JP2013180275A - 紫外線処理装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】紫外線ランプ8を挿入した保護管9を処理槽内に設け、この処理槽に処理流体を導入し、紫外線ランプ8が放射する紫外線を、保護管9を介して処理流体に照射して処理する紫外線処理装置1において、本体部21の少なくとも一部が保護管9内に間挿され、紫外線ランプ8の一部を押圧し、紫外線ランプ8の最冷部17を保護管9に接触させて保持するランプ保持具20を備える構成とする。
【選択図】図3
Description
しかしながら、上記従来の構成では、紫外線ランプは、縦置き配置したランプスリーブ内に配置されただけの状態で固定されていないため、紫外線ランプのホルダがランプスリーブの内壁に必ずしも接触しておらず、紫外線ランプの最冷部を所定温度範囲に維持できないおそれがある。紫外線ランプを横置きした紫外線処理装置においても、ホルダはランプスリーブの内壁と点あるいは線で接触するだけで、重力以外にホルダをランプスリーブに押し付ける力は作用していないため、ランプスリーブのわずかな歪みや、紫外線ランプの組み立て上の寸法公差、ホルダから延びるリード線に加わる力等によっては、ホルダとランプスリーブの内壁との接触を確保できないおそれがある。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、紫外線ランプの最冷部を所定温度範囲に維持可能な紫外線処理装置を提供することを目的とする。
図1は本実施の形態に係る紫外線処理装置の断面を示す模式図であり、図2は図1のII−II断面を示す図であり、図3は図1の紫外線ランプ体を拡大して示す図である。
これらの図に示すように、紫外線処理装置1は、筐体を構成する円筒状の処理槽2と、この処理槽2に内設された複数(本実施の形態では、3本)の棒状の紫外線ランプ体3とを有し、これら処理槽2及び紫外線ランプ体3が略水平に配置される横置き型の装置である。
ランプスリーブ9のそれぞれは、処理槽2の中心軸Cと平行に延在し、両側方のフランジ4,5を貫通するように設けられ、その両端が開口している。ランプスリーブ9は、図3に示すように、例えばO−リング14等のシール部材を介してフランジ4,5を貫通しており、O−リング14をスリーブ固定具15によって固定することで、ランプスリーブ9とフランジ4,5との水密構造が構成されている。なお、図3では、フランジ5側のランプスリーブ9の端部を示しているが、フランジ4側のランプスリーブ9の端部についても同様の構成であるため図示を省略する。
また、紫外線ランプ体3は、3本に限らず、N(N≧2を満たす自然数)本の紫外線ランプ体3を処理槽2に内設する構成としても良い。但し、この構成においても、N本の紫外線ランプ体3のそれぞれは、処理槽2の中心軸Cと同心円の円周に沿って等間隔に配置され、中心軸Cからみて隣り合う2つの紫外線ランプ体3がなす角度が、各々360度/Nと等角度になされる。
そこで、本実施の形態では、紫外線ランプ8の一端側(本実施の形態では、導出ポート7側)に、ホルダ17をランプスリーブ9の内壁に接触させて保持するランプ保持具20を設けている。
図4は、ランプ保持具20を示す図であり、図4(A)は正面図、図4(B)は側面図である。
ランプ保持具20は、耐食性に優れた金属、あるいは、紫外線ランプ8が放射する例えば波長220nm以上(例えば、254nm)の紫外線に対して十分な耐性のある樹脂材料で形成されて紫外線ランプ8の軸方向(長手方向)の湾曲に対して適度な弾性力を有する本体部21を備えている。本実施の形態の本体部21は、金属製の薄板で形成されている。
保持部24の軸方向奥側(固定部22側)には、ホルダ17の端面に当接して紫外線ランプ8の長手方向の移動を規制する規制部25が形成されている。また、本体部21には、長手方向中間部に、保持部24と反対側(上側)に突出する突起部26が設けられている。突起部26は、ランプ保持具20の固定部22を固定する際に本体部21が適切に湾曲する程度に突出している。
上記のように構成されたランプ保持具20の保持部24に、紫外線ランプ8のホルダ17を挿入すると、保持部24が略C字状であるため拡径し、ホルダ17が保持部24に内嵌する。このとき、紫外線ランプ8のホルダ17は、保持部24の弾性力により縮径方向に付勢されるので、ホルダ17は周方向にずれる(回転する)ことなく保持される。ランプ保持具20には、規制部25が形成されているため、ホルダ17が規制部25に当接するとそれ以上ランプ保持具20の奥側に入り込むのを防止される。
また、ランプ保持具20がホルダ17を挟む力を適切に設定することにより、ランプ保持具20を引き抜いても、紫外線ランプ8がランプ保持具20から外れることがない。したがって、紫外線ランプ8の交換等の際には、ランプ保持具20を引き抜くことで紫外線ランプ8をランプスリーブ9から容易に引き抜くことが可能となる。
例えば、上記実施の形態では、本体部21の湾曲による弾性力によりホルダ17をランプスリーブ9に押し付けていたが、ホルダ17をランプスリーブ9に押し付ける手段はこれに限定されるものではない。例えば、本体部21の長さが長い等、本体部21の湾曲による弾性力だけでは十分な押し付け力が得られない場合には、図5に示す変形例に係る紫外線処理装置100のランプ保持具120のように、保持部24の上部に板ばね状のばね部材101を設け、ばね部材101のばね力でホルダ17を直接ランプスリーブ9の内壁下部に押し付けるようにしてもよい。なお、図5では、図3と同一部分には同一符号を付して示し、その説明を省略する。
また、上記実施の形態では、ランプスリーブ9は両側方のフランジ4,5を貫通するように設けられ、その両端が開口するように構成されていたが、この構成に限定されるものではなく、例えば、ランプスリーブ9を片側のフランジ4又は5のみ貫通するように構成してもよい。この場合、例えば、ランプスリーブ9のフランジ4又は5に貫通していない側の端部を丸く閉じるとともに、この閉じた端部を他方側のフランジ5又は4に設けたカップ状の受け具によって支持すればよい。
また、上記実施の形態では、本発明を紫外線ランプ8が略水平に配置される横置き型の紫外線処理装置1に適用したが、これに限定されるものではなく、例えば、紫外線ランプ8が略鉛直に配置される縦置き型の紫外線処理装置や、紫外線ランプ8が傾斜して配置される紫外線処理装置に本発明を適用してもよい。
2 処理槽
8 紫外線ランプ
9 ランプスリーブ(保護管)
17 ホルダ(最冷部)
20 ランプ保持具
21 本体部
24 保持部
25 規制部
Claims (3)
- 紫外線ランプを挿入した保護管を処理槽内に設け、この処理槽に被処理流体を流通させ、前記紫外線ランプが放射する紫外線を、前記保護管を介して被処理流体に照射して処理する紫外線処理装置において、
本体部の少なくとも一部が前記保護管内に間挿され、前記紫外線ランプの一部を押圧し、前記紫外線ランプの最冷部を前記保護管に接触させて保持するランプ保持具を備えたことを特徴とする紫外線処理装置。 - 前記ランプ保持具は、前記本体部の前記保護管内に間挿された部位に前記紫外線ランプの軸を中心とした回転を防止する保持部を備えたことを特徴とする請求項1に記載の紫外線処理装置。
- 前記ランプ保持具は、前記本体部の前記保護管内に間挿された部位に前記紫外線ランプの長手方向の移動を規制する規制部を備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の紫外線処理装置。
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JPS6384871A (ja) * | 1986-09-29 | 1988-04-15 | Masumi Kawai | 庭石加工機 |
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