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JP2014047600A - 建築用木材の連結金具 - Google Patents

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JP2014047600A JP2012193930A JP2012193930A JP2014047600A JP 2014047600 A JP2014047600 A JP 2014047600A JP 2012193930 A JP2012193930 A JP 2012193930A JP 2012193930 A JP2012193930 A JP 2012193930A JP 2014047600 A JP2014047600 A JP 2014047600A
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Abstract

【課題】補強用斜材などの建築要素から働くせん断力を確実に建築用木材へと伝達することができる簡易構造の建築用木材の連結金具を提供すること。
【解決手段】建築用木材1の周面部に当接する周面部当接プレート3の内側板面に、建築用木材1の軸方向と直交する方向に形成された埋め込み穴4に挿入して位置決めする埋め込み部5を突設し、この周面部当接プレート3の外側板面に、他の建築要素2に連結する連結部6を突設し、周面部当接プレート3に、固定具7によりこの周面部当接プレート3を建築用木材1の周面部に固定する固定部8を設けるか、若しくは埋め込み部5に、ドリフトピン9を交差貫通することでこの埋め込み部5を建築用木材1の埋め込み穴4に抜け止め係止するピン係止孔10を設けた建築用木材の連結金具。
【選択図】図2

Description

本発明は、建築用木材と、他の木材や接合金具などの建築要素とを連結する建築用木材の連結金具に関するものである。
木造軸組工法においては、柱などの縦材と梁などの横材とで形成される矩形枠構造の対角位置に筋違材を架設固定したり、縦材と横材との間に斜材(トラス材)を架設固定したりすることによって矩形枠構造を補強し変形を防止している。
また、この筋違材や斜材などの補強用木材の、矩形枠構造への固定方法は、縦材や横材の側面に補強用木材の端部を嵌合させる切り込みを形成し、この切り込みに補強用木材の端部を嵌合させた上で釘打ちなどにより固定している。
しかしながら、木造建築の場合、補強用木材を釘止めなどの比較的簡単な方向で固定すると、補強用木材に引張力が働いた時に付け根がはずれてしまう危険性がある。
そこで近年は、金物を用いて補強用木材を縦材や横材に確固に固定する方法が主流となってきている(例えば、特許文献1参照。)。
意匠登録第1064391号公報
ところで、上記のような補強用木材が組まれた枠構造に例えば地震によって大きな外力が加わると、この補強用木材と縦材との連結部及び補強用木材と横材との連結部に大きなせん断力が生じることになる。
そして、この補強用木材と縦材及び横材との連結部には、この連結部に生じるせん断力に抗する十分な連結剛性がないと、補強用木材による補強効果が発揮されないため、この補強用木材と縦材との連結部及び補強用木材と横材との連結部には、強固な連結構造が要求される。
本発明は、このような要求に応えようとするためのもので、補強用木材などの建築要素と柱材や梁材などの建築用木材とを連結できる連結金具にして、建築用木材とに生じるせん断力に対する十分なせん断剛性を有する簡易構造の建築用木材の連結金具を提供するものである。
添付図面を参照して本発明の要旨を説明する。
建築用木材1と、他の木材2Aや筋違金具2Bなどの建築要素2とを連結する建築用木材の連結金具であって、前記建築用木材1の周面部に当接する周面部当接プレート3の内側板面に、建築用木材1の軸方向と直交する方向に添ってこの建築用木材1の周面部に形成された埋め込み穴4に挿入して位置決めする埋め込み部5を、この周面部当接プレート3の内側板面に対して直角に突設し、前記周面部当接プレート3の外側板面に、前記建築要素2に連結する連結部6を突設した構成とし、前記周面部当接プレート3に、ボルト7Aやネジ7Bなどの固定具7によりこの周面部当接プレート3を前記建築用木材1の周面部に固定する固定部8を設けるか、若しくは前記埋め込み部5に、ドリフトピン9を交差貫通することでこの埋め込み部5を建築用木材1の前記埋め込み穴4に抜け止め係止するピン係止孔10を設けたことを特徴とする建築用木材の連結金具に係るものである。
また、前記埋め込み部5は、無垢の金属棒5を採用して構成したことを特徴とする請求項1記載の建築用木材の連結金具に係るものである。
また、前記周面部当接プレート3の内側板面に棒状の前記埋め込み部5を複数突設し、この複数の埋め込み部5を、前記建築用木材1の周面部に形成した複数の前記埋め込み穴4に挿入することで、建築用木材1の周面部に対して位置決めする構成としたことを特徴とする請求項1,2のいずれか1項に記載の建築用木材の連結金具に係るものである。
また、前記周面部当接プレート3に貫通孔を貫通形成し、この貫通孔に金属棒5を採用した前記埋め込み部5の基端部を貫通させてこの埋め込み部5の基端部を周面部当接プレート3に溶接した構成とし、この周面部当接プレート3の外側板面に貫通突設する前記埋め込み部5の基端部5Aを避けるための避け凹部11を有する形状の前記連結部6を、この周面部当接プレート3の外側板面に配設して溶接した構成としたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の建築用木材の連結金具に係るものである。
また、前記周面部当接プレート3の外側板面に貫通突設する前記埋め込み部5の基端部5Aと、前記連結部6の前記避け凹部11とを溶接した構成としたことを特徴とする請求項4記載の建築用木材の連結金具に係るものである。
本発明は上述のように構成したから、建物に対して地震などによる外力が加わった際に、本連結金具と建築用木材との間に生じるせん断力を埋め込み部により支持でき(本連結金具の建築用木材に対する位置ズレを防止でき)、これによりこのせん断力を連結部を介して他の建築要素へと良好に伝達して軸組の変形を抑制することができ、しかも本発明の連結金具は、建築用木材の周面部に当接する周面部当接プレートの対向板面に埋め込み部と連結部とを突設すると共に、周面部当接プレートに、ボルトやネジなどの固定具によりこの周面部当接プレートを建築用木材の周面部に固定する固定部を設けるか、若しくは前記埋め込み部に、ドリフトピンを交差貫通するピン係止孔を設けるだけで構成可能であるため、この構成は簡易に設計実現可能な構成であり、量産性に優れ安価な製品を提供可能となるなど、極めて実用性に優れた建築用木材の連結金具となる。
また、請求項2記載の発明においては、埋め込み部が高強度を発揮して前記せん断力に抗する強固な位置ズレ防止作用を発揮できる一層実用性に優れた構成の建築用木材の連結金具となる。
また、請求項3記載の発明においては、複数の埋め込み部が建築用木材の埋め込み穴に挿入して埋め込まれることによって前記せん断力に抗する一層優れた位置ズレ防止作用を発揮でき、しかも埋め込み部を棒状としたから、建築用木材の周面部に設ける埋め込み穴は細い穴で良く、この埋め込み穴を複数設けることによる建築用木材の強度低下を生じにくいなど、一層実用性に優れた構成の建築用木材の連結金具となる。
また、請求項4,5記載の発明においては、連結部が周面部当接プレートと高強度に一体化した構成を簡易に設計実現可能となり、この連結部に連結した他の建築要素へ前記せん断力を一層良好に伝達でき、特に請求項5記載の発明のように構成すれば、連結部を周面部当接プレートとより高強度に一体化できることになる。
実施例1の建築用木材(梁材)への取付構造を示す拡大説明分解斜視図である。 実施例1と、他の建築要素に設けた軸力伝達金具との連結構造を示す拡大説明分解斜視図である。 実施例1の使用状態を示す概略説明正面図である。 実施例1で用いる軸力伝達金具の他の建築要素への取り付け構造を示す拡大説明分解斜視図である。 実施例1で用いる軸力伝達金具のドリフトピンによる他の建築要素への引き寄せ取付構造を示す拡大説明図である。 実施例2の建築用木材(柱材)への取付構造を示す拡大説明分解斜視図である。 実施例2の使用状態を示す概略説明正面図である。 実施例2と、他の建築要素に設けた軸力伝達金具との連結構造を示す拡大説明分解斜視図である。 実施例3の使用状態を示す拡大説明正面図である。 実施例3〜7の使用状態を示す概略説明正面図である。 実施例4の使用状態を示す拡大説明正面図である。 実施例5の使用状態を示す拡大説明正面図である。 実施例6の使用状態を示す拡大説明図である。 実施例7の使用状態を示す説明図である。 実施例7,8の使用状態を示す概略説明平面図と概略説明正面図である。 実施例8の使用状態を示す説明図である。
好適と考える本発明の実施形態を、図面に基づいて本発明の作用を示して簡単に説明する。
建築用木材1の周面部の埋め込み穴4に、本連結金具の埋め込み部5を挿入した後、ボルト7Aやネジ7Bなどの固定具7によりこの周面部当接プレート3の固定部8を建築用木材1の周面部に固定するか、若しくは埋め込み部5のピン係止孔10にドリフトピン9を交差貫通することでこの埋め込み部5を建築用木材1の前記埋め込み穴4に抜け止め係止すると、建築用木材1の周面部に本連結金具が設けられると共に、建築用木材1の周面部に当接する周面部当接プレート3の外側に連結部6が突設することになる。
このようにして建築用木材1の周面部に設けられた本連結金具の前記連結部6に、他の木材2Aや筋違金具2Bなどの建築要素2を連結する。
例えば、本発明の連結金具を用いて木造軸組工法の矩形枠構造Wに他の建築要素2を組み入れると、建物に地震などによる外力が加わることによって本連結金具が建築用木材1の周面部に対して位置ズレしようとするせん断力が生じた際に、建築用木材1の軸方向と直交する方向に沿って形成された埋め込み穴4に挿入して位置決められている本連結金具の埋め込み部5が前記せん断力を支持して位置ズレに強固に抵抗することになる(本連結金具の建築用木材1に対する位置ズレが防止されることになる。)。
そして、この本連結金具の連結部6を介して、前記せん断力が他の建築要素2へと良好に伝達されることになる。
従って、例えば、建築要素2を筋違材やトラス材などの補強材とすれば、建物に加わる何らかの外力によって建築用木材1と本連結金具とに生じるせん断力が建築要素2に良好に伝達されて支持されるので、この建築要素2(補強材)による軸組の変形抑制機能(補強作用)が十分に発揮されることになる。
本発明の具体的な実施例1について図1〜図5に基づいて説明する。
本実施例の連結金具は、建築用木材1として梁材や桁材などの横材1の周面部に設ける場合に適した横材連結金具Aを示している。
具体的には、前記横材1に形成した埋め込み穴4に挿入して埋め込まれる埋め込み部5を、横材1の周面部に当接する周面部当接プレート3の内側に突設した構成とすると共に、この周面部当接プレート3の外側に、後述する軸力伝達金具15の重合連結板部16を重合止めする連結部6としての連結板部6を突設した構成としている。
また、周面部当接プレート3は、図1に示すように、横材1の長さ方向に沿った長さを有する長方形状の金属板で構成して、この周面部当接プレート3の板面の全面が横材1の周面(図面では下面)に面接当接し得るようにしている。
この周面部当接プレート3の内側に突設する前記埋め込み部5は、図1に示すように、高強度な無垢の金属製丸棒で構成し、この埋め込み部5を周面部当接プレート3に複数突設している。更に詳しくは、埋め込み部5は、周面部当接プレート3の長さ方向の両端部付近の二箇所に突設している。尚、この埋め込み部5は、高強度を有するパイプ材で構成しても良い。
また、この埋め込み部5は、その長さ方向の両端部付近に、ドリフトピン9を交差貫通するピン係止孔10を、この埋め込み部5の長さ方向と直交する方向に複数貫通形成している。
この埋め込み部5の前記周面部当接プレート3への取付構造は、周面部当接プレート3の長さ方向の両端部付近に図示省略の貫通孔を形成し、この各貫通孔に埋め込み部5の基端部5Aを挿通してこの基端部5Aを周面部当接プレート3の外側へやや突出させた状態で、この貫通孔に対し各埋め込み部5の基端部5Aを溶接固定して一体化すると共に、この埋め込み部5は、周面部当接プレート3の内側板面に対して直角に突設させた構造としている。
この周面部当接プレート3の外側に突設する前記連結板部6は、図1に示すように、側面視略台形状の金属板で構成し、この連結板部6の両端部付近にボルト通し孔17を形成している。
また、この連結板部6の前記周面部当接プレート3への取付構造は、連結板部6の基端部の両端部付近に、この基端部を周面部当接プレート3の外側板面に当接した際にこの外側板面に突設する複数の前記埋め込み部5の基端部5Aを避ける避け凹部11を切欠形成し、この各避け凹部11を除く連結板部6の基端部を周面部当接プレート3の外側板面に溶接固定すると共に、各避け凹部11を埋め込み部5の基端部5Aに溶接固定して、周面部当接プレート3の外側板面に、この外側板面に対して直角に連結板部6を突設した構成としている。
また、この連結板部6の両側の板面の中間部と、周面部当接プレート3の外側板面とに補強板18を溶接固定して、連結板部6が簡単に変形することなく高強度を発揮するように構成している。
また、ここで本横材連結金具Aが設けられる建築用木材1(横材1)について説明すると、角棒状であって、この横材1の長さ方向の途中の周面部(下面)の複数箇所に、この横材1の軸方向と直交する方向に添った穴長を有する丸穴形状の埋め込み穴4を所定長穿設した構成として、この埋め込み穴4に前記埋め込み部5を挿入し得るようにしている。また、この埋め込み穴4は、埋め込み部5の本数に応じて二箇所に設けている。
また、この埋め込み穴4と連通状態にして、建築用木材1の長さ方向と直交する方向に横材1を貫通する小径丸孔形状のピン挿通孔19を、前記埋め込み穴4に挿入される前記埋め込み部5の前記ピン係止孔10に対応させて複数穿設し、この各ピン挿通孔19に横材1の側方からドリフトピン9を挿通し得るようにしている。
即ち、本実施例の建築用木材1(横材1)は、前記矩形枠構造Wの内側に存する途中部の下面に前記埋め込み穴4が複数開口し、この埋め込み穴4が存する面に隣接する対向面に前記ピン挿通孔19が複数開口する構成としている。
この建築用木材1の埋め込み穴4及びピン挿通孔19はプレカットすることが好ましい。
また、本横材連結金具Aの横材1の周面部への取付構造は、前記埋め込み部5を前記埋め込み穴4に挿入してピン係止孔10をピン挿通孔19と連通させ、この連通するピン係止孔10とピン挿通孔19とに横材1の側方からドリフトピン9を打ち込んで挿通させると、このピン係止孔10を介して埋め込み部5に交差貫通するドリフトピン9により埋め込み部5が埋め込み穴4に抜け止め係止する(本横材連結金具Aが横材1の周面部(下面)に固定される)構造としている。
このように構成した本実施例の横材連結金具Aは、周面部当接プレート3と一体化させた高強度の埋め込み部5を横材1の軸方向と直交する方向に挿通して埋め込むから、建物に地震などによる外力が加わることによってこの横材連結金具Aと横材1との間にせん断力が生じると、横材1の材軸方向と直交する方向に沿って形成された埋め込み穴4に挿入して位置決められている埋め込み部5が前記せん断力を支持して位置ズレに強固に抵抗することになるので、この横材連結金具Aの横材1に対する位置ズレが防止されることになる。
図3は、本横材連結金具Aの使用例を示している。
具体的には、建築用の基礎12と、この建築用基礎12上に固定した柱脚金具13に連結した二本の柱材Hと、この二本の柱材Hの上端部に直交連結した建築用木材1(横材(梁材))とから成る矩形枠構造Wにおいて、梁材1の途中(中間位置)の周面部(下面)に、本実施例の横材連結金具Aを設け、この本横材連結金具Aと、前記各柱脚金具13との間に他の建築要素2としての長尺な木材2Aを架設状態に連結したトラス構造を示している。尚、図面は、建築用基礎12上に直接柱脚金具13を固定して矩形枠構造Wを構成した場合を示したが、建築用基礎12上に木土台を設置し、この木土台上に柱脚金具13を固定して矩形枠構造Wを構成しても良い。図中符号14はアンカーボルトである。
また、この本横材連結金具Aと連結する他の建築要素2としての木材2A(トラス材)は、両端部に軸力伝達金具15を設けて、この軸力伝達金具15の重合連結板部16を本横材連結金具Aの連結板部6に連結している。
具体的には、他の木材2Aは、角棒状とし、両端部の木口20(木材2Aの端面)の中心部に、木材2Aの軸方向に沿った穴長を有する丸穴形状のホゾ穴21を所定長(所定深さ)穿設した構成として、このホゾ穴21に軸力伝達金具15のホゾ部22を挿入し得るようにしている。
また、このホゾ穴21と連通状態にして、木材2Aの長さ方向と直交する方向に木材2Aを貫通する小径丸孔形状の挿通孔23を複数(図面では三箇所)穿設して、この各挿通孔23に木材2Aの側方からドリフトピン9を挿通し得るようにしている。
更にこの複数の挿通孔23は、一つ以上を他の挿通孔23に対して直交状態に設けて、複数のドリフトピン9を直交状態に挿通し得るように構成している。
即ち、本実施例の他の木材2Aは、両端部の木口20の中心部に前記ホゾ穴21が開口し、両端部付近の周面部の対向位置に前記挿通孔23が複数開口する構成としている。
この他の木材2Aのホゾ穴21及び挿通孔23はプレカットすることが好ましい。
軸力伝達金具15は、他の木材2A端部の前記ホゾ穴21に挿入した後ドリフトピン9を交差貫通して抜け止め係止するホゾ部22を、木材2Aの端部に当接する端部当接プレート24の内側に突設した構成とすると共に、この端部当接プレート24の外側に、本横材連結金具Aの連結板部6に重合止めする重合連結板部16を突設した構成としている。
更に詳しくは、前記端部当接プレート24は、図2,図4に示すように、前記他の木材2A端部の木口20よりやや小形な方形状の金属板で構成して、この端部当接プレート24の板面の全面が木口20に面接当接するようにしている。
この端部当接プレート24の内側に突設する前記ホゾ部22は、図4に示すように、前記ホゾ穴21の穴長よりやや短い金属製丸パイプで構成し、このホゾ部22の中ほどより端部側に、前記挿通孔23から挿通する前記ドリフトピン9を交差貫通する貫通係止孔25を複数貫通形成している。
また、このホゾ部22の前記端部当接プレート24への取付構造は、端部当接プレート24の中心部に図示省略の貫通孔を形成し、この貫通孔にホゾ部22の基端部22Aを挿通してこの基端部22Aを端部当接プレート24の外側へやや突出させた状態で、この貫通孔に対してホゾ部22の基端部22Aを溶接固定して一体化すると共に、このホゾ部22を端部当接プレート24の内側板面に対して直角に突設させた構造としている。
端部当接プレート24の外側に突設する前記重合連結板部16は、図2,図4に示すように、先細形状の二枚の金属板(側面視略三角形状の金属板)で構成し、この二枚の金属板を小間隔を置いて平行並設状態に突設して、この二枚の重合連結板部16間に本横材連結金具Aの前記連結板部6を挟み込み重合し得るように構成している。
また、この二枚の重合連結板部16には、その並設方向に貫通するボルト孔26を形成して、このボルト孔26に後述する連結ボルト28を挿通し得るように構成している。
また、この二枚の重合連結板部16の前記端部当接プレート24への取付構造は、各重合連結板部16の基端部に、この基端部を端部当接プレート24の外側板面に当接した際にこの外側板面に突設する前記ホゾ部22の基端部22Aを避ける切欠27を設け、この切欠27を除く各重合連結板部16の基端部を端部当接プレート24の外側板面に溶接固定すると共に、切欠27をホゾ部22の基端部22Aに溶接固定して、端部当接プレート24の外側板面に、この外側板面に対して直角に重合連結板部16を突設した構造としている。このように構成したことにより、重合連結板部16が端部当接プレート24並びにホゾ部22(の基端部22A)と高強度に一体化した軸力伝達金具15となる。
また、この軸力伝達金具15の前記他の木材2Aの端部への取付構造は、前記ホゾ部22を前記ホゾ穴21に挿入して複数の前記貫通係止孔25を複数の前記挿通孔23と連通させ、この連通する各貫通係止孔25と各挿通孔23とに木材2Aの側方からドリフトピン9を打ち込んで挿通させると、この各貫通係止孔25を介してホゾ部22に交差貫通するドリフトピン9によりホゾ部22がホゾ穴21に抜け止め係止する(軸力伝達金具15が木材2Aの端部に固定される)構造としている。
また、図5に示すように、この挿通孔23と貫通係止孔25とは、前記ホゾ穴5に前記ホゾ部7を挿入した際に連通状態にして且つ位置ズレ状態に設け、前記ホゾ穴5に前記ホゾ部7を挿入した後、この貫通係止孔25に前記挿通孔23から挿通したドリフトピン9を交差貫通させると、前記軸力伝達金具15が前記木材2A側へ引き寄せられて前記端部当接プレート24の内側板面が木材2Aの端部に圧接当接するように、前記挿通孔23と、前記貫通係止孔25との位置ズレ度を設定している。
即ち、ドリフトピン9を打ち込むことによって木材2Aの端部に軸力伝達金具15がガタつきなく固定される構成とし、これにより木材2Aにその材軸方向の力が働くと、その軸力が直接的に軸力伝達金具15に伝達される構成としている。
本実施例の横材1の途中の周面部(下面)に設けた本横材連結金具Aと、建築要素2としての他の木材2Aに設けた軸力伝達金具15との連結構造は、軸力伝達金具15の前記二枚の重合連結板部16間に本連結金具の前記連結板部6を挟み込み重合して各重合連結板部16の前記ボルト孔26と連結板部6の前記ボルト通し孔17とを連通させ、この連通するボルト孔26とボルト通し孔17とに連結ボルト28を挿通し、連結ボルト28先端にナット29を螺着して締付することにより摩擦接合する構成としている(図2参照。)。
また、前記柱脚金具13について説明すると、アンカーボルト14により建築用基礎12に固定されるベース部30の上部に、前記柱材Hの下端部に形成したスリットに差し込まれる取付プレート31を立設状態に突設した構成とすると共に、この取付プレート31には、その板面を貫通するピン係止孔を複数形成して、このピン係止孔にドリフトピン9を挿通係止し得るようにしている。
また、この取付プレート31は、一側部を側方へ突出する形状に形成して、この突出部32を柱材Hの周面部から外方へ突出する連結用板部32とし、この連結用板部32にボルト通し孔を貫通形成して、この連結用板部32に前記木材2Aの端部に設けた軸力伝達金具15の重合連結板部16を連結ボルト28を用いて連結(摩擦接合)し得るように構成している。
このように本実施例の横材連結金具Aを用いて構成したトラス構造によれば、建物に地震などによる外力が加わると、横材1を水平方向に動かそうとする力が働いてこの横材1の周面部に対して横材連結金具Aを位置ズレさせようとするせん断力が生じるが、横材連結金具Aの埋め込み部5が横材1の埋め込み穴4に位置決められていることによってこの埋め込み部5が前記せん断力を強固に支持して位置ズレに強固に抵抗することになる。
そして、この位置ズレしない横材連結金具Aの前記連結板部6から、他の木材2Aの一端部に設けられた軸力伝達金具15の重合連結板部16へと、即ち軸力伝達金具15が設けられた他の木材2Aへと前記せん断力が伝達されて、このせん断力が木材2Aをその材軸方向へ動かそうとする軸力(引張軸力若しくは圧縮軸力)に変化することになる。
更にこの木材2Aに働く軸力は、木材2Aの他端部に設けた軸力伝達金具15の重合連結板部16から、柱材Hの周面部から外方へ突出する連結用板部32へと、即ち柱脚金具13が設けられた柱材H並びに建築用基礎12へと伝達されて、この軸力が柱材H並びに建築用基礎12によって支持されることになる。
このようにせん断力や軸力が横材1と他の木材2Aとの間で良好に伝達されることにより、木材2Aによる補強作用が十分に発揮されて矩形枠構造Wの変形が抑制されることになる。
本発明の具体的な実施例2について図6〜図8に基づいて説明する。
本実施例の連結金具は、建築用木材1として柱材などの縦材1の周面部に設ける場合に適した縦材連結金具Bを示している。
本実施例の縦材連結金具Bは、前記実施例1と同等の構成を具備しているが、横材連結金具Aより更に長さを有し、これを柱材1の長さ方向(上下方向)に沿って使用する構成としている。
即ち、図6に示すように、周面部当接プレート3を前記実施例1のそれより長さのある長方形板とし、連結板部6もこの周面部当接プレート3と同等の長さを有する形状に形成している。
また、周面部当接プレート3を長くしたことに伴い、前記埋め込み部5を一本増やして三本突設した構成とすると共に、連結板部6を長くしたことに伴い、前記補強板18を片側二枚ずつに増やして強度向上を図った構成としている。
本実施例の縦材連結金具Bが設けられる各建築用木材1(柱材)は、前記実施例1の建築用木材1(横材)と同等の加工が施されて、前記矩形枠構造Wの内側に存する途中部の周面部(対向内側面)に前記埋め込み穴4が複数開口し、この埋め込み穴4が存する面に隣接する対向面に前記ピン挿通孔19が複数開口する構成としている。
図7は、本縦材連結金具Bの使用例を示している。
具体的には、建築用の基礎12と、この建築用基礎12上に固定した柱脚金具13に連結した二本の建築用木材1(柱材)と、この二本の建築用木材1の上端部に直交連結した建築用木材1(梁材)とから成る矩形枠構造Wにおいて、梁材1の途中(中間位置)の周面部(下面)に、前記実施例1の横材連結金具Aを設け、各柱材1の途中(中間位置)の周面部(対抗内側面)に本実施例の縦材連結金具Bを設け、建築用基礎12の中間位置の上面部に基礎連結金具33を設けて、前記上部の横材連結金具Aと左右の本縦材連結金具Bとの間に、前記実施例1の木材2Aと同様に両端部に軸力伝達金具15が設けられた木材2A(トラス材)を架設状態に連結すると共に、左右の本縦材連結金具Bと基礎連結金具33との間に、両端部に前記軸力伝達金具15が設けられた木材2A(トラス材)を架設状態に連結したトラス構造を構成した場合を示している。
また、前記基礎連結金具33について説明すると、建築用基礎12の上面部に当接する上面部当接プレート34にアンカーボルト14を挿通止めする図示省略の取付穴を貫通形成し、この上面部当接プレート34の外側板面に前記実施例1の連結板部6と同等の構成の連結板部35を突設した構成として、この連結板部35に連結ボルト28を用いて前記軸力伝達金具15の重合連結板部16を連結(摩擦接合)可能としている。
このように本実施例の縦材連結金具B及び前記実施例1の横材連結金具Aを用いて構成したトラス構造によれば、建物に地震などによる外力が加わると、梁材1を水平方向に動かそうとする力が働いてこの梁材1の周面部に対して横材連結金具Aを位置ズレさせようとするせん断力が生じるが、横材連結金具Aの埋め込み部5が梁材1の埋め込み穴4に位置決められていることによってこの埋め込み部5が前記せん断力を強固に支持して位置ズレに強固に抵抗することになる。
そして、この位置ズレしない横材連結金具Aの前記連結板部6から、矩形枠構造Wの上方に存する木材2Aの一端部に設けられた軸力伝達金具15の重合連結板部16へと、即ち軸力伝達金具15が設けられた木材2Aへと前記せん断力が伝達されて、このせん断力が木材2Aをその材軸方向へ動かそうとする軸力(引張軸力若しくは圧縮軸力)に変化することになる。
更にこの木材2Aに働く軸力は、木材2Aの他端部に設けた軸力伝達金具15の重合連結板部16から、柱材1の周面部に設けられた縦材連結金具4Bの連結板部6へと、即ち縦材連結金具4Bが設けられた柱材1へと伝達されて、この軸力が縦材連結金具4Bを柱材1の周面部に対して位置ズレさせようとするせん断力に変化するが、縦材連結金具4Bの埋め込み部5が柱材1の埋め込み穴4に位置決められていることによってこの埋め込み部5が前記せん断力を強固に支持して位置ズレに強固に抵抗することになるので、このせん断力が柱材1によって支持されることになる。
また、地震などの外力により、梁材1を水平方向に動かそうとする力が働くと、これに連動して柱材1が傾こうとする力が働いて、柱材1の周面部に対して縦材連結金具4Bを位置ズレさせようとするせん断力が生じるが、縦材連結金具4Bは前記したように柱材1に対して位置ズレしないから、このせん断力が矩形枠構造Wの下方に存する木材2Aの軸力へと変化してこの軸力が基礎連結金具33、即ちこの基礎連結金具33が設けられた建築用基礎12へと伝達され、更にこの軸力が基礎連結金具33を建築用基礎12の上面部に対して位置ズレさせようとするせん断力に変化するが、基礎連結金具33の埋め込み部5(アンカーボルト18)が建築用基礎12に埋設固定されて位置決められていることによってこの埋め込み部5が前記せん断力を強固に支持して位置ズレに強固に抵抗することになるので、このせん断力が建築用基礎12によって支持されることになる。
このようにせん断力や軸力が建築用木材1と木材2Aとの間で良好に伝達されることにより、各木材2Aによる補強作用が十分に発揮されて矩形枠構造Wの変形が抑制されることになる。
他の構成は、前記実施例1と同様である。
本発明の具体的な実施例3について図9,図10に基づいて説明する。
本実施例の連結金具は、建築用木材1として梁材や桁材などの横材1の周面部に設ける場合に適した横材連結金具A1を示している。
具体的には、前記実施例1において、連結部6の構成が異なる。
即ち、本実施例の連結部6は、長方形板状の連結板部6とし、この連結板部6には、ドリフトピン9を係止する係止孔36を貫通形成している。
図10は、本横材連結金具A1の、屋根部分の軸組構造への使用例を示している。
具体的には、建築用木材1としての陸梁1に本横材連結金具A1を設け、本横材連結金具A1を介してこの陸梁1と他の木材2Aとしての合掌梁を連結した場合を示している。
連結板部6と合掌梁2Aとの連結構造は、連結板部6を合掌梁2Aの端部に形成したスリット部に差し込んだ上でドリフトピン9により連結板部6と合掌梁2Aとを連結固定する構成としている。
また、本実施例では、前記補強板18を設けない場合を示している。
他の構成は、前記実施例1と同様である。
本発明の具体的な実施例4について図10,図11に基づいて説明する。
本実施例の連結金具は、建築用木材1として柱材などの縦材1の周面部に設ける場合に適した縦材連結金具B1を示している。
具体的には、本実施例は、周面部当接プレート3の内側板面に埋め込み部5を一本だけ突設した構成とすると共に、ボルト7Aやネジ7Bなどの固定具7を用いることでこの周面部当接プレート3を縦材1の周面部に固定する固定部8を設けた場合を示している。
固定部8は、周面部当接プレート3の例えば四隅部に、ボルト7Aやネジ7Bなどの固定具7を挿通する図示省略の挿通穴を貫通形成して構成している。
図10は、本縦材連結金具B1の、屋根部分の軸組構造への使用例を示している。
具体的には、建築用木材1としての真束1に本縦材連結金具B1を設け、本縦材連結金具B1を介してこの真束1と他の木材2Aとを連結した場合を示している。
また、本実施例では、前記固定具7として無頭ボルト7Aを採用し、この無頭ボルト7Aを真束1に貫通させ、この無頭ボルト7Aの両端部を真束1の対向周面に背中合わせに配設した縦材連結金具B1の各周面部当接プレート3の挿通穴に挿通させてナット37止めした場合を示している。
また、本実施例では、埋め込み部5にピン係止孔10を設けず、前記補強板18も設けない場合を示している。
他の構成は、前記実施例1と同様である。
本発明の具体的な実施例5について図10,図12に基づいて説明する。
本実施例の連結金具は、建築用木材1として梁材や桁材などの横材1の周面部に設ける場合に適した横材連結金具A2を示している。
具体的には、前記実施例4において、固定部8の固定具7として木ネジ7Bを採用した場合である。
図10は、本縦材連結金具A2の、屋根部分の軸組構造への使用例を示している。
具体的には、建築用木材1としての合掌梁1に本横材連結金具A2を設け、本横材連結金具A2を介してこの合掌梁1と他の木材2Aとを連結した場合を示している。更に詳しくは、図10は、合掌梁1に設けた本実施例の横材連結金具A2と、真束1に設けた前記実施例4の縦材連結金具B1との間に、両端部に前記軸力伝達金具15を設けた他の木材2Aを方杖として架設状態に連結した場合を示している。
また、本実施例では、埋め込み部5にピン係止孔10を設けて、前記木ネジ7Bと共にドリフトピン9で本連結金具を合掌梁1に固定した場合を示している。
他の構成は、前記実施例4と同様である。
本発明の具体的な実施例6について図10,図13に基づいて説明する。
本実施例の連結金具は、建築用木材1として梁材や桁材などの横材1の周面部に設ける場合に適した横材連結金具A3を示している。
具体的には、前記実施例4において、前記固定部具7としてのボルト7Aの構成を異ならせた場合である。
即ち、本実施例のボルト7Aは、ベースプレート38の両端部に複数(例えば四本)のボルト7Aが突設した構成とし、このベースプレート38が母屋1の上面部に当接して周面部当接プレート3が締め付け固定される構成としている。
図10は、本縦材連結金具A3の、屋根部分の軸組構造への使用例を示している。
具体的には、建築用木材1としての母屋1に本横材連結金具A3を設け、本横材連結金具A3を介してこの母屋1と筋違金具2Bとを連結した場合を示している。更に詳しくは、図13では、建築用木材1としての母屋1に本横材連結金具A3を設け、この母屋1の下方に横設する建築用木材1としての横材1に前記実施例5の横材連結金具A2を設けて、この本横材連結金具A3と横材連結金具A2との間に他の建築要素2としての筋違金具2Bを架設状態に連結した場合を示している。
尚、図13の横材連結金具A2は、埋め込み部5にピン係止孔10を設けない構成とした場合を示している。
他の構成は、前記実施例4と同様である。
本発明の具体的な実施例7について図14,図15に基づいて説明する。
本実施例は、建築用木材1として梁材や桁材などの横材1の周面部に設ける場合に適した横材連結金具A4を示している。
具体的には、前記実施例4の縦材連結金具B1を、横材1に対して使用した場合である。
図15(a)は、本横材連結金具A4の使用例を示している。
具体的には、建築用木材1としての建物の長尺梁1のトラス補強構造を示し、この長尺梁1の対向側面に本横材連結金具A4を設け、この各横材連結金具A4の連結板部6に筋違金具2Bを連結している。
他の構成は、前記実施例4と同様である。
本発明の具体的な実施例8について図15,図16に基づいて説明する。
本実施例は、建築用木材1として梁材や桁材などの横材1の周面部に設ける場合に適した横材連結金具A5を示している。
具体的には、前記実施例2の縦材連結金具Bにおいて、連結板部6の一端部付近にだけ前記ボルト孔26(図示省略)に連通させるボルト通し孔17(図示省略)を形成した構成としている。
図15(b)は、本横材連結金具A5の使用例を示している。
具体的には、建物の長尺な横材1(梁材1)の両端部の下面に本横材連結金具A5を設け、この両端の本横材連結金具A5を介してこの梁材1と他の木材2Aとを連結した場合を示している。更に詳しくは、梁材1の中間部に縦材1を垂設し、この縦材1と梁材1の両端部との間に、補強用トラス材として機能する他の木材2Aを連結した場合である。また、この縦材1と木材2Aとの連結に用いる連結金具は、前記実施例4の縦材連結金具B1を採用している。
他の構成は、前記実施例2と同様である。
尚、本発明は、実施例1〜8に限られるものではなく、各構成要件の具体的構成は適宜設計し得るものである。
1 建築用木材
2 建築要素
2A 木材
2B 筋違金具
3 周面部当接プレート
4 埋め込み穴
5 埋め込み部・金属棒
5A 基端部
6 連結部
7 固定具
7A ボルト
7B ネジ
8 固定部
9 ドリフトピン
10 ピン係止孔
11 避け凹部

Claims (5)

  1. 建築用木材と、他の木材や筋違金具などの建築要素とを連結する建築用木材の連結金具であって、前記建築用木材の周面部に当接する周面部当接プレートの内側板面に、建築用木材の軸方向と直交する方向に添ってこの建築用木材の周面部に形成された埋め込み穴に挿入して位置決めする埋め込み部を、この周面部当接プレートの内側板面に対して直角に突設し、前記周面部当接プレートの外側板面に、前記建築要素に連結する連結部を突設した構成とし、前記周面部当接プレートに、ボルトやネジなどの固定具によりこの周面部当接プレートを前記建築用木材の周面部に固定する固定部を設けるか、若しくは前記埋め込み部に、ドリフトピンを交差貫通することでこの埋め込み部を建築用木材の前記埋め込み穴に抜け止め係止するピン係止孔を設けたことを特徴とする建築用木材の連結金具。
  2. 前記埋め込み部は、無垢の金属棒を採用して構成したことを特徴とする請求項1記載の建築用木材の連結金具。
  3. 前記周面部当接プレートの内側板面に棒状の前記埋め込み部を複数突設し、この複数の埋め込み部を、前記建築用木材の周面部に形成した複数の前記埋め込み穴に挿入することで、建築用木材の周面部に対して位置決めする構成としたことを特徴とする請求項1,2のいずれか1項に記載の建築用木材の連結金具。
  4. 前記周面部当接プレートに貫通孔を貫通形成し、この貫通孔に金属棒を採用した前記埋め込み部の基端部を貫通させてこの埋め込み部の基端部を周面部当接プレートに溶接した構成とし、この周面部当接プレートの外側板面に貫通突設する前記埋め込み部の基端部を避けるための避け凹部を有する形状の前記連結部を、この周面部当接プレートの外側板面に配設して溶接した構成としたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の建築用木材の連結金具。
  5. 前記周面部当接プレートの外側板面に貫通突設する前記埋め込み部の基端部と、前記連結部の前記避け凹部とを溶接した構成としたことを特徴とする請求項4記載の建築用木材の連結金具。
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