JP2014046407A - 切削工具 - Google Patents
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Abstract
【課題】切削抵抗及び逃げ面摩耗を低減することで工具寿命に優れる切削工具を提供する。
【解決手段】切削工具10は、逃げ面3とすくい面2とを繋ぐ領域で刃先処理が施されてなる刃先処理部4と、刃先処理部4と逃げ面3との境界に形成される切刃稜線6とを具える。切削工具10をすくい面2側から平面視した際、刃先処理部4とすくい面2との境界7と切刃稜線6とを結んだ最短距離を刃先処理部4の幅Lとする。刃先処理部4において、境界7から刃先処理部4の幅Lの90%の領域に、切刃稜線6に沿った溝を具える。切削工具10は、工具寿命に優れる。刃先処理部4に溝5を具えることで、被削材を切削加工する際、被削材との接触面積を小さくできるので、切削抵抗を低減できる。溝5により、刃先処理部4での切削油の流れを向上でき、すくい面2と逃げ面3間で切削油が流れ易くできる。そのため、切り屑を排出し易くでき、逃げ面摩耗を低減できる。
【選択図】図2
【解決手段】切削工具10は、逃げ面3とすくい面2とを繋ぐ領域で刃先処理が施されてなる刃先処理部4と、刃先処理部4と逃げ面3との境界に形成される切刃稜線6とを具える。切削工具10をすくい面2側から平面視した際、刃先処理部4とすくい面2との境界7と切刃稜線6とを結んだ最短距離を刃先処理部4の幅Lとする。刃先処理部4において、境界7から刃先処理部4の幅Lの90%の領域に、切刃稜線6に沿った溝を具える。切削工具10は、工具寿命に優れる。刃先処理部4に溝5を具えることで、被削材を切削加工する際、被削材との接触面積を小さくできるので、切削抵抗を低減できる。溝5により、刃先処理部4での切削油の流れを向上でき、すくい面2と逃げ面3間で切削油が流れ易くできる。そのため、切り屑を排出し易くでき、逃げ面摩耗を低減できる。
【選択図】図2
Description
本発明は、金属材料等の切削加工に利用される切削工具に関するものである。特に、切削抵抗及び逃げ面摩耗を低減することで工具寿命に優れる切削工具に関する。
金属材料等を切削加工するための切削工具として、WCを主成分とする超硬合金や、TiCやTiCNを主成分とするサーメット、立方晶窒化ホウ素・ダイヤモンドを主成分とするcBN焼結体やPCD、セラミックスからなる切削工具、或いは、これら超硬合金やサーメット、cBN焼結体やPCD焼結体、セラミックスからなる基材上に高硬度で耐摩耗性の高い被覆膜を具える被覆切削工具などが知られている。
これらの切削工具で被削材を切削加工する際、切削工具の逃げ面とすくい面とを繋ぐ領域、及び逃げ面の面粗さが被削材に転写される。そのため、これらの面粗さが粗いと、被削材の加工面が粗くなり、その表面性状が悪くなる。それを解決する技術として、例えば、特許文献1には、切削工具の切刃稜の面粗さを平滑にするための刃先処理、具体的には、バレル研磨やバフ研磨、ブラシホーニング処理などが記載されている。
また、特許文献2には、切削工具の逃げ面に切刃稜線と平行に複数の溝を形成することにより、境界摩耗の発生を抑制することで長期に亘って仕上げ面精度を維持する切削工具が記載されている。
特許文献1に記載のように逃げ面とすくい面とを繋ぐ領域の面粗さを平滑にすると、被削材の加工面を平滑にできるので、表面性状を向上できる。その一方で、被削材に対する接触面積が大きくなるため、切削抵抗が高くなる上に、切り屑の排出性が悪くなる。そのため、切削工具の摩耗量(特に、逃げ面摩耗量)が増加し、切削工具の工具寿命が短くなる。
また、特許文献2のように、切削工具の逃げ面に切刃稜線と平行に複数の溝を形成すると、逃げ面の強度が低下して切削工具の摩耗量(特に逃げ面摩耗)が増加するにより、切削工具の工具寿命の低下を招く虞がある。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたもので、その目的の一つは、切削抵抗及び逃げ面摩耗を低減することで工具寿命に優れる切削工具を提供することにある。
本発明の切削工具は、逃げ面とすくい面とを繋ぐ領域で刃先処理が施されてなる刃先処理部と、刃先処理部と逃げ面との境界に形成される切刃稜線とを具える。切削工具をすくい面側から平面視した際、刃先処理部とすくい面との境界と上記切刃稜線とを結んだ最短距離を刃先処理部の幅とする。そして、刃先処理部において、刃先処理部とすくい面との境界から刃先処理部の幅の90%までの領域に、切削に関与する切刃稜線に沿った溝を具える。
本発明の切削工具は、工具寿命に優れる。刃先処理部に上記溝を具えることで、被削材を切削加工する際、被削材との接触面積を小さくすることができるので、切削抵抗を低減できる。また、上記溝により、切削する際に使用する切削油が常に劣化していない状態で、刃先処理部に供給できるので、切り屑の潤滑性が向上する。そのため、切り屑を排出し易い上に、逃げ面側へ切削油が効果的に流れることで、逃げ面摩耗を低減できるからである。特に、上記溝を従来のように逃げ面に具えるのではなく、刃先処理部に具えることで逃げ面の強度の低下を抑制できるため、従来よりも逃げ面摩耗が増加し難く切削工具の寿命の低下を抑制できる。
本発明の切削工具の一形態として、溝の深さ方向が、切削工具の縦断面において、刃先処理部、及びすくい面のいずれか一方に対する法線方向であることが挙げられる。
上記の構成によれば、溝に切削油を浸入させ易く、かつ切削油を溝から逃げ面側へ流れ易くすることができる。
本発明の切削工具の一形態として、溝の断面形状が、V字状であることが挙げられる。
上記の構成によれば、切削油を逃げ面側へ流れ易くできる。
本発明の切削工具の一形態として、溝の開口端における幅をWとし、溝の深さをDとすると、溝の幅Wと溝の深さDとの比W/Dが0.1以上10以下であることが挙げられる。
上記の構成によれば、上記比W/Dを0.1以上とすることで、被削材との接触面積を小さくできる。加えて、切削油を溝に浸入させ易くすることにより、常に劣化していない切削油を刃先処理部に供給することができるため、切り屑の潤滑性を向上させることができる。上記比W/Dを10以下とすることで、刃先処理部の強度の低下を抑制できる上に、切削油を溝に保持し易くできる。
本発明の切削工具の一形態として、溝の幅Wは、2μm以上10μm以下であり、溝の深さDは、0.5μm以上40μm以下であることが挙げられる。
上記の構成によれば、溝の幅Wを2μm以上とすることで、切削油を溝に浸入させ易くすることにより、常に劣化していない切削油を刃先処理部に供給することができるため、切り屑の潤滑性を向上できる。溝の幅Wを10μm以下とすることで、切削油を溝に保持し易くできる。一方、溝の深さDを0.5μm以上とすることで、切削開始時の摩耗により溝が消失することを抑制できる。溝の深さDを40μm以下とすることで、溝を起点とする切削工具の破損を抑制できる。
本発明の切削工具の一形態として、WC及びCoを主成分とする超硬合金からなる基材を具え、溝が上記基材における上記刃先処理部に形成されていることが挙げられる。
超硬合金は靭性に優れるため、耐欠損性に優れる切削工具とすることができる。
本発明の切削工具の一形態として、WC及びCoを主成分とする超硬合金からなる基材と、当該基材上に形成され、硬質セラミックスからなる層を少なくとも一層有する被覆膜とを具え、溝が上記被覆膜における上記刃先処理部に形成されていることが挙げられる。この場合、被覆膜の厚さが、溝の深さよりも厚いことが好ましい。
超硬合金上に被覆膜を具えることで、耐欠損性に加えて、耐摩耗性に優れる切削工具とすることができる。
本発明の切削工具は、切削抵抗及び逃げ面摩耗を低減できるので、工具寿命に優れる。
以下、本発明の実施の形態を説明する。
《切削工具》
図1,2を参照して、本発明の切削工具10を説明する。本発明の切削工具10は、逃げ面3とすくい面2とを繋ぐ領域で、刃先処理が施されてなる刃先処理部4と、逃げ面3と刃先処理部4との境界に形成される切刃稜線6とを具える。この切削工具10の特徴とするところは、刃先処理部4の特定の領域に、切刃稜線6に沿って形成される溝5を具える点にある。本例では、切削工具10の形状は、平面視した際、四角形(菱形)である。そして、切削工具10は、図1(A)に示すように、ホルダ20(同図(B))に当接される当接面1と、当接面1と反対側の面であるすくい面2と、当接面1とすくい面2との間に配される逃げ面3とを具える。この切削工具10は、図1(B)に示すようにホルダ20に固定した状態で使用される刃先交換型切削工具である。以下、詳細に説明する。なお、説明の便宜上、図2では、溝5のサイズを誇張して示している。
図1,2を参照して、本発明の切削工具10を説明する。本発明の切削工具10は、逃げ面3とすくい面2とを繋ぐ領域で、刃先処理が施されてなる刃先処理部4と、逃げ面3と刃先処理部4との境界に形成される切刃稜線6とを具える。この切削工具10の特徴とするところは、刃先処理部4の特定の領域に、切刃稜線6に沿って形成される溝5を具える点にある。本例では、切削工具10の形状は、平面視した際、四角形(菱形)である。そして、切削工具10は、図1(A)に示すように、ホルダ20(同図(B))に当接される当接面1と、当接面1と反対側の面であるすくい面2と、当接面1とすくい面2との間に配される逃げ面3とを具える。この切削工具10は、図1(B)に示すようにホルダ20に固定した状態で使用される刃先交換型切削工具である。以下、詳細に説明する。なお、説明の便宜上、図2では、溝5のサイズを誇張して示している。
[基材]
切削工具10の基材は、WC及びCoを主成分とする超硬合金、TiC、TiNやTiCNを主成分とするサーメット、立方晶窒化硼素(cBN)焼結体、ダイヤモンド焼結体(PCD)、或いは、cBN以外のセラミックス(例えば、炭化チタン、炭化珪素、窒化珪素、窒化アルミニウム、酸化アルミニウムなど)焼結体などを好適に利用できる。超硬合金としては、例えば、K種、P種、M種が挙げられる。
切削工具10の基材は、WC及びCoを主成分とする超硬合金、TiC、TiNやTiCNを主成分とするサーメット、立方晶窒化硼素(cBN)焼結体、ダイヤモンド焼結体(PCD)、或いは、cBN以外のセラミックス(例えば、炭化チタン、炭化珪素、窒化珪素、窒化アルミニウム、酸化アルミニウムなど)焼結体などを好適に利用できる。超硬合金としては、例えば、K種、P種、M種が挙げられる。
この基材上に硬質セラミックスからなる層を少なくとも一層有する被覆膜を具えることが好ましい。そうすれば、耐摩耗性を向上できる。基材上に被覆膜を具える被覆基材とする場合、被覆膜の膜厚は、後述する溝5の深さDよりも厚いことが好ましい。そうすれば、被覆膜が剥離し難い。被覆膜の厚さが溝5の深さDよりも薄い場合、即ち、被覆膜に被覆膜の厚さ方向に貫通する貫通溝を具える場合は、その貫通溝が被覆膜の剥離の起点となるためである。
被覆膜を構成する硬質セラミックスとしては、公知の材料が挙げられ、例えば、Tiの炭化物(TiC)、窒化物(TiN)、炭窒化物(TiCN)や、Alの酸化物(Al2O3)、TiAlN,AlCrNなどが挙げられる。これらの各材質の被覆膜は、各材料を単層で設けてもよいし、複数層を積層して設けてもよい。
刃先処理部4に施す刃先処理としては、例えば、丸ホーニング(図2(A))やチャンファー(図2(B))などが挙げられる。このような刃先処理をすることで、刃先の強度を向上でき、工具寿命を向上できる。なお、切刃稜線6、及び刃先処理部4とすくい面2との境界7の少なくとも一方に丸ホーニング処理を施してもよい(コンビネーションホーニング処理)。
[溝]
溝5は、切削工具10と被削材との接触面積を低減すると共に、切削時における切削油の刃先処理部4での流れを良くする。即ち、切り屑を排出し易く、かつ切削油を逃げ面側へ流れ易くする。
溝5は、切削工具10と被削材との接触面積を低減すると共に、切削時における切削油の刃先処理部4での流れを良くする。即ち、切り屑を排出し易く、かつ切削油を逃げ面側へ流れ易くする。
溝5の形成箇所は、上述のように刃先処理部4である(図1)。刃先処理部4は、逃げ面3とすくい面2とを繋ぐ領域である。溝5の形成箇所は、その領域のうち、切削に関与する箇所、即ち、被削材に接触して被削材を削る(被削材との摩擦が生じる)箇所とすることが挙げられる。この刃先処理部4において、切刃稜線6に沿って溝5を形成する。具体的には、刃先処理部4のコーナー部に、切刃稜線6のコーナー(刃先ノーズR)の形状に沿って溝5を形成することが挙げられる。勿論、溝5は刃先処理部4のストレート部に亘って形成されてもよい。即ち、溝5の長さが、刃先ノーズRの長さよりも長くてもよい。また、溝5の形成領域は、刃先処理部4において、刃先処理部4とすくい面2との境界7から刃先処理部4の幅Lの90%までの領域とすることが挙げられる。ここでいう、刃先処理部4の幅Lとは、切削工具10をすくい面2側から平面視した際、上記境界7と切刃稜線6と結んだ最短距離を言う。そして、刃先処理部4の幅Lの90%までの領域に溝5を具えるとは、溝5の上記境界7から最も遠い方の開口端を含む全ての溝5の開口端が刃先処理部4の幅Lの90%までの領域にあることを言う。この溝5の形成領域は、境界7から刃先処理部4の幅Lの60%以上の位置とすることが好ましく、更には70%以上、特に80%以上の位置とすることが好ましい。境界7から刃先処理部4の幅Lの60%以上の位置に溝5を具えるとは、上記境界7から最も遠い溝5における境界7側の開口端が60%以上の位置にあることを言う。このことは70%以上の位置、80%以上の位置も同様である。そして、溝5の形成領域は、切込み深さに相当する領域であることが好ましい。切込み深さが、刃先処理部4を超えてすくい面2にまで至る場合、溝5の形成領域は、刃先処理部4における上記境界7側に近いほど好ましい。溝5の形成領域が上記境界7に近いほど、刃先処理部4での切削油の流れを良くすることができる。
溝5の深さ方向は、切削工具10の縦断面(図2)において、すくい面2、逃げ面3、及び刃先処理部4のいずれかに対する法線方向などが挙げられる。ここで言う法線方向とは、数学的に厳密な法線のことを意味するものではない。従って、刃先処理部4に略垂直な方向も許容する。特に、溝5の深さ方向を、すくい面2、及び刃先処理部4のいずれか一方に対する法線方向とすれば、切削中に切削油が溝5に浸入し易く、かつ切削油が刃先処理部4の溝5に沿って流れ易いため、切削抵抗及び逃げ面摩耗を低減できる。
溝5の断面形状は、例えば、V字状、U字状、[字状などの種々の形状が挙げられる。詳しくは後述するが、特に、V字状は形成し易く好ましい。加えて、V字状の溝は切削油の流れが最も良好であり、切削時に常に新鮮な切削油を刃先処理部4に供給できる。それにより、切り屑の刃先処理部4での流れ(潤滑性)を良くすることができる。そのため、切削抵抗を低減できる上に、刃先に発生する熱(切り屑の摩擦熱とせん断熱)を低下させることができるため、逃げ面摩耗を低減できる。このV字状の溝5の深部(頂点)は丸みを帯びていてもよい。
溝5のサイズは、溝5の開口端による被削材への転写が生じず、かつ刃先処理部4の強度(以下、刃先強度)が低下しない程度で適宜選択できる。例えば、溝5の開口端の幅をWとし、溝5の深さをDとすると、溝5の幅Wと溝5の深さDの比W/Dが0.1以上10以下であることが好ましい。この比W/Dを0.1以上とすることで、切削油を溝5に浸入させ易くでき、かつ切削油が刃先処理部4の溝5に沿って流れ易くできるので、逃げ面摩耗を低減できる。この比W/Dを10以下とすることで、切削油の流れを良好にし、かつ溝5に切削油が常に存在し易くでき、切削抵抗を低減できる。特に、上記比W/Dは、0.25以上、更には、0.4以上5以下であることが好ましい。
溝5の幅Wは、被削材との接触抵抗を低減でき、かつ切刃強度が低下しない程度の大きさとすることが挙げられる。具体的には、2μm以上10μm以下であることが好ましい。溝5の幅Wを2μm以上とすることで、切削油を溝5に浸入させ易くかつ切削油を刃先処理部4の溝5に沿って流し易い。溝5の幅Wを10μm以下とすることで、溝5に切削油を保持させ易くできる。特に、溝5の幅Wは、2μm以上5μm以下が好ましい。
一方、溝5の深さDは、被削材を切削する際、特に切削開始時の摩耗により溝5が消失しない程度とすることが挙げられる。具体的には、溝5の深さDは、0.5μm以上とすることが好ましい。そうすれば、切削開始時の摩耗により溝5が消失することを抑制できる上に、切削油を刃先処理部4の溝5に沿って流れ易くできる。さらに、この溝5の深さDは、刃先強度が低下しない上に、初期摩耗を低減できる程度であることが好ましい。切削工具の工具寿命の向上には、初期摩耗の低減が有効であるからである。ここでいう初期摩耗とは、切削開始後に摩耗量の増加が急峻でなくなるまでの摩耗のことを言う。溝5が存在することにより、この初期摩耗量が低減することで、実質的な工具寿命の向上ができる。具体的には、溝5の深さDは、40μm以下とすることが好ましい。そうすれば、初期摩耗を低減できる上に、切削油を溝5に保持させ易くできる。また、溝5を起点とした切削工具10の破損を抑制できる。特に、溝5の深さDは、1μm以上20μm以下、更には、1μm以上12μm以下が好ましい。なお、上述したように切削工具10を被覆基材とする場合は、溝5の深さDは、被覆膜の厚さよりも浅いことが好ましい。
この溝5の幅W及び深さDにおいて、上記比W/Dを満たすことが好ましい。
この溝5の形状及びサイズ(幅Wと深さD)は、例えば、走査型電子顕微鏡(SEM)で測定できる。具体的には、まず、溝5を具える切削工具10を図1の一点鎖線(II)−(II)の方向に切断して全体を樹脂で覆った後、切断面が露出するまで研削加工を施して樹脂を除去する。その後、研削加工面に対してラッピング処理を施す。そうすると、ラッピング処理した面は溝5の断面が露出しているため、SEMで観察することで溝5の形状及びサイズ(幅Wと深さD)を測定できる。
溝5の数は、一本でもよいし(例えば、図2(A))、複数本並列して設けてもよい(例えば、図2(B))。図2(A)に示す丸ホーニング処理された刃先処理部4に複数本の溝5を設けてもよいし、図2(B)に示すチャンファー処理された刃先処理部4に一本の溝5を設けてもよい。溝5を複数設ける場合、上記境界7から上記幅Lの90%以下の領域において、少なくとも一つの溝5を上記境界7から上記幅Lの60%以上90%以下の位置に設けることが好ましく、更には70%以上、特に80%以上の位置に設けることが好ましい。また、溝5を複数本設ける場合は、溝5同士が隣接せず間隔を空けることが好ましい。例えば、隣り合う溝の間に上述した溝5の幅Wと同じ長さの間隔を空けることが挙げられる。溝5の数は、多いほど被削材との接触面積を小さくできるので好ましい。但し、多すぎると、刃先強度が低下するため、刃先強度が低下しない程度で適宜選択するとよい。例えば、溝5の幅Wに応じて選択することが挙げられる。具体的には、溝5の数は、溝5の幅Wと溝5同士の間隔とをすべて合計した幅、即ち、刃先処理部4における境界7から最も遠い溝5における切刃稜線6側の開口端が境界7から刃先処理部4の幅Lの90%以下程度となるように適宜選択することが好ましい。そうすれば、刃先の強度を低下することなく、切削抵抗を低減できる。例えば、刃先処理部4の幅Lが100μmとして、幅Wが5μmの溝5を5μm間隔で設ける場合、溝5の数は9本(刃先処理部4における境界7から最も遠い溝5における切刃稜線6側の開口端までの距離が90μm)程度とすることが挙げられる。
[溝の形成]
溝5の形成には、例えば、パルスレーザを使用することができる。具体的には、パルスレーザを対物レンズで集光する。より具体的には、パルス幅が1ps以下、パルスエネルギーが1μJ以上、波長が近赤外域(例えば、0.7μm以上1.7μm以下)のパルスレーザを、倍率が5倍以上100倍以下の対物レンズで集光させることで、溝5を形成することができる。
溝5の形成には、例えば、パルスレーザを使用することができる。具体的には、パルスレーザを対物レンズで集光する。より具体的には、パルス幅が1ps以下、パルスエネルギーが1μJ以上、波長が近赤外域(例えば、0.7μm以上1.7μm以下)のパルスレーザを、倍率が5倍以上100倍以下の対物レンズで集光させることで、溝5を形成することができる。
溝5の幅W及び深さDは、主に、パルスエネルギー、スキャン速度、スキャン回数、対物レンズの倍率によって制御できる。例えば、溝5の幅Wを広く(狭く)、或いは、深さDを深く(浅く)するには、次の(1)〜(4)の少なくとも一つを行うことが挙げられる。(1)パルスエネルギーを大きく(小さく)する、(2)スキャン速度を遅く(早く)する、(3)スキャン回数を多く(少なく)する、(4)対物レンズの倍率を小さく(大きく)する。
(その他の断面形状の形成)
溝5の断面形状がU字状の場合は、上述したV字状を形成する条件のうち次の(1)、(2)の少なくとも一方を行うことが挙げられる。(1)パルス幅を長くする(例えば、1ps超500ps以下)、(2)スキャン速度を遅くする。後者の場合、さらにパルスエネルギーを小さくする(例えば、1μJ未満)ことが好ましい。そうすれば、溝5の深さDが所望の深さより深くなりすぎることを抑制でき、所望の深さに制御し易い。
溝5の断面形状がU字状の場合は、上述したV字状を形成する条件のうち次の(1)、(2)の少なくとも一方を行うことが挙げられる。(1)パルス幅を長くする(例えば、1ps超500ps以下)、(2)スキャン速度を遅くする。後者の場合、さらにパルスエネルギーを小さくする(例えば、1μJ未満)ことが好ましい。そうすれば、溝5の深さDが所望の深さより深くなりすぎることを抑制でき、所望の深さに制御し易い。
溝5の断面形状が[字状の場合は、まず、上述したV字状の溝5を形成する条件と同様の条件により溝を形成する。続いて、形成した溝に対して、溝の幅方向中心から幅方向の一方側に溝の幅の半分の距離だけ位置をずらして再びスキャンする。これを上記幅方向中心に対する反対側でも行うことで、[字状の溝を形成できる。
《作用効果》
上述の切削工具10によれば、溝5を具えることで、被削材との接触面積を低減できるため、切削抵抗を低減できる。また、溝5により刃先処理部4で切削油が流れ易くなるので、すくい面2と逃げ面3との間で切削油が流れ易くできる。そのため、切り屑を排出し易くなる。その上、溝5に沿って切削油が効果的に流れて、被削材の加工面と切削工具10の逃げ面3との摩擦抵抗を低減できるので、逃げ面摩耗を低減できる。従って、切削工具10によれば、工具寿命を長くできるという効果を奏する。切削工具10は、切削に関与する刃先処理部4に溝5を設けるが、切削の際にその溝5が被削材に転写されることがないため、加工面の表面性状にも優れる。これは、刃先処理部4における逃げ面3側、具体的には、刃先処理部4において、上記境界7から刃先処理部4の幅Lの90%の領域の外には溝5が存在しないからである。
上述の切削工具10によれば、溝5を具えることで、被削材との接触面積を低減できるため、切削抵抗を低減できる。また、溝5により刃先処理部4で切削油が流れ易くなるので、すくい面2と逃げ面3との間で切削油が流れ易くできる。そのため、切り屑を排出し易くなる。その上、溝5に沿って切削油が効果的に流れて、被削材の加工面と切削工具10の逃げ面3との摩擦抵抗を低減できるので、逃げ面摩耗を低減できる。従って、切削工具10によれば、工具寿命を長くできるという効果を奏する。切削工具10は、切削に関与する刃先処理部4に溝5を設けるが、切削の際にその溝5が被削材に転写されることがないため、加工面の表面性状にも優れる。これは、刃先処理部4における逃げ面3側、具体的には、刃先処理部4において、上記境界7から刃先処理部4の幅Lの90%の領域の外には溝5が存在しないからである。
《試験例》
P種超硬合金(6.0質量%TiC、1.2質量%TaC、0.6質量%NbC、0.3質量%ZrC、0.3質量%Cr3C2、7.9質量%Co、及び残部がWC)からなり、形状がCNMG120408の基材を用意する。この基材のすくい面と逃げ面との間の刃先処理部は、丸ホーニング処理またはチャンファー処理が施されている。ここでは、丸ホーニング処理した刃先処理部の幅を0.08mmとし、チャンファー処理した刃先処理部におけるチャンファー角(すくい面の延長面と刃先処理部表面とのなす角)を15°、幅を0.20mmとした。
P種超硬合金(6.0質量%TiC、1.2質量%TaC、0.6質量%NbC、0.3質量%ZrC、0.3質量%Cr3C2、7.9質量%Co、及び残部がWC)からなり、形状がCNMG120408の基材を用意する。この基材のすくい面と逃げ面との間の刃先処理部は、丸ホーニング処理またはチャンファー処理が施されている。ここでは、丸ホーニング処理した刃先処理部の幅を0.08mmとし、チャンファー処理した刃先処理部におけるチャンファー角(すくい面の延長面と刃先処理部表面とのなす角)を15°、幅を0.20mmとした。
次に、丸ホーニング処理した基材の刃先処理部に、表1に示す条件で、切刃稜線に沿ってV字状の溝を1本形成して試料1〜12の切削工具を作製した。その際、刃先処理部におけるすくい面との境界からV字状の溝の遠い方の開口端までの距離を溝の幅の2倍の距離とした。また、チャンファー処理した刃先処理部に、同表に示す条件で、刃先処理部のすくい面と逃げ面とを繋ぐ方向に並列するように切刃稜線に沿ってV字状の溝を45本形成して試料13〜15の切削工具を作製した。その際、各溝の中心間距離を溝の幅の2倍とし、刃先処理部とすくい面との境界から最も近い溝における上記境界側の開口端までの距離を溝幅と同一とした。
一方で、上記基材上に、基材側からTiCN層(厚さ:15μm)、Al2O3層(厚さ:12μm)、TiN層(厚さ0.5μm)を順に成膜して、3層からなる被覆膜が形成された被覆基材を用意した。ここでは、TiCN層は、MT−CVD(Moderate Temperature CVD)法により成膜し、Al2O3層及びTiN層はCVD法により成膜した。この被覆基材も被覆膜におけるすくい面と逃げ面との間の刃先処理部は丸ホーニング処理(刃先処理部の幅:0.08mm)またはチャンファー処理(チャンファー角:15°、幅:0.20mm)が施されている。
次に、丸ホーニング処理した被覆膜の刃先処理部に、表2に示す条件で、切刃稜線に沿ってV字状の溝を1本形成して、試料21〜32の被覆切削工具を作製した。その際、刃先処理部におけるすくい面との境界からV字状の溝の遠い方の開口端までの距離を溝の幅の2倍の距離とした。また、チャンファー処理した被覆膜の刃先処理部に、同表に示す条件で、刃先処理部のすくい面と逃げ面とを繋ぐ方向に並列するように切刃稜線に沿ってV字状の溝を18本形成して試料33〜35の被覆切削工具を作製した。その際、各溝の中心間距離を溝の幅の2倍とし、刃先処理部とすくい面との境界から最も近い溝における上記境界側の開口端までの距離を溝幅と同一とした。
さらに、上記基材に溝を形成していない試料101の切削工具と、被覆膜に溝を形成していない試料102の被覆切削工具を合わせて用意した。
試料1〜15における溝の本数、幅W、深さD、及び幅W/深さDを表1に、試料21〜35における溝の本数、幅W、深さD、及び幅W/深さDを表2に示す。
各試料に対し、次に示す条件の切削試験を実施し、各試料の逃げ面摩耗幅(mm)を測定した。その結果も合わせて表1、2に示す。
[試験条件]
被削材:SCM435丸棒
切削速度:250m/min
送り:0.3mm/rev
切り込み:2.0mm
切削油:水溶性油
切削時間:試料1〜15、101は15分
試料21〜35、102は30分
被削材:SCM435丸棒
切削速度:250m/min
送り:0.3mm/rev
切り込み:2.0mm
切削油:水溶性油
切削時間:試料1〜15、101は15分
試料21〜35、102は30分
《結果》
被覆膜を具えない試料1〜15、101を比較すると、溝を具える試料1〜15は、溝を具えない試料101よりも逃げ面摩耗幅が小さかった。特に、試料3〜5、11の逃げ面摩耗幅は0.3mm未満と小さく、より好ましい結果となり、試料6〜10、13〜15の逃げ面摩耗幅は0.2未満と更に小さく、一層好ましい結果となった。一方、被覆膜を具える試料21〜35、102を比較すると、溝を具える試料21〜35は、溝を具えない試料102よりも逃げ面摩耗幅が小さかった。試料22〜35の逃げ面摩耗幅が0.2mm未満であり、特に好ましい結果となった。これらのことから、溝を具えることで、逃げ面摩耗幅を小さくできることがわかった。このような結果となったのは、溝を具えることで、被削材との接触面積を低減できたことで切削抵抗が低減されたことに加え、切削の際に切削油をすくい面と逃げ面との間で流れ易くできたからだと考えられる。そのため、切り屑が排出され易くなると共に、切削油が逃げ面側に効果的に流れて、被削材の加工面と逃げ面との摩擦抵抗を低減できたと考えられる。また、被覆膜を具えない試料と具える試料とを比較すると、全体的に被覆膜を具える試料の逃げ面摩耗幅が小さい傾向が見られるが、試料4〜10、13〜15は、逃げ面摩耗幅が0.26mm未満であり、溝を具えないが被覆膜を具える試料102よりも逃げ面摩耗幅が小さかった。被覆膜を具える試料の方が逃げ面摩耗幅を小さくできる傾向にあるものの、被覆膜を具えない試料でも特定のサイズの溝を具えることで、被覆膜を具える試料よりも逃げ面幅を小さくできることがわかった。
被覆膜を具えない試料1〜15、101を比較すると、溝を具える試料1〜15は、溝を具えない試料101よりも逃げ面摩耗幅が小さかった。特に、試料3〜5、11の逃げ面摩耗幅は0.3mm未満と小さく、より好ましい結果となり、試料6〜10、13〜15の逃げ面摩耗幅は0.2未満と更に小さく、一層好ましい結果となった。一方、被覆膜を具える試料21〜35、102を比較すると、溝を具える試料21〜35は、溝を具えない試料102よりも逃げ面摩耗幅が小さかった。試料22〜35の逃げ面摩耗幅が0.2mm未満であり、特に好ましい結果となった。これらのことから、溝を具えることで、逃げ面摩耗幅を小さくできることがわかった。このような結果となったのは、溝を具えることで、被削材との接触面積を低減できたことで切削抵抗が低減されたことに加え、切削の際に切削油をすくい面と逃げ面との間で流れ易くできたからだと考えられる。そのため、切り屑が排出され易くなると共に、切削油が逃げ面側に効果的に流れて、被削材の加工面と逃げ面との摩擦抵抗を低減できたと考えられる。また、被覆膜を具えない試料と具える試料とを比較すると、全体的に被覆膜を具える試料の逃げ面摩耗幅が小さい傾向が見られるが、試料4〜10、13〜15は、逃げ面摩耗幅が0.26mm未満であり、溝を具えないが被覆膜を具える試料102よりも逃げ面摩耗幅が小さかった。被覆膜を具える試料の方が逃げ面摩耗幅を小さくできる傾向にあるものの、被覆膜を具えない試料でも特定のサイズの溝を具えることで、被覆膜を具える試料よりも逃げ面幅を小さくできることがわかった。
なお、本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱することなく、適宜変更することが可能である。例えば、切削工具を平面視した際の形状は、四角形(菱形)の他、三角形、六角形などの多角形や、円形とすることができる。
本発明の切削工具は、金属材料などの切削加工に好適に利用できる。
10 切削工具(刃先交換型切削工具) 20 ホルダ
1 当接面 2 すくい面 3 逃げ面 4 刃先処理部 5 溝
6 切刃稜線 7 境界 R 刃先ノーズ
1 当接面 2 すくい面 3 逃げ面 4 刃先処理部 5 溝
6 切刃稜線 7 境界 R 刃先ノーズ
Claims (7)
- 逃げ面とすくい面とを繋ぐ領域で刃先処理が施されてなる刃先処理部と、前記刃先処理部と前記逃げ面との境界に形成される切刃稜線とを具える切削工具であって、
前記切削工具を前記すくい面側から平面視した際、前記刃先処理部とすくい面との境界と前記切刃稜線とを結んだ最短距離を前記刃先処理部の幅とするとき、
前記刃先処理部において、前記刃先処理部とすくい面との境界から前記刃先処理部の幅の90%までの領域に、切削に関与する前記切刃稜線に沿った溝を具える切削工具。 - 前記溝の深さ方向が、前記切削工具の縦断面において、前記刃先処理部、及びすくい面のいずれか一方に対する法線方向である請求項1に記載の切削工具。
- 前記溝の断面形状が、V字状である請求項1または2に記載の切削工具。
- 前記溝の開口端における幅をWとし、前記溝の深さをDとすると、当該溝の幅Wと溝の深さDとの比W/Dが、0.1以上10以下である請求項1〜3のいずれか1項に記載の切削工具。
- 前記溝の幅Wが、2μm以上10μm以下であり、
前記溝の深さDが、0.5μm以上40μm以下である請求項1〜4のいずれか1項に記載の切削工具。 - 前記切削工具は、WC及びCoを主成分とする超硬合金からなる基材を具え、
前記溝が、前記基材における前記刃先処理部に形成されている請求項1〜5のいずれか1項に記載の切削工具。 - 前記切削工具は、
WC及びCoを主成分とする超硬合金からなる基材と、
前記基材の上に形成され、硬質セラミックスからなる層を少なくとも一層有すると共に、前記溝の深さよりも厚さの厚い被覆膜とを具え、
前記溝が、前記被覆膜における前記刃先処理部に形成されている請求項1〜5のいずれか1項に記載の切削工具。
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-
2012
- 2012-08-31 JP JP2012191613A patent/JP2014046407A/ja active Pending
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