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JP2013240915A - 印刷装置、及び、印刷方法 - Google Patents

印刷装置、及び、印刷方法 Download PDF

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JP2013240915A
JP2013240915A JP2012115322A JP2012115322A JP2013240915A JP 2013240915 A JP2013240915 A JP 2013240915A JP 2012115322 A JP2012115322 A JP 2012115322A JP 2012115322 A JP2012115322 A JP 2012115322A JP 2013240915 A JP2013240915 A JP 2013240915A
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Tomoyoshi Hasegawa
智良 長谷川
Bunji Ishimoto
文治 石本
Tomohiro Yuda
智裕 湯田
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Seiko Epson Corp
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Seiko Epson Corp
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Abstract

【課題】ページ間の余白を少なくしつつ画像形成全体の速度低下を抑制させること。
【解決手段】媒体を搬送方向に搬送する搬送動作を行う搬送部と、前記媒体の搬送方向における基準マークの位置を検出するセンサーと、前記媒体にインクを噴射するノズルを前記搬送方向に沿う方向に複数有するノズル列であって、前記搬送方向と交差する交差方向に移動して前記媒体にインクを噴射する噴射動作を行うノズル列と、前記噴射動作と前記搬送動作を制御する制御部と、を備え、前記制御部は前記搬送動作における媒体の搬送量のうち、第1のページの画像を形成する最後の噴射動作と、前記第1のページの次のページである第2のページの最初の噴射動作と、の間における前記搬送動作の遷移搬送量を前記基準マークの検出位置を基準として補正し、前記遷移搬送量は、前記ノズル列における前記搬送方向の最上流側のノズルと最下流側のノズルとの間隔よりも短い、印刷装置。
【選択図】図14

Description

本発明は、印刷装置、及び、印刷方法に関する。
媒体にインクを噴射して画像を形成するインクジェット型の印刷装置が開発されている。このようなインクジェット型の印刷装置では、例えばシールを印刷媒体にすることもできる。シールの印刷媒体の場合、画像が形成されるラベル形状にシールの型抜きがなされている場合がある。このような型抜きがされている印刷媒体がロール体から連続給紙される場合、精度高く印刷位置を調整しないと型抜きがされたラベルに適切に画像が形成されない場合がある。例えば、画像がそのラベル形状からはみ出る等の問題を生ずる。このため、印刷位置を適切に保つために、その基準位置を規定するための基準マークが印刷媒体に設けられる場合がある。
特開2006−272769号公報
基準マークを使用すると、ページ毎に印刷位置の補正をするため、ページ単位での印刷がされる。ページ単位での印刷がされると、各ページで上端処理と下端処理がされるため、スループットが低下するという問題があった。一方、スループットの低下を避けるために、下端処理を通常印刷処理で置き換えた場合には、媒体のバックフィードが必要となったり、基準マークに対応するページ間の余白が大きくなるという問題があった。すなわち、ページ間の余白を少なくしつつ画像形成全体の速度低下を抑制することが望ましい。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、ページ間の余白を少なくしつつ画像形成全体の速度低下を抑制させることを目的とする。
上記目的を達成するための主たる発明は、
媒体を搬送方向に搬送する搬送動作を行う搬送部と、
前記媒体の搬送方向における基準マークの位置を検出するセンサーと、
前記媒体にインクを噴射するノズルを前記搬送方向に沿う方向に複数有するノズル列であって、前記搬送方向と交差する交差方向に移動して前記媒体にインクを噴射する噴射動作を行うノズル列と、
前記噴射動作と前記搬送動作を制御する制御部と、を備え、
前記制御部は前記搬送動作における媒体の搬送量のうち、第1のページの画像を形成する最後の噴射動作と、前記第1のページの次のページである第2のページの最初の噴射動作と、の間における前記搬送動作の遷移搬送量を前記基準マークの検出位置を基準として補正し、
前記遷移搬送量は、前記ノズル列における前記搬送方向の最上流側のノズルと最下流側のノズルとの間隔よりも短い、印刷装置である。
本発明の他の特徴については、本明細書及び添付図面の記載により明らかにする。
本実施形態における印刷システム100のブロック図である。 本実施形態におけるインクジェットプリンター1の斜視図である。 本実施形態におけるインクジェットプリンター1の内部側面図である。 プリンター1におけるヘッド41と基準マークmrkと検出センサー31の相対位置の説明図である。 本実施形態におけるヘッドにおけるノズル構成の説明図である。 図6A及び図6Bは、通常印刷の説明図である。 先端印刷及び後端印刷の説明図である。 本実施形態で用いられる媒体Mdの説明図である。 参考例におけるヘッドの媒体に対する相対位置の説明図である。 先端印刷処理及び後端印刷処理を行う場合における参考例の印刷処理の説明図である。 参考例の印刷処理の説明図である。 バックフィードさせる場合の参考例の印刷処理の説明図である。 本実施形態における印刷処理の説明図である。 本実施形態におけるヘッドの媒体に対する相対位置の説明図である。 本実施形態において後端処理を行う場合におけるヘッドの媒体に対する相対位置の説明図である。
本明細書及び添付図面の記載により、少なくとも、以下の事項が明らかとなる。すなわち、
媒体を搬送方向に搬送する搬送動作を行う搬送部と、
前記媒体の搬送方向における基準マークの位置を検出するセンサーと、
前記媒体にインクを噴射するノズルを前記搬送方向に沿う方向に複数有するノズル列であって、前記搬送方向と交差する交差方向に移動して前記媒体にインクを噴射する噴射動作を行うノズル列と、
前記噴射動作と前記搬送動作を制御する制御部と、を備え、
前記制御部は前記搬送動作における媒体の搬送量のうち、第1のページの画像を形成する最後の噴射動作と、前記第1のページの次のページである第2のページの最初の噴射動作と、の間における前記搬送動作の遷移搬送量を前記基準マークの検出位置を基準として補正し、
前記遷移搬送量は、前記ノズル列における前記搬送方向の最上流側のノズルと最下流側のノズルとの間隔よりも短い、印刷装置である。
このように、第1のページの最後の噴射動作と第2のページの最初の噴射の間の遷移搬送量が短いため、ページ間の余白を少なくすることができる。また、媒体を搬送方向に搬送する際に搬送誤差を生ずることがあるが、基準マークの検出位置を基準に搬送誤差を補正することができる。このとき、遷移搬送量の補正を行うだけであるので、画像形成の速度低下を抑制することができる。すなわち、ページ間の余白を少なくしつつ画像形成全体の速度低下を抑制させることができる。
かかる印刷装置であって、前記第1のページの画像は、前記搬送方向において前記基準マークの下流側に形成され、前記第2のページの画像は前記基準マークの上流側に形成されることが望ましい。
このようにすることで、基準マークの位置を検知することで、第2のページの画像の印刷開始位置を適切に補正することができる。
また、前記第1のページの画像と前記第2のページの画像は、前記搬送方向について前記基準マークと重ならないことが望ましい。
このようにすることで、基準マークのラスターライン上にインクを噴射しないようにすることができる。
また、前記第1のページの画像と前記第2のページの画像は、前記交差方向について前記基準マークと重なることが望ましい。
このようにすることで、第2のページの画像と近い位置に基準マークが位置するため、第2のページの画像の印刷開始位置を精度高く補正することができる。
また、前記最後の噴射動作と、当該最後の噴射動作の直前の噴射動作と、の間の前記搬送動作における搬送量は、前記ノズル列におけるノズルピッチよりも大きいことが望ましい。
このように、第1のページの最終部分の画像の形成において、所謂通常領域の印刷を行う場合であっても、遷移搬送量が短いため、ページ間の余白を少なくしつつ画像形成全体の速度低下を抑制することができる。
また、前記最後の噴射動作と、当該最後の噴射動作の直前の噴射動作と、の間の前記搬送動作における搬送量は、前記ノズル列におけるノズルピッチ未満であることとしてもよい。
このように、第1のページの最終部分の画像の形成において、所謂後端印刷を行う場合であっても、遷移搬送量が短いため、ページ間の余白を少なくしつつ画像形成全体の速度低下を抑制することができる。
また、前記最初の噴射動作と、当該最初の噴射動作の直後の噴射動作と、の間の前記搬送動作における搬送量は、前記ノズル列におけるノズルピッチ未満であることが望ましい。
このように、第2のページの最初部分の画像の形成において、所謂先端印刷を行う場合であっても、遷移搬送量が短いため、ページ間の余白を少なくしつつ画像形成全体の速度低下を抑制することができる。
また、本明細書及び添付図面の記載により、少なくとも、以下の事項も明らかとなる。すなわち、
媒体の搬送方向における基準マークの位置を検出するステップと、
前記搬送方向と交差する交差方向にノズル列を移動してインクを噴射し、第1のページの画像を形成する最後の噴射動作を行うステップと、
前記媒体を搬送方向に遷移搬送量だけ搬送する搬送動作を行うステップと、
前記ノズル列を前記交差方向に移動してインクを噴射し、前記第1のページの次のページである第2のページの画像を形成する最初の噴射動作を行うステップと、
を含み、
前記遷移搬送量を前記基準マークの検出位置を基準に補正し、
前記遷移搬送量は、前記ノズル列における前記搬送量の最上流側のノズルと最下流側のノズルとの間隔よりも短い、印刷方法である。
このように、第1のページの最後の噴射動作と第2のページの最初の噴射の間の遷移搬送量が短いため、ページ間の余白を少なくすることができる。また、媒体を搬送方向に搬送する際に搬送誤差を生ずることがあるが、基準マークの検出位置を基準に搬送誤差を補正することができる。このとき、遷移搬送量の補正を行うだけであるので、画像形成の速度低下を抑制することができる。すなわち、ページ間の余白を少なくしつつ画像形成全体の速度低下を抑制させることができる。
===実施形態===
図1は、本実施形態における印刷システム100のブロック図である。以下、これらを参照しつつ、本実施形態における印刷システム100の概略構成について説明する。
印刷システム100は、印刷装置としてのインクジェットプリンター1(以下、単に「プリンター1」ということがある)とコンピューター110と、表示装置120と、入力装置130とを有している。プリンター1は、用紙、布、フィルム等の媒体に画像を印刷する。コンピューター110は、インターフェース112を介してプリンター1と通信可能に接続されている。そして、プリンター1に画像を印刷させるため、コンピューター110は、その画像に応じた画像データを含む印刷データをプリンター1に出力する。このコンピューター110は、CPU113、メモリー114、インターフェース112、及び、記録再生装置140を備える。そして、アプリケーションプログラムやプリンタードライバー等のコンピュータープログラムがインストールされている。記録再生装置140は、例えば、フレキシブルディスクドライブ装置やCD−ROMドライブ装置である。
表示装置120は、例えば液晶モニタである。この表示装置120は、例えば、コンピュータープログラムのユーザーインタフェースを表示するためのものである。入力装置130は、例えば、キーボードやマウスである。
インクジェットプリンター1は、用紙搬送ユニット20、記録ユニット40、コントローラー51、及び、駆動信号生成ユニット52を含む。
用紙搬送ユニット20は、搬送ローラー22と排紙ローラー24を備える。搬送ローラー22は、ロールRから媒体を記録ユニット40に供給する。そして、排紙ローラー22は、印刷後の媒体を排出する。搬送ローラー22の回転量は、コントローラー51により制御される。よって、媒体の搬送量は、制御された回転量に基づいてコントローラー51が常に把握している。
記録ユニット40は、後述するように、ヘッド41を搭載するキャリッジ43を移動させ、ヘッド41からインクを噴射して媒体に画像形成を行う。
また、インクジェットプリンター1は、上記各構成機器の動作を統括的に制御するコントローラー51を備える。コントローラー51は、演算等を行うCPU51a、プログラム及び演算結果等を記憶するメモリー51b、及び、外部装置と通信を行うインターフェース51cを備える。コントローラー51は、用紙搬送ユニット20、記録ユニット40、及び、駆動信号生成ユニット52を制御する。
駆動信号生成ユニット52は、記録ユニット40のヘッド41の各ピエゾ素子(不図示)に駆動信号COMを供給する。駆動信号生成ユニット52には、コントローラー51から駆動信号の形状を規定するデジタルデータが送られ、これらデジタルデータに基づいて電圧波形である駆動信号COMを生成する。
図2は、本実施形態におけるインクジェットプリンター1の斜視図である。図3は、本実施形態におけるインクジェットプリンター1の内部側面図である。以下の説明では、媒体の搬送方向(排出方向)をX軸方向と、X軸方向と直交する搬送路26の幅方向(図3において紙面垂直方向)をY軸方向と、X軸方向及びY軸方向と直交する鉛直方向をZ軸方向と称して説明する場合がある。
図2に示すように、このインクジェットプリンター1は、長手方向が水平に配置された記録ユニット40と、記録ユニット40の端部に装着された筐体90と、記録ユニット40の上側に装着された装填部10と、記録ユニット40および筐体90を下方から支持する脚部70とを備える。
また、プリンター1には、後述する媒体の基準マークmrkを検出するための検出センサー31が設けられている。検出センサー31は、例えば、光学式の検出センサーである。検出センサー31は、搬送方向に関してヘッド41の上流側に設けられている。また、コントローラー51は、搬送ローラー22の回転量に基づいて媒体の搬送量を把握する。よって、検出センサー31が媒体の基準マークmrkを検出してからどれだけ搬送されたかも把握していることになる。
記録ユニット40は、搬送路26に沿って搬送されてくる媒体に対してインクを噴射するヘッド41を備える。ヘッド41は、搬送路26の幅方向に移動自在なキャリッジ43に搭載されている。キャリッジ43には、インクを貯留する不図示のインクカートリッジが装着される。ヘッド41は、複数のノズル列を備え、それぞれのインクを噴射可能な構成となっている。ヘッド41は、媒体の記録面に対してインクを噴射することにより所定の画像や文字等の情報を記録する画像形成を実施する。
記録ユニット40にて画像形成を施された媒体は、排出ローラー24から排出される。排出ローラー24は、紙種によってニップするローラーを、ギザローラー25aあるいはコロローラー25bに切り替える機構を備える。
排出ローラー24の下流側には、不図示の巻き取り機構が設けられる。巻き取り機構は、印刷済みの媒体をロール状に巻き取る機能を有する。
筐体90の上面には、操作パネル80が配置される。操作パネル80は、ユーザーが操作する複数のスイッチ82の他、プリンター1の動作状態を示す表示部84も含む。従って、ユーザーは、操作パネル80およびカートリッジホルダが配置された側を前面として、この前面側からプリンター1を操作する。
図4は、プリンター1におけるヘッド41と基準マークmrkと検出センサー31の相対位置の説明図である。図4には、プリンター1の内部における各要素と、プリンター1の内部において搬送される媒体Mdが示されている。
例えば、図4には、ヘッド41、検出センサー31、及び、搬送ローラー22が示されている。また、媒体Mdには、基準マークmrkが設けられている。基準マークmrkは、光学的に検出可能なマークであればよく、ここでは、基準マークmrkは媒体mdの一部がくり抜かれることにより形成されている。このような基準マークmrkを検出するために、検出センサー31はヘッド移動方向について基準マークmrkと重なる位置に設けられる。
プリンター1のコントローラー51は、搬送ローラー22の回転量をカウントし、媒体Mdの搬送量を常に監視している。また、コントローラー51は、検出センサー31が媒体Mdの基準マークmrkを検出したタイミングを記憶する。これにより、コントローラー51は、基準マークmrkが検出センサー31によって検知されてから、どれだけ媒体Mdが搬送されたかを把握している。
図5は、本実施形態におけるヘッドにおけるノズル構成の説明図である。図5では、ヘッド上面から透過的にノズル列を視認したときの様子が示されている。ヘッド41は、4つのノズル列から構成される。それぞれのノズル列は、ノズル番号#1のノズルからノズル番号#180のノズルの180個のノズルを有する。図5において、媒体の搬送方向下流側のノズルから上流側のノズルに向かってノズル番号#1からノズル番号#180の番号が付されている。そして、これらのノズル間のピッチPは、180dpiである。
4つのノズル列は、イエローインクYを噴射するイエローインクノズル列と、マゼンタインクMを噴射するマゼンタインクノズル列と、シアンインクCを噴射するシアンインクノズル列Cと、ブラックインクKを噴射するブラックインクノズル列Kを含む。
プリンター1では、画像データを含む印刷データに基づいて、キャリッジ43によって移動方向に移動するヘッド41からインクを断続的に噴射させて媒体上に移動方向に沿うドット列(ラスターライン)を形成する噴射動作(以下、「パス」ということがある)と、用紙搬送ユニット20によって媒体を搬送方向に搬送する搬送動作と、を交互に繰り返す。その結果、先のドット形成動作により形成されたドットの位置とは異なる位置にドットを形成することができ、用紙上に2次元の画像を形成することができる。
<印刷データについて>
コンピューター110からプリンター1に送信される印刷データは、コンピューター110のメモリー114に記憶されているプリンタードライバーに従って作成される。以下、印刷データの作成処理の概要について説明する。
まず、解像度変換処理にて、各種アプリケーションプログラムから出力されたRGB画像データ(ここでは、後述する印刷用の画像データと区別するためにRGB画像データとしている)を媒体に印刷する際の解像度に変換する。解像度変換処理後のRGB画像データはRGB色空間により表される256階調のRGBデータである。
次に色変換処理にて、RGBデータをプリンター1のインク色に対応したCMYKデータに変換する。
その後、ハーフトーン処理にて、高い階調数の256階調のデータをプリンター1が形成可能な低い階調数のデータに変換する。本実施形態のプリンター1は3種類のドットを形成可能とするため4階調のデータに変換する。このようにすることで、画素毎に各インク色について4階調のデータを有する画素データが生成される。ここでは、このような画素データの集合を画像データと呼ぶ。なお、いずれのドットも形成せず余白を形成する画素データ(nullデータ)の集合も画像データと呼ぶ。後述する図8のMtotalに対応するラスターラインもnullデータにて構成される。
最後に、ラスタライズ処理にて、上記の画像データをヘッド41に転送すべき順にデータごとに並べ替える。これらの処理を経たデータは、印刷方式に応じたコマンドデータ(搬送量など)と共に、印刷データとしてプリンタードライバーによりプリンター1に送信される。
===インターレース印刷について===
本実施形態のプリンター1は、通常、インターレース印刷を行うものとする。インターレース印刷では、1回のパスで記録されるラスターライン間に、他のパスのラスターラインが形成される。インターレース印刷では、印刷の始めと終わりの印刷方法が通常と異なるため、通常印刷と先端印刷及び後端印刷とに分けて説明する。
図6A及び図6Bは、通常印刷の説明図である。図6Aはパスn〜パスn+3の様子を示し、図6Bはパスn〜パスn+4の様子を示す。説明の便宜上、ノズル列のノズル数を少なくし、また、ノズル列と媒体との相対位置を示すためにヘッド41(ノズル列)が媒体に対して移動しているように描く。同図において、黒丸で示されたノズルはインク噴射ノズルであり、白丸で示されたノズルはインク非噴射ノズルである。また、同図において、黒丸で示されたドットは、最後のパスで形成されたドットであり、白丸で示されたドットは、それ以前のパスで形成されたドットである。
インターレース印刷の通常印刷では、媒体が搬送方向に一定の搬送量Fで搬送されるごとに、各ノズルが、その直前のパスで記録されたラスターラインの直ぐ上(先端側)のラスターラインを記録する。このように搬送量を一定にして記録を行うためには、(1)インクを噴射可能なノズル数N(整数)はk(ノズルピッチP=k・D)と互いに素の関係にあること、(2)搬送量FはN・Dに設定されること、が条件となる。ここでは、N=7、k=4で、F=7・Dである。このような通常印刷では、搬送量FはノズルピッチPよりも大きくなる。
しかし、このような通常印刷では、印刷の始めと終わりに、ラスターラインを形成されない箇所がある。その為、先端印刷及び後端印刷では、通常印刷とは異なる印刷方法を行う。
図7は、先端印刷及び後端印刷の説明図である。最初の5回のパスが先端印刷であり、最後の5回のパスが後端印刷である。先端印刷では、通常印刷時の搬送量(7・D)よりも少ない搬送量(1・D又は2・D)にて、媒体が搬送される。そして、先端印刷と後端印刷では、インクを噴射するノズルが一定していない。これにより、印刷の初めと終わりにも、搬送方向に連続して並ぶ複数のラスターラインを形成することができる。
通常印刷により印刷される領域(以下、通常印刷領域)のラスターラインの並び方には、インク噴射可能なノズル数(ここではN=7個)と同じ数のラスターラインごとに規則性がある。通常印刷で最初に形成されたラスターラインから7番目までのラスターラインは、それぞれ、ノズル♯3、♯5、♯7、♯2、♯4、♯6、♯8、により形成され、次の8番目以降の7本のラスターラインも、これと同じ順序の各ノズルで形成されている。一方、先端印刷により印刷される領域(以下、先端印刷領域)及び後端印刷により印刷される領域(以下、後端印刷領域)のラスターラインの並びには、通常印刷領域のラスターラインと比べると、規則性を見出し難い。但し、少なくとも、先端印刷・後端印刷における搬送量Fは、ノズルピッチPよりも小さいものとなっている。
図8は、本実施形態で用いられる媒体Mdの説明図である。図8には、媒体Mdとその搬送方向が示されている。また、媒体Mdに形成される基準マークmrkが矩形で示され、媒体Mdに形成される画像Imgが左下がりのハッチングで示されている。
さらに、ヘッド41が媒体Mdの搬送方向に対する相対位置として示されている。プリンター1において、媒体Mdは搬送方向に断続的に搬送される。媒体Mdの搬送が停止しているときに、ヘッド41は、搬送方向と交差する移動方向に移動してインクを噴射して画像Imgを形成する。このとき、形成される画像は搬送方向について基準マークmrkと重ならない。そして、基準マークのラスターライン上にインクを噴射しないようにしている。
また、形成される画像はヘッド41の移動方向について基準マークmrkと重なる。このようにすることで、2ページ目の画像と近い位置に基準マークが位置することができるため、2ページ目の画像の印刷開始位置を精度高く補正することができる。
このように、基準マークmrkが設けられているのは次の理由からである。例えば、シール用の媒体の場合、画像が形成されるラベル形状にシールの型抜きがなされている場合がある。このような型抜きがされている媒体がロール体から連続給紙される場合、精度高く印刷位置を調整しないと型抜きがされたラベルに適切に画像が形成されない場合がある。例えば、画像がそのラベル形状からはみ出る等の問題が生ずる。また、このような位置ずれは累積する。よって、印刷位置の補正を行うことが必要であるので、本実施形態では、基準マークmrkを設け、基準マークmrkを検出した位置に基づいて画像の開始ラスターの位置を動的に補正するのである。
図8の紙面上から2番目の基準マークmrk周辺の印刷に着目する。参考例の印刷では、印刷データはページ毎に1ジョブとして送られる。そのため、印刷処理はページ毎に完結される。1ジョブの印刷処理には、前述の先端印刷と通常印刷と後端印刷が含まれる。そのため、ページ間では、後端印刷が完了した後に、新たに先端印刷が開始されることから、後端印刷においても先端の印刷においても、ヘッド41で使用されないノズルが生ずる。
図8において、後端印刷で使用されないノズル(インクを噴射しないノズル)の幅は第1マージンmgn1であり、先端印刷で使用されないノズルの幅は第2マージンmgn2で示されている。そして、これら両者の合計の幅は合計マージンMtotalで示されている。この合計マージンMtotalの幅では印刷を行うことはできないから、この部分は確実に損紙となる。なお、画像が形成されないMtotalの幅においては、ドットが形成されないラスターラインの画像データが挿入されていることになる。
図9は、参考例におけるヘッドの媒体に対する相対位置の説明図である。図9における参考例では、先端印刷と通常印刷で1ページ分の印刷を行う。すなわち、先端印刷と通常印刷で1ジョブを構成している。
図9には、ヘッド41と基準マークmrkが示されている。ヘッド41は媒体に対して相対的に移動するので、ここでは、媒体の搬送方向に対して反対方向に移動するようにして示されている。また、ヘッド41のそれぞれのパスが図の上部に示されている。また、ヘッド41には7個のノズルが示されている。これは説明の容易のためにノズル数を減らして示したものである。また、これらノズルのうち、インクを噴射するノズルは円形にて示され、インクを噴射しないノズルには、ノズル上に「X」マークが示されている。
ここでは、8パスにて1ページ分の画像が形成される。各ページの画像を形成するための最初のパス(1パス目及び9パス目)は、先端印刷のパスである。よって、1パス目から2パス目(9パス目から10パス目)に移行する搬送量は小さく、0.5ノズルピッチ分の搬送量となっている。一方、2パス目から8パス目(10パス目から16パス目)にかけて、それぞれの搬送量は、これよりも多く、3.5ノズルピッチ分の搬送量となっている。
そして、第1ページ目の印刷が完了して、第2ページ目の印刷に移行するときの搬送量は、少なくとも#1ノズルから#7ノズルまでの幅以上、すなわち、最下流ノズルと最上流ノズルとの間の幅以上となっている。
このように、次のページの印刷に移行するために最下流ノズルと最上流ノズルとの間の幅以上の搬送量を要するのは、データの送信単位がジョブ単位(すなわち、1ページ毎)となっているからである。このように、各ページの印刷が独立するようになっているので、1ページ目の印刷が完了すると、1ページ目の画像に影響を与えないように、最下流ノズルと最上流ノズルとの間の幅以上に媒体Mdを搬送させ、2ページ目の印刷を開始させるのである。
以上の参考例では、先端印刷と通常印刷を用いて説明したが、後端印刷を含む印刷であっても、ジョブ単位で印刷処理が独立している場合には同様の問題が生ずる。
図10は、先端印刷処理及び後端印刷処理を行う場合における参考例の印刷処理の説明図である。図10では、媒体Mdとヘッド41が示されている。実際には、媒体Mdが搬送されるのであるが、媒体Mdとヘッド41との位置は相対的なものであるので、ここでもヘッド41が媒体Mdに対して相対的に移動する様子として示されている。
図10において、線数の少ない左下がりのハッチングで示されたヘッド41は先端印刷をしている。また、線数の多い左下がりのハッチングで示されたヘッド41は通常印刷をしている。また、線数の少ない右下がりのハッチングで示されたヘッド41は後端印刷をしている。
このように参考例の印刷処理では、基準マークmrkを基準として先端印刷が開始され、その後、通常印刷と後端印刷が行われる。そして、後端印刷が完了した時点で1ページ分(1ジョブ)の印刷が完了したものとされる。そして、次の基準マークmrkを基準として次の1ページ分(1ジョブ)の印刷が開始される。このとき、やはり、1ページを1つの単位として印刷を行うので、1ページ目の印刷が完了した後に、最下流ノズルと最上流ノズルとの間の幅以上に媒体を搬送させることになる。そして、2ページ目の印刷が開始される。
前述のように、先端印刷におけるヘッド41の下流側と、後端印刷におけるヘッド41の上流側では、印刷に用いられないノズルが存在する。すなわち、印刷に用いられないノズルに対応する位置では画像を形成することができないから、この部分(Mtotalに相当する部分)は、確実に損紙となる。また、先端印刷及び後端印刷ではスループットが低いため、印刷速度も低下する。
図11は、参考例の印刷処理の説明図である。先端印刷と後端印刷を行うとスループットが低下することは前述の通りである。そのため、スループット向上のために全ての画像形成を通常印刷にて行うことも考えられる。図11は、全ての画像形成を通常印刷で行った場合の参考例の説明図である。
図において、線数の多い左下がりのハッチングが施されたヘッド41は通常印刷を行う。インターレース印刷における通常印刷では、隙間なくラスターラインがドットで埋められるようになるのは、最初のパスにおけるヘッド41のノズル列の中央付近である(図6参照)。このため、1パス目のヘッド41の位置は、そのノズル列の中央付近が基準マークmrkの位置と搬送方向について重なる位置となる。以下、同じ搬送量で搬送を行いつつ、1ページ目の印刷が完了される。そして、1ページ分の印刷が完了すると、媒体Mdはヘッド41の最下流ノズルと最上流ノズルとの間の幅以上に移動して2ページ目の印刷を開始する。
前述のように、先端印刷及び後端印刷を行わず、通常印刷のみで印刷を行うため印刷のスループットは向上する。しかしながら、1ページ目完了後であって2ページ目開始前の媒体Mdの搬送量が大きく、さらに各ページの上端・下端の印刷において使用できないノズルも多いため、損紙(Mtotal)の面積も大きくなる。
図12は、バックフィードさせる場合の参考例の印刷処理の説明図である。図12では、図11同様に、線数の多い左下がりのハッチングで示されたヘッド41は通常印刷をしている。しかしながら、前述の図11の手法であると、損紙となるMtotalが大きくなったため、ここでは、1ページ目の印刷が完了した後に、媒体を搬送方向とは反対の方向に搬送(バックフィード)させている。
このようにバックフィードさせることによってMtotalの幅を小さくすることができることから、損紙を削減することはできる。しかしながら、バックフィードのための時間が必要になることから、結局は全体としての印刷のスループットは低下してしまう。
このように、上述のような印刷手法では、ページ間の余白を少なくしつつ、画像形成全体の速度低下を抑制することは困難であった。そこで、本実施形態では、以下の様な手法により、ページ間の余白を少なくしつつ画像形成全体の速度低下を抑制する。
図13は、本実施形態における印刷処理の説明図である。ここでも、線数の少ない左下がりのハッチングで示されたヘッド41は先端印刷をしている。また、線数の多い左下がりのハッチングで示されたヘッド41は通常印刷をしている。
また、ここでは説明の容易のために、1ページあたりの印刷を5パスで行うこととしている。最初の2パスは先端印刷である。そして、後続する3パス目から5パス目までは通常印刷である。
1ページを印刷する最終パスである5パス目が完了すると、2ページ目を印刷するために媒体Mdが搬送される。本実施形態では、ここで媒体Mdが搬送される搬送量(遷移搬送量)が、最上流ノズルから最下流ノズルまでの幅よりも少ない幅である。このように、1ページ目から2ページ目に移行する際の搬送量を少なくする手法としては、1ページ目のジョブのデータを読み込むと共に、2ページ目のジョブのデータも先読みしておく。そして、2ページ目の開始ラスターの位置が基準マークmrkを基準とした位置から開始できるように画像データを再構成するなどが考えられる。
このようにすることで、ページ間に生ずる損紙を少なくしつつ画像形成全体の速度低下を抑制させることができる。
図14は、本実施形態におけるヘッドの媒体に対する相対位置の説明図である。ここでは、本実施形態において先端印刷と後端印刷が行われる際の具体的なノズルの位置について説明を行う。
なお、ここでも、ヘッド41は媒体に対して相対的に移動するので、媒体の搬送方向に対して反対方向に移動するようにして示される。また、ヘッド41のそれぞれのパスが図の上部に示されているが、1ページあたり8パスで印刷が行われる。また、ヘッド41には7個のノズルが示されている。これも説明の容易のために、ノズル数を減らして示したものである。また、これらのノズルのうち、インクを噴射するノズルは円形にて示され、インクを噴射しないノズルには、ノズル上に「X」マークが示されている。
図14に示されるヘッド41の相対移動で図9と異なるのは、1ページ目の印刷が完了するパス(8パス目)と2ページ目の印刷が開始されるパス(9パス目)との間の媒体の搬送量(遷移搬送量)である。図9で示された参考例のときには、最上流ノズルと最下流ノズルとの間の距離以上の搬送が行われていたが、図14に示された実施形態では3.5ノズルピッチ分の移動となっている。すなわち、最上流ノズルと最下流ノズルとの間の距離未満の移動量となっている。
このため、ページ間に生ずる損紙を少なくすることができる。また、9パス目においてすぐに先端印刷が開始されているので、画像形成全体の速度低下も抑制することができる。さらに、前述のように、9パス目の開始ラスターの位置は、基準マークmrkの検出位置に応じて、基準マークmrkの搬送方向上流側端部から開始されるように遷移搬送量が補正される。これにより、画像を媒体Mdの適切な位置に形成することができる。
図15は、本実施形態において後端処理を行う場合におけるヘッドの媒体に対する相対位置の説明図である。図13では、1ページ分の印刷を先端印刷と通常印刷によって行う方法を説明したが、図15に示す手法では、1ページ分の印刷を先端印刷と通常印刷と後端印刷によって行っている。
前述の参考例の図10においても、先端印刷と通常印刷と後端印刷が行われていたが、図15において図10と異なるのは、やはり1ページ目の印刷が完了するパスと2ページ目の印刷が開始されるパスとの間の媒体の搬送量(遷移搬送量)である。図10で示された参考例のときには、最上流ノズルと最下流ノズルとの間の距離以上の搬送が行われていたが、図15に示された実施形態でも、遷移搬送量は、最上流ノズルと最下流ノズルとの間の距離未満の搬送量となっている。
このように、後端印刷を含む場合であっても、ページ間に生ずる損紙を少なくすることができる。また、バックフィード等の処理を行わないので、画像形成全体の速度低下も抑制することができる。
===その他の実施の形態===
上述の実施形態では、液体吐出装置としてプリンタ1が説明されていたが、これに限られるものではなくインク以外の他の流体(液体や、機能材料の粒子が分散されている液状体、ジェルのような流状体)を噴射したり吐出したりする液体吐出装置に具現化することもできる。例えば、カラーフィルタ製造装置、染色装置、微細加工装置、半導体製造装置、表面加工装置、三次元造形機、気体気化装置、有機EL製造装置(特に高分子EL製造装置)、ディスプレイ製造装置、成膜装置、DNAチップ製造装置などのインクジェット技術を応用した各種の装置に、上述の実施形態と同様の技術を適用してもよい。また、これらの方法や製造方法も応用範囲の範疇である。
上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることは言うまでもない。
<ヘッドについて>
前述の実施形態では、圧電素子を用いてインクを吐出していた。しかし、液体を吐出する方式は、これに限られるものではない。例えば、熱によりノズル内に泡を発生させる方式など、他の方式を用いてもよい。
100 印刷システム、
1 プリンター、
20 用紙搬送ユニット、
40 記録ユニット、41 ヘッド、
51 制御部、52 駆動信号生成ユニット、
70 脚部、80 操作パネル、90 筐体、
110 コンピューター、
112 インターフェース、113 CPU、114 メモリー、
120 表示装置、130 入力装置、140 記録再生装置、

Claims (8)

  1. 媒体を搬送方向に搬送する搬送動作を行う搬送部と、
    前記媒体の搬送方向における基準マークの位置を検出するセンサーと、
    前記媒体にインクを噴射するノズルを前記搬送方向に沿う方向に複数有するノズル列であって、前記搬送方向と交差する交差方向に移動して前記媒体にインクを噴射する噴射動作を行うノズル列と、
    前記噴射動作と前記搬送動作を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は前記搬送動作における媒体の搬送量のうち、第1のページの画像を形成する最後の噴射動作と、前記第1のページの次のページである第2のページの最初の噴射動作と、の間における前記搬送動作の遷移搬送量を前記基準マークの検出位置を基準として補正し、
    前記遷移搬送量は、前記ノズル列における前記搬送方向の最上流側のノズルと最下流側のノズルとの間隔よりも短い、印刷装置。
  2. 前記第1のページの画像は、前記搬送方向において前記基準マークの下流側に形成され、前記第2のページの画像は前記基準マークの上流側に形成される、請求項1に記載の印刷装置。
  3. 前記第1のページの画像と前記第2のページの画像は、前記搬送方向について前記基準マークと重ならない、請求項1又は2に記載の印刷装置。
  4. 前記第1のページの画像と前記第2のページの画像は、前記交差方向について前記基準マークと重なる、請求項1〜3のいずれかに記載の印刷装置。
  5. 前記最後の噴射動作と、当該最後の噴射動作の直前の噴射動作と、の間の前記搬送動作における搬送量は、前記ノズル列におけるノズルピッチよりも大きい、請求項1〜4のいずれかに記載の印刷。
  6. 前記最後の噴射動作と、当該最後の噴射動作の直前の噴射動作と、の間の前記搬送動作における搬送量は、前記ノズル列におけるノズルピッチ未満である、請求項1〜4のいずれかに記載の印刷装置。
  7. 前記最初の噴射動作と、当該最初の噴射動作の直後の噴射動作と、の間の前記搬送動作における搬送量は、前記ノズル列におけるノズルピッチ未満である、請求項1〜6のいずれかに記載の印刷装置。
  8. 媒体の搬送方向における基準マークの位置を検出するステップと、
    前記搬送方向と交差する交差方向にノズル列を移動してインクを噴射し、第1のページの画像を形成する最後の噴射動作を行うステップと、
    前記媒体を搬送方向に遷移搬送量だけ搬送する搬送動作を行うステップと、
    前記ノズル列を前記交差方向に移動してインクを噴射し、前記第1のページの次のページである第2のページの画像を形成する最初の噴射動作を行うステップと、
    を含み、
    前記遷移搬送量を前記基準マークの検出位置を基準に補正し、
    前記遷移搬送量は、前記ノズル列における前記搬送量の最上流側のノズルと最下流側のノズルとの間隔よりも短い、印刷方法。
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