JP2014043687A - パネル取付金具及びパネル取付方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】間仕切りパネルを床スラブ上に固定する際に、施工効率を向上できるパネル取付金具を提供すること。
【解決手段】パネル取付金具1は、パネル取付具10と、床スラブ200に固定されるパネル支持具20と、を備え、パネル取付具10は、間仕切りパネル100に挿入される棒状体11と、棒状体11の中間部分に固定される平面部12と、を有し、棒状体11の下端側には、2以上の突起110が設けられ、パネル支持具20は、支持平面部21と、支持平面部21の左右端において、互いに平行に下方に延出する固定部22と、を有し、支持平面部21は、パネル取付具10の棒状体11の外径より大きく、パネル取付具10の突起110を含む外径より小さい寸法の内法を有する開口210部が形成され、開口部周辺が弾性変形可能に形成される。
【選択図】図1
【解決手段】パネル取付金具1は、パネル取付具10と、床スラブ200に固定されるパネル支持具20と、を備え、パネル取付具10は、間仕切りパネル100に挿入される棒状体11と、棒状体11の中間部分に固定される平面部12と、を有し、棒状体11の下端側には、2以上の突起110が設けられ、パネル支持具20は、支持平面部21と、支持平面部21の左右端において、互いに平行に下方に延出する固定部22と、を有し、支持平面部21は、パネル取付具10の棒状体11の外径より大きく、パネル取付具10の突起110を含む外径より小さい寸法の内法を有する開口210部が形成され、開口部周辺が弾性変形可能に形成される。
【選択図】図1
Description
本発明は、パネル取付金具及びパネル取付方法に関し、詳しくは、間仕切りパネルを床スラブに固定するためのパネル取付金具及びパネル取付方法に関する。
従来、軽量気泡コンクリートパネル(以下、ALCパネルとも言う)、押し出し成型板等のプレキャストパネルは、建築物の内部において、部屋の間仕切りとして用いられている。このようなパネル(以降、間仕切りパネルとも言う)は、床スラブ等の水平面上に、パネル取付金具により固定される。
このようなパネル取付金具として、間仕切りパネル下部小口面の長手方向両側に延びる固定部と、この固定部の中間に挿通部を有する隆起部と挿通用の孔とからなるベース部、間仕切りパネル下部小口面を支持する支持板と、この支持板から上方に突出し、間仕切りパネル下部小口面に設けた固定孔に挿入される支持柱と、支持板の両端において下方へ突出し、ベース部材の挿通部と連通可能な中空部を有する一対の逆段差部とからなるパネル支持部材、およびベース部材の隆起部の挿通部と、パネル支持部材の逆段差部の中空部とに挿入され、ベース部材とパネル支持部材とを連結する固定プレートとから構成されるパネル取付金具が提案されている(特許文献1参照)。
特許文献1のパネル取付金具によれば、まず、ベース部材を床スラブ上に固定し、次いで、パネル下部小口面に設けた固定孔に、パネル支持部材の支持柱を挿入し、このパネル支持部材の逆段差部をベース部材の隆起部に重ねて両者を位置合わせする。その後、ベース部材の隆起部とパネル支持部材の逆段差部との間に連通した挿通部および中空部へ、固定プレートを挿入することにより、ベース部材とパネル支持部材とを連結することで、パネルを床スラブに固定できる。
しかしながら、特許文献1のパネル取付金具は、ベース部材の隆起部と支持部材の逆段差部との間に連通した挿通部及び中空部に固定プレートを挿入することで、間仕切りパネルを床スラブ等に固定する。このとき、施工者は、固定プレートを挿入可能なように、挿通部及び中空部が連通しているか否かを確認する必要がある。ところが、挿通部及び中空部は、床スラブ等と間仕切りパネル下部小口面との間に配置されているため、確認することが困難であり、固定プレートを挿入することは非常に施工効率を落とすこととなっていた。
本発明は、上記課題に鑑みて提案するものであって、間仕切りパネルを床スラブ上に固定する際に、施工効率を向上できるパネル取付金具を提供することを目的とする。
(1) 間仕切りパネルを床スラブに固定するためのパネル取付金具であって、前記間仕切りパネルの下端面に取り付けられるパネル取付具と、前記床スラブに固定され、前記パネル取付具と係合して前記間仕切りパネルを支持するパネル支持具と、を備え、前記パネル取付具は、前記間仕切りパネルの下端面において穿孔された挿入穴内に一端側から挿入される棒状体と、前記棒状体の中間部分に固定され、前記棒状体と直交し、一方の面が前記間仕切りパネルの下端面と当接し、前記間仕切りパネルの厚さより小さい寸法の幅で形成された平面部と、を有し、前記棒状体の他端側の外周には、前記棒状体の軸方向と直交する方向に突出する2以上の突起が設けられ、前記パネル支持具は、前記間仕切りパネルの厚さより小さい寸法の幅で形成され、前記パネル取付具の前記平面部の他方の面と当接する支持平面部と、前記支持平面部の左右端において、互いに平行に下方に延出して段差を形成し、略L字形状に曲げ加工され、前記床スラブに固定される固定部と、を有し、前記支持平面部は、前記パネル取付具の前記棒状体の外径より大きく、前記パネル取付具の前記突起を含む外径より小さい寸法の内法を有する開口部が形成され、前記開口部周辺が弾性変形可能に形成されるパネル取付金具。
(1)の発明によれば、パネル取付金具は、間仕切りパネルの下端面に取り付るパネル取付具と、床スラブに固定し、パネル取付具と係合させて間仕切りパネルを支持させるパネル支持具と、を備えた。パネル取付具は、間仕切りパネルの下端面において穿孔された挿入穴内に一端側から挿入する棒状体と、棒状体の中間部分に固定し、棒状体と直交し、一方の面が間仕切りパネルの下端面と当接し、間仕切りパネルの厚さより小さい寸法の幅で形成した平面部と、を備えた。そして、棒状体の他端側の外周には、棒状体の軸方向と直交する方向に突出する2以上の突起を設けた。また、パネル支持具は、間仕切りパネルの厚さより小さい寸法の幅で形成した。パネル支持具は、パネル取付具の平面部の他方の面と当接させる支持平面部と、支持平面部の左右端において、互いに平行に下方に延出して段差を形成させ、略L字形状に曲げ加工し、床スラブに固定する固定部と、を備えた。支持平面部は、パネル取付具の棒状体の外径より大きく、パネル取付具の突起を含む外径より小さい寸法の内法を有する開口部を形成し、開口部周辺を弾性変形可能に形成した。
これにより、間仕切りパネルは、以下の手順で床スラブに固定される。
まず、間仕切りパネルの挿入穴に、パネル取付具の棒状体を一端側から挿入し、平面部の一方の面を間仕切りパネルの下端面に当接させる。
そして、間仕切りパネルに装着されたパネル取付具の棒状体の他端側を、床スラブの所定位置に固定されたパネル支持具の支持平面部の開口部の位置に配置する。この時、パネル取付具の平面部を介してパネルの自重が棒状体に作用している。
次に、例えば、間仕切りパネルを立てていくことで、間仕切りパネルの自重により、開口部に棒状体を挿入し、棒状体に設けた突起により、開口部周辺を弾性変形させて開口部を下方に押し広げ、突起が開口部を通過後に、開口部周辺が弾性変形前の形状に復帰し、パネル取付具がパネル支持具に固定される。この時、パネル取付具の平面部がパネル支持具の支持平面部に当接し、パネルの自重はパネル支持具を介して床スラブに伝達されることになる。
まず、間仕切りパネルの挿入穴に、パネル取付具の棒状体を一端側から挿入し、平面部の一方の面を間仕切りパネルの下端面に当接させる。
そして、間仕切りパネルに装着されたパネル取付具の棒状体の他端側を、床スラブの所定位置に固定されたパネル支持具の支持平面部の開口部の位置に配置する。この時、パネル取付具の平面部を介してパネルの自重が棒状体に作用している。
次に、例えば、間仕切りパネルを立てていくことで、間仕切りパネルの自重により、開口部に棒状体を挿入し、棒状体に設けた突起により、開口部周辺を弾性変形させて開口部を下方に押し広げ、突起が開口部を通過後に、開口部周辺が弾性変形前の形状に復帰し、パネル取付具がパネル支持具に固定される。この時、パネル取付具の平面部がパネル支持具の支持平面部に当接し、パネルの自重はパネル支持具を介して床スラブに伝達されることになる。
よって、溶接等の別の作業を行うことなく、また、目視しづらい間仕切りパネルと床スラブとの間に配置されるパネル取付金具を確認しなくとも確実に間仕切りパネルを床スラブに固定できる。したがって、間仕切りパネルを床スラブ上に固定する際に、施工効率を向上できるパネル取付金具を提供できる。
また、パネル取付具の平面部及びパネル支持具を、間仕切りパネルの厚さより小さい寸法の幅で形成したので、間仕切りパネルの表裏側にパネル取付金具が露出しないという美観性を有するパネル取付金具を提供できる。
また、パネル取付具の平面部及びパネル支持具を、間仕切りパネルの厚さより小さい寸法の幅で形成したので、間仕切りパネルの表裏側にパネル取付金具が露出しないという美観性を有するパネル取付金具を提供できる。
(2) 前記開口部は、一辺の寸法が前記内法の寸法の矩形形状で形成され、前記支持平面部は、前記開口部周辺において、前記開口部の4辺縁部が下斜め方向に曲げられている(1)に記載のパネル取付金具。
(2)の発明によれば、間仕切りパネルを床スラブに固定する手順において、間仕切りパネルに装着されたパネル取付具の棒状体の他端側を、床スラブの所定位置に固定されたパネル支持具の支持平面部の開口部の位置に仮置きする。
そして、この状態で、間仕切りパネルの位置を微調整すると、パネル支持具の開口部周囲にある4辺縁部がガイドの役割となり突起を有する棒状体を開口部へ滑らせ誘導し、棒状体に設けた突起により、4辺縁部を弾性変形させて下方に押し広げ、突起が開口部を通過後に、開口部周辺が弾性変形前の形状に復帰し、パネル取付具がパネル支持具に固定される。
よって、間仕切りパネルの位置合わせが簡易になるので、間仕切りパネルを床スラブ上に固定する際に、施工効率をより向上できるパネル取付金具を提供できる。
そして、この状態で、間仕切りパネルの位置を微調整すると、パネル支持具の開口部周囲にある4辺縁部がガイドの役割となり突起を有する棒状体を開口部へ滑らせ誘導し、棒状体に設けた突起により、4辺縁部を弾性変形させて下方に押し広げ、突起が開口部を通過後に、開口部周辺が弾性変形前の形状に復帰し、パネル取付具がパネル支持具に固定される。
よって、間仕切りパネルの位置合わせが簡易になるので、間仕切りパネルを床スラブ上に固定する際に、施工効率をより向上できるパネル取付金具を提供できる。
(3) (1)は(2)に記載のパネル取付金具によるパネル取付方法であって、前記間仕切りパネルの前記挿入穴に、前記パネル取付具の前記棒状体を一端側から挿入し、前記平面部の一方の面を前記間仕切りパネルの下端面に当接させるパネル取付具装着工程と、前記間仕切りパネルに装着された前記パネル取付具の前記棒状体の他端側を、前記床スラブに固定された前記パネル支持具の前記支持平面部の前記開口部の位置に配置する位置決め工程と、前記間仕切りパネルの自重により、前記開口部に前記棒状体を挿入し、前記棒状体に設けた前記突起により、前記開口部周辺を弾性変形させて前記開口部を下方に押し広げ、前記突起が前記開口部を通過後に、前記開口部周辺が弾性変形前の形状に復帰し、前記パネル取付具を前記パネル支持具に固定させる固定工程と、を含むパネル取付方法。
(3)の発明によれば、(1)又は(2)の発明と同様の作用効果を奏する。
(3)の発明によれば、(1)又は(2)の発明と同様の作用効果を奏する。
本発明によれば、間仕切りパネルを床スラブ上に固定する際に、施工効率を向上できるパネル取付金具を提供できる。
以下に、本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明の実施形態に係るパネル取付金具1の概要を説明する図である。
本発明の実施形態に係るパネル取付金具1は、間仕切りパネル100を床スラブ200に固定する金具であり、間仕切りパネル100の下端面100aに取り付けられるパネル取付具10と、床スラブ200に固定され、パネル取付具10と係合して間仕切りパネル100を支持するパネル支持具20と、を備える。
本実施形態において、間仕切りパネル100は、ALCパネルで構成されるが、ALCパネルに限らず、押し出し成型板等のプレキャストパネルで構成してもよい。
図1は、本発明の実施形態に係るパネル取付金具1の概要を説明する図である。
本発明の実施形態に係るパネル取付金具1は、間仕切りパネル100を床スラブ200に固定する金具であり、間仕切りパネル100の下端面100aに取り付けられるパネル取付具10と、床スラブ200に固定され、パネル取付具10と係合して間仕切りパネル100を支持するパネル支持具20と、を備える。
本実施形態において、間仕切りパネル100は、ALCパネルで構成されるが、ALCパネルに限らず、押し出し成型板等のプレキャストパネルで構成してもよい。
図2は、前記実施形態に係るパネル取付具10の正面図である。
図3は、前記実施形態に係るパネル取付具10の底面図である。
パネル取付具10は、間仕切りパネル100の下端面100aにおいて穿孔された挿入穴100b内に上端側から挿入される棒状体11と、棒状体11の中間部分下方側に固定され、棒状体11と直交する平面部12と、を備える。
図3は、前記実施形態に係るパネル取付具10の底面図である。
パネル取付具10は、間仕切りパネル100の下端面100aにおいて穿孔された挿入穴100b内に上端側から挿入される棒状体11と、棒状体11の中間部分下方側に固定され、棒状体11と直交する平面部12と、を備える。
棒状体11は、円柱状体に形成されているが、これに限らず、例えば、四角柱状体に形成してもよい。
棒状体11において、平面部12より下端側の外周11aには、棒状体11の軸方向(図2中上下方向)と直交する方向に突出する4つの突起110が等間隔で設けられている。なお、突起110の数は、4つに限らず、2つ以上の任意の数とすることができる。
棒状体11において、平面部12より下端側の外周11aには、棒状体11の軸方向(図2中上下方向)と直交する方向に突出する4つの突起110が等間隔で設けられている。なお、突起110の数は、4つに限らず、2つ以上の任意の数とすることができる。
平面部12は、上方の面12aが間仕切りパネル100の下端面100aと当接し、下方の面12bがパネル支持具20(図1参照)と当接し、間仕切りパネル100の厚さd(例えば、100mm)より小さい寸法であり、厚さdの半分より大きい寸法の幅(例えば、80mm)で形成されている。
図4は、前記実施形態に係るパネル支持具20の正面図である。
図5は、前記実施形態に係るパネル支持具20の底面図である。
パネル支持具20は、間仕切りパネル100の厚さd(例えば、100mm)より小さい寸法であり、厚さdの半分より大きい寸法の幅(例えば、80mm)で形成されている。
パネル支持具20は、パネル取付具10の平面部12の下方の面12b(図2参照)と当接する支持平面部21と、支持平面部21の左右端において、互いに平行に下方に延出する固定部22と、を備える。
図5は、前記実施形態に係るパネル支持具20の底面図である。
パネル支持具20は、間仕切りパネル100の厚さd(例えば、100mm)より小さい寸法であり、厚さdの半分より大きい寸法の幅(例えば、80mm)で形成されている。
パネル支持具20は、パネル取付具10の平面部12の下方の面12b(図2参照)と当接する支持平面部21と、支持平面部21の左右端において、互いに平行に下方に延出する固定部22と、を備える。
支持平面部21には、パネル取付具10の棒状体11の外径rより大きく、パネル取付具10の突起110を含む外径Rより小さい寸法の内法Wを有する開口部210が形成されている。
開口部210は、一辺の寸法が内法Wの寸法の正方形形状で形成されている。なお、開口部210の形状は、正方形形状に限らず、例えば、少なくとも一方向の一辺の寸法が内法Wの寸法で形成された長方形形状や、直径の寸法が内法Wの寸法で形成された円形形状で形成してもよい。
支持平面部21は、開口部210周辺において、開口部210の4辺縁部211が弾性変形可能に形成され、下斜め方向に曲げられている。
固定部22は、立設部略L字形状に曲げ加工され、支持平面部21の左右端から下方に延出し、床スラブと支持平面部21との間に段差Dを形成する立設部221と、立設部221の下端から水平方向に延出し、床スラブ200に固定される水平部222と、を備える。
立設部221は、段差Dが、棒状体11の平面部12(図2参照)から下端までの寸法より大きくなるように形成されている。
水平部222には、打鋲ピンが挿通する孔222aが形成されている。パネル支持具20は、打鋲ピンが孔222aを挿通し床スラブ200に打ち込まれることで、床スラブ200に固定される。
水平部222には、打鋲ピンが挿通する孔222aが形成されている。パネル支持具20は、打鋲ピンが孔222aを挿通し床スラブ200に打ち込まれることで、床スラブ200に固定される。
次に、パネル取付金具1によるパネル取付方法について説明する。
図6、図7及び図8は、前記実施形態に係るパネル取付金具1により、間仕切りパネル100を床スラブ200に固定する方法を説明する図である。
まず、施工者は、床スラブ200上に間仕切りパネル100の壁芯を墨出しする。そして、この壁芯を基準に、間仕切りパネル100の幅方向及び厚さ方向の中心となる所定位置にパネル支持具20を打鋲ピンにより床スラブ200に固定する。また、施工者は、間仕切りパネル100の挿入穴100bに、パネル取付具10の棒状体11を上端側から挿入し、平面部12の上方の面12aを間仕切りパネル100の下端面100aに当接させ、間仕切りパネル100にパネル取付具10を固定する。
そして、図6に示すように、施工者は、間仕切りパネル100に装着されたパネル取付具10の棒状体11の下端側を、床スラブ200の所定位置に固定されたパネル支持具20の支持平面部21の開口部210の位置に仮置きする。
図6、図7及び図8は、前記実施形態に係るパネル取付金具1により、間仕切りパネル100を床スラブ200に固定する方法を説明する図である。
まず、施工者は、床スラブ200上に間仕切りパネル100の壁芯を墨出しする。そして、この壁芯を基準に、間仕切りパネル100の幅方向及び厚さ方向の中心となる所定位置にパネル支持具20を打鋲ピンにより床スラブ200に固定する。また、施工者は、間仕切りパネル100の挿入穴100bに、パネル取付具10の棒状体11を上端側から挿入し、平面部12の上方の面12aを間仕切りパネル100の下端面100aに当接させ、間仕切りパネル100にパネル取付具10を固定する。
そして、図6に示すように、施工者は、間仕切りパネル100に装着されたパネル取付具10の棒状体11の下端側を、床スラブ200の所定位置に固定されたパネル支持具20の支持平面部21の開口部210の位置に仮置きする。
次に、図7に示すように、施工者は、間仕切りパネル100の位置を微調整すると、パネル支持具20の開口部210の周囲にある4辺縁部211がガイドの役割となり突起110を有する棒状体11を開口部へ滑らせ誘導し、棒状体11に設けた突起110により、4辺縁部211を弾性変形させて下方に押し広げる。図7中の点線で示す4辺縁部211は、弾性変形前の状態を示す。
そして、図8に示すように、パネル支持具20の4辺縁部211は、突起110が開口部210を通過後に、弾性変形前の形状に復帰し、パネル取付具10がパネル支持具に固定される。これにより、間仕切りパネル100は、床スラブ200に固定される。
よって、パネル取付金具1によれば、溶接等の別の作業を行うことなく、また、目視しづらい間仕切りパネル100と床スラブ200との間に配置されるパネル取付金具1を確認しなくとも確実に間仕切りパネル100を床スラブ200に固定できる。
また、棒状体11のガイドとなる4辺縁部211を備えたので、間仕切りパネルの位置合わせが簡易になる。
したがって、間仕切りパネルを床スラブ上に固定する際に、施工効率を向上できるパネル取付金具を提供できる。
また、棒状体11のガイドとなる4辺縁部211を備えたので、間仕切りパネルの位置合わせが簡易になる。
したがって、間仕切りパネルを床スラブ上に固定する際に、施工効率を向上できるパネル取付金具を提供できる。
また、パネル取付具10の平面部12及びパネル支持具20を、間仕切りパネル100の厚さより小さい寸法の幅で形成したので、間仕切りパネル100の表裏側にパネル取付金具1が露出しないという美観性を有するパネル取付金具を提供できる。
本発明は、例えば、間仕切りパネルを床スラブに固定するためのパネル取付金具及びパネル取付方法に利用することができる。
1 パネル取付金具
10 パネル取付具
11 棒状体
11a 外周
110 突起
12 平面部
12a 上方の面
12b 下方の面
20 パネル支持具
21 支持平面部
210 開口部
22 固定部
100 間仕切りパネル
100a 下端面
100b 挿入穴
200 床スラブ
10 パネル取付具
11 棒状体
11a 外周
110 突起
12 平面部
12a 上方の面
12b 下方の面
20 パネル支持具
21 支持平面部
210 開口部
22 固定部
100 間仕切りパネル
100a 下端面
100b 挿入穴
200 床スラブ
Claims (3)
- 間仕切りパネルを床スラブに固定するためのパネル取付金具であって、
前記間仕切りパネルの下端面に取り付けられるパネル取付具と、前記床スラブに固定され、前記パネル取付具と係合して前記間仕切りパネルを支持するパネル支持具と、を備え、
前記パネル取付具は、
前記間仕切りパネルの下端面において穿孔された挿入穴内に一端側から挿入される棒状体と、
前記棒状体の中間部分に固定され、前記棒状体と直交し、一方の面が前記間仕切りパネルの下端面と当接し、前記間仕切りパネルの厚さより小さい寸法の幅で形成された平面部と、を有し、
前記棒状体の他端側の外周には、前記棒状体の軸方向と直交する方向に突出する2以上の突起が設けられ、
前記パネル支持具は、前記間仕切りパネルの厚さより小さい寸法の幅で形成され、
前記パネル取付具の前記平面部の他方の面と当接する支持平面部と、
前記支持平面部の左右端において、互いに平行に下方に延出して段差を形成し、略L字形状に曲げ加工され、前記床スラブに固定される固定部と、を有し、
前記支持平面部は、前記パネル取付具の前記棒状体の外径より大きく、前記パネル取付具の前記突起を含む外径より小さい寸法の内法を有する開口部が形成され、前記開口部周辺が弾性変形可能に形成されるパネル取付金具。 - 前記開口部は、一辺の寸法が前記内法の寸法の矩形形状で形成され、
前記支持平面部は、前記開口部周辺において、前記開口部の4辺縁部が下斜め方向に曲げられている請求項1に記載のパネル取付金具。 - 請求項1又は2に記載のパネル取付金具によるパネル取付方法であって、
前記間仕切りパネルの前記挿入穴に、前記パネル取付具の前記棒状体を一端側から挿入し、前記平面部の一方の面を前記間仕切りパネルの下端面に当接させるパネル取付具装着工程と、
前記間仕切りパネルに装着された前記パネル取付具の前記棒状体の他端側を、前記床スラブに固定された前記パネル支持具の前記支持平面部の前記開口部の位置に配置する位置決め工程と、
前記間仕切りパネルの自重により、前記開口部に前記棒状体を挿入し、前記棒状体に設けた前記突起により、前記開口部周辺を弾性変形させて前記開口部を下方に押し広げ、前記突起が前記開口部を通過後に、前記開口部周辺が弾性変形前の形状に復帰し、前記パネル取付具を前記パネル支持具に固定させる固定工程と、を含むパネル取付方法。
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