JP2013202089A - 遊技情報表示装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】小役を特定した場合に、その以前の設定ゲーム数である対応G数内に小役が発生していれば、2つの小役を対応付け、その対応結果を表示するようにした。これにより、無闇に対応G数を増やすことで余り関連のない小役を対応付けることなく、遊技者の期待感に対応した小役の表示を行うことが可能となる。
【選択図】図9
Description
前記遊技機においてゲームの実行を特定するゲーム特定手段と、前記遊技機において小役が発生したことを特定する小役特定手段と、前記小役特定手段により小役の発生が特定されてから前記ゲーム特定手段により特定されたゲーム数である小役後ゲームが、当該小役後ゲームに対して予め設定される対応G数以内である状態で、新たに前記小役特定手段により小役の発生が特定された場合に、当該新たに発生が特定された小役と、その以前に発生が特定された小役とを対応付ける小役対応付手段と、前記小役対応付手段による対応付結果を表示する表示手段と、を備えたものである(請求項1)。
前記小役特定手段は、発生した小役の種類を特定可能であり、前記対応G数は、小役の種類に対応付けて設定され、前記小役には、その種類に応じて予め優先順位が設定されており、前記表示手段は、前記小役対応付手段により対応付けられた複数の小役を、その種類を特定可能に表示すると共に、当該対応付けられた小役の内、少なくとも最も優先順位が高く、更に最新の小役である対象小役を特定可能な小役表示を行うと共に、当該対応付けられた小役の内、少なくとも前記対象小役に対応する前記小役後ゲームを特定可能な遊技情報を表示するカウント表示を行うようにしても良い(請求項2)。
前記小役特定手段は、発生した小役の種類を特定可能であり、前記対応G数は、小役の種類に対応付けて設定され、前記小役には、その種類に応じて予め優先順位が設定されており、前記表示手段は、前記小役対応付手段により対応付けられた複数の小役を、その種類を特定可能に表示する小役表示を行い、当該小役表示には表示する小役に上限が設定されており、前記小役対応付手段により対応付けられた小役の数が上限を超過した場合には、優先順位の高い小役を優先して表示する一方、優先順位が同順位である場合には特定時点が新しい小役を優先して表示するようにしても良い(請求項3)。
前記小役の少なくとも1つの種類の小役には、前記小役表示を行うために必要な特定回数が予め設定されており、前記表示手段は、前記対応回数が設定される種類の小役については、前記小役対応付手段により対応付けられた小役の数が前記対応回数となることを条件として前記小役表示の対象とするようにしても良い(請求項4)。
前記遊技機において特別状態が発生したことを特定する特別状態特定手段を備え、前記小役対応付手段は、対応付けた複数の小役の内、少なくとも1つの小役に対応する前記小役後ゲームが前記対応G数以内である状態で、前記特別状態特定手段により特別状態が発生したことが特定された場合に、当該特別状態と、その対応付けた複数の小役とを対応付け、前記表示手段は、特別状態の発生履歴を表示可能であり、その発生履歴において特別状態に対応付けた複数の小役を特定可能に表示するようにしても良い(請求項5)。
前記遊技機において特別状態が発生したことを特定する特別状態特定手段を備え、前記小役対応付手段は、複数の小役を対応付けた場合に、その複数の小役の組み合わせを特定し、その複数の小役の内、少なくとも1つの小役に対応する前記小役後ゲームが前記対応G数以内である状態で、前記特別状態特定手段により特別状態が発生したことが特定された場合に、当該特別状態と、その複数の小役の組み合わせとを対応付け、前記表示手段は、前記小役対応付手段により対応付けられた複数の小役の組み合わせが特定された回数の内、特別状態と対応付けられた回数の割合を示す特別状態発生率を、当該組み合わせに対応付けて表示するようにしても良い(請求項6)。
請求項6の発明によれば、対応付けた小役の組み合わせに応じた特別状態発生率を表示することで、その組み合わせの小役の対応付けが行われた場合の特別状態の発生期待度を遊技者に適切に報知可能となる。
図1はシステム全体を示す概略図である。遊技場内には複数の遊技機1が設置されている。本実施形態の場合、遊技機1は所謂スロットマシンである。各遊技機1には、貸出装置2及び遊技情報表示装置(以下、「情報表示装置」)3(ゲーム特定手段、小役特定手段、小役対応付手段、表示手段、特別状態特定手段に相当)がそれぞれ付設されている。これら遊技機1、貸出装置2及び情報表示装置3は、中継装置4に接続されている。この中継装置4は、LAN5を介して管理装置6に接続している。このため、遊技機1や貸出装置2等の遊技機1側の機器から出力される遊技信号は、中継装置4によって管理装置6に送信される。管理装置6は、遊技場内の例えば事務所等に設置されており、モニタ7、キーボード8等が接続されている。このような遊技場内には、例えば数百台の遊技機1が設置されており、管理装置6の管理対象となっている。
アウト信号=遊技機1から出力。開始操作に応じベット状態のメダルを使用したとしてベット状態のメダル数(3枚)分がパルス出力されるので、アウト信号数×1がアウト(使用媒体数)となる。尚、リプレイ時にも対応分を出力。
セーフ信号=遊技機1から出力。メダルが1枚払出される毎に1パルス出力されるので、セーフ信号数×1がセーフ(払出媒体数)となる。尚、リプレイ役入賞時にも、そのゲームに使用されたメダル分を出力。
BB・RB・ART信号=遊技機1から出力。対応するボーナス状態(B.B、R.B)又はART状態時にレベル出力されるので、信号受信期間をボーナス状態又はART状態として特定する。
売上信号=貸出装置2から出力。貸出メダル5枚(100円相当)毎に1パルス出力されるので、売上信号数×100が売上金額。売上信号×5を売上メダルとする等して売上情報を特定する。
尚、図6に示す同時当選とは、小役の内部当選と同時にボーナスに当選することを意味している。実際にはボーナス(BB又はRB)毎に区分されて同時当選する確率が設定されているが、図6では同時当選する割合の合計値に対応する確率を示している。
ATはART発生時等に抽選されるゲーム数を行うまで継続し、終了すればATを終了してRTへと移行する。尚、ATが重複しないRTでは終了役報知が行われず、遊技者は終了役入賞を防止出来ないことから、ATが終了するとほどなくRTも終了する。
ATのゲーム数の抽選は上述した設定値により変更可能である。尚、実施形態上は、設定値6の平均継続数が70Gで遊技者にとって最も有利であり、設定値1の平均継続数が50Gで遊技者にとって最も不利となる様に設定値に応じて段階的に遊技者の有利度が異なっている。
5枚役Aは単独で内部当選する場合と、5枚役B〜Fの何れか1つと同時に内部当選する場合の全部で6通りある。尚、5枚役Aの単独当選はボーナスゲーム中のみである。
上記何れの場合も5枚役Aのみが入賞する。但し、5枚役B〜Fの何れか1つと同時当選した場合は、その組み合わせと押し順に応じてベル図柄が中リール16bの上段か中段に停止するように制御されるので、上段に停止した場合(有効ライン1本で入賞)には5枚(一般役)のメダルが払い出され、中段に停止した場合(有効ライン3本で入賞)には15枚(AT役)のメダルが払い出される。尚、5枚役Aの単独当選時は押し順に拘わらずベル図柄が中リール16bの中段に停止する。
・5枚役A+5枚役Bが同時当選……中リール16bを最初に停止(中→左→右又は中→右→左)の順に停止
・5枚役A+5枚役Cが同時当選……左→中→右の順に停止
・5枚役A+5枚役Dが同時当選……左→右→中の順に停止
・5枚役A+5枚役Eが同時当選……右→中→左の順に停止
・5枚役A+5枚役Fが同時当選……右→左→中の順に停止
よって、上述したAT役操作報知では、操作するストップ釦11a〜11cの押し順をゲーム開始時に報知する。
図7は小役設定の一例を示している。小役設定には、小役に対応して次の各項目が設定されている。
・表示=対応する小役表示で、予めいくつかの画像候補が記憶されており、その中から選択する。尚、ダウンロード等して外部から取込んでも良い。
・対応セーフ=小役に対応するセーフ。1Gにおける(ゲーム間)セーフがこの設定値である場合に、対応する小役を特定する。
・優先順位=小役表示する際の優先順位。図9に示す小役表示部22e1に表示する小役数の上限(例えば5つ)が定められており、対応付けた小役が上限以上となった場合に、この優先順位に従い表示する。図7では小役1、2が同順位で小役3よりも優先される設定となっているので、小役3が上限分表示された状態で小役1を特定した場合は小役1を表示するが、小役1が上限分表示された状態で小役3を特定した場合は小役3を表示しない。尚、同順位の場合は新しく特定した(特定時点が新しい)小役を優先して表示。
・カウント初期値=小役の特定に応じて行うカウントダウンによるカウント表示する際の初期値で、カウント対象小役である小役1,2に対応して設定される。尚、「−」はカウント表示の対象とならないことを示し、カウント非対象小役である小役3に対応して設定される。このカウント初期値は前兆状態からARTに移行するまでの上限G数等を目安に設定される。
・対応G数=小役特定時に既に特定した小役を対応付けるための設定値で、小役特定後、この設定値が示すゲーム数以内に新たに小役を特定した場合に、その新たに特定した小役を対応候補とする。
・対応回数(特定回数に相当)=対応G数により対応候補となった小役の合計数に対する設定値で、特定した同種の小役の合計数がこの設定値以上となった場合に小役を対応付ける。尚、カウント表示対象小役の場合は1が設定される。つまり、図7に示す例ではカウント対象小役である小役1、2は対応候補となれば対応回数である1を満たすので、そのまま対応付ける一方、カウント非対象小役である小役3は対応候補が3つ(対応回数が3)となって初めて他の小役と対応付ける。
図8は情報表示装置3を示す正面図である。情報表示装置3には、データ切替釦20、呼出釦21、表示部22が設けられている。表示部22には、BB回数表示部22a、RB回数表示部22b、差数グラフ表示部22c、G数履歴表示部22d、メッセージ表示部22e、ART突入回数表示部22f、過去最高ART回数表示部22g、ゲーム数表示部22h(上段がボーナス後G数表示部、下段が累計G数表示部)、累計ARTG数表示部22iが設定されている。データ切替釦20を操作することで、所謂ボーナス履歴、小役の入賞回数表示、過去の遊技情報等を待機表示から切り替えて表示可能であり、その切替操作が行われた場合には操作信号を管理装置6へ出力する。
図9に示す例では、最も右のチェリー(2枚役)は0Gが経過、即ち前ゲームにて特定した旨を示し、次のベルは16G、チェリーは28G、プラムは37Gと61G経過した旨を示している。
カウント表示部22e3では、最新でかつ優先順位の最も高い(優先順が1の)カウント対象小役(2枚役又は7枚役)が特定された場合に図7に示すカウントダウン初期値(34G)を表示し、ゲームを特定する毎に1Gずつカウントダウンする旨(例えば「残り34G」)を表示する。
図10及び図11は、情報表示装置3が記憶する小役履歴と、メッセージ表示部22eにおける小役表示の推移の一例を示している。小役履歴には次の各項目が設定されている。
・小役=特定された小役。
・経過G数=小役を特定してから経過したゲーム数(小役後ゲームに相当)。小役特定後のゲーム特定に応じて更新する。
・状態=小役の対応付、及び表示状態を示し、小役表示の対象となる場合は「○」、小役表示の対象とはならないが、対応候補又は小役表示の上限から漏れている場合は「△」、それ以外は「−」となる。
情報表示装置3は、特定した小役3の小役数(小役履歴の小役として記憶された数)が対応回数以上かを判定する(S6)。小役3の小役数は1であり、対応回数(=3)未満であるので(S6:NO)、対応する小役履歴(以下、「対応履歴」)に同種小役である小役3が有るかを判定する(S19)。この場合、対応履歴に同種小役はないので(S19:NO)、状態に「−」を記憶する(S21)。
情報表示装置3は、上述のようにしてレコードを作成した場合は、レコードの内容に応じてメッセージ表示部22eの表示を更新する。
図10(A)の場合、NO.1レコードに小役3を記憶するが、小役3はカウント表示対象となっていないので表示は更新せず、メッセージ表示部22eに通常のメッセージを表示している。
図10(B)の場合、図10(A)の7G後(=NO.1の対応G数(10G)内)にNO.2(小役3)を特定した状態を示しており、NO.1とNO.2とを対応候補として特定するが、対応回数(=3)未満なので表示対象とせず、メッセージ表示部22eの表示はそのまま通常のメッセージの表示状態であることを示している。
図10(C)の場合、図10(B)の8G後(=NO.2の対応G数(10G)内)に小役2を特定した状態を示しており、NO.3レコードの小役2はカウント表示対象であるので、カウント表示を開始するが、NO.1、2レコードは未だ対応回数分の小役3が対応候補となっていないため小役表示しない。
図10(E)の場合、図10(D)の15G後(=NO.4レコードの小役3の対応G数(=10G)内では無いが、NO.3レコードの小役2の対応G数(=40G)内、即ち、NO.3レコードから24G後)に小役2を特定した状態を示しており、NO.5レコードの小役2をカウント表示対象としてカウント表示を更新し、小役2を追加して小役表示する。この場合、最新の(最も右に表示される)NO.5レコードの小役2がカウント表示の対象となるため○印22e4の識別表示を終了する。
図11(F)の場合、図10(E)の9G後(=NO.5レコードの対応G数(=40G)内)に小役1を特定した状態を示しており、NO.6レコードの小役1をカウント表示対象としてカウント表示を更新するが、小役表示が上限(=5)に達しているため優先順位が一番低い小役3の中で最古のNO.1レコードを小役表示対象から除外して小役1を小役表示する。
図11(G)の場合、図11(F)の12G後(=NO.6の対応G数(=40G)内)に小役3を特定した状態を示しており、NO.7レコードの小役3がカウント表示対象ではないことから、図10(D)同様にNO.6レコードの小役1がカウント表示対象であることを示すと共に、小役表示が上限に達しているため優先順位が一番低い小役3の中で最古のNO.2レコードの小役3を小役表示の対象から除外してNO.7レコードの小役3を小役表示する。
図11(H)の場合、図11(G)の16G後(=NO.7の対応G数(=10G)内では無いが、NO.6レコードの対応G数(=40G)内、即ち、NO.6レコードから28G後)にNO.8レコードの小役1を特定した状態を示しており、NO.8レコードがカウント表示対象であることからNO.8レコードに応じたカウント表示とする一方、小役表示が上限に達しているため優先順位が一番低い小役3の中で最古のNO.4レコードを小役表示の対象から除外してNO.8レコードの小役1を小役表示する。
尚、図10及び図11にて例示していないが、特定した小役がカウント表示対象でない場合に(S7:NO)、更に「○」が無いとき(S8:NO)、つまりカウント表示していない場合は、同種の小役を含む状態に「△」を記憶する(S20)。つまり、小役表示(カウント表示)していない状態で新たにカウント対象でない小役を対応回数分特定しても表示しない。同様に、カウント中でない場合に(S12:NO)、特定した小役がカウント表示対象でない場合は(S22:NO)、リターンする。つまり、後述する様にカウント表示終了後の小役表示中にカウント対象でない小役を特定した場合であっても、小役表示のみ更新している。一方、ステップS24の「YES」の場合は、その小役の「状態」に「○」を記憶しているのは(S25)、カウント対象でない小役が対象回数分ある状態でカウント表示を開始した場合を想定している。具体例としては、小役3を対応付けているが小役表示及びカウント表示していない状態で小役1又は小役2を特定し、小役3を3つ分及び特定した小役1又は小役2を小役表示する。更に図7の設定によりステップS14の「NO」は有り得ないが、小役の優先順位が3段階以上の状況も想定されることから、設定している。
また、図10及び図11の小役履歴は記憶する小役全ての対応G数分のゲームを特定した際に初期化するが、新たに小役を特定すれば、その小役も対応付ける。即ち、小役を特定した場合に対応付けた何れかの小役の対応G数内であれば、それらの小役を対応付ける。
図12は特別状態履歴の一例を示しており、次の各項目が設定されている。
・種別、時刻=種別はレコードを特定した特別状態を示し、時刻は対応する時刻を示す。
・G、ARTG=G数は特別状態が発生するまでのゲーム数。ARTG数はARTを対象としたART中のゲーム数を示す。
・差枚=特別状態中のセーフとアウトの差引
・小役○、○G=小役○は特別状態発生時に表示対象となっていた小役で、○Gはその経過G数。番号が小さい方が最新。特別状態発生時に図10及び図11より特別状態と対応付け記憶する。
図13は、図12で示した特別状態履歴の表示例である。特別状態(BB、RB、ART)に対応して、ゲーム、ART中ゲーム、獲得数、対応小役が設定されていると共に、「只今」表示部22jが識別表示(斜線で示す領域)されている。特別状態の表示として、BB又はRBについては何回前かを表示している。「只今」表示部22jの「ゲーム」としては前回の特別状態からの現在のゲーム数を示し、「対応小役」としては現在の対応小役(例えば図10(H)の対応小役)を表示している。
図14は小役集計を示している。小役集計には、小役1、小役2、小役3、総数、ART率(特別状態発生率に相当)が設定されている。この小役集計は、小役を特定してから図10及び図11の小役履歴を初期化するまでに小役履歴に記憶した小役、即ち対応小役を図10及び図11の初期化時に集計し、該当する項目の合計数を加算し、更にARTと対応付けた場合にはARTも加算することで集計した図である。例えば図11(H)の場合であれば、小役1が2つ、小役2が2つ、小役3が4つなので、図14で示す例の場合は、合計が13、ARTが10となる図中に斜線で示した箇所が該当し、それらの合計数が加算され、更にARTが対応付けられればARTも加算される。
このような集計を行い、更に箇所毎にARTの期待度(ART率=ART÷合計)を集計する(図14の識別箇所なら10÷13=76.9%)ことで、小役表示と併せて小役の対応付に対応したARTの期待度を遊技者に提供出来るようになる。また、図14の小役集計を遊技者に提示するだけでも小役の対応付状況の指標を提示出来るようになる。
小役を特定した場合に、それ以前の対応G数内に小役が発生していれば、2つの小役を対応付け、その対応結果を表示するようにしたので、無闇に対応G数を増やすことで余り関連のない小役を対応付けることなく、遊技者の期待感に対応した小役の表示を行うことが可能となる。
対応付けられた複数の小役の内、最新で優先順位が最も高い小役を特定可能に小役表示を行うと共に、その小役のカウント表示を行うようにしたので、複数の小役を表示対象とした場合であっても遊技者を惑わせることなく適切にカウント表示を行うことが可能となる。
小役表示に上限を持たせると共に優先順位が高く最新の小役を優先して表示するようにしたでの、効果的に小役表示することが可能となる。
対応回数分の小役が対応付けられたことを条件として小役表示の対象とするようにしたので、重要度の低い小役については対応回数分の対応付けがあるまで小役表示の対象となるような状態を回避する一方、対応回数分の対応付けが行われた場合には重要度が高まることもあるので、その場合に適切に小役表示することが可能となる。
複数の小役の組み合わせに応じて、その組み合わせを特定した回数の内、ARTが対応付けられた回数であるART率を、当該組み合わせに対応付けて小役集計として表示するようにしたので、その組み合わせの小役の対応付けが行われた場合のARTの発生期待度を小役集計により遊技者に適切に報知可能となる。
本発明は、上記実施形態に限定されることなく、次のように変形または拡張出来る。
実施形態上、遊技状態が好転する小役のみを対応付け対象としたが、悪化する小役(実施形態におけるリプレイ役)を対応付けの対象としても良い。この場合、対応G数を設定せずに他の小役の対応G数内に発生した小役のみを対応付け対象とすることが望ましい。
小役の発生とは小役の入賞又は小役の内部当選を示す概念である。尚、内部当選であれば別途、遊技機側から内部当選信号を入力する必要がある。
遊技機と別体の情報表示装置を例示したが、遊技機自体を情報表示装置としても勿論良い。この場合、遊技機側から信号を入力する必要無くゲームや小役等を特定可能となる。
対象となる遊技機としては、例示したスロットマシン以外のスロットマシン等、小役が発生し得る遊技機であれば、どのような遊技機を対象としても良い。また、小役の発生に応じて特別状態が発生し得る遊技機を例示したが、小役の発生に何ら関わりなくボーナスやART等の特別状態を発生し得る遊技機を遊技する遊技者の中には、小役の発生が何か特別状態の発生に関連しているのでは無いかという所謂オカルト思想を持った遊技者も少なくないので、これら遊技機について本件を採用する場合であっても、これらの遊技者にとっては非常に有用である。
例示した全ての遊技情報(例えばゲームや小役の特定)について遊技信号から直接的、或いは間接的に特定する等どのように特定しても良い。また、実施形態上の数値や項目等は全て例示であり、どのような数値や項目等を採用しても良く、例示した各構成をどのように組み合わせたり、採用しなかったりしても良い。更に、管理装置6が行う情報処理の一部を中継装置4等にて行う構成としても良いし、情報表示装置3のみでシステムを構成しても良い。
尚、小役の種類として、遊技機に設定される小役の種類と同じ種類を特定しなくとも、遊技機における複数種類の小役をグループ化して1つの種類として特定する等しても良い。また、小役履歴を対応付終了後に初期化したが、履歴として残しても勿論良い。
Claims (6)
- ゲームの実行に応じて小役を発生可能であると共に、ゲームを実行することにより特別状態の発生条件が成立した場合に、遊技者にとって有利な遊技状態である特別状態を発生可能な遊技機の遊技情報を表示する遊技情報表示装置であって、
前記遊技機においてゲームの実行を特定するゲーム特定手段と、
前記遊技機において小役が発生したことを特定する小役特定手段と、
前記小役特定手段により小役の発生が特定されてから前記ゲーム特定手段により特定されたゲーム数である小役後ゲームが、当該小役後ゲームに対して予め設定される対応G数以内である状態で、新たに前記小役特定手段により小役の発生が特定された場合に、当該新たに発生が特定された小役と、その以前に発生が特定された小役とを対応付ける小役対応付手段と、
前記小役対応付手段による対応付結果を表示する表示手段と、
を備えたことを特徴とする遊技情報表示装置。 - 前記小役特定手段は、発生した小役の種類を特定可能であり、
前記対応G数は、小役の種類に対応付けて設定され、
前記小役には、その種類に応じて予め優先順位が設定されており、
前記表示手段は、前記小役対応付手段により対応付けられた複数の小役を、その種類を特定可能に表示すると共に、当該対応付けられた小役の内、少なくとも最も優先順位が高く、更に最新の小役である対象小役を特定可能な小役表示を行うと共に、当該対応付けられた小役の内、少なくとも前記対象小役に対応する前記小役後ゲームを特定可能な遊技情報を表示するカウント表示を行うことを特徴とする請求項1記載の遊技情報表示装置。 - 前記小役特定手段は、発生した小役の種類を特定可能であり、
前記対応G数は、小役の種類に対応付けて設定され、
前記小役には、その種類に応じて予め優先順位が設定されており、
前記表示手段は、前記小役対応付手段により対応付けられた複数の小役を、その種類を特定可能に表示する小役表示を行い、当該小役表示には表示する小役に上限が設定されており、前記小役対応付手段により対応付けられた小役の数が上限を超過した場合には、優先順位の高い小役を優先して表示する一方、優先順位が同順位である場合には特定時点が新しい小役を優先して表示することを特徴とする請求項1又は2記載の遊技情報表示装置。 - 前記小役の少なくとも1つの種類の小役には、前記小役表示を行うために必要な特定回数が予め設定されており、
前記表示手段は、前記対応回数が設定される種類の小役については、前記小役対応付手段により対応付けられた小役の数が前記対応回数となることを条件として前記小役表示の対象とすることを特徴とする請求項2又は3記載の遊技情報表示装置。 - 前記遊技機において特別状態が発生したことを特定する特別状態特定手段を備え、
前記小役対応付手段は、対応付けた複数の小役の内、少なくとも1つの小役に対応する前記小役後ゲームが前記対応G数以内である状態で、前記特別状態特定手段により特別状態が発生したことが特定された場合に、当該特別状態と、その対応付けた複数の小役とを対応付け、
前記表示手段は、特別状態の発生履歴を表示可能であり、その発生履歴において特別状態に対応付けた複数の小役を特定可能に表示することを特徴とする請求項1ないし4の何れかに記載の遊技情報表示装置。 - 前記遊技機において特別状態が発生したことを特定する特別状態特定手段を備え、
前記小役対応付手段は、複数の小役を対応付けた場合に、その複数の小役の組み合わせを特定し、その複数の小役の内、少なくとも1つの小役に対応する前記小役後ゲームが前記対応G数以内である状態で、前記特別状態特定手段により特別状態が発生したことが特定された場合に、当該特別状態と、その複数の小役の組み合わせとを対応付け、
前記表示手段は、前記小役対応付手段により対応付けられた複数の小役の組み合わせが特定された回数の内、特別状態と対応付けられた回数の割合を示す特別状態発生率を、当該組み合わせに対応付けて表示することを特徴とする請求項1ないし5の何れかに記載の遊技情報表示装置。
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