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JP2014051144A - 車両用電子制御ユニット - Google Patents

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JP2014051144A
JP2014051144A JP2012195403A JP2012195403A JP2014051144A JP 2014051144 A JP2014051144 A JP 2014051144A JP 2012195403 A JP2012195403 A JP 2012195403A JP 2012195403 A JP2012195403 A JP 2012195403A JP 2014051144 A JP2014051144 A JP 2014051144A
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power supply
port
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transceiver
unit
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JP2012195403A
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Toshihide Muto
利英 武藤
Yukisato Fujita
行識 藤田
Hiroyuki Inagaki
浩之 稲垣
Shinji Kondo
慎二 近藤
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Aisin Corp
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Aisin Seiki Co Ltd
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Abstract


【課題】製造コストの増加を抑制しつつ、CPU等の演算部からトランシーバへのリーク電流の発生を抑制できる車両用電子制御ユニットを提供する。
【解決手段】本発明の車両用電子制御ユニットは、第一電源部1から給電される演算部4と、第二電源部2から給電されるトランシーバ5と、イグニッション91のオフ情報を受信した後に第一電源部1及び第二電源部2の給電動作を停止させる電源制御部3と、を備え、演算部3は、入力ポートと出力ポートとを切り替え可能な第三ポート43と、当該切り替えを制御する切替制御部44と、を有し、トランシーバ5は、第三ポート43に接続され且つ第四ポート51にESD素子を介して接続された第五ポート52と、を有し、切替制御部44は、イグニッション91のオフ情報を受信した後で電源制御部3が給電動作を停止させる前に、第三ポート43を出力ポートから入力ポートに切り替える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、少なくとも2つの電源ICを有する車両用の電子制御ユニットに関する。
車両用の電子制御ユニット(以下、ECUとも称する)は、例えば車両内の対応する装置と通信可能に接続されており、当該装置との間で制御信号などを送受信するものである。車両用ECUとしては、特開2003−133936号公報(特許文献1)に記載されている。
車両用ECUは、例えばCANに接続されている。ここで、車両用ECUは、2つ以上のユニット(ICやCPU等)が相互に接続されて構成されており、少なくともCPUとして機能するものと、トランシーバとして機能するものと、を備えている。例えば、CPUはトランシーバに制御信号を送信し、トランシーバは制御対象に送信可能に電圧レベル等を調整して制御対象に送信する。CPUとトランシーバは相互に通信可能となっている。トランシーバは、主にCAN内に配置され、いわゆるCANトランシーバとして機能する。
ここで、CPUとトランシーバには、それぞれ別々の電源ICが接続されている。各電源ICは、バッテリに接続され、バッテリの電力を電力変換等してCPU又はトランシーバに給電する。各電源ICには、電源ICの給電動作(給電許可/給電停止)を制御する共通の電源制御部が接続されている。電源制御部は、車両ECUの一機能を発揮する部分である。また一般に、トランシーバの入力ポートには、静電気対策としてESD素子が設けられている。
特開2003−133936号公報
上記のように、別体の電源ICがそれぞれCPU又はトランシーバに給電する回路構成では、電源制御部が両電源ICに給電停止を指令した場合、何れか一方の電源ICの給電停止が他方よりも先に実行される可能性がある。換言すると、一方の電圧が他方の電圧よりも先に低下する(先に過渡現象が開始される)可能性がある。つまり、給電停止のタイムラグにより、トランシーバ側の電源ICがCPU側の電源ICよりも先に給電停止し、当該トランシーバの電位がCPUの電位よりも小さくなるおそれがある。この場合、CPUの出力ポートからトランシーバの入力ポートにリーク電流が流れ得る。このリーク電流はESD素子を介して大きな電流となってCPUの出力ポートの耐性を上回り、CPUを損傷・故障させるおそれがある。また、上記リーク電流を防止するために多数の回路部品を用いる場合は、製造コストの面で問題がある。
本発明は、このような事情に鑑みて為されたものであり、製造コストの増加を抑制しつつ、CPU等の演算部からトランシーバへのリーク電流の発生を抑制できる車両用電子制御ユニットを提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、車両用電子制御ユニットであって、バッテリに接続された第一電源部と、前記第一電源部とは別体で前記バッテリに接続された第二電源部と、前記第一電源部から給電される演算部と、前記第二電源部から給電され、前記演算部からの信号を受信し負荷に出力するトランシーバと、イグニッションのオン/オフ情報を受信し、前記イグニッションのオフ情報を受信した後に前記第一電源部及び前記第二電源部の給電動作を停止させる電源制御部と、を備え、前記演算部は、前記第一電源部に接続された第一ポートと、少なくとも入力ポートとして機能する第二ポートと、入力ポートと出力ポートとを切り替え可能な第三ポートと、前記第三ポートの切り替えを制御する切替制御部と、を有し、前記トランシーバは、前記第二電源部に接続された第四ポートと、前記第三ポートに接続され且つ前記第四ポートにESD素子を介して接続された第五ポートと、前記第二ポートに接続された第六ポートと、を有し、前記切替制御部は、前記イグニッションのオン/オフ情報を受信し、前記イグニッションのオフ情報を受信した後で前記電源制御部が前記給電動作を停止させる前に、前記第三ポートを出力ポートから入力ポートに切り替える。
請求項2に記載の発明は、請求項1において、前記第一電源部及び前記演算部は、CANの第一のチャンネルに用いられ、前記第二電源部及び前記トランシーバ及び前記演算部は、前記CANの第二のチャンネルに用いられ、前記電源制御部は、前記CANの前記第一のチャンネル又は前記第二のチャンネルに用いられている。
請求項1に記載の発明によれば、イグニッションがオフされた場合、第一電源部及び第二電源部の給電動作が停止する前に、切替制御部により第三ポートが入力ポートに切り替えられる。これにより、第二電源部が第一電源部よりも先に給電停止した場合でも、入力ポートとなった第三ポートからトランシーバ側にリーク電流が出力されることがなく、ESD素子を介した大電流の発生を防止することができる。つまり、本発明によれば、演算部からトランシーバへのリーク電流の発生を防止し、大きなリーク電流発生による演算部の損傷や故障を防止することができる。また、本発明によれば、制御プログラムの変更などソフトウェア的な変更で実現可能であるため、回路部品の増加が抑制され、製造コストの増加が抑制される。
請求項2に記載の発明によれば、CAN2チャンネルを用い、チャンネルごとに別々の電源部を用いることで、車両に合わせてトランシーバ及び第二電源部を取り付け/取り外しが可能となる。これにより、各車両に適切な容量の電源部を搭載することができる。つまり、本発明によれば、リーク電流発生を抑制することでCAN1チャンネル及び2チャンネル両方に対応でき、汎用性の高い車両用ECUを提供することができる。
第一実施形態の車両用電子制御ユニットの構成を示す構成図である。 第一実施形態の車両用電子制御ユニットの構成及びイグニッションを示す構成図である。 第一実施形態の第三ポートを説明するための概念図である。 第一実施形態のイグニッションオフ時の制御を示すフローチャートである。 リーク電流が発生ケースと第一実施形態の第三ポートの設定を説明するための説明図である。 第二実施形態の車両用電子制御ユニットの構成を示す構成図である。
次に、実施形態を挙げ、本発明をより詳しく説明する。なお、接続とは、電気的な接続を意味し、信号線や各種回路要素を介した接続を意味する。また、ECUには、例えばメモリを内蔵したマイコン等が実装されている。第一実施形態は、CAN(Controller Area Network)に接続され、CPUとトランシーバに対して別々の電源ICが設けられた車両用ECUである。
<第一実施形態>
第一実施形態の車両用ECUは、図1及び図2に示すように、CAN内に配置された電子制御ユニットであって、主に、第一電源IC1と、第二電源IC2と、電源制御部3と、CPU4と、トランシーバ5と、を備えている。
第一電源IC(「第一電源部」に相当する)1は、駆動電源を生成するための集積回路であって、電源自己保持回路31、電源制御部3、電源供給装置92、及びCPU4の第一ポート41に接続されている。第一電源IC1は、電源自己保持回路31及び電源供給装置92を介して供給されるバッテリ90の電力を電圧変換してCPU4に供給する。すなわち、第一電源IC1は、CPU4に対して給電動作を実行する。
第二電源IC2(「第二電源部」に相当する)は、第一電源ICとは別体で駆動電源を生成するための集積回路であって、電源自己保持回路31、電源供給装置92、及びトランシーバ5の第四ポート51に接続されている。第二電源IC2は、電源自己保持回路31及び電源供給装置92を介して供給されるバッテリ90の電力を電圧変換してトランシーバ5に供給する。すなわち、第二電源IC2は、トランシーバ5に対して給電動作を実行する。
電源制御部3は、両電源IC1、2の給電動作を制御する電源コントローラである。電源制御部3は、第一電源IC1及び第二電源IC2に接続された電源自己保持回路31と、制御部30と、を有し、制御部30が電源自己保持回路31を制御することで両電源IC1、2の給電動作を制御する。制御部30は、ECUの一部として設けることが可能であるが、第一実施形態ではCPU4が制御部30の機能を発揮するようにプログラムされている。
電源自己保持回路31は、スイッチング素子で構成され、その入力端子がバッテリ90に接続され、その出力端子が第一電源IC1及び第二電源IC2に接続され、その制御端子が制御部30(CPU4)に接続されている。制御部30が制御端子にオン信号を出力している間は、電源自己保持回路31を介してバッテリ90の電力が第一電源IC1及び第二電源IC2に供給される。一方、制御部30が制御端子に電源オフ指令(オフ信号)を出力すると、電源自己保持回路31はオフ状態(切断状態)となり、バッテリ90から第一電源IC1及び第二電源IC2への給電が停止する。
制御部30は、図2に示すように、イグニッション91のオン/オフによって給電/非給電を切り替える電源供給装置92に接続されており、電源供給装置92からイグニッション91のオン/オフ情報を受信する。電源供給装置92は、イグニッション91のオン/オフに連動して給電するものであり、第一電源IC1、第二電源IC2、及び制御部30に接続されている。なお、第一実施形態ではイグニッション91がオンの際は、電源供給装置92を介してバッテリ90と第一電源IC1、第二電源IC2、及び制御部30(CPU4)とが接続される。
制御部30は、電源供給装置92からイグニッション91のオフ情報を受信すると、CPU4が所定処理(予め設定された停止時に実行する処理)を実行した後(あるいは所定時間経過後)、電源自己保持回路31に対し電源オフ指令を出力し、両電源IC1、2の給電動作を停止させる。両電源IC1、2は、少なくともイグニッション91がオン状態において、バッテリ90から給電されると共に各対象に給電動作を実行する。
CPU4(「演算部」に相当する)は、例えばROM等に記憶されたプログラムを実行する演算処理装置であって、第一ポート41と、第二ポート42と、第三ポート43と、切替制御部44と、を備えている。CPU4は、マイコン(マイクロコントローラユニット)ともいえる。第一ポート41は、第一電源IC1に接続されている。CPU4は、第一ポート41を介して第一電源IC1から給電される。
第二ポート42は、入力ポートであって、トランシーバ5の第六ポート53と接続されている。第二ポート42は、トランシーバ5からの信号を受信する。第二ポート42は入力ポートであり、第二ポート42を介してトランシーバ5へ信号が送信されることはない。なお、第二ポート42は、入力ポートと出力ポートを切り替え可能なポートであっても良い。
第三ポート43は、入力ポートと出力ポートとを切り替え可能に設計されたポートである。第三ポート43は、トランシーバ5の第五ポート52に接続されている。
第三ポート43は、概念的には図3に示すように、2つのスイッチング素子A1、A2と、入力部Bと、を有している。第三ポート43は、出力ポートに設定されている時にはスイッチング素子A1、A2をオン/オフすることでスイッチング素子A1、A2の間からトランシーバ5にパルス信号を送信でき、入力ポートに設定されている時にはスイッチング素子A1、A2が常時オフになり信号(電流)がトランシーバ5側に出力されることはない。第三ポート43が入力ポートに設定されると、入力部Bを介して信号が入力される。
切替制御部44は、CPU4の一機能であって、プログラムに基づいて第三ポート43を切り替えるものである。切替制御部44は、電源供給装置92(又は電源制御部3)からイグニッション91のオン/オフ情報を受信する。つまり、CPU4は、オン/オフ情報を受信する受信ポート45を備えている。切替制御部44は、イグニッション91のオフ情報を受信すると、電源制御部3が両電源IC1、2の給電動作を停止させる前に、第三ポート43を出力ポートから入力ポートに切り替える。
第一実施形態において、電源制御部3は、イグニッション91のオフ情報を受信した後、所定時間経過後(あるいは所定処理を実施後)に両電源IC1、2の給電動作を停止させるよう設定されている。そして、切替制御部44は、イグニッション91のオフ情報を受信した後、所定時間が経過する前に(あるいは所定処理が完了する前に)、第三ポート43を入力ポートに切り替えるようにプログラムされている。
トランシーバ5は、CANと通信するためのCANトランシーバICであって、主にCPU4から入力された信号をCAN内送信可能な電圧レベルに変換してCANに送信し、CANからの信号をCPU4の電圧レベルに合わせてCPU4に送信する。トランシーバ5からの信号は、CANを介して当該車両用ECUが担当する負荷(制御対象又は情報収集対象、例えば各種クラッチやエンジン等)に送信される。
トランシーバ5は、ポートとして、第四ポート51と、第五ポート52と、第六ポート53と、入出力ポート55、56と、を備えている。第四ポート51は、第二電源IC2に接続されている。トランシーバ5は、第四ポート51を介して第二電源IC2から給電される。
第五ポート52は、CPU4の第三ポート43に接続されている。また、第五ポート52は、トランシーバ5内部において、ESD素子521及びそれに並列接続された抵抗素子522を介して第四ポート51に接続されている。第一実施形態において、ESD素子521は、静電気放電のためのダイオードであり、アノードが第五ポート52に接続され、カソードが第四ポート51に接続されている。両電源IC1、2の給電動作停止時に、第二電源IC2のほうが第一電源IC1よりも先に又は早く落ちた(電圧低下した)場合、第三ポート43が出力ポートであれば、第三ポート43から第一ポート51に向けてリーク電流が流れる(図1破線参照)。リーク電流は、ESD素子521を通って第四ポート51側に流れるため、通常(ポートの耐電流内)よりも大きな電流となる。
第六ポート53は、第二ポート42に接続された出力ポートである。入出力ポート55、56は、電圧レベルを合わせたパルス信号をCAN(負荷)との間で送受信するためのポートである。
ここで、第一実施形態の車両用ECUの作用効果について説明する。図4に示すように、イグニッション91がオフされると、オフ信号が送信され、電源制御部3(制御部30)及びCPU4(切替制御部44)がオフ信号を受信する(S101)。制御部30は、当該オフ信号を受信しても所定時間経過するまで(あるいは所定処理完了まで)電源オフ指令を出力せず、給電状態を維持する(S102)。制御部30は、イグニッション91のオフ信号を受信すると所定時間のカウントを開始するように設定されても良い。
一方、切替制御部44は、イグニッション91のオフ信号を受信すると、所定時間が経過する前(ここではオフ信号の受信と実質同時)に第三ポート43を出力ポートから入力ポートに切り替える(S103)。電源制御部3は、切替制御部44が第三ポート43を入力ポートに切り替えた後であって所定時間経過後に、両電源IC1、2の給電動作を停止させる(S104)。すなわち、制御部30が所定時間後に電源自己保持回路31をオフする。
第一実施形態によれば、イグニッション91がオフされた場合、両電源IC1、2の給電動作が停止する前に、第三ポート43が入力ポートに切り替えられる。これにより、図5に示すように、たとえ第二電源IC2が第一電源IC1よりも先に給電停止(過渡現象開始)した場合であっても、入力ポートに設定切替された第三ポート43からトランシーバ5側にリーク電流が出力されることがなく、CPU4からのESD素子521を介した大電流の発生を防止することができる。つまり、第一実施形態によれば、CPU4からトランシーバ5へのリーク電流の発生を防止し、大きなリーク電流発生によるCPU4の損傷や故障を防止することができる。
また、第一実施形態では、プログラムを変更して対応可能であり、ソフトウェア的に第三ポート43における入力ポートと出力ポートとを切り替えているため、回路部品の増加が抑制され、製造コストの増加を抑えることができる。
ところで、CPU4(又は信号線61)には、制御用トランシーバ93につながる信号線66が接続されている。制御用トランシーバ93は、CPU4と同じ第一電源IC1から給電され、トランシーバ5同様にCPU4と通信可能となっている。第一実施形態では、2つのチャンネルを使用し、制御用トランシーバ93はCAN1チャンネル(1ch)に用いられ、トランシーバ5はCAN2チャンネル(2ch)に用いられる。
2つのトランシーバを第一電源IC1のみで給電する場合、第一電源IC1は、CPU4、トランシーバ5、及び制御用トランシーバ93の電源を供給できるような大容量が要求される。この場合、トランシーバ5が不要な車両に対して適用すると、必要以上に大きな容量の電源ICを搭載することになる。しかし、第一実施形態のように、チャンネルごとに別々の電源ICを用いることで、車両に合わせてトランシーバ5及び第二電源IC2を取り付け/取り外しが可能であり、各車両に適切な容量の電源ICを搭載することができる。
このように、第一実施形態によれば、第一電源IC1が1チャンネル用に設計され且つ2チャンネル時のリーク電流を防止できる構成であるため、CAN1チャンネル用車両やCAN2チャンネル用車両など車両毎に適切な設計が可能となり、車両用ECUの汎用性が向上する。CAN1チャンネルは主に制御信号の通信に用いられ、CAN2チャンネルは主にダイアグ信号の通信に用いられる。本発明は、図5に示すように、過渡現象の開始時期のタイムラグの他、過渡現象における電圧低下速度の違いによるリーク電流にも対応できる。
<第二実施形態>
第二実施形態の車両用ECUは、図6に示すように、第一実施形態に対して、電源自己保持回路31と第二電源IC2とをつなぐ配線上に第二制御回路32を加えたものである。したがって、主に第一実施形態と異なる部分について説明する。第二実施形態の電源制御部3は、制御部30と、電源自己保持回路31と、第二制御回路32と、を備えている。
第二制御回路32は、スイッチング素子であって、その入力端子が電源自己保持回路31の出力端子に接続され、その出力端子が第二電源IC2に接続され、その制御端子が制御部30に接続されている。第二制御回路32は、制御部30からのオン/オフ信号に応じて、電源自己保持回路31と第二電源IC2との間を接続/遮断する。
この構成によれば、制御部30は、電源自己保持回路31がオン状態の間、第二制御回路32をオン/オフすることで第二電源IC2のみをオン/オフすることができる。そして、切替制御部30は、両電源IC1、2が給電動作中において、制御部30が電源自己保持回路31をオフする前又は第二制御回路32のみをオフする前に、第三ポート43を出力ポートから入力ポートに切り替える。これにより、第一実施形態同様、リーク電流は防止される。
1:第一電源IC(第一電源部)、 2:第二電源IC(第二電源部)、
3:電源制御部、 31:電源自己保持回路、 32:第二制御回路、
4:CPU(演算部)、 41:第一ポート、
42:第二ポート、 43:第三ポート、 44:切替制御部、
5:トランシーバ、 51:第四ポート、 52:第五ポート、
521:ESD素子、 53:第六ポート、
90:バッテリ、 91:イグニッション、 92:電源供給装置、
93:制御用トランシーバ

Claims (2)

  1. バッテリに接続された第一電源部と、
    前記第一電源部とは別体で前記バッテリに接続された第二電源部と、
    前記第一電源部から給電される演算部と、
    前記第二電源部から給電され、前記演算部からの信号を受信し負荷に出力するトランシーバと、
    イグニッションのオン/オフ情報を受信し、前記イグニッションのオフ情報を受信した後に前記第一電源部及び前記第二電源部の給電動作を停止させる電源制御部と、
    を備え、
    前記演算部は、前記第一電源部に接続された第一ポートと、少なくとも入力ポートとして機能する第二ポートと、入力ポートと出力ポートとを切り替え可能な第三ポートと、前記第三ポートの切り替えを制御する切替制御部と、を有し、
    前記トランシーバは、前記第二電源部に接続された第四ポートと、前記第三ポートに接続され且つ前記第四ポートにESD素子を介して接続された第五ポートと、前記第二ポートに接続された第六ポートと、を有し、
    前記切替制御部は、前記イグニッションのオン/オフ情報を受信し、前記イグニッションのオフ情報を受信した後で前記電源制御部が前記給電動作を停止させる前に、前記第三ポートを出力ポートから入力ポートに切り替える車両用電子制御ユニット。
  2. 請求項1において、
    前記第一電源部及び前記演算部は、CANの第一のチャンネルに用いられ、
    前記第二電源部及び前記トランシーバ及び前記演算部は、前記CANの第二のチャンネルに用いられ、
    前記電源制御部は、前記CANの前記第一のチャンネル又は前記第二のチャンネルに用いられている車両用電子制御ユニット。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9841796B2 (en) 2014-12-04 2017-12-12 Samsung Electronics Co., Ltd. Preventing dark current in battery management system

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