JP2013182997A - 交流直流変換回路 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 交流直流変換回路1は、整流回路2と電圧変換回路4と一端が整流回路2の高電位側の出力端に負荷11を介して接続され且つ他端が整流回路2の低電位側の出力端に接続されたコンデンサC2を有し、コンデンサC2の一端から整流回路2の高電位側の出力端へコンデンサC2に蓄積された電荷を放電するための放電経路を有する。そして、整流回路2の出力電圧の瞬時値Vinが電圧閾値Vth以上の場合、整流回路2から負荷11を経由して流れる電流によりコンデンサC2を充電し、整流回路2の出力電圧瞬時値Vinが電圧閾値Vth未満の場合、コンデンサC2から整流回路2の高電位側に放電経路を介して電流を放出する充放電回路3とを備える。
【選択図】図1
Description
これに対して、従来から家庭用の交流電源から供給される交流を直流に変換して出力する交流直流変換回路が提案されている(特許文献1参照)。この特許文献1に記載された交流直流変換回路では、ダイオードブリッジからなる整流回路の出力端間に平滑用のコンデンサが接続され、当該コンデンサの両端間の電圧が降圧回路に入力される。この交流直流変換回路では、交流電源からダイオードブリッジを介してコンデンサに流れる電流によりコンデンサが充電され、それと同時に、コンデンサに蓄積された電荷が降圧回路に放電されることにより、降圧回路に電力が供給される。
これに対して、特許文献1に記載された交流直流変換回路では、コンデンサの最大充電電圧が整流回路の出力電圧の最大値に等しくなっている。従って、交流電源から供給される交流の半周期において、整流回路の出力電圧が最大値に到達した後は、整流回路の出力電圧がコンデンサの両端間に生じる電圧よりも小さくなり、交流電源から整流回路を介してコンデンサに流れこむ電流が遮断される。このように、上記交流の半周期において、整流回路の出力電圧が最大値に到達した後に交流電源から整流回路に電流が流れなくなる分、上記交流の半周期全体に亘って交流電源から整流回路に電流が流れている場合に比べて力率が低下してしまう。一方、降圧回路に入力される電圧は、降圧回路の出力電圧以下となると正常に動かなくなる。従って、交流直流変換回路を安定的に動作させるためには、降圧回路への入力電圧が高圧回路の出力電圧未満とならないようにしておく必要がある。
<1>構成
本実施の形態に係る交流直流変換回路1の回路図を図1に示す。
交流直流変換回路1は、交流電源ACに接続されたダイオードブリッジからなる整流回路2と、整流回路2の出力端に接続された充放電回路3と、充放電回路3の接続された電圧変換回路4と、電圧変換回路4を駆動するための駆動回路U1とを備えている。また、交流直流変換回路1は、駆動回路U1に一定の電圧を供給する定電圧回路5を備えている。ここで、整流回路2の高電位側の出力端は、電圧変換回路4の高電位側の入力端に接続されている。
交流電源ACは、例えば、電圧実効値100Vの交流を出力するものである。交流電源ACと整流回路2との間には、交流電源ACから整流回路2に過電流が流れるのを防止するために限流用の抵抗R1が接続されている。
充放電回路3は、コンデンサC2と、ダイオードD2と、ダイオードD3とから構成される。
ダイオードD2は、アノードがコンデンサC2の一端に接続され、カソードが整流回路2の高電位側の出力端に接続されている。つまり、ダイオードD2は、コンデンサC2から整流回路2の高電位側、即ち、電圧変換回路4の高電位側の入力端に向かって流れる電流のみ導通する一方向性素子(第1一方向性素子)である。これにより、整流回路2の出力電圧がコンデンサC2の両端間の電圧よりも高い場合に、整流回路2の高電位側の出力端からコンデンサC2に直接電流が流入するのを防止している。
ここにおいて、コンデンサC2に蓄積された電荷を電圧変換回路4に放電するための放電経路は、コンデンサC2の高電位側からダイオードD2を経由して電圧変換回路4の高電位側の入力端に至り、負荷11、電圧変換回路4の低電位側の入力端を経由してコンデンサC2に戻る経路である。
電圧変換回路4は、スイッチング素子Q1と、インダクタL2と、ダイオードD1と、コンデンサC4と、抵抗R2とを備える。スイッチング素子Q1は、Nチャネル型MOSFETからなり、ソースが抵抗R2を介して整流回路2の低電位側の出力端に接続され且つゲートが抵抗R11を介して駆動回路U1に接続されるとともに、ドレインがインダクタL2に接続されている。ここで、抵抗R2は、その両端間に生じる電圧に基づいてスイッチング素子Q1に流れるドレイン電流を検出するためのものである。インダクタL2は、一端がスイッチング素子Q1のドレインに接続され、他端がコンデンサC4に接続されている。ダイオードD1は、アノードがスイッチング素子Q1とインダクタL2との接続点に接続され、カソードが整流回路2の高電位側の出力端に接続されている。ここで、スイッチング素子Q1とインダクタL2とダイオードD1とから、降圧チョッパ回路が構成されている。コンデンサC4は、電解コンデンサからなり、インダクタL2の上記他端とダイオードD1のカソードとの間に接続されている。このコンデンサC4は、ダイオードD1のカソードに接続される側が正極性となっている。そして、負荷11は、このコンデンサC4と並列に接続されている。このコンデンサC4は、負荷11の両端間に印加される電圧を平滑化する役割を担う。そして、電圧変換回路4は、コンデンサC4の両端間に生じる電圧を負荷11に出力する。ここにおいて、電圧変換回路4は、スイッチング素子Q1を適切にオンオフすることにより、負荷11の電圧や電流、電力を略一定に維持する。
駆動回路U1は、第1スイッチング素子Q1をPWM(Pulse Width Modulation)制御により駆動させるための矩形波状の電圧波形を有する制御信号(以下、「PWM信号」と称す)を出力する。
駆動回路U1は、電源端子te0と、出力端子te1と、接地端子te2と、スイッチング素子Q1に流れるドレイン電流を検出するための電流検出端子te3とを備える。電源端子te0は、定電圧回路5の出力端に接続されている。接地端子te2は、整流回路2の低電位側の出力端に接続されている。出力端子te1は、抵抗R11を介してスイッチング素子Q1のゲートに接続されている。電流検出端子te2は、スイッチング素子Q1のソースと抵抗R2との間に接続されている。
定電圧回路5は、抵抗R51,R52と、コンデンサC53と、ツェナーダイオードZD54とを備える。ここで、抵抗R51,R52は、整流回路2の出力端間に直列に接続されている。そして、抵抗R51は、一端が整流回路2の高電位側の出力端に接続されており、抵抗R52は、抵抗R51の他端と整流回路2の低電位側の出力端との間に接続されている。コンデンサC53は、抵抗R52の両端間に接続されている。ツェナーダイオードZD54は、アノードが整流回路2の低電位側の出力端に接続され、カソードが抵抗R51,R52の接続点に接続されるとともに駆動回路U1の電源端子te0に接続されている。これにより、駆動回路U1の電源端子te0の電位は、ツェナーダイオードZD54のカソードに生じる一定の電位に維持される。
次に、本実施の形態に係る交流直流変換回路1の動作について説明する。
交流直流変換回路1の回路図と、交流直流変換回路1内における電流の流れとを図2(a)および(b)並びに図3(a)および(b)に示す。
図2は、整流回路2の出力電圧瞬時値Vinが負荷の両端間の電圧(以下、「電圧閾値」と称する。)以上であって、且つ、コンデンサC2の電圧以上場合であって、(a)はスイッチング素子Q1がオンのときの電流の流れを示し、(b)はスイッチング素子Q1がオフのときの電流の流れを示している。このコンデンサC2の最大充電電圧は、整流回路2の出力電圧瞬時値の最大値Vinmaxと負荷11に加わる電圧VLEDとの差に相当する。
図3(a)に示すように、スイッチング素子Q1がオン状態のとき、コンデンサC2の高電位側から流出した電流は、ダイオードD2、負荷11、インダクタL2、スイッチング素子Q1、抵抗R2の順に経由して、コンデンサC2の低電位側に流れ込む。このとき、整流回路2の高電位側の出力端の電位に比べて、コンデンサC2とダイオードD2のアノードとの接続点の電位が高くなっている。これにより、ダイオードD2は導通状態となる。また、コンデンサC2は、最大充電電圧(整流回路2の出力電圧の最大瞬時値から負荷11の電圧降下分だけ低い電圧)で充電された状態からコンデンサC2の静電容量で定まる時定数で減少していく。そのため、整流回路2の出力電圧Vinが電圧閾値未満になっている期間中は、コンデンサC2とダイオードD2の接続点の電位が電圧変換回路4の低電位側の出力端の電位、即ち、負荷11とインダクタL2との接続点の電位よりも高い状態となっている。これにより、ダイオードD3は非導通状態となる。また、インダクタL2に電流が流れることにより、インダクタL2に磁気的エネルギが蓄積される。
交流直流変換回路1について、整流回路2の出力電圧Vinの時間波形を図4(a)に示し、交流電源ACから整流回路2に流れる電流Iinの時間波形を図4(b)に示し、負荷11の両端間の電圧VLEDの時間波形を図4(c)に示す。
一方、図4(a)および(b)に示すように、整流回路2の出力電圧が電圧閾値未満の期間(図4中の期間Ti2)では、充放電回路3の一部を構成するコンデンサC2に蓄積された電荷が電圧変換回路4に放電される。このとき、交流電源ACから整流回路2を介して電圧変換回路4に流れる電流は遮断される。
以上のことから、交流直流変換回路1では、整流回路2の出力電圧が電圧閾値以上であってコンデンサC2の両端間の電圧以上となる期間(図4中の期間Ti1)を長くすれば、交流電源ACから整流回路2を介して電圧変換回路4に電流が流れ続ける期間が長くなり、その分、力率を向上させることができる。また、負荷11と並列にコンデンサC4が接続されていることにより、負荷11の両端間の電圧VLEDも略一定に維持することができる。実際、本実施の形態に係る交流直流変換回路1では、力率を0.73まで向上させることができる。
結局、本実施の形態に係る交流直流変換回路1は、充放電回路3は、整流回路2の出力電圧Vinの瞬時値が電圧閾値以上の場合、整流回路2の高電位側から電圧変換回路4に電流が流れるとともに、負荷11を経由する電流によりコンデンサC2を充電する。また、このコンデンサC2は、負荷11と直列に接続されており、負荷11に加わる電圧は、電圧変換回路4により変動が抑制されている。従って、コンデンサC2の両端間の電圧は、整流回路2の最大電圧瞬時値Vinmaxよりも負荷11に加わる電圧VLEDだけ低くなる。これにより、交流電源ACから供給される交流の半周期において、整流回路2の出力電圧Vinが最大値Vinmaxに到達した後に整流回路2の出力電圧VinがコンデンサC2の両端間に生じる電圧よりも大きくなる期間(図12(a)のA期間)が生じることとなり、このA期間中、交流電源ACから整流回路2を介して電圧変換回路4に電流が流れ続ける。従って、上記交流の半周期において、整流回路2の出力電圧Vinが最大値Vinmaxが到達した後、交流電源ACから整流回路2を介して電圧変換回路4に流れる電流が遮断される構成に比べて、力率向上を図ることができる。
(1)実施の形態では、整流回路2の出力電圧が電圧閾値以上の場合、充放電回路3では、電圧変換回路4からダイオードD3を介してコンデンサC2が充電される例について説明したが、これに限定されるものではない。
本変形例に係る交流直流変換回路401の回路図を図5に示す。この交流直流変換回路401は、充放電回路403と、電圧変換回路404とを備えている。なお、実施の形態と同様の構成については同一の符号を付して適宜説明を省略する。
電圧変換回路404は、スイッチング素子Q1と、インダクタL42と、ダイオードD41と、コンデンサC44と、抵抗R42とを備える。スイッチング素子Q1は、Nチャネル型MOSFETからなり、ソースが抵抗R42を介してインダクタL42に接続され且つゲートが抵抗R11を介して駆動回路U1に接続されるとともに、ドレインが整流回路2の高電位側の出力端に接続されている。この抵抗R42は、その両端間に生じる電圧に基づいてスイッチング素子Q1に流れるドレイン電流を検出するためのものである。インダクタL42は、一端がスイッチング素子Q1に接続され、他端がコンデンサC44に接続されている。ダイオードD41は、アノードが整流回路2の低電位側の出力端に接続され、カソードが抵抗R42とインダクタL42との接続点に接続されている。コンデンサC44は、電解コンデンサからなり、一端がインダクタL42の上記他端に接続され、他端が整流回路2の低電位側の出力端に接続されている。そして、負荷11は、このコンデンサC44と並列に接続されている。このコンデンサC44は、負荷11の両端間に印加される電圧を平滑化する役割を担う。
交流直流変換回路401の回路図と、交流直流変換回路401内における電流の流れとを図6(a)および(b)並びに図7(a)および(b)に示す。
図6は、整流回路2から充放電回路3への入力電圧が、コンデンサC22の両端間の電圧以上の場合であって、(a)はスイッチング素子Q1がオンのときの電流の流れを示し、(b)はスイッチング素子Q1がオフのときの電流の流れを示している。このコンデンサC22の最大充電電圧は、整流回路2の出力電圧の最大値Vinmaxと負荷11に加わる電圧VLEDとの電圧閾値に相当する。
図7(a)に示すように、スイッチング素子Q1がオン状態のとき、電流は、コンデンサC22の高電位側からスイッチング素子Q1、抵抗R42、インダクタL42、負荷11、ダイオードD22の順に経由して、コンデンサC22の低電位側に流れ込む。このとき、整流回路2の低電位側の出力端の電位に比べて、コンデンサC22とダイオードD22のカソードとの接続点の電位が低くなっている。これにより、ダイオードD22は導通状態となる。また、コンデンサC44は、最大充電電圧(負荷11の電圧降下分)で充電された状態からコンデンサC44の静電容量で定まる時定数で減少していく。そのため、整流回路2の出力電圧がコンデンサC22の両端間の電圧未満になっている期間中は、コンデンサC44の高電位側の電位が整流回路2の高電位側の出力端の電位よりも高い状態となっている。このとき、負荷11とインダクタL42との接続点の電位は、コンデンサC22とダイオードD22のカソードとの接続点の電位よりも高くなっている。これにより、ダイオードD43は非導通状態となる。また、インダクタL42に電流が流れることにより、インダクタL42に磁気的エネルギが蓄積される。
以上のことから、本変形例に係る交流直流変換回路301では、整流回路2の出力電圧が電圧変換回路4の出力電圧以上となる期間を長くすれば、交流電源ACから整流回路2を介して電圧変換回路4に電流が流れ続ける期間が長くなり、その分、力率を向上させることができる。また、負荷11と並列にコンデンサC44が接続されていることにより、負荷11の両端間の電圧VLEDも略一定に維持することができる。
図8に示すように、交流直流変換回路501では、電圧変換回路4のインダクタL2とコンデンサC4との間の接続点と、充放電回路3のダイオードD3のアノードとの間にスイッチング素子Q501が介挿されている。また、駆動回路U2は、スイッチング素子Q501を制御するための制御用の信号電圧を出力する制御端子te4を備えている。
ここにおいて、駆動回路U2は、出力端子te1の信号電圧を0Vよりも大きい所定の電圧にしてスイッチング素子Q1をオン状態にしている間、制御端子te4の信号電圧を0Vよりも大きい所定の電圧にすることによりスイッチング素子Q501をオン状態にする。一方、駆動回路U2は、出力端子te1の信号電圧を略0Vにしてスイッチング素子Q1をオフ状態にしている間、制御端子te4の信号電圧を略0Vにすることによりスイッチング素子Q501をオフ状態にする。ここで、スイッチング素子Q501のオン期間を変えることにより、コンデンサC2への充電時間を変えることができ、力率を変えることができる。また、コンデンサC2への充電電流が負荷11を介して流れるので、整流回路2の出力電圧Vinが高過ぎる場合に、スイッチング素子Q501をターンオフさせて、所定の出力電圧Vinの範囲まで低下させることができる。従って、スイッチング素子Q501をターンオンさせることにより、負荷11に流れる電流ピーク値を低くすることができるので、負荷11の寿命を長くすることもできる。
他の変形例に係る交流直流変換回路601の回路図を図9に示す。なお。図8に示す構成と同様の構成については同一の符号を付して適宜説明を省略する。
(3)実施の形態では、充放電回路3のコンデンサC2および電圧変換回路4のコンデンサC4それぞれの静電容量が一定である場合について説明したが、これに限定されるものではなく、各コンデンサC2,C4を可変コンデンサに置き換えたものであってもよい。
図10に示すように、充放電回路3が可変コンデンサC72を備え、電圧変換回路704が可変コンデンサC74を備えている。この可変コンデンサC72,C74としては、例えば、ポリバリコンやセラミックトリマコンデンサ等がある。そして、各可変コンデンサC72,C74は、可変コンデンサC72,C74の静電容量を制御する制御回路13に接続されている。この制御回路13には、ユーザインターフェース装置が接続されており、ユーザがユーザインターフェース装置から所望する力率や、負荷11に流れる電流についての所望のリプル率を入力すると、制御回路13が入力された力率やリプル率に応じて可変コンデンサC72,C74の静電容量を適宜調節する。
本変形例に係る交流直流変換回路801の回路図を図11に示す。
図11に示すように、充放電回路803が、Nチャネル型MOSFETからなるスイッチング素子Q82,Q83を備え、電圧変換回路804が、Nチャネル型MOSFETからなるスイッチング素子Q81を備える。そして、駆動回路U3は、各スイッチング素子Q81,Q82,Q83をオンオフ動作を制御するための信号電圧を出力する制御端子te4,te5,te6を備えている。
本変形例に係る交流直流変換回路801において、充放電回路3からの出力電圧波形を図12(a)に示し、駆動回路U3からスイッチング素子Q1,Q81,Q82,Q83それぞれに入力される信号電圧の時間波形を図12(b)に示す。なお、図12(a)に示すように、整流回路2からの出力電圧瞬時値が電圧閾値Vth以上の期間をA期間とし、整流回路2からの出力電圧瞬時値が電圧閾値Vthよりも小さい期間をB期間と定義する。
交流直流変換回路901では、電圧変換回路904が一次巻線L911および二次巻線L912を有するトランスTr902を備えている。このトランスTr902は、一次巻線L911の極性と二次巻線L912の極性とが同じになっている。そして、定電圧回路905では、トランスTr902の二次巻線L912と抵抗R56との接続点と整流回路2の低電位側の出力端との間にコンデンサC955が接続されている。このコンデンサC955は、二次巻線L912に対していわゆるスナバコンデンサとして機能するものである。本変形例によれば、スイッチング素子Q1がオフするタイミング(トランスTr902の一次巻線L911が磁気的エネルギを放出するタイミング)で、二次巻線L912から定電圧回路905に電流が供給される。具体的には、二次巻線L912から抵抗R56、ダイオードD57を経由してコンデンサC53に電流が流れ込み、コンデンサC53が充電されることになる。
交流直流変換回路1001では、電圧変換回路905がトランスTr902の二次巻線L912の両端間に入力端が接続されたダイオードブリッジDBを備えている点が、図13に示す構成とは相違する。ここで、ダイオードブリッジDBの高電位側の出力端が、定電圧回路905に接続され、低電位側の出力端が整流回路2の低電位側の出力端に接続されている。なお、トランスTr902において、一次巻線L911の極性と二次巻線L912とは極性とが反対であってもよい。また、定電圧回路905の一部を構成するダイオードD57は無くてもよい。
(6)実施の形態では、電圧変換回路4の一部を構成するスイッチング素子Q1がNチャネル型MOSトランジスタから構成される例について説明したが、これに限定されるものではなく、Pチャネル型MOSトランジスタを用いてもよい。さらに、スイッチング素子Q1をバイポーラトランジスタから構成してもよい。
2 整流回路
3,403,803 充放電回路
4,404,604,704,804 電圧変換回路
5 定電圧回路
11 負荷
13 制御回路
C2,C4,C22,C44,C53,C55 コンデンサ
C72,C74 可変コンデンサ
D1,D2,D3,D22,D41,D43,D57 ダイオード
L2,L42 インダクタ
L21 一次巻線
L22 二次巻線
Q1,Q81,Q82,Q83,Q501,Q901 スイッチング素子
R1,R2,R11,R42,R51,R52,R56,R62,R63,R85,R86,R87,R502,R902 抵抗
TF1 トランス
U1,U2,U3 駆動回路
ZD54 ツェナーダイオード
Claims (7)
- 交流電源から供給される交流を整流する整流回路と、
前記負荷と前記コンデンサとの接続点の電圧を前記整流回路の出力電圧の変動に連動して変動させることにより前記負荷の両端間の電圧変動を抑制する電圧変換回路と、
一端が前記整流回路の高電位側および低電位側のいずれか一方の出力端に負荷を介して接続され且つ他端が前記整流回路の他方の出力端に接続されたコンデンサを有し、当該コンデンサの一端および他端のうち前記整流回路の高電位側に接続される方から前記整流回路の高電位側の出力端へ前記コンデンサに蓄積された電荷を放電するための放電経路を有し、前記整流回路の出力電圧瞬時値が前記負荷の両端間の電圧以上の場合、前記整流回路から前記負荷を経由して流れる電流により前記コンデンサを充電し、前記整流回路の出力電圧瞬時値が前記負荷の両端間の電圧未満の場合、前記コンデンサから前記整流回路の高電位側の出力端に前記放電経路を介して放電する充放電回路とを備える
ことを特徴とする交流直流変換回路。 - 前記コンデンサの一端は、前記整流回路の高電位側の出力端に負荷を介して接続され、
前記コンデンサの他端は、前記整流回路の低電位側の出力端に接続され、
前記充放電回路は、更に、
前記放電経路に介挿され、前記コンデンサの一端から前記整流回路の高電位側の出力端に向かって流れる電流のみ導通する第1一方向性素子と、
前記コンデンサの一端と前記負荷との間に介挿され、前記負荷から前記コンデンサの一端に向かって流れる電流のみ導通する第2一方向性素子とを備える
ことを特徴とする請求項1記載の交流直流変換回路。 - 前記第1一方向性素子は、アノードが前記コンデンサの一端に接続され且つカソードが前記整流回路の高電位側の出力端に接続されたダイオードであり、
前記第2一方向性素子は、アノードが前記負荷に接続され且つカソードが前記コンデンサの一端に接続されたダイオードである
ことを特徴とする請求項2記載の交流直流変換回路。 - 前記電圧変換回路は、
スイッチング素子と、
一端が前記スイッチング素子に接続され且つ他端が前記負荷と前記コンデンサとの接続点に接続されたインダクタと、
アノードが前記スイッチング素子と前記インダクタとの接続点に接続され且つカソードが前記整流回路の高電位側の出力端に接続された第3ダイオードと、
前記インダクタの他端と前記第3ダイオードのカソードとの間に接続されたコンデンサとを備える
ことを特徴とする請求項3記載の交流直流変換回路。 - 前記コンデンサの一端は、前記整流回路の低電位側の出力端に負荷を介して接続され、
前記コンデンサの他端は、前記整流回路の高電位側の出力端に接続され、
前記充放電回路は、更に、
前記放電経路に介挿され、前記整流回路の低電位側の出力端から前記コンデンサの一端に向かって流れる電流のみ導通する第3一方向性素子と、
前記コンデンサの一端と前記負荷との間に介挿され、前記コンデンサの一端から前記負荷に向かって流れる電流のみ導通する第4一方向性素子とを備える
ことを特徴とする請求項1記載の交流直流変換回路。 - 前記第3一方向性素子は、アノードが前記整流回路の低電位側の出力端に接続され且つカソードが前記コンデンサの一端に接続されたダイオードであり
前記第4一方向性素子は、アノードが前記コンデンサの一端に接続され且つカソードが前記負荷に接続されたダイオードである
ことを特徴とする請求項5記載の交流直流変換回路。 - 前記電圧変換回路は、
スイッチング素子と、
一端が前記スイッチング素子に接続され且つ他端が負荷と前記コンデンサとの接続点に接続されたインダクタと、
アノードが前記整流回路の低電位側の出力端に接続され且つカソードが前記スイッチング素子と前記インダクタとの接続点に接続された第6ダイオードと、
前記インダクタの他端と前記第6ダイオードのカソードとの間に接続されたコンデンサとを備える
ことを特徴とする請求項6記載の交流直流変換回路。
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CN111436175A (zh) * | 2018-12-26 | 2020-07-21 | 湖南汇博电子科技股份有限公司 | 应急标志灯和灯具管理系统 |
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2012
- 2012-03-01 JP JP2012045452A patent/JP2013182997A/ja active Pending
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