JP2014041028A - 通信機能付電子機器 - Google Patents
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Abstract
【課題】大型化することなく、通信精度や通信距離を向上させることができる通信機能付電子機器を提供する。
【解決手段】LCD35と、このLCD35の裏面側に配置され、LCD35に電力を供給する電池51と、通信を行うためのアンテナ37と、これらLCD35、電池51、及びアンテナ37を収納する外装ケース2とを備え、外装ケース2の裏面側に、この外装ケース2の裏面側から電池51を着脱可能にする開口部12が形成されていると共に、この開口部12を閉塞する金属製の裏蓋13が設けられている電子腕時計1であって、外装ケース2を、LCD35に対応する部位で表裏方向に分割可能とし、表側に配置される第1ケース3と、裏側に配置される第2ケース4とにより構成し、第1ケース3と、第2ケース4との合せ面に、アンテナ37を配置したことを特徴とする。
【選択図】図2
【解決手段】LCD35と、このLCD35の裏面側に配置され、LCD35に電力を供給する電池51と、通信を行うためのアンテナ37と、これらLCD35、電池51、及びアンテナ37を収納する外装ケース2とを備え、外装ケース2の裏面側に、この外装ケース2の裏面側から電池51を着脱可能にする開口部12が形成されていると共に、この開口部12を閉塞する金属製の裏蓋13が設けられている電子腕時計1であって、外装ケース2を、LCD35に対応する部位で表裏方向に分割可能とし、表側に配置される第1ケース3と、裏側に配置される第2ケース4とにより構成し、第1ケース3と、第2ケース4との合せ面に、アンテナ37を配置したことを特徴とする。
【選択図】図2
Description
この発明は、通信機能付電子機器に関するものである。
一般に、電子時計は、外装ケース(時計ケース)内に、時刻等を表示する表示部(液晶表示パネル)や、表示部を駆動する電池等が収納されている。外装ケースの表側には、表示部が外部に露出するように開口部が形成されている。そして、この開口部を閉塞するように、カバーガラス(時計ガラス)が装着されているものが多い。
一方、外装ケースの裏側には、表示部や電池等を外装ケース何に収納可能な開口部が形成されており、この開口部を閉塞するように裏蓋が装着されているものが多い。裏蓋は、薄型化しつつ剛性を確保でき、且つ高耐食性を確保するためにステンレスにより形成されている場合が多い。
一方、外装ケースの裏側には、表示部や電池等を外装ケース何に収納可能な開口部が形成されており、この開口部を閉塞するように裏蓋が装着されているものが多い。裏蓋は、薄型化しつつ剛性を確保でき、且つ高耐食性を確保するためにステンレスにより形成されている場合が多い。
ここで、電子時計のうち、通信機能を有している時計にあっては、RF−ID(Radio Frequency IDentification)等の非接触の無線通信を行うためのアンテナが、外装ケース内に表示部と厚さ方向に重なるように収納されている。アンテナはループ状に形成されており、アンテナに電流を供給することによって生じるアンテナの開口部を通る磁束を利用して無線通信が行われる(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、上述の従来技術にあっては、アンテナの開口部を通る磁束がステンレス製の裏蓋に遮断されてしまい、通信精度や通信距離が低下してしまうという課題がある。
仮に、通信精度や通信距離を向上させるべくアンテナを拡径化しようとしても、この分、外装ケースの裏側の開口面積が大きくなってしまい、開口部を閉塞する裏蓋も大きくなってしまう。このため、電子時計が大型化するだけで通信精度や通信距離を向上させにくい。
仮に、通信精度や通信距離を向上させるべくアンテナを拡径化しようとしても、この分、外装ケースの裏側の開口面積が大きくなってしまい、開口部を閉塞する裏蓋も大きくなってしまう。このため、電子時計が大型化するだけで通信精度や通信距離を向上させにくい。
そこで、この発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、大型化することなく、通信精度や通信距離を向上させることができる通信機能付電子機器を提供するものである。
上記の課題を解決するために、本発明に係る通信機能付電子機器は、文字や記号が表示される表示部と、この表示部の裏面側に配置され、前記表示部に電力を供給する電池と、通信を行うためのアンテナと、これら表示部、電池、及びアンテナを収納する外装ケースとを備え、前記外装ケースの裏面側に、この外装ケースの裏面側から前記電池を着脱可能にする開口部が形成されていると共に、この開口部を閉塞する金属製の裏蓋が設けられている通信機能付電子機器であって、前記外装ケースを、前記表示部に対応する部位で表裏方向に分割可能とし、表側に配置される第1ケースと、裏側に配置される第2ケースとにより構成し、前記第1ケースと、前記第2ケースとの合せ面に、前記アンテナを配置したことを特徴とする。
このように構成することで、第1ケースと第2ケースとの間に表示部を配置することが可能になり、外装ケースの裏側の開口部の面積を、電池が着脱可能となるだけの大きさに設定することができる。このため、裏蓋の大きさを小型化することができ、外装ケースを大型化することなく通信精度や通信距離を向上させることができる。
また、第1ケースと第2ケースとの合せ面にアンテナを配置することにより、外装ケースを大型化することなく、アンテナを大型化できる。このため、アンテナにより生じる磁束が裏蓋によって完全に遮断されることがなく、通信機能付電子機器の通信精度や通信距離を向上させることができる。
また、第1ケースと第2ケースとの合せ面にアンテナを配置することにより、外装ケースを大型化することなく、アンテナを大型化できる。このため、アンテナにより生じる磁束が裏蓋によって完全に遮断されることがなく、通信機能付電子機器の通信精度や通信距離を向上させることができる。
本発明に係る通信機能付電子機器は、前記表示部の外周部を取り囲むように、前記アンテナを形成したことを特徴とする。
このように構成することで、通信機能付電子機器の厚肉化を防止しつつ、アンテナを大型化することができる。
本発明に係る通信機能付電子機器は、前記第1ケースの前記第2ケースとの合せ面に第1パッキンを設けると共に、前記第2ケースの前記第1ケースとの合せ面に第2パッキンを設け、これら第1パッキンと第2パッキンとの間に前記アンテナを配置し、前記第1パッキン、及び前記第2パッキンよりも径方向外側に、前記アンテナの外周部を延在させたことを特徴とする。
このように構成することで、外装ケースの大型化を防止しつつ、アンテナを大型化することができ、さらに通信精度や通信距離を向上させることが可能になる。
また、アンテナを大型化した場合であっても、第1ケースと第2ケースとの間のシール性を確実に確保できる。
また、アンテナを大型化した場合であっても、第1ケースと第2ケースとの間のシール性を確実に確保できる。
本発明によれば、第1ケースと第2ケースとの間に表示部を配置することが可能になり、外装ケースの裏側の開口部の面積を、電池が着脱可能となるだけの大きさに設定することができる。このため、裏蓋の大きさを小型化することができ、外装ケースを大型化することなく通信精度や通信距離を向上させることができる。
また、第1ケースと第2ケースとの合せ面にアンテナを配置することにより、外装ケースを大型化することなく、アンテナを大型化できる。このため、アンテナにより生じる磁束が裏蓋によって完全に遮断されることがなく、通信機能付電子機器の通信精度や通信距離を向上させることができる。
また、第1ケースと第2ケースとの合せ面にアンテナを配置することにより、外装ケースを大型化することなく、アンテナを大型化できる。このため、アンテナにより生じる磁束が裏蓋によって完全に遮断されることがなく、通信機能付電子機器の通信精度や通信距離を向上させることができる。
(第1実施形態)
(通信機能付電子腕時計)
次に、この発明の第1実施形態を図1〜図5に基づいて説明する。
図1は、通信機能付電子機器である通信機能付電子腕時計(以下、単に電子腕時計という)の平面図、図2は、図1のA−A線に沿う断面図、図3は、図1のB−B線に沿う断面図、図4は、図1のC−C線に断面図である。
(通信機能付電子腕時計)
次に、この発明の第1実施形態を図1〜図5に基づいて説明する。
図1は、通信機能付電子機器である通信機能付電子腕時計(以下、単に電子腕時計という)の平面図、図2は、図1のA−A線に沿う断面図、図3は、図1のB−B線に沿う断面図、図4は、図1のC−C線に断面図である。
図1〜図3に示すように、電子腕時計1の通信機能には、例えばパソコン通信機能、携帯電話機能、非接触式ICカード機能などの無線通信機能などが含まれる。尚、以下の説明において、電子腕時計1を腕に装着して使用するにあたって、ユーザーが視認する側を表側、この表側とは反対側を裏側などと表現して説明する。
電子腕時計1は、表側に配置された第1ケース3と、裏側に配置された第2ケース4とからなる外装ケース2とを備え、外装ケース2の内部にムーブメント30が収容されて構成されている。
電子腕時計1は、表側に配置された第1ケース3と、裏側に配置された第2ケース4とからなる外装ケース2とを備え、外装ケース2の内部にムーブメント30が収容されて構成されている。
(外装ケース)
外装ケース2の第1ケース3は、樹脂により形成されたものであって、その中央の大部分には、厚さ方向に貫通する開口部5が形成されている。この開口部5の厚さ方向中央よりもやや表側には、内フランジ部6が形成されている。内フランジ部6よりも表側は、カバーガラス8が収納されるカバー収納部5aとして構成されている。このカバー収納部5aに、樹脂製のパッキン7を介してカバーガラス8が嵌め込まれている。
外装ケース2の第1ケース3は、樹脂により形成されたものであって、その中央の大部分には、厚さ方向に貫通する開口部5が形成されている。この開口部5の厚さ方向中央よりもやや表側には、内フランジ部6が形成されている。内フランジ部6よりも表側は、カバーガラス8が収納されるカバー収納部5aとして構成されている。このカバー収納部5aに、樹脂製のパッキン7を介してカバーガラス8が嵌め込まれている。
一方、開口部5の内フランジ部6よりも裏側は、後述の駆動ユニット31を収納するためのユニット収納部5bとして構成される。また、このユニット収納部5bの裏側開口縁には、第2ケース4を受け入れ可能な受入凹部9が形成されている。さらに、第1ケース3の裏側には、受入凹部9よりも外側に、ケース用雌ネジ部19が刻設されている。このケース用雌ネジ部19に、ボルト20が第2ケース4側から螺入されることにより、第1ケース3と第2ケース4とが締結固定される。
外装ケース2の第2ケース4は、樹脂により形成されたものであって、表側に、第1ケース3の受入凹部9にインロー嵌合するインロー部10が形成されている。第1ケース3の受入凹部9に、第2ケース4のインロー部10がインロー嵌合されることにより、受入凹部9の底面9aと、インロー部10の先端面10aとが重ね合わさる。
この先端面10aには、外周部側にパッキン溝41が形成されており、ここにパッキン42が設けられている。さらに、インロー部10の先端面10aには、内周縁に後述のアンテナ37を収納するためのアンテナ収納部43が凹設されている。
この先端面10aには、外周部側にパッキン溝41が形成されており、ここにパッキン42が設けられている。さらに、インロー部10の先端面10aには、内周縁に後述のアンテナ37を収納するためのアンテナ収納部43が凹設されている。
また、インロー部10よりも径方向内側には、ユニット収納部11が凹設されている。このユニット収納部11とアンテナ収納部43は、段差により連続的に形成されている。
ユニット収納部11は、第1ケース3のユニット収納部5bと協働して後述の駆動ユニット31を収納するスペースを形成する。ユニット収納部11は、厚さ方向平面視で第1ケース3のユニット収納部5bに対応するように形成されており、ユニット収納部11の内側面と、第1ケース3のユニット収納部5bの内側面とが面一になっている。
ユニット収納部11は、第1ケース3のユニット収納部5bと協働して後述の駆動ユニット31を収納するスペースを形成する。ユニット収納部11は、厚さ方向平面視で第1ケース3のユニット収納部5bに対応するように形成されており、ユニット収納部11の内側面と、第1ケース3のユニット収納部5bの内側面とが面一になっている。
また、第2ケース4の中央部には、厚さ方向に貫通する開口部12が形成されている。この開口部12には、後述の電池ユニット32が収納されるようになっており、その開口面積は、ユニット収納部11の開口面積よりも小さく設定されている。
第2ケース4の裏側には、開口部12を閉塞するようにステンレス製の裏蓋13が設けられている。ここで、裏蓋13の大きさは、開口部12を閉塞するのに十分な大きさであればよい。具体的には、裏蓋13の大きさは、第2ケース4の表側に形成されているユニット収納部11の開口面積よりも小さく設定されている。
第2ケース4の裏側には、開口部12を閉塞するようにステンレス製の裏蓋13が設けられている。ここで、裏蓋13の大きさは、開口部12を閉塞するのに十分な大きさであればよい。具体的には、裏蓋13の大きさは、第2ケース4の表側に形成されているユニット収納部11の開口面積よりも小さく設定されている。
また、裏蓋13の外周部には、貫通孔14が4箇所形成されている一方、第2ケース4の裏側には、貫通孔14に対応する部位に、カバー用雌ネジ部15が刻設されている。このカバー用雌ネジ部15に裏蓋13側からボルト16を螺入することにより、第2ケース4に裏蓋13が締結固定される。
さらに、第2ケース4の裏側には、貫通孔14よりも径方向内側にパッキン溝17が形成されており、ここにパッキン18が設けられている。これにより、第2ケース4と裏蓋13との間のシール性が確保される。
そして、第2ケース4の外周部には、ケース用雌ネジ部19に対応する部位に、貫通孔21が形成されている。この貫通孔21に、第2ケース4の裏側からボルト20が挿入され、第1ケース3のケース用雌ネジ部19にボルト20が螺入されることにより、第1ケース3と第2ケース4とが締結固定される。
そして、第2ケース4の外周部には、ケース用雌ネジ部19に対応する部位に、貫通孔21が形成されている。この貫通孔21に、第2ケース4の裏側からボルト20が挿入され、第1ケース3のケース用雌ネジ部19にボルト20が螺入されることにより、第1ケース3と第2ケース4とが締結固定される。
また、第2ケース4の外側面には、12時側と6時側とにそれぞれ不図示のバンドを取り付けるためのバンド取付部22,22が形成されている。さらに、第2ケース4の外側面には、カバー用雌ネジ部15や貫通孔21を避けるように、Aスイッチ23a、Bスイッチ23b、Cスイッチ23c、及びDスイッチ23dの4つのスイッチ23a〜23dが設けられている。そして、第2ケース4の外周部には、9時側にEスイッチ23eが設けられている。これらスイッチ23a〜23eは、後述する液晶ディスプレイ(以下、LCDと略す)35に表示される内容を切り換えるためのものである。
第2ケース4の外周部には、各スイッチ23a〜23eに対応する箇所に、それぞれ径方向に貫通する貫通孔24が形成されている。これら貫通孔24に、各スイッチ23a〜23eを構成するシャフト25a〜25eがスライド移動可能に挿入されている。シャフト25a〜25eは、それぞれ第2ケース4の外側と内側とに突出するように形成されている。
シャフト25a〜25eの外側に突出している端部には、ボタン26a〜26eが設けられている。一方、シャフト25a〜25eの内側に突出している端部には、接点27a〜27eが設けられていると共に、端部よりもやや手前に、シャフト25a〜25eの第2ケース4からの抜けを防止するための止め輪28a〜28eが設けられている。そして、各スイッチ23a〜23eを押圧すると各接点27a〜27eがムーブメント30に接触し、各種信号が出力されるようになっている。
(ムーブメント)
ムーブメント30は、表側に配置された駆動ユニット31と、裏側に配置された電池ユニット32とが電池押さえ33により連結されて構成されている。
駆動ユニット31は、樹脂製のLCD保持枠34を備え、LCD保持枠34の上部に形成された凹部に、LCD35が収容された状態で固定されている。
ムーブメント30は、表側に配置された駆動ユニット31と、裏側に配置された電池ユニット32とが電池押さえ33により連結されて構成されている。
駆動ユニット31は、樹脂製のLCD保持枠34を備え、LCD保持枠34の上部に形成された凹部に、LCD35が収容された状態で固定されている。
LCD35は時刻等の像をデジタル表示するものであって、カバーガラス8に対向して配置されている。すなわち、ユーザーは、カバーガラス8を透してLCD35に表示された像を見ることができるようになっている。
ここで、LCD35は、周知技術であるので詳細説明を省略するが、液晶を挟んで対向配置されたガラス基板35a,35bと、これらガラス基板35a,35bの外側に配置された偏光フィルタ35c,35dとから構成されている。
ここで、LCD35は、周知技術であるので詳細説明を省略するが、液晶を挟んで対向配置されたガラス基板35a,35bと、これらガラス基板35a,35bの外側に配置された偏光フィルタ35c,35dとから構成されている。
このように構成されたLCD35、及びLCD保持枠34は、第1ケース2のユニット収納部5bと、第2ケース4のユニット収納部11とにより形成されたスペースに配置されている。換言すれば、外装ケース2は、LCD35に対応する箇所で表裏方向に分割可能とされ、表側に配置された第1ケース3と、裏側に配置された第2ケース4とにより構成された状態になっている。
また、LCD保持枠34の裏側には、回路基板36が取り付けられている。この回路基板36は、LCD35の制御を司るものであって、LCD35が電気的に接続されている。さらに、回路基板36には、アンテナ37が接続されている。
(アンテナ)
図5は、アンテナの平面図である。
同図に示すように、アンテナ37は、外部からの電波を受信したり、電子腕時計1で取得した情報を電波にして外部へ発信したりするためのものである。アンテナ37は、略円環状に形成されたフィルム基板38を有しており、このフィルム基板38が第2ケース4のアンテナ収納部43に配置されている。
図5は、アンテナの平面図である。
同図に示すように、アンテナ37は、外部からの電波を受信したり、電子腕時計1で取得した情報を電波にして外部へ発信したりするためのものである。アンテナ37は、略円環状に形成されたフィルム基板38を有しており、このフィルム基板38が第2ケース4のアンテナ収納部43に配置されている。
すなわち、フィルム基板38は、LCD35の外周部を取り囲むように、換言すれば、その開口部38aがLCD35の外形状よりも大きくなるように形成されている。
また、フィルム基板38には、ループ状にアンテナパターン39が形成されている。さらに、フィルム基板38には、径方向内側に向かって延出する舌片部38bが形成されており、ここに、アンテナパターン39の端末部39a,39aが形成されている。そして、これら端末部39a,39aが、回路基板36に接続されるようになっている。
また、フィルム基板38には、ループ状にアンテナパターン39が形成されている。さらに、フィルム基板38には、径方向内側に向かって延出する舌片部38bが形成されており、ここに、アンテナパターン39の端末部39a,39aが形成されている。そして、これら端末部39a,39aが、回路基板36に接続されるようになっている。
図2に戻り、駆動ユニット31の裏側に、電池押さえ33を介して固定されている電池ユニット32は、ボタン型の電池51と、電池51を収容する樹脂製の電池ケース52とを備えている。
電池押さえ33は、電池51の正極端子に当接する端子部33aと、電池ケース52、及びLCD保持枠34の側面に沿って延びる複数のアーム33bとを備え、各アーム33bの先端がLCD保持枠34の側部に係合して、駆動ユニット31と電池ユニット32とを連結している。
電池押さえ33は、電池51の正極端子に当接する端子部33aと、電池ケース52、及びLCD保持枠34の側面に沿って延びる複数のアーム33bとを備え、各アーム33bの先端がLCD保持枠34の側部に係合して、駆動ユニット31と電池ユニット32とを連結している。
(電子腕時計の組み立て)
ここで、電子腕時計1を組み立てるにあたって、予め第1ケース3と第2ケース4とをそれぞれ別々の状態にしておく。そして、第2ケース4の表側からムーブメント30を組み付け、この後、第2ケース4の表側に第1ケース3を組み付ける。また、第2ケース4の裏側に裏蓋13を組み付けることにより、電子腕時計1の組み立てが完了する。
一方、組み立てた電子腕時計1から電池51を取り外す場合、裏蓋13を取り外せばよい。すなわち、第1ケース3と第2ケース4とを分解することなく、裏蓋13を取り外すだけで電池51の交換作業を行うことができる。
ここで、電子腕時計1を組み立てるにあたって、予め第1ケース3と第2ケース4とをそれぞれ別々の状態にしておく。そして、第2ケース4の表側からムーブメント30を組み付け、この後、第2ケース4の表側に第1ケース3を組み付ける。また、第2ケース4の裏側に裏蓋13を組み付けることにより、電子腕時計1の組み立てが完了する。
一方、組み立てた電子腕時計1から電池51を取り外す場合、裏蓋13を取り外せばよい。すなわち、第1ケース3と第2ケース4とを分解することなく、裏蓋13を取り外すだけで電池51の交換作業を行うことができる。
このように、第2ケース4の表側からムーブメント30を組み付けるので、第2ケース4の開口部12の大きさを、電池ユニット31のみ収納可能な大きさに設定することができる。すなわち、第2ケース4の開口部12の開口面積を、駆動ユニット31が収納されるユニット収納部11の開口面積よりも小さく設定することができる。
このような構成のもと、電子腕時計1と外部との間で通信を行う場合、アンテナ37に電流を供給する。すると、アンテナ37のフィルム基板38の開口部38aを通る磁束が生じる。つまり、外装ケース2の厚さ方向(図2における上下方向)に沿って磁束が生じ、この磁束を利用して電子腕時計1と外部との間で通信が行われる。
ここで、裏蓋13の大きさは、ユニット収納部11の開口面積よりも小さく設定されている。また、アンテナ37のフィルム基板38は、この開口部38aの大きさが、ユニット収納部11に収納されているLCD35の外形状よりも大きくなるように形成されている。これらのことから、アンテナ37により生じる磁束は、裏蓋13によって完全に遮断されることがない。
(効果)
したがって、上述の第1実施形態によれば、外装ケース2を、LCD35に対応する箇所で表裏方向に分割可能とし、表側に配置された第1ケース3と、裏側に配置された第2ケース4とにより構成することにより、第2ケース4の開口部12の大きさを小さくでき、この結果、裏蓋13の大きさを小型化することができる。
一方、第2ケース4の第1ケース3との合せ面となるインロー部10の先端面10aに、アンテナ収納部43を形成し、ここにアンテナ37を配置している。このため、アンテナ37を、LCD35の外周部を取り囲むように十分大きく形成することができる。
この結果、アンテナ37により生じる磁束が裏蓋13によって完全に遮断されることがなく、電子腕時計1の通信精度や通信距離を向上させることができる。また、LCD35と同一平面上にアンテナ37を配置することができるので、外装ケース2の厚肉化を防止しつつ、アンテナ37を大型化することができる。
したがって、上述の第1実施形態によれば、外装ケース2を、LCD35に対応する箇所で表裏方向に分割可能とし、表側に配置された第1ケース3と、裏側に配置された第2ケース4とにより構成することにより、第2ケース4の開口部12の大きさを小さくでき、この結果、裏蓋13の大きさを小型化することができる。
一方、第2ケース4の第1ケース3との合せ面となるインロー部10の先端面10aに、アンテナ収納部43を形成し、ここにアンテナ37を配置している。このため、アンテナ37を、LCD35の外周部を取り囲むように十分大きく形成することができる。
この結果、アンテナ37により生じる磁束が裏蓋13によって完全に遮断されることがなく、電子腕時計1の通信精度や通信距離を向上させることができる。また、LCD35と同一平面上にアンテナ37を配置することができるので、外装ケース2の厚肉化を防止しつつ、アンテナ37を大型化することができる。
また、第2ケースに各スイッチ23a〜23eを設けることにより、第1ケース3の大部分を占めるよう開口部5(5a,5b)を形成することができる。このため、外装ケース2の大型化を防止しつつ、LCD35を大きくすることができ、且つ良好な通信を行うことができる使い勝手のよい電子腕時計1を提供することが可能になる。
(第2実施形態)
次に、この発明の第2実施形態を図6に基づいて説明する。尚、第1実施形態と同一態様には、同一符号を付して説明する。
図6は、この第2実施形態における電子腕時計101の要部断面図であって、第1実施形態の図4に対応している。
次に、この発明の第2実施形態を図6に基づいて説明する。尚、第1実施形態と同一態様には、同一符号を付して説明する。
図6は、この第2実施形態における電子腕時計101の要部断面図であって、第1実施形態の図4に対応している。
この第2実施形態において、電子腕時計101は、表側に配置された第1ケース103と裏側に配置された第2ケース104とからなる外装ケース102とを備え、外装ケース102の内部にムーブメント30が収容されて構成されている点、ムーブメント30は、表側に配置された駆動ユニット31と、裏側に配置された電池ユニット32とが電池押さえ33により連結されて構成されている点、第1ケース103と第2ケース104は、駆動ユニット31のLCD35に対応する箇所で重ね合わさるように形成されている点、第2ケース104の第1ケース103との合せ面になるインロー部110の先端面110aに、アンテナ137が配置されている点、第2ケース104に形成されている開口部112は、電池ユニット32を収納可能な大きさに形成されている点、開口部112を閉塞するように、ステンレス製の裏蓋13が設けられている点等の基本的構成は、前述の第1実施形態と同様である。
ここで、第2実施形態と第1実施形態との相違点は、第2実施形態における第1ケース103と第2ケース104との合せ面の形状と、第1実施形態における第1ケース3と第2ケース4との合せ面の形状とが異なる点にある。
すなわち、図6に示すように、第2実施形態における第1ケース103の受入凹部109には、底面109aにパッキン溝61が形成されており、ここにパッキン62が設けられている。また、パッキン溝61は、第2ケース104のインロー部110の先端面110aに形成されているパッキン溝41と対向するように配置されている。
すなわち、図6に示すように、第2実施形態における第1ケース103の受入凹部109には、底面109aにパッキン溝61が形成されており、ここにパッキン62が設けられている。また、パッキン溝61は、第2ケース104のインロー部110の先端面110aに形成されているパッキン溝41と対向するように配置されている。
一方、第2ケース104のインロー部110の先端面110aには、アンテナ137を収納するためのアンテナ収納部143が凹設されている。アンテナ収納部143は、ユニット収納部11の外周縁からパッキン溝41よりも径方向外側に至る間に形成されている。
一方、アンテナ137は、アンテナ収納部11に対応するように、その外周部137aがパッキン溝41よりも径方向外側に延在する大きさに形成されている。
一方、アンテナ137は、アンテナ収納部11に対応するように、その外周部137aがパッキン溝41よりも径方向外側に延在する大きさに形成されている。
ここで、第1ケース103には、第2ケース104のパッキン溝41に対向するようにパッキン溝61が形成されているので、これらパッキン溝41,61に設けられるパッキン42,62によって、アンテナ137の外周部を挟持する形になる。このため、アンテナ137の外周部がパッキン溝41,61よりも径方向外側に延在しても、第1ケース103と第2ケース104との間のシール性が確保される。
したがって、上述の第2実施形態によれば、前述の第1実施形態と同様の効果に加え、アンテナ137をさらに大きく形成することができる。このため、外装ケース102の大型化を防止しつつ、さらに電子腕時計101の通信精度や通信距離を向上させることが可能になる。
また、アンテナ137を大型化した場合であっても、第1ケース103と第2ケース104との間のシール性を確実に確保できる。
また、アンテナ137を大型化した場合であっても、第1ケース103と第2ケース104との間のシール性を確実に確保できる。
尚、本発明は上述の実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上述の実施形態に種々の変更を加えたものを含む。
例えば、上述の実施形態では、通信機能付電子機器として電子腕時計1について説明した。しかしながら、これに限られるものではなく、電子腕時計1よりも大型の時計や、時計機能を有さない種々の通信機能付電子機器に、本発明を適用することが可能である。
また、上述の実施形態では、裏蓋13をステンレスにより形成した場合について説明した。しかしながら、これに限られるものではなく、裏蓋13を形成するにあたって、磁束を遮断するさまざまな金属で裏蓋13を形成した場合に、本発明を好適に用いることが可能である。
例えば、上述の実施形態では、通信機能付電子機器として電子腕時計1について説明した。しかしながら、これに限られるものではなく、電子腕時計1よりも大型の時計や、時計機能を有さない種々の通信機能付電子機器に、本発明を適用することが可能である。
また、上述の実施形態では、裏蓋13をステンレスにより形成した場合について説明した。しかしながら、これに限られるものではなく、裏蓋13を形成するにあたって、磁束を遮断するさまざまな金属で裏蓋13を形成した場合に、本発明を好適に用いることが可能である。
1,101 電子時計
2,102 外装ケース
3,103 第1ケース
4,104 第2ケース
9,109 受入凹部
9a,109a 底面(合せ面)
10,110 インロー部
10a,110a 先端面(合せ面)
12,112 開口部
13 裏蓋
35 LCD(表示部)
37,137 アンテナ
137a 外周部
42 パッキン(第2パッキン)
62 パッキン(第1パッキン)
51 電池
2,102 外装ケース
3,103 第1ケース
4,104 第2ケース
9,109 受入凹部
9a,109a 底面(合せ面)
10,110 インロー部
10a,110a 先端面(合せ面)
12,112 開口部
13 裏蓋
35 LCD(表示部)
37,137 アンテナ
137a 外周部
42 パッキン(第2パッキン)
62 パッキン(第1パッキン)
51 電池
Claims (3)
- 文字や記号が表示される表示部と、
この表示部の裏面側に配置され、前記表示部に電力を供給する電池と、
通信を行うためのアンテナと、
これら表示部、電池、及びアンテナを収納する外装ケースとを備え、
前記外装ケースの裏面側に、この外装ケースの裏面側から前記電池を着脱可能にする開口部が形成されていると共に、この開口部を閉塞する金属製の裏蓋が設けられている通信機能付電子機器であって、
前記外装ケースを、前記表示部に対応する部位で表裏方向に分割可能とし、表側に配置される第1ケースと、裏側に配置される第2ケースとにより構成し、
前記第1ケースと、前記第2ケースとの合せ面に、前記アンテナを配置したことを特徴とする通信機能付電子機器。 - 前記表示部の外周部を取り囲むように、前記アンテナを形成したことを特徴とする請求項1に記載の通信機能付電子機器。
- 前記第1ケースの前記第2ケースとの合せ面に第1パッキンを設けると共に、前記第2ケースの前記第1ケースとの合せ面に第2パッキンを設け、
これら第1パッキンと第2パッキンとの間に前記アンテナを配置し、
前記第1パッキン、及び前記第2パッキンよりも径方向外側に、前記アンテナの外周部を延在させたことを特徴とする請求項2に記載の通信機能付電子機器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012182673A JP2014041028A (ja) | 2012-08-21 | 2012-08-21 | 通信機能付電子機器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012182673A JP2014041028A (ja) | 2012-08-21 | 2012-08-21 | 通信機能付電子機器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014041028A true JP2014041028A (ja) | 2014-03-06 |
Family
ID=50393402
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012182673A Pending JP2014041028A (ja) | 2012-08-21 | 2012-08-21 | 通信機能付電子機器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2014041028A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015184090A (ja) * | 2014-03-24 | 2015-10-22 | カシオ計算機株式会社 | 計時装置および腕時計 |
JP2019086312A (ja) * | 2017-11-02 | 2019-06-06 | カシオ計算機株式会社 | アンテナ装置および時計 |
CN112686062A (zh) * | 2021-01-08 | 2021-04-20 | 天地融科技股份有限公司 | 一种电子设备 |
CN113611976A (zh) * | 2021-07-22 | 2021-11-05 | 深圳市沃尔德电子有限公司 | 一种老年代步车用的锂电池保护装置 |
-
2012
- 2012-08-21 JP JP2012182673A patent/JP2014041028A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015184090A (ja) * | 2014-03-24 | 2015-10-22 | カシオ計算機株式会社 | 計時装置および腕時計 |
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CN113611976A (zh) * | 2021-07-22 | 2021-11-05 | 深圳市沃尔德电子有限公司 | 一种老年代步车用的锂电池保护装置 |
CN113611976B (zh) * | 2021-07-22 | 2023-02-24 | 深圳市沃尔德电子有限公司 | 一种老年代步车用的锂电池保护装置 |
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