[go: up one dir, main page]
More Web Proxy on the site http://driver.im/

JP2013194058A - 樹脂用艶出し保護剤 - Google Patents

樹脂用艶出し保護剤 Download PDF

Info

Publication number
JP2013194058A
JP2013194058A JP2012059031A JP2012059031A JP2013194058A JP 2013194058 A JP2013194058 A JP 2013194058A JP 2012059031 A JP2012059031 A JP 2012059031A JP 2012059031 A JP2012059031 A JP 2012059031A JP 2013194058 A JP2013194058 A JP 2013194058A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resin
parts
mass
protective agent
solvent
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012059031A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuta Yamada
雄太 山田
Masahiro Takatsuka
真洋 高塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Soft99 Corp
Original Assignee
Soft99 Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Soft99 Corp filed Critical Soft99 Corp
Priority to JP2012059031A priority Critical patent/JP2013194058A/ja
Publication of JP2013194058A publication Critical patent/JP2013194058A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

【課題】樹脂製品の保護、良好な艶および光沢を維持し、また、洗浄しても良好な艶および光沢を維持することができ、さらには、耐久性に優れる、樹脂用艶出し保護剤を提供すること。
【解決手段】湿気硬化型シリコーンレジンと、硬化触媒と、粘度が25℃で100万mm/s以上であるシリコーンガムと、溶剤とを含有する樹脂用艶出し保護剤を調製する。この本発明の樹脂用艶出し保護剤は、作業効率よく樹脂製品の表面に塗布することができ、かつ、塗布直後、洗浄後、さらには、長期にわたる耐久後においても、樹脂製品の表面に良好な艶および光沢を与え、かつ、その樹脂製品の表面を保護することができる。また、貯蔵安定性も良好で、安定した保存を実現することができる。
【選択図】なし

Description

本発明は、樹脂用艶出し保護剤に関し、詳しくは、樹脂製品の表面に艶および光沢を与え、かつ、その表面を保護するための樹脂用艶出し保護剤に関する。
従来より、自動車部品には、バンパなどの樹脂製品が数多く使用されている。このような樹脂製品には、艶出し保護剤などを塗布して、艶および光沢を与え、かつ、その表面を保護することが、よく実施されている。
このような樹脂製品の艶出し保護剤として、例えば、湿気硬化型シリコーンレジンと、硬化触媒と、アルコール系溶剤とを含有する樹脂用艶出し保護剤が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2005−206663号公報
しかるに、特許文献1に記載される樹脂用艶出し保護剤では、樹脂製品の表面に良好な艶および光沢を与え、かつ、その樹脂製品の表面を保護することができるものの、さらなる耐久性の向上が望まれている。
そこで、本発明の目的は、樹脂製品の保護、良好な艶および光沢を維持し、また、洗浄しても良好な艶および光沢を維持することができ、さらには、耐久性に優れる、樹脂用艶出し保護剤を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の樹脂用艶出し保護剤は、湿気硬化型シリコーンレジンと、硬化触媒と、粘度が25℃で100万mm/s以上であるシリコーンガムと、溶剤とを含有することを特徴としている。
また、本発明の樹脂用艶出し保護剤は、シリコーンガムの配合割合が、湿気硬化型シリコーンレジン100質量部に対して、0.1〜3.0質量部であることが好適である。
また、本発明の樹脂用艶出し保護剤は、シリコーンガムが、シリコーンガムおよび希釈溶剤の混合物として調製され、前記混合物の粘度が、25℃で3000〜45000mm/sであることが好適である。
また、本発明の樹脂用艶出し保護剤は、前記希釈溶剤が、低分子のメチルポリシロキサンであることが好適である。
また、本発明の樹脂用艶出し保護剤は、前記溶剤が、アルコール系溶剤を含有することが好適である。
本発明の樹脂用艶出し保護剤は、作業効率よく樹脂製品の表面に塗布することができ、かつ、塗布直後、洗浄後、さらには、長期にわたる耐久後においても、樹脂製品の表面に良好な艶および光沢を与え、かつ、その樹脂製品の表面を保護することができる。また、貯蔵安定性も良好で、安定した保存を実現することができる。
本発明の樹脂用艶出し保護剤は、湿気硬化型シリコーンレジンと、硬化触媒と、粘度が25℃で100万mm/s以上であるシリコーンガムと、溶剤とを含有している。
湿気硬化型シリコーンレジンは、例えば、分子末端にアルコキシシリル基を有する低分子量のシリコーンアルコキシオリゴマーであって、後述する硬化触媒の存在下で、アルコキシシリル基の架橋により、常温で硬化するものが挙げられる。
このような湿気硬化型シリコーンレジンは、例えば、下記一般式(1)で示されるアルコキシシラン化合物またはその部分加水分解縮合物が挙げられる。
Si(OR4−n (1)
(一般式(1)中、Rは、水素原子、または、置換もしくは非置換の1価の炭化水素基を、Rはアルキル基を、nは0〜3の整数を示す。また、RおよびRは、同一またはそれぞれ相異なっていてもよい。)
としては、例えば、水素原子、または、置換もしくは非置換の1価の炭化水素基が挙げられる。
において、非置換の1価の炭化水素基としては、例えば、アルキル基、シクロアルキル基、アリール基、アラルキル基などが挙げられる。
アルキル基としては、例えば、メチル、エチル、プロピル、iso−プロピル、ブチル、iso−ブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、ペンチル、iso−ペンチル、sec−ペンチル、ヘキシル、ヘプチル、n−オクチル、イソオクチル、2−エチルヘキシル、ノニル、デシル、イソデシル、ドデシル、テトラデシル、ヘキサデシル、オクタデシルなどの炭素数1〜18のアルキル基が挙げられる。
シクロアルキル基としては、例えば、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、シクロオクチルなどの炭素数3〜8のシクロアルキル基などが挙げられる。
アリール基としては、例えば、フェニル、トリル、キシリルなどの炭素数6〜8のアリール基が挙げられる。
アラルキル基としては、例えば、ベンジル、1−フェニルエチル、2−フェニルエチル、o、mまたはp−メチルベンジルなどの炭素数7または8のアラルキル基が挙げられる。
において、置換の1価の炭化水素基としては、上記した非置換の1価の炭化水素基を、置換基で置換したものが挙げられ、このような置換基としては、例えば、ハロゲン原子(例えば、塩素、フッ素、臭素およびヨウ素など)、ヒドロキシル、シアノ、アミノ、カルボキシルなどが挙げられる。これらの置換基は、同一であっても、それぞれ異なっていてもよく、また、例えば、1〜3個置換していてもよい。
のうち、好ましくは、水素、炭素数1〜18のアルキル基、炭素数6〜8のアリール基が挙げられる。
としては、例えば、アルキル基が挙げられ、好ましくは、メチル、エチル、プロピル、iso−プロピル、ブチル、iso−ブチル、sec−ブチル、tert−ブチルなどの炭素数1〜4のアルキル基が挙げられる。
また、RとRとは、各々独立し、同一またはそれぞれ相異なっていてもよい。
nは、例えば、0〜3の整数を示し、好ましくは、1または2を示す。
このようなアルコキシシラン化合物としては、具体的には、例えば、メトキシシラン、エトキシシラン、プロポキシシラン、ブトキシシラン、ジメトキシシラン、ジエトキシシラン、ジプロポキシシラン、ジブトキシシラン、トリメトキシシラン、トリエトキシシラン、トリプロポキシシラン、トリブトキシシラン、メチルトリメトキシシラン、メチルトリエトキシシラン、メチルトリイソプロポキシシラン、メチルトリブトキシシラン、エチルトリメトキシシラン、プロピルトリメトキシシラン、ジメチルジメトキシシラン、フェニルトリメトキシシラン、ジフェニルジメトキシシラン、フェニルメチルジメトキシシラン、テトラメトキシシラン、テトラエトキシシラン、テトライソプロポキシシラン、テトラブトキシシラン、または、これらの混合物などが挙げられる。
アルコキシシラン化合物の部分加水分解縮合物とは、上記したアルコキシシラン化合物に水を加えて、触媒の存在下で撹拌しながら昇温することにより、部分的に加水分解を生じさせるとともに、縮合させることにより得られるものである。
また、湿気硬化性シリコーンレジンは、下記の平均組成式(2)で示すこともできる。
Si(OR(4−a−b)/2 (2)
(平均組成式(2)中、Rは、水素、または、置換もしくは非置換の1価の炭化水素基を、Rはアルキル基を、aは、その平均値が0.40〜1.70の範囲内にある値を、bは、平均組成式(2)中におけるケイ素原子に結合したORの比率が5重量%以上になる値をそれぞれ示す。また、RまたはRは、同一またはそれぞれ相異なっていてもよい。)
なお、平均組成式(2)中、RおよびRとしては、上記した一般式(1)中のRおよびRと同様のものが挙げられる。
また、平均組成式(2)中のbは、平均組成式(2)中におけるケイ素原子に結合したORの比率が、好ましくは、30重量%以上、さらに好ましくは、40重量%以上になる値である。平均組成式(2)中のbが、平均組成式(2)中におけるケイ素原子に結合したORの比率が上記以上になる値であれば、すなわち、平均組成式(2)中のORで示されるアルコキシ基の含量が、上記以上であれば、架橋密度とともに、表面硬度が上がり、十分な防汚性を得ることができる。
湿気硬化型シリコーンレジンの25℃における粘度は、例えば、0.1〜200mm/sであり、好ましくは、0.5〜100mm/s、さらに好ましくは、1.0〜20mm/sである。
また、湿気硬化型シリコーンレジンの配合割合は、本発明の樹脂用艶出し保護剤100質量部に対して、10〜70質量部、好ましくは、30〜50質量部である。
硬化触媒は、湿気硬化型シリコーンレジンを硬化させ得る触媒であれば、特に制限されないが、例えば、ジブチル錫ジアセテート、ジブチル錫ジオクチレート、ジブチル錫ジラウレートなどの有機錫化合物、例えば、アルミニウムトリス(アセチルアセトン)、アルミニウムトリス(アセトアセテートエチル)、アルミニウムジイソプロポキシ(アセトアセテートエチル)などの有機アルミニウム化合物、例えば、ジルコニウム(アセチルアセトン)、ジルコニウムトリス(アセチルアセトン)、ジルコニウムテトラキス(エチレングリコールモノメチルエーテル)、ジルコニウムテトラキス(エチレングリコールモノエチルエーテル)、ジルコニウムテトラキス(エチレングリコールモノブチルエーテル)などの有機ジルコニウム化合物、例えば、チタニウムテトラキス(エチレングリコールモノメチルエーテル)、チタニウムテトラキス(エチレングリコールモノエチルエーテル)、チタニウムテトラキス(エチレングリコールモノブチルエーテル)などの有機チタニウム化合物などの有機金属化合物が挙げられる。これらのうち、好ましくは、有機錫化合物、有機アルミニウム化合物、有機チタニウム化合物が挙げられる。これら硬化触媒は、単独で用いてもよく、また、2種以上併用してもよい。
また、硬化触媒の配合割合は、湿気硬化型シリコーンレジン100質量部に対して、0.1〜20質量部、好ましくは、1〜15質量部である。
粘度が25℃で100万mm/s以上であるシリコーンガムとしては、例えば、ジメチコンガム、アミノガムなどが挙げられる。
これらシリコーンガムは、単独使用または2種類以上併用することができる。
シリコーンガムとして、好ましくは、ジメチコンガムが挙げられる。
ジメチコンガムは、粘度が25℃で100万mm/s以上のガム性状を有する高分子量ジメチルシリコーンと定義される。
高分子量ジメチルシリコーンは、公知の方法に従って合成することができる。
粘度が25℃で100万mm/s以上であるシリコーンガムは、単独で用いてもよく、また、2種以上併用してもよい。
また、粘度が25℃で100万mm/s以上であるシリコーンガムの配合割合は、湿気硬化型シリコーンレジン100質量部に対して、0.1〜3.0質量部、好ましくは、0.3〜1.5質量部、さらに好ましくは、0.5〜1.0質量部である。
また、このようなシリコーンガムは、好ましくは、シリコーンガムと希釈溶媒との混合物として調製される。
希釈溶媒としては、粘度が25℃で100万mm/s以上であるシリコーンガムを溶解または分散できるものであれば、特に制限されないが、例えば、デカメチルシクロペンタシロキサンなどの環状シリコーン、例えば、低分子のメチルポリシロキサン(ジメチルポリシロキサン、低粘度ジメチコン(20mm/s(25℃)未満))などの直鎖または分岐鎖状シリコーンなどが挙げられる。
これら希釈溶媒は、単独で用いてもよく、また、2種以上併用してもよい。好ましくは、低分子のメチルポリシロキサンが挙げられる。低分子のメチルポリシロキサンを用いれば、塗布直後に良好で均一な艶および光沢を得ることができる。
そして、混合物はシリコーンガムと溶媒とを公知の方法で混合することにより調製される。
混合物の粘度は、25℃で、例えば、1000〜60000mm/s、好ましくは、3000〜45000mm/s、より好ましくは、10000〜30000mm/sである。
混合物の粘度が上記範囲であれば、樹脂製品の保護に優れ、良好で均一な艶および光沢を長期にわたって維持することができる。
また、混合物としては市販品を用いることもできる。市販品としては、シリコーンオイルブレンド、例えば、KF−9008(30000mm/s(25℃)、ジメチコンガムを20質量%含有、希釈溶媒:デカメチルシクロペンタシロキサン)、KF−9011(1600mm/s(25℃)、ジメチコンガムを10質量%含有、希釈溶媒:デカメチルシクロペンタシロキサン)、KF−9013(15000mm/s(25℃)、ジメチコンガムを15質量%含有、希釈溶媒:低分子のメチルポリシロキサン(20mm/s(25℃)未満))、KF−9014 (6000mm/s(25℃)、ジメチコンガムを15質量%含有、希釈溶媒:シクロペンタシロキサン)、KF−9030 (5000mm/s(25℃)、ジメチコンガムを20質量%含有、希釈溶媒:低分子のメチルポリシロキサン(20mm/s(25℃)未満))、MK−15H (45000mm/s(25℃)、ジメチコンガムを20質量%含有、希釈溶媒:低分子のメチルポリシロキサン(20mm/s(25℃)未満))(以上、信越化学工業社製)などが挙げられる。
溶剤としては、湿気硬化型シリコーンレジン、硬化触媒、および、粘度が25℃で100万mm/s以上であるシリコーンガムを溶解または分散できるものであれば、特に制限されないが、例えば、アルコール系溶剤、炭化水素系溶剤などが挙げられる。
アルコール系溶剤としては、例えば、メタノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、ブタノール、イソブタノール、s−ブタノール、t−ブタノールなどの低級アルコールなどが挙げられる。これらのうち、好ましくは、メタノール、エタノール、イソプロパノールが挙げられ、さらに好ましくは、イソプロパノールが挙げられる。これらアルコール系溶剤は、単独で用いてもよく、また、2種以上併用してもよい。
炭化水素系溶剤としては、例えば、ヘキサン、ヘプタン、ノルマルオクタン、イソオクタン、ノナン、デカン、ウンデカン、ドデカンなどの脂肪族炭化水素系溶剤、例えば、ベンゼン、トルエン、キシレンなどの芳香族炭化水素系溶剤、ミネラルスピリットなどの石油系溶剤などが挙げられる。これらのうち、好ましくは、脂肪族炭化水素系溶剤、石油系溶剤が挙げられ、さらに好ましくは、脂肪族炭化水素系溶剤が挙げられ、とりわけ好ましくは、ノルマルオクタンが挙げられる。これら炭化水素系溶剤は、単独で用いてもよく、また、2種以上併用してもよい。
溶剤の配合割合は、本発明の樹脂用艶出し保護剤の全質量に対して、各成分が配合された残余の質量部でよく、例えば、20〜80質量部、好ましくは、40〜60質量部である。
また、本発明の樹脂用艶出し保護剤には、その他に、本発明の優れた効果を阻害しない範囲において、艶出し剤または保護剤として一般に慣用されている、例えば、粘度調整剤、老化防止剤、紫外線吸収剤、一般の顔料または染料および蛍光顔料などの着色剤、香料、界面活性剤などの添加剤を、必要に応じて適宜、配合することができる。
そして、本発明の樹脂用艶出し保護剤は、上記した各成分を、上記した割合で配合し、適宜、攪拌混合することにより、調製することができる。
そして、このようにして得られた本発明の樹脂用艶出し保護剤は、例えば、自動車のバンパなどの樹脂製品に、作業効率よく塗布することができる。樹脂製品に対する塗布は、特に制限されず、例えば、本発明の樹脂用艶出し保護剤をスポンジに含浸させて、そのスポンジで、樹脂製品の表面を擦るなど、適宜公知の方法が用いられる。なお、塗布方法は、例えば、刷毛塗り、スプレーコーティングなど、その目的および用途により適宜選択することができる。なお、塗布後は所定時間後に、必要により拭き取ればよい。
このようにして、樹脂製品の表面に塗布された樹脂用艶出し保護剤は、溶剤成分が揮発するに伴って、硬化触媒および空気中の水分が作用して、湿気硬化型シリコーンレジンが硬化し、樹脂製品の表面に皮膜が形成される。そして、この皮膜が、樹脂製品の表面に、良好な艶および光沢を付与する。しかも、この皮膜は、塗布直後、洗浄後、さらには、長期にわたる耐久後においても、樹脂製品の表面に良好な艶および光沢を与えることができ、かつ、その樹脂製品の表面を保護することができる。また、本発明の樹脂用艶出し保護剤は、貯蔵安定性も良好で、安定した保存を実現することができる。
なお、本発明の樹脂用艶出し保護剤は、自動車部品のみならず、家庭用または産業用の各種樹脂製品について、広く用いることができる。
以下に実施例および比較例を挙げて本発明をさらに詳しく説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
実施例1
湿気硬化型シリコーンレジン(商品名:KR−400、1.2mm/s(25℃) 高硬度タイプ、硬化触媒DX−9740を10質量%含有、信越化学工業社製) 40.00質量部
メチルシリコーンオイルブレンド(商品名:KF−9013 (15000mm/s(25℃)、ジメチコンガムを15質量%含有、希釈溶媒:低分子のメチルポリシロキサン(20mm/s(25℃)未満) 信越化学工業社製)) 2.00質量部
硬化触媒(商品名:D−25、有機チタニウム化合物タイプ、信越化学工業社製) 0.50質量部
上記の成分を、57.50質量部のイソプロパノールに順次添加し、攪拌しながら完全に溶解させて、樹脂用艶出し保護剤を得た。
実施例2
湿気硬化型シリコーンレジン(商品名:KR−500、25mm/s(25℃) 中重合体タイプ、信越化学工業社製) 40.00質量部
メチルシリコーンオイルブレンド(商品名:KF−9013 (15000mm/s(25℃)、ジメチコンガムを15質量%含有、希釈溶媒:低分子のメチルポリシロキサン(20mm/s(25℃)未満) 信越化学工業社製)) 2.00質量部
硬化触媒(商品名:DX−9740、有機アルミニウム化合物タイプ、信越化学工業社製) 4.00質量部
硬化触媒(商品名:D−25、有機チタニウム化合物タイプ、信越化学工業社製) 0.80質量部
上記の成分を、53.20質量部のイソプロパノールに順次添加し、攪拌しながら完全に溶解させて、樹脂用艶出し保護剤を得た。
実施例3
湿気硬化型シリコーンレジン(商品名:KR−500、25mm/s(25℃) 中重合体タイプ、信越化学工業社製) 40.00質量部
メチルシリコーンオイルブレンド(商品名:KF−9013 (15000mm/s(25℃)、ジメチコンガムを15質量%含有、希釈溶媒:低分子のメチルポリシロキサン(20mm/s(25℃)未満) 信越化学工業社製)) 4.00質量部
硬化触媒(商品名:DX−9740、有機アルミニウム化合物タイプ、信越化学工業社製) 4.00質量部
硬化触媒(商品名:D−25、有機チタニウム化合物タイプ、信越化学工業社製) 0.80質量部
上記の成分を、51.20質量部のイソプロパノールに順次添加し、攪拌しながら完全に溶解させて、樹脂用艶出し保護剤を得た。
実施例4
湿気硬化型シリコーンレジン(商品名:KR−500、25mm/s(25℃) 中重合体タイプ、信越化学工業社製) 40.00質量部
メチルシリコーンオイルブレンド(商品名:KF−9013 (15000mm/s(25℃)、ジメチコンガムを15質量%含有、希釈溶媒:低分子のメチルポリシロキサン(20mm/s(25℃)未満) 信越化学工業社製)) 0.80質量部
硬化触媒(商品名:DX−9740、有機アルミニウム化合物タイプ、信越化学工業社製) 4.00質量部
硬化触媒(商品名:D−25、有機チタニウム化合物タイプ、信越化学工業社製) 0.80質量部
上記の成分を、54.40質量部のイソプロパノールに順次添加し、攪拌しながら完全に溶解させて、樹脂用艶出し保護剤を得た。
実施例5
湿気硬化型シリコーンレジン(商品名:KR−500、25mm/s(25℃) 中重合体タイプ、信越化学工業社製) 40.00質量部
メチルシリコーンオイルブレンド(商品名:KF−9008 (30000mm/s(25℃)、ジメチコンガムを20質量%含有、希釈溶媒:デカメチルシクロペンタシロキサン 信越化学工業社製)) 2.00質量部
硬化触媒(商品名:DX−9740、有機アルミニウム化合物タイプ、信越化学工業社製) 4.00質量部
硬化触媒(商品名:D−25、有機チタニウム化合物タイプ、信越化学工業社製) 0.80質量部
上記の成分を、53.20質量部のイソプロパノールに順次添加し、攪拌しながら完全に溶解させて、樹脂用艶出し保護剤を得た。
実施例6
湿気硬化型シリコーンレジン(商品名:KR−500、25mm/s(25℃) 中重合体タイプ、信越化学工業社製) 40.00質量部
メチルシリコーンオイルブレンド(商品名:MK−15H (45000mm/s(25℃)、ジメチコンガムを20質量%含有、希釈溶媒:低分子のメチルポリシロキサン(20mm/s(25℃)未満) 信越化学工業社製)) 2.00質量部
硬化触媒(商品名:DX−9740、有機アルミニウム化合物タイプ、信越化学工業社製) 4.00質量部
硬化触媒(商品名:D−25、有機チタニウム化合物タイプ、信越化学工業社製) 0.80質量部
上記の成分を、53.20質量部のイソプロパノールに順次添加し、攪拌しながら完全に溶解させて、樹脂用艶出し保護剤を得た。
実施例7
湿気硬化型シリコーンレジン(商品名:KR−500、25mm/s(25℃) 中重合体タイプ、信越化学工業社製) 40.00質量部
メチルシリコーンオイルブレンド(商品名:KF−9014 (6000mm/s(25℃)、ジメチコンガムを15質量%含有、希釈溶媒:シクロペンタシロキサン 信越化学工業社製)) 2.00質量部
硬化触媒(商品名:DX−9740、有機アルミニウム化合物タイプ、信越化学工業社製) 4.00質量部
硬化触媒(商品名:D−25、有機チタニウム化合物タイプ、信越化学工業社製) 0.80質量部
上記の成分を、53.20質量部のイソプロパノールに順次添加し、攪拌しながら完全に溶解させて、樹脂用艶出し保護剤を得た。
実施例8
湿気硬化型シリコーンレジン(商品名:KR−500、25mm/s(25℃) 中重合体タイプ、信越化学工業社製) 40.00質量部
メチルシリコーンオイルブレンド(商品名:KF−9030 (5000mm/s(25℃)、ジメチコンガムを20質量%含有、希釈溶媒:低分子のメチルポリシロキサン(20mm/s(25℃)未満) 信越化学工業社製)) 2.00質量部
硬化触媒(商品名:DX−9740、有機アルミニウム化合物タイプ、信越化学工業社製) 4.00質量部
硬化触媒(商品名:D−25、有機チタニウム化合物タイプ、信越化学工業社製) 0.80質量部
上記の成分を、53.20質量部のイソプロパノールに順次添加し、攪拌しながら完全に溶解させて、樹脂用艶出し保護剤を得た。
実施例9
湿気硬化型シリコーンレジン(商品名:KR401N、20mm/s(25℃) 可とう性タイプ、信越化学工業社製) 40.00質量部
メチルシリコーンオイルブレンド(商品名:KF−9013 (15000mm/s(25℃)、ジメチコンガムを15質量%含有、希釈溶媒:低分子のメチルポリシロキサン(20mm/s(25℃)未満) 信越化学工業社製)) 2.00質量部
硬化触媒(商品名:DX−9740、有機アルミニウム化合物タイプ、信越化学工業社製) 4.00質量部
上記の成分を、54.00質量部のノルマルオクタンに順次添加し、攪拌しながら完全に溶解させて、樹脂用艶出し保護剤を得た。
比較例1
湿気硬化型シリコーンレジン(商品名:KR−500、25mm/s(25℃) 中重合体タイプ、信越化学工業社製) 40.00質量部
ジメチルシリコーン(商品名:KF−96−100cs、100mm/s(25℃)、信越化学工業社製) 2.00質量部
硬化触媒(商品名:DX−9740、有機アルミニウム化合物タイプ、信越化学工業社製) 4.00質量部
硬化触媒(商品名:D−25、有機チタニウム化合物タイプ、信越化学工業社製) 0.80質量部
上記の成分を、53.20質量部のイソプロパノールに順次添加し、攪拌しながら完全に溶解させて、樹脂用艶出し保護剤を得た。
試験例
2×2cmにカットしたウレタンスポンジに、各実施例および比較例で得られた樹脂用艶出し保護剤を1.0g取り、未塗装部分を14等分した樹脂製バンパ(平成8年式トヨタ自動車、カローラバンに装着して3万km以上走行したもの)に均一に塗布した。
塗布してから5分間乾燥させた後、清浄なタオルを用いて、バンパ表面を拭き取った。
その後、さらに30分間乾燥させた後、バンパ表面の艶および皮膜の均一性を目視にて確認した。その結果を表1に示す。
なお、塗布処理時の作業性についても併せて評価した。その結果を表1に示す。
また、拭き取り後、1日間自然乾燥させた後、カーシャンプーを含浸した自動車用の洗車スポンジを用いて、バンパ表面を洗浄し、水洗乾燥後のバンパ表面の艶の状態を目視にて確認し、耐洗浄性を評価した。その結果を表1に示す。
また、上記とは別に、拭き取り後、1、2および3ヶ月間それぞれ放置した後、塗布処理したバンパ表面の美観と塗布処理を施していないバンパ表面の美観とを比較し、耐久性を評価した。その結果を表1に示す。
また、各実施例および比較例で得られた樹脂用艶出し保護剤20mlを容量50mlのガラス製サンプル瓶に入れ、50℃の雰囲気下で1ヶ月間保存した後、樹脂用艶出し保護剤の貯蔵安定性を評価した。その結果を表1に示す。
なお、作業性は、下記の通り評価した。
◎:のびが良く、均一に塗布しやすい。また、拭き取りも軽く、簡単にできる。
○:塗布および拭き取り共に大きな問題はない。
△:のびが悪く、塗布しにくい。または拭き取りが重く難しい。
×:均一に塗布できない。また、拭き取りができない。
艶は、下記の通り評価した。
◎:深みのある艶がある。
○:艶がある。
△:わずかに艶がある。
×:艶がない。
皮膜の均一性は、下記の通り評価した。
◎:厚み感があり、濃淡ムラもない。
○:濃淡ムラがない。
△:やや濃淡ムラがある。
×:濃淡ムラがある。
耐洗浄性は、下記の通り評価した。
◎:初期の艶をほぼ維持している。
○:やや艶の低下はあるが、艶は維持している。
△:艶の低下が大きい。
×:ほとんど艶がない。
耐久性(1、2および3ヶ月目)は、下記の通り評価した。
◎:良好な艶を維持している。
○:やや艶の低下はあるが、艶は維持している。
△:未処理部分よりわずかに艶がある。
×:未処理部分との差がない。
また、貯蔵安定性は、下記の通り評価した。
◎:問題なし。
○:極少量の沈殿物が存在するが、使用上は問題なし。
△:増粘するため使用不可。
×:容器内で硬化。
Figure 2013194058

Claims (5)

  1. 湿気硬化型シリコーンレジンと、硬化触媒と、粘度が25℃で100万mm/s以上であるシリコーンガムと、溶剤とを含有することを特徴とする、樹脂用艶出し保護剤。
  2. シリコーンガムの配合割合が、湿気硬化型シリコーンレジン100質量部に対して、0.1〜3.0質量部であることを特徴とする、請求項1に記載の樹脂用艶出し保護剤。
  3. シリコーンガムが、シリコーンガムおよび希釈溶剤の混合物として調製され、
    前記混合物の粘度が、25℃で3000〜45000mm/sであることを特徴とする、請求項1または2に記載の樹脂用艶出し保護剤。
  4. 前記希釈溶剤が、低分子のメチルポリシロキサンであることを特徴とする、請求項3に記載の樹脂用艶出し保護剤。
  5. 前記溶剤が、アルコール系溶剤を含有することを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一項に記載の樹脂用艶出し保護剤。
JP2012059031A 2012-03-15 2012-03-15 樹脂用艶出し保護剤 Pending JP2013194058A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012059031A JP2013194058A (ja) 2012-03-15 2012-03-15 樹脂用艶出し保護剤

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012059031A JP2013194058A (ja) 2012-03-15 2012-03-15 樹脂用艶出し保護剤

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2013194058A true JP2013194058A (ja) 2013-09-30

Family

ID=49393428

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012059031A Pending JP2013194058A (ja) 2012-03-15 2012-03-15 樹脂用艶出し保護剤

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2013194058A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20190003482A (ko) 2016-04-26 2019-01-09 가부시끼가이샤 쓰리본드 경화성 조성물
WO2019022093A1 (ja) 2017-07-25 2019-01-31 株式会社スリーボンド 被膜形成用組成物
KR20190059901A (ko) 2016-10-05 2019-05-31 가부시끼가이샤 쓰리본드 코팅제 조성물
WO2019131641A1 (ja) 2017-12-26 2019-07-04 株式会社スリーボンド 被膜形成組成物
US10457835B2 (en) 2014-12-22 2019-10-29 Threebond Co., Ltd. Coating agent composition

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57162768A (en) * 1981-03-31 1982-10-06 Shin Etsu Chem Co Ltd Silicone emulsion polishing agent composition
JPH07305033A (ja) * 1994-05-13 1995-11-21 C C I Kk 艶出し剤
JP2005206663A (ja) * 2004-01-21 2005-08-04 Soft99 Corporation 樹脂用艶出し保護剤

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57162768A (en) * 1981-03-31 1982-10-06 Shin Etsu Chem Co Ltd Silicone emulsion polishing agent composition
JPH07305033A (ja) * 1994-05-13 1995-11-21 C C I Kk 艶出し剤
JP2005206663A (ja) * 2004-01-21 2005-08-04 Soft99 Corporation 樹脂用艶出し保護剤

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10457835B2 (en) 2014-12-22 2019-10-29 Threebond Co., Ltd. Coating agent composition
KR20190003482A (ko) 2016-04-26 2019-01-09 가부시끼가이샤 쓰리본드 경화성 조성물
KR20190059901A (ko) 2016-10-05 2019-05-31 가부시끼가이샤 쓰리본드 코팅제 조성물
WO2019022093A1 (ja) 2017-07-25 2019-01-31 株式会社スリーボンド 被膜形成用組成物
US11326075B2 (en) 2017-07-25 2022-05-10 Threebond Co., Ltd. Coat-forming composition
WO2019131641A1 (ja) 2017-12-26 2019-07-04 株式会社スリーボンド 被膜形成組成物

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4698541B2 (ja) 車両用コーティング剤
JP6420539B2 (ja) コーティング剤
JP2013194058A (ja) 樹脂用艶出し保護剤
JP6438783B2 (ja) 塗装面用表面保護剤
JP4106063B2 (ja) 屋外塗装面用表面保護剤
JPWO2018066365A1 (ja) コーティング剤組成物
JP4754445B2 (ja) 屋外設置物用防汚コーティング剤
US20070277697A1 (en) Product for treating vehicle surfaces
JP2007161988A (ja) 屋外設置物用防汚コーティング剤
JP6125275B2 (ja) コーティング剤およびその塗布方法
JPWO2019131641A1 (ja) 被膜形成組成物
JP2762121B2 (ja) 塗装面の汚れ防止液状組成物
US9080076B2 (en) Product for treating vehicle surfaces
JPH0748544A (ja) 表面処理用組成物及びゴムの表面処理方法
JPH06322356A (ja) 表面保護剤
JP6051389B2 (ja) 車両車体の塗装表面用コーティング剤
JP2007070606A (ja) 車両用防汚コーティング剤
JP7108199B2 (ja) 被膜形成用組成物
EP4212599A1 (en) Self-healing ceramic coating and process for formation thereof
JP3933631B2 (ja) 樹脂用艶出し保護剤
JPS60101162A (ja) 表面保護剤
JP5350507B2 (ja) 車両塗装面の保護処理方法
JP2008038049A (ja) 車両用艶出しコーティング剤
JP2013194159A (ja) タイヤ用塗料組成物
JP5501334B2 (ja) コーティング方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150115

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150427

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150519

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20151110