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JP2014085541A - 画像形成装置 - Google Patents

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JP2014085541A
JP2014085541A JP2012234867A JP2012234867A JP2014085541A JP 2014085541 A JP2014085541 A JP 2014085541A JP 2012234867 A JP2012234867 A JP 2012234867A JP 2012234867 A JP2012234867 A JP 2012234867A JP 2014085541 A JP2014085541 A JP 2014085541A
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Yasuyuki Aiko
靖之 愛甲
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Abstract

【課題】 トナーボトルの回転駆動中はトナーボトル内のトナーの残量を検知することができなかった。
【解決手段】 トナーボトル5と、トナーボトル5を回転駆動することでトナーボトル5からトナーを排出させるボトルモータ51と、トナーボトルの重量に応じて変位するたわみ部材55と、たわみ部材55の変位量に応じた信号を出力する歪センサ56と、ボトルモータ51によりトナーボトルを回転駆動させる場合、トナーボトルが回転する前に歪センサ56から出力される信号と、トナーボトル5が回転することでトナーボトル5から排出されるトナーの量とに基づいて、トナーボトル5内のトナーの残量を検知するCPU61と、を有する。
【選択図】 図4

Description

本発明は、現像剤を収容する収容容器から補給される現像剤を用いて画像を形成する画像形成装置に関するものである。
電子写真方式の画像形成装置は、感光体上に形成された静電潜像を、現像器内の現像剤(以下、トナーと称す。)を用いて現像することでトナー像を形成する。現像器内に蓄積できるトナーの量には限りがあるので、画像形成装置本体に着脱可能な収容容器(以下、トナーボトルと称す。)から現像器へ適宜トナーを補給する構成が知られている。
トナーボトルが画像形成装置本体に装着された状態で、トナーボトルが回転駆動されると、このトナーボトル内のトナーが画像形成装置内のトナーホッパーに一旦補給される。そして、画像形成装置がトナー像を形成することで現像器内のトナーが消費され、その分のトナーがトナーホッパーから現像器に補給される。
トナーホッパーには、トナーホッパー内のトナーの量を検知する残量センサが設けられている。この残量センサによってトナーホッパー内のトナーが所定量以下となったことが検知されると、トナーボトルが回転駆動されて、トナーボトルからトナーホッパーにトナーが補給される。
画像形成装置は、トナーボトルを所定時間回転させても残量センサによってトナーホッパー内のトナーが所定量よりも増えたことが検知されなければ、トナーボトルが空であると判定し、そのことをユーザに報知するためのメッセージが表示部に表示される。これにより、ユーザがトナーの充填されたトナーボトルを画像形成装置に装着することで再びトナーボトルからトナーホッパーを介して現像器にトナーが補給される。
このような構成とした場合、トナーボトルを回転している間にトナーボトル内のトナーが空となっても、このトナーボトルを所定時間回転し続けなければならないので、トナーボトルが空であることを判定するまでに時間がかかっていた。そこで、圧力センサによってトナーボトルの重量を測定することでトナーボトル内のトナーの残量を直接検知する方法が提案されている(特許文献1)。
特開2004−286793号公報
しかしながら、トナーボトルを回転させている間、圧力センサの出力値は図5のように安定しない。これは、トナーボトルを回転させることで圧力センサがトナーボトルの振動を検知してしまうからである。すなわち、特許文献1の方法は、トナーボトルを回転させてトナーを補給している間、トナーボトル内のトナーがどれだけ排出されたのかを正確に検知することができず、このトナーボトルが空であることを検出することができないという問題があった。
そこで、本発明の目的は、トナーボトルの回転駆動中であってもトナーボトル内のトナーの残量を検知することができる画像形成装置を提供することである。
上記課題を解決するため請求項1に記載の画像形成装置は、感光体上に形成された静電潜像をトナーで現像することによりトナー像を形成する現像手段を備えた画像形成装置であって、トナーを収容する収容容器を支持する支持手段と、前記支持手段によって支持される部材の重量により受ける力に応じた信号を出力する出力手段と、前記収容容器を回転駆動することで前記収容容器から前記現像手段にトナーを補給する駆動手段と、前記収容容器の回転回数を計数する計数手段と、前記駆動手段により前記収容容器を回転駆動させていない状態で前記出力手段から出力される信号に基づき、前記収容容器内のトナーの量を検知する第1の検知手段と、前記第1の検知手段により検知される前記収容容器が回転駆動される前の前記収容容器内のトナーの量と、前記計数手段により計数される前記収容容器の回転回数とに基づいて、回転駆動中の前記収容容器内のトナーの量を予測する予測手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、トナーボトルの回転駆動中であってもトナーボトル内の残量を検知することができる。
画像形成装置の構成を示す概略断面図 画像形成装置の制御ブロック図 画像形成装置の画像形成処理を示すフローチャート図 トナーボトルの残量検知処理を示すフローチャート図 トナーボトルの残量の変化を示す図
図1は、画像形成装置の構成を示す概略断面図である。
この画像形成装置は矢印方向に回転する感光体である感光ドラム1の周囲に帯電器2、露光装置3、現像手段である現像器4、転写装置7、分離装置8が配置されている。感光ドラム1は帯電器2によって一様に帯電され、露光装置3によって画像データに基づく光Eが露光されると、感光ドラム1上に静電潜像が形成される。現像器4は感光ドラム1上の静電潜像をトナーによって現像してトナー像を形成する。
感光ドラム1上のトナー像は、感光ドラム1の矢印A方向への回転によって転写装置7と対向する位置に搬送される。このとき、不図示の搬送路を介して、感光ドラム1上のトナー像と接触するようにタイミングが制御されて記録材Pが搬送される。転写装置7は、感光ドラム1上のトナー像と記録材Pとが接触する位置に転写電圧を印加することで、このトナー像を記録材Pに転写する。トナー像を担持した記録紙Pは分離装置8で感光ドラム1から分離された後、不図示の定着器において熱と圧力によってトナー像が溶融されて記録材Pに定着される。
さらに、画像形成装置は、画像形成装置本体に着脱可能なトナーボトル5、トナーボトル5を回転駆動させるボトルモータ51、トナーボトル5を回転自在に支持する支持材52、支持材52によって支持される部材の重量を検知するための歪センサ56を備えている。
現像器4は、現像器4内のトナーの残量を検知するためのトナーセンサ43と、現像器4内のトナーを撹拌する撹拌スクリュー42を有している。本実施形態では、トナーセンサ43によって現像器4内のトナーの残量が所定量よりも少ないことが検知されると、ボトルモータ51によってトナーボトル5が回転することでトナーボトル5から搬送路53を介して現像器4にトナーが直接補給される構成とした。
トナーボトル5の内面には、トナーボトル5の回転に伴って排出口に向けて搬送できるように螺旋状の凹凸が設けられている。トナーボトル5内のトナーは、ボトルモータ51によるトナーボトル5の矢印R方向への回転によって、トナーボトル5の排出口へと搬送され、排出口から搬送路53を介して現像器4内へと落下する。なお、トナーボトル5はトナーを収容する収容容器に相当する。
支持材52は、一方の端部が支点54となっており、鉛直方向下向きに突出する押圧部材58を有している。この押圧部材58は、画像形成装置本体に一体に設けられたたわみ部材55によって支えられる。なお、たわみ部材55は、ばね性をもって伸縮可能であり、トナーボトル5を画像形成装置本体に装着するとトナーボトル5の重量に応じた変形量分だけ弾性変形する部材であればどのようなものであってもよい。これにより、トナーボトル5が支持材52に装着されると、このトナーボトル5と支持材52の総重量に応じて支持材52が支点54を中心に回動してたわみ部材55を撓ませる。ここで、たわみ部材55は、支持材52に支持されるトナーボトル5等の部材の重量に応じて変形する変形部材に相当する。
歪センサ56は、たわみ部材55に貼り付けられた歪ゲージを備え、たわみ部材55のたわみ量に応じて歪ゲージの抵抗値が変化すると、この歪ゲージの抵抗値の変化に応じて出力値を変化させる。つまり、歪センサ56はたわみ部材55(図1)に掛かる重量Wに応じた出力値を出力する。即ち、歪センサ56は、たわみ部材55の変形量に応じた信号を出力する出力手段として機能する。
図2は、画像形成装置の制御ブロック図である。
CPU61は、画像形成装置全体を制御する制御回路である。ROM60には、画像形成装置で実行される各種処理を制御するための制御プログラムが格納されている。また、RAM62は、CPU61が処理のために使用するシステムワークメモリである。CPU61は、外部のPC等と通信可能に接続されるI/F200を備えている。表示部300は画像形成装置の本体に設けられた液晶ディスプレイである。
画像形成部100、トナーセンサ43、ボトルモータ51、歪センサ56は、図1にて説明したので詳細な説明を省略する。なお、本実施形態のトナーセンサ43は、現像器4内のトナーの量に基づいて変化する透磁率に応じた信号を出力するセンサを用いる。現像トナー検知部66は、トナーセンサ43から出力される信号に基づいて現像器4内のトナーの量を検知する。なお、トナーセンサ43は、現像器4内のトナーの量に基づいて変化する透磁率に応じた信号を出力するセンサに限定されず、現像器4内のトナーの量を検知できるセンサであれば、どのようなセンサであってもよい。
重量算出部63は、歪センサ56から出力される信号に基づいてたわみ部材55(図1)に掛かる重量Wを検知し、重量Wからボトルモータ51等の駆動部や支持材52の重量Kと、空のトナーボトル5の重量Eとを減算した値に基づいてトナーボトル5のトナー残量Tiを算出する。
Ti=β×(W−K−E) ・・・(式1)
ここで、ボトルモータ51等の駆動部や支持材52の重量K、及び、空のトナーボトル5の重量Eは予め決まった重量となっている。なお、係数βはトナーボトル5内のトナーの重量をトナー残量Tiに変換するための変換係数であり、実験によって予め決定されている。
モータドライバ50はCPU61から出力される駆動信号に応じてボトルモータ51を制御してトナーボトル5を回転駆動する。ボトルモータ51の軸にはロータリエンコーダ57が設けられている。ロータリエンコーダ57はボトルモータ51の軸の回転量(回転角度)に応じた信号を出力する。
回転数積算部64は、ロータリエンコーダ57から出力される信号に基づいてトナーボトル5の回転回数Nを計数する。なお、回転数積算部64は、CPU61から出力される信号に応じて、回転回数Nを0に初期化する。トナー排出量算出部65は、トナーボトル5をN回転させたときに、このトナーボトル5から現像器4に排出されたトナーの排出量Jを算出する。なお、トナーの排出量Jを算出する式は式2で表される。
J=α×N ・・・(式2)
ここで、αはトナーボトル5を1周回転させたときにトナーボトル5から排出されるトナーの量であり、予め実験によって測定された値である。
つまり、トナーボトルが停止している場合、重量算出部63がたわみ部材55に掛かる重量Wに基づいてトナー残量Tiを算出する。そして、CPU61は重量算出部63によって算出されたトナー残量Tiに基づいてトナーボトル5が空であるか否かを判定する。
一方、トナーボトル5が回転している間は以下のようにトナー残量を予測する。即ち、トナーボトル5を回転させる前に重量算出部63によって算出されたトナー残量Tiとその後のトナーボトル5の回転回数とに基づいて、トナーボトル5が1回転する度にトナー排出量算出部65がトナー残量(予測値Ti´)を予測する。そして、CPU61はトナー排出量算出部65によって予測されたトナー残量の予測値Ti´に基づいて、トナーボトル5が1回転する度に、このトナーボトル5が空であるか否かを判定する。
次に、図3は本実施形態の画像形成装置が画像を形成する際のCPU61の動作を説明するフローチャートである。なお、図3のフローチャートの処理はCPU61がROM60に格納されたプログラムを読み出すことにより実行される。
画像形成装置の主電源がオンされると、CPU61はステップS200に進み、外部のPC等からI/F200を介して画像データが転送されるまで待機する。CPU61はステップS200において画像データを受信するとステップS201に進み、前述の画像形成動作によって画像データに基づくトナー像を記録材P上に形成する。これにより、画像形成部100は、現像器4内のトナーを消費して記録材P上にトナー像を形成する。
次いで、CPU61は、ステップS202において画像形成すべき全ての画像の形成が終了したか否かを判定する。そして、画像形成すべき全ての画像を形成した場合、CPU61は、ステップS200へ移行する。
一方、ステップS202において、全ての画像の形成が終了していない場合、CPU61はステップS201へ移行し、画像データに含まれる次の画像の形成を開始する。
次に、図3のフローチャートの処理と平行して実施されるトナーの補給動作について、図4のフローチャートに基づいて説明する。なお、図4のフローチャートの処理はCPU61がROM60に記憶されたプログラムを読み出すことによって実行される。
画像形成装置の主電源がオンされると、CPU61はステップS100に進み、重量算出部63によってトナー残量Tiを検知する。このとき、トナーボトル5は回転していないので、歪センサ56から出力される信号は変動しない。そのため、重量算出部63は歪センサ56の出力信号に応じたトナーボトル5内のトナー残量Tiを算出できる。ここで、CPU61と重量算出部63とは、歪センサ56から出力される信号に基づいてトナーボトル5内のトナーの残量を検知する第1の検知手段として機能する。
CPU61は、ステップS100においてトナー残量Tiを検知した後、ステップS101に進み、トナー残量Tiが所定値、例えば0よりも多いか否かを判定する。即ち、ステップS101において、CPU61はトナーボトル5が空であるか否かを判定する。なお、ステップS101において、CPU61は、歪センサ56の検知誤差を考慮し、トナー残量Tiが所定値Teよりも多いか否かを判定する構成としてもよい。
ステップS101においてトナー残量Tiが0よりも多い場合、CPU61はトナーボトル5が空でないと判定してステップS102へ進み、画像形成部100が画像形成中か否かを判定する。即ち、CPU61はステップS102において、画像形成部100が画像データに基づく画像を形成しているか否かを判定する。そして、画像形成部100が画像形成中であれば、CPU61はステップS103に進み、現像器4内のトナーの量を現像トナー検知部66によって検知する。
次いで、CPU61はステップS104に進み、画像形成動作によって現像器4内のトナーの量が閾値未満となったか否かを判定する。ステップS104において、現像器4内のトナーの量が閾値以上であれば、CPU61は現像器4内のトナーが不足していないと判定してステップS102へ移行する。即ち、CPU61はステップS102からステップS104を繰り返すことによって、現像器4内のトナーの量が閾値未満となるまで待機する。
一方、ステップS104において現像器4内のトナーの量が閾値未満となると、CPU61は現像器4内のトナーの量が適正な現像動作のために必要な量よりも少ないと判定してトナーボトル5から現像器4へトナーを補給するためにステップS105に進み、回転回数Nを初期化する。即ち、ステップS105において、CPU61は、回転数積算部64によって積算される回転回数Nの値を0にリセットする。
次いで、CPU61はステップS106へ進み、トナーボトル5を回転駆動させるためにモータドライバ50に駆動信号を出力すると共に、回転回数Nの値を1カウントアップする。モータドライバ50は駆動信号が入力されるとボトルモータ51を制御してトナーボトル5を1回転させる。これにより、トナーボトル5から現像器4にトナーが補給される。ここで、ボトルモータ51は、トナーボトル5を回転駆動することでトナーボトル5から現像器4にトナーを補給する駆動手段として機能する。
CPU61は、トナーボトル5が1回転し終える前にステップS107へ進み、トナーボトル5を1回転させた後のトナーボトル5内のトナー残量(予測値Ti´)を予測する。即ち、CPU61は、トナーボトル5の連続回転中の1回転毎に、このトナーボトル5内のトナー残量を予測している。
トナー残量の予測値Ti´は式3で示すように、トナーボトル5を回転する前に検知されるトナー残量Tiとトナーボトル5を回転することでトナーボトル5から排出されたトナーの量Jとの差分によって算出される。
Ti´=Ti−J ・・・(式3)
トナー残量TiはステップS100において重量算出部63によって算出された値である。トナーの排出量Jはトナー排出量算出部65によって算出される。ここで、CPU61は、トナーボトル5を回転させる前に検知されたトナー残量Tiと、トナーボトル5の回転回数に応じて式2で算出されたトナーの排出量Jとに基づいて、このトナーボトル5のトナー残量の予測値Ti´を予測する予測手段として機能する。
次いで、CPU61はステップS108に進み、ステップS107にて予測したトナー残量の予測値Ti´が所定値、例えば0よりも多いか否かを判定する。即ち、ステップS108において、CPU61は、トナーボトル5内のトナー残量の予測値Ti´に基づいてトナーボトル5が空であるか否かを判定する。なお、ステップS108において、CPU61は、歪センサ56の検知誤差を考慮し、トナー残量の予測値Ti´が所定値Teよりも多いか否かを判定する構成としてもよい。
ステップS108においてトナー残量の予測値Ti´が0よりも多ければ、CPU61はトナーボトル5が空でないと判定してステップS109に進み、トナーボトル5の回転を停止することなく、更に現像器4内のトナーの量が閾値以上であるか否かを判定する。即ち、ステップS109において、CPU61は、現像トナー検知部66によって現像器4内のトナーの量を検知し、この検知結果に基づいて現像器4内のトナーの量が閾値以上であるか否かを判定する。ここで、現像トナー検知部66は、現像器4内に蓄積されたトナーの量を検知する第2の検知手段として機能する。
ステップS109において現像器4内のトナーの量が閾値未満であれば、CPU61はステップS106へ移行し、モータドライバ50に駆動信号を出力すると共に回転回数Nの値を1カウントアップする。即ち、ステップS109において現像器4内のトナーの量が閾値未満であればCPU61は現像器4内のトナーの量が適正な現像動作のために必要な量よりも少ないと判定し、トナーボトル5を更に1回転させる。
ここで、ステップS106からステップS109までの処理はステップS105にてCPU61が駆動信号を出力してからトナーボトル5が1回転し終える前に実施される。これにより、CPU61は、現像器4内のトナーの量が閾値未満であり、且つ、トナーボトル5内のトナーの残量の予測値Ti´が0よりも多ければ、トナーボトル5の回転を停止させることなく、トナーボトル5から現像器4にトナーを補給し続ける。
一方、ステップS109において現像器4内のトナーの量が閾値以上となると、CPU61はステップS110に進み、トナーボトル5の回転を停止する。
CPU61はトナーボトル5の回転が停止した後ステップS111へ進み、重量算出部63によってトナー残量Tiを再度検知する。このとき、トナーボトル5が回転していないので、CPU61はトナーボトル5内のトナー残量Tiを精度良く検知できる。ステップS111にて検知されたトナー残量Tiは、次のステップS112にてトナー残量の予測値Ti´との間に誤差が生じていないかを確かめるために用いられる。つまり、ステップS111にて検知されたトナー残量Tiは、トナーボトル5から現像器4に正常にトナーが補給されたか否かを判定するために用いられる。
ステップS112において、CPU61はトナー残量Tiとトナー残量の予測値Ti´との差分の絶対値が所定値F以上であるか否かを判定する。そして、トナー残量Tiとトナー残量の予測値Ti´との差分の絶対値が所定値F未満であれば、CPU61はトナーボトル5から現像器4に正常にトナーが補給されたと判定してステップS102へ移行する。
一方、ステップS112において、トナー残量Tiとトナー残量の予測値Ti´との差分の絶対値が所定値F以上であれば、CPU61は補給異常が発生していると判定する。ここで、補給異常とは、歪センサ56の故障によってトナーボトル5のトナー残量Tiを検知できなかったり、トナーボトル5内のトナーが凝集することによりトナーボトル5を回転させてもトナーが現像器4に排出されない異常を示す。
CPU61はステップS112にて補給異常が発生していると判定した場合、ステップS113へ進み、補給異常が発生していることをユーザに報知する。即ち、ステップS113において、CPU61は、表示部300に補給異常が発生したことを示すメッセージを表示する。ステップS113において、表示部300は、トナー残量Tiとトナー残量の予測値Ti´との差が閾値以上異なる場合、トナーボトル5や歪センサ56の故障を報知する異常報知手段として機能する。
そして、CPU61はステップS114へ進み、画像形成部100による画像形成動作の実行を禁止した後、トナーボトル5から現像器4にトナーを補給する補給動作を終了する。このとき、CPU61は、トナー残量Tiとトナー残量の予測値Ti´とが閾値以上異なる場合、画像形成動作の実行を禁止する第2の禁止手段として機能する。なお、CPU61が画像形成動作の実行を禁止した後で表示部300にトナーボトル5や歪センサ56の故障を報知する構成としてもよい。
また、ステップS101において、トナーボトル5を回転駆動する前に、このトナーボトル5内のトナー残量Tiが0、即ち、トナーボトル5が空であることを検知した場合、CPU61はステップS115に進み、トナーボトル5の交換をユーザに要求する。即ち、ステップS115において、CPU61は、表示部300にトナーボトル5が空であることを示すメッセージを表示する。ここで、表示部300は、画像形成装置の主電源がオンされてから感光ドラム1上に最初の静電潜像が形成されるまでの間に検知されたトナーボトル5内のトナー残量Tiが所定量以下である場合、トナーボトル5が空であることを報知する第2の報知手段として機能する。
そして、CPU61は前述のステップS114へ移行し、画像形成部100による画像形成動作の実行を禁止して、補給動作のフローチャートの処理を終了する。このとき、CPU61は、画像形成装置の主電源がオンされてから感光ドラム1上に最初の静電潜像が形成されるまでの間に検知されたトナーボトル5内のトナー残量Tiが所定量以下であれば、画像形成動作の実行を禁止する第3の禁止手段として機能する。なお、CPU61が画像形成動作の実行を禁止した後で表示部300にトナーボトル5が空であることを報知する構成としてもよい。
また、ステップS108においてトナーボトル5内のトナー残量の予測値Ti´が0以下であれば、CPU61はトナーボトル5が空であると判定する。そして、CPU61はトナーボトル5の回転を停止させた後でステップS116に移行し、トナーボトル5の交換をユーザに要求する。即ち、ステップS116において、CPU61は、表示部300にトナーボトル5が空であることを示すメッセージを表示する。ここで、表示部300は、トナーボトル5内のトナー残量の予測値Ti´が所定量以下となる場合、トナーボトル5が空であることを報知する第1の報知手段として機能する。
そして、CPU61は前述のステップS114へ移行し、補給動作を終了する。即ち、CPU61は、トナーボトル5内のトナー残量の予測値Ti´が所定量以下となる場合、画像形成動作の実行を禁止する第1の禁止手段として機能する。なお、CPU61が画像形成動作の実行を禁止した後で表示部300にトナーボトル5が空であることを報知する構成としてもよい。
また、本実施形態では、CPU61がトナーボトル5の交換を要求した後、画像形成動作の実行を禁止して補給動作を終了する構成としたが、ユーザによってトナーボトル5が交換されるまで画像形成動作の実行を禁止する構成としてもよい。この構成とする場合、CPU61は、トナーボトル5の回転駆動を停止した状態で重量算出部63によって検知されるトナー残量Tiが、トナーボトル5の交換を要求する前に検知されたトナー残量に対して増加すれば、トナーボトル5が交換されたと判定し、画像形成動作を再開する構成とすればよい。
あるいは、CPU61は、トナーボトル5の回転駆動を停止した状態で重量算出部63によって検知されるトナー残量Tiが、所定量のトナーが充填されているトナーボトル5のトナー残量Tcよりも多ければ、トナーボトル5が交換されたと判定して画像形成動作を再開する構成としてもよい。
また、本実施形態では、トナーボトル5を回転させる前のトナー残量Tiと、トナーボトル5の回転回数Nに応じてトナーボトル5から現像器4に排出されるトナーの量Jを算出した結果とに基づき、回転駆動中のトナーボトル5内のトナー残量の予測値Ti´を予測した。しかし、トナーボトル5を回転させる前のトナー残量Tiから、トナーボトル5を1周回転させたときにトナーボトル5から排出されるトナーの量αを、トナーボトル5を1回転させる度に減算することで、回転駆動中のトナー残量の予測値Ti´を予測する構成としてもよい。
また、本実施形態ではトナーボトル5から現像器4に直接トナーが補給される構成としたが、トナーボトル5と現像器4との間にトナーを一時的に蓄積するトナーホッパーを有する構成としてもよい。この構成とする場合、トナーボトル5からトナーホッパーにトナーを一旦蓄積させた後、トナーホッパーから現像器4にトナーを補給させる構成とする。
本実施形態によれば、トナーボトル5が回転する前にたわみ部材55に掛かる重量を検知した結果に基づいて決定されたトナー残量Tiと、トナーボトル5の回転回数とに基づき、回転駆動されているトナーボトル5内のトナー残量を検知することができる。
なお、トナーボトル5、及び、支持材52の重量を受けるたわみ部材55と、歪センサ56との配置や構成は本実施形態の説明例に限定されるものではなく、トナーボトル5、及び、支持材52の重量に比例した信号が出力できる配置や構成であればどのような配置や構成であってもよい。
5 トナーボトル
51 ボトルモータ
55 たわみ部材
56 歪センサ
61 CPU
65 トナー排出量算出部

Claims (14)

  1. 感光体上に形成された静電潜像をトナーで現像することによりトナー像を形成する現像手段を備えた画像形成装置であって、
    トナーを収容する収容容器を支持する支持手段と、
    前記支持手段によって支持される部材の重量により受ける力に応じた信号を出力する出力手段と、
    前記収容容器を回転駆動することで前記収容容器から前記現像手段にトナーを補給する駆動手段と、
    前記駆動手段により前記収容容器を回転駆動させていない状態で前記出力手段から出力される信号に基づき、前記収容容器内のトナーの量を検知する第1の検知手段と、
    前記第1の検知手段により検知される前記収容容器が回転駆動される前の前記収容容器内のトナーの量と、前記駆動手段により前記収容容器を回転駆動させることで前記収容容器から排出されるトナーの量とに基づいて、回転駆動中の前記収容容器内のトナーの量を予測する予測手段と、を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記予測手段は、前記第1の検知手段により検知される前記収容容器が回転駆動される前の前記収容容器内のトナーの量から、前記収容容器が1回転する度に前記収容容器から排出されるトナーの量を減算した結果に基づき、回転駆動中の前記収容容器内のトナーの量を前記収容容器の1回転毎に予測することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記収容容器の回転回数を計数する計数手段を更に有し、
    前記予測手段は、前記第1の検知手段により検知される前記収容容器が回転駆動される前の前記収容容器内のトナーの量と、前記計数手段により計数される前記収容容器の回転回数に応じて算出される前記収容容器から排出されるトナーの量とに基づき、回転駆動中の前記収容容器内のトナーの量を予測することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記予測手段は、前記収容容器が連続して回転しているときの1回転毎に、回転駆動中の前記収容容器内のトナーの量を予測することを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記予測手段は、前記計数手段により計数される前記収容容器の回転回数と、前記収容容器が1回転することで前記収容容器から排出されるトナーの量とに基づき、前記収容容器から排出されるトナーの量を算出することを特徴とする請求項3又は4に記載の画像形成装置。
  6. 前記出力手段は、前記収容容器が前記支持手段に支持されると、前記支持手段によって支持される部材の重量に応じて変形する変形部材を有し、前記変形部材の変形量に応じた信号を出力することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  7. 前記駆動手段は、前記予測手段により予測される前記収容容器内のトナーの量が所定量以下となると、前記収容容器の回転を停止することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  8. 前記予測手段により予測される前記収容容器内のトナーの量が所定量以下となると、前記収容容器内のトナーが空であることを報知する第1の報知手段を更に有することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  9. 前記予測手段により予測される前記収容容器内のトナーの量が所定量以下となると、前記現像手段によるトナー像の形成を禁止する第1の禁止手段を更に有することを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  10. 前記現像手段に蓄積されるトナーの量を検知する第2の検知手段を更に有し、
    前記駆動手段は、前記第2の検知手段の検知結果に基づいて前記現像手段に蓄積されるトナーの量が閾値未満であれば、前記収容容器を回転駆動することを特徴とする請求項1乃至9のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  11. 前記予測手段により予測される回転駆動中の前記収容容器内のトナーの量と、前記収容容器の回転駆動を停止させた後で前記第1の検知手段によって検知される前記収容容器内のトナーの量とが閾値以上異なる場合、前記収容容器から前記現像手段へのトナーの補給に異常が生じていることを報知する異常報知手段を更に有することを特徴とする請求項1乃至10のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  12. 前記予測手段により予測される回転駆動中の前記収容容器内のトナーの量と、前記収容容器の回転駆動を停止させた後で前記第1の検知手段によって検知される前記収容容器内のトナーの量とが閾値以上異なる場合、前記現像手段によるトナー像の形成を禁止する第2の禁止手段を更に有することを特徴とする請求項1乃至11のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  13. 画像形成装置の主電源がオンされてから最初の静電潜像が形成されるまでの間に前記第1の検知手段により検知される前記収容容器が回転駆動される前の前記収容容器内のトナーの量が所定量以下である場合、前記収容容器内のトナーが空であることを報知する第2の報知手段を更に有することを特徴とする請求項1乃至12のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  14. 画像形成装置の主電源がオンされてから最初の静電潜像が形成されるまでの間に前記第1の検知手段により検知される前記収容容器が回転駆動される前の前記収容容器内のトナーの量が所定量以下である場合、前記現像手段によるトナー像の形成を禁止する第3の禁止手段を更に有することを特徴とする請求項1乃至13のいずれか一項に記載の画像形成装置。
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