JP2014073884A - センサユニット及びプリンタ - Google Patents
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Abstract
【課題】センサユニット自体を印字媒体の幅方向に移動させることなく、透過型センサを印字媒体の幅方向にそれぞれスライドさせることができるようにし、センサユニット自体の移動スペースを確保する必要がないようにする。
【解決手段】印字媒体を検出する透過型センサの一方の素子を格納された上部センサキャリッジ30aと、透過型センサの他方の素子を格納された下部センサキャリッジ30bと、を備え、透過型センサの一方の素子と他方の素子を対向するように位置するとともに、上部センサキャリッジ30aと下部センサキャリッジ30bとをベルト22の駆動により同期して移動するように設けた。
【選択図】図4
【解決手段】印字媒体を検出する透過型センサの一方の素子を格納された上部センサキャリッジ30aと、透過型センサの他方の素子を格納された下部センサキャリッジ30bと、を備え、透過型センサの一方の素子と他方の素子を対向するように位置するとともに、上部センサキャリッジ30aと下部センサキャリッジ30bとをベルト22の駆動により同期して移動するように設けた。
【選択図】図4
Description
本願は、印字媒体に印字を行うプリンタに関し、特に印字媒体の位置を検出する透過型センサあるいは反射型センサを有るセンサユニット及びプリンタに関する。
帯状台紙にラベルが仮着されている印字媒体に印字を行う従来のプリンタでは、用いるラベル連続体において、帯状台紙の裏面側にピッチマークが印刷されていない場合には、ラベル間のギャップ位置を透過型センサによって、また、帯状台紙の裏面側にピッチマークが印刷されている場合や帯状台紙にピッチマークとして孔がある場合には、ピッチマークを反射型センサもしくはラベル間のギャップ位置を透過型センサによって検出することで、それぞれラベル先端を認識して印字タイミングの制御を行っている。
反射型センサおよび透過型センサは、使用する印字媒体によってラベル幅やラベル形状が異なるため、印字媒体の幅方向に移動できるように構成されており、反射型センサおよび透過型センサをピッチマーク位置、ギャップの適正位置に合わせている。反射型センサおよび透過型センサを印字媒体の幅方向に移動させる移動機構としては、例えば、特許文献1に示されるように、透過型センサの発光素子と受光素子とを印字媒体の移送路の上下にそれぞれ配置させる必要があるため、間に印字媒体の移送路が形成されたコの字状のユニットに反射型センサおよび透過型センサを取り付け、ユニット自体が印字媒体の幅方向に移動できるように構成されている。
しかしながら、従来技術では、反射型センサあるいは透過型センサが取り付けられたユニット自体が印字媒体の幅方向に移動できるように構成されているため、ユニットの移動スペースを確保する必要があり、プリンタの幅が必要以上に広くなってしまったり、駆動機構、制御基板等を格納するスペースに制約が生じたり設計上複雑になってしまうという問題点があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、反射型センサあるいは透過型センサを印字媒体の幅方向に移動させるセンサユニット自体を移動させることなく、反射型センサあるいは透過型センサを印字媒体の幅方向に移動させることができ、センサユニット自体の移動スペースを確保する必要がないセンサユニット及びプリンタを提供することを目的とする。
本発明に係るセンサユニットは前記目的を達成するために、印字媒体を移送路に沿って移送しながら前記印字媒体を検出するセンサユニットであって、前記センサユニットは、前記印字媒体を検出する透過型センサの一方の素子を格納された上部センサキャリッジと、前記透過型センサの他方の素子を格納された下部センサキャリッジと、を備え、前記透過型センサの一方の素子と他方の素子を対向するように位置するとともに、上部センサキャリッジと下部センサキャリッジとをベルトの駆動により同期して移動するように設けたことを特徴とするセンサユニットを提供する。
本発明により、反射型センサあるいは透過型センサを印字媒体の幅方向に移動させるセンサユニット自体を移動させることなく、反射型センサあるいは透過型センサを印字媒体の幅方向に移動させることができ、センサユニット自体の移動スペースを確保する必要がないセンサユニットを提供することができる。
そして、本発明のセンサユニットの態様によれば、前記ベルトは、前記印字媒体の移送路に直交して前記印字媒体の上下を駆動するように複数のプーリに巻き掛けられた1本の無端ベルトによることが好ましい。
また、本発明のセンサユニットの態様によれば、前記上部センサキャリッジ及び前記下部センサキャリッジは、更に、それぞれシャフトに支持されて前記無端ベルトの駆動によりスライドすることが好ましい。
上部センサキャリッジ及び下部センサキャリッジがそれぞれシャフトに支持されていることで、更に安定して反射型センサあるいは透過型センサを印字媒体の幅方向に移動させることができる。
本発明に係るプリンタは前記目的を達成するために、上記のセンサユニットが設けられたプリンタを提供する。
本発明により、反射型センサあるいは透過型センサを印字媒体の幅方向に移動させるセンサユニット自体を移動させることなく、反射型センサあるいは透過型センサを印字媒体の幅方向に移動させることができ、センサユニット自体の移動スペースを確保する必要がないセンサユニットを提供することができる。
そして、本発明のセンサユニットの態様によれば、前記ベルトは、前記印字媒体の移送路に直交して前記印字媒体の上下を駆動するように複数のプーリに巻き掛けられた1本の無端ベルトによることが好ましい。
また、本発明のセンサユニットの態様によれば、前記上部センサキャリッジ及び前記下部センサキャリッジは、更に、それぞれシャフトに支持されて前記無端ベルトの駆動によりスライドすることが好ましい。
上部センサキャリッジ及び下部センサキャリッジがそれぞれシャフトに支持されていることで、更に安定して反射型センサあるいは透過型センサを印字媒体の幅方向に移動させることができる。
本発明に係るプリンタは前記目的を達成するために、上記のセンサユニットが設けられたプリンタを提供する。
本発明に係るセンサユニット及びプリンタによれば、センサユニット自体を移動させることなく、反射型センサあるいは透過型センサを印字媒体の幅方向に移動させることができ、センサユニット自体の移動スペースを確保する必要がない。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明にかかるセンサユニット及びプリンタの実施の形態の構成を示す概略側面図であり、図2は、図1に示す印字媒体の構成を示す図である。
本実施の形態のプリンタ1は、図1を参照すると、プラテンローラ2と、発熱体がプラテンローラ2に対向する面に形成されているサーマルヘッド3とを有する。印字媒体4とインクリボン5とを重ねてプラテンローラ2とサーマルヘッド3との間に挟持し、サーマルヘッド3の発熱体を選択的に発熱させることにより、ラベルの印字面にインクリボン5からインクを転写させて所望の文字、バーコード等の印字を施すように構成されている。
印字媒体4は、ロール状に巻き回された状態で用紙供給部6に回転自在に支持され、用紙供給部6からプラテンローラ2とサーマルヘッド3との間に供給される。また、インクリボン5は、リボン供給部7とリボン巻き取り部8との間に架け渡さる。リボン供給部7にロール状に巻き回された状態で支持されたインクリボン5は、プラテンローラ2とサーマルヘッド3との間に供給され、転写後のインクリボン5は、リボン巻き取り部8によって巻き取られる。
本実施の形態のプリンタ1に用いられる印字媒体4としては、裏面側に、図2(a)に示すように、印字する先端位置を示すピッチマークとして黒のマーク4aが印刷等によって形成されているラベル連続体4xがある。この一例では、印字媒体4の表面側にはラベル4cが所定のピッチで複数仮着されており、ラベル4cと同じピッチで黒のマーク4aが印刷されている。また、本実施の形態のプリンタ1に用いられる印字媒体4としては、図2(b)に示すように、厚紙から成る帯状のタグ連続体4yに所定のピッチで孔4bが形成されているものが用いられることもある。さらには、図2(c)に示すように、印字媒体4の表面側にラベル4cが所定の間隔で複数仮着され、黒のマーク4aが印刷されていないラベル連続体4zも用いられる。
なお、ピッチマークは図2(a)、図2(b)に例示したような位置にある必要は無く、印字媒体4の幅方向中央、幅方向右側、幅方向左側などに形成されている。
用紙供給部6から印字位置までの印字媒体4の移送路には、印字媒体4の裏面側に形成された黒のマーク(ピッチマーク)4aを検出し、ピッチマーク検出信号を出力する反射型センサ9と、印字媒体4に形成された孔(ピッチマーク)4bの位置又はラベル4c間のギャップ位置を検出し、ギャップ信号を出力する透過型センサ10とが設けられている。ピッチマーク検出信号もしくはギャップ信号は、図示しない制御部に入力され、制御部は、ピッチマーク検出信号もしくはギャップ信号によってラベル先端位置を認識することで、サーマルヘッド3と、プラテンローラ2を回転駆動する図示しない駆動モータとを制御して印字を行う。制御部は、ピッチマーク検出信号もしくはギャップ信号によってラベルやタグの位置を認識することで、サーマルヘッド3と、プラテンローラ2を回転駆動する図示しない駆動モータとを制御して印字を行う。
図3〜図5は、本発明にかかるセンサユニットの実施の形態の構成を示す図であり、図3と図5は斜視図であり、図4は正面図である。
図3及び図4に示すように、センサユニット20は、印字媒体4の移送路の移送方向に直交して印字媒体4の上下を駆動するように複数のプーリ24a〜24eに1本の無端ベルト(タイミングベルト)22が巻き掛けられている。
なお、無端ベルト22は、印字媒体4の印刷面側(上)から所定の間隔で。また印刷媒体4の印刷面とは反対の裏面側(下)から所定の間隔で駆動されている。
図4に示すように、プーリ24aとプーリ24bは、印字媒体4の移送路の下側に、プーリ24cとプーリ24dは、印字媒体4の移送路の上側に、プーリ24eは、印字媒体4の移送路の延長位置に設けられており、プーリ24a、プーリ24b、プーリ24c、プーリ24d、プーリ24e、そしてプーリ24aの順に無端ベルト22が巻き掛けられている。複数のプーリ24a〜24eのうちプーリ24eにはギア26が設けられており、このギア26は駆動手段28のギア28aに噛合し、駆動手段28を駆動してプーリ24eを回転させることで1本の無端ベルト22は駆動する。複数のプーリ24a〜24dは無端ベルト22の駆動に伴い従動回転する。ここで、駆動手段28としては、ステッピングモータ(図示せず)を用いることができ、プリンタ1内に設けた制御部(図示せず)からの信号によりステッピングモータを正転または逆転駆動することにより、上部センサキャリッジ30aと下部センサキャリッジ30bを印字媒体の幅方向に往復可能に設けられている。
なお、無端ベルト22は、印字媒体4の印刷面側(上)から所定の間隔で。また印刷媒体4の印刷面とは反対の裏面側(下)から所定の間隔で駆動されている。
図4に示すように、プーリ24aとプーリ24bは、印字媒体4の移送路の下側に、プーリ24cとプーリ24dは、印字媒体4の移送路の上側に、プーリ24eは、印字媒体4の移送路の延長位置に設けられており、プーリ24a、プーリ24b、プーリ24c、プーリ24d、プーリ24e、そしてプーリ24aの順に無端ベルト22が巻き掛けられている。複数のプーリ24a〜24eのうちプーリ24eにはギア26が設けられており、このギア26は駆動手段28のギア28aに噛合し、駆動手段28を駆動してプーリ24eを回転させることで1本の無端ベルト22は駆動する。複数のプーリ24a〜24dは無端ベルト22の駆動に伴い従動回転する。ここで、駆動手段28としては、ステッピングモータ(図示せず)を用いることができ、プリンタ1内に設けた制御部(図示せず)からの信号によりステッピングモータを正転または逆転駆動することにより、上部センサキャリッジ30aと下部センサキャリッジ30bを印字媒体の幅方向に往復可能に設けられている。
無端ベルト22の駆動は、図4において、ギア26が設けられたプーリ24eが時計回りする際には、プーリ24cとプーリ24dとの間の無端ベルト22d、及び、プーリ24aとプーリ24eとの間の無端ベルト22bは左方向に、プーリ24dとプーリ24eとの間の無端ベルト22c、及び、プーリ24aとプーリ24bとの間の無端ベルト22aは右方向に駆動する。逆に、ギア26が設けられたプーリ24eが反時計回りする際には、プーリ24cとプーリ24dとの間の無端ベルト22d、及び、プーリ24aとプーリ24eとの間の無端ベルト22bは右方向に、プーリ24dとプーリ24eとの間の無端ベルト22c、及び、プーリ24aとプーリ24bとの間の無端ベルト22aは左方向に駆動する。
そして、センサユニット20には、透過型センサ10の受光素子10aが設けられる上部センサキャリッジ30aと、反射型センサ9及び透過型センサ10の発光素子10bと反射型センサ9の受光素子9aが設けられる下部センサキャリッジ30bとが、1本の無端ベルト22に設けられている。
また、上部センサキャリッジ30aと下部センサキャリッジ30bは、少なくとも透過型センサ10の受光素子10aと発光素子10bとが対向するように配置される。ここで、図3〜図5では、上部センサキャリッジ30aはプーリ24cとプーリ24dとの間の無端ベルト22dに、下部センサキャリッジ30bはプーリ24aとプーリ24eとの間の無端ベルト22bに設けられている。これにより、上部センサキャリッジ30aと下部センサキャリッジ30bは、駆動手段28を駆動してプーリ24eを回転させると、上部センサキャリッジ30aと下部センサキャリッジ30bとが対向した状態で印字媒体4の移送路の幅方向に移動される。これによって、上部センサキャリッジ30aの受光素子10aと下部センサキャリッジ32の発光素子10bがずれることなく同期して移動される。
なお、ここで、図3〜図5では、上部センサキャリッジ30aは無端ベルト22d、下部センサキャリッジ30bは無端ベルト22bに設けられているが、上部センサキャリッジ30aはプーリ24dとプーリ24eとの間の無端ベルト22c、下部センサキャリッジ30bはプーリ24aとプーリ24bとの間の無端ベルト22aに設けられていても、上部センサキャリッジ30aと下部センサキャリッジ30bとが対向した状態で印字媒体4の移送路の幅方向にスライドされる。上部センサキャリッジ30aに設けたと受光素子10aと、下部センサキャリッジ32に設けた発光素子10b、受光素子9aは、ベルトに遮らないように印字媒体の搬送方向に延出して配置することができる。
なお、印字媒体4の移送路は、プーリ24eに巻き掛けられた無端ベルト22b、22cとの間に位置している。
なお、印字媒体4の移送路は、プーリ24eに巻き掛けられた無端ベルト22b、22cとの間に位置している。
このように、一本の無端ベルト22によりセンサユニット20を上部センサキャリッジ30aと下部センサキャリッジ30bとが対向した状態で印字媒体4の幅方向にスライドするように構成することにより、センサユニット20自体を印字媒体4の幅方向に移動させることなく、透過型センサ10を印字媒体4の幅方向にそれぞれスライドさせることができるため、センサユニット20自体の移動スペースを確保する必要がないという効果を奏する。
なお、本実施形態では、印字媒体の上面側及び下面側をガイドする図示しないガイド板をセンサユニット20に設けることができる。ガイド板は、印字媒体の上面側をガイドする上ガイド(図示せず)と印字媒体の下面側をガイドする下ガイド(図示せず)を上部センサキャリッジ30aと下部センサキャリッジ30bの印字媒体の搬送方向の上流側から下流側に向けて配置することができる。
そして、本実施形態では、図1に示したように、印字媒体を傾斜状に移送する位置に印字媒体のセンサユニットを設けたが、印字媒体を水平方向に移送する移送路にセンサユニットを設けることができる。
本実施形態では、図5に示すように、上部センサキャリッジ30a及び下部センサキャリッジ30bは、更に、それぞれシャフト34a、34bに支持されて無端ベルトの駆動によりスライドするように構成することが好ましい。
上部センサキャリッジ30a及び下部センサキャリッジ30bがそれぞれシャフト34a、34bに支持されていることで、更に安定して反射型センサあるいは透過型センサを印字媒体の幅方向に移動させることができる。
例えば、図2(a)に示すラベル連続体4xのピッチマーク4aを検出方法としては、図示しないキー(入力部)を操作して、反射型センサ9を選択する。次に、ラベル連続体4xの幅(数値)をキー操作して設定し、スタートキー(図示せず)を入力する。
これらのキー入力したデータは、制御部に供給され、キー入力したデータに基づいてステッピングモータを駆動させる。ラベル連続体4xは幅方向の一方辺を基準として移送するので、ステッピングモータを駆動して基準とする位置に上部センサキャリッジ30a及び下部センサキャリッジ30bを移動させる。そして基準とする位置から印字面側に所定の距離を移動させて位置決めする。位置決めする位置は、ピッチマークを検出できる位置である。
例えば、図2(a)に示すラベル連続体4xのピッチマーク4aを検出方法としては、図示しないキー(入力部)を操作して、反射型センサ9を選択する。次に、ラベル連続体4xの幅(数値)をキー操作して設定し、スタートキー(図示せず)を入力する。
これらのキー入力したデータは、制御部に供給され、キー入力したデータに基づいてステッピングモータを駆動させる。ラベル連続体4xは幅方向の一方辺を基準として移送するので、ステッピングモータを駆動して基準とする位置に上部センサキャリッジ30a及び下部センサキャリッジ30bを移動させる。そして基準とする位置から印字面側に所定の距離を移動させて位置決めする。位置決めする位置は、ピッチマークを検出できる位置である。
なお、本発明は、上記各実施の形態に限定されず、本発明の技術思想の範囲内において、各実施の形態は適宜変更され得る。また、上記構成部材の数、位置、形状等は上記実施の形態に限定されず、本発明を実施する上で好適な数、位置、形状等にすることができる。
本実施形態では、印字媒体として台紙に仮着したラベルや厚紙などを例にして説明したが、これに限らずフィルム、台紙のない帯状のラベルあるいは帯状のシートあるいはファンフォールド紙などの印字可能な媒体でピッチマーク、孔あるいは切欠きなどセンサが検出可能な印刷や加工したものであれ何れでもよい。
そして、本実施形態では、センサユニットをプリンタに設けた例で説明したが、用紙の搬送装置、用紙の枚数をカウントする紙類計数器など紙を搬送する機器にセンサユニットを配置することができる。
また、例えば、図6や図7に示すようなセンサユニットであってもよい。
図6、図7は、図4のセンサユニット20と同様に他の実施形態のセンサユニットを正面から示した図である。
図6のセンサユニット40は、印字媒体4の移送路の移送方向に直交して印字媒体4の上下を駆動するように複数のプーリ44a〜44dに無端ベルト42Aが、44a、44bに無端ベルト42Bが巻き掛けられている。プーリ24aとプーリ24bは、印字媒体4の移送路の下側に、プーリ24cとプーリ24dは、印字媒体4の移送路の上側に設けられている。センサユニット40は、プーリ24a、プーリ24b、プーリ24c、プーリ24d、そしてプーリ24aの順に無端ベルト42Aが巻き掛けられている。また、センサユニット40は、プーリ24a、プーリ24bに無端ベルト42Bが巻き掛けられている。さらに、プーリ44bには駆動手段48が設けられている。また、無端ベルト42Aには上部センサキャリッジ50a、無端ベルト42Bには下部センサキャリッジ50bが設けられている。上部センサキャリッジ50aと下部センサキャリッジ50bとは、対向した状態で印字媒体4の移送路の幅方向に移動できるように設けられている。これにより、上部センサキャリッジ50aと下部センサキャリッジ50bは、駆動手段48を駆動してプーリ44bを回転させると、上部センサキャリッジ50aと下部センサキャリッジ50bとが対向した状態で印字媒体4の移送路の幅方向にスライドされる。
なお、印字媒体4の移送路は、印字面側を駆動する42Aと、印字面側と反対の裏面側を移動する42Bとの間に位置することができる。
なお、印字媒体4の移送路は、印字面側を駆動する42Aと、印字面側と反対の裏面側を移動する42Bとの間に位置することができる。
図7のセンサユニット60は、印字媒体4の移送路の移送方向に直交して印字媒体4の上下を駆動するように複数のプーリ64a〜64dに3本の無端ベルト62A、62B、63Cが巻き掛けられている。プーリ64aとプーリ64bは、印字媒体4の移送路の下側に、プーリ64cとプーリ64dは、印字媒体4の移送路の上側に設けられている。センサユニット60は、プーリ64c、プーリ64dに無端ベルト62Aが巻き掛けられている。そして、センサユニット60は、プーリ64a、プーリ64bに無端ベルト62Bが巻き掛けられている。また、センサユニット60は、プーリ64b、プーリ64cに無端ベルト62Cがクロス状に巻き掛けられている。さらに、プーリ64bには駆動手段68が設けられている。また、無端ベルト62Aには上部センサキャリッジ70a、無端ベルト62Bには下部センサキャリッジ70bが設けられている。上部センサキャリッジ70aと下部センサキャリッジ70bとは、対向した状態で印字媒体4の移送路の幅方向にスライドできるように設けられている。これにより、上部センサキャリッジ70aと下部センサキャリッジ70bは、駆動手段68を駆動してプーリ64bを回転させると、上部センサキャリッジ70aと下部センサキャリッジ70bとが対向した状態で印字媒体4の移送路の幅方向にスライドされる。
図6、図7のようにセンサユニットを構成することによっても、センサユニット自体を印字媒体の幅方向に移動させることなく、透過型センサを印字媒体の幅方向にそれぞれスライドさせることができるため、センサユニット自体の移動スペースを確保する必要がないという効果を奏することができる。
なお、駆動手段48,68は、駆動手段28と同様にステッピングモータを用いることが好ましい。また、センサユニット40の上部センサキャリッジ50a及び下部センサキャリッジ50bの移動方向に沿って支持シャフトを設けることができる。センサユニット60も同様に支持シャフトを設けることができる。
さらに、本実施形態のセンサユニット20に設けられたプーリ24a〜24e、センサユニット40に設けられたプーリ44a〜44dおよびセンサユニット60に設けられたプーリ64a〜64dは、各々歯付きプーリを設けている。
また、上部センサキャリッジ50aには、受光素子が下部センサキャリッジ50bには、発光素子と受光素子を設けることができる。また、上部センサキャリッジ70aには、受光素子が下部センサキャリッジ70bには発光素子と受光素子を設けることができる(何れも図示せず)。さらに、発光素子を上部センサキャリッジに設けることもできる。
さらに、プーリ24a、24b、24c、24dの何れかのフランジの外周部に凹凸面あるいはゴム材などの摩擦係数の高い材質を設けることができる。これにより、プーリを手動で回転操作することができるので、上部センサキャリッジおよび下部センサキャリッジを移動させることができる。
さらに、プーリ24a、24b、24c、24dの何れかのフランジの外周部に凹凸面あるいはゴム材などの摩擦係数の高い材質を設けることができる。これにより、プーリを手動で回転操作することができるので、上部センサキャリッジおよび下部センサキャリッジを移動させることができる。
1…プリンタ、2…プラテンローラ、3…サーマルヘッド、4…印字媒体、4a…黒のマーク(ピッチマーク)、4b…孔(ピッチマーク)、4c…ラベル、5…インクリボン、6…用紙供給部、7…リボン供給部、8…リボン巻き取り部、9…反射型センサ、9a…受光素子、10…透過型センサ、10a…受光素子、10b…発光素子、20…センサユニット、22…(無端)ベルト、24a…プーリ、24b…プーリ、24c…プーリ、24d…プーリ、24e…プーリ、26…ギア、28…駆動手段、30a…上部センサキャリッジ、30b…下部センサキャリッジ、34a…シャフト、34b…シャフト、40…センサユニット、42A…無端ベルト、50a…上部センサキャリッジ、50b…下部センサキャリッジ、42B…無端ベルト、60…センサユニット、62A…無端ベルト、62B…無端ベルト、62C…無端ベルト、70a…上部センサキャリッジ、70b…下部センサキャリッジ
Claims (4)
- 印字媒体を移送路に沿って移送しながら前記印字媒体を検出するセンサユニットであって、
前記センサユニットは、
前記印字媒体を検出する透過型センサの一方の素子が設けられた上部センサキャリッジと、前記透過型センサの他方の素子が設けられた下部センサキャリッジと、を備え、
前記透過型センサの一方の素子と他方の素子を対向するように位置するとともに、上部センサキャリッジと下部センサキャリッジとをベルトの駆動により同期して移動するように設けたことを特徴とするセンサユニット。 - 前記ベルトは、前記印字媒体の移送路に直交して前記印字媒体の上下を駆動するように複数のプーリに巻き掛けられた1本の無端ベルトによることを特徴とする請求項1に記載のセンサユニット。
- 前記上部センサキャリッジ及び前記下部センサキャリッジは、更に、それぞれシャフトに支持されて前記ベルトの駆動によりスライドすることを特徴とする請求項1又は2に記載のセンサユニット。
- 請求項1〜3の何れか1項に記載のセンサユニットが設けられたことを特徴とするプリンタ。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012221045A JP2014073884A (ja) | 2012-10-03 | 2012-10-03 | センサユニット及びプリンタ |
PCT/JP2013/070901 WO2014054334A1 (ja) | 2012-10-03 | 2013-08-01 | 自動位置検出方法、センサユニット及びプリンタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012221045A JP2014073884A (ja) | 2012-10-03 | 2012-10-03 | センサユニット及びプリンタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2014073884A true JP2014073884A (ja) | 2014-04-24 |
Family
ID=50748367
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012221045A Pending JP2014073884A (ja) | 2012-10-03 | 2012-10-03 | センサユニット及びプリンタ |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2014073884A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017052579A (ja) * | 2015-09-07 | 2017-03-16 | 株式会社沖データ | 媒体検出装置及び画像形成装置 |
JP2019008223A (ja) * | 2017-06-27 | 2019-01-17 | 株式会社沖データ | 媒体検出装置及び画像形成装置 |
-
2012
- 2012-10-03 JP JP2012221045A patent/JP2014073884A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017052579A (ja) * | 2015-09-07 | 2017-03-16 | 株式会社沖データ | 媒体検出装置及び画像形成装置 |
JP2019008223A (ja) * | 2017-06-27 | 2019-01-17 | 株式会社沖データ | 媒体検出装置及び画像形成装置 |
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