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JP2013186862A - 情報処理システム、管理方法およびコンピュータプログラム - Google Patents

情報処理システム、管理方法およびコンピュータプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ネットワーク上の管理装置によってコンフィグデータを管理されている画像形成装置が再構成される際に、再構成後の画像形成装置に応じてアプリケーションの最適配置を行う情報処理システムを提供する。
【解決手段】契約管理サービス1101が、画像形成装置に適用するアプリケーションの再配置を求める要求であって、画像形成装置に適用するアプリケーションの再配置に関する再配置情報を含む再配置要求を受け付け、再配置情報に基づき、再構成後の画像形成装置に対応する再構成アプリを決定し、再構成後の画像形成装置と再構成アプリに関する再構成情報を応答する。画像形成装置が再構成情報を有するアプリケーションの再構成指示を受け付け、再構成情報に基づき再構成アプリを適用する必要があるかを判断し、判断結果に応じ、契約管理サービス1101から再構成アプリの配信を受けて適用する。
【選択図】図3

Description

本発明は、情報処理システム、管理方法およびコンピュータプログラムに関する。
コンフィグデータを記憶手段に記憶する画像形成装置が提案されている。このコンフィグデータは、画像形成装置の動作を切り替える設定情報(動作設定情報)である。コンフィグデータは、各画像形成装置が備える記憶手段に記憶されているので、全ての画像形成装置のコンフィグデータを変更するためには、画像形成装置の台数分だけコンフィグデータの変更設定を行う必要がある。画像形成装置の台数分だけコンフィグデータの変更設定を行う手間を省くために、ある情報処理装置から複数の画像形成装置に対してコンフィグデータの一括設定を行う技術が提案されている。
特許文献1は、初期設定操作が行われた複数の画像形成装置が、サーバからシステム初期設定情報をダウンロードして、初期設定内容に反映する画像形成システムを開示している。この画像形成システムによれば、画像形成装置上の初期設定情報が失われた場合でも、サーバから画像形成装置に対して初期設定情報を再配信することができる。
なお、特許文献2は、実行環境に依存せずに実行可能なインストール用プログラムを活用して、製品が異なったり、製品の世代が変わったりしても、複数の製品にて正常動作するプラグイン機能を共通のパッケージで提供できるインストール方法を開示する。
特開2007−130838号公報 特開2011−61459号公報
画像形成装置と、画像形成装置のコンフィグデータを管理し、かつ、当該画像形成装置上で動作するアプリケーションを配信するサーバとを備える情報処理システムが考えられる。ここで、デバイスリプレイス、追加(再配置)などが行われる場合がある。以下では、デバイスリプレイス、追加を、画像形成装置の再構成と記述する。例えば、下記の(1)、(2)のような、画像形成装置の再構成が考えられる。
(1)複数の既存デバイスを一台の新規デバイスに集約する
(2)新規デバイスを追加(再配置)する
従来の情報処理システムでは、上記(1)に示す、複数の既存デバイスを一台の新規デバイスに集約する場合や、上記(2)に示す、新規デバイスを追加(再配置)する場合に、再構成後の画像形成装置に応じてアプリケーションの最適配置を行うことが困難である。具体的には、従来の情報処理システムでは、画像形成装置の再構成時に、権限がない者によるアプリケーションのコピーを防止しつつ確実な転送を行うことが困難である。また、従来の情報処理システムでは、再構成後の画像形成装置のスペックに応じて、適用するアプリケーションのバージョンアップをすることが困難であるという課題がある。
本発明は、ネットワーク上の管理装置によってコンフィグデータを管理されている画像形成装置が再構成される際に、再構成後の画像形成装置に応じてアプリケーションの最適配置を行う情報処理システムの提供を目的とする。
本発明の一実施形態の情報処理システムは、画像形成装置と、前記画像形成装置を管理する管理装置とを備える情報処理システムである。前記管理装置は、記画像形成装置の動作を切り替える動作設定情報を管理し、前記画像形成装置からの動作設定情報の取得要求に応じて、該画像形成装置に対して該画像形成装置に対応する動作設定情報を送信する動作設定情報管理手段と、前記画像形成装置に適用するアプリケーションを管理するアプリ管理手段とを備る。前記画像形成装置は、動作設定情報の取得要求を前記管理装置に対して送信し、該動作設定情報の取得要求に対する応答として前記管理装置から該動作設定情報を取得する取得要求手段と、前記画像形成装置に適用するアプリケーションを管理するアプリ管理手段とを備える。また、前記管理装置が備えるアプリ管理手段は、ユーザ装置から、前記画像形成装置の再構成に伴って必要となる、画像形成装置に適用するアプリケーションの再配置を求める要求であって、前記画像形成装置に適用するアプリケーションの再配置に関する再配置情報を含む再配置要求を受け付ける要求受け付け手段と、前記再配置要求に含まれる前記再配置情報に基づいて、再構成後の画像形成装置に対応するアプリケーションを再構成アプリとして決定し、前記再構成後の画像形成装置と前記再構成アプリに関する再構成情報を前記ユーザ装置に対して応答する応答手段と、前記再構成後の画像形成装置からの要求に応じて、前記再配置後の画像形成装置に対して前記再構成アプリを配信する配信手段とを備える。また、前記画像形成装置が備えるアプリ管理手段は、前記ユーザ装置から、前記再構成情報を有し、適用するアプリケーションの再構成を指示する再構成指示を受け付ける指示受け付け手段と、前記再構成指示が有する前記再構成情報に基づいて、前記画像形成装置に前記再構成アプリを適用する必要があるかを判断する適用判断手段と、前記画像形成装置に前記再構成アプリを適用する必要があると判断された場合に、前記管理装置に対して、前記再構成アプリの配信を要求し、該要求に応じた前記管理装置から再構成アプリを取得する取得手段と、前記取得した前記再構成アプリを適用する適用手段とを備える。
本発明の情報処理システムによれば、ネットワーク上の管理装置によってコンフィグデータを管理されている画像形成装置が再構成される際に、再構成後の画像形成装置に応じてアプリケーションの最適配置を行うことが可能となる。具体的には、再配置後の画像形成装置の数、機種などに合わせ、再配置前の画像形成装置に適用されていたアプリケーションやライセンスを最適に再配置できる。
本実施形態の全体構成例を示す図である。 情報処理システムのハードウェア構成の一例を示す図である。 情報処理システムの機能ブロック図の一例である。 実コンフィグデータの一例を示す図である。 実機器構成データの一例を示す図である。 テナント別デバイス情報とデバイス別アプリケーション情報の例を示す図である。 アプリ対応スペック情報とデバイススペック情報の例を示す図である。 仮想デバイスの一例を示す図である。 機種別設定値スキーマの一例を示す図である。 テナント用コンフィグデータの一例を示す図である。 テナント用コンフィグデータの更新処理を説明するフローチャートの一例である。 仮想コンフィグデータを取得する処理を説明するフローチャートの一例である。 アプリケーション再配置情報の作成を説明する図である。 アプリケーション構成情報の例である。 アプリケーション構成情報が表示されたユーザインタフェースの例を示す図である。 アプリケーション再配置要求の生成処理を説明する図である。 アプリケーション再配置要求の例である。 アプリケーション再構成確定情報の例である。 アプリケーション再構成確定情報の内容が表示されたユーザインタフェースの例である。 アプリケーション再構成確定情報の生成処理を説明するフローチャートである。 アプリケーションの再配置の開始処理を説明する図(1)である。 アプリケーションの再配置の開始処理を説明する図(2)である。 再構成アプリ開始指示を受ける画像形成装置の動作処理を示す図(1)である。 再構成アプリ開始指示を受ける画像形成装置の動作処理を示す図(2)である。 契約管理サービスへのアプリケーション再構成確定情報の反映処理を説明するフローチャートである。 アプリケーション再構成確定情報の例である。 テナント別デバイス情報の例である。
以下に、本実施形態の情報処理システムについて説明する。まず、本実施形態において用いる用語の定義を行う。コンフィグデータとは、画像形成装置の動作を切り替えるデータ(動作設定情報)である。例えば、コピージョブの面付けのデフォルト値などが該当する。コピージョブの面付けのデフォルト値が「1 in 1」に設定されていれば、コピーを行った結果、用紙一枚に1ページが印刷される。コピージョブの面付けのデフォルト値が「2 in 1」に設定されていれば、コピーを行った結果、用紙一枚に2ページが印刷される。
機器構成データとは、画像形成装置が備える機器の構成を示すデータである。機器構成データは、例えば、画像形成装置がファクスユニットを装着しているかを示す。機器構成データは、画像形成装置の機種を一意に識別するための機種コード、動作しているファームウェアバージョンなどを含む。
機種別設定値スキーマとは、画像形成装置が特定の機種で保持するコンフィグデータのスキーマを定義するデータである。スキーマとは、コンフィグデータについての規約や位置づけを定義するデータである。機種別設定値スキーマは、例えば、コンフィグデータ各々の設定値識別子、デフォルト値、値域、データが有効になるための条件を含む。本実施形態においては、機種によって保持するコンフィグデータには差分があり、設定値スキーマを機種別に用意する運用であることを前提とする。
仮想デバイスとは、サーバコンピュータ群が保持する実デバイスのデータ群である。具体的には、仮想デバイスは、少なくとも機器構成データ、コンフィグデータを含む。テナントとは、ユーザが画像形成装置の管理を委託する委託者の単位である。テナント識別子とは、テナントを一意に識別するための識別子である。例えば、ある会社が後述する図1に示すユーザ環境100にある画像形成装置101A、101B、101Cの管理を委託した場合を想定する。その場合、ユーザ環境100に対応するテナント識別子が1つ割り当てられ、画像形成装置101A、101B、101Cは、そのテナントに属する画像形成装置であると認識され、管理される。
仮想デバイスに含まれるデータと、実デバイスが保持するデータと、テナント専用のデータとを区別するために、以下のように定義する。仮想デバイスに含まれる機器構成データを仮想機器構成データ、コンフィグデータを仮想コンフィグデータと呼ぶ。実デバイスが保持する機器構成データを実機器構成データ、コンフィグデータを実コンフィグデータと呼ぶ。テナント内で共通に利用されるコンフィグデータをテナント用コンフィグデータと呼ぶ。
図1は、本実施形態の全体構成例を示す図である。図1に示すシステムは、ユーザ環境100、サーバコンピュータ群105、サービスマン環境110、画像形成装置のベンダ環境120を備える。ユーザ環境100乃至画像形成装置のベンダ環境120は、インターネット104を介して互いに通信する。インターネット104は、公衆回線上のデジタル通信が可能なネットワークである。
ユーザ環境100は、画像形成装置のユーザが当該画像形成装置の操作を実行する環境である。ユーザ環境100は、画像形成装置101A、101B、101C、端末装置102Aを備える。画像形成装置101A、101B、101Cは、本実施形態の画像形成装置である。ネットワーク106は、ユーザ環境100においてデジタル通信が可能なネットワークである。画像形成装置101A乃至101Cは、ネットワーク106を介してインターネット104にアクセス可能である。端末装置102Aは、ユーザ環境100のユーザが操作可能なコンピュータである。端末装置102Aも、ネットワーク106を介してインターネット104にアクセス可能である。
サーバコンピュータ群105は、インターネット104を介してサービスを提供するサーバ群である。本実施形態において、サーバコンピュータ群105は、少なくとも、画像形成装置に対して提供するコンフィグデータを管理する管理装置として機能する。サーバコンピュータ群105は、予め設定された管理単位であるテナントに対応付けて、画像形成装置を管理する。また、サーバコンピュータ群105は、画像形成装置の契約に関する契約情報を管理する管理装置としても機能する。なお、本実施形態の管理方法は、本実施形態の管理装置の機能によって実現される。また、本実施形態のコンピュータプログラムは、この管理方法をコンピュータに実行させる。
サービスマン環境110は、サービスマンが端末装置102Bを使って画像形成装置の管理を行う環境である。サービスマン環境110は、端末装置102Bを備える。端末装置102Bは、画像形成装置101A、101B、101Cを管理するサービスマンが操作するコンピュータである。端末装置102Bは、インターネット104にアクセス可能である。
画像形成装置のベンダ環境120は、画像形成装置を生産するベンダの管理担当者が、画像形成装置の管理に必要なデータのメンテナンスを行う環境である。画像形成装置のベンダ環境120は、端末装置102Cを備える。端末装置102Cは、画像形成装置のベンダに所属する管理担当者が操作するコンピュータである。端末装置102Cは、インターネット104にアクセス可能である。なお、以下の説明では、画像形成装置101A、101B、101Cを画像形成装置101とも記述する。また、端末装置102B、102Cを端末装置102とも記述する。
図2は、本実施形態の情報処理システムのハードウェア構成の一例を示す図である。サーバコンピュータ群105は、サーバコンピュータ210Aとサーバコンピュータ210Bとを備える。サーバコンピュータ210Bは、サーバコンピュータ210Aと同様の構成を備える。サーバコンピュータ210Aとサーバコンピュータ210Bとは、ネットワーク220を通じて通信する。
サーバコンピュータ210Aは、内部バス216に接続されたCPU201C乃至ネットワーク通信装置207Cを備える。また、画像形成装置101は、内部バス211Aに接続されたCPU201A乃至209を備える。また、端末装置102は、内部バス211Bに接続されたCPU201B乃至ネットワーク通信装置207Bを備える。
以下の説明では、CPU201A、201B、201CをCPU201とも記述する。また、不揮発性メモリ202A、202B、202Cを不揮発性メモリ202とも記述する。また、揮発性メモリ203A、203B、203Cを揮発性メモリ203とも記述する。また、補助記憶装置204A、204B、204Cを補助記憶装置204とも記述する。また、ディスプレイ205A、205Bをディスプレイ205とも記述する。また、入力装置206A、206Bを入力装置206とも記述する。また、ネットワーク通信装置207A、207Bをネットワーク通信装置207とも記述する。また、内部バス211A、211Bを内部バス211とも記述する。
CPU(Central Processing Unit)201は、プログラムの実行や、様々な処理の制御を行う。不揮発性メモリ202は、ROM(Read Only Memory)を備える。機器の起動処理において初期段階に必要なプログラムやデータが格納されている。揮発性メモリ203は、RAM(Random Access Memory)を備える。揮発性メモリ203は、プログラム、データの一時的な格納場所として利用される。
補助記憶装置204は、ハードディスクやRAMドライブ等の大容量記憶装置である。補助記憶装置204は、大容量データの保管、プログラムの実行コードの保持を行う。補助記憶装置204は、揮発性メモリ203よりも長時間保持する必要があるデータを記憶する。ディスプレイ205は、情報の表示処理を行って、情報を利用者に通知する。なお、本実施形態において、利用者とは、ユーザとサービスマンである。
入力装置206は、利用者の選択指示を受け付け、内部バス211を介してプログラムに伝達する。ネットワーク通信装置207は、外部装置とネットワークを介して通信する装置である。ファクスユニット208は、画像形成装置101が形成した画像データか、または補助記憶装置204Aに記憶された画像データを、ネットワーク106を介して外部装置に送信するハードウェアユニットである。ファクスユニット208は、オプションであり、画像形成装置101がファクスユニット208を備えていなくてもよい。プリンタエンジン209は、画像形成装置101が形成した画像データか、または補助記憶装置101に記憶された画像データを紙媒体に印刷する。
図3は、本実施形態の情報処理システムの機能ブロック図の一例である。図3に示す情報処理システムは、画像形成装置101と、設定値管理サービス310と、契約管理サービス1101とを備える。画像形成装置101と、設定値管理サービス310と、契約管理サービス1101とは、インターネット104を介して通信する。設定値管理サービス310および契約管理サービス1101が、本実施形態の管理装置として機能する。また、本実施形態の情報処理方法およびコンピュータプログラムは、図3に示す情報処理システムの機能によって実現される。
画像形成装置101は、実コンフィグデータ保持部301、実コンフィグデータ更新部302、仮想コンフィグデータ受信部303、実機器構成データ収集部304、テナント識別子保持部305、実機器構成データ通知部306を備える。また、画像形成装置101は、アプリケーション保持部391、アプリケーション管理部392、アプリケーションインストール部393を備える。
実コンフィグデータ保持部301は、画像形成装置のコンフィグデータを保持する。具体的には、実コンフィグデータ保持部301は、補助記憶装置204Aにコンフィグデータを記憶して管理する。画像形成装置101は、実コンフィグデータ保持部301が保持する実コンフィグデータに基づいて、動作の振る舞いを切り替える。
実コンフィグデータ更新部302は、実コンフィグデータ保持部301が保持する実コンフィグデータを更新する。具体的には、実コンフィグデータ更新部302は、仮想コンフィグデータ受信部303が取得した仮想コンフィグデータで、実コンフィグデータを更新する。
仮想コンフィグデータ受信部303は、設定値管理サービス310が備える仮想コンフィグデータ取得部320に対して、仮想コンフィグデータの取得要求を行う。そして、仮想コンフィグデータ受信部303は、仮想コンフィグデータ取得部320が取得した仮想コンフィグデータを仮想コンフィグデータ取得部320から受信する。仮想コンフィグデータ受信部303は、実コンフィグデータ保持部301が保持する実コンフィグデータに設定されているアドレスを用いて、仮想コンフィグデータ取得部320を呼び出す。
図4は、実コンフィグデータの一例を示す図である。図4(A)は、デバイス識別子が010001である画像形成装置の実コンフィグデータである。図4(B)は、デバイス識別子が010002である画像形成装置の実コンフィグデータである。図4(C)は、デバイス識別子が020001である画像形成装置の実コンフィグデータである。デバイス識別子は、画像形成装置を一意に識別する識別情報である。
実コンフィグデータは、設定値識別子と値といったデータ項目を有する。設定値識別子702は、コンフィグデータが含む設定値を一意に識別する識別子である。値は、当該設定値を示す。
図4(A)に示す例では、“device_settings.cloud_address”の値(アドレス)として、http://ddd.com/configが設定されている。このアドレスは、画像形成装置101に対してコンフィグデータを配信する設定値管理サービスとして設定された設定値管理サービスのアドレスである。従って、上述した仮想コンフィグデータ受信部303は、このアドレスに対してアクセスする。なお、仮想コンフィグデータは、図4に示す実コンフィグデータと同様のデータ構成を有する。従って、図4に示す実コンフィグデータを、適宜、仮想コンフィグデータとして説明する。
図3に戻って、実機器構成データ収集部304は、画像形成装置101の機器構成データ(実機器構成データ)を収集する。
図5は、実機器構成データの一例を示す図である。図5(A)、(B)、(C)は、それぞれ異なる画像形成装置の実機器構成データである。実機器構成データは、データ種別602と値603といったデータ項目を有する。データ種別602は、実機器構成データが含むデータの種別である。データ種別602には、機種を識別するための機種コードや、ファームウェアバージョン、デバイスを識別するためのデバイス識別子等が設定される。値603は、当該データの値である。値603には、データ種別に対応する値(例えば、デバイス識別子の値や、ファクスユニットの有無等)が設定される。なお、仮想機器構成データは、実機器構成データと同様のデータ構成を有する。従って、図5に示す実機器構成データを、適宜、仮想機器構成データとして説明する。
テナント識別子保持部305は、画像形成装置101が属するテナントの識別子であるテナント識別子を保持する。テナント識別子は、画像形成装置101の初期設置時に設定され、電源が切られても失われることがないように補助記憶装置204Aに記憶される。
実機器構成データ通知部306は、実機器構成データ収集部304が収集した実機器構成データと、テナント識別子保持部305が保持するテナント識別子とを、設定値管理サービス310の実機器構成データ受信部318に対して通知する。具体的には、実機器構成データ通知部306は、実機器構成データとテナント識別子とを含むコンフィグデータ生成要求を実機器構成データ受信部318に送信する。コンフィグデータ生成要求は、画像形成装置101に対応する仮想コンフィグデータの生成を求める要求(動作設定生成要求)である。
アプリケーション保持部391は、画像形成装置101上で動作するアプリケーションを保持する。アプリケーション保持部391が保持するアプリケーションは、例えばネットワーク106等を介して画像形成装置101にインストールされたアプリケーションである。本実施形態では、アプリケーションインストール部393が、ライセンスを保持しておりかつ画像形成装置101上で実行可能なアプリケーションを、インターネット104を介して契約管理サービス1101からダウンロードする。そして、アプリケーション保持部391が、ダウンロードされたアプリケーションを保持する。
アプリケーション管理部392は、アプリケーションのライフサイクルを管理するソフトウェアフレームワーク実装である。具体的には、アプリケーション管理部392は、外部装置からインストールされたアプリケーションのライフサイクル(起動、停止、アップグレード、インストール、アンインストール)を管理する。
また、アプリケーション管理部392は、契約管理サービス1101のアプリケーション情報取得部394に対して、画像形成装置101内の全てのアプリケーション関連情報と、画像形成装置101の情報とを、画像形成装置101から取得して返す。アプリケーション関連情報は、例えば、画像形成装置101内の全アプリケーションに対する、アプリケーション名、アプリケーションバージョン、インストール可能デバイススペックIDのリストである。また、画像形成装置101の情報は、例えば、画像形成装置101の、デバイス名、ID、デバイススペック情報である。
アプリケーションインストール部393は、外部装置からアプリケーションをインストールする。アプリケーションインストール部393は、画像形成装置101へのアプリケーションインストールの際、アプリケーションに対応するライセンスの検証を行う。
契約管理サービス1101は、画像形成装置101の契約に関する情報である契約情報を管理する。本実施形態では、契約管理サービス1101は、画像形成装置101に対応するアプリケーションを管理する。契約管理サービス1101が、アプリケーションのライセンスを管理するようにしてもよいし、ライセンス以外の任意の契約情報(例えば、画像形成装置101のライフサイクルの情報等)を管理するようにしてもよい。
契約管理サービス1101は、アプリケーション情報取得部394、アプリケーション構成部395、テナント別アプリケーション情報保持部396、アプリケーション保持部397を備える。
アプリケーション情報取得部394は、画像形成装置101から、画像形成装置101内の全てのアプリケーション関連情報と、画像形成装置101の情報を取得する。アプリケーション情報取得部394は、インターネット104およびネットワーク106、あるいはネットワーク106を介して、アプリケーション関連情報と、画像形成装置101の情報を取得する。
アプリケーション構成部395は、ユーザ装置である端末装置102から、画像形成装置の再構成に伴って必要となる、画像形成装置に適用するアプリケーションの再配置を求める要求であるアプリケーション再配置要求を受信する要求受け付け手段として機能する。アプリケーション再配置要求は、画像形成装置に適用するアプリケーションの再配置を求める要求である。端末装置102は、例えば画像形成装置の再構成が必要となった場合に、アプリケーションの再配置要求をアプリケーション構成部395に送信する。アプリケーション再配置要求は、あるテナントにおける再構成後の画像形成装置101のアプリケーション構成変更情報を含む。アプリケーション構成変更情報は、画像形成装置に適用するアプリケーションの再配置に関する情報(再配置情報)である。
アプリケーション構成部395は、テナント別アプリケーション情報保持部396内の該当テナントに対応する、再構成前の画像形成装置101のアプリケーション情報とアプリケーション構成変更情報とを比較する。そして、アプリケーション構成部395は、この比較結果に基づいて、テナント別アプリケーション情報保持部396内のアプリケーション情報を再構成する。
本実施形態では、あるテナントにおける2台の画像形成装置に分散して配置されている3つのアプリケーションを、新たに導入する1台の画像形成装置にまとめて再配置することを想定する。具体的には、再構成前の画像形成装置は、デバイス識別子が“AAA00001”である画像形成装置と、デバイス識別子が“BBB00003”である画像形成装置である。また、再構成後の画像形成装置は、デバイス識別子が“CCC00005”である画像形成装置である。
本発明が適用される画像形成装置の再配置は、上述した例に限定されない。例えば、再構成前の画像形成装置が、画像形成装置A、Bという2台の画像形成装置であり、再配置後の画像形成装置が、画像形成装置A、B,Cという3台の画像形成装置であってもよい。再構成前の画像形成装置AにアプリケーションAとBとが適用されており、再構成前の画像形成装置BにアプリケーションCが適用されていてもよい。そして、再構成後の画像形成装置AにアプリケーションAが、再構成後の画像形成装置BにアプリケーションBが、再構成後の画像形成装置CにアプリケーションCが適用されるようにしてもよい。
テナント別アプリケーション情報保持部396は、テナント別アプリケーション情報を保持する。テナント別アプリケーション情報は、契約管理サービス1101が管理する、各テナントに所属する画像形成装置101と、画像形成装置101にインストールされているアプリケーションに関する情報である。テナント別アプリケーション情報は、テナント別デバイス情報と、デバイス別アプリケーション情報と、アプリ対応スペック情報と、デバイススペック情報とを含む。
図6は、テナント別デバイス情報とデバイス別アプリケーション情報の例を示す図である。図6(A)は、テナント別デバイス情報を示す。テナント別デバイス情報は、テナント識別子(Tenant_ID)1101と、デバイス識別子(Device_ID)1102と、稼動状態(Status)1103といったデータ項目を有する。
テナント識別子1101は、テナントを一意に識別する識別情報を示す。デバイス識別子1102は、当該テナントに属する画像形成装置を一意に識別する識別情報を示す。稼動状態1103は、当該画像形成装置の稼動状態を示す。
図6(B)は、デバイス別アプリケーション情報を示す。デバイス別アプリケーション情報は、デバイス識別子(Device_ID)1104と、アプリケーション識別子(App_ID)1105と、アプリケーションバージョン(App_Version)1106といったデータ項目を有する。
デバイス識別子1104は、図6(A)のデバイス識別子1102と同様である。アプリケーション識別子1105は、デバイス識別子1104に対応する画像形成装置にインストールされているアプリケーションである。アプリケーションバージョン1106は、当該アプリケーションのバージョン番号である。
図7は、アプリ対応スペック情報とデバイススペック情報の例を示す図である。図7(A)は、アプリ対応スペック情報を示す。アプリ対応スペック情報は、アプリケーション識別子(App_ID)1401と、アプリケーションバージョン(App_Version)1402と、デバイススペック識別子(Device_Spec_ID)1403といったデータ項目を有する。
アプリケーション識別子1401は、図6(B)のアプリケーション識別子1105と同様である。アプリケーションバージョン1402は、図6(B)のアプリケーション識別子1105と同様である。デバイススペック識別子は、デバイススペックを一意に識別する識別情報である。デバイススペックは、アプリケーション識別子1401に対応するアプリケーションの動作環境を示す。デバイススペックは、画像形成装置の種類に応じて規定される。したがって、デバイススペックは、画像形成装置に実装された当該アプリケーションの動作条件として機能する。すなわち、アプリ対応スペック情報は、予め記憶手段に記憶された、画像形成装置のアプリケーション動作条件に関する動作条件情報として機能する。
図7(B)は、デバイススペック情報を示す。デバイススペック情報は、機種名(Device_Name)1404、デバイス識別子(Device_ID)1405、デバイススペック識別子(Device_Spec_ID)1406といったデータ項目を有する。機種名1404は、画像形成装置の機種名である。デバイス識別子1405は、図6(A)のデバイス識別子1102と同様である。デバイススペック識別子1406は、図7(A)のデバイススペック識別子1403と同様である。
図3に戻って、アプリケーション保持部397は、契約管理サービス1101が管理する画像形成装置101上で動作可能な全種類、全バージョンのアプリケーションを保持する。すなわち、アプリケーション構成部395、テナント別アプリケーション情報保持部396およびアプリケーション保持部397は、画像形成装置に適用するアプリケーションを管理するアプリ管理手段として機能する。
設定値管理サービス310は、画像形成装置のコンフィグデータを管理する管理装置として機能する。設定値管理サービス310は、サーバコンピュータ群105上で提供される。
設定値管理サービス310は、仮想デバイス保持部311、機種別設定値スキーマ保持部312、機種別設定値スキーマ更新部313、テナント用コンフィグデータ保持部314、テナント用コンフィグデータ更新部315を備える。また、設定値管理サービス310は、仮想コンフィグデータ生成部316、仮想コンフィグデータ更新部317、実機器構成データ受信部318、仮想機器構成データ更新部319、仮想コンフィグデータ取得部320を備える。また、設定値管理サービス310は、仮想コンフィグデータ閲覧部321、仮想コンフィグデータ更新確認部322を備える。
仮想デバイス保持部311は、仮想デバイスを保持する。仮想デバイスは、少なくとも、仮想機器構成データと、仮想コンフィグデータと、仮想デバイスのデバイス識別子と、テナント識別子とを有する。仮想デバイス保持部311は、仮想デバイスを補助記憶装置204Cに記憶して管理する。
図8は、仮想デバイスの一例を示す図である。図8に示す仮想デバイスは、デバイス識別子802、テナント識別子803、仮想機器構成データ804、仮想コンフィグデータ805、通知フラグ806を有する。デバイス識別子802は、仮想デバイスを一意に識別する識別情報である。デバイス識別子802は、当該仮想デバイスに対応する画像形成装置101を一意に識別する識別情報に相当する。デバイス識別子802は、画像形成装置101が設定値管理サービス310に対して通知する機器構成データに含まれている。
テナント識別子803は、仮想デバイスに対応する画像形成装置101が属するテナントを一意に識別する識別情報である。仮想機器構成データ804は、仮想機器構成データを一意に識別する識別情報である。仮想機器構成データは、仮想デバイスに対応する画像形成装置101の機器構成データ(実機器構成データ)に対応する。仮想コンフィグデータ805は、仮想コンフィグデータを一意に識別する識別情報である。仮想コンフィグデータは、仮想デバイスに対応する画像形成装置101のコンフィグデータ(実コンフィグデータ)に対応する。
通知フラグ806は、画像形成装置に対して仮想コンフィグデータ805を通知済み、未通知のいずれであるかを示す。通知フラグ806に設定された「未」は、画像形成装置に対して仮想コンフィグデータ805を未通知であることを示す。通知フラグ806に設定された「済」は、画像形成装置に対して仮想コンフィグデータ805を通知済みであることを示す。
仮想コンフィグデータの更新が行われると、仮想コンフィグデータ取得部320が、当該仮想コンフィグデータを取得して、画像形成装置101に対して通知する。従って、仮想コンフィグデータ更新部317が、仮想コンフィグデータを更新すると、仮想コンフィグデータ更新部317は、当該仮想コンフィグデータに対応する通知フラグ806に「未」を設定する。また、仮想コンフィグデータ取得部320が、例えば当該仮想コンフィグデータを取得すると、仮想コンフィグデータ取得部320は、当該仮想コンフィグデータに対応する通知フラグ806に「済」を設定する。
図3に戻って、機種別設定値スキーマ保持部312は、機種別設定値スキーマを保持する。画像形成装置の各機種に対応して1つの機種別設定値スキーマが用意される。
図9は、機種別設定値スキーマの一例を示す図である。図9(A)は、機種コードが0x01の機種に対応する機種別設定値スキーマである。図9(B)は、機種コードが0x02の機種に対応する機種別設定値スキーマである。機種別設定値スキーマは、設定値識別子402、デフォルト値403、値域404、条件405といったデータ項目を有する。
設定値識別子402は、設定項目を一意に識別する識別情報である。例えば、「copy_settings.nup」は、コピー設定の面付けに関する設定項目を示す。設定値識別子402が同じであることは、違う機種であっても設定項目が同じであることを示す。デフォルト値403は、当該機種におけるデフォルト設定値である。値域404は、当該機種において設定し得る範囲の定義である。例えば、「copy_settings.nup」の値域404を参照すると、当該機種において、コピー設定として「1 in 1,2 in 1,4 in 1」の3種類から選択できることを示す。
条件405は、当該機種において設定値を利用するために必要な条件の定義である。「fax_settings.received_print」という設定項目に対応する条件405には、「ファクスユニット」が設定されている。従って、この設定項目の設定値は、ファクスユニットの装着が確認できた場合のみ有効となる。
図3に戻って、機種別設定値スキーマ更新部313は、機種別設定値スキーマ保持部312が保持する機種別設定値スキーマを更新する。例えば、新しい機種を画像形成装置のベンダが発表した場合には、ベンダの管理責任者の指示によって、新しい機種に対応する機種別設定値スキーマが登録される。また、設定項目に変更があった場合に、機種別設定値スキーマ更新部313は、機種別設定値スキーマを更新する。
テナント用コンフィグデータ保持部314は、テナントが画像形成装置に対して設定したいコンフィグデータを保持する。
図10は、テナント用コンフィグデータの一例を示す図である。テナント用コンフィグデータは、設定値識別子502と値503といったデータ項目を有する。設定値識別子502は、図9に示す機種別設定値スキーマが含む設定値識別子402と同様である。値503は、テナントが所望する共通設定の値である。「copy_settings.nup」には、「2 in 1」が設定されている。これは、テナントが保持する画像形成装置全てに「2 in 1」が設定されることを所望していることを示す。
図3に戻って、テナント用コンフィグデータ更新部315は、テナント用コンフィグデータ保持部314が保持するテナント用コンフィグデータを更新する。テナントが保持する画像形成装置の管理を行うサービスマンの操作に従って、サービスマン環境110にある端末装置102Bが、テナント用コンフィグデータの更新指示を行う。テナント用コンフィグデータ更新部315は、この更新指示に従って、テナント用コンフィグデータを更新する。なお、サービスマンは、端末装置102B内で動作するウェブブラウザに表示される設定画面上で操作する。
仮想コンフィグデータ生成部316は、機種別設定値スキーマと、テナント用コンフィグデータと、仮想機器構成データとに基づいて、仮想コンフィグデータを生成する。まず、仮想コンフィグデータ生成部316は、仮想デバイス保持部311から、図5(A)に示す仮想機器構成データを取得する。
次に、仮想コンフィグデータ生成部316は、取得した仮想機器構成データが含む機種コードを参照し、画像形成装置の機種を特定する。図5(A)に示す仮想機器構成データを例にとると、機種コードに対応する値として0x01が設定されている。従って、仮想コンフィグデータ生成部316は、画像形成装置の機種として、機種コードが0x01の機種を特定する。
次に、仮想コンフィグデータ生成部316は、特定した機種コードに対応する機種別設定値スキーマを、機種別設定値スキーマ保持部312から取得する。仮想コンフィグデータ生成部316は、例えば、機種コードが0x01に合致する、図9(A)に示す機種別設定値スキーマを取得する。
次に、仮想コンフィグデータ生成部316は、取得した機種別設定値スキーマに定義された設定値を、仮想コンフィグデータのベースとする。図9(A)に示す機種別設定値スキーマを例にとると、仮想コンフィグデータ生成部316は、「copy_settings.nup」乃至「box_settings.server_address」の5つの設定項目に対応する設定値をベースとする。
次に、仮想コンフィグデータ生成部316は、テナント用コンフィグデータ保持部314から、図10に示すテナント用コンフィグデータを取得する。仮想コンフィグデータ生成部316は、テナント用コンフィグデータが含む設定値が、機種別設定値スキーマに定義された値域に収まるかを判断する。
図10に示すテナント用コンフィグデータと図9(A)に示す機種別設定値スキーマとを例にとって説明する。テナント用コンフィグデータが含む「copy_settings.nup」という設定項目の値(設定値)は「2 in 1」である。一方、機種別設定値スキーマに定義された、当該設定項目に対応する値域は、「1 in 1,2 in
1,4 in 1」である。従って、テナント用コンフィグデータが含む設定値が、機種別設定値スキーマに定義された値域に収まっている。
テナント用コンフィグデータが含む「device_settings.sleep_time」という設定項目の値(設定値)は「10秒」である。一方、機種別設定値スキーマに定義された、当該設定項目に対応する値域は、「1分、10分、1時間」である。従って、テナント用コンフィグデータが含む設定値が、機種別設定値スキーマに定義された値域に収まらない。
テナント用コンフィグデータが含む設定値が、機種別設定値スキーマに定義された値域に収まらない場合、仮想コンフィグデータ生成部316は、機種別設定値スキーマに定義されたデフォルト値を取得する。この例では、「10分」というデフォルト値を取得する。仮想コンフィグデータ生成部316は、取得したデフォルト値を、仮想コンフィグデータにおける、当該設定項目の設定値として用いる。
テナント用コンフィグデータが含む設定値が、機種別設定値スキーマに定義された値域に収まっている場合、仮想コンフィグデータ生成部316は、テナント用コンフィグデータが含む設定値を、仮想コンフィグデータの当該設定項目に対応する設定値とする。
次に、仮想コンフィグデータ生成部316は、仮想機器構成データが、機種別設定値スキーマに定義された条件を満たすかを判断する。図9(A)に示す機種別設定値スキーマを参照すると、「copy_settings.nup」に対応する条件は特にない。従って、図5(A)に示す仮想機器構成データは、「copy_settings.nup」に対応する条件を満たす。
しかし、「fax_settings.received_print」に対応する条件は「ファクスユニット」であるのに対し、機器構成データが含む「ファクスユニット」の値として「なし」が設定されている。従って、仮想機器構成データは、当該設定項目に対応する条件を満たさない。
仮想機器構成データが機種別設定値スキーマに定義された条件を満たさない場合、仮想コンフィグデータ生成部316は、機種別設定値スキーマに定義されたデフォルト値403を取得する。この例では、仮想コンフィグデータ生成部316は、「fax_settings.received_print」に対応するデフォルト値である「OFF」を取得する。仮想コンフィグデータ生成部316は、取得したデフォルト値を、仮想コンフィグデータにおける、当該設定項目の設定値として用いる。
図3に戻って、仮想コンフィグデータ更新部317は、仮想コンフィグデータ生成部316が生成した仮想コンフィグデータで、仮想デバイス保持部311が保持する仮想デバイスが有する仮想コンフィグデータを更新する。
具体的には、仮想コンフィグデータ更新部317は、仮想デバイス保持部311が保持する仮想デバイスの中から、生成した仮想コンフィグデータに対応するデバイス識別子を持つ仮想デバイスを取得する。そして、仮想コンフィグデータ更新部317は、取得した仮想デバイスが有する仮想コンフィグデータを、生成した仮想コンフィグデータで更新する。仮想コンフィグデータ更新部317は、さらに、仮想デバイスの通知フラグ806が「済」である場合、「未」に設定する。通知フラグ806が「済」に設定されていることは、画像形成装置に対応する仮想コンフィグデータの変更があり、画像形成装置は新しい仮想コンフィグデータを参照する必要があることを意味する。
実機器構成データ受信部318は、画像形成装置101が備える実機器構成データ通知部306から、機器構成データ(図5)と、テナント識別子とを受信する。仮想機器構成データ更新部319は、実機器構成データ受信部318が受信した機器構成データで、仮想デバイス保持部311が保持する仮想デバイスが有する仮想機器構成データを更新する。具体的には、仮想機器構成データ更新部319は、仮想デバイス保持部311が保持する仮想デバイスの中から、実機器構成データ受信部318が受信した機器構成データに設定されたデバイス識別子を持つ仮想デバイスを取得する。そして、仮想機器構成データ更新部319は、取得した仮想デバイスが有する仮想機器構成データを、実機器構成データ受信部318が受信した機器構成データで更新する。
仮想コンフィグデータ取得部320は、インターネット104を介して、画像形成装置101が備える仮想コンフィグデータ受信部303から仮想コンフィグデータの取得要求を受け取り、仮想デバイス保持部311から仮想コンフィグデータを取得する。
仮想コンフィグデータの取得要求は、少なくとも仮想デバイスを特定するデバイス識別子を含んでいる。従って、仮想コンフィグデータ取得部320は、仮想コンフィグデータの取得要求が含むデバイス識別子を持つ仮想デバイスを探索する。仮想コンフィグデータ取得部320は、探索された仮想デバイスが有する仮想コンフィグデータを取得する。そして、仮想コンフィグデータ取得部320は、インターネット104を介して、取得した仮想コンフィグデータを要求元すなわち仮想コンフィグデータ受信部303に渡す。
仮想コンフィグデータ閲覧部321は、インターネット104を介して、外部装置からコンフィグデータの閲覧要求を受ける。コンフィグデータの閲覧要求は、HTTPプロトコル上の要求である。仮想コンフィグデータ閲覧部321は、閲覧要求に対応する仮想コンフィグデータを取得し、取得した仮想コンフィグデータの閲覧用のHTMLページを生成して要求元に返す。
仮想コンフィグデータ更新確認部322は、仮想コンフィグデータが更新されているかを確認する。具体的には、画像形成装置101が備える仮想コンフィグデータ受信部303が、インターネット104を介して、仮想コンフィグデータ更新確認部322に対して該画像形成装置101のデバイス識別子を送信する。仮想コンフィグデータ更新確認部322は、仮想デバイス保持部311が保持する仮想デバイスの中から、受信したデバイス識別子に一致する仮想デバイスを探索する。
仮想コンフィグデータ更新確認部322は、探索された仮想デバイスの通知フラグ806を参照する。通知フラグ806が「未」である場合、仮想コンフィグデータ更新確認部322は、仮想コンフィグデータの更新があったと判断する。通知フラグ806が「済」である場合、仮想コンフィグデータ更新確認部322は、仮想コンフィグデータの更新はないと判断する。仮想コンフィグデータ更新確認部322は、仮想コンフィグデータが更新されているか否かを仮想コンフィグデータ受信部303に返す。そして、仮想コンフィグデータが更新されていることを確認した仮想コンフィグデータ受信部303が、設定値管理サービス310の仮想コンフィグデータ取得部320に対して、コンフィグデータの取得要求を行う。
仮想コンフィグデータ更新確認部322が、仮想コンフィグデータ更新部317によって仮想コンフィグデータが更新されたことを契機として、仮想コンフィグデータが更新されているかを確認するようにしてもよい。そして、仮想コンフィグデータ更新確認部322が仮想コンフィグデータが更新されていることを確認した場合に、仮想コンフィグデータ取得部320が、コンフィグデータを取得し、画像形成装置101の仮想コンフィグデータに送信するようにしてもよい。
図11は、テナント用コンフィグデータの更新処理を説明するフローチャートの一例である。この例では、管理者ユーザが、端末装置102Aを用いて、テナント用コンフィグデータを更新する。フローチャートの各ステップの処理を実現するプログラムは、不揮発性メモリ202C、揮発性メモリ203C、補助記憶装置204Cのいずれかの記憶部に記憶され、CPU201Cにより実行される。
まず、テナント用コンフィグデータ更新部315が、端末装置102Aから送信された、テナント用コンフィグデータの更新要求を検知する(ステップS901)。次に、テナント用コンフィグデータ更新部315が、テナント用コンフィグデータ保持部314に対して、テナント用コンフィグデータの更新要求に対応するテナント用コンフィグデータが登録済みであるか確認する(ステップS902)。テナント用コンフィグデータの更新要求に対応するテナント用コンフィグデータが登録済みである場合は、ステップS907に進む。テナント用コンフィグデータの更新要求に対応するテナント用コンフィグデータが登録済みでない場合は、ステップS903に進む。
ステップS903において、テナント用コンフィグデータ更新部315が、テナントが保持する仮想デバイスを仮想デバイス保持部311から取得する。テナント用コンフィグデータ更新部315が、取得した仮想デバイスが含む仮想機器構成データを取得する。そして、テナント用コンフィグデータ更新部315が、取得した仮想機器構成データが含む機種コードを取得する(ステップS903)。
次に、テナント用コンフィグデータ更新部315が、取得した機種コードに対応する機種別設定値スキーマを機種別設定値スキーマ保持部312から取得する(ステップS904)。続いて、テナント用コンフィグデータ更新部315が、ステップS904において取得した機種別設定値スキーマの少なくとも1つが持つ設定項目をリストアップする(ステップS905)。そして、テナント用コンフィグデータ更新部315が、ステップS905においてリストアップした設定項目を持つ、空のテナント用コンフィグデータを生成して(ステップS906)、ステップS907に進む。
ステップS907において、テナント用コンフィグデータ更新部315が、テナント用コンフィグデータの具体的な更新指示を検知する(ステップS907)。そして、テナント用コンフィグデータ更新部315が、ステップ907において検知した更新指示に基づいて、テナント用コンフィグデータを更新する(ステップS908)。テナント用コンフィグデータ保持部314は、更新されたテナント用コンフィグデータを記憶する。
次に、仮想コンフィグデータ生成部316が、テナント用コンフィグデータが更新されたことを検知する(ステップS909)。そして、仮想コンフィグデータ生成部316が、仮想デバイス保持部311が保持する仮想デバイスから、更新が検知されたテナント用コンフィグデータのテナント識別子に合致する仮想デバイスを探索する。探索された仮想デバイスに対して順次処理を行うため、仮想コンフィグデータ生成部316は、1つの仮想デバイスを取得する。
仮想コンフィグデータ生成部316は、仮想デバイスを取得できたかを判断する(ステップS910)。全ての仮想デバイスに対して順次処理が行われ、次の仮想デバイスを取得できない場合には、処理を終了する。仮想コンフィグデータ生成部316が、次の仮想デバイスを取得できた場合は、ステップS911に進む。
ステップS911において、仮想コンフィグデータ生成部316が、処理対象の仮想デバイスから仮想機器構成データを取得する(ステップS911)。続いて、仮想コンフィグデータ生成部316が、ステップS911において取得された仮想機器構成データから機種コードを取得する。そして、仮想コンフィグデータ生成部316が、取得した機種コードに対応する機種別設定値スキーマを機種別設定値スキーマ保持部312から取得する(ステップS912)。
次に、仮想コンフィグデータ生成部316が、仮想機器構成データと、機種別設定値スキーマと、テナント用コンフィグデータとに基づいて、仮想コンフィグデータを生成する(ステップS913)。そして、仮想コンフィグデータ更新部317が、生成された仮想コンフィグデータを仮想デバイスに登録して(ステップS914)、ステップS910に戻る。ステップS914の処理によって、更新されたテナント用コンフィグデータが仮想コンフィグデータに反映される。
図12は、画像形成装置が仮想コンフィグデータを取得する処理を説明するフローチャートの一例である。図12のステップS1001乃至S1007のステップは、画像形成装置において実行される。これらのステップを実行するためのプログラムは、不揮発性メモリ202A、揮発性メモリ203A、補助記憶装置204Aのいずれかの記憶部に記憶され、CPU201Aにより実行される。また、ステップS1051乃至S1058は、サーバコンピュータ群105において実行される。これらのステップを実行するためのプログラムは、不揮発性メモリ202C、揮発性メモリ203C、補助記憶装置204Cのいずれかの記憶部に記憶され、CPU201Cにより実行される。
まず、画像形成装置101の実機器構成データ通知部306が、画像形成装置101の電源ONを検知する(ステップS1001)。続いて、実機器構成データ収集部304が、機器構成データを収集する(ステップS1002)。
次に、実機器構成データ通知部306が、画像形成装置101が備える機器の構成情報の変更があるかを判断する構成変更判断手段として機能する。具体的には、実機器構成データ通知部306が、ステップ1002で収集した実機器構成データに基づいて、設定値管理サービス310に対して未通知である実機器構成データの変更があるかを判断する(ステップS1003)。
未通知である実機器構成データの変更があった場合は、ステップS1005に進む。未通知である実機器構成データの変更がない場合は、ステップS1004に進む。新規デバイス設置時は、ステップS1005に進むことになる。
ステップ1004において、仮想コンフィグデータ受信部303が、デバイスが最新の仮想コンフィグデータを取得済みか、すなわち、仮想コンフィグデータが更新されているかを判断する(ステップS1004)。具体的には、仮想コンフィグデータ受信部303は、インターネット104を介して、設定値管理サービス310の仮想コンフィグデータ更新確認部322に対して、仮想コンフィグデータが更新されているかを確認する。仮想コンフィグデータ受信部303は、上記確認結果に基づいて、仮想コンフィグデータが更新されているかを判断する。仮想コンフィグデータが更新されていない場合は、処理を終了する。仮想コンフィグデータが更新されている場合は、ステップS1007に進む。
ステップ1005において、実機器構成データ通知部306が、実機器構成データとテナント識別子とを含むコンフィグデータ生成要求を設定値管理サービス310に通知する(ステップS1005)。すなわち、実機器構成データ通知部306は、構成情報の変更があると判断した場合に、該変更があった構成情報と画像形成装置に対応する管理単位に関する情報(テナント識別子)とを含むコンフィグデータ生成要求を送信する。通知先のアドレスは、実コンフィグデータ保持部301が保持しているアドレスである。
設定値管理サービス310は、ステップ1051において、上記通知を検知して処理を行う。設定値管理サービス310が実行する処理についての詳細は後述する。
次に、仮想コンフィグデータ受信部303が、仮想コンフィグデータの更新が完了するまで処理の実行を待ち合わせる(ステップS1006)。続いて、仮想コンフィグデータ受信部303が、設定値管理サービス310から仮想コンフィグデータを受信する。すなわち、仮想コンフィグデータ受信部303は、コンフィグデータ生成要求に応じて仮想コンフィグデータを生成(更新)した設定値管理サービス310から、画像形成装置101に対応する動作設定情報を取得する。そして、仮想コンフィグデータ更新部317が、受信された仮想コンフィグデータを実コンフィグデータとして更新する(ステップS1007)。実コンフィグデータは、実コンフィグデータ保持部301によって記憶される。すなわち、実機器構成データ通知部306および仮想コンフィグデータ受信部303は、以下の処理を実行する取得要求手段として機能する。取得要求手段は、動作設定情報の取得要求を設定値管理サービス310に対して送信し、該動作設定情報の取得要求に対する応答として設定値管理サービス310から該動作設定情報を取得する。
ステップ1051において、設定値管理サービス310の実機器構成データ受信部318が、画像形成装置101から実機器構成データとテナント識別子とを含むコンフィグデータ生成要求を受信する(ステップS1051)。
次に、仮想機器構成データ更新部319が、仮想デバイス保持部311が保持する仮想デバイスの中から、S1051で受信したコンフィグデータ生成要求が含む実機器構成データとテナント識別子とに合致する仮想デバイスを検索する(ステップS1054)。合致する仮想デバイスが検索された場合は、ステップS1054に進む。合致する仮想デバイスが検索されなかった場合は、ステップ1053に進む。新規デバイス設置時など、画像形成装置が初めて設定値管理サービス310と通信を行った時には、仮想デバイスを検索できない場合がある。従って、この場合はステップS1053に進む。
ステップS1053において、仮想機器構成データ更新部319が、空の仮想デバイスを生成して(ステップS1053)、ステップS1054に進む。続いて、仮想機器構成データ更新部319が、S1052において検索された仮想デバイスの仮想機器構成データを、ステップS1051において受信したコンフィグデータ生成要求が含む実機器構成データで更新する(ステップS1054)。また、仮想機器構成データ更新部319は、ステップS1053において生成された仮想デバイスの仮想機器構成データとして、ステップS1051において受信したコンフィグデータ生成要求が含む実機器構成データを設定する。これにより、画像形成装置101に対応する仮想デバイスが更新される。
次に、仮想コンフィグデータ生成部316が、ステップS1056において更新された仮想機器構成データから機種コードを取得する。そして、仮想コンフィグデータ生成部316が、取得した機種コードに該当する機種別設定値スキーマを機種別設定値スキーマ保持部312から取得する(ステップS1055)。
次に、仮想コンフィグデータ生成部316が、テナント用コンフィグデータを取得する(ステップS1056)。具体的には、仮想コンフィグデータ生成部316は、テナント用コンフィグデータ保持部314が保持するテナント用コンフィグデータから、ステップS1051において受信されたテナント識別子に対応するテナント用コンフィグデータを取得する。
次に、仮想コンフィグデータ生成部316が、仮想機器構成データ、機種別設定値スキーマ、テナント用コンフィグデータに基づいて、仮想コンフィグデータを生成する(ステップS1057)。ステップ1057の処理は、図11のステップS913の処理と同様である。すなわち、仮想コンフィグデータ生成部316は、コンフィグデータ生成要求が含む構成情報(機器構成データ)に基づいて画像形成装置101に対応するコンフィグデータを生成する生成手段として機能する。
次に、仮想コンフィグデータ更新部317が、生成された仮想コンフィグデータを、該当する仮想デバイスに登録、更新する(ステップS1058)。ステップS1058においては、さらに、仮想コンフィグデータ取得部320が、生成された仮想コンフィグデータを画像形成装置101の仮想コンフィグデータ受信部303に対して送信する。すなわち、実機器構成データ受信部318、仮想機器構成データ更新部319、仮想コンフィグデータ生成部316、仮想デバイス保持部311および仮想コンフィグデータ取得部320は、以下の処理を実行する動作設定情報管理手段として機能する。この動作設定情報管理手段は、コンフィグデータを管理し、画像形成装置からのコンフィグデータの取得要求に応じて、該画像形成装置に対して該画像形成装置に対応するコンフィグデータを送信する。
次に、本実施形態の情報処理システムが実行する、画像形成装置に対するアプリケーションの再配置処理について説明する。アプリケーションの再配置処理は、以下のステップA乃至Cにしたがって順次実行される。
ステップA.端末装置とサーバコンピュータ群によるアプリケーション再構成情報の作成と配信
ステップB.端末装置と画像形成装置による再構成確定情報に基づいたアプリケーションの再構成
ステップC.端末装置と画像形成装置による再構成確定アプリケーション(再構成アプリ)の開始
ステップD.端末装置とサーバコンピュータ群によるアプリケーション再構成確定情報の反映
なお、本発明の適用は、アプリケーションの再配置処理に限定されない。例えば、本発明は、契約管理サービス1101が管理する当該アプリケーションのライセンスの再配置処理にも適用することができる。
<端末装置とサーバコンピュータ群によるアプリケーション再構成情報の作成と配信>
図13は、端末装置102と、サーバコンピュータ群105の契約管理サービス1101による、アプリケーション再配置情報の作成を説明するアクティビティ図の例である。
まず、端末装置102が、契約管理サービス1101に対して、各テナントにおける画像形成装置101に対応するアプリケーション構成情報を、RESTを用いて要求する(ステップS2001)。アプリケーション構成情報は、画像形成装置101の属性情報と、当該画像形成装置101にインストールされているアプリケーションの属性情報とを含む。画像形成装置101の属性情報は、例えば、機種名、デバイス識別子、デバイススペックである。アプリケーションの属性情報は、例えば、アプリケーション識別子、バージョン番号、デバイススペックである。
端末装置102が、アプリケーション構成情報の要求の送信に成功したかを判定する(ステップS2002)。アプリケーション構成情報の要求の送信に成功した場合、契約管理サービス1101のアプリケーション情報取得部394が、テナント別アプリケーション情報保持部396からテナント別アプリケーション情報(図6(A)乃至図7(B))を取得する。そして、アプリケーション情報取得部394が、取得したテナント別アプリケーション情報に基づいて、要求元テナントに属する画像形成装置のアプリケーション構成情報を生成する(ステップS2003)。例えば、アプリケーション情報取得部394は、テナントAに属する画像形成装置のアプリケーション構成情報を生成する。
デバイス情報の要求の送信に失敗した場合、端末装置102は、エラーメッセージを表示して処理を終了する(ステップS2006)。本実施形態における、上記RESTを用いたアプリケーション構成情報の要求の例は、以下のとおりである。この要求は、テナントAに対応する画像形成装置のアプリケーション構成情報の送信を求めている。
http://api.servercomputer.com/device−info.sxml?tenant_id=A
次に、アプリケーション情報取得部394が、アプリケーション構成情報の生成の成否の判定を行う(ステップS2004)。アプリケーション構成情報の生成に成功した場合、アプリケーション情報取得部394は、要求元端末装置102に対して、当該アプリケーション構成情報を送信する(ステップS2005)。本実施形態では、アプリケーション構成情報は、例えば、図14に示すSXMLフォーマット形式で生成される。
図13に戻って、アプリケーション構成情報の生成に失敗した場合、アプリケーション情報取得部394は、エラーメッセージを端末装置102に送信する(ステップS2006)。アプリケーション情報取得部394からアプリケーション構成情報を受信した端末装置102は、このアプリケーション構成情報を表示する(ステップS2007)。
図15は、端末装置におけるアプリケーション構成情報が表示されたユーザインタフェースの例を示す図である。このユーザインタフェースには、テナント内のデバイス一覧が表示され、さらにテナント内の各デバイスにインストールされているアプリケーション一覧が表示される。図15中の文字“Source”は、表示されているデバイスが再構成前のデバイス(既存のデバイス)であることを示す。この例では、既存のデバイスDev_A内に、アプリケーションApp_AおよびアプリケーションApp_Bが存在する。また、既存のデバイスDev_B内に、アプリケーションApp_Cが存在する。
管理者は、図15に示すユーザインタフェース上に表示されたアプリケーション構成情報を編集し、アプリケーション再配置要求を生成することができる。アプリケーション再構成要求は、再構成後の画像形成装置に対するアプリケーションの再配置を求める要求である。
図16は、アプリケーション再配置要求の生成処理を説明する図である。図15に示すユーザインタフェース上でのユーザ操作にしたがって、端末装置102は、図16に示す画面を表示する。図16中の“Destination”は、再構成後の画像形成装置と当該画像形成装置に適用することが必要なアプリケーションの表示欄(転送先表示欄)である。端末装置102は、転送先表示欄に表示された内容に応じたアプリケーション再構成要求を生成する。
この例では、管理者は、Dev_A、Dev_BにインストールされているApp_A乃至App_Cを、新たに配置されたデバイスDev_Cに集約しようとするものとする。したがって、端末装置102は、例えば、デバイスDev_CへのApp_A乃至App_Cのインストールを求めることを指示するアプリケーション構成変更情報を生成する。そして、端末装置102は、生成したアプリケーション構成変更情報を含むアプリケーション再配置要求を生成する(図13のステップS2008)。
次に、端末装置102は、アプリケーション再配置要求の生成の成否を判定する(ステップS2009)。アプリケーション再配置要求の生成が成功した場合、端末装置102は、アプリケーション再配置要求を、例えば図17に示すSXMLフォーマットにてパッケージする。
図17は、アプリケーション再配置要求に含まれるアプリケーション構成変更情報を示す。テナント識別子の一階層下に、テナントの所有する画像形成装置のうち、再構成後の画像形成装置がリストされ、さらに当該画像形成装置の一階層下に、当該画像形成装置の属性情報がリストされる。画像形成装置の属性情報には、画像形成装置の機種名、画像形成装置のデバイス識別子、画像形成装置のデバイススペック識別子、アプリケーション一覧がリストされる。アプリケーション一覧は、再構成後の画像形成装置に適用することが必要なアプリケーションの一覧である。さらに、リストされたアプリケーションの一階層下に、各アプリケーションの属性情報がリストされる。各アプリケーションの属性情報には、アプリケーション名、バージョン番号、当該アプリケーションがインストール可能な画像形成装置のデバイススペック識別子がリストされる。すなわち、アプリケーション構成変更情報は、少なくとも再配置後の画像形成装置のアプリケーション動作条件(デバイススペック)を有する属性情報と、適用要求アプリの属性情報とを含む。適用要求アプリは、端末装置102が再構成後の画像形成装置への適用を求めるアプリケーションである。
図13に戻って、端末装置102は、パッケージしたアプリケーション再配置要求を、契約管理サービス1101のアプリケーション情報取得部394に送信する(ステップS2010)。アプリケーション再配置要求の生成に失敗した場合、端末装置102は、エラーメッセージを表示して処理を終了する(ステップS2006)。
次に、端末装置102が、アプリケーション再配置要求の送信の成否を判定する(ステップ2011)。アプリケーション再配置要求の送信が成功した場合、アプリケーション情報取得部394は、上記SXMLフォーマットにてパッケージされたアプリケーション再配置要求を取得する(ステップS2012)。アプリケーション再配置要求の送信が失敗した場合(ステップS2011)、端末装置102は、エラーメッセージを表示して、処理を終了する(ステップS2006)。
次に、アプリケーション情報取得部394が、アプリケーション再配置要求の取得の成否を判定する(ステップS2013)。アプリケーション再配置要求の取得に成功した場合、アプリケーション構成部395が、アプリケーション再構成確定情報を生成し(ステップS2014)、端末装置102に返す。アプリケーション再構成確定情報は、再構成後の画像形成装置と、再構成後のアプリケーションに適用することが確定したアプリケーションに関する情報(再構成情報)である。すなわち、アプリケーション構成部395は、以下の処理を実行する応答手段として機能する。アプリケーション構成部395は、アプリケーション再配置要求に含まれる再配置情報(アプリケーション構成変更情報)に基づいて、再構成後の画像形成装置に対応するアプリケーションを再構成アプリとして決定する。アプリケーション構成部395は、再構成後の画像形成装置と再構成アプリに関する再構成情報を端末装置102に対して応答する。
図18は、アプリケーション再構成確定情報の例を示す図である。アプリケーション再構成確定情報は、再構成後の画像形成装置に適用されるアプリケーションの属性として“ver_up”属性が付与されている。“ver_up”属性は、アプリケーション構成変更情報が含むアプリケーションのバージョンアップが必要か否かを示す。“ver_up”属性が“t”であることは、当該アプリケーションを再構成後の画像形成装置にインストールするためにはバージョンアップが必要であることを示す。“ver_up”属性が“nil”であることは、当該アプリケーションを再構成後の画像形成装置にインストールするためにバージョンアップが必要でないことを示す。すなわち、アプリケーション再構成確定情報は、少なくとも再配置後の画像形成装置の属性情報と該再配置後の画像形成装置に適用する再構成アプリの属性情報とを含む。
アプリケーション構成部395は、アプリケーション再配置要求に含まれるアプリケーション構成変更情報と、テナント別アプリケーション情報保持部396が保持するテナント別アプリケーション情報とに基づいて、アプリケーション再構成確定情報を生成する。アプリケーション再構成確定情報の生成処理については、図20を参照して後述する。
図13に戻って、アプリケーション構成部395は、ステップS2014においてアプリケーション再構成確定情報を作成し終えると、アプリケーション再構成確定情報を端末装置102に送信する。端末装置102は、アプリケーション構成部395から受信したアプリケーション再構成確定情報の内容を画面表示する(ステップS2015)。再構成要求情報の取得に失敗した場合、アプリケーション情報取得部394が、端末装置102に当該取得の失敗を示す情報を送信し、端末装置102が、エラーメッセージを表示して、処理を終了する(ステップS2006)。
図19は、アプリケーション再構成確定情報の内容が表示されたユーザインタフェースの例である。図19中の“Destination”という文字が表示された欄(転送先表示欄)に表示された内容が、アプリケーション再構成確定情報の内容に対応する。
“★”マークの付いているアプリケーションは、アプリケーション再構成確定情報が含むアプリケーションのうち、“ver_up”属性が“t”、つまり画像形成装置にインストールするためにバージョンアップが必要なアプリケーションを示す。
図13に戻って、図19に示すユーザインタフェース上に表示されたアプリケーション再構成確定情報の内容を確認した管理者の操作にしたがい、端末装置102が、以下の処理を実行する。端末装置102は、契約管理サービス1101に対し、アプリケーション再構成確定情報を要求する(ステップS2016)。
次に、契約管理サービス1101のアプリケーション構成部395が、端末装置102に対して、アプリケーション再構成確定情報を送信する(ステップS2017)。そして、アプリケーション構成部395が、アプリケーション再構成確定情報の送信に成功したかを判定する(ステップS2017)。アプリケーション再構成確定情報の送信に失敗した場合は、ステップS2006に戻る。アプリケーション再構成確定情報の送信に成功した場合、端末装置102が、アプリケーション再構成確定情報を取得する(ステップS2019)。
図20は、図13のステップS2014におけるアプリケーション再構成確定情報の生成処理を説明するフローチャートである。まず、アプリケーション構成部395が、図17に示すアプリケーション構成変更情報を読み込む(ステップS2401)。続いて、アプリケーション構成部395が、アプリケーション構成変更情報が含むアプリケーションを対象として、再構成後の画像形成装置にインストールできるかを判断する(ステップS2402)。アプリケーションが再構成後の画像形成装置にインストールできる場合は、ステップS2408に進む。アプリケーションが再構成後の画像形成装置にインストールできない場合は、ステップS2403に進む。
ステップS2402における判断処理の例について、以下に説明する。まず、アプリケーション構成部395が、図17に示すアプリケーション構成変更情報が含む、最初にリストされたアプリケーションのアプリケーション名“App_A”とバージョン番号“1.0”とを取得する。
アプリケーション構成部395が、図7(A)に示すアプリ対応スペック情報を参照して、上記取得された“App_A”とバージョン番号“1.0”とに対応するデバイススペック識別子の値“001”を取得する。アプリケーション構成部395は、取得したデバイススペック識別子の値“001”が、アプリケーション構成変更情報(図17)が含む、再構成後の画像形成装置のデバイススペック“002”と合致するかを判断する。再構成後の画像形成装置は、デバイス識別子“CCC00005”に対応する画像形成装置である。
この例では、“001”は“002”と合致しない。したがって、アプリケーション構成部395は、“App_A”は、再構成後の画像形成装置にインストールできないと判断する。上記と同様の手法により、アプリケーション構成部395は、アプリケーション構成変更情報が含む、第3番目にリストされたアプリケーション“App_C”についても、再構成後の画像形成装置にインストールできないと判断する。
一方、アプリケーション構成変更情報が含む、第2番目にリストされたアプリケーション“App_B”については、以下の処理を通じて、アプリケーション構成部395は、再構成後の画像形成装置にインストールできると判断する。まず、アプリケーション構成部395は、アプリケーション構成変更情報から、“App_B”とバージョン番号“1.0”を取得する。
次に、アプリケーション構成部395が、図7(A)に示すアプリ対応スペック情報を参照して、上記取得された“App_B”とバージョン番号“1.0”とに対応するデバイススペック識別子の値“*”を取得する。“*”は、デバイススペックの制限がないことを示す。したがって、“App_B”とバージョン番号“1.0”とに対応するデバイススペックは、再構成後の画像形成装置のデバイススペックと合致する。その結果、アプリケーション構成部395は、“App_B”を再構成後の画像形成装置にインストールできると判断する。
すなわち、アプリケーション構成部395は、アプリケーション再配置要求に含まれる適用要求アプリの属性情報と、図7(A)に示すアプリ対応スペック情報とに基づいて、適用要求アプリに対応するアプリケーション動作条件(デバイススペック)を特定する。該特定したアプリケーション動作条件がアプリケーション再配置要求に含まれる再配置後の画像形成装置のアプリケーション動作条件と合致する場合に、アプリケーション構成部395は、適用要求アプリを再構成アプリとして決定する。
ステップS2408において、アプリケーション構成部395が、アプリケーション保持部397から、再構成後の画像形成装置にインストールできると判断されたアプリケーション(インストール対象アプリ)を取得し、ステップS2407に進む。
ステップS2403において、アプリケーション構成部395が、インストールできないと判断したアプリケーションのリストを作成する。アプリケーション構成部395が、このリストに含まれるアプリケーション毎に、当該アプリケーションと同じアプリケーション名のアプリケーションであって、再構成後の画像形成装置にインストール可能なアプリケーションを検索する(ステップS2404)。アプリケーション構成部395が、再構成後の画像形成装置にインストール可能なアプリケーションが検索できたかを判断する(ステップS2405)。
上記ステップS2404、S2405における処理について説明する。アプリケーション構成部395が、図7(A)に示すアプリ対応スペック情報を参照して、ステップS2404において作成したリストが含むアプリケーションに対応するデバイススペックを取得する。アプリケーション構成部395は、取得したデバイススペックのうち、再構成後の画像形成装置のデバイススペック“002”と合致するデバイススペックがあるかを判断する。
再構成後の画像形成装置のデバイススペック“002”と合致するデバイススペックがある場合、アプリケーション構成部395は、図7(B)に示すデバイススペック情報を参照して、以下の処理を実行する。アプリケーション構成部395は、契約管理サービス1101が再構成後の画像形成装置を管理しているかを判断する。契約管理サービス1101が再構成後の画像形成装置を管理している場合、アプリケーション構成部395は、再構成後の画像形成装置にインストール可能なアプリケーションが検索できたと判断する。すなわち、アプリケーション構成部395は、当該再構成後の画像形成装置のデバイススペック“002”と合致するデバイススペックを持つアプリケーションを、再構成後の画像形成装置にインストール可能なアプリケーションであると判断する。
本実施形態では、ステップS2404において作成されたリストは、“App_A”と”App_C”とを含む。アプリケーション構成部395は、図7(A)に示すアプリ対応スペック情報が含む“App_A”に対応するレコードのうち、再構成後の画像形成装置のデバイススペック“002”と合致するデバイススペックに対応するレコードを特定する。この例では、第2番目のレコードが再構成後の画像形成装置のデバイススペック“002”と合致するデバイススペックに対応するレコードとして特定される。
また、アプリケーション構成部395は、図7(A)に示すアプリ対応スペック情報が含む“App_C”に対応するレコードのうち、再構成後の画像形成装置のデバイススペック“002”と合致するデバイススペックに対応するレコードを特定する。この例では、第5番目のレコードが再構成後の画像形成装置のデバイススペック“002”と合致するデバイススペックに対応するレコードとして特定される。
また、アプリケーション構成部395は、図7(B)に示すデバイススペック情報が、再構成後の画像形成装置(デバイス識別子が“CCC00005”でデバイススペックが“002”の画像形成装置)に対応するレコードがあるかを判断する。この例では、“Dev_C”に対応するレコードが、再構成後の画像形成装置に対応するレコードである。したがって、アプリケーション構成部395は、契約管理サービス1101が再構成後の画像形成装置を管理していると判断する。
そして、アプリケーション構成部395は、特定したアプリ対応スペック情報の第2番目のレコードに対応する、バージョンが“1.01”であるアプリケーション“App_A”を、再構成後の画像形成装置にインストール可能なアプリケーションとして決定する。また、アプリケーション構成部395は、上記特定したアプリ対応スペック情報の第5番目のレコードに対応する、バージョンが“1.01”であるアプリケーション“App_C”を、再構成後の画像形成装置にインストール可能なアプリケーションとして決定する。
上記決定されたアプリケーションが再構成アプリである。すなわち、アプリケーション構成部395は、アプリ対応スペック情報に基づいて、適用要求アプリと同一種類で異なるバージョンのアプリケーションのうち、再配置後の画像形成装置のアプリケーション動作条件と合致するアプリケーションを検索する。アプリケーション構成部395は、検索されたアプリケーションを再構成アプリとして決定する。これにより、再構成後の画像形成装置のスペックに応じて、適用するアプリケーションのバージョンアップをすることが可能となる。
再構成後の画像形成装置にインストール可能なアプリケーションが検索できなかった場合、アプリケーション構成部395は、インストール対象アプリを取得し(ステップS2409)、ステップS2407に進む。
再構成後の画像形成装置にインストール可能なアプリケーションが検索できた場合、アプリケーション構成部395は、アプリケーション保持部397から当該検索できたアプリケーションを取得する(ステップS2406)。そして、アプリケーション構成部395が、例えば図18に示すアプリケーション再構成確定情報を作成して(ステップ2407)、処理を終了する。
<端末装置と画像形成装置による再構成確定情報に基づいたアプリケーションの再構成>
アプリケーション再構成確定情報を取得した端末装置102は、アプリケーション再構成確定情報を含むアプリケーション再構成開始指示を画像形成装置101に対して送信することを通じて、アプリケーションの再配置を開始する。
図21および図22は、アプリケーションの再配置の開始処理を説明するアクティビティ図である。なお、リプレース前の画像形成装置101は存在していても、存在しなくてもよい。リプレース後の画像形成装置は存在し、端末装置102とインターネット104やネットワーク106を介して通信可能である必要がある。この例では、リプレース前の画像形成装置101としてデバイス識別子“AAA00001”、“BBB00003”の各々に対応する画像形成装置が存在する。また、リプレース後の画像形成装置101として、デバイス識別子“CCC00005”に対応する画像形成装置が存在する。
まず、図21に示すように、端末装置102が、あるユーザ環境100の画像形成装置101に対してするアプリケーション再構成開始指示を生成する(ステップS2101)。アプリケーション再構成開始指示は、適用するアプリケーションの再構成を指示する制御情報(再構成指示)であって、アプリケーション再構成確定情報を含む。端末装置102は、ユーザ環境100に複数の画像形成装置101がある場合、各々の画像形成装置101に対してアプリケーション再構成開始指示を送信する(ステップS2102、S2103)。
この例では、ステップS2102において、デバイス識別子“AAA00001”の画像形成装置と、デバイス識別子“BBB00001”の画像形成装置とにアプリケーション再構成開始指示が送信されるものとする。以下では、デバイス識別子“AAA00001”の画像形成装置をデバイスAとも記述する。また、デバイス識別子“BBB00001”の画像形成装置をデバイスBとも記述する。また、ステップS2103において、デバイス識別子“CCC00005”の画像形成装置(以下、デバイスCと記述)にアプリケーション再構成開始指示が送信されるものとする。デバイスCが再構成後の画像形成装置である。
端末装置102からアプリケーション再構成開始指示を受け取った画像形成装置101の処理について説明する。まず、アプリケーション管理部392が、アプリケーション再構成開始指示を受け付ける指示受け付け手段として機能する。アプリケーション管理部392が、アプリケーション再構成開始指示に含まれるアプリケーション再構成確定情報を解析する。具体的には、アプリケーション管理部392は、アプリケーションの追加、アップデートはあるか、停止しなければならないアプリケーションはあるかを解析する。これにより、アプリケーション管理部392が、アプリケーション再構成開始の準備を行う(ステップ2104)。
次に、アプリケーション管理部392が、自装置にアプリケーションの追加があるかを確認/判定する(ステップS2105,S2106)。具体的には、アプリケーション管理部392は、再構成開始指示に含まれるアプリケーション再構成確定情報から、再配置後の画像形成装置の属性情報と再構成アプリの属性情報とを取得する。アプリケーション管理部392は、取得した画像形成装置の属性情報と、再構成アプリの属性情報とに基づいて、再配置後の画像形成装置が自装置であって、かつ、自装置が有するアプリケーションにない再構成アプリがあるかを判断する。再配置後の画像形成装置が自装置であって、かつ、自装置が有するアプリケーションにない再構成アプリがある場合、アプリケーション管理部392は、自装置にアプリケーションの追加がある、つまり再構成アプリを適用する必要があると判断する。すなわち、アプリケーション管理部392は、アプリケーション再構成指示が有するアプリケーション再構成確定情報に基づいて、画像形成装置に再構成アプリを適用する必要があるかを判断する適用判断手段として機能する。
この例では、アプリケーション再構成確定情報が含む再構成後の画像形成装置のデバイス識別子は、“CCC00005”である。したがって、アプリケーション管理部392は、再配置後の画像形成装置が自装置でなく、自装置にアプリケーションの追加がないことを確認する。
アプリケーション管理部392が、自装置にアプリケーションの追加があると判断した場合、アプリケーション管理部392が、再構成アプリをダウンロードする(ステップS2107)。すなわち、契約管理サービス1101のアプリケーション構成部395が、再構成後の画像形成装置からの要求に応じて、再配置後の画像形成装置に対して再構成アプリを配信する配信手段として機能する。また、画像形成装置101のアプリケーション管理部392は、契約管理サービス1101に対して、再構成アプリの配信を要求し、該要求に応じた契約管理サービス1101から再構成アプリを取得する取得手段として機能する。続いて、アプリケーション管理部392が、再構成アプリのダウンロードの成否を判定する(ステップS2108)。再構成アプリのダウンロードに失敗した場合、アプリケーション管理部392が、端末装置102に対して処理の失敗を通知する(ステップS2116)。
再構成アプリのダウンロードに成功した場合、アプリケーション管理部392は、自装置に既にインストールされているアプリケーション一情報を参照して、自装置に停止対象アプリがあるかを確認/判断する(ステップS2109,S2110)。停止対象アプリは、再構成アプリと同一種類のアプリケーションである。デバイスAにおいては、“App_A”と“App_B”とが停止対象アプリである。停止対象アプリは、停止/アンインストール対象となる。
自装置に停止対象アプリがインストールされていない場合、アプリケーション管理部392は、アプリケーションインストール部393に指示して、再構成アプリをインストールする(ステップS2113)。すなわち、アプリケーション管理部392は、ダウンロードした再構成アプリを適用する適用手段として機能する。
自装置に停止対象アプリがインストールされている場合、アプリケーション管理部392は、当該停止対象アプリを停止する(ステップS2111)。すなわち、アプリケーション管理部392は、自装置に適用済みのアプリケーションのうち、ダウンロードされた再構成アプリに含まれるアプリケーションを停止する停止手段として機能する。アプリケーション管理部392は、停止対象アプリの停止の成否を判断する(ステップS2112)。再構成アプリの停止に失敗した場合はステップS2116に進む。停止対象アプリの停止に成功した場合は、ステップS2113に進む。
ステップS2113において、アプリケーション管理部392は、アプリケーションインストール部393に指示して、再構成アプリをインストールする(ステップS2113)。続いて、アプリケーション管理部392が、再構成アプリのインストールの成否を判定する(ステップS2114)。インストールに成功した場合、アプリケーション管理部392は、端末装置102に対して処理の成功(インストール完了)を通知する(ステップS2115)。インストールに失敗した場合、アプリケーション管理部392は、端末装置102に対して処理の失敗を通知する(ステップS2116)。
上記ステップS2106の判定処理において、自装置にアプリケーションの追加がないと判断された場合、アプリケーション管理部392が、自装置に停止対象アプリがあるかを確認/判定する(ステップS2117)。デバイス識別子が“AAA00001”であるデバイスAが処理主体の場合、上記ステップS2117において、アプリケーション管理部392は、デバイスAで動作しているアプリケーション“App_A”と“App_B”とを停止対象アプリとして確認する。自装置に停止対象アプリがない場合は、ステップS2115に進む。
自装置に再構成アプリがある場合は、アプリケーション管理部392が、再構成アプリを停止する(ステップS2119)。続いて、アプリケーション管理部392が、停止対象アプリの停止の成否を判定する(ステップS2120)。再構成アプリの停止に失敗した場合はステップS2116に進む。再構成アプリの停止に成功した場合はステップS2115に進む。
図22中に示すステップS2121乃至S2137の処理は、デバイスCが実行する処理である。ステップS2121乃至S2137の処理は、図21のステップS2104乃至S2120の処理と同様であるので、詳細な説明は省略する。この例では、アプリケーション再構成確定情報が含む再構成後の画像形成装置のデバイス識別子は、“CCC00005”である。また、自装置が有するアプリケーションにない再構成アプリ(App_A乃至App_C)がある。したがって、ステップS2122、S2123において、アプリケーション管理部392は、再配置後の画像形成装置が自装置であり、自装置にアプリケーションの追加があることを確認する。
また、ステップS2130において、アプリケーション管理部392が、再構成アプリ(App_A乃至App_C)をインストールする。また、図22のステップS2132において、アプリケーション管理部392が端末装置102に対して処理の成功を通知すると、図21のステップS2139に進む。
図21に戻って、ステップS2138,S2139において、端末装置102が、画像形成装置101からインストールの完了を受信する。そして、端末装置102が、アプリケーションの再配置完了状態を画面表示する(ステップS2140)。
<端末装置と画像形成装置による再構成アプリの開始>
図23および図24は、再構成アプリ開始指示を受ける画像形成装置の動作処理を示す図である。図21のステップS2140において画面表示されたアプリケーションの再配置完了状態を確認した管理者の操作にしたがって、端末装置102が、以下の処理を実行する。端末装置102は、画像形成装置101に対して、インストールされた再構成アプリを開始するように指示する。この指示を、以下では再構成アプリ開始指示と記述する。再構成アプリ開始指示は、再構成アプリの起動要求として機能する。すなわち、端末装置102は、再構成アプリ開始指示を生成して(ステップS2201)、画像形成装置101に対して再構成アプリ開始指示を送信する(ステップS2202,S2203)。この例では、再構成アプリ開始指示は、図18に示すアプリケーション再構成確定情報を含む。
ステップS2205において、デバイスAまたはBのアプリケーション管理部392は、再構成アプリ開始指示を受け付ける。そして、アプリケーション管理部392が、自装置に、再構成アプリ開始指示に含まれるアプリケーション再構成確定情報内の再構成アプリと同一種類の停止対象アプリがあるかを判断する(ステップSS2206,S2207)。自装置に停止対象アプリがない場合は、ステップS2226に進む。自装置に停止対象アプリがある場合、アプリケーション管理部392が、当該停止対象アプリをアンインストールする(ステップS2208)。
次に、アプリケーション管理部392が、停止対象アプリのアンインストールの成否を判定する(ステップS2209)。停止対象アプリのアンインストールに失敗した場合、アプリケーション管理部392が、端末装置102に対して、処理の失敗を通知する(ステップS2213)。停止対象アプリのアンインストールに成功した場合、アプリケーション管理部392が、端末装置102に対して、処理の失敗を通知する(ステップS2213)。
次に、アプリケーション管理部392が、自装置に再構成アプリがインストールされているかを確認/判断する(ステップS2226,S2227)。自装置に再構成アプリがインストールされていない場合は、ステップS2212の処理に進む。
自装置に再構成アプリがインストールされている場合、アプリケーション管理部392が、再構成アプリを開始する(ステップS2210)。すなわち、アプリケーション管理部392は、受け付けた再構成アプリ開始指示にしたがって、再構成アプリを起動する。続いて、アプリケーション管理部392が、再構成アプリの開始の成否を判断する(ステップS2211)。再構成アプリの開始に失敗した場合はステップS2213に進む。再構成アプリの開始に成功した場合はステップS2212に進み、アプリケーション管理部392が、端末装置102に対して、再構成アプリの起動完了を通知する(ステップS2212)。
ステップS2223、S2224において、端末装置102は、再構成アプリの開始完了を受信する。そして、端末装置102が、アプリケーションの起動完了状態を画面表示する(ステップS2225)。
図24中に示すステップS2214乃至S2221の処理は、デバイスCが実行する処理である。ステップS2214乃至S2221の処理は、図23のステップS2205乃至S2212の処理と同様であるので、詳細な説明は省略する。この例では、ステップS2229において、アプリケーション管理部392は、自装置に再構成アプリ(App_A乃至App_C)があると判断する。したがって、ステップS2219において、アプリケーション管理部392が、当該再構成アプリを開始する。なお、ステップS2215、S2221の処理の後は、図23のS2224の処理に進む。
図21乃至図24を参照して説明した、本実施形態の情報処理システムの動作処理によれば、以下の効果が得られる。すなわち、ネットワーク上の管理装置によってコンフィグデータを管理されている画像形成装置が再構成される際に、再構成後の画像形成装置に応じてアプリケーションの最適配置を行うことが可能となる。具体的には、再配置後の画像形成装置の数、機種などに合わせ、再構成前の画像形成装置に適用されていたアプリケーションを最適に再配置できる。また、契約管理サービス1101が画像形成装置に適用するアプリケーションのライセンスを管理する構成を採る場合、再構成後の画像形成装置の数、機種に応じて、再構成前の画像形成装置に適用されていたアプリケーションのライセンスを最適に再配置できる。
<端末装置とサーバコンピュータ群によるアプリケーション再構成確定情報の反映>
図25は、契約管理サービスへのアプリケーション再構成確定情報の反映処理を説明するフローチャートである。図23のステップS2225の処理において画面表示されたアプリケーションの起動完了状態を確認した管理者の操作にしたがって、端末装置102が、契約管理サービス1101に対して、アプリケーション起動通知を送信する(ステップS2301)。アプリケーション起動通知は、再配置後のアプリケーションが起動したことを示す情報である。アプリケーション起動通知は、図26に示すアプリケーション再構成確定情報を含む。このアプリケーション再構成確定情報においては、各々のアプリケーションの稼動状態“status”として、当該アプリケーションが起動していることを示す“t”が設定されている。このために、端末装置102は、例えば、アプリケーションの起動完了状態に応じて、図18に示すアプリケーション再構成確定情報を図26に示すアプリケーション再構成確定情報に編集する。
次に、契約管理サービス1101のアプリケーション情報取得部394が、アプリケーション起動通知を受信する(ステップS2302)。続いて、アプリケーション構成部395が、アプリケーション起動通知に含まれるアプリケーション再構成確定情報(図26)を、テナント別アプリケーション情報保持部396が保持するテナント別アプリケーション情報に反映する(ステップS2303)。これにより、例えば、図6(A)に示すテナント別デバイス情報が、図27(A)に示すテナント別デバイス情報に更新される。また、図6(B)に示すデバイス別アプリケーション情報が、図27(B)に示すデバイス別アプリケーション情報に更新される。図27(B)に示す例では、アプリケーション構成部395が、図26中のアプリケーション再構成確定情報が含むデバイス識別子”CCC00005”に対応するレコードを、再構成アプリの数だけ作成する。
図25に戻って、アプリケーション構成部395が、テナント別アプリケーション情報への反映処理の成否について判定する(ステップS2304)。テナント別アプリケーション情報への反映処理に成功した場合、アプリケーション構成部395が、処理結果(処理の成功)を端末装置102に通知する(ステップS2305)。テナント別アプリケーション情報への反映処理に失敗した場合、アプリケーション構成部395が、処理結果(処理の失敗)を端末装置102に通知する(ステップS2306)。
次に、端末装置102が、契約管理サービス1101のアプリケーション構成部395から処理結果を受信する(ステップS2307)。そして、端末装置102が、処理結果に基づいて、アプリケーションの再配置完了状態を画面表示する(ステップS2309)。
(その他の実施例)
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。この場合、そのプログラム、及び該プログラムを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
101 画像形成装置
102 端末装置
105 サーバコンピュータ群

Claims (7)

  1. 画像形成装置と、前記画像形成装置を管理する管理装置とを備える情報処理システムであって、
    前記管理装置は、
    前記画像形成装置の動作を切り替える動作設定情報を管理し、前記画像形成装置からの動作設定情報の取得要求に応じて、該画像形成装置に対して該画像形成装置に対応する動作設定情報を送信する動作設定情報管理手段と、
    前記画像形成装置に適用するアプリケーションを管理するアプリ管理手段とを備え、
    前記画像形成装置は、
    動作設定情報の取得要求を前記管理装置に対して送信し、該動作設定情報の取得要求に対する応答として前記管理装置から該動作設定情報を取得する取得要求手段と、
    前記画像形成装置に適用するアプリケーションを管理するアプリ管理手段とを備え、
    前記管理装置が備えるアプリ管理手段は、
    ユーザ装置から、前記画像形成装置の再構成に伴って必要となる、画像形成装置に適用するアプリケーションの再配置を求める要求であって、前記画像形成装置に適用するアプリケーションの再配置に関する再配置情報を含む再配置要求を受け付ける要求受け付け手段と、
    前記再配置要求に含まれる前記再配置情報に基づいて、再構成後の画像形成装置に対応するアプリケーションを再構成アプリとして決定し、前記再構成後の画像形成装置と前記再構成アプリに関する再構成情報を前記ユーザ装置に対して応答する応答手段と、
    前記再構成後の画像形成装置からの要求に応じて、前記再配置後の画像形成装置に対して前記再構成アプリを配信する配信手段とを備え、
    前記画像形成装置が備えるアプリ管理手段は、
    前記ユーザ装置から、前記再構成情報を有し、適用するアプリケーションの再構成を指示する再構成指示を受け付ける指示受け付け手段と、
    前記再構成指示が有する前記再構成情報に基づいて、前記画像形成装置に前記再構成アプリを適用する必要があるかを判断する適用判断手段と、
    前記画像形成装置に前記再構成アプリを適用する必要があると判断された場合に、前記管理装置に対して、前記再構成アプリの配信を要求し、該要求に応じた前記管理装置から再構成アプリを取得する取得手段と、
    前記取得した前記再構成アプリを適用する適用手段とを備える
    ことを特徴とする情報処理システム。
  2. 前記再配置要求は、少なくとも前記再配置後の画像形成装置のアプリケーション動作条件を有する属性情報と前記ユーザ装置が前記再構成後の画像形成装置への適用を求めるアプリケーションである適用要求アプリの属性情報とを含み、
    前記再構成情報は、少なくとも前記再配置後の画像形成装置の属性情報と該再配置後の画像形成装置に適用する前記再構成アプリの属性情報とを含み、
    前記応答手段は、前記再配置要求に含まれる適用要求アプリの属性情報と、予め記憶手段に記憶された、画像形成装置のアプリケーション動作条件に関する動作条件情報とに基づいて、前記適用要求アプリに対応するアプリケーション動作条件を特定し、該特定したアプリケーション動作条件が前記再配置要求に含まれる前記再配置後の画像形成装置のアプリケーション動作条件と合致する場合に、前記適用要求アプリを前記再構成アプリとして決定し、
    前記適用判断手段は、前記再構成情報に含まれる前記再配置後の画像形成装置の属性情報に基づいて、該再配置後の画像形成装置が自装置であるかを判断し、前記再配置後の画像形成装置が自装置である場合に、自装置に前記再構成アプリを適用する必要があると判断する
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
  3. 前記応答手段は、前記特定したアプリケーション動作条件が前記再配置要求に含まれる前記再配置後の画像形成装置のアプリケーション動作条件と合致しない場合に、前記動作条件情報に基づいて、前記適用要求アプリと同一種類で異なるバージョンのアプリケーションのうち、前記再配置後の画像形成装置のアプリケーション動作条件と合致するアプリケーションを検索し、検索されたアプリケーションを前記再構成アプリとして決定する
    ことを特徴とする請求項2に記載の情報処理システム。
  4. 前記画像形成装置が備えるアプリ管理手段は、さらに、自装置に適用済みのアプリケーションのうち、前記取得手段によって取得された再構成アプリに含まれるアプリケーションを停止する停止手段を備え、
    前記適用手段は、前記取得した前記再構成アプリの起動要求を受け付け、該受け付けた起動要求にしたがって、該再構成アプリを起動する
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の情報処理システム。
  5. 前記再配置後の画像形成装置が自装置でない場合に、前記適用判断手段は、自装置に前記再構成アプリを適用する必要がないと判断し、前記停止手段は、自装置に適用済みのアプリケーションのうち、前記再構成アプリに含まれるアプリケーションを停止する
    ことを特徴とする請求項4に記載の情報処理システム。
  6. 画像形成装置と、前記画像形成装置を管理する管理装置とを備える情報処理システムにおける前記画像形成装置の管理方法であって、
    前記画像形成装置が、動作設定情報の取得要求を前記管理装置に対して送信し、該動作設定情報の取得要求に対する応答として前記管理装置から該動作設定情報を取得する工程と、
    前記管理装置が、前記画像形成装置の動作を切り替える動作設定情報を管理し、前記画像形成装置からの動作設定情報の取得要求に応じて、該画像形成装置に対して該画像形成装置に対応する動作設定情報を送信する工程と、
    前記管理装置が、画像形成装置に適用するアプリケーションを管理する工程と、
    前記画像形成装置が、前記画像形成装置に適用するアプリケーションを管理する工程とを有し、
    前記管理装置が前記アプリケーションを管理する工程は、
    前記管理装置が、ユーザ装置から、前記画像形成装置の再構成に伴って必要となる、画像形成装置に適用するアプリケーションの再配置を求める要求であって、前記画像形成装置に適用するアプリケーションの再配置に関する再配置情報を含む再配置要求を受け付ける工程と、
    前記管理装置が、再配置要求に含まれる前記再配置情報に基づいて、再構成後の画像形成装置に対応するアプリケーションを再構成アプリとして決定し、前記再構成後の画像形成装置と前記再構成アプリに関する再構成情報を前記ユーザ装置に対して応答する工程と、
    前記管理装置が、前記再構成後の画像形成装置からの要求に応じて、前記再配置後の画像形成装置に対して前記再構成アプリを配信する工程とを有し、
    前記画像形成装置が前記アプリケーションを管理する工程は、
    前記画像形成装置が、前記ユーザ装置から、前記再構成情報を有し、適用するアプリケーションの再構成を指示する再構成指示を受け付ける工程と、
    前記画像形成装置が、前記再構成指示が有する前記再構成情報に基づいて、前記画像形成装置に前記再構成アプリを適用する必要があるかを判断する工程と、
    前記画像形成装置が、前記画像形成装置に前記再構成アプリを適用する必要があると判断された場合に、前記管理装置に対して、前記再構成アプリの配信を要求し、該要求に応じた前記管理装置から再構成アプリを取得する工程と、
    前記画像形成装置が、前記取得した前記再構成アプリを適用する工程とを有する
    ことを特徴とする管理方法。
  7. 請求項6に記載の管理方法をコンピュータに実行させる
    ことを特徴とするコンピュータプログラム。
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