JP2013228423A - 立体回路基板および光通信モジュール - Google Patents
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Abstract
【課題】光ファイバに対する光軸合わせを確実に行える立体回路基板および光通信モジュールを提供する。
【解決手段】立体回路基板12において、回路基板14に面接触可能な底面15と、底面15に隣り合うとともに底面15に対して直交する第1側面16と、底面15に隣り合うとともに第1側面16とは反対側の第2側面17とを有する本体13と、第1側面16に形成され、光素子11を実装可能な実装パターンと、第1側面16において実装パターンに接続された第1配線パターンと、第2側面17において第1配線パターンに導通する第2配線パターンと、底面15において第2配線パターンに接続され、回路基板14に対して導通可能であるとともに本体13を回路基板14に対して固定可能な固定用パターンと、第1側面16に設けられ、本体13に接続可能なコネクタ18に対して、コネクタ18の接続方向に沿って凹凸係合する係合部19と、を設けた。
【選択図】図1
【解決手段】立体回路基板12において、回路基板14に面接触可能な底面15と、底面15に隣り合うとともに底面15に対して直交する第1側面16と、底面15に隣り合うとともに第1側面16とは反対側の第2側面17とを有する本体13と、第1側面16に形成され、光素子11を実装可能な実装パターンと、第1側面16において実装パターンに接続された第1配線パターンと、第2側面17において第1配線パターンに導通する第2配線パターンと、底面15において第2配線パターンに接続され、回路基板14に対して導通可能であるとともに本体13を回路基板14に対して固定可能な固定用パターンと、第1側面16に設けられ、本体13に接続可能なコネクタ18に対して、コネクタ18の接続方向に沿って凹凸係合する係合部19と、を設けた。
【選択図】図1
Description
本発明は、立体回路基板および光通信モジュールに関する。
情報機器で伝送される情報量の増加により、大容量伝達の可能な光通信が必要になってきている。これに伴い、電気信号と光信号とを相互変換する製造容易で安価な光通信モジュールが必要とされている(例えば特許文献1参照)。図7に示す従来の光通信モジュール100は、筐体101に、実装基板102が固定される。実装基板102には、レーザダイオードやフォトダイオード等の光素子103が実装される。また、実装基板102にはレンズ104を保持するレンズホルダ105が設けられる。このように構成される光通信モジュール100は、回路基板106に固定される。光素子103に接続された実装基板102の配線は、FPC等の接続用回路体107によって導出されて回路基板106の回路と接続される。回路基板106に固定された光通信モジュール100の筐体101には、光ファイバ108の端部に設けられたコネクタ109が結合される。コネクタ109と筐体101とは、結合面でのコネクタハウジング110と筐体101との嵌合構造等によって位置決めされる。これにより、光素子103と光ファイバ108とが光軸合わせされ、送信光、受信光の送受が行われる。
しかしながら、従来の光通信モジュール100は、光素子103と実装基板102との位置決め、実装基板102と筐体101との位置決め、筐体101とコネクタ109との位置決めをする所謂、光軸合わせ(光軸調整)が必要であった。これらの位置決めには共通の基準位置がなく、個々の部品成形や部品組立の際の誤差が積み上げられるため、高い位置決め精度、即ち、光軸合わせの実現が困難であった。また、回路基板106と、光素子103を実装する実装基板102は、垂直の位置関係であるため、電気的な接続と垂直の精度を確保するために生産性やコスト面に課題があった。さらに、接続用回路体107が長いことは、電磁ノイズの影響を増大させ、高速通信の障害となった。
本発明は上記状況に鑑みてなされたもので、その目的は、光ファイバに対する光軸合わせを確実に行える立体回路基板および光通信モジュールを提供することにある。
本発明の立体回路基板は、回路基板に面接触可能な底面と、前記底面に隣り合うとともに前記底面に対して直交する第1側面と、前記底面に隣り合うとともに前記第1側面とは反対側を向く第2側面とを有する本体と、前記第1側面に形成され、光素子を実装可能な実装パターンと、前記第1側面において前記実装パターンに接続された第1配線パターンと、前記第2側面において前記第1配線パターンに導通する第2配線パターンと、前記底面において前記第2配線パターンに接続され、前記回路基板に対して導通可能であるとともに前記本体を前記回路基板に対して固定可能な固定用パターンと、前記第1側面に設けられ、前記本体に接続可能なコネクタに対して、前記コネクタの接続方向に沿って凹凸係合する係合部と、を備えるものである。
また、本発明の光通信モジュールは、回路基板に面接触可能な底面と、前記底面に隣り合うとともに前記底面に対して直交する第1側面と、前記底面に隣り合うとともに前記第1側面とは反対側を向く第2側面とを有する本体と、前記第1側面に形成された実装パターンに実装される光素子と、前記第1側面において前記実装パターンに接続された第1配線パターンと、前記第2側面において前記第1配線パターンに導通する第2配線パターンと、前記底面において前記第2配線パターンに接続され、前記回路基板に対して導通可能であるとともに前記本体を前記回路基板に対して固定可能な固定用パターンと、前記第1側面に設けられ、前記本体に接続可能なコネクタに対して、前記コネクタの接続方向に沿って凹凸係合する係合部と、を備えるものである。
さらに、本発明の光通信モジュールは、前記本体に制御用ICが実装されているものである。
さらに、本発明の光通信モジュールは、前記第2側面に前記制御用ICが実装されているものである。
さらに、本発明の光通信モジュールは、前記係合部が、前記第1側面に設けられた凹部であるものである。
さらに、本発明の光通信モジュールは、前記係合部が、前記第1側面および前記第2側面の間を連通する貫通孔であるものである。
さらに、本発明の光通信モジュールは、前記第1配線パターンおよび前記第2配線パターンが、前記貫通孔の内面に形成された連結回路パターンにより連結されているものである。
さらに、本発明の光通信モジュールは、前記実装パターンが略矩形状であるとともに、それぞれのパターン縁部の中央部に面方向に沿って突出する突部が設けられているものである。
さらに、本発明の光通信モジュールは、前記回路基板に設けられた固定孔に挿通可能な挿通ピンが前記底面に設けられているものである。
さらに、本発明の光通信モジュールは、前記第1側面の周縁に沿って凹状の段差部が設けられているものである。
本発明に係る立体回路基板および光通信モジュールによれば、光ファイバに対する光軸合わせを確実に行うことができる。
以下、本発明に係る実施形態について、図面を用いて説明する。
図1は本発明に係る第1実施形態の光通信モジュールが回路基板に固定されコネクタに結合された状態を表す要部を階段状に切り欠いた断面図、図2は図1に示したコネクタの結合面側を見た斜視図、図3は光通信モジュールを第1側面の方向から見た斜視図、図4は光通信モジュールを第2側面の方向から見た斜視図、図5は本体成形時のひけを説明する模式図である。
第1実施形態に係る光通信モジュール10は、レーザダイオードやフォトダイオード等の光素子11が、立体回路基板12に実装されて成る。立体回路基板12は、本体13が樹脂材料を射出成形することにより形成される。本体13は、回路基板14に面接触可能な底面15と、底面15に隣り合うとともに底面15に対して直交する第1側面16と、底面15に隣り合うとともに第1側面16とは反対側を向く第2側面17とを有する。このような本体形状の一例としては、図例のように第1側面16と第2側面17とが厚み方向に離間する薄厚扁平な六面体形状が挙げられる。
第1側面16には、本体13に接続可能なコネクタ18に対して、コネクタ18の接続方向に沿って凹凸係合する係合部19が形成される。係合部19は、第1側面16に設けられた例えば凹部にできる。凹部は一箇所でよいが、一対設けられることが好ましい。
係合部19が、凹凸係合のうち凹部となることで、この凹凸係合の係合相手となるコネクタ18には凸部が設けられる。凸部は、位置決めピン20として形成されることが好適となる。本発明において、位置決めピン20は、特に小径、高精度、高強度でなければならない。この位置決めピン20がコネクタ側となり、本体側が凹部となることで、本体13は成形時の制約が少なくなり、生産性が高められる。
第1実施形態において、係合部19は、第1側面16および第2側面17の間を連通する凹部である貫通孔21として形成される。
本体13に貫通孔21が形成されることで、第1側面16と第2側面17とに挟まれる本体13の外周面以外に、第1側面16と第2側面17とを連続させる新たな面、即ち、貫通孔21の内面22が設けられる。この内面22は、包囲されるので、他部材の接触等の緩衝を受けにくくできる。本構成では、この貫通孔21が共通の基準位置である位置決め孔となる。また、本体13は、貫通孔21が形成されることで、第1側面16と第2側面17とが最短距離で連続可能となる。
第1実施形態では、係合部19が、貫通孔21と、長円貫通孔23とからなる。長円貫通孔23は、孔同士の中心を通る線に沿う長孔であり、短径側が位置決めピン20と遊びなく嵌合され、長径側が位置決めピン20に対してクリアランス24を有している。本体13は、貫通孔21と長円貫通孔23とに、コネクタ18に設けられる一対の位置決めピン20が挿入される。クリアランス24は、本体13の成形時に、伸縮により生じる寸法のバラツキを許容可能としている。
第1側面16の中央部には、光素子11を実装可能な実装パターン25が形成される。また、実装パターン25の周りの第1側面16には、光素子11に接続される第1配線パターン26が形成される。
なお、第1配線パターン26と実装パターン25は接続されていても良いが、少なくとも接続されていないものが一箇所以上存在する。
一方、第2側面17には、第1配線パターン26に導通する第2配線パターン27が形
成される。また、第2側面17の中央部には、第2配線パターン27に囲まれるようにしてIC用実装パターン28が形成される。本体13の底面15には、第2配線パターン27に接続され、回路基板14に対して導通可能であるとともに、本体13を回路基板14に対して固定可能な固定用パターン29が形成される。固定用パターン29は、図例のように、底面15と第2側面17とに連続するL字形状に形成され、はんだとの接触面積が広く確保され、直交二方向となることで、回路基板14に対し高い固定強度が得られるようになされている。
成される。また、第2側面17の中央部には、第2配線パターン27に囲まれるようにしてIC用実装パターン28が形成される。本体13の底面15には、第2配線パターン27に接続され、回路基板14に対して導通可能であるとともに、本体13を回路基板14に対して固定可能な固定用パターン29が形成される。固定用パターン29は、図例のように、底面15と第2側面17とに連続するL字形状に形成され、はんだとの接触面積が広く確保され、直交二方向となることで、回路基板14に対し高い固定強度が得られるようになされている。
立体回路基板12は、第1配線パターン26および第2配線パターン27が、貫通孔21の内面22に形成された連結回路パターン30により連結されている。この連結回路パターン30は、射出成形品の表面に立体的な電気回路を直接的に形成するMID(Molded
Interconnected Device)技術によって形成される。MID技術は、従来の二次元回路とは異なり、傾斜面、垂直面、曲面、成形体内部の貫通孔21等にも回路を付加する。MIDには、特に特開2008−159942号公報(段落0002〜0003)、特開2011−134777号公報(段落0003)に開示される微細複合加工技術であるMIPTEC(登録商標)(Microscopic Integrated Processing Technology)を用いることができる。MIPTECは、射出成形品の表面に電気回路を形成するMID技術に、成形表面活性化処理技術とレーザパターニング工法等を用いることで、微細パターニング、かつ、ベアチップ実装が可能な3D実装デバイスを実現できる。
Interconnected Device)技術によって形成される。MID技術は、従来の二次元回路とは異なり、傾斜面、垂直面、曲面、成形体内部の貫通孔21等にも回路を付加する。MIDには、特に特開2008−159942号公報(段落0002〜0003)、特開2011−134777号公報(段落0003)に開示される微細複合加工技術であるMIPTEC(登録商標)(Microscopic Integrated Processing Technology)を用いることができる。MIPTECは、射出成形品の表面に電気回路を形成するMID技術に、成形表面活性化処理技術とレーザパターニング工法等を用いることで、微細パターニング、かつ、ベアチップ実装が可能な3D実装デバイスを実現できる。
ここで、例えば、1ショットレーザ輪郭除去法を用いた場合の立体回路基板12の製造プロセスの概要を説明する。1ショットレーザ輪郭除去法は、1度の射出成形を行い、射出成形された本体13における、目的の電気回路が実装される回路パターンの周囲の輪郭をレーザ光で照射し、所望の金属の層または膜を形成させて立体回路基板12を製造する。成形のプロセスでは、射出成形機において、貫通孔21、長円貫通孔23を有する本体13の形状に合わせた金型(図示せず)が設置され、金型の空間にめっき可能な樹脂材料が注入される。これにより、立体回路基板12の下地が成形される。金型は、第1側面16、第2側面17、貫通孔21、長円貫通孔23に対応する面が予め平坦な面に研磨される。
一次成形品としての本体13に対しては、プラズマ処理されることが好ましい。これにより、本体13の表面が活性化することになる。次に、本体13の全面に、スパッタリングにより例えばCu薄膜(銅薄膜)が形成される。次に、レーザパターニングのプロセスで、Cu薄膜に対し、目的のパターンを形成する輪郭部分がレーザ光により除去される。レーザパターニングの次の電解めっきのプロセスでは、目的のパターンに電解(銅)めっきが行われる。この電解めっきにより、Cuめっき層が厚付け、即ち、所定の厚さを有するCuめっき層が形成される。
電解めっきの次のエッチングのプロセスでは、1つ前の電解めっきのCuめっき層が形成された本体13に対して、等方性または異方性のエッチングが行われる。このエッチングにより、Cuめっき層の表面は、滑らかになる。最後に、エッチングのプロセスの次の電解Ni−Auめっきのプロセスでは、電解めっきにより、ニッケル(Ni)のめっき層が形成され、ニッケル(Ni)のめっき層の上に、金(Au)のめっき層がさらに形成される。これにより、実装パターン25、第1配線パターン26、第2配線パターン27、IC用実装パターン28、固定用パターン29が形成される。
MIDにより形成される実装パターン25は、略矩形状に形成され、それぞれのパターン縁部32の中央部には面方向に沿って突出する突部33が設けられている。この突部33は、認識用マークとして利用される。突部33は、実装パターン25と同時に形成されるものであれば、形状は限定されない。
光通信モジュール10では、コネクタ18が位置決めピン20によって本体13に位置決めされる。本体13は、この位置決めピン20の挿入される貫通孔21を基準に実装パターン25が配置される。実装パターン25は、四角形のそれぞれのパターン縁部32の中央部に設けられた突部33が画像処理されることで、高精度なセンター認識が可能となる。この認識センター34に、素子センターを一致させて光素子11が実装されることで、実装された光素子11と光ファイバ35との光軸が高精度に一致する。
このようにして有られた立体回路基板12の第1側面16に形成された実装パターン25には光素子11が実装される。また、本体13には、制御用IC36が実装されている。そして、制御用IC36は、第2側面17に設けられたIC用実装パターン28に実装される。これにより、光通信モジュール10が構成される。
光通信モジュール10は、本体13の底面15には、回路基板14に設けられた固定孔37に挿通可能な挿通ピン38が設けられている。
(請求項9の効果)
本体13を実装するための回路基板14に対し、はんだ付けにより、電気的な接続が行われる。挿通ピン38は、コネクタ18の抜き差しによる応力で、はんだにクラックが生じるのを防ぐため、貫通孔21の直下に配置される。本体13は、挿通ピン38が回路基板14の固定孔37に嵌合されることにより、はんだ部に応力が集中しなくなり、かつ、回路基板14との高精度な位置決めが可能となる。
(請求項9の効果)
本体13を実装するための回路基板14に対し、はんだ付けにより、電気的な接続が行われる。挿通ピン38は、コネクタ18の抜き差しによる応力で、はんだにクラックが生じるのを防ぐため、貫通孔21の直下に配置される。本体13は、挿通ピン38が回路基板14の固定孔37に嵌合されることにより、はんだ部に応力が集中しなくなり、かつ、回路基板14との高精度な位置決めが可能となる。
また、本体13には、第1側面16の周縁に沿って凹状の段差部39が設けられている。この段差部39には、コネクタハウジング40の結合側面に形成されるコネクタ側段差部41が嵌合される。
第1側面16の周縁、即ち、コネクタ18のハウジングと本体13とが嵌合される周囲には、段差部39が設けられる。段差部39により外乱光の侵入が阻止され、誤動作が防止される。これにより、光通信モジュール10は、屋外でも使用が可能になる等、使用周囲環境の自由度が増す。
上記構成を有する立体回路基板12および光通信モジュール10の作用を説明する。
光通信モジュール10では、本体13の第1側面16に、共通の基準位置となる係合部19が設けられる。本体13は、この係合部19を共通の基準位置に実装パターン25が形成され、実装パターン25に対して光素子11が位置決めされる。また、コネクタ18は、この係合部19によって位置決めされて結合される。これにより、光軸合わせの際に生じる誤差が、従来の部品成形や部品組立の際の積み上げ誤差でなく、三次元成形回路を微細パターニングにて形成する際の微小誤差に抑制される。従って、係合部19によって、コネクタ18が本体13に位置決めされると、実装パターン25に実装された光素子11に、コネクタ18に接続された光ファイバ35の中心が一致する高精度な光軸合わせが実現される。
このように、光通信モジュール10では、レンズ31と、光ファイバ35とが一体化したコネクタ18のコネクタハウジング40に位置決めピン20を配置する。また、光学デバイスを実装する本体13にMIDを用い、その貫通孔21と前者の位置決めピン20が嵌合される。これにより、高精度で容易な光軸の位置決めおよび回路基板14と光通信モジュール10との垂直精度を実現している。
また、光通信モジュール10では、従来、本体13が実装される回路基板14に設けられていた制御用IC36が、本体13に直接設けられ、別体二部品が一体一部品構成とな
って、部品点数が少なくなる。
って、部品点数が少なくなる。
また、本体13の表裏である第1側面16と第2側面17とのそれぞれに光素子11と制御用IC36とが分けられて配置され、第1側面16と第2側面17との実装面積が小さくて済む。これにより、本体外形の小型化が可能となっている。
さらに、貫通孔21の内面22に形成された連結回路パターン30によって、第1配線パターン26と第2配線パターン27とが接続され、第1配線パターン26に実装される光素子11と、第2配線パターン27に実装される制御用IC36とが、最短距離で接続される。接続距離が最短となることで、高周波信号のロスが最小限に抑止される。位置決め孔と、連結回路パターン30を形成するための孔とが一つの貫通孔21で兼用され、さらなるコンパクト化が実現されている。
次に、本発明に係る光通信モジュール10の第2実施形態を説明する。
図6は第2実施形態の光通信モジュール42を第2側面17の方向から見た斜視図である。なお、図1〜図5に示した部材と同一の部材には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
この第2実施形態に係る光通信モジュール42は、挿通ピン38を有していない。光通信モジュール42は、回路基板14と固定用パターン29とのはんだ部に、応力の集中が懸念されない場合には、底面15に設けられる上記の挿通ピン38が省略されてもよい。この場合、本体13は、固定用パターン29が回路基板14のランドにはんだのみによって固定される。ランドには例えばクリームはんだが塗布された後、固定用パターン29が装着され、クリームはんだによる溶融接合によって、固定用パターン29とランドとが接合され、本体13が回路基板14に固定される。
この光通信モジュール42によれば、本体構造が簡素となり、製造コストがさらに安価となる。
従って、前述した各実施形態に係る立体回路基板12および光通信モジュール10、光通信モジュール42によれば、光ファイバ35に対する光軸合わせを確実に行うことができる。
本発明は、立体回路基板および光通信モジュールへの適用に好適である。
10、42 光通信モジュール
11 光素子
12 立体回路基板
13 本体
14 回路基板
15 底面
16 第1側面
17 第2側面
18 コネクタ
19 係合部
21 貫通孔(凹部)
22 内面
25 実装パターン
26 第1配線パターン
27 第2配線パターン
29 固定用パターン
30 連結回路パターン
32 パターン縁部
33 突部
36 制御用IC
37 固定孔
38 挿通ピン
39 段差部
11 光素子
12 立体回路基板
13 本体
14 回路基板
15 底面
16 第1側面
17 第2側面
18 コネクタ
19 係合部
21 貫通孔(凹部)
22 内面
25 実装パターン
26 第1配線パターン
27 第2配線パターン
29 固定用パターン
30 連結回路パターン
32 パターン縁部
33 突部
36 制御用IC
37 固定孔
38 挿通ピン
39 段差部
Claims (10)
- 回路基板に面接触可能な底面と、前記底面に隣り合うとともに前記底面に対して直交する第1側面と、前記底面に隣り合うとともに前記第1側面とは反対側を向く第2側面とを有する本体と、
前記第1側面に形成され、光素子を実装可能な実装パターンと、
前記第1側面において前記実装パターンに接続された第1配線パターンと、
前記第2側面において前記第1配線パターンに導通する第2配線パターンと、
前記底面において前記第2配線パターンに接続され、前記回路基板に対して導通可能であるとともに前記本体を前記回路基板に対して固定可能な固定用パターンと、
前記第1側面に設けられ、前記本体に接続可能なコネクタに対して、前記コネクタの接続方向に沿って凹凸係合する係合部と、
を備える立体回路基板。 - 回路基板に面接触可能な底面と、前記底面に隣り合うとともに前記底面に対して直交する第1側面と、前記底面に隣り合うとともに前記第1側面とは反対側を向く第2側面とを有する本体と、
前記第1側面に形成された実装パターンに実装される光素子と、
前記第1側面において前記実装パターンに接続された第1配線パターンと、
前記第2側面において前記第1配線パターンに導通する第2配線パターンと、
前記底面において前記第2配線パターンに接続され、前記回路基板に対して導通可能であるとともに前記本体を前記回路基板に対して固定可能な固定用パターンと、
前記第1側面に設けられ、前記本体に接続可能なコネクタに対して、前記コネクタの接続方向に沿って凹凸係合する係合部と、
を備える光通信モジュール。 - 請求項2に記載の光通信モジュールであって、
前記本体に制御用ICが実装されている光通信モジュール。 - 請求項3に記載の光通信モジュールであって、
前記第2側面に前記制御用ICが実装されている光通信モジュール。 - 請求項2ないし請求項4のうちのいずれか1項に記載の光通信モジュールであって、
前記係合部が、前記第1側面に設けられた凹部である光通信モジュール。 - 請求項5に記載の光通信モジュールであって、
前記係合部が、前記第1側面および前記第2側面の間を連通する貫通孔である光通信モジュール。 - 請求項6に記載の光通信モジュールであって、
前記第1配線パターンおよび前記第2配線パターンが、前記貫通孔の内面に形成された連結回路パターンにより連結されている光通信モジュール。 - 請求項2ないし請求項7のうちのいずれか1項に記載の光通信モジュールであって、
前記実装パターンが略矩形状であるとともに、それぞれのパターン縁部の中央部に面方向に沿って突出する突部が設けられている光通信モジュール。 - 請求項2ないし請求項8のうちのいずれか1項に記載の光通信モジュールであって、
前記回路基板に設けられた固定孔に挿通可能な挿通ピンが前記底面に設けられている光通信モジュール。 - 請求項2ないし請求項9のうちのいずれか1項に記載の光通信モジュールであって、
前記第1側面の周縁に沿って凹状の段差部が設けられている光通信モジュール。
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Cited By (1)
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JP2020524879A (ja) * | 2017-06-21 | 2020-08-20 | ルミレッズ ホールディング ベーフェー | 改善された熱挙動を有する照明アセンブリ及びその製造方法 |
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2012
- 2012-04-24 JP JP2012098441A patent/JP2013228423A/ja active Pending
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