JP2014063846A - 金属面の保護層とその形成方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】金属面を有する材料に、Sn含有金属から成るマトリクス中に、該Sn含有金属より高い融点を有する金属粒子が分散している金属層;及び熱硬化性樹脂を含むバインダーから成る硬化層が積層されている構造体であって、該金属粒子の表面は、Snを含む金属間化合物によって被覆されており、そして該金属層及び該硬化層は、互いに層分離していることによって、該金属面、該金属層、該硬化層という積層順序を保持している、前記構造体。
【選択図】図3
Description
また、上述したSnめっきの方法としては、電解めっきが広く利用されており、形成するSnめっきの硬度、光沢等の性質に応じて、アルカリ性浴、メタンスルホン酸浴、硫酸浴、中性浴等のめっき浴が使い分けられている。しかしながら、これらのめっきプロセスには、多数のめっき工程、洗浄工程又は乾燥工程を必要とし、めっき浴中の添加剤の種類、濃度及び温度管理等のノウハウが極めて複雑であり、さらにアルカリ又は酸を使用するため、環境・安全面の観点からも改善の余地がある。
すなわち、本発明は以下の通りである。
Sn含有金属から成るマトリクス中に、該Sn含有金属より高い融点を有する金属粒子が分散している金属層;及び
熱硬化性樹脂を含むバインダーから成る硬化層;
が積層されている構造体であって、該金属粒子の表面は、Snを含む金属間化合物によって被覆されており、そして該金属層及び該硬化層は、互いに層分離していることによって、該金属面、該金属層、該硬化層という積層順序を保持している、前記構造体。
Sn粒子(1)、又はSnとAg、Bi、Cu、Ge、In、Sb、Ni、Zn及びAuから成る群から選択される少なくとも1種の金属とを含み、かつ300℃未満の融点を有する合金粒子(1);
Ag、Bi、Cu、Ge、In、Sn、Sb、Ni、Zn及びAuから成る群から選択される少なくとも1種の金属を含み、かつ8μm以上の平均粒子径及び300℃以上の融点を有する金属粒子(2);並びに
25℃で液体の熱硬化性樹脂及び多価カルボン酸を含むバインダー(3);
を含むペーストであって、該金属粒子(2)は、100質量部の該Sn粒子(1)又は該合金粒子(1)に対して、8質量部〜67質量部含まれる、前記ペースト。
金属面を有する基板に、[6]〜[14]のいずれか1項に記載のペーストを塗布する工程;
前記Sn粒子(1)又は前記合金粒子(1)の融点より高く、かつ前記金属粒子(2)の融点より低い温度で、前記Sn粒子(1)又は前記合金粒子(1)から成るマトリクス中に前記金属粒子(2)が分散している金属層と、前記バインダー(3)から成る硬化層とを層分離させて、該金属面、該金属層、該硬化層の順に積層させる工程;
を含む、金属面保護基板の製造方法。
金属面を有する回路基板に、[6]〜[14]のいずれか1項に記載のペーストを塗布する工程;
該ペーストの塗布部に電子部品又は金属ケースを搭載する工程;及び
前記Sn粒子(1)又は前記合金粒子(1)の融点より高く、かつ前記金属粒子(2)の融点より低い温度で、前記Sn粒子(1)又は前記合金粒子(1)から成るマトリクス中に前記金属粒子(2)が分散している金属層と、前記バインダー(3)から成る硬化層とを層分離させて、該金属面、該金属層、該硬化層の順に積層させる工程;
を含む、部品実装基板の製造方法。
(1)低融点金属を含む粒子(以下、「低融点金属粒子」といもいう。)として、Sn粒子、又は、SnとAg、Bi、Cu、Ge、In、Sb、Ni、Zn及びAuの群から成る群から選択される1種の金属とを含み、かつ300℃未満の融点を有する合金粒子;
(2)高融点金属粒子として、Ag、Bi、Cu、Ge、In、Sn、Sb、Ni、Zn及びAuから成る群から選ばれる少なくとも1種の金属を含み、かつ8μm以上の平均粒子径及び300℃以上の融点を有する金属粒子;並びに
(3)室温(25℃)で液体の熱硬化性樹脂(以下、「液状熱硬化性樹脂」といもいう。)及び多価カルボン酸を含むバインダー;
を含み、そして前記ペーストは、前記低融点金属粒子100質量部に対して、8〜67質量部の前記高融点金属粒子を含むことが好ましい。
本実施の形態のペーストは、バインダーを含み、該バインダーは、室温(25℃)にて液体である液状熱硬化性樹脂、及び、フラックス成分として多価カルボン酸を含むことが好ましい。
本実施の形態のバインダーは、ペースト化の観点から室温(25℃)にて液体である液状熱硬化性樹脂を含むことが好ましい。液状熱硬化性樹脂として、例えば、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、シアン酸エステル樹脂、メラミン樹脂、ポリイミド樹脂、ビスマレイミド樹脂、尿素樹脂、アルキド樹脂、ビニルエステル樹脂、ベンゾオキサジン樹脂、ウレタン樹脂、アクリル樹脂等を使用することができるが、樹脂硬化特性と密着性の観点からエポキシ樹脂を含むことが好ましい。エポキシ樹脂としては、例えば、ビスフェノールA型エポキシ樹脂、ビスフェノールF型エポキシ樹脂、ビスフェノールS型エポキシ樹脂、ヒンダート型エポキシ樹脂、ビフェニル型エポキシ樹脂、脂環式エポキシ樹脂、トリフェニルメタン型エポキシ樹脂、フェノールノボラック型エポキシ樹脂、クレゾールノボラック型エポキシ樹脂及びこれらをハロゲン化したエポキシ樹脂、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ブタンジオール、ヘキサンジオール、シクロヘキサンジメタノール等のジグリシジルエーテル等を用いることができる。さらに、分子内にエポキシ基を3個以上有する多官能エポキシ樹脂から選ぶ場合には、例えば、フェノールノボラック型エポキシ樹脂、クレゾールノボラック型エポキシ樹脂、ナフトールノボラック型エポキシ樹脂、ビスAノボラック型エポキシ樹脂、ジシクロペンタジエン/フェノールエポキシ樹脂、脂環式アミンエポキシ樹脂、脂肪族アミンエポキシ樹脂などを使用することができる。中でも、ペースト化の観点から、比較的低粘度のビスフェノールA型液状エポキシ樹脂、又はビスフェノールF型液状エポキシ樹脂が好ましい。
本実施の形態のペーストは、低融点金属粒子の溶融成分が、基材などの金属面、及び高融点金属粒子表面に対して良好に濡れることによって、良好な自発層分離特性を得ることができる。よって、本実施の形態のバインダーは、金属表面の酸加膜等の清浄化作用及び再酸化防止機能を有する添加剤(フラックス成分)として、多価カルボン酸を含むことが好ましい。多価カルボン酸としては、例えば、ジカルボン酸、トリカルボン酸、テトラカルボン酸、及びそれ以上のカルボキシル基を1分子中に有する多価カルボン酸を含むものが好ましい。ジカルボン酸の具体例としては、シュウ酸、グルタル酸、アジピン酸、コハク酸、セバシン酸、マロン酸、マレイン酸、フマル酸、フタル酸、ピメリン酸、スベリン酸、アゼライン酸、シトラコン酸、α−ケトグルタル酸、ジグリコール酸、チオジグリコール酸、ジチオジグリコール酸、4−シクロヘキセン−1,2−ジカルボン酸等が例示でき、トリカルボン酸としては、トリメリット酸、クエン酸、イソクエン酸、シクロヘキサン−1,2,4−トリカルボン酸、1,2,3−プロパントリカルボン酸等が例示でき、そしてテトラカルボン酸としては、エチレンテトラカルボン酸、1,2,3,4−ブタンテトラカルボン酸等の既知の多価カルボン酸を使用することができる。
本実施の形態のバインダーは、バインダー中に添加する金属粒子が、樹脂との比重の違いにより経時的に沈降する現象を抑制する観点から、液状熱硬化性樹脂100質量部に対して、室温(25℃)で固体である有機フィラー(例えば、有機酸、固形熱硬化性樹脂、硬化剤、チクソ剤、活性剤、その他の有機系添加剤等)を含むことが好ましい。
前記フラックス成分は、バインダーの硬化作用を有するが、本実施の形態のバインダーには、熱処理時間又は熱処理温度を最適化するために、その他の既知の硬化剤を添加することができる。例えば、りん系化合物、フェノール樹脂、イミダゾール系、カチオン系、アニオン系硬化剤等の既知の硬化剤が使用できる。
本実施の形態のバインダー中には、効果を損なわない範囲で、無機フィラーを添加してもよい。無機フィラーとしては、例えば、シリカ粒子等のセラミック粒子が挙げられる。無機フィラーを添加することによって、リフロー後のバインダー硬化部の線膨張係数を下げることができるため、バインダー硬化部と金属層との界面間の線膨張係数の差異を調整することができる。
(低融点金属粒子)
本実施の形態のペーストに含まれる低融点金属粒子は、Sn粒子、又は、SnとAg、Bi、Cu、Ge、In、Sb、Ni、Zn及びAuから成る群より選択される少なくとも1種を含む金属粒子であり、かつ300℃未満の融点を有する合金粒子であることが好ましい。熱処理温度の低温化の観点から、融点240℃以下の低融点金属粒子がさらに好ましい。低融点金属粒子が溶融したマトリクス中に、前記高融点金属粒子を均一に分散させる観点から、低融点金属粒子はSnを40質量%以上含むことが好ましい。
本実施の形態に使用される高融点金属粒子は、Ag、Bi、Cu、Ge、In、Sn、Sb、Ni、Zn及びAuから成る群から選ばれる少なくとも1種の金属を含み、かつ8μm以上の平均粒子径及び300℃以上の融点を有する金属粒子であることが好ましい。溶融した低融点金属粒子同士が、表面張力によって金属面上の各箇所でランダムに融合するのを抑制し、金属面上に連続的な金属層を形成するために、高融点金属粒子を特定の比率で添加することが好ましい。すなわち、溶融した低融点金属粒子中のSn成分が、金属面及び高融点金属粒子との界面に濡れながら金属間化合物を僅かに形成させることで、溶融した低融点金属粒子同士が融合する際に働く表面張力及び凝集力を抑制し、金属面上に連続的な金属層を形成することが可能となる。従って、溶融した低融点金属粒子のSn成分と、高融点金属粒子との間にSnを含む金属間化合物を短時間の熱処理で形成させる観点から、前記高融点金属粒子は、Snと金属間化合物を形成する金属を含んでいることが好ましく、Cu粒子、Cu合金粒子、Ag粒子、Ag合金粒子、Ni粒子、Ni合金粒子、Au粒子、Au合金粒子であることがより好ましい。
本実施の形態のペーストは、低融点金属粒子と高融点金属粒子を含む。仮に、ペーストが高融点金属粒子を含まない場合、図2に示すように、熱処理によって溶融した低融点金属粒子同士は、融合しながら金属面2上に濡れて金属層3を形成しようとするが、表面張力によって金属面2上の各箇所でランダムに融合しようとするため、一定以上の厚みを有する連続的な金属層3は形成しない。しかしながら、高融点金属粒子6を特定の範囲の比率で添加することによって、図3に示すように、熱処理によって溶融した低融点金属粒子中のSn成分と、金属面2および高融点金属粒子6との界面にSnを含む金属間化合物を僅かに形成させることができ、この金属間化合物の形成によって、金属面2上での、溶融した低融点金属粒子成分の表面張力による融合が抑制され、金属面2上に連続的な金属層3を形成することが可能となる。一方で、図4に示すように、低融点金属粒子に対する高融点金属粒子6の混合比が多すぎると、低融点金属粒子が溶融して金属面2上に濡れて金属層3を形成するために十分なSn溶融成分が無く、金属面2上に連続的な金属層3が形成しない。従って、低融点金属粒子と高融点金属粒子の混合比は、低融点金属粒子100質量部に対して、高融点金属粒子は8質量部〜67質量部であることが好ましく、10質量部〜55質量部であることがより好ましく、13質量部〜45質量部であることがさらに好ましく、15質量部〜35質量部であることが特に好ましい。
本実施の形態のペースト100質量部に占める低融点金属粒子と高融点金属粒子の合計量は、ペーストの粘度を適正な範囲としてスクリーン印刷等での印刷性を良好とする観点から、96質量部以下であることが好ましく、92質量部以下であることがより好ましく、90質量部以下であることがさらに好ましい。金属粒子の沈降を防止し、一定かつ均一な厚みを有する金属層の形成を容易とする観点から、60質量部以上であることが好ましく、70質量部以上であることがより好ましく、80質量部以上であることがさらに好ましい。尚、ペースト全体に占める金属粒子の割合が少ない程、熱処理後に金属層表面に形成するバインダー硬化層の厚みを厚くすることができる。すなわち、ペースト中のバインダーと金属粒子の混合比率を調整することによって、金属層と熱硬化性樹脂硬化層の厚みの比を制御することができる。従来のめっき浴を用いた金属面上へのめっき方法では、厚みのあるめっき層を形成するためには、長時間を要するが、本実施の形態のペーストを用いることによって、短時間での金属層を形成することができる。
本実施の形態における金属面は、特定の材料又は基材中に包含されていてよい。例えば、部品を実装するための基板、バルク金属などの材料は、金属面を有することができるので、そのような材料の金属面に、本実施の形態の積層構造体を形成することができる。また、本実施の形態における金属面は、溶融した上記低融点金属粒子との濡れ性を考慮して、Cu、Ag、Au、Ni及びFeから成る群から選択される少なくとも1つの金属から形成されていることが好ましい。中でも、Cu、Ag、Au及びNiの少なくとも1つを含む金属面は、溶融した低融点金属粒子のSn成分と接合性および金属拡散性が良く、特にCuを含む金属面であることが好ましい。また、使用する金属面上には、プリフラックス処理、有機皮膜処理等の防錆処理が施されていてもよい。
本実施の形態は、金属面上に、前記ペーストを塗布する工程と、その後の工程で、前記低融点金属粒子の融点より高い温度、かつ、前記高融点金属粒子の融点より低い温度にて熱処理する工程を含み、前記低融点金属粒子が融合したマトリクス中に前記高融点金属粒子が分散した金属層と、前記バインダーの硬化層とを、金属面、該金属層、該硬化層の順に積層されるように層分離させる、金属面保護基板の製造方法にも関する。
本発明は、前記ペーストを塗布する工程と、その後の工程で、前記低融点金属粒子の融点より高い温度かつ前記高融点金属粒子の融点より低い温度にて熱処理する工程によって得られる積層構造体に関する。該積層構造体は、Snを含む低融点金属のマトリクス中に、該マトリクスより融点の高い高融点金属粒子が分散した金属層と、熱硬化性樹脂を含むバインダーの硬化層とが、金属面、該金属層、該硬化層の順に積層されるように層分離し、かつ、該金属層に分散した高融点金属粒子表面は、Snを含む金属間化合物によって被覆された積層構造体である。
尚、各金属粒子の平均粒径は、Sympatec社(ドイツ)製レーザー回折式粒子径分布測定装置「HELOS&RODOS」により体積積算平均値を測定し、平均粒径値として求めた。
金属粒子の融点は、島津製作所株式会社製「DSC−60」を用い、窒素雰囲気下、昇温10℃/分の条件で、測定温度範囲40〜300℃で測定し、最低温の吸熱ピークを融点とした。
(1)低融点金属粒子
低融点金属粒子には、山石金属(株)社製の粒度25μm〜45μmの金属粒子Bi−42Sn(元素組成は、Bi:58質量%、Sn:42質量%)を用いた。該金属粒子の平均粒子径をレーザー回折式粒子径分布測定装置(HELOS&RODOS)で測定したところ平均粒径は35.0μmであった。該金属粒子を金属粒子Aとする。また、上記金属粒子を、示差走査熱量計(島津製作所:DSC−60)で、窒素雰囲気下、昇温速度10℃/分の条件で、40〜300℃の範囲において測定したところ、138℃に吸熱ピーク(融点)が検出された。尚、本明細書における融点とは、上記DSCによる吸熱ピークの測定結果に基づく。
Cu6.5kg(純度99質量%以上)、Sn1.5kg(純度99質量%以上)、Ag1.0kg(純度99質量%以上)、Bi0.5kg(純度99質量%以上)、及びIn0.5kg(純度99質量%以上)(すなわち目標元素組成が、Cu:65質量%、Sn:15質量%、Ag:10質量%、Bi:5質量%、及びIn:5質量%)を黒鉛坩堝に入れ、窒素雰囲気で加熱融解させた。次に、この溶融金属を、坩堝の先端より、窒素ガス雰囲気の噴霧槽内に導入した後、坩堝先端付近に設けられたガスノズルから、窒素ガスを噴出してアトマイズを行い、得られた粉体を気流式分級機(日清エンジニアリング:TC−15N)を用いて、30μm設定で分級し、大粒子側を回収後、もう一度75μm設定で分級し、小粒子側を回収して得られた金属粒子を金属粒子Bとして使用した。回収した合金粒子をレーザー回折式粒子径分布測定装置(HELOS&RODOS)で測定したところ、平均粒径は、30.8μmであった。この金属粒子Bを示差走査熱量計(島津製作所:DSC−60)で、窒素雰囲気下、昇温速度10℃/分の条件で、40〜300℃の範囲において測定したところ、融点に由来する吸熱ピークは検出されなかったことから、融点300℃以上の高融点金属粒子とみなした。
前記低融点金属粒子85質量部に対して、前記高融点金属粒子15質量部を混合して、複合金属粒子を作製した。
ビスフェノールA型エポキシ樹脂である旭化成エポキシ社製の液状エポキシ樹脂(AER260)5.5質量部、ビスフェノールF型エポキシ樹脂である三菱化学社製液状エポキシ樹脂(YL983U)37質量部に対して、ビスフェノールA型エポキシ樹脂である旭化成エポキシ社製の固形エポキシ樹脂(AER6002)3質量部を添加し、180℃で30分間攪拌・加熱処理をした。その後、室温まで冷却をし、硬化剤として四国化成社製のイミダゾール系硬化剤である2−フェニルイミダゾール イソシアヌル酸付加物(2PZ−OK)3質量部と、アミン化合物としてn−ブチルアミン0.5質量部(25℃にて液状)と、多価カルボン酸としてアジピン酸2.5質量部及びシクロへキシルアミンアジピン酸塩0.5質量部を加え、乳鉢にて30分間すり潰した後、自転・公転ミキサー(THINKY社製 あわとり練太郎)を用いて室温(25℃)で5分混練した後3分間脱泡し、バインダーを作製した。得られたバインダーをバインダーAとした。尚、本バインダーAに含まれる液状熱硬化性樹脂は、AER260とYL983Uであり、室温(25℃)で固体の有機フィラーは、AER6002、2PZ−OK、アジピン酸、シクロへキシルアミンアジピン酸塩である。
上記混合粉体100質量部に対して(4)で作製したバインダーAを17.6質量部添加し、ソルダーソフナー(マルコム:SPS−1)にて混練し、脱泡混練機(松尾産業:SNB−350)に供して、ペーストを作製した。
金属面として、最表面全面にCu面を有する、1インチ×1インチサイズのガラスエポキシ基板(厚み:1mm)のCu面上に、(5)にて作製したペーストを印刷した。ペースト印刷パターン形成には、スクリーン印刷機(マイクロテック:MT−320TV)を用いた。印刷マスク及びスキージはメタル製のものを採用した。印刷マスクは、開口サイズ2.0cm×2.0cm、厚み0.22mmのものを用いた。印刷条件は、速度10mm/秒、印圧0.1MPa、スキージ圧0.2MPa、背圧0.1MPa、アタック角度20°、クリアランス0mm、及び印刷回数1回とした。印刷後に得られた基板を、N2雰囲気(O2濃度:1000ppm以下)で熱処理をした。熱処理装置としては、リフローシミュレータ(マルコム:SRS−1C)を使用した。温度プロファイルは、熱処理開始(常温)から160℃までを2.0℃/秒で昇温し、160℃で360秒間保持した。
前記(6)にて作製した評価サンプルを、エポキシ包埋し、評価基板面に対して垂直方向に断面研磨を行うことによって、上記印刷後に熱処理して得られるペースト硬化部の断面構造を光学顕微鏡にて観察した。観察範囲は、図6に示すように(6)にて作製したサンプルの上面図の切断線L(ペースト塗布部13の中心部)の断面とした。その結果、前記Cu面上に、高融点金属粒子が分散した金属層と、バインダー硬化層が、それぞれ連続的にこの順で層分離構造を形成する能力を有することが確認できた。本明細書において、「層分離構特性を有する」とは、上記評価方法によってペースト硬化部の断面構造を観察した際に、図7に示すように、金属面上に15μm以上の厚みの連続的な金属層3が形成し、さらに該金属層3の表層は15μm以上厚みのバインダー硬化層4によって連続的に被覆された構造を有することとし、バインダー及び層分離特性評価結果は表1に記載する。尚、上記断面観察の結果、バインダー硬化層4中に金属粒子が浮遊していても、面積比率でバインダー硬化層中に5%未満であれば、層分離特性を有することとした。また、上記断面観察の結果、金属層3中にバインダーの硬化部又は空隙が一部ボイドとして存在していても、断面観察全域の金属層が連続していれば層分離特性を有することとした。
尚、本明細書における実施例および比較例のペーストは、熱処理後のバインダー硬化部は、ゲル状態ではなく、いずれも硬い硬質皮膜であることが確認できた。
実施例1で使用した金属粒子を、表1又は2記載の各種金属粒子及び混合比率に変更し、実施例1(3)〜(7)と同様の評価を行った。尚、使用した金属粒子a、C、D、E、F、G、H、I及びJに関しては以下に詳細を示す。比較例8には、バインダーとして、以下に説明するバインダーBを使用し、実施例15、16及び比較例9、10では、バインダーCを使用した。また、実施例15、16及び比較例9、10の層分離特性評価サンプルの作製では、熱処理装置として、リフローシミュレータ(マルコム:SRS−1C)を使用し、温度プロファイルは、熱処理開始(常温)から250℃までを2.0℃/秒で昇温し、250℃で60秒間保持した。
尚、層分離特性評価結果に関しては、表1又は2に記載した。
山石金属(株)社製の粒度25μm〜38μmの金属粒子Sn−3Ag−0.5Cu(元素組成は、Sn:96.5質量%、Ag:3質量%、Cu:0.5質量部)を用いた。該金属粒子の平均粒子径をレーザー回折式粒子径分布測定装置(HELOS&RODOS)で測定したところ平均粒径は30.3μmであった。該金属粒子を金属粒子aとする。また、上記金属粒子を、示差走査熱量計(島津製作所:DSC−60)で、窒素雰囲気下、昇温速度10℃/分の条件で、40〜300℃の範囲において測定したところ、218℃に吸熱ピーク(融点)が検出された。尚、本明細書における融点とは、上記DSCによる吸熱ピークの測定結果に基づく。
Cu6.5kg(純度99質量%以上)、Sn1.5kg(純度99質量%以上)、Ag1.0kg(純度99質量%以上)、Bi0.5kg(純度99質量%以上)、及びIn0.5kg(純度99質量%以上)(すなわち目標元素組成が、Cu:65質量%、Sn:15質量%、Ag:10質量%、Bi:5質量%、及びIn:5質量%)を黒鉛坩堝に入れ、99体積%以上のヘリウム雰囲気で、高周波誘導加熱装置により1400℃まで加熱、融解した。次に、この溶融金属を、坩堝の先端より、ヘリウムガス雰囲気の噴霧槽内に導入した後、坩堝先端付近に設けられたガスノズルから、窒素ガスを噴出してアトマイズを行い、得られた粉体を気流式分級機(日清エンジニアリング:TC−15N)を用いて、20μm設定で分級し、大粒子側を回収後、もう一度30μm設定で分級し、小粒子側を回収して得られた金属粒子を金属粒子Cとして使用した。回収した合金粒子をレーザー回折式粒子径分布測定装置(HELOS&RODOS)で測定したところ、平均粒径は、15.1μmであった。この金属粒子Cを示差走査熱量計(島津製作所:DSC−60)で、窒素雰囲気下、昇温速度10℃/分の条件で、40〜300℃の範囲において測定したところ、融点に由来する吸熱ピークは検出されなかった。
Cu6.5kg(純度99質量%以上)、Sn1.5kg(純度99質量%以上)、Ag1.0kg(純度99質量%以上)、Bi0.5kg(純度99質量%以上)、及びIn0.5kg(純度99質量%以上)(すなわち目標元素組成が、Cu:65質量%、Sn:15質量%、Ag:10質量%、Bi:5質量%、及びIn:5質量%)を黒鉛坩堝に入れ、窒素雰囲気で加熱融解させた。次に、この溶融金属を、坩堝の先端より、窒素ガス雰囲気の噴霧槽内に導入した後、坩堝先端付近に設けられたガスノズルから、窒素ガスを噴出してアトマイズを行い、得られた粉体を気流式分級機(日清エンジニアリング:TC−15N)を用いて、5μm設定で分級し、大粒子側を回収後、もう一度30μm設定で分級し、小粒子側を回収して得られた金属粒子を金属粒子Dとして使用した。回収した合金粒子をレーザー回折式粒子径分布測定装置(HELOS&RODOS)で測定したところ、平均粒径は、11.2μmであった。この金属粒子Dを示差走査熱量計(島津製作所:DSC−60)で、窒素雰囲気下、昇温速度10℃/分の条件で、40〜300℃の範囲において測定したところ、融点に由来する吸熱ピークは検出されなかった。
Cu6.5kg(純度99質量%以上)、Sn1.5kg(純度99質量%以上)、Ag1.0kg(純度99質量%以上)、Bi0.5kg(純度99質量%以上)、及びIn0.5kg(純度99質量%以上)(すなわち目標元素組成が、Cu:65質量%、Sn:15質量%、Ag:10質量%、Bi:5質量%、及びIn:5質量%)を黒鉛坩堝に入れ、99体積%以上のヘリウム雰囲気で、高周波誘導加熱装置により1400℃まで加熱、融解した。次に、この溶融金属を、坩堝の先端より、ヘリウムガス雰囲気の噴霧槽内に導入した後、坩堝先端付近に設けられたガスノズルから、窒素ガスを噴出してアトマイズを行い、得られた粉体を気流式分級機(日清エンジニアリング:TC−15N)を用いて、5μm設定で分級し、大粒子側を回収後、もう一度10μm設定で分級し、小粒子側を回収して得られた金属粒子を金属粒子Eとして使用した。回収した合金粒子をレーザー回折式粒子径分布測定装置(HELOS&RODOS)で測定したところ、平均粒径は、4.0μmであった。この金属粒子Eを示差走査熱量計(島津製作所:DSC−60)で、窒素雰囲気下、昇温速度10℃/分の条件で、40〜300℃の範囲において測定したところ、融点に由来する吸熱ピークは検出されなかった。
Cu粉(福田金属箔粉工業社製、Cu−HWQ 15μm 平均粒径15μm)を使用した。該Cu粉を、金属粒子Fとした。
Cu粉(福田金属箔粉工業社製、Cu−HWQ 3μm 平均粒径2.6μm)を使用した。該Cu粉を、金属粒子Gとした。
Ag粉(高純度化学研究所社製、AGE06PB)を気流式分級機(日清エンジニアリング:TC−15N)を用いて、20μm設定で分級し、大粒子側を回収後、もう一度30μm設定で分級し、小粒子側を回収して得られた金属粒子を金属粒子Hとして使用した。回収した合金粒子をレーザー回折式粒子径分布測定装置(HELOS&RODOS)で測定したところ、平均粒径は15μmであった。
Ag粉(日本アトマイズ加工(株)社製、HXR−Ag 平均粒径5.3μm)を用いた。該Ag粉を、金属粒子Iとした。
Ni6kg(純度99質量%以上)、Sn4kg(純度99質量%以上)を、黒鉛坩堝に入れ、窒素雰囲気で加熱融解させた。次に、この溶融金属を、坩堝の先端より、窒素ガス雰囲気の噴霧槽内に導入した後、坩堝先端付近に設けられたガスノズルから、窒素ガスを噴出してアトマイズを行い、得られた粉体を気流式分級機(日清エンジニアリング:TC−15N)を用いて30μm設定で分級し、大粒子側を回収後、もう一度75μm設定で分級し、小粒子側を回収して得られた金属粒子を金属粒子Jとして使用した。回収した合金粒子をレーザー回折式粒子径分布測定装置(HELOS&RODOS)で測定したところ、平均粒径は、27.5μmであった。この金属粒子Jを示差走査熱量計(島津製作所:DSC−60)で、窒素雰囲気下、昇温速度10℃/分の条件で、40〜300℃の範囲において測定したところ、融点に由来する吸熱ピークは検出されなかった。
ビスフェノールA型エポキシ樹脂である旭化成エポキシ社製の液状エポキシ樹脂(AER260)5.5質量部、ビスフェノールF型エポキシ樹脂である三菱化学社製液状エポキシ樹脂(YL983U)37質量部に対して、旭化成エポキシ社製のビスフェノールA型固形エポキシ樹脂(AER6002)3質量部を添加し、180℃で30分間攪拌・加熱処理をした。その後、室温まで冷却をし、硬化剤として四国化成社製のイミダゾール系硬化剤である2−フェニルイミダゾール イソシアヌル酸付加物(2PZ−OK)3質量部と、アミン化合物としてn−ブチルアミン0.5質量部(25℃にて液状)と、有機酸としてリシノレイン酸を主成分とする液状(25℃にて)モノカルボン酸CO−FA S(伊藤製油社製)を3.0質量部加え、乳鉢にて30分間すり潰した後、自転・公転ミキサー(THINKY社製 あわとり練太郎)を用いて室温(25℃)で5分混練した後3分間脱泡し、バインダーを作製した。得られたバインダーをバインダーBとした。尚、バインダーB中の、液状熱硬化性樹脂は、AER260とYL983Uであり、室温(25℃)で固体の有機フィラーは、AER6002、2PZ−OKである。
ビスフェノールA型エポキシ樹脂である旭化成エポキシ社製の液状エポキシ樹脂(AER260)14質量部、ビスフェノールF型エポキシ樹脂である三菱化学社製液状エポキシ樹脂(YL983U)57質量部に対して、三菱化学社製のビスフェノールF型固形エポキシ樹脂(4005P)8質量部を添加し、180℃で30分間攪拌・加熱処理をした。その後、多価カルボン酸としてシクロへキシルアミンアジピン酸塩4.9質量部及びn−ブチルアミンアジピン酸塩1.5質量部と、ソルビトール系チクソ剤を1質量部添加し、乳鉢にて30分間すり潰した後、自転・公転ミキサー(THINKY社製 あわとり練太郎)を用いて室温(25℃)で5分混練した後3分間脱泡し、バインダーを作製した。得られたバインダーをバインダーCとした。尚、バインダーC中の、液状熱硬化性樹脂は、AER260とYL983Uであり、室温(25℃)で固体の有機フィラーは、4005P、シクロへキシルアミンアジピン酸塩、n−ブチルアミンアジピン酸塩、及びソルビトール系チクソ剤である。
2 金属面
3 金属層
4 バインダー硬化層
5 溶融した低融点金属粒子によるマトリクス
6 高融点金属粒子
7 基板電極
8 熱硬化性樹脂組成物硬化層
9 電子部品
10 金属ケース
11 半導体ダイ
12 Cu面
13 熱処理後保護ペースト塗布部
14 バインダー硬化層上面境界
Claims (17)
- 金属面を有する材料に、以下の層:
Sn含有金属から成るマトリクス中に、該Sn含有金属より高い融点を有する金属粒子が分散している金属層;及び
熱硬化性樹脂を含むバインダーから成る硬化層;
が積層されている構造体であって、該金属粒子の表面は、Snを含む金属間化合物によって被覆されており、そして該金属層及び該硬化層は、互いに層分離していることによって、該金属面、該金属層、該硬化層という積層順序を保持している、前記構造体。 - 前記金属面は、Ag、Cu、Ni、Au及びFeから成る群から選択される少なくとも1つの金属から形成されている、請求項1に記載の構造体。
- 前記金属間化合物は、Cu−Sn、Cu−Sn−In、Cu−Sn−Ge、Cu−Sn−In−Ge、Ag−Sn、Ag−Sn−In、Ni−Sn、Ni−Sn−In、Ni−Sn−In−Cu、Ni−Sn−Cu及びAu−Snから成る群から選択される少なくとも1つを含む、請求項1又は2に記載の構造体。
- 請求項1〜3のいずれか1項に記載の構造体を有する金属面保護基板。
- 請求項1〜3のいずれか1項に記載の構造体を有する部品実装基板。
- 下記成分;
Sn粒子(1)、又はSnとAg、Bi、Cu、Ge、In、Sb、Ni、Zn及びAuから成る群から選択される少なくとも1種の金属とを含み、かつ300℃未満の融点を有する合金粒子(1);
Ag、Bi、Cu、Ge、In、Sn、Sb、Ni、Zn及びAuから成る群から選択される少なくとも1種の金属を含み、かつ8μm以上の平均粒子径及び300℃以上の融点を有する金属粒子(2);並びに
25℃で液体の熱硬化性樹脂及び多価カルボン酸を含むバインダー(3);
を含むペーストであって、該金属粒子(2)は、100質量部の該Sn粒子(1)又は該合金粒子(1)に対して、8質量部〜67質量部含まれる、前記ペースト。 - 前記25℃で液体の熱硬化性樹脂100質量部に対して、25℃で固体の有機フィラーを5質量部〜120質量部含む、請求項6に記載のペースト。
- 前記有機フィラーは、25℃で固体の熱硬化性樹脂を含む、請求項7に記載のペースト。
- 前記ペースト100質量部中に含まれる、前記Sn粒子(1)又は前記合金粒子(1)と前記金属粒子(2)との合計量が60質量部〜96質量部である、請求項6〜8のいずれか1項に記載のペースト。
- 前記Sn粒子(1)又は前記合金粒子(1)と前記金属粒子(2)との合計量を100質量部としたときに、前記多価カルボン酸は、前記ペースト中に0.1質量部〜7.0質量部含まれる、請求項6〜9のいずれか1項に記載のペースト。
- 前記バインダー(3)は、アミン塩をさらに含む、請求項6〜10のいずれか1項に記載のペースト。
- 前記25℃で液体の熱硬化性樹脂は、エポキシ樹脂である、請求項6〜11のいずれか1項に記載のペースト。
- 前記合金粒子(1)又は前記金属粒子(2)は、少なくとも0.1質量%のIn及び/又は少なくとも0.1質量%のGeを含む、請求項6〜12のいずれか1項に記載のペースト。
- 前記合金粒子(1)又は前記金属粒子(2)は、鉛(Pb)を含まない、請求項6〜13のいずれか1項に記載のペースト。
- 以下の工程:
金属面を有する基板に、請求項6〜14のいずれか1項に記載のペーストを塗布する工程;
前記Sn粒子(1)又は前記合金粒子(1)の融点より高く、かつ前記金属粒子(2)の融点より低い温度で、前記Sn粒子(1)又は前記合金粒子(1)から成るマトリクス中に前記金属粒子(2)が分散している金属層と、前記バインダー(3)から成る硬化層とを層分離させて、該金属面、該金属層、該硬化層の順に積層させる工程;
を含む、金属面保護基板の製造方法。 - 以下の工程:
金属面を有する回路基板に、請求項6〜14のいずれか1項に記載のペーストを塗布する工程;
該ペーストの塗布部に電子部品又は金属ケースを搭載する工程;及び
前記Sn粒子(1)又は前記合金粒子(1)の融点より高く、かつ前記金属粒子(2)の融点より低い温度で、前記Sn粒子(1)又は前記合金粒子(1)から成るマトリクス中に前記金属粒子(2)が分散している金属層と、前記バインダー(3)から成る硬化層とを層分離させて、該金属面、該金属層、該硬化層の順に積層させる工程;
を含む、部品実装基板の製造方法。 - 前記金属面は、Ag、Cu、Ni、Au及びFeから成る群から選択される少なくとも1つの金属から形成されている、請求項15又は16に記載の方法。
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