JP2013104920A - 光学素子駆動装置および光学機器 - Google Patents
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Abstract
【課題】ボイスコイルモータからの漏れ磁束の磁気センサへの影響を抑える。
【解決手段】光学素子駆動装置は、第1の方向Pに移動可能な光学素子と、磁石103およびヨーク101に対してコイル104が第1の方向に移動することで光学素子を移動させるボイスコイルモータと、光学素子の第1の方向での位置を検出するための磁気センサ7とを有する。ヨークは、磁石吸着面を有する第1のヨーク部101bと、磁石吸着面に吸着した磁石との間にコイルが移動するためのスペースを形成するように第1のヨーク部に対して第2の方向に離れて配置された第2のヨーク部101aとを有する。第1の方向に直交する面内において、第2のヨーク部は、第1のヨーク部よりも磁気センサに近い側に配置されている。第3の方向における第2のヨーク部の磁路幅をAとし、磁石の幅をCとするとき、A>Cなる関係を有する。
【選択図】図3
【解決手段】光学素子駆動装置は、第1の方向Pに移動可能な光学素子と、磁石103およびヨーク101に対してコイル104が第1の方向に移動することで光学素子を移動させるボイスコイルモータと、光学素子の第1の方向での位置を検出するための磁気センサ7とを有する。ヨークは、磁石吸着面を有する第1のヨーク部101bと、磁石吸着面に吸着した磁石との間にコイルが移動するためのスペースを形成するように第1のヨーク部に対して第2の方向に離れて配置された第2のヨーク部101aとを有する。第1の方向に直交する面内において、第2のヨーク部は、第1のヨーク部よりも磁気センサに近い側に配置されている。第3の方向における第2のヨーク部の磁路幅をAとし、磁石の幅をCとするとき、A>Cなる関係を有する。
【選択図】図3
Description
本発明は、レンズ等の光学素子を移動させる光学素子駆動装置に関し、特に駆動源としてボイスコイルモータを使用するとともに、光学素子の位置を検出するために磁気センサを用いた光学素子駆動装置に関する。
上記のような光学素子駆動装置は、ビデオカメラやデジタルスチルカメラ等の光学機器のレンズ鏡筒部に用いられ、ズーミングやフォーカシングのためにレンズを光軸方向に移動させたり、手振れ補正のためにレンズを光軸に直交する方向に移動させたりする。
ただし、駆動源としてボイスコイルモータを用い、位置検出器として磁気センサを用いる場合に、磁気センサの近くにボイスコイルモータを配置すると、ボイスコイルモータから漏れた磁気(磁束)が磁気センサの出力に影響し、光学素子の位置検出精度が低下する。
特許文献1にて開示された光学素子駆動装置のボイスコイルモータは、光軸方向に延びる第1のヨークと、光軸方向に直交するように配置された第2のヨークとを有する。そして、ボイスコイルモータからの磁束漏れを抑えるために、第2のヨークの厚さを第1のヨークの厚さよりも小さくする一方、第2のヨークの幅を第1のヨークの幅よりも大きくし、第1および第2のヨークの断面積(厚さ×幅)を互いに等しく設定している。
また、特許文献2にて開示された光学素子駆動装置のボイスコイルモータは、ヨークにおける磁石の中心位置からずれた位置に突起や貫通穴を形成することで、磁気中心を移動させ、漏れ磁束による磁気センサへの影響を低減させている。
しかしながら、特許文献1にて開示されたボイスコイルモータでは、第1のヨークの光軸方向端である第2のヨークとの合わせ部からの磁束漏れは抑えられるが、第1のヨークの側面開口からの磁束漏れは十分に抑えられない。
また、特許文献2にて開示されたボイスコイルモータのように、ヨークに突起や貫通穴を形成するだけでは磁束漏れの抑制効果は小さく、漏れ磁束の磁気センサへの影響を十分に低減することが難しい。
そこで、本発明は、ボイスコイルモータからの漏れ磁束を十分に低減して、漏れ磁束の磁気センサへの影響を抑えることができるようにした光学素子駆動装置を提供する。
本発明の一側面としての光学素子駆動装置は、第1の方向に移動可能な光学素子と、磁石およびヨークに対してコイルが第1の方向に移動することで光学素子を移動させるボイスコイルモータと、光学素子の第1の方向での位置を検出するための磁気センサとを有する。ヨークは、第1の方向に延び、磁石が吸着する磁石吸着面を有する第1のヨーク部と、第1の方向に延び、磁石吸着面に吸着した磁石との間にコイルが移動するためのスペースを形成するように第1のヨーク部に対して第1の方向に直交する第2の方向に離れて配置された第2のヨーク部とを有する。そして、第1の方向に直交する面内において、第2のヨーク部は、第1のヨーク部よりも磁気センサに近い側に配置されており、さらに第1および第2の方向に対して直交する第3の方向における第2のヨーク部の磁路幅をAとし、磁石の幅をCとするとき、
A>C
なる関係を有することを特徴とする。
A>C
なる関係を有することを特徴とする。
なお、上記光学素子駆動装置を有する光学機器も、本発明の他の一側面を構成する。
本発明によれば、ボイスコイルモータにおける第1および第2のヨーク部の間の開口から磁気センサに向かって漏れる磁束を低減することができ、磁気センサに対する漏れ磁束の影響を抑えることができる。
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。
図1および図2には、本発明の実施例1であるレンズ駆動装置(光学素子駆動装置)の構成を示す。また、図3(a),(b)には、該レンズ駆動装置の磁気回路の断面を示す。
本実施例のレンズ駆動装置は、ビデオカメラやデジタルスチルカメラ等の撮像装置(光学機器)のレンズ鏡筒部に設けられる。また、レンズ駆動装置は、レンズ交換式の撮像装置に着脱可能な交換レンズ(光学機器)に搭載されてもよい。
レンズ駆動装置は、光学素子としてのレンズを保持して、光軸方向(第1の方向)Pに移動可能なレンズ保持枠2と、該レンズ保持枠2を光軸方向Pに移動させるボイスコイルモータ100とを有する。なお、レンズとレンズ保持枠2をまとめて光学素子ということもできる。
レンズ保持枠2は、スリーブ部2aと回転止め部2bとを有し、それぞれ不図示の固定筒と撮像素子保持板とにより両端が支持されたガイドバー3,4に光軸方向に移動可能に係合している。撮像素子地板は、不図示の撮像素子(CCDセンサやCMOSセンサ)と、赤外カットフィルタやローパスフィルタ等の光学フィルタを保持する部材であり、固定筒と結合されてレンズ鏡筒部の筐体を構成する。
ボイスコイルモータ100は、光軸方向Pに直交する幅方向(第3の方向)Qから見てU字形状を有するように光軸方向Pに延びるメインヨーク101を有する。メインヨーク101は、上述した固定筒または撮像素子保持板に固定されている。
メインヨーク101は、光軸方向Pに延び、磁石吸着面を有する第1のヨーク部101bと、光軸方向Pに延び、第1のヨーク部101bに対して光軸方向Pおよび幅方向Qに直交する厚み方向(第2の方向)Rに離れて配置された第2のヨーク部101aとを有する。図1〜図3では、第1のヨーク部101bが上側に、第2のヨーク部101aが下側に配置されている。以下の説明でも、図1〜図3における上側および下側をそれぞれ、メインヨーク101その他の部材の上側および下側という。
第1のヨーク部101bの内面(上面)である磁石吸着面には、光軸方向Pに延びるように形成された平板形状の永久磁石103が吸着している。磁石103は、そのN極とS極が厚み方向Rに形成されている。第2のヨーク部101aは、磁石吸着面に吸着した磁石103との間に後述する空芯コイル104の下側の部分が移動するためのスペースを形成するように第1のヨーク部101bから厚み方向Rに離れて配置されている。
また、メインヨーク101の光軸方向後端には、第1および第2のヨーク部101b,101a間の後端開口を閉じるように光軸方向Pに対して垂直に配置されたサブヨーク102が取り付けられている。サブヨーク102は、光軸方向Pから見てH字形状を有する。
空芯コイル104は、光軸方向Pから見て矩形リング状に形成されており、その下側の一辺に相当する部分がメインヨーク101の第2のヨーク部101aと磁石103(第1のヨーク部101b)との間に、光軸方向Pに移動可能に配置されている。空芯コイル(以下、単にコイルという)104の中心軸は、光軸方向Pに延びている。コイル104は、レンズ保持枠2に固定されている。また、コイル104には、フレキシブル基板5が接続されている。
フレキシブル基板5を介してコイルに通電すると、磁石103とコイル104との間の電磁作用(ローレンツ力)によりコイル104に光軸方向Pに推力が発生し、該推力によってレンズ保持枠2が光軸方向Pに移動される。
また、レンズ保持枠2には、光軸方向Pに延びるエンコーダ磁石(磁気スケール)6が取り付けられている。固定筒または撮像素子保持板のうちエンコーダ磁石6に対向する位置には、磁気センサとしてのMRセンサ7が保持されている。レンズ保持枠2とともにエンコーダ磁石6がMRセンサ7に対して光軸方向Pに移動すると、MRセンサ7が磁気の変化に応じて変化する信号を出力する。このMRセンサ7からの信号を用いることで、レンズ保持枠2(つまりはレンズ)の位置を検出することができる。
そして、エンコーダ磁石6とMRセンサ7とを用いて検出したレンズ保持枠2の位置が制御上の目標位置に近づくように、コイル104への通電が制御される。
ここで、磁石103、メインヨーク101、サブヨーク102およびコイル104は磁気回路を構成する。この磁気回路では、メインヨーク101における第1のヨーク部101bと第2のヨーク部101aとの間の幅方向両側が開口(以下、磁気回路の側面開口という)となっているため、該磁気回路の側面開口からの磁束漏れが発生する。そして、MRセンサ7が磁気回路の側面開口の近くに配置されていると、その漏れた磁束の影響を受けたMRセンサ7の出力が、該影響を受けていない場合に比べて低下したり、歪んだりするという問題が生じる。MRセンサ7の出力が低下すると、ノイズの影響を受けやすくなり、良好なレンズ保持枠2の位置検出、つまりはその位置制御ができなくなるおそれがある。
そこで、本実施例では、メインヨーク101と磁石103とMRセンサ7とに、図3(a),(b)に示すような関係を持たせている。図3(a),(b)には、本実施例におけるボイスコイルモータ100を光軸方向Pに直交する面(QR面)で切断したときの該ボイスコイルモータ100の断面を示すとともに、ボイスコイルモータ100とMRセンサ7との位置関係も併せて示している。
まず、本実施例では、図3(a),(b)に示すように、QR面内において、メインヨーク101における第2のヨーク部101aを、第1のヨーク部101bよりもMRセンサ7に近い側に配置している。言い換えれば、磁石103を、第2のヨーク部101aよりもMRセンサ7から遠い側に位置する第1のヨーク部101bの磁石吸着面に吸着させている。
さらに、本実施例では、幅方向Qにおける第2のヨーク部101aの磁路幅をAとし、第1のヨーク部101bの磁路幅をBとし、磁石103の幅をCとするとき、A,B,Cは、
A>C
A=B(したがって、B>C)
なる関係を有する。
A>C
A=B(したがって、B>C)
なる関係を有する。
本実施例にいう磁路幅とは、第1および第2のヨーク部101bのうち磁石103から発生した磁束が通る磁路として有効な部分(言い換えれば、磁気回路として有効な部分)の幅方向Qでの寸法である。磁路として有効な部分には、第1および第2のヨーク部101bにこれらを他の部材に保持させたりこれらの位置決めを行ったりするためのみで磁路としては機能しない突起等の非磁路部分が設けられている場合に、該非磁路部分を含まない。
しかも、本実施例では、図3(b)に示すように、幅方向において、磁石103の中心Yを、第2のヨーク部101aの中心Xに対してMRセンサ7から離れる側にオフセット(シフト)させている。
このような構成により、磁気回路の側面開口からMRセンサ7に向かう磁束漏れを低減することができる。このため、MRセンサ7を磁気回路(つまりはボイスコイルモータ100)により近づけることが可能となり、ボイスコイルモータ100とMRセンサ7を含むレンズ駆動装置(つまりはレンズ鏡筒部や光学機器)の小型化に有効である。
図6(a),(b)には、比較例として、従来のレンズ駆動装置におけるメインヨーク101と磁石103とMRセンサ7との関係を示している。図6(a),(b)にも、ボイスコイルモータ100を光軸方向Pに直交する面(QR面)で切断したときの該ボイスコイルモータ100の断面を示すとともに、ボイスコイルモータ100とMRセンサ7との位置関係も併せて示している。
本比較例でも、図6(a),(b)に示すように、QR面において、メインヨーク101における第2のヨーク部101aを、第1のヨーク部101bよりもMRセンサ7に近い側に配置している。
ただし、本比較例では、幅方向Qにおける第2のヨーク部101aの磁路幅Aと、第1のヨーク部101bの磁路幅をBと、磁石103の幅Cとの間には、
A=B=C
なる関係がある。つまり、
A>C
の関係を有していない。
A=B=C
なる関係がある。つまり、
A>C
の関係を有していない。
しかも、本比較例では、図6(b)に示すように、幅方向において、磁石103の中心Yと第2のヨーク部101aの中心Xとが一致している。
このような従来の構成では、磁気回路の側面開口から漏れる磁束がMRセンサ7の出力に大きな影響を与え、前述したような問題が生じる。
なお、本実施例では、B>Cなる関係を有する場合について説明したが、後述する実施例2,3で説明するように、B=Cであってもよい。つまり、BとCは、B≧Cなる関係を有すればよい。
図4(a),(b)には、本発明の実施例2であるレンズ駆動装置におけるボイスコイルモータ100を光軸方向Pに直交する面(QR面)で切断したときの該ボイスコイルモータ100の断面を示している。また、ボイスコイルモータ100とMRセンサ7との位置関係も併せて示している。
まず、本実施例でも、実施例1と同様に、QR面において、メインヨーク101における第2のヨーク部101aを、第1のヨーク部101bよりもMRセンサ7に近い側に配置している。このことは、後述する実施例3でも同じである。
また、本実施例では、幅方向Qにおける第2のヨーク部101aの磁路幅Aと、第1のヨーク部101bの磁路幅Bと、磁石103の幅Cは、
A>C
B=C
なる関係を有する。
A>C
B=C
なる関係を有する。
さらに、本実施例でも、図4(b)に示すように、幅方向において、磁石103の中心Yを、第2のヨーク部101aの中心Xに対してMRセンサ7から離れる側にオフセット(シフト)させている。
このような構成により、磁気回路の側面開口からMRセンサ7に向かう磁束漏れを低減することができる。このため、MRセンサ7を磁気回路(つまりはボイスコイルモータ100)により近づけることが可能となり、ボイスコイルモータ100とMRセンサ7を含むレンズ駆動装置(つまりはレンズ鏡筒部や光学機器)の小型化に有効である。
図5(a),(b)には、本発明の実施例3であるレンズ駆動装置におけるボイスコイルモータ100を光軸方向Pに直交する面(QR面)で切断したときの該ボイスコイルモータ100の断面を示している。また、ボイスコイルモータ100とMRセンサ7との位置関係も併せて示している。
まず、本実施例でも、実施例1と同様に、QR面において、メインヨーク101における第2のヨーク部101aを、第1のヨーク部101bよりもMRセンサ7に近い側に配置している。
また、本実施例では、実施例2と同様に、幅方向Qにおける第2のヨーク部101aの磁路幅Aと、第1のヨーク部101bの磁路幅Bと、磁石103の幅Cは、
A>C
B=C
なる関係を有する。
A>C
B=C
なる関係を有する。
ただし、本実施例では、図5(b)に示すように、幅方向において、磁石103の中心Yを、第2のヨーク部101aの中心Xに一致させている。
このような構成でも、磁気回路の側面開口からMRセンサ7に向かう磁束漏れを低減することができる。このため、MRセンサ7を磁気回路(つまりはボイスコイルモータ100)により近づけることが可能となり、ボイスコイルモータ100とMRセンサ7を含むレンズ駆動装置(つまりはレンズ鏡筒部や光学機器)の小型化に有効である。
図7には、上述した実施例1〜3のレンズ駆動装置を搭載したレンズ鏡筒部を有する撮像装置の構成を示している。
201aはレンズ鏡筒部における最も被写体側(前側)に固定された第1レンズユニットであり、以下、像面側に向かって順に、201bは第2レンズユニット、12は絞り、201cは固定された第3レンズユニットである。さらに、201dは第4レンズユニットである。これら第1〜第4レンズユニット201a〜201dおよび絞り12によって、撮影光学系が構成される。第2レンズユニット201bは光軸方向に移動して変倍を行い、第4レンズユニット201dは光軸方向に移動して焦点調節を行う。
221はCCDセンサやCMOSセンサにより構成される撮像素子であり、撮影光学系により形成された被写体像を光電変換する。
222は第2レンズユニット201bを光軸方向に移動させるズームアクチュエータであり、223は第4レンズユニット201dを光軸方向に移動させるフォーカスアクチュエータである。本実施例では、これらズームアクチュエータ222およびフォーカスアクチュエータ223を含むレンズ駆動装置として、実施例1〜3のレンズ駆動装置を用いている。なお、図示はしないが、第2レンズユニット201bおよび第4レンズユニット201dはそれぞれ、図1および図2に示したレンズ保持枠2に相当する部材によって保持されている。
225は磁気センサ(MRセンサ)としてのズームエンコーダであり、第2レンズユニット201bの光軸方向での位置を検出するために設けられている。227は磁気センサ(MRセンサ)としてのフォーカスエンコーダであり、第4レンズユニット201dの光軸方向での位置を検出するために設けられている。
12aは絞り12を開閉動作させる絞りアクチュエータである。226は絞り12の開閉位置を検出するための絞りエンコーダである。絞りエンコーダ226としては、例えば絞りアクチュエータ12aがロータとステータを有するステッピングモータである場合に、それらの回転位置関係を検出するホール素子が用いられる。
228はカメラ信号処理回路であり、撮像素子221から出力された撮像信号に対して各種信号処理を行って、映像信号を生成する。映像信号のうち輝度信号YはAEゲート229およびAFゲート230を通過してAE信号処理回路236およびAF信号処理回路231に入力される。
AF信号処理回路231は、映像信号から高周波成分を抽出して、撮像素子221上に形成された被写体像(つまりは撮影光学系)のピント状態に対応するコントラスト評価値信号を生成し、メインコントローラとしてのCPU232に入力する。CPU232は、コントラスト評価値信号が最大となるように第4レンズユニット201dを光軸方向に移動させてAF(オートフォーカス)を行う。
233はユーザにより操作されるズームスイッチであり、234はズームトラッキングメモリである。ズームトラッキングメモリ234は、変倍に際しての第2レンズユニット201bの位置の変化と被写体距離とに応じて合焦状態を維持する(つまり像面変動を抑える)ために第4レンズユニット201dが移動すべき位置情報を記憶する。
このように構成された撮像装置において、ズームスイッチ233のユーザ操作に応じて第2レンズユニット201bが移動して変倍が行われると、CPU232はズームトラッキングメモリ234に記憶された位置情報を用いて第4レンズユニット201dを移動させる。このとき、CPU232は、ズームエンコーダ225を用いて検出した第2レンズユニット201bの位置とフォーカスエンコーダ227を用いて検出した第4レンズユニット201dの位置を参照する。また、CPU232は、前述したAFにおいて、フォーカスエンコーダ227を用いて検出した第4レンズユニット201dの位置を参照する。
本実施例では、ズームアクチュエータ222およびズームエンコーダ225を含むレンズ駆動装置と、フォーカスアクチュエータ223およびフォーカスエンコーダ227を含むレンズ駆動装置を実施例1〜3のいずれかにて説明したレンズ駆動装置としている。これにより、ボイスコイルモータであるズームアクチュエータ222およびフォーカスアクチュエータ223からの漏れ磁束が、MRセンサであるズームエンコーダ225およびフォーカスエンコーダ227に影響を与えることを抑制できる。したがって、ボイスコイルモータであるズームおよびフォーカスアクチュエータ222,223を用いながらも、MRセンサであるズームおよびフォーカスエンコーダ225,227による精度の高い位置検出を可能とし、さらに撮像装置の小型化を達成できる。
上述した実施例1〜3では、ボイスコイルモータによってレンズを光軸方向(第1の方向)に移動させるレンズ駆動機構について説明した。このレンズ駆動機構により、実施例4にて説明したように、撮像装置等の光学機器において、ズーミングやフォーカシングを行うことができる。
しかし、本発明の他の実施例として、ボイスコイルモータによってレンズや撮像素子等の光学素子を、光軸方向に直交する方向(第1の方向)に移動させる光学素子駆動機構を構成してもよい。この光学素子駆動機構により、撮像装置等の光学機器において、手振れ等の振動に伴う像振れを低減することができる。
以上説明した各実施例は代表的な例にすぎず、本発明の実施に際しては、各実施例に対して種々の変形や変更が可能である。
ボイスコイルモータにより光学素子を移動させるビデオカメラ、デジタルスチルカメラ等の小型の光学機器を提供できる。
2 レンズ保持枠
7 磁気センサ
101 メインヨーク
101a 第2のヨーク部
101b 第1のヨーク部
103 永久磁石
104 コイル
7 磁気センサ
101 メインヨーク
101a 第2のヨーク部
101b 第1のヨーク部
103 永久磁石
104 コイル
Claims (4)
- 第1の方向に移動可能な光学素子と、
磁石およびヨークに対してコイルが前記第1の方向に移動することで前記光学素子を移動させるボイスコイルモータと、
前記光学素子の前記第1の方向での位置を検出するための磁気センサとを有し、
前記ヨークは、
前記第1の方向に延び、前記磁石が吸着する磁石吸着面を有する第1のヨーク部と、
前記第1の方向に延び、前記磁石吸着面に吸着した前記磁石との間に前記コイルが移動するためのスペースを形成するように前記第1のヨーク部に対して前記第1の方向に直交する第2の方向に離れて配置された第2のヨーク部とを有し、
前記第1の方向に直交する面内において、前記第2のヨーク部は、前記第1のヨーク部よりも前記磁気センサに近い側に配置されており、
前記第1および第2の方向に対して直交する第3の方向における前記第2のヨーク部の磁路幅をAとし、前記磁石の幅をCとするとき、
A>C
なる関係を有することを特徴とする光学素子駆動装置。 - 前記第3の方向における前記第1のヨーク部の磁路幅をBとするとき、
B≧C
なる関係をさらに有することを特徴とする請求項1に記載の光学素子駆動装置。 - 前記第3の方向における前記第1のヨーク部の磁路幅をBとするとき、
B>C
なる関係をさらに有するとともに、
前記第3の方向において、前記磁石の中心が、前記第2のヨーク部の中心に対して前記磁気センサから離れる側にオフセットしていることを特徴とする請求項1に記載の光学素子駆動装置。 - 請求項1から3のいずれか1項に記載の光学素子駆動装置を有することを特徴とする光学機器。
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