JP2013162956A - 壁掛け物品取付具及び壁掛け物品の取付方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】釘やねじ等の保持力が弱い壁部であっても箱状家具Fを固定でき、上向きの力が加わっても箱状家具Fが脱落せず、箱状家具Fを安定して固定する。
【解決手段】壁部Wに取付固定される壁側取付具1と、箱状家具F裏面に取付固定される物品側取付具21を備える。壁側取付具1に、壁用固定ピン41が壁部Wの奥側に向かって下側に向かうように傾斜して挿通される壁用固定ピン挿通孔8、壁側フック部10、係止用固定ピン挿通孔14が設けられている。物品側取付具21に、壁側フック部10に係合可能な物品側フック部30、フック部10,30同士の係合時に係止用固定ピン挿通孔14に連通する係止用固定ピン挿通孔34が設けられている。壁側及び物品側フック部10,30の係合状態で、係止用固定ピン42を箱状家具Fの表側から背板F4、両取付具1,21の係止用固定ピン挿通孔14,34に挿通させて壁部Wに差し込む。
【選択図】図5
【解決手段】壁部Wに取付固定される壁側取付具1と、箱状家具F裏面に取付固定される物品側取付具21を備える。壁側取付具1に、壁用固定ピン41が壁部Wの奥側に向かって下側に向かうように傾斜して挿通される壁用固定ピン挿通孔8、壁側フック部10、係止用固定ピン挿通孔14が設けられている。物品側取付具21に、壁側フック部10に係合可能な物品側フック部30、フック部10,30同士の係合時に係止用固定ピン挿通孔14に連通する係止用固定ピン挿通孔34が設けられている。壁側及び物品側フック部10,30の係合状態で、係止用固定ピン42を箱状家具Fの表側から背板F4、両取付具1,21の係止用固定ピン挿通孔14,34に挿通させて壁部Wに差し込む。
【選択図】図5
Description
本発明は、壁掛け物品取付具及びそれを用いた壁掛け物品の取付方法に関する。
従来、釘やねじ等の固定具に対する保持力が弱い例えば石膏ボード等の壁部であっても、比較的軽量の吊り下げ家具等の壁掛け物品を取り付け得るようにした取付具が開発されている。この種の壁掛け物品取付具として、例えば特許文献1に示されるように、壁掛け物品の上端後側角部にビス止めされる断面L字状の金具を備え、その金具にはガイド孔が形成されており、このガイド孔に沿って門型の平ピンを斜め下向きに挿通して先端部を壁部に打ち込むことで、壁掛け物品を平ピンを介して壁部に固定支持するようにしたものは知られている。
この特許文献1に示されるものでは、平ピンは斜め下方に向いて壁部に打ち込まれるので、平ピンに加わる荷重によって平ピンが壁部から引き抜かれる方向の力は、平ピンを水平方向に壁部に打ち込まれる場合に比べて小さくなり、より大きな荷重に耐えることができる。
また、特許文献2には、壁に固定される第1フックと、壁掛け物品に固定され、第1フックに係止可能な第2フックとを備え、一方のフックに他方のフックを挟み込む挟持部を設けることが示されている。このものでは、壁掛け物品の取付け及び取外しを簡単に行うことができる。
ところが、上記特許文献1のものでは、構造上、壁掛け物品の上部のみにしか壁掛け物品取付具を取り付けることができず、1個の取付具当たりの荷重が大きくなるので、比較的重量の大きい壁掛け物品を支持することは困難である。
また、門型の平ピンを斜め下向きにして壁部に打ち込んでいるので、壁掛け物品に対し何等かの理由で上向きの力が加わったときには、平ピンが壁部から抜けて壁掛け物品が脱落してしまう虞れがある。
一方、特許文献2のものでは、壁側の第1フックと壁掛け物品側の第2フックとを係止させているので、重量の大きい壁掛け物品でも支持することができるものの、壁掛け物品に上向きの力が加わると、フックの係合が外れて壁掛け物品が脱落してしまうこととなる。
本発明は斯かる諸点に鑑みてなされたものであり、その目的は、壁掛け物品取付具の構造を工夫して、釘やねじ等の保持力が弱い壁部であっても比較的重い壁掛け物品を固定できるようにするとともに、上向きの力が加わっても壁掛け物品が脱落しないようにして、壁掛け物品を安定して固定できるようにすることにある。
上記の目的の達成のため、この発明では、壁側及び物品側の取付具をそれぞれ係合して物品を壁部に支持するとともに、その係合状態で、針状の固定具を物品に貫通させかつ両取付具の係合箇所も貫通させて壁部に差し込むようにして、その固定具により係合箇所が外れるのを阻止するようにした。
具体的には、請求項1の発明では、建築物の壁部に壁掛け物品を固定支持するための壁掛け物品取付具として、上記壁部に取付固定される壁側取付具と、上記壁掛け物品の裏面に取付固定される物品側取付具と、針状の壁用固定具及び係止用固定具とを備えている。
また、上記壁側取付具には、上記壁用固定具が壁部の裏側(奥側)に向かって下側に向かうように傾斜して挿通される壁用固定具挿通孔と、壁側係止部と、該壁側係止部を貫通する係止用固定具挿通孔とが設けられている。一方、上記物品側取付具には、上記壁側係止部に係合可能な物品側係止部と、該物品側係止部を貫通しかつ物品側係止部が壁側係止部に係合したときに上記壁側取付具の係止用固定具挿通孔に連通する係止用固定具挿通孔とが設けられている。そして、壁用固定具挿通孔に挿通された壁用固定具を壁部に差し込んで壁側取付具を壁面に固定する一方、該壁側取付具の壁側係止部に、壁掛け物品の裏面に取付固定された物品側取付具の物品側係止部を係合して壁掛け物品を壁部に支持し、その状態で、上記係止用固定具を壁掛け物品の表側から該壁掛け物品と、物品側取付具の係止用固定具挿通孔と、該係止用固定具挿通孔に連通している壁側取付具の係止用固定具挿通孔とに挿通させて壁部に差し込むことにより、壁部に壁掛け物品を固定支持するようにしたことを特徴とする。
この請求項1の発明では、壁側取付具は、その壁用固定具挿通孔に挿通された壁用固定具を壁部に差し込むことで壁面に固定され、その壁側取付具の壁側係止部に、壁掛け物品の裏面に取付固定された物品側取付具の物品側係止部が係合され、このことで壁掛け物品が壁部に支持される。そして、この支持状態では、物品側取付具の係止用固定具挿通孔と壁側取付具の係止用固定具挿通孔とが連通しており、針状の係止用固定具が壁掛け物品の表側から壁掛け物品と、物品側取付具の係止用固定具挿通孔と、壁側取付具の係止用固定具挿通孔とに挿通されて壁部に差し込まれ、壁部に壁掛け物品が固定される。また、こうして固定された壁掛け物品を壁部から取り外すには、上記と逆の作業を行えばよい。
このとき、壁部及び壁掛け物品にそれぞれ取付具を取り付けて、両者の係合により壁部に壁掛け物品を固定支持しているので、壁掛け物品の固定が簡単であり、その取付け及び取外しをも自由に行うことができる。
また、上記壁側取付具の壁用固定具挿通孔に挿通された針状の壁用固定具は、壁部の裏側に向かって下側に向かうように傾斜して挿通されるので、たとえ壁部が石膏ボードのように釘やビスの保持力の弱い壁材で構成されていても、比較的重い壁掛け物品を確実にかつ強固に固定することができる。
さらに、壁掛け物品の固定支持状態では、壁側取付具の壁側係止部と物品側取付具の物品側係止部とが係合して、その壁側係止部を貫通する係止用固定具挿通孔と、物品側係止部を貫通する係止用固定具挿通孔とが連通し、この連通する挿通孔に針状の係止用固定具が壁掛け物品を貫通して挿通されて、その先端部が壁部に差し込まれている。そのため、壁掛け物品にそれを持ち上げる上向きの力が加わって、上記壁側取付具の壁側係止部と物品側取付具の物品側係止部との係合が外れようとしても、それは壁側取付具及び物品側取付具の係止用固定具挿通孔同士の連通が解消されることであって係止用固定具によって阻止される。よって、壁側取付具の壁側係止部と物品側取付具の物品側係止部との係合が外れて壁掛け物品が脱落することを防止できる。
請求項2の発明では、請求項1の発明の壁掛け物品取付具において、上記壁側取付具と物品側取付具とは同一構造であることを特徴とする。
この請求項2の発明では、壁側取付具と物品側取付具とを同じものとして共用でき、部品点数を削減できるとともに、使い勝手を高めることができる。
請求項3の発明では、請求項1又は2の発明の壁掛け物品取付具において、上記壁掛け物品は箱状の家具であることを特徴とする。
この請求項3の発明では、箱状家具の壁部への固定が簡単であり、その取付け及び取外しをも自由に行うことができる。また、壁部が石膏ボードのように釘やビスの保持力の弱い壁材で構成されていても、比較的重い箱状家具を確実にかつ強固に固定することができる。さらに、箱状家具に上向きの力が加わっても、壁側取付具の壁側係止部と物品側取付具の物品側係止部との係合が外れようとしても、係止用固定具によって阻止されるので、箱状家具が脱落することを防止できる。
請求項4の発明は、請求項1〜3の発明のいずれか1つの壁掛け物品取付具により建築物の壁部に壁掛け物品を固定支持する取付方法であって、上記壁掛け物品の裏面への物品側取付具の固定位置を示す第1型紙と、該第1型紙に対応して設けられ、第1型紙によって壁掛け物品の裏面に物品側取付具が固定されたときに該物品側取付具の係止用固定具挿通孔の位置を壁掛け物品の表面側で示す第2型紙とを用意し、物品側取付具を壁掛け物品の裏面に固定する際に、第1型紙を使用して固定位置どおりに物品側取付具を固定した後、第2型紙を壁掛け物品の表面側に配置して、その係止用固定具挿通孔の位置に係止用固定具を差し込むことを特徴とする。
この請求項4の発明では、物品側取付具を壁掛け物品の裏面に固定する際、壁掛け物品の裏面への物品側取付具の固定位置を示す第1型紙の取付位置どおりに物品側取付具が固定される。その後、第2型紙が壁掛け物品の表面側に配置されて、その係止用固定具挿通孔の位置に係止用固定具が差し込まれる。この第2型紙は、第1型紙によって壁掛け物品の裏面に物品側取付具が固定されたときに物品側取付具の係止用固定具挿通孔の位置を壁掛け物品の表面側で示しているので、その第2型紙の係止用固定具挿通孔の位置は、壁掛け物品の裏面に固定されている物品側取付具の物品側係止部における係止用固定具挿通孔に対応し、かつ該係止用固定具挿通孔に連通している、壁側取付具の壁側係止部における係止用固定具挿通孔にも対応している。そのため、この第2型紙に示された係止用固定具挿通孔の位置に係止用固定具を挿通させれば、係止用固定具は壁掛け物品と、物品側取付具の係止用固定具挿通孔と、該係止用固定具挿通孔に連通している壁側取付具の係止用固定具挿通孔とに挿通されることとなる。このことによって、壁掛け物品の裏側に位置する物品側取付具の係止用固定具挿通孔、及び物品側取付具に係合する壁側取付具の係止用固定具挿通孔の位置が壁掛け物品の表側から見えない状態でも、その両係止用固定具挿通孔に壁掛け物品の表側から係止用固定具を正確に挿通させることができ、係止用固定具の挿通が容易になる。
以上説明のように、請求項1の発明によると、壁用固定具挿通孔に挿通された壁用固定具を壁部に差し込んで壁側取付具を壁部に固定し、その壁側取付具の壁側係止部に、壁掛け物品の裏面に取付固定された物品側取付具の物品側係止部を係合して壁掛け物品を壁部に支持し、その状態で、針状の係止用固定具を壁掛け物品の表側から壁掛け物品と各取付具の係止用固定具挿通孔とに挿通させて壁部に差し込み、壁部に壁掛け物品を固定支持するようにしたことにより、壁掛け物品の固定が簡単であり、その取付け及び取外しをも自由に行うことができる。また、壁側取付具の壁用固定具挿通孔に挿通される針状の壁用固定具が壁部に下側に向かうように傾斜して挿通されるので、たとえ壁部が石膏ボードのように釘やビスの保持力の弱い壁材で構成されていても、比較的重い壁掛け物品を確実にかつ強固に固定することができる。さらに、壁掛け物品の固定支持状態で、壁側取付具の壁側係止部と物品側取付具の物品側係止部との係合によって連通した両係止用固定具挿通孔に針状の係止用固定具が壁掛け物品を貫通して挿通されて、その先端部が壁部に差し込まれているので、壁掛け物品にそれを持ち上げる上向きの力が加わっても、壁側取付具の壁側係止部と物品側取付具の物品側係止部との係合が外れるのが係止用固定具によって阻止され、壁掛け物品の脱落を防止することができる。
請求項2の発明によると、壁側取付具と物品側取付具とを同一構造としたことにより、壁側取付具と物品側取付具とを同じものとして共用でき、部品点数を削減できるとともに、使い勝手を高めることができる。
請求項3の発明によると、壁掛け物品は箱状の家具としたことにより、箱状家具の壁部への固定が簡単であり、その取付け及び取外しをも自由に行うことができる。また、壁部が石膏ボードのように釘やビスの保持力の弱い壁材で構成されていても、比較的重い箱状家具を確実にかつ強固に固定することができる。さらに、箱状家具に上向きの力が加わって、壁側取付具の壁側係止部と物品側取付具の物品側係止部との係合が外れようとしても、係止用固定具によって阻止されるので、箱状家具の脱落を防止することができる。
請求項4の発明によると、壁掛け物品取付具により建築物の壁部に壁掛け物品を固定支持する取付方法として、物品側取付具を壁掛け物品の裏面に固定する際に、第1型紙を使用して物品側取付具の固定位置どおりに物品側取付具を固定した後、第2型紙を壁掛け物品の表面側に配置して、それに示された係止用固定具挿通孔の位置に係止用固定具を差し込むことにより、壁掛け物品の裏側に位置する物品側取付具の係止用固定具挿通孔、及び物品側取付具に係合する壁側取付具の係止用固定具挿通孔の位置が壁掛け物品の表側から見えない状態でも、その両係止用固定具挿通孔に壁掛け物品の表側から係止用固定具を正確に挿通させることができ、係止用固定具の挿通が容易になる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものでは全くない。
図1は本発明の実施形態に係る壁掛け物品取付具Aを示し、この壁掛け物品取付具Aは、図3〜図5に示すように、建築物の壁部Wに壁掛け物品としての箱状家具Fを固定支持するためのものである。上記壁部Wは、釘やねじ等の固定具に対する保持力が弱い例えば石膏ボード等からなる。一方、箱状家具Fは、天板F1、底板F2及び左右側板F3,F3が枠状に接合され、かつそれらの後端に背板F4が接合固定された、前側に開口する箱状のもので、各種の小物類(図示せず)を壁部Wの位置に収容配置するため等の用途として用いられる。
壁掛け物品取付具Aは、図1に示すように、上記壁部Wに取付固定される壁側取付具1(図1左端のもの)と、箱状家具F(壁掛け物品)の裏面に取付固定される物品側取付具21(図1左から2番目のもの)と、針状の壁用固定具として2本(複数本)の壁用固定ピン41,41(図1左から3番目及び4番目のもの)と、針状の係止用固定具としての1本の係止用固定ピン42(図1右端のもの)とを備えている。
(壁側取付具)
上記壁側取付具1は、図2(a)にも示すように、例えばステンレス鋼等の金属製のもので、矩形状の取付具本体2を備え、この取付具本体2の上端には上方に突出する突出部3が一体に設けられている。この突出部3は、取付具本体2に沿って上方に延びる垂直部4と、この垂直部4の上端から前側斜め下方に向かって折り曲げられた傾斜部5と、この傾斜部5の下端から後側に略直角に折り曲げられ、先端が取付具本体2の前面に当接する脚部6とからなっていて、左右側方から見て表側に突出した略直角三角形状に形成されている(図5参照)。
上記壁側取付具1は、図2(a)にも示すように、例えばステンレス鋼等の金属製のもので、矩形状の取付具本体2を備え、この取付具本体2の上端には上方に突出する突出部3が一体に設けられている。この突出部3は、取付具本体2に沿って上方に延びる垂直部4と、この垂直部4の上端から前側斜め下方に向かって折り曲げられた傾斜部5と、この傾斜部5の下端から後側に略直角に折り曲げられ、先端が取付具本体2の前面に当接する脚部6とからなっていて、左右側方から見て表側に突出した略直角三角形状に形成されている(図5参照)。
突出部3の左右両側には、それぞれ上記壁用固定ピン41,41(針状の壁用固定具)を挿通するための壁用固定ピン挿通孔8,8が上記傾斜部5と垂直部4とに亘って貫通形成され、この各壁用固定ピン挿通孔8は中心線Cが前後方向の水平面に対し所定の角度θ(例えばθ=40±10°)で後下がりに傾斜しており、壁用固定ピン挿通孔8に挿通される壁用固定ピン41は、壁部Wの裏側(奥側)に向かって下側に向かうように傾斜して挿通されるようになっている。
取付具本体2の下端部には壁側係止部としての壁側フック部10が一体に設けられている。この壁側フック部10は、取付具本体2と同じ幅のもので、取付具本体2に沿って下方に延びる延出部11と、この延出部11の下端から前側に向かった後に上方に向かって延出部11と平行に延びるように折り曲げられた折曲げ部12とからなり、この折曲げ部12と延出部11との間は所定の間隔が空けられていて、両者の間に係合空間が形成されている。
壁側フック部10の左右中央には、上記係止用固定ピン42(針状の係止用固定具)を挿通するための係止用固定ピン挿通孔14が折曲げ部12及び延出部11に亘って壁側フック部10を貫通するように形成され、この係止用固定ピン挿通孔14は左右方向に長い長孔からなっている。係止用固定ピン挿通孔14は円形孔であってもよい。
尚、折曲げ部12及び延出部11には、折曲げ部12が延出部11から離れて開かないようにするために、例えばその一部を長さ方向に沿って内側に凹陥(外側に膨出)させた補強部を形成してもよい。また、壁側取付具1では使用しないが、取付具本体2の中央部には例えば3つのビス挿通孔16,16,…が貫通形成されている。このビス挿通孔16の数は1つ又は2つでもよく、4つ以上でもよい。
(物品側取付具)
一方、本実施形態では、物品側取付具21は上記壁側取付具1と同一の構造であり、壁側取付具1とは上下逆及び前後逆の姿勢で用いられる。尚、この物品側取付具21の説明では、「前後」の向きについて壁側取付具1と同様に説明するが、箱状家具Fへの取付時には前後が反転し、後述のように、物品側取付具21は裏面(後面)を前側に向けて箱状家具Fの背板F4裏面に取り付けられる。
一方、本実施形態では、物品側取付具21は上記壁側取付具1と同一の構造であり、壁側取付具1とは上下逆及び前後逆の姿勢で用いられる。尚、この物品側取付具21の説明では、「前後」の向きについて壁側取付具1と同様に説明するが、箱状家具Fへの取付時には前後が反転し、後述のように、物品側取付具21は裏面(後面)を前側に向けて箱状家具Fの背板F4裏面に取り付けられる。
すなわち、物品側取付具21は、図2(b)にも示すように、例えばステンレス鋼等の金属製のもので、矩形状の取付具本体22を備え、この取付具本体22の上下中央部には例えば3つのビス挿通孔36,36,…が左右方向に並んで貫通形成されており、図4及び図5に示すように、このビス挿通孔36,36,…を挿通させてビスVを箱状家具Fの背板F4に裏面から螺合締結することにより、物品側取付具21が箱状家具Fの裏面に取付固定される。これらビス挿通孔36,36,…は、左右中央に位置するものの径が左右両側のものよりも大きくなっており、ビスVの太さに応じて適宜選択できるようにしている。このビス挿通孔36の数は1つ又は2つでもよく、4つ以上でもよい。
取付具本体22の上端部には、上記壁側取付具1の壁側フック部10(壁側係止部)に係合可能な物品側係止部としての物品側フック部30が一体に設けられている。この物品側フック部30は、上記壁側フック部10と同じ幅(取付具本体22と同じ幅)のもので、取付具本体22に沿って上方に延びる延出部31と、この延出部31の上端から前側に向かった後に下方に向かって延出部31と平行に延びるように折り曲げられた折曲げ部32とからなり、この折曲げ部32と延出部31との間は所定の間隔が空けられていて、両者の間に係合空間が形成されている。図5に示すように、この係合空間に壁側取付具1における壁側フック部10の折曲げ部12を挿入する、換言すれば、同時に、壁側取付具1における壁側フック部10の係合空間に物品側取付具21の物品側フック部30の折曲げ部32を挿入することで、物品側取付具21の物品側フック部30が壁側取付具1の壁側フック部10と係合するようになっている。
物品側フック部30には、上記係止用固定ピン42(針状の係止用固定具)を挿通するための係止用固定ピン挿通孔34が折曲げ部32及び延出部31に亘って物品側フック部30を貫通するように形成されている。この係止用固定ピン挿通孔34は左右方向に長い長孔からなっており、上記のように、物品側取付具21の物品側フック部30が壁側取付具1の壁側フック部10と係合したとき、図5に示すように、上記壁側取付具1の係止用固定ピン挿通孔14,14と物品側取付具21の係止用固定ピン挿通孔34,34とが同じ中心線上に位置するように連通して、それらに係止用固定ピン42が挿通可能となっている。上記係止用固定ピン挿通孔34は円形孔であってもよい。
尚、折曲げ部32及び延出部31には、折曲げ部32が延出部31から離れて開かないようにするために、例えばその一部を長さ方向に沿って内側に凹陥(外側に膨出)した補強部を形成してもよい。
また、物品側取付具21では使用しないが、取付具本体22の下端には下方に突出する突出部23が一体に設けられている。この突出部23は、取付具本体22に沿って下方に延びる垂直部24と、この垂直部24の下端から前側斜め上方に向かって折り曲げられた傾斜部25と、この傾斜部25の上端から後側に略直角に折り曲げられ、先端が取付具本体22の前面に当接する脚部26とからなっていて、左右側方から見て略直角三角形状に形成されている。突出部23には、固定ピン具挿通孔28が上記傾斜部25と垂直部24とに亘って貫通形成され、この固定ピン挿通孔28の中心線は後上がりに傾斜している。
(固定ピン)
さらに、上記壁用固定ピン41及び係止用固定ピン42も互いに同じものであり、先端の尖った所定長さ(例えば32mm)の金属製のピン本体43と、その基端部に一体に設けられた球状等の頭部44とからなる待ち針状のものとされている。
さらに、上記壁用固定ピン41及び係止用固定ピン42も互いに同じものであり、先端の尖った所定長さ(例えば32mm)の金属製のピン本体43と、その基端部に一体に設けられた球状等の頭部44とからなる待ち針状のものとされている。
そして、図5に示すように、壁掛け物品取付具Aは、建築物の壁部Wに箱状家具Fを支持する際に、壁用固定ピン41,41を壁側取付具1の壁用固定ピン挿通孔8,8に挿通して壁部Wに差し込むことで、その壁側取付具1を壁面に固定する一方、ビスVを物品側取付具21における取付具本体22のビス挿通孔36を通して箱状家具Fの背板F4に螺合締結することで、物品側取付具21を箱状家具Fの裏面に取付固定し、上記のようにこの物品側取付具21の物品側フック部30を壁側取付具1の壁側フック部10に係合して箱状家具Fを壁部Wに吊下げ支持し、その状態で、係止用固定ピン42を箱状家具Fにおける背板F4の表側から該箱状家具Fの背板F4と、物品側取付具21の係止用固定ピン挿通孔34,34と、この係止用固定ピン挿通孔34に連通している壁側取付具1の壁用固定ピン挿通孔8とに挿通させて壁部Wに差し込むことにより、壁部Wに箱状家具Fを固定支持するようにしている。
(壁掛け物品取付具による箱状家具の取付方法)
次に、上記壁掛け物品取付具Aを例えば2つ用いて壁掛け物品としての箱状家具Fを壁部Wに取り付ける取付方法について説明する。尚、用いる壁掛け物品取付具Aの数は1つ又は3つ以上であってもよい。
次に、上記壁掛け物品取付具Aを例えば2つ用いて壁掛け物品としての箱状家具Fを壁部Wに取り付ける取付方法について説明する。尚、用いる壁掛け物品取付具Aの数は1つ又は3つ以上であってもよい。
壁掛け物品取付具Aにより建築物の壁部Wに箱状家具Fを固定支持する場合、予め、図7(a)に示す第1型紙51と、図7(b)に示す第2型紙52とを用意する。第1型紙51は、箱状家具Fの背板F4裏面への物品側取付具21(図で仮想線にて示す)の固定位置としてそのビス挿通孔36の位置を表すビス挿通孔位置P1,P1,…を示すものである。一方、第2型紙52は、上記第1型紙51に対応して設けられたもので、第1型紙51によって箱状家具Fの裏面に物品側取付具21が固定されたときに該物品側取付具21の係止用固定ピン挿通孔34(係止用固定具挿通孔)の位置を表す係止用固定ピン挿通孔位置P2を箱状家具Fの表面側で示している。
このような2種類の型紙51,52を用い、まず、その箱状家具Fの裏面上部に例えば2つの物品側取付具21,21を取付固定する。すなわち、図7(a)に示すように、箱状家具Fの裏面に上部の左右角部にそれぞれ第1型紙51を該第1型紙51の上辺が家具Fの天板F1上面に、また左右側辺の一方が家具Fの左右側板F3,F3にそれぞれ一致するように当て、その状態で、第1型紙51に示された物品側取付具21の固定位置であるビス挿通孔位置P1,P1,…を決定して印を付ける。そして、第1型紙51を除いた後に、その印の付いた各ビス挿通孔位置P1に対応して物品側取付具21をビス止めする。具体的には、物品側取付具21の裏面(上記した説明では後側の面)を前向きにして、箱状家具Fの背板F4裏面に当て、その取付具本体22の各ビス挿通孔36にビスVを挿通し、そのビスVを家具Fの背板F4の上記各ビス挿通孔位置P1に裏面から締結する。こうして、図4に示すように、箱状家具Fの裏面上部の左右両側に2つの物品側取付具21,21が取付固定される。
一方、上記した物品側取付具21の取付固定と並行して、図3に示すように、箱状家具Fを取り付けようとする高さの壁部Wに、例えば左右2つの壁側取付具1,1を、それぞれ上記箱状家具Fの裏面上部の左右両側に取り付けられた2つの物品側取付具21,21の位置に対応して固定する。この場合、2つの壁側取付具1,1の高さ位置は同じとし、両壁側取付具1,1の壁側フック部10,10間の間隔L1を2つの物品側取付具21,21の物品側フック部30,30間の間隔L2と同じとする(L1=L2)。
この各壁側取付具1を固定するとき、壁側取付具1を壁面の目的位置に位置付けておき、その壁側取付具1の2つの壁用固定ピン挿通孔8,8にそれぞれの壁用固定ピン41,41を挿通して壁部Wに差し込む。このことで、壁側取付具1が壁面に固定される。
その際、図5に示すように、壁側取付具1の各壁用固定ピン挿通孔8は中心線Cが角度θで後下がりに傾斜しているので、この壁用固定ピン挿通孔8に挿通される上記壁用固定ピン41は、壁部Wの奥側に向かって下側に向かうように傾斜して挿通される。このように壁用固定ピン41が傾斜して差し込まれることで、後述するように箱状家具Fが支持された状態では、その箱状家具Fの重さによって壁用固定ピン41に対し、該壁用固定ピン41がさらに差し込まれる方向の力が加わる。そのため、壁部Wが石膏ボード等のように釘やビスの保持力の弱い壁材で構成されていたとしても、比較的重い箱状家具F(それに収容されるものも含む)を確実にかつ強固に固定することができる。
こうして箱状家具Fに物品側取付具21,21が取り付けられ、壁部Wに壁側取付具1,1が固定されると、その後、箱状家具Fを持ち上げ、図5に示すように、その裏面の各物品側取付具21の物品側フック部30を各壁側取付具1の壁側フック部10と係合する(物品側フック部30の係合空間に壁側フック部10の折曲げ部12を挿入するとともに、壁側フック部10の係合空間に物品側フック部30の折曲げ部32を挿入する)。このフック部10,30同士の係合により箱状家具Fが物品側取付具21及び壁側取付具1によって壁部Wに支持された状態となる。そして、このフック部10,30同士の係合状態では、壁側フック部10の係止用固定ピン挿通孔14と物品側フック部30の係止用固定ピン挿通孔34とが係止用固定ピン42を挿通できるように連通する。
しかる後、図7(b)に示すように、箱状家具Fにおける背板F4の表面(前面)の上側左右角部に第2型紙52をその上辺が天板F1の下面に、また左右側辺が左右側板F3,F3の内面にそれぞれ当たるように押し付ける。この第2型紙52には、第1型紙51によって箱状家具Fの裏面に物品側取付具21が固定されたときに該物品側取付具21の係止用固定ピン挿通孔34の位置である係止用固定ピン挿通孔位置P2が示されているので、その係止用固定ピン挿通孔位置P2を背板F4にマーキングし、第2型紙52を取り除いた後、その背板F4のマーキング位置に係止用固定ピン42を差し込むと、この係止用固定ピン42は背板F4を貫通した後に、背板F4裏面側にある物品側取付具21における物品側フック部30の係止用ピン挿通孔34,34に挿通され、引き続き、この係止用ピン挿通孔34,34に連通している壁側取付具1における壁側フック部10の係止用ピン挿通孔14,14にも挿通され、先端部が壁用固定ピン41と同様に壁部Wに差し込まれる。具体的には、係止用固定ピン42は、物品側取付具21の物品側フック部30の延出部31における係止用ピン挿通孔34、壁側取付具1の壁側フック部10の折曲げ部12における係止用固定ピン挿通孔14、物品側フック部30の折曲げ部32における係止用固定ピン挿通孔34、壁側フック部10の延出部11における係止用固定ピン挿通孔14の順番に挿通された後に壁部Wに差し込まれる。
その際、このように箱状家具Fの背板F4裏面への物品側取付具21の固定位置(ビス挿通孔位置P1)を示す第1型紙51と、この第1型紙51に対応して設けられ、第1型紙51によって箱状家具Fの背板F4裏面に物品側取付具21が固定されたときに該物品側取付具21の係止用固定ピン挿通孔34の位置(係止用固定ピン挿通孔位置P2)を箱状家具Fの背板F4表面側で示す第2型紙52とを用いることで、箱状家具Fの裏側に位置する物品側取付具21の係止用固定ピン挿通孔34、及び物品側取付具21に係合する壁側取付具1の係止用固定ピン挿通孔14の位置が箱状家具Fの表側から見えない状態でも、その両係止用固定ピン挿通孔34,14に箱状家具Fの表側から係止用固定ピン42を正確に挿通させることができ、係止用固定ピン42の挿通が容易になる。
しかも、上記壁側フック部10の係止用ピン挿通孔14,14及び物品側フック部30の係止用ピン挿通孔34,34は、いずれも左右方向に長い長孔であるので、これら係止用固定ピン挿通孔14,34間で中心が若干ずれていたり、或いは箱状家具Fの表側から係止用固定ピン42の挿通位置が少しずれていたりしても、係止用固定ピン42を正確に係止用固定ピン挿通孔14,34に挿通させることができ、係止用固定ピン42をさらに容易に挿通させることができる。
以上により、箱状家具Fが壁部Wに固定支持された状態となり、その取付固定が完了する。尚、このようにして固定された箱状家具Fを壁部Wから取り外すには、上記と逆の作業を行えばよい。
したがって、この実施形態においては、壁部Wに壁側取付具1を、また箱状家具Fに物品側取付具21をそれぞれ取り付けて、両者のフック部10,30の係合により壁部Wに箱状家具Fを固定支持しているので、箱状家具Fの壁部Wへの支持が簡単であり、その取付けだけでなく、取外しをも自由に行うことができる。しかも、壁用固定ピン41及び係止用固定ピン42が針状のものであるので、仮に、その固定ピン41,42を抜き取ったときでも、壁部Wや箱状家具Fの背板F4に残る孔部は小さく、見映えが悪くなることがない。
また、上記壁側取付具1の壁側フック部10と物品側取付具21の物品側フック部30とが単に係合しているだけの状態では、箱状家具Fに何等かの原因でそれを持ち上げる上向きの力が加わると、その力により壁側取付具1及び物品側取付具21のフック部10,30同士の係合が外れることとなる。しかし、この実施形態では、両フック部10,30を貫通する係止用固定ピン挿通孔14,34が互いに連通し、この連通する固定ピン挿通孔14,34に針状の係止用固定ピン42が箱状家具Fの背板F4を貫通して挿通され、その先端部が壁部Wに差し込まれているため、フック部10,30同士の係合が外れようとしても、それは上記壁側取付具1及び物品側取付具21の係止用固定ピン挿通孔14,34同士の連通が解消されることを意味し、係止用固定ピン42によって阻止される。よって、壁側取付具1及び物品側取付具21のフック部10,30同士の係合が外れて箱状家具Fが壁部Wから脱落することを防止することができる。尚、上記壁側フック部10の係止用ピン挿通孔14,14及び物品側フック部30の係止用ピン挿通孔34,34は、上下方向ではなくて左右方向に長い長孔であるので、上記係止用固定ピン42による阻止効果が有効に確保される。
また、壁部Wに取り付けられる壁側取付具1と、箱状家具Fに取り付けられる物品側取付具21とが同一構造であり、向きを逆にして用いられるので、壁側取付具1と物品側取付具21とを同じものとして共用でき、部品点数を削減できるとともに、使い勝手を高めることができる。また、壁用固定ピン41及び係止用固定ピン42も互いに同じものであるので、同様の作用効果が得られる。
(その他の実施形態)
尚、上記実施形態では、壁側取付具1と物品側取付具21とを同一の構造としているが、互いの異なるものとしてもよい。例えば物品側取付具21における取付具本体22のビス挿通孔36は必要であるが、壁側取付具1における取付具本体2のビス挿通孔16は、不要である。また、壁側取付具1のみの突出部3が使用され、物品側取付具21の突出部23は不要である。従って、壁側取付具1はビス挿通孔16,16,…の無い構造のものとし、物品側取付具21は突出部23の無い構造とすればよい。
尚、上記実施形態では、壁側取付具1と物品側取付具21とを同一の構造としているが、互いの異なるものとしてもよい。例えば物品側取付具21における取付具本体22のビス挿通孔36は必要であるが、壁側取付具1における取付具本体2のビス挿通孔16は、不要である。また、壁側取付具1のみの突出部3が使用され、物品側取付具21の突出部23は不要である。従って、壁側取付具1はビス挿通孔16,16,…の無い構造のものとし、物品側取付具21は突出部23の無い構造とすればよい。
また、本発明においては、壁側取付具1及び物品側取付具21の形状は上記実施形態のものに限定されず、また、壁側係止部及び物品側係止部も実施形態に示すフック部10,30以外の構造であってもよい。
さらに、上記実施形態では、壁掛け物品を箱状家具Fとしているが、箱状家具F以外のものでもよく、例えば棚や額であってもよい。
また、上記実施形態では、針状の壁用固定具及び係止用固定具を固定ピン41,42としているが、針状のものであれば、固定ピン41,42の代わりに釘やビス等を使用することができる。
本発明は、壁部が石膏ボードのように釘やビスの保持力の弱い壁材で構成されていても、比較的重い壁掛け物品を確実にかつ強固に固定でき、壁掛け物品にそれを持ち上げる上向きの力が加わっても、係止用固定具によって壁掛け物品が脱落するのを防止できるので、極めて有用であり、産業上の利用可能性が高い。
A 壁掛け物品取付具
W 壁部
F 箱状家具(壁掛け物品)
F4 背板
V ビス
1 壁側取付具
8 壁用固定ピン挿通孔(壁用固定具挿通孔)
10 壁側フック部(壁側係止部)
14 係止用固定ピン挿通孔(係止用固定具挿通孔)
21 物品側取付具
30 物品側フック部(物品側係止部)
34 係止用固定ピン挿通孔(係止用固定具挿通孔)
36 ビス挿通孔
41 壁用固定ピン(壁用固定具)
42 係止用固定ピン(係止用固定具)
51 第1型紙
P1 ビス挿通孔位置(固定位置)
52 第2型紙
P2 係止用固定ピン挿通孔位置
W 壁部
F 箱状家具(壁掛け物品)
F4 背板
V ビス
1 壁側取付具
8 壁用固定ピン挿通孔(壁用固定具挿通孔)
10 壁側フック部(壁側係止部)
14 係止用固定ピン挿通孔(係止用固定具挿通孔)
21 物品側取付具
30 物品側フック部(物品側係止部)
34 係止用固定ピン挿通孔(係止用固定具挿通孔)
36 ビス挿通孔
41 壁用固定ピン(壁用固定具)
42 係止用固定ピン(係止用固定具)
51 第1型紙
P1 ビス挿通孔位置(固定位置)
52 第2型紙
P2 係止用固定ピン挿通孔位置
Claims (4)
- 建築物の壁部に壁掛け物品を固定支持するための取付具であって、
上記壁部に取付固定される壁側取付具と、上記壁掛け物品の裏面に取付固定される物品側取付具と、針状の壁用固定具及び係止用固定具とを備え、
上記壁側取付具には、上記壁用固定具が壁部の裏側に向かって下側に向かうように傾斜して挿通される壁用固定具挿通孔と、壁側係止部と、該壁側係止部を貫通する係止用固定具挿通孔とが設けられている一方、
上記物品側取付具には、上記壁側係止部に係合可能な物品側係止部と、該物品側係止部を貫通しかつ物品側係止部が壁側係止部に係合したときに上記壁側取付具の係止用固定具挿通孔に連通する係止用固定具挿通孔とが設けられており、
壁用固定具挿通孔に挿通された壁用固定具を壁部に差し込んで壁側取付具を壁面に固定する一方、該壁側取付具の壁側係止部に、壁掛け物品の裏面に取付固定された物品側取付具の物品側係止部を係合して壁掛け物品を壁部に支持し、その状態で、上記係止用固定具を壁掛け物品の表側から該壁掛け物品と、物品側取付具の係止用固定具挿通孔と、該係止用固定具挿通孔に連通している壁側取付具の係止用固定具挿通孔とに挿通させて壁部に差し込むことにより、壁部に壁掛け物品を固定支持するようにしたことを特徴とする壁掛け物品取付具。 - 請求項1において、
壁側取付具と物品側取付具とは同一構造であることを特徴とする壁掛け物品取付具。 - 請求項1又は2において、
壁掛け物品は箱状の家具であることを特徴とする壁掛け物品取付具。 - 請求項1〜3のいずれか1つの壁掛け物品取付具により建築物の壁部に壁掛け物品を固定支持する取付方法であって、
壁掛け物品の裏面への物品側取付具の固定位置を示す第1型紙と、該第1型紙に対応して設けられ、第1型紙によって壁掛け物品の裏面に物品側取付具が固定されたときに該物品側取付具の係止用固定具挿通孔の位置を壁掛け物品の表面側で示す第2型紙とを用意し、
物品側取付具を壁掛け物品の裏面に固定する際に、第1型紙を使用して固定位置どおりに物品側取付具を固定した後、
第2型紙を壁掛け物品の表面側に配置して、その係止用固定具挿通孔の位置に係止用固定具を差し込むことを特徴とする壁掛け物品の取付方法。
Priority Applications (1)
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JP2012028283A JP2013162956A (ja) | 2012-02-13 | 2012-02-13 | 壁掛け物品取付具及び壁掛け物品の取付方法 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2020025700A (ja) * | 2018-08-10 | 2020-02-20 | Kyb株式会社 | 転倒防止装置 |
JP7698353B1 (ja) | 2024-05-01 | 2025-06-25 | 株式会社arne | 壁掛家具の脱落防止構造 |
-
2012
- 2012-02-13 JP JP2012028283A patent/JP2013162956A/ja active Pending
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