JP2013241855A - Evaporated fuel processing device of vehicle - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、車両の蒸発燃料処理装置に関する。 The present invention relates to a fuel vapor processing apparatus for a vehicle.
従来、走行用駆動源としてエンジン(内燃機関)および電気モータを備えたハイブリッド車両において、減速走行状態すなわち減速時にモータを発電機として機能させる回生制動を実行し、その回生電力で電気モータを駆動するキャパシタを充電することにより、車体の運動エネルギーを電気エネルギーとして回収し、キャパシタが充電不能の場合には、回生電力を、キャニスタを加熱するヒータに供給するものがある(例えば、特許文献1参照)。 Conventionally, in a hybrid vehicle equipped with an engine (internal combustion engine) and an electric motor as a driving source for traveling, regenerative braking is performed to cause the motor to function as a generator during deceleration traveling, that is, during deceleration, and the electric motor is driven by the regenerative power By charging the capacitor, the kinetic energy of the vehicle body is recovered as electric energy, and when the capacitor cannot be charged, regenerative power is supplied to a heater that heats the canister (see, for example, Patent Document 1). .
前記従来例(特許文献1参照)によると、減速時において、パージが実行されるとともにヒータが作動される場合がある。すると、キャニスタを流れるパージ空気によってヒータの熱が奪われるため、キャニスタの加熱効率が悪くなる。また、キャパシタが充電不能(満充填状態)の場合には、減速時にモータが発生する回生電力(電気エネルギー)がヒータに供給されるものの、ヒータの熱がパージ空気によって奪われてしまうため、回生電力を有効に利用することができない。 According to the conventional example (see Patent Document 1), the purge may be executed and the heater may be activated during deceleration. Then, since the heat of the heater is taken away by the purge air flowing through the canister, the heating efficiency of the canister is deteriorated. In addition, when the capacitor cannot be charged (fully charged), the regenerative power (electric energy) generated by the motor during deceleration is supplied to the heater, but the heat of the heater is taken away by the purge air. Electricity cannot be used effectively.
本発明が解決しようとする課題は、回生手段が回収した電気エネルギーを有効に利用しながらキャニスタの加熱効率を向上することのできる車両の蒸発燃料処理装置を提供することにある。 The problem to be solved by the present invention is to provide an evaporative fuel processing apparatus for a vehicle that can improve the heating efficiency of the canister while effectively using the electric energy recovered by the regenerative means.
前記課題は、特許請求の範囲に記載された構成を要旨とする車両の蒸発燃料処理装置により解決することができる。
請求項1に記載された車両の蒸発燃料処理装置によると、車両に搭載された燃料タンク内で発生した蒸発燃料を吸着するキャニスタと、キャニスタとエンジンの吸気通路とを連通するパージ通路に設けられ、キャニスタに吸着されている蒸発燃料をエンジンに吸入させるパージの実行及び停止を行うパージ手段と、キャニスタを加熱する加熱手段と、パージ手段及び加熱手段を制御する制御手段と、車両の走行状態を検出する走行状態検出手段と、車両の運動エネルギーを電気エネルギーとして回収する回生手段と
を備え、制御手段は、走行状態検出手段により検出された走行状態が減速走行状態であるときには、パージを停止するようにパージ手段を制御するとともに、回生手段により回収された電気エネルギーを用いて加熱手段を作動させる。
この構成によると、車両の減速走行状態において、パージが停止されるとともに、回生手段により回収された電気エネルギーを用いて加熱手段が作動される。このため、パージ空気によって加熱手段の熱が奪われることを防止することができる。また、その状態で、回生手段が発生する電気エネルギーを用いて加熱手段が作動されることにより、キャニスタを加熱することができる。よって、回生手段が回収した電気エネルギーを有効に利用しながらキャニスタの加熱効率を向上することができる。
The above-mentioned problem can be solved by a fuel vapor processing apparatus for a vehicle having the structure described in the claims.
According to the evaporative fuel processing apparatus for a vehicle according to claim 1, the canister for adsorbing the evaporative fuel generated in the fuel tank mounted on the vehicle, and the purge passage for communicating the canister and the intake passage of the engine are provided. , Purge means for executing and stopping purge for evaporating fuel adsorbed by the canister to the engine, heating means for heating the canister, control means for controlling the purge means and the heating means, and the running state of the vehicle A traveling state detecting means for detecting and a regenerating means for recovering kinetic energy of the vehicle as electric energy are provided, and the control means stops the purge when the traveling state detected by the traveling state detecting means is a decelerating traveling state. Control the purge means and operate the heating means using the electrical energy recovered by the regenerative means. That.
According to this configuration, the purge is stopped and the heating means is operated using the electrical energy recovered by the regenerative means while the vehicle is running at a reduced speed. For this reason, it is possible to prevent the heat of the heating means from being taken away by the purge air. In this state, the canister can be heated by operating the heating means using the electric energy generated by the regenerative means. Therefore, it is possible to improve the heating efficiency of the canister while effectively using the electric energy collected by the regenerative means.
請求項2に記載された車両の蒸発燃料処理装置によると、回生手段の発生する発電量を制御する発電量制御手段を備え、発電量制御手段は、減速走行状態における加熱手段の作動に際し、回生手段の発電量を増加する。したがって、減速走行状態における加熱手段の作動に際し、回生手段の発電量が増加されることにより、キャニスタの加熱効率を向上することができる。また、回生手段の発電量の増加にともない、内燃機関に対する回生手段の負荷トルクが増加するため、車両の制動に寄与することができる。 According to the fuel vapor processing apparatus for a vehicle described in claim 2, the power generation amount control means for controlling the power generation amount generated by the regeneration means is provided, and the power generation amount control means regenerates when the heating means is operated in the deceleration traveling state. Increase the power generation of the means. Therefore, the heating efficiency of the canister can be improved by increasing the power generation amount of the regenerative unit when the heating unit is operated in the deceleration traveling state. Moreover, since the load torque of the regeneration means with respect to an internal combustion engine increases with the increase in the amount of power generated by the regeneration means, it can contribute to braking of the vehicle.
請求項3に記載された車両の蒸発燃料処理装置によると、制御手段は、パージを実行可能な走行状態であるか否かを判定し、パージを実行可能な走行状態でないと判定したときには、加熱手段を作動しない。したがって、パージを実行可能な走行状態でないときは、加熱手段を作動しないので、無駄な電力消費を抑制することができ、また、電力消費による車両の燃費の悪化を抑制することができる。 According to the fuel vapor processing apparatus for a vehicle described in claim 3, the control means determines whether or not the running state is capable of performing the purge. Do not operate means. Accordingly, since the heating means is not operated when the running state is not purgeable, useless power consumption can be suppressed, and deterioration of the fuel consumption of the vehicle due to power consumption can be suppressed.
以下、本発明を実施するための形態について図面を用いて説明する。 Hereinafter, embodiments for carrying out the present invention will be described with reference to the drawings.
[実施形態1]
実施形態1を説明する。本実施形態では、走行用駆動源として内燃機関(エンジン)を備える車両に適用された蒸発燃料処理装置について例示する。図1は車両の蒸発燃料処理装置を示す構成図である。
図1に示すように、内燃機関であるエンジン10には、吸気通路12と排気通路13とが接続されている。吸気通路12の上流側には、空気を濾過するエアクリーナ14が設けられている。空気は、エアクリーナ14を介して吸気通路12に導入される。エアクリーナ14の下流側には、吸気通路12に導入される吸気量(吸入空気量)を検出するためのエアフローメータ15が配設されている。エアフローメータ15の下流側には、エンジン10への吸気量を調節するためのスロットルバルブ16が設けられている。スロットルバルブ16のスロットル開度は、図示しないアクセルペダルの操作量等に応じて駆動されるアクチュエータとしての電気モータにより調整される。また、吸気通路12のスロットルバルブ16を通過した空気は、サージタンク18を経て、エンジン10の各気筒の吸気ポート19に流れる。
[Embodiment 1]
Embodiment 1 will be described. In the present embodiment, an evaporative fuel processing apparatus applied to a vehicle including an internal combustion engine (engine) as a driving source for traveling is illustrated. FIG. 1 is a block diagram showing an evaporative fuel processing apparatus for a vehicle.
As shown in FIG. 1, an
燃料タンク20内には、液体燃料(ガソリン)が貯留されている。燃料タンク20内の燃料は、燃料供給経路(図示省略)を通ってインジェクタ(燃料噴射弁)21から、エンジン10の各気筒の吸気ポート19に向かって噴射される。その燃料は、吸気ポート19を流れる空気と混合された混合気となって、吸気バルブ23が開状態となるタイミングで各気筒の燃焼室24に供給される。
Liquid fuel (gasoline) is stored in the
前記燃料タンク20内は、蒸発燃料通路26を介して、キャニスタ30のケース31内と接続されている。ケース31内には、吸着材としての活性炭32が充填されている。また、ケース31内は、パージ通路34を介してサージタンク18内と接続されている。パージ通路34には、ECU60(後述する)により制御されるパージ弁36が設けられている。また、ケース31の一側(上側)において蒸発燃料通路26及びパージ通路34が接続されており、ケース31の他側(下側)にはケース31内を大気に開放する大気ポート38が形成されている。なお、パージ弁36は、エンジン10に吸入させるパージの実行及び停止を行うもので、本明細書でいう「パージ手段」に相当する。
The inside of the
前記燃料タンク20内にて発生した蒸発燃料は、蒸発燃料通路26を介してキャニスタ30の活性炭32に吸着される。そして、パージ弁36がエンジン10の運転状態に応じて開弁されると、吸気負圧により、空気が大気ポート38からキャニスタ30を通ってパージ通路34内に吸入される。空気がキャニスタ30内を通過する際に、活性炭32に吸着されている蒸発燃料が活性炭32から脱離され、蒸発燃料を含んだ空気すなわち蒸発燃料ガスがパージ通路34を介してサージタンク18内にパージされる。この状態がパージのオン状態すなわち実行状態である。また、パージ弁36が閉弁された状態がパージのオフ状態すなわち停止状態である。
The evaporated fuel generated in the
前記キャニスタ30のケース31内には、キャニスタ30(詳しくは活性炭32)を加熱するための電気ヒータ(「ヒータ」という)40が配設されている。ヒータ40の通電は、ヒータスイッチ41によりオン・オフされる。ヒータスイッチ41がオンされると、ヒータ40が通電されることによりキャニスタ30(詳しくは活性炭32)が加熱される。また、ヒータスイッチ41がオフされると、ヒータ40への通電が遮断される。なお、ヒータ40は本明細書でいう「加熱手段」に相当する。
An electric heater (referred to as “heater”) 40 for heating the canister 30 (specifically, activated carbon 32) is disposed in the
前記エンジン10の各気筒の燃焼室24内に供給された混合気は、図示しない点火プラグによって所定の燃焼タイミングにて点火されて燃焼される。そして、燃焼後の排気ガスは、排気バルブ42が開状態となるタイミングで燃焼室24から、エンジン10の各気筒の排気ポート43を介して排気通路13に排出される。また、前記エンジン10には、冷却水の水温を検出するための水温センサ45が設けられている。また、前記吸気通路12には、吸気温度を検出するための吸気温センサ47、及び、吸気負圧を検出するための吸気負圧センサ49が設けられている。また、前記排気通路13には、排気ガス中の酸素濃度を検出するための空燃比(A/F)センサ51が配設されている。
The air-fuel mixture supplied into the
前記ECU60は、電子制御ユニットであり、周知の各種演算処理を実行する中央処理装置としてのCPU、制御プログラム等を格納したROM、各種データを格納するRAM、B/U(バックアップ)RAM、入出力回路及びそれらを接続するバスライン等からなる論理演算回路として構成されている。また、ECU60には、前記したエアフローメータ15、水温センサ45、吸気温センサ47、吸気負圧センサ49、空燃比センサ51、車速センサ53、アクセル開度センサ55、その他の各種センサからの検出信号が入力される。車速センサ53は、車輪(従動輪)の回転数に基づいて車速を検出する。また、アクセル開度センサ55は、アクセル開度(アクセルペダルの操作量)を検出する。なお、ECU60は本明細書でいう「制御手段」に相当する。
The
前記ECU60により演算された制御信号に基づいて、前記インジェクタ21、前記パージ弁36、前記ヒータスイッチ41、及び、前記スロットルバルブ16の電気モータ(図示省略)等が制御される。また、ECU60は、前記車速センサ53及び前記アクセル開度センサ55の検出信号に基づいて、車両の走行状態つまり車両が減速状態にあるか否かを判定する。例えば、車速が所定値以上でアクセル開度が0(全閉)のときに減速状態であると判定し、それ以外のときは減速状態でないと判定する。なお、車速センサ53及びアクセル開度センサ55は「走行状態検出手段」に相当する。また、車速センサ53は本明細書でいう「車速検出装置」に相当する。また、アクセル開度センサ55は本明細書でいう「アクセル開度検出装置」に相当する。
Based on the control signal calculated by the
また、走行状態検出手段としての前記アクセル開度センサ55は、前記吸気負圧センサ49に代えることもできる。すなわち、ECU60は、車速が所定値以上で吸気負圧が所定値以上のときに減速状態であると判定し、それ以外のときは減速状態でないと判定する。なお、吸気負圧センサ49は本明細書でいう「吸気負圧検出装置」に相当する。
Further, the
前記車両には、電装負荷62に電力を供給するためのバッテリ64及びオルタネータ66が設けられている。電装負荷62は、例えば、車両のヘッドランプ、リヤコンビランプ、パワーウィンド、ワイパー、電動ファン等の電装品の負荷である。ヒータ40は電装負荷62の1つである。オルタネータ66は、プーリ及び伝動ベルト等を介してエンジン10のクランクシャフトに連結されており、エンジン10の作動にともなって発電を行う。オルタネータ66で発電された電力は、電装負荷62及びバッテリ64に供給される。
The vehicle is provided with a
前記オルタネータ66は、三相コイルとしてステータに巻回されたステータコイルと、ステータコイルの内側に位置するロータに巻回されたフィールドコイルとを備えている。オルタネータ66は、フィールドコイルを通電状態で回転させることにより、ステータコイルに誘起電力を発生させ、誘起電流(三相交流電流)を整流器により直流電流に変換して前記バッテリ64に充電する。また、オルタネータ66は、スイッチング回路により構成されるICレギュレータを備えている。ICレギュレータは、バッテリ電圧信号を入力して、バッテリ電圧が適切な範囲に収束するようにフィールドコイルの通電時間を調整する。具体的には、バッテリ電圧が低下し始めて放電量が過剰側になろうとする場合には、フィールドコイルへの通電時間の比率(フィールドデューティ)を上昇させ、フィールドコイルに流れる界磁電流を増大させる。また、バッテリ電圧が上昇し始めて充電量が過剰側になろうとする場合には、フィールドデューティを低下させることにより、オルタネータ66のフィールドコイルへの通電割合を減少させ、フィールドコイルに流れる界磁電流を低減させる。このようなICレギュレータの動作によりバッテリ64の充電状態を適切な範囲に維持するようにしている。オルタネータ66のフィールドデューティはECU60に入力される。なお、オルタネータ66は、車両の運動エネルギーを電気エネルギーとして回収するもので、本明細書でいう「回生手段」に相当する。
The
次に、ECU60の処理手順について説明する。図2はECUの処理手順を示すフローチャートである。なお、本制御ルーチンはECU60により所定時間毎に繰り返し実行される。
図2に示すように、ステップS102で、減速中であるか否かが判定される。減速中のときは、ステップS104で、パージをオフする。すなわちパージ弁36(図1参照)が閉弁される。このとき、パージ弁36は、開弁しているときは閉弁され、閉弁しているときは閉弁状態が継続される。続いて、ステップS106で、ヒータ40をオンする。すなわち、ヒータスイッチ41(図1参照)をオンしたのち本ルーチンを終了する。このとき、ヒータスイッチ41は、オフしているときはオンされ、オンしているときはオン状態が継続される。これにより、ヒータ40(図1参照)が通電(作動)されることにより、キャニスタ30(詳しくは活性炭32)(図1参照)が加熱される。したがって、次回のパージまでにキャニスタ30の温度を昇温しておくことができるので、次回のパージ時に蒸発燃料の脱離量を増加させることができる。また、ステップS102で、減速中でないときは、ステップS108で、ヒータをオフ、すなわちヒータスイッチ41をオフしたのち本ルーチンを終了する。このとき、ヒータスイッチ41は、オンしているときはオフされ、オフしているときはオフ状態が継続される。
Next, the processing procedure of the
As shown in FIG. 2, it is determined in step S102 whether or not the vehicle is decelerating. When the vehicle is decelerating, the purge is turned off in step S104. That is, the purge valve 36 (see FIG. 1) is closed. At this time, the
前記蒸発燃料処理装置によると、車両の減速走行状態において、パージがオフすなわち停止されるとともに、オルタネータ66により回収された電気エネルギーを用いてヒータ40がオンすなわち作動される。このため、パージ空気によってヒータ40の熱が奪われることを防止することができる。ひいては、電気エネルギーの無駄な消費を抑制することができる。これとともに、オルタネータ66が発生する電気エネルギーを用いてヒータ40を作動させることにより、パージ空気によってヒータ40の熱が奪われることなく、キャニスタ30を加熱することができる。よって、オルタネータ66が回収した電気エネルギーを有効に利用しながらキャニスタ30の加熱効率を向上することができる。
According to the fuel vapor processing apparatus, purge is turned off, that is, stopped while the vehicle is running at a reduced speed, and the
[実施形態2]
実施形態2を説明する。本実施形態は、前記実施形態1に変更を加えたものであるから、その変更部分について説明し、重複する説明は省略する。
前記ECU60(図1参照)は、オルタネータ66の界磁電流を制御することで発電量を制御する発電量制御手段としての機能を有する。ECU60は、減速走行状態における前記ヒータ40(図1参照)の作動時すなわちヒータスイッチ41(図1参照)のオン時には、フィールドコイルに流れる界磁電流を増大させて、オルタネータ66の発電量を増大させる。オルタネータ66の発電量の増大分は、例えばヒータ40の使用電力相当分とする。
[Embodiment 2]
A second embodiment will be described. Since the present embodiment is a modification of the first embodiment, the changed portion will be described and redundant description will be omitted.
The ECU 60 (see FIG. 1) functions as a power generation amount control means for controlling the power generation amount by controlling the field current of the
次に、ECU60の処理手順について説明する。図3はECUの処理手順を示すフローチャートである。なお、本制御ルーチンは、前記実施形態1における制御ルーチン(図2参照)に変更を加えたものであるから、その変更部分について説明し、重複する説明は省略する。
図3に示すように、ステップS104とステップS106との間に、ステップS105が追加されている。すなわち、ステップS105において、オルタネータ66(図1参照)の発電量を増大させた後、ステップS106に進む。
Next, the processing procedure of the
As shown in FIG. 3, step S105 is added between step S104 and step S106. That is, in step S105, the power generation amount of the alternator 66 (see FIG. 1) is increased, and then the process proceeds to step S106.
本実施形態によると、減速走行状態におけるヒータ40の作動に際し、オルタネータ66の発電量が増加されることにより、キャニスタ30の加熱効率を向上することができる。また、オルタネータ66の発電量の増加にともない、エンジン10に対するオルタネータ66の負荷トルクが増加するため、車両の制動に寄与することができる。
According to the present embodiment, the heating efficiency of the
[実施形態3]
実施形態3を説明する。本実施形態は、前記実施形態2に変更を加えたものであるから、その変更部分について説明し、重複する説明は省略する。
前記ECU60(図1参照)は、パージを実行可能な走行状態であるか否かを判定する走行状態判定手段としての機能を有する。ECU60は、前記水温センサ45(図1参照)により検出された冷却水の水温が所定値以上、又は、前記吸気温センサ47(図1参照)により検出された吸気温が所定範囲内にあるときに、パージを実行可能な走行状態と判定し、それ以外のときはパージを実行可能な走行状態でないと判定する。すなわち、エンジン10の暖機時、極高温時、極高温時等において、パージを実行すると、ドライバビリティ、排気エミッションを著しく悪化させる可能性がある走行状態においては、ECU60はパージを禁止する。したがって、このような場合に、減速走行状態でも、ヒータ40(図1参照)をオンすると、無駄に電力を消費することになる。このため、ECU60は、パージを実行可能な走行状態でないと判定したときは、ヒータスイッチ41をオフし、ヒータ40の通電(作動)を停止する。なお、水温センサ45及び吸気温センサ47は本明細書でいう「走行状態検出手段」に相当する。
[Embodiment 3]
A third embodiment will be described. Since the present embodiment is a modification of the second embodiment, the changed portion will be described and redundant description will be omitted.
The ECU 60 (see FIG. 1) has a function as a traveling state determination unit that determines whether or not it is a traveling state in which purging can be performed. When the coolant temperature detected by the water temperature sensor 45 (see FIG. 1) is equal to or higher than a predetermined value, or the intake air temperature detected by the intake air temperature sensor 47 (see FIG. 1) is within a predetermined range. On the other hand, it is determined that the running state is such that purging can be performed. That is, the
次に、ECU60の処理手順について説明する。図4はECUの処理手順を示すフローチャートである。なお、本制御ルーチンは、前記実施形態2における制御ルーチン(図3参照)に変更を加えたものであるから、その変更部分について説明し、重複する説明は省略する。
図4に示すように、本制御ルーチンのステップS102の前に、ステップS101が追加されている。すなわち、本制御ルーチンの開始後、ステップS101において、パージを実行可能な走行状態であるか否かが判定される。パージを実行可能な走行状態であるときは、ステップS102に進む。また、パージを実行可能な走行状態でないときは、ステップS108で、ヒータをオフ、すなわちヒータスイッチ41をオフしたのち本ルーチンを終了する。このとき、ヒータスイッチ41は、オンしているときはオフされ、オフしているときはオフ状態が継続される。
Next, the processing procedure of the
As shown in FIG. 4, step S101 is added before step S102 of this control routine. That is, after the start of this control routine, in step S101, it is determined whether or not the running state is such that purging can be performed. If it is in a traveling state in which purging can be performed, the process proceeds to step S102. On the other hand, when the running state is not capable of purging, the routine is terminated after the heater is turned off, that is, the
本実施形態によると、パージを実行可能な走行状態でないときは、ヒータ40を作動しないので、無駄な電力消費を抑制することができ、また、電力消費による車両の燃費の悪化を抑制することができる。なお、実施形態1における制御ルーチン(図2参照)のステップS102の前にステップS101を追加してもよい。
According to the present embodiment, since the
本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更が可能である。例えば、本発明は、走行用駆動源としてエンジン10を備える車両に限らず、走行用駆動源としてエンジン10及び電気モータを備えるハイブリッド車両に適用することができる。この場合、電気モータを回生手段として用いることができる。
The present invention is not limited to the above-described embodiment, and modifications can be made without departing from the gist of the present invention. For example, the present invention can be applied not only to a vehicle including the
10…エンジン(内燃機関)
12…吸気通路
20…燃料タンク
30…キャニスタ
34…パージ通路
36…パージ弁(パージ手段)
40…ヒータ(加熱手段)
53…車速センサ(走行状態検出手段)
55…アクセル開度センサ(走行状態検出手段)
60…ECU(制御手段、発電量制御手段、走行状態判定手段)
66…オルタネータ(回生手段)
10. Engine (internal combustion engine)
12 ...
40 ... Heater (heating means)
53 ... Vehicle speed sensor (traveling state detecting means)
55. Accelerator opening sensor (running state detection means)
60 ... ECU (control means, power generation amount control means, travel state determination means)
66: Alternator (regenerative means)
Claims (3)
前記キャニスタとエンジンの吸気通路とを連通するパージ通路に設けられ、キャニスタに吸着されている蒸発燃料をエンジンに吸入させるパージの実行及び停止を行うパージ手段と、
前記キャニスタを加熱する加熱手段と、
前記パージ手段及び前記加熱手段を制御する制御手段と、
前記車両の走行状態を検出する走行状態検出手段と、
前記車両の運動エネルギーを電気エネルギーとして回収する回生手段と
を備え、
前記制御手段は、前記走行状態検出手段により検出された走行状態が減速走行状態であるときには、パージを停止するように前記パージ手段を制御するとともに、前記回生手段により回収された電気エネルギーを用いて前記加熱手段を作動させる
ことを特徴とする車両の蒸発燃料処理装置。 A canister for adsorbing evaporated fuel generated in a fuel tank mounted on the vehicle;
A purge means provided in a purge passage that communicates the canister and the intake passage of the engine, and performs a purge to perform and stop the purge of the evaporated fuel adsorbed by the canister to the engine;
Heating means for heating the canister;
Control means for controlling the purge means and the heating means;
Traveling state detecting means for detecting the traveling state of the vehicle;
Regenerative means for recovering the kinetic energy of the vehicle as electrical energy,
When the traveling state detected by the traveling state detecting unit is a decelerating traveling state, the control unit controls the purge unit to stop the purge, and uses the electric energy recovered by the regenerating unit. An evaporative fuel processing apparatus for a vehicle, wherein the heating means is operated.
前記回生手段の発生する発電量を制御する発電量制御手段を備え、
前記発電量制御手段は、減速走行状態における前記加熱手段の作動に際し、前記回生手段の発電量を増加する
ことを特徴とする車両の蒸発燃料処理装置。 The evaporative fuel processing device for a vehicle according to claim 1,
A power generation amount control means for controlling the power generation amount generated by the regeneration means;
The evaporative fuel processing apparatus for a vehicle, wherein the power generation amount control means increases the power generation amount of the regeneration means when the heating means is operated in a decelerating running state.
前記制御手段は、パージを実行可能な走行状態であるか否かを判定し、パージを実行可能な走行状態でないと判定したときには、前記加熱手段を作動しないことを特徴とする車両の蒸発燃料処理装置。
An evaporative fuel processing apparatus for a vehicle according to claim 1 or 2,
The control means determines whether or not the vehicle is in a traveling state in which purging can be performed, and when it is determined that the traveling state is not in a state in which purging can be performed, the heating unit is not operated, apparatus.
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105257432A (en) * | 2015-11-10 | 2016-01-20 | 淮安市滨湖机械有限公司 | Vehicle-mounted fuel oil evaporation control device with electronically controlled temperature regulating function |
US10876498B2 (en) | 2018-02-22 | 2020-12-29 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Fuel vapor treatment apparatus |
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2012
- 2012-05-18 JP JP2012114394A patent/JP2013241855A/en active Pending
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