JP2013120354A - セキュリティ媒体及びそれを用いた真贋判定方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明に係るセキュリティ媒体は、マイクロレンズが第1のピッチで配列されたマイクロレンズアレイと、前記マイクロレンズの略焦点位置に配置された3次元微細構造物が、前記第1のピッチとは異なる第2のピッチで配列された3次元微細構造物アレイと、を備え、前記3次元微細構造物の観察面は、透明材料に形成された凹凸パターンと、前記凹凸パターンの表面に形成された反射層で構成されていることを特徴とする。
【選択図】図12
Description
マイクロレンズが第1のピッチで配列されたマイクロレンズアレイと、
前記マイクロレンズの焦点位置に配置された3次元微細構造物が、前記第1のピッチとは異なる第2のピッチで配列された3次元微細構造物アレイと、を備え、
前記3次元微細構造物の観察面は、透明材料に形成された凹凸パターンと、前記凹凸パターンの表面に形成された反射層で形成されていることを特徴とする。
第1のピッチで配列された複数のマイクロミラーレンズを有するマイクロミラーレンズアレイと、
前記マイクロミラーレンズの焦点位置に配置された3次元微細構造物が、前記第1のピッチとは異なる第2のピッチで配列された3次元構造物アレイと、を備え、
前記マイクロミラーレンズの反射面は、透明材料に形成された凹凸パターンと、前記凹凸パターンの表面に形成された反射層で形成されることを特徴とする。
前記反射層は、金属層、高屈折率層にて形成されることを特徴とする。
クロレンズ2によって拡大される3次元微細構造物1は、マイクロレンズ2の大きさよりも小さく形成されることとなる。3次元微細構造物1は、秘匿性の都合上、直接目視したときに視認できない程度の大きさとすることが好ましい。
w(L+d)=p/L ・・・(1−1)
(1−1)式を変形すると、
L=dp/(w−p) ・・・(1−2)
H=Lh/d ・・・(1−3)
(1−3)式を変形すると、
L=Hd/h ・・・(1−4)
α=H/h=p/(w−p)・・・(1−5)
w/L=p/(L+d) ・・・(2−1)
(2−1)式を変形すると、
L=dw/(p−w) ・・・(2−2)
d/h=(d+L)/H ・・・(2−3)
(2−3)式を変形すると、
L=d(H/h−1) ・・・(2−4)
α=H/h=p/(p−w)・・・(2−5)
ことをいう。隣接するマイクロミラーレンズ3間のピッチをp、隣接する3次元微細構造物1間のピッチをw、3次元微細構造物1の直径をh、マイクロミラーレンズ3の曲率半径の中心位置から3次元微細構造物1までの距離をd、3次元微細構造物1からその実像までの距離をL、観察される実像の直径をHとする。図7に示されるように、観察者は、Z軸の正方向を観察方向としてセキュリティ媒体の観察することで、拡大された3次元微細構造物1の像を観察することが可能とされる。
w/L=p/(L+d) ・・・(3−1)
(2−1)式を変形すると、
L=dw/(p−w) ・・・(3−2)
d/h=(d+L)/H ・・・(3−3)
(2−3)式を変形すると、
L=d(H/h−1) ・・・(3−4)
α=H/h=p/(p−w)・・・(3−5)
w/L=p/(L−d) ・・・(4−1)
(1−1)式を変形すると、
L=dw(w−p) ・・・(4−2)
h/d=H/(L−d) ・・・(4−3)
(4−3)式を変形すると、
L=d(H/h+1) ・・・(4−4)
α=H/h=p(p−w) ・・・(4−5)
3次元微細構造物1に対するピッチ差(w−p)の比率をA[%]とすると、
3次元微細構造物1に対するマイクロレンズ2のピッチ差は、
w−p=w×A/100 ・・・(5−1)
で表すことができる。このピッチ差を用いてマイクロレンズ2のピッチpは、
p=w(1−A/100) ・・・(5−2)
と表すことができる。
β=w×α=w(p/w−p) ・・・(5−3)
w(p/w−p)≧2000 ・・・(5−3)’
の関係が必要となる。(5−3)’式に(5−2)式を代入すると、
100w/(2000+w)≧A ・・・(5−3)’’
なる関係が得られ、3次元微細構造物1に対するピッチ差(w−p)の比率Aは、3次元微細構造物1のピッチwに依存することが分かる。
ことが好ましい。さらに好ましくは、ピッチwの上限を100[μm]に設定することとする。目視での観察をより困難な状態とし、偽造、改ざんをさらに抑制することが可能となる。
3次元微細構造物1のピッチwに対するピッチ差(p−w)の比率をA[%]とすると、
3次元微細構造物1のピッチwに対するマイクロレンズ2のピッチ差は、
p−w=w×A/100 ・・・(6−1)
で表すことができる。このピッチ差を用いてマイクロレンズ2のピッチpは、
p=w(1+A/100) ・・・(6−2)
と表すことができる。
β=w×α=w(p/p−w) ・・・(6−3)
β=w(p/p−w)≧2000 ・・・(6−3)’
の関係が必要となる。(6−3)’式に(6−2)式を代入すると、
β=100w/(2000−w)≧A ・・・(6−3)’’
なる関係が得られ、3次元微細構造物1に対するピッチ差(p−w)の比率Aは、ケース1の場合と同様、3次元微細構造物1のピッチwに依存することが分かる。
することが好ましい。
図12には、セキュリティ媒体(タイプA)の製造過程及びその構成が示されている。図12(a)はセキュリティ媒体の製造過程を、また、図12(b)はセキュリティ媒体の構成(図1におけるA−A’間のZX平面での断面図)が示されている。なお、図1において実際に利用可能なセキュリティカード4を構成する場合、図12に図示した以外の層が設けられる場合がある。
図13には、セキュリティ媒体(タイプB)の製造過程及びその構成が示されている。図13(a)〜(c)はセキュリティ媒体の製造過程を、また、図13(d)はセキュリ
ティ媒体の構成(図1におけるA−A’間のZX平面での断面図)が示されている。なお、図1において実際に利用可能なセキュリティカード4を構成する場合、図13に図示した以外の層が設けられる場合がある。
図14は、本発明の実施形態に係るセキュリティ媒体(タイプA)の別の構成を示す図であって、紙幣や有価証券などにラベルとして貼着する形態となっている。以下に、この製造工程を説明する。
する。
図15には本発明の実施形態に係るセキュリティ媒体(タイプB)の別の構成が示されている。製造過程は実施例3とほぼ同様であって、2つの原版で挟むことで基材41の両面にマイクロミラーレンズ3と3次元微細構造物1が形成される。このタイプBの実施例ではマイクロミラーレンズ3側に反射層42が形成される。このようにタイプBのセキュリティ媒体についても、マイクロミラーレンズ3の反射面を、透明材料であるUV硬化樹脂22に形成された凹凸パターンと、凹凸パターンの表面に形成された反射層23の境界面で形成することにより、設計時の反射光光路を略再現することが可能となり、歪みの少ない3次元微細構造物1の像を観察者に提示することが可能となる。
図16には、本発明の実施形態に係るセキュリティ媒体(タイプA)のさらに別の構成が示されている。この実施例のセキュリティ媒体は、マイクロレンズシート70と3次元微細構造物シート10を粘着層62を介して互いに貼り合わせることで構成されている。マイクロレンズシート70、3次元微細構造物シート10は、それぞれ基材71、11上にUV硬化樹脂を設けて構成されており、図12で説明した3次元微細構造物シート10、図13で説明したマイクロミラーレンズシート20と同様の製造過程で作製することができる。
図17には、本発明の実施形態に係るセキュリティ媒体(タイプB)のさらに別の構成が示されている。このタイプBの実施例ではマイクロミラーレンズ3側に反射層23が設けられる。このようにタイプBのセキュリティ媒体についても、マイクロミラーレンズ3の反射面を、透明材料であるUV硬化樹脂22に形成された凹凸パターンと、凹凸パターンの表面に形成された反射層23の境界面で形成することにより、設計時の反射光光路を略再現することが可能となり、歪みの少ない3次元微細構造物1の像を観察者に提示することが可能となる。
2…マイクロレンズ
3…マイクロミラーレンズ
4…セキュリティカード
5…セキュリティ媒体
10…3次元微細構造物シート
11…基材
12…UV硬化樹脂
13…反射層
15…観察者の眼
15a…観察方向
20…マイクロミラーレンズシート
21…基材
22…UV硬化樹脂
23…反射層
31、32…プラスチックシート
33…被着体
41…基材(プラスチックシート)
42…反射層
50…金型(基台)
51…金型
52…マイクロレンズ賦形部
53…3次元微細構造物賦形部
61…ヒートシール
62…粘着層
70…マイクロレンズシート
71…基材
72…UV硬化樹脂
Claims (4)
- マイクロレンズが第1のピッチで配列されたマイクロレンズアレイと、
前記マイクロレンズの焦点位置に配置された3次元微細構造物が、前記第1のピッチとは異なる第2のピッチで配列された3次元微細構造物アレイと、を備え、
前記3次元微細構造物の観察面は、透明材料に形成された凹凸パターンと、前記凹凸パターンの表面に形成された反射層で形成されていることを特徴とする
セキュリティ媒体。 - 第1のピッチで配列された複数のマイクロミラーレンズを有するマイクロミラーレンズアレイと、
前記マイクロミラーレンズの焦点位置に配置された3次元微細構造物が、前記第1のピッチとは異なる第2のピッチで配列された3次元構造物アレイと、を備え、
前記マイクロミラーレンズの反射面は、透明材料に形成された凹凸パターンと、前記凹凸パターンの表面に形成された反射層で形成されることを特徴とする
セキュリティ媒体。 - 前記反射層は、金属層、高屈折率層にて形成されることを特徴とする
請求項1または請求項2に記載のセキュリティ媒体。 - 請求項1から請求項3の何れか1項に記載のセキュリティ媒体を用いて真贋判定を行うことを特徴とする
真贋判定方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011269267A JP2013120354A (ja) | 2011-12-08 | 2011-12-08 | セキュリティ媒体及びそれを用いた真贋判定方法 |
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JP2011269267A JP2013120354A (ja) | 2011-12-08 | 2011-12-08 | セキュリティ媒体及びそれを用いた真贋判定方法 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017052200A (ja) * | 2015-09-10 | 2017-03-16 | 美濃商事株式会社 | 装飾表示体 |
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CN109360487A (zh) * | 2018-12-07 | 2019-02-19 | 捷德(中国)信息科技有限公司 | 光学防伪识别卡 |
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- 2011-12-08 JP JP2011269267A patent/JP2013120354A/ja active Pending
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