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JP2013126002A - 内視鏡装置 - Google Patents

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JP2013126002A
JP2013126002A JP2011272275A JP2011272275A JP2013126002A JP 2013126002 A JP2013126002 A JP 2013126002A JP 2011272275 A JP2011272275 A JP 2011272275A JP 2011272275 A JP2011272275 A JP 2011272275A JP 2013126002 A JP2013126002 A JP 2013126002A
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Japan
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fpn
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frame
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JP2011272275A
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Toshio Tachibana
俊雄 橘
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Hoya Corp
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Hoya Corp
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Abstract

【課題】時間をかけることなく、高精度のFPN補正処理を施した映像信号を得る。
【解決手段】FNP補正値算出する場合、遮光領域OPからOB画素信号を列ごとに順次読み出し、1フレーム分の画素数、すなわち有効領域EPの画素数分だけOB画素信号を取得するまで、遮光領域OPに対する列ごとのOB画素信号順次読み出しを繰り返す。そして、FPN補正値を加算平均によって列ごとに算出する。FPN補正値を算出すると、有効領域EPから1フィールド画素信号を順次読み出し、各列における画素信号からFPN補正値を減算する。
【選択図】図2

Description

本発明は、器官内壁などの被写体を撮像する内視鏡装置その他の撮像装置における、FPN(固定パターンノイズ)の除去処理に関する。
電子内視鏡装置では、ビデオスコープの先端部にCMOS、CCDなどの撮像素子(イメージセンサ)を備え、イメージセンサから読み出される画素信号に基づいて画像データを生成し、被写体像をモニタに表示する。一連の画像処理においては、様々なノイズ除去処理が行われる。
撮像素子固有のノイズとしてFPN(固定パターンノイズ)が存在し、縦方向に縞模様となってノイズパターンが生じる。そのため、撮像素子の遮光領域に画素を2次元配列し、遮光領域のOB(オプティカルブラック)画素から読み出される画素信号に基づいて、FPNを検出する。検出されたFPNに基づいて各列のFPN補正値を生成する。
そして、撮像中、撮像素子の有効領域(受光領域)に配列された画素から1フィールド/フレーム分の画素信号が読み出されるのに合わせて、列ごとに画素信号が補正される。すなわち、画素信号から対応する列のFPN補正値を減算する。これにより、FPNを除去した映像信号が生成される。
FPNの信号レベルを高精度で検出する場合、OB領域も含めて数十フィールド/フレーム分の画素信号を読み出し、読み出されたOB領域の画素信号を列ごとに加算平均し、FPN補正値を算出する(例えば、特許文献1参照)。
一方、短時間でFPN補正値を算出するため、一度読み出したOB画素領域の画素信号を列方向に平均化する方法も知られている(特許文献2参照)。そこでは、1回の画素信号読み出しによって得られたOB画素信号を列方向に加算平均し、それによって得られた補正データに基づいて有効領域の画素信号を補正した後、さらにOB画素領域の画素信号を加算平均して精度の高いFPN補正値を取得する。
特開2010−154376号公報 特開2009−302850号公報
FPNは、画素信号読み出し回路等の特性に起因して生じるノイズであり、同一画素であってもOB画素信号を繰り返し読み出すと、FPNの値は同一にならない。したがって、一度だけOB画素領域から画素信号を読み出す方式では、正確なFPNの値を検出することができない。
特に、内視鏡装置では輪郭強調など画像処理を行うことが多く、誤ったFPN補正値を原因として観察画像の画質が一層低下する恐れがある。しかしながら、OB領域を含めて1フレーム分の画素信号を複数回読み出すことは、FPN補正処理を長時間化させることになり、撮影をすばやく開始することができない。
したがって、FPN補正値を求めるとき、短時間で高精度のFPN補正値を算出することが求められる。
本発明の内視鏡装置は、有効領域に有効画素を2次元配列させるとともに、有効領域よりも小さい遮光領域にOB(オプティカルブラック)画素を2次元配列させた撮像素子を有するビデオスコープと、撮像素子の有効画素から、1フィールド/フレーム分の画素信号を所定時間間隔で読み出す撮像素子駆動部と、撮像素子駆動部を制御し、遮光領域のOB画素から画素信号を繰り返し読み出し、1フィールド/フレーム分の画素数に応じたOB画素信号を抽出するFPN補正制御部と、読み出された1フィールド/フレーム分のOB画素信号に基づいて、FPN(固定パターンノイズ)補正値を算出するFPN補正値算出部と、受光領域の有効画素から順次読み出される1フィールド/フレーム分の有効画素信号に対し、FPN補正値に基づいてFPN補正処理を実行するFPN補正処理部とを備えたことを特徴とする。
本発明では、1フィールドもしくは1フレーム分の画素数分だけ遮光領域のOB画素からOB画素信号を抽出し、これに基づいてFPN補正値を算出する。同位置の画素に対して時系列的に複数の画素信号を読み出すため、精度の高いFPN補正値が短時間で算出可能となる。ここで、「1フィールド/フレーム分に応じた画素数」とは、1フィールド/フレーム分の画像を構成する画素数に相応する画素数であればよく、例えば、受光可能な有効領域の画素数もしくはその近傍、あるいは有効領域にOB画素領域をさらに加えた画素数もしくはその近傍、さらには、そのレンジ内に収まる画素数なども設定可能である。
例えば、CMOSの場合、水平方向に沿って行ごとに画素信号を読み出す構成であり、FPN補正制御部が、行ごとにOB画素を順次読み出し、これを繰り返す読み出しが可能である。また、CCDのように、列ごとに画素信号を読み出す構成にも適用可能である。FPN補正値算出手段は、読み出し方式に従い、OB画素信号を加算平均してFPN補正値を算出することができる。
たとえば、撮像素子からの画素信号出力を、FPN補正値算出部とFPN補正処理部との間で切り替える切り替え回路を設けることができる。FPN補正制御部は、切り替え回路を制御して1フィールド/フレーム分に応じたOB画素信号をFPN補正値算出部へ送信させ、FPN補正値が算出されると、切り替え回路を切り替えて1フィールド/フレーム分の有効画素信号をFPN補正処理部へ送信させることができる。
ビデオスコープのタイプが異なれば、それに内蔵される撮像素子の回路特性等も異なることが多い。FPN補正値算出のため、FPN補正制御部は、ビデオスコープ接続を検出すると、1フィールド/フレーム分に応じたOB画素信号を抽出することができる。
本発明の他の局面におけるFPN補正値算出装置は、例えば、ビデオスコープ、あるいは内視鏡プロセッサといった内視鏡装置の機器に組み入れ可能であり、撮像素子の遮光領域に設けられたOB画素から画素信号を繰り返し読み出し、1フィールド/フレーム分の画素数に応じたOB画素信号を抽出するFPN補正制御部と、読み出された1フィールド/フレーム分のOB画素信号に基づいて、FPN(固定パターンノイズ)補正値を算出するFPN補正値算出部とを備えたことを特徴とする。
このように本発明によれば、時間をかけることなく、高精度のFPN補正処理を施した映像信号を得ることができる。
本実施形態である電子内視鏡装置のブロック図である。 イメージセンサにおける画素配列を示した図である。 FPN補正値の算出処理を示したフローチャートである。
以下では、図面を参照して本実施形態である電子内視鏡装置について説明する。
図1は、本実施形態である電子内視鏡装置のブロック図である。
電子内視鏡装置は、その挿入部分が体内へ挿入されるビデオスコープ10と、プロセッサ20とを備え、ビデオスコープ10はプロセッサ20に着脱自在に接続される。プロセッサ20には、モニタ40が接続されている。
プロセッサ20は、照明のための光を放射するランプ(図示せず)を備え、ランプから放射された光は、ビデオスコープ10内に設けられたライトガイド(図示せず)に入射する。ライトガイドに入射した光は、スコープ先端部から射出し、被写体(観察部位)に照射される。
被写体で反射した光は、スコープ先端部に設けられた対物レンズ(図示せず)によって結像し、これにより被写体像がイメージセンサ12の受光面に形成される。ここでは、CMOSセンサがイメージセンサ12として適用されている。
イメージセンサ12では、駆動回路15から送られてくる駆動信号に従い、1フィールド分の画像信号が所定の時間間隔(例えばNTSC方式の場合、1/60秒間隔、PAL方式の場合、1/50秒間隔)で読み出される。読み出された画素信号は、初期回路14において増幅処理、A/D変換処理等された後、プロセッサ20へ送られる。
プロセッサ20の映像信号処理回路30では、ホワイトバランス処理(ゲイン処理)、ガンマ補正処理などの様々な信号処理が施される。これにより、映像信号が生成される。さらに、プロセッサ20に設けられたフロントパネルボタン(図示せず)などをオペレータが入力操作を行うことにより、輪郭強調処理といった画像処理が実行される。
CPU、ROM等を含むコントローラ28は、駆動回路15などへ制御信号を出力し、プロセッサ20全体の動作を制御する。FPN補正値算出回路24は、FPN(固定パターンノイズ)補正値を算出する回路であり、FPN補正回路26は、FPN補正値に基づいて画素信号のFPN成分を除去する。
切り替え回路22は、FPN補正値算出に併せて切り替え動作するように構成されており、コントローラ28によって制御される。ビデオスコープ10が接続されると、FPN補正値が算出され、その後内視鏡観察画像を表示するための撮像動作が行なわれる。以下、FPN補正値算出について説明する。
図2は、イメージセンサから出力される信号の配列を示した図である。図3は、FPN補正値の算出処理を示したフローチャートである。
ビデオスコープの接続が確認されると(S101)、FPN補正値算出処理が行われる。図2に示すように、イメージセンサ12の受光面には、受光可能な有効領域EPと遮光領域OPに複数の画素が2次元配列されており、遮光領域OPは有効領域EPよりも小さい。ここでは、有効領域EPの行数(水平ライン数)をk、遮光領域OPの行数をl、列数(垂直ライン数)をsとする。
通常の撮像動作中、CMOSであるイメージセンサ12から画素信号を読み出すとき、行(水平ライン)ごとに画素信号を読み出す。有効領域EPと遮光領域OPの行数を合わせた(l+k)行の画素信号を順次読み出す。
一方、ビデオスコープ接続検出によってFPN補正値を算出する場合、通常の画素信号を読み出す代わりに、遮光領域OPのOB画素から画素信号を読み出す。このとき、全行のOB画素信号を読み出したら、再び最初の下端行から画素信号を読み出し、行ごとの読み出しを巡回させる。遮光領域OPの画素から繰り返し画素信号を読み出す処理は、通常撮影中における画素数分のOB画素信号、すなわち、遮光領域OPを含めた1フレーム分の画素数に相応するOB画素信号を取得するまで続ける。
FPN補正値を算出する間、切り替え回路22は、読み出されたOB画素信号がFPN補正値算出回路24へ送信されるようにスイッチングされている。これにより、OB画素信号が読み出されるのに従って順次FPN補正値算出回路24へ送信される。
FPN補正値算出回路24には、1フレーム分のOB画素信号を格納するメモリ(図示せず)が設けられている。1フレーム分のOB画素信号がメモリに格納されると、列ごとにOB画素信号の加算平均値を補正データとして算出する(S103)。
各列のFPN補正値が算出されると、切り替え回路22が切り替えられ、初期回路14はFPN補正回路26と接続される。そして、駆動回路15を制御して通常の内視鏡観察動作に従った駆動信号が出力される(S104)。これにより、有効領域EPの画素信号が1フィールドごとに読み出される。
FPN補正回路26では、FPN補正値算出回路24から送られてくる補正値に基づき、送られてくる画素信号に対してFPN除去処理を行う。具体的には、1フィールド分の画素信号について、各列の画素信号値から対応する列のFPN補正値を減算する。これにより、FPNを除去した映像信号が生成される。
新たなビデオスコープが代わりに接続されると、同じようにFPN補正値算出処理が行われる(S105)。そして、電源ON状態で内視鏡作業が行なわれる間、ステップS101〜S105が繰り返される(S106)。
このように本実施形態によれは、FNP補正値算出する場合、遮光領域OPからOB画素信号を行ごとに順次読み出し、さらには、1フレーム分の画素数、すなわち有効領域EPと遮光領域OPの画素数に応じたOB画素信号を取得するまで、遮光領域OPに対する行ごとのOB画素信号の順次読み出しを繰り返す。そして、FPN補正値を加算平均によって列ごとに算出する。FPN補正値を算出すると、有効領域EPから1フィールド画素信号を順次読み出し、各列における画素信号からFPN補正値を減算する。
時系列的に複数のOB画素信号を抽出するため、精度あるFPN補正値を得ることができる。そのため、輪郭強調処理などを行っても、FPNに起因した画質劣化を抑えることができる。さらに、1フィールド/フレームの画素信号を数十回読み出すことなく、1フレーム分の画素信号読み出し時間だけでFPN補正値を算出することができるため、内視鏡観察へスムーズに移ることができる。
また、切り替え回路によって遮光領域の画素信号読み出しと有効領域の画素信号読み出しを選択的に切り替える簡易な回路構成であり、簡易な構成でありながら精度のよいFPN補正値を算出することができる。なお、イメージセンサ側でOB画素信号を専用に読み出す専用の機能を付加させ、ビデオスコープ側で独自にイメージセンサの駆動を制御するようにしてもよい。
OB画素信号の読み出しの仕方は、ここではCMOSに従い、行(水平ライン)に沿った画素信号読み出しを採用しているが、イメージセンサの特性に合わせて読み出し方式を定めればよい。イメージセンサのタイプについても、CMOSに限定されることなく、CCDなど他のイメージセンサを用いてもよい。また、1フィールド分のOB画素信号に基づいてFPN補正値を算出してもよい。
10 ビデオスコープ
12 イメージセンサ(撮像素子)
20 プロセッサ
22 切り替え回路
24 FPN補正値算出回路
26 FPN補正回路
28 コントローラ

Claims (6)

  1. 有効領域に有効画素を2次元配列させるとともに、有効領域よりも小さい遮光領域にOB(オプティカルブラック)画素を2次元配列させた撮像素子を有するビデオスコープと、
    前記撮像素子の有効画素から、1フィールド/フレーム分の画素信号を所定時間間隔で読み出す撮像素子駆動部と、
    前記撮像素子駆動部を制御し、遮光領域のOB画素から画素信号を繰り返し読み出し、1フィールド/フレーム分の画素数に応じたOB画素信号を抽出するFPN補正制御部と、
    読み出された1フィールド/フレーム分のOB画素信号に基づいて、FPN(固定パターンノイズ)補正値を算出するFPN補正値算出部と、
    前記受光領域の有効画素から順次読み出される1フィールド/フレーム分の有効画素信号に対し、FPN補正値に基づいてFPN補正処理を実行するFPN補正処理部と
    を備えたことを特徴とする内視鏡装置。
  2. 前記FPN補正制御部が、列または行ごとにOB画素を順次読み出し、この列または行ごとのOB画素順次読み出しを繰り返すことを特徴とする請求項1に記載の内視鏡装置。
  3. 前記撮像素子からの画素信号出力を、前記FPN補正値算出部と前記FPN補正処理部との間で切り替える切り替え回路をさらに備え、
    前記FPN補正制御部が、前記切り替え回路を制御して1フィールド/フレーム分に応じたOB画素信号を前記FPN補正値算出部へ送信させ、FPN補正値が算出されると、前記切り替え回路を切り替えて1フィールド/フレーム分の有効画素信号を前記FPN補正処理部へ送信させることを特徴とする請求項1乃至2のいずれかに記載の内視鏡装置。
  4. 前記FPN補正制御部が、ビデオスコープ接続を検出すると、1フィールド/フレーム分に応じたOB画素信号を抽出することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の内視鏡装置。
  5. 前記FPN補正値算出手段が、列ごとにOB画素信号を加算平均してFPN補正値を算出することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の内視鏡装置。
  6. 撮像素子の遮光領域に設けられたOB画素から画素信号を繰り返し読み出し、1フィールド/フレーム分の画素数に応じたOB画素信号を抽出するFPN補正制御部と、
    読み出された1フィールド/フレーム分のOB画素信号に基づいて、FPN(固定パターンノイズ)補正値を算出するFPN補正値算出部と
    を備えたことを特徴とするFPN補正値算出装置。
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WO2016088422A1 (ja) * 2014-12-04 2016-06-09 オリンパス株式会社 内視鏡

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