JP2014079163A - 主幹制御装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】複数系統の制御部12a、12bを備えた主幹制御装置であって、複数系統の制御部の各々は、主ハンドルの回転角を検出するロータリエンコーダからの信号と、逆転ハンドルのセンサ8からの信号とを演算する演算部33aと、主ハンドルの回転角を検出するロータリエンコーダからの信号と、逆転ハンドルのセンサからの信号とに基づき故障診断を行う診断部34aと、演算部の演算結果と診断部の診断結果とが一致するかどうかを判定する励振判定部35aとを備え、励振判定部において一致しないことが判定された場合に、自系統の制御部の故障と判断して出力を遮断するとともに、他の系統の制御部による制御に切り換える。
【選択図】図2
Description
力する主幹制御装置に関し、特に故障検知機能に関する。
接点化し、小形、軽量化を図り、接点等に対する給油、荒損による手入れ等のメンテナン
ス作業を削減し、費用の低減を図った電気車用無接点主幹制御装置を開示している。
一対のロータリエンコーダを連結して形成した切替スイッチ部、その出力の変換・制御器
、その電源装置およびキースイッチが主幹制御器内に収容されて一体に構成されている。
があるので、故障の検知を厳密に行って安全性を向上させる技術が求められている。
ある。
ルが操作されたことに伴う回転角度を示す角度信号、この角度信号に基づいて生成された
第1のパリティ信号、及び前記角度信号と第1のパリティ信号を得るタイミングを示すス
トローブ信号を生成するエンコーダと、このエンコーダから出力された角度信号に基づい
て列車を制御するための指令を生成する第1の制御部および前記第1の制御部が異常のと
きに動作する第2の制御部と、を備え、前記第1の制御部および第2の制御部は、それぞ
れ、前記ストローブ信号を受信すると、前記エンコーダから得た角度信号に基づいて第2
のパリティ信号を生成し、この生成した第2のパリティ信号が前記第1のパリティ信号と
不一致である場合に異常と判定することを特徴とする。
運行を継続することができる。
する。
、主ハンドル1およびスターホイル2が取り付けられた主軸3に連結されて、相互に一方
向に回転する一対のロータリエンコーダ4を備えるとともに、前進または後進を指示する
逆転ハンドル5およびスターホイル6が取り付けられた逆転軸7に接続されたセンサ8を
備えている。
ないキーがカム軸9aに挿入されていない状態では、ラック9bの先端が逆転ハンドル5
に設けた溝部に挿入されて逆転ハンドル5がロックされている。
螺合するラック9bが平行移動して、逆転ハンドル5の溝部からラック9bの先端が外れ
て逆転ハンドル5がアンロックされる。
構9で発生されたキー信号は、後述する制御装置10に送られる。
すると、主軸3に設けられた、相互に逆方向に回転する一対のロータリエンコーダ4は、
その回転角度に応じた角度信号を生成して制御装置10に送る。
転軸7に設けられたセンサ8は、その回転角度に応じた前後信号を生成して制御装置10
に送る。制御装置10は、これら角度信号および前後信号に基づき前後進指令、力行また
はブレーキ指令を生成して列車の各部に送る。
1、1系制御部12aおよび2系制御部12bを備えている。
は、1系制御部12aについてのみ説明する。図2においては、2系制御部12bは、対
応する構成要素の符号の添え字を「a」から「b」に変更して表している。
、ノイズフィルタ21aを経由して入力された電源から5Vおよび24Vの電源を生成し
て1系制御部12aに供給する1系電源22aと、外部から供給される電源をフィルタリ
ングするノイズフィルタ21bと、ノイズフィルタ21bを経由して入力された電源から
5Vおよび24Vの電源を生成して2系制御部12bに供給する2系電源22bから構成
されている。
部32a、演算部33a、診断部34a、励振判定部35a、リレー36a、ノッチメタ
ル線出力部37aおよびシリアル伝送入出力部38aを備えている。
。デコーダ部31aは、主ハンドル1に連結されたロータリエンコーダ4から送られてく
る角度信号を取り込んで、角度データとして演算部33aおよび診断部34aに送る。操
作部センサ入力部32aは、逆転ハンドル5に連結されたセンサ8から送られてくる前後
信号を取り込んで、前後データとして演算部33aおよび診断部34aに送る。
部32aから送られてくる前後データを用いて所定の演算を施すことによりパルス数に変
換し、励振判定部35a、ノッチメタル線出力部37aおよびシリアル伝送入出力部38
aに送る。
32aから送られてくる前後データ、演算部33aから送られてくるパルス数およびノッ
チメタル線出力部37aから出力される信号に基づき故障診断、例えば演算部33aから
出力されるパルス数が正しいかどうかなどの判定を行う。この診断部34aにおける故障
診断の結果は、励振判定部35aに送られる。
診断の結果が一致するかどうかを判定し、一致する場合はリレー36aのソレノイドを励
磁し、一致しない場合はリレー36aのソレノイドを励磁しないように制御する開閉信号
を生成し、リレー36aのソレノイドに送る。
ダ4からの信号をノッチメタル線出力部37aに送るかどうかを制御する。
断部34aで行われた故障診断の結果が一致することを示している場合はリレー36aの
ソレノイドは励磁されてリレー36aの接点は閉成される。
34aで行われた故障診断の結果が一致しないことを示している場合はリレー36aのソ
レノイドは励磁されず、リレー36aの接点は開放される。この場合、図示は省略してい
るが、1系制御部の故障と判断して出力を遮断するとともに、2系制御部による制御に切
り換えられる。
リエンコーダ4からの角度信号を診断部34aに送るとともに、外部に出力する。シリア
ル伝送入出力部38aは、演算部33aから送られてくる信号を外部に出力する。
てくる前後信号とキー機構9からのキー信号とを監視し、監視結果を診断部34aを介し
て励振判定部35aに出力する。励振判定部35aは、診断部34aを介する操作部セン
サ入力部32aの監視結果に基づき、センサ8から前後信号が入力(即ち“入”のとき)
され、かつキー機構9からキー信号が入力されない(即ち“切”のとき)とき、励振を停
止させる。即ち、リレー36aのソレノイドは励磁されず、リレー36aの接点は開放さ
れる。この場合、図示は省略しているが、1系制御部の故障と判断して出力を遮断すると
ともに、2系制御部による制御に切り換えられる。
である。なお、図3では、1系制御部12aのみを示しているが、2系制御部12bの構
成も同じである。
チ(DIP SW)39aおよび照合部40aが追加されて構成されている。
ップスイッチ39aに設定された初期値は、照合部40aに送られる。
れ、例えばCPUによって構成されている。この照合部40aは、初期リセット時、つま
りキー機構のキーが「入」になった時点で、ロータリエンコーダ4からの角度信号によっ
て示される値とディップスイッチ39aに設定された初期値とを照合し、不一致の場合に
異常である旨の演算結果を出力する。
である。なお、図4では、1系制御部12aのみを示しているが、2系制御部12bの構
成も同じである。
追加されて構成されている。照合部41aは、実施例1に係る主幹制御装置の制御装置1
0の演算部33aに設けられ、例えばCPUによって構成されている。
て示される角度データを「前回のデータ」として記憶している。そして、今回のロータリ
エンコーダ4からの角度信号によって示される角度データと前回のデータによって示され
る角度データを比較し、前回の角度データから今回の角度データへの変化量が所定値以上
の場合に異常である旨の演算結果を出力する。
である。なお、図5では、1系制御部12aのみを示しているが、2系制御部12bの構
成も同じである。
置のロータリエンコーダ4に、パリティ信号およびストローブ信号を出力する機能が追加
されている。パリティ信号は、角度信号によって示される角度データに付加されたパリテ
ィビットを示す信号である。また、ストローブ信号は、角度データを取り込むタイミング
を規定する信号である。
42aおよび比較部43aが追加されて構成されている。
度データを、ロータリエンコーダ4aからのストローブ信号に同期して取り込んでパリテ
ィビットを計算し、比較部43aに送る。
パリティ信号によって示されるパリティビットと、パリティ演算部42aから送られてく
るパリティビットとを比較し、不一致の場合に異常である旨の演算結果を出力する。
である。なお、図6では、1系制御部12aのみを示しているが、2系制御部12bの構
成も同じである。
置のロータリエンコーダ4に、ストローブ信号を出力する機能が追加されている。ストロ
ーブ信号は、上述したように、角度データを取り込むタイミングを規定する信号である。
部44a、ストローブ変化検出部45aおよび判定部46aが追加されて構成されている
。
角度データの変化の有無を検出し、その検出結果を判定部46aに送る。ストローブ変化
検出部45aは、ロータリエンコーダ4bからのストローブ信号の変化の有無を検出し、
その検出結果を判定部46aに送る。
から出力される角度データが変化しことを示しており、かつ、ロータリエンコーダ4bか
ら出力されるストローブ信号が変化したかどうかをチェックし、ストローブ信号の変化が
ない場合に、異常である旨の演算結果を出力する。
できる。すなわち、図示しない情報制御装置からのポーリングで、演算部33aからの応
答が出力されない場合、故障である旨を検出するように構成できる。
る旨を検出するように構成できる。
る旨を検出するように構成できる。
である旨を検出するように構成できる。
演算結果が不一致の場合に、故障である旨を検出するように構成できる。
た通信データが不一致の場合に、故障である旨を検出するように構成できる。
、故障である旨を検出するように構成できる。
ともに「オフ」となった場合に、故障である旨を検出するように構成できる。
置に適用可能である。
2、6 スターホイル
3 主軸
4、4a、4b ロータリエンコーダ
5 逆転ハンドル
7 逆転軸
10 制御装置
11 電源部
12a 1系制御部
12b 2系制御部
21a、21b ノイズフィルタ
22a 1系電源
22b 2系電源
30a、30b ノッチ電源入力部
31a、31b デコーダ部
32a、32b 操作部センサ入力部
33a、33b 演算部
34a、34b 診断部
35a、35b 励振判定部
36a、36b リレー
37a、37b ノッチメタル線出力部
38a、38b シリアル伝送入出力部
39a ディップスイッチ
40a、41a 照合部
42a パリティ演算部
43a 比較部
44a データ変化検出部
45a ストローブ変化検出部
46a 判定部
Claims (2)
- 主ハンドルと、
この主ハンドルが操作されたことに伴う回転角度を示す角度信号、この角度信号に基づ
いて生成された第1のパリティ信号、及び前記角度信号と第1のパリティ信号を得るタイ
ミングを示すストローブ信号を生成するエンコーダと、
このエンコーダから出力された角度信号に基づいて列車を制御するための指令を生成す
る第1の制御部および前記第1の制御部が異常のときに動作する第2の制御部と、を備え
、
前記第1の制御部および第2の制御部は、それぞれ、前記ストローブ信号を受信すると
、前記エンコーダから得た角度信号に基づいて第2のパリティ信号を生成し、この生成し
た第2のパリティ信号が前記第1のパリティ信号と不一致である場合に異常と判定する
ことを特徴とする主幹制御装置。 - 前記第1の演算部および第2の演算部は、前記ストローブ信号に同期して得た前記角度
信号に基づいて前記第2のパリティ信号を生成し、この第2のパリティ信号と前記ストロ
ーブ信号に同期して得た第1のパリティ信号とを比較することを特徴とする請求項1に記
載の主幹制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013269432A JP5758480B2 (ja) | 2013-12-26 | 2013-12-26 | 主幹制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2013269432A JP5758480B2 (ja) | 2013-12-26 | 2013-12-26 | 主幹制御装置 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009248789A Division JP2011097726A (ja) | 2009-10-29 | 2009-10-29 | 主幹制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2014079163A true JP2014079163A (ja) | 2014-05-01 |
JP5758480B2 JP5758480B2 (ja) | 2015-08-05 |
Family
ID=50784011
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2013269432A Active JP5758480B2 (ja) | 2013-12-26 | 2013-12-26 | 主幹制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP5758480B2 (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0686411A (ja) * | 1992-08-31 | 1994-03-25 | Toshiba Toransupooto Eng Kk | 主幹制御装置 |
JPH07107625A (ja) * | 1993-09-29 | 1995-04-21 | Toyo Denki Kk | 電気車用主幹制御器 |
JP2009268177A (ja) * | 2008-04-22 | 2009-11-12 | Toshiba Corp | 無接点主幹制御器及び無接点主幹制御器の故障検知方法 |
-
2013
- 2013-12-26 JP JP2013269432A patent/JP5758480B2/ja active Active
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