JP2013181789A - Interference type optical fiber sensor - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は干渉型光ファイバセンサに関し、例えば、復調する帯域の雑音を低減する干渉型光ファイバセンサに関する。 The present invention relates to an interference optical fiber sensor, for example, an interference optical fiber sensor that reduces noise in a demodulating band.
干渉型光ファイバセンサは、センシングファイバを光ファイバ干渉計のアームとして用いたものである。具体的には、干渉型光ファイバセンサは、検出する物理量を、センシングファイバの歪みに変える。センシングファイバが歪むにつれ、干渉光は変化する。そこで、干渉型光ファイバセンサは、センシングファイバの歪みに応じて干渉光が変化することを利用することにより、物理量を検出する。これにより、干渉型光ファイバセンサは、さまざまな物理量を検出することが可能である。 The interference type optical fiber sensor uses a sensing fiber as an arm of an optical fiber interferometer. Specifically, the interference optical fiber sensor changes the physical quantity to be detected into the strain of the sensing fiber. As the sensing fiber is distorted, the interference light changes. Therefore, the interference type optical fiber sensor detects the physical quantity by utilizing the fact that the interference light changes according to the strain of the sensing fiber. Thereby, the interference type optical fiber sensor can detect various physical quantities.
例えば、後述する非特許文献1及び非特許文献2には、音響信号を検出するセンサが記載されている。また、後述する非特許文献3には、磁気信号を検出するセンサが記載されている。
For example, Non-Patent
図16は、非特許文献1に示された方式(以下、従来技術1と称する)の説明図である。図16には、従来技術1の干渉型光ファイバセンサの構成と、そのパルス波形とが図示されている。まず、従来技術1の干渉型光ファイバセンサの構成について説明する。従来技術1の干渉型光ファイバセンサは、オシレータ1、パルス光源2、光カプラ3、光周波数シフタ4、遅延補償ファイバ5、光カプラ6、光アンプ7、光カプラ8、センシングファイバ9、ミラー10、ミラー11、O/E(Opto/Electronics)変換器12、及び復調器13等を備えている。復調器13は、A/D変換器21、参照信号発生器22、参照信号発生器23、乗算器24、乗算器25、LPF(Low Pass Filter)26、LPF27、逆正接演算器28、及び不連続点補償演算器29等を備えている。
FIG. 16 is an explanatory diagram of the method shown in Non-Patent Document 1 (hereinafter referred to as Prior Art 1). FIG. 16 shows the configuration of the interference type optical fiber sensor of the
次に、従来技術1の干渉型光ファイバセンサ内でのパルス光の伝搬経路について説明する。まず、伝搬経路中にある各経路点について説明する。経路点Aは、パルス光源2と、光カプラ3との間のパルス波形の伝搬経路内に位置する経路点を示すものである。経路点Bは、光カプラ3と、光周波数シフタ4との間のパルス波形の伝搬経路内に位置する経路点を示すものである。経路点Cは、光カプラ3と、遅延補償ファイバ5との間のパルス波形の伝搬経路内に位置する経路点を示すものである。経路点Dは、光アンプ7と、光カプラ8との間のパルス波形の伝搬経路内に位置する経路点を示すものである。経路点Eは、ミラー10に位置するパルス波形の経路点を示すものである。経路点Fは、ミラー11に位置するパルス波形の経路点を示すものである。経路点Gは、光カプラ8と、O/E変換器12との間のパルス波形の伝搬経路内に位置する経路点を示すものである。
Next, the propagation path of pulsed light in the interference type optical fiber sensor of the
パルス光源2から出力される光周波数νのパルス光は、光カプラ3で2つに分岐される。光カプラ3で2つに分岐されたパルス光のうち、一方のパルス光は、光周波数シフタ4と光カプラ6とを通過する。そして、光カプラ6を通過したパルス光は、光アンプ7で増幅される。このとき、パルス光は、経路ABDを伝搬したことになる。ここで、光周波数シフタ4は、オシレータ1から周波数fαの信号を受けたとき、光の周波数をfαシフトするものである。そのため、光カプラ6には、光周波数ν+fαのパルス光が入力される。
The pulsed light having the optical frequency ν output from the
光カプラ3で2つに分岐されたパルス光のうち、もう一方のパルス光は、遅延補償ファイバ5を通過する。このため、遅延補償ファイバ5を通過したパルス光は、経路ABDを通過したパルス光よりも遅れて光カプラ6を通過する。そして、光カプラ6を通過したパルス光は、光アンプ7で増幅される。このとき、パルス光は経路ACDを伝搬したことになる。
Of the pulse light branched into two by the
経路点Dを通過したパルス光は、光カプラ8で2つに分岐される。光カプラ8で分岐されたパルス光のうち、一方のパルス光は、ミラー10で反射される。ミラー10で反射されたパルス光は、再び光カプラ8を通過する。そして、光カプラ8を再度通過したパルス光は、O/E変換器12に入力される。このとき、パルス光は経路DEGを伝搬したことになる。
The pulsed light that has passed through the path point D is branched into two by the
光カプラ8で分岐されたパルス光のうち、もう一方のパルス光は、センシングファイバ9を通過する。次に、センシングファイバ9を通過したパルス光は、ミラー11で反射される。ミラー11で反射されたパルス光は、再び、センシングファイバ9と、光カプラ8とを通過する。そして、光カプラ8を再度通過したパルス光は、O/E変換器12に入力される。このとき、パルス光は経路DFGを伝搬したことになる。ここで、パルス光がセンシングファイバ9を往復するとき、信号φ(t)で光の位相が変調されることとなる。
Of the pulsed light branched by the
次に、従来技術1の干渉型光ファイバセンサ内を伝搬するパルス光のパルス波形について説明する。図16に示すパルス波形Aは、経路点Aの位置を通過するパルス波形を示すものである。パルス波形Aに示されている数字は、パルス光源2から出力される順番を示すものであり、例えば、1、2、3、・・・のように昇順に番号が付与されている。
Next, the pulse waveform of the pulsed light propagating through the interference type optical fiber sensor of the
図16に示すパルス波形ABDEGは、O/E変換器12に入力されるパルス光のうち、経路ABDEGを伝搬したパルス光の成分を図示したパルス波形を示すものである。パルス波形ABDEGに示されている各記号に隣接して付与されている数字は、O/E変換器12に到達する順番を示すものであり、例えば、a1、a2、a3、・・・のように昇順に記号に数字が付与されている。このように、記号と数字とを合わせたものを各々のパルス光に付与することとした。同様にして、図16に示すパルス波形ABDFG、パルス波形ACDEG、及びパルス波形ACDFGは、それぞれ経路ABDFG、経路ACDEG、及び経路ACDFGを伝搬したパルス光の成分を図示したパルス波形を示すものである。また、パルス波形ABDFG、パルス波形ACDEG、及びパルス波形ACDFGの各々のパルス光には、パルス波形ABDEGと同様のものが付与されている。
A pulse waveform ABDEG shown in FIG. 16 shows a pulse waveform illustrating the component of the pulsed light that has propagated through the path ABDEG among the pulsed light input to the O /
ここで、センシングファイバ9の往復伝搬時間を伝搬遅延τとする。伝搬遅延τと、遅延補償ファイバの往復伝搬時間とを等しくすると、パルス波形ABDFGの各パルス光の周期と、パルス波形ACDEGの各パルス光の周期とが等しくなる。つまり、パルス光bi(i=1,2,3,・・・)と、パルス光ci(i=1,2,3,・・・)とが同一周期になるため、パルス光biと、パルス光ciとが同じタイミングで重なることになる。これにより、干渉パルス光bi+ci(i=1,2,3,・・・)が、経路点Gで発生する。
Here, the round-trip propagation time of the sensing
また、光周波数シフタ4を通過したパルス光の周波数と、遅延補償ファイバ5を通過したパルス光の周波数とは、周波数fαの差がある。このため、干渉パルス光bi+ciが、O/E変換器12を出力したときには、中心周波数が周波数fαである。このとき、センシングファイバ9で検出された信号φ(t)で位相変調されたビートが発生する。
Further, there is a difference in frequency f α between the frequency of the pulsed light that has passed through the
復調器13は、O/E変換器12から出力される干渉パルス光bi+ciにタイミングを合わせてサンプリングすることにより、式(1)で表される出力を得る。次いで、復調器13は、センシングファイバ9で検出した信号φ(t)を復調する。図16に示すΔ(t)はサンプリングを意味する式(2)で表される関数である。
The
ここで、式(2)に示すδはディラックのδ関数を意味するものである。よって、所定の周期間隔で、δ関数と、干渉パルス光bi+ciとを乗算することで、干渉パルス光bi+ciは、サンプリングされることになる。また、復調器13のLPF26及びLPF27の遮断周波数は、ビート周波数と同じfαにする。このようにすることで、折り返しが重ならない範囲で、最も広い信号帯域を確保している。
Here, δ in the equation (2) means Dirac's δ function. Therefore, the interference pulse light bi + ci is sampled by multiplying the δ function and the interference pulse light bi + ci at a predetermined cycle interval. Further, the cutoff frequencies of the
図17は、非特許文献2に示された時分割多重する構成を利用し、従来技術1の方法で復調するように構成した一例(以下、従来技術2と称する)を示す図である。パルス光源2から光アンプ7までのパルス光の伝搬経路は同一である。また、その区間においては、オシレータ1、パルス光源2、光カプラ3、光周波数シフタ4、遅延補償ファイバ5、光カプラ6、及び光アンプ7は、従来技術1と同様に動作する。従来技術1との相違点は、光アンプ7以降の構成と動作である。
FIG. 17 is a diagram showing an example (hereinafter referred to as Conventional Technology 2) configured to demodulate by the method of
具体的には、光アンプ7を出力したパルス光は、光カプラ41で分岐する。光カプラ41で分岐した一方のパルス光は、光カプラ31を通過後、センシングファイバ71に送られる。光カプラ41で分岐したもう一方のパルス光は、遅延ファイバ81でタイミングをずらされた後、光カプラ42で分岐する。光カプラ42で分岐した一方のパルス光は、光カプラ32を通過後、センシングファイバ72に送られる。光カプラ42で分岐したもう一方のパルス光は、遅延ファイバ82でタイミングをずらされた後、光カプラ33を通過し、センシングファイバ73に送られる。その後、パルス光は、光カプラ52、光カプラ51で1本の光ファイバに結合される。これにより、信号1〜3が時分割多重で伝送されることになる。
Specifically, the pulsed light output from the
図17に示された復調器13は、O/E変換器12から出力されるパルス列から、信号φ1(t)、信号φ2(t)、及び信号φ3(t)を含むパルス光を、別々にサンプリングし、そのサンプリング結果に基づいて位相復調する。図17においては、位相復調のリファレンスとなるsin2πfβtまたはcos2πfβtの乗算と、式(3)〜(5)で表されるサンプリングとを同時に行う一例が示されている。
The
図17に示されるように、従来技術2は、従来技術1に示された乗算器24、乗算25、LPF26、LPF27、逆正接演算器28、及び不連続点補償演算器29と同様の機能を有するものを3組用いることにより、信号φ1(t)、信号φ2(t)、及び信号φ3(t)を復調するものである。具体的には、従来技術2は、乗算器101〜106、LPF111〜116、逆正接演算器121〜123、及び不連続点補償演算器131を用いることにより、信号φ1(t)、信号φ2(t)、及び信号φ3(t)を復調する。
As shown in FIG. 17, the
図18は、従来技術2の干渉型光ファイバセンサ内を伝搬するパルス光のパルス波形の一例を示す図である。センシングファイバ71、センシングファイバ72、及びセンシングファイバ73の往復伝搬時間がそれぞれτであるとする。このとき、遅延補償ファイバ5、遅延補償ファイバ81、及び遅延補償ファイバ82の片道伝搬時間が3τであるとする。また、パルス光源2のパルス繰返し周期が9τであるとする。このように各パラメータが仮定されると、経路点Gでは、信号φ1(t)、信号φ2(t)、及び信号φ3(t)を含むパルス列が得られることとなる。
FIG. 18 is a diagram illustrating an example of a pulse waveform of the pulsed light propagating through the interference type optical fiber sensor of the
図19は、従来技術1、2のA/D変換器21でA/D変換した後のパワースペクトルの一例を示す概念図である。図19に示されるパワースペクトルは、O/E変換器12の出力結果が、A/D変換器21でA/D変換されたものである。O/E変換器12は、受光したパルス光が分別可能となる通過帯域を有する必要がある。例えば、従来技術1のO/E変換器12は、サンプリング周波数1/(3τ)が通過帯域上限より低くなる必要がある。また、従来技術2のO/E変換器12は、サンプリング周波数1/(9τ)が通過帯域上限より低くなる必要がある。
FIG. 19 is a conceptual diagram showing an example of a power spectrum after A / D conversion is performed by the A /
ここで、パルス光がサンプリングされると、サンプリングによる折り返し現象が生じることがある。このため、ビートと側波帯(上側波帯及び下側波帯)や光アンプ7等で発生した雑音が、O/E変換器12の通過帯域全体にわたって多数発生することとなる。このとき、折り返しで発生するビートと側波帯は、光ファイバコイルの周波数特性による制限で、復調する帯域までは影響しにくい。これに対して、光アンプ7等で発生した雑音は、周波数帯域が広い。よって、O/E変換器12の通過帯域全体にわたって、折り返しが多数重なることとなる。これにより、復調する帯域の雑音を増加させていた。
Here, when pulsed light is sampled, a folding phenomenon may occur due to sampling. For this reason, beats and sidebands (upper sideband and lower sideband), noise generated in the
また、従来技術2に示すように時分割多重した場合、多重化する信号が多くなるにつれ、サンプリング周波数を低くすることになる。そのため、サンプリング周波数が低くなった分だけ折り返し雑音が増加してしまう。このような場合には、使用上許容できる雑音レベルを超えないように多重化の数が制限を受けており、復調する帯域の雑音も増加させていた。
In addition, when time-division multiplexing is performed as shown in
以上のことから、従来技術1、2では、折り返し雑音を低減することにより、復調する帯域の雑音を低減することができないという問題点があった。
From the above, the
本発明は、上記のような問題点を解決するためになされたもので、折り返し雑音を低減することにより、復調する帯域の雑音を低減することができる干渉型光ファイバセンサを提供するものである。 The present invention has been made to solve the above-described problems, and provides an interference type optical fiber sensor that can reduce noise in a demodulated band by reducing aliasing noise. .
本発明の干渉型光ファイバセンサは、パルス光を出力する光源と、特定の周波数の信号を発生する変調信号発生器と、入力された前記パルス光を前記特定の周波数だけシフトする光周波数シフタと、前記光周波数シフタでシフトされた複数のパルス光を重畳する光カプラと、前記光カプラから出力されたパルス光の位相を、測定信号に基づいて変調して出力することで、前記測定信号を検出するセンシングファイバと、前記センシングファイバから出力された信号から、測定信号を検知する復調器と、を備え、各前記変調信号発生器は、1つのセンシングファイバで検出された信号が、周波数の異なる複数のビートにそれぞれ含まれるように、互いに異なる周波数を発生させ、前記光カプラは、前記変調信号発生器から出力された前記互いに異なる周波数に基づいて前記光周波数シフタでシフトされたパルス光を重畳し、前記センシングファイバで検出された信号を含むビートを発生させるものである。 The interference type optical fiber sensor of the present invention includes a light source that outputs pulsed light, a modulation signal generator that generates a signal of a specific frequency, an optical frequency shifter that shifts the input pulsed light by the specific frequency, An optical coupler that superimposes a plurality of pulse lights shifted by the optical frequency shifter, and a phase of the pulse light output from the optical coupler is modulated and output based on the measurement signal, thereby outputting the measurement signal. A sensing fiber for detection, and a demodulator for detecting a measurement signal from a signal output from the sensing fiber, each of the modulation signal generators having a frequency different from that of the signal detected by one sensing fiber. Different frequencies are generated so as to be included in each of a plurality of beats, and the optical couplers output the modulated signal generators from each other. Made based on the frequency superimposed pulsed light is shifted by the optical frequency shifter, it is intended to generate a beat that contains the signal detected by the sensing fiber.
本発明は、折り返し雑音を低減することにより、復調する帯域の雑音を低減することができるという効果を有する。 The present invention has an effect that noise in a demodulated band can be reduced by reducing aliasing noise.
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。 Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
実施の形態1.
(構成の説明)
図1は、本発明の実施の形態1における干渉型光ファイバセンサの構成の一例を示すブロック図である。まず、干渉型光ファイバセンサの構成について説明する。干渉型光ファイバセンサは、パルス光源2、光カプラ3、変調信号発生器201、変調信号発生器202、光周波数シフタ211、光周波数シフタ212、遅延補償ファイバ5、光カプラ6、光アンプ7、光カプラ8、センシングファイバ9、ミラー10、ミラー11、O/E(Opto/Electronics)変換器12、及び復調器13等を備えている。復調器13は、A/D変換器21、参照信号発生器91、参照信号発生器92、参照信号発生器93、参照信号発生器94、参照信号発生器95、参照信号発生器96、乗算器101、乗算器102、乗算器103、乗算器104、乗算器105、乗算器106、LPF(Low Pass Filter)111、LPF112、LPF113、LPF114、LPF115、LPF116、逆正接演算器121、逆正接演算器122、逆正接演算器123、不連続点補償演算器131、不連続点補償演算器132、不連続点補償演算器133及び加算器221を備えている。
(Description of configuration)
FIG. 1 is a block diagram showing an example of the configuration of the interference optical fiber sensor according to
パルス光源2は、一定波長のパルス光を生成し、光カプラ3に入射させるものである。光カプラ3、6、8は、入射したパルス光を分岐したり、一つに重畳したりするものである。変調信号発生器201、202は、特定の周波数の信号を発生させるものである。光周波数シフタ211、212は、変調信号発生器201、202から入力された特定の周波数の信号に基づいて、周波数をシフトするものである。遅延補償ファイバ5は、遅延時間差を補償するものである。
The pulsed
光アンプ7は、入力されたパルス光を増幅し、光カプラ8に入力するものである。センシングファイバ9は、加わる物理量により歪みが生じるものであり、これによりセンシングファイバを通過する光が位相変調される。このため、センシングファイバ9は、測定する物理量に応じて、その物理量の変動を検知することができる。ミラー10、11は、入射光を反射するものである。O/E変換器12は、パルス光の信号を光電変換することで、電気信号を生成するものである。復調器13は、入力される電気信号に基づいて復調を行うものであり、位相φ(t)を算出するものである。すなわち、復調器13は、センシングファイバ9からの干渉光に基づいて、物理量に対応する測定信号を検知するものである。
The
A/D変換器21は、アナログ信号をデジタル信号に変換するものである。参照信号発生器91〜96は、δ関数に基づいて、A/D変換されたデジタル信号を所定の間隔でサンプリングするタイミング信号と位相復調のための参照信号を発生するものである。乗算器101〜106は、A/D変換器21の出力信号と、参照信号発生器91〜96の出力信号とを乗算することにより、必要な信号をサンプリングすると同時に位相復調のための参照信号を乗算するものである。LPF111〜116は、乗算器101〜106の出力信号の高周波成分をカットするものである。逆正接演算器121〜123は、位相を求めるものである。不連続点補償演算器131〜133は、逆正接演算で発生する不連続点を補間するものである。加算器221は、不連続点補償演算器131〜133を加算することにより、[ΔA(t)+ΔB(t)+ΔC(t)]Φ(t)を出力するものである。
The A /
次に、干渉型光ファイバセンサ内でのパルス光の伝搬経路について説明する。まず、伝搬経路中にある各経路点について説明する。経路点Aは、パルス光源2と、光カプラ3との間のパルス波形の伝搬経路内に位置する経路点を示すものである。経路点Bは、光カプラ6と、光周波数シフタ211との間のパルス波形の伝搬経路内に位置する経路点を示すものである。経路点Cは、光カプラ6と、遅延補償ファイバ5との間のパルス波形の伝搬経路内に位置する経路点を示すものである。経路点Dは、光アンプ7と、光カプラ8との間のパルス波形の伝搬経路内に位置する経路点を示すものである。経路点Eは、ミラー10に位置するパルス波形の経路点を示すものである。経路点Fは、ミラー11に位置するパルス波形の経路点を示すものである。経路点Gは、光カプラ8と、O/E変換器12との間のパルス波形の伝搬経路内に位置する経路点を示すものである。
Next, the propagation path of pulsed light in the interference type optical fiber sensor will be described. First, each path point in the propagation path will be described. The path point A indicates a path point located in the propagation path of the pulse waveform between the
パルス光源2から出力される光周波数νのパルス光は、光カプラ3で2つに分岐される。光カプラ3で2つに分岐されたパルス光のうち、一方のパルス光は、光周波数シフタ211と光カプラ6とを通過する。そして、光カプラ6を通過したパルス光は、光アンプ7で増幅される。このとき、パルス光は、経路ABDを伝搬したことになる。ここで、光周波数シフタ211は、変調信号発生器201から周波数ff(t)の信号を受けたとき、光の周波数をff(t)シフトするものである。そのため、光カプラ6には、光周波数ν+ff(t)のパルス光が入力される。
The pulsed light having the optical frequency ν output from the pulsed
光カプラ3で2つに分岐されたパルス光のうち、もう一方のパルス光は、光周波数シフタ212と遅延補償ファイバ5とを順に通過する。そして、光カプラ6を通過したパルス光は、光アンプ7で増幅される。このとき、パルス光は、経路ACDを伝搬したことになる。ここで、光周波数シフタ212は、変調信号発生器202から周波数fb(t)の信号を受けたとき、光の周波数をfb(t)シフトするものである。そのため、光カプラ6には、光周波数ν+fb(t)のパルス光が入力される。
Of the pulse light branched into two by the
経路点Dを通過したパルス光は、光カプラ8で2つに分岐される。光カプラ8で分岐されたパルス光のうち、一方のパルス光は、ミラー10で反射される。ミラー10で反射されたパルス光は、再び光カプラ8を通過する。そして、光カプラ8を再度通過したパルス光は、O/E変換器12に入力される。このとき、パルス光は経路DEGを伝搬したことになる。
The pulsed light that has passed through the path point D is branched into two by the
光カプラ8で分岐されたパルス光のうち、もう一方のパルス光は、センシングファイバ9を通過する。次に、センシングファイバ9を通過したパルス光は、ミラー11で反射される。ミラー11で反射されたパルス光は、再び、センシングファイバ9と、光カプラ8とを通過する。そして、光カプラ8を再度通過したパルス光は、O/E変換器12に入力される。このとき、パルス光は経路DFGを伝搬したことになる。ここで、パルス光がセンシングファイバ9を往復するとき、信号φ(t)で光の位相が変調されることとなる。なお、図1においては、信号φ(t)の(t)を省略して図示することとした。
Of the pulsed light branched by the
次に、干渉型光ファイバセンサの要部構成について図1を用いて説明する。図1に示すように、本発明の実施の形態1における干渉型光ファイバセンサは、光カプラ3で分岐したパルス光の両方が、周波数シフト可能な構成となっている。具体的には、光カプラ3で分岐したパルス光のうち、一方のパルス光は、光周波数シフタ211に入力される。光カプラ3で分岐したパルス光のうち、もう一方のパルス光は、光周波数シフタ212に入力される。
Next, the configuration of the main part of the interference type optical fiber sensor will be described with reference to FIG. As shown in FIG. 1, the interference optical fiber sensor according to
光周波数シフタ211には、変調信号発生器201が接続されている。光周波数シフタ211は、入力されたパルス光を所定の周波数だけシフトするものである。そのシフトする周波数は、変調信号発生器201から光周波数シフタ211に入力される。例えば、変調信号発生器201から光周波数シフタ211に周波数ff(t)が入力されたと想定する。このとき、パルス光源2からは、光カプラ3を介して光周波数シフタ211に光周波数νのパルス光が入力されている。よって、光周波数シフタ211に入力されたパルス光は、その周波数が周波数ν+ff(t)だけシフトされて出力されることになる。
A
一方、光周波数212には、変調信号発生器202が接続されている。光周波数シフタ212は、入力されたパルス光を所定の周波数だけシフトするものである。そのシフトする周波数は、変調信号発生器202から光周波数シフタ212に入力される。例えば、変調信号発生器202から光周波数シフタ212に周波数fb(t)が入力されたと想定する。このとき、パルス光源2からは、光カプラ3を介して光周波数シフタ212に光周波数νのパルス光が入力されている。よって、光周波数シフタ212に入力されたパルス光は、その周波数が周波数ν+fb(t)だけシフトされて出力されることになる。
On the other hand, a
また、1つのセンシングファイバ9に対して、参照信号発生器91〜96、乗算器101〜106、LPF111〜116、逆正接演算器121〜123、及び不連続点補償演算器131〜133が用いられている。そして、不連続点補償演算器131〜133の出力は、加算器221で加算される。
For one
すなわち、参照信号発生器91、92、乗算器101、102、LPF111、112、逆正接演算器121、及び不連続点補償演算器131が一つの組となる。また、参照信号発生器93、94、乗算器103、104、LPF113、114、逆正接演算器122、及び不連続点補償演算器132が一つの組となる。また、参照信号発生器95、96、乗算器105、106、LPF115、116、逆正接演算器123、及び不連続点補償演算器133が一つの組となる。よって、1つのセンシングファイバ9でセンシングされた信号φは、これらの組でそれぞれ演算されることで、信号φがセンシングされることになる。
That is, the
次に、干渉型光ファイバセンサ内を伝搬するパルス光のパルス波形と、光周波数シフタ211、212で周波数シフトされるパルス光の周波数との相関関係について説明する。図2は、本発明の実施の形態1におけるパルス光の光周波数とそのタイミングの一例について説明する図である。パルス光源2の出力波形であるパルス光と、光周波数シフタ211、212の略矩形波とは、同期が取れている。すなわち、光周波数シフタ211、212が出力するパルス光の周波数は、パルス光源2のパルス光の出力タイミングに合わせて、ステップ状にその大きさを変化させる。
Next, the correlation between the pulse waveform of the pulsed light propagating through the interference type optical fiber sensor and the frequency of the pulsed light shifted in frequency by the
図2に示すように、横軸は時間であり、縦軸は、光周波数である。そして、3τごとにステップ状の周波数の変動は元に戻る。つまり、光周波数シフタ211、212の略矩形波の周期は3τであり、周波数は1/(3τ)である。また、パルス光源2から出力されるパルス光は、光周波数シフタ211、212に到達する順番に数字が付与されている。例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、・・・のように昇順に番号が付与されている。
As shown in FIG. 2, the horizontal axis is time, and the vertical axis is optical frequency. Then, the step-like frequency fluctuation is restored every 3τ. That is, the period of the substantially rectangular wave of the
ここで、ff1−fb1の差を1とする。すなわち、(ν+fb1)−(ν+ff1)の差を1と想定する。次に、ff2−fb2の差を3とする。すなわち、(ν+ff2)−(ν+fb2)の差を3とする。また、ff3−fb3の差を5とする。すなわち、(ν+ff3)−(ν+fb3)の差を5とする。また、fb3−ff2の差及びfb2−ff1の差がそれぞれ7とする。すなわち、(ν+fb3)−(ν+ff2)の差を7とし、(ν+fb2)−(ν+ff1)の差を7とする。また、ff1−fb1は周波数1/(3τ)の1/30とする。すなわち、(ν+ff1)−(ν+fb1)の差を1/(3τ)の1/30とする。このように、1、3、5、7ととびとびの値で出力周波数の大きさの割合を設定するのは、折り返し雑音を低減させるためである。すなわち、エイリアシングを発生させないようにするために、とびとびの値が設定されるのである。なお、1、3、5、7といった数字は、一例を示すものであり、これに限定されるものではない。
Here, the difference of f f1 −f b1 is set to 1. That is, the difference of (ν + f b1 ) − (ν + f f1 ) is assumed to be 1. Next, the difference of f f2 −f b2 is set to 3. That is, the difference of (ν + f f2 ) − (ν + f b2 ) is set to 3. Further, the difference of f f3 −f b3 is set to 5. That is, a difference of (ν + f f3 ) − (ν + f b3 ) is set to 5. The difference between f b3 −f f2 and the difference between f b2 −f f1 are 7 respectively. That is, a difference of (ν + f b3 ) − (ν + f f2 ) is set to 7, and a difference of (ν + f b2 ) − (ν + f f1 ) is set to 7. Further, f f1 −f b1 is 1/30 of the
なお、図2において、周波数のパラメータtの記載については、省略することとする。 In FIG. 2, description of the frequency parameter t is omitted.
次に、O/E変換器12の帯域幅は、受光したパルス列の分別が可能な範囲にし、他のパルスからの漏れ込みが問題とならない範囲にし、帯域幅の狭いものを用いることとする。ここで、復調器13の参照信号発生器91、92のΔA(t)、復調器13の参照信号発生器93、94のΔB(t)、及び復調器13の参照信号発生器95、96のΔC(t)は、次式(6)〜(8)で表される。
Next, the bandwidth of the O /
(動作の説明)
図3は、本発明の実施の形態1における干渉型光ファイバセンサの動作を説明するパルス波形を示す図である。図3に示すように、経路点Aを通過するパルス光については、パルス光源2から出力される順に番号が、1、2、3、4、・・・と昇順に付与されている。また、各パルス光の光周波数についても、νというように付与されている。
(Description of operation)
FIG. 3 is a diagram showing a pulse waveform for explaining the operation of the interference optical fiber sensor according to
また、経路点ABを通過するパルス光については、経路点ABを通過するパルス光に順に番号が、1、2、3、4、・・・と昇順に付与されている。また、経路点ABを通過するパルス光の光周波数についても、ν+ff1、ν+ff2、ν+ff3、・・・というように付与されている。 For the pulsed light passing through the path point AB, numbers are assigned to the pulsed light passing through the path point AB in ascending order of 1, 2, 3, 4,. Also, the optical frequencies of the pulsed light passing through the path point AB are given as ν + f f1 , ν + f f2 , ν + f f3,.
また、経路点ACを通過するパルス光については、経路点ACを通過するパルス光に順に番号が、1、2、3、4、・・・と昇順に付与されている。また、経路点ACを通過するパルス光の光周波数についても、ν+fb1、ν+fb2、ν+fb3、・・・というように付与されている。なお、パルス光は、経路点ACには、経路点ABと比較して、τだけ遅れて入力される。これは、経路点ACでは、パルス光は、遅延補償ファイバ5を通過するためである。
For the pulsed light that passes through the path point AC, numbers are assigned to the pulsed light that passes through the path point AC in ascending order of 1, 2, 3, 4,. Also, the optical frequencies of the pulsed light passing through the path point AC are given as ν + f b1 , ν + f b2 , ν + f b3,. Note that the pulsed light is input to the path point AC with a delay of τ compared to the path point AB. This is because the pulsed light passes through the
また、経路点ABDEGを通過するパルス光については、経路点ABDEGを通過するパルス光に順に番号が、1、2、3、4、・・・と昇順に付与されている。また、経路点ABDEGを通過するパルス光の周波数についても、ν+ff1、ν+ff2、ν+ff3、・・・というように付与されている。 For the pulsed light that passes through the path point ABDEG, numbers are assigned to the pulsed light that passes through the path point ABDEG in ascending order of 1, 2, 3, 4,. Further, the frequency of the pulsed light passing through the path point ABDEG is also given as ν + f f1 , ν + f f2 , ν + f f3 ,.
また、経路点ABDFGを通過するパルス光については、経路点ABDFGを通過するパルス光に順に番号が、1、2、3、4、・・・と昇順に付与されている。また、経路点ABDFGを通過するパルス光の周波数についても、ν+ff1、ν+ff2、ν+ff3、・・・というように付与されている。なお、パルス光は、経路点ABDFGには、経路点ABDEGと比較して、τだけ遅れて入力される。これは、経路点ABDFGでは、パルス光が、センシングファイバ9を通過するためである。
For the pulsed light passing through the path point ABDFG, numbers are assigned to the pulsed light passing through the path point ABDFG in ascending order of 1, 2, 3, 4,. Further, the frequencies of the pulsed light passing through the path point ABDFG are also given as ν + f f1 , ν + f f2 , ν + f f3 ,. Note that the pulsed light is input to the path point ABDFG with a delay of τ compared to the path point ABDEG. This is because the pulsed light passes through the
また、経路点ACDEGを通過するパルス光については、経路点ACDEGを通過するパルス光に順に番号が、1、2、3、4、・・・と昇順に付与されている。また、経路点ACDEGを通過するパルス光の周波数についても、ν+fb1、ν+fb2、ν+fb3、・・・というように付与されている。なお、パルス光は、経路点ACDEGには、経路点ABDEGと比較して、τだけ遅れて入力される。これは、経路点ACDEGでは、パルス光が、遅延補償ファイバ5を通過するためである。
For the pulsed light that passes through the path point ACDEG, numbers are assigned to the pulsed light that passes through the path point ACDEG in ascending order of 1, 2, 3, 4,. Further, the frequencies of the pulsed light passing through the path point ACDEG are also given as ν + f b1 , ν + f b2 , ν + f b3 ,. Note that the pulsed light is input to the path point ACDEG with a delay of τ compared to the path point ABDEG. This is because the pulse light passes through the
また、経路点ACDFGを通過するパルス光については、経路点ACDFGを通過するパルス光に順に番号が、1、2、3、4、・・・と昇順に付与されている。また、経路点ACDFGを通過するパルス光の周波数についても、ν+fb1、ν+fb2、ν+fb3、・・・というように付与されている。なお、パルス光は、経路点ACDFGには、経路点ABDFG、経路点ACDEGと比較して、2τだけ遅れて入力される。これは、経路点ACDFGでは、パルス光が、遅延補償ファイバ5とセンシングファイバ9とを通過するためである。
For the pulsed light that passes through the path point ACDFG, numbers are assigned to the pulsed light that passes through the path point ACDFG in ascending order of 1, 2, 3, 4,. Also, the frequencies of the pulsed light passing through the path point ACDFG are given as ν + f b1 , ν + f b2 , ν + f b3 ,. Note that the pulsed light is input to the path point ACDFG with a delay of 2τ compared to the path point ABDFG and the path point ACDEG. This is because the pulse light passes through the
また、ここでは、遅延補償ファイバ5による遅延時間と、センシングファイバ9による遅延時間とは、同じであるとする。例えば、遅延時間はτである。これにより、ν+ff1、ν+ff2、ν+ff3、・・・と、ν+fb1、ν+fb2、ν+fb3、・・・とは同期することになる。よって、正確に(ν+ff1)−(ν+fb1)、(ν+ff2)−(ν+fb2)、(ν+ff3)−(ν+fb3)等を求めることができる。よって、経路点Gでは、始動直後の4つのパルス光を除くと、パルス光は、IA、IB、ICの3種類となり、IA、IB、IC、IA、IB、・・・と続いていくことになる。
Here, it is assumed that the delay time by the
図4は、本発明の実施の形態1におけるIA、IB、ICをA/D変換した後のパワースペクトルの概念図である。IAの場合、センシングファイバ9で検出した信号を含むビートと側波帯の中心周波数は、ff1−fb1である。すなわち、IAでは、中心周波数ff1−fb1のビートに信号φ(t)が変調されている。また、IBの場合、センシングファイバ9で検出した信号を含むビートと側波帯の中心周波数は、ff2−fb2である。すなわち、IBでは、中心周波数ff2−fb2のビートに信号φ(t)が変調されている。また、ICの場合、センシングファイバ9で検出した信号を含むビートと側波帯の中心周波数は、ff3−fb3である。すなわち、ICでは、中心周波数ff3−fb3のビートに信号φ(t)が変調されている。復調器13は、IA、IB、ICのそれぞれから信号φ(t)を復調し、加算器221で加算後に出力する。
FIG. 4 is a conceptual diagram of a power spectrum after A / D conversion is performed on I A , I B , and I C according to
(効果の説明)
周波数が異なる複数のビートを発生させ、サンプリングの数を増やして合成することにより、折り返し雑音を低減することができる。これは、合成する信号には相関があり、雑音は無相関であることから得られる効果である。具体的には、相関がある合成する信号同士は、信号が強め合う度合いが大きい。一方、無相関である雑音同士は、信号が強め合う度合いが小さい。よって、合成する信号と、雑音とは、相関関係の有無により、相対的に大きな差が生じることとなる。つまり、雑音が低減されることになる。
(Explanation of effect)
By generating a plurality of beats having different frequencies and combining them by increasing the number of samplings, aliasing noise can be reduced. This is an effect obtained because the signals to be combined are correlated and the noise is uncorrelated. Specifically, signals to be combined with correlation have a large degree of signal reinforcement. On the other hand, uncorrelated noise has a small degree of signal reinforcement. Therefore, a relatively large difference occurs between the signal to be synthesized and the noise depending on the presence or absence of the correlation. That is, noise is reduced.
出力波形では、従来技術1と同じ帯域幅のフィルタに通すことにより雑音低減効果を確認することができる。さらに、サンプリングを細かくしたことにより、例えば、信号のタイミングを精密に測る必要がある用途では、従来よりも細かく測ることができる。
In the output waveform, the noise reduction effect can be confirmed by passing the filter through the filter having the same bandwidth as that of the
本実施の形態1では、経路が異なる多くのパルス光が干渉する。しかし、図4に示されるように、ff1−fb1はIAでのみ発生する。ff2−fb2はIBでのみ発生する。ff3−fb3はICでのみ発生する。よって、O/E変換器の帯域制限で他のパルス光の成分が、復調するパルス光に多少漏れ込んだとしても、復調出力への影響を少なくすることができる。 In the first embodiment, many pulse lights having different paths interfere with each other. However, as shown in FIG. 4, f f1 -f b1 occurs only at I A. f f2 −f b2 occurs only at I B. f f3 −f b3 occurs only at I C. Therefore, even if other pulse light components leak into the pulse light to be demodulated to some extent due to the band limitation of the O / E converter, the influence on the demodulated output can be reduced.
発生するビートを全て復元するには、標本化定理により、1/(3τ)≧2×24(ff1−fb1)にすることになる。本実施の形態1では、図4に示されるように、復調する3つの周波数が、低い側から順に3つとなる。また、折り返しで発生したビートの最も低い周波数は、復調する帯域に重ならない限界のff1−fb1の7倍になる。つまり、折り返しが発生したとき、復調に使う帯域には折り返しで発生したビートと側波帯が入らないように、復調に使わないビートと側波帯の帯域には折り返しで発生したビートと側波帯が重なるようにする。これにより、サンプリング周波数は低くなり、その分、O/E変換器の帯域幅は狭くなる。帯域幅が狭くなれば、折り返しが多数重なることにはならないため、折り返し雑音を抑制することができる。 In order to restore all the generated beats, 1 / (3τ) ≧ 2 × 24 (f f1 −f b1 ) according to the sampling theorem. In the first embodiment, as shown in FIG. 4, the three frequencies to be demodulated are three in order from the lowest side. Further, the lowest frequency of beats generated by folding is seven times the limit f f1 −f b1 that does not overlap the band to be demodulated. In other words, when folding occurs, beats and sidebands generated by folding are not used for demodulation and beats and sidebands, so that beats and sidebands generated by folding do not enter the band used for demodulation. Make sure the bands overlap. As a result, the sampling frequency is lowered, and the bandwidth of the O / E converter is reduced accordingly. If the bandwidth is narrow, a large number of aliasing does not overlap, so that aliasing noise can be suppressed.
実施の形態2.
図5は、本発明の実施の形態2における干渉型光ファイバセンサの構成の一例を示すブロック図である。
なお、本実施の形態2において、特に記述しない項目については本発明の実施の形態1と同様とし、同一の機能や構成については同一の符号を用いて述べることとする。
FIG. 5 is a block diagram showing an example of the configuration of the interference optical fiber sensor according to
In the second embodiment, items not particularly described are the same as those in the first embodiment of the present invention, and the same functions and configurations are described using the same reference numerals.
(構成の説明)
本実施の形態1との相違点は、参照信号発生器97、98の出力が異なること、乗算器101、102、LPF111、112、逆正接演算器121、及び不連続点補償演算器131の処理器構成を1組しか使わないこと、加算器221を使わないことである。本発明の実施の形態2の参照信号発生器97の出力は、本発明の実施の形態1の参照信号発生器91、参照信号発生器93、及び参照信号発生器95の各出力を加算した波形としている。また、本発明の実施の形態2の参照信号発生器98の出力は、本発明の実施の形態1の参照信号発生器92、参照信号発生器94、及び参照信号発生器96の各出力を加算した波形としている。そのために、加算器221は不要なのである。
(Description of configuration)
The difference from the first embodiment is that the outputs of the
(動作の説明)
パルス光源2の出力から復調器13のA/D変換器の出力までは、本発明の実施の形態1と同様の動作をする。これに対して、参照信号発生器97及び参照信号発生器98から出力される波形は、本発明の実施の形態1とは異なる出力となる。具体的には、参照信号発生器97から出力される波形は、ΔA(t)sin2π(f1f−f1b)t、ΔB(t)sin2π(f2f−f2b)t、及びΔC(t)sin2π(f3f−f3b)の3つの波形を重ね合わせたものとなるため、正弦波ではなく不連続な波形となる。また、参照信号発生器98から出力される波形は、ΔA(t)cos2π(f1f−f1b)t、ΔB(t)cos2π(f2f−f2b)t、及びΔC(t)cos2π(f3f−f3b)の3つの波形を重ね合わせたものとなるため、正弦波ではなく不連続な波形となる。
(Description of operation)
From the output of the
ここで、式(6)〜(8)によると、ΔA(t)とΔB(t)との差は、τであり、ΔB(t)とΔC(t)との差は、τであり、ΔC(t)とΔA(t)との差は、τである。よって、ΔA(t)sin2π(f1f−f1b)t、ΔB(t)sin2π(f2f−f2b)t、及びΔC(t)sin2π(f3f−f3b)の3つの波形を重ね合わせることで、周期が3τから1τになる。同様に、ΔA(t)cos2π(f1f−f1b)t、ΔB(t)cos2π(f2f−f2b)t、及びΔC(t)cos2π(f3f−f3b)の3つの波形を重ね合わせることで、周期が3τから1τになる。従って、A/D変換器21の出力と、参照信号発生器97、98との出力を乗算し、LPF111、112に通した後には、従来技術1と比較して、3倍の周波数でサンプリングした波形が形成される。次いで、逆正接演算器121を経て、不連続点補償演算器131で出力される波形は、本発明の実施の形態1の加算器221で出力される波形と同じ波形が得られることになる。
Here, according to the equations (6) to (8), the difference between Δ A (t) and Δ B (t) is τ, and the difference between Δ B (t) and Δ C (t) is τ, and the difference between Δ C (t) and Δ A (t) is τ. Therefore, three waveforms, Δ A (t) sin 2π (f 1f −f 1b ) t, Δ B (t) sin 2π (f 2f −f 2b ) t, and Δ C (t) sin 2π (f 3f −f 3b ). The period is changed from 3τ to 1τ. Similarly, Δ A (t) cos 2π (f 1f −f 1b ) t, Δ B (t) cos 2π (f 2f −f 2b ) t, and Δ C (t) cos 2π (f 3f −f 3b ) By superimposing the waveforms, the period is changed from 3τ to 1τ. Therefore, after multiplying the output of the A /
(効果の説明)
本実施の形態1の復調器15より簡素な機能構成の復調器16でありつつも、本実施の形態1と同様の効果が得られる。つまり、ΔA(t)sin2π(f1f−f1b)t、ΔB(t)sin2π(f2f−f2b)t、及びΔC(t)sin2π(f3f−f3b)の3つの波形を重ね合わせた波形を出力する参照信号発生器97と、ΔA(t)cos2π(f1f−f1b)t、ΔB(t)cos2π(f2f−f2b)t、及びΔC(t)cos2π(f3f−f3b)の3つの波形を重ね合わせた波形を出力する参照信号発生器98とを用いることにより、復調器16の他の機能を簡素化することができる。これにより、低コストでありつつも、周波数が異なる複数のビートを発生させ、サンプリングの数を増やして合成することにより、折り返し雑音を低減することができる。
(Explanation of effect)
Although the
実施の形態3.
図6は、本発明の実施の形態3における干渉型光ファイバセンサの構成の一例を示すブロック図である。
なお、本実施の形態3において、特に記述しない項目については実施の形態1、2と同様とし、同一の機能や構成については同一の符号を用いて述べることとする。
FIG. 6 is a block diagram showing an example of the configuration of the interference optical fiber sensor according to
In the third embodiment, items not particularly described are the same as those in the first and second embodiments, and the same functions and configurations are described using the same reference numerals.
(構成の説明)
本実施の形態1、2との相違点は、変調信号発生器201、202の出力周波数の大きさの割合が異なること、参照信号発生器231、232の出力波形が異なることである。図7は、本発明の実施の形態3におけるパルス光の光周波数とそのタイミングの一例について説明する図である。図7に示すように、パルス光源2の出力波形であるパルス光と、光周波数シフタ211、212の略矩形波とは、同期が取れている。すなわち、光周波数シフタ211、212が出力するパルス光の周波数は、パルス光源2のパルス光の出力タイミングに合わせて、ステップ状にその大きさを変化させる。
(Description of configuration)
The differences from the first and second embodiments are that the ratios of the magnitudes of the output frequencies of the
図7に示すように、横軸は時間であり、縦軸は、光周波数である。そして、2τごとにステップ状の周波数の変動は元に戻る。つまり、光周波数シフタ211、212の略矩形波の周期は2τであり、周波数は1/(2τ)である。また、パルス光源2から出力されるパルス光は、光周波数シフタ211、212に到達する順番に数字が付与されている。例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、・・・のように昇順に番号が付与されている。
As shown in FIG. 7, the horizontal axis is time, and the vertical axis is optical frequency. Then, the step-like frequency fluctuation is restored every 2τ. That is, the period of the substantially rectangular wave of the
ここで、ff1−fb1の差を1とする。すなわち、(ν+fb1)−(ν+ff1)の差を1と想定する。次に、ff2−fb2の差を3とする。すなわち、(ν+ff2)−(ν+fb2)の差を3とする。また、fb2−ff1の差を5とする。すなわち、(ν+fb2)−(ν+ff1)の差を5とする。また、ff1−fb1は周波数1/(3τ)の1/14とする。すなわち、(ν+ff1)−(ν+fb1)の差を1/(3τ)の1/14とする。このように、1、3、5ととびとびの値で出力周波数の大きさの割合を設定するのは、折り返し雑音を低減させるためである。すなわち、エイリアシングを発生させないようにするために、とびとびの値が設定されるのである。なお、1、3、5といった数字は、一例を示すものであり、これに限定されるものではない。
Here, the difference of f f1 −f b1 is set to 1. That is, the difference of (ν + f b1 ) − (ν + f f1 ) is assumed to be 1. Next, the difference of f f2 −f b2 is set to 3. That is, the difference of (ν + f f2 ) − (ν + f b2 ) is set to 3. Further, the difference of f b2 −f f1 is set to 5. That is, the difference of (ν + f b2 ) − (ν + f f1 ) is set to 5. Further, f f1 −f b1 is assumed to be 1/14 of the
換言すれば、各周波数の差が、1、3、及び5の割合になるようにする。なお、図7において、周波数のパラメータtの記載については、省略することとする。 In other words, the difference between the frequencies is set to a ratio of 1, 3, and 5. In FIG. 7, the description of the frequency parameter t is omitted.
ここで、復調器13の参照信号発生器231、232のΔA(t)及びΔB(t)は、次式(9)及び(10)で表される。
Here, Δ A (t) and Δ B (t) of the reference signal generators 231 and 232 of the
式(9)、(10)に示されるように周期は2τとなっている。すなわち、サンプリング間隔が、周期3τのときに比べて細かくなっている。 As shown in equations (9) and (10), the period is 2τ. That is, the sampling interval is narrower than when the period is 3τ.
(動作の説明)
図8は、本実施の形態3における干渉型光ファイバセンサの動作を説明するパルス波形を示す図である。図8に示すように、経路点Aを通過するパルス光については、パルス光源2から出力される順に番号が、1、2、3、4、・・・と昇順に付与されている。また、各パルス光の光周波数についても、νというように付与されている。
(Description of operation)
FIG. 8 is a diagram showing a pulse waveform for explaining the operation of the interference optical fiber sensor according to the third embodiment. As shown in FIG. 8, the numbers of the pulsed light passing through the path point A are given in ascending order of 1, 2, 3, 4,. The optical frequency of each pulsed light is also given as ν.
また、経路点ABを通過するパルス光については、経路点ABを通過するパルス光に順に番号が、1、2、3、4、・・・と昇順に付与されている。また、経路点ABを通過するパルス光の光周波数についても、ν+ff1、ν+ff2、・・・というように付与されている。 For the pulsed light passing through the path point AB, numbers are assigned to the pulsed light passing through the path point AB in ascending order of 1, 2, 3, 4,. Also, the optical frequency of the pulsed light passing through the path point AB is given as ν + f f1 , ν + f f2,.
また、経路点ACを通過するパルス光については、経路点ACを通過するパルス光に順に番号が、1、2、3、4、・・・と昇順に付与されている。また、経路点ACを通過するパルス光の光周波数についても、ν+fb1、ν+fb2、・・・というように付与されている。なお、パルス光は、経路点ACには、経路点ABと比較して、τだけ遅れて入力される。これは、経路点ACでは、パルス光が、遅延補償ファイバ5を通過するためである。
For the pulsed light that passes through the path point AC, numbers are assigned to the pulsed light that passes through the path point AC in ascending order of 1, 2, 3, 4,. Also, the optical frequencies of the pulsed light passing through the path point AC are given as ν + f b1 , ν + f b2,. Note that the pulsed light is input to the path point AC with a delay of τ compared to the path point AB. This is because the pulsed light passes through the
また、経路点ABDEGを通過するパルス光については、経路点ABDEGを通過するパルス光に順に番号が、1、2、3、4、・・・と昇順に付与されている。また、経路点ABDEGを通過するパルス光の周波数についても、ν+ff1、ν+ff2、・・・というように付与されている。 For the pulsed light that passes through the path point ABDEG, numbers are assigned to the pulsed light that passes through the path point ABDEG in ascending order of 1, 2, 3, 4,. Further, the frequency of the pulsed light passing through the path point ABDEG is given as ν + f f1 , ν + f f2 ,...
また、経路点ABDFGを通過するパルス光については、経路点ABDFGを通過するパルス光に順に番号が、1、2、3、4、・・・と昇順に付与されている。また、経路点ABDFGを通過するパルス光の周波数についても、ν+ff1、ν+ff2、・・・というように付与されている。なお、パルス光は、経路点ABDFGには、経路点ABDEGと比較して、τだけ遅れて入力される。これは、経路点ABDFGでは、パルス光が、センシングファイバ9を通過するためである。
For the pulsed light passing through the path point ABDFG, numbers are assigned to the pulsed light passing through the path point ABDFG in ascending order of 1, 2, 3, 4,. Further, the frequency of the pulsed light passing through the path point ABDFG is given as ν + f f1 , ν + f f2 ,... Note that the pulsed light is input to the path point ABDFG with a delay of τ compared to the path point ABDEG. This is because the pulsed light passes through the
また、経路点ACDEGを通過するパルス光については、経路点ACDEGを通過するパルス光に順に番号が、1、2、3、4、・・・と昇順に付与されている。また、経路点ACDEGを通過するパルス光の周波数についても、ν+fb1、ν+fb2、・・・というように付与されている。なお、パルス光は、経路点ACDEGには、経路点ABDEGと比較して、τだけ遅れて入力される。これは、経路点ACDEGでは、パルス光が、遅延補償ファイバ5を通過するためである。
For the pulsed light that passes through the path point ACDEG, numbers are assigned to the pulsed light that passes through the path point ACDEG in ascending order of 1, 2, 3, 4,. Also, the frequency of the pulsed light passing through the path point ACDEG is given as ν + f b1 , ν + f b2 ,. Note that the pulsed light is input to the path point ACDEG with a delay of τ compared to the path point ABDEG. This is because the pulse light passes through the
また、経路点ACDFGを通過するパルス光については、経路点ACDFGを通過するパルス光に順に番号が、1、2、3、4、・・・と昇順に付与されている。また、経路点ACDFGを通過するパルス光の周波数についても、ν+fb1、ν+fb2、・・・というように付与されている。なお、パルス光は、経路点ACDFGには、経路点ABDFG、経路点ACDEGと比較して、2τだけ遅れて入力される。これは、経路点ACDFGでは、パルス光が、遅延補償ファイバ5とセンシングファイバ9とを通過するためである。
For the pulsed light that passes through the path point ACDFG, numbers are assigned to the pulsed light that passes through the path point ACDFG in ascending order of 1, 2, 3, 4,. Further, the frequency of the pulsed light passing through the path point ACDFG is also given as ν + f b1 , ν + f b2 ,. Note that the pulsed light is input to the path point ACDFG with a delay of 2τ compared to the path point ABDFG and the path point ACDEG. This is because the pulse light passes through the
また、ここでは、遅延補償ファイバ5による遅延時間と、センシングファイバ9による遅延時間とは、同じであるとする。例えば、遅延時間はτである。これにより、ν+ff1、ν+ff2、・・・と、ν+fb1、ν+fb2、・・・とは同期することになる。よって、正確に(ν+ff1)−(ν+fb1)及び(ν+ff2)−(ν+fb2)等を求めることができる。よって、経路点Gでは、始動直後の4つのパルス光を除くと、パルス光は、IA、IBの2種類となり、IA、IB、IA、IB、・・・と続いていくことになる。
Here, it is assumed that the delay time by the
図9は、本発明の実施の形態3におけるIA、IBをA/D変換した後のパワースペクトルの概念図である。IAの場合、センシングファイバ9で検出した信号を含むビートと側波帯の中心周波数は、ff1−fb1である。すなわち、IAでは、中心周波数ff1−fb1のビートに信号φ(t)が変調されている。また、IBの場合、センシングファイバ9で検出した信号を含むビートと側波帯の中心周波数は、ff2−fb2である。すなわち、IBでは、中心周波数ff2−fb2のビートに信号φ(t)が変調されている。復調器17は、IA、IBのそれぞれから信号φ(t)を復調し、復調したものを出力する。
FIG. 9 is a conceptual diagram of a power spectrum after A / D conversion of I A and I B in
(効果の説明)
本実施の形態1と同様に、周波数が異なる複数のビートを発生させ、サンプリングの数を増やしたことにより、折り返し雑音を低減することができる。さらに、式(9)、(10)に示されるように、サンプリングの間隔をより細かくしたことにより、信号のタイミングを精密に測る必要があるような用途においては、従来よりも細かく測ることができる。
(Explanation of effect)
Similar to the first embodiment, aliasing noise can be reduced by generating a plurality of beats having different frequencies and increasing the number of samplings. Further, as shown in the equations (9) and (10), by making the sampling interval finer, in applications where it is necessary to measure the timing of the signal precisely, it can be measured more finely than in the past. .
また、本実施の形態1よりサンプリング周波数を低くできることにより、本実施の形態1よりもO/E変換器12の帯域幅を狭くすることができる。これにより、折り返し雑音を抑制することができる。ただし、本発明の実施の形態3においては、復調するパルス光の周波数と同じ周波数のビートが、IAとIBの両方で発生する。具体的には、図9に示されるように、IAでは、ff1−fb1とff2−fb2が発生している。このうち、IAでは、ff1−fb1が、センシングファイバ9で検出した信号を含むビートと側波帯の周波数である。また、IBでは、ff1−fb1とff2−fb2が発生している。このうち、IBでは、ff2−fb2が、センシングファイバ9で検出した信号を含むビートと側波帯の周波数である。よって、O/E変換器12による帯域制限で、復調するパルス光への時間的に前のパルス光の漏れ込みにより、別の雑音が発生しやすくなることがある。
Further, since the sampling frequency can be made lower than that in the first embodiment, the bandwidth of the O /
実施の形態4.
図10は、本発明の実施の形態4における干渉型光ファイバセンサの構成の一例を示すブロック図である。
なお、本実施の形態4において、特に記述しない項目については実施の形態1〜3と同様とし、同一の機能や構成については同一の符号を用いて述べることとする。
FIG. 10 is a block diagram showing an example of the configuration of the interference optical fiber sensor according to
In the fourth embodiment, items that are not particularly described are the same as those in the first to third embodiments, and the same functions and configurations are described using the same reference numerals.
(構成の説明)
本発明の実施の形態1〜3との相違点は、変調信号発生器205から出力される周波数信号の出力タイミングと、変調信号発生器206から出力する周波数信号の出力タイミングと、参照信号発生器233〜238の出力波形である。
(Description of configuration)
The difference from the first to third embodiments of the present invention is that the output timing of the frequency signal output from the
図11は、本発明の実施の形態4におけるパルス光の光周波数とそのタイミングの一例について説明する図である。図11に示されるように、変調信号発生器205、206から出力される周波数信号は、周期3τで出力される。このため、本発明の実施の形態1〜3の変調信号発生器201〜204の周期τの場合と比較して、3倍長い間隔となっている。また、パルス光源2の出力波形であるパルス光と、光周波数シフタ211、212の略矩形波とは、同期が取れている。すなわち、光周波数シフタ211、212が出力するパルス光の周波数は、パルス光源2のパルス光の出力タイミングに合わせて、ステップ状にその大きさを変化させる。図11に示すように、横軸は時間であり、縦軸は、光周波数である。そして、9τごとにステップ状の周波数の変動は元に戻る。つまり、光周波数シフタ211、212の略矩形波の周期は9τであり、周波数は1/(9τ)である。また、パルス光源2から出力されるパルス光は、光周波数シフタ211、212に到達する順番に数字が付与されている。例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、・・・のように昇順に番号が付与されている。
FIG. 11 is a diagram illustrating an example of the optical frequency and timing of pulsed light according to
また、参照信号発生器233〜238は、ΔA(t)、ΔB(t)、ΔC(t)の定義が異なっている。具体的には、式(11)〜(13)に表されるように、サンプリング間隔が異なっている。
Further, the
すなわち、f1f−f1b、f2f−f2b、f3f−f3bの各間隔が3τであるため、ΔA(t)、ΔB(t)、ΔC(t)の各間隔も3τとなるように定義されている。要するに、変調信号発生器205、206の出力タイミングと、参照信号発生器233〜238とのサンプリング間隔とは、同一になるようにするのである。ここで、ff1−fb1の差を1とする。すなわち、(ν+fb1)−(ν+ff1)の差を1と想定する。次に、ff2−fb2の差を3とする。すなわち、(ν+ff2)−(ν+fb2)の差を3とする。また、ff3−fb3の差を5とする。すなわち、(ν+ff3)−(ν+fb3)の差を5とする。このように、1、3、5ととびとびの値で出力周波数の大きさの割合を設定するのは、折り返し雑音を低減させるためである。すなわち、エイリアシングを発生させないようにするために、とびとびの値が設定されるのである。なお、1、3、5といった数字は、一例を示すものであり、これに限定されるものではない。
That is, since the intervals of f 1f −f 1b , f 2f −f 2b , and f 3f −f 3b are 3τ, the intervals of Δ A (t), Δ B (t), and Δ C (t) are also 3τ. Is defined to be In short, the output timings of the
(動作の説明)
図12は、本発明の実施の形態4における干渉型光ファイバセンサの動作を説明するパルス波形を示す図である。図12に示すように、経路点Aを通過するパルス光については、パルス光源2から出力される順に番号が、1、2、3、4、・・・と昇順に付与されている。
(Description of operation)
FIG. 12 is a diagram showing pulse waveforms for explaining the operation of the interference optical fiber sensor according to the fourth embodiment of the present invention. As shown in FIG. 12, for the pulsed light passing through the path point A, the numbers are given in ascending order as 1, 2, 3, 4,.
また、経路点ABDE1Gを通過するパルス光については、経路点ABDE1Gを通過するパルス光に順に番号が、1a1、2a1、3a1、4a1、・・・と昇順に付与されている。また、経路点ABDE1Gを通過するパルス光の周波数についても、ν+ff1、ν+ff2、ν+ff3、・・・というように付与されている。 For the pulsed light that passes through the path point ABDE1G, numbers are assigned to the pulsed light that passes through the path point ABDE1G in ascending order of 1a1, 2a1, 3a1, 4a1,. Further, the frequencies of the pulsed light passing through the path point ABDE1G are given as ν + f f1 , ν + f f2 , ν + f f3 ,.
また、経路点ABDF1Gを通過するパルス光については、経路点ABDF1Gを通過するパルス光に順に番号が、1b1、2b1、3b1、4b1、・・・と昇順に付与されている。また、経路点ABDF1Gを通過するパルス光の周波数についても、ν+ff1、ν+ff2、ν+ff3、・・・というように付与されている。なお、パルス光は、経路点ABDF1Gには、経路点ABDE1Gと比較して、τだけ遅れて入力される。これは、経路点ABDF1Gでは、パルス光が、センシングファイバ71を通過するためである。 For the pulsed light that passes through the path point ABDF1G, numbers are assigned to the pulsed light that passes through the path point ABDF1G in ascending order as 1b1, 2b1, 3b1, 4b1,. Further, the frequencies of the pulsed light passing through the path point ABDF1G are also given as ν + f f1 , ν + f f2 , ν + f f3 ,. The pulsed light is input to the path point ABDF1G with a delay of τ compared to the path point ABDE1G. This is because the pulsed light passes through the sensing fiber 71 at the path point ABDF1G.
また、経路点ACDE1Gを通過するパルス光については、経路点ACDE1Gを通過するパルス光に順に番号が、1c1、2c1、3c1、4c1、・・・と昇順に付与されている。また、経路点ACDE1Gを通過するパルス光の周波数についても、ν+fb1、ν+fb2、ν+fb3、・・・というように付与されている。なお、パルス光は、経路点ACDE1Gには、経路点ABDE1Gと比較して、τだけ遅れて入力される。これは、経路点ACDE1Gでは、パルス光が、遅延補償ファイバ5を通過するためである。
For the pulsed light passing through the path point ACDE1G, numbers are assigned to the pulsed light passing through the path point ACDE1G in ascending order of 1c1, 2c1, 3c1, 4c1,. Further, the frequency of the pulsed light passing through the path point ACDE1G is given as ν + f b1 , ν + f b2 , ν + f b3 ,. The pulsed light is input to the path point ACDE1G with a delay of τ compared to the path point ABDE1G. This is because the pulse light passes through the
また、経路点ACDF1Gを通過するパルス光については、経路点ACDF1Gを通過するパルス光に順に番号が、1d1、2d1、3d1、4d1、・・・と昇順に付与されている。また、経路点ACDF1Gを通過するパルス光の周波数についても、ν+fb1、ν+fb2、ν+fb3、・・・というように付与されている。なお、パルス光は、経路点ACDF1Gには、経路点ABDE1Gと比較して、2τだけ遅れて入力される。これは、経路点ACDF1Gでは、パルス光が、遅延補償ファイバ5とセンシングファイバ71を通過するためである。
In addition, for the pulsed light passing through the path point ACDF1G, numbers are sequentially assigned to the pulsed light passing through the path point ACDF1G in ascending order of 1d1, 2d1, 3d1, 4d1,. Further, the frequencies of the pulsed light passing through the path point ACDF1G are given as ν + f b1 , ν + f b2 , ν + f b3 ,. Note that the pulsed light is input to the path point ACDF1G with a delay of 2τ compared to the path point ABDE1G. This is because the pulse light passes through the
また、経路点ABDE2Gを通過するパルス光については、経路点ABDE2Gを通過するパルス光に順に番号が、1a2、2a2、3a2、4a2、・・・と昇順に付与されている。また、経路点ABDE2Gを通過するパルス光の周波数についても、ν+ff1、ν+ff2、ν+ff3、・・・というように付与されている。 For the pulsed light that passes through the path point ABDE2G, numbers are assigned to the pulsed light that passes through the path point ABDE2G in ascending order of 1a2, 2a2, 3a2, 4a2,. Further, the frequencies of the pulsed light passing through the path point ABDE2G are given as ν + f f1 , ν + f f2 , ν + f f3 ,.
また、経路点ABDF2Gを通過するパルス光については、経路点ABDF2Gを通過するパルス光に順に番号が、1b2、2b2、3b2、4b2、・・・と昇順に付与されている。また、経路点ABDF2Gを通過するパルス光の周波数についても、ν+ff1、ν+ff2、ν+ff3、・・・というように付与されている。なお、パルス光は、経路点ABDF2Gには、経路点ABDE2Gと比較して、τだけ遅れて入力される。これは、経路点ABDF2Gでは、パルス光が、センシングファイバ72を通過するためである。 For the pulsed light that passes through the path point ABDF2G, numbers are assigned to the pulsed light that passes through the path point ABDF2G in ascending order as 1b2, 2b2, 3b2, 4b2,. Further, the frequencies of the pulsed light passing through the path point ABDF2G are given as ν + f f1 , ν + f f2 , ν + f f3 ,. The pulsed light is input to the path point ABDF2G with a delay of τ compared to the path point ABDE2G. This is because the pulsed light passes through the sensing fiber 72 at the path point ABDF2G.
また、経路点ACDE2Gを通過するパルス光については、経路点ACDE2Gを通過するパルス光に順に番号が、1c2、2c2、3c2、4c2、・・・と昇順に付与されている。また、経路点ACDE2Gを通過するパルス光の周波数についても、ν+fb1、ν+fb2、ν+fb3、・・・というように付与されている。なお、パルス光は、経路点ACDE2Gには、経路点ABDE2Gと比較して、τだけ遅れて入力される。これは、経路点ACDE2Gでは、パルス光が、遅延補償ファイバ5を通過するためである。
For the pulsed light that passes through the path point ACDE2G, numbers are assigned to the pulsed light that passes through the path point ACDE2G in ascending order of 1c2, 2c2, 3c2, 4c2,. Also, the frequencies of the pulsed light passing through the path point ACDE2G are given as ν + f b1 , ν + f b2 , ν + f b3 ,. Note that the pulsed light is input to the path point ACDE2G with a delay of τ compared to the path point ABDE2G. This is because pulse light passes through the
また、経路点ACDF2Gを通過するパルス光については、経路点ACDF2Gを通過するパルス光に順に番号が、1d2、2d2、3d2、4d2、・・・と昇順に付与されている。また、経路点ACDF2Gを通過するパルス光の周波数についても、ν+fb1、ν+fb2、ν+fb3、・・・というように付与されている。なお、パルス光は、経路点ACDF2Gには、経路点ABDE2Gと比較して、2τだけ遅れて入力される。これは、経路点ACDF2Gでは、パルス光が、遅延補償ファイバ5とセンシングファイバ72を通過するためである。
Further, for the pulsed light passing through the path point ACDF2G, numbers are sequentially assigned to the pulsed light passing through the path point ACDF2G in ascending order as 1d2, 2d2, 3d2, 4d2,. Also, the frequencies of the pulsed light passing through the path point ACDF2G are given as ν + f b1 , ν + f b2 , ν + f b3 ,. Note that the pulsed light is input to the path point ACDF2G with a delay of 2τ as compared with the path point ABDE2G. This is because the pulse light passes through the
また、経路点ABDE3Gを通過するパルス光については、経路点ABDE3Gを通過するパルス光に順に番号が、1a3、2a3、3a3、4a3、・・・と昇順に付与されている。また、経路点ABDE3Gを通過するパルス光の周波数についても、ν+ff1、ν+ff2、ν+ff3、・・・というように付与されている。 In addition, for the pulsed light that passes through the path point ABDE3G, numbers are assigned to the pulsed light that passes through the path point ABDE3G in ascending order as 1a3, 2a3, 3a3, 4a3,. Also, the frequencies of the pulsed light passing through the path point ABDE3G are given as ν + f f1 , ν + f f2 , ν + f f3 ,.
また、経路点ABDF3Gを通過するパルス光については、経路点ABDF3Gを通過するパルス光に順に番号が、1b3、2b3、3b3、4b3、・・・と昇順に付与されている。また、経路点ABDF3Gを通過するパルス光の周波数についても、ν+ff1、ν+ff2、ν+ff3、・・・というように付与されている。なお、パルス光は、経路点ABDF3Gには、経路点ABDE3Gと比較して、τだけ遅れて入力される。これは、経路点ABDF3Gでは、パルス光が、センシングファイバ73を通過するためである。 For the pulsed light that passes through the path point ABDF3G, numbers are assigned to the pulsed light that passes through the path point ABDF3G in ascending order as 1b3, 2b3, 3b3, 4b3,. Further, the frequencies of the pulsed light passing through the path point ABDF3G are given as ν + f f1 , ν + f f2 , ν + f f3 ,. The pulsed light is input to the path point ABDF3G with a delay of τ compared to the path point ABDE3G. This is because the pulsed light passes through the sensing fiber 73 at the path point ABDF3G.
また、経路点ACDE3Gを通過するパルス光については、経路点ACDE3Gを通過するパルス光に順に番号が、1c3、2c3、3c3、4c3、・・・と昇順に付与されている。また、経路点ACDE3Gを通過するパルス光の周波数についても、ν+fb1、ν+fb2、ν+fb3、・・・というように付与されている。なお、パルス光は、経路点ACDE3Gには、経路点ABDE3Gと比較して、τだけ遅れて入力される。これは、経路点ACDE3Gでは、パルス光が、遅延補償ファイバ5を通過するためである。
For the pulsed light that passes through the path point ACDE3G, numbers are assigned to the pulsed light that passes through the path point ACDE3G in ascending order of 1c3, 2c3, 3c3, 4c3,. Further, the frequencies of the pulsed light passing through the path point ACDE3G are given as ν + f b1 , ν + f b2 , ν + f b3 ,. Note that the pulsed light is input to the path point ACDE3G with a delay of τ compared to the path point ABDE3G. This is because the pulse light passes through the
また、経路点ACDF3Gを通過するパルス光については、経路点ACDF3Gを通過するパルス光に順に番号が、1d3、2d3、3d3、4d3、・・・と昇順に付与されている。また、経路点ACDF3Gを通過するパルス光の周波数についても、ν+fb1、ν+fb2、ν+fb3、・・・というように付与されている。なお、パルス光は、経路点ACDF3Gには、経路点ABDE3Gと比較して、2τだけ遅れて入力される。これは、経路点ACDF3Gでは、パルス光が、遅延補償ファイバ5とセンシングファイバ73を通過するためである。
For the pulsed light that passes through the path point ACDF3G, numbers are assigned to the pulsed light that passes through the path point ACDF3G in ascending order of 1d3, 2d3, 3d3, 4d3,. Further, the frequency of the pulsed light passing through the path point ACDF3G is given as ν + f b1 , ν + f b2 , ν + f b3 ,. Note that the pulsed light is input to the path point ACDF3G with a delay of 2τ compared to the path point ABDE3G. This is because the pulse light passes through the
なお、経路点ABDE1Gを通過するパルス光と、経路点ABDE2Gを通過するパルス光とは、3τの時間差が設定されている。また、経路点ABDE2Gを通過するパルス光と、経路点ABDE3Gを通過するパルス光とは、3τの時間差が設定されている。 A time difference of 3τ is set between the pulsed light passing through the path point ABDE1G and the pulsed light passing through the path point ABDE2G. In addition, a time difference of 3τ is set between the pulsed light passing through the path point ABDE2G and the pulsed light passing through the path point ABDE3G.
また、ここでは、遅延補償ファイバ5、81、82による遅延時間と、センシングファイバ71、72、73による遅延時間とは、同じであるとする。例えば、遅延時間はτである。これにより、ν+ff1、ν+ff2、ν+ff3、・・・と、ν+fb1、ν+fb2、ν+fb3、・・・とは同期することになる。よって、正確に(ν+ff1)−(ν+fb1)、(ν+ff2)−(ν+fb2)及び(ν+ff3)−(ν+fb3)等を求めることができる。よって、経路点Gでは、始動直後の10個のパルス光を除くと、パルス光は、IA、IB、Ic、の3種類となり、IA、IB、Ic、IA、IB、Ic、・・・と続いていくことになる。そして、復調器18は、IA、IB、Icから信号φ1(t)、φ2(t)、φ3(t)を復調している。
Here, it is assumed that the delay time due to the
(効果の説明)
本発明の実施の形態4では、センシングファイバ71、72、73を用い、各パルス光のタイミングをずらしていくことにより、1つのパルス光から3つの信号が得られる。すなわち、ff1とff2との時間差が3τに設定され、ff2とff3との時間差が3τに設定され、ff3とff1との時間差が3τに設定され、fb1とfb2との時間差が3τに設定され、fb2とfb3との時間差が3τに設定され、fb3とfb1との時間差が3τに設定されることで、ff1−fb1、ff2−fb2、ff3−fb3が同時に出現していくようになる。そして、1つの周波数のビートに複数のセンシングファイバで検出された複数の信号が交番して含まれる。例えば、ff1−fb1の周波数のビートの内、IAのパルス光には信号φ1(t)、IBのパルス光には信号φ2(t)、ICのパルス光には信号φ3(t)が含まれる。3つの周波数のビートを同時に復調することで3つの信号が同時に得られる。
(Explanation of effect)
In the fourth embodiment of the present invention, three signals are obtained from one pulsed light by using the sensing fibers 71, 72, 73 and shifting the timing of each pulsed light. That is, the time difference between f f1 and f f2 is set to 3τ, the time difference between f f2 and f f3 is set to 3τ, the time difference between f f3 and f f1 is set to 3τ, and f b1 and f b2 Is set to 3τ, the time difference between f b2 and f b3 is set to 3τ, and the time difference between f b3 and f b1 is set to 3τ, so that f f1 −f b1 and f f2 −f b2 , F f3 −f b3 appear at the same time. A plurality of signals detected by a plurality of sensing fibers are alternately included in one frequency beat. For example, of the beats having a frequency of f f1 −f b1, the signal φ 1 (t) is used for the pulse light of I A , the signal φ 2 (t) is used for the pulse light of I B , and the signal φ is the signal of the pulse light of I C. φ 3 (t) is included. By demodulating beats of three frequencies simultaneously, three signals can be obtained simultaneously.
要するに、周波数の異なるパルス光が、時間的に少しずつずらされて経路内を伝搬していくことにより、同じ時間では、同時並行的に多くのパルス光が伝搬されている状態となる。これにより、1度に多くの信号が得られるのである。よって、従来技術2においては、1度得た信号を再度得るには9τの時間間隔が必要であったのに対し、本発明の実施の形態4においては、1度得た信号を再度得るには3τの時間間隔で済むようになった。そのため、周期が短くなった。したがって、サンプリング周波数が高くなり、折り返し雑音を低減することができる。
In short, pulse lights having different frequencies are gradually shifted in time and propagated in the path, so that many pulse lights are propagated in parallel at the same time. As a result, many signals can be obtained at one time. Therefore, in the
実施の形態5.
図13は、本発明の実施の形態5における干渉型光ファイバセンサの構成の一例を示すブロック図である。
なお、本実施の形態5において、特に記述しない項目については実施の形態1〜4と同様とし、同一の機能や構成については同一の符号を用いて述べることとする。
FIG. 13 is a block diagram showing an example of the configuration of the interference optical fiber sensor according to
In the fifth embodiment, items that are not particularly described are the same as those in the first to fourth embodiments, and the same functions and configurations are described using the same reference numerals.
(構成の説明)
本発明の実施の形態1〜4との相違点は、変調信号発生器207、208から出力される周波数信号の出力タイミングと、変調信号発生器207、208から出力される各周波数信号の大きさの割合と、複数のセンシングファイバがN個にグループ化されて構成されている点と、参照信号の出力波形である。
(Description of configuration)
The difference from the first to fourth embodiments of the present invention is that the output timing of the frequency signal output from the
図14は、本発明の実施の形態5におけるパルス光の光周波数とそのタイミングの一例について説明する図である。図14に示されるように、変調信号発生器207、208から出力される周波数信号は、半周期kMτで出力される。このため、パルス光源2の出力波形であるパルス光の周期は、kMτとなるように設定される。また、変調信号発生器207、208は、ν+ff1とν+fb1との差が2i−1であり、ν+ff2とν+fb2との差が2i−1であり、ν+fb2とν+ff1との差が2N+1である。つまり、ff1−fb1と、ff2−fb2と、fb2−ff1との割合が、2i−1、2i−1、2N+1となるようにする。ただし、iは、1、2、・・・、Nと自然数であるとする。
FIG. 14 is a diagram illustrating an example of the optical frequency and timing of pulsed light according to the fifth embodiment of the present invention. As shown in FIG. 14, the frequency signals output from the
ここで、Nは、復調するビート周波数の数であり、Mは、自分割多重する信号の数であるとする。本発明の実施の形態4では、N=2、M=2の場合について説明する。kは、パルス光源2から出力するパルス繰返し周期とセンシングファイバ往復伝搬時間τの係数の1つであり、通常、2または3が設定される。本発明の実施の形態4では、k=3の場合について説明する。そして、パルス光源2から順次出力されるパルス光が分岐され、伝搬経路を経て、O/E変換器に送られた際、各パルス光が同一時間で重ならないようにするために、各経路点間に遅延ファイバ5、83、84、85を取り付ける。
Here, N is the number of beat frequencies to be demodulated, and M is the number of signals to be self-division multiplexed. In the fourth embodiment of the present invention, a case where N = 2 and M = 2 will be described. k is one of the coefficients of the pulse repetition period output from the
このような前提で、光アンプ7の出力は、光カプラ301で分岐され、N個のグループに送られ、各グループのミラー、例えば、グループ1の場合にはミラー331等、グループ2の場合にはミラー335等で反射される。このような伝搬経路により多重伝送されたパルス光は、O/E変換器12で受光され、復調器19のA/D変換器に入力される。
Under such a premise, the output of the
復調器19は、参照信号発生器239〜246を有している。参照信号発生器239〜246は、sin2π(f1f−f1b)〜sin2π(fNf−fNb)の参照信号及び式(14)〜(19)等で表されるサンプリング関数を掛け合わせたN×M対の参照信号並びにcos2π(f1f−f1b)〜cos2π(fNf−fNb)の参照信号及び式(14)〜(19)等で表されるサンプリング関数を掛け合わせたN×M対の参照信号の内、復調する信号を含んだビート周波数のタイミングに対応した参照信号が加算された参照信号を出力する。そして、復調器19は、それぞれの信号に対応した参照信号とA/D変換器21の出力とを乗算し、位相復調する。
The
(動作の説明)
図15は、本発明の実施の形態5における干渉型光ファイバセンサの動作を説明するパルス波形を示す図である。図15に示すように、経路点Aを通過するパルス光については、パルス光源2から出力される順に番号が、1、2、3、4、・・・と昇順に付与されている。
(Description of operation)
FIG. 15 is a diagram showing pulse waveforms for explaining the operation of the interference optical fiber sensor according to the fifth embodiment of the present invention. As shown in FIG. 15, for the pulsed light that passes through the path point A, numbers are assigned in ascending order as 1, 2, 3, 4,.
また、経路点ABDE11Gを通過するパルス光については、経路点ABDE11Gを通過するパルス光に順に番号が、1a11、2a11、3a11、4a11、・・・と昇順に付与されている。また、経路点ABDE11Gを通過するパルス光の周波数についても、ν+ff1、ν+ff2、・・・というように付与されている。 In addition, for the pulsed light that passes through the path point ABDE11G, numbers are assigned to the pulsed light that passes through the path point ABDE11G in ascending order as 1a11, 2a11, 3a11, 4a11,. Also, the frequency of the pulsed light passing through the path point ABDE11G is given as ν + f f1 , ν + f f2 ,.
また、経路点ABDF11Gを通過するパルス光については、経路点ABDF11Gを通過するパルス光に順に番号が、1b11、2b11、3b11、4b11、・・・と昇順に付与されている。また、経路点ABDF1Gを通過するパルス光の周波数についても、ν+ff1、ν+ff2、・・・というように付与されている。なお、パルス光は、経路点ABDF11Gには、経路点ABDE11Gと比較して、τだけ遅れて入力される。これは、経路点ABDF11Gでは、パルス光が、センシングファイバ321を通過するためである。 For the pulsed light that passes through the path point ABDF11G, numbers are assigned to the pulsed light that passes through the path point ABDF11G in ascending order as 1b11, 2b11, 3b11, 4b11,. Also, the frequency of the pulsed light passing through the path point ABDF1G is given as ν + f f1 , ν + f f2 ,. Note that the pulsed light is input to the route point ABDF11G with a delay of τ compared to the route point ABDE11G. This is because the pulsed light passes through the sensing fiber 321 at the path point ABDF11G.
また、経路点ACDE11Gを通過するパルス光については、経路点ACDE11Gを通過するパルス光に順に番号が、1c11、2c11、3c11、4c11、・・・と昇順に付与されている。また、経路点ACDE11Gを通過するパルス光の周波数についても、ν+fb1、ν+fb2、・・・というように付与されている。なお、パルス光は、経路点ACDE11Gには、経路点ABDE11Gと比較して、τだけ遅れて入力される。これは、経路点ACDE11Gでは、パルス光が、遅延補償ファイバ5を通過するためである。
In addition, for the pulsed light that passes through the path point ACDE11G, numbers are assigned to the pulsed light that passes through the path point ACDE11G in ascending order, such as 1c11, 2c11, 3c11, 4c11,. Further, the frequency of the pulsed light passing through the path point ACDE11G is given as ν + f b1 , ν + f b2 ,. Note that the pulsed light is input to the path point ACDE11G with a delay of τ compared to the path point ABDE11G. This is because the pulse light passes through the
また、経路点ACDF11Gを通過するパルス光については、経路点ACDF11Gを通過するパルス光に順に番号が、1d11、2d11、3d11、4d11、・・・と昇順に付与されている。また、経路点ACDF11Gを通過するパルス光の周波数についても、ν+fb1、ν+fb2、・・・というように付与されている。なお、パルス光は、経路点ACDF11Gには、経路点ABDE11Gと比較して、2τだけ遅れて入力される。これは、経路点ACDF11Gでは、パルス光が、遅延補償ファイバ5とセンシングファイバ321を通過するためである。
Further, for the pulsed light passing through the path point ACDF11G, numbers are assigned to the pulsed light passing through the path point ACDF11G in ascending order as 1d11, 2d11, 3d11, 4d11,. Also, the frequency of the pulsed light passing through the path point ACDF11G is given as ν + f b1 , ν + f b2 ,. The pulsed light is input to the path point ACDF11G with a delay of 2τ compared to the path point ABDE11G. This is because the pulse light passes through the
また、経路点ABDE12Gを通過するパルス光については、経路点ABDE12Gを通過するパルス光に順に番号が、1a12、2a12、3a12、4a12、・・・と昇順に付与されている。また、経路点ABDE12Gを通過するパルス光の周波数についても、ν+ff1、ν+ff2、・・・というように付与されている。 For the pulsed light that passes through the path point ABDE12G, numbers are assigned to the pulsed light that passes through the path point ABDE12G in ascending order as 1a12, 2a12, 3a12, 4a12,. Further, the frequency of the pulsed light passing through the path point ABDE12G is given as ν + f f1 , ν + f f2 ,.
また、経路点ABDF12Gを通過するパルス光については、経路点ABDF12Gを通過するパルス光に順に番号が、1b12、2b12、3b12、4b12、・・・と昇順に付与されている。また、経路点ABDF12Gを通過するパルス光の周波数についても、ν+ff1、ν+ff2、・・・というように付与されている。なお、パルス光は、経路点ABDF12Gには、経路点ABDE12Gと比較して、τだけ遅れて入力される。これは、経路点ABDF12Gでは、パルス光が、センシングファイバ322を通過するためである。
Further, for the pulsed light that passes through the path point ABDF12G, numbers are sequentially assigned to the pulsed light that passes through the path point ABDF12G in ascending order of 1b12, 2b12, 3b12, 4b12,. Also, the frequency of the pulsed light passing through the path point ABDF12G is given as ν + f f1 , ν + f f2 ,... Note that the pulsed light is input to the path point ABDF12G with a delay of τ compared to the path point ABDE12G. This is because the pulsed light passes through the
また、経路点ACDE12Gを通過するパルス光については、経路点ACDE12Gを通過するパルス光に順に番号が、1c12、2c12、3c12、4c12、・・・と昇順に付与されている。また、経路点ACDE12Gを通過するパルス光の周波数についても、ν+fb1、ν+fb2、・・・というように付与されている。なお、パルス光は、経路点ACDE12Gには、経路点ABDE12Gと比較して、τだけ遅れて入力される。これは、経路点ACDE12Gでは、パルス光が、遅延補償ファイバ5を通過するためである。
For the pulsed light passing through the path point ACDE12G, numbers are assigned to the pulsed light passing through the path point ACDE12G in ascending order of 1c12, 2c12, 3c12, 4c12,. Also, the frequency of the pulsed light passing through the path point ACDE12G is given as ν + f b1 , ν + f b2 ,. Note that the pulsed light is input to the path point ACDE12G with a delay of τ compared to the path point ABDE12G. This is because the pulse light passes through the
また、経路点ACDF12Gを通過するパルス光については、経路点ACDF12Gを通過するパルス光に順に番号が、1d12、2d12、3d12、4d12、・・・と昇順に付与されている。また、経路点ACDF12Gを通過するパルス光の周波数についても、ν+fb1、ν+fb2、・・・というように付与されている。なお、パルス光は、経路点ACDF12Gには、経路点ABDE12Gと比較して、2τだけ遅れて入力される。これは、経路点ACDF12Gでは、パルス光が、遅延補償ファイバ5とセンシングファイバ322を通過するためである。
Further, for the pulsed light passing through the path point ACDF12G, numbers are sequentially assigned to the pulsed light passing through the path point ACDF12G in ascending order of 1d12, 2d12, 3d12, 4d12,. Also, the frequency of the pulsed light passing through the path point ACDF12G is given as ν + f b1 , ν + f b2 ,. The pulsed light is input to the path point ACDF12G with a delay of 2τ compared to the path point ABDE12G. This is because the pulsed light passes through the
また、経路点ABDE21Gを通過するパルス光については、経路点ABDE21Gを通過するパルス光に順に番号が、1a21、2a21、3a21、4a21、・・・と昇順に付与されている。また、経路点ABDE21Gを通過するパルス光の周波数については、ν+ff1、ν+ff2、・・・となるが図示は省略する。 In addition, for the pulsed light that passes through the path point ABDE21G, numbers are assigned to the pulsed light that passes through the path point ABDE21G in ascending order as 1a21, 2a21, 3a21, 4a21,. The frequencies of the pulsed light passing through the path point ABDE21G are ν + f f1 , ν + f f2 ,.
また、経路点ABDF21Gを通過するパルス光については、経路点ABDF21Gを通過するパルス光に順に番号が、1b21、2b21、3b21、4b21、・・・と昇順に付与されている。また、経路点ABDF21Gを通過するパルス光の周波数についても、ν+ff1、ν+ff2、・・・というように付与されている。なお、パルス光は、経路点ABDF21Gには、経路点ABDE21Gと比較して、τだけ遅れて入力される。これは、経路点ABDF21Gでは、パルス光が、センシングファイバ323を通過するためである。 In addition, for the pulsed light that passes through the path point ABDF21G, numbers are assigned to the pulsed light that passes through the path point ABDF21G in ascending order as 1b21, 2b21, 3b21, 4b21,. Further, the frequency of the pulsed light passing through the path point ABDF21G is given as ν + f f1 , ν + f f2 ,. Note that the pulsed light is input to the route point ABDF21G with a delay of τ compared to the route point ABDE21G. This is because the pulsed light passes through the sensing fiber 323 at the path point ABDF21G.
また、経路点ACDE21Gを通過するパルス光については、経路点ACDE21Gを通過するパルス光に順に番号が、1c21、2c21、3c21、4c21、・・・と昇順に付与されている。また、経路点ACDE21Gを通過するパルス光の周波数についても、ν+fb1、ν+fb2、・・・というように付与されている。なお、パルス光は、経路点ACDE21Gには、経路点ABDE21Gと比較して、τだけ遅れて入力される。これは、経路点ACDE21Gでは、パルス光が、遅延補償ファイバ5を通過するためである。
Further, for the pulsed light passing through the path point ACDE21G, numbers are assigned to the pulsed light passing through the path point ACDE21G in ascending order as 1c21, 2c21, 3c21, 4c21,. Also, the frequency of the pulsed light passing through the path point ACDE21G is given as ν + f b1 , ν + f b2 ,. The pulsed light is input to the path point ACDE21G with a delay of τ compared to the path point ABDE21G. This is because the pulse light passes through the
また、経路点ACDF21Gを通過するパルス光については、経路点ACDF21Gを通過するパルス光に順に番号が、1d21、2d21、3d21、4d21、・・・と昇順に付与されている。また、経路点ACDF21Gを通過するパルス光の周波数についても、ν+fb1、ν+fb2、・・・というように付与されている。なお、パルス光は、経路点ACDF21Gには、経路点ABDE21Gと比較して、2τだけ遅れて入力される。これは、経路点ACDF21Gでは、パルス光が、遅延補償ファイバ5とセンシングファイバ323を通過するためである。
For the pulsed light that passes through the path point ACDF21G, numbers are assigned to the pulsed light that passes through the path point ACDF21G in ascending order of 1d21, 2d21, 3d21, 4d21,. Also, the frequency of the pulsed light passing through the path point ACDF21G is given as ν + f b1 , ν + f b2 ,. The pulsed light is input to the path point ACDF21G with a delay of 2τ compared to the path point ABDE21G. This is because the pulse light passes through the
また、経路点ABDE22Gを通過するパルス光については、経路点ABDE22Gを通過するパルス光に順に番号が、1a22、2a22、3a22、4a22、・・・と昇順に付与されている。また、経路点ABDE22Gを通過するパルス光の周波数についても、ν+ff1、ν+ff2、・・・というように付与されている。 For the pulsed light that passes through the path point ABDE22G, numbers are assigned to the pulsed light that passes through the path point ABDE22G in ascending order as 1a22, 2a22, 3a22, 4a22,. Also, the frequency of the pulsed light passing through the path point ABDE22G is given as ν + f f1 , ν + f f2 ,.
また、経路点ABDF22Gを通過するパルス光については、経路点ABDF22Gを通過するパルス光に順に番号が、1b22、2b22、3b22、4b22、・・・と昇順に付与されている。また、経路点ABDF22Gを通過するパルス光の周波数についても、ν+ff1、ν+ff2、・・・というように付与されている。なお、パルス光は、経路点ABDF22Gには、経路点ABDE22Gと比較して、τだけ遅れて入力される。これは、経路点ABDF22Gでは、パルス光は、センシングファイバ324を通過するためである。
Further, for the pulsed light that passes through the path point ABDF22G, numbers are sequentially assigned to the pulsed light that passes through the path point ABDF22G in ascending order of 1b22, 2b22, 3b22, 4b22,. Also, the frequency of the pulsed light passing through the path point ABDF22G is given as ν + f f1 , ν + f f2 ,... The pulsed light is input to the path point ABDF22G with a delay of τ compared to the path point ABDE22G. This is because the pulsed light passes through the
また、経路点ACDE22Gを通過するパルス光については、経路点ACDE22Gを通過するパルス光に順に番号が、1c22、2c22、3c22、4c22、・・・と昇順に付与されている。また、経路点ACDE22Gを通過するパルス光の周波数についても、ν+fb1、ν+fb2、・・・というように付与されている。なお、パルス光は、経路点ACDE22Gには、経路点ABDE22Gと比較して、τだけ遅れて入力される。これは、経路点ACDE22Gでは、パルス光が、遅延補償ファイバ5を通過するためである。
For the pulsed light that passes through the path point ACDE22G, numbers are assigned to the pulsed light that passes through the path point ACDE22G in ascending order of 1c22, 2c22, 3c22, 4c22,. Also, the frequency of the pulsed light passing through the path point ACDE22G is given as ν + f b1 , ν + f b2 ,. The pulsed light is input to the path point ACDE22G with a delay of τ compared to the path point ABDE22G. This is because the pulse light passes through the
また、経路点ACDF22Gを通過するパルス光については、経路点ACDF22Gを通過するパルス光に順に番号が、1d22、2d22、3d22、4d22、・・・と昇順に付与されている。また、経路点ACDF22Gを通過するパルス光の周波数についても、ν+fb1、ν+fb2、・・・というように付与されている。なお、パルス光は、経路点ACDF22Gには、経路点ABDE22Gと比較して、2τだけ遅れて入力される。これは、経路点ACDF22Gでは、パルス光が、遅延補償ファイバ5とセンシングファイバ324を通過するためである。
Further, for the pulsed light passing through the path point ACDF22G, numbers are assigned to the pulsed light passing through the path point ACDF22G in ascending order of 1d22, 2d22, 3d22, 4d22,. Also, the frequency of the pulsed light passing through the path point ACDF22G is given as ν + f b1 , ν + f b2 ,. Note that the pulsed light is input to the path point ACDF22G with a delay of 2τ compared to the path point ABDE22G. This is because the pulsed light passes through the
なお、経路点ABDE11Gを通過するパルス光と、経路点ABDE12Gを通過するパルス光とは、3τの時間差が設定されている。また、経路点ABDE12Gを通過するパルス光と、経路点ABDE21Gを通過するパルス光とは、3τの時間差が設定されている。また、経路点ABDE21Gと、ABDE22Gを通過するパルス光とは、3τの時間差が設定されている。 A time difference of 3τ is set between the pulsed light passing through the path point ABDE11G and the pulsed light passing through the path point ABDE12G. Further, a time difference of 3τ is set between the pulsed light passing through the path point ABDE12G and the pulsed light passing through the path point ABDE21G. A time difference of 3τ is set between the path point ABDE21G and the pulsed light passing through the ABDE22G.
よって、経路点Gでは、始動直後のkMN+1個のパルス光を除くと、パルス光は、kMN種類となり、I11、I12、I21、I22、・・・と続いていくことになる。そして、復調器19は、それぞれのセンシングファイバ321、322、323、324で検出した信号をサンプリングして位相復調する。
Therefore, at the path point G, except for kMN + 1 pulse light immediately after the start, the pulse light is of the kMN type and continues as I 11 , I 12 , I 21 , I 22 ,. The demodulator 19 samples the signals detected by the
(効果の説明)
従来技術2では、時分割多重されたM個のみの多重伝送となる。これに対して、本発明の実施の形態5では、時分割多重されたM個と、ビート周波数の違いで多重化されたN個とを掛け合わせたM×N個の信号を多重伝送することができる。
(Explanation of effect)
In the
(利用形態の説明)
(1)全ての実施例で光の周波数を変化させる方法に変調信号発生器の周波数を変化させる方法で説明したが、光周波数シフタの通過回数、多段の周波数シフタの経路切り替えなと他の方法で光の周波数を変化させることもできる。
(2)全ての実施例で光の周波数をステップ状に変化させる例を示したが、ステップ状ではなくても、2つの光の周波数の差が変化することにより、同様に動作させることができる。
(3)本発明の実施の形態1では、周波数ごとに位相復調してから加算する例を示した。本発明の実施の形態2〜5では、複数の周波数の参照信号を加算した参照信号を用いる例を示した。このほかにも、位相復調過程の他の位置で加算することもできる。
(Explanation of usage)
(1) In all the embodiments, the method of changing the frequency of the modulation signal generator has been described as the method of changing the frequency of the light. However, the number of times the optical frequency shifter passes, and other methods such as switching the path of the multistage frequency shifter are not used. You can also change the frequency of light.
(2) In all the embodiments, the example in which the frequency of light is changed stepwise has been shown. However, even if the frequency is not stepwise, the operation can be similarly performed by changing the difference between the frequencies of the two lights. .
(3) In
(4)本発明の実施の形態1、2、4では、3つのビート周波数を用いる一例をそれぞれ示した。本発明の実施の形態3、5では、2つのビート周波数を用いる一例をそれぞれ示した。このほかにも、使用されるビート周波数の数は、他の数で行うことができる。つまり、ビート周波数の数は、任意でよく、限定されるものではない。
(5)本発明の実施の形態5では、ビート周波数の多重化数が2で設定され、時分割多重の多重化数が2で設定される一例について説明したが、MとNの数を変えることで、多重化数を変えることもできる。
(6)本発明の実施の形態1、2、3では、全てのパルス光に信号が含まれるようにした一例について、それぞれ示したが、信号を含まないパルス光がある構成にしても、サンプリング数を増やしただけの効果を得ることができる。
(4) In
(5) In the fifth embodiment of the present invention, an example in which the beat frequency multiplexing number is set to 2 and the time division multiplexing number is set to 2 has been described, but the number of M and N is changed. Thus, the multiplexing number can be changed.
(6) In the first, second, and third embodiments of the present invention, an example in which a signal is included in all the pulsed light has been shown. You can get the effect of just increasing the number.
(7)本発明の実施の形態1〜5において、センシングファイバに光カプラとミラーを取り付けてマイケルソン干渉計を構成する例で説明したが、マッハ・ツェンダ干渉計、ミラーの代わりにFBG(Fiber Bragg grating)を用いた干渉計等を用いることもできる。
(8)本発明の実施の形態1〜5において、光カプラでパルス光を分岐する一例を示したが、部分反射ミラー、FBG等で分岐させることもできる。
(9)本発明の実施の形態1〜5において、ビート周波数に対応した参照信号とサンプリングするタイミング信号とを掛け合わせた参照信号を用いる一例で説明したが、サンプリングとビート周波数に対応した参照信号の乗算を別々に行うこともできる。
(10)本発明の実施の形態1〜5において、A/D変換してからデジタル処理で復調する一例を示したが、一部または全てをアナログ処理の復調器にすることもできる。
(11)本発明の実施の形態1〜5において、同じ位相復調方法を示したが、他の位相復調方法を用いることもできる。
(7) In the first to fifth embodiments of the present invention, an example in which a Michelson interferometer is configured by attaching an optical coupler and a mirror to a sensing fiber has been described. However, instead of a Mach-Zehnder interferometer and a mirror, an FBG (Fiber) is used. It is also possible to use an interferometer or the like using Bragg grating.
(8) In
(9) In the first to fifth embodiments of the present invention, the example using the reference signal obtained by multiplying the reference signal corresponding to the beat frequency and the timing signal to be sampled has been described, but the reference signal corresponding to the sampling and the beat frequency is used. Can be performed separately.
(10) In the first to fifth embodiments of the present invention, an example in which A / D conversion is performed and then demodulated by digital processing has been shown.
(11) Although the same phase demodulation method is shown in the first to fifth embodiments of the present invention, other phase demodulation methods can also be used.
(12)本発明の実施の形態5では、ビート周波数を多重化する干渉計及び光カプラを並列に接続し、時分割多重する干渉計及び光カプラを直列に接続する一例を示したが、並列と直列とを入れ替えるか、または、並列と直列とを組み合わせる等の他の形に接続することもできる。
(13)本発明の実施の形態5では、ビート周波数の多重化と時分割多重とを併用した一例を示したが、波長分岐多重等の他の多重化方法と併用することもできる。
(12) In the fifth embodiment of the present invention, an example is shown in which an interferometer and an optical coupler that multiplex beat frequencies are connected in parallel, and an interferometer and an optical coupler that perform time division multiplexing are connected in series. May be connected in other forms, such as a combination of parallel and series.
(13) In the fifth embodiment of the present invention, an example in which the multiplexing of the beat frequency and the time division multiplexing are used is shown, but it can be used in combination with other multiplexing methods such as wavelength branch multiplexing.
1 オシレータ、2 パルス光源、3、6、8、31、32、33、41、42、51、52、301、302、303、304、305、306、307、308、309、310 光カプラ、4 光周波数シフタ、5、81、82、83、84、85 遅延補償ファイバ、7 光アンプ、9、71、72、73、321、322、323、324 センシングファイバ、10、11、61、62、63、64、65、66、331、332、333、334、335、336、337、338 ミラー、12 O/E変換器、13、14、15、16、17、18、19 復調器、21 A/D変換器、22、23、91、92、93、94、95、96、97、98、231、232、233、234、235、236、237、238、239、240、241、242、243、244、245、246 参照信号発生器、24、25、101、102、103、104、105、106、107、108 乗算器、26、27、111、112、113、114、115、116、117、118 LPF、28、121、122、123、124 逆正接演算器、29、131、132、133、134 不連続点補償演算器、201、202、203、204、205、206、207、208 変調信号発生器、211、212 光周波数シフタ、221 加算器。 1 Oscillator 2 Pulse light source 3, 6, 8, 31, 32, 33, 41, 42, 51, 52, 301, 302, 303, 304, 305, 306, 307, 308, 309, 310 Optical coupler, 4 Optical frequency shifter 5, 81, 82, 83, 84, 85 Delay compensation fiber, 7 Optical amplifier, 9, 71, 72, 73, 321, 322, 323, 324 Sensing fiber 10, 11, 61, 62, 63 64, 65, 66, 331, 332, 333, 334, 335, 336, 337, 338 mirror, 12 O / E converter, 13, 14, 15, 16, 17, 18, 19 demodulator, 21 A / D converter, 22, 23, 91, 92, 93, 94, 95, 96, 97, 98, 231, 232, 233, 234, 235, 236, 237, 238, 23 9, 240, 241, 242, 243, 244, 245, 246 Reference signal generator, 24, 25, 101, 102, 103, 104, 105, 106, 107, 108 Multiplier, 26, 27, 111, 112, 113, 114, 115, 116, 117, 118 LPF, 28, 121, 122, 123, 124 Inverse tangent calculator, 29, 131, 132, 133, 134 Discontinuous point compensation calculator, 201, 202, 203, 204 205, 206, 207, 208 Modulation signal generator 211, 212 Optical frequency shifter, 221 Adder.
Claims (7)
特定の周波数の信号を発生する変調信号発生器と、
入力された前記パルス光を前記特定の周波数だけシフトする光周波数シフタと、
前記光周波数シフタでシフトされた複数のパルス光を重畳する光カプラと、
前記光カプラから出力されたパルス光の位相を、測定信号に基づいて変調して出力することで、前記測定信号を検出するセンシングファイバと、
前記センシングファイバから出力された信号から、測定信号を検知する復調器と、
を備え、
各前記変調信号発生器は、
1つのセンシングファイバで検出された信号が、周波数の異なる複数のビートにそれぞれ含まれるように、互いに異なる周波数を発生させ、
前記光カプラは、
前記変調信号発生器から出力された前記互いに異なる周波数に基づいて前記光周波数シフタでシフトされたパルス光を重畳し、前記センシングファイバで検出された信号を含むビートを発生させる
ことを特徴とする干渉型光ファイバセンサ。 A light source that outputs pulsed light;
A modulation signal generator for generating a signal of a specific frequency;
An optical frequency shifter that shifts the input pulsed light by the specific frequency;
An optical coupler for superimposing a plurality of pulse lights shifted by the optical frequency shifter;
A sensing fiber that detects the measurement signal by modulating and outputting the phase of the pulsed light output from the optical coupler based on the measurement signal;
A demodulator for detecting a measurement signal from the signal output from the sensing fiber;
With
Each said modulation signal generator is
Different signals are generated so that signals detected by one sensing fiber are included in a plurality of beats having different frequencies,
The optical coupler is
Interference characterized by superimposing pulsed light shifted by the optical frequency shifter based on the different frequencies output from the modulation signal generator to generate a beat including a signal detected by the sensing fiber Type optical fiber sensor.
前記複数のビートに基づいて演算された複数の信号を合成する
ことを特徴とする請求項1に記載の干渉型光ファイバセンサ。 The demodulator
The interference type optical fiber sensor according to claim 1, wherein a plurality of signals calculated based on the plurality of beats are synthesized.
前記センシングファイバから出力された信号をサンプリングする参照信号発生器を有し、
前記参照信号発生器は、
複数の周波数のビートに対応し、サンプリング間隔の異なる信号から成る複数の参照信号を生成する
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の干渉型光ファイバセンサ。 The demodulator
A reference signal generator for sampling a signal output from the sensing fiber;
The reference signal generator is
The interference type optical fiber sensor according to claim 1 or 2, wherein a plurality of reference signals corresponding to beats of a plurality of frequencies and having different sampling intervals are generated.
前記周波数の異なる複数のビートを発生させる
ことを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の干渉型光ファイバセンサ。 The optical coupler is
The interference type optical fiber sensor according to any one of claims 1 to 3, wherein a plurality of beats having different frequencies are generated.
ことを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の干渉型光ファイバセンサ。 The interference type according to any one of claims 1 to 4, wherein a beat and a sideband generated by folding in a beat and a sideband that are not used for demodulation by the demodulator overlap each other. Optical fiber sensor.
ことを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の干渉型光ファイバセンサ。 The interference type optical fiber sensor according to any one of claims 1 to 4, wherein a plurality of signals detected by a plurality of sensing fibers are alternately included in a beat of one frequency.
ことを特徴とする請求項1〜請求項4の何れか一項に記載の干渉型光ファイバセンサ。 The interference type according to any one of claims 1 to 4, wherein the time-division multiplexed pulsed light input to the demodulator includes a plurality of beats having different frequencies. Optical fiber sensor.
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