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JP2014086856A - ナースコールシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】応答した医療従事者が担当の医療従事者や事前に応答した医療従事者を容易かつ適切に呼び出せるようにする。
【解決手段】応答が行われた場合に、応答した機器を判定して履歴記憶部17に記憶しておく。また、応答が行われた場合に、履歴記憶部17を参照して、直近に応答した機器、および、その前に応答した機器を特定する。そして、それらの機器が携帯端末40であり、応答した携帯端末40を持つ医療従事者とその前に応答した携帯端末40を持つ医療従事者とが一致していない場合に、前に応答した携帯端末40を携帯している医療従事者の氏名、および、その携帯端末40の連絡先情報が表示部46に表示されるので、応答した医療従事者がその前に応答した医療従事者に連絡するために、その前に応答した医療従事者の名前および連絡先を調べる必要がなくなる。また、その前に応答した医療従事者が自身である場合には、余計な情報が表示されない。
【選択図】図1

Description

本発明は、患者からの呼び出しに対して医療従事者が応答することができるナースコールシステムに関する。
一般に、病院などの医療施設や介護施設などでは、ナースコールシステムが用いられている。ナースコールシステムは、医療施設内の病室に居る患者が看護師などのサポートを必要とする際、または介護施設の被介護者が介護師などのサポートを必要とする際に、患者や被介護者(以下、これらをまとめて患者と記載する)がボタン状の呼出操作部を操作することによって看護師や介護師(以下、これらをまとめて医療従事者と記載する)を呼び出すことができるように成されたシステムである。
多くのナースコールシステムは、病室内のベッドの近傍やトイレ、浴室などに設置され、呼出操作部を備えるナースコール子機と、医療従事者が常駐するナースステーションに設置され、患者からの呼び出しを報知するナースコール親機と、病室の出入口付近の廊下側に設置され、病室内の患者の氏名を表示したり、病室内の患者が呼び出しを行っていることを表示したりする廊下灯と、通話やデータの送受信に関する制御を行う制御機とを備えて構成されている。
また、ナースコールシステムの中には、医療従事者が携帯する携帯端末(例えば、PHS(Personal Handy phone System))とPBX(Private
Branch Exchange:電話交換機)とを備え、ナースコール子機から携帯端末に対して呼び出しを行うことができるようになされたものも存在している。
ところで、病院等の運用では、患者に対して特定の医療従事者を担当に設定することが多い。このような運用に対応するために、各医療従事者に携帯端末を携帯させ、患者からの呼び出しを優先的に担当の医療従事者の携帯端末に報知させるようにしたナースコールシステムも提案されている(例えば、特許文献1など)。また、ナースコール親機から担当の医療従事者の携帯端末に呼び出しを行うことができるようにしたナースコールシステムも提案されている(例えば、特許文献2など)。
特開2006−238902号公報 特開2006−60412号公報
しかしながら、上述した特許文献1に記載の技術では、患者からの呼び出しに対して担当の医療従事者が設定されていたとしても、担当の医療従事者が応答するとは限らない。例えば、担当の医療従事者が他の業務で手が放せず応答できないときに、他の医療従事者が代わりに応答する場合がある。また、患者の病室の近くを通りかかった他の医療従事者が応答する場合もある。
このような場合に、患者からの呼び出しに応答した医療従事者は、その患者に対する適切な対応方法を担当の医療従事者に確認したいと思うことがある。その場合、担当の医療従事者の携帯端末を呼び出すことがある。ところが、応答した医療従事者が患者の担当の医療従事者を記憶していない場合には、呼び出しに応答した医療従事者は、担当の医療従事者の名前やその医療従事者が携帯している携帯端末の連絡先である電話番号を調べなければいけなくなる。
担当の医療従事者の名前や電話番号は、ナースコール親機によって調べることが可能ではあるものの、その作業のために工数がかかってしまうという問題があった。また、このような場合において、担当の医療従事者が複数存在している場合には、応答した医療従事者は、どの医療従事者の携帯端末を呼び出せば良いのか判断できなくなってしまうという問題もあった。
また、担当の医療従事者以外の医療従事者が患者からの呼び出しに応答し、何らかの処置を行った場合に、その後に患者からの呼び出しに応答した医療従事者は、その患者に対してどのような処置が行われていたかを応答した医療従事者に確認したいと思うことがある。ところが、このような場合でも、応答した医療従事者の名前を調べたり、応答した医療従事者が携帯している携帯端末の電話番号を調べたりするために工数がかかってしまうという問題があった。
本発明は、このような問題を解決するために成されたものであり、患者からの呼び出しに対して応答した医療従事者が担当の医療従事者や事前に応答した医療従事者を容易かつ適切に呼び出すことができるようにすることを目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明では、ナースコール子機からの患者の呼び出しに対して応答が行われた場合に、応答した機器を判定して履歴として記憶しておくとともに、ナースコール子機からの呼び出しに対して応答が行われた場合、または、その後に所定の操作が行われた場合に、履歴を参照して直近に呼び出しに応答した機器およびその前に応答した機器を特定する。そして、それらの機器がともに携帯端末であり、応答した携帯端末を携帯している医療従事者とその前に応答した携帯端末を携帯している医療従事者とが一致していない場合、または、それらの機器のうち直近に応答した機器が所定の場所に設置されたナースコール親機である場合に、直近に応答した携帯端末の前に応答した携帯端末、または、応答したナースコール親機の前に応答した携帯端末を特定し、その携帯端末を携帯している医療従事者の氏名、および、その携帯端末の連絡先を示す連絡先情報を表示させるようにしている。
上記のように構成した本発明によれば、患者からの呼び出しに対して医療従事者が応答した場合、または、その後に所定の操作が行われた場合に、応答した医療従事者がその前に応答した医療従事者と同一人物ではないとき、または、医療従事者が特定の場所に設置されているナースコール親機にて応答したときに、その前に応答した医療従事者の名前およびその医療従事者が携帯する携帯端末の連絡先が表示されるので、応答した医療従事者がその前に応答した医療従事者に連絡するために、その前に応答した医療従事者の名前および連絡先を調べる必要がなくなる。また、その前に応答した医療従事者が自身である場合には、医療従事者の名前および連絡先が表示されないので、応答した医療従事者に対して余計な情報が表示されない。
本実施形態によるナースコールシステムの構成例を示すブロック図である。 本実施形態によるナースコールシステムの記憶部に記憶される情報の例を示す図である。 本実施形態によるナースコールシステムの履歴記憶部に記憶される情報の例を示す図である。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。なお、ここでは医療施設に設置される看護支援用のナースコールシステムを例にとって説明するが、本実施形態のナースコールシステムは、医療施設に設置されるものに限定されない。例えば、介護施設などに設置される場合にも適用可能である。図1は、本実施形態によるナースコールシステムの構成例を示すブロック図である。図1において、1はナースコール子機であり、患者のベッドの近傍などに設置され、患者によって使用される。ここで、ナースコール子機1は、各ベッドに設置されている。また、ナースコール子機1は、子機制御部2、呼出操作部3、子機インターフェース4を備えて構成されている。
10はナースコール親機であり、医療従事者が常駐するナースステーションなどの所定の場所に設置される。また、ナースコール親機10は、後述する複数の携帯端末40のうち、どの携帯端末40に対してナースコール子機1からの呼び出しを報知させるかを決定するためのものである。ここで、ナースコール親機10は、制御部11、インターフェース12、報知部13、応答操作部14、記憶部15、機器判定部16、履歴記憶部17、応答者判定部18を備えて構成されている。
20は主装置であり、病院内の通信センターなどに設置されていて、例えば、後述する携帯端末40のPBXなどにより構成されている。30は無線装置であり、主装置20と携帯端末40とが無線通信するための無線基地局である。40は、各医療従事者により携帯される携帯端末であり、無線装置30との間で無線通信が可能である。ここで、主装置20は、制御装置10に接続されている。また、無線装置30は、病院内の各所に設置されていることが好ましく、携帯端末40が病院内のどの場所にあっても無線装置30と通信可能となることが好ましい。
携帯端末40は、医療従事者によって携帯され、患者からの呼び出しに対して応答するために使用される。ここで、携帯端末40は、携帯端末制御部41、無線送受信部42、携帯報知部43、携帯応答操作部44、表示制御部45、表示部46、実行部47を備えて構成されている。
まず、ナースコール子機1の各構成要素について説明する。子機制御部2は、ナースコール子機1の各構成要素を後述するように制御するためのものであり、CPU(Central Processing Unit)などにより構成されている。呼出操作部3は、患者が医療従事者を呼び出す際に操作するためのものである。
子機インターフェース4は、ナースコール子機1とナースコール親機10および携帯端末40とを接続して通信を行うためのものである。呼び出しを行う場合、患者は呼出操作部3を操作する。すると、子機制御部2は呼出信号を生成する。ここで、呼出信号には、このナースコール子機1を他のナースコール子機1と識別するための子機識別情報が含まれる。また、子機識別情報としては、ベッド番号などの情報が用いられる。子機制御部2は、生成した呼出信号を子機インターフェース4によりナースコール親機10へ出力する。
次に、ナースコール親機10の各構成要素について説明する。制御部11は、ナースコール親機10の各構成要素を後述するように制御するためのものであり、CPUなどにより構成されている。インターフェース12は、ナースコール親機10とナースコール子機1とを接続して通信を行うためのものであり、ナースコール子機1から出力された呼出信号を入力する。また、インターフェース12は、ナースコール親機10と主装置20とを接続して通信を行い、呼び出す携帯端末40の識別情報を含む呼出信号を主装置20へ出力するとともに、主装置20から応答信号を入力する。
報知部13は、スピーカーやディスプレイ、ランプなどにより構成されており、患者による呼び出しが行われたことを、スピーカーから音を出力したり、ディスプレイに表示したり、ランプを点滅/点灯させたりして報知する。
応答操作部14は、フックスイッチなどにより構成されている。ここで、通話に使用するハンドセット(図示せず)をオフフックした場合にフックスイッチの操作が解除され、ハンドセットをオンフックした場合にフックスイッチの操作が行われる。報知部13が動作している状態で、ハンドセットがオフフックされると、フックスイッチの操作が解除され、患者からの呼び出しに対して応答が行われる。すると、制御部11は報知部13の動作を停止させる。
記憶部15は、図2に示すように、医療従事者の氏名を示す医療従事者情報と、その医療従事者が携帯している携帯端末40の識別情報と、その携帯端末40の連絡先(例えば、電話番号など)を示す連絡先情報とを関連付けて記憶している。例えば、医療従事者情報が「○○ ○美」の医療従事者が携帯している携帯端末40の識別情報は「001」であり、その連絡先情報は「101」である。また、医療従事者情報が「○○ ○子」の医療従事者が携帯している携帯端末40の識別情報は「002」であり、その連絡先情報は「102」である。また、医療従事者情報が「○○ ○代」の医療従事者が携帯している携帯端末40の識別情報は「003」であり、その連絡先情報は「103」である。
また、記憶部15は、子機識別情報と、その子機識別情報によって特定されるナースコール子機1を使用している患者を担当する医療従事者が携帯している携帯端末の識別情報とを関連付けて記憶している。
インターフェース12が呼出信号を入力すると、制御部11は、記憶部15を参照して、呼出信号に含まれる子機識別情報に関連付けて記憶されている識別情報を取得し、その識別情報を含む呼出信号を生成して、その呼出信号をインターフェース12により主装置20へ出力する。
なお、本実施形態では、子機識別情報と識別情報とを関連付けて記憶しておくことで、患者からの呼び出しを、その患者を担当する医療従事者の携帯している携帯端末で報知を行うようにしているが、これに限定されない。例えば、子機識別情報と識別情報とを関連付けて記憶させず、あるナースコール子機1からの呼び出しを全ての携帯端末40で報知させるようにしても良い。
インターフェース12が呼出信号を出力した後に携帯端末40から応答信号を入力すると、制御部11は、応答信号に含まれる識別情報を取得し、この識別情報が呼出信号に含まれていたものと同一であれば、報知部13の動作を停止させる。また、制御部11は、応答した携帯端末40以外の携帯端末40の報知を停止するための復旧信号を各携帯端末40へ送信する。上述したように、応答信号には応答した携帯端末40の識別情報が含まれている。
機器判定部16は、ナースコール子機1からの呼び出しに対して応答した機器を判定するためのものである。ここで、ナースコール子機1からの呼び出しに対して、応答操作部14が操作された場合には、機器判定部16は、応答した機器がナースコール親機10であると判定する。
一方、ナースコール子機1からの呼び出しに対して、インターフェース12が応答信号を入力した場合には、機器判定部16は、応答信号に含まれる識別情報とインターフェース12から出力した呼出信号に含まれている識別情報とを比較することで、応答した機器が携帯端末40であると判定するとともに、識別情報により応答した携帯端末40を特定する。また、機器判定部16は、判定結果を各携帯端末40へ出力する。
履歴記憶部17は、ナースコール子機1からの呼び出しに対して応答した機器を履歴情報として患者毎に記憶する。すなわち、履歴情報は、機器判定部16による判定結果を患者毎に蓄積したものである。ここで、履歴記憶部17は、カレンダー装置や時計装置(ともに図示せず)から現在日時情報を取得することで応答した日時を特定し、履歴情報として記憶する。
具体的には、図3に示すように、履歴記憶部17は、ある患者「○○ ○男」について、「2012年10月3日12:15」に識別情報「001」の携帯端末40にて応答が行われており、「2012年10月3日15:39」に識別情報「002」の携帯端末40にて応答が行われているとする。この状態で、患者「○○ ○男」のナースコール子機1による呼び出しが行われ、識別情報「001」の携帯端末40にて応答が行われると、その履歴情報(「2012年10月3日17:05」、識別情報「001」)が直近の応答として履歴記憶部17に記憶される。
なお、本実施形態では、履歴記憶部17は、カレンダー装置や時計装置から現在日時情報を取得して応答した日時を特定して履歴情報として記憶しているが、これに限定されない。例えば、応答した順番に機器の情報を並べるだけでも良い。
応答者判定部18は、応答した携帯端末40を携帯している医療従事者と、その前に応答した携帯端末40を携帯している医療従事者とが一致しているか否かを判定する。具体的には、ナースコール子機1からの呼び出しに対して応答が行われた場合に、応答者判定部18は、履歴記憶部17に記憶されている履歴情報を参照し、直近に応答した機器およびその前に応答した機器を特定する。ここで、直近に応答した機器は、上記応答を行った携帯端末40と同一である。
直近に応答した機器およびその前に応答した機器が携帯端末40であると機器判定部16にて判定した場合に、応答者判定部18は、履歴記憶部17の履歴情報を参照し、直近に応答した携帯端末40の識別情報の前に記憶されている識別情報を取得する。そして、応答者判定部18は、記憶部15を参照し、取得した識別情報に関連付けて記憶されている医療従事者情報と、その前に応答した携帯端末40の識別情報に関連付けて記憶されている医療従事者情報とを取得し、両者が一致するか否かを判定する。
なお、本実施形態では、応答者判定部18は、医療従事者情報同士を比較しているが、これに限定されない。例えば、応答者判定部18が各携帯端末40の識別情報同士を比較するようにしても良い。ただし、日時によって医療従事者が異なる携帯端末40を携帯するような場合には、日時により医療従事者が携帯している携帯端末40を記憶しておき、その日時に応答した医療従事者を特定する必要がある。
ここで、応答者判定部18は、前に応答した携帯端末40を携帯している医療従事者を示す医療従事者情報を判定結果情報として各携帯端末40へ出力する。このとき、応答者判定部18は、記憶部15を参照して、前に応答した携帯端末40の識別情報を併せて出力する。また、判定結果情報には、直近に応答した携帯端末40の識別情報も付加される。これは、判定結果情報を受け取る携帯端末40を特定するためである。
次に、携帯端末40の各構成要素について説明する。携帯端末制御部41は、携帯端末40の各構成要素を後述するように制御するためのものであり、CPUなどにより構成されている。無線送受信部42は、携帯端末40が無線装置30との間で無線通信を行うためのものである。携帯報知部43は、スピーカーや表示ディスプレイ、ランプなどにより構成されており、呼び出しが行われたことを報知するためのものである。ここで、報知の方法は、上述した報知部13と同様である。
携帯応答操作部44は、携帯報知部43が報知を行っている際に、携帯端末40を携帯している医療従事者により操作される。この操作により、携帯端末制御部41は携帯端末報知部43の動作を停止させる。また、携帯応答操作部44が操作されると、携帯端末制御部41は、応答信号を生成して、無線送受信部42により送信させる。ここで、応答信号には、この携帯端末40を他の携帯端末40と識別するための識別情報が含まれる。
表示制御部45は、直近に応答した携帯端末40を携帯する医療従事者と、その前に応答した携帯端末40を携帯する医療従事者とが一致していないとナースコール親機10の応答者判定部18にて判定した場合、または、直近に応答した機器がナースコール親機10であるとナースコール親機10の機器判定部16にて判定した場合に、前に応答した携帯端末40を携帯している医療従事者を示す医療従事者情報および、その携帯端末40の連絡先を示す連絡先情報を後述する表示部46に表示させる。表示部46は、応答した携帯端末40の前に応答を行った携帯端末40を携帯している医療従事者を示す医療従事者情報とその携帯端末40への連絡先情報とを表示する。
具体的には、無線送受信部42が判定結果情報を受信すると、携帯端末制御部41は、判定結果情報に含まれる識別情報を調べ、その識別情報が自装置の識別情報と一致した場合に、その判定結果情報を取得する。判定結果情報を取得すると、携帯端末制御部41は、判定結果情報に含まれる医療従事者情報と連絡先情報とを表示制御部46へ出力する。すると、表示制御部45は、入力した医療従事者情報および連絡先情報を表示部46に表示させる。
なお、本実施形態では、直近の応答を携帯端末40にて行なっているが、直近の応答をナースコール親機10の応答操作部14にて行った場合には、ナースコール親機10の制御部11は、その前に応答した携帯端末40を携帯している医療従事者の医療従事者情報およびその携帯端末40への連絡先情報を報知部13などのディスプレイに表示する。
実行部47は、連絡先情報により特定される携帯端末40を呼び出すために操作される。ここで、実行部47は、連絡先情報を表示する表示部46の近傍に設置されるボタンであっても良いし、表示部46がタッチパネルにより構成されている場合に連絡先情報と同じ位置または近傍に表示されていても良い。また、実行部47は、必須の構成要素ではなく、実行部47の操作の代わりに連絡先を携帯端末40のテンキー(図示せず)などで直接入力するようにしても良い。
以上詳しく説明したように、本実施形態によれば、ナースコール子機1からの呼び出しに対して応答が行われた場合に、応答した機器を機器判定部16にて判定して履歴情報として履歴記憶部17に記憶しておく。また、ナースコール子機1からの呼び出しに対して応答が行われた場合に、履歴記憶部17の履歴情報を参照して、直近に呼び出しに応答した機器、および、その前に応答した機器を特定する。そして、それらの機器がともに携帯端末40であり、応答した携帯端末40を携帯している医療従事者とその前に応答した携帯端末40を携帯している医療従事者とが一致していない場合に、表示制御部40は、直近に応答した携帯端末40の前に応答した携帯端末40を携帯している医療従事者の氏名、および、その携帯端末40の連絡先情報を表示部46に表示させるようにしている。また、それらの機器のうち直近に応答した機器が所定の場所に設置されたナースコール親機10である場合に、制御部11は、ナースコール親機10の前に応答した携帯端末40を携帯している医療従事者の氏名、および、その携帯端末40の連絡先情報を報知部13に表示させるようにしている。
これにより、患者からの呼び出しに対して医療従事者が応答した場合に、応答した医療従事者がその前に応答した医療従事者と同一人物ではないとき、または、医療従事者が特定の場所に設置されているナースコール親機10にて応答したときに、その前に応答した医療従事者の名前およびその医療従事者が携帯する携帯端末40の連絡先が表示されるので、応答した医療従事者がその前に応答した医療従事者に連絡するために、その前に応答した医療従事者の名前および連絡先を調べる必要がなくなる。また、その前に応答した医療従事者が自身である場合には、医療従事者の名前および連絡先が表示されないので、応答した医療従事者に対して余計な情報が表示されない。
なお、上述した本実施形態では、携帯端末40の携帯応答操作部44を操作して、前に応答した携帯端末40を他の医療従事者が携帯している場合に、前に応答した医療従事者の氏名とその携帯端末40の連絡先情報とが表示部46に表示されるが、これに限定されない。例えば、携帯端末40に確認ボタン(図示せず)を設け、携帯応答操作部44を操作して呼び出しに応答した後で確認ボタンが操作された場合に、前に応答した携帯端末40を他の医療従事者が携帯しているときに、前に応答した医療従事者の氏名とその携帯端末40の連絡先情報とを表示部46に表示するようにしても良い。
また、上述した本実施形態では、表示制御部45を携帯端末40に設けているが、これに限定されない。例えば、表示制御部をナースコール親機10に設けるようにしても良い。
その他、上記実施形態は、本発明を実施するにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその精神、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
1 ナースコール子機
2 子機制御部
3 呼出操作部
4 子機インターフェース
10 ナースコール親機
11 制御部
12 インターフェース
13 報知部
14 応答操作部
15 記憶部
16 機器判定部
17 履歴記憶部
18 応答者判定部
20 主装置
30 無線装置
40 携帯端末
41 携帯端末制御部
42 無線送受信部
43 携帯端末報知部
44 携帯端末応答操作部
45 表示制御部
46 表示部
47 実行部

Claims (1)

  1. 患者が使用するナースコール子機からの呼び出しに対し、医療従事者が携帯する携帯端末、または、特定の場所に設置されたナースコール親機にて応答可能なナースコールシステムであって、
    前記医療従事者の名前を示す医療従事者情報と前記医療従事者が携帯する携帯端末を他の携帯端末と識別するための識別情報とその携帯端末の連絡先を示す連絡先情報とを関連付けて記憶する記憶部と、
    前記ナースコール子機からの呼び出しに対して応答した機器を判定する機器判定部と、
    前記機器判定部での判定結果を履歴として記憶する履歴記憶部と、
    前記ナースコール子機からの呼び出しに対して応答が行われた場合に、または、その後に所定の操作が行われた場合に、前記履歴記憶部を参照して、直近に応答した機器およびその前に応答した機器を特定し、それらの機器が前記携帯端末であるときには、その携帯端末の識別情報の前に記憶されている識別情報を取得するとともに、前記記憶部を参照して、応答した携帯端末の前記識別情報とその前に応答した携帯端末の前記識別情報とに関連付けて記憶されている医療従事者情報を取得し、両者が一致するか否かを判定する応答者判定部と、
    前記両者が一致していないと前記応答者判定部にて判定した場合、または、前記直近に応答した機器が前記ナースコール親機であると前記機器判定部にて判定した場合に、前記記憶部を参照して、前記直近に応答した携帯端末の識別情報の前に記憶されている識別情報、または、応答したナースコール親機の前に応答した携帯端末の識別情報を取得するとともに、取得した識別情報に関連付けて記憶されている前記医療従事者情報を取得し、この医療従事者情報およびこの医療従事者情報に関連付けて記憶されている連絡先情報を表示させる表示制御部と、
    を備えたことを特徴とするナースコールシステム。
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