[go: up one dir, main page]
More Web Proxy on the site http://driver.im/

JP2013503641A - 動物の標識デバイス、転写アセンブリおよび有用な拘束具 - Google Patents

動物の標識デバイス、転写アセンブリおよび有用な拘束具 Download PDF

Info

Publication number
JP2013503641A
JP2013503641A JP2012528056A JP2012528056A JP2013503641A JP 2013503641 A JP2013503641 A JP 2013503641A JP 2012528056 A JP2012528056 A JP 2012528056A JP 2012528056 A JP2012528056 A JP 2012528056A JP 2013503641 A JP2013503641 A JP 2013503641A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
body part
marking
restraint
animal
assembly
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2012528056A
Other languages
English (en)
Inventor
ラモス エム. メイズ,
マーク シー. ピディナウスキー,
ビーン, マーク エー. バン
ベン ツェ,
ジョージ アルバート マンスフィールド,
Original Assignee
ソマーク イノベイションズ, インコーポレイテッド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ソマーク イノベイションズ, インコーポレイテッド filed Critical ソマーク イノベイションズ, インコーポレイテッド
Publication of JP2013503641A publication Critical patent/JP2013503641A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01KANIMAL HUSBANDRY; AVICULTURE; APICULTURE; PISCICULTURE; FISHING; REARING OR BREEDING ANIMALS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; NEW BREEDS OF ANIMALS
    • A01K11/00Marking of animals
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01KANIMAL HUSBANDRY; AVICULTURE; APICULTURE; PISCICULTURE; FISHING; REARING OR BREEDING ANIMALS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; NEW BREEDS OF ANIMALS
    • A01K1/00Housing animals; Equipment therefor
    • A01K1/06Devices for fastening animals, e.g. halters, toggles, neck-bars or chain fastenings
    • A01K1/0613Devices for immobilisation or restraint of animals, e.g. chutes
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61DVETERINARY INSTRUMENTS, IMPLEMENTS, TOOLS, OR METHODS
    • A61D3/00Appliances for supporting or fettering animals for operative purposes
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T428/00Stock material or miscellaneous articles
    • Y10T428/31504Composite [nonstructural laminate]
    • Y10T428/31855Of addition polymer from unsaturated monomers

Landscapes

  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Zoology (AREA)
  • Environmental Sciences (AREA)
  • Animal Husbandry (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Biodiversity & Conservation Biology (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Birds (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Toys (AREA)
  • Farming Of Fish And Shellfish (AREA)
  • Sampling And Sample Adjustment (AREA)

Abstract

動物に標識を付けるための標識システムを本明細書で説明する。標識システムは、拘束デバイスと、コントローラと、ロボットアセンブリとを備え、ロボットアセンブリは、ロボットアームと、それに取り付けられた標識デバイスと、ロボットアームを操作し、標識デバイスを用いて標識を付けるための1つ以上のアクチュエータとを備え、ロボットアセンブリおよび拘束デバイスは、相互に対して固定された方式で位置付けられ、拘束デバイスは、動物またはその動物の身体部分を拘束するためにサイズ決定および構成され、かつ標識デバイスが動物の身体部分の基材部分に標識を付けることができるように配向され、コントローラは、標識デバイスの位置を制御するように、および1つ以上のアクチュエータを作動させることによって動物の身体部分の基材部分に標識を付けるように構成される。媒体転写アセンブリおよび動物拘束具も明細書で説明する。

Description

(関連出願の相互参照)
本願は、米国仮特許出願第61/239,430号(2009年9月2日出願)の利益を主張し、この出願は、その全体が参照によって援用される。
(発明の分野)
本開示は、識別標識を生成するためのシステムおよび方法に関する。
動物は、何千年とは言わないまでも、何百年もの間、識別を目的として標識を付けられてきた。動物は、多様な用途において識別のために標識される。ある動物は研究のために使用され、どの動物が所与の一定の実験条件に曝露されたかを追跡することが重要である。ある動物は種蓄のために使用され、どの動物がそれらの子孫に望ましいおよび望ましくない形質を伝達するかを追跡することが有用である。ある動物はペットとして飼育され、動物の所有権、動物の種類、許可証、または特別な治療の必要性を識別することが有用である。ある動物は競技に使用され、動物のすり替えまたは他の不公平な競技実行を減少させるために、動物を識別することが有用である。
本発明は、動物の標識システムを提供し、この標識システムは、
拘束デバイスと、コントローラと、ロボットアセンブリとを備えている標識システムであって、
a)ロボットアセンブリは、ロボットアームと、ロボットアームに取り付けられた標識デバイスと、ロボットアームを操作し、標識デバイスを用いて標識を付けるための1つ以上のアクチュエータとを備え、
b)ロボットアセンブリおよび拘束デバイスは、相互に対して固定された態様で位置付けられ、
c)拘束デバイスは、動物またはその動物の身体部分を拘束するようにサイズ決定および構成され、標識デバイスが、動物の身体部分の基材部分に標識を付けることができるように配向され、
d)コントローラは、標識デバイスの位置を制御することと、1つ以上のアクチュエータを作動させることによって動物の身体部分の基材部分に標識を付けることとを行うように構成され、
e)オプションで、動物は、マウス、ラット、またはげっ歯類であり、
f)オプションで、身体部分は尾である、システムである。
一実施形態において、標識デバイスは、針、棒、またはスタンプを備え、またオプションで、標識システムは、媒体転写アセンブリをさらに備える。媒体転写アセンブリは、標識媒体(これ以降、「色素」と称される)を含み、標識デバイスが色素に接触し、次いで、標識が付けられる基材(例えば、マウス尾)に接触することによって、標識を付けることができる。
一実施形態において、媒体転写アセンブリは、色素と、プライ等の1つ以上の層または区画(これ以降「層」と称される)とを含み、色素は、少なくとも第1の層に付着または含浸される。別の実施形態において、媒体転写アセンブリは、第2の層をさらに備え、第1の層は、標識が付けられる基材に対して第2の層の遠位にある。別の実施形態において、第2の層は、標識が付けられる基材の近位にある側面に接着剤を含有する。
一実施形態において、拘束デバイスは、身体部分プレートアセンブリ、身体部分クリートアセンブリ、身体拘束具、またはそれらの組み合わせを備える。
オプションで、身体部分プレートアセンブリは、(例えば、アセンブリのプレートに1つ以上の操作ウィンドウを提供することによって)身体部分の基材部分を受容するように構成される。オプションで、身体部分プレートアセンブリは、動物の身体部分をプレートアセンブリの周囲に位置付けるためのガイドを備える。オプションで、身体部分プレートアセンブリは、第1のプレートに対抗し、動物の身体部分を挟持するように第2のプレートを付勢するための付勢手段を備える。
別の実施形態において、例えば、拘束デバイスの構成要素をベースプレートに(例えば、磁石を使用して)可逆的に固定することによって、および/またはベースプレートをロボットアセンブリに対する所定の位置に(例えば、拘束具ドックを使用して)可逆的に固定することによって、拘束デバイスが、ロボットアセンブリに対する所定の位置に可逆的に固定される。
別の実施形態において、標識デバイスを用いて標識を付けるための1つ以上のアクチュエータは、標識デバイスをY軸、θ軸、およびR軸に沿って作動させることができる。
さらに別の実施形態において、1つ以上のアクチュエータのうちの第1のアクチュエータは、周期的な標識アクチュエータである。
一実施形態において、動物は、マウス等のげっ歯類である。
別の実施形態において、身体部分は、尾、円筒状の身体部分、または円錐状の身体部分である。
さらなる実施形態において、1つ以上のアクチュエータのうちの第1のアクチュエータは、ピストンに連結されたモータを備え、標識デバイスは、周期的に作動させられる標識デバイスを提供するようにピストンに取り付けられる。オプションで、モータはサーボモータである。オプションで、第1のアクチュエータはスコッチヨークを備える。
上述の実施形態のいずれも、独立して、または上述の1つ以上の他の実施形態と組み合わせて提供することができる。例えば、上述の実施形態の各々は、標識システム内に組み合わせることができる。さらに、本明細書に教示されるいずれの実施形態または任意選択的な技術的特徴も、本明細書に教示される任意の他の実施形態または任意選択的な特徴と組み合わせることができる(そのような組み合わせが、実施形態または任意選択的な技術的特徴のいずれかの一般的な教示と矛盾する場合を除く)。
一側面において、動物に標識を付ける方法であって、本明細書に教示される標識システムを使用するステップを含む方法である。
別の側面において、本明細書に教示されるように生成される標識である。
別の側面において、本明細書に教示されるように生成される標識を有する動物である。
別の側面において、本明細書に教示される機能または方法を行うようにロボットアセンブリを操作するための命令を備えるコンピュータ可読媒体である。
図1は、モデル1を示す。 図2は、モデル2を示す。 図3は、モデル3を示す。 図4は、モデル4を示す。 図5は、媒体転写アセンブリを示す。 図6は、標識デバイスおよび/またはロボットアームが移動するように構成することができる任意選択的な軸の例を示す。 図7は、拘束デバイスを示す。 図8は、拘束デバイスを示す。 図9は、身体部分プレートアセンブリを示す。 図10は、身体部分プレートを示す。 図11は、身体部分プレートを示す。 図12は、拘束デバイスを示す。 図13は、拘束デバイスおよび媒体転写アセンブリを示す。 図14は、拘束デバイスを示す。 図15は、拘束デバイスおよび媒体転写アセンブリを示す。 図16は、媒体転写アセンブリを示す。 図17は、媒体転写アセンブリ内の色素区画の充填を示す。 図18は、身体部分拘束具に挿入された媒体転写アセンブリを示す。 図19は、標識システムを示す。 図20は、拘束具ドックを示す。 図21は、拘束デバイスを示す。 図22は、ロボットアセンブリおよびコントローラを示す。 図23は、標識デバイスカートリッジアセンブリを示す。 図24は、ばね負荷式尾プレートの分解図を示す。 図25は、ロボットアセンブリを示す。 図26は、ロボットアセンブリを示す。 図27は、ロボットアセンブリを示す。 図28は、身体部分プレートアセンブリを示す。 図29は、身体部分プレートアセンブリを示す。 図30は、拘束デバイスを示す。 図31は、ベースプレートを示す。 図32は、ベースプレートを示す。 図33は、身体部分プレートアセンブリを示す。 図34は、身体拘束具および身体部分拘束具を備える拘束デバイスを示す。
本明細書において使用される場合、以下の定義および省略形が適用される。
「例示的」(または「例えば(e.g.もしくはby example)」)とは、非限定的な例を意味する。「例示的」という用語は、好ましい例を指すことを特に意図するものではない。
本明細書に記載される場合、「生物学的に安全な」とは、開示される方式で使用される場合、動物にとって実質的に非毒性であることを意味する。毒性の判定は、当該技術分野において既知である。オプションで、毒性は、次の事項:死亡率、全体的な健康に与える影響、病態、(急性および/または慢性の曝露による)動物の正常な活動の変動等のうちの1つに関して判定される。
本明細書に記載される場合、「身体部分拘束具」とは、動物の身体部分を固定化する拘束デバイスを意味する。オプションで、身体部分拘束具は、動物の基材部分を固定化する。例えば、身体部分拘束具は、基材部分自体に接触することによって、または基材部分が固定化されるように動物の異なる部分に接触することによって、動物の基材部分を固定化することができる。
本明細書に記載される場合、「生物学的に永久的」とは、動物の寿命における相当の期間、動物の中または上に残ることを意味する。
本明細書に記載される場合、「n±x%」とは、[n−(x%×n)]乃至[n+(x%×n)]に及ぶ範囲を意味する。そのような句は、測定における誤差または精度について述べることを意図するものではない。
本明細書に記載される場合、「皮膚」とは、動物の身体の外側の覆いまたは外皮を意味する。一実施形態において、それは、皮下の軟骨および/またはマトリクスを含む。
本開示は、1つ以上の特徴を有する標識を提供する。例えば、標識は、耐久性があり、容易に適用され、比較的低侵襲性であり、安全性プロファイルを有し、混同されにくい(例えば、相互に近接する他の動物によってもたらされる干渉が少ない)、高レベルの精度で読み取られる(例えば、約80%を超えるか、または約90%を超えるか、または約95%を超える精度)。
本発明の範囲を、種々の例、任意選択的な技術的特徴、および一般的な教示とともに以下に示す。
(拘束デバイス)
本開示による有用な拘束デバイスは、標識が付けられる身体部分を拘束することができる任意のデバイスである。例えば、一実施形態において、拘束デバイスは、動物全体を拘束することによって、身体を拘束することによって、身体部分を直接拘束する(例えば、接触する)ことによって、または動物を拘束するために有用な第1の拘束具と、標識が付けられる身体部分を拘束するために有用な第2の部分とを有することによって、身体部分を拘束する。有用な拘束デバイスは、動物を死亡させないか、または傷つけない拘束デバイスを含む。本明細書に提供される教示を用いて、当業者は、所与の動物またはその身体部分を拘束するための適切なサイズおよび相対的な配向の構成要素を提供することによって、次に、有用な拘束デバイスを設計することができる。
一実施形態において、拘束デバイスは、管、形状に沿った表面のアレイ、箱、または有機的形体を備える。別の実施形態において、拘束デバイスは、標識が付けられる身体部分を拘束するためのクランプまたは接着剤を備える。
さらなる実施形態において、拘束デバイスは、磁石、レバー、ピン、重力、ばね、カム、または他の機械的手段によって、(例えば、ロボットアセンブリに対する)所定の位置に固定される。さらなる実施形態において、拘束デバイスは、真空、接着剤、または拘束デバイスを支持体に接着する他の手段によって、所定の位置に固定される。例えば、拘束デバイスは、使用する前に所定の位置に可逆的に固定することができる。
一実施形態において、拘束デバイスは、身体拘束具と、1つ以上の個別の身体部分(例えば、尾)拘束具とから構成される。例えば、一実施形態において、拘束デバイスは、身体拘束具(例えば、体幹を収容する管または他の容器)と、固定プレートおよびばね負荷式プレート等のプレートまたは一対のプレートを備える身体部分拘束具とを備える。
別の実施形態において、拘束デバイスは、次のうちの1つ以上を備える:真空、レバー、ばね、カム、クリート、ラチェット、クランプ、万力、または動物の身体もしくは身体部分を拘束するための他の機械的手段。
さらに別の実施形態において、拘束デバイス(例えば、身体拘束具および/または身体部分プレート)は、支持体(例えば、ベースプレートまたは天板)への拘束を確実にするための可逆的固定手段を備える。さらなる実施形態において、可逆的固定手段は、1つ以上の磁石(例えば、ネオジム磁石)、吸盤、接着剤、ラッチ、または他の手段を備える。一実施形態において、1つ以上の磁石等の可逆的固定手段は、オプションで、次の特性のうちの1つ以上を提供する:動物または動物の身体部分の迅速な装填および装填解除、拘束具の正確な位置付け、操作者訓練の削減、ユーザエラーの減少、洗浄適性および容易な滅菌、長寿命、および超過製造コストを伴わずに身体拘束具を固定するのに十分強い力。一実施形態において、磁石に基づく固定可能手段は、特に、例えば、動物が、マウス、げっ歯類、もしくは他の小動物である場合、またはそうでなければ拘束具の構成要素が小さいか、および/もしくは相互に近接して位置付けられる場合に、ユーザから高く受け入れられる。
さらなる実施形態において、拘束デバイスは、標識が付けられる基材を有する身体部分を拘束するための身体部分拘束具を備える。オプションで、身体部分は、尾、円筒状の身体部分、または円錐状の身体部分である。本明細書に教示される特定の例は、身体部分として尾を提供するが、そのような例は例示目的のために提供されるのであって、代替の身体部分が有効に拘束されてもよい。したがって、本発明は、標識システムまたは身体拘束具を提供し、本明細書に教示される任意の実施形態の身体部分は、尾であるか、または身体部分は、代替の身体部分(例えば、円筒状の身体部分、円錐状の身体部分、またはいずれかの他の身体部分)で置き換えられる。
(身体部分クリート)
一実施形態において、拘束デバイスは、身体部分クリート(「身体部分クリートアセンブリ」とも称される)を備える。身体部分クリート(例えば、尾クリート)は、身体部分に摩擦(例えば、静摩擦)を発生させることによって、拘束された身体部分の移動を防止する(最小限に抑えるか、または排除する)身体部分拘束具である。典型的には、身体部分クリートは、身体部分に対抗する力を印加し、それによって、身体部分が対抗する力に対して垂直方向に移動することを防止する部材を備える。オプションで、対抗する部材は、例えば、対抗する部材を相互に対して付勢させるためのばねまたは他の手段(例えば、磁石、ローブ、もしくはねじ)によって、相互に対して付勢される。オプションで、身体部分クリート(例えば、尾クリート)は、身体の縦方向の移動、例えば表3および図6に示すように、Y軸に沿った移動を防止する。いくつかの実施形態におけるそのような身体部分は、身体部分に横方向の力を印加することによって縦方向の移動を防止する。オプションで、身体部分クリート(例えば、尾クリート)は、カム、クランプ、万力等として提供される。オプションで、身体部分クリート(例えば、尾クリート)は、身体部分の基材部分に対して動物(例えば、マウス)の体幹の近位にある場所において身体部分に接触するように位置付けられるか、またはさもなければ構成される。オプションで、身体部分クリートはさらに、歯、接着剤、粗面、または身体部分の移動を制限するための他の手段を備える。身体部分クリートを備える拘束デバイスの例を、図7および図8に示す。
有用な身体部分クリートは、例えば、摺動クリート、カムクリート、接着剤、輪なわ、ひも、または引き結び等の、摩擦に基づく機構を含む。
有用な身体部分クリートは、相互に対抗するように付勢されるが、身体部分を傷つけるかまたは重篤に損傷させる(例えば、骨折する)ほどに十分な力では相互に対抗しないクリートを含む。
(身体部分プレート)
一実施形態において、拘束デバイスは、垂直力または印加力をかけることによって、身体部分(例えば、尾)を挟持するかまたは収容するかまたは所定の位置に保持し、身体部分が所与の方向に移動することを防止する対向している部材(例えば、下プレートおよび上プレート)を備える(これ以降「プレート」または「プレートアセンブリ」と称される)。
オプションで、身体部分プレートは、身体部分の基材部分(例えば、標識を受ける尾の部分)を受容するように構成される。本明細書に提供される教示を用いて、当業者は、例えば、身体部分の形状およびサイズ、身体部分の構成、身体部分の移動のための筋肉の強さもしくは性向、および/または他の身体部分からの身体部分の配向もしくは間隔等の、身体部分(またはその基材部分)の特性を考慮することによって、そのような身体部分プレートを容易に提供することができる。
オプションで、身体部分(例えば、尾)プレートは、1つ以上の基材操作ウィンドウとともに提供される。例えば、一実施形態において、標識デバイスは、操作ウィンドウを通して標識デバイスを移動させ、基材に接触することによって標識を付けるように構成される。オプションで、身体部分プレートは、例えば、各々が複数の文字からなる標識の異なる文字に対応する、複数のウィンドウ(すなわち、文字ウィンドウ)を備える。一実施形態において、身体部分の基材部分(例えば、尾)は、弧状、弓状、またはねじれ状になる可能性があり、いくつかの実施形態における標識ウィンドウ(単数または複数)の使用は、そのような現象を防止する。当業者は、所与の「プレート」は、本明細書に教示されるようなプレートとしての機能を果たす限り、必ずしも硬い部材である必要はないことを理解するであろう。
オプションで、プレートアセンブリは、動物の身体部分をプレートアセンブリの周囲に位置付けるためのガイド(例えば、機械的ガイド)を備える。一方または両方のプレートは、例えば、身体部分のセルフセンタリングおよび/または身体部分のセルフレべリングを提供するために、トラフ(例えば、一方のプレートがU字形もしくは放射状(radial)の溝)を有し、および/または一方のプレートがV字形の溝もしくはV溝を有する)を備えてもよい。そのような構成はまた、例えば、身体部分に対して印加力または垂直力の第2の軸を提供するために使用することもできる。したがって、一実施形態において、身体部分プレートは、2つの(例えば、垂直な)軸に沿った移動を防止する。本明細書に提供される教示を用いて、当業者は、次に、2つの軸に沿った移動を防止する身体部分プレートの他の例を容易に提供することができる。
オプションで、第1のプレートは、身体部分を拘束するために、第2のプレートに対して身体部分を挟持するように(例えば、ばねによって)付勢される。例えば、一実施形態において、第2のプレートは、第1のプレートに対抗するように(例えば、1つ以上のばねまたは他の弾性付勢手段によって)適合的に付勢される。そのような構成は、例えば、セルフレべリングする身体部分プレートを提供するために使用することができる。有用な付勢手段は、ばね、複数のばね、スポンジ、ゲル、発泡体、およびゴムを含む。他の有用な付勢手段は、例えば、ガスの圧力または浮力によって力が提供される流体の使用を含む。身体部分プレートは、(例えば、固定プレートに1つ以上の操作ウィンドウを提供することによって)身体部分の基材部分を受容するために構成され、第1のプレートは、身体部分の実質的な歪みを引き起こさない力で(例えば、操作ウィンドウを通って基材が「押し出されない」ように)第2のプレートに対抗するように付勢される。
いくつかの実施形態において、操作ウィンドウ(単数または複数)、トラフ(単数または複数)、および/または弾性もしくは適合性付勢手段は、次の特性:明瞭、見やすいこと、明確に画定されていること、正確、高解像度、持続時間が長い、および/または動物が受けるのに安全であること、のうちの1つ以上を有する標識を生成する標識システムを提供するために、身体部分プレート(例えば、尾プレートまたは他の円錐状のもしくは円筒状の身体部分)の特徴として、独立して、または協調して組み入れられる。他の実施形態において、特性の各々は、例えば、標識デバイスの一定の深さの貫通、または他の接触(例えば、針と基材)を提供するために、ロボットアームに対する基材(およびその小部分またはさらには微小部分)の適切な近接性および/または配向または標識デバイスのホーム位置を確保するように、独立してまたは協調して作用する。標識デバイスが、効率的に基材に標識を付けるために特定の深さまで到達しなければならない場合に、この特性は最も重要であり得る。例えば、注入可能な刺青等の標識が上述の特性を呈するためには、下にある血管新生層または上を覆う表皮層だけではなく、真皮まで色素が送達されなければならない。色素を血管新生層に送達することにより、色素は目に見えることなく運び去られ、また動物を危険にさらし得るか、または動物を実験室での実験に使用できなくする可能性のある外来汚染物質を誘導し得る。上を覆う表皮層への色素の送達も、例えば、動物の免疫系の作用のために、迅速なクリアランスをもたらす。動物(例えば、マウスまたは他のげっ歯類)および動物の身体部分(例えば、尾)の基材皮層の厚さは、わずか1ミリメートル未満である。したがって、本明細書に記載されるのは、動物の身体部分(例えば、尾)の特性(それらの歪みの傾向等)、動物による運動、および/または不規則な(例えば、円錐状の)形状を考慮して、ロボットアセンブリを使用して標識を付ける標識システムである。
そのような拘束デバイスの例は、本明細書に教示される。オプションで、拘束デバイスは、セルフセンタリングおよびセルフレベリングする尾プレートまたは他の身体部分プレートを備える(例えば、溝および弾性または適合性付勢手段の使用による)。
(身体拘束具)
一実施形態において、拘束デバイスは、身体拘束具を備える。身体拘束具は、動物の運動を制限する任意の拘束具であり得る。例えば、一実施形態において、身体拘束具は、動物の体幹の横方向の運動、動物の体幹の縦方向の運動、移行運動(例えば、歩行)、枢動運動(例えば、後脚の周りでの枢動)、回転運動、頭部の旋回、およびそれらの組み合わせを制限する。
一実施形態において、身体拘束具は、動物の身体を拘束する任意の方式で構成される。例えば、一実施形態において、身体拘束具は、体幹、頭部、またはそれらの組み合わせを受容するための管、容器、または筐体を備える。オプションで、筐体は、動物の大きな運動を制限するためには十分小さいが、動物の身体を過剰な力にさらすこと、もしくは身体拘束具との継続的な接触にさらすことを避けるため、および/または容易な装填を可能にするために、十分に大きな囲いを提供する。代替として、身体拘束具は、動物の1つ以上の箇所(例えば、四肢等の複数の付属器官)に接触する(例えば、挟持する)1つ以上の拘束具を備えることができ、それによって動物の運動を制限する。
一実施形態において、身体拘束具は、体幹、頭部、またはそれらの組み合わせの実質的に周囲を囲う筐体を備える。オプションで、筐体は、少なくとも頭部を囲い、筐体は、動物にとって不透明である。オプションで、身体拘束具は、少なくとも頭部を囲い、動物の可視光スペクトル内の光の透過を阻止するために色付きである。オプションで、筐体は、動物にとって不透明であるが、ヒトにとっては透明である。例えば、筐体は、マウスまたは他の動物の目にとって不透明な筐体を提供するように赤い色付きであってもよく、その一方で、ヒトユーザにとって透明な筐体を提供し、それによってユーザが動物を視認することを可能にする。そのような筐体は、動物に鎮静効果を提供する。他の色合いは、琥珀色の色合いを含む。
一実施形態において、身体拘束具は、身体拘束具を支持体(例えば、ベースプレートまたは天板)に固定するための可逆的固定手段を備える。オプションで、可逆的固定手段は、1つ以上の磁石(例えば、ネオジム磁石)、吸盤、接着剤、ラッチ、または他の手段を備える。
本発明の身体拘束具は、いくつかの実施形態において、多くの理由から有用である。例えば、本発明のいくつかの実施形態は、動物が、拘束された身体を引き離そうとして、または自身から(例えば、咬むことによって)もしくは身体部分拘束具から(例えば、身をよじることによって)逃れようとして、拘束された身体部分(例えば、尾)の周囲で枢動すること、および/あるいはその頭部を旋回することを防止する、身体拘束具(例えば、周囲を囲まれた身体拘束具)を提供する。一実施形態において、拘束された動物は、例えば、身体部分拘束具(例えば、尾クリート)内に拘束されたときおよび/または標識デバイスから標識を受け取ったときの闘争・逃走反応において、そのような策略を試みる可能性がある。
一実施形態において、拘束デバイスは、(例えば、ベースプレートと身体拘束具とを接続するための)磁気的に接続されたモジュール式身体拘束具を備える。一実施形態において、これにより、拘束具領域の洗浄が容易になり、動物を出し入れする時間がより迅速になる。
(ベースプレート)
本明細書に記載される拘束デバイスは、オプションで、ベースプレートによって支持される。
オプションで、ベースプレートは、例えば、拘束具(単数または複数)を動作可能に位置付けるために、身体拘束具および/または1つ以上の身体部分拘束具をベースプレートに可逆的に固定するための手段(例えば、磁石)を備える。オプションで、ベースプレートは、拘束デバイス(例えば、身体拘束具および/または身体部分拘束具)の1つ以上の磁石の各パターンと相互作用するパターンに位置付けられた1つ以上の磁石を備える。
オプションで、ベースプレートは、ユーザが拘束具を適切に位置付けられるようにするための1つ以上の指標部材(例えば、リップ、ペグ、ガイド)を備える。ユーザが、磁石の引力が拘束具を自動的に位置付けるような適切な位置に拘束具を配置できるように、そのような指標部材は、磁石等の可逆的固定手段と組み合わせると特に有用である。
オプションで、ベースプレートは、ユーザ(例えば、ヒトユーザまたはロボット)がベースプレートを操作することができるように把持可能部材を備える。例えば、ベースプレートは、ハンドルを備えることができる。
オプションで、ベースプレートは、動物からの老廃物を収集するための老廃物収集領域を備える。老廃物収集領域の例は、トラフ、窪み、排水孔、吸収性材料等を含む。老廃物収集領域は、例えば、洗浄および/またはサンプル収集/分析を容易にするように、尿、糞、および他の老廃物を集めるために有用である。
オプションで、ベースプレートは、固定されていない物体(例えば、身体部分)が、例えば、モータまたは他の可動部に巻き込まれないよう保護するための部材を備える。部材は、ガイド、遮蔽版、または固定されていない物体(例えば、身体部分)を可動部から離れるように方向転換させるための他の手段であってもよい。例えば、ベースプレートは、身体部分の末端(例えば、尾)をベースプレートの下に誘導または方向転換させるためのポートを有することができ、またオプションで、身体部分を保護するために、ベースプレートの下側にリップをさらに備えることができる。
オプションで、ベースプレートは、動物の基材部分がロボットアセンブリに対して適切に提示されるように、例えば、ロボットアセンブリおよび拘束デバイスが相互に対して固定された方式で位置付けられるように、ロボットアセンブリに対して所定の位置に固定される。オプションで、ベースプレートは、ロボットアセンブリに対して所定の位置に可逆的に固定される。例えば、標識システムは、(例えば、図20に示すような)拘束具ドックを備えることができ、拘束具ドックおよびロボットアセンブリは、相互に対して固定された方式で位置付けられ、拘束具ドックは、ベースプレートを受容するように構成される。可逆的に固定されたベースプレートは、次の利点:迅速かつ正確に標識システム内に動物を位置付けること;ロボットアセンブリおよび/または他のシステム構成要素から干渉されることなく、拘束デバイスを容易に装填すること;第1の動物に標識を付けることができる一方で、第2の動物を拘束デバイス内に装填することができるように、複数のベースプレートを使用すること;異なる動物の種もしくはサイズおよび/または異なる身体部分基材のため等の異なる拘束具構成のために複数のベースプレートを使用することのうちの1つ以上を提供する。
オプションで、拘束具ドックは、ベースプレートおよび支持された動物拘束具を、ロボットアセンブリに対して適切な垂直(またはZ軸)位置に配向するためのより多くの垂直な(またはZ軸)停止部と、ベースプレートおよび支持された動物拘束具をロボットアセンブリに対して適切な縦方向(またはY軸)位置に配向するための、1つ以上の縦方向(またはY軸)停止部と、ベースプレートおよび支持された動物拘束具をロボットアセンブリに対して適切な横方向(またはXおよび/もしくはZ軸)位置に配向するための、1つ以上の横方向ガイドとを備える。
(拘束具の組み合わせ)
さらなる実施形態において、拘束デバイスは、オプションで、次のもの:身体拘束具、身体部分クリート、および身体部分プレートのうちの1つ以上を備える。別の実施形態における拘束デバイスは、これらの拘束具の各々、単一の拘束具、または拘束具の組み合わせを備える。
一実施形態は、身体部分(例えば、尾)プレートアセンブリおよび身体部分(例えば、尾)クリートアセンブリ(例えば、摺動クリートまたは他のクリートアセンブリ)を備える拘束デバイスを提供する。オプションで、身体部分プレートアセンブリは、横方向に対向しているプレート(例えば、Z軸の周囲で相互に対向しているプレート)を備え、身体部分クリートアセンブリは、横方向に対向しているクリート(例えば、Z軸またはX軸の周囲で相互に対向しているクリート)を備え、身体部分プレートアセンブリおよび身体部分クリートアセンブリは、相互に対して縦方向に配置される。オプションで、横方向に対向している身体部分プレートは、Z(もしくは垂直な)軸の周囲で相互に対抗し、および/またはプレートアセンブリの第1のプレートは、1つ以上の(例えば、3つの)基材操作ウィンドウ(例えば、互いから縦方向に配置される)を備える。オプションで、第1のおよび/または第2のプレートは、身体部分をセルフセンタリングするためのトラフを備える。オプションで、第1のプレートのトラフは放射状溝であり、および/または第2のプレートのトラフは、(例えば、クリートアセンブリから離れる方向にテーパ状になった)テーパ状のV溝等のV溝である。オプションで、クリートアセンブリは、プレートアセンブリに対して動物の身体の近位にある。オプションで、身体部分プレートは、身体部分クリートよりも実質的に低い力で相互に対抗する。例えば、第2のプレートは、第1のプレートに対抗するように(例えば、1つ以上のばねによって)適合的に付勢されてもよい。一実施形態において、そのような構成は、次の特性:
その基材部分を実質的に歪めることなく、身体部分の縦方向の移動および横方向の移動を制限すること;
高精度で標識を付けることを可能にする一方で、身体部分の基材部分を適切に配向すること;
その基材部分にストレスを与えるまたは損傷を与えることなく、身体部分の縦方向の移動を制限すること;または、
油を塗布する必要のない身体部分の少なくとも一部を拘束すること;
のうちの1つ以上を提供する。
そのような拘束デバイスは、本明細書に教示される任意の実施形態における拘束デバイスとして提供されてもよい(実施形態の明示的な教示と矛盾する場合を除く)。本発明は、拘束デバイスを備える標識システムを企図するが、本発明はまた、標識システムの外部にある拘束デバイス(例えば、独立型の製品として)も企図する。そのようなデバイスの非限定的な例を図12、図13、図14、および図15に示す。したがって、そのようなデバイスはさらに、追加の構成要素、例えば、ベースプレート、媒体転写アセンブリを受容するための手段(例えば、スロットおよび/もしくは指標部材)、ならびに/または身体拘束具を備えることができる。
本明細書に記載される一実施形態は、身体拘束具および身体部分(例えば、尾)クリートアセンブリ(例えば、摺動クリートアセンブリまたはカムクリートアセンブリ)を備える拘束デバイスを提供する。オプションで、身体拘束具と身体部分クリートとは、単一ユニットを提供するように相互に対して固定される。オプションで、身体部分クリートアセンブリは、身体部分クリートが動物の体幹の近位にある場所で身体部分に接触するように、身体拘束具に並置される。オプションで、身体拘束具は、本明細書に教示されるような周囲を囲まれた筐体(例えば、ドーム形または凹形の筐体)を備える。オプションで、筐体は、動物の大きな運動を制限するためには十分小さいが、動物の身体を過剰な力にさらすこともしくは身体拘束具との継続的な接触にさらすことを避けるため、および/または容易な装填を可能にするためには十分に大きな囲いを提供する。オプションで、筐体は動物にとって不透明である。オプションで、筐体はヒトにとって透明である。オプションで、筐体は、動物にとって不透明であるが、ヒトにとっては透明である。オプションで、筐体は色付き(例えば、赤い色付き)である。オプションで、身体拘束具は、身体拘束具を支持体(例えば、ベースプレートまたは天板)に固定するための可逆的固定手段、例えば、1つ以上の磁石(例えば、ネオジム磁石)、吸盤、または接着剤を備える。一実施形態において、そのようなデバイスは、オプションで、次の特性:
尾をユーザまたは標識デバイスに提示する一方で、身体の移動を制限すること;
例えば、各動物につき単一拘束動作を用いて、1匹以上の動物の迅速な拘束を可能にすること;
片手を用いた動物の拘束を可能にすること;
例えば、片手による動物の解放を可能にすること;
動物(単数または複数)を異なる表面に移動させることなく、ユーザが1匹以上の動物を拘束できるようにすること;
殺菌(例えば、ステンレススチール)表面上での動物の拘束を可能にする;または、
動物が不透明な周辺環境を知覚する一方で、拘束された動物の可視化を可能にすること;
のうちの1つ以上を提供する。
拘束デバイスの構成要素の例は、表1に列挙する構成要素を含むが、これらに限定されない。
Figure 2013503641
本発明は、表1に列挙した構成要素の各々を備える拘束デバイスを企図するが、拘束デバイスは、これらのうちの1つ、全て、または全部に満たない構成要素を備えることができる。例えば、表1に記載するように、拘束デバイスは、ばね負荷式身体部分プレート、固定身体部分プレート、身体部分クリート、および身体拘束具を備えることができる。また表1に記載するように、拘束デバイスは、ばね負荷式身体部分プレート、固定身体部分プレート、および身体部分クリートを備えることもできる。任意選択的な実施形態において、身体部分は、尾(例えば、マウス尾)である。
表2は、いくつかの任意選択的な実施形態の構成要素を列挙したものである(部品番号が表1に列挙したものに対応することに留意されたい)。
Figure 2013503641
(ロボットアセンブリ)
ロボットアセンブリは、標識デバイスが取り付けられたロボットアームと、標識デバイスを用いて標識を付けるため、およびオプションで標識デバイスを位置付けるための1つ以上のアクチュエータとを備える任意のロボットアセンブリである。一実施形態において、ロボットアームは、取り付けられた標識デバイスを標識が付けられる基材の周囲に位置付けるために、コントローラによって操作される。
(ロボットアーム)
一実施形態において、本明細書に記載されるロボットアームは、基材の周囲に標識デバイスを位置付けることができる任意のロボット構成も包含することを意図し、標識デバイス(またはその標識部材)の作動によって基材に標識を付ける。別の実施形態において、ロボットアームは、標識デバイスをY軸およびR軸に沿って位置付ける。さらなる実施形態において、ロボットアームは、例えば、基材に標識を付けるように標識部材を作動させることによって、標識デバイスの動作を操作または制御する。
一実施形態において、ロボットアームは、標識デバイスをY軸、θ(theta)軸に沿って、およびR軸に沿って位置付ける。
ロボットアーム(1つ以上のアクチュエータと組み合わされている)は、標識デバイスを任意の軸に沿って位置付けるように構成することができる。例えば、一実施形態において、ロボットアームは、直線軸(例えば、Yおよび/またはR)、回転軸(例えば、θ)、またはそれらの組み合わせに沿って標識デバイスを位置付けることができる。本明細書に提供される教示を用いて、当業者は、所望の軸の周りで標識デバイスを移動できるようにするロボットアセンブリを容易に製造することができる。例えば、一実施形態において、標識デバイスは、線形の軌道を提供することによって、直線軸の周囲を移動するか、または、所望の軸を追跡する軌道を提供することによって、任意の他の軸(例えば、回転軸)の周囲を移動することができる。別の例として、一実施形態において、標識デバイスは、放射状アーム(例えば、枢着部から延在するアーム)を提供することによって、回転軸の周囲を移動する。別の例として、一実施形態において、標識デバイスは、クランクピンに連結されたピストンを提供することによって、直線軸の周囲を移動する。別の例として、一実施形態において、標識デバイスは、ラック/ピニオン機構を提供することによって、直線軸の周囲を移動する(標識デバイスが線形ラック部に取り付けられる)。別の例として、一実施形態において、標識デバイスは、ラックおよびピニオン機構を提供することによって、非環状の曲線軸の周囲を移動する(標識デバイスがラック部に取り付けられ、したがってラック/ピニオンの組み合わせが構成される)。別の例として、一実施形態において、標識デバイスは、ラック/ピニオン機構を提供することによって、回転軸の周囲を移動する(標識デバイスが環状ピニオン部に取り付けられるか、または標識デバイスがラック部に取り付けられる:ラック部は環状形状である)。別の例として、一実施形態において、標識デバイスは、クランク−摺動部機構を提供することによって、曲線軸の周囲を移動する(摺動部は枢動摺動部である)。
一実施形態において、ロボットアームは、表3に列挙された軸のうちの2つ以上(例えば、2つまたは3つ)に沿って標識デバイスを位置付ける。
(標識デバイス)
一実施形態において、本明細書に記載される標識デバイスは、例えば、焼印、凍結烙印、焼灼、漂白、刺青、染色、化学染色、注入、印刷、噴霧、塗布、ステンシル、スタンピング、スクラッチング、エッチング、染色、縫い付け等によって標識を付けることができる任意のデバイスである。
標識デバイスは、1つ以上の標識部材と、標識部材(単数または複数)をロボットアームに連結するための手段とを備える任意のデバイスであってもよい。
有用な標識部材の例は、ペン、針、ダイス、インジェクタ、スタンプ、注射器、刃、フィルム、ステッカー、噴霧器、ブラシ、または他の標識部材を含む。他の標識デバイスは、焼き金またはレーザを含む。
さらなる実施形態において、針は、中実の針であるか、または中空軸カニューレである。さらなる実施形態において、針は、標識が付けられる基材の近傍にある末端に尖った先端または平坦な先端を備える。さらなる実施形態において、中実の針は、標識が付けられる基材の近位にある末端に空洞を有する先端を備える。
さらに別の実施形態において、標識デバイスは、例えば、1つ以上の焼き鏝を加熱するための、加熱要素を備える。別の実施形態において、熱は、任意の手段によって、例えば、電気的または化学的な手段によって供給される。
別の実施形態における標識デバイスは、ニードルジェットインジェクタを備える。
別の実施形態における標識デバイスは、媒体転写アセンブリから基材の個別の領域に色素を転写することができる標識部材を備える。例えば、それは、切断端部、磨耗面、インジェクタ軸、または任意の転写面であってもよい。
一実施形態において、標識デバイスは、1つより多くの[サブ]アセンブリ内に収容された複数の標識デバイスの構成要素を含む。例えば、標識デバイスは、1つ以上の標識部材を備える使い捨てのまたは交換可能な(「カートリッジ」)アセンブリと、カートリッジおよび/または1つ以上の標識部材をロボットアームに連結するための再利用可能なアセンブリ手段とを備えることができる。オプションで、カートリッジは、インジェクタ軸(単数または複数)等のパターン画定要素(例えば、標識部材)を収容し、再利用可能なアセンブリは、アクチュエータおよび/または色素を含む貯蔵容器を収容する。
有用な標識デバイスは、明確に画定された周辺部を有する標識、例えば、くっきりと鮮明な標識を生成することができる。
予想外に、中実の針は、オプションで、殺菌のために実質的により短い洗浄時間を必要とし、特に、標識デバイスがマウスの皮膚等の小さいまたは繊細な基材に標識を付けるために構成される場合、中空の針よりも寿命が長い。
標識デバイスが1つより多くの標識部材を備える場合(または複数の標識部材が使用される場合)、基材に標識を付けるために標識デバイスもしくは複数の標識デバイス全体を作動させることができるか、または各標識部材もしくは標識デバイスを相互に独立して作動させることができる。さらに、そのような標識部材または標識デバイスは、いずれの所望のパターンに配向されてもよい。例えば、一実施形態において、標識デバイスが軸の周囲を移動することができるか否かかかわらず、標識部材は、所望の軸(平面、球状、直線、円弧、または非円弧の軸)にわたって配置される。そのような標識部材のパターンを独立して作動する標識部材(例えば、針)のパターンとして提供することにより、標識デバイス全体が所与の軸に沿った位置付け(運動)を模倣することが可能となる。したがって、本開示は、本明細書に教示される任意の実施形態に対する代替の実施形態を提供し、所与のロボットアームアクチュエータは、独立して作動する標識部材の対応するパターンを備える標識デバイスで置き換えられる。例えば、θアクチュエータは、オプションで、円弧または他の弧の内側に沿って(例えば、内側に延在する針の放射状パターンとして)パターン化される複数の独立して作動する標識部材を備える標識デバイスで置き換えられてもよい。別の例として、一実施形態において、Yアクチュエータは、線形様式でパターン化される複数の独立して作動する標識部材を備える標識デバイスで置き換えられてもよい。本明細書に提供される教示を用いて、当業者は、次に、そのような代替品を提供することができる。
(アクチュエータ)
ロボットアセンブリは、標識デバイスに基材に標識を付けさせる、すなわち、本明細書で使用されるように「標識を付けるために作動する」少なくとも1つの第1のアクチュエータ(本明細書において「標識アクチュエータ」とも称される)を備える。一実施形態におけるロボットアセンブリは、基材に標識を付ける前、および/または、その後、標識デバイスを自動誘導するかもしくは他の方法で離脱させる前に、ロボットアーム(および標識デバイス)を基材の上または周囲に位置付けるための1つ以上の追加のアクチュエータをさらに備える。
一実施形態において、アクチュエータ(単数または複数)は、任意の種類のアクチュエータであり、例えば、モータ、ボイスコイル、ねじ、圧電デバイス、ソレノイド、または空気ポンプである。有用なモータは、例えば、ステッピングモータおよびサーボモータを含む。
一実施形態におけるアクチュエータは、例えば、線形アクチュエータ(例えば、Y軸アクチュエータ)、回転式アクチュエータ(例えば、θ軸アクチュエータ)、または回転運動を直線運動にもしくはその逆に変換するアクチュエータ(例えば、ピストン型)である。アクチュエータ(例えば、標識アクチュエータ)は、ロボットアームまたはその標識デバイスを一定運動または往復運動で移動させることができる。
アクチュエータ(例えば、モータ)は、オプションで、フィードバック機構、例えば、ロボットアームまたはその標識デバイスの位置情報を提供するフィードバック機構によって制御される。
オプションで、フィードバック機構は、アクチュエータの外部にあり、ロボットアームまたは標識デバイスに固定されたフラグと、拘束デバイスに対して所定の位置に固定されたセンサとを備える(またはその逆である)。例えば、標識デバイスを適切に位置付けることができるように、各運動軸に1つ以上のフラグを提供することができる。オプションで、ロボットアセンブリは、ロボットアーム(例えば、第2のアクチュエータによって作動されるアーム)上に「基材」フラグ(または複数の基材ウィンドウフラグ)を備え、基材フラグは、ロボットアームが標識デバイスを基材の周囲に(標識のための所定の位置に)位置付けたときに、センサによってそのフラグが検出されるように位置付けられる。標識アクチュエータ(第1のアクチュエータ)は、次いで、標識を付けるように作動することができる(例えば、往復ピストンによって標識デバイスに連結されたサーボモータによって制御される)。
オプションで、フィードバック機構が、アクチュエータの内部にある。例えば、一実施形態において、アクチュエータ(例えば、第1のアクチュエータ)を提供するためにサーボモータが使用される。通常、サーボモータは、モータ、フィードバックデバイス、および駆動部を含む。モータは直流で動作し、典型的には、同程度の量のトルクを生成する他のモータよりも熱くて小さい。フィードバックデバイスは、モータの裏側に装着されたエンコーダまたはレゾルバ(例えば、32カウントエンコーダ)であることが多く、フィードバックデバイスは、モータの位置およびモータの速度等の性能情報を駆動部に報告し返す。サーボモータの駆動部はモータに電流を提供し、駆動部は、フィードバックデバイスからのフィードバックに応じて電流を決定するプログラム可能な制御デバイス(例えば、コントローラ)を含むことができる。サーボモータは、比例−積分−微分(PID)アルゴリズム等のアルゴリズムによって制御することができる。一実施形態において、サーボモータは、アクチュエータ内で使用される場合に特性を提供する(例えば、スコッチヨークアセンブリ等の往復ピストンによって標識デバイスに連結される)。そのような性能の例を実施例20に詳述する。
本明細書に教示される他の種々の特性の中でも、ロボットアームが位置を変更するために必要とする運動量を低下させる位置で標識デバイスの動きを停止させる能力を標識システムに付与するために、サーボモータが、オプションで、標識アクチュエータとして提供されてもよい。例えば、標識デバイスは、標識デバイスの上下に往復する「標識を付ける」運動のために、サーボモータに連結されたピストンに固定することができ、サーボモータは、針が上死点(例えば、標識またはその文字が終了するところ)で周期的運動を停止することができるような正確さで操作することができる。この特徴により、ロボットアーム自体の(例えば、第2のアクチュエータによる)全体的な上向きの(またはZ軸)運動を用いずに、標識デバイス(例えば、針)が標識面上を引き摺られる可能性を排除する。
一実施形態において、基材に標識を付けるためのアクチュエータは、1つ以上の軸に沿って、または空間内の1つ以上の点の周囲もしくは近くで、標識デバイスおよびオプションでロボットアームを作動させる。任意選択的な軸は、図6に示すように、直線軸および回転軸を含む。例えば、表3は、図6に示すように、その周囲を移動するように標識デバイスおよび/またはロボットアームを構成することができる任意選択的な軸を列挙する(R軸は、θ(Theta)およびφ(Phi)に対して画定され、θおよびφの両方がゼロに等しいときにZ軸と平行であることに留意されたい)。図には示されていないが、他の任意選択的な軸は、θおよびφまたはψ(psi)およびφ(phi)に対して(例えば、垂直に)画定されるものを含む。
Figure 2013503641
当業者は、特定の例示的な軸が、本明細書に教示される標識システムのロボットアセンブリにおいて、相互に対して画定されることを認識するであろう。例えば、特定の説明および図面は、Z軸を縦軸として記載しているが、当業者は、それは本発明を例示するためになされたものであることを理解するであろう。
一実施形態において、アクチュエータは、単一軸に沿って運動を作動させる。別の実施形態において、アクチュエータは、複数の軸に沿って運動を作動させる。オプションで、標識デバイスおよび/またはロボットアームは、複数の軸上を移動することができ、複数の軸の各々に沿った運動は、異なるアクチュエータによって制御される。
本発明は、標識デバイスおよび/またはロボットアームが、表3および図6によって定義される軸のうちの1つ、全て、または全てに満たない軸の上を(例えば、他の軸とは独立して)移動することができる標識システムを企図するが、表4は、標識デバイスを作動させることができる例示的な一連の軸を提供する。そのような実施形態において、標識デバイスは、例えば、標識デバイスおよびロボットアームの両方を同時に移動させるアクチュエータと比較して、標識デバイスの正確な運動および/またはアクチュエータの磨耗の低減を提供するために、(例えば、アクチュエータをアームと標識デバイスとの間に配置することによって)ロボットアームを移動させない、すなわち、標識デバイス以外はロボットアームを移動させないアクチュエータによって、標識を付けるために作動させることができる。
Figure 2013503641
本発明の有用なロボットアセンブリは、(標識デバイスの)標識部材を基材と接触させるアクチュエータであってもよい。オプションで、アクチュエータは、(例えば、刺青を注入するために)標識部材に基材を貫通させる。オプションで、アクチュエータは、例えば、ピストンによって標識デバイスに連結されたモータを提供することによって、標識部材を往復(または「周期的」)運動で移動させる。例えば、標識が付けられる動物の皮膚を貫通する1つ以上の針によって標識が生成される場合、針は、皮膚に進入して、皮膚から後退することによって、例えば、同じ経路に沿って皮膚から出ることができるので、標識の広がりおよび組織の損傷を最小に抑える。
一実施形態において、ロボットアセンブリは、標識を付けるための標識デバイスを作動させる少なくとも1つの第1のアクチュエータ(例えば、R軸またはZ軸)を備え、またロボットアーム(および標識デバイス)を位置付けるための少なくとも第2のアクチュエータ(例えば、X軸、Y軸、Z軸、φ軸、またはθ軸)をさらに備える。オプションで、第1のアクチュエータ(単数または複数)は、ロボットアームと標識デバイスとの間に接続される。この構成によって、標識デバイスのより迅速な配置(すなわち、標識が付けられる身体部分に対する位置および角度)、より正確かつ個別の標識、および/または(例えば、図1および図25に示すように)標識アクチュエータの磨耗の低減が可能になる。そのようなロボットアセンブリは、オプションで、身体部分プレートアセンブリ等の身体部分拘束具を有する標識システムに組み込まれる。例えば、そのようなロボットアセンブリは、適合性付勢手段および/または1つ以上の操作ウィンドウを有する身体部分(例えば、尾)プレートアセンブリとの組み合わせにおいて有用である。
一実施形態において、ロボットアセンブリは、標識を付けるための標識デバイスを作動させる少なくとも第1のアクチュエータ(例えば、サーボモータ等のモータに連結された往復ピストン)(例えば、R軸またはZ軸)を備え、またロボットアーム(および標識デバイス)を位置付けるための少なくとも第2のアクチュエータ(例えば、X軸またはθ軸)および少なくとも第3のアクチュエータ(例えば、Yまたはφ)をさらに備える。オプションで、第1のアクチュエータ(単数または複数)は、(例えば、図1および図25に示すように)ロボットアームと標識デバイスとの間に接続される。例えば、第1のアクチュエータ(単数または複数)は、標識を付けるために作動させることができ(例えば、周期的に作動)、第2および第3のアクチュエーは、所望の形状、パターン、文字、または一連の文字を有する標識を付けるために、標識を付ける方法の間に操作することができる。そのようなロボットアセンブリは、オプションで、身体部分プレートアセンブリ等の身体部分拘束具を有する標識システムに組み込まれる。例えば、そのようなロボットアセンブリは、適合性付勢手段および/または1つ以上の操作ウィンドウを有する身体部分(例えば、尾)プレートアセンブリとの組み合わせにおいて有用である。
さらに別の実施形態において、ロボットアセンブリは、第1および第2のアクチュエータを備え、第1のアクチュエータ(単数または複数)は、標識デバイスをR軸またはZ軸に沿って作動させる。さらなる実施形態において、第1のアクチュエータは、ピストン(例えば、スコッチヨーク)に連結されたサーボモータ(例えば、PID制御)を備える。
さらに別の実施形態において、ロボットアセンブリは、第1および第2のアクチュエータを備え、第1のアクチュエータ(単数または複数)は、標識デバイスをX軸、Y軸、Z軸、またはθ軸に沿って作動させる。
一実施形態において、ロボットアセンブリは、第1および第2のアクチュエータを備え、第1のアクチュエータ(単数または複数)は、標識デバイスをRまたはZ軸に沿って作動させ、第2のアクチュエータ(単数または複数)は、標識デバイス(およびロボットアーム)をX軸、Y軸、Z軸、φ軸、またはθ軸に沿って作動させる。例えば、第1のアクチュエータは、標識を付けるための標識デバイスをR軸に沿って作動させることができ、第2のデバイスは、標識デバイスをθ軸に沿って作動させることができる。オプションで、第1のアクチュエータは、ピストン(例えば、スコッチヨーク)に連結されたサーボモータ(例えば、PID制御)を備える。
一実施形態において、ロボットアセンブリは、第1および第2のアクチュエータを備え、第1のアクチュエータ(単数または複数)は、標識デバイスをX軸、Y軸、Z軸、またはθ軸に沿って作動させ、第2のアクチュエータ(単数または複数)は、標識デバイスをX軸、Y軸、Z軸、またはθ軸に沿って作動させる。
一実施形態において、ロボットアセンブリは、第1、第2、および第3のアクチュエータを備え、第1のアクチュエータ(単数または複数)は、標識デバイスをR軸またはZ軸に沿って作動させ、第2のアクチュエータ(単数または複数)は、標識デバイス(およびロボットアーム)をX軸またはθ軸に沿って作動させ、第3のアクチュエータ(単数または複数)は、標識デバイス(およびロボットアーム)をY軸またはφ軸に沿って作動させる。オプションで、第1のアクチュエータは、ピストン(例えば、スコッチヨーク)に連結されたサーボモータ(例えば、PID制御)を備える。
一実施形態において、標識デバイスは、標識デバイスを基材(例えば、皮膚または真皮)の周囲に(例えば、同一平面上に)位置付けるために、第1のアクチュエータによって(例えば、R軸、X軸、Y軸、Z軸、またはθ軸に沿って)作動させられ、次いで、基材と1回以上接触する(例えば、繰り返し接触するか、または基材に貫通する)ように(例えば、R軸、X軸、Y軸、Z軸、またはθ軸に沿って前後に)周期的に作動させられる。オプションで、第1のアクチュエータは、ピストン(例えば、スコッチヨーク)によって標識デバイスに連結されたサーボモータ(例えば、PID制御)を備える。
一実施形態において、ロボットアセンブリのアクチュエータ(単数または複数)は、円筒状または円錐状の基材に標識を付けるように構成される。本明細書に提供される教示を用いて、当業者は、次に、そのような構成を提供することができる。例えば、標識デバイスを回転軸(例えば、θ軸)の周りに作動させるアクチュエータを提供することによって、そのような基材に標識を付けることができる。別の例として、円弧または他の弧の内側の周囲にパターン化された複数の、独立して作動する標識部材(例えば、針)を提供することによって、そのような基材に標識を付けることができる。
(コントローラ)
一実施形態において、本明細書に記載されるコントローラは、ロボットアセンブリに対するロボットアームの位置/運動を制御することができる、および/または標識デバイスを作動させるための任意のコントローラであり、例えば、コンピュータもしくはマイクロプロセッサ、またはコンピュータインターフェースデバイスである。
本発明は、本明細書に教示される機能または方法を行うようにロボットアセンブリを操作するための命令を備える(例えば、コンピュータ可読媒体上に記録された)コンピュータプログラムを企図する。
コントローラは、基材の周囲に標識デバイスを位置付け、基材に標識を付けるようにロボットアセンブリを操作する。オプションで、コントローラは、例えば、所定の形状、位置、姿勢、サイズ、および/または角度の、所定の標識を付けるようにロボットアセンブリを操作する。コントローラは、既存の命令、ユーザ入力によって、またはコントローラに基材の位置を伝える指標デバイスの使用によって、基材の位置を決定することができる。オプションで、指標デバイスは、拘束デバイスに対して固定される。オプションで、拘束デバイスは、指標デバイスを備える。オプションで、指標デバイスは、例えば、米国特許第2008/0247637号(参照により本明細書に組み込まれる)に記載されるような光学機器を備える。
一実施形態において、コントローラは、1つ以上のフィードバック機構(例えば、センサ)に応答するプログラムを含有する。
別の実施形態において、コントローラは、1つ以上のサーボベースのアクチュエータ(例えば、標識アクチュエータ)を制御するために、PID等のアルゴリズムを含有する。
本明細書に提供される教示を用いて、当業者は、次に、本発明にしたがってロボットアームおよび/または標識デバイスを操作することができるコントローラを提供することができる。
(可読標識)
一実施形態において、可読標識は、任意の判別可能な標識である。例えば、それは数字、文字、バーコード、パターン(単数または複数)、他の記号表示、または任意の他の判別可能な画像であってもよい。それはまた、バイナリコード、例えば、当該技術分野で既知であるコード128であってもよい。
別の実施形態における可読標識は、機械(例えば、遠隔リーダ)によって、または周辺放射によって発生される信号の吸収、反射率、信号分散、再放射、または偏光に変化をもたらす任意の標識である。
可読標識は、オプションで、赤外線、紫外線、X線、ミリ波RFおよびその他等の可視光または非可視電磁放射を使用して判別可能であってもよい。
オプションで、標識は、ヒトによって視覚的に可読および解読可能である。
オプションで、標識は機械可読である。
オプションで、可読標識は、エラー訂正情報をエンコードする。
(媒体転写アセンブリ)
一実施形態において、本明細書に記載される標識システムはさらに、標識を形成する色素を含む。一実施形態において、色素は媒体転写アセンブリ内に提供され、標識デバイスは、色素に接触し、次いで、標識が付けられる基材に接触することによって、標識を付けることができる。
一実施形態において、媒体転写アセンブリは、基材上に配置するために構成される。そのような実施形態において、ロボットアセンブリは、媒体転写アセンブリに標識部材を挿入し(または別の方法で媒体転写アセンブリに接触し)、次いで、媒体転写アセンブリから標識部材を後退させる(または別の方法で離脱させる)前に、色素を基材に転写する(例えば、標識部材を用いて皮膚を貫通する)ことによって、標識を付けるようにプログラムすることができる。オプションで、媒体転写アセンブリは、転写層、転写シート、転写膜、または色素を含むマトリクスを備える。オプションで、媒体転写アセンブリは、標識が付けられる基材の近位にある側面に接着剤を含む。オプションで、標識部材は、媒体転写アセンブリから強制的に色素を付勢することによって、媒体転写アセンブリから基材に色素を転写する。オプションで、標識部材は、針、インジェクタ軸、またはその先端(例えば、中実の針)を備える。
一実施形態において、媒体転写アセンブリは、動物以外の支持体上に配置するために構成される。オプションで、媒体転写アセンブリは、標識が付けられる前に標識デバイスによる接触および離脱のために構成される。そのような実施形態において、ロボットアセンブリは、標識デバイスが色素で充填される期間、(例えば、標識デバイスの針の先端を媒体転写アセンブリに挿入することによって)標識デバイスを媒体転写アセンブリに接触させ、次いで、標識を付けるために標識デバイスを基材に接触させることによって標識を付けるようにプログラムすることができる。オプションで、標識デバイスと媒体転写アセンブリとの間の接触は、標識デバイスを基材に接触させる前に終了する(例えば、媒体転写アセンブリから針を後退させる)。オプションで、標識デバイスは、標識デバイスが充填される期間、間欠的に媒体転写アセンブリに接触し、次いで、色素転写を伴う接触から引き離され、次いで、標識を付けるために基材に接触する。オプションで、媒体転写アセンブリは、インクまたは色素パッド、色素で充填されたトラフまたは容器(例えば袋)、転写層、色素を含むマトリクス等を備える。オプションで、標識デバイスを充填することは、媒体転写アセンブリから色素を吸引すること、または色素を標識部材の中または上に拡散させることを含む。
一実施形態において、本発明の媒体転写アセンブリは、層または「プライ」等の1つ以上の区画から形成される。そのようなアセンブリは、例えば、標識が付けられるべき身体部分の隣に(例えば、その上に)色素を位置付ける便利な方式を提供することができる。一実施形態において、適切な標識デバイスは、媒体転写アセンブリを通って移動することによって、次いで、色素を付着させ、標識が付けられる基材の上または中にその色素を沈着させることができる。
一実施形態において、媒体転写アセンブリは、少なくとも3つのプライを備え、第1のプライ(または区画)は、色素を含み、第2と第3の「外側の」プライとの間に層を成す。オプションで、外側プライは、積層として形成される。オプションで、第2のおよび/または第3のプライは、プラスチックプライであり、例えば、ポリエチレンまたはポリナイロンで構築される。オプションで、色素プライは、色素担体、例えば、固体担体または分散剤を含む。有用な担体は、ウィッキング担体、吸収性担体、粘着性担体、増粘性担体、マトリクス担体、静電担体、および色素親和性担体等を含む。例として、ライスペーパー、発泡体、スポンジ、ゲル、および静電コーティング、または色素親和性コーティングが、有用な担体を提供する。一実施形態において、そのような色素担体を使用する媒体転写アセンブリは、くっきりと鮮明であり、明確に画定された周辺部を有し、高解像度を呈する標識を提供し、および/またはより効率的に作製される。
有用な媒体転写アセンブリは、次の特性:非平面的基材(例えば、尾)に適合すること;引っ張って緊張させたときまたは処理中に壊れないように伸張性が高いこと;標識デバイス(例えば、針)に過度の磨耗を引き起こさずに穿刺可能であること;インクが基材に転写される(例えば、押し出される)ことを可能にすること;水蒸気の損失(WVTR)が少ないこと;繰り返し穿刺しても漏れないように弾力性があること;ヒートシール可能であることのうちの1つ以上を有する外側プライとともに構築されるものを含む。媒体転写アセンブリは、円筒状の身体部分の周囲に色素を位置付ける有用な手段を提供することができる。
一実施形態において、外側プライは、そのような特性を提供する任意の材料で構築される。例えば、外側プライは、ポリエステルもしくはポリアミド、または積層もしくはフィルムにおけるその使用について知られる任意のポリマー等のプラスチックから構築されてもよい。オプションで、外側プライは、ポリナイロン、ポリアルキレン(例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、もしくはそれらのコポリマー)、またはそれらの誘導体(例えば、ポリエチレンテレフタレート)を備える。
一実施形態において、外側プライの間で層を成す、色素を有する媒体転写アセンブリが提供され、外側プライは、次の構造依存の特性のうちのいずれか1つ、2つ、または3つを有する:
約0.1〜約3.5グラム/100平方インチ/24時間、例えば、約0.3のWVTR(ASTM F−1249−90法によって測定した場合)、
約50%〜約90%、例えば、約70%の引張弾性率(ASTM D882−91;A法によって測定した場合)、および
約10〜約30lb、例えば、約15lbの穿刺強度(FTMS 101−C,2065.1法によって測定した場合)。
そのような媒体転写アセンブリは、いずれか特定のプラスチック(または他の材料)から構築されるプライに限定されない。本明細書に提供される教示を用いて、当業者は、次に、過度の実験を行うことなく、本明細書に教示される標的特性を提供する外側プライを選択することができる。そのような特性は、例えば、プライの構成または組成およびプライ厚さに依存する。例として、約0.003インチの厚さを有し、ポリエチレンまたはポリエチレンテレフタレートから構築される外側プライが、そのような媒体転写アセンブリを提供するために有用である。別の例として、約3mmの厚さを有し、ポリナイロンから構築される外側プライが、そのような媒体転写アセンブリを提供するために有用である。
有用な外側プライ(例えば、ポリエチレンまたはポリナイロン等のプラスチックプライ)は、約0.45+/−約5%、10%、15%、20%、25%、または50%の水蒸気透過率(WVTR)を提供するプライ厚さを有するプライを含む。他の有用なプライは、約0.3+/−約5%、10%、15%、20%、25%、または50%、例えば、約0.3+/−10%の水蒸気透過率を提供するプライの厚さを有するプライを含む。
有用な外側プライ(例えば、ポリエチレンまたはポリナイロン等のプラスチックプライ)は、約10〜30lbの穿刺強度および約50%〜90%の引張弾性率を有するプライを含む。
一実施形態において、外側プライのうちの1つ以上は、約0.003インチ+/−10%、20%、または30%の厚さを有し、そのような媒体転写アセンブリを提供するのに有用なポリエチレンまたはポリエチレンテレフタレートから構築される。
一実施形態において、外側プライのうちの1つ以上は、約3mm+/−10%、20%、または30%の厚さを有し、ポリナイロンから構築される。
一実施形態において、区画は、次もの:色素のための担体または支持体(例えば、色素を含むマトリクス、シェル、もしくはサンドイッチ構造)、媒体転写アセンブリ支持するため、または別の方法で標識システムと結合させるための界面(例えば、接着剤またはロッキング部材)、あるいは色素を環境から隔離するための障壁のうちの1つ以上を提供する。
一実施形態において、媒体転写アセンブリは、(例えば、プライを支持するためおよび/または媒体転写アセンブリを位置付けるための)フレームを備える。オプションで、フレームは、剛性または半剛性のフレームである。オプションで、フレームは、指標構成要素を備える。
一実施形態において、媒体転写アセンブリは、例えば、図18に示すように身体部分拘束具に対して、および/または、例えば、図19に示すようにロボットアセンブリに対して、媒体転写アセンブリを所定の配向に位置付けるために、指標孔等の指標構成要素(例えば、機械的な指標構成要素)を備える。
一実施形態において、媒体転写アセンブリのパックが提供され、媒体転写アセンブリは、(例えば、直列に、または端と端とで)相互に連結される。そのような実施形態において、オプションで、パック全体を移動させることによって、任意の所与の媒体転写アセンブリを位置付けることができる。オプションで、標識システムは、基材に標識を付けるための位置から第1の媒体転写アセンブリを除去する一方で(例えば、基材から取り外す)、基材に標識を付けるための位置に第2の媒体転写アセンブリ(例えば、第1の媒体転写アセンブリに隣接して結合される)を配置するように構成される。例えば、媒体転写アセンブリのパックは、媒体転写アセンブリのロールまたはリールとして提供されてもよく、パックを巻き取るかまたは繰り出すことによって、第1の媒体転写アセンブリの除去とそれと同時に第2の媒体転写アセンブリの配置が達成されるように、オプションで、回転軸(例えば、モータによって回転する軸)上にロールを配置することができる。オプションで、パックまたは回転軸は、基材の周囲に適切に配置するための指標構成要素を備える。
媒体転写アセンブリは、本発明のロボット標識システムにおいて特に有用であるが、本発明は、媒体転写アセンブリが、例えば、携帯型標識デバイス(例えば、タトゥーガン)を使用して基材(例えば、動物または無生物)に標識を付けるために、ロボットシステムの外部で使用される実施形態も企図する。
(色素)
一実施形態において、本明細書に記載される色素は、本明細書に記載される開示にしたがって標識を付けることができる任意の色素である。オプションで、色素は、生物学的に安全である。オプションで、色素は、生物学的に永久的である。
本明細書に記載される色素は、黒色可視インク、カラー可視インク、赤外線インク、蛍光インク、電磁インク、磁気インク、蛍光色素、紫外色素、または可視もしくは非可視スペクトル内の色素等の任意の有用な色素である。オプションで、色素は、1つ以上の薬剤、微粒子、粉末、または液体を含む。
(アセンブリの区画)
一実施形態において、媒体転写アセンブリは、1つ以上の区画(例えば、プライまたは層)を備える。一実施形態において、第1の区画(例えば、マトリクス)は、第1の区画内または第1と第2の区画との間に付着または含浸させることができる色素のための支持体を提供する。
一実施形態における第1の区画は、多孔質材料であり、多孔質材料は、オプションで、色素を収容することができる。オプションで、第1の区画は、ポリマーマトリクス等のマトリクスを備える。
媒体転写アセンブリは、オプションで、第2の区画(例えば、層またはプライ)を備えることができる。第2の区画は、オプションで、第1の区画の隣において層を成してもよい。第2の区画は、オプションで、保護障壁を形成することができる非多孔質材料であってもよい。
媒体転写アセンブリはさらに、オプションで、第2の区画を備え、第2の区画は、標識が付けられる基材に対して第1のプライの近位にあり、第2の区画は、オプションで、標識が付けられる基材の近位にある側面に接着剤を含む(またはその形態である)。
媒体転写アセンブリは、オプションで、第2の区画をさらに備え、第2の区画は、標識が付けられる基材に対して第1のプライの近位にあり、第2の区画は、基材柔軟剤または潤滑剤(例えば、油または油に浸漬したガーゼ)を含む(またはその形態である)。例えば、一実施形態は、基材の近位にある側面に柔軟剤または潤滑剤を含む使い捨ての媒体転写アセンブリを提供し、柔軟剤または潤滑剤は、媒体転写アセンブリを動物の上に配置する前に柔軟剤または潤滑剤を曝露するために除去する(例えば、引き剥がす)ことができる層によって覆われる。一実施形態において、油は、標識部材が穿刺すると、皮膚の調子を整え、プロセスを潤滑にすることによって、刺青をより容易にする。
(接着剤)
一実施形態において、本明細書で使用される接着剤は、任意の接着剤である。一実施形態において、接着剤は、(例えば、媒体転写アセンブリを動物基材の上または近くに接着するための)生物学的に安全な接着剤である。
(動物)
一実施形態において、動物は、本発明の標識システムによって標識を付けられる。例えば、動物は、尾、脚、腕、枝角または角等の、円筒状または円錐状の身体部分を有する動物であり得る。
いずれの実施形態においても、動物は、任意の哺乳類、鳥類、または他の脊椎動物であり得る。それは、任意のげっ歯類(例えば、マウス、ラット、ハムスター、アレチネズミ等)、ウサギ、霊長類、またはヒトであってもよい。
一実施形態では、本明細書に記載される標識システムを使用して標識を付けられた動物である。別の実施形態では、標識を付けられたマウスまたはラットである。
(基材)
いずれの身体部分にも基材(「身体部分の基材部分」)として標識を付けることができる。例えば、身体部分は、皮膚で覆われたいずれの部分であってもよい。
別の実施形態において、尾、耳、脚、腕、枝角もしくは角、指、足指、首、または鼻部等の身体部分は、いくつかの円筒状の特徴を有する。
(尾)
一実施形態において、基材としての尾(例えば、マウス尾)の使用は、次の利点のうちの1つ以上を提供する。尾に標識を付けることの利点は、動物の他の部位と比べて毛が少ないことが多いので、より適用しやすいということである。尾に標識を付けることの別の利点は、尾を一周する標識は全ての側から見えるので、動物とスキャナとの間の正確な整合を必要としない態様で標識を判別しやすいということである。尾に標識を付けることの別の利点は、画像処理ソフトウェアが尾の形状および場所をより容易に判別することができ、したがって、より低コストの画像プロセッサ、より迅速な画像処理、およびより低コストの標識読み取りシステムを可能にするということである。尾に標識を付けることの別の利点は、動物はしばしば尾を持って扱われるため、読み取りシステムに尾を提示しやすいということである。別の利点は、尾は動物全体よりも操作するのが容易であるため、読み取りシステムに尾を提示しやすいということである。尾の別の利点は、標識のために、長くて比較的均一な、干渉されない表面を提供するということであり、ある場合において、尾の標識には、他の動物の身体構造よりも多くのデータが格納できるということである。尾の標識の別の利点は、指および足指の外科的除去等の他の一般的に使用される技術よりも侵襲性が低いということである。別の利点は、耳等の領域と比べて動物の成長を考慮しやすいことである(耳の切り欠きは部分的に治癒するか、または判別しにくい標識に退化する可能性があるため)。指/足指の除去および耳の切り欠きに対する別の利点は、識別標識は自動的に適用することができるため、適用プロセスを迅速化し、誤差を減少させ、高価な熟練した労力の必要性を削減することである。指/足指の除去および耳の切り欠きに対する別の利点は、識別標識は自動的に読み取ることができるため、読み取りプロセスを迅速化し、誤差を減少させ、高価な熟練した労力の必要性を削減することである。
1つの重要なステップは、尾の上、中、またはオプションで周囲に(全周)、判別可能な標識を付けることである。オプションで、標識は、光学的に可視である材料から構成されてもよい。オプションで、標識は、赤外線、紫外線、またはマイクロ波照射等の通常は目に見えない電磁放射を使用して判別可能な材料から構成されてもよい。判別可能な標識は、オプションで、焼印、凍結烙印、漂白、化学色素、蛍光色素、埋め込まれた色素、または埋め込まれた標識媒体によって付けることができる。判別可能な標識は、吸収、反射、分散、偏光、または他の判別可能な特徴を増加させるかまたは減少させるために構築することができる。オプションで、標識は、刺青プロセス、注入プロセス、挿入プロセス、拡散プロセス、表面染色プロセス、および/またはスカーリングプロセスを用いて適用することができる。この標識は、オプションで手で、またはオプションでテンプレートを使用して手で、またはオプションで所定のコンピュータ制御もしくは機械制御されたパターンを使用して自動的に適用することができる。
1つの観察は、マウスが、予想外に尾を比較的直線的に維持するということである。マウスの尾が頻繁に丸まるために尾に適用された標識が部分的に隠される場合、可読標識は、より多くのエラー訂正情報を含む必要がある。尾の重複は予想されるよりも少ないため、より多くの情報を格納することができ、エラー訂正に当てる情報格納空間がより少なくて済む。
(遠隔リーダ)
一実施形態において、本発明のシステムは、機械可読標識を読み取ることができる遠隔リーダをさらに含むことができる。遠隔リーダは、第1の遠隔リーダまたは周辺放射によって発生される信号の吸収、反射率、信号分散、再放射、または偏光に変化をもたらす任意の標識を読み取ることができる任意のリーダであってもよい。
一実施形態において、遠隔リーダは、問い合わせ信号を発生させ、その信号は、信号発生器とは反対の動物側で読み取られる。
別の実施形態において、遠隔リーダは、問い合わせ信号を発生させ、その信号は、信号発生器と同じ動物側で読み取られる。
本発明による有用な遠隔リーダの例は、ペン型リーダ、ペンバーコードリーダ、マイクロ波リーダ、静電容量式リーダ、カメラ、全方向バーコードリーダ、CCD撮像素子、CMOS撮像素子、Fixed Positionである。さらなる実施形態におけるリーダは、携帯型または電池式である。
一実施形態における遠隔リーダは、単一のセンサまたはセンサのアレイを備える。
別の実施形態における遠隔リーダは、CMOSイメージセンサ、CCDイメージセンサ、ラスター走査型センサ、マイクロ波反射計、またはX線イメージセンサ等の二次元イメージセンサである。
一実施形態において、遠隔リーダは、光検出器、光ダイオード、または他の信号変換機等の一次元イメージセンサであり、センサが判別可能な標識を横切って移動し、一定時間にわたって撮影された一次元データから標識領域の二次元プロファイルが再構築される。
別の実施形態における遠隔リーダは、ピンセット、鉗子、プライヤー、または他の挟持または把持デバイスの中に構築されることにより、リーダによって接触されたとき、または尾を持って保持される移送の間に動物が読み取られる。
別の実施形態における操作者は、動物処理領域の近くに位置する固定リーダに尾または尾を含む動物全体を提示する。別の実施形態におけるリーダは、リーダが視界内の全ての動物を継続的または定期的に読み取ることができるように、ケージまたは他の生息環境にいる動物の視界内の位置に固定される。さらなる実施形態におけるリーダは、給水および給餌の習慣または生息環境内での動き等の追加の行動情報を提供するように、有効領域に近接して固定される。標準的なバーコードリーダは、尾の湾曲のために、この用途にはうまく機能しない可能性がある。尾を識別するカスタムのソフトウェアは、カスタムのイメージ処理ソフトウェアによって尾の特徴を抽出することができるため、解読に役立つ。
さらなる実施形態において、機械可読標識であって、標識の機械による読み取りは、標識を付けた動物に食物、治療、環境条件、実験条件、または物理的場所へのアクセスを許可または阻止する等の、他の自動化事象と連結される。
本明細書に提供される引用は、引用される主題に関連する範囲で、参照により本明細書に組み込まれる。
(実施例)
(実施例1 標識システム)
マウス尾を図1に示すように標識する。標識システムは、針アセンブリ[1]、R軸針アクチュエータ[2]、Y軸アクチュエータ[3]、θ軸アクチュエータ[4]、および拘束デバイス[5]から構成される。使い捨ての媒体転写アセンブリ[6]が、マウスの尾の表面を覆う。標識を付けるために、皮膚の基材(および媒体転写アセンブリ)の周囲に標識デバイスを位置付けるように、機械をその種々の軸に沿って作動させる。針アクチュエータ[2]の作動により、標識デバイスの針先端が媒体転写アセンブリを穿刺し、それが媒体転写アセンブリを通って下方におよび動物の皮膚内に穿刺し続けると、皮膚の基材に色素を転写し、皮膚の表面下に色素を沈着させる。このプロセスを繰り返して可読標識を生成する。
(実施例2 標識システム)
可読標識は、図3の標識システムによって付けられる。ロボットは、ロボットアーム[6]を位置付けるアクチュエータ[8]と、ロボットアームおよび標識デバイス[1]に取り付けられ、標識デバイス[1]を作動させるアクチュエータ[7]とを備える。動物[9]は、拘束デバイス[3]内に拘束される。標識デバイス[1]が、尾の皮膚を貫通するように媒体転写アセンブリ[2]を通って移動すると、尾に標識が付けられる。このプロセスが、可読標識を生成するためにコントローラ[4]によって制御される通りに繰り返される。拘束デバイス[3]をロボットアームに対して位置付ける拘束デバイス[3]の指標デバイス[5]は、標識デバイスが、動物の位置にかかわらず正確な方式で基材と接触できるように、ロボットアセンブリに対するコントローラの位置情報をコントローラに提供する。
(実施例3 拘束デバイス)
拘束デバイスは、図7に示すように使用される。身体拘束具(2)は、動物の身体を収容する。一実施形態において、拘束具(2)は、透明であるか、またはマウスの身体が常に操作者に見えるように維持する。拘束具(2)は、クリップ、重力、磁石、または他の手段によってベースプレート(1)に付着する。尾プレートアセンブリは、ベースプレートに対して尾表面の頂部を完全に水平にするように、または所定の所望の角度もしくは他の配向で、ともに作用するばね負荷式尾プレート(3)および固定尾プレート(5)を備える。上部プレート5の角度を調整することにより、尾の頂部の最終的な角度を調整する。ばね負荷式尾プレート(3)は、その下に位置するばねを有し(ばねは図示せず)、固定尾プレート(5)に対して尾を押し上げる。ばね負荷式尾プレート(3)は、4つの全ての角で押し上げる4つの独立したばねを有するため(ばねは図示せず)、尾表面の底部の角度に適合する。操作ウィンドウ(6)が固定尾プレート(5)内にあり、操作者が尾または拘束された身体部分の位置を維持しつつ、そこにアクセスすることを可能にする。円錐状の身体部分の場合、ばね負荷式プレートは、例えば、図10に示すように、種々の円錐直径を中心に合わせる(例えば、90度以上の角度の)V溝を有する。いくつかの実施形態における上部プレート5は、例えば、図11に示すように、拘束される最も大きな円錐状の身体部分を収容することに十分大きい、刻み込まれた放射状の溝を有する。これらの対向している特徴(ばね負荷式尾プレート3のV溝および上部プレート5の放射状の溝)は、身体部分を長手軸に沿って中心に維持する一方で、上部プレート(5)に対して確実にかつ等しく身体部分を押し付ける。一実施形態において、図示される尾クリート(8)は、カムクリートであるか、またはばね負荷式ペンチのような単純なものであってもよい。その目的は、拘束された身体部分の縦方向の移動を最小限に抑えるか、または排除することである。尾および尾クリート(8)の場合、尾がカムクリートに挿入される。一旦挿入されると、尾クリート(8)は、尾が前方に移動することを防ぐ。カムクリートが尾クリート(8)として使用される場合、尾が前方に移動しようとすると、尾が前方に引っ張られるにつれて、カムクリートが、さらにきつく締め付ける(この方法を使用して、帆船は、ロープをタイトな状態に維持する)。突出する親指タブで尾クリート(8)が挟持されると、尾クリートが開いて尾を解放する。使い捨ての色素容器(7)が上部尾プレート5に挿入され、上部プレート5が尾の上に降ろされると尾全体に広がる。キックプレート(4)は、磁石またはクリップによってベースプレートに保持される。磁石またはクリップは、操作者が過剰な力で動物をキックプレート内に引き入れると、ともすれば尾と身体の接続を危険にさらすことになるため、身体から尾がちぎれる代わりにキックプレートが壊れるようになっている。いくつかの実施形態における身体拘束具(2)は、正面に呼吸のための孔を有し、また他の位置に動物にアクセスするため、または動物の残りの部分が拘束された状態で、操作のために身体部分(脚、足)を拘束具の外に引き出すための孔を有する。
(実施例4 本発明の標識システムを用いてマウスに標識を付ける)
マウスの身体部分(基材)に可読標識を付けた。拘束デバイス内にマウスを拘束し、この拘束デバイスは、身体拘束具としての管、身体部分クリートとしてのカムクリート、および身体部分拘束具としてのアクリル製ばね負荷式圧縮プレートから構成される独立型拘束カートリッジであった。管の遠位端に、尾を持って動物を管内に逆向きに引っ張ることによって、マウスの迅速な挿入を可能にする大きなテーパ部があった。遠位端から近位端にかけて管の頂部に刻まれたスロットにより、管を通して近位端まで尾を引っ張ることができた。拘束デバイスの近位端(管の近位端のすぐ後ろ)にカムクリートがあり、そこにマウスの尾を挿入し、カムクリートの中まで尾を引き戻すことができ、次いでロックして、マウスが尾を前方に引っ張ることを防いだ。
色素、第1のプライ、第2のプライ、および第3のプライを媒体転写アセンブリとして組み立てた。第2のプライは、0.005”のウレタン層であり、尾(すなわち、標識が付けられる基材)の近位にある側面にアクリルベースの接着剤を付着した。第1のプライは、0.001”のライスペーパー層から構成され、標識が付けられる基材の遠位にある第2のプライの側に配置した。生物学的に安全かつ永久的な色素は、標準的な黒色刺青用インクであり、ライスペーパーの上に分注した。第3のプライは、0.001”のウレタン層であり、3プライ媒体転写アセンブリを完成させた。
媒体転写アセンブリを尾の周囲に巻きつけた。
拘束デバイスの尾拘束部はさらに、尾の長さ分を拘束するために使用されるばね負荷式プレートを備えていた。下にあるばね負荷式下部プレートが、使い捨てストリップで覆われた尾を、拘束具の基部に平行に取り付けられた頑丈で剛性の平坦な上部プレートに対して押し上げ、尾の頂部を拘束具のベースプレートと完全に平行にした。テーパ状の管を基部上の所定の位置に磁石で保持し、動物の身体を拘束した。
標識デバイスは、スコッチヨークカムデバイスでロボットアームに取り付けられた3先端針カートリッジから構成されていた。ロボットアームは、200Hzで稼動するブラシレスDCモータによって駆動した。ロボットアームはさらに、回転式アクチュエータを備え、それが標識ヘッドを尾の湾曲表面の周囲で移動させ、尾の表面全体にわたって水平な標識を形成した。回転式アクチュエータは、線形アクチュエータに取り付けられ、それが尾の長さに沿って上下にロボットアームを移動させ、尾の近位端から遠位端まで稼動して尾の表面に垂直な標識を形成した。
コントローラはさらに、埋め込まれた運動制御システムを備え、3つ全てのアクチュエータを同時に作動させ、ビットマップフォントパターンにしたがって、手順の初めにユーザによって入力された3つの文字を形成したかまたは「描いた」。
キーパッドにより、3文字の英数字コードをコントローラ内にプログラムし、「開始」ボタンを押した。次いで、デバイスは、尾プレートの頂部にある孔を通り、媒体転写アセンブリを通り、次いで、動物の尾の真皮内へと作動させられる3先端針カートリッジによって、基材(すなわち、動物の尾の真皮)内に可読標識を配置した。
標識システムが標識を形成するのを終了した後、ユーザは、もはや固定された方式で位置付けられないように拘束デバイスをロボットアームから除去し、ばね負荷式プレートから尾を開放し、次いで、使い捨ての媒体転写アセンブリを尾から除去して廃棄した。次いで、ユーザは、カム上の羽を相互に向けて圧搾することによりカムクリートから尾の基部を解放し、それによってクリートを開放し、尾にかかっていた保持力を解放した。次いで、ユーザは、磁力で保持された身体拘束具の管をベースプレートから引き離し、動物を拘束具から完全に解放した。
(実施例5 媒体転写アセンブリ)
図16は、本発明の有用な媒体転写アセンブリを示す。媒体転写アセンブリ23は、第1のプライ26と第2のプライ27との間に色素区画28を備える。色素区画28は、プライ26と27との間に挟まれた担体プライ(例えば、ライスペーパーまたは本明細書に教示される他の担体プライ)として形成される。プライ26および27は、色素区画28に障壁を提供する任意の好適な材料から構築することができる。例えば、プライ26および27は、約0.3+/−約10%、20%、または50%の水蒸気透過率(WVTR)を提供するプライ厚さを有する積層ポリエチレンフィルムとして構築することができる。色素区画28は、例えば、色素区画28を密封するようにプライ26および27を周辺部の周囲で熱圧着することによって形成することができる。
いくつかの実施形態における媒体転写アセンブリ23はさらに、プライ26および27を(例えば、プライが緊張するように)支持するためのフレーム31を備える。例えば、フレーム31は、一体となってプライ26および27を挟むフレーム半片24および25を備えることができる。さらなる実施形態における媒体転写アセンブリ23は、例えば、図18に示すように身体部分拘束具に対して、および/または、例えば、図19に示すようにロボットアセンブリに対して、媒体転写アセンブリ23を所定の配向に位置付けるために、指標孔29および30等の指標構成要素(例えば、機械的指標構成要素)を備える。指標構成要素29、30は、例えば、ベースプレート(図示せず)から延在する指標部材(例えば、指標ペグ)によって、整合させることができる。
(実施例6 媒体転写アセンブリを色素で充填する)
実施例5に記載するような媒体転写アセンブリに、いくつかの実施形態において、次のように色素(例えば、インク)を含浸させる。色素区画28は、オプションで、注入によって、例えば、色素区画28にアクセスするようにプライ26と27との間の接合点に注射器(または他のデバイス)の針を挿入することによって、色素で充填することができる。そのような実施形態において、図17に示すように、注射針の挿入を可能にするようにプライ26と27との間に小さな導管がオプションで予め形成される。
媒体転写アセンブリ23は、オプションで基材上に配置することができ、プライ26を通って色素区画28内に1つ以上の標識部材(例えば、針)を挿入することにより標識を付け、そこで標識部材(単数または複数)が色素を付着させる。標識部材(単数または複数)は、続けてプライ27を通り、色素を基材内に送達する。
(実施例7 媒体転写アセンブリの開発)
媒体転写アセンブリを使用して効果的かつ正確な標識を提供するために、標識デバイス(例えば、針)は、媒体転写アセンブリから標識が付けられる基材まで色素を転写しなければならない。いくつかの実施形態において、標識は、例えば、「ストリッピング」と称されるプロセスによって付けられ(すなわち、標識デバイスを用いて繰り返し基材に接触することにより標識を付けること)、例えば、標識デバイスが基材と接触するごとに単一ピクセルを形成する。ストリッピング中に、液体色素の表面張力によって引き起こされる任意の間隙および/または色素区画における一過性の微小間隙の形成を克服する効果的な担体は、一実施形態において固体プライまたは分散剤の使用であり、次の種類のうちの1つ以上を含む:ウィッキング、吸収性、粘着性、増粘性、マトリクス、静電、色素親和性等。例として、ライスペーパー、発泡体、スポンジ、ゲル、および静電または色素親和性コーティングが、有用な担体を提供する。一実施形態において、そのような色素担体を使用する媒体転写アセンブリは、オプションで、くっきりと鮮明であり、明確に画定された周辺部を有し、高解像度を呈する標識を提供し、かつ/または、より効率的に作製される。
また、次の特性のうちの1つ以上を有する媒体転写アセンブリも本明細書に記載される:非平面的基材(例えば、尾)に適合する;引っ張って緊張させたときまたは処理中に壊れないように張力が高い;標識デバイス(例えば、針)に過度の磨耗を引き起こさずに穿刺可能である;インクが基材に転写される(例えば、押し出される)ことを可能にする;水蒸気の損失(WVTR)が少ない;繰り返し穿刺しても漏れないように弾力性がある;ヒートシール可能である。これらの特性のうちのいくつかは、逆にまたは反対に互いと相関しており(例えば、水蒸気の損失)、通常、所与の材料の厚さに依存する。一実施形態において、厚さ約3mmのポリナイロン(例えば、Calvac6X)が、媒体転写アセンブリの外側プライのための材料を提供する。厚さ3.0mmのポリナイロンプライは、次の物理的特性を提供する。
Figure 2013503641
Figure 2013503641
そのようなポリナイロンプライは、所望のWVTRを提供した。したがって、本発明の一実施形態は、約**0.456、+/−約10%、または約20%のWVTRを有する外側プライを備える媒体転写アセンブリを提供する。
そのようなポリナイロンは媒体転写アセンブリを提供するが、特定の用途のために、より高い色素転写能力を有する媒体転写アセンブリのさらなる開発が所望された。したがって、本発明は、約10〜30lbの穿刺強度および約50%〜90%の引張弾性率(ASTM D882−91;A法によって測定した場合)を有する外側プライを備える媒体転写アセンブリを提供する。
一実施形態において、媒体転写アセンブリは、さらに色素転写能力を提供する一方で、所望のWVTRを有するように構築することができるポリエチレン種(例えば、ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート等)のプライとともに提供することができる。したがって、本開示は、ポリエチレン種のプライを備える媒体転写アセンブリを提供する。オプションで、プライは、約0.002〜0.010インチの範囲の厚さを有する。
(実施例8 媒体転写アセンブリを挿入した身体部分プレート)
図18は、実施例11に詳述されるように身体部分プレートアセンブリ20に挿入された、実施例5に詳述されるような媒体転写アセンブリ23を示す(ばね負荷式プレート16は図示せず)。プレート15は、媒体転写アセンブリ23を固定するため、および/または媒体転写アセンブリ23の色素区画28をプレート15の操作ウィンドウ19と適切に整合させるために、指標孔32、33等の指標構成要素(単数または複数)を備える。図18に示すように、媒体転写アセンブリ23の指標構成要素29、30がプレート15の指標孔32、33と整合されるとき、媒体転写アセンブリ23は適切な位置にある。いくつかの実施形態における媒体転写アセンブリ23は、第1のペグを指標孔32および指標孔29に通し、第2のペグを指標孔30および指標孔33に通して挿入することによって固定される(ペグは図示せず)。
(実施例9 拘束具のベースプレート)
いくつかの実施形態において本明細書に記載される拘束デバイスは、ベースプレートに支持および/または固定される(例えば、可逆的に固定される)。ベースプレート自体を、ロボットアセンブリに対する所定の位置に可逆的に固定することができる。
例えば、いくつかの実施形態における拘束具のベースプレートは、図31および図32に示すように、ベースプレート21の1つ以上の構成要素を有する。
一実施形態におけるベースプレート21は、拘束デバイスを可逆的に固定するための手段、例えば、固定身体部分プレートを適切な配向に固定するための磁石80および/または身体拘束具を固定するための磁石78を備える。例えば、いくつかの実施形態における磁石80は、図29に示すように、固定身体部分プレート15の支持体34上の磁石77のパターンに対応するパターンで提供される。同様に、さらなる実施形態における磁石78は、身体拘束具の磁石のパターンに対応するパターンで提供される。
さらに他の実施形態におけるベースプレート21は、付勢された身体部分プレートを受容するために、身体拘束具指標部材83等の拘束具指標部材および/または指標部材81等の身体部分プレート指標部材を備える。
別の実施形態におけるベースプレート21は、老廃物収集領域82、例えば、尿および/または糞を集めるためのトラフを備える。
一実施形態におけるベースプレート21は、例えば、実験台上でベースプレート21が滑るのを防止するために、滑り止め部材84(例えば、パッド)を備える。
図示されるように、別の実施形態におけるベースプレート21はさらに、例えば、ベースプレートがロボットアセンブリに対して可逆的に固定可能である場合に使用するため、または標識システムの外部で使用するためのハンドルを備える。
(実施例10 身体部分クリートを備える拘束デバイス)
図8は、本発明の有用な身体部分クリートを示す。拘束デバイスは、対向している部材11および12を備える身体部分(例えば、尾)クリート10を備える。ばね等の付勢部材13が、対向している部材11、12を相互に対して付勢し、それによって、対向している部材11、12の間に挿入されるマウス9の身体部分が、長手軸またはY軸に沿って移動しないように拘束する。図示されるように、一実施形態における身体部分クリート10は、マウス9の体幹の近位に位置付けられる。
別の実施形態において、身体部分クリートアセンブリ10は、ユーザが片手および単一動作で身体部分を装填および解放するように、指タブ74等のタブを有する。身体部分クリートは、互いの周囲で摺動する対向している部材11、12を有するように示されているが(摺動クリート)、身体部分クリートは、代替として(例えば、本明細書に記載されるような)他の構成において提供することもできる。
いくつかの実施形態におけるそのような身体部分クリートは、動物またはその身体部分の迅速であるが確実な固定化を提供する。
(実施例11 身体部分プレートアセンブリを備える拘束デバイス)
図9は、本発明の有用な身体部分プレートアセンブリを示す。拘束デバイスは、ベースプレート(ベースプレートは図示せず)または他の基準に対して尾(または他の身体部分)の表面の頂部を完全に水平に配向するように(または所定の所望の角度で、または所望の軸に沿って、または他の配向で)ともに作用する固定プレート15および付勢尾プレートアセンブリ16等の付勢(例えば、ばね負荷式)尾プレートとを備える尾(または他の身体部分)プレートアセンブリ20を備える。オプションで、固定プレート15の角度を調整することにより、尾の頂部の最終的な角度または配向を調整する。
図24の分解図に示すように、付勢プレートアセンブリ16は、ばね46等の付勢手段または他の適合性付勢手段または他の弾性付勢手段を有し、例えば、図9および図33に示すように、プレート16に固定尾プレート15に対して尾を押させる。ばね46等の適合性付勢手段を(例えば、プレート47の4つ全ての角の下で)使用する場合、図33に示すように、ばね負荷式尾プレート47がプレート15に対抗するため、尾表面の底部の角度に適合する。図24に示すように、いくつかの実施形態における尾プレートアセンブリ16は、支持のためのマウント48を備え、かつ/または、下に位置する機構を廃棄物に曝露することなくプレート47の移動を可能にし、洗浄を容易にして汚染を減少させることができるように、(例えば、ゴムまたは他の非剛性材料でできた)ブーツ49を備える。
操作ウィンドウ(単数または複数)19は、固定尾プレート15内にあり、操作者または標識部材が尾14の基材部分または他の拘束された身体部分の位置を維持しつつ、そこにアクセスすることを可能にする。図11に示すように、尾14等の円錐状の(または他のテーパ状の)身体部分の場合、種々の円錐直径を中心に合わせるように、例えば、90度以上の角度のV溝18とともにばね負荷式プレート15を提供することができる。図10に示すように、上部プレート15は、拘束される最も大きな円錐状の身体部分を収容するのに十分大きな放射状の溝17を有することができる。これらの対向している特徴(ばね負荷式尾プレート16のV溝18および上部プレート15の放射状の溝17)は、身体部分14の基材部分を長手軸に沿って中心に維持する一方で、上部プレート15に対して確実にかつ等しく基材部分を押し付ける。一実施形態において、例えば、プレートアセンブリは、尾14等の身体部分の基材部分が、X軸、Z軸、および/またはR軸に沿って移動しないように拘束するため、そのような身体部分プレートアセンブリによって拘束された基材に付けられる標識は、極めて正確である。
(実施例12 身体拘束具を備える拘束デバイス)
図21は、本発明の有用な拘束デバイスを示す。拘束デバイスは、身体拘束具22を備え、それは支持体(例えば、ベースプレート21)上に示されている。身体拘束具22は、動物(またはその腹部)を収容するようにサイズ決定され、動物の体幹を身体拘束具22内に残したままで、基材(例えば、尾)を含む身体部分を身体拘束具22から引き出すことができるようにサイズ決定される身体部分ポート43を備える。
いくつかの実施形態における身体拘束具22は、動物の体幹を拘束し、動物が自身を傷つけようとして(例えば、咬む)その頭部を旋回することを防止し、および/または動物が身をよじるか、もしくはその身体部分(例えば、尾)の周りで枢動することを防止する任意の形状またはサイズで構成される。
いくつかの実施形態における拘束具は、拘束具をベースプレートまたは実験台(例えば、ステンレススチールの天板)等の他の表面に固定するための磁石等の可逆的固定手段をさらに備える。
(実施例13 身体拘束具および身体部分クリートを備える拘束デバイス)
図34は、本発明の有用な拘束デバイスを示す。拘束デバイスは、例えば、実施例12に詳述されるような身体拘束具22と、例えば、実施例10に詳述されるような身体部分クリート10とを備える。
一実施形態において、身体拘束具は、磁石85等の可逆的固定手段を備える。例えば、磁石85は、金属の天板に固定することができるか、または図32に示すように、ベースプレート21上の磁石78のパターンに対応するように特別にパターン化することができる。
いくつかの実施形態における身体部分クリート10は、ユーザが、対向している部材11、12を互いから離すために、指(例えば、親指と人差し指)で身体部分クリート10のタブ74を押圧しながら拘束デバイス全体を片手で保持できるように、身体拘束具22に固定される。次いで、ユーザは、対向している部材11、12の間に身体部分が位置付けられるように、単純に拘束デバイスを動物の上に配置し、次いで、タブ74から指を離すことによって、動物(例えば、マウス)の体幹および身体部分(例えば、尾)の両方を同時に拘束することができる。
一実施形態において、そのような拘束デバイスは、オプションで、迅速であるが確実な動物の固定化を提供する。一実施形態において、そのような構成は、ユーザが、2匹の動物を同時に拘束するために、第2の手で第2の拘束デバイスを操作することを可能にする。
一実施形態において、拘束デバイスは、尾に注入またはクリッピング等の手技を行うために動物を拘束するために使用される。
(実施例14 身体部分プレートアセンブリおよび身体部分クリートを備える拘束デバイス)
図12は、本発明の有用な拘束デバイスを示す。拘束デバイスは、実施例10に詳述されるような尾クリート10を備え、また実施例11に詳述されるような尾プレートアセンブリ20をさらに備える。尾クリート10は、尾(またはその基材部分)が縦方向に(例えば、Y軸に沿って)移動しないように拘束する一方で、尾プレートアセンブリは、尾(またはその基材部分)が横方向および/または垂直方向に(例えば、X軸、Z軸、および/またはR軸に沿った移動)移動しないように拘束する。一実施形態において、そのような拘束デバイスによって拘束された基材に付けられる標識は、極めて正確である。
拘束デバイスの構成要素は、他の実施形態において標識システムの主要ベースプレートによって直接支持されるが、拘束デバイスの構成要素は、標識システムから取り外し可能な(可逆的に固定される)ベースプレート21によって支持されてもよい。そのような構成により、拘束デバイス内に動物を迅速かつ一定に(エラーなしで)装填および積み下ろすことができる。また、そのような構成は、標識システムが第1の拘束デバイス内で第1の動物に標識を付けることができる一方で、ユーザが第2の拘束デバイス内に第2の動物を装填するように、標識システムが独立して複数の拘束デバイスに対応することを可能にし、それによって、動物の集団に標識を付けるために必要とされる時間を削減する。
(実施例15 媒体転写アセンブリを有する身体部分プレートアセンブリを備える拘束デバイス)
図13は、本発明の有用な拘束デバイスを示す。拘束デバイスは、実施例14に詳述されるように、尾クリート10および尾プレートアセンブリ20を備える。デバイスはさらに、実施例8に詳述されるように、媒体転写アセンブリ23を受容するためのスロットを尾プレートアセンブリ20に備える。
拘束デバイスの構成要素は、いくつかの実施形態において、例えば、ベースプレート21によって支持される。
(実施例16 身体部分プレートアセンブリ、身体部分クリート、および身体拘束具を備える拘束デバイス)
図14は、本発明の有用な拘束デバイスを示す。拘束デバイスは、実施例14に詳述されるように、尾クリート10および尾プレートアセンブリ20を備える。拘束デバイスはさらに、実施例12に詳述されるように、身体拘束具22を備える。
拘束デバイスの構成要素は、いくつかの実施形態において、例えば、ベースプレート21によって支持される。
(実施例17 身体部分クリート、身体拘束具、および媒体転写アセンブリを有する身体部分プレートアセンブリを有する拘束デバイス)
図15は、本開示の有用な拘束デバイスを示す。拘束デバイスは、実施例16に詳述されるように、尾クリート10、尾プレートアセンブリ20、および身体拘束具22を備える。デバイスはさらに、実施例8に詳述されるように、媒体転写アセンブリ23を受容するためのスロットを尾プレートアセンブリ20に備える。
拘束デバイスの構成要素は、いくつかの実施形態において、例えば、ベースプレート21によって支持される。
(実施例18 拘束具ドック)
図20は、動物拘束具をロボットアセンブリに対する定位置に位置付けるために有用な拘束具ドックを示す。拘束具ドック35の構成要素は、標識システムのフレームによって、またはドック支持体40によって直接支持する事ができる。
拘束具ドック35は、動物拘束具がロボットアセンブリに対して、それぞれ、適切な垂直(もしくはZ軸)および/または縦方向の(もしくはY軸)位置等の適切な位置にあることを確実にする垂直な(もしくはZ軸)停止部および/または縦方向の(もしくはY軸)停止部等の1つ以上の停止部を備えることができる。
例えば、いくつかの実施形態における拘束具ドック35は、動物拘束具のベースプレートを受容するための拘束具支持体39およびリップ41を備える。いくつかの実施形態において、拘束具ドック35は、適切な垂直方向の位置付けを確実にするためおよび/または尾プレートアセンブリもしくは他の身体部分拘束具を固定するために、タブ37、38等の停止部(例えば、垂直な停止部)を備える。
いくつかの実施形態における拘束具ドック35はさらに、適切な縦方向の(Y軸)位置付けを確実にするためおよび/または尾プレートアセンブリもしくは他の身体部分拘束具をY軸の周囲に固定するために、後部停止部36を備える。
いくつかの実施形態において、拘束具ドック(または標識システム他の構成要素)は、尾プレートアセンブリまたは他の身体部分拘束具を検出するためのセンサ75(例えば、IRセンサもしくはIR反射センサ)、および身体拘束具を検出するためのセンサ76(例えば、IRセンサもしくはIR反射センサ)等の、1つ以上の動物拘束具構成要素の適切な位置付けを検出するためのセンサを備える。
センサおよび停止部は、単独でまたは一緒になって、動物またはその基材部分の不適切な位置付けを防止する安全性機構を提供する。例えば、いくつかの実施形態において、動物拘束具が不適切な配向にある場合、停止部を使用して、動物拘束具がセンサによって検出されるように位置付けられないようにし、コントローラは、標識プロセスを開始するための適切な検出まで待機するように構成することができる。
(実施例19 ロボットアセンブリ)
本明細書に記載される一実施形態は、例えば、図22に示すようなロボットアセンブリを提供する。ロボットアセンブリ42は、ロボットアーム6に連結された針カートリッジアセンブリ1等の標識デバイスを備える。ロボットアセンブリ42は、主要な支持体44によって支持され、コントローラ4によって制御されてもよい。標識デバイスは、図25に示すように、Y、θ、およびRアクチュエータを組み込むことによって、Y軸、θ軸、およびR軸に沿って移動することができる。
Yアクチュエータは、例えば、レール65上をY軸に沿って移動するYアクチュエータアーム49を備える。Yアクチュエータアーム49の移動は、オプションで、タイミングベルト64等のベルトによってYアクチュエータアーム49に連結されたステッピングモータ53等のモータにから動力を供給される。
θアクチュエータは、標識デバイス1をθ軸の周囲に位置付けるために、ステッピングモータ52等のモータに連結されたθアーム50を備える。
Rアクチュエータは、標識デバイス1(例えば、針カートリッジ)を、R軸に沿って往復運動で移動して標識デバイス1に「ストリッピング」効果を提供するピストン51に取り付けることによって、標識アクチュエータとして提供される。同じRアクチュエータが図26にも示されるが、例示目的のために任意選択的なシェルまたはマウント69が取り外されている。R軸の周囲における標識デバイス1の往復運動は、クランク66およびクランクピン67を用いて、ピストン51をサーボモータ54等のRアクチュエータモータまたは他のセルフエンコードモータに連結することによって提供される。モータ(例えば、サーボモータ54)は、実施例20で論じたように、アクチュエータを提供するようにPID(または他のエラー訂正アルゴリズムで)で制御することができる。
任意のクランク/ピストン構成が本発明によって企図されるが、摺動ヨーク68を使用してピストン51をクランクピン67に連結することによって、オプションでスコッチヨークが提供される。従来のクランク/ピストン構成と比較して、スコッチヨークは、上死点および下死点でかなり長い期間を費やす。一実施形態において、スコッチヨークの使用することにより、真皮の貫通または基材との他の接触の期間がかなり長いことから、例えば、標識デバイスが真皮を貫通する間(例えば、ストリッピング中に、次のピクセルのために標識デバイスを再度位置付ける間)に、Y軸またはθ軸に沿って移動する場合に起こることが予想され得るように、動物を傷つけることなく、色素転写の強化がもたらされる。
(実施例20 アクチュエータの開発)
RアクチュエータまたはZアクチュエータのモータ等のアクチュエータのモータ(例えば、往復アクチュエータのモータ、または標識デバイスとロボットアームとの間に配置された標識デバイスに直接連結されたモータ)は、オプションで、サーボモータまたは他のセルフエンコードモータとして提供される。モータはさらに、オプションで、PIDによって制御される(または別のエラー訂正アルゴリズムによって制御される)。一実施形態において、そのようなモータは、1つ以上の特性:
安全性の強化;
標識デバイス等の構成要素の磨耗および/または故障の低減;
正確性の強化;
薄型化;
R軸またはZ軸アクチュエータ(例えば、非往復アクチュエータ)等の大きなアクチュエータの排除;
上死点への自動誘導時間の削減;または
標識を付けるための時間の削減
を提供する。
標識デバイスは、標識のピクセルもしくは文字の間の領域を横切って、または標識を完了したときに、再度位置付けられることが多い。動物に標識を付けることは、針または他の標識デバイスが、真皮および/または操作ウィンドウ等の他の構造に繰り返し進入するため、それらの急速かつ直線的な往復運動を伴うことが多い。一実施形態において、動きの大きなアクチュエータを必要とすることなく、往復標識デバイスを自動誘導するために、モータを使用することができる。一実施形態において、サーボモータが、標識デバイスを自動誘導するための時間を大幅に削減するというさらなる利点を提供した。
(実施例21 ロボットアーム位置センサを有するロボットアセンブリ)
本発明の任意選択的な一実施形態は、実施例19に詳述されるようなロボットアセンブリを備え、例えば、図25に示すように、コントローラに位置情報を提供するように情報を提供するためのロボットアーム位置センサをさらに備える標識システムを提供する。特定の例において、標識システムは、Yアクチュエータアーム49が、動物の基材部分の周囲に(例えば、図19に示すような位置に)標識デバイス1を位置付けたときに、ロボットアセンブリのフラグまたは一連のフラグ55を検出するためのY基材センサ62(例えば、フォトインタラプタ)を備える。コントローラが、Y軸の周囲に配置された複数の文字を含む標識を付けるように構成される場合、フラグまたは一連のフラグ55は、各文字の位置に対応するフラグ、例えば、Y軸の周囲に配置された3つの文字の各々に対応する3つのフラグを備えることができる。オプションで、標識システムは、YアームがYホーム位置に位置付けられたときにYホームフラグ59を検出するためのYホームセンサ61(例えば、フォトインタラプタ)を備える。
いくつかの実施形態における標識システムはさらに、標識デバイス1のθ位置を検出するためのθセンサ63(例えば、フォトインタラプタ)およびθフラグまたは一連のフラグ60を備える。いくつかの実施形態におけるシステムはさらに、図27に示すように、θホームセンサ71(例えば、フォトインタラプタ)およびθホームフラグ70を備える。
図にはモータ内の構成要素が示されているが、サーボモータ(例えば、図26に示すようにサーボモータ54)の使用は、R軸に沿った標識デバイスの位置を検出するために、モータ自体に独自のフラグ/センサを提供する。
ロボットアームが、使い捨ての針カートリッジ等の着脱可能な標識デバイスまたは他の交換可能な構成要素を備える場合、標識システムはさらに、ソレノイドラッチ72およびキャッチ73等のラッチを備えることができる。
(実施例22 標識システム)
図19は、本発明の標識システムを示す。標識システムは、例えば、実施例19または実施例21に詳述されるようなコントローラ4およびロボットアセンブリ42を備える。拘束デバイスは、身体拘束具22、尾クリート10等の身体部分クリート、および尾プレートアセンブリ20等の身体部分プレートを備え、例えば、実施例17に詳述されるように媒体転写アセンブリ20が身体部分プレートに挿入される。動物に標識を付ける前に、動物を拘束デバイスに装填し、拘束デバイスのベースプレート21を拘束具ドック20に入れる。
(実施例23 例示的な実施形態)
以下の例示的な実施形態は、本発明を例示するものである。本発明はまた、例示的な実施形態に記載されるような標識システムも提供し、標識システムは、本明細書に教示される任意選択的な特徴によってさらに制限される。例えば、付勢手段を備える例示的な実施形態のうちのいずれかにおいて、付勢手段は、本明細書に記載されるような1つ以上のばねであってもよい。別の例として、プライを備える媒体転写アセンブリを備える例示的な実施形態のうちのいずれかにおいて、外側プライ(例えば、第2および第3のプライ)は、ポリエチレンから構築することができるか、または本明細書に教示されるVWTRを有するプライであってもよい。別の例として、例示的な実施形態のうちのいずれかにおいて、ロボットアームはさらに、1つ以上のセンサまたはセンサフラグを備えることができる。
(例示的な実施形態(EE))
1.(EE1) 拘束デバイスと、コントローラと、ロボットアセンブリとを備え、
a)ロボットアセンブリは、ロボットアームと、それに取り付けられた標識デバイスと、ロボットアームを操作し、標識デバイスを用いて標識を付けるための1つ以上のアクチュエータとを備え、
b)ロボットアセンブリおよび拘束デバイスは、相互に対して固定された態様で位置付けられ、
c)拘束デバイスは、
a.動物の身体部分を受容するための第1および第2の対向するプレートを備えるプレートアセンブリと、
b.動物の身体部分の少なくとも一部を受容するための対向する尾クリートを備えるクリートアセンブリと、
c.身体を拘束するための手段を備える身体拘束具と、を備え、
d)拘束デバイスは、標識デバイスが基材に標識を付けることができるように配向され、基材は、動物の身体部分の一部であり、
e)コントローラは、1つ以上のアクチュエータを作動させることによって標識デバイスの位置を制御するように構成される、標識システム。
2.拘束デバイスと、コントローラと、ロボットアセンブリとを備え、
a)ロボットアセンブリは、ロボットアームと、それに取り付けられた標識デバイスと、ロボットアームを操作し、標識デバイスを用いて標識を付けるための1つ以上のアクチュエータと、を備え、
b)ロボットアセンブリおよび拘束デバイスは、相互に対して固定された態様で位置付けられ、
c)拘束デバイスは、
a.動物の身体部分を受容するための第1および第2の対向するプレートを備えるプレートアセンブリと、
b.動物の身体部分の少なくとも一部を受容するための対向する尾クリートを備えるクリートアセンブリと、
c.身体を拘束するための手段を備える身体拘束具と、を備え、
d)拘束デバイスは、標識デバイスが基材に標識を付けることができるように配向され、基材は、動物の身体部分の一部であり、
e)コントローラは、1つ以上のアクチュエータを作動させることによって標識デバイスの位置を制御するように構成され、
f)動物は、マウス、ラット、げっ歯類、もしくは実験動物であり、および/または、身体部分は尾である、標識システム。
3.拘束デバイスと、コントローラと、ロボットアセンブリとを備え、
a)ロボットアセンブリは、ロボットアームと、それに取り付けられた標識デバイスと、ロボットアームを操作し、標識デバイスを用いて標識を付けるための1つ以上のアクチュエータと、を備え、
b)ロボットアセンブリおよび拘束デバイスは、相互に対して固定された態様で位置付けられ、
c)拘束デバイスは、
a.動物の身体部分を受容するための第1および第2の対向するプレートを備えるプレートアセンブリと、
b.動物の身体部分の少なくとも一部を受容するための対向する尾クリートを備えるクリートアセンブリと、を備え、
d)拘束デバイスは、標識デバイスが基材に標識を付けることができるように配向され、基材は、動物の身体部分の一部であり、
e)コントローラは、1つ以上のアクチュエータを作動させることによって標識デバイスの位置を制御するように構成される、標識システム。
4.拘束デバイスと、コントローラと、ロボットアセンブリと、を備え、
a)ロボットアセンブリは、ロボットアームと、それに取り付けられた標識デバイスと、ロボットアームを操作し、標識デバイスを用いて標識を付けるための1つ以上のアクチュエータと、を備え、
b)ロボットアセンブリおよび拘束デバイスは、相互に対して固定された態様で位置付けられ、
c)拘束デバイスは、
a.動物の身体部分を受容するための第1および第2の対向するプレートを備えるプレートアセンブリと、
b.動物の身体部分の少なくとも一部を受容するための対向する尾クリートを備えるクリートアセンブリと、を備え、
d)拘束デバイスは、標識デバイスが基材に標識を付けることができるように配向され、基材は、動物の身体部分の一部であり、
e)コントローラは、1つ以上のアクチュエータを作動させることによって標識デバイスの位置を制御するように構成され、
f)動物は、マウス、ラット、げっ歯類、もしくは実験動物であり、および/または、身体部分は尾である、標識システム。
5.プレートアセンブリは、
a.動物の身体部分を受容するための第1および第2の対向するプレートと、
b.第1のプレートに1つ以上の操作ウィンドウと、を備え、第1のプレートは、第2のプレートに対して標識デバイスの近位にある、いずれかの上記EEの標識システム。
6.拘束デバイスと、コントローラと、ロボットアセンブリと、を備え、
a)ロボットアセンブリは、ロボットアームと、それに取り付けられた標識デバイスと、ロボットアームを操作し、標識デバイスを用いて標識を付けるための1つ以上のアクチュエータと、を備え、
b)ロボットアセンブリおよび拘束デバイスは、相互に対して固定された態様で位置付けられ、
c)拘束デバイスは、
i.動物の身体部分を受容するための第1および第2の対向するプレートと、
ii.第1のプレートに1つ以上の操作ウィンドウと、を備え、第1のプレートは、第2のプレートに対して標識デバイスの近位にある、プレートアセンブリを備え、
d)拘束デバイスは、標識デバイスが、1つ以上の操作ウィンドウのうちの1つの操作ウィンドウを通って移動することによって基材に標識を付けることができるように配向され、基材は、動物の身体部分の一部であり、
e)コントローラは、1つ以上のアクチュエータを作動させることによって標識デバイスの位置を制御するように構成される、標識システム。
7.拘束デバイスと、コントローラと、ロボットアセンブリと、を備え、
a)ロボットアセンブリは、ロボットアームと、それに取り付けられた標識デバイスと、ロボットアームを操作し、標識デバイスを用いて標識を付けるための1つ以上のアクチュエータと、を備え、
b)ロボットアセンブリおよび拘束デバイスは、相互に対して固定された態様で位置付けられ、
c)拘束デバイスは、
i.動物の身体部分を受容するための第1および第2の対向するプレートと、
ii.第1のプレートに1つ以上の操作ウィンドウと、を備え、第1のプレートは、第2のプレートに対して標識デバイスの近位にある、プレートアセンブリを備え、
d)拘束デバイスは、標識デバイスが、1つ以上の操作ウィンドウのうちの1つの操作ウィンドウを通って移動することによって基材に標識を付けることができるように配向され、基材は、動物の身体部分の一部であり、
e)コントローラは、1つ以上のアクチュエータを作動させることによって標識デバイスの位置を制御するように構成され、
f)動物は、マウス、ラット、げっ歯類、もしくは実験動物であり、および/または、身体部分は尾である、標識システム。
8.プレートアセンブリは、
i.動物の身体部分を受容するための第1および第2の対向するプレートと、
ii.動物の身体部分をプレートアセンブリの所望の周囲に沿って位置付けるためのガイドと、を備え、オプションで、ガイドは、
a.第1のプレート内の放射状の溝、および
b.第2のプレート内のテーパ溝、V溝、またはテーパV溝、から選択される1つ以上の溝を備える、いずれかの上記EEの標識システム。
9.プレートアセンブリは、
i.動物の身体部分を受容するための第1および第2の対向するプレートと、
ii.第1のプレートに対抗し、動物の身体部分を挟持するように第2のプレートを付勢するための付勢手段と、を備え、オプションで、付勢手段は、
A.弾性付勢手段であるか、または
B.拘束されたときに、動物の身体部分が第1のプレートと同一平面上に並置されるように、第1のプレートに対して第2のプレートの配向を一致させるための適合性付勢手段である、いずれかの上記EEの標識システム。
10.拘束デバイスと、コントローラと、ロボットアセンブリと、を備え、
a)ロボットアセンブリは、ロボットアームと、それに取り付けられた標識デバイスと、ロボットアームを操作し、標識デバイスを用いて標識を付けるための1つ以上のアクチュエータと、を備え、
b)ロボットアセンブリおよび拘束デバイスは、相互に対して固定された態様で位置付けられ、
c)拘束デバイスは、
i.動物の身体部分を受容するための第1および第2の対向するプレートと、
ii.第1のプレートに対抗し、動物の身体部分を挟持するように第2のプレートを付勢するための付勢手段と、を備え、オプションで、付勢手段は、
C.弾性付勢手段であるか、または
D.拘束されたときに、動物の身体部分が第1のプレートと同一平面上に並置されるように、第1のプレートに対して第2のプレートの配向を一致させるための適合性付勢手段であり、
d)拘束デバイスは、標識デバイスが基材に標識を付けることができるように配向され、基材は、動物の身体部分の一部であり、
e)コントローラは、1つ以上のアクチュエータを作動させることによって標識デバイスの位置を制御するように構成される、標識システム。
11.拘束デバイスと、コントローラと、ロボットアセンブリと、を備え、
a)ロボットアセンブリは、ロボットアームと、それに取り付けられた標識デバイスと、ロボットアームを操作し、標識デバイスを用いて標識を付けるための1つ以上のアクチュエータと、を備え、
b)ロボットアセンブリおよび拘束デバイスは、相互に対して固定された態様で位置付けられ、
c)拘束デバイスは、
iii.動物の身体部分を受容するための第1および第2の対向するプレートと、
iv.動物の身体部分をプレートアセンブリの所望の周囲に沿って位置付けるためのガイドと、を備えるプレートアセンブリを備え、オプションで、ガイドは、
a.第1のプレート内の放射状の溝、および
b.第2のプレート内のテーパ溝、V溝、またはテーパV溝、から選択される1つ以上の溝を備え、
d)拘束デバイスは、標識デバイスが基材に標識を付けることができるように配向され、基材は、動物の身体部分の一部であり、
e)コントローラは、1つ以上のアクチュエータを作動させることによって標識デバイスの位置を制御するように構成される、標識システム。
12.拘束デバイスと、コントローラと、ロボットアセンブリと、を備え、
a)ロボットアセンブリは、ロボットアームと、それに取り付けられた標識デバイスと、ロボットアームを操作し、標識デバイスを用いて標識を付けるための1つ以上のアクチュエータと、を備え、
b)ロボットアセンブリおよび拘束デバイスは、相互に対して固定された態様で位置付けられ、
c)拘束デバイスは、
i.動物の身体部分を受容するための第1および第2の対向するプレートと、
ii.第1のプレートに対抗し、動物の身体部分を挟持するように第2のプレートを付勢するための付勢手段と、を備えるプレートアセンブリを備え、オプションで、付勢手段は、
a.弾性付勢手段であるか、または
b.拘束されたときに、動物の身体部分が第1のプレートと同一平面上に並置されるように、第1のプレートに対して第2のプレートの配向を一致させるための適合性付勢手段であり、
iii.動物の身体部分をプレートアセンブリの周囲に位置付けるためのガイドと、を備え、オプションで、ガイドは、
c.第1のプレート内の放射状の溝、および
d.第2のプレート内のテーパ溝、V溝、またはテーパV溝、から選択される1つ以上の溝を備え、
d)拘束デバイスは、標識デバイスが基材に標識を付けることができるように配向され、基材は、動物の身体部分の一部であり、
e)コントローラは、1つ以上のアクチュエータを作動させることによって標識デバイスの位置を制御するように構成される、標識システム。
13.拘束デバイスと、コントローラと、ロボットアセンブリと、を備え、
a)ロボットアセンブリは、ロボットアームと、それに取り付けられた標識デバイスと、ロボットアームを操作し、標識デバイスを用いて標識を付けるための1つ以上のアクチュエータと、を備え、
b)ロボットアセンブリおよび拘束デバイスは、相互に対して固定された態様で位置付けられ、
c)拘束デバイスは、
i.動物の身体部分を受容するための第1および第2の対向するプレートと、
ii.第1のプレートに対抗し、動物の身体部分を挟持するように第2のプレートを付勢するための付勢手段と、を備えるプレートアセンブリを備え、オプションで、付勢手段は、
A.弾性付勢手段であるか、または
B.拘束されたときに、動物の身体部分が第1のプレートと同一平面上に並置されるように、第1のプレートに対して第2のプレートの配向を一致させるための適合性付勢手段であり、
d)拘束デバイスは、標識デバイスが基材に標識を付けることができるように配向され、基材は、動物の身体部分の一部であり、
e)コントローラは、1つ以上のアクチュエータを作動させることによって標識デバイスの位置を制御するように構成され、
f)動物は、マウス、ラット、げっ歯類、もしくは実験動物であり、および/または、身体部分は尾である、標識システム。
14.拘束デバイスと、コントローラと、ロボットアセンブリと、を備え、
a)ロボットアセンブリは、ロボットアームと、それに取り付けられた標識デバイスと、ロボットアームを操作し、標識デバイスを用いて標識を付けるための1つ以上のアクチュエータと、を備え、
b)ロボットアセンブリおよび拘束デバイスは、相互に対して固定された態様で位置付けられ、
c)拘束デバイスは、
i.動物の身体部分を受容するための第1および第2の対向するプレートと、
ii.動物の身体部分をプレートアセンブリの所望の周囲に沿って位置付けるためのガイドと、を備えるプレートアセンブリを備え、オプションで、ガイドは、
a.第1のプレート内の放射状の溝、および
b.第2のプレート内の放射状の溝テーパ溝、V溝、またはテーパV溝から選択される1つ以上の溝を備え、
d)拘束デバイスは、標識デバイスが基材に標識を付けることができるように配向され、基材は、動物の身体部分の一部であり、
e)コントローラは、1つ以上のアクチュエータを作動させることによって標識デバイスの位置を制御するように構成される、標識システム。
f)動物は、マウス、ラット、げっ歯類、もしくは実験動物であり、および/または、身体部分は尾である、.
15.拘束デバイスと、コントローラと、ロボットアセンブリと、を備え、
a)ロボットアセンブリは、ロボットアームと、それに取り付けられた標識デバイスと、ロボットアームを操作し、標識デバイスを用いて標識を付けるための1つ以上のアクチュエータと、を備え、
b)ロボットアセンブリおよび拘束デバイスは、相互に対して固定された態様で位置付けられ、
c)拘束デバイスは、
i.動物の身体部分を受容するための第1および第2の対向するプレートと、
ii.第1のプレートに対抗し、動物の身体部分を挟持するように第2のプレートを付勢するための付勢手段を備えるプレートアセンブリを備え、オプションで、付勢手段は、
a.弾性付勢手段であるか、または
b.拘束されたときに、動物の身体部分が第1のプレートと同一平面上に並置されるように、第1のプレートに対して第2のプレートの配向を一致させるための適合性付勢手段であり、
iii.動物の身体部分をプレートアセンブリの周囲に位置付けるためのガイドと、を備え、オプションで、ガイドは、
a.第1のプレート内の放射状の溝、および
b.第2のプレート内のテーパ溝、V溝、またはテーパV溝から選択される1つ以上の溝を備え、
d)拘束デバイスは、標識デバイスが基材に標識を付けることができるように配向され、基材は、動物の身体部分の一部であり、
e)コントローラは、1つ以上のアクチュエータを作動させることによって標識デバイスの位置を制御するように構成され、
f)動物は、マウス、ラット、げっ歯類、もしくは実験動物であり、および/または、身体部分は尾である、標識システム。
16.1つ以上のアクチュエータのうちの第1のアクチュエータは、ピストンに連結されたモータを備え、標識デバイスは、周期的に作動させられる標識デバイスを提供するようにピストンに取り付けられ、オプションで、モータは、サーボモータであり、オプションで、第1のアクチュエータは、スコッチヨークを備える、いずれかの上記EEの標識システム。
17.拘束デバイスと、コントローラと、ロボットアセンブリと、を備え、
a)ロボットアセンブリは、ロボットアームと、それに取り付けられた標識デバイスと、ロボットアームを操作し、標識デバイスを用いて標識を付けるための1つ以上のアクチュエータと、を備え、
b)ロボットアセンブリおよび拘束デバイスは、相互に対して固定された態様で位置付けられ、
c)拘束デバイスは、動物またはその動物の身体部分を拘束するためにサイズ決定および構成され、かつ標識デバイスが、動物の身体部分の基材部分に標識を付けることができるように配向され、
d)コントローラは、1つ以上のアクチュエータを作動させることによって標識デバイスの位置を制御するように構成され、
e)1つ以上のアクチュエータのうちの第1のアクチュエータは、ピストンに連結されたモータを備え、標識デバイスは、周期的に作動させられる標識デバイスを提供するようにピストンに取り付けられ、
f)オプションで、モータは、サーボモータであり、
g)オプションで、第1のアクチュエータは、スコッチヨークを備える、標識システム。
18.拘束デバイスと、コントローラと、ロボットアセンブリと、を備え、
a)ロボットアセンブリは、ロボットアームと、それに取り付けられた標識デバイスと、ロボットアームを操作し、標識デバイスを用いて標識を付けるための1つ以上のアクチュエータと、を備え、;
b)ロボットアセンブリおよび拘束デバイスは、相互に対して固定された態様で位置付けられ、
c)拘束デバイスは、動物またはその動物の身体部分を拘束するためにサイズ決定および構成され、かつ標識デバイスが、動物の身体部分の基材部分に標識を付けることができるように配向され、
d)コントローラは、1つ以上のアクチュエータを作動させることによって標識デバイスの位置を制御するように構成され、
e)1つ以上のアクチュエータのうちの第1のアクチュエータは、ピストンに連結されたモータを備え、標識デバイスは、周期的に作動させられる標識デバイスを提供するようにピストンに取り付けられ、
f)動物は、マウス、ラット、げっ歯類、もしくは実験動物であり、および/または、身体部分は尾であり、
g)オプションで、モータは、サーボモータであり、
h)オプションで、第1のアクチュエータは、スコッチヨークを備える、標識システム。
19.ロボットアセンブリおよび拘束デバイスは、第1の可逆的固定手段によって前記相互に対して固定された態様で位置付けられる、いずれかの上記EEの標識システム。
20.拘束デバイスは、ベースプレートを備え、可逆的固定手段は、拘束具ドックを備え、
拘束具ドックおよびロボットアセンブリは、相互に対して固定された態様で位置付けられ、
拘束具ドックは、ベースプレートを可逆的に受容するように構成され、
オプションで、拘束デバイスの拘束構成要素のうちの1つ以上の構成要素は、第2の可逆的固定手段によってベースプレートに可逆的に固定され、オプションで、第2の可逆的固定手段は、1つ以上の磁石を備える、上記EEの標識システム。
21.第1の可逆的固定手段は、1つ以上の磁石を備える、EE19の標識システム
22.拘束デバイスと、コントローラと、ロボットアセンブリと、を備え、
a)ロボットアセンブリは、ロボットアームと、それに取り付けられた標識デバイスと、ロボットアームを操作し、標識デバイスを用いて標識を付けるための1つ以上のアクチュエータと、を備え、
b)ロボットアセンブリおよび拘束デバイスは、相互に対して固定された態様で位置付けられ、
c)拘束デバイスは、動物またはその動物の身体部分を拘束するためにサイズ決定および構成され、かつ標識デバイスが、動物の身体部分の基材部分に標識を付けることができるように配向され、
d)コントローラは、1つ以上のアクチュエータを作動させることによって標識デバイスの位置を制御するように構成され、
e)ロボットアセンブリおよび拘束デバイスは、第1の可逆的固定手段によって前記相互に対して固定された態様で位置付けられる、標識システム。
23.拘束デバイスと、コントローラと、ロボットアセンブリと、を備え、
a)ロボットアセンブリは、ロボットアームと、それに取り付けられた標識デバイスと、ロボットアームを操作し、標識デバイスを用いて標識を付けるための1つ以上のアクチュエータと、を備え、;
b)ロボットアセンブリおよび拘束デバイスは、相互に対して固定された態様で位置付けられ、
c)拘束デバイスは、動物またはその動物の身体部分を拘束するためにサイズ決定および構成され、かつ標識デバイスが、動物の身体部分の基材部分に標識を付けることができるように配向され、
d)コントローラは、1つ以上のアクチュエータを作動させることによって標識デバイスの位置を制御するように構成され、
e)ロボットアセンブリおよび拘束デバイスは、第1の可逆的固定手段によって前記相互に対して固定された態様で位置付けられ、
f)動物は、マウス、ラット、げっ歯類、もしくは実験動物であり、および/または、身体部分は尾である、標識システム。
24.拘束デバイスは、ベースプレートを備え、さらに身体拘束具および身体部分拘束具のうちの1つ以上を備え、可逆的固定手段は、拘束具ドックを備え、
拘束具ドックおよびロボットアセンブリは、相互に対して固定された態様で位置付けられ、
拘束具ドックは、ベースプレートを可逆的に受容するように構成され、
オプションで、身体拘束具および身体部分拘束具のうちの1つ以上は、第2の可逆的固定手段によってベースプレートに可逆的に固定され、
オプションで、第2の可逆的固定手段は、1つ以上の磁石を備える、上記EEの標識システム。
25.1つ以上のアクチュエータは、Y軸、θ軸、およびR軸に沿って作動する、いずれかの上記EEの標識システム。
26.拘束デバイスと、コントローラと、ロボットアセンブリと、を備え、
a)ロボットアセンブリは、ロボットアームと、それに取り付けられた標識デバイスと、ロボットアームを操作し、標識デバイスを用いて標識を付けるための1つ以上のアクチュエータと、を備え、
b)ロボットアセンブリおよび拘束デバイスは、相互に対して固定された態様で位置付けられ、
c)拘束デバイスは、動物またはその動物の身体部分を拘束するためにサイズ決定および構成され、かつ標識デバイスが、動物の身体部分の基材部分に標識を付けることができるように配向され、
d)コントローラは、1つ以上のアクチュエータを作動させることによって標識デバイスの位置を制御するように構成され、
e)1つ以上のアクチュエータは、Y軸、θ軸、およびR軸に沿って作動する、標識システム。
27.拘束デバイスと、コントローラと、ロボットアセンブリと、を備え、
a)ロボットアセンブリは、ロボットアームと、それに取り付けられた標識デバイスと、ロボットアームを操作し、標識デバイスを用いて標識を付けるための1つ以上のアクチュエータと、を備え、
b)ロボットアセンブリおよび拘束デバイスは、相互に対して固定された態様で位置付けられ、
c)拘束デバイスは、動物またはその動物の身体部分を拘束するためにサイズ決定および構成され、かつ標識デバイスが、動物の身体部分の基材部分に標識を付けることができるように配向され、
d)コントローラは、1つ以上のアクチュエータを作動させることによって標識デバイスの位置を制御するように構成され、
e)1つ以上のアクチュエータは、Y軸、θ軸、およびR軸に沿って作動し、
i)動物は、マウス、ラット、げっ歯類、もしくは実験動物であり、および/または、身体部分は尾である、標的システム。
28.標識デバイスを用いて標識を付けるための1つ以上のアクチュエータは、サーボモータを備え、サーボモータは、標識デバイスの周期的運動のためにピストンによって標識デバイスに連結される、いずれかの上記EEの標識システム。
29.コントローラは、サーボモータを制御するための比例・積分・微分(PID)アルゴリズムを備える、上記EEの標識システム。
30.コントローラと、ロボットアセンブリと、を備え、
a)ロボットアセンブリは、ロボットアームと、それに取り付けられた標識デバイスと、ロボットアームを操作し、標識デバイスを用いて標識を付けるための1つ以上のアクチュエータと、を備え、
b)拘束デバイスは、動物またはその動物の身体部分を拘束するためにサイズ決定および構成され、かつ標識デバイスが、動物の身体部分の基材部分に標識を付けることができるように配向され、
c)コントローラは、1つ以上のアクチュエータを作動させることによって標識デバイスの位置を制御するように構成され、
d)1つ以上のアクチュエータのうちの第1のアクチュエータは、ピストンに連結されたモータを備え、標識デバイスは、周期的に作動させられる標識デバイスを提供するようにピストンに取り付けられ、
e)オプションで、第1のアクチュエータは、スコッチヨークを備える、標識システム。
31.拘束デバイスは、身体拘束具を備え、身体拘束具は、動物の体幹および頭部のうちの1つ以上を受容するための管、容器、ドーム、または筐体を備える、いずれかの上記EEの標識システム。
32.筐体は、動物の可視光スペクトル内の光をフィルタにかけ、オプションで、筐体は、動物にとって不透明であるが、ヒトにとって透明である、上記EEの標識システム。
33.標識デバイスは、針、棒、またはスタンプを備える、いずれかの上記EEの標識システム。
34.色素を含む媒体転写アセンブリをさらに備え、標識デバイスは、色素に接触し、次いで、標識が付けられる基材に接触することによって、標識を付けることができる、上記EEの標識システム。
35.媒体転写アセンブリはさらに、第1のプライを備え、色素は、第1のプライに付着または含浸される、上記EEの標識システム。
36.媒体転写アセンブリはさらに、第2のプライおよび第3のプライを備え、第2のプライは、標識が付けられる基材に対して第1のプライの近位にあり、第3のプライは、標識が付けられる基材に対して第1のプライの遠位にある、上記EEの標識システム。
37.a.媒体転写アセンブリはさらに、1つ以上の第1の指標部材を備え、
b.拘束デバイスはさらに、1つ以上の第2の指標部材を備え、
c.1つ以上の第1の指標部材が1つ以上の第2の指標部材と整列されると、媒体転写アセンブリは、動物の身体部分の基材部分に並置される、上記EEの標識システム。

Claims (101)

  1. 拘束デバイスと、コントローラと、ロボットアセンブリとを備えている標識システムであって、
    a)該ロボットアセンブリは、ロボットアームと、該ロボットアームに取り付けられた標識デバイスと、該ロボットアームを操作し、該標識デバイスを用いて標識を付けるための1つ以上のアクチュエータとを備え、
    b)該ロボットアセンブリおよび該拘束デバイスは、相互に対して固定された態様で位置付けられ、
    c)該拘束デバイスは、動物またはその動物の身体部分を拘束するようにサイズ決定および構成され、該標識デバイスが、該動物の身体部分の基材部分に標識を付けることができるように配向され、
    d)該コントローラは、該標識デバイスの位置を制御することと、該1つ以上のアクチュエータを作動させることによって該動物の身体部分の該基材部分に標識を付けることとを行うように構成され、
    e)オプションで、該動物は、マウス、ラット、またはげっ歯類であり、
    f)オプションで、該身体部分は尾である、標識システム。
  2. 前記標識デバイスは、針、棒、またはスタンプを備える、請求項1に記載の標識システム。
  3. 色素を含む媒体転写アセンブリをさらに備え、前記標識デバイスは、該色素に接触し、次いで、前記基材部分に接触することによって、標識を付けることができる、請求項2に記載の標識システム。
  4. 前記媒体転写アセンブリは、第1のプライをさらに備え、前記色素は、該第1のプライに付着または含浸される、請求項3に記載の標識システム。
  5. 前記媒体転写アセンブリはさらに、第2のプライおよび第3のプライを備え、該第2のプライは、前記基材部分に対して前記第1のプライの近位にあり、該第3のプライは、標識が付けられる基材に対して該第1のプライの遠位にある、請求項4に記載の標識システム。
  6. a.前記媒体転写アセンブリは1つ以上の第1の指標部材をさらに備え、
    b.前記拘束デバイスは1つ以上の第2の指標部材をさらに備え、
    c.該1つ以上の第1の指標部材が該1つ以上の第2の指標部材と整列されると、該媒体転写アセンブリは、前記動物の身体部分の前記基材部分に並置される、請求項5に記載の標識システム。
  7. 前記拘束デバイスは、身体部分プレートアセンブリを備え、該身体部分プレートアセンブリは、前記動物の身体部分を受容するための第1および第2の対向プレートを備える、請求項1に記載の標識システム。
  8. 前記身体部分プレートアセンブリは、
    a.前記身体部分の前記基材部分を受容するように構成され、
    b.前記第1のプレートに1つ以上の操作ウィンドウを備え、該第1のプレートは、前記第2のプレートに対して前記標識デバイスの近位にあり、
    オプションで、前記標識デバイスは、該1つ以上の操作ウィンドウのうちの1つの操作ウィンドウを介して動かすことによって、該身体部分の該基材部分に標識を付けることができる、請求項7に記載の標識システム。
  9. 前記拘束デバイスは、前記第2のプレートを前記第1のプレートに対して付勢する付勢手段を備え、オプションで、
    該付勢手段は、弾性付勢手段であるか、または、
    該付勢手段は、拘束されたときに、前記身体部分の円錐または先細基材部分が該第1のプレートと同一平面上に並置されるように、該第1のプレートに対する該第2のプレートの配向を一致させるための適合性付勢手段である、請求項8に記載の標識システム。
  10. 前記身体部分プレートアセンブリは、前記動物の身体部分を該身体プレートアセンブリの周囲に位置付けるためのガイドを備え、オプションで、
    a.前記第1のプレートは、該身体部分の近位にある側面に溝を備えるか、または、
    b.該第1のプレートは、該身体部分の近位にある該側面に放射状の溝を備え、
    オプションで、
    a.前記第2のプレートは、該身体部分の近位にある該側面に溝を備えるか、または、
    b.該第2のプレートは、該身体部分の近位にある該側面に、V溝、テーパ溝、およびテーパV溝から選択される溝を備える、請求項9に記載の標識システム。
  11. 前記拘束デバイスは、身体部分クリートアセンブリを備え、該身体部分クリートアセンブリは、前記身体部分の少なくとも一部を受容するための横方向に対向する身体部分クリートを備え、該身体部分クリートは、該身体部分の長手方向の移動を防止するのに十分な力で相互に対して付勢される、請求項9に記載の標識システム。
  12. 前記拘束デバイスは、身体拘束具をさらに備え、該身体拘束具は、前記動物の体幹および頭部のうちの1つ以上を受容するための管、容器、ドーム、または筐体を備える、請求項9に記載の標識システム。
  13. 前記筐体は、前記動物の可視光スペクトル内の光をフィルタにかけ、オプションで、該筐体は、該動物にとって不透明であり、ヒトにとって透明である、請求項12に記載の標識システム。
  14. 前記ロボットアセンブリおよび前記拘束デバイスは、第1の可逆的固定手段によって、相互に対して前記固定された態様で位置付けられる、請求項1に記載の標識システム。
  15. 前記拘束デバイスは、ベースプレートを備え、身体拘束具および身体部分拘束具のうちの1つ以上をさらに備え、
    前記可逆的固定手段は、拘束具ドックを備え、
    該拘束具ドックおよび前記ロボットアセンブリは、相互に対して固定された態様で位置付けられ、
    該拘束具ドックは、該ベースプレートを可逆的に受容するように構成され、
    オプションで、該身体拘束具および身体部分拘束具のうちの1つ以上は、第2の可逆的固定手段によって該ベースプレートに可逆的に固定され、
    オプションで、前記第2の可逆的固定手段は、1つ以上の磁石を備える、請求項14に記載の標識システム。
  16. 前記標識デバイスを用いて標識を付けるための前記1つ以上のアクチュエータは、前記標識デバイスをY軸、θ軸、およびR軸に沿って作動させるように構成される、請求項1に記載の標識システム。
  17. R軸アクチュエータは、前記標識デバイスと前記ロボットアームとの間に位置付けられる、請求項16に記載の標識システム。
  18. 前記標識デバイスを用いて標識を付けるための前記1つ以上のアクチュエータは、サーボモータを備え、前記標識デバイスは、ピストンに連結され、該ピストンは、該標識デバイスの周期的運動のために、クランクアームによって該サーボモータに連結される、請求項1に記載の標識システム。
  19. 前記コントローラは、前記サーボモータを制御するための比例・積分・微分(PID)アルゴリズムを備える、請求項18に記載の標識システム。
  20. 拘束デバイスと、コントローラと、ロボットアセンブリとを備える標識システムであって、
    a.該ロボットアセンブリは、ロボットアームと、該ロボットアームに取り付けられた標識デバイスと、該ロボットアームを操作し、該標識デバイスを用いて標識を付けるための1つ以上のアクチュエータとを備え、
    b.該ロボットアセンブリおよび該拘束デバイスは、相互に対して固定された態様で位置付けられ、
    c.該拘束デバイスは、
    i.プレートアセンブリであって、
    1.動物の身体部分を受容するための第1および第2の対向プレートと、
    2.該第1のプレート内の1つ以上の操作ウィンドウであって、該第1のプレートは、該第2のプレートに対して該標識デバイスの近位にある、操作ウィンドウと、
    3.該第1のプレートに対抗し、該動物の身体部分を挟持するように該第2のプレートを付勢するための付勢手段と、
    4.該動物の身体部分を該プレートアセンブリの周囲に位置付けるためのガイドと
    を備える、プレートアセンブリと、
    ii.該動物の身体部分の少なくとも一部を受容するための対向する尾部クリートを備える、クリートアセンブリと、
    iii.該身体を拘束するための手段を備える、身体拘束具と
    を備え、
    d.該拘束デバイスは、該標識デバイスが基材に標識を付けることができるように配向され、該基材は、該動物の身体部分の一部であり、
    e.該1つ以上のアクチュエータは、Y軸、θ軸、およびR軸に沿って作動し、
    f.該コントローラは、該標識デバイスの位置を制御することと、該1つ以上のアクチュエータを作動させることによって該動物の身体部分の該基材部分に標識を付けることとを行うように構成され、
    g.オプションで、該標識は、生物学的に安全かつ生物学的に永久的な色素から形成される、標識システム。
  21. 請求項1〜20のうちのいずれかに記載の標識システムを用いて動物の身体部分に標識を付けることを含む、標識を付ける方法であって、該動物は、前記拘束デバイス内に拘束され、オプションで、該動物は、マウスである、方法。
  22. 前記拘束デバイスは、身体拘束デバイスと、尾拘束具とを備え、前記標識は、前記動物の尾に適用される、請求項21に記載の方法。
  23. 標識を含む動物であって、該標識は、請求項21に記載の方法によって付けられる、動物。
  24. 前記標識は、前記動物の皮膚の周囲に配置される、請求項23に記載の動物。
  25. 前記動物は、マウスである、請求項23に記載の動物。
  26. 複数の動物を含む集合であって、複数のうちの各動物は、請求項23に記載の動物であり、明確な標識を備える、集合。
  27. 動物またはその身体部分を拘束するための拘束デバイスであって、該拘束デバイスは、身体拘束具と身体部分クリートアセンブリとを備え、
    a.該身体拘束具は、該動物の体幹および頭部のうちの1つ以上を受容するための筐体を備え、
    b.身体部分クリートアセンブリは、該動物の身体部分の少なくとも一部を受容するための横方向に対向する身体部分クリートを備え、該身体部分クリートは、該身体部分の長手方向の移動を防止するのに十分な力で相互に対して付勢され、
    オプションで、該動物は、マウスであり、
    オプションで、該身体部分は、尾である、拘束デバイス。
  28. 前記筐体は、前記動物の可視光スペクトル内の光をフィルタにかけ、オプションで、前記筐体は、前記動物にとって不透明であり、ヒトにとって透明である、請求項27に記載の拘束デバイス。
  29. 前記筐体は、赤く着色されている、請求項28に記載の拘束デバイス。
  30. 前記拘束デバイスを支持体または表面に可逆的に固定するための可逆的固定手段をさらに備える、請求項27に記載の拘束デバイス。
  31. 前記可逆的固定手段は、1つ以上の吸盤、1つ以上の磁石、または1つ以上の接着剤を備える、請求項30に記載の拘束デバイス。
  32. a.前記身体拘束具は、ドーム型筐体を備え、
    b.前記可逆的固定手段は、該ドーム型筐体の基部の周囲に位置付けられる、請求項30に記載の拘束デバイス。
  33. a.前記身体拘束具は、ドーム型筐体を備え、
    b.前記可逆的固定手段は、該ドーム型筐体の基部の周囲に位置付けられる、
    請求項31に記載の拘束デバイス。
  34. 前記筐体は、前記動物の前記可視光スペクトル内の光をフィルタにかけ、オプションで、該筐体は、該動物にとって不透明であり、ヒトにとって透明である、請求項32に記載の拘束デバイス。
  35. 前記筐体は、赤く着色されている、請求項34に記載の拘束デバイス。
  36. 前記動物の前記可視光スペクトル内の光をフィルタにかけ、オプションで、前記筐体は、該動物にとって不透明であり、ヒトにとって透明である、請求項33に記載の拘束デバイス。
  37. 前記筐体は、赤く着色されている、請求項36に記載の拘束デバイス。
  38. 前記身体部分クリートアセンブリは、前記身体部分クリートが、前記動物の体幹の近位にある場所で前記身体部分に接触するように、前記身体拘束具に並置される、請求項27〜37のうちのいずれかに記載の拘束デバイス。
  39. 前記筐体は、前記動物の前記体幹を受容するようにサイズ決定および構成され、ポートを備え、該ポートは、該ポートを通る前記身体部分の通過を許容し、該体幹の大部分の通過を阻止するようにサイズ決定される、請求項27〜37のうちのいずれかに記載の拘束デバイス。
  40. 前記身体部分クリートアセンブリは、前記身体部分クリートが、前記動物の体幹の近位にある場所で前記身体部分に接触するように、前記身体拘束具に並置される、いずれかの請求項39に記載の拘束デバイス。
  41. 第1のプライと、第2のプライと、第3のプライとを備える、媒体転写アセンブリであって、
    a.該第1のプライは、色素を含み、
    b.該第1のプライは、該第2のプライと該第3のプライとの間で層状であり、
    c.該第1のプライおよび該第3のプライの各々は、そこを通る実質的な水蒸気の透過を阻止するのに十分な水蒸気透過率(WVTR)を提供する厚さを有する材料を備え、
    オプションで、該第1のプライおよび該第3のプライの各々は、プラスチックを含む、媒体転写アセンブリ。
  42. 前記WVTRは、約0.1〜約3.5グラム/100平方インチ/24時間である、請求項41に記載の媒体転写アセンブリ。
  43. 前記WVTRは、約0.3+/−約10%、約20%、約30%、約40%、または約50%である、請求項42に記載の媒体転写アセンブリ。
  44. 第2および第3のプライの各々は、約50%〜約90%の引張弾性率を備える、請求項41に記載の媒体転写アセンブリ。
  45. 前記引張弾性率は、約60%〜約80%である、請求項44に記載の媒体転写アセンブリ。
  46. 前記第2および第3のプライの各々は、約10lb〜約30lbの穿刺強度を備える、請求項41に記載の媒体転写アセンブリ。
  47. 前記第2および第3のプライの各々は、約15lb+/−約10%、約20%、または約30%の穿刺強度を備える、請求項41に記載の媒体転写アセンブリ。
  48. 前記第2および第3のプライの各々は、約50%〜約90%の引張弾性率を備える、請求項42に記載の媒体転写アセンブリ。
  49. 前記引張弾性率は、約60%〜約80%である、請求項48に記載の媒体転写アセンブリ。
  50. 前記第2および第3のプライの各々は、約10lb〜約30lbの穿刺強度を備える、請求項42に記載の媒体転写アセンブリ。
  51. 前記第2および第3のプライの各々は、約15lb+/−約10%、約20%、または約30%の穿刺強度を備える、請求項42に記載の媒体転写アセンブリ。
  52. 前記第2および第3のプライの各々は、約10lb〜約30lbの穿刺強度を備える、請求項48に記載の媒体転写アセンブリ。
  53. 前記第2および第3のプライの各々は、約15lb+/−約10%、約20%、または約30%の穿刺強度を備える、請求項48に記載の媒体転写アセンブリ。
  54. 前記第2のプライおよび前記第3のプライのうちの少なくとも1つは、ポリエステル、ポリアルキレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリエステル型プラスチック、ポリアミド、およびポリナイロンから選択されるプラスチックを含む、請求項41に記載の媒体転写アセンブリ。
  55. 前記第2のプライおよび前記第3のプライのうちの少なくとも1つは、
    a.ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート、またはポリエステル型のプラスチックと、
    b.約0.003インチ+/−約5%、約10%、約20%、または約30%の厚さと
    を備える、請求項41に記載の媒体転写アセンブリ。
  56. 前記第2のプライおよび前記第3のプライのうちの少なくとも1つは、
    a.ポリナイロンと、
    b.約3mm+/−約5%、約10%、約20%、または約30%の厚さと
    を備える、請求項41に記載の媒体転写アセンブリ。
  57. 前記第1のプライはさらに、マトリクス、固体支持体、および分散剤から選択される色素担体を含む、請求項41〜56のうちのいずれかに記載の媒体転写アセンブリ。
  58. 前記色素担体は、吸い上げ担体、吸収性担体、粘着性担体、増粘性担体、マトリクス担体、静電担体、および色素親和性担体から選択される、請求項57に記載の媒体転写アセンブリ。
  59. 前記色素担体は、ライスペーパー、発泡体、スポンジ、ゲル、静電コーティング、または色素親和性コーティングを含む、請求項57に記載の媒体転写アセンブリ。
  60. 前記色素担体は、ライスペーパー、発泡体、スポンジ、ゲル、静電コーティング、または色素親和性コーティングを含む、請求項58に記載の媒体転写アセンブリ。
  61. 剛性または半剛性のフレームをさらに備える、請求項41〜56のうちのいずれかに記載の媒体転写アセンブリ。
  62. 剛性または半剛性のフレームをさらに備える、請求項57に記載の媒体転写アセンブリ。
  63. 剛性または半剛性のフレームをさらに備える、請求項58に記載の媒体転写アセンブリ。
  64. 剛性または半剛性のフレームをさらに備える、請求項59に記載の媒体転写アセンブリ。
  65. 剛性または半剛性のフレームをさらに備える、請求項60に記載の媒体転写アセンブリ。
  66. 前記拘束デバイスは、前記動物の身体部分を受容するための第1および第2の対向プレートを備える、身体部分プレートアセンブリを備える、請求項1〜6のうちのいずれかに記載の標識システム。
  67. 前記身体部分プレートアセンブリは、
    a.該身体部分の前記基材部分を受容するように構成され、
    b.前記第1のプレート内に1つ以上の操作ウィンドウを備え、該第1のプレートは、前記第2のプレートに対して前記標識デバイスの近位にあり、
    オプションで、該標識デバイスは、前記1つ以上の操作ウィンドウのうちの1つの操作ウィンドウを介して動かすことによって、前記身体部分の前記基材部分に標識を付けることができる、請求項66に記載の標識システム。
  68. 前記拘束デバイスは、前記第2のプレートを前記第1のプレートに対して付勢するための付勢手段を備え、オプションで、
    該付勢手段は、弾性付勢手段であるか、または
    該付勢手段は、拘束されたときに、前記身体部分の円錐または先細基材部分が前記第1のプレートと同一平面上に並置されるように、前記第1のプレートに対して前記第2のプレートの配向を一致させるための適合性付勢手段である、請求項67に記載の標識システム。
  69. 前記身体部分プレートアセンブリは、前記動物の身体部分を前記身体プレートアセンブリの周囲に位置付けるためのガイドを備え、オプションで、
    a.前記第1のプレートは、該身体部分の近位にある側面に溝を備えるか、または、
    b.該第1のプレートは、該身体部分の近位にある該側面に放射状の溝を備え、
    オプションで、
    c.前記第2のプレートは、該身体部分の近位にある該側面に溝を備えるか、または、
    d.該第2のプレートは、該身体部分の近位にある該側面に、V溝、テーパ溝、およびテーパV溝から選択される溝を備える、請求項68に記載の標識システム。
  70. 前記拘束デバイスは、身体部分クリートアセンブリを備え、該身体部分クリートアセンブリは、前記身体部分の少なくとも一部を受容するための横方向に対向する身体部分クリートを備え、該身体部分クリートは、該身体部分の長手方向の移動を防止するのに十分な力で相互に対して付勢される、請求項68に記載の標識システム。
  71. 前記拘束デバイスは、身体拘束具をさらに備え、該身体拘束具は、前記動物の体幹および頭部のうちの1つ以上を受容するための管、容器、ドーム、または筐体を備える、請求項68に記載の標識システム。
  72. 前記筐体は、前記動物の可視光スペクトル内の光をフィルタにかけ、オプションで、該筐体は、該動物にとって不透明であり、ヒトにとって透明である、請求項71に記載の標識システム。
  73. 前記拘束デバイスは、身体部分クリートアセンブリを備え、該身体部分クリートアセンブリは、前記身体部分の少なくとも一部を受容するための横方向に対向する身体部分クリートを備え、該身体部分クリートは、該身体部分の長手方向の移動を防止するのに十分な力で相互に対して付勢される、請求項1〜10のうちのいずれかに記載の標識システム。
  74. 前記拘束デバイスは、身体拘束具をさらに備え、該身体拘束具は、前記動物の前記体幹および前記頭部のうちの1つ以上を受容するための管、容器、ドーム、または筐体を備える、請求項1〜11に記載の標識システム。
  75. 前記筐体は、前記動物の可視光スペクトル内の光をフィルタにかけ、オプションで、該筐体は、該動物にとって不透明であり、ヒトにとって透明である、請求項74に記載の標識システム。
  76. 前記拘束デバイスは、身体拘束具をさらに備え、該身体拘束具は、前記動物の前記体幹および前記頭部のうちの1つ以上を受容するための管、容器、ドーム、または筐体を備える、請求項73に記載の標識システム。
  77. 前記筐体は、前記動物の可視光スペクトル内の光をフィルタにかけ、オプションで、該筐体は、該動物にとって不透明であり、ヒトにとって透明である、請求項76に記載の標識システム。
  78. 前記ロボットアセンブリおよび前記拘束デバイスは、第1の可逆的固定手段によって、相互に対して前記固定された態様で位置付けられる、請求項1〜13のうちのいずれかに記載の標識システム。
  79. 前記拘束デバイスは、ベースプレートを備え、身体拘束具および身体部分拘束具のうちの1つ以上をさらに備え、
    前記可逆的固定手段は、拘束具ドックを備え、
    該拘束具ドックおよび前記ロボットアセンブリは、相互に対して固定された態様で位置付けられ、
    該拘束具ドックは、該ベースプレートを可逆的に受容するように構成され、
    オプションで、該身体拘束具および身体部分拘束具のうちの1つ以上は、第2の可逆的固定手段によって該ベースプレートに可逆的に固定され、
    オプションで、該第2の可逆的固定手段は、1つ以上の磁石を備える、請求項78に記載の標識システム。
  80. 前記ロボットアセンブリおよび前記拘束デバイスは、第1の可逆的固定手段によって、相互に対して前記固定された態様で位置付けられる、請求項66に記載の標識システム。
  81. 前記拘束デバイスは、ベースプレートを備え、身体拘束具および身体部分拘束具のうちの1つ以上をさらに備え、
    前記可逆的固定手段は、拘束具ドックを備え、
    該拘束具ドックおよび前記ロボットアセンブリは、相互に対して固定された態様で位置付けられ、
    該拘束具ドックは、該ベースプレートを可逆的に受容するように構成され、
    オプションで、該身体拘束具および身体部分拘束具のうちの1つ以上は、第2の可逆的固定手段によって該ベースプレートに可逆的に固定され、
    オプションで、該第2の可逆的固定手段は、1つ以上の磁石を備える、請求項80に記載の標識システム。
  82. 前記ロボットアセンブリおよび前記拘束デバイスは、第1の可逆的固定手段によって、相互に対して前記固定された態様で位置付けられる、請求項73に記載の標識システム。
  83. 前記拘束デバイスは、ベースプレートを備え、また身体拘束具および身体部分拘束具のうちの1つ以上をさらに備え、
    前記可逆的固定手段は、拘束具ドックを備え、
    該拘束具ドックおよび前記ロボットアセンブリは、相互に対して固定された態様で位置付けられ、
    該拘束具ドックは、該ベースプレートを可逆的に受容するように構成され、
    オプションで、該身体拘束具および身体部分拘束具のうちの1つ以上は、第2の可逆的固定手段によって該ベースプレートに可逆的に固定され、
    オプションで、該第2の可逆的固定手段は、1つ以上の磁石を備える、請求項82に記載の標識システム。
  84. 前記ロボットアセンブリおよび前記拘束デバイスは、第1の可逆的固定手段によって、相互に対して前記固定された態様で位置付けられる、請求項74に記載の標識システム。
  85. 前記拘束デバイスは、ベースプレートを備え、身体拘束具および身体部分拘束具のうちの1つ以上をさらに備え、
    前記可逆的固定手段は、拘束具ドックを備え、
    該拘束具ドックおよび前記ロボットアセンブリは、相互に対して固定された態様で位置付けられ、
    該拘束具ドックは、該ベースプレートを可逆的に受容するように構成され、
    オプションで、該身体拘束具および身体部分拘束具のうちの1つ以上は、第2の可逆的固定手段によって該ベースプレートに可逆的に固定され、
    オプションで、該第2の可逆的固定手段は、1つ以上の磁石を備える、請求項84に記載の標識システム。
  86. 前記標識デバイスを用いて標識を付けるための前記1つ以上のアクチュエータは、該標識デバイスをY軸、θ軸、およびR軸に沿って作動させるように構成される、請求項1〜15のうちのいずれかに記載の標識システム。
  87. R軸アクチュエータは、前記標識デバイスと前記ロボットアームとの間に位置付けられる、請求項86に記載の標識システム。
  88. Rアクチュエータは、サーボモータを備え、前記標識デバイスは、ピストンに連結され、該ピストンは、該標識デバイスの周期的運動のために、クランクアームによって該サーボモータに連結される、請求項87に記載の標識システム。
  89. 前記標識デバイスを用いて標識を付けるための前記1つ以上のアクチュエータは、該標識デバイスをY軸、θ軸、およびR軸に沿って作動させるように構成される、請求項66に記載の標識システム。
  90. R軸アクチュエータは、前記標識デバイスと前記ロボットアームとの間に位置付けられる、請求項89に記載の標識システム。
  91. Rアクチュエータは、サーボモータを備え、前記標識デバイスは、ピストンに連結され、該ピストンは、該標識デバイスの周期的運動のために、クランクアームによって該サーボモータに連結される、請求項90に記載の標識システム。
  92. 前記標識デバイスを用いて標識を付けるための前記1つ以上のアクチュエータは、該標識デバイスをY軸、θ軸、およびR軸に沿って作動させるように構成される、請求項73に記載の標識システム。
  93. R軸アクチュエータは、前記標識デバイスと前記ロボットアームとの間に位置付けられる、請求項92に記載の標識システム。
  94. Rアクチュエータは、サーボモータを備え、前記標識デバイスは、ピストンに連結され、該ピストンは、該標識デバイスの周期的運動のために、クランクアームによって該サーボモータに連結される、請求項93に記載の標識システム。
  95. 前記標識デバイスを用いて標識を付けるための前記1つ以上のアクチュエータは、該標識デバイスをY軸、θ軸、およびR軸に沿って作動させるように構成される、請求項74に記載の標識システム。
  96. R軸アクチュエータは、前記標識デバイスと前記ロボットアームとの間に位置付けられる、請求項95に記載の標識システム。
  97. Rアクチュエータは、サーボモータを備え、前記標識デバイスは、ピストンに連結され、該ピストンは、該標識デバイスの周期的運動のために、クランクアームによって該サーボモータに連結される、請求項96に記載の標識システム。
  98. 前記標識デバイスを用いて標識を付けるための前記1つ以上のアクチュエータは、サーボモータを備え、該標識デバイスは、ピストンに連結され、該ピストンは、該標識デバイスの周期的運動のために、クランクアームによって前記サーボモータに連結される、請求項1〜17のうちのいずれかに記載の標識システム。
  99. 前記標識デバイスを用いて標識を付けるための前記1つ以上のアクチュエータは、サーボモータを備え、該標識デバイスは、ピストンに連結され、該ピストンは、該標識デバイスの周期的運動のために、クランクアームによって該サーボモータに連結される、請求項66に記載の標識システム。
  100. 前記標識デバイスを用いて標識を付けるための前記1つ以上のアクチュエータは、サーボモータを備え、該標識デバイスは、ピストンに連結され、該ピストンは、該標識デバイスの周期的運動のために、クランクアームによって該サーボモータに連結される、請求項73に記載の標識システム。
  101. 前記標識デバイスを用いて標識を付けるための前記1つ以上のアクチュエータは、サーボモータを備え、該標識デバイスは、ピストンに連結され、該ピストンは、該標識デバイスの周期的運動のために、クランクアームによって該サーボモータに連結される、請求項74に記載の標識システム。
JP2012528056A 2009-09-02 2010-09-02 動物の標識デバイス、転写アセンブリおよび有用な拘束具 Withdrawn JP2013503641A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US23943009P 2009-09-02 2009-09-02
US61/239,430 2009-09-02
PCT/US2010/047712 WO2011028926A2 (en) 2009-09-02 2010-09-02 Animal marking devices, transfer assemblies, and useful restraints

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2013503641A true JP2013503641A (ja) 2013-02-04

Family

ID=43649966

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012528056A Withdrawn JP2013503641A (ja) 2009-09-02 2010-09-02 動物の標識デバイス、転写アセンブリおよび有用な拘束具

Country Status (5)

Country Link
US (1) US9253963B2 (ja)
EP (1) EP2523548A4 (ja)
JP (1) JP2013503641A (ja)
CN (1) CN102740687B (ja)
WO (1) WO2011028926A2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016512036A (ja) * 2013-03-15 2016-04-25 ソマーク イノベーションズ,インク. 超小型電子の動物識別
KR102038991B1 (ko) * 2019-07-30 2019-10-31 박성걸 소동물 미정맥 투여 또는 채혈 보정장치
KR20190131825A (ko) * 2018-05-17 2019-11-27 서울대학교산학협력단 실험용 동물 고정장치
US11240992B2 (en) 2016-02-11 2022-02-08 Somark Group Limited Radio device for implantation in an animal
US11330798B2 (en) 2017-10-12 2022-05-17 Somark Group Limited RFID tag insertion cartridge and an RFID tag insertion tool

Families Citing this family (36)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8220415B2 (en) * 2007-09-05 2012-07-17 Li-Cor, Inc. Modular animal imaging apparatus
EP2523548A4 (en) 2009-09-02 2018-05-02 Somark Innovations, Inc. Animal marking devices, transfer assemblies, and useful restraints
US8965619B2 (en) 2010-12-15 2015-02-24 Symbotic, LLC Bot having high speed stability
US9561905B2 (en) 2010-12-15 2017-02-07 Symbotic, LLC Autonomous transport vehicle
US9499338B2 (en) 2010-12-15 2016-11-22 Symbotic, LLC Automated bot transfer arm drive system
US9510783B2 (en) 2011-09-26 2016-12-06 The Regents Of The University Of California System for vascular access in laboratory animals
EP2840890A4 (en) * 2012-04-24 2015-12-30 Somark Innovations Inc ANIMAL MARKING DEVICES, TRANSFER ASSEMBLIES AND USEFUL RETENTION DEVICES
US9832972B2 (en) * 2013-03-15 2017-12-05 The United States Of America, As Represented By The Secretary Of The Navy Electrosprayer for arthropod tagging
CN103479447B (zh) * 2013-09-30 2015-12-02 中国科学院深圳先进技术研究院 麻醉辅助装置
CN104083229B (zh) * 2014-07-22 2015-11-18 山西医科大学 一种针灸用大鼠固定器
US9578853B1 (en) * 2015-09-30 2017-02-28 Vium, Inc Coding for animal ID marking
US10455808B1 (en) * 2015-09-30 2019-10-29 Vium, Inc Animal marking machine
CN105360002A (zh) * 2015-12-15 2016-03-02 苏州药明康德新药开发股份有限公司 新生乳鼠标记方法
CN105361972B (zh) * 2015-12-18 2017-05-31 电子科技大学 林麝固定装置及其固定方法
CN105519450B (zh) * 2015-12-31 2019-11-01 宿州滋原科技咨询有限公司 一种定位器安装设备
CN105830944B (zh) * 2016-05-27 2022-10-04 上海睿通机器人自动化股份有限公司 一种圆形耳标自动组装机
JP6181251B1 (ja) * 2016-07-21 2017-08-16 督規 谷浦 動物用保定具
US9984268B2 (en) * 2016-08-31 2018-05-29 Vium, Inc. Code for animal ID marking
US10275686B2 (en) * 2016-10-30 2019-04-30 Vium, Inc. Method of reading arbitrary symbols
WO2019071319A1 (en) * 2017-10-12 2019-04-18 Somark Group Limited APPARATUS AND METHOD FOR PENETRATING AN ANIMAL USING A CONTAMINATION BARRIER
US10586138B2 (en) 2017-11-02 2020-03-10 International Business Machines Corporation Dynamic thermoelectric quick response code branding
US10789432B2 (en) * 2017-12-20 2020-09-29 Vium, Inc Tracklets
US10430620B2 (en) 2018-02-26 2019-10-01 International Business Machines Corporation Dynamic thermoelectric image branding
CN108904093B (zh) * 2018-07-23 2023-05-23 上海市第一人民医院 一种精确性制造大鼠股骨骨不连模型的机械手术平台
CN109011023B (zh) * 2018-08-21 2021-07-09 姜道友 一种基于互联网的家畜疫苗自动注射装置
CN109394378B (zh) * 2018-11-23 2023-09-26 佛山科学技术学院 一种新型的家禽保定手术台
CN109549822B (zh) * 2019-01-21 2024-07-16 上海市同济医院 小动物肢体被动运动训练机
CN110141392A (zh) * 2019-06-18 2019-08-20 东莞市慧德自动化设备有限公司 一种自动断喙、注射一体机
CN110349494B (zh) * 2019-07-22 2024-03-26 杭州沃朴物联科技有限公司 一种防伪溯源的管理装置及其组装方法
CN111558110A (zh) * 2020-05-14 2020-08-21 华中科技大学同济医学院附属协和医院 一种自动微量注射装置及其控制方法
CN112616684B (zh) * 2020-12-17 2022-05-27 赵亚华 一种畜牧养殖用设备及其方法
CN113456158B (zh) * 2021-07-29 2022-07-29 复旦大学 一种动物坐骨神经结扎装置
US20230062009A1 (en) * 2021-08-25 2023-03-02 PLASBIO Co.,Ltd Experimental animal restrainer applicable to various drug administration method
CN115005117B (zh) * 2022-01-20 2023-04-07 山东中医药大学 一种适用于啮齿类动物的手持式尾部标号仪
CN114902972B (zh) * 2022-01-24 2024-01-23 山东中医药大学 一种智能大小鼠尾部标号仪
CN114642515B (zh) * 2022-03-23 2022-11-01 湖北文理学院 一种基于葛根对大鼠成骨细胞增殖分化影响的血清药理学实验研究用的抓取装置及其方法

Family Cites Families (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
PL199673A1 (pl) * 1976-07-28 1978-04-10 Itt Urzadzenie do znakowania tuszy zwierzecej
NL7906689A (nl) 1979-09-06 1981-03-10 Dawsonville Corp Nv Tatoueerinrichting.
US4440078A (en) 1981-12-08 1984-04-03 Mccrery Jr David N Adjustable electrically controlled livestock marking apparatus
US5002548A (en) * 1986-10-06 1991-03-26 Bio Medic Data Systems, Inc. Animal marker implanting system
US4787382A (en) * 1987-07-24 1988-11-29 Soficorp Scientifique Inc. Apparatus for anaesthetizing an animal
AU5745298A (en) 1997-02-12 1998-09-08 Markus Zeitler Process and device for identifying animals
US6013122A (en) 1998-08-18 2000-01-11 Option Technologies, Inc. Tattoo inks
US6341831B1 (en) * 1999-03-09 2002-01-29 Paul J. Weber Skin decoration apparatus and method
DK1381271T3 (da) * 2001-04-17 2006-06-12 Mehmet Kurt Automatisk systembaseret dyretræningsanordning
US20040220527A1 (en) * 2001-05-29 2004-11-04 Buckley Paul Fleming Animal treatment and marking system
JP4054760B2 (ja) * 2001-07-04 2008-03-05 アレイス トラキット ピーティーワイ リミテッド 追跡マーキングシステム
US7366333B2 (en) * 2002-11-11 2008-04-29 Art, Advanced Research Technologies, Inc. Method and apparatus for selecting regions of interest in optical imaging
US6901885B1 (en) * 2004-01-29 2005-06-07 Crystal Spring Colony Farms Ltd. Apparatus for applying a tattoo to a hog prior to market
NZ532931A (en) * 2004-05-14 2007-12-21 Allflex New Zealand Improvements in animal identification marking
US20060177649A1 (en) * 2005-02-07 2006-08-10 Clark Mark D Methods of blocking stains on a substrate to be painted, and composites suitable for use in such methods
WO2008054874A2 (en) 2006-05-12 2008-05-08 Brown University Particles with high uniform loading of nanoparticles and methods of preparation thereof
EP1911347A1 (en) * 2006-10-12 2008-04-16 Advance Design Ltd. An ear marking arrangement and a method for ear marking a number of animals
US8036448B2 (en) 2007-04-05 2011-10-11 Restoration Robotics, Inc. Methods and devices for tattoo application and removal
CN101057561A (zh) * 2007-05-21 2007-10-24 刘富来 家畜安全生产自动监控系统及方法
EP2523548A4 (en) 2009-09-02 2018-05-02 Somark Innovations, Inc. Animal marking devices, transfer assemblies, and useful restraints
EP2840890A4 (en) 2012-04-24 2015-12-30 Somark Innovations Inc ANIMAL MARKING DEVICES, TRANSFER ASSEMBLIES AND USEFUL RETENTION DEVICES

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016512036A (ja) * 2013-03-15 2016-04-25 ソマーク イノベーションズ,インク. 超小型電子の動物識別
US11240992B2 (en) 2016-02-11 2022-02-08 Somark Group Limited Radio device for implantation in an animal
US11330798B2 (en) 2017-10-12 2022-05-17 Somark Group Limited RFID tag insertion cartridge and an RFID tag insertion tool
KR20190131825A (ko) * 2018-05-17 2019-11-27 서울대학교산학협력단 실험용 동물 고정장치
KR102076321B1 (ko) 2018-05-17 2020-02-11 서울대학교산학협력단 실험용 동물 고정장치
KR102038991B1 (ko) * 2019-07-30 2019-10-31 박성걸 소동물 미정맥 투여 또는 채혈 보정장치
WO2021020759A1 (ko) * 2019-07-30 2021-02-04 박성걸 소동물 미정맥 투여 또는 채혈 보정장치

Also Published As

Publication number Publication date
EP2523548A4 (en) 2018-05-02
US9253963B2 (en) 2016-02-09
WO2011028926A2 (en) 2011-03-10
WO2011028926A3 (en) 2011-07-21
EP2523548A2 (en) 2012-11-21
US20120226288A1 (en) 2012-09-06
CN102740687B (zh) 2015-01-07
CN102740687A (zh) 2012-10-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2013503641A (ja) 動物の標識デバイス、転写アセンブリおよび有用な拘束具
JP6376570B2 (ja) 超小型電子の動物識別
US11633181B2 (en) System and method for increased operating room efficiency
US10485534B2 (en) Systems and methods for increased operating room efficiency
US20120285056A1 (en) System and Method for Maintaining Animal Ear Tags
US9700016B2 (en) Animal marking devices, transfer assemblies, and useful restraints
CA2280802A1 (en) Process and device for identifying animals
US6612262B2 (en) Animal tattoo device
JP2010203840A (ja) 体液採取装置
NL8702889A (nl) Werkwijze voor het aanbrengen van een merkteken voor het herkennen van dieren.
KR101686050B1 (ko) 가축 예방접종용 카트리지
US3770182A (en) Animal marking apparatus and method

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20131105