JP2014078650A - 電子部品及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】積層体12aは、磁性体層19a〜19fが積層されて構成されている。コイルLは、磁性体層19a〜19f上に設けられている線状のコイル導体層18a〜18fにより構成されている。コイル導体層18a〜18fが設けられている磁性体層19a〜19fにおいて、z軸方向から平面視したときに、コイル導体層18a〜18fの外縁と接する部分の少なくとも一部に空隙30a〜30fが設けられている。
【選択図】図3
Description
以下に、本発明の一実施形態に係る電子部品について図面を参照しながら説明する。図1は、実施形態に係る電子部品10a〜10cの斜視図である。図2は、一実施形態に係る電子部品10aの積層体12aの分解斜視図である。図3は、図1のA−Aにおける電子部品10aの断面構造図である。図4は、単位層17bの分解斜視図である。以下、電子部品10aの積層方向をz軸方向と定義し、電子部品10aの長辺に沿った方向をx軸方向と定義し、電子部品10aの短辺に沿った方向をy軸方向と定義する。x軸、y軸及びz軸は互いに直交している。
以下に、電子部品10aの製造方法について図面を参照しながら説明する。図5ないし図7は、電子部品10aの製造時の工程断面図である。図8は、図7の工程におけるセラミックグリーンシートを平面視した図である。図9は、未焼成の積層体12aの断面構造図である。なお、以下では、複数の電子部品10aを同時に作成する際の電子部品10aの製造方法について説明する。
電子部品10a及びその製造方法では、以下に説明するように、コイルLの直流重畳特性を向上させることができる。より詳細には、電子部品10aでは、空隙30a〜30fは、コイル導体層18a〜18fが設けられている磁性体層19a〜19fにおいて、z軸方向から平面視したときに、コイル導体層18a〜18fの外縁と接する部分の少なくとも一部に設けられている。空隙30a〜30fの透磁率は、磁性体層19a〜19fよりも低い。これにより、コイル導体層18a〜18fの周囲を周回する磁束が空隙30a〜30fを避けるように周回するようになり、コイル導体層18a〜18fの周囲を周回する磁束の長さが長くなる。そのため、コイル導体層18a〜18fにおいて磁束が集中し過ぎることによって、磁気飽和が発生することが抑制される。その結果、電子部品10aにおいて、直流重畳特性が向上する。
次に、第1の変形例に係る電子部品10bについて図面を参照しながら説明する。図11は、第1の変形例に係る電子部品10bの断面構造図である。図12は、単位層17bの分解斜視図である。図13は、単位層17eの分解斜視図である。
次に、第2の変形例に係る電子部品10cについて図面を参照しながら説明する。図15は、第2の変形例に係る電子部品10cの断面構造図である。図16は、シミュレーション結果を示したグラフである。縦軸はインダクタンス値を示し、横軸は電流を示している。
本発明に係る電子部品及びその製造方法は、電子部品10a〜10c及びその製造方法に限らず、その要旨の範囲内において変更可能である。
L コイル
10a〜10c 電子部品
12a 積層体
14a,14b 外部電極
15a〜15e,16a〜16f,19a〜19f 磁性体層
17a〜17f 単位層
18a〜18f コイル導体層
29c 非磁性体層
30a〜30f 空隙
115a〜115e,116a〜116f,119a〜119f セラミックグリーンシート
Claims (12)
- 複数の第1の絶縁体層が積層されて構成されている積層体と、
前記第1の絶縁体層上に設けられている線状のコイル導体層により構成されているコイルと、
を備えており、
前記コイル導体層が設けられている前記第1の絶縁体層において、積層方向から平面視したときに、該コイル導体層の外縁と接する部分の少なくとも一部に空隙が設けられていること、
を特徴とする電子部品。 - 前記空隙は、前記第1の絶縁体層が裂けることによって形成されたひびであること、
を特徴とする請求項1に記載の電子部品。 - 前記コイルは、複数の前記コイル導体層が接続されることによって構成され、かつ、旋回しながら積層方向に進行する螺旋状をなしていること、
を特徴とする請求項1又は請求項2のいずれかに記載の電子部品。 - 前記空隙は、前記第1の絶縁体層において、積層方向から平面視したときに、前記コイル導体層の外周側の外縁と接している部分に設けられていること、
を特徴とする請求項3に記載の電子部品。 - 前記コイルの中心軸を含む断面において、該中心軸よりも一方側に設けられている前記空隙と、該中心軸よりも他方側に設けられている前記空隙とは、該中心軸に関して線対称ではないこと、
を特徴とする請求項3又は請求項4のいずれかに記載の電子部品。 - 前記空隙は、前記各コイル導体層に対応するように設けられることにより、積層方向に一列に並んでいること、
を特徴とする請求項3又は請求項4のいずれかに記載の電子部品。 - 前記積層体は、複数の前記第1の絶縁体層及び複数の第2の絶縁体層が積層されることにより構成されており、
前記第2の絶縁体層は、前記第1の絶縁体層上において前記コイル導体層を除く領域に設けられていること、
を特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の電子部品。 - 前記第1の絶縁体層は、磁性体層であること、
を特徴とする請求項1ないし請求項7のいずれかに記載の電子部品。 - 第1の絶縁体層を形成する工程と、
前記第1の絶縁体層上に線状のコイル導体層を形成する工程と、
前記第1の絶縁体層上の前記コイル導体層を除く領域に第2の絶縁体層を形成する工程であって、積層方向から平面視したときに、該コイル導体層の外縁の少なくとも一部と該第2の絶縁体層との間に隙間が形成されるように、該第2の絶縁体層を形成する工程と、
前記複数の第1の絶縁体層及び前記複数の第2の絶縁体層からなる積層体を焼成する工程と、
を備えていること、
を特徴とする電子部品の製造方法。 - 前記第1の絶縁体層は、セラミックグリーンシートであり、
前記第2の絶縁体層は、セラミックペーストが印刷されて形成されており、
前記電子部品の製造方法は、
前記第1の絶縁体層、前記第2の絶縁体層及び前記コイル導体層からなる単位層を複数積層して前記積層体を形成する工程を、
更に備えていること、
を特徴とする請求項9に記載の電子部品の製造方法。 - 前記コイル導体層は、積層方向から平面視したときに、旋回する形状をなしており、
前記隙間は、前記コイル導体層の外周側の外縁と前記第2の絶縁体層との間に形成されていること、
を特徴とする請求項9又は請求項10のいずれかに記載の電子部品の製造方法。 - 前記第1の絶縁体層は、磁性体層であること、
を特徴とする請求項9ないし請求項11のいずれかに記載の電子部品の製造方法。
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