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JP2013218057A - 表示装置および電子機器 - Google Patents

表示装置および電子機器 Download PDF

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JP2013218057A
JP2013218057A JP2012087408A JP2012087408A JP2013218057A JP 2013218057 A JP2013218057 A JP 2013218057A JP 2012087408 A JP2012087408 A JP 2012087408A JP 2012087408 A JP2012087408 A JP 2012087408A JP 2013218057 A JP2013218057 A JP 2013218057A
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JP2012087408A
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Hironobu Abe
浩信 安倍
Akira Yumoto
昭 湯本
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Sony Corp
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Abstract

【課題】反射型表示素子を用いて映像表示を行う際に、表示画質を向上させることが可能な表示装置等を提供する。
【解決手段】表示装置は、各々が反射型表示素子を含む複数の画素を有する表示部と、この表示部の表示面側に配設されると共に、表示面に対向配置された複数の発光素子を有する光源部とを備えている。この光源部では、発光素子からの発光光が表示部側に選択的に出射される。
【選択図】図1

Description

本開示は、反射型表示素子を用いて映像表示を行う表示装置、およびそのような表示装置を備えた電子機器に関する。
従来、反射型の液晶素子等からなる反射型表示素子を用いた表示装置(反射型表示装置)として、種々のものが提案されている。例えば特許文献1には、いわゆるエッジライト型の光源部(フロントライト)を備えた、反射型の液晶表示装置が開示されている。
特開2000−200049号公報
ところで、このような反射型表示素子を用いた表示装置では一般に、表示画質を向上させることが求められている。したがって、そのような画質向上を実現する手法の提案が望まれる。
本開示はかかる問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、反射型表示素子を用いて映像表示を行う際に表示画質を向上させることが可能な表示装置、およびそのような表示装置を備えた電子機器を提供することにある。
本開示の表示装置は、各々が反射型表示素子を含む複数の画素を有する表示部と、この表示部の表示面側に配設されると共に、表示面に対向配置された複数の発光素子を有する光源部とを備えたものである。この光源部では、発光素子からの発光光が表示部側に選択的に出射される。
本開示の電子機器は、上記本開示の表示装置を備えたものである。
本開示の表示装置および電子機器では、表示部の表示面側に配設された光源部内の複数の発光素子からの発光光(光源光)および外光のうちの少なくとも一方が、各画素内の反射型表示素子へ入射し、反射されたのちに表示光として出射する。ここで、上記複数の発光素子が表示部の表示面に対向配置されているため、例えば表示部のサイズが大きい場合であっても、いわゆるエッジライト型の光源部と比べ、光源光の表示面内での輝度むらが抑えられる。また、光源部では発光素子からの発光光が表示部側に選択的に出射されることにより、例えば発光光が表示部側およびその反対側の双方へ出射される場合とは異なり、この表示部の反対側へ出射された発光光による表示映像の視認妨げ現象(表示映像の白色化現象)の発生が防止される。
本開示の表示装置および電子機器によれば、光源部内の複数の発光素子を、反射型表示素子を有する表示部の表示面に対向配置すると共に、この発光素子からの発光光(光源光)が表示部側に選択的に出射されるようにしたので、光源光の表示面内での輝度むらを抑えると共に、表示映像の白色化現象の発生を防止することができる。よって、反射型表示素子を用いて映像表示を行う際に、表示画質を向上させることが可能となる。
本開示の第1の実施の形態に係る表示装置の概略構成例を表す模式斜視図である。 図1に示した表示装置の詳細構成例を表す模式断面図である。 図2に示した発光素子の詳細構成例を表す模式断面図である。 図2に示した発光素子の他の詳細構成例を表す模式断面図である。 比較例1に係る表示装置の概略構成例を表す模式斜視図である。 比較例3に係る表示装置の概略構成例を表す模式斜視図である。 変形例1,2に係る表示装置の構成例を表す模式断面図である。 表示装置における間隙距離に起因した現象について説明するための模式断面図である。 第2の実施の形態に係る表示装置の構成例を表す模式図である。 変形例3に係る表示装置の構成例を表す模式図である。 第3の実施の形態に係る表示装置の動作例を表す模式図である。 第3の実施の形態に係る表示装置の他の動作例を表す模式図である。 図9に示した表示装置の湾曲時の現象について説明するための模式平面図である。 図13に示した現象を改善するための動作例を表す模式図である。 各実施の形態および各変形例に係る表示装置の電子機器への適用例1の外観を表す斜視図である。 適用例2の外観を表す斜視図である。 (A)は適用例3の表側から見た外観を表す斜視図であり、(B)は裏側から見た外観を表す斜視図である。 適用例4の外観を表す斜視図である。 適用例5の外観を表す斜視図である。 (A)は適用例6の開いた状態の正面図、(B)はその側面図、(C)は閉じた状態の正面図、(D)は左側面図、(E)は右側面図、(F)は上面図、(G)は下面図である。
以下、本開示の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、説明は以下の順序で行う。

1.第1の実施の形態(遮光部の表示面側に複数の発光素子が配置された光源部の例)
2.第1の実施の形態の変形例
変形例1,2(表示部と光源部との間隙距離を制御する構造の発光素子の例)
3.第2の実施の形態(遮光部の開口内にカラーフィルタが配置された光源部の例)
4.第2の実施の形態の変形例
変形例3(赤色画素,緑色画素,青色画素のみで画素ユニットが構成された例)
5.第3の実施の形態(撓み状況等に応じて発光動作・表示動作を制御する例)
6.適用例(表示装置の電子機器への適用例)
7.その他の変形例
<第1の実施の形態>
[表示装置1の構成]
図1は、本開示の一実施の形態に係る表示装置(表示装置1)の概略断面構成を、斜視図(分解斜視図)で模式的に表したものである。また、図2は、この表示装置1における断面構成(Z−X断面構成)の一例を模式的に表したものである。表示装置1は、背面(裏面)側に配置された表示部11(表示パネル)と、前面(観察面)側に配置された光源部12(フロントライト)とを備えており、後述する反射型の表示素子を用いて映像表示を行う反射型表示装置である。
(表示部11)
表示部11は、図1に示したように、複数の画素110が2次元配置(マトリクス配置)されてなる。各画素110内には、例えば電気泳動素子、LCOS(Liquid Crystal On Silicon)などの液晶素子、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)素子、エレクトロウェッティング素子またはエレクトロクロミック素子等を用いて構成された、反射型表示素子111が設けられている。すなわち、この表示部11は、反射型の表示パネルであり、後述する光源部12から出射される光源光(発光光Le)および外光Lo(環境光)のうちの少なくとも一方を用いて映像表示を行う(反射光としての表示光Lrを出射する)ようになっている。
なお、後述するように、この表示部11において、その少なくとも一部分(望ましくは全部)が可撓性(フレキシブル性)を有するようにしてもよい。その場合、表示部11は、例えば、プラスチック基板、電気泳動素子等からなる反射型表示素子11、および有機TFT(Thin Film Transistor;薄膜トランジスタ)等からなる駆動素子などを用いて構成される。
(光源部12)
光源部12は、図1に示したように、表示部11の表示面Sd(表面)側に配置されており、表示部11(表示面Sd)に対して発光光Le(光源光)を照射(出射)するフロントライトである。この光源部12では、例えば有機電界発光素子(有機EL(Electro Luminescence)素子や無機電界発光素子(無機EL素子)、発光ダイオード(LED;Light Emitting Diode)等からなる複数の発光素子121が、表示面Sdに対向配置されている。具体的には、これらの発光素子121は、光源部12の照射面(光出射面)上において2次元配置(例えばマトリクス配置)されており、各発光素子121から光源光としての発光光Leが表示部11へ向けて出射されるようになっている。
この光源部12では、図1および図2に示したように、例えば表示装置1の表面側から裏面側(表示部11側)に向かって、支持基板123、遮光部122(遮光層,着色層)および発光素子121がこの順に配置されている。支持基板123は、遮光部122および発光素子121等を支持するための基板(基材)であり、ここでは例えば透明フィルム(透明樹脂材料)等からなる透明基板である。
遮光部122は、表示部11における画素110同士の間の領域(画素間領域)に配置され、画素110の領域(画素領域)に対応して開口120が形成されている。すなわち、ここでは図1に示したように、この遮光部122は格子状となっている。この遮光部122は、いわゆるブラックマトリクス(BM)として機能するものであり、例えば所定の黒色樹脂材料からなる。
各発光素子121は、図2に示したように、このような遮光部122の裏面側(表示部11側)に設けられているため、表示部11の画素間領域に配置されるようになっている。したがって、各発光素子121から遮光部122側へ向けて出射された発光光Leは、この遮光部122において吸収される。このことから、図1および図2に示したように、光源部12では、各発光素子121からの発光光Le(光源光)は表示部11側に選択的に出射されるようになっている。
このような発光素子121は、詳細には例えば図3に示したように、発光層121Aと、この発光層121Aを発光させる(駆動電力を供給する)ための一対の電極121B(駆動電極)とを有している。この図3に示した例では、発光層121Aを挟み込むようにしてその側面側に、一対の電極121Bが配置されている。つまり、この例では、発光層121Aおよび一対の電極121Bがそれぞれ、遮光部122の裏面側(表示部11側)に配置されている。
また、例えば図4(A)に示したように、発光素子121が、発光層121Aと、発光素子121ごとに設けられた電極121Bと、各発光素子121に共通で設けられた透明電極121Cとから構成されているようにしてもよい。この場合、電極121Bおよび透明電極121Cが、発光層121Aの駆動電極として機能するようになっている。このような透明電極121Cは、例えば、ITO(Indium Tin Oxide;酸化インジウム錫),IZO(Indium Zinc Oxide;酸化インジウム亜鉛),SnO2(酸化錫),ZnO2(酸化亜鉛)等の透明導電材料からなる。また、この例では、遮光部122の裏面側に、この遮光部122から表示部11側へ向かって、電極121B、発光層121Aおよび透明電極121Cがこの順に積層されており、ここでは透明電極121Cが表示部11の表示面Sd上に設けられている。つまり、遮光部122と発光層121Aとの間に、透明電極121Cが配置されるようになっている。
更に、例えば図4(B)に示したように、発光素子121が、発光層121Aと、発光素子121ごとに設けられた遮光電極121Dと、各発光素子121に共通で設けられた透明電極121Cとから構成されているようにしてもよい。この場合、遮光電極121Dおよび透明電極121Cが、発光層121Aの駆動電極として機能するようになっていると共に、遮光電極121Dが遮光部122を兼ねている(遮光電極121Dと遮光部122とが共通化されている)。このような遮光電極121Dは、例えば、クロム(Cr),モリブデン(Mo),アルミニウム(Al),チタン(Ti),ニッケル(Ni)等の遮光性導電材料、あるいはこれらの元素を主体とした合金材料を用いて構成される。また、この例では、支持基板123側から表示部11側へ向かって、遮光電極121D、発光層121Aおよび透明電極121Cがこの順に積層されており、ここでは透明電極121Cが表示部11の表示面Sd上に設けられるようになっている。
なお、後述するように、このような光源部12においても、その少なくとも一部分(望ましくは全部)が可撓性(フレキシブル性)を有するようにしてもよい。その場合、光源部12は、例えば、透明フィルムからなる支持基板123および有機EL素子等からなる発光素子121などを用いて構成される。
[表示装置1の作用・効果]
(1.表示動作)
この表示装置1では、例えば図1〜図4に示したように、表示部11の表示面Sd側に配設された光源部12内の複数の発光素子121からの発光光Le(光源光)および外光Lo(環境光)のうちの少なくとも一方が、表示部11における各画素110内の反射型表示素子111へ入射する。そして、各反射型表示素子111では、画素110単位での映像信号に基づいて、そのような入射光を変調しつつ反射する。これにより、各画素110から反射光としての表示光Lrが出射され、表示装置1において映像表示がなされる。このようにして表示装置1では、外光Loだけでなく光源部12からの発光光Le(光源光)をも用いて映像表示が行われるため、例えば外光Loがほとんど存在しない暗い環境下であっても、表示映像の視認が可能となる。
(2.光源部12の作用)
次に、図1〜図4に加えて図5,図6を参照して、光源部12の作用について、比較例(比較例1〜3)と比較しつつ詳細に説明する。
(比較例1)
図5は、比較例1に係る表示装置(表示装置101)の概略断面構成を、斜視図(分解斜視図)で模式的に表したものである。この比較例1の表示装置101は、図1に示した表示装置1において、光源部12の代わりにいわゆるエッジライト型の光源部102を設けたものに対応している。すなわち、この光源部102は、導光板102Bと、この導光板102の側面側に配置されると共に発光素子を内蔵する光源102Aとを備えている。そして、光源部102では、光源102から導光板102側へ出射された発光光Leが、この導光板102B内で全体に拡散されることにより、光源光としての発光光Le(面発光光)が表示部11側へ出射されるようになっている。
ところが、このようなエッジライト型の光源部102では、表示部11のサイズ(画面サイズ)が大きい場合、導光板102B内で発光光Leを全体に拡散しきれず、光源光の表示面Sd内での輝度むら(面内むら)が生じてしまうことがある。具体的には、例えば表示面Sdの周辺部分では明るく、表示面Sdの中央部分では暗いものとなり、その結果、表示画質が低下してしまうことになる。
(比較例2)
一方、例えば透過型の表示素子(液晶素子)を有する表示装置では、エッジライト型の光源部(バックライト)において、導光板内に散乱物等を適度に配置することによって、光源からの発光光を導光板内で均一に拡散する手法が用いられている。このような表示装置(比較例2に係る表示装置)では、光源部がバックライトである(表示部の背面側に配置されている)ことから、表示映像の視認時にそのような散乱物がじゃまにならず、上記比較例1で説明したような輝度むらも抑えることができる。
しかしながら、上記比較例1のように、光源部がフロントライトである(表示部の表示面側に配置されている)場合に適用すると、表示映像の視認時に導光板内の散乱物がじゃまになってしまい、表示画質が低下してしまうことになる。
(比較例3)
他方、図6は、比較例3に係る表示装置(表示装置301)の概略断面構成を、斜視図(分解斜視図)で模式的に表したものである。この比較例3の表示装置301は、図1に示した表示装置1において、光源部12の代わりに、複数の発光素子302Aを有する光源部302を設けたものに対応している。この光源部302では、光源部12と同様に、複数の発光素子302Aが、表示部11の表示面Sdに対向するように2次元配置されている。
ただし、この光源部302では光源部12とは異なり、図6に示したように、各発光素子302Aからの発光光Leが、表示部11側(光源部302の裏面側)だけでなくその反対側(光源部302の前面側)にも出射されるようになっている。このため、この比較例3の表示装置301では、表示部11の反対側へ出射された発光光Leによって、表示映像の視認妨げ現象(表示映像の白色化現象)が発生してしまう。すなわち、表示装置1における観察面側にも発光光Leが出射されるため、視認映像が白っ茶けたもの、あるいは真っ白なものとなってしまう。つまり、この比較例3においても表示画質の低下が生じてしまう。
(本実施の形態の作用)
これらの比較例1〜3に対して、本実施の形態の表示装置1では、例えば図1〜図4に示したように、光源部12において、複数の発光素子121が表示部11の表示面Sdに対向配置(2次元配置)されている。これにより、例えば表示部11のサイズ(画面サイズ)が大きい場合であっても、例えば比較例1のようなエッジライト型の光源部102の場合と比べ、光源光の表示面Sd内での輝度むらが抑えられる。
また、光源部12内には上記比較例2のような散乱物は設けられていないため、表示映像の視認時に、そのような散乱物がじゃまになることもない。
更に、光源部12では、各発光素子121からの発光光Leが、表示部11側に選択的に出射される。これにより、例えば比較例3のように、発光光Leが表示部11側およびその反対側の双方へ出射される場合とは異なり、前述した表示映像の視認妨げ現象(表示映像の白色化現象)の発生が防止される。
以上のように本実施の形態では、光源部12内の複数の発光素子121を、反射型表示素子111を有する表示部11の表示面Sdに対向配置すると共に、各発光素子121からの発光光Le(光源光)が表示部11側に選択的に出射されるようにしたので、光源光の表示面Sd内での輝度むらを抑えると共に、表示映像の白色化現象の発生を防止することができる。よって、反射型表示素子111を用いて映像表示を行う際に、表示画質を向上させることが可能となる。
<第1の実施の形態の変形例>
続いて、上記第1の実施の形態の変形例(変形例1,2)について説明する。なお、第1の実施の形態と同一の構成要素については同一符号を付し、その説明を適宜省略する。
[変形例1,2]
(表示装置1A,1Bの構成)
図7(A)は、変形例1に係る表示装置(表示装置1A)の断面構成(Z−X断面構成)の一例を模式的に表したものである。また、図7(B)は、変形例2に係る表示装置(表示装置1B)の断面構成(Z−X断面構成)の一例を模式的に表したものである。
これらの変形例1,2に係る表示装置1A,1Bではそれぞれ、第1の実施の形態の表示装置1において、光源部12の代わりに光源部12A,12Bを備えたものに対応している。これらの光源部12A,12Bではそれぞれ、以下説明するように、各発光素子が、表示部11と光源部12との間隙距離Dgを制御する構造を有している。なお、図7(A),(B)および後述する図8ではそれぞれ、便宜上、発光素子121における駆動電極の図示を省略している。
具体的には、図7(A)に示した表示装置1Aでは、光源部12Aにおける発光素子121−1,121−2がそれぞれ、間隙距離Dgを制御可能な発光層121Aの構造を有している。詳細には、これらの発光素子121−1,121−2における発光層121Aは、遮光部122側から表示部11(表示面Sd)側に突出する厚膜状からなる。発光素子121−1では、発光層121Aが厚膜からなる球形状(粒形状)となっており、発光素子121−2では、発光層121Aが厚膜からなる凸型形状(三角錐状)となっている。発光層121Aにおけるこのような突出形状は、樹脂等を用いることで容易に成形することができる。なお、上記した球形状(粒形状)、三角錐状の他、例えば円錐状、三角柱状、逆三角柱状など、種々の形状を適用することが可能である。
一方、図7(B)に示した表示装置1Bでは、まず、光源部12Bにおける発光素子121−3,121−4がそれぞれ、青色発光層121Eと、この青色発光層121Eから出射される青色光(主波長光)のうちの一部を励起させて(色変換を行い)、黄色光(他の波長光,励起光)を発生させる黄色蛍光体121F(色変換層)とを含んでいる。そして、この黄色蛍光体121Fが、間隙距離Dgを制御可能な構造を有している。詳細には、これらの発光素子121−3,121−4における黄色蛍光体121Fは、青色発光層121E側から表示部11(表示面Sd)側に突出する厚膜状からなる。発光素子121−3では、黄色蛍光体121Fが厚膜からなる球形状(粒形状)となっており、発光素子121−4では、黄色蛍光体121Fが厚膜からなる凸型形状(三角錐状)となっている。黄色蛍光体121Fの粒子径は、一般に数μm〜数十μm程度であるため、その塗布方法を調整することによって、上記した突出形状を簡単に実現することができる。なお、この例においても、上記した球形状(粒形状)、三角錐状の他、例えば円錐状、三角柱状、逆三角柱状など、種々の形状を適用することが可能である。また、黄色蛍光体121Fの代わりに、青色発光層121Eを突出形状として間隙距離Dgを制御可能な構造としてもよい。
(表示装置1A,1Bの作用・効果)
このような表示装置1A,1Bではそれぞれ、発光素子121−1〜121−4が、表示部11側へ突出する形状を有していることにより、表示部11と光源部12との間隙距離Dgが制御可能となる。具体的には、発光層121Aまたは黄色蛍光体121F等が厚膜状であるため、間隙距離Dgが大きくなり易くなり(間隙距離Dgが確保され易くなり)、近傍の画素110に対して発光光Leが広がり易く(発散し易く)なる。よって、変形例1,2では、上記第1の実施の形態における効果に加え、発光光Leを効率良く利用することができ、光源光の輝度を向上させる(明るくする)ことが可能となると共に、光源部12A,12Bにおける低消費電力化を図ることも可能となる。
なお、これに対して例えば図8に示したように、表示部11と光源部12との間隙距離Dgが小さ過ぎると、近傍の画素110に対して発光光Leが広がりにくく(発散しにくく)なるため、発光光Leの利用効率が低下してしまうことになる。したがって、変形例1,2のように、間隙距離Dgをある程度確保するようにするのが望ましい。
<第2の実施の形態>
続いて、本開示の第2の実施の形態について説明する。第2の実施の形態では、以下詳述するように、遮光部122における開口120内にカラーフィルタを配置し、カラー映像表示を可能とした反射型表示装置となっている。なお、第1の実施の形態等と同一の構成要素については同一符号を付し、その説明を適宜省略する。
[表示装置1Cの構成]
図9(A)は、第2の実施の形態に係る表示装置(表示装置1C)の断面構成(Z−X断面構成)の一例を模式的に表したものである。また、図9(B)は、この表示装置1Cの平面構成(X−Y平面構成)の一例を模式的に表したものであり、図9(B)中に示したII−II線に沿った矢視断面構成が、図9(A)に示した断面構成に対応している。本実施の形態の表示装置1Cは、第1の実施の形態の表示装置1において、表示部11,光源部12Cの代わりにそれぞれ、表示部11C,光源部12Cを設けたものに対応している。なお、図9(B)では便宜上、発光素子121における駆動電極の図示を省略している。
光源部12Cでは、光源部12において上記したように、遮光部122における開口120内に、複数色(ここでは3色)のカラーフィルタが配設されている。具体的には、赤色カラーフィルタ124R,緑色カラーフィルタ124G,青色カラーフィルタ124Bがそれぞれ、画素(赤色画素110R、緑色画素110Gおよび青色画素110B)ごとに個別に色分けして配置されている。なお、図9(A)では図示の都合上、赤色画素110Rおよび緑色画素110Gについては図示されていない。
詳細には、赤色画素110Rには、赤色光を選択的に透過する赤色カラーフィルタ124Rが配置され、緑色画素110Gには、緑色光を選択的に透過する緑色カラーフィルタ124Gが配置され、青色画素110Bには、青色光を選択的に透過する青色カラーフィルタ124Bが配置されている。これらの赤色カラーフィルタ124R,緑色カラーフィルタ124G,青色カラーフィルタ124Bはそれぞれ、例えば所定の樹脂材料を用いて構成されている。
また、本実施の形態では、例えば図9(B)に示したように、赤色カラーフィルタ124R,緑色カラーフィルタ124G,青色カラーフィルタ124Bに対して、発光素子121が並設されており、この発光素子121の位置には開口120が形成されていない。したがって、図9(A)に示したように、発光素子121の対向位置には、反射型表示素子111を含む画素が形成されないように、あるいは形成されている画素が使用されない状態となっている(表示部11Cに画素の欠損領域が存在している)。そして、各色のカラーフィルタに対応する複数種類の画素(赤色画素110R、緑色画素110Gおよび青色画素110B)と、このような並設配置された発光素子121とによって、1つの画素ユニット110U(単位セル)が構成されている。つまり、いわゆるRGBWの画素配置において、W(白)の画素位置に、発光素子121を代わりに設けたものとなっている。なお、このような画素ユニット110Uは、表示面Sd内で2次元配置(マトリクス配置)されている。
(表示装置1Cの作用・効果)
この表示装置1Cでは、遮光部122における開口120内に、赤色カラーフィルタ124R,緑色カラーフィルタ124G,青色カラーフィルタ124Bがそれぞれ配設されている。これにより、赤色画素110R、緑色画素110Gおよび青色画素110Bにおいてそれぞれ、赤色光,緑色光,青色光が選択的に透過され、その結果、表示装置1Cにおいてカラー映像表示が可能となる。
ここで、このようなカラーフィルタを用いたカラー映像表示の際には、一般に、以下の原因によって光利用効率が低下するため、表示映像が全体的に暗くなったり、あるいはかすんだ感じの映像となってしまう等の弊害が生じる。具体的には、カラーフィルタ自体での光透過率や、ブラックマトリクス(BM)における開口率や、カラーフィルタの基材(PET(PolyEthylene Terephthalate)等透明基材)における光透過率等の影響によって、外光の利用効率が低下してしまう。
これに対して表示装置1Cでは、光源部12C内に、発光素子121と各色のカラーフィルタとが混在されている。したがって、発光素子121からの発光光Le(光源光)を利用することによって、上記したような、カラーフィルタを用いたことによる光利用効率の低下(映像表示の際の光量不足)を補う(表示光Lrの光量を増強する)ことができる。よって、カラー映像表示時の色再現性を向上させて、カラー映像画質の向上を図ることが可能となる。
<第2の実施の形態の変形例>
続いて、上記第2の実施の形態の変形例(変形例3)について説明する。なお、第2の実施の形態等と同一の構成要素については同一符号を付し、その説明を適宜省略する。
[変形例3]
(表示装置1Dの構成)
図10(A)は、変形例3に係る表示装置(表示装置1D)の断面構成(Z−X断面構成)の一例を模式的に表したものである。また、図10(B)は、この表示装置1Dの平面構成(X−Y平面構成)の一例を模式的に表したものであり、図10(B)中に示したIII−III線に沿った矢視断面構成が、図10(A)に示した断面構成に対応している。本変形例の表示装置1Dは、第1の実施の形態の表示装置1において、表示部11,光源部12の代わりにそれぞれ、表示部11D,光源部12Dを設けたものに対応している。なお、図10(B)においても便宜上、発光素子121における駆動電極の図示を省略している。
本変形例の光源部12Dにおいても第2の実施の形態の光源部12Cと同様に、遮光部122における開口120内に、複数色(ここでは3色)のカラーフィルタが配設されている。具体的には、赤色カラーフィルタ124R,緑色カラーフィルタ124G,青色カラーフィルタ124Bがそれぞれ、画素(赤色画素110R、緑色画素110Gおよび青色画素110B)ごとに個別に色分けして配置されている。
ただし、光源部12Dでは光源部12Cとは異なり、例えば図10(B)に示したように、発光素子121が格子状の画素間領域に配置されており、表示部11Dにおいて画素の欠損領域が存在していない。したがって、各色のカラーフィルタに対応する複数種類の画素(赤色画素110R、緑色画素110Gおよび青色画素110B)のみによって、1つの画素ユニット110U(単位セル)が構成されるようになっている。つまり、いわゆるRGBの画素配置となっている。なお、このような画素ユニット110Uもまた、表示面Sd内で2次元配置(マトリクス配置)されている。
(表示装置1Dの作用・効果)
このような構成により表示装置1Dでは、上記第2の実施の形態における効果に加え、以下の効果も得ることが可能となる。すなわち、上記したようにRGBの画素配置となるため、RGBWの画素配置の場合に生じる色純度の低下(W画素の存在によって色純度が下がる)を抑制することが可能となる。また、上記したように、表示部11Dには画素の欠損領域が存在しないため、第2の実施の形態と比べ、画素の高解像度化を図ることも可能となる。なお、本変形例において、もちろん、上記したRGBの画素配置の代わりにRGBWの画素配置とすることも可能である。その場合、上記した色純度の低下は生じてしまうものの、RGBWの画素配置であることから明るい画像表示を実現することが可能となる。
<第3の実施の形態>
続いて、本開示の第3の実施の形態について説明する。第3の実施の形態は、表示装置(表示部および光源部)の撓み状況(湾曲状況)や外光の明るさ状況等に応じて、光源部の発光動作や表示部の表示動作を制御するようにしたものである。なお、第1,第2の実施の形態等と同一の構成要素については同一符号を付し、その説明を適宜省略する。
[表示装置の構成]
図11(A),(B)はそれぞれ、第3の実施の形態に係る表示装置(表示装置1,1A〜1Dのうちのいずれか)のブロック構成例を模式的に表したものである。本実施の形態の表示装置は、これまでに説明した表示部11,11C,11Dのうちのいずれかと、光源部12,12A〜12Dのうちのいずれかと、表示制御部115および発光制御部125とを備えている。
表示制御部115は、表示部11(11C,11D)における表示動作の制御(表示制御)を行うものである。具体的には、この表示制御部115は、例えば、外光Loの明るさ状況や、後述する表示部11(11C,11D)および光源部12(12A〜12D)の撓み状況等に応じて、反射型表示素子111の表示動作を画素単位で制御するようになっている。なお、撓み状況に応じた表示制御の場合、表示部11(11C,11D)および光源部12(12A〜12D)がそれぞれ、それらの少なくとも一部分において可撓性を有する場合が前提となっており、詳細な表示制御について後述する。
発光制御部125は、光源部12(12A〜12D)における発光動作の制御(発光制御)を行うものである。具体的には、この発光制御部125は、例えば、外光Loの明るさ状況や、後述する表示部11(11C,11D)および光源部12(12A〜12D)の撓み状況等に応じて、光源部12(12A〜12D)における発光領域および発光輝度をそれぞれ、発光素子121単位で制御するようになっている。
より具体的には、例えば図11(A),(B)に示したように、発光領域(点灯領域)Aonと非発光領域(消灯領域)Aoffとを発光素子121単位で制御することによって、光源部12(12A〜12D)からの光源光が、表示面Sdの全体あるいは任意の一部分に照射されるように制御する。また、そのような発光領域Aon内においても、例えば発光素子121単位で発光輝度を制御することによって、発光輝度が異なるいくつかの分割領域が形成されるようにしてもよい。
なお、ここでも撓み状況に応じた発光制御の場合、表示部11(11C,11D)および光源部12(12A〜12D)がそれぞれ、それらの少なくとも一部分において可撓性を有する場合が前提となっており、詳細な発光制御について後述する。
また、表示部11(11C,11D)および光源部12(12A〜12D)における撓み状況の検知(撓み位置や撓み度合い等の検知)については、例えば各種のセンサ(位置センサおよびベンディングセンサ等)における検知結果を利用するようにすればよい。つまり、表示制御部115および発光制御部125がそれぞれ、これらのセンサでの検知結果に基づいて、上記したような撓み状況に応じた表示制御および発光制御を行うようにすればよい。
[撓み状況に応じた制御動作]
ここで、図12〜図14を参照して、本実施の形態に係る制御動作(発光制御動作および表示制御動作)のうち、表示部11(11C,11D)および光源部12(12A〜12D)の撓み状況に応じた制御動作について詳細に説明する。したがって、以下の説明では、これらの表示部11(11C,11D)および光源部12(12A〜12D)がそれぞれ、少なくとも一部分に可撓性を有する場合を前提としている。
(発光制御動作)
まず、例えば図12(A)に示したように、表示部11(11C,11D)および光源部12(12A〜12D)の一部分が撓んでいる(湾曲している)場合について考える。このような場合、湾曲領域(撓み領域)Acでは平坦領域(非撓み領域,非湾曲領域)Afと比べ、光源部12(12A〜12D)から出射される光源光の輝度が低下し易くなり、その結果、湾曲領域Ac付近では表示映像の輝度(明るさ)が低下し易くなる。
そこで、このような撓み状況が検知された場合、発光制御部125は、例えば図12(B)に示したようにして発光制御動作を行う。具体的には、湾曲領域Ac付近に位置する発光素子121に対して、その発光輝度を増加させる。すなわち、例えば平坦部Afにおける発光輝度をYfとした場合、湾曲領域Ac付近の発光素子121において、その発光輝度をYfよりも増加させるようにする。このような発光制御動作により、上記したような湾曲領域Ac付近における光源光の輝度(表示輝度)の低下を抑え、表示むらを低減する(表示画質を向上させる)ことが可能となる。なお、図12(B)中に示したように、上記した発光制御動作(発光輝度を増加させる制御)の代わりに、湾曲領域Ac付近に位置する発光素子121に対してその発光動作を停止させる(発光輝度=「0(ゼロ)」とする)という発光制御動作を行うようにしてもよい。つまり、湾曲領域Ac一帯において、画像表示を行わないようにしてもよい。このような発光制御動作を行う場合も、上記と同様に、表示むらを低減する(表示画質を向上させる)ことが可能となる。
次に、例えば図13に示したように、図9で説明したRGBWの画素配置を利用した画素ユニット110Uを有する表示装置1Cにおいて、この画素ユニット110U内(赤色画素124R,青色画素124Bと緑色画素124G,発光素子121との間)に湾曲ラインLcが存在している状況について考える。このような撓み状況では、この湾曲ラインLcによって画素ユニット内が湾曲しているため、発光素子121から各画素へ出射される発光光Leの輝度(発光輝度)にばらつきが生じ易くなる。具体的には、例えば図13中に示したように、ここでは緑色画素124へ出射される発光輝度が、相対的に高くなる(発光光Leの光量が相対的に多くなる)。一方、湾曲ラインLcを跨いだ赤色画素124R,青色画素124B側へ出射される発光輝度は、相対的に低くなる(発光光Leの光量が相対的に少なくなる)。その結果、湾曲領域Ac付近ではホワイトバランスが崩れ易くなり(この場合、光源光,表示光において、赤色成分および青色成分が低下する一方、緑色成分が増加する)、カラー映像表示時の画質が低下してしまうことになる。
そこで、このような撓み状況が検知された場合、発光制御部125は、例えば図14(A)に示したようにして発光制御動作を行う。具体的には、湾曲領域Ac(ここでは湾曲ラインLc)付近に位置する発光素子121に対して、その発光輝度を増加させる。すなわち、湾曲ラインLc付近の発光素子121において、その発光輝度をYf(平坦領域Afでの発光輝度)よりも増加させるようにする。なお、図14(A)中に示した例では、発光輝度をYfよりも増加させるようにして発光制御動作を行っている。このような発光制御動作により、上記したような湾曲領域Ac付近におけるホワイトバランスの崩れを抑え(ホワイトバランスが保たれるようにすることができ)、カラー映像表示時の画質を向上させることが可能となる。
(表示制御動作)
更に、図13に示したような撓み状況が検知された場合に、上記した発光制御動作を行うことに加え、表示制御部115が以下のようにして表示制御動作を行うようにしてもよい。
具体的には、例えば図14(B)に示したように、湾曲領域Ac(ここでは湾曲ラインLc)付近に位置する画素(ここでは赤色画素110R,緑色画素110G,青色画素110B)内の各反射型表示素子111へ供給する映像信号の階調を制御する。より具体的には、例えば、入射する発光光Leの光量が相対的に多くなる緑色画素110Gでは、供給される映像信号の階調を低下させる(平坦領域Afにおける緑色画素110Gへの映像信号の階調をGfとすると、この階調Gfよりも低くなるようにする)。一方、例えば、入射する発光光Leの光量が相対的に少なくなる赤色画素110R,青色画素110Bではそれぞれ、供給される映像信号の階調を増加させる(平坦領域Afにおける赤色画素110R,青色画素110Bへの映像信号の階調をそれぞれRf,Bfとすると、各階調Rf,Bfよりも高くなるようにする)。このような表示制御動作を加えることによっても、上記したような湾曲領域Ac付近におけるホワイトバランスの崩れを抑え(ホワイトバランスが保たれるようにすることができ)、カラー映像表示時の画質を向上させることが可能となる。
以上のように本実施の形態では、表示装置(表示部および光源部)の撓み状況(湾曲状況)や外光の明るさ状況等に応じて、光源部の発光動作や表示部の表示動作を制御するようにしたので、反射型表示装置における利点である低消費電力への弊害を抑えたり、発光素子の長寿命化を図ることができると共に、更なる高画質化を図ることも可能となる。
<適用例>
次に、図15〜図20を参照して、上記各実施の形態(第1〜第3の実施の形態)および各変形例(変形例1〜3)に係る表示装置(表示装置1,1A〜1D)の適用例について説明する。上記実施の形態等に係る表示装置は、電子ブック(e−book)、テレビジョン装置,デジタルカメラ,ノート型パーソナルコンピュータ、携帯電話等の携帯端末装置あるいはビデオカメラなどのあらゆる分野の電子機器に適用することが可能である。また、ブックリーダとしてだけでなく、音楽プレーヤ,動画プレーヤ,写真ビューア,地図アプリ,ウエブブラウザなどを閲覧可能な表示装置および電子機器全般に使用することができる。言い換えると、この表示装置は、外部から入力された映像信号あるいは内部で生成した映像信号を、画像あるいは映像として表示するあらゆる分野の電子機器に適用することが可能である。
(適用例1)
図15(A)および図15(B)はそれぞれ、上記表示装置が適用される電子ブックの外観を表したものである。この電子ブックは、例えば、表示部210,非表示部220および操作部230を有しており、この表示部210が上記表示装置により構成されている。操作部230は、図15(A)に示したように表示部210と同じ面(前面)に形成されていても、図15(B)に示したように表示部210とは異なる面(上面)に形成されていてもよい。
(適用例2)
図16は、上記表示装置が適用されるテレビジョン装置の外観を表したものである。このテレビジョン装置は、例えば、フロントパネル310およびフィルターガラス320を含む映像表示画面部300を有しており、この映像表示画面部300が上記表示装置により構成されている。
(適用例3)
図17は、上記表示装置が適用されるデジタルカメラの外観を表したものである。このデジタルカメラは、例えば、フラッシュ用の発光部410、表示部420、メニュースイッチ430およびシャッターボタン440を有しており、この表示部420が上記表示装置により構成されている。
(適用例4)
図18は、上記表示装置が適用されるノート型パーソナルコンピュータの外観を表したものである。このノート型パーソナルコンピュータは、例えば、本体510,文字等の入力操作のためのキーボード520および画像を表示する表示部530を有しており、この表示部530が上記表示装置により構成されている。
(適用例5)
図19は、上記表示装置が適用されるビデオカメラの外観を表したものである。このビデオカメラは、例えば、本体部610,この本体部610の前方側面に設けられた被写体撮影用のレンズ620,撮影時のスタート/ストップスイッチ630および表示部640を有している。そして、この表示部640が上記表示装置により構成されている。
(適用例6)
図20は、上記表示装置が適用される携帯電話機の外観を表したものである。この携帯電話機は、例えば、上側筐体710と下側筐体720とを連結部(ヒンジ部)730で連結したものであり、ディスプレイ740,サブディスプレイ750,ピクチャーライト760およびカメラ770を有している。そして、これらのうちのディスプレイ740またはサブディスプレイ750が、上記表示装置により構成されている。
<その他の変形例>
以上、実施の形態、変形例および適用例を挙げて本開示の技術を説明したが、本技術はこれらの実施の形態等に限定されず、種々の変形が可能である。
例えば、各色のカラーフィルタの配置構成やカラーフィルタの色の種類等については、上記実施の形態等で説明したものには限られず、他の構成としてもよい。
また、上記実施の形態等では、主に、表示部や光源部においてその少なくとも一部(一部分あるいは全部)が可撓性を有する場合を例に挙げて説明したが、そのような場合には限られず、これらの表示部および光源部がそれぞれ、全く可撓性を有さないようにしてもよい。
なお、本技術は以下のような構成を取ることも可能である。
(1)
各々が反射型表示素子を含む複数の画素を有する表示部と、
前記表示部の表示面側に配設されると共に、前記表示面に対向配置された複数の発光素子を有する光源部と
を備え、
前記光源部では、前記発光素子からの発光光が前記表示部側に選択的に出射される
表示装置。
(2)
前記光源部は、画素領域に対応して開口が形成された遮光部を有し、
前記発光素子は、画素間領域において前記遮光部の前記表示部側に配置されている
上記(1)に記載の表示装置。
(3)
前記遮光部における前記開口内に、カラーフィルタが配設されている
上記(2)に記載の表示装置。
(4)
前記カラーフィルタが、前記画素ごとに色分けされて複数色設けられており、
前記複数色のカラーフィルタに対応した複数種類の画素によって、画素ユニットが構成されている
上記(3)に記載の表示装置。
(5)
前記カラーフィルタが、前記画素ごとに色分けされて複数色設けられており、
前記複数色のカラーフィルタに対応した複数種類の画素と、前記複数色のカラーフィルタに対して並設された前記発光素子とによって、画素ユニットが構成されている
上記(3)に記載の表示装置。
(6)
前記発光素子が、前記表示部と前記光源部との間隙距離を制御する構造を有する
上記(2)ないし(5)のいずれかに記載の表示装置。
(7)
前記発光素子が発光層を含んで構成され、
前記発光層が、前記表示部側に突出する厚膜状からなる
上記(6)に記載の表示装置。
(8)
前記発光素子が、発光層と、この発光層からの発光光を色変換する色変換層とを含んで構成され、
前記色変換層が、前記表示部側に突出する厚膜状からなる
上記(6)に記載の表示装置。
(9)
前記発光素子が、発光層および駆動電極を含む
上記(2)ないし(8)のいずれかに記載の表示装置。
(10)
前記駆動電極が、前記遮光部と前記発光層との間に配置されている
上記(9)に記載の表示装置。
(11)
前記駆動電極が遮光電極であり、前記遮光部を兼ねている
上記(9)に記載の表示装置。
(12)
前記発光素子の発光動作を制御する発光制御部を備え、
前記発光制御部は、前記光源部における発光領域および発光輝度をそれぞれ、前記発光素子単位で制御する
上記(1)ないし(11)のいずれかに記載の表示装置。
(13)
前記表示部および前記光源部ではそれぞれ、それらの少なくとも一部分が可撓性を有し、
前記発光制御部は、前記表示部および前記光源部の撓み状況に応じて、前記発光動作を制御する
上記(12)に記載の表示装置。
(14)
前記発光制御部は、前記表示部および前記光源部の湾曲領域付近に位置する発光素子に対して、その発光動作を停止、またはその発光輝度を増加させる
上記(13)に記載の表示装置。
(15)
前記発光制御部は、外光の明るさ状況に応じて、前記発光動作を制御する
上記(12)ないし(14)のいずれかに記載の表示装置。
(16)
前記表示部および前記光源部ではそれぞれ、それらの少なくとも一部分が可撓性を有し、
前記表示部および前記光源部の撓み状況に応じて前記反射型表示素子の表示動作を前記画素単位で制御する表示制御部を備えた
上記(1)ないし(15)のいずれかに記載の表示装置。
(17)
前記表示制御部は、
前記表示部および前記光源部の湾曲領域付近に位置する、複数色に対応する画素内の各反射型表示素子へ供給する映像信号の階調を制御することにより、その湾曲領域付近でのホワイトバランスが保たれるように制御する
上記(16)に記載の表示装置。
(18)
前記反射型表示素子が、電気泳動素子、液晶素子、MEMS素子、エレクトロウェッティング素子またはエレクトロクロミック素子からなる
上記(1)ないし(17)のいずれかに記載の表示装置。
(19)
前記発光素子が、有機電界発光素子または無機電界発光素子からなる
上記(1)ないし(18)のいずれかに記載の表示装置。
(20)
表示装置を備え、
前記表示装置は、
各々が反射型表示素子を含む複数の画素を有する表示部と、
前記表示部の表示面側に配設されると共に、前記表示面に対向配置された複数の発光素子を有する光源部と
を備え、
前記光源部では、前記発光素子からの発光光が前記表示部側に選択的に出射される
電子機器。
1,1A〜1D…表示装置、11,11C,11D…表示部(表示パネル)、110…画素、110U…画素ユニット、111…反射型表示素子、115…表示制御部、12,12A〜12D…光源部(フロントライト)、120…開口、121,121−1〜121−4…発光素子、121A…発光層、121B…電極、121C…透明電極、121D…遮光電極、121E…青色発光層、121F…黄色蛍光体、122…遮光部、123…支持基板、124R…赤色カラーフィルタ、124G…緑色カラーフィルタ、124B…青色カラーフィルタ、125…発光制御部、Sd…表示面、Le…発光光(光源光)、Lo…外光(環境光)、Lr…表示光(反射光)、Dg…間隙距離、Aon…発光領域(点灯領域)、Aoff…非発光領域(消灯領域)、Af…平坦領域、Ac…湾曲領域、Lc…湾曲ライン。

Claims (20)

  1. 各々が反射型表示素子を含む複数の画素を有する表示部と、
    前記表示部の表示面側に配設されると共に、前記表示面に対向配置された複数の発光素子を有する光源部と
    を備え、
    前記光源部では、前記発光素子からの発光光が前記表示部側に選択的に出射される
    表示装置。
  2. 前記光源部は、画素領域に対応して開口が形成された遮光部を有し、
    前記発光素子は、画素間領域において前記遮光部の前記表示部側に配置されている
    請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記遮光部における前記開口内に、カラーフィルタが配設されている
    請求項2に記載の表示装置。
  4. 前記カラーフィルタが、前記画素ごとに色分けされて複数色設けられており、
    前記複数色のカラーフィルタに対応した複数種類の画素によって、画素ユニットが構成されている
    請求項3に記載の表示装置。
  5. 前記カラーフィルタが、前記画素ごとに色分けされて複数色設けられており、
    前記複数色のカラーフィルタに対応した複数種類の画素と、前記複数色のカラーフィルタに対して並設された前記発光素子とによって、画素ユニットが構成されている
    請求項3に記載の表示装置。
  6. 前記発光素子が、前記表示部と前記光源部との間隙距離を制御する構造を有する
    請求項2に記載の表示装置。
  7. 前記発光素子が発光層を含んで構成され、
    前記発光層が、前記表示部側に突出する厚膜状からなる
    請求項6に記載の表示装置。
  8. 前記発光素子が、発光層と、この発光層からの発光光を色変換する色変換層とを含んで構成され、
    前記色変換層が、前記表示部側に突出する厚膜状からなる
    請求項6に記載の表示装置。
  9. 前記発光素子が、発光層および駆動電極を含む
    請求項2に記載の表示装置。
  10. 前記駆動電極が、前記遮光部と前記発光層との間に配置されている
    請求項9に記載の表示装置。
  11. 前記駆動電極が遮光電極であり、前記遮光部を兼ねている
    請求項9に記載の表示装置。
  12. 前記発光素子の発光動作を制御する発光制御部を備え、
    前記発光制御部は、前記光源部における発光領域および発光輝度をそれぞれ、前記発光素子単位で制御する
    請求項1に記載の表示装置。
  13. 前記表示部および前記光源部ではそれぞれ、それらの少なくとも一部分が可撓性を有し、
    前記発光制御部は、前記表示部および前記光源部の撓み状況に応じて、前記発光動作を制御する
    請求項12に記載の表示装置。
  14. 前記発光制御部は、前記表示部および前記光源部の湾曲領域付近に位置する発光素子に対して、その発光動作を停止、またはその発光輝度を増加させる
    請求項13に記載の表示装置。
  15. 前記発光制御部は、外光の明るさ状況に応じて、前記発光動作を制御する
    請求項12に記載の表示装置。
  16. 前記表示部および前記光源部ではそれぞれ、それらの少なくとも一部分が可撓性を有し、
    前記表示部および前記光源部の撓み状況に応じて前記反射型表示素子の表示動作を前記画素単位で制御する表示制御部を備えた
    請求項1に記載の表示装置。
  17. 前記表示制御部は、
    前記表示部および前記光源部の湾曲領域付近に位置する、複数色に対応する画素内の各反射型表示素子へ供給する映像信号の階調を制御することにより、その湾曲領域付近でのホワイトバランスが保たれるように制御する
    請求項16に記載の表示装置。
  18. 前記反射型表示素子が、電気泳動素子、液晶素子、MEMS素子、エレクトロウェッティング素子またはエレクトロクロミック素子からなる
    請求項1に記載の表示装置。
  19. 前記発光素子が、有機電界発光素子または無機電界発光素子からなる
    請求項1に記載の表示装置。
  20. 表示装置を備え、
    前記表示装置は、
    各々が反射型表示素子を含む複数の画素を有する表示部と、
    前記表示部の表示面側に配設されると共に、前記表示面に対向配置された複数の発光素子を有する光源部と
    を備え、
    前記光源部では、前記発光素子からの発光光が前記表示部側に選択的に出射される
    電子機器。
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