JP2014047494A - Vibration control ceiling structure - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、防振天井構造に関する。 The present invention relates to a vibration-proof ceiling structure.
天井構造としては、天井板を支持する鋼製天井下地を吊りボルトで吊り下げたものが知られている。吊りボルトは、上階床スラブなどの支持構造物から垂設されており、その下端部に天井下地を構成する複数の天井下地構成材が接続されている。 As a ceiling structure, a steel ceiling base that supports a ceiling board is suspended by a suspension bolt. The suspension bolt is suspended from a support structure such as an upper floor slab, and a plurality of ceiling foundation components constituting the ceiling foundation are connected to a lower end portion of the suspension bolt.
遮音性能が要求される天井構造では、吊りボルトの中間部に防振吊り金物を配設することで吊りボルトを介して伝達される振動を吸収する場合がある。 In a ceiling structure that requires sound insulation performance, vibration transmitted through the suspension bolt may be absorbed by providing a vibration-proof suspension in the middle of the suspension bolt.
この防振吊り金物は、フレームと、フレームの底部に固定された防振材を備えている。吊りボルトは、上部構造体から垂設されて防振吊り金物の上部に固定された部分と、防振吊り金物の防振材に固定されて天井下地を吊持する部分とに分割されており、吊りボルトを介して伝達される振動は、防振材により吸収される。 This anti-vibration hanging hardware includes a frame and an anti-vibration material fixed to the bottom of the frame. The suspension bolt is divided into a part that is suspended from the upper structure and fixed to the top of the anti-vibration hanger, and a part that is fixed to the anti-vibration material of the anti-vibration hanger and suspends the ceiling base. The vibration transmitted through the suspension bolt is absorbed by the vibration isolating material.
一方、耐震性が求められる場合には、上部構造体から天井下地に至るブレースを設置するのが一般的である。
ところが、ブレースにより上部構造体と天井下地を緊結すると、防振吊り金物による防振性能が低下してしまう。
On the other hand, when earthquake resistance is required, it is common to install braces from the upper structure to the ceiling foundation.
However, if the upper structure and the ceiling base are tied together by braces, the vibration-proof performance due to the vibration-proof hanging hardware is lowered.
そのため、特許文献1には、防振吊り金物のフレームの強度を強化することで防振性能を残しつつ耐震性能を確保する天井構造が開示されている。
For this reason,
特許文献1の天井構造は、天井のふところが大きい場合には、十分な耐震性能を確保するためにブレースを設置する必要がある。一方、ブレースを設置すると、防振性能が低下してしまうため、防振性能と耐震性能とを両立させることは困難であった。
In the ceiling structure of
本発明は、前記の問題点を解決することを目的とするものであり、耐震性を有する防振天井構造を提案することを課題とする。 An object of the present invention is to solve the above-mentioned problems, and an object thereof is to propose a vibration-proof ceiling structure having earthquake resistance.
前記課題を解決するために、本発明に係る防振天井構造は、上部構造体に垂設された吊りボルトと、前記吊りボルトの下端に取り付けられた断面視枠型状のハンガーと、前記ハンガーの内空部に収容された四角柱状の防振材と、前記ハンガーの下端から天井下地に至る貫通ボルトと、前記ハンガーを拘束する斜め材とを備えるものであって、前記防振材の左右の側面が前記ハンガーの内面に密着しており、前記貫通ボルトは、前記ハンガーの底部および前記防振材を貫通して前記防振材の上面に係止されていることを特徴としている。 In order to solve the above problems, a vibration-proof ceiling structure according to the present invention includes a suspension bolt suspended from an upper structure, a frame-shaped hanger attached to a lower end of the suspension bolt, and the hanger. Comprising a square pillar-shaped vibration isolator housed in the inner space of the hanger, a through bolt extending from the lower end of the hanger to the ceiling base, and an oblique material for restraining the hanger. The through-bolt penetrates the bottom of the hanger and the vibration isolator and is locked to the top surface of the vibration isolator.
かかる防振天井構造によれば、防振材が鉛直方向の振動を吸収するため、吊りボルトを介して振動が伝わることを防止することができる。そのため、遮音性能を確保した天井構造を構築することができる。
また、防振材の側面がハンガーに接しているとともに、ハンガーは斜め材により拘束されているため、耐震性を確保することができる。
なお、「断面視枠型状」とは、断面形状が枠型状に形成されたものをいう。
According to this anti-vibration ceiling structure, since the anti-vibration material absorbs the vibration in the vertical direction, it is possible to prevent the vibration from being transmitted through the suspension bolt. Therefore, it is possible to construct a ceiling structure that ensures sound insulation performance.
Moreover, since the side surface of the vibration isolator is in contact with the hanger and the hanger is restrained by the diagonal member, it is possible to ensure earthquake resistance.
The “cross-sectional frame shape” refers to a cross-sectional shape formed in a frame shape.
本発明に係る防振天井構造の他の形態は、前記防振材の上面に載置された水平片と、前記水平片の前後から下方に延びる一対の鉛直片とからなる門型プレートをさらに備え、前記防振材の前後の側面がそれぞれ前記鉛直片に密着しており、前記貫通ボルトは前記水平片に係止されている、というものである。 Another form of the vibration-proof ceiling structure according to the present invention further includes a portal plate comprising a horizontal piece placed on the top surface of the vibration-proof material and a pair of vertical pieces extending downward from the front and rear of the horizontal piece. And the front and rear sides of the vibration isolator are in close contact with the vertical piece, and the through bolt is locked to the horizontal piece.
こうすることで、前後方向に作用する水平力に対しても耐震性を確保することが可能となるため、水平力の作用方向に限定されることなく、耐震性を確保することが可能となる。 By doing so, it is possible to ensure earthquake resistance even with respect to horizontal force acting in the front-rear direction, so that it is possible to ensure earthquake resistance without being limited to the direction of action of the horizontal force. .
また、本発明に係る防振天井構造のさらに他の形態は、前記天井下地または上部構造体に、前記ハンガーを挟んで対向する一対の水平変位防止金物が固定されており、前記水平変位防止金物は、前記ハンガーとの間に隙間をあけて配設されている、というものである。このようにすると、過大な水平力が作用した場合であっても、水平変位防止金物により変位を拘束するため、安全性を確保することができる。 According to still another aspect of the vibration-proof ceiling structure of the present invention, a pair of horizontal displacement prevention hardwares opposed to the ceiling base or the upper structure with the hanger interposed therebetween is fixed. Is arranged with a gap between the hanger. In this way, even when an excessive horizontal force is applied, the displacement is restrained by the horizontal displacement prevention hardware, so that safety can be ensured.
なお、前記防振材の前後の幅が、前記ハンガーの前後の幅より大きく、前記防振材が前記ハンガーの前後から突出していれば、ハンガーにより防振材の変形が拘束されることを防止できるため、優れた防振性能を発現することができる。 If the front and rear width of the vibration isolator is larger than the front and rear width of the hanger and the vibration isolator protrudes from the front and rear of the hanger, the hanger prevents the deformation of the vibration isolator from being restrained. Therefore, excellent vibration-proof performance can be expressed.
本発明によれば、耐震性能と防振性能とを有する防振天井構造を得ることができる。 ADVANTAGE OF THE INVENTION According to this invention, the anti-vibration ceiling structure which has seismic performance and anti-vibration performance can be obtained.
<第一の実施形態>
第一の実施形態の防振天井構造1は、図1に示すように、上部構造体2に垂設された吊りボルト11により天井下地3を吊持するものである。
<First embodiment>
As shown in FIG. 1, the
上部構造体2は、天井スラブ(上階の床スラブ)、屋根スラブ、梁等からなる。本実施形態では、上部構造体2が鉄筋コンクリート部材からなる場合について説明するが、上部構造体2の材質は限定されない。また、上部構造体2が水平に形成されている場合について説明するが、上部構造体2は傾斜していてもよい。
The
防振天井構造1は、吊りボルト11と、ハンガー12と、防振材13と、貫通ボルト14と、斜め材15とを備えている。
本実施形態では、上部構造体2と天井下地3との間に、耐震下地4が配設されている場合について説明するが、耐震下地4は省略してもよい。
The
In the present embodiment, the case where the earthquake-
耐震下地4は、鉄骨骨組み等により構成されている。耐震下地4は、吊りボルト11に接合されているとともに、上部構造体2から延出された耐震ブレース41,41により保持されている。なお、耐震下地4の高さ位置は限定されるものではない。
The earthquake
吊りボルト11は、上部構造体2に垂設されており、耐震下地4を貫通している。吊りボルト11の下端には、ハンガー12が取り付けられている。
The
ハンガー12は、防振吊り金物10の本体部分を構成するものであって、耐震下地4の下方に配置されている。
ハンガー12は、図2の(a)に示すように、正面視で枠型に形成されている。
The
As shown in FIG. 2A, the
ハンガー12は、金属製の板材を矩形枠状に折り曲げることにより角筒状に形成されており、板材の両端は上面において重ね合されている。
なお、本実施形態では、ハンガー12が、板材を折り曲げることにより枠型に形成されている場合について説明するが、ハンガー12の形成方法は限定されるものではない。
The
In addition, although this embodiment demonstrates the case where the
ハンガー12の上面(重合部分)中央には、図2の(b)に示すように、吊りボルト11を貫通するための貫通孔12aが形成されている。貫通孔12aは、吊りボルト11のボルト径以上の内径を有している。
また、ハンガー12の内面には、図2の(a)に示すように、ナット12bが固定されている。ナット12bは、貫通孔12aに対応する位置に固定されている。ナット12bには、吊りボルト11の下端部が螺入されている。
A through
Further, a
ハンガー12には、底面中央にも貫通孔12cが形成されている。貫通孔12cは、貫通ボルト14のボルト径よりも大きな内径を有している。貫通孔12cには、防振材13の底部の一部および貫通ボルト14が貫通している。
The
防振材13は、図2の(a)に示すように、ハンガー12の内部に収容された合成樹脂製の部材であって、四角柱状に形成されている。
防振材13の左右の側面は、ハンガー12の内面に密着している。
As shown in FIG. 2A, the
The left and right side surfaces of the
また、図2の(b)に示すように、防振材13の前面部(突出部分13a)および後面部(突出部分13a)は、ハンガー12の前後から突出している。
防振材13の前後の突出部分13aの幅は、ハンガー12の幅より大きく、防振材13は平面視でH字状を呈している。突出部分13aが、ハンガー12の左右の側面よりも突出することにより、ハンガー12の前後からの防振材13の抜け出しが防止されている。
Further, as shown in FIG. 2B, the front surface portion (projecting
The width of the front and rear protruding
防振材13の底面の中央部には、図2の(a)に示すように、突出部分13bが形成されている。突出部分13bは、ハンガー12の底面(貫通孔12c)を貫通している。
A projecting
貫通ボルト14は、ハンガー12の下端から天井下地3に至るように配設されていて、天井下地3を保持している。
貫通ボルト14の軸心は、吊りボルト11の軸心の延長線と一致している。
The through
The shaft center of the through
貫通ボルト14は、図2の(a)に示すように、ハンガー12の底部(貫通孔12c)および防振材13を貫通している。貫通ボルト14の頭部14aは軸部よりも拡径されていて、防振材13の上面に配設されたプレート16(門型プレート)に係止されている。
As shown in FIG. 2A, the through
プレート16は、ハンガー12の内幅よりも左右の幅が小さい板材により構成されているため、防振材13の上面に配設されたプレート16とハンガー12の内面との間には隙間が形成される。
Since the
プレート16は、図2の(b)に示すように、防振材13の上面に載置された水平片16aと、水平片16aの前後から下方に延びる一対の鉛直片16b(図2の(b)では前側の鉛直片16bのみを表示)とにより門型に形成されている。
As shown in FIG. 2B, the
水平片16aの中央部には、貫通ボルト14を貫通するための貫通孔16cが形成されている。貫通孔16cは、貫通ボルト14のボルト径以上の内径であって、頭部14aの外径(外幅)よりも小さな内径を有している。
A through
鉛直片16bは、防振材13の高さよりも小さい高さを有しており、防振材13の前面または後面に密着している。
なお、プレート16の形状は、ハンガー12と接することがない形状であれば、限定されるものではない。また、プレート16の材質は、振動により変形することがないものであれば、限定されない。
The
The shape of the
貫通ボルト14には、防振材13の下面においてナット17が螺着されている。なお、ナット17と防振材13との間にはワッシャー18が介設されている。
A
貫通ボルト14は、防振材13を挟むプレート16とワッシャー18を介して防振材13に固定されている。ワッシャー18は、突出部分13bの平面積よりも小さな平面積を有している。そのため、上下方向の振動が作用した場合であっても、ワッシャー18がハンガー12に接することはない。
The through
貫通ボルト14の下端には、図1に示すように、取付手段14bが固定されている。
貫通ボルト14は、取付手段14bを介して天井下地3を保持している。
As shown in FIG. 1, attachment means 14 b is fixed to the lower end of the through
The through
斜め材15は、ハンガー12の側面から斜め上方に延出して耐震下地4に至る形材であって、ハンガー12の水平移動を拘束している。
斜め材15は、引張力および圧縮力に対して機能する。
The slanting
The
斜め材15,15は、ハンガー12の左右に配設されていて、正面視逆ハ字状に配設されている。
斜め材15の一端はハンガー12の側面に固定されており、斜め材15の他端は耐震下地4の下面に固定されている。
The
One end of the
なお、斜め材15は、ハンガー12と天井下地3とをつなぐように、正面視ハ字状に配設されていてもよい。
また、斜め材15は、ハンガー12の直上または直下において、吊りボルト11または貫通ボルト14に固定されていてもよい。
In addition, the
Further, the
本実施形態の斜め材15は、ウェブと一対のフランジとを備えた断面コ字状の鋼製形材(いわゆる軽溝形鋼)からなる。なお、斜め材15を構成する形材は限定されるものではなく、例えば、断面C字状のチャンネル材やL型鋼等であってもよい。また、斜め材15の材質も限定されるものではなく、例えばアルミニウム合金やステンレス鋼等であってもよい。
The
天井下地3は、野縁31と、野縁受け材32とを備えている。本実施形態では、天井下地3が水平である場合について説明するが、天井下地3は傾斜していてもよい。
The
天井下地3の下面は、天井板材33により覆われている。なお、天井板材33の材質は限定されるものではないが、軽量で遮音性に優れたものが望ましい。
The lower surface of the
野縁31は、天井板材33を保持する棒状部材であって、天井下地3の一部を構成している。本実施形態の野縁31は、JIS A 6517 建築用鋼製下地材(壁・天井)に規定された鋼製下地材である。
The
野縁31は、ウェブを天井板材33の上面に当接させた状態で天井板材33の上面に固定されていて、一対のフランジを野縁受け材32の下面に当接させた状態で野縁受け材32の下面に固定されている。なお、野縁31と野縁受け材32との固定方法は限定されるものではなく、例えば、ビスなどにより直接固定してもよいし、固定用の治具を介して固定してもよい。
The
野縁31を構成する形材は限定されるものではなく、例えば、断面C字状のチャンネル材やL型鋼等であってもよい。また、野縁31の材質も限定されるものではなく、例えばアルミニウム合金やステンレス鋼等であってもよい。さらに、野縁31の向きも限定されるものではなく、例えば、一方のフランジを天井板材33に固定してもよい。
The shape material which comprises the
野縁受け材32は、野縁31を保持する棒状部材であって、天井下地3の一部を構成している。
野縁受け材32は、野縁31と交差する向きに配設されている。つまり、天井下地3は、野縁31と野縁受け材32により、格子状の下地材が形成されている。
The field
The field
野縁受け材32は、JIS A 6517 建築用鋼製下地材(壁・天井)に規定された鋼製下地材である。本実施形態では、一対のフランジが上下に配置される向きに野縁受け材32を配置するが、野縁受け材32の向きは限定されるものではない。
The field
また、野縁受け材32を構成する形材は限定されるものではなく、例えば、断面C字状のチャンネル材やL型鋼等であってもよい。また、野縁受け材32の材質も限定されるものではなく、例えばアルミニウム合金やステンレス鋼等であってもよい。
Moreover, the shape material which comprises the field
野縁受け材32は、取付手段14bを介して貫通ボルト14に固定されている。
なお、野縁受け材32と貫通ボルト14との固定方法は限定されるものではない。
The field
In addition, the fixing method of the field
第一の実施形態の防振天井構造1によれば、防振性能(遮音性能)と耐震性能とを両立することができる。
つまり、防振材13が鉛直方向の振動を吸収するため、吊りボルト11を介して振動が伝わることを防止することができる。
また、防振材13の左右の側面がハンガー12に密着しているとともに、ハンガー12が斜め材15により左右に対して拘束されているため、耐震性能が確保されている。
According to the vibration-
That is, since the
In addition, since the left and right side surfaces of the
防振材13は、前後の突出部分13a,13aがハンガー12に係止するとともに、プレート16の鉛直片16bにより拘束されているので、前後方向の力が作用したとしても、ハンガー12から抜け出すことがない。
Since the front and rear protruding
貫通ボルト14とハンガー12は直接的に接していないため、ハンガー12と貫通ボルト14との間で直接的に力(振動)が伝達することはない。また、プレート16やワッシャー18等もハンガー12とは接することがないように構成されているため、ハンガー12と貫通ボルト14との間で力(振動)が伝達されることはなく、防振材13により吸収される。
Since the through
ハンガー12の前後は、開口しており、防振材13の前面および後面が露出しているため、上下方向の振動が作用した際に防振材13が上下方向で収縮した場合であっても、防振材13が前後方向に膨張することが可能である。そのため、防振材13の変形がハンガー12により拘束されることがなく、優れた防振性能を発揮する。
Since the front and rear of the
斜め材15,15によりハンガー12を拘束することで、ハンガー12の水平移動も拘束されるので、天井下地3の変位(揺れ)も拘束される。なお、貫通ボルト14の仕様(長さやボルト径等)は、防振材13の硬度や天井下地材3の高さ等に応じて設定すればよいが、天井下地3の変位(揺れ)を拘束する観点から、貫通ボルト14の頭部14aから天井下地3までの距離を極力短くするのが望ましい。
By constraining the
<第二の実施形態>
第二の実施形態の防振天井構造1は、図3に示すように、上部構造体2に垂設された吊りボルト11により天井下地3を吊持するものである。
なお、上部構造体2および天井下地3の構成は、第一の実施形態で示した内容と同様なため、詳細な説明は省略する。
<Second Embodiment>
The
In addition, since the structure of the
防振天井構造1は、吊りボルト11と、ハンガー12と、防振材13と、貫通ボルト14と、斜め材15と、水平変位防止金物19とを備えている。
The
吊りボルト11は、上部構造体2に垂設されており、その下端においてハンガー12を吊持している。
The
ハンガー12は、防振吊り金物10の本体部分を構成するものであって、吊りボルト11の下端に取り付けられている。
なお、ハンガー12の詳細は、第一の実施形態で示した内容と同様なため詳細な説明は省略する。
The
The details of the
防振材13は、ハンガー12の内部に収容された合成樹脂製の部材であって、四角柱状に形成されている。
なお、防振材13の詳細は、第一の実施形態で示した内容と同様なため詳細な説明は省略する。
The
The details of the
貫通ボルト14は、ハンガー12の下端から天井下地3に至るように配設されていて、天井下地3を保持している。
なお、貫通ボルト14の詳細は、第一の実施形態で示した内容と同様なため詳細な説明は省略する。また、貫通ボルト14と天井下地3との固定方法も第一の実施形態で示した内容と同様なため詳細な説明は省略する。
The through
Note that the details of the through
プレート(門型プレート)16は、ハンガー12の内幅よりも左右の幅が小さい板材により構成されているため、防振材13の上面に配設されたプレート16とハンガー12の内面との間には隙間が形成される。
Since the plate (gate-type plate) 16 is made of a plate material whose left and right widths are smaller than the inner width of the
プレート16は、図4に示すように、防振材13の上面に載置された水平片16aと、水平片16aの前後から下方に延びる一対の鉛直片16b(図4では前側の鉛直片16bのみを表示)とにより門型に形成されている。
As shown in FIG. 4, the
水平片16aの中央部には、貫通ボルト14を貫通するための貫通孔16cが形成されている。貫通孔16cは、貫通ボルト14のボルト径以上の内径であって、頭部14aの外径(外幅)よりも小さな内径を有している。
A through
鉛直片16bは、防振材13の高さよりも大きな高さを有している。鉛直片16bは、防振材13の前面または後面を覆うとともに、防振材13の前面または後面に密着している。
なお、プレート16の形状は、ハンガー12と接することがない形状であれば、限定されるものではない。また、プレート16の材質は、振動により変形することがないものであれば、限定されない。
The
The shape of the
貫通ボルト14には、図3に示すように、防振材13の下面においてナット17が螺着されている。なお、ナット17と防振材13との間にはワッシャー18が介設されている。
ナット17およびワッシャー18の構成は、第一の実施形態で示した内容と同様なため、詳細な説明は省略する。
As shown in FIG. 3, a
Since the structure of the
斜め材15は、ハンガー12の側面から斜め上方に延出して上部構造体2に至る形材であって、ハンガー12を拘束している。
この他の斜め材15の構成は、第一の実施形態で示した内容と同様なため、詳細な説明は省略する。
The
Since the structure of the other
水平変位防止金物19は、天井下地3(野地受け材32)に固定された、断面視L型の部材である。
本実施形態では、一対の水平変位防止金物19,19がハンガー12を左右から挟んで対向するように配設されている。
The horizontal
In the present embodiment, a pair of horizontal
なお、水平変位防止金物19は、必ずしも天井下地3に固定されている必要はなく、例えば、図示は省略するが、上部構造体2や耐震下地等に固定されていてもよい。
また、水平変位防止金物19は、ハンガー12(プレート16)の前後から挟むように配設してもよい。
Note that the horizontal
Further, the horizontal
水平変位防止金物19は、天井下地3に固定された基部19aと基部19aから垂直に立設された立設部19bとにより構成されている。
立設部19bは、上端がハンガー12の底部よりも上となるような高さを有している。
ハンガー12の側面と立設部19bとの間には、隙間が形成されている。
The horizontal
The standing
A gap is formed between the side surface of the
なお、水平変位防止金物19は必要に応じて配設すればよく、省略してもよい。
また、水平変位防止金物19の形状は限定されるものではなく、例えば、コ字状、箱型、U字状であってもよい。
The horizontal
Moreover, the shape of the horizontal
以上、第二の実施形態の防振天井構造1によれば、門型プレート16により前後方向からも防振材13を拘束しているため、前後方向に作用する水平力に対しても耐震性を確保することが可能となる。そのため、水平力の作用方向に限定されることなく、耐震性を確保することが可能となる。
As described above, according to the vibration-
また、ハンガー12の左右に、ハンガー12を挟んで対向する一対の水平変位防止金物19,19が配設されているため、斜め材15,15のみでは拘束することができない過大な水平力が作用した場合であっても、水平変位防止金物19,19によりハンガー12の変位を拘束するため、安全性を確保することができる。
In addition, since a pair of horizontal
水平変位防止金物19は、通常時においては、ハンガー12との間に隙間を有しているため、上下方向の振動がハンガー12と水平変位防止金物19との間で伝達されることはない。
そのため、水平変位防止金物19を配設することにより防振性能(遮音性能)が低下することもない。
Since the horizontal
Therefore, the vibration proof performance (sound insulation performance) is not deteriorated by arranging the horizontal
この他の第二の実施形態に係る防振天井構造1の作用効果は、第一の実施形態の防振天井構造1と同様なため、詳細な説明は省略する。
The operational effects of the
以上、本発明に係る実施形態について説明した。しかし、本発明は、前述の実施形態に限られず、前記の各構成要素については、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、適宜変更が可能である。 The embodiment according to the present invention has been described above. However, the present invention is not limited to the above-described embodiment, and the above-described components can be appropriately changed without departing from the spirit of the present invention.
例えば、防振材13は、必ずしもハンガー12の前後から突出している必要はない。また、防止材13の前後の突出部分13aの幅は、必ずしもハンガー12の幅より大きい必要はない。
また、プレート16は、必ずしも門型である必要はなく、例えば、平板であってもよい。
For example, the
Further, the
複数の防振吊り金物10を配設する場合において、隣り合う防振吊り金物10の向きを90°回転させることで、水平力の作用方向に限定されることない耐震性を備えた防振天井構造1を構成することができる。
In the case where a plurality of
また、ハンガー12は、断面視枠型状であれば、必ずしも角筒状(正面視枠型)である必要はない。例えば、箱型状に形成されていてもよいし、ハンガー12の前後に防振材13の抜け出しを防止するための爪が形成されていてもよい。
Moreover, the
1 防振天井構造
10 防振吊り金物
11 吊りボルト
12 ハンガー
13 防振材
14 貫通ボルト
14a 頭部
15 斜め材
16 プレート(門型プレート)
16a 水平片
16b 鉛直片
19 水平変位防止金物
2 上部構造体
3 天井下地
DESCRIPTION OF
Claims (4)
前記吊りボルトの下端に取り付けられた断面視枠型状のハンガーと、
前記ハンガーの内空部に収容された四角柱状の防振材と、
前記ハンガーの下端から天井下地に至る貫通ボルトと、
前記ハンガーを拘束する斜め材と、を備える防振天井構造であって、
前記防振材の左右の側面が前記ハンガーの内面に密着しており、
前記貫通ボルトは、前記ハンガーの底部および前記防振材を貫通して前記防振材の上面に係止されていることを特徴とする、防振天井構造。 Suspension bolts suspended from the upper structure,
A cross-sectional frame-shaped hanger attached to the lower end of the suspension bolt;
A quadrangular pillar-shaped vibration isolator housed in the inner space of the hanger;
A through bolt extending from the lower end of the hanger to the ceiling base,
An anti-vibration ceiling structure comprising an oblique member that restrains the hanger,
The left and right side surfaces of the vibration isolator are in close contact with the inner surface of the hanger,
The anti-vibration ceiling structure, wherein the through bolt penetrates the bottom of the hanger and the anti-vibration material and is locked to the upper surface of the anti-vibration material.
前記防振材の前後の側面がそれぞれ前記鉛直片に密着しており、
前記貫通ボルトは、前記水平片に係止されていることを特徴とする、請求項1に記載の防振天井構造。 Further comprising a portal plate comprising a horizontal piece placed on the top surface of the vibration isolator, and a pair of vertical pieces extending downward from the front and rear of the horizontal piece,
The front and back sides of the vibration isolator are in close contact with the vertical piece,
The anti-vibration ceiling structure according to claim 1, wherein the through bolt is locked to the horizontal piece.
前記水平変位防止金物は、前記ハンガーとの間に隙間をあけて配設されていることを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の防振天井構造。 A pair of horizontal displacement prevention hardware facing the ceiling base or the upper structure with the hanger interposed therebetween is fixed,
The anti-vibration ceiling structure according to claim 1 or 2, wherein the horizontal displacement prevention hardware is disposed with a gap between the horizontal displacement prevention hardware and the hanger.
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