JP2013186053A - 磁気センサの磁気検査装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】検査機器を複数台並べて設置した環境において、磁気シールドルームや検査機器を離間させる広い設置スペースの確保を不要にするとともに、各検査機器で簡単な構成で隣接機器からの磁場の影響を排除しながら三次元磁気センサの磁気特性を検査する。
【解決手段】一方の磁気検査機器の検査磁場発生コイルと他方の磁気検査機器のキャンセル磁場発生コイルとが、いずれかのコイルの軸を同一軸上に向けて電気的接続状態に設けられ、検査磁場発生コイルからその検査領域までの距離をL1、他方の検査領域までの距離をL2としたときに、検査磁場発生コイルが発生する検査磁場に対して、キャンセル磁場発生コイルが距離の比率L2/L1の2乗に反比例した大きさのキャンセル磁場を発生し、他方の磁気検査機器から自身の検査領域に作用する磁場をキャンセル磁場発生コイルによりキャンセルした状態で三次元磁気センサを検査する。
【選択図】 図1
【解決手段】一方の磁気検査機器の検査磁場発生コイルと他方の磁気検査機器のキャンセル磁場発生コイルとが、いずれかのコイルの軸を同一軸上に向けて電気的接続状態に設けられ、検査磁場発生コイルからその検査領域までの距離をL1、他方の検査領域までの距離をL2としたときに、検査磁場発生コイルが発生する検査磁場に対して、キャンセル磁場発生コイルが距離の比率L2/L1の2乗に反比例した大きさのキャンセル磁場を発生し、他方の磁気検査機器から自身の検査領域に作用する磁場をキャンセル磁場発生コイルによりキャンセルした状態で三次元磁気センサを検査する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、磁場を発生させながら三次元磁気センサの磁気特性等を検査する磁気センサの磁気検査装置に関する。
磁気センサの磁気特性を検査する場合、ヘルムホルツコイル等の磁場発生コイルにより発生させた磁場内に磁気センサを配置し、その磁場に対する磁気センサの出力信号を測定する。磁気センサが方位センサである場合は、磁場発生コイルを備えた磁気検査装置として地磁気シミュレータが開発されている。
このような磁気検査装置は、外部からの磁場の影響を受けないように、磁気遮蔽材で囲った磁気シールドルーム内に設置され、あるいは、近くに他の磁場発生源が存在する場合は、その磁場発生源からの磁場の影響を受けない程度に離れた場所に設置されるが、高価な磁気シールドルームが必要であったり、装置を設置するための広いスペースが必要であるなど、コスト高を招く。
そこで、外部から影響する磁場に対して逆磁場を発生させて外部磁場をキャンセルするアクティブ磁気シールド装置が開発されている。
このような磁気検査装置は、外部からの磁場の影響を受けないように、磁気遮蔽材で囲った磁気シールドルーム内に設置され、あるいは、近くに他の磁場発生源が存在する場合は、その磁場発生源からの磁場の影響を受けない程度に離れた場所に設置されるが、高価な磁気シールドルームが必要であったり、装置を設置するための広いスペースが必要であるなど、コスト高を招く。
そこで、外部から影響する磁場に対して逆磁場を発生させて外部磁場をキャンセルするアクティブ磁気シールド装置が開発されている。
特許文献1には、電子顕微鏡の真空シリンダが三次元のホルムヘルツコイルの中央に配置されるとともに、真空シリンダの近傍に、センサ(ゾンデ)がX、Y、Zの各方向に配向して三つ設置され、これらのセンサがそれぞれ磁力計、出力増幅器に接続され、各出力増幅器がそれぞれのホルムヘルツコイルに接続された装置が開示されている。センサにより検出された磁場に依存する電流をヘルムホルツコイルに流して外部からの磁場(擾乱磁場)と反対方向の磁場を形成することにより、センサの設置箇所に生ずる磁場の和が実質上零になるようにして、真空シリンダへの影響を除去している。また、各コイルからセンサへの相互干渉を除去するために、各コイルに接続された可調整抵抗及び補償巻線を各センサに設けて、これら可調整抵抗及び補償巻線の設定により、コイルからセンサに作用する磁場の影響をも除去するようにしている。
また、特許文献2には、直方体状の空間の外面をX、Y、Z方向に直交するように配設し、これら各軸方向に向けて配設した各電磁コイルの相対するシールド面位置に、その軸方向の磁気変動を測定する磁気センサがそれぞれ配設され、これら磁気センサによる測定で得られた磁気変動量をもとに、それぞれ独立に各磁気センサ設置箇所に磁気変動を相殺する方向に磁界をかけて、電磁コイルで囲まれた空間をアクティブ磁気シールド空間とする技術が開示されている。
このような特許文献記載の技術を用いれば、地磁気シミュレータのような精密な磁場制御と磁場測定が必要な磁気検査装置を設置した環境においても、隣接機器からの磁場の影響を打ち消すことができるため、機器相互を磁気遮蔽材で囲った磁気シールドルーム内に設置して区画する必要はなく、また、機器間を離間させるための広いスペースを確保する必要もなく、接近した位置に機器を配置することが可能である。
しかしながら、いずれの特許文献記載の技術も、外部からの磁場を磁気センサにより測定し、その測定値に基いて外部からの磁場とは反対方向の磁場を形成するものであるから、外部から影響受ける磁場を正確に測定する磁気センサが必要である。前述したように地磁気シミュレータ等の磁気検査装置を複数台並べて設置する場合、それぞれの検査機器において、他の検査機器からの磁場の影響を打ち消すために、各特許文献記載のように三次元のホルムヘルツコイルに対応した複数ずつの磁気センサが必要になり、装置構成が複雑になる。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、検査機器を複数台並べて設置した環境において、磁気シールドルームや検査機器を離間させる広い設置スペースの確保を不要にするとともに、各検査機器で簡単な構成で隣接機器からの磁場の影響を排除しながら三次元磁気センサの磁気特性を検査することができる磁気センサの磁気検査装置を提供することを目的とする。
本発明の磁気検査装置は、第1検査領域で三次元磁気センサの磁気特性を検査する第1検査領域用磁気検査機器と該第1検査領域から離間した第2検査領域で三次元磁気センサの磁気特性を検査する第2検査領域用磁気検査機器とを備え、これら各検査領域用磁気検査機器は、両検査領域のうち検査対象とする検査領域に検査磁場を発生して該検査領域に配置した磁気センサの磁気特性を検査するための三次元構造の検査磁場発生コイルと、該検査領域に作用する他方の検査機器からの磁場を打ち消すためのキャンセル磁場を発生する三次元構造のキャンセル磁場発生コイルとが設けられるとともに、一方の検査領域用磁気検査機器の検査磁場発生コイルと他方の検査領域用磁気検査機器のキャンセル磁場発生コイルとが、三次元のうちのいずれかのコイルの軸を同一軸上に向けて電気的接続状態に設けられ、これら電気的接続状態とされた前記検査磁場発生コイルとキャンセル磁場発生コイルとは、前記検査磁場発生コイルから前記検査対象とする検査領域までの距離をL1とし、前記検査磁場発生コイルから前記他方の検査領域までの距離をL2としたときに、前記検査磁場発生コイルが発生する検査磁場に対して、前記キャンセル磁場発生コイルが前記距離の比率L2/L1の2乗に反比例した大きさのキャンセル磁場を発生し、各検査領域用磁気検査機器は、他方の検査領域用磁気検査機器から自身の検査領域に作用する磁場を前記キャンセル磁場発生コイルによりキャンセルした状態で、前記検査磁場発生コイルから検査磁場を発生して前記検査領域に配置した三次元磁気センサの磁気特性を検査することを特徴とする。
第1検査領域及び第2検査領域の両方で磁気センサを検査する場合、各検査領域用磁気検査機器に電流を流すと、第1検査領域用磁気検査機器においては、検査磁場発生コイルにより、磁気センサの磁気特性の検査のために必要な検査磁場が第1検査領域に発生し、また、第2検査領域用磁気検査機器においても、その検査磁場発生コイルにより、必要な検査磁場が第2検査領域に発生する。このため、第1検査領域において、検査磁場だけでなく、第2検査領域用磁気検査機器からの磁場も作用するが、第1検査領域に設置されているキャンセル磁場発生コイルが、第2検査領域用磁気検査機器からの磁場を打ち消すためのキャンセル磁場を第1検査領域に発生するので、この第1検査領域においては、第2検査領域用磁気検査機器による磁場は実質零となり、第1検査領域用磁気検査機器による検査磁場のみが残る。この場合、第2検査領域用磁気検査機器から第1検査領域に影響する磁場は、第2検査領域用磁気検査機器の検査磁場発生コイルから第2検査領域までの距離をL1とし、第1検査領域までの検査磁場発生コイルからの距離をL2としたときに、これら距離の比率L2/L1の2乗に反比例して減少しており、キャンセル磁場発生コイルは、その減少した磁場を打ち消す程度のキャンセル磁場を発生すればよい。
同様にして、第2検査領域用磁気検査機器においては、検査磁場発生コイルが第2検査領域に検査磁場を発生し、第1検査領域用磁気検査機器によって第2検査領域に影響する磁場を第2検査領域に設けられたキャンセル磁場発生コイルのキャンセル磁場によって打ち消し、この第1検査領域用磁気検査機器による第2検査領域での磁場を実質零にする。
このように各検査領域用磁気検査機器のそれぞれが検査磁場発生コイルとキャンセル磁場発生コイルとを備えて、他方の検査領域での検査のために発生した検査磁場による自身の磁気検査機器の検査領域への影響をキャンセルするので、各検査領域において、他方の磁気検査機器において発生させている検査磁場がいかなる軸方向のものであっても、その磁場の影響を受けることなく、自身の検査磁場のみによって検査することができ、各軸方向の単独の磁場、あるいはこれらの合成磁場等、検査磁場を切り替えながら順次検査する場合も、断続させることなく連続して検査することができる。この場合、両検査機器における検査領域の離間距離に応じて互いの磁場の影響をキャンセルするので、両検査機器の離間距離を小さくすることが可能である。
なお、各磁場の大きさの関係は、電気的接続状態とされた検査磁場発生コイルの検査磁場に対して、キャンセル磁場発生コイルのキャンセル磁場の大きさが前述した距離の比率(L2/L1)の2乗に反比例した関係となっていればよい。
なお、各磁場の大きさの関係は、電気的接続状態とされた検査磁場発生コイルの検査磁場に対して、キャンセル磁場発生コイルのキャンセル磁場の大きさが前述した距離の比率(L2/L1)の2乗に反比例した関係となっていればよい。
また、それぞれのキャンセル磁場発生コイルで発生するキャンセル磁場が他方の検査領域に逆作用することが考えられるが、キャンセル磁場は、前述したように距離の2乗に反比例した小さい磁場であり、その逆作用は、さらに距離の2乗に反比例して小さくなるので、現実的な磁気検査装置として1m四方のヘルムホルツ型コイルを備えたものを、2m程度の離間距離で配置するものと想定すれば、実質上無視することができる。
本発明の磁気検査装置おいて、前記電気的接続状態とされた前記検査磁場発生コイルとキャンセル磁場発生コイルとは、一つの電源に直列に接続されるとともに、相互に逆向きに巻回され、コイル径に対する巻数が、前記検査磁場発生コイルに対して、前記キャンセル磁場発生コイルが前記距離の比率L2/L1の2乗に反比例した関係に設定されているものとしてもよい。
または、前記電気的接続状態とされた前記検査磁場発生コイルとキャンセル磁場発生コイルとは、相互に逆向きに巻回されるとともに、コイル径に対する巻数が同じに設定され、これらコイルに接続された電源に、前記検査磁場発生コイルに供給する電流に対して、前記距離の比率L2/L1の2乗に反比例した電流を前記キャンセル磁場発生コイルに供給する電流制御手段が設けられているものとしてもよい。
本発明の磁気検査装置によれば、各検査領域用磁気検査機器が検査対象の検査領域に発生させた検査磁場によって磁気センサを検査する際に、その検査領域に他方の磁気検査機器から及ぶ磁場をキャンセル磁場によりキャンセルするので、相互に他の磁気検査機器からの磁場の影響を受けることなく、自身の検査磁場のみによって検査することができ、一方でX軸方向の磁場により検査しているときに、他方でY軸方向の磁場により検査するなど、各磁気検査機器が独立して磁気センサの三次元の検査を行うことができる。したがって、磁気シールドルームや検査機器を離間させる広いスペースを必要とせず、また、検査対象の検査領域と他方の検査領域とのそれぞれの距離に応じたキャンセル磁場を発生するので、キャンセルすべき磁場の測定等も不要で、装置構成を簡略にすることができる。
以下、本発明の実施形態を図面を参照しながら説明する。
図1〜図4は本発明の第1実施形態の磁気検査装置を示しており、この磁気検査装置1は、第1検査領域T1と第1検査領域T1から離間した第2検査領域T2とでそれぞれ磁気検査する二組の磁気検査機器2,3を備えている。
第1検査領域用磁気検査機器2は、検査対象とする第1検査領域T1に検査磁場を発生する検査磁場発生コイル4と、第1検査領域T1に作用する第2検査領域用磁気検査機器3からの磁場を打ち消すためのキャンセル磁場を第1検査領域T1に発生するキャンセル磁場発生コイル5とを有しており、また、第2検査領域用磁気検査機器3は、検査対象とする第2検査領域T2に検査磁場を発生する検査磁場発生コイル6と、第2検査領域T2に作用する第1検査領域用磁気検査機器2からの磁場を打ち消すためのキャンセル磁場を第2検査領域T2に発生するキャンセル磁場発生コイル7とを有している。
これら検査機器2,3は、その基本構成が共通しており、以下では、第1検査領域用磁気検査機器2を代表として装置構成の詳細を説明する。
図1〜図4は本発明の第1実施形態の磁気検査装置を示しており、この磁気検査装置1は、第1検査領域T1と第1検査領域T1から離間した第2検査領域T2とでそれぞれ磁気検査する二組の磁気検査機器2,3を備えている。
第1検査領域用磁気検査機器2は、検査対象とする第1検査領域T1に検査磁場を発生する検査磁場発生コイル4と、第1検査領域T1に作用する第2検査領域用磁気検査機器3からの磁場を打ち消すためのキャンセル磁場を第1検査領域T1に発生するキャンセル磁場発生コイル5とを有しており、また、第2検査領域用磁気検査機器3は、検査対象とする第2検査領域T2に検査磁場を発生する検査磁場発生コイル6と、第2検査領域T2に作用する第1検査領域用磁気検査機器2からの磁場を打ち消すためのキャンセル磁場を第2検査領域T2に発生するキャンセル磁場発生コイル7とを有している。
これら検査機器2,3は、その基本構成が共通しており、以下では、第1検査領域用磁気検査機器2を代表として装置構成の詳細を説明する。
この第1検査領域用磁気検査機器2は、検査磁場発生コイル4が、相互に直交したX軸方向、Y軸方向、Z軸方向のそれぞれの軸方向に沿って対向する2個を一組とした3組のヘルムホルツ型コイル11,12,13から構成されており、フレーム14の両側部、上部及び下部、前面及び背面にそれぞれ一組ずつ配設され、全体として正六面体を構成するように配置されている。
具体的には、図3に示すように、フレーム14の両側部に、水平方向に沿う軸方向(X軸方向とする)を一致させた一組のX軸コイル11が設けられ、これらX軸コイル11の軸方向と直交する水平方向に軸方向(Y軸方向とする)を向けた一組のY軸コイル12がフレーム14の前面及び背面に設けられ、これらX軸コイル11とY軸コイル12との両軸方向のいずれにも直交する垂直方向に軸方向(Z軸方向とする)を向けた一組のZ軸コイル13がフレーム14の上部及び下部に設けられている。図3には、X軸、Y軸、Z軸の各軸を一点鎖線で示している。また、これらコイル11,12,13に囲まれた空間の中心位置に第1検査領域T1が設けられており、各組のコイル11,12,13により、第1検査領域T1に、X軸方向、Y軸方向、Z軸方向の3軸方向のそれぞれの単独の磁場を発生するとともに、これら3軸の合成磁場を作用させ得るようになっている。
第1検査領域T1には、プローブカード15が固定されるとともに、磁気センサ16を有するウエハ17を載置する移動可能なステージ18が設けられている。この場合、磁気センサ16は、ウエハ17から分離される前の状態であり、ウエハ17に整列状態に多数形成されたものが用いられる。プローブカード15は、このウエハ状態に並べられた多数の磁気センサ16のうちの複数個の磁気センサ16に対して同時に接触可能なプローブ群19が設けられ、これら複数個の磁気センサ16を同時に検査することができるようになっている。そして、ステージ18上に固定したウエハ17を図4の矢印で示すようにX方向、Y方向に移動しながら、プローブカード15のプローブ群19に複数個の磁気センサ16を対峙させ、この対峙状態でステージ18をZ方向に移動することにより、これら磁気センサ16にプローブ群119を接触させ、各磁気センサ16に通電して、その出力から磁気センサ16の磁気特性を検査する。この検査を3組のコイル11,12,13によりX軸、Y軸、Z軸方向に磁場を発生させながら行う。
また、キャンセル磁場発生コイル5も、検査磁場発生コイル4と同様に、相互に直交したX軸方向、Y軸方向、Z軸方向のそれぞれの軸方向に沿って対向する2個を一組とした3組のヘルムホルツ型コイル21,22,23から構成されており、図示例では、検査磁場発生コイル4よりも大きいコイル径に形成され、検査磁場発生コイル4を囲むフレーム24の両側部、上部及び下部、前面及び背面にそれぞれ一組ずつ配設され、全体として正六面体を構成するように配置されている。
一方、第2検査領域用磁気検査機器3においても、第1検査領域用磁気検査機器2と同様に、検査磁場発生コイル6は、相互に同一コイル径のX軸コイル31、Y軸コイル32、Z軸コイル33がフレーム30に一対ずつ固定されたヘルムホルツ型コイルを構成しているとともに、キャンセル磁場発生コイル7は、検査磁場発生コイル6の各コイルよりも大きいX軸コイル35、Y軸コイル36、Z軸コイル37がフレーム38に一対ずつ固定されたヘルムホルツ型コイルを構成しており、第2検査領域T2を囲んで検査磁場発生コイル6が設けられ、その外側にキャンセル磁場発生コイル7が配置されている。
そして、第1検査領域用磁気検査機器2と第2検査領域用磁気検査機器3とは、その一方の検査機器の検査磁場発生コイルと他方の検査機器のキャンセル磁場発生コイルとが、図1に示すように、3軸のうちの一つ、図示例ではX軸を同一軸線上に配置した状態に並べられており、他のY軸、Z軸は相互に平行とされている。
また、第1検査領域用磁気検査機器2の検査磁場発生コイル4と第2検査領域用磁気検査機器3のキャンセル磁場発生コイル7との各コイルはX軸、Y軸、Z軸ごとに直列に接続されて一つの電源25に接続され、同じ電流が流されるようになっている。同様に、第2検査領域用磁気検査機器3の検査磁場発生コイル6と第1検査領域用磁気検査機器2のキャンセル磁場発生コイル5との各コイルも、X軸、Y軸、Z軸ごとに直列に接続されて一つの電源に接続され、同じ電流が流されるようになっている。また、これら電気的接続状態の各軸ごとに検査磁場発生コイルとキャンセル磁場発生コイルとのコイルの巻方向が逆向きとされ、かつ異なる巻数に設定されている。
また、第1検査領域用磁気検査機器2の検査磁場発生コイル4と第2検査領域用磁気検査機器3のキャンセル磁場発生コイル7との各コイルはX軸、Y軸、Z軸ごとに直列に接続されて一つの電源25に接続され、同じ電流が流されるようになっている。同様に、第2検査領域用磁気検査機器3の検査磁場発生コイル6と第1検査領域用磁気検査機器2のキャンセル磁場発生コイル5との各コイルも、X軸、Y軸、Z軸ごとに直列に接続されて一つの電源に接続され、同じ電流が流されるようになっている。また、これら電気的接続状態の各軸ごとに検査磁場発生コイルとキャンセル磁場発生コイルとのコイルの巻方向が逆向きとされ、かつ異なる巻数に設定されている。
X軸コイルを例にとって図2により説明すると、検査磁場発生コイル4のX軸コイル11とキャンセル磁場発生コイル7のX軸コイル34とは、直列に接続され、相互に巻方向が逆向きとされ、検査磁場発生コイル4のX軸コイル11よりもキャンセル磁場発生コイル7のX軸コイル34の方が巻数が小さく設定されている。
コイルによって発生する磁場の大きさは、コイルの巻数に比例するとともに、コイル径に反比例し、ビオ・サバールの法則(定常電流が流れる導線の微小部分から所定距離離れた点に作用する磁場の大きさは、距離の2乗に反比例する)により、コイルからの距離の2乗に反比例する。
コイルによって発生する磁場の大きさは、コイルの巻数に比例するとともに、コイル径に反比例し、ビオ・サバールの法則(定常電流が流れる導線の微小部分から所定距離離れた点に作用する磁場の大きさは、距離の2乗に反比例する)により、コイルからの距離の2乗に反比例する。
したがって、検査磁場発生コイル4のX軸コイル11とキャンセル磁場発生コイル7のX軸コイル34とは、検査磁場発生コイル4のX軸コイル11から第1検査領域T1までの距離をL1とし、そのX軸コイル11から第2検査領域T2までの距離をL2としたときに、第1検査領域T1に作用する検査磁場に対して、第1検査領域T1までの距離L1に対する第2検査領域T2までの距離L2の比率(L2/L1)の2乗に反比例した大きさのキャンセル磁場を第2検査領域T2に発生するように、コイル径に対する巻数の関係を設定すればよい。例えば、検査磁場発生コイル4のX軸コイル11から第1検査領域T1までの距離L1が50cmで、そのX軸コイル11から第2検査領域T2までの距離L2が2mである場合、検査磁場発生コイル4のX軸コイル11により第2検査領域T2に作用する磁場は、第1検査領域T1で受ける磁場の(200/50)の2乗に反比例し、1/16となる。したがって、キャンセル磁場発生コイル7におけるX軸コイル34のコイル径に対する巻数を、検査磁場発生コイル4におけるX軸コイル11で発生した磁場の1/16の磁場を発生するように設定すればよい。
このような検査磁場発生コイル4とキャンセル磁場発生コイル7のX軸コイル11,34相互の関係は、Y軸コイル12,35、Z軸コイル13,36についても同様であり、各軸ごとに検査磁場発生コイル4とキャンセル磁場発生コイル7とではコイルの巻方向が逆向きとされ、かつ、検査磁場発生コイル4のY軸コイル12及びZ軸コイル13から第1検査領域T1までの距離をそれぞれL1とし、これらY軸コイル12及びZ軸コイル13から第2検査領域T2までの距離をそれぞれL2としたときに、検査磁場発生コイル4のY軸コイル12及びZ軸コイル13から第1検査領域T1までの距離L1に対する第2検査領域T2までの距離L2の比率(L2/L1)の2乗に反比例したキャンセル磁場をそれぞれ発生するようにコイル径に対する巻数が設定されている。この場合、それぞれの距離L1,L2は図2のX軸コイル11の場合と同じ符号を用いているが、X軸コイル11の場合と同一寸法になるとは限らない。
また、第2検査領域T2に検査磁場を発生する検査磁場発生コイル6に対して、第1検査領域T1にキャンセル磁場を発生するキャンセル磁場発生コイル5も、コイルの巻方向が逆向きとされ、かつ、検査磁場に対して、検査磁場発生コイル6から第2検査領域T2までの距離L1に対する第1検査領域T1までの距離L2の比率(L2/L1)の2乗に反比例したキャンセル磁場を発生するようにコイル径に対する巻数が設定されている。この場合も、それぞれの距離L1,L2は第1検査領域用磁気検査機器2の場合と同じ符号を用いているが、第1検査領域用磁気検査機器2の場合と同一寸法となるとは限らない。
そして、これら第1検査領域用磁気検査機器2と第2検査領域用磁気検査機器3とを組み合わせ、相互の検査磁場発生コイル4及びキャンセル磁場発生コイル5を第1検査領域T1及び第2検査領域T2に前述した位置関係で配置することにより、2箇所の検査領域T1,T2で別個に磁気特性の検査ができる磁気検査装置1が構成される。
このように構成した磁気検査装置1において、第1検査領域T1及び第2検査領域T2の両方で磁気検査する場合、第1検査領域用磁気検査機器2の磁場発生コイル4に電流を流すと、第2検査領域用磁気検査機器3のキャンセル磁場発生コイル7にも同じ電流が流れ、検査磁場発生コイル4においては第1検査領域T1に検査のために必要な大きさの検査磁場を発生する。この検査磁場発生コイル4で発生する磁場は、前述したように、検査磁場発生コイル4から第1検査領域T1及び第2検査領域T2までのそれぞれの距離L1,L2に応じた大きさで第2検査領域T2にも影響する。この第2検査領域T2では、キャンセル磁場発生コイル7により、検査磁場発生コイル4から第2検査領域T2に影響する磁場とは逆方向で同じ大きさのキャンセル磁場が発生して、検査磁場発生コイル4からの磁場をキャンセルする。
一方、第2検査領域用磁気検査機器3においても、磁場発生コイル6に電流を流すと、第1検査領域用磁気検査機器2のキャンセル磁場発生コイル5にも同じ電流が流れ、第2検査領域T2に検査磁場発生コイル6により検査磁場が発生し、この検査磁場発生コイル6から第1検査領域T1に影響する磁場をキャンセル磁場発生コイル5の逆方向の磁場によってキャンセルする。
したがって、両磁気検査機器2,3とも、自身の検査領域での検査のために検査磁場を発生することにより、他の磁気検査機器からの検査領域への影響はキャンセル磁場によってキャンセルするので、各検査領域T1,T2において、他の磁気検査機器からの磁場の影響を受けることなく、自身の検査磁場のみによって検査することができる。
例えば、各磁気検査機器2,3において、X軸、Y軸、Z軸の各検査磁場発生コイルにより、各軸毎に切り替えながら検査領域に各軸の磁場を順次発生させ、その検査領域に配置した磁気センサに対してプローブカードを接触させて、各軸毎の磁気特性を順次検査する場合、第1検査領域用磁気検査機器2で、例えばX軸方向の検査磁場を発生させて検査しているときには、第2検査領域用磁気検査機器3で発生する磁場がどの軸方向の磁場であっても、この第2検査領域用磁気検査機器3からの磁場の影響は第1検査領域用磁気検査装置2においてはキャンセル磁場発生コイル5によってキャンセルされるので、第1検査領域T1でX軸方向の検査磁場のみによって磁気検査することができる。Y軸方向、Z軸方向の各磁場においても同様である。
また、第2検査領域用磁気検査機器3においても、X軸、Y軸、Z軸の各方向に検査磁場を発生させて検査する際に、第1検査領域用磁気検査機器2で発生する磁場がどの軸方向の磁場であっても、自身の検査領域T2では、自身の検査磁場発生コイルから発生する検査磁場のみによって検査することができる。
これら二つの磁気検査機器2,3相互間で、互いの磁場の影響を受けずにそれぞれ独立して磁気検査することができ、各軸方向の単独の磁場、あるいはこれらの合成磁場等、検査磁場を切り替えながら順次検査する場合も、断続させることなく連続して検査することができる。
これら二つの磁気検査機器2,3相互間で、互いの磁場の影響を受けずにそれぞれ独立して磁気検査することができ、各軸方向の単独の磁場、あるいはこれらの合成磁場等、検査磁場を切り替えながら順次検査する場合も、断続させることなく連続して検査することができる。
図5は本発明の磁気検査装置の第2実施形態を示すもので、図2と同様に、X軸コイルのみを模式的に示している。この磁気検査装置は、第1実施形態と同様、第1検査領域用磁気検査機器及び第2検査領域用磁気検査機器ともに、自身の検査領域に検査磁場を発生する検査磁場発生コイルと、他方の磁気検査機器の検査領域に生じる磁場を打ち消すためのキャンセル磁場を発生するキャンセル磁場発生コイルとを有しており、それぞれが、相互に直交したX軸方向、Y軸方向、Z軸方向のそれぞれの軸方向に沿って対向する2個を一組とした3組のヘルムホルツ型コイルから構成され、一方の検査領域用磁気検査機器の磁場発生コイルと他方の検査領域用磁気検査機器のキャンセル磁場発生コイルとが電気的接続状態とされ、これら電機接続状態の検査磁場発生コイルとキャンセル磁場発生コイルとはX軸コイルが同一軸上に、Y軸コイル及びZ軸コイルが平行に配置されている。
また、電機接続状態の検査磁場発生コイルとキャンセル磁場発生コイルとは、X軸コイル、Y軸コイル、Z軸コイルとも、キャンセル磁場発生コイルの方が大きいコイル直径に形成されているが、これらのコイル径に対する巻数が同じに設定され、検査磁場発生コイルとキャンセル磁場発生コイルとで巻方向が逆向きに設定されており、検査磁場発生コイルとキャンセル磁場発生コイルとに接続された電源に、これらに供給する電流を制御する電流制御手段が設けられている。図5では、検査磁場発生コイル51のX軸コイル52とキャンセル磁場発生コイル53のX軸コイル54とが電源55に接続され、各X軸コイル52,54への電流を制御する電流制御手段56が設けられている。
この電流制御手段56は、例えば、電源55とキャンセル磁場発生コイル53の間にシャント回路を設けて、電流を距離の比率L2/L1に応じて調整するものとされる。つまり、検査磁場発生コイルに流れる電流に対して、検査磁場発生コイルから第1検査領域までの距離L1に対する第2検査領域までの距離L2の比率(L2/L1)の2乗に反比例した電流が流れるようになっている。図5では、検査磁場発生コイル51のX軸コイル52に流れる電流に対して、このX軸コイル52から第1検査領域T1までの距離L1に対する第2検査領域T2までの距離L2の比率(L2/L1)の2乗に反比例した電流がキャンセル磁場発生コイル53のX軸コイル54に流れる。このような電流制御により、検査磁場発生コイルによって第2検査領域T2に発生した検査磁場により第1検査領域T1に影響する磁場をキャンセル磁場発生コイルによってキャンセルすることができる。
その他の構成は第1実施形態のものと同様である。
その他の構成は第1実施形態のものと同様である。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、上記実施形態では、各磁気検査機器において検査磁場発生コイルの外側にキャンセル磁場発生コイルを配置したが、逆にキャンセル磁場発生コイルの外側に検査磁場発生コイルを配置してもよい。また、電気的接続状態とされる検査磁場発生コイルとキャンセル磁場発生コイルとは、コイル直径、巻数、電流を適宜組み合わせることにより、検査磁場発生コイルが発生する検査磁場に対して、キャンセル磁場発生コイルが、検査磁場発生コイルから検査対象の検査領域までの距離L1と、他方の検査領域までの距離L2との比率L2/L1の2乗に反比例した大きさのキャンセル磁場を発生するように設定すればよい。
例えば、上記実施形態では、各磁気検査機器において検査磁場発生コイルの外側にキャンセル磁場発生コイルを配置したが、逆にキャンセル磁場発生コイルの外側に検査磁場発生コイルを配置してもよい。また、電気的接続状態とされる検査磁場発生コイルとキャンセル磁場発生コイルとは、コイル直径、巻数、電流を適宜組み合わせることにより、検査磁場発生コイルが発生する検査磁場に対して、キャンセル磁場発生コイルが、検査磁場発生コイルから検査対象の検査領域までの距離L1と、他方の検査領域までの距離L2との比率L2/L1の2乗に反比例した大きさのキャンセル磁場を発生するように設定すればよい。
1…磁気検査装置、2…第1検査領域用磁気検査機器、3…第2検査領域用磁気検査機器、4…検査磁場発生コイル、5…キャンセル磁場発生コイル、6…検査磁場発生コイル、7…キャンセル磁場発生コイル、11,31…X軸コイル、12,32…Y軸コイル、13,33…Z軸コイル、14,30…フレーム、15…プローブカード、16…磁気センサ、17…ウエハ、18…ステージ、19…プローブ群、25…電源、21,35…X軸コイル、22,36…Y軸コイル、23,37…Z軸コイル、24,38…フレーム、51…検査磁場発生コイル、52…X軸コイル、53…キャンセル磁場発生コイル、54…X軸コイル、55…電源、56…電流制御手段、T1…第1検査領域、T2…第2検査領域
Claims (1)
- 第1検査領域で三次元磁気センサの磁気特性を検査する第1検査領域用磁気検査機器と該第1検査領域から離間した第2検査領域で三次元磁気センサの磁気特性を検査する第2検査領域用磁気検査機器とを備え、これら各検査領域用磁気検査機器は、両検査領域のうち検査対象とする検査領域に検査磁場を発生して該検査領域に配置した磁気センサの磁気特性を検査するための三次元構造の検査磁場発生コイルと、該検査領域に作用する他方の検査機器からの磁場を打ち消すためのキャンセル磁場を発生する三次元構造のキャンセル磁場発生コイルとが設けられるとともに、一方の検査領域用磁気検査機器の検査磁場発生コイルと他方の検査領域用磁気検査機器のキャンセル磁場発生コイルとが、三次元のうちのいずれかのコイルの軸を同一軸上に向けて電気的接続状態に設けられ、これら電気的接続状態とされた前記検査磁場発生コイルとキャンセル磁場発生コイルとは、前記検査磁場発生コイルから前記検査対象とする検査領域までの距離をL1とし、前記検査磁場発生コイルから前記他方の検査領域までの距離をL2としたときに、前記検査磁場発生コイルが発生する検査磁場に対して、前記キャンセル磁場発生コイルが前記距離の比率L2/L1の2乗に反比例した大きさのキャンセル磁場を発生し、各検査領域用磁気検査機器は、他方の検査領域用磁気検査機器から自身の検査領域に作用する磁場を前記キャンセル磁場発生コイルによりキャンセルした状態で、前記検査磁場発生コイルから検査磁場を発生して前記検査領域に配置した三次元磁気センサの磁気特性を検査することを特徴とする磁気センサの磁気検査装置。
Priority Applications (1)
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JP2012053129A JP2013186053A (ja) | 2012-03-09 | 2012-03-09 | 磁気センサの磁気検査装置 |
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017020882A (ja) * | 2015-07-10 | 2017-01-26 | 有限会社パワーテック | 3次元磁場電磁石装置 |
CN106560721A (zh) * | 2015-09-30 | 2017-04-12 | 苹果公司 | 磁力计传感器组件的高效测试 |
CN108535670A (zh) * | 2018-04-09 | 2018-09-14 | 河北工业大学 | 一种空间高频旋转磁特性测量系统及测量方法 |
US10955493B2 (en) | 2018-05-02 | 2021-03-23 | Analog Devices Global Unlimited Company | Magnetic sensor systems |
-
2012
- 2012-03-09 JP JP2012053129A patent/JP2013186053A/ja active Pending
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