JP2013163946A - 建設機械 - Google Patents
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Abstract
【課題】 簡易な構成によってケーシングの開放時に電力変換装置を放電させることができる建設機械を提供する。
【解決手段】 バッテリ16と電動モータ15との間には、インバータ18、チョッパ20、平滑コンデンサ21および放電抵抗22を備えた電力変換装置17を設ける。電力変換装置17とバッテリ16との間にはリレー23を設ける。ケーシング27は、電力変換装置17を収容すると共に、蓋体31によって施蓋される。蓋体31は、ボルト33によってケーシング27に取付け、取外し可能に固定される。蓋体31に設けられた固定ブラケット34には、ボルト33を覆ってコネクタ36が取付けられる。コネクタ36を固定ブラケット34から取外したときには、リレー23は遮断状態になる。
【選択図】 図3
【解決手段】 バッテリ16と電動モータ15との間には、インバータ18、チョッパ20、平滑コンデンサ21および放電抵抗22を備えた電力変換装置17を設ける。電力変換装置17とバッテリ16との間にはリレー23を設ける。ケーシング27は、電力変換装置17を収容すると共に、蓋体31によって施蓋される。蓋体31は、ボルト33によってケーシング27に取付け、取外し可能に固定される。蓋体31に設けられた固定ブラケット34には、ボルト33を覆ってコネクタ36が取付けられる。コネクタ36を固定ブラケット34から取外したときには、リレー23は遮断状態になる。
【選択図】 図3
Description
本発明は、電動モータと蓄電装置との間で電力変換を行う電力変換装置を備えた建設機械に関する。
建設機械として、電動式やハイブリッド式の油圧ショベル等が知られている。このような建設機械では、例えば油圧ポンプの駆動や旋回動作、走行動作を行うための電動モータと、電動モータと蓄電装置との間で電力変換を行うインバータ、チョッパ等の電力変換装置とを備えている。また、電力変換装置をケーシング内に収容した構成が知られている(例えば、特許文献1参照)。
ところで、インバータ等の電力変換装置は、例えば直流電力を平滑化するための平滑コンデンサを備えている。この平滑コンデンサには例えば数百V程度の高電圧が印加されるから、平滑コンデンサは高電圧によって帯電した状態になる。このため、ケーシングを開放して電力変換装置の点検や整備を行うときには、平滑コンデンサを放電させる必要がある。
この点を考慮して、特許文献1には、ケーシングをロックするフック部と、フック部を開放する安全プラグを設け、安全プラグによってバッテリからの給電を停止させる構成が開示されている。しかし、特許文献1の構成では、安全プラグによってフック部のロックを開放すると、バッテリからの給電を停止するものの、電力変換装置の平滑コンデンサの放電が完了する前にケーシングを開放することができるという問題がある。
また、平滑コンデンサを放電するためのスイッチを別途設ける構成も考えられるが、建設機械では乗用車等に比べて大きな振動が作用するため、耐振性の優れた特殊なスイッチが必要となり、製造コストが増加するという問題もある。
本発明は上述した従来技術の問題に鑑みなされたもので、本発明の目的は、簡易な構成によってケーシングの開放時に電力変換装置を放電させることができる建設機械を提供することにある。
上述した課題を解決するために、請求項1の発明は、駆動源としての電動モータと、該電動モータに電気的に接続可能な蓄電装置と、前記電動モータと該蓄電装置との間で電力変換を行う電力変換装置と、該電力変換装置と前記蓄電装置との間を接続または遮断するスイッチとを備えた建設機械において、前記電力変換装置を収容するケーシングと、該ケーシングの開口部を施蓋する蓋体と、該蓋体を前記ケーシングに取付け、取外し可能に固定するボルトと、前記蓋体または前記ケーシングに設けられた固定ブラケットと、該固定ブラケットに取付け、取外し可能となり該固定ブラケットに取付けられた状態で前記ボルトを覆うコネクタとを備え、該コネクタを前記固定ブラケットに取付けたときには前記スイッチは接続可能な状態になり、該コネクタを前記固定ブラケットから取外したときには前記スイッチは遮断状態になることを特徴としている。
請求項2の発明では、前記電力変換装置は、直流電力を平滑化する平滑コンデンサと、該平滑コンデンサに並列接続された放電抵抗とを備え、前記ボルトの螺合深さ寸法は、前記平滑コンデンサの放電が完了するのに必要な時間に基づいて設定している。
請求項3の発明では、前記スイッチは、前記蓄電装置に給電線路を介して接続され前記蓄電装置からの給電によって励磁される励磁コイルと、該励磁コイルによって接続状態と遮断状態が切り換わる接点とからなるリレーによって構成され、前記コネクタには、前記給電線路を接続する接続線路を設け、前記コネクタを前記固定ブラケットに取付けたときには、前記接続線路によって給電線路が接続され、前記コネクタを前記固定ブラケットから取外したときには、該給電線路が遮断される構成としている。
請求項1に記載の発明によれば、コネクタによってケーシングの蓋体を固定するボルトを覆うから、ボルトを取外すときには、固定ブラケットからコネクタを取外す必要がある。このとき、コネクタを固定ブラケットから取外したときには、電力変換装置と蓄電装置との間に設けられたスイッチが遮断状態になるから、この時点で電力変換装置の放電を開始することができる。この結果、ボルトの取外しに必要な時間によって、電力変換装置の放電時間を確保することができるから、蓋体を取外してケーシングを開放するときには、電力変換装置を十分に低電圧な状態にすることができる。
請求項2の発明によれば、電力変換装置は平滑コンデンサと放電抵抗とを備えるから、コネクタを固定ブラケットから取外したときには、放電抵抗を用いて平滑コンデンサに溜まった電荷を放電することができる。また、ボルトの螺合深さ寸法は平滑コンデンサの放電が完了するのに必要な時間に基づいて設定したから、例えば平滑コンデンサと放電抵抗とによる時定数が大きくなり放電時間が長くなるときでも、ボルトの螺合深さ寸法を長くすることができる。これにより、平滑コンデンサの放電時間を十分に確保することができる。
請求項3の発明によれば、コネクタには給電線路を接続する接続線路を設けたから、コネクタを固定ブラケットから取外したときには、給電線路が遮断され、励磁コイルに対する給電を停止することができる。この結果、リレーの接点が遮断状態に切り換わり、電力変換装置の放電を開始することができる。
以下、本発明の実施の形態による建設機械として電動式の油圧ショベルを例に挙げ、添付図面を参照しつつ詳細に説明する。
図中、1は油圧ショベルの下部走行体を示し、該下部走行体1上には上部旋回体2が旋回可能に搭載されている。また、上部旋回体2には、運転室を画成するキャブ3が設けられると共に、キャブ3の後方には後述する油圧ポンプ12、電動モータ15等を収容する建屋カバー4が設けられている。ここで、下部走行体1には走行モータが設けられると共に、上部旋回体2には旋回モータ(いずれも図示せず)が設けられている。そして、下部走行体1は走行モータによって前進、後進等の走行動作を行い、上部旋回体2は旋回モータによって旋回動作するものである。
5は上部旋回体2の前部に俯仰動可能に取り付けられた作業装置(フロント)で、該作業装置5はブーム6、アーム7、バケット8等によって構成され、ブーム6、アーム7、バケット8にはブームシリンダ9、アームシリンダ10、バケットシリンダ11等の油圧シリンダが取り付けられている。そして、これらのシリンダ9〜11は、走行モータや旋回モータ等の油圧モータと共に、油圧ポンプ12から供給される圧油によって駆動するアクチュエータを構成している。
12は油圧源としての油圧ポンプで、該油圧ポンプ12は、後述の電動モータ15等と一緒に上部旋回体2の建屋カバー4の内部に配設されている。そして、油圧ポンプ12は、図2に示すように、電動モータ15によって回転駆動し、圧油を生成する。また、油圧ポンプ12は、複数の方向切換弁からなる制御弁装置(C/V)13を介して各シリンダ9〜11等に接続され、オイルタンク14内の作動油を吸込んで高圧な圧油を生成し、この圧油を各シリンダ9〜11等に向けて供給する。
このとき、キャブ3内でオペレータが操作レバー(図示せず)等を操作することによって、制御弁装置13が切換操作される。これにより、例えば各シリンダ9〜11に対する圧油の供給、排出が切換えられ、各シリンダ9〜11の伸縮動作が制御弁装置13を用いて制御される。
15は駆動源としての電動モータを示している。具体的には、図2に示すように、電動モータ15は、その出力軸が油圧ポンプ12に連結され、油圧ポンプ12の駆動源として機能する。また、電動モータ15は、油圧ポンプ12の近傍に位置して上部旋回体2に設けられ、例えば三相誘導電動機、三相同期電動機等によって構成されている。そして、電動モータ15は、後述のインバータ18から供給される三相交流電力によって回転駆動し、その出力軸を通じて油圧ポンプ12を駆動する。
16は電動モータ15に電気的に接続可能な蓄電装置としてのバッテリを示している。該バッテリ16は、上部旋回体2の後側に設けられ、例えばリチウムイオン電池等の二次電池によって構成されている。また、バッテリ16は、それ自体が重量物であるため、作業装置5に加わる重量負荷に対するカウンタウエイトとしても機能する。そして、バッテリ16は、後述する電力変換装置17のインバータ18およびチョッパ20を介して電動モータ15に電気的に接続可能となっている。
17は電動モータ15とバッテリ16との間で電力変換を行う電力変換装置を示している。該電力変換装置17は、建屋カバー4内に配設されている。具体的には、電力変換装置17は、交流電力と直流電力との間の電力変換や直流電圧を降圧または昇圧する電力変換を行う。そして、電力変換装置17は、後述するインバータ18、チョッパ20、平滑コンデンサ21等によって構成されている。
18は電動モータ15に電気的に接続されたインバータを示している。該インバータ18は、例えばトランジスタ、サイリスタ、絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(IGBT)等からなる複数(例えば6個)のスイッチング素子Sを用いて構成されている。ここで、インバータ18は、制御部18Aを用いてスイッチング素子Sのオン/オフを制御することによって、例えば直流電力から三相交流電力を生成する。そして、インバータ18は、三相交流電力を電動モータ15に供給し、電動モータ15を駆動する。また、インバータ18は、プラス側とマイナス側で一対の直流母線19A,19Bを介してチョッパ20に電気的に接続されている。
20はバッテリ16とインバータ18との間に電気的に接続されたチョッパを示している。該チョッパ20は、バッテリ16の出力側とインバータ18の入力側とに電気的に接続されている。このチョッパ20は、例えばIGBT等からなる複数(例えば2個)のスイッチ素子SとリアクトルLとを備えている。そして、チョッパ20は、制御部20Aによってスイッチ素子Sのオン/オフが制御される。これにより、バッテリ16を用いて電動モータ15を駆動するときには、チョッパ20は、昇圧回路(昇圧チョッパ)として機能し、バッテリ16から出力される直流電圧を昇圧してインバータ18に供給する。
なお、直流母線19A,19Bには、例えば整流回路等を介して商用電源等の外部電源(いずれも図示せず)が接続される。このため、外部電源を用いてバッテリ16を充電するときには、チョッパ20は、降圧回路(降圧チョッパ)として機能し、直流母線19A,19B間の直流電圧を降圧してバッテリ16に供給する。
21はインバータ18とチョッパ20との間に位置して直流母線19A,19B間に接続された平滑コンデンサで、該平滑コンデンサ21は、直流母線19A,19B間に供給される直流電力を平滑化する。また、平滑コンデンサ21には、放電抵抗22が並列接続されている。ここで、平滑コンデンサ21と放電抵抗22の時定数は、例えば数十秒程度に設定されている。このため、バッテリ16からの給電によって電動モータ15が駆動するときには、放電抵抗22による放電は殆ど生じることがない。一方、例えばリレー23によってチョッパ20とバッテリ16との間を遮断し、直流母線19A,19B間に対する電力供給がなくなると、平滑コンデンサ21に溜まった電荷は、放電抵抗22を通じて放電される。
23は電力変換装置17とバッテリ16との間を接続または遮断するスイッチとしてのバッテリ用のリレーを示している。該リレー23は、チョッパ20とバッテリ16との間に設けられ、接点24A,24Bと励磁コイルMCとを備えている。励磁コイルMCは、給電線路25を介してバッテリ16に接続され、バッテリ16からの給電によって励磁される。また、接点24A,24Bは、バッテリ16のプラス側の端子とマイナス側の端子にそれぞれ対応し、励磁コイルMCによって接続状態(オン)と遮断状態(オフ)が切り換わる。
また、給電線路25の途中には例えばトランジスタ等のスイッチング素子からなる駆動回路26が設けられ、駆動回路26は励磁コイルMCに直列接続されている。駆動回路26は、例えばイグニションキー(図示せず)のオン/オフに応じて、そのオン/オフが切り換わる。このため、イグニションキーがオンのときには、励磁コイルMCが励磁状態となり、接点24A,24Bは接続状態になる。一方、イグニションキーがオフのときには、励磁コイルMCが非励磁状態となり、接点24A,24Bは遮断状態になる。このように、リレー23は、チョッパ20とバッテリ16との間を接続または遮断する。
27は電力変換装置17を収容するケーシングを示している。図3および図4に示すように、ケーシング27は、例えば上部が開口した箱状に形成され、底部側と開口部側との2つの収容空間28,29を備えている。ここで、底部側の収容空間28には、例えばインバータ18、チョッパ20、平滑コンデンサ21等が配設され、開口部側の収容空間29には、例えば制御部18A,20Aが配設されている。また、ケーシング27には、制御部18A,20Aと外部の制御回路(図示せず)との間を接続するための制御用コネクタ30が設けられている。
31はケーシング27の開口部27Aを施蓋する蓋体を示している。蓋体31には、電動モータ15やバッテリ16に接続するための複数の電力用コネクタ32が設けられている。蓋体31の外縁部は、複数本のボルト33によって、ケーシング27にねじ止め固定されている。即ち、ボルト33は、蓋体31をケーシング27に取付け、取外し可能に固定している。このため、全てのボルト33を取外したときに、ケーシング27から蓋体31を取外すことができる。
34は蓋体31に設けられた固定ブラケットを示している。図3ないし図5に示すように、固定ブラケット34は、蓋体31の外縁部側に位置して、例えばL字状のステー35を用いて蓋体31の上部に取付けられている。また、固定ブラケット34の内部には、給電線路25に接続された一対の端子34A,34Bが設けられている。
36は固定ブラケット34に取付け、取外し可能となり、固定ブラケット34に取付けられた状態でボルト33を覆うコネクタを示している。具体的には、コネクタ36は、固定ブラケット34に取付けた状態で、例えば1本のボルト33を上側から覆う。このため、コネクタ36を固定ブラケット34に取付けた状態では、ボルト33を抜き取ることができず、蓋体31を取外すことができない。また、コネクタ36の内部には、例えば導電性金属等からなる接続線路36Aが設けられている。コネクタ36を固定ブラケット34に取付けたときには、端子34A,34B間は接続線路36Aによって電気的に接続され、励磁コイルMCに対する給電が可能な状態になる。このため、コネクタ36を固定ブラケット34に取付けたときには、リレー23は接続可能な状態になる。
一方、コネクタ36を固定ブラケット34から取外したときには、端子34A,34B間は電気的に遮断され、励磁コイルMCに対する給電が停止された状態になる。このため、コネクタ36を固定ブラケット34から取外したときには、リレー23は遮断状態になり、平滑コンデンサ21の電荷は放電抵抗22を通じて放電される。
なお、コネクタ36によって覆われたボルト33は、その螺合深さ寸法Dが平滑コンデンサ21の放電が完了するのに必要な時間に基づいて設定されている。即ち、平滑コンデンサ21および放電抵抗22の時定数が大きいときには、螺合深さ寸法Dは長くなり、時定数が小さいときには、螺合深さ寸法Dは短くなる。
また、コネクタ36は、固定ブラケット34に係止するためのフック(図示せず)を備えると共に、フックの係止状態を解除するための操作部37がコネクタ36の幅方向両側に設けられている。なお、コネクタ36の紛失を防止するために、例えばコネクタ36と固定ブラケット34との間をロープ等で連結してもよい。
本実施の形態による油圧ショベルは上述の如き構成を有するもので、次にその作動について説明する。
リレー23を接続状態にした上で、電力変換装置17のインバータ18およびチョッパ20が動作すると、バッテリ16から電動モータ15に電力が供給される。これにより、電動モータ15は油圧ポンプ12を駆動し、油圧ポンプ12は圧油を生成する。この結果、この圧油を各シリンダ9〜11等に供給することによって、下部走行体1による走行動作、上部旋回体2の旋回動作、作業装置5による掘削作業等を行うことができる。
また、電力変換装置17の点検や整備を行うときには、作業者はコネクタ36を固定部ラケット34から取外す。これにより、励磁コイルMCの給電線路25が遮断されるから、励磁コイルMCが非励磁状態になり、リレー23の接点24A,24Bは遮断状態になる。これにより、平滑コンデンサ21に溜まった電荷は、放電抵抗22によって放電される。
次に、作業者はボルト33を全て取外す。このとき、ボルト33を取外している間に平滑コンデンサ21の放電が進むため、ボルト33を全て取外したときには、平滑コンデンサ21は十分に低電圧な状態になる。これにより、作業者は、蓋体31をケーシング27から取外して、電力変換装置17の点検や整備を行うことができる。
かくして、本実施の形態によれば、コネクタ36によってケーシング27の蓋体31を固定するボルト33を覆うから、ボルト33を取外すときには、固定ブラケット34からコネクタ36を取外す必要がある。このとき、コネクタ36を固定ブラケット34から取外したときには、電力変換装置17とバッテリ16との間に設けられたリレー23が遮断状態になるから、この時点で電力変換装置17の放電を開始することができる。この結果、ボルト33の取外しに必要な時間によって、電力変換装置17の放電時間を確保することができるから、蓋体31を取外してケーシング27を開放するときには、電力変換装置17を十分に低電圧な状態にすることができる。
また、電力変換装置16は平滑コンデンサ21と放電抵抗22とを備えるから、コネクタ36を固定ブラケット34から取外したときには、放電抵抗22を用いて平滑コンデンサ21に溜まった電荷を放電することができる。また、ボルト33の螺合深さ寸法は平滑コンデンサ21の放電が完了するのに必要な時間に基づいて設定したから、例えば平滑コンデンサ21と放電抵抗22とによる時定数が大きくなり放電時間が長くなるときでも、ボルト33の螺合深さ寸法Dを長くすることができる。これにより、平滑コンデンサ21の放電時間を十分に確保することができる。
さらに、コネクタ36には給電線路25を接続する接続線路36Aを設けたから、コネクタ36を固定ブラケット34から取外したときには、給電線路25が遮断され、励磁コイルMCに対する給電を停止することができる。この結果、リレー23の接点24A,24Bが遮断状態に切り換わり、電力変換装置17の放電を開始することができる。
なお、前記実施の形態では、コネクタ36は、1本のボルト33を覆うものとしたが、複数本のボルト33を覆ってもよい。コネクタによって覆うボルトの本数を増加させることによって、さらに長い放電時間を確保することができる。
また、前記実施の形態では、固定ブラケット34は、蓋体31に設けるものとした。しかし、コネクタがボルトを覆えばよいため、固定ブラケットはケーシングに設ける構成としてもよい。
また、前記実施の形態では、前記蓄電装置にはバッテリ16を用いる構成としたが、キャパシタ等のように電力を蓄える他の装置でもよい。
また、前記実施の形態では、電動モータ15によって油圧ポンプ12を駆動する電動式の油圧ショベルを例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限らず、例えばエンジンに加えて、発電や駆動に用いる電動モータを備えたハイブリッド式の建設機械に適用してもよく、電動モータは油圧ポンプの駆動に限らず、例えば旋回モータや走行モータ等に使用してもよい。
また、前記実施の形態では、建設機械として装軌式の油圧ショベルを例に挙げて説明したが、本発明はこれに限らず、例えばホイール式の油圧ショベル、ホイールローダ等のように、他の電動式やハイブリッド式の建設機械にも広く適用することができる。
15 電動モータ
16 バッテリ(蓄電装置)
17 電力変換装置
18 インバータ
20 チョッパ
21 平滑コンデンサ
22 放電抵抗
23 リレー(スイッチ)
24A,24B 接点
25 給電線路
27 ケーシング
27A 開口部
31 蓋体
33 ボルト
34 固定ブラケット
36 コネクタ
36A 接続線路
S スイッチング素子
MC 励磁コイル
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20 チョッパ
21 平滑コンデンサ
22 放電抵抗
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24A,24B 接点
25 給電線路
27 ケーシング
27A 開口部
31 蓋体
33 ボルト
34 固定ブラケット
36 コネクタ
36A 接続線路
S スイッチング素子
MC 励磁コイル
Claims (3)
- 駆動源としての電動モータと、該電動モータに電気的に接続可能な蓄電装置と、前記電動モータと該蓄電装置との間で電力変換を行う電力変換装置と、該電力変換装置と前記蓄電装置との間を接続または遮断するスイッチとを備えた建設機械において、
前記電力変換装置を収容するケーシングと、該ケーシングの開口部を施蓋する蓋体と、該蓋体を前記ケーシングに取付け、取外し可能に固定するボルトと、前記蓋体または前記ケーシングに設けられた固定ブラケットと、該固定ブラケットに取付け、取外し可能となり該固定ブラケットに取付けられた状態で前記ボルトを覆うコネクタとを備え、
該コネクタを前記固定ブラケットに取付けたときには前記スイッチは接続可能な状態になり、該コネクタを前記固定ブラケットから取外したときには前記スイッチは遮断状態になることを特徴とする建設機械。 - 前記電力変換装置は、直流電力を平滑化する平滑コンデンサと、該平滑コンデンサに並列接続された放電抵抗とを備え、
前記ボルトの螺合深さ寸法は、前記平滑コンデンサの放電が完了するのに必要な時間に基づいて設定してなる請求項1に記載の建設機械。 - 前記スイッチは、前記蓄電装置に給電線路を介して接続され前記蓄電装置からの給電によって励磁される励磁コイルと、該励磁コイルによって接続状態と遮断状態が切り換わる接点とからなるリレーによって構成され、
前記コネクタには、前記給電線路を接続する接続線路を設け、
前記コネクタを前記固定ブラケットに取付けたときには、前記接続線路によって給電線路が接続され、前記コネクタを前記固定ブラケットから取外したときには、該給電線路が遮断される構成としてなる請求項1または2に記載の建設機械。
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015221979A (ja) * | 2014-05-23 | 2015-12-10 | Kyb株式会社 | 蓄電装置、蓄電装置を備えるハイブリッド建設機械、及び、蓄電装置の制御方法 |
CN111194371A (zh) * | 2018-09-14 | 2020-05-22 | 株式会社小松制作所 | 电动式建筑机械 |
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2012
- 2012-02-13 JP JP2012028468A patent/JP2013163946A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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