス測定部は、前記第1の局所的な領域および前記第2の局所的な領域の間の検出用の生体電気インピーダンスを測定し、
    前記記憶部は、前記検出用の生体電気インピーダンスを記憶し、
    前記制御部は、前記インピーダンス測定部が新たに測定した検出用の生体電気インピーダンスおよび前記記憶部に事前に記憶された検出用の生体電気インピーダンスの比較にも基づいて、前記インピーダンス測定部が新たに検出用の生体電気インピーダンスを測定した被験者を判別する
    ことを特徴とする生体測定装置。
  6. 請求項5に記載の生体測定装置であって、前記測定部は、前記第1の電極部に含まれる電極の一部の機能を前記被験者への電流の供給および電圧の測定に切替可能であり、前記第1の認識用の生体電気インピーダンスおよび前記検出用の生体電気インピーダンスの測定のいずれか一方から他方への切替時に、前記機能を切替えることを特徴とする生体測定装置。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の生体測定装置であって、
    前記被験者の体重を測定する重量測定部を備え、
    前記記憶部は、前記体重を記憶し、
    前記制御部は、前記重量測定部が新たに測定した体重および前記記憶部に事前に記憶された体重の比較にも基づいて、前記重量測定部が新たに体重を測定した被験者を判別する
    ことを特徴とする生体測定装置。
  8. 請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の生体測定装置であって、前記第1の電極部は、前記第1の認識用の生体電気インピーダンスの測定時に電流を供給する電極および電圧測定用の電極として別々に用いる2つの電極を含む、少なくとも3つの電極を有することを特徴とする生体測定装置。
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