以下、図面を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。本実施形態においては、インクジェットプリンタやレーザプリンタ等の印刷装置である画像形成装置と、ユーザが操作するPC(Personal Computer)等の情報処理装置とがLAN(Local Area Network)やWAN(Wide Area Network)等のネットワークを介して接続された印刷システムを例として説明する。
また、本実施形態に係る画像形成装置はWebサーバの機能を含み、用紙サイズ、用紙種類、両面/片面印刷、カラー/白黒等の印刷設定が夫々異なる値に設定された仮想的なプリンタが、Webアプリケーションによって論理プリンタとして実現されている。ユーザは、情報処理装置からネットワークを介してその論理プリンタを参照して選択することができるようになっている。そして、本実施形態に係る画像形成装置は、ユーザによりいずれかの論理プリンタが選択されると、その論理プリンタに設定されている印刷設定情報に従って画像形成出力を実行する。ここで、論理プリンタとは、1台の物理的なプリンタにおいて、それぞれ異なる印刷設定情報毎に設定された仮想的なプリンタであり、ユーザがPC等のクライアント端末からネットワーク等を介して参照すると、夫々異なるプリンタとして認識される。
このような本実施形態に係る印刷システムにおいては、画像形成装置に設定されている各論理プリンタの印刷可否状態を、画像形成装置の状況に応じて情報処理装置の画面上に表示させることが可能である。これにより、本実施形態に係る印刷システムにおいて、ユーザは、情報処理装置から各論理プリンタの印刷可否状態を確認することが可能となるため、印刷不可状態の論理プリンタを誤って選択して印刷ジョブを送信してしまうことがなくなり、ユーザの利便性を向上させることができる。
また、このような本実施形態に係る印刷システムにおいては、画像形成装置に設定されている各論理プリンタのうち印刷不可の状態にある論理プリンタについて、印刷不可状態にある原因を情報処理装置の画面上に表示させることが可能である。これにより、本実施形態に係る印刷システムにおいて、ユーザは、印刷不可状態にある論理プリンタについて、情報処理装置からその原因を確認することが可能となるため、どの印刷設定情報を変更することで印刷可能な状態になるかを判断することができ、ユーザの利便性を向上させることができる。以下、詳細に説明する。
まず、本実施形態に係る印刷システムの運用形態について図1を参照して説明する。図1は、本実施形態に係る印刷システムの運用形態を示す図である。図1に示すように、本実施形態に係る画像形成システムは、画像形成装置1、クライアント端末2がEthernet(登録商標)等のネットワーク3を介して接続されて運用される。尚、ネットワーク3に接続されている画像形成装置やクライアント端末の数は一例であり、これらがもっと多く接続された大規模なシステムであっても良い。また、画像形成装置、クライアント端末がそれぞれ異なるネットワークに接続され、それらのネットワークが公衆回線等の広域ネットワークを介して接続されて運用されても良い。
画像形成装置1は、撮像機能、画像形成機能及び通信機能等を備えることにより、プリンタ、ファクシミリ、スキャナ、複写機として利用可能なMFP(MultiFunction Peripheral:複合機)であり、クライアント端末2からネットワーク3を介して入力された印刷ジョブや画像形成装置1へのユーザの直接操作により生成された印刷ジョブに基づいて画像形成出力を実行する。
また、本実施形態に係る画像形成装置はWebサーバ機能を備え、クライアント端末2のWebブラウザ上から画像形成装置1にアップロードされた印刷対象ファイルに基づいて印刷ジョブを生成し、生成された印刷ジョブに基づいて画像形成出力を実行する。尚、本実施形態に係る印刷ジョブには、ユーザが選択した論理プリンタを識別するための識別情報(以下、「論理プリンタ識別情報」とする)が含まれ、画像形成装置1は、その識別情報に基づいて論理プリンタを識別し、識別した論理プリンタに設定されている印刷設定情報に従って画像形成出力を実行するようになっている。
クライアント端末2は、ユーザが操作する情報処理端末であり、PCの他、携帯電話やスマートフォン、タブレット端末、PDA(Personal Digital Assistant)等の携帯型の情報処理装置によって実現されても良い。また、本実施形態に係るクライアント端末2には、画像形成装置1を利用するためのプリンタドライバのプログラムがインストールされている。そのため、ユーザは、クライアント端末2においてプリンタドライバを操作することにより画像形成装置1に画像形成出力を実行させるための印刷ジョブを生成し、生成した印刷ジョブにより動作指示を与えることができる。また、本実施形態に係るクライアント端末2は、IE(Internet Explorer)(登録商標)等のウェブブラウザを備える。
このような構成とすることにより、クライアント端末2は、ユーザ操作によりウェブブラウザ上で入力された情報を画像形成装置1に送信することができる。また、画像形成装置1は、クライアント端末2に情報を送信して、ウェブブラウザ上にその情報を表示させることができる。尚、図1におけるネットワーク3は、例えば、オフィスLAN等の限定されたネットワークであるが、インターネットや公衆回線等の広域ネットワークを介して接続される態様とすることも可能である。
次に、本実施形態に係る画像形成装置1、クライアント端末2のハードウェア構成について図2を参照して説明する。図2は、本実施形態に係る画像形成装置1のハードウェア構成を模式的に示すブロック図である。尚、画像形成装置1は、図2に示すハードウェア構成に加えて、スキャナ、プリンタ等を実現するためのエンジンを備える。以下の説明においては、画像形成装置1のハードウェア構成を例として説明するが、クライアント端末2についても同様である。
図2に示すように、本実施形態に係る画像形成装置1は、一般的なサーバやPC等と同様の構成を含む。即ち、本実施形態に係る画像形成装置1は、CPU(Central Processing Unit)10、RAM(Random Access Memory)20、ROM(Read Only Memory)30、HDD(Hard Disk Drive)40及びI/F50がバス80を介して接続されている。また、I/F50にはLCD(Liquid Crystal Display)60及び操作部70が接続されている。
CPU10は演算手段であり、画像形成装置1全体の動作を制御する。RAM20は、情報の高速な読み書きが可能な揮発性の記憶媒体であり、CPU10が情報を処理する際の作業領域として用いられる。ROM30は、読み出し専用の不揮発性記憶媒体であり、ファームウェア等のプログラムが格納されている。HDD40は、情報の読み書きが可能な不揮発性の記憶媒体であり、OS(Operating System)や各種の制御プログラム、アプリケーション・プログラム等が格納される。
I/F50は、バス80と各種のハードウェアやネットワーク等を接続し制御する。LCD60は、ユーザが画像形成装置1の状態を確認するための視覚的ユーザインタフェースである。操作部70は、キーボードやマウス等、ユーザが画像形成装置1に情報を入力するためのユーザインタフェースである。
このようなハードウェア構成において、ROM30やHDD40若しくは図示しない光学ディスク等の記憶媒体に格納されたプログラムがRAM20に読み出され、CPU10がRAM20にロードされたプログラムに従って演算を行うことにより、ソフトウェア制御部が構成される。このようにして構成されたソフトウェア制御部と、ハードウェアとの組み合わせによって、本実施形態に係る画像形成装置1の機能を実現する機能ブロックが構成される。
次に、本実施形態に係る画像形成装置1の機能構成について、図3を参照して説明する。図3は、本実施形態に係る画像形成装置1の機能構成を模式的に示すブロック図である。図3に示すように、本実施形態に係る画像形成装置1は、コントローラ100、ディスプレイパネル101、ネットワークI/F102、エンジンI/F103、プリンタエンジン104を有する。
また、コントローラ100は、論理プリンタ記憶部105、印刷ジョブ受信部106、印刷設定情報取得部107、印刷ジョブ解析部108、印刷制御部109、Webサーバ110、操作表示制御部111、エンジン情報記憶部112、コンテンツ処理部113、印刷データ記憶部114、印刷ジョブ生成部115を含む。尚、図2においては、電気的接続を実線の矢印で示している。
ディスプレイパネル101は、画像形成装置1の状態を視覚的に表示する出力インタフェースであると共に、タッチパネルとしてユーザが画像形成装置1を直接操作し、若しくは画像投影表示装置1に対して情報を入力する際の入力インタフェースでもある。即ち、ディスプレイパネル101は、ユーザによる操作を受けるための画像を表示する機能を含む。尚、ディスプレイパネル101は、図2に示すLCD60及び操作部70によって実現される。
ネットワークI/F102は、画像形成装置1がネットワークを介してクライアント端末2等の他の機器と通信するためのインタフェースであり、Ethernet(登録商標)やUSB(Universal Serial Bus)インタフェースが用いられる。ネットワークI/F102は、図2に示すI/F50によって実現される。
エンジンI/F103は、印刷制御部109やエンジン情報記憶部112がプリンタエンジン104と情報のやり取りを行うためのインタフェースである。プリンタエンジン104は、スキャナやプリンタ等を実現するためのエンジンであって、図示しないADF(Auto Documennt Feeder:原稿自動搬送装置)、スキャナユニット、排紙トレイ、給紙テーブル、フィニッシャー、インクトナー、プリントエンジン等を有する。プリンタエンジン104の具体的態様としては、インクジェット方式による画像形成機構や電子写真方式による画像形成機構等を用いることが可能である。
コントローラ100は、ソフトウェアとハードウェアとの組み合わせによって構成される。具体的には、ROM30や不揮発性メモリ並びにHDD40や光学ディスク等の不揮発性記憶媒体に格納されたプログラムが、RAM20等の揮発性メモリにロードされ、CPU10がそのプログラムに従って動作することにより構成されるソフトウェア制御部と集積回路などのハードウェアとによってコントローラ100が構成される。コントローラ100は、画像形成装置1全体を制御する制御部として機能する。
論理プリンタ記憶部105は、用紙サイズ、用紙種類、両面/片面印刷、カラー/白黒等の印刷設定情報を各論理プリンタ毎に記憶している。図4に論理プリンタ記憶部105が各論理プリンタ毎に記憶している印刷設定情報の例を示す。図4は、本実施形態に係る論理プリンタ記憶部105が各論理プリンタ毎に記憶している印刷設定情報の例を示す図である。図4に示すように、各論理プリンタには、「給紙トレイ」、「用紙サイズ」、「原稿方向」、「用紙種類」、「排紙トレイ」、「ステープル」、「両面印刷」、「集約」、「変倍(倍率)」、「カラー/白黒」、「印刷品質」等の印刷設定情報が設定されている。
図4によれば、例えば、論理プリンタCは、「給紙トレイ」の設定項目については「自動選択」が、「用紙サイズ」の設定項目については「A3」が、「原稿方向」の設定項目については「縦」が、「用紙種類」の設定項目については「普通紙」が、「排紙トレイ」の設定項目については「フィニッシャー中トレイ」が、「ステープル」の設定項目については「する」が、「両面印刷」の設定項目については「する」が、「集約」の設定項目については「する」が、「変倍(倍率)」の設定項目については「する(50%)」が、「カラー/白黒」の設定項目については「カラー」が、「印刷品質」の設定項目については「1200×600dpi」が設定されていることがわかる。
印刷ジョブ受信部106は、ネットワーク3及びネットワークI/F102を介してクライアント端末2から送信されてきた印刷ジョブを受信して印刷設定情報取得部107に通知する。印刷設定情報取得部107は、印刷ジョブ受信部106から通知された印刷ジョブから論理プリンタ識別情報を抽出し、抽出した論理プリンタ識別情報から論理プリンタを識別する。そして、印刷設定情報取得部107は、抽出した論理プリンタ識別情報から論理プリンタを識別し、識別した論理プリンタに設定されている印刷設定情報を論理プリンタ記憶部105から取得する。印刷設定情報取得部107は、論値プリンタ記憶部105から印刷設定情報を取得すると、取得した印刷設定情報と印刷ジョブ受信部106から通知された印刷ジョブとを印刷ジョブ解析部108に通知する。尚、本実施形態において、論理プリンタ識別情報は、図4に示すような論理プリンタ名であるが、各論理プリンタを識別できるものであればこれに限られない。
印刷ジョブ解析部108は、印刷設定情報取得部107から通知された印刷ジョブと印刷設定情報とを解析し、解析結果を印刷制御部109に通知する。印刷制御部109は、エンジンI/F103を介して、印刷ジョブ解析部108により通知された解析結果に従ってプリンタエンジン104を制御し若しくは駆動させることにより画像形成出力を実行させる。
Webサーバ110は、HTML(HyperText Markup Language)文書や画像等の表示情報を蓄積し、クライアント端末2のWebブラウザからの要求に応じて、HTTP(Hypertext Transfer Protocol)に則りネットワークI/F102及びネットワーク3を介してクライアント端末2のWebブラウザに対して上記表示情報を送信する。また、Webサーバ110は、クライアント端末2のWebブラウザ上で入力された情報をコンテンツ処理部113に通知する。操作表示制御部111は、ディスプレイパネル101に情報表示を行い若しくはディスプレイパネル101を介して入力された情報をコンテンツ処理部113に通知する。
エンジン情報記憶部112は、プリンタエンジン104の状態(以下、「エンジン情報」とする)をエンジンI/F103を介してプリンタエンジン104から取得し記憶する。ここで、エンジン情報とは例えば、用紙の補充状態、インクやトナー、フィニッシャー等の排紙先に関する状態、ステープル等の消耗品の状態等である。尚、エンジン情報記憶部112は、プリンタエンジン104の状態に変化がある度に、エンジンプリンタ104からエンジンI/F103を介して逐一エンジン情報を取得し、古い情報を更新して記憶する。
図5にエンジン情報記憶部112が記憶しているエンジン情報の例を示す。図5は、本実施形態に係るエンジン情報記憶部112が記憶しているエンジン情報の例を示す図である。図5に示すように、本実施形態に係るエンジン情報記憶部112には、「用紙サイズ」、「インク」、「排紙トレイ」、「ステープル」等のプリンタエンジン104の直近の状態が記憶されている。
図5によれば、プリンタエンジン104の直近の状態として、「用紙サイズ」については、「A3」サイズのみが「用紙切れ」の状態となっており、「B5」サイズ、「A4」サイズは「補充済み」の状態となっている。また、「インク」については、「マゼンタ(M)」のみが「インク切れ」の状態となっており、「シアン(C)」、「イエロー(Y)」、「ブラック(K)」は「補充済み」の状態となっている。また、「排紙トレイ」については、「フィニッシャー中トレイ」のみが「満杯」の状態となっており、「通常トレイ」、「フィニッシャー上トレイ」、「フィニッシャー下トレイ」は、「余裕有り」の状態となっている。
コンテンツ処理部113は、クライアント端末2やディスプレイパネル101を介して論理プリンタ105に記憶されている論理プリンタを操作若しくは設定するための機能を提供する。また、コンテンツ処理部113は、クライアント端末2のWebブラウザ上からWebサーバ110にアップロードされた印刷ファイルと、アップロードの際にユーザに選択された論理プリンタの識別情報とを印刷データ記憶部114に記憶させる。
印刷データ記憶部114は、コンテンツ処理部113から通知された印刷ファイルと論理プリンタ識別情報とを記憶する。印刷ジョブ生成部115は、印刷データ記憶部114に記憶されている印刷ファイルと論理プリンタ識別情報とに基づいて印刷ジョブを生成し、印刷ジョブ受信部106に通知する。
次に、本実施形態に係るクライアント端末2の機能構成について、図6を参照して説明する。図6は、本実施形態に係るクライアント端末2の機能構成を模式的に示すブロック図である。図6に示すように、本実施形態に係るクライアント端末2は、コントローラ200、液晶ディスプレイ201、キーボード/マウス202、ネットワークI/F203を有する。
また、コントローラ200は、操作表示制御部204、Webブラウザ205、プリンタドライバ206を含む。尚、図2においては、電気的接続を実線の矢印で示している。
液晶ディスプレイ201は、クライアント端末2の状態を視覚的に表示する出力インタフェースである。液晶ディスプレイ201は、図2に示すLCD60によって実現される。キーボード/マウス202は、ユーザがクライアント端末2に対して情報を入力する際の入力インタフェースである。キーボード/マウス202は、図2に示す操作部70によって実現される。
ネットワークI/F203は、画像形成装置1に含まれるものと同様に、クライアント端末2がネットワークを介して画像形成装置1等の他の機器と通信するためのインタフェースであり、Ethernet(登録商標)やUSB(Universal Serial Bus)インタフェースが用いられる。ネットワークI/F203は、図2に示すI/F50によって実現される。
コントローラ200は、画像形成装置1に含まれるものと同様に、ソフトウェアとハードウェアとの組み合わせによって構成される。Webブラウザ204は、ネットワーク3及びネットワークI/F203を介して画像形成装置1のWebサーバ110から受信した表示情報を操作表示制御部206に通知する。またWebブラウザ204は、キーボード/マウス202を介して入力された情報をHTTPに則りネットワークI/F203及びネットワーク3を介して画像得形成装置1のWebサーバ110に送信する。
プリンタドライバ205は、クライアント端末2にインストールされたソフトウェア・プログラムがRAM20にロードされ、CPU10がそのプログラムに従って動作することにより実現されるものであり、クライアント端末2から画像得形成装置1を制御するためのソフトウェアである。プリンタドライバ205は、キーボード/マウス202を介したユーザによる操作に従って画像形成装置1に画像形成出力を行わせるための印刷ジョブを生成して、ネットワークI/F203及びネットワーク3を介して送信する。また、プリンタドライバ205は、画像形成装置1の状態や使用状況、画像形成装置1の操作画面や設定画面、プロパティ画面等、画像形成装置1に関する情報を視覚的に表示するための表示情報を生成して操作表示制御部206に通知する。
操作表示制御部206は、Webブラウザ204やプリンタドライバ205から通知された表示情報に基づいて液晶ディスプレイ201に情報表示を行う。
このように構成された印刷システムにおいて、本実施形態に係る要旨の一つは、画像形成装置1に設定されている各論理プリンタの印刷可否状態を、論理プリンタ記憶部105に記憶されている各論理プリンタの印刷設定情報とエンジン情報記憶部112に記憶されているエンジン情報とに基づいて、クライアント端末2のWebブラウザ204上に表示することにある。これにより、ユーザは、クライアント端末2のWebブラウザ204から各論理プリンタの印刷可否状態を確認することが可能となるため、印刷不可能状態の論理プリンタを誤って選択して印刷ジョブを送信してしまうことがなくなり、ユーザの利便性を向上させることができる。
また、このように構成された印刷システムにおいて、本実施形態に係る要旨の他の一つは、画像形成装置に設定されている各論理プリンタのうち印刷不可状態にある原因、例えば、用紙切れやインク切れ等を、論理プリンタ記憶部105に記憶されている各論理プリンタの印刷設定情報とエンジン情報記憶部112に記憶されているエンジン情報とに基づいて、クライアント端末2のWebサーバ204上に表示することにある。これにより、ユーザは、印刷不可状態にある論理プリンタについて、クライアント端末2のWebブラウザ204からその原因を確認することが可能となるため、どの印刷設定情報を変更することで印刷可能な状態になるかを判断することができ、ユーザの利便性を向上させることができる。
次に、本実施形態に係る印刷システムにおいて、クライアント端末2のWebブラウザ204から画像形成装置1に画像形成出力を実行させる際の処理について説明する。
本実施形態に係る印刷システムにおいて、クライアント端末2のWebブラウザ204から画像形成装置1に画像形成出力を実行させるにはまず、ユーザは、キーボード/マウス202を介してクライアント端末2を操作することにより、Webブラウザ204上に表示されている論理プリンタ一覧画面から何れかの論理プリンタを選択する必要がある。
ここで、論理プリンタ一覧画面とは、Webサーバ110からネットワーク3を介してWebブラウザ204に提供される画面であって、図7に示すように、画像形成装置1に設定されている論理プリンタ毎に、「選択」、「コメント」、「状況」が表示された画面のことである。尚、図7は、本実施形態に係る論理プリンタ一覧画面の表示例を示す図である。
論理プリンタ一覧画面の「選択」欄には論理プリンタ毎にチェックボックスが配置されており、ユーザがクライアント端末2を操作することにより何れかのチェックボックスにチェックを入れて「OK」ボタンを押下すると、後述するように、チェックした論理プリンタに設定されている印刷設定情報に関する画面(以下、「論理プリンタ設定画面」とする)に遷移する。
論理プリンタ一覧画面の「コメント」欄には各論理プリンタを選択する際の選択基準やアドバイス等のコメントが表示される。論理プリンタ一覧画面の「状況」欄には、論理プリンタ毎に印刷可能か否かの情報が表示されており、印刷可能な場合には「○印刷できます」が、印刷不可の場合には「×印刷できません!」が表示される。
ユーザは、このような論理プリンタ一覧画面を確認することにより印刷可能な論理プリンタと印刷不可能な論理プリンタとを区別することができる。従って、本実施形態に係る印刷システムによれば、ユーザは、印刷不可能な論理プリンタを誤って選択することがなくなるので、ユーザに対する利便性を向上させることができる。本実施形態に係る印刷システムはこのことを要旨の一つとしている。
尚、各論理プリンタに設定されている印刷設定情報の編集や、新たな論理プリンタの追加作成、既存の論理プリンタの削除については、クライアント端末2のWebブラウザ204から行うことができる。このとき、Webブラウザ204は、クライアント端末2へのユーザ操作により、印刷設定情報を編集する際に入力された情報や、論理プリンタを追加作成する際に入力された情報、論理プリンタを削除する際に入力された情報を、画像形成装置1のWebサーバ110に送信し、Webサーバ110は受信した上記情報をコンテンツ処理部113に通知する。そして、コンテンツ処理部113は、通知された情報に基づいて処理を行うことにより、論理プリンタ記憶部105に記憶されている情報を編集したり、追加したり削除したりする。
尚、このような各論理プリンタに設定されている印刷設定情報の編集や、新たな論理プリンタの追加作成、既存の論理プリンタの削除については、画像形成装置1へのユーザの直接操作によっても行うことができる。このとき、ユーザのディスプレイパネル101への操作により、印刷設定情報を編集する際に入力された情報や、論理プリンタを追加作成する際に入力された情報、論理プリンタを削除する際に入力された情報が操作表示制御部111に入力され、操作表示制御部111は入力された上記情報をコンテンツ処理部113に通知する。そして、コンテンツ処理部113は、通知された情報に基づいて処理を行うことにより、論理プリンタ記憶部105に記憶されている情報を編集したり、追加したり削除したりする。
ここで、論理プリンタ設定画面とは、論理プリンタ一覧画面と同じくWebサーバ110からネットワーク3を介してWebブラウザ204に提供される画面であって、図8、図9に示すように、各論理プリンタに設定されている印刷設定情報に関する画面のことである。図8、図9に示すような画面の表示情報はそれぞれ、図11、図12を参照して後述するように、エンジン情報112に記憶されているエンジン情報(図5を参照)と、論理プリンタ記憶部105に記憶されている印刷設定情報(図4を参照)とに基づいてコンテンツ処理部113により生成される。
尚、図8、図9は、本実施形態に係る論理プリンタ設定画面の表示例を示す図である。論理プリンタ設定画面の「機能」欄には、画像形成装置1が備える機能の一覧が表示されている。論理プリンタ設定画面の「設定」欄には、「機能」欄に表示されている機能毎に、画像形成装置1に画像形成出力を実行させる際の印刷設定が表示されている。
論理プリンタ設定画面の「状況」欄には、「機能」欄に表示されている機能毎に、印刷可能か否かの情報が表示されており、印刷可能な場合には「○印刷できます」が、印刷不可の場合には印刷できない原因が機能毎に表示されている。例えば、図8に示すように、論理プリンタCの論理プリンタ設定画面においては、「機能」欄が「用紙サイズ」の「状況」欄には「×用紙切れです!」が表示されている。また、「機能」欄が「ステープル」の「状況」欄には「×針がありません!」が、「機能」欄が「カラー/白黒」の「状況」欄には「×マゼンタのインクが切れています!」が表示されている。尚、「機能」欄が「両面印刷」や「集約印刷」等、印刷可能か否かに影響を与えない機能ついては「状況」欄には何も表示されない。
また、「機能」欄の「印刷ファイル」は、印刷対象となる印刷ファイルの格納場所をユーザ操作により入力する項目である。本実施形態に係る印刷システムにおいては、クライアント端末2のWebブラウザ204を介して画像形成装置1に画像形成出力を実行させると、この「印刷ファイル」欄に入力された格納場所に格納されている印刷ファイルが印刷されることになる。
ユーザは、このような論理プリンタ設定画面を確認することにより各論理プリンタに設定されている印刷設定情報を確認することができる。また、ユーザは、このような論理プリンタ設定画面を確認することにより、論理プリンタ一覧画面の「状況」欄に「×印刷できません!」と表示されている論理プリンタにつて、印刷不可である原因を確認することができる。従って、ユーザは、印刷不可状態にある論理プリンタについて、クライアント端末2のWebブラウザ204からその原因を確認することが可能となるため、どの印刷設定情報を変更することで印刷可能な状態になるかを判断することができ、ユーザの利便性を向上させることができる。本実施形態に係る印刷システムはこのことを要旨の一つとしている。
そして、ユーザは、論理プリンタ設定画面において、「機能」欄の「印刷ファイル」に印刷対象となる印刷ファイルの格納場所を入力して「印刷」ボタンを押下すると、Webブラウザ204は、入力された格納場所を参照して対象の印刷ファイルと共に論理プリンタ一覧画面において選択された論理プリンタの論理プリンタ識別情報をネットワークI/F203及びネットワーク3を介して画像形成装置1に送信する。そして、画像形成装置1は、この印刷ファイルと論理プリンタ識別情報と(以下、「印刷データ」とする)に基づいて画像形成出力を実行することになる。尚、論理プリンタ設定画面には論理プリンタに予め設定されている印刷設定情報が表示されているが、ユーザはクライアント端末2を操作することにより、上記論理プリンタ設定画面において各印刷設定情報を変更することが可能である。
そこで、このように、画像形成装置1が、クライアント端末2のWebブラウザ204から送信されてきた印刷ファイルと論理プリンタ識別情報とに基づいて画像形成出力を実行する際の処理について、図10を参照して説明する。図10は、本実施形態に係る画像形成装置1が、クライアント端末2のWebブラウザ204から送信されてきた印刷データに基づいて画像形成出力を実行する際の処理を説明するためのシーケンス図である。
図10に示すように、本実施形態に係る画像形成装置1が、クライアント端末2のWebブラウザ204から送信されてきた印刷データに基づいて画像形成出力を実行する際にはまず、上記印刷データをWebサーバ110が受信する(S1001)。Webサーバ110が印刷データを受信したら、コンテンツ処理部113は、Webサーバ110から印刷データを取得して(S1002)、印刷データ記憶部114に記憶させる。
印刷データ記憶部114が印刷データを記憶すると(S1003)、印刷ジョブ生成部115は、印刷データ記憶部114に記憶されている印刷データを取得して、取得した印刷データに基づいて印刷ジョブを生成する(S1004)。印刷ジョブ生成部115が印刷ジョブを生成すると、印刷ジョブ受信部106は、印刷ジョブ生成部115から印刷ジョブを取得し(S1005)、印刷設定情報取得部107に通知する(S1006)。
印刷設定情報取得部107は、印刷ジョブ受信部106から印刷ジョブを取得すると、取得した印刷ジョブから論理プリンタ識別情報を抽出して論理プリンタを識別し、識別した論理プリンタに設定されている印刷設定情報を論理プリンタ記憶部105から取得する(S1007)。尚、このとき、論理プリンタ設定画面において変更されている印刷設定情報については、論理プリンタ記憶部105から取得した印刷設定情報に上書きする。印刷設定情報取得部107は、論値プリンタ記憶部105から印刷設定情報を取得すると、取得した印刷設定情報と印刷ジョブ受信部106から通知された印刷ジョブと(以下、「印刷実行データ」とする)を印刷ジョブ解析部108に通知する(S1008)。
印刷ジョブ解析部108は、印刷設定情報取得部107から印刷実行データを取得すると、取得した印刷実行データを解析し(S1009)、解析結果を印刷制御部109に通知する(S1010)。印刷制御部109は、エンジンI/F103を介して、印刷ジョブ解析部108により通知された解析結果に従ってプリンタエンジン104を制御し若しくは駆動させる(S1011)ことにより画像形成出力を実行させる。そして、画像形成装置1は画像形成出力を終えると、クライアント端末2のWebブラウザ204から送信されてきた印刷データに基づいて画像形成出力を実行する際の処理を終了する。
次に、本実施形態に係る印刷システムにおいて、クライアント端末2のプリンタドライバ205から画像形成装置1に画像形成出力を実行させる際の処理について説明する。
本実施形態に係る印刷システムにおいて、クライアント端末2のプリンタドライバ205から画像形成装置1に画像形成出力を実行させるにはまず、ユーザは、キーボード/マウス202を介してクライアント端末2を操作することにより、液晶ディスプレイ201に表示されているプリンタドライバ205が提供するUI(User Interface)上で論理プリンタを選択し、また、プリンタドライバ205に印刷ジョブを生成させる必要がある。
そして、ユーザがクライアント端末2を操作することにより上記UI上で論理プリンタを選択して、プリンタドライバ205に印刷ジョブを生成させると、プリンタドライバ205は、ネットワークI/203及びネットワーク3を介して印刷ジョブを画像形成装置1に送信する。画像形成装置1は、クライアント端末2から送信されてきた印刷ジョブを印刷ジョブ受信部106において受信し、その後は図10におけるS1006以降の処理と同様の処理により画像形成出力を実行することになる。
次に、本実施形態に係る印刷システムにおいて、論理プリンタ一覧画面の表示情報が生成される際の処理ついて、図11を参照して説明する。図11は、本実施形態に係る印刷システムにおいて、論理プリンタ一覧画面の表示情報が生成される際の処理について説明するためのフローチャートである。図11に示すように、本実施形態に係る印刷システムにおいて、論理プリンタ一覧画面の表示情報が生成されるにはまず、コンテンツ処理部113は、論理プリンタ記憶部105に記憶されている各論理プリンタの印刷設定情報と、エンジン情報記憶部112に記憶されているエンジン情報とを取得する(S1101)。即ち、ここでは、論理プリンタ記憶部105は印刷設定情報記憶部として機能し、エンジン情報記憶部112は状態情報記憶部として機能する。
そして、コンテンツ処理部113は、論理プリンタ毎に、印刷設定情報の少なくとも一つの設定項目についてプリンタエンジン104が画像形成出力可能な状態にあるか否か判定する(S1102)。コンテンツ処理部113は、判定の結果、印刷設定情報の少なくとも一つの設定項目についてプリンタエンジン104が画像形成出力可能な状態にないと判定した場合(S1102/YES)、論理プリンタ一覧画面の「状況」欄に「×印刷できません!」を表示するように表示情報を生成する(S1103)。例えば、図4に示す印刷設定情報には論理プリンタCの設定項目「用紙サイズ」について「A3」が設定されており、図5に示すエンジン情報の「用紙サイズ」の「A3」欄には「用紙切れ」が記載されている。そのため、論理プリンタCの設定項目「用紙サイズ」は画像形成出力可能な状態にないと判断されるため、図7に示すように、論理プリンタ一覧画面における論理プリンタCの「状況」欄には「×印刷できません!」が表示されることになる。
一方、コンテンツ処理部113は、判定の結果、印刷設定情報の全ての設定項目についてプリンタエンジン104が画像形成出力可能な状態にあると判定した場合(S1102/NO)、論理プリンタ一覧画面の「状況」欄に「○印刷できます」を表示するように表示情報を生成する(S1104)。例えば、図5に示すエンジン情報から、図4に示す印刷設定情報における論理プリンタDの全設定項目は画像形成出力可能な状態にあると判断されるため、図7に示すように、論理プリンタ一覧画面における論理プリンタDの「状況」欄には「○印刷できます」が表示されることになる。
そして、コンテンツ処理部113は、全ての論理プリンタについてS1102〜S1104と同様の処理を行い(S1105/NO)、全ての論理プリンタについて終了したら(S1105/YES)、論理プリンタ一覧画面の表示情報を生成する際の処理を終了する。
このように生成された論理プリンタ一覧画面の表示情報が画像形成装置1のWebサーバ110からクライアント端末2のWebブラウザ204に提供され、Webブラウザ204が上記表示情報を操作表示制御部206に通知することにより論理プリンタ一覧画面が液晶ディスプレイ201に表示されることになる。
即ち、S1102の処理において、コンテンツ処理部113は印刷可否判定部として機能し、S1103及びS1104の処理において、コンテンツ処理部113は表示情報生成部として機能する。
次に、本実施形態に係る印刷システムにおいて、論理プリンタ設定画面の表示情報が生成される際の処理ついて、図12を参照して説明する。図12は、本実施形態に係る印刷システムにおいて、論理プリンタ設定画面の表示情報が生成される際の処理について説明するためのフローチャートである。図12に示すように、本実施形態に係る印刷システムにおいて、論理プリンタ設定画面の表示情報が生成されるにはまず、図11におけるS1101の処理と同様に、コンテンツ処理部113は、論理プリンタ記憶部105に記憶されている各論理プリンタの印刷設定情報と、エンジン情報記憶部112に記憶されているエンジン情報とを取得する(S1201)。
そして、コンテンツ処理部113は、論理プリンタ毎に、印刷設定情報の各設定項目におけるプリンタエンジン104の状態をエンジン情報から判定する(S1202)。コンテンツ処理部113は、判定の結果、印刷設定情報のある設定項目におけるプリンタエンジン104の状態が画像形成出力可能な状態である場合には(S1202/YES)、論理プリンタ設定画面の「状況」欄に「○印刷できます」を表示するように表示情報を生成する(S1203)。例えば、図4に示す印刷設定情報には論理プリンタDの設定項目「用紙サイズ」について「A4」が設定されており、図5に示すエンジン情報の「用紙サイズ」の「A4」欄には「補充済み」が記載されている。そのため、図9に示すように、論理プリンタDの印刷設定画面においては、「用紙サイズ」における「状況」欄には「○印刷できます」が表示されることになる。
一方、コンテンツ処理部113は、判定の結果、印刷設定情報のある設定項目におけるプリンタエンジン104の状態が画像形成出力可能な状態にない場合には(S1202/NO)、論理プリンタ設定画面の「状況」欄に「×」印と、画像形成出力可能な状態にない理由とを表示するように表示情報を生成する(S1204)。例えば、図4に示す印刷設定情報には論理プリンタCの設定項目「用紙サイズ」について「A3」が設定されており、図5に示すエンジン情報の「用紙サイズ」の「A3」欄には「用紙切れ」が記載されている。そのため、図8に示すように、論理プリンタCの印刷設定画面においては、「用紙サイズ」における「状況」欄には「×用紙切れです!」が表示されることになる。
そして、コンテンツ処理部113は、全ての印刷設定情報の設定項目についてS1202〜S1204と同様の処理を行い(S1205/NO)、全ての印刷設定情報の設定項目について終了したら(S1205/YES)、その他の論理プリンタについてもS1202〜S1205と同様の処理を行う(S1206/NO)。そして、コンテンツ処理部113が全ての論理プリンタについてS1202〜S1205と同様の処理を終了したら(S1206/YES)、論理プリンタ設定画面の表示情報を生成する際の処理を終了する。
即ち、S1202の処理において、コンテンツ処理部113は、印刷可否判定部として機能し、S1203及びS1204の処理において、コンテンツ処理部113は、表示情報生成部として機能する。
尚、本実施形態においては、論理プリンタ一覧画面及び論理プリンタ設定画面は、クライアント端末2のWebブラウザ204を介して液晶ディスプレイ201に表示される例について説明したが、画像形成装置1のディスプレイパネル101に表示されるように構成されていても良い。このとき、画像形成装置1においては、コンテンツ処理部113が図11、図12において説明したような処理により生成した論理プリンタ一覧画面及び論理プリンタ設定画面の表示情報を操作表示制御部111に通知し、通知された表示情報に基づいて操作表示制御部111がディスプレイパネル101に論理プリンタ一覧画面及び論理プリンタ設定画面を表示させるようになっている。
また、本実施形態においては、図3に示すように、コントローラ100とプリントエンジン104とが同じ装置内において備えられている例について説明したが、図13に示すように、コントローラ100とプリントエンジン104とがお互いに異なる装置に備えられるように構成されていても良い。このような構成の場合であっても、上記で説明した処理が同様に適用される。
以上、説明したように、本実施形態に係る印刷システムにおいては、画像形成装置1に設定されている各論理プリンタの印刷可否状態を、論理プリンタ記憶部105に記憶されている各論理プリンタの印刷設定情報とエンジン情報記憶部112に記憶されているエンジン情報とに基づいて、クライアント端末2のWebブラウザ204上に表示することが可能である。これにより、ユーザは、クライアント端末2のWebブラウザ204から各論理プリンタの印刷可否状態を確認することが可能となるため、印刷不可能状態の論理プリンタを誤って選択して印刷ジョブを送信してしまうことがなくなり、ユーザの利便性を向上させることができる。
また、本実施形態に係る印刷システムにおいては、画像形成装置に設定されている各論理プリンタのうち印刷不可状態にある原因、例えば、用紙切れやインク切れ等を、論理プリンタ記憶部105に記憶されている各論理プリンタの印刷設定情報とエンジン情報記憶部112に記憶されているエンジン情報とに基づいて、クライアント端末2のWebサーバ204上に表示することが可能である。これにより、ユーザは、印刷不可状態にある論理プリンタについて、クライアント端末2のWebブラウザ204からその原因を確認することが可能となるため、どの印刷設定情報を変更することで印刷可能な状態になるかを判断することができ、ユーザの利便性を向上させることができる。