JP2014092854A - 印刷システムおよびサーバ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】印刷処理で指定される印刷設定の利用状況に応じて、ユーザが利用する印刷設定を管理および制限可能な印刷システムおよびサーバ装置を提供すること。
【解決手段】本発明のサーバ装置は、クライアント装置が送信した印刷設定情報を蓄積し、ユーザが指定可能な印刷設定を制限する利用制限情報を生成してクライアント装置に提供する。サーバ装置は、クライアント装置のユーザが指定可能な印刷設定を管理する利用制限画面を表示装置に表示し、ユーザの指示に従って利用制限情報を生成する。
【選択図】図2
【解決手段】本発明のサーバ装置は、クライアント装置が送信した印刷設定情報を蓄積し、ユーザが指定可能な印刷設定を制限する利用制限情報を生成してクライアント装置に提供する。サーバ装置は、クライアント装置のユーザが指定可能な印刷設定を管理する利用制限画面を表示装置に表示し、ユーザの指示に従って利用制限情報を生成する。
【選択図】図2
Description
本発明は、印刷処理の制御技術に関し、より詳細には、印刷処理においてユーザが使用する印刷設定を管理および制限する印刷システムおよび情報処理装置に関する。
従来、印刷システムにおいてポイントアンドプリントが利用されている。ポイントアンドプリントとは、サーバがプリンタドライバをネットワークを介してクライアントにコピーし、クライアントがサーバを介してネットワークプリンタから印刷する仕組みである。ポイントアンドプリントでは、クライアントユーザが自由に印刷設定を変更することができるため、管理者がユーザの利用可能な印刷設定を制限する技術が提案されている。
このような技術の一例として、特許文献1は、印刷処理においてユーザが使用する印刷条件の設定項目を管理する情報処理装置を開示する。この情報処理装置は、印刷条件の設定項目の選択が可能な設定画面をサーバ装置に表示し、当該サーバ装置で選択された設定項目をクライアント装置に表示することにより、印刷条件の設定項目を管理する。
しかしながら、特許文献1が開示する情報処理装置では、クライアントユーザが実際に使用した印刷設定等の印刷処理の利用状況を把握する構成を採用していないため、印刷処理の利用状況に応じて、管理者が印刷設定を管理および制限することができないという問題があった。
本発明は、上述した従来技術の問題点に鑑みてなされたものであり、印刷処理で指定される印刷設定の利用状況に応じて、ユーザが利用する印刷設定を管理および制限可能な印刷システムおよびサーバ装置を提供することを目的とする。
本発明のサーバ装置は、クライアント装置が送信した印刷設定情報を蓄積し、ユーザが指定可能な印刷設定を制限する利用制限情報を生成してクライアント装置に提供する。
本発明のサーバ装置は、上記構成要件を採用することにより、印刷処理で指定される印刷設定の利用状況に応じて、ユーザが利用する印刷設定を管理および制限することができる。
以下、本発明について実施形態をもって説明するが、本発明は、後述する実施形態に限定されるものではない。図1は、本発明の印刷システムの一実施形態を示す図である。印刷システム100は、サーバ装置110と、クライアント装置120a,120b,120cと、印刷装置140とを含んで構成されている。サーバ装置110およびクライアント装置120a,120b,120cは、LAN(Local Area Network)等のネットワーク130を介して接続されており、印刷装置140は、サーバ装置110とローカル接続されている。
サーバ装置110は、ポイントアンドプリント方式で印刷処理を実行する情報処理装置である。サーバ装置110は、印刷装置140に印刷処理を実行させるプリンタドライバをクライアント装置120a,120b,120cに提供する。サーバ装置110は、クライアント装置120a,120b,120cから受信する印刷要求に従い、印刷データを印刷装置140に送信して印刷処理を実行させる。
クライアント装置120a,120b,120cは、サーバ装置110を介して印刷装置140に印刷処理を実行させる情報処理装置である。クライアント装置120a,120b,120cは、ユーザがプリンタドライバを用いて指定した印刷設定で印刷処理を実行する。
印刷装置140は、サーバ装置110から受信した印刷データを、印刷用紙等の印刷媒体に印刷する装置である。図1に示す実施形態では、印刷装置140としてレーザプリンタやインクジェットプリンタ等のページプリンタを採用するが、他の実施形態では、MFP(Multiple Function Printer)等の印刷装置を採用してもよい。
本実施形態では、ネットワーク130はLANで構成されるが、他の実施形態では、VPN(Virtual Private Network)などによるセキュア環境下で構築されたインターネットなどの広域ネットワークを含んで構成されていてもよい。
図2は、本発明のサーバ装置110およびクライアント装置120aの機能構成の一実施形態を示す図である。以下、図2を参照してサーバ装置110およびクライアント装置120aの機能構成について説明する。なお、クライアント装置120b,120cの機能構成は、クライアント装置120aと同様であるため、説明を省略する。
サーバ装置110は、CPU、ROM、実行空間を提供するRAM、ハードディスク装置(HDD)およびフラッシュメモリ等を含んで構成されている。サーバ装置110は、Windows(登録商標)サーバ、UNIX(登録商標)、LINUX(登録商標)等のOSによる制御の下、本発明のプログラムをRAMに展開して実行し、後述する機能手段をサーバ装置110上で実現できる。本発明のプログラムは、C、C++、C#、JAVA(登録商標)、JAVA SCRIPT(登録商標)等の種々のプログラミング言語で記述することができる。
サーバ装置110は、プリンタドライバ200と、記憶装置204とを含んで構成される。プリンタドライバ200は、利用制限情報処理部201と、利用状況管理部202と、画面制御部203とを含む。
利用制限情報処理部201は、クライアント装置120a,120b,120cのユーザが使用する印刷設定値を制限する利用制限情報を処理する機能手段である。利用制限情報処理部201は、利用制限情報を処理する利用制限画面をサーバ装置110の表示装置に表示し、ユーザの指示に従って利用制限情報を生成する。利用制限情報処理部201は、生成した利用制限情報をクライアント装置120a,120b,120cに提供する。なお、利用制限画面については、図6を参照して詳細に説明する。
利用状況管理部202は、クライアント装置120a,120b,120cのユーザが指定した印刷設定情報を保存する機能手段である。利用状況管理部202は、クライアント装置120a,120b,120cから印刷要求を受信すると、当該印刷要求と共に受信した印刷設定情報を印刷設定履歴として記憶装置204に保存する。
画面制御部203は、サーバ装置110の表示装置を制御する機能手段である。画面制御部203は、ユーザの指示に従って印刷設定画面を表示する。画面制御部203は、印刷設定画面を表示する際に、記憶装置204に保存されている印刷設定情報を参照し、印刷装置140が処理可能な印刷設定を印刷設定画面に表示する。
Windows(登録商標)OSを使用する実施形態では、印刷設定情報は、当該OSが管理する記憶領域であるレジストリのDevmode構造体に保存される。画面制御部203は、Devmode構造体に格納されている印刷設定情報を参照し、印刷設定画面に表示される印刷設定値を制御する。なお、サーバ装置110が表示する印刷設定画面については、図5を参照して詳細に説明する。
クライアント装置120aは、CPU、ROM、実行空間を提供するRAMおよびHDD、フラッシュメモリ等を含んで構成されている。クライアント装置120aは、Windows(登録商標)、Mac(登録商標)OS、UNIX(登録商標)、LINUX(登録商標)等のOSによる制御の下、本発明のプログラムをRAMに展開して実行し、後述する機能手段をサーバ装置110上で実現できる。本発明のプログラムは、C、C++、C#、JAVA(登録商標)、JAVA SCRIPT(登録商標)等の種々のプログラミング言語で記述することができる。
クライアント装置120aは、プリンタドライバ210と、記憶装置214とを含んで構成される。プリンタドライバ210は、画面制御部213を含んで構成される。
画面制御部213は、クライアント装置120aの表示装置を制御する機能手段である。画面制御部213は、ユーザが利用可能な印刷設定を指定可能な印刷設定画面を表示装置に表示する。画面制御部213は、印刷設定画面を表示する際に、記憶装置214に保存されている印刷設定情報および利用制限情報を参照し、ユーザが利用可能な印刷設定のみを印刷設定画面に表示する。なお、クライアント装置120aが表示する印刷設定画面については、図3を参照して詳細に説明する。
Windows(登録商標)OSを使用する実施形態では、印刷設定情報は、当該OSが管理する記憶領域であるレジストリのDevmode構造体に保存される。画面制御部213は、利用制限情報およびDevmode構造体に保存されている印刷設定情報を参照し、印刷設定画面に表示される印刷設定値を制御する。
画面制御部213は、ユーザが印刷処理の実行を指示すると、プリンタドライバ210が備える他の機能手段(図示せず)に対して、印刷データを生成させ、当該印刷データおよび印刷設定画面で指定された印刷設定情報を、印刷要求と共にサーバ装置110に送信させる。本実施形態では、EMF形式の印刷データを生成するが、他の実施形態では、WMF形式やWMZ形式、EMZ形式等のサーバ装置110が解釈可能な任意の印刷データを生成してもよい。
図2に示す実施形態では、説明を簡略化するため、プリンタドライバ200,210は、それぞれ異なる機能手段を有するように説明しているが、プリンタドライバ200,210は、それぞれ上述した総ての機能手段を備えることができる。プリンタドライバ200,210の起動時に、当該プリンタドライバがインストールされた情報処理装置がサーバ装置110またはクライアント装置であるか判断し、機能手段を選択的に有効にしてもよい。より詳細には、サーバ装置である場合には、利用制限情報処理部201、利用状況管理部202および画面制御部203を有効にし、クライアント装置である場合には、画面制御部213を有効にするように構成してもよい。
図3は、本発明のクライアント装置120a,120b,120cが表示する印刷設定画面の一実施形態を示す図である。
印刷設定画面300には、クライアント装置120a,120b,120cのユーザが印刷設定を指定するGUI(Graphical User Interface)である。印刷設定画面300には、当該印刷設定画面が表示されるクライアント装置のユーザが選択可能な印刷設定値のみが表示され、ユーザがこれらの印刷設定値の中から所望する印刷設定値を選択することができる。
印刷設定画面300には、当該ユーザが選択できない印刷設定値を通知するコメントを表示する表示部301が表示される。ユーザが印刷設定値を選択する表示部にカーソル302を合わせると、プリンタドライバ210の画面制御部213は、当該コメントを表示部301に表示する。
図4は、本発明のサーバ装置110が実行する処理のフローチャートである。以下、図4を参照して、クライアント装置120aが生成した印刷設定情報を保存する処理について説明する。
図4に示す処理は、クライアント装置120aから印刷要求を受信することにより、ステップS400から開始する。ステップS401では、プリンタドライバ200の利用状況管理部202が、印刷要求と共に受信した印刷設定情報からユーザの識別情報であるユーザログイン名を取得する。
ステップS402では、利用状況管理部202は、当該ユーザログイン名によって識別される印刷設定履歴が記憶装置204に保存されているか否か判断する。当該印刷設定履歴が保存されている場合には(yes)、処理をステップS403に分岐する。ステップS403では、利用状況管理部202は、印刷設定情報を使用して、当該印刷設定履歴を更新する。
一方、ステップS402の判定で当該ユーザログイン名によって識別される印刷設定履歴が保存されていないと判断した場合には(no)、処理をステップS404に分岐させる。ステップS404では、利用状況管理部202は、印刷設定情報を使用して、当該ユーザログイン名によって識別されるユーザの印刷設定履歴を新たに作成する。
ステップS405では、利用状況管理部202は、クライアント装置120aから印刷設定情報および印刷データを使用してRAWデータを生成し、印刷装置に送信して印刷処理を実行し、ステップS406で処理が終了する。
図5は、本発明のサーバ装置110が作成する印刷設定履歴の一実施形態を示す図である。図5に示す印刷設定履歴500は、ユーザログイン名「tanaka」によって識別される印刷設定履歴である。本実施形態では、当該ユーザログイン名を印刷設定履歴を保存するファイル名に利用する。
印刷設定履歴500には、例示的に8種類の印刷設定履歴が含まれる。各印刷設定履歴には、印刷設定の種類を示す「featureName」と、「featureName」が示す印刷設定の内容を示す「value」と、当該印刷設定の利用回数を示す「count」とが含まれる。
例えば、印刷設定履歴501の「featureName」には、集約印刷を示す「集約」が記述されており、「value」には、1枚の印刷媒体に6ページ分の印刷データを集約して印刷する「6in1」が記述されている。印刷設定履歴501の「count」の値は、「1」であり、この印刷設定で印刷処理が1回実行されたことを示す。
印刷設定履歴504の「featureName」には、両面印刷を示す「集約」が記述されており、「value」には、印刷物が左側に開く場合に適した配置を示す「左に開く」が記述されている。印刷設定履歴504の「count」の値は、「2」であり、この印刷設定で印刷処理が2回実行されたことを示す。
印刷設定履歴506の「featureName」には、印刷色を示す「カラー/白黒」が記述されており、「value」には、カラー印刷を示す「カラー」が記述されている。印刷設定履歴506の「count」の値は、「3」であり、この印刷設定で印刷処理が3回実行されたことを示す。
印刷設定履歴508の「featureName」には、ワンクリックアイコンによる印刷を示す「アイコン」が記述されており、「value」には、ワンクリックアイコンによる印刷設定を示す「集約2in1/カラー」が記述されている。ワンクリックアイコンとは、ユーザの選択した特定の印刷設定が関連付けられたアイコンであり、ワンクリックアイコンをクリックすることにより、当該特定の印刷設定による印刷処理が実行される。
ワンクリックアイコンの「value」には、印刷設定画面の起動時に表示される印刷設定の初期値と異なる印刷設定が記述される。図5に示す実施形態では、印刷設定の初期値と異なる集約印刷「2in1」および印刷色「カラー」が記述される。サーバ装置110は、標準設定である印刷設定の初期値を記憶装置204に保存しており、クライアント装置120a,120b,120cから受信した印刷設定情報と当該初期値を比較して「value」の値を記述することができる。
また、印刷設定履歴508には、集約印刷を示す「集約」および印刷色を示す「カラー/白黒」が含まれており、それぞれ「2in1」および「カラー」が記述されている。印刷設定履歴508の「count」の値は、「1」であり、このワンクリックアイコンによって印刷処理が1回実行されたことを示す。
なお、印刷設定履歴500は、印刷設定として集約印刷「6in1」、両面印刷「左側に開く」および印刷色「カラー」が指定された印刷処理、印刷設定として集約印刷「2in1」、両面印刷「左側に開く」および印刷色「カラー」が指定された印刷処理、集約印刷「しない」、両面印刷「しない」および印刷色「白黒」が指定された印刷処理、ワンクリックアイコンによる印刷処理が、それぞれ1回実行されたときに作成される印刷設定履歴である。本実施形態では、ワンクリックアイコンによる印刷設定の利用回数は、その他の印刷設定履歴501〜507の利用回数に加算される。他の実施形態では、ワンクリックアイコンによる印刷設定の利用回数を、他の印刷設定履歴501〜507の利用回数に加算しなくてもよい。
図6は、本発明のサーバ装置110が表示する印刷設定画面の一実施形態を示す図である。印刷設定画面600には、クライアント装置120a,120b,120cのユーザが利用する印刷設定を管理および制限する利用制限画面を表示するボタン601が含まれている。ユーザがボタン601を選択すると、プリンタドライバ200の利用制限情報処理部201は、記憶装置204から利用制限情報を参照し、利用制限画面をサーバ装置110の表示装置に表示する。
図7は、図6に示す印刷設定画面を介してサーバ装置110の表示装置に表示される利用制限画面の一実施形態を示す図である。利用制限画面700は、印刷システム100の管理者であるサーバ装置110のユーザが、クライアント装置120a,120b,120cのユーザが利用可能な印刷設定の種類を管理および制限するためのGUIである。利用制限画面700には、ユーザ名の表示部701と、印刷設定の設定項目の表示部702と、印刷設定の設定値の表示部703と、印刷設定の利用状況の表示部704とが表示される。
表示部701には、クライアント装置120a,120b,120cのユーザ名がリスト形式で表示される。利用制限情報処理部201は、記憶装置204に保存されている総ての印刷設定履歴のファイル名を参照し、印刷設定履歴が保存されているユーザの名称を表示部701に表示する。
ユーザが表示部701に表示されているユーザ名の中から特定のユーザ名を選択すると、利用制限情報処理部201は、選択されたユーザの印刷設定履歴を参照し、当該ユーザの印刷設定の利用状況を表示部704に表示する。ユーザが表示部704の「アイコン」部分にカーソルを合わせると、利用制限情報処理部201は、当該ユーザの印刷設定履歴を参照し、ワンクリックアイコンに関する印刷設定の詳細情報を、吹き出し等の表示部705に表示する。
また、利用制限情報処理部201は、ユーザが表示部701に表示されているユーザ名の中から特定のユーザ名を選択すると、表示部702,703に印刷設定の設定項目および設定値を表示する。
表示部702,703には、クライアント装置120a,120b,120cのユーザが利用可能な印刷設定の設定項目および設定値が表示される。表示部702,703に表示される印刷設定の設定項目および設定値は、サーバ装置110の記憶装置204に保存されており、利用制限情報処理部201は、記憶装置204を参照し、印刷設定の設定項目および設定値を表示部702,703に表示する。
より詳細には、Windows(登録商標)OSを使用する実施形態では、レジストリに形成されたDevmode構造体に印刷設定の「アイコン」以外の設定項目および設定値が関連付けて保存されている。利用制限情報処理部201は、これらの情報をDevmode構造体から取得し、利用制限画面700に表示する。
設定項目「アイコン」は、記憶装置204の印刷設定履歴にワンクリックアイコンによる印刷処理の印刷設定が保存されている場合にのみ表示される設定項目である。利用制限情報処理部201は、記憶装置204の印刷設定履歴を参照し、「featureName」である「アイコン」で識別されるワンクリックアイコンによる印刷処理の印刷設定が存在する場合、設定項目「アイコン」を表示部702に表示する。
表示部703には、表示部702で選択された設定項目に関連付けられた設定値が表示される。例えば、設定項目「集約」が選択されている場合には、集約印刷に関連する設定値「2in1」や「4in1」、「2in1および4in1」、「しない」などが表示される。設定値「2in1」または「4in1」は、「2in1」または「4in1」よる集約印刷を禁止する設定値であり、「2in1および4in1」は、「2in1」および「4in1」よる集約印刷を禁止する設定値である。設定値「しない」は、集約印刷を禁止する設定値である。
表示部701,702,703で印刷設定の利用制限を変更したいユーザ、設定項目および設定値が選択された状態で、管理者が適用ボタン706を選択すると、利用制限情報処理部201は、利用制限情報を生成して記憶装置204に保存する。そして、利用制限情報処理部201は、利用制限情報を制限項目リスト707に表示する。ユーザ名「tanaka」、設定項目「集約」および設定値「しない」が選択された状態で、適用ボタン706が選択されると、利用制限情報処理部201は、ユーザ名「tanaka」で識別されるユーザによる集約印刷を許可しない利用制限情報を生成する。そして、利用制限情報処理部201は、利用制限情報を制限項目リスト707に表示する。
制限項目リスト707には、記憶装置204に保存されている利用制限情報が表示される。利用制限情報処理部201は、利用制限画面700の起動時および利用制限情報の生成時に記憶装置204の利用制限情報を参照し、制限項目リスト707に表示する。
利用制限情報処理部201は、利用制限情報を生成すると、当該利用制限情報に関連するクライアント装置に利用制限情報を送信し、当該クライアント装置の記憶装置214に保存する。
図8は、本発明のサーバ装置110が生成する利用制限情報の一実施形態を示す図である。図8に示す利用制限情報800は、3つの利用制限情報801,802,803が含まれている。
利用制限情報801は、ユーザ名「tanaka」によって識別されるユーザは、集約印刷が制限されることを示す利用制限情報である。利用制限情報801は、利用を制限する設定項目として集約印刷を示す設定項目「Nup」が書き込まれており、その設定値が「しない」となっている。また、利用が制限される対象として、ユーザ名「tanaka」が書き込まれている。
利用制限情報802は、ユーザ名「tanaka」によって識別されるユーザは、両面印刷が制限されることを示す利用制限情報である。利用制限情報802は、利用を制限する設定項目として両面印刷を示す設定項目「Duplex」が書き込まれており、その設定値が「しない」となっている。また、利用が制限される対象として、ユーザ名「tanaka」が書き込まれている。
利用制限情報803は、ユーザ名「ikeda」によって識別されるユーザは、両面印刷が制限されることを示す利用制限情報である。利用制限情報803は、利用を制限する設定項目として設定項目「Duplex」が書き込まれており、その設定値が「しない」となっている。また、利用が制限される対象として、ユーザ名「ikeda」が書き込まれている。
図9は、本発明のサーバ装置110およびクライアント装置120aの機能構成の別の実施形態を示す図である。以下、図9を参照して、図2に示す機能構成との相違点を中心に説明する。
サーバ装置110のプリンタドライバ200は、利用制限情報処理部201と、利用状況管理部202と、画面制御部203とを含んでおり、利用制限情報処理部201は、制限条件作成部205と、印刷設定管理部206とを含んで構成される。
制限条件作成部205は、印刷設定の設定項目、設定値および上限値で構成される印刷設定制限情報を作成する機能手段である。制限条件作成部205は、印刷設定制限情報を処理する利用制限画面をサーバ装置110の表示装置に表示し、ユーザが利用制限画面を介して指定した印刷設定の設定項目、設定値および上限値で構成される印刷設定制限情報を生成する。なお、制限条件作成部205が制御する利用制限画面については、図12を参照して詳述する。
印刷設定管理部206は、印刷処理で利用された印刷設定が、印刷設定制限情報が示す印刷設定の利用回数の上限値を超えているか否か判断する機能手段である。印刷設定管理部206が実行する処理については、図13を参照して詳述する。
図10は、図9に示す実施形態のサーバ装置110が表示する印刷設定画面の一実施形態を示す図である。印刷設定画面1000には、印刷設定の制限回数を設定する利用制限画面を表示するボタン1001が含まれている。ユーザがボタン1001を選択すると、プリンタドライバ200の利用制限情報処理部201の制限条件作成部205が、記憶装置204から印刷設定制限情報を参照し、利用制限画面をサーバ装置110の表示装置に表示する。
図11は、図10に示す印刷設定画面を介して表示される利用制限画面の一実施形態を示す図である。利用制限画面1100は、印刷システム100の管理者であるサーバ装置110のユーザが、クライアント装置120a,120b,120cのユーザが利用可能な印刷設定の利用回数を制限するためのGUIである。利用制限画面1100には、印刷設定の設定項目の表示部1101と、印刷設定の設定値の表示部1102と、印刷設定の利用回数の上限値の表示部1103と、印刷設定の利用制限条件の表示部1104とが表示される。
表示部1101,1102には、クライアント装置120a,120b,120cの総てのユーザが利用可能な印刷設定の設定項目および設定値が表示される。表示部1101,1102,1103に表示される設定項目および設定値は、サーバ装置110の記憶装置204に保存されている。利用制限情報処理部201の制限条件作成部205は、記憶装置204を参照し、これらの情報を表示部1101,1102,1103に表示する。例えば、Windows(登録商標)OSを使用する実施形態では、レジストリに形成されたDevmode構造体に設定項目および設定値が関連付けて保存されている。制限条件作成部205は、これらの情報をDevmode構造体から取得し、利用制限画面1100に表示する。
表示部1103には、表示部1101,1102に表示された印刷設定の設定項目および設定値によって特定される印刷設定の利用回数の上限値が表示される。印刷システム100の管理者は、印刷設定の利用回数の上限値として任意の値を選択することができる。
表示部1104には、印刷設定の利用制限を示す印刷設定制限情報が表示される。利用制限画面1100の起動時には、制限条件作成部205が、記憶装置204から印刷設定制限情報を取得して表示部1104に表示する。制限条件作成部205は、ユーザが決定ボタン1105を選択すると、表示部1101,1102,1103で指定された設定項目、設定値および上限値で構成される印刷設定制限情報を表示部1104に表示する。この状態でユーザが、OKボタン1106または適用ボタン1107を選択すると、表示部1101,1102,1103で指定された設定項目、設定値および上限値で構成される図12に示す印刷設定制限情報1200を生成し、記憶装置204に保存する。
表示部1104の印刷設定制限情報が選択された状態でユーザが削除ボタン1108を選択すると、制限条件作成部205は、当該印刷設定制限情報を表示部1104および記憶装置204から削除する。また、表示部1104の印刷設定制限情報が選択された状態でユーザがリセットボタン1109を選択すると、制限条件作成部205は、印刷設定履歴に含まれる印刷設定のうち当該印刷設定制限情報が示す印刷設定の利用回数を0にリセットする。
図13は、図9に示す実施形態のサーバ装置110のプリンタドライバ200が実行する処理のフローチャートである。以下、図13を参照して、図3に示す印刷処理で利用された印刷設定が、印刷設定制限情報が示す印刷設定の利用回数の上限値を超えているか否か判断する処理について説明する。
図13に示す処理は、図3に示す処理が終了することにより、ステップS1300で開始する。ステップS1301では、利用制限情報処理部201の印刷設定管理部206が、記憶装置204に保存されている印刷設定制限情報を取得する。ステップS1302では、印刷設定管理部206は、直前の印刷処理において、印刷設定制限情報が示す印刷設定で印刷が行われたか否か判断する。印刷設定制限情報が示す印刷設定で印刷が行われなかった場合には(no)、処理をステップS1305に分岐させて終了する。一方、印刷設定制限情報が示す印刷設定で印刷が行われた場合には(yes)、処理をステップS1303に分岐させる。
ステップS1303では、印刷設定管理部206は、印刷履歴情報および印刷設定制限情報を参照し、印刷設定制限情報が示す印刷設定と同一の印刷履歴情報の印刷設定の利用回数が、印刷設定制限情報が示す上限値を超えているか否か判断する。上限値を超えていないと判断した場合には(no)、処理をステップS1305に分岐させて終了する。一方、上限値を超えていると判断した場合には(yes)、処理をステップS1304に分岐させる。ステップS1304では、印刷設定管理部206は、図14に示すような利用制限情報を生成し、ステップS1305で処理が終了する。
図14は、図13に示すステップS1304で生成する利用制限情報の一実施形態を示す図である。利用制限情報1400は、総てのユーザについて両面印刷が制限されることを示す利用制限情報である。利用制限情報1400は、利用を制限する設定項目として設定項目「Duplex」が書き込まれ、その設定値として「しない」が書き込まれている。また、利用が制限される対象として、総てのユーザを示す「all」が書き込まれている。
これまで本実施形態につき説明してきたが、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本実施形態の構成要素を変更若しくは削除し、または本実施形態の構成要素を他の構成要素を追加するなど、当業者が想到することができる範囲内で変更できる。また、いずれの態様においても本発明の作用効果を奏する限り、本発明の範囲に含まれるものである。
100…印刷システム、110…サーバ装置、120a,120b,120c…クライアント装置、130…ネットワーク、140…印刷装置
Claims (8)
- ネットワークを介して接続されたクライアント装置が要求する印刷処理を制御するサーバ装置であって、
前記クライアント装置が送信した印刷設定情報を保存する印刷設定情報保存手段と、
前記印刷設定情報保存手段によって保存されている印刷設定情報を表示すると共に、前記クライアント装置のユーザが指定可能な印刷設定を入力するための利用制限画面を表示する表示制御手段と、
前記表示制御手段によって表示された利用制限画面を介して入力された前記指定可能な印刷設定を制限する利用制限情報を生成する利用制限情報生成手段と、
前記利用制限情報生成手段によって生成された利用制限情報を前記クライアント装置に送信する利用制限情報送信手段と
を含む、サーバ装置。 - 前記利用制限画面には、前記クライアント装置のユーザが指定した印刷設定の履歴情報が表示される、請求項1に記載のサーバ装置。
- 前記サーバ装置は、
前記クライアント装置のユーザが指定する印刷設定の利用回数を制限する利用回数制限手段を含む、請求項1に記載のサーバ装置。 - ネットワークを介して接続されたクライアント装置と、前記クライアント装置が要求する印刷処理を制御するサーバ装置とを含む印刷システムであって、前記サーバ装置は、
前記クライアント装置が送信した印刷設定情報を保存する印刷設定情報保存手段と、
前記印刷設定情報保存手段によって保存されている印刷設定情報を表示すると共に、前記クライアント装置のユーザが指定可能な印刷設定を入力するための利用制限画面を表示する表示制御手段と、
前記表示制御手段によって表示された利用制限画面を介して入力された前記指定可能な印刷設定を制限する利用制限情報を生成する利用制限情報生成手段と、
前記利用制限情報生成手段によって生成された利用制限情報を前記クライアント装置に送信する利用制限情報送信手段と
を含む、印刷システム。 - 前記利用制限画面には、前記クライアント装置のユーザが指定した印刷設定の履歴情報が表示される、請求項4に記載の印刷システム。
- 前記サーバ装置は、
前記クライアント装置のユーザが指定する印刷設定の利用回数を制限する利用回数制限手段を含む、請求項4に記載の印刷システム。 - 前記クライアント装置は、前記利用制限情報を使用して、ユーザが指定することができない印刷設定をユーザに通知する、請求項4〜6のいずれか1項に記載の印刷システム。
- 印刷処理を実行する印刷システムであって、
前記印刷処理の印刷設定を指定する印刷設定情報を保存する印刷設定情報保存手段と、
前記印刷設定情報保存手段によって保存されている印刷設定情報を表示すると共に、ユーザが指定可能な印刷設定を入力するための利用制限画面を表示する表示制御手段と
前記表示制御手段によって表示された利用制限画面を介して入力された前記指定可能な印刷設定を制限する利用制限情報を生成する利用制限情報生成手段と、
前記利用制限情報生成手段によって生成された利用制限情報をユーザに通知する通知手段と
を含む、印刷システム。
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---|---|---|---|
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JP2012241814A JP2014092854A (ja) | 2012-11-01 | 2012-11-01 | 印刷システムおよびサーバ装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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2012
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