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JP2013188323A - 鉗子 - Google Patents

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JP2013188323A JP2012056384A JP2012056384A JP2013188323A JP 2013188323 A JP2013188323 A JP 2013188323A JP 2012056384 A JP2012056384 A JP 2012056384A JP 2012056384 A JP2012056384 A JP 2012056384A JP 2013188323 A JP2013188323 A JP 2013188323A
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Akihiko Usui
章彦 碓氷
Toshio Tashiro
敏夫 田代
Hiroharu Matsue
宏治 松栄
Masahiko Ogami
正彦 大神
Riho Kusaka
李穂 日下
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MURAMOTO KOSAKUSHO KK
Nagoya University NUC
Muramoto Industry Co Ltd
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MURAMOTO KOSAKUSHO KK
Nagoya University NUC
Muramoto Industry Co Ltd
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Abstract

【課題】
縫合作業を容易に行える鉗子を提供する。
【解決手段】
本発明に係る鉗子は、使用者が握る部分である把持部10と、把持部10から直線状に延びる筒状のアーム基端部30と、アーム基端部30に所定の角度をなして連結された筒状のアーム先端部40と、アーム基端部30の外周側に位置し、回転操作及び前後移動操作が可能なダイヤル操作部50と、アーム先端部40の先端に位置し、縫合針を掴むための持針部60と、ダイヤル操作部50の回転操作によって持針部60をアーム先端部40の中心軸を回転軸として回転させる回転機構70と、ダイヤル操作部50の前後移動操作によって持針部を開閉させる開閉機構80と、を備えている。
【選択図】図2

Description

本発明は鉗子に関し、特に外科手術用の縫合針を掴むための鉗子に関する。
鉗子には、縫合針を掴む機能に加え、縫合針を掴んだ部分を任意に屈曲させるなどの機能を備えたものがある。例えば、特許文献1では、先端部の屈曲動作、鉗子片の開閉動作、及び鉗子片の屈曲軸内廻りの3つの動作を行えるのが好ましいとしたうえで(段落0002)、これらの3つの動作を行うことができる鉗子が提案されている。
特開2010−75375号公報
特許文献1に記載の鉗子では、各動作に対応して、ダイヤル(60)を回す、ダイヤル(60)を引く、及びレバー(70)を引くという3つの操作が行われる。ところが、縫合作業においてこれら全ての操作を片手で行うのは必ずしも容易ではない。また、これ以外の鉗子についても、動作の多様化に伴って操作部の操作が複雑になる傾向がある。操作部の操作は縫合作業の一部であるから、操作部の操作が複雑になることは、縫合作業を困難にする要因になりかねない。
本発明は、上記のような事情に鑑みてなされたものであって、縫合作業を容易に行える鉗子を提供することを目的としている。
本発明のある形態に係る鉗子は、使用者が握る部分である把持部と、前記把持部から直線状に延びる筒状のアーム基端部と、前記アーム基端部に所定の角度をなして連結された筒状のアーム先端部と、前記アーム基端部の外周側に位置し、回転操作及び前後移動操作が可能なダイヤル操作部と、前記アーム先端部の先端に位置し、縫合針を掴むための持針部と、前記ダイヤル操作部の回転操作によって前記持針部を前記アーム先端部の中心軸を回転軸として回転させる回転機構と、前記ダイヤル操作部の前後移動操作によって前記持針部を開閉させる開閉機構と、を備えている。
上記の鉗子では、アーム先端部の角度を変えることはできないが、実際の縫合作業において、アーム先端部の角度を変えることは、それほど重要ではない。縫合作業を容易に行う上で重要なのは、アーム先端部がアーム基端部に角度をなしていることと、縫合針を掴む動作及び持針部をアーム先端部の中心軸を回転軸として回転させる動作を容易に行えることである。上述した鉗子では、アーム先端部がアーム基端部に所定の角度をなしており、縫合針を掴む動作及び持針部をアーム先端部の中心軸を回転軸として回転させる動作をダイヤル操作部のみで行うことができる。
上述した鉗子によれば、縫合作業を容易に行うことができる。
図1は、本発明の一実施形態に係る鉗子の側面図である。 図2は、図1に示す鉗子の断面図である。 図3は、図2のうち鉗子の先端部分の拡大図である。 図4は、図1に示すダイヤル操作部周辺の分解図である。
以下、本発明の実施形態について図を参照しながら説明する。以下では、全ての図面を通じて同一又は相当する要素には同じ符号を付して、重複する説明は省略する。
図1は、鉗子100の側面図である。図2は、鉗子100の断面図である。図3は、図2のうち鉗子の先端部分の拡大図である。図2に示すように、鉗子100は、把持部10と、アーム基端部30と、アーム先端部40と、ダイヤル操作部50と、持針部60と、回転機構70と、開閉機構80と、を備えている。以下、これらの各構成要素について順に説明する。なお、以下では、「前」というときは鉗子100のうち持針部60側(図1の紙面左側)を意味し、「後」というときは鉗子のうち把持部10側(図1の紙面右側)を意味するものとする。
把持部10は、鉗子100のうち使用者が握る部分である。把持部10は、全体が円柱状に形成されており、後方側に位置する後方部材11、後方部材11の前方側に位置する中間部材12、及び中間部材12の前方側に位置する前方部材13によって主に構成されている。これらの各部材は、それぞれの内部を通る長尺の固定ボルト14によって互いに固定されている。後方部材11には、前方側に開口するバネ挿入部15が形成されており、このバネ挿入部15には付勢バネ16が挿入されている。また、付勢バネ16の前方側には、バネキャップ17が配置されている。
中間部材12は、筒状に形成されており、その内部には摺動部材18が挿入されている。摺動部材18は、中間部材12の内部を摺動する。摺動部材18は、後方側に位置する円柱状の小径部19と、小径部19と同軸上であって小径部19の前方側に位置する円柱状の大径部20と、によって構成されている。小径部19の外径は、上述したバネ挿入部15の内径よりも僅かに小さく、その後方側の部分がバネ挿入部15の内部に位置している。そして、摺動部材18はバネキャップ17を介して付勢バネ16により前方側へ付勢されている。
前方部材13は、筒状に形成されており、その内部には、後述するアーム基端部30、回転筒部材71、及び移動軸部材81が挿入されている。また、前方部材13のうち中心軸からずれた位置には、一対のプッシュピン21が摺動可能に挿入されている。プッシュピン21は前後方向に長く、前方部材13よりも軸方向の寸法が大きい。そのため、プッシュピン21は後端が摺動部材18に接し、先端がダイヤル操作部50に接触している。また、前方部材13と中間部材12の間には、円盤部材22が挿入されている。円盤部材22には、プッシュピン21と移動軸部材81が貫通する貫通穴が形成されている。
アーム基端部30は、把持部10から前方側に直線状に延びる筒状の部材である。アーム基端部30のうち後方部分は、把持部10(前方部材13)の内部に挿入されて固定されている。つまり、アーム基端部30は、把持部10に対して回転や移動をすることはない。また、アーム基端部30の内部には、後述する回転筒部材71、及び移動軸部材81が挿入されている。アーム基端部30のうち、ダイヤル操作部50に対応する位置にはL字状の第1貫通穴31(図4参照)が形成されている。この第1貫通穴31については後述する。また、アーム基端部30の外周部分であってダイヤル操作部50の前方側には、ダイヤル操作部用のストッパ32が設けられている。
アーム先端部40は、アーム基端部30の前方側に位置する筒状の部材である。アーム先端部40は、アーム基端部30に所定の角度をなして連結されている。アーム先端部40とアーム基端部30がなす角度は特に限定されないが、使用者にとって縫合作業がやりやすい角度に設定される。例えば、当該角度を30度とすることができる。なお、本実施形態では、アーム基端部30とアーム先端部40の全体が、直線状のパイプと屈曲したパイプを連結することで形成されている。このうち、屈曲したパイプの先端側半分がアーム先端部40を構成し、屈曲したパイプの後端側半分と直線状のパイプがアーム基端部30を構成している。
ダイヤル操作部50は、鉗子100を操作する部分である。ダイヤル操作部50は、把持部10の前方側であって、アーム基端部30の外周側に位置している。ダイヤル操作部50では、周方向に回転させる回転操作と、軸方向に移動させる前後移動操作の2つの操作を行うことができる。いずれの操作も、片手で行うことができる。例えば、使用者が把持部10を握ったまま、人差し指と親指で回転操作と前後移動操作を行うことができる。ダイヤル操作部50は、半径方向内側に延びて、後述する移動軸部材81に連結する一対の連結ピン51を有している(図1及び図4参照)。図1等では一方の連結ピン51のみ示しているが、両連結ピン51は、中心軸を挟んで対称な周方向位置(周方向に180度ずれた位置)、かつ、異なる軸方向位置(前後方向位置)に配置されている。
持針部60は、縫合針を掴むための部材である。持針部60は、アーム先端部のさらに先端に位置している。持針部60は、縫合針を掴む一対のつまみ部材61を有している。各つまみ部材61は、カバー部62に設けられた異なる支持軸63によってそれぞれ回転可能に支持されており、また、後端部分が互いに重なるように構成されている。そして、両つまみ部材61が重なる部分には、それぞれ互いに交差する長穴64が形成されており、これらの長穴64を貫通するようにして移動結合部材65が挿入されている。この移動結合部材65が前後に移動すると、長穴64内における移動結合部材65の位置が変化し、両つまみ部材61の角度が変わる。これにより、移動結合部材65が後方に移動すると持針部60は閉じ、移動結合部材65が前方に移動すると持針部60は開く。なお、両つまみ部材61の後端がバネキャップ66を介して持針バネ67に付勢されており、持針部60を閉める操作が行われなければ持針部60が開いた状態となるよう構成されている。
回転機構70は、ダイヤル操作部50の回転操作によって、持針部60を回転させる機構である。回転機構70は、回転筒部材71と、屈曲継手72と、を有している。回転筒部材71は、アーム基端部30の内側に位置する筒状の部材であって、周方向に回転可能に設けられている。回転筒部材71には、ダイヤル操作部50に対応する位置に第2貫通穴73が形成されている。詳しくは後述するが、第2貫通穴73にはダイヤル操作部50の連結ピン51が貫通しており、ダイヤル操作部50を周方向に回転させると(回転操作すると)、連結ピン51が第2貫通穴73の周辺部分に接触し、ダイヤル操作部50の回転に伴って回転筒部材71も回転する。
屈曲継手72は、アーム基端部30とアーム先端部40の境界を渡ってこれらの内側に位置している。屈曲継手72は、回転筒部材71の回転動力を軸方向を変換して持針部60に伝えるように構成されている。本実施形態では、屈曲継手72として、いわゆる自在継手(ユニバーサルジョイント)を用いているが、傘歯車を組み合わせたものを用いてもよく、棒状の弾性部材を用いてもよい。屈曲継手72の後端部分は回転筒部材71に連結されており、前端部分は持針部60のカバー部62に連結されている。このような屈曲継手72を用いることで、ダイヤル操作部50の回転操作によって、アーム先端部40の中心軸を回転軸として持針部60を回転させることができる。
開閉機構80は、ダイヤル操作部50の前後移動操作によって、持針部60を開閉させるための機構である。開閉機構80は、移動軸部材81と、連結ワイヤ82とによって主に構成されている。移動軸部材81は、回転筒部材71の内部に位置する棒状の部材であり、軸方向に移動可能であるとともに、周方向に回転可能に構成されている。ただし、移動軸部材81は、周方向に回転する際、回転筒部材71と共に回転するため、回転筒部材71との周方向における相対位置は変化しない。
この移動軸部材81の側面には、ダイヤル操作部50の連結ピン51が固定されている。また、移動軸部材81の後端部分は、円盤部材22を貫通して摺動部材18に固定されている。そのため、ダイヤル操作部50を後方に移動すると、移動軸部材81の側面が連結ピン51を介して後方に引っ張られるとともに、プッシュピン21が摺動部材18を後方に押すことで、移動軸部材81の後端部が後方に引っ張られる。よって、ダイヤル操作部50を後方に移動すると、移動軸部材81も後方に移動することになる。なお、これとは逆に、ダイヤル操作部50を前方に移動すると、移動軸部材81は前方に移動する。
連結ワイヤ82は、屈曲継手72の内部を通って、移動軸部材81と持針部60とを連結している。より具体的には、連結ワイヤ82の後端部分は移動軸部材81の先端に取り付けられており、連結ワイヤ82の前端部分は持針部60の移動結合部材65に取り付けられている。また、屈曲継手72の内部には、円盤状のワイヤ受け83が設けられている。ワイヤ受け83には軸方向に貫通する貫通穴が形成されており、この貫通穴を連結ワイヤ82が貫通する。このように、ワイヤ受け83を設けることで、連結ワイヤ82が屈曲継手72に接触するのを防ぐことができる。
ここで、移動結合部材65(持針部60と連結ワイヤ82との結合部分)が後方に移動すると持針部60が閉じることは上述した通りである。そのため、ダイヤル操作部50を後方に移動させれば、移動軸部材81、連結ワイヤ82、及び移動結合部材65が連動して後方に移動し、その結果、持針部60は閉じる。これとは逆に、ダイヤル操作部50を前方に移動させると、持針部60は開く。なお、摺動部材18は付勢バネ16により前方に付勢されているため、摺動部材18に連結されている移動軸部材81及び連結ワイヤ82も前方に付勢されており、持針部60を閉める操作が行われなければ持針部60が開いた状態となるよう構成されている。
ここで、図4を参照して、ダイヤル操作部50の連結ピン51、アーム基端部30に形成された第1貫通穴31、及び回転筒部材71に形成された第2貫通穴73の位置関係について説明する。図4は、鉗子100のうち、ダイヤル操作部50周辺の分解図である。図4では、外側に位置する部材から順に並べて示している。つまり、ダイヤル操作部50が最も外側に位置し、その内側にアーム基端部30が位置し、アーム基端部30の内側に回転筒部材71が位置し、回転筒部材71の内側に移動軸部材81が位置している。そして、最も外側に位置するダイヤル操作部50に設けられた連結ピン51の内側先端が、最も内側に位置する移動軸部材81に固定されている。さらに、連結ピン51は、アーム基端部30の第1貫通穴31と回転筒部材71の第2貫通穴73を貫通している。なお、本実施形態では、連結ピン51としてダイヤル操作部50の外側面から挿入したボルトを用いている。
アーム基端部30に形成された第1貫通穴31は、軸方向に延び、さらにその後端側から周方向に延びるL字状の穴である。また、回転筒部材71に形成された第2貫通穴73は、軸方向に延びる長穴である。なお、連結ピン51が2箇所に設けられていることは上述のとおりであるが、この連結ピン51に対応して(周方向に180度ずれた位置に)第1貫通穴31及び第2貫通穴73もそれぞれ2箇所に形成されている(図4では一方側のみが表れている)。
ダイヤル操作部50が最も前方に位置しているとき(ダイヤル操作部50がストッパ32に接触しているとき)、連結ピン51は、第1貫通穴31のうち軸方向に延びる部分の最も前方側(図4の符号Aで示す位置)に位置するとともに、第2貫通穴73の最も前方側(図4の符号Aで示す位置)に位置する。また、このとき第1貫通穴31のうち軸方向に延びる部分と第2貫通穴73は重なる。ダイヤル操作部50が最も前方に位置しているとき、ダイヤル操作部50に連動する移動軸部材81も、前方側に位置することになるため、持針部60は開いている。
この状態でダイヤル操作部50を後方に移動させると、移動軸部材81が後方に移動し、持針部60は閉じる。縫合作業でいえば、ダイヤル操作部50を後方に移動させることで、持針部60に縫合針を掴ませることができる。このとき、連結ピン51は、第1貫通穴31のうち軸方向に延びる部分の最も後方側(図4の符号Bで示す位置)に位置するとともに第2貫通穴73の最も後方側(図4の符号Bで示す位置)に位置する。図4は、この状態を示している。なお、ダイヤル操作部50を後方に移動させたとき、アーム基端部30及び回転筒部材71は移動せず、移動軸部材81のみが移動する。
さらに、この状態からダイヤル操作部50を周方向に回転させると、これに伴って回転筒部材71も回転し、持針部60は回転する。縫合作業でいえば、ダイヤル操作部50を回転させることで、縫合針を掴んだ持針部60をアーム先端部40の中心軸を回転軸として回転させることができる。なお、外科手術で使用される縫合針は、大きな曲率で湾曲している。そのため、持針部60をアーム先端部40の中心軸を回転軸として回転させることで、縫合針の曲率半径に近い回転半径で縫合針を回転させることができるため、効率よく縫合作業を行うことができる。また、ダイヤル操作部50を回転させる際、連結ピン51は第1貫通穴31のうち周方向に延びる部分に沿って(図4の符号Bと符号Cで示す位置の間で)移動するため、連結ピン51は軸方向に変位することはない。つまり、ダイヤル操作部50を一旦回転させると、使用者がダイヤル操作部50を離しても持針部60が開くことはなく、縫合針を落とすことはない。
以上が本実施形態に係る鉗子100の説明である。以上のように、本実施形態に係る鉗子100は、アーム基端部30とアーム先端部40がなす角度を一定とし、操作可能な機能を縫合針を掴むことと、掴んだ縫合針を回転させることに絞るとともに、それらの操作をダイヤル操作部50のみで行えるようにしている。そのため、本実施形態に係る鉗子100は操作が非常に簡単であり、縫合作業を容易に行うことができる。
なお、上述した実施形態では、ダイヤル操作部50を引くこと(後方に移動させること)で持針部60が閉じるように構成されていたが、ダイヤル操作部50を押すことで持針部60が閉じるように構成してもよい。この場合、第1貫通穴31の形状は、軸方向に延び、さらにその前端側(後端側ではなく)から周方向に延びるL字状の穴となる。
以上、本発明の実施形態について図を参照して説明したが、具体的な構成はこれらの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれる。
本発明に係る鉗子は、縫合作業を容易に行うことができるため、鉗子の技術分野において有益である。
10 把持部
30 アーム基端部
31 第1貫通穴
40 アーム先端部
50 ダイヤル操作部
51 連結ピン
60 持針部
65 移動結合部材
70 回転機構
71 回転筒部材
72 屈曲継手
73 第2貫通穴
80 開閉機構
81 移動軸部材
82 連結ワイヤ
100 鉗子

Claims (3)

  1. 使用者が握る部分である把持部と、
    前記把持部から直線状に延びる筒状のアーム基端部と、
    前記アーム基端部に所定の角度をなして連結された筒状のアーム先端部と、
    前記アーム基端部の外周側に位置し、回転操作及び前後移動操作が可能なダイヤル操作部と、
    前記アーム先端部の先端に位置し、縫合針を掴むための持針部と、
    前記ダイヤル操作部の回転操作によって前記持針部を前記アーム先端部の中心軸を回転軸として回転させる回転機構と、
    前記ダイヤル操作部の前後移動操作によって前記持針部を開閉させる開閉機構と、を備えた鉗子。
  2. 前記回転機構は、前記アーム基端部の内側に位置するとともに前記ダイヤル操作部の回転操作によって回転する回転筒部材と、前記アーム基端部と前記アーム先端部の境界を渡ってこれらの内側に位置するとともに前記回転筒部材の回転動力を軸方向を変換して前記持針部に伝える屈曲継手と、を有し、
    前記開閉機構は、前記回転筒部材のさらに内側に位置するとともに前記ダイヤル操作部の前後移動操作によって軸方向へ移動する移動軸部材と、前記屈曲継手の内部を通って前記移動軸部材と前記持針部とを連結する連結ワイヤと、を有し、
    前記持針部と前記連結ワイヤとの結合部分が変位することで前記持針部が開閉するよう構成されている、請求項1に記載の鉗子。
  3. 前記ダイヤル操作部は、前記移動軸部材に連結する連結ピンを有し、
    前記アーム基端部には、前記連結ピンが貫通する第1貫通穴が形成されており、
    前記回転部材には、前記連結ピンが貫通する第2貫通穴が形成されており、
    前記第1貫通穴は、軸方向に延びてさらに周方向に延びるL字状の穴であって、
    前記第2貫通穴は、軸方向に延びる長穴である、請求項2に記載の鉗子。
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