以下、図1〜図27を用い、実施形態を説明する。以下では、操作パネル1(表示入力装置に相当)を含む複合機100(画像形成装置に相当)を例に挙げ説明する。但し、本実施の形態に記載されている構成、配置等の各要素は、発明の範囲を限定せず、単なる説明例にすぎない。
(画像形成装置の概略)
まず、図1を用い、実施形態に係る複合機100の概略を説明する。図1は複合機100の一例を示す正面模型的断面図である。
図1に示すように、複合機100の正面前方には、複合機100に関して各種設定を行うための操作パネル1が設けられる(詳細は後述)。又、図1に示すように、本実施形態の複合機100は、上部に、画像読取部2aと原稿搬送部2bが設けられ、内部に、給紙部3a、搬送部3b、画像形成部4、中間転写部5a、定着部5b、排出搬送部3c、両面搬送部3d等を備える。
原稿搬送部2bは原稿トレイ21を有する。コピーやスキャンを行う原稿は原稿トレイ21に載置される。そして、原稿搬送部2bは原稿トレイ21から原稿を1枚ずつ、自動的に連続して読取位置(送り読取用コンタクトガラス22)に搬送する。又、原稿搬送部2bは図1の紙面奥側を支点として画像読取部2aに上下方向に開閉自在に取り付けられる。原稿搬送部2bは画像読取部2aのコンタクトガラス(送り読取用コンタクトガラス22及び載置読取用コンタクトガラス23)を上方から押さえるカバーとして機能する。
図1に示すように、画像読取部2aの上面には、送り読取用コンタクトガラス22と書籍等の原稿を1枚ずつ読み取る際に原稿を載置する載置読取用コンタクトガラス23が配される。又、画像読取部2a内には、ランプ、ミラー、レンズ、イメージセンサー等(不図示)が配される。イメージセンサーは原稿搬送部2bが送り読取用コンタクトガラス22を通過させる原稿、あるいは、載置読取用コンタクトガラス23に載置された原稿の反射光を元に、原稿を読み取る。そして、イメージセンサーは反射光を画像濃度に応じたアナログの電気信号に変換し、電気信号の量子化を行う。これにより、原稿の画像データが得られる。尚、本実施形態の画像読取部2aは、カラーでも読み取り可能であり、白黒でも読み取り可能である。
複合機100本体内の複数の給紙部3aはそれぞれ、各サイズ(例えば、A4、B4等のA型、B型の定型用紙やレターサイズ等)、各種用紙(例えば、コピー用紙、再生紙、厚紙、OHPシート等)を複数枚収容する。各給紙部3aはそれぞれ回転駆動する給紙ローラー31を備え、印刷時、1枚ずつ搬送部3bに用紙を送り込む。
搬送部3bは給紙部3aから画像形成部4まで装置内で用紙を搬送する通路である。そして、搬送部3bには、用紙の案内のためのガイド板や、用紙搬送時に回転駆動する搬送ローラー対32(図2おいて、上方から32a、32b、32cの計3つ)や、搬送される用紙を画像形成部4の手前で待機させ、形成されたトナー像の転写タイミングに合わせ用紙を送り出すレジストローラー対33等が設けられる。
画像形成部4は複数の画像形成ユニット40(ブラック用の40Bk、イエロー用の40Y、シアン用の40C、マゼンタ用の40M)と露光装置41を含む。画像形成ユニット40は回転駆動可能に支持された感光体ドラムや、感光体ドラムの周囲に配設された帯電装置、現像装置、清掃装置等を備える。露光装置41は画像読取部2aで読み取られた画像データや後述の記憶装置62に記憶される画像データ等に基づき、レーザ光を点消灯しつつ出力し、各感光体ドラムを走査露光する。そして、各画像形成ユニット40と露光装置41により、各感光体ドラムの周面上にトナー像が形成される。
中間転写部5aは各画像形成ユニット40からトナー像の1次転写を受け、シートに2次転写を行う。中間転写部5aは、各1次転写ローラー51Bk〜51M、中間転写ベルト52、駆動ローラー53、複数の従動ローラー54(54a〜54c)、2次転写ローラー55、ベルト清掃装置56等を含む。中間転写ベルト52は駆動ローラー53等に張架され、モータ等の駆動機構(不図示)に接続される駆動ローラー53の回転駆動により周回する。そして、各1次転写ローラー51Bk〜51Mには、転写用電圧が印加され、各感光体ドラムのトナー像は中間転写ベルト52に転写される。ずれなくトナー像を重畳して中間転写ベルト52に1次転写した後、所定の電圧を印加された2次転写ローラー55により、シートにトナー像が転写される。
定着部5bは用紙に転写されたトナー像を定着させる。定着部5bは発熱体を内蔵する加熱ローラー57とこれに圧接する加圧ローラー58を含む。そして、用紙が加熱ローラー57と加圧ローラー58のニップを通過すると、トナーが溶融・加熱され、トナー像が用紙に定着する。定着部5bから排出された用紙は、排出トレイ34方向に送られる。
排出搬送部3cは印刷済の用紙を排出トレイ34方向又は両面搬送部3dの方向に用紙搬送方向を仕分ける。そして、排出搬送部3cは正回転方向に回転駆動して排出トレイ34の方向に送り出す、或いは、両面印刷のため逆回転しスイッチバックを行う排出ローラー対35を有する。又、排出搬送部3cは用紙の搬送方向を切り替えるため、切替弁36を有する。切替弁36は回動する。切替弁36は、両面搬送部3dを閉じて用紙を排出トレイ34方向に導く位置を基本位置とし、両面印刷の際、回動してスイッチバックされた片面印刷済みの用紙を両面搬送部3dに導く。両面搬送部3dは、定着部5bの下流側とレジストローラー対33の上流側とを結ぶ。両面搬送部3dには、両面印刷のため、回転駆動する複数の両面搬送ローラー対37〜39が設けられ、片面印刷済の用紙が搬送される。
(操作パネル1)
次に、図2を用いて、実施形態に係る操作パネル1の一例を説明する。図2は操作パネル1の一例を示す平面図である。
図1に示すように、操作パネル1は複合機100の正面上方に設けられる。そして、操作パネル1は表示部11、タッチパネル部12、ハードキー(例えば、数字入力用のテンキー部13やコピー等の処理開始指示用のスタートキー14等)を含む。
例えば、表示部11は液晶表示パネルである。表示部11は有機ELパネルなど他種の表示パネルでもよい。表示部11は複合機100の設定を行うためのメニューやキーが配された画面、画像を表示する。使用者は表示部11に表示されたキーを指定して、複合機100の各種設定を入力できる。又、表示部11は複合機100等の状態メッセージ等の各種画像、画面を表示する。
又、表示部11の上面にタッチパネル部12が設けられる。タッチパネル部12は使用者がタッチした位置、座標を検知する。キーの表示位置とタッチされた位置を比較することで、使用者が指定するキーが特定され、使用者の入力が受け付けられる。
タッチパネル部12は同時にタッチされた複数の位置を認識できる。そのため、タッチパネル部12には投影型の静電容量方式のタッチパネルを用いることができる。尚、同時にタッチされた複数の位置を認識できればよく、必ずしも、タッチパネル部12は静電容量方式のものに限られない。
そして、本実施形態の表示部11はオブジェクト8を表示する。オブジェクト8は操作パネル1への入力を行うことにより追加して付す(表示させる)ことができる画像であり、表示位置が移動可能な画像でもある。そして、タッチパネル部12を用いて、オブジェクト8の整列を行うことができる。オブジェクト8としては、電子付箋81(文字列を含むメモ書きのような画像)や、データやファイルを示す画像などがある(詳細は後述)。
(複合機100等のハードウェア構成)
次に、図3を用いて、実施形態に係る複合機100や操作パネル1のハードウェア構成の一例を説明する。図3は複合機100や操作パネル1のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
まず、複合機100本体内には、主制御部6が設けられる。例えば、主制御部6は操作パネル1、原稿搬送部2b、画像読取部2a、給紙部3a、搬送部3b、画像形成部4、定着部5b、排出搬送部3c等と接続され、これらの制御を行う。
例えば、主制御部6はCPU61等の制御を行う素子を含む。CPU61は記憶装置62に格納され、展開される制御プログラムに基づき演算等を行い、複合機100の各部を制御する。尚、主制御部6は全体制御や画像処理を行うメイン制御部や、画像形成や各種回転体を回転させるモータ等のON/OFF等を行い、印刷を制御するエンジン制御部等、機能ごとに分割して複数種設けられてもよい。本説明では、これらの制御部を主制御部6としてまとめた形態を示し、説明する。
記憶装置62は主制御部6と接続される。記憶装置62はROM、RAM、HDD等の不揮発性と揮発性の装置を組み合わせたものである。記憶装置62は複合機100の制御用プログラム、制御用データ、設定データ、画像データ等の各種データを記憶できる。
そして、主制御部6は各種コネクタ、ソケットやFAXモデム等を備えたインターフェイス部(以下、通信部63)と接続される。通信部63はネットワークや公衆回線等により複数の外部のコンピューター200(例えば、パーソナルコンピューターやサーバー)や相手方FAX装置300(図3では、いずれも便宜上1つのみ図示)と接続される。例えば、画像読取部2aで得られた画像データを記憶装置62に記憶させることや(ボックス機能)、外部のコンピューター200や相手方FAX装置300に送信することができる(スキャナ機能、FAX機能)。又、外部のコンピューター200や相手方FAX装置300から送信され、複合機100に入力される画像データに基づき印刷、FAX送信等を行うこともできる(プリンター機能、FAX機能)。
又、例えば、主制御部6には、画像読取部2aで原稿を読み取って得られた画像データや通信部63を介して複合機100に入力された画像データに対し、画像処理を施す画像処理部64が設けられる。例えば、画像処理部64が処理した画像データは露光装置41に送信され、感光体ドラムの走査・露光に用いられたり、記憶装置62に記憶されたりする。
又、主制御部6は、操作パネル1になされた入力を認識し、使用者の設定にあわせてコピーやスキャンなどのジョブが行われるように複合機100を制御する。本実施形態の操作パネル1はパネル制御部10(判断部に相当)、表示部11、タッチパネル部12、ハードキー(例えば、テンキー部13やスタートキー14)、メモリー15、ドライバ回路16等を含む。パネル制御部10はCPUやIC等で構成される。パネル制御部10は表示部11の表示を制御し、タッチパネル部12の出力を受け、タッチされた位置(座標)を特定する。タッチパネル部12の出力と位置(座標)の対応を示すテーブル等のデータはメモリー15に記憶される。メモリー15はROMやRAMを含む。パネル制御部10はタッチ位置とタッチされたときの表示部11が表示していた画面の画像データを比較し、タッチされた位置に表示されていたキーを認識する。これにより、パネル制御部10は使用者により指定されたキーを認識する。
通常の操作において、複合機100の各機能を選択し、選択した機能で設定可能な設定項目(例えば、コピー機能であれば、拡大縮小や濃度や集約や両面等)を選択し、選択した設定項目で設定値を設定するには、表示部11における最上層の表示(ホーム画面7、図4参照)から、表示部11に表示されるキーの指定(選択)を繰り返す。そして、キーの指定(選択)ごとに表示部11の表示画面を切り換え、最終的に、設定しようとする機能の設定値が設定される。この機能の選択、設定が行われたことをパネル制御部10は認識し、その内容を本体の主制御部6に送信する。これにより、主制御部6は使用者の意思が印刷等のジョブで反映されるように操作パネル1で選択、設定された機能を反映した動作を画像形成部4等の各部に行わせる。
そして、表示部11で表示される画面、画像の画像データは例えば、操作パネル1内のメモリー15が記憶する。従って、パネル制御部10はタッチされた位置に表示されたキーに応じ、次に表示すべき画面や画像の画像データをメモリー15から読み出す。尚、表示部11が表示する画面、画像の画像データは本体側の記憶装置62に記憶させてもよい。この場合、操作パネル1は表示部11で表示を行うための画像データを、主制御部6を介し記憶装置62から受ける。いずれにしても、パネル制御部10は表示部11の表示を実際に制御するドライバ回路16(例えば、表示部11が液晶表示パネルであれは、液晶ドライバIC)に指示を与え、画像データに基づき表示部11に表示を行わせる。尚、操作パネル1には、パネル制御部10、メモリー15を設けず、主制御部6の構成(CPU61や記憶装置62)が、パネル制御部10やメモリー15の機能を代用しても良い。
又、タッチパネル部12にはタッチされた位置を検知するための位置検知部121が設けられる。例えば、位置検知部121はタッチ位置(タッチされた点の座標)を検知するためのICである。例えば、タッチパネル部12が静電容量方式で投影型のパネルを含むのであれば、位置検知部121はタッチパネル部12で静電容量の変化を検知し、1又は複数の同時にタッチされた位置を示す信号を出力する。パネル制御部10は位置検知部121の出力に基づき、タッチされた位置を認識する。
(ホーム画面7と機能の選択)
次に図4を用いて、本実施形態の操作パネル1に表示されるホーム画面7を説明する。図4は操作パネル1に表示されるホーム画面7の一例を示す説明図である。
本実施形態の操作パネル1では、用いる機能を選択するためのホーム画面7が設けられる。ホーム画面7は階層的に最上位の階層にあたる。例えば、操作パネル1に設けられたクリアキー17やリセットキー18が押されたとき(図2参照)、パネル制御部10はホーム画面7を表示部11に表示させる。又、例えば、操作パネル1に対する入力(タッチパネル部12へのタッチやハードキーを押す操作)が無くなってから予め定められた時間の経過や、ジョブの完了により、パネル制御部10は現状の設定内容を破棄しホーム画面7を表示部11に表示させてもよい(オートクリア)。
例えば、ホーム画面7では、機能選択キーとして、コピーキーK1、アプリケーションキーK2、ボックスキーK3、プログラムキーK4、スキャン送信キーK5、状況確認キーK6が設けられる。タッチパネル部12はタッチされた位置を示すデータ(信号)をパネル制御部10に出力する。パネル制御部10はタッチパネル部12の出力に基づき、タッチされた位置に表示されている機能選択キーの機能が指定されたと認識する。そして、指定された機能の初期設定画面を表示する。例えば、コピー機能が指定されたと認識したとき、パネル制御部10はコピー機能の初期設定画面71を表示する。このように、使用者はホーム画面7で使用する機能を選択できる。
(電子付箋81)
次に、図5〜図6を用いて、オブジェクト8としての電子付箋81を説明する。図5は電子付箋81を貼り付けたコピー機能の初期設定画面71の一例を示す説明図である。図6はソフトウェアキーボード画面72の一例を示す説明図である。
上述のように、オブジェクト8とは表示位置を変えることができる画像である。そして、図5〜図6を用いて、オブジェクト8の一例としての電子付箋81を説明する。尚、電子付箋81とは、表示部11が表示する画像であり、付箋紙のように画面に貼り付けられ、注意書きなどのテキストデータを含む画像である。
電子付箋81を説明する上で、まず、図5に示すコピー機能の設定画面の一例を説明する。図5に示すコピー機能の初期設定画面71はホーム画面7でコピーキーK1が押されると、パネル制御部10が最初に表示部11に表示させる画面である。
例えば、図5に示すように、コピー機能の初期設定画面71には、よく用いられる設定項目の設定を行うための複数の簡単設定キーK7〜K12が設けられる。図5では、「用紙選択」の設定項目の簡単設定キーK7や「拡大/縮小」の設定項目の簡単設定キーK8等が表示されている例を示している。
又、初期設定画面71に表示されない設定項目(例えば、枠消しの設定項目や余白の設定項目や読取解像度の設定項目や原稿種類の設定項目など多数)を設定するには、簡単設定タブTB1に並ぶ原稿/用紙/仕上げタブTB2や、カラー/画質タブTB3や、レイアウト編集タブTB4や、応用/その他タブTB5やプログラムタブTB6が表示されている位置をタッチする。それぞれの設定項目はいずれかのタブに予め関連づけられる。タブが表示された位置がタッチされると、パネル制御部10はタッチにより指定されたタブに関連づけられた設定項目を示す設定キーを一覧的に表示した設定画面を表示部11に表示させる。そして、使用者はいずれかのタブの表示位置をタッチし、その後に表示されたいずれかの設定項目の設定キーの表示位置をタッチし、所望の設定項目を指定する。これにより、パネル制御部10は指定された設定項目の設定画面を表示する。例えば、集約印刷の設定項目を指定したとき、集約印刷の設定画面では、2in1や4in1などの設定値や境界線の種別などの設定値を設定することができる。このように、設定画面を切り替えつつ、使用者は所望の設定項目について設定値を設定できる。
次に、電子付箋81の作成を説明する。電子付箋81を作成する場合、使用者は電子付箋81を新規に付したい画面(設定画面)で予め定められた操作を操作パネル1に行う。例えば、同じ位置の複数回(例えば、2回や3回)のタッチや、タッチの位置を動かさないままの長押しなど、電子付箋81の作成を開始するためのタッチ方法が予め定められてもよい。又、操作パネル1に電子付箋81を作成し、画面に付すモードを呼び出すためのハードキーが操作パネル1に設けられてもよい。
パネル制御部10はタッチパネル部12が電子付箋81の作成をする旨の指示入力を受け付けたことを認識すると、表示部11に図6に示すようなソフトウェアキーボード画面72を表示部11に表示させる。タッチパネル部12は表示された文字や記号などのキーに対するタッチを受け付ける。パネル制御部10はタッチパネル部12の出力に基づき、タッチされた位置に表示されたキーを認識し、入力内容(入力された文字や数字や記号)を認識する。又、タッチパネル部12は入力内容の修正や削除も受け付ける。これにより、使用者はソフトウェアキーボードを用いて、電子付箋81内に表示させる漢字、かな文字、カタカナ、アルファベット、数字、各種記号を手入力できる。
そして、パネル制御部10はタッチパネル部12がソフトウェアキーボード画面72を閉じる入力を受け付けると、ソフトウェアキーボード画面72での入力内容を含む電子付箋81を、電子付箋81の作成を指示した画面に表示させる。図5では、表示部11がコピー機能の初期設定画面71の右上に「原稿と用紙サイズと倍率を確認」の文字列を含む電子付箋81と、「両面、集約を原則使用すること」の文字列を含む電子付箋81を表示している例を示している。
使用者は電子付箋81をタッチし、タッチしている位置をずらすことにより所望の位置に電子付箋81の表示位置を設定することができる。言い換えると、パネル制御部10はタッチパネル部12の出力に基づき、電子付箋81の表示位置がタッチされ、タッチしたままタッチ位置が移動させられた操作(ドラッグアンドドラッグ操作)を認識し、タッチ位置の移動にあわせて表示部11にタッチされた電子付箋81の表示位置を移動させる。
例えば、操作パネル1のメモリー15は電子付箋81ごとに、表示すべき画面を示す情報や、画面での表示位置(座標)を示す情報や、電子付箋81のサイズや、電子付箋81に含まれる内容(文字列等)を示す情報を含むオブジェクトデータを記憶する。尚、オブジェクトデータは記憶装置62に記憶させてもよい。そして、表示部11の表示切り替えがあったとき、パネル制御部10は記憶されたオブジェクトデータを確認し、表示すべき電子付箋81の有無を確認する。表示すべき電子付箋81があれば、パネル制御部10は表示部11に表示させる。このように、パネル制御部10は画面の切り替えがなされると、新たに表示する画面に対して作成された電子付箋81を表示部11に表示させる。
尚、各電子付箋81内に(電子付箋81の画像の領域内に)、×印が表示される。タッチパネル部12が×印の位置がタッチされたことを受け付けると、パネル制御部10は×印がタッチされた電子付箋81の表示を表示部11にやめさせる。これにより、使用者は不要な電子付箋81を消すことができる。
(データを示す画像やフォルダーを示す画像)
次に、図7、図8を用いて、オブジェクト8としてのデータを示す画像(以下、便宜上「データ画像82」と称する)やフォルダーを示す画像(以下、便宜上「フォルダー画像83」と称する)を説明する。図7はボックス機能の初期設定画面73の一例を示す説明図である。図8はデータを示す画像やフォルダーを示す画像が表示されたボックス画面74の一例を示す説明図である。
データ画像82やフォルダー画像83を説明する上で、まず、図7と図8に示すボックス機能の各種設定画面の一例を説明する。ホーム画面7でボックスキーK3の表示位置がタッチされ、ボックス機能が指定されたとき、パネル制御部10はボックス機能の最初の設定画面として、図7に示す初期設定画面73を表示部11に表示させる。記憶装置62(HDD)の記憶領域の一部がボックス機能用に割り当てられる。例えば、使用者はボックス内に画像データを記憶させたり、ボックス内に記憶させた画像データを再利用(印刷や送信等)したりすることができる。
初期設定画面73ではボックス名一覧表示領域R1が設けられる。ボックス名一覧表示領域R1内をタッチすることにより、用いたいボックスを指定することができる。そして、ボックスを指定した後、文書保存キーK13の表示位置をタッチすることで、画像読取部2aで原稿を読み取ることにより得られた画像データを指定したボックス(記憶装置62のHDD)内に記憶させることができる。パネル制御部10はボックスに新たに記憶された画像データに対応するデータ画像82を新たに作成し、ボックスが開かれたとき画像データを示す画像として表示部11に表示させる。尚、文書保存キーK13が指定されると、パネル制御部10はスキャン内容の設定画面(例えば、解像度や原稿サイズや読み取りで得られる画像データのサイズを設定するための画面)が表示部11に表示され、使用者に原稿読み取りや画像データのボックスへの格納に関する設定を行わせる。又、ボックスを指定した後、開くキーK14の表示位置をタッチすることで、ボックス内に格納されている画像データ等のデータの再利用(印刷や送信)を行うことができる。
そして、ボックスが指定された状態で開くキーK14が指定されると、図8に示すように、パネル制御部10は指定されたボックスに格納されたデータの利用(印刷や送信)に関する設定画面であるボックス画面74を表示させ、ボックス内のデータの再利用に関する設定を行わせる。図8は図7に示されたボックスのうち、「Kaihatu」を開いたときのボックス画面74の一例を示す。
パネル制御部10はボックス画面74内に、ボックスに格納されたデータを示すデータ画像82や、ボックス内で作成されたフォルダーを示すフォルダー画像83を表示部11に表示させる。例えば、データ画像82はアイコンと文書名(データ名)の組み合わせである。尚、データ画像82には生成日時やサイズなどの情報が付加して表示されてもよい。
又、フォルダー画像83はアイコンやフォルダー名を示す画像を含む。タッチパネル部12はデータ画像82やフォルダー画像83の表示位置へのタッチにより、用いるデータやフォルダーを指定する入力を受け付ける。又、パネル制御部10はタッチパネル部12の出力に基づき、フォルダー画像83の表示位置がタッチされたことを認識すると、フォルダーに含むと定められたデータに対応するデータ画像82を新たに表示部11に表示させる(1階層下がる)。
又、ボックス画面74内には、印刷キーK15や送信キーK16やプレビューキーK17やフォルダー作成キーK18などが配される。用いるデータが指定された状態で印刷キーK15の表示位置がタッチされたことをタッチパネル部12が受け付けると、主制御部6は給紙や用紙搬送や画像形成を制御して、指定されたデータ画像82に対応するデータに基づいた印刷を行わせる。用いるデータが指定された状態で送信キーK16の表示位置がタッチされたことをタッチパネル部12が受け付けると、主制御部6は画像処理部64や通信部63を制御して、指定されたデータ画像82に対応するデータの送信を行わせる。用いるデータが指定された状態でプレビューキーK17の表示位置がタッチされたことをタッチパネル部12が受け付けると、パネル制御部10は指定されたデータ画像82に対応するデータの内容を示すプレビュー画像を表示部11に表示させる。フォルダー作成キーK18の表示位置がタッチされたことをタッチパネル部12が受け付けると、パネル制御部10は図6に示すようなソフトウェアキーボード画面72を表示し、ソフトウェアキーボード画面72で設定されたフォルダー名のフォルダーを作成し作成されたフォルダー名のフォルダー画像83を表示部11に表示させる。
例えば、操作パネル1のメモリー15はデータ画像82やフォルダー画像83が新規に作成されると、データ画像82やフォルダー画像83ごとに、表示すべき画面を示す情報や、画面での表示位置(座標)を示す情報や、表示するサイズや、データ画像82やフォルダー画像83に含まれる内容(名前等)を示すオブジェクトデータを記憶する。又、メモリー15は表示位置が移動させられたデータ画像82やフォルダー画像83について、表示すべき画面を示す情報や、画面での表示位置(座標)を示す情報を更新し、オブジェクトデータを更新する。そして、表示部11の表示切り替えがあったとき、パネル制御部10はメモリー15の記憶内容(オブジェクトデータ)を確認し、表示すべきデータ画像82やフォルダー画像83の有無を確認する。表示すべきデータ画像82やフォルダー画像83があれば、パネル制御部10は表示部11に表示させる。このように、パネル制御部10は画面の切り替えがなされると、新たに表示する画面に対してデータ画像82やフォルダー画像83をオブジェクトデータの定義に応じて表示部11に表示させる。
尚、各種設定画面は多様であるので便宜上、コピー機能とボックス機能の一部の設定画面のみについて説明した。しかし、図示はしないが、アプリケーション機能が指定されると、パネル制御部10は記憶装置62にインストールされたアプリケーションの呼び出しや設定を行うための初期設定画面を表示部11に表示させる。例えば、アプリケーションは複合機100の使いやすさを高めるためのプログラムやデータである。例えば、名刺等の原稿をスキャンした画像データのテキストデータ化やデータベース化を行うアプリケーションや、原稿をスキャンしたデータの電子文書化を行うアプリケーションなど、目的に合わせ多様なアプリケーションがある。
又、スキャン送信機能が指定されると、パネル制御部10は画像読取部で原稿を読み取ることで得られた画像データを送信するための設定画面を表示部11に表示させる。スキャン送信機能はジョブ開始に伴い画像読取部2aに原稿を読み取らせ、読み取りで得られた原稿の画像データを、Eメールとして送信したり、所望のコンピューター200に送信したり、FAX装置300に送信したりする機能である。例えば、使用者は、アドレス帳画面で宛先を指定したり、送信方法を指定したり、各種設定を行うことができる。
又、プログラム機能が指定されると、パネル制御部10は予め定められたプログラムの呼び出し(起動)や、プログラムの作成を行うための初期設定画面を表示部11に表示させる。プログラムは操作パネル1での1又は複数の設定項目の設定値を予め定義したものである。例えば、良く組み合わせて用いられる各設定項目の設定値がプログラムとして予め定義される(予め登録される)。プログラムを呼び足すことで、パネル制御部10は呼び出されたプログラムで定義された各設定項目の設定値で設定がなされたと認識する。これにより、1タッチで複数の設定項目の設定値を設定した状態とすることができる。
又、状況確認キーK6が指定されると、パネル制御部10は複合機100の状態を表示するための状態表示画面を表示部11に表示させる。例えば、パネル制御部10は状態表示画面内に、印刷中や原稿読み取り中など、実行中のジョブの内容を表示部11に表示させる。又、パネル制御部10は状態表示画面内に累計印刷枚数や各給紙部3aでの用紙残量などを表示部11に表示させてもよい。あるいは、パネル制御部10は記憶装置62の使用量や残容量など、複合機100内の装置、部分に関する状態を表示部11に表示させてもよい。
これらのアプリケーション機能、スキャン送信機能、プログラム機能、状況確認機能が選択されたときに表示される画面にも、表示部11は電子付箋81やデータ画像82のようなオブジェクト8を表示することがある。
(オブジェクト8の整列の概要と整列するオブジェクト8の選択)
次に、オブジェクト8の整列の概要と整列するオブジェクト8の選択について説明する。
上述のように、本実施形態の操作パネル1は各種の設定図面に電子付箋81等のオブジェクト8を表示する。そして、使用者はタッチパネル部12への入力を行うことにより、複数のオブジェクト8の整列を行うことができる。表示部11に表示されたオブジェクト8の整列をするには、まず、使用者は整列させるオブジェクト8を選択する。尚、以下の説明では、選択されたオブジェクト8を「選択オブジェクト9」と称する。
オブジェクト8を選択する手順、操作方法は任意に定めることができる。例えば、タッチパネル部12を指でなぞる操作により、オブジェクト8を選択できるようにしてもよい。この場合、パネル制御部10はタッチパネル部12の出力に基づき、タッチされた位置の軌跡を認識し、タッチ位置の軌跡上に表示される1又は複数のオブジェクト8が選択されたと認識する。又、オブジェクト8が表示された位置へのタッチ(2つ以上のオブジェクト8であれば、2点以上の同時のタッチ)によりオブジェクト8を選択できるようにしてもよい。この場合、パネル制御部10はタッチパネル部12の出力に基づき、1又は複数のタッチされた位置を認識し、タッチされた位置に表示された1又は複数のオブジェクト8が選択されたと認識する。あるいは、各オブジェクト8に対しチェックボックスを付しておき、チェックボックスにチェックを入れる操作によりオブジェクト8を選択できるようにしてもよい。この場合、パネル制御部10はタッチパネル部12の出力に基づき、チェックボックスの表示位置がタッチされたオブジェクト8を認識し、オブジェクト8が選択されたと認識する。このように、オブジェクト8を選択する手法は様々であるが、タッチパネル部12はオブジェクト8の選択を受け付け、パネル制御部10は選択されたオブジェクト8を認識する。
そして、使用者はオブジェクト8を選択した後、2点タッチを行うことにより、選択オブジェクト9の整列を行うことができる(整列の態様についての詳細は後述)。パネル制御部10はタッチされた2点の方向(縦方向であるか横方向であるか)、及び、タッチされた点の動かし方に応じ、表示部11に選択オブジェクト9の整列を行わせる。
又、使用者によってタッチパネル部12に2点タッチが行われると、画面に表示されているオブジェクト8の全てが選択されたと見なすようにしてもよい。言い換えると、オブジェクト8の選択とは、画面に表示された全てのオブジェクト8を選択することである。この場合、タッチパネル部12は2点タッチを受け付ける。そして、パネル制御部10はタッチパネル部12の出力に基づき、表示部11に表示された全てのオブジェクト8が選択されたと認識する。この後、画面に表示された全てのオブジェクト8はタッチされた点の移動の態様に応じて整列される。
あるいは、タッチパネル部12への予め定められた入力(複数回連続したほぼ同じ位置へのタッチなど)が行われると、画面に表示されているオブジェクト8の全てが選択されたと見なすようにしてもよい。そして、整列から外したいオブジェクト8をタッチして、タッチされた位置に表示されたオブジェクト8が選択から外されてもよい。言い換えると、いったん表示されている全てのオブジェクト8が選択された状態となり、タッチ等により整列させたくないオブジェクト8を選択された状態から外してゆく。この場合、タッチパネル部12は予め定められた入力を受け付ける。そして、パネル制御部10はタッチパネル部12の出力に基づき、表示部11に表示された全てのオブジェクト8が選択されたと認識する。又、タッチパネル部12は選択された状態のオブジェクト8のうち、選択を外す入力を受け付ける。パネル制御部10はタッチパネル部12の出力に基づき、表示部11に表示されたオブジェクト8のうち整列から外す(選択状態から外す)オブジェクト8を認識する。この後、2点タッチとタッチされた点の移動の態様に応じて選択オブジェクト9が整列される。
このように、タッチパネル部12は表示部11に表示されたオブジェクト8の一部又は全てを選択オブジェクト9として選択する入力を受け付ける。そして、パネル制御部10はタッチパネル部12の出力に基づき、表示部11に表示されたオブジェクト8の一部又は全てが選択されたことを認識する。
(タッチされている2点の位置関係の判別)
次に、図9、図10を用いて、オブジェクト8の選択と同時にタッチされている2点の位置関係の判断手法を説明する。図9は2点の角度に基づきタッチされている2点の縦と横の位置関係の判断の一例を示す説明図である。図10は2点の距離に基づきタッチされている2点の縦と横の位置関係の判断の一例を示す説明図である。
上述のように、本実施形態の複合機100、操作パネル1では、各種の設定図面に電子付箋81等のオブジェクト8を選択し、選択したオブジェクト8を整列させることができる。そして、パネル制御部10はタッチパネル部12でタッチされた2点が縦方向であるか横方向であるかを判断し、判断結果とタッチされた2点の動かし方に応じ、表示部11に選択オブジェクト9の整列を行わせる。そこで、タッチされた2点の位置関係の判断を説明する。
まず、パネル制御部10はタッチパネル部12の出力に基づき、同時にタッチされた2点の位置(座標)を認識する。そして、パネル制御部10はタッチされている2点が縦方向であるか横方向であるか、2点の角度に基づき判断する。具体的には、図9に示すように、パネル制御部10はタッチされている2点のうち、一方の点を基点P0とする。2点のうちいずれを基点P0とするかは任意に定めることができるが、例えば、パネル制御部10は2点のうち、縦方向において、下方(上方でもよい)に位置する点を常に基点P0として扱ってもよい。
そして、パネル制御部10は基点P0に対し、他方の点が予め定められた角度範囲に含まれるか否かにより、タッチされた2点が縦方向であるか横方向であるかを判断する。図9では、基点P0を中心として、−45°〜45°の範囲(網掛けで示す角度範囲θ1)と、135°〜225°の範囲(網掛けで示す角度範囲θ2)が予め定められた角度範囲として示している。尚、予め定められた角度範囲は適宜定めることができる。
図9を用いて、例を説明する。基点P0に対し、図9の点P1は予め定められた角度範囲に含まれる(収まる)。この場合、パネル制御部10はタッチされた2点(基点P0と点P1)は横方向の位置関係にあると判断する。一方、図9の例では、基点P0に対し、図9の点P2は予め定められた角度範囲に含まれない(収まらない)。この場合、パネル制御部10はタッチされた2点(基点P0と点P2)は縦方向の位置関係にあると判断する。
又、パネル制御部10はタッチされている2点が縦方向であるか横方向であるか、2点の縦方向での距離と横方向での距離の長短に基づき判断してもよい。具体的には、図10に示すように、パネル制御部10はタッチされている2点の横方向の距離(横方向距離X1)と縦方向の距離(縦方向距離Y1)を比較する。そして、パネル制御部10は横方向距離X1の方が長ければ、タッチされた2点の位置関係は横方向と判断する。一方、パネル制御部10は縦方向距離Y1の方が長ければ、タッチされた2点の位置関係は縦方向と判断する。
(選択オブジェクト9の左揃え)
次に、図11を用いて、実施形態に係る操作パネル1での選択オブジェクト9の左揃えの一例を説明する。図11は選択オブジェクト9の左揃えの手法の一例を示す説明図である。尚、オブジェクト8は実際には、設定画面等の各種画面上に表示されるが、図11以下の図面では便宜上、実際に表示される画面の記載は省略し、オブジェクト8のみを図示している。又、図11以下の図面では、オブジェクト8として電子付箋81を示すが、以下の説明は電子付箋81以外のオブジェクト8にも同様に適用される。又、図11以下の図では、親指と人差し指を用いて2点タッチを行う例を示しているが、2点タッチに用いる指は使用者により異なる(例えば、人差し指と中指など)
まず、図11での最上段の図((1)と付された図)は表示部11に表示された3つのオブジェクト8が選択されていることを示す(選択オブジェクト9a〜9c)。整列前では、選択オブジェクト9aは左上、選択オブジェクト9bはほぼ中央、選択オブジェクト9cは右下に表示されている状態である。
そして、図11での上から2段目の左側の図((2)と付された図)は3つのオブジェクト8(選択オブジェクト9a〜9c)が選択された状態で、選択オブジェクト9が表示されていない位置で横方向に2点タッチがなされたことを示している。タッチパネル部12は2点タッチがなされたことを受け付ける。又、パネル制御部10はタッチパネル部12の出力に基づき、2点タッチされたことを認識する。又、パネル制御部10はタッチされた2点の位置関係が横方向であることを認識する。
そして、図11での上から3段目の左側の図((3)と付された図)に示すように、選択オブジェクト9を左揃えで整列させるとき、使用者は左側の指を固定しつつ、右側の指を左側の指に近づける操作(各選択オブジェクト9を左側に寄せるような操作)を行う。タッチパネル部12は左側のタッチされた点を固定したまま、右側のタッチされた点を左側に移動させる操作を受け付ける。又、パネル制御部10はタッチパネル部12の出力に基づき、左揃えを指示する操作がなされたことを認識する。
そして、パネル制御部10は各選択オブジェクト9の左端が予め定められた左揃え位置に揃うように、各選択オブジェクト9の表示位置を表示部11に整列させる。これにより、各選択オブジェクト9は左揃えに整列されて表示される。ここで、予め定められた左揃え位置は図11での最下段の左側の図((4)と付された図)に示すように、表示部11の表示領域(表示部11の表示枠内)の左端の位置としてもよい。あるいは、予め定められた左揃え位置は、図11での最下段の右側の図((7)と付された図)に示すように、選択オブジェクト9のうち最も左端に位置する選択オブジェクト9の左端の位置(破線で図示)としてもよい。
又、基準とする選択オブジェクト9にあわせて左揃えを行うようにしてもよい。言い換えると、予め定められた左揃え位置を基準とする選択オブジェクト9の左端の位置とする。この場合、図11での上から2段目の右側の図((5)と付された図)に示すように、使用者はオブジェクト8が選択された状態で、基準とする選択オブジェクト9が表示された位置(尚、図11(5)では最も左側の選択オブジェクト9aを基準としている。)を含めて2点タッチする。又、タッチされた2点のうち、いずれか一方が基準とする選択オブジェクト9の表示位置でタッチされればよい。これにより、タッチパネル部12は基準とする選択オブジェクト9の表示位置上で2点タッチがなされたことを受け付ける。又、パネル制御部10はタッチパネル部12の出力に基づき、基準とする選択オブジェクト9上で2点タッチされたことを認識する。又、パネル制御部10はタッチされた2点の位置関係が横方向であることを認識する。
そして、図11での上から3段目の右側の図((6)と付された図)に示すように、基準とする選択オブジェクト9にあわせて左揃えで整列させるとき、使用者は左側の指を固定しつつ、右側の指を左側の指に近づける操作(選択オブジェクト9を左側に寄せるような操作)を行う。タッチパネル部12は左側のタッチされた点を固定したまま、右側のタッチされた点を左側に移動させる操作を受け付ける。又、パネル制御部10はタッチパネル部12の出力に基づき、左揃えを指示する操作がなされたことを認識する。
そして、図11での最下段の右側の図((7)と付された図)に示すように、パネル制御部10は各選択オブジェクト9のうち、基準とする選択オブジェクト9(選択オブジェクト9a)の左端の位置(予め定められた左揃え位置、破線で図示)に揃うように、各選択オブジェクト9の表示位置(左端の位置)を表示部11に整列させる。これにより、基準とする選択オブジェクト9にあわせて、各選択オブジェクト9は左揃えに整列されて表示される。
パネル制御部10は左揃えされたそれぞれの選択オブジェクト9について、オブジェクトデータ中の画面内で表示位置を示す情報をメモリー15に更新させる。これにより、以後、選択オブジェクト9を左揃えした画面を表示するたびに、パネル制御部10はメモリー15に記憶された各選択オブジェクト9のオブジェクトデータを参照し、選択オブジェクト9が左揃えされた状態で表示部11に表示させる。
(選択オブジェクト9の右揃え)
次に、図12を用いて、実施形態に係る操作パネル1での選択オブジェクト9の右揃えの一例を説明する。図12は選択オブジェクト9の右揃えの手法の一例を示す説明図である。
まず、図12での最上段の図((1)と付された図)は表示部11に表示された3つのオブジェクト8が選択されていることを示す(選択オブジェクト9a〜9c)。整列前では、選択オブジェクト9aは左上、選択オブジェクト9bはほぼ中央、選択オブジェクト9cは右下に表示されている状態である。
そして、図12での上から2段目の左側の図((2)と付された図)は3つのオブジェクト8(選択オブジェクト9a〜9c)が選択された状態で、選択オブジェクト9が表示されていない位置で横方向に2点タッチがなされたことを示している。タッチパネル部12は2点タッチがなされたことを受け付ける。又、パネル制御部10はタッチパネル部12の出力に基づき、2点タッチされたことを認識する。又、パネル制御部10はタッチされた2点の位置関係が横方向であることを認識する。
そして、図12での上から3段目の左側の図((3)と付された図)に示すように、選択オブジェクト9を右揃えで整列させるとき、使用者は右側の指を固定しつつ、左側の指を右側の指に近づける操作(選択オブジェクト9を右側に寄せるような操作)を行う。タッチパネル部12は右側のタッチされた点を固定したまま、左側のタッチされた点を右側に移動させる操作を受け付ける。又、パネル制御部10はタッチパネル部12の出力に基づき、右揃えを指示する操作がなされたことを認識する。
そして、パネル制御部10は各選択オブジェクト9の右端が予め定められた右揃え位置に揃うように、各選択オブジェクト9の表示位置を表示部11に整列させる。これにより、各選択オブジェクト9は右揃えに整列されて表示される。ここで、予め定められた右揃え位置は、図12での最下段の左側の図((4)と付された図)に示すように、表示部11の表示領域(表示部11の表示枠内)の右端の位置としてもよい。あるいは、予め定められた右揃え位置は、図12での最下段の右側の図((7)と付された図)に示すように、選択オブジェクト9のうち最も右端に位置する選択オブジェクト9の右端の位置(破線で図示)としてもよい。
又、基準とする選択オブジェクト9にあわせて右揃えを行うようにしてもよい。言い換えると、予め定められた右揃え位置を基準とする選択オブジェクト9の右端の位置とする。この場合、図12での上から2段目の右側の図((5)と付された図)に示すように、使用者はオブジェクト8が選択された状態で、基準とする選択オブジェクト9が表示された位置を含めて2点タッチする(尚、図12の(5)では、最も右側の選択オブジェクト9cを基準とする例を示している。)。又、タッチされた2点のうち、いずれか一方が基準とする選択オブジェクト9の表示位置でタッチされればよい。これにより、タッチパネル部12は基準とする選択オブジェクト9の表示位置上で2点タッチがなされたことを受け付ける。又、パネル制御部10はタッチパネル部12の出力に基づき、基準とする選択オブジェクト9上で2点タッチされたことを認識する。又、パネル制御部10はタッチされた2点の位置関係が横方向であることを認識する。
そして、図12での上から3段目の右側の図((6)と付された図)に示すように、基準とする選択オブジェクト9にあわせて右揃えで整列させるとき、使用者は右側の指を固定しつつ、左側の指を右側の指に近づける操作(選択オブジェクト9を右側に寄せるような操作)を行う。タッチパネル部12は右側のタッチされた点を固定したまま、左側のタッチされた点を右側に移動させる操作を受け付ける。又、パネル制御部10はタッチパネル部12の出力に基づき、右揃えを行う旨を示す操作がなされたことを認識する。
そして、図12での最下段の右側の図((7)と付された図)に示すように、パネル制御部10は各選択オブジェクト9のうち、基準とする選択オブジェクト9(選択オブジェクト9c)の右端の位置(予め定められた右揃え位置、破線で図示)に揃うように、各選択オブジェクト9の表示位置(右端の位置)を表示部11に整列させる。これにより、基準とする選択オブジェクト9にあわせて、各選択オブジェクト9は右揃えに整列されて表示される。
パネル制御部10は右揃えされたそれぞれの選択オブジェクト9について、オブジェクトデータ中の画面内で表示位置を示す情報をメモリー15に更新させる。これにより、以後、選択オブジェクト9を右揃えした画面を表示するたびに、パネル制御部10はメモリー15に記憶された各選択オブジェクト9のオブジェクトデータを参照し、選択オブジェクト9が右揃えされた状態で表示部11に表示させる。
(選択オブジェクト9の上揃え)
次に、図13を用いて、実施形態に係る操作パネル1での選択オブジェクト9の上揃えの一例を説明する。図13は選択オブジェクト9の上揃えの手法の一例を示す説明図である。
まず、図13での最上段の図((1)と付された図)は表示部11に表示された3つのオブジェクト8が選択されていることを示す(選択オブジェクト9a〜9c)。整列前では、選択オブジェクト9aは左上、選択オブジェクト9bはほぼ中央、選択オブジェクト9cは右下に表示されている状態である。
そして、図13での上から2段目の左側の図((2)と付された図)は3つのオブジェクト8(選択オブジェクト9a〜9c)が選択された状態で、選択オブジェクト9が表示されていない位置で縦方向に2点タッチがなされたことを示している。タッチパネル部12は2点タッチがなされたことを受け付ける。又、パネル制御部10はタッチパネル部12の出力に基づき、2点タッチされたことを認識する。又、パネル制御部10はタッチされた2点の位置関係が縦方向であることを認識する。
そして、図13での上から3段目の左側の図((3)と付された図)に示すように、選択オブジェクト9を上揃えで整列させるとき、使用者は上側の指を固定しつつ、下側の指を上側の指に近づける操作(選択オブジェクト9を上側に寄せるような操作)を行う。タッチパネル部12は上側のタッチされた点を固定したまま、下側のタッチされた点を上側に移動させる操作を受け付ける。又、パネル制御部10はタッチパネル部12の出力に基づき、上揃えを指示する操作がなされたことを認識する。
そして、パネル制御部10は各選択オブジェクト9の上端が予め定められた上揃え位置に揃うように、各選択オブジェクト9の表示位置を表示部11に整列させる。これにより、各選択オブジェクト9は上揃えに整列されて表示される。ここで、予め定められた上揃え位置は、図13での最下段の左側の図((4)と付された図)に示すように、表示部11の表示領域(表示部11の表示枠内)の上端の位置としてもよい。あるいは、予め定められた上揃え位置は、図13での最下段の右側の図((7)と付された図)に示すように、選択オブジェクト9のうち最も上端に位置する選択オブジェクト9(図13の例では、選択オブジェクト9a)の上端の位置(破線で図示)としてもよい。
又、基準とする選択オブジェクト9にあわせて上揃えを行うようにしてもよい。言い換えると、予め定められた上揃え位置を基準とする選択オブジェクト9の上端の位置とする。この場合、図13での上から2段目の右側の図((5)と付された図)に示すように、使用者はオブジェクト8が選択された状態で、基準とする選択オブジェクト9が表示された位置を含めて2点タッチする(尚、図13の(5)では、最も上側の選択オブジェクト9aを基準とする例を示している。)。又、タッチされた2点のうち、いずれか一方が基準とする選択オブジェクト9の表示位置でタッチされればよい。これにより、タッチパネル部12は基準とする選択オブジェクト9の表示位置上で縦方向に2点タッチがなされたことを受け付ける。又、パネル制御部10はタッチパネル部12の出力に基づき、基準とする選択オブジェクト9上で2点タッチされたことを認識する。又、パネル制御部10はタッチされた2点の位置関係が縦方向であることを認識する。
そして、図13での上から3段目の右側の図((6)と付された図)に示すように、基準とする選択オブジェクト9にあわせて上揃えで整列させるとき、使用者は上側の指を固定しつつ、下側の指を上側の指に近づける操作(選択オブジェクト9を上側に寄せるような操作)を行う。タッチパネル部12は上側のタッチされた点を固定したまま、下側のタッチされた点を上側に移動させる操作を受け付ける。又、パネル制御部10はタッチパネル部12の出力に基づき、上揃えを行う旨を示す操作がなされたことを認識する。
そして、図13での最下段の右側の図((7)と付された図)に示すように、パネル制御部10は各選択オブジェクト9のうち、基準とする選択オブジェクト9(選択オブジェクト9a)の上端の位置(予め定められた上揃え位置、破線で図示)に揃うように、各選択オブジェクト9の表示位置(上端の位置)を表示部11に整列させる。これにより、基準とする選択オブジェクト9にあわせて、各選択オブジェクト9は上揃えに整列されて表示される。
パネル制御部10は上揃えされたそれぞれの選択オブジェクト9について、オブジェクトデータ中の画面内で表示位置を示す情報をメモリー15に更新させる。これにより、以後、選択オブジェクト9を上揃えした画面を表示するたびに、パネル制御部10はメモリー15に記憶された各選択オブジェクト9のオブジェクトデータを参照し、選択オブジェクト9が上揃えされた状態で表示部11に表示させる。
(選択オブジェクト9の下揃え)
次に、図14を用いて、実施形態に係る操作パネル1での選択オブジェクト9の下揃えの一例を説明する。図14は、選択オブジェクト9の下揃えの手法の一例を示す説明図である。
まず、図14での最上段の図((1)と付された図)は表示部11に表示された3つのオブジェクト8が選択されていることを示す(選択オブジェクト9a〜9c)。整列前では、選択オブジェクト9aは左上、選択オブジェクト9bはほぼ中央、選択オブジェクト9cは右下に表示されている状態である。
そして、図14での上から2段目の左側の図((2)と付された図)は3つのオブジェクト8(選択オブジェクト9a〜9c)が選択された状態で、選択オブジェクト9が表示されていない位置で2点タッチがなされたことを示している。タッチパネル部12は2点タッチがなされたことを受け付ける。又、パネル制御部10はタッチパネル部12の出力に基づき、2点タッチされたことを認識する。又、パネル制御部10はタッチされた2点の位置関係が縦方向であることを認識する。
そして、図14での上から3段目の左側の図((3)と付された図)に示すように、選択オブジェクト9を下揃えで整列させるとき、使用者は下側の指を固定しつつ、上側の指を下側の指に近づける操作(選択オブジェクト9を下側に寄せるような操作)を行う。タッチパネル部12は下側のタッチされた点を固定したまま、上側のタッチされた点を下側に移動させる操作を受け付ける。又、パネル制御部10はタッチパネル部12の出力に基づき、下揃えを指示する操作がなされたことを認識する。
そして、パネル制御部10は各選択オブジェクト9の下端が予め定められた下揃え位置に揃うように、各選択オブジェクト9の表示位置を表示部11に整列させる。これにより、各選択オブジェクト9は下揃えに整列されて表示される。ここで、予め定められた下揃え位置は、図14での最下段の左側の図((4)と付された図)に示すように、表示部11の表示領域(表示部11の表示枠内)の下端の位置としてもよい。あるいは、予め定められた下揃え位置は、図14での最下段の右側の図((7)と付された図)に示すように、選択オブジェクト9のうち最も下端に位置する選択オブジェクト9(図14の例では、選択オブジェクト9c)の下端の位置(破線で図示)としてもよい。
又、基準とする選択オブジェクト9にあわせて下揃えを行うようにしてもよい。言い換えると、予め定められた下揃え位置を基準とする選択オブジェクト9の下端の位置とする。この場合、図14での上から2段目の右側の図((5)と付された図)に示すように、使用者はオブジェクト8が選択された状態で、基準とする選択オブジェクト9が表示された位置を含めて2点タッチする(尚、図14の(5)では、最も下側の選択オブジェクト9cを基準とする例を示している。)。又、タッチされた2点のうち、いずれか一方が基準とする選択オブジェクト9の表示位置でタッチされればよい。これにより、タッチパネル部12は基準とする選択オブジェクト9の表示位置上で2点タッチがなされたことを受け付ける。又、パネル制御部10はタッチパネル部12の出力に基づき、基準とする選択オブジェクト9上で2点タッチされたことを認識する。又、パネル制御部10はタッチされた2点の位置関係が縦方向であることを認識する。
そして、図14での上から3段目の右側の図((6)と付された図)に示すように、基準とする選択オブジェクト9にあわせて下揃えで整列させるとき、使用者は下側の指を固定しつつ、上側の指を下側の指に近づける操作(選択オブジェクト9を下側に寄せるような操作)を行う。タッチパネル部12は下側のタッチされた点を固定したまま、上側のタッチされた点を下側に移動させる操作を受け付ける。又、パネル制御部10はタッチパネル部12の出力に基づき、下揃えを行う旨を示す操作がなされたことを認識する。
そして、図14での最下段の右側の図((7)と付された図)に示すように、パネル制御部10は各選択オブジェクト9のうち、基準とする選択オブジェクト9(選択オブジェクト9c)の下端の位置(予め定められた下揃え位置、破線で図示)に揃うように、各選択オブジェクト9の表示位置(下端の位置)を表示部11に整列させる。これにより、基準とする選択オブジェクト9にあわせて、各選択オブジェクト9は下揃えに整列されて表示される。
パネル制御部10は下揃えされたそれぞれの選択オブジェクト9について、オブジェクトデータ中の画面内で表示位置を示す情報をメモリー15に更新させる。これにより、以後、選択オブジェクト9を下揃えした画面を表示するたびに、パネル制御部10はメモリー15に記憶された各選択オブジェクト9のオブジェクトデータを参照し、選択オブジェクト9が下揃えされた状態で表示部11に表示させる。
(選択オブジェクト9の左右中央揃え)
次に、図15を用いて、実施形態に係る操作パネル1での選択オブジェクト9の左右中央揃えの一例を説明する。図15は、選択オブジェクト9の左右中央揃えの手法の一例を示す説明図である。
まず、図15での最上段の図((1)と付された図)は表示部11に表示された3つのオブジェクト8が選択されていることを示す(選択オブジェクト9a〜9c)。整列前では、選択オブジェクト9aは左上、選択オブジェクト9bはほぼ中央、選択オブジェクト9cは右下に表示されている状態である。
そして、図15での上から2段目の図((2)と付された図)は3つのオブジェクト8(選択オブジェクト9a〜9c)が選択された状態で、選択オブジェクト9が表示されていない位置で横方向に2点タッチがなされたことを示している。タッチパネル部12は2点タッチがなされたことを受け付ける。又、パネル制御部10はタッチパネル部12の出力に基づき、2点タッチされたことを認識する。又、パネル制御部10はタッチされた2点の位置関係が横方向であることを認識する。
そして、図15での上から3段目の図((3)と付された図)に示すように、選択オブジェクト9を左右中央揃えで整列させるとき、使用者は左右方向で指の間隔を狭める操作(選択オブジェクト9を左右ともに寄せるような操作)を行う。タッチパネル部12はタッチされた2点の間隔が左右方向で狭める操作を受け付ける。又、パネル制御部10はタッチパネル部12の出力に基づき、左右中央揃えを指示する操作がなされたことを認識する。
そして、パネル制御部10は表示部11の表示領域(表示枠内)の左右方向での中央(中央のライン)と各選択オブジェクト9の左右方向での中央とが揃うように、各選択オブジェクト9の表示位置を左右中央揃えで表示部11に整列させる。これにより、各選択オブジェクト9は左右中央揃えに整列されて表示される。
パネル制御部10は左右中央揃えされたそれぞれの選択オブジェクト9について、オブジェクトデータ中の画面内で表示位置を示す情報をメモリー15に更新させる。これにより、以後、選択オブジェクト9を左右中央揃えした画面を表示するたびに、パネル制御部10はメモリー15に記憶された各選択オブジェクト9のオブジェクトデータを参照し、選択オブジェクト9が左右中央揃えされた状態で表示部11に表示させる。
(選択オブジェクト9の上下中央揃え)
次に、図16を用いて、実施形態に係る操作パネル1での選択オブジェクト9の上下中央揃えの一例を説明する。図16は、選択オブジェクト9の上下中央揃えの手法の一例を示す説明図である。
まず、図16での最上段の図((1)と付された図)は表示部11に表示された3つのオブジェクト8が選択されていることを示す(選択オブジェクト9a〜9c)。整列前では、選択オブジェクト9aは左上、選択オブジェクト9bはほぼ中央、選択オブジェクト9cは右下に表示されている状態である。
そして、図16での上から2段目の図((2)と付された図)は3つのオブジェクト8(選択オブジェクト9a〜9c)が選択された状態で、選択オブジェクト9が表示されていない位置で縦方向に2点タッチがなされたことを示している。タッチパネル部12は2点タッチがなされたことを受け付ける。又、パネル制御部10はタッチパネル部12の出力に基づき、2点タッチされたことを認識する。又、パネル制御部10はタッチされた2点の位置関係が縦方向であることを認識する。
そして、図16での上から3段目の図((3)と付された図)に示すように、選択オブジェクト9を上下中央揃えで整列させるとき、使用者は上下方向で指の間隔を狭める操作(選択オブジェクト9を上下ともに寄せるような操作)を行う。タッチパネル部12はタッチされた2点の間隔を上下方向で狭める操作を受け付ける。又、パネル制御部10はタッチパネル部12の出力に基づき、上下中央揃えを指示する操作がなされたことを認識する。
そして、パネル制御部10は表示部11の表示領域(表示枠内)の上下方向での中央(中央のライン)と各選択オブジェクト9の上下方向での中央とが揃うように、各選択オブジェクト9の表示位置を上下中央揃えで表示部11に整列させる。これにより、各選択オブジェクト9は上下中央揃えに整列されて表示される。
パネル制御部10は上下中央揃えされたそれぞれの選択オブジェクト9について、オブジェクトデータ中の画面内で表示位置を示す情報をメモリー15に更新させる。これにより、以後、選択オブジェクト9を上下中央揃えした画面を表示するたびに、パネル制御部10はメモリー15に記憶された各選択オブジェクト9のオブジェクトデータを参照し、選択オブジェクト9が上下中央揃えされた状態で表示部11に表示させる。
(選択オブジェクト9の左右均等配列)
次に、図17を用いて、実施形態に係る操作パネル1での選択オブジェクト9の左右均等配列の一例を説明する。図17は、選択オブジェクト9の左右均等配列の手法の一例を示す説明図である。
まず、図17での最上段の図((1)と付された図)は表示部11に表示された3つのオブジェクト8が選択されていることを示す(選択オブジェクト9a〜9c)。整列前では、左から選択オブジェクト9a、選択オブジェクト9b、選択オブジェクト9cの順に間隔が不均一な状態で並んで表示されている状態である。
そして、図17での上から2段目の左側の図((2)と付された図)は3つのオブジェクト8(選択オブジェクト9a〜9c)が選択された状態で、横方向に2点タッチがなされたことを示している。タッチパネル部12は2点タッチがなされたことを受け付ける。又、パネル制御部10はタッチパネル部12の出力に基づき、2点タッチされたことを認識する。又、パネル制御部10はタッチされた2点の位置関係が横方向であることを認識する。
そして、図17での上から3段目の左側の図((3)と付された図)に示すように、選択オブジェクト9を左右方向の間隔が均等となるように整列させるとき(左右均等配列するとき)、使用者は左右方向で指の間隔を広げる操作(選択オブジェクト9を左右方向で引き離すような操作)を行う。タッチパネル部12はタッチされた2点の間隔が左右方向で広げる操作を受け付ける。又、パネル制御部10はタッチパネル部12の出力に基づき、左右均等配列を指示する操作がなされたことを認識する。
そして、パネル制御部10は各選択オブジェクト9の間隔が等しくなるように、各選択オブジェクト9の表示位置を表示部11に整列させる。これにより、各選択オブジェクト9は左右方向の間隔が均等となるように整列された状態で表示される。ここで、左右均等配列を行うとき、図17での最下段の左側の図((4)と付された図)に示すように、左右方向で最も端に位置する選択オブジェクト9(図17の例では、選択オブジェクト9aと選択オブジェクト9c)を表示部11の表示領域の端に寄せ、各選択オブジェクト9の間隔が等しくなるように整列するようにしてもよい。
この場合、パネル制御部10は選択オブジェクト9のうち、最も左側の選択オブジェクト9(選択オブジェクト9a)の左端の位置と表示部11の表示領域の左端とが一致するように、表示部11に最も左側の選択オブジェクト9aの表示位置を変えさせる(左方向に移動させる)。又、パネル制御部10は選択オブジェクト9のうち、最も右側の選択オブジェクト9(選択オブジェクト9c)の右端の位置と表示部11の表示領域の右端とが一致するように、表示部11に最も右側の選択オブジェクト9cの表示位置を変えさせる(右方向に移動させる)。そして、パネル制御部10は右端と左端の選択オブジェクト9に挟まれる選択オブジェクト9(図17の例では選択オブジェクト9b)と、右端と左端の選択オブジェクト9のそれぞれの間隔(図17の(4)では間隔をL1として例示)がほぼ等しくなる位置に、右端と左端の選択オブジェクト9に挟まれる選択オブジェクト9(選択オブジェクト9b)を表示部11に表示させる。
あるいは、左右均等配列を行うとき、図17での最下段の右側の図((5)と付された図)に示すように、最も端に位置する選択オブジェクト9(図17の例では、選択オブジェクト9aと選択オブジェクト9c)を移動させないまま、各選択オブジェクト9の間隔が等しくなるように整列するようにしてもよい。
この場合、パネル制御部10は選択オブジェクト9のうち、最も左側の選択オブジェクト9(選択オブジェクト9a)と最も右側の選択オブジェクト9(選択オブジェクト9c)の表示位置を変えない。そして、パネル制御部10は右端と左端の選択オブジェクト9に挟まれる選択オブジェクト9(図17の例では選択オブジェクト9b)と、右端と左端の選択オブジェクト9のそれぞれの間隔(図17の(5)では間隔をL2として例示)がほぼ等しくなる位置に、右端と左端の選択オブジェクト9に挟まれる選択オブジェクト9(選択オブジェクト9b)を表示部11に表示させる。
例えば、選択オブジェクト9が表示されていない位置で2点タッチされたことをタッチパネル部12が受け付けたとき、パネル制御部10は最も端に位置する選択オブジェクト9を表示部11の表示領域の端に寄せて、表示部11に各選択オブジェクト9の左右均等配列を行わせる。又、選択オブジェクト9が表示されている位置で2点タッチされたことをタッチパネル部12が受け付けたとき、最も端に位置する選択オブジェクト9を移動させないまま表示部11に各選択オブジェクト9の左右均等配列を行わせる。
パネル制御部10は左右均等配列されたそれぞれの選択オブジェクト9について、オブジェクトデータ中の画面内で表示位置を示す情報をメモリー15に更新させる。これにより、以後、選択オブジェクト9を左右均等配列した画面を表示するたびに、パネル制御部10はメモリー15に記憶された各選択オブジェクト9のオブジェクトデータを参照し、選択オブジェクト9が左右均等配列された状態で表示部11に表示させる。
(選択オブジェクト9の上下均等配列)
次に、図18を用いて、実施形態に係る操作パネル1での選択オブジェクト9の上下均等配列の一例を説明する。図18は、選択オブジェクト9の上下均等配列の手法の一例を示す説明図である。
まず、図18での最上段の図((1)と付された図)は表示部11に表示された3つのオブジェクト8が選択されていることを示す(選択オブジェクト9a〜9c)。整列前では、いずれも表示部11の左寄りの位置に、上から選択オブジェクト9a、選択オブジェクト9b、選択オブジェクト9cの順に、間隔が不均一な状態で並んで表示されている状態である。
そして、図18での上から2段目の左側の図((2)と付された図)は3つのオブジェクト8(選択オブジェクト9a〜9c)が選択された状態で、縦方向に2点タッチがなされたことを示している。タッチパネル部12は2点タッチがなされたことを受け付ける。又、パネル制御部10はタッチパネル部12の出力に基づき、2点タッチされたことを認識する。又、パネル制御部10はタッチされた2点の位置関係が縦方向であることを認識する。
そして、図18での上から3段目の左側の図((3)と付された図)に示すように、選択オブジェクト9を上下方向の間隔が均等となるように整列させるとき(上下均等配列するとき)、使用者は上下方向で指の間隔を広げる操作(選択オブジェクト9を上下方向で引き離すような操作)を行う。タッチパネル部12はタッチされた2点の間隔が上下方向で広げる操作を受け付ける。又、パネル制御部10はタッチパネル部12の出力に基づき、上下均等配列を指示する操作がなされたことを認識する。
そして、パネル制御部10は各選択オブジェクト9の間隔が等しくなるように、各選択オブジェクト9の表示位置を表示部11に整列させる。これにより、各選択オブジェクト9は上下方向の間隔が均等となるように整列された状態で表示される。ここで、上下均等配列を行うとき、図18での最下段の左側の図((4)と付された図)に示すように、上下方向で最も端に位置する選択オブジェクト9(図18の例では、選択オブジェクト9aと選択オブジェクト9c)を表示部11の表示領域の端に寄せ、各選択オブジェクト9の間隔が等しくなるように整列するようにしてもよい。
この場合、パネル制御部10は選択オブジェクト9のうち、最も上側の選択オブジェクト9(選択オブジェクト9a)の上端の位置と表示部11の表示領域の上端とが一致するように、表示部11に最も上側の選択オブジェクト9aの表示位置を変えさせる(上方向に移動させる)。又、パネル制御部10は選択オブジェクト9のうち、最も下側の選択オブジェクト9(選択オブジェクト9c)の下端の位置と表示部11の表示領域の下端とが一致するように、表示部11に最も下側の選択オブジェクト9cの表示位置を変えさせる(下方向に移動させる)。そして、パネル制御部10は下端と上端の選択オブジェクト9に挟まれる選択オブジェクト9(図18の例では選択オブジェクト9b)と、下端と上端の選択オブジェクト9のそれぞれの間隔(図18の(4)では間隔をL3として例示)がほぼ等しくなる位置に、下端と上端の選択オブジェクト9に挟まれる選択オブジェクト9(選択オブジェクト9b)を表示部11に表示させる。
あるいは、上下均等配列を行うとき、図18での最下段の下側の図((5)と付された図)に示すように、最も端に位置する選択オブジェクト9(図18の例では、選択オブジェクト9aと選択オブジェクト9c)を移動させないまま、各選択オブジェクト9の間隔が等しくなるように整列するようにしてもよい。
この場合、パネル制御部10は選択オブジェクト9のうち、最も上側の選択オブジェクト9(選択オブジェクト9a)と最も下側の選択オブジェクト9(選択オブジェクト9c)の表示位置を変えない。そして、パネル制御部10は下端と上端の選択オブジェクト9に挟まれる選択オブジェクト9(図18の例では選択オブジェクト9b)と、下端と上端の選択オブジェクト9のそれぞれの間隔(図18の(5)では間隔をL4で例示)がほぼ等しくなる位置に、下端と上端の選択オブジェクト9に挟まれる選択オブジェクト9(選択オブジェクト9b)を表示部11に表示させる。
例えば、選択オブジェクト9が表示されていない位置で2点タッチされたことをタッチパネル部12が受け付けたとき、パネル制御部10は最も端に位置する選択オブジェクト9を表示部11の表示領域の端に寄せて、表示部11に各選択オブジェクト9の上下均等配列を行わせる。又、選択オブジェクト9が表示されている位置で2点タッチされたことをタッチパネル部12が受け付けたとき、最も端に位置する選択オブジェクト9を移動させないまま表示部11に各選択オブジェクト9の上下均等配列を行わせる。
パネル制御部10は上下均等配列されたそれぞれの選択オブジェクト9について、オブジェクトデータ中の画面内で表示位置を示す情報をメモリー15に更新させる。これにより、以後、選択オブジェクト9を上下均等配列した画面を表示するたびに、パネル制御部10はメモリー15に記憶された各選択オブジェクト9のオブジェクトデータを参照し、選択オブジェクト9が上下均等配列された状態で表示部11に表示させる。
(選択オブジェクト9の重なり解消・左移動)
次に、図19を用いて、実施形態に係る操作パネル1での選択オブジェクト9の重なりを解消するための左方向への移動の一例を説明する。図19は、選択オブジェクト9の重なりを解消するための左方向への移動の手法の一例を示す説明図である。
まず、図19での最上段の図((1)と付された図)は表示部11に表示された3つのオブジェクト8が選択されていることを示す(選択オブジェクト9a〜9c)。そして、整列前では、各選択オブジェクト9は重なった状態で上寄りの位置に表示されている状態の一例を図19に示している。具体的に、図19では、選択オブジェクト9aの上側に選択オブジェクト9bが重なり、選択オブジェクト9bの上側に選択オブジェクト9cが重なっている状態である。例えば、上揃えを行ったとき、図19の(1)に示すような選択オブジェクト9が重なった状態となることがある。
ここで、パネル制御部10はメモリー15に記憶された各オブジェクト8に関する情報を含むオブジェクトデータに基づき、選択されたオブジェクト8が占める範囲(表示範囲)を認識する。そして、パネル制御部10はオブジェクト8を表示する位置やオブジェクト8が占める範囲に基づき、オブジェクト8同士の重なりを認識する。尚、オブジェクトデータには、重なった場合の各オブジェクト8の表示の優先順位を示す情報が含まれる。パネル制御部10はメモリー15の記憶内容を参照し、優先度の高いオブジェクト8の方が上層に位置するように(隠れないように)各オブジェクト8の表示を行う。
選択オブジェクト9が重なると、下層側の選択オブジェクト9は上層側の選択オブジェクト9に隠され、見えなくなる。例えば、電子付箋81は注意書きなどの情報を含むが、一部が隠れてしまうと、使用者は電子付箋81に含まれる情報を的確に認識できなくなる。そこで、選択オブジェクト9が重なっているとき、直感的な操作により、重なり解消を容易に行えるようにする。尚、重なりを解消するとき、全ての選択オブジェクト9が重なっている場合だけで無く、選択オブジェクト9のうち、一部のみが重なった状態でも、以下の操作を行うことにより選択オブジェクト9の重なりを解消できる。
そして、図19での上から2段目の図((2)と付された図)は重なった状態の3つのオブジェクト8(選択オブジェクト9a〜9c)が選択された状態で横方向に2点タッチがなされたことを示している。タッチパネル部12は2点タッチがなされたことを受け付ける。又、パネル制御部10はタッチパネル部12の出力に基づき、重なったオブジェクト8が選択されている状態で2点タッチされたことを認識する。又、パネル制御部10はタッチされた2点の位置関係が横方向であることを認識する。
そして、図19での上から3段目の図((3)と付された図)に示すように、選択オブジェクト9を左方向に移動させて、選択オブジェクト9の重なりを解消するための整列を行うとき、使用者は右側の指を固定しつつ、左側の指を右側の指から遠ざける操作(各選択オブジェクト9を左側に寄せるような操作)を行う。タッチパネル部12は右側のタッチされた点を固定したまま、左側のタッチされた点を左側に移動させる(遠ざける)操作を受け付ける。又、パネル制御部10はタッチパネル部12の出力に基づき、選択オブジェクト9を左方向に移動させて重なり解消を指示する操作がなされたことを認識する。
そして、図19での最下段の図((4)と付された図)に示すように、パネル制御部10は各選択オブジェクト9のうち、最も右端の選択オブジェクト9(図19の例では、選択オブジェクト9c)を動かさないようにしつつ、他の選択オブジェクト9(図19の例では選択オブジェクト9aと選択オブジェクト9b)の表示位置を表示部11に変えさせる(移動させる)。このとき、パネル制御部10はいずれの選択オブジェクト9も重ならないように(重なりが無くなるように)、他の選択オブジェクト9(選択オブジェクト9a、選択オブジェクト9b)の表示位置を表示部11に変えさせる
尚、図19では、パネル制御部10が各選択オブジェクト9の間に隙間がないように選択オブジェクト9を左方向に移動させて、表示部11に選択オブジェクト9の表示位置を変えさせる例を示している。しかし、パネル制御部10は一定の隙間を空けるようにして表示部11に選択オブジェクト9の表示位置を左方向に移動させ、選択オブジェクト9の重なりを解消してもよい。
パネル制御部10は重なりが解消されたそれぞれの選択オブジェクト9について、オブジェクトデータ中の画面内で表示位置を示す情報をメモリー15に更新させる。これにより、以後、選択オブジェクト9の重なりを解消した画面を表示するたびに、パネル制御部10はメモリー15に記憶された各選択オブジェクト9のオブジェクトデータを参照し、選択オブジェクト9が重なりが解消された状態で表示部11に表示させる。
(選択オブジェクト9の重なり解消・右移動)
次に、図20を用いて、実施形態に係る操作パネル1での選択オブジェクト9の重なりを解消するための右方向への移動の一例を説明する。図20は、選択オブジェクト9の重なりを解消するための右方向への移動の手法の一例を示す説明図である。
まず、図20での最上段の図((1)と付された図)は表示部11に表示された3つのオブジェクト8が選択されていることを示す(選択オブジェクト9a〜9c)。そして、整列前では、各選択オブジェクト9は重なった状態で上寄りの位置に表示されている状態の一例を図20に示している。具体的に、図20では、選択オブジェクト9aの上側に選択オブジェクト9bが重なり、選択オブジェクト9bの上側に選択オブジェクト9cが重なっている状態である。例えば、上揃えを行ったとき、図20の(1)に示すような選択オブジェクト9が重なった状態となることがある。
そして、図20での上から2段目の図((2)と付された図)は重なった状態の3つのオブジェクト8(選択オブジェクト9a〜9c)が選択された状態で横方向に2点タッチがなされたことを示している。タッチパネル部12は2点タッチがなされたことを受け付ける。又、パネル制御部10はタッチパネル部12の出力に基づき、重なったオブジェクト8が選択されている状態で2点タッチされたことを認識する。又、パネル制御部10はタッチされた2点の位置関係が横方向であることを認識する。
そして、図20での上から3段目の図((3)と付された図)に示すように、選択オブジェクト9を右方向に移動させて、選択オブジェクト9の重なりを解消するための整列を行うとき、使用者は左側の指を固定しつつ、右側の指を左側の指から遠ざける操作(各選択オブジェクト9を右側に寄せるような操作)を行う。タッチパネル部12は左側のタッチされた点を固定したまま、右側のタッチされた点を右側に移動させる(遠ざける)操作を受け付ける。又、パネル制御部10はタッチパネル部12の出力に基づき、選択オブジェクト9を右方向に移動させて重なり解消を指示する操作がなされたことを認識する。
そして、図20での最下段の図((4)と付された図)に示すように、パネル制御部10は各選択オブジェクト9のうち、最も左端の選択オブジェクト9(図20の例では、選択オブジェクト9a)を動かさないようにしつつ、他の選択オブジェクト9(図20の例では選択オブジェクト9bと選択オブジェクト9c)の表示位置を表示部11に変えさせる(移動させる)。このとき、パネル制御部10はいずれの選択オブジェクト9も重ならないように(重なりが無くなるように)、他の選択オブジェクト9(選択オブジェクト9b、選択オブジェクト9c)の表示位置を表示部11に変えさせる
尚、図20では、パネル制御部10が各選択オブジェクト9の間に隙間がないように選択オブジェクト9を右方向に移動させて、表示部11に選択オブジェクト9の表示位置を変えさせる例を示している。しかし、パネル制御部10は一定の隙間を空けるようにして表示部11に選択オブジェクト9の表示位置を右方向に移動させ、選択オブジェクト9の重なりを解消してもよい。
パネル制御部10は重なりが解消されたそれぞれの選択オブジェクト9について、オブジェクトデータ中の画面内で表示位置を示す情報をメモリー15に更新させる。これにより、以後、選択オブジェクト9の重なりを解消した画面を表示するたびに、パネル制御部10はメモリー15に記憶された各選択オブジェクト9のオブジェクトデータを参照し、選択オブジェクト9が重なりが解消された状態で表示部11に表示させる。
(選択オブジェクト9の重なり解消・上移動)
次に、図21を用いて、実施形態に係る操作パネル1での選択オブジェクト9の重なりを解消するための上方向への移動の一例を説明する。図21は、選択オブジェクト9の重なりを解消するための上方向への移動の手法の一例を示す説明図である。
まず、図21での最上段の図((1)と付された図)は表示部11に表示された3つのオブジェクト8が選択されていることを示す(選択オブジェクト9a〜9c)。そして、整列前では、各選択オブジェクト9は重なった状態で左下寄りの位置に表示されている状態の一例を図21に示している。具体的に、図21では、選択オブジェクト9aの上側に選択オブジェクト9bが重なり、選択オブジェクト9bの上側に選択オブジェクト9cが重なっている状態である。例えば、左揃えを行ったとき、図21の(1)に示すような選択オブジェクト9が重なった状態となることがある。
そして、図21での上から2段目の図((2)と付された図)は重なった状態の3つのオブジェクト8(選択オブジェクト9a〜9c)が選択された状態で縦方向に2点タッチがなされたことを示している。タッチパネル部12は2点タッチがなされたことを受け付ける。又、パネル制御部10はタッチパネル部12の出力に基づき、重なったオブジェクト8が選択されている状態で2点タッチされたことを認識する。又、パネル制御部10はタッチされた2点の位置関係が縦方向であることを認識する。
そして、図21での上から3段目の図((3)と付された図)に示すように、選択オブジェクト9を上方向に移動させて、選択オブジェクト9の重なりを解消するための整列を行うとき、使用者は下側の指を固定しつつ、上側の指を下側の指から遠ざける操作(各選択オブジェクト9を上側に寄せるような操作)を行う。タッチパネル部12は下側のタッチされた点を固定したまま、上側のタッチされた点を上側に移動させる(遠ざける)操作を受け付ける。又、パネル制御部10はタッチパネル部12の出力に基づき、選択オブジェクト9を上方向に移動させて重なり解消を指示する操作がなされたことを認識する。
そして、図21での最下段の図((4)と付された図)に示すように、パネル制御部10は各選択オブジェクト9のうち、最も下端の選択オブジェクト9(図21の例では、選択オブジェクト9c)を動かさないようにしつつ、他の選択オブジェクト9(図21の例では選択オブジェクト9aと選択オブジェクト9b)の表示位置を表示部11に変えさせる(移動させる)。このとき、パネル制御部10はいずれの選択オブジェクト9も重ならないように(重なりが無くなるように)、他の選択オブジェクト9(選択オブジェクト9a、選択オブジェクト9b)の表示位置を表示部11に変えさせる
尚、図21では、パネル制御部10が各選択オブジェクト9の間に隙間がないように選択オブジェクト9を上方向に移動させて、表示部11に選択オブジェクト9の表示位置を変えさせる例を示している。しかし、パネル制御部10は一定の隙間を空けるようにして表示部11に選択オブジェクト9の表示位置を上方向に移動させ、選択オブジェクト9の重なりを解消してもよい。
パネル制御部10は重なりが解消されたそれぞれの選択オブジェクト9について、オブジェクトデータ中の画面内で表示位置を示す情報をメモリー15に更新させる。これにより、以後、選択オブジェクト9の重なりを解消した画面を表示するたびに、パネル制御部10はメモリー15に記憶された各選択オブジェクト9のオブジェクトデータを参照し、選択オブジェクト9が重なりが解消された状態で表示部11に表示させる。
(選択オブジェクト9の重なり解消・下移動)
次に、図22を用いて、実施形態に係る操作パネル1での選択オブジェクト9の重なりを解消するための下方向への移動の一例を説明する。図22は、選択オブジェクト9の重なりを解消するための下方向への移動の手法の一例を示す説明図である。
まず、図22での最上段の図((1)と付された図)は表示部11に表示された3つのオブジェクト8が選択されていることを示す(選択オブジェクト9a〜9c)。そして、整列前では、各選択オブジェクト9は重なった状態で左上寄りの位置に表示されている状態の一例を図22に示している。具体的に、図22では、選択オブジェクト9aの上側に選択オブジェクト9bが重なり、選択オブジェクト9bの上側に選択オブジェクト9cが重なっている状態である。例えば、左揃えを行ったとき、図22の(1)に示すような選択オブジェクト9が重なった状態となることがある。
そして、図22での上から2段目の図((2)と付された図)は重なった状態の3つのオブジェクト8(選択オブジェクト9a〜9c)が選択された状態で縦方向に2点タッチがなされたことを示している。タッチパネル部12は2点タッチがなされたことを受け付ける。又、パネル制御部10はタッチパネル部12の出力に基づき、重なったオブジェクト8が選択されている状態で2点タッチされたことを認識する。又、パネル制御部10はタッチされた2点の位置関係が縦方向であることを認識する。
そして、図22での上から3段目の図((3)と付された図)に示すように、選択オブジェクト9を下方向に移動させて、選択オブジェクト9の重なりを解消するための整列を行うとき、使用者は上側の指を固定しつつ、下側の指を上側の指から遠ざける操作(各選択オブジェクト9を下側に寄せるような操作)を行う。タッチパネル部12は上側のタッチされた点を固定したまま、下側のタッチされた点を下側に移動させる(遠ざける)操作を受け付ける。又、パネル制御部10はタッチパネル部12の出力に基づき、選択オブジェクト9を下方向に移動させて重なり解消を指示する操作がなされたことを認識する。
そして、図22での最下段の図((4)と付された図)に示すように、パネル制御部10は各選択オブジェクト9のうち、最も上端の選択オブジェクト9(図22の例では、選択オブジェクト9a)を動かさないようにしつつ、他の選択オブジェクト9(図22の例では選択オブジェクト9bと選択オブジェクト9c)の表示位置を表示部11に変えさせる(移動させる)。このとき、パネル制御部10はいずれの選択オブジェクト9も重ならないように(重なりが無くなるように)、他の選択オブジェクト9(選択オブジェクト9b、選択オブジェクト9c)の表示位置を表示部11に変えさせる
尚、図22では、パネル制御部10が各選択オブジェクト9の間に隙間がないように選択オブジェクト9を下方向に移動させて、表示部11に選択オブジェクト9の表示位置を変えさせる例を示している。しかし、パネル制御部10は一定の隙間を空けるようにして表示部11に選択オブジェクト9の表示位置を下方向に移動させ、選択オブジェクト9の重なりを解消してもよい。
パネル制御部10は重なりが解消されたそれぞれの選択オブジェクト9について、オブジェクトデータ中の画面内で表示位置を示す情報をメモリー15に更新させる。これにより、以後、選択オブジェクト9の重なりを解消した画面を表示するたびに、パネル制御部10はメモリー15に記憶された各選択オブジェクト9のオブジェクトデータを参照し、選択オブジェクト9が重なりが解消された状態で表示部11に表示させる。
(選択オブジェクト9の整列方向の変更・左右→上下)
次に、図23を用いて、実施形態に係る操作パネル1での選択オブジェクト9の整列方向の変更の一例を説明する。図23は、左右方向から上下方向に選択オブジェクト9の整列方向を変える整列方向の変更の手法の一例を示す説明図である。
まず、図23での最上段の図((1)と付された図)は表示部11に表示された3つのオブジェクト8が選択されていることを示す(選択オブジェクト9a〜9c)。整列方向の変更前では、左から選択オブジェクト9a、選択オブジェクト9b、選択オブジェクト9cの順番であり、選択オブジェクト9a〜9cは下揃えで表示されている状態である。例えば、下揃えを行ったとき、図23の(1)に示すような選択オブジェクト9が整列された状態となる。
そして、図23での上から2段目の図((2)と付された図)は整列された3つのオブジェクト8(選択オブジェクト9a〜9c)が選択された状態で、2点タッチがなされたことを示している。タッチパネル部12は2点タッチがなされたことを受け付ける。又、パネル制御部10はタッチパネル部12の出力に基づき、2点タッチされたことを認識する。又、パネル制御部10はタッチされた2点の位置関係が横方向であることを認識する。
そして、図23での上から3段目の図((3)と付された図)に示すように、選択オブジェクト9を整列方向の変更を行うとき、使用者はタッチした2点を回転させる操作を行う。タッチパネル部12はタッチされた2点を回転させる操作を受け付ける。又、パネル制御部10はタッチパネル部12の出力に基づき、整列方向の変更を指示する操作がなされたことを認識する。
パネル制御部10は回転操作によるタッチされた2点の回転角度を求める。パネル制御部10はタッチされた2点の座標(位置)を認識する。そして、パネル制御部10は最初に2点タッチされたときの2点を結ぶ直線と、回転操作で移動後の2点を結ぶ直線を交差させたときの2本の直線の角度を求める。角度の求め方はいろいろあるが、例えば、パネル制御部10は2点タッチの座標から最初に2点タッチされたときの2点を結ぶ直線と、回転操作で移動後の2点を結ぶ直線のそれぞれの傾きを求め、傾きから正接を求め、角度を求める。
又、タッチされた2点を回転させる操作がなされたとき、パネル制御部10は基準点Aを定める。左右方向に整列された選択オブジェクト9の基準点Aの定め方は予め定められている。例えば、最初にタッチされた2点の位置関係が横方向であるとき、求めた角度が0<θ<90度の範囲であれば、基準点Aは最も左側の選択オブジェクト9の左下隅とされる(図23の(3)黒点で基準点Aの一例を図示)。尚、求めた角度が−90<θ<0度の範囲であれば、基準点Aは最も左側の選択オブジェクト9の左上隅とされる。求めた角度が90<θ<180度の範囲であれば、基準点Aは最も右側の選択オブジェクト9の右下隅とされる。求めた角度が180<θ<270度の範囲であれば、基準点Aは最も右側の選択オブジェクト9の右上隅とされる。
そして、パネル制御部10は定めた基準点Aと、選択オブジェクト9のうち予め定められた特定箇所を結ぶ基準ラインBを認識する。例えば、パネル制御部10は各選択オブジェクト9について基準点Aと同じ位置を特定箇所と定める。パネル制御部10は選択オブジェクト9aの左下隅を基準点Aとする図23の例では、各選択オブジェクト9の左下隅を特定箇所として、基準ラインBを認識する。
そして、図23での上から3段目の図((3)と付された図)に示すように、パネル制御部10は回転操作に応じて求めた角度(タッチされた2点を結ぶ角度変化)に応じて、基準点Aとした各選択オブジェクト9以外の選択オブジェクト9の表示位置を表示部11に変えさせる。図23の例では、パネル制御部10は選択オブジェクト9bと選択オブジェクト9cの表示位置を表示部11に変えさせる。
そして、図23での上から3段目の図に示すように、選択オブジェクト9の表示位置を変えさせるとき、パネル制御部10は求めた角度と同じだけ、基準点Aを中心として基準ラインBを回転させ、基準ラインB上に各選択オブジェクト9の特定箇所が重なるように、選択オブジェクト9の表示位置を変えさせる。図23の例では、パネル制御部10は選択オブジェクト9bと選択オブジェクト9cの特定箇所(左下隅)と基準ラインBが重なるように、選択オブジェクト9bと選択オブジェクト9cの表示位置を変えさせる。
更に、タッチパネル部12はいずれの点もタッチされなくなったことを受け付ける。パネル制御部10はタッチされた点が無くなったときの表示位置で各選択オブジェクト9の表示位置が確定されたと認識する。
このように、各選択オブジェクト9の整列方向と、回転させたい方向にあわせて2点タッチした位置を回転させることにより、直感的に選択オブジェクト9の整列方向の変えることができる。
そして、図23での上から4段目の図に示すように、タッチパネル部12がタッチされた点を90度まで回転させる操作を受け付ける。パネル制御部10が90度回転させる操作がなされたことを認識すると、パネル制御部10は選択オブジェクト9の整列方向を左右方向から上下方向に90度変わるように、選択オブジェクト9の表示位置を表示部11に変えさせる。
パネル制御部10は整列方向を変更した選択オブジェクト9について、オブジェクトデータ中の画面内で表示位置を示す情報をメモリー15に更新させる。これにより、以後、選択オブジェクト9の整列方向を変更した画面を表示するたびに、パネル制御部10はメモリー15に記憶された各オブジェクト8のオブジェクトデータを参照し、選択オブジェクト9の整列方向を変更した状態で表示部11に表示させる。
(選択オブジェクト9の整列方向の変更・上下→左右)
次に、図24を用いて、実施形態に係る操作パネル1での選択オブジェクト9の整列方向の変更の一例を説明する。図24は上下方向から左右方向に選択オブジェクト9の整列方向を変える整列方向の変更の手法の一例を示す説明図である。
まず、図24での最上段の図((1)と付された図)は表示部11に表示された3つのオブジェクト8が選択されていることを示す(選択オブジェクト9a〜9c)。整列方向の変更前では、上から選択オブジェクト9a、選択オブジェクト9b、選択オブジェクト9cの順番であり、選択オブジェクト9a〜9cは右揃えで表示されている状態である。例えば、右揃えを行ったとき、図24の(1)に示すようなオブジェクト8が整列された状態となることがある。
そして、図24での上から2段目の図((2)と付された図)は整列された3つのオブジェクト8(選択オブジェクト9a〜9c)が選択された状態で、2点タッチがなされたことを示している。タッチパネル部12は2点タッチがなされたことを受け付ける。又、パネル制御部10はタッチパネル部12の出力に基づき、2点タッチされたことを認識する。又、パネル制御部10はタッチされた2点の位置関係が縦方向であることを認識する。
そして、図24での上から3段目の((3)と付された図)に示すように、選択オブジェクト9を整列方向の変更を行うとき、使用者はタッチした2点を回転させる操作を行う。タッチパネル部12はタッチされた2点を回転させる操作を受け付ける。又、パネル制御部10はタッチパネル部12の出力に基づき、整列方向の変更を指示する操作がなされたことを認識する。
パネル制御部10は回転操作により回転させられた角度を求める。パネル制御部10はタッチされた2点の座標(位置)を認識する。尚、角度の求め方は図23で説明した手法と同様でよい。そのため、角度の求め方については説明を省略する。
又、タッチされた2点を回転させる操作がなされたとき、パネル制御部10は基準点Aを定める。上下方向に整列された選択オブジェクト9を回転させるとき、基準点Aの定め方は予め定められている。例えば、最初にタッチされた2点の位置関係が縦方向であるとき、求めた角度が90<θ<180度の範囲であれば(図24での(3))、基準点Aは最も下側の選択オブジェクト9の右下隅とされる(図24の(3)黒点で基準点Aの一例を図示)。尚、求めた角度が0<θ<90度の範囲であれば、基準点Aは最も下側の選択オブジェクト9の左下隅とされる。求めた角度が−90<θ<0度の範囲であれば、基準点Aは最も上側の選択オブジェクト9の左上隅とされる。求めた角度が180<θ<270度の範囲であれば、基準点Aは最も上側の選択オブジェクト9の右上隅とされる。
そして、パネル制御部10は定めた基準点Aと、選択オブジェクト9のうち予め定められた特定箇所を結ぶ基準ラインBを認識する。例えば、パネル制御部10は各選択オブジェクト9について基準点Aと同じ位置を特定箇所と定める。パネル制御部10は選択オブジェクト9cの右下隅を基準点Aとする図24の例では、各選択オブジェクト9の右下隅を特定箇所として、基準ラインBを認識する。
そして、図24での上から3段目の図((3)と付された図)に示すように、パネル制御部10は、回転操作に応じて求めた角度(タッチされた2点を結ぶ直線の角度変化)に応じて、基準点Aとした各選択オブジェクト9以外の選択オブジェクト9の表示位置を表示部11に変えさせる。図24の例では、パネル制御部10は選択オブジェクト9aと選択オブジェクト9bの表示位置を表示部11に変えさせる。
そして、図24での上から3段目の図に示すように、選択オブジェクト9の表示位置を変えさせるとき、パネル制御部10は回転操作に応じて求めた角度(タッチされた2点を結ぶ角度変化)に応じて、基準点Aとした各選択オブジェクト9以外の選択オブジェクト9の表示位置を表示部11に変えさせる。図24の例では、パネル制御部10は選択オブジェクト9aと選択オブジェクト9bの特定箇所(右下隅)と基準ラインBが重なるように、選択オブジェクト9aと選択オブジェクト9bの表示位置を変えさせる。
更に。タッチパネル部12はいずれの点もタッチされなくなったことを受け付ける。パネル制御部10はタッチされた点が無くなったときの表示位置で各選択オブジェクト9の表示位置が確定されたと認識する。
このように、各選択オブジェクト9の整列方向と、回転させたい方向にあわせて2点タッチした位置を回転させることにより、直感的に選択オブジェクト9の整列方向の変えることができる。
そして、図24での上から4段目の図に示すように、タッチパネル部12がタッチされた点を90度まで回転させる操作を受け付ける。パネル制御部10が90度回転させる操作がなされたことを認識すると、パネル制御部10は選択オブジェクト9の整列方向を上下方向から左右方向に、90度変わるように、選択オブジェクト9の表示位置を表示部11に変えさせる。
パネル制御部10は整列方向を変更した選択オブジェクト9について、オブジェクトデータ中の画面内で表示位置を示す情報をメモリー15に更新させる。これにより、以後、選択オブジェクト9の整列方向を変更した画面を表示するたびに、パネル制御部10はメモリー15に記憶された各オブジェクト8のオブジェクトデータを参照し、選択オブジェクト9の整列方向を変更した状態で表示部11に表示させる。
(選択オブジェクト9の重なり順序の変更・その1)
次に、図25を用いて、実施形態に係る操作パネル1での左右方向に並べられた選択オブジェクト9の重なり順序の変更の一例を説明する。図25は、左右方向に並べられた選択オブジェクト9の重なり順序を変える手法の一例を示す説明図である。
まず、図25での最上段の図((1)と付された図)は表示部11に表示された3つのオブジェクト8が選択されていることを示す(選択オブジェクト9a〜9c)。そして、整列前では、各選択オブジェクト9は重なった状態で左下寄りの位置に表示されている状態の一例を図25の(1)に示している。具体的に、図25では、選択オブジェクト9cの上側に選択オブジェクト9bが重なり、選択オブジェクト9bの上側に選択オブジェクト9aが重なっている状態である。例えば、下揃えを行ったとき、図25の(1)に示すような選択オブジェクト9が重なった状態となることがある。
そして、図25での上から2段目の図((2)と付された図)は重なった状態の3つのオブジェクト8(選択オブジェクト9a〜9c)が選択された状態で横方向(縦方向でもよい)に2点タッチがなされたことを示している。タッチパネル部12は2点タッチがなされたことを受け付ける。又、パネル制御部10はタッチパネル部12の出力に基づき、左右方向に並べられ、重なったオブジェクト8が選択されている状態で2点タッチされたことを認識する。
そして、図25での上から3段目の左側の図((3)と付された図)に示すように、選択オブジェクト9の重なり順序を変えるとき、使用者はタッチした2点を回転させる操作を行う。タッチパネル部12はタッチされた2点を回転させる操作を受け付ける。又、パネル制御部10はタッチパネル部12の出力に基づき、選択オブジェクト9の重なり順序の変更を指示する操作が開始されたことを認識する。
パネル制御部10は回転操作により回転させられた角度を求める。パネル制御部10はタッチされた2点の座標(位置)を認識する。尚、角度の求め方は図23で説明した手法と同様でよい。そのため、角度の求め方については説明を省略する。
又、タッチされた2点を回転させる操作がなされたとき、パネル制御部10は角度変化量(最初にタッチされた2点を結ぶ直線に対する現在のタッチされた2点を結ぶ直線の角度の変化量)が予め定められた角度変化量に到るまで、左右方向で並べられた選択オブジェクト9を、重なりが無くなる方向に移動させる。図25に示すように、左右方向に選択オブジェクト9が並べられているとき、パネル制御部10は上下方向で選択オブジェクト9の表示位置を表示部11に変えさせる。但し、図25の(3)に示すように、表示部11は重なった選択オブジェクト9のうち、最も上層の選択オブジェクト9(選択オブジェクト9a)の表示位置を移動させない。
尚、本実施形態の説明では、予め定められた角度変化量は90度である例を説明する。しかし、90度よりも小さくてもよいし、大きくてもよい。又、選択オブジェクト9が表示部11の表示領域の上下方向の中央よりも下寄りにあれば上方向に移動させればよい。一方、又、選択オブジェクト9が表示部11の表示領域の上下方向の中央よりも上寄りにあれば下方向に移動させればよい。
図25の(3)の例では、まず、パネル制御部10は最も上層の選択オブジェクト9aの表示位置を表示部11に移動させない。そして、パネル制御部10は角度変化量が0<θ<90度の間では、選択オブジェクト9bと選択オブジェクト9cの表示位置が上側に移動するように、表示部11に表示を行わせる。又、パネル制御部10は角度変化量が大きくなるほど、選択オブジェクト9bと選択オブジェクト9cの表示位置の元の位置からの移動量を大きくする。又、移動させない選択オブジェクト9aからの距離が遠い選択オブジェクト9ほど、角度変化に対する移動量が大きくなるように、パネル制御部10は表示部11に選択オブジェクト9bと選択オブジェクト9cの表示位置を変えさせる。例えば、1度の角度変化に対する選択オブジェクト9bの移動量を「1」とすると、1度の角度変化に対する選択オブジェクト9cの移動量は「2」とされる(1:2)。
又、図25での最下段の左側の図((4)と付された図)に示すように、パネル制御部10は角度変化量が予め定められた角度変化量(90度)になると、各選択オブジェクト9の重なりが全く無い状態となるように、表示部11に各選択オブジェクト9の表示位置を変えさせる。図25の(4)の例では、角度変化量が90度になると、パネル制御部10は選択オブジェクト9aと選択オブジェクト9bと選択オブジェクト9cのそれぞれが重ならないように、表示部11に表示を行わせる。
更に、図25での最下段の右側の図((5)と付された図)に示すように、パネル制御部10は角度変化量が予め定められた角度変化量(90度)を超えると、重なり順が逆転するように、各選択オブジェクト9を表示部11に表示させる。図25の(4)の例では、角度変化量が90度を超えると、パネル制御部10は最も上層にあった選択オブジェクト9aが最下層となり、最も下層であった選択オブジェクト9cが最上層となるように、表示部11に表示を行わせる。
又、図25の(5)に示すように、パネル制御部10は移動させていた選択オブジェクト9が元の位置に戻るように、選択オブジェクト9の表示位置を表示部11に変えさせる。図25の(5)の例では、角度変化量が90度を超えると、パネル制御部10は移動させていた選択オブジェクト9bと選択オブジェクト9cの表示位置が下側に移動するように、表示部11に表示を変えさせる。又、パネル制御部10は角度変化量が大きくなるほど、重なりが全く無い状態からの選択オブジェクト9bと選択オブジェクト9cの表示位置の移動量を大きくする。又、移動させない選択オブジェクト9aからの距離が遠い選択オブジェクト9ほど、角度変化に対する移動量が大きくなるように、パネル制御部10は表示部11に選択オブジェクト9bと選択オブジェクト9cの表示位置を変えさせる。90度を超えてからは、例えば、1度の角度変化に対する選択オブジェクト9bの下方向への移動量を「1」とすると、1度の角度変化に対する選択オブジェクト9cの下方向の移動量は「2」とされる(1:2)。
又、図25での上から3段目の右側の図((6)と付された図)に示すように、パネル制御部10は角度変化量が予め定められた角度変化量の2倍(180度)に到ると、各選択オブジェクト9の重なり順は回転操作開始前とは逆になるが、各選択オブジェクト9の表示位置は元に戻る。
従って、使用者は重なった選択オブジェクト9の重なり順を逆転させたいとき、オブジェクト8を選択した後、タッチした2点を180度回転させ、タッチパネル部12から指を離せばよい。
又、タッチされた点が無くなったことをタッチパネル部12が受け付けると、そのとき表示していた状態で各選択オブジェクト9の表示位置は確定される。パネル制御部10は以後、タッチされた点が無くなったときの重なり順と表示位置で選択オブジェクト9を表示すると認識する。
そこで、パネル制御部10はタッチされた点が無くなったとき、各選択オブジェクト9について、オブジェクトデータ中の重なり順を示す情報や、画面内で表示位置を示す情報をメモリー15に更新させる。これにより、以後、選択オブジェクト9の整列方向を変更した画面を表示するたびに、パネル制御部10はメモリー15に記憶された各オブジェクト8のオブジェクトデータを参照し、選択オブジェクト9の表示位置や重なり順を変更した状態で表示部11に表示させる。
(選択オブジェクト9の重なり順序の変更・その2)
次に、図26を用いて、実施形態に係る操作パネル1での上下方向に並べられた選択オブジェクト9の重なり順序の変更の一例を説明する。図26は、上下方向に並べられた選択オブジェクト9の重なり順序を変える手法の一例を示す説明図である。
まず、図26での最上段の図((1)と付された図)は表示部11に表示された3つのオブジェクト8が選択されていることを示す(選択オブジェクト9a〜9c)。そして、整列前では、各選択オブジェクト9は重なった状態で左上寄りの位置に表示されている状態の一例を図26の(1)に示している。具体的に、図26では、選択オブジェクト9cの上側に選択オブジェクト9bが重なり、選択オブジェクト9bの上側に選択オブジェクト9aが重なっている状態である。例えば、左揃えを行ったとき、図26の(1)に示すような選択オブジェクト9が重なった状態となることがある。
そして、図26での上から2段目の図((2)と付された図)は重なった状態の3つのオブジェクト8(選択オブジェクト9a〜9c)が選択された状態で縦方向(横方向でもよい)に2点タッチがなされたことを示している。タッチパネル部12は2点タッチがなされたことを受け付ける。又、パネル制御部10はタッチパネル部12の出力に基づき、上下方向に並べられ、重なったオブジェクト8が選択されている状態で2点タッチされたことを認識する。
そして、図26での上から3段目の左側の図((3)と付された図)に示すように、選択オブジェクト9の重なり順序を変えるとき、使用者はタッチした2点を回転させる操作を行う。タッチパネル部12はタッチされた2点を回転させる操作を受け付ける。又、パネル制御部10はタッチパネル部12の出力に基づき、選択オブジェクト9の重なり順序の変更を指示する操作が開始されたことを認識する。
パネル制御部10は回転操作により回転させられた角度を求める。パネル制御部10はタッチされた2点の座標(位置)を認識する。尚、角度の求め方は図23で説明した手法と同様でよい。そのため、角度の求め方については説明を省略する。
又、タッチされた2点を回転させる操作がなされたとき、パネル制御部10は角度変化量(最初にタッチされた2点を結ぶ直線に対する現在のタッチされた2点を結ぶ直線の角度の変化量)が予め定められた角度変化量に到るまで、上下方向で並べられた選択オブジェクト9を、重なりが無くなる方向に移動させる。図26に示すように、上下方向に選択オブジェクト9が並べられているとき、パネル制御部10は左右方向で選択オブジェクト9の表示位置を表示部11に変えさせる。但し、図26の(3)に示すように、表示部11は重なった選択オブジェクト9のうち、最も上層の選択オブジェクト9(選択オブジェクト9a)の表示位置を移動させない。
尚、選択オブジェクト9が表示部11の表示領域の左右方向の中央よりも左寄りにあれば右方向に移動させればよい。一方、又、選択オブジェクト9が表示部11の表示領域の左右方向の中央よりも右寄りにあれば左方向に移動させればよい。
図26の(3)の例では、まず、パネル制御部10は最も上層の選択オブジェクト9aの表示位置を表示部11に移動させない。又、パネル制御部10は角度変化量が0<θ<90度の間では選択オブジェクト9bと選択オブジェクト9cの表示位置が右側に移動するように、パネル制御部10は表示部11に表示させる。又、パネル制御部10は角度変化量が大きくなるほど、選択オブジェクト9bと選択オブジェクト9cの表示位置の元の位置からの移動量を大きくする。又、移動させない選択オブジェクト9aからの距離が遠い選択オブジェクト9ほど、角度変化に対する移動量が大きくなるように、パネル制御部10は表示部11に選択オブジェクト9bと選択オブジェクト9cの表示位置を変えさせる。例えば、1度の角度変化に対する選択オブジェクト9bの移動量を「1」とすると、1度の角度変化に対する選択オブジェクト9cの移動量は「2」とされる(1:2)。
又、図26での最下段の左側の図((4)と付された図)に示すように、パネル制御部10は角度変化量が予め定められた角度変化量(90度)になると、各選択オブジェクト9の重なりが全く無い状態となるように、表示部11に各選択オブジェクト9の表示位置を変えさせる。図26の(4)の例では、角度変化量が90度になると、パネル制御部10は選択オブジェクト9aと選択オブジェクト9bと選択オブジェクト9cのそれぞれが重ならないように、表示部11に表示を行わせる。
更に、図26での最下段の右側の図((5)と付された図)に示すように、パネル制御部10は角度変化量が予め定められた角度変化量(90度)を超えると、重なり順が逆転するように、各選択オブジェクト9を表示部11に表示させる。図26の(4)の例では、角度変化量が90度を超えると、パネル制御部10は最も上層にあった選択オブジェクト9aが最下層となり、最も下層であった選択オブジェクト9cが最上層となるように、表示部11に表示を行わせる。
又、図26の(5)に示すように、パネル制御部10は移動させていた選択オブジェクト9が元の位置に戻るように、選択オブジェクト9の表示位置を表示部11に変えさせる。図26の(5)の例では、角度変化量が90度を超えると、パネル制御部10は移動させていた選択オブジェクト9bと選択オブジェクト9cの表示位置が左側に移動するように、表示部11に表示を変えさせる。又、パネル制御部10は角度変化量が大きくなるほど、重なりが全く無い状態からの選択オブジェクト9bと選択オブジェクト9cの表示位置の移動量を大きくする。又、移動させない選択オブジェクト9aからの距離が遠い選択オブジェクト9ほど、角度変化に対する移動量が大きくなるように、パネル制御部10は表示部11に選択オブジェクト9bと選択オブジェクト9cの表示位置を変えさせる。90度を超えてからは、例えば、1度の角度変化に対する選択オブジェクト9bの左方向への移動量を「1」とすると、1度の角度変化に対する選択オブジェクト9cの左方向への移動量は「2」とされる(1:2)。
又、図26での上から3段目の右側の図((6)と付された図)に示すように、パネル制御部10は角度変化量が予め定められた角度変化量の2倍(180度)に到ると、各選択オブジェクト9の重なり順は回転操作開始前とは逆になるが、各選択オブジェクト9の表示位置は元に戻る。従って、使用者は重なった選択オブジェクト9の重なり順を逆転させたいとき、オブジェクト8を選択した後、タッチした2点を180度回転させ、タッチパネル部12から指を離せばよい。
又、タッチされた点が無くなったことをタッチパネル部12が受け付けると、そのとき表示していた状態で各選択オブジェクト9の表示位置は確定される。パネル制御部10は以後、タッチされた点が無くなったときの重なり順と表示位置で選択オブジェクト9を表示すると認識する。
そこで、パネル制御部10はタッチされた点が無くなったとき、各選択オブジェクト9について、オブジェクトデータ中の重なり順を示す情報や、画面内で表示位置を示す情報をメモリー15に更新させる。これにより、以後、選択オブジェクト9の整列方向を変更した画面を表示するたびに、パネル制御部10はメモリー15に記憶された各オブジェクト8のオブジェクトデータを参照し、選択オブジェクト9の表示位置や重なり順を変更した状態で表示部11に表示させる。
(オブジェクト8の整列の流れ)
次に、図27を用いて、本実施形態の操作パネル1、画像形成装置でのオブジェクト8の整列の流れを説明する。図27はオブジェクト8の整列の流れの一例を説明するためのフローチャートである。
図27のスタートはキーの表示位置がタッチされた場合や、操作パネル1のハードキーが押された場合など、パネル制御部10が表示部11に新たな画面を表示させる(画面を切り替えさせる)時点である。
まず、パネル制御部10はメモリー15に記憶された各種オブジェクト8のオブジェクトデータを参照し、新たに表示する画面(切り替えられた画面)に表示すべきオブジェクト8があるか否かを確認する(ステップ♯1)。無ければ(ステップ♯1のNo)、オブジェクト8の整列をなしえないので、本フローは終了すればよい(エンド)。一方、表示すべきオブジェクト8があれば、パネル制御部10は表示すべきオブジェクト8のオブジェクトデータに定義された内容や大きさや表示位置でオブジェクト8を表示する(ステップ♯2)。
そして、パネル制御部10はタッチパネル部12が画面の切り替えを指示する入力を受け付けたかを確認する(ステップ♯3)。言い換えると、パネル制御部10は表示部11に新たな画面を表示させる必要があるか否かを確認する(ステップ♯3)。もし、新たな画面に切り替える必要があれば(ステップ♯3のYes)、本フローは終了すればよい(エンド)。そして、新たに表示する画面(切り替えにより表示する画面)で、本フローが開始される。
一方、まだ新たな画面に切り替える必要が無ければ、パネル制御部10はオブジェクト8が選択されたか否かを確認する(ステップ♯4)。タッチパネル部12がオブジェクト8を選択する入力を受け付けていない場合(ステップ♯4のNo)、フローはステップ♯3に戻ればよい。
そして、タッチパネル部12がオブジェクト8を選択する入力を受け付けた場合(ステップ♯4のNo)、パネル制御部10は2点タッチにより、選択したオブジェクト8を整列させる入力がタッチパネル部12になされたか否かを確認する(ステップ♯5)。もし、選択したオブジェクト8を整列させる入力がなされていないとき(ステップ♯5のNo)、フローはステップ♯3に戻ればよい。
一方、選択したオブジェクト8を整列させる入力がなされていれば(整列させる必要があれば、ステップ♯5のYes)、パネル制御部10は操作に応じて表示部11に選択オブジェクト9の表示位置を変えさせ、整列させる(ステップ♯6)。そして、パネル制御部10はメモリー15に整列させた各選択オブジェクト9の表示位置を示す情報や重なり順を示す情報等、オブジェクトデータを更新させる(ステップ♯7)。そして、ステップ♯7の後、フローはステップ♯3に戻ればよい。
このようにして、本実施形態に係る表示入力装置(操作パネル1)は画面、画像を表示し、表示位置が移動可能な画像であるオブジェクト8を複数表示する表示部11と、表示部11に対して設けられ、使用者の入力を受け付け、複数のタッチされている位置を検知するタッチパネル部12と、タッチされた2点が縦方向か横方向かを判断する判断部(パネル制御部10)を含み、タッチパネル部12は表示部11に表示されたオブジェクト8の一部又は全てを選択オブジェクト9として選択する入力を受け付け、オブジェクト8が選択されている状態でタッチパネル部12が2点タッチされたことを検知したとき、表示部11はタッチされた2点の方向と、タッチされた点の移動に応じて選択オブジェクト9の表示位置を整列する。
これにより、複数のオブジェクト8を選択した後、タッチパネル部12を2点タッチし、タッチした2点を動かす操作だけで、選択オブジェクト9を整列させることができる。従って、複数のオブジェクト8を整列させるための操作数を削減することができ、直感的(直観的)な操作によって素早く簡易に複数のオブジェクト8を整列させることができる。又、従来、オブジェクト8を整列させる上で表示されていたメニューやキーを表示せずに済み、表示部11での表示を見やすくすることもできる。
又、タッチされた2点が横方向であるとき、表示部11はタッチパネル部12が左側のタッチされた点が固定されつつ右側のタッチされた点が左方向に移動したことを受け付けた場合、選択オブジェクト9の左端が予め定められた左揃え位置に揃うように選択オブジェクト9の表示位置を左揃えで整列し、タッチパネル部12が右側のタッチされた点が固定されつつ左側のタッチされた点が右方向に移動したことを受け付けた場合、選択オブジェクト9の右端が予め定められた右揃え位置に揃うように選択オブジェクト9の表示位置を右揃えで整列する。そのため、タッチされた2点が横方向であるとき、一方の点を固定しつつ、他方の点を移動させることで、選択オブジェクト9を左揃え又は右揃えで整列させることができる。これにより、指を動かす方向(左右方向)と選択オブジェクト9が移動する方向(左揃え又は右揃え)が一致する。従って、指の動きと同じように選択オブジェクト9が移動して、直感的な操作により、複数のオブジェクト8を素早く簡易に左揃え又は右揃えで整列させることができる。
又、左揃え位置はタッチされた2点のいずれか1点の位置に選択オブジェクト9が表示されているとき、タッチされた位置に表示された選択オブジェクト9の左端の位置であり、タッチされた2点のいずれか1点の位置に選択オブジェクト9が表示されていないとき、表示部11の表示領域の左端もしくは最も左に位置する選択オブジェクト9の左端の位置であり、右揃え位置はタッチされた2点のいずれか1点の位置に選択オブジェクト9が表示されているとき、タッチされた位置に表示された選択オブジェクト9の右端の位置であり、タッチされた2点のいずれか1点の位置に選択オブジェクト9が表示されていないとき、表示部11の表示領域の右端若しくは選択オブジェクト9のうち最も右に位置する選択オブジェクト9の右端の位置である。そのため、選択オブジェクト9上で2点タッチするか否かにより、左揃えや右揃えを行うときの基準の位置を変えることができる。これにより、左揃えや右揃えの態様の選択肢が増える。従って、使用者の所望するように、選択オブジェクト9を左揃えや右揃えで整列させやすくなり、左揃えや右揃えを行ううえでの表示入力装置(操作パネル1)の使い勝手を良くすることができる。
又、タッチされた2点が縦方向であるとき、表示部11はタッチパネル部12が上側のタッチされた点が固定されつつ下側のタッチされた点が上方向に移動したことを受け付けた場合、選択オブジェクト9の上端が予め定められた上揃え位置に揃うように選択オブジェクト9の表示位置を上揃えで整列し、タッチパネル部12が下側のタッチされた点が固定されつつ上側のタッチされた点が下方向に移動したことを受け付けた場合、選択オブジェクト9の下端が予め定められた下揃え位置に揃うように選択オブジェクト9の表示位置を下揃えで整列する。そのため、タッチされた2点が縦方向であるとき、一方の点を固定しつつ、他方の点を移動させることで、選択オブジェクト9を上揃え又は下揃えで整列させることができる。これにより、指を動かす方向(上下方向)と選択オブジェクト9が移動する方向(上揃え又は下揃え)が一致させることができる。従って、指の動きと同じように選択オブジェクト9が移動し、直感的な操作により、複数のオブジェクト8を素早く簡易に上揃え又は下揃えで整列させることができる。
又、上揃え位置はタッチされた2点のいずれか1点の位置に選択オブジェクト9が表示されているとき、タッチされた位置に表示された選択オブジェクト9の上端の位置であり、タッチされた2点のいずれか1点の位置に選択オブジェクト9が表示されていないとき、表示部11の表示領域の上端もしくは最も上に位置する選択オブジェクト9の上端の位置であり、下揃え位置はタッチされた2点のいずれか1点の位置に選択オブジェクト9が表示されているとき、タッチされた位置に表示された選択オブジェクト9の下端の位置であり、タッチされた2点のいずれか1点の位置に選択オブジェクト9が表示されていないとき、表示部11の表示領域の下端若しくは最も下に位置する選択オブジェクト9の下端の位置である。このため、選択オブジェクト9上で2点タッチするか否かにより、上揃えや下揃えを行うときの基準の位置を変えることができる。これにより、上揃えや下揃えの態様の選択肢が増える。従って、使用者の所望するように、選択オブジェクト9を上揃えや下揃えで整列させやすくなり、上揃えや下揃えを行ううえでの表示入力装置(操作パネル1)の使い勝手を良くすることができる。
又、タッチされた2点が横方向であるとき、表示部11はタッチパネル部12がタッチされた2点の間隔が左右方向に狭められたことを受け付けたとき、それぞれの選択オブジェクト9の左右方向での中央が表示部11の表示領域の左右方向での中央と揃うように選択オブジェクト9の表示位置を整列する。これにより、タッチされた2点を中央に寄せるような操作に応じて、選択オブジェクト9は表示部11の表示領域での左右方向の中央に寄せて(中央揃えで)整列される。従って、指の動きと同じように選択オブジェクト9が移動し、直感的な操作により、複数のオブジェクト8を素早く簡易に左右方向での中央に整列させることができる。
又、タッチされた2点が縦方向であるとき、表示部11はタッチパネル部12がタッチされた2点の間隔が上下方向に狭められたことを受け付けたとき、それぞれの選択オブジェクト9の上下方向での中央が表示部11の表示領域の上下方向での中央と揃うように選択オブジェクト9の表示位置を整列する。これにより、タッチされた2点を中央に寄せるような操作に応じて、選択オブジェクト9は表示部11の表示領域での上下方向の中央に寄せて(中央揃えで)整列される。従って、指の動きと同じように選択オブジェクト9が移動し、直感的な操作により、複数のオブジェクト8を素早く簡易に上下方向での中央に整列させることができる。
又、タッチされた2点が横方向であるとき、表示部11はタッチパネル部12がタッチされた2点の間隔が左右方向に広げられたことを受け付けたとき、それぞれの選択オブジェクト9の左右方向での間隔が均等になるように選択オブジェクト9の表示位置を整列する。これにより、タッチされた2点を中央から遠ざけるような操作に応じて、各選択オブジェクト9の間隔が均等になり、選択オブジェクト9は表示部11の表示領域での左右方向の中央から広がるように整列される(左右均等揃え)。従って、指の動きと同じように選択オブジェクト9が移動し、直感的な操作により、複数のオブジェクト8を素早く簡易に左右方向での均等揃えで整列させることができる。
又、表示部11は最も左に表示された選択オブジェクト9と最も右に表示された選択オブジェクト9を動かさないようにして、又は、最も左に表示された選択オブジェクト9の左端を表示領域の左端に移動させるとともに最も右に表示された選択オブジェクト9の右端を表示領域の右端に移動させて、それぞれの選択オブジェクト9の左右方向での間隔が均等になるように選択オブジェクト9の表示位置を整列するこれにより、複数のオブジェクト8を素早く簡易に左右方向の均等揃えで整列させることができる。
又、タッチされた2点が縦方向であるとき、表示部11はタッチパネル部12がタッチされた2点の間隔が上下方向に広げられたことを受け付けたとき、それぞれの選択オブジェクト9の上下方向での間隔が均等になるように選択オブジェクト9の表示位置を整列する。これにより、タッチされた2点を中央から遠ざけるような操作に応じて、各選択オブジェクト9の間隔が均等になり、選択オブジェクト9は表示部11の表示領域での上下方向の中央から広がるように整列される(上下均等揃え)。従って、指の動きと同じように選択オブジェクト9が移動し、直感的な操作により、複数のオブジェクト8を素早く簡易に上下方向での均等揃えで整列させることができる。
又、表示部11は最も上に表示された選択オブジェクト9と最も下に表示された選択オブジェクト9を動かさないようにして、又は、最も上に表示された選択オブジェクト9の上端を表示領域の上端に移動させるとともに最も下に表示された選択オブジェクト9の下端を表示領域の下端に移動させて、それぞれの選択オブジェクト9の上下方向での間隔が均等になるように選択オブジェクト9の表示位置を整列する。このように、表示部11は上下両端の選択オブジェクト9を移動させない、あるいは、表示部11の表示領域を最大限用いるようにして、上下方向での均等揃えで整列させる。これにより、複数のオブジェクト8を素早く簡易に上下方向の均等揃えで整列させることができる。
又、重なったオブジェクト8が選択された後、タッチされた2点が横方向であるとき、表示部11はタッチパネル部12が左側のタッチされた点が固定されつつ右側のタッチされた点が右方向に移動したことを受け付けた場合、重なった選択オブジェクト9のうち、最も左側に位置する選択オブジェクト9を動かさないようにしつつ、他の選択オブジェクト9の表示位置を右方向にずらして重なりが無くなるように選択オブジェクト9の表示位置を変え、タッチパネル部12が右側のタッチされた点が固定されつつ左側のタッチされた点が左方向に移動したことを受け付けた場合、重なった選択オブジェクト9のうち、最も右側に位置する選択オブジェクト9を動かさないようにしつつ、他の選択オブジェクト9の表示位置を左方向にずらして重なりが無くなるように選択オブジェクト9の表示位置を変える。これにより、タッチされた左右の2点のうち固定された点の方向と、左右両端の選択オブジェクト9うち動かさない選択オブジェクト9の方向を一致させつつ、選択オブジェクト9の重なりが解消される。従って、指の動きと関連性を持たせつつ、選択オブジェクト9の重なり解消することができる。
又、重なったオブジェクト8が選択された後、タッチされた2点が縦方向であるとき、
表示部11はタッチパネル部12が上側のタッチされた点が固定されつつ下側のタッチされた点が下方向に移動したことを受け付けた場合、重なった選択オブジェクト9のうち、最も上側に位置する選択オブジェクト9を動かさないようにしつつ、他の選択オブジェクト9の表示位置を下方向にずらして重なりが無くなるように選択オブジェクト9の表示位置を変え、タッチパネル部12が下側のタッチされた点が固定されつつ上側のタッチされた点が上方向に移動したことを受け付けた場合、重なった選択オブジェクト9のうち、最も下側に位置する選択オブジェクト9を動かさないようにしつつ、他の選択オブジェクト9の表示位置を上方向にずらして重なりが無くなるように選択オブジェクト9の表示位置を変える。これにより、タッチされた上下の2点のうち固定された点の方向と、上下両端の選択オブジェクト9うち動かさない選択オブジェクト9の方向を一致させつつ、選択オブジェクト9の重なりが解消される。従って、指の動きと関連性を持たせつつ、選択オブジェクト9の重なり解消することができる。
又、整列されたオブジェクト8が選択された状態でタッチパネル部12がタッチされた点を回転させる操作を受け付けたとき、判断部(パネル制御部10)は回転角度に応じて基準点Aを設定するとともに、整列された複数の選択オブジェクト9のうちの予め定められた特定箇所を結ぶ基準ラインBを認識し、表示部11はタッチされた2点を結ぶ直線の角度変化に応じて、基準点Aを中心として回転させた基準ラインBと特定箇所が重なるように、複数の選択オブジェクト9の表示位置を変える。これにより、タッチされた2点を回転させる操作に応じて、基準点Aを中心に回転させるように選択オブジェクト9の表示位置を変えることができる。従って、指の動きと同じように選択オブジェクト9が移動し、直感的な操作により、複数のオブジェクト8を素早く簡易に回転するように移動させることができる。
又、整列されたオブジェクト8が選択された状態でタッチパネル部12がタッチされた点を90度回転させる操作を受け付けたとき、表示部11は複数の選択オブジェクト9の整列方向を左右方向から上下方向に、又は上下方向から左右方向に選択オブジェクト9の表示位置を変える。これにより、タッチされた2点の横と縦を切り替えるような操作に応じて、各選択オブジェクト9の整列方向を左右方向と上下方向の間で切り替えることができる。従って、指の動きと同じように選択オブジェクト9の整列方向が変化し、直感的な操作により、複数のオブジェクト8の縦と横の整列方向を入れ替えることができる。
又、重なったオブジェクト8が選択された後、タッチパネル部12がタッチされた点を回転させる操作を受け付けたとき、表示部11は最初にタッチされた2点を結ぶ直線に対する現在のタッチされた2点を結ぶ直線の角度変化量が予め定められた角度変化量未満のとき、角度変化量に応じて、選択オブジェクト9を重なりが解消させる方向に移動させ、角度変化量が予め定められた角度変化量を超えるとき、選択オブジェクト9の重なり順を逆転させるとともに、角度変化量に応じて、他の選択オブジェクト9を元の位置に戻す方向に移動させる。
これにより、タッチされた2点を回転させる操作に応じて、重なった選択オブジェクト9のうち、最も上層に表示する選択オブジェクト9を切り替えることができる。従って、直感的な操作により、重なった複数のオブジェクト8の表示順を切り替えることができる。
又、画像形成装置(複合機100)は、上述の表示入力装置(操作パネル1)を含む。画像形成装置はオブジェクト8の整列を簡易、直感的に行うことができ、使いやすい表示入力装置を含む。従って、使用者にとって使いやすい画像形成装置を提供することができる。
本発明の実施形態を説明したが、本発明の範囲はこれに限定されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えて実施することができる。