JP2013161501A - 回転機器を製造する方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】回転機器の製造方法は、軸受ユニットおよびベースを形成する形成工程218と、軸受ユニットとベースとを接着する接着工程200と、軸受ユニットとベースと仮硬化状態となっている接着剤とを含むアセンブリを移動させる移動工程214と、アセンブリを加熱する再加熱工程216と、加熱されたアセンブリを使用して回転機器を組み立てる全体組み立て工程220と、を含む。接着工程200は、ベースを加熱する工程と、加熱されたベースの貫通孔の内周面に熱硬化型接着剤を塗布する工程と、塗布された熱硬化型接着剤に近い方の貫通孔の一端から他端に向けて軸受ユニットを挿入する工程と、軸受ユニットとベースとに介在する熱硬化型接着剤を仮硬化状態とする工程と、を含む。
【選択図】図3
Description
熱硬化型接着剤の「本硬化状態」は、仮硬化状態にある熱硬化型接着剤に加熱処理を施した結果得られる状態であり、それ以上は特別な加熱処理を要しない状態であってもよい。
図1(a)、(b)は、本実施の形態に係る製造方法により製造される回転機器1を示す上面図および側面図である。図1(a)は、回転機器1の上面図である。図1(a)では、回転機器1の内側の構成を示すため、トップカバー2を外した状態が示される。回転機器1は、ベース4と、ロータ6と、磁気記録ディスク8と、データリード/ライト部10と、トップカバー2と、を備える。回転機器1は、磁気記録ディスク8を回転させるハードディスクドライブである。
以降ベース4に対してロータ6が搭載される側を上側として説明する。
磁気記録ディスク8は、ロータ6に載置され、ロータ6の回転に伴って回転する。ロータ6は、図1(a)では図示しない軸受ユニット12を介してベース4に対して回転可能に取り付けられる。
貫通孔4hの下側の縁には紫外線硬化型の導電性樹脂52がベース4からハウジング44にかけて塗布される。
スリーブ46の内周面には、上下に離間した1組のヘリングボーン形状のラジアル動圧溝50が形成される。ハウジング44の上面に対向するフランジ30の下面には、ヘリングボーン形状の第1スラスト動圧溝(不図示)が形成される。張出部46aの下面に対向するフランジ30の上面には、ヘリングボーン形状の第2スラスト動圧溝(不図示)が形成される。ロータ6の回転時には、これらの動圧溝が潤滑剤48に生成する動圧によって、ロータ6は半径方向および軸方向に支持される。
フランジ30は円環形状を有し、フランジ30の断面は、逆L字形状を有する。フランジ30は、ハブ28の下垂部28dの内周面28eに接着により固定される。
なお、記録再生ヘッド13と磁気記録ディスク8の上面との距離の変動という観点からは、向きG1に概ね沿う軸の周りでの磁気記録ディスク8の傾きの影響は比較的小さい。さらに、どの向きから見ても磁気記録ディスク8が傾いていないようにしようとすると、軸受ユニット12をベース4に取り付ける作業をより時間をかけて慎重に行う必要があるので作業時間が長くなる可能性がある。また、ハブ28に要求される加工精度も高くなるのでハブ28の不良率が上昇しかねない。このため、交差軸の周りでの磁気記録ディスク8の傾きに重点をおき、それをより小さく抑えることで、作業時間の長期化を抑えつつ所望の傾斜抑制による効果を確保することができる。
本実施の形態に係る製造方法によって上述の回転機器1を製造する場合を説明する。
図3は、本実施の形態に係る製造方法を示す模式的な製造工程図である。本実施の形態に係る製造方法は、
・軸受ユニット12およびベース4を含む回転機器1の部材を形成する形成工程218と、
・ハブ28を軸受ユニット12に取り付けて軸受ユニット12に潤滑剤48を注入するロータ側組み立て工程219と、
・コイル42が設けられた積層コア40をベース4に取り付けるベース側組み立て工程221と、
・ハブ28のディスク載置面28aにIPA(Isopropyl Alcohol、イソプロピルアルコール)を垂れ流すことで付着している異物を除去する洗浄工程215と、
・軸受ユニット12をベース4に接着固定する接着工程200と、
・軸受ユニット12とベース4とそれらに介在し仮硬化状態となっている熱硬化型接着剤とを含むアセンブリを、接着工程200において軸受ユニット12およびベース4が置かれていたステージから取り出し、導電性樹脂52を塗布する導電性樹脂塗布工程211と、
・塗布された導電性樹脂52にUV(Ultraviolet、紫外線)を照射して硬化させるUV照射工程213と、
・導電性樹脂52が硬化した後のアセンブリを、接着工程200において軸受ユニット12およびベース4が置かれていたステージとは別のステージへ移動させる移動工程214と、
・別のステージにおいてアセンブリを加熱することで熱硬化型接着剤を本硬化状態とする再加熱工程216と、
・再加熱工程216を経たアセンブリおよび他の部材を使用して回転機器1を組み立てる全体組み立て工程220と、
・組み立てられた回転機器1の外観、動作、機能等を検査する検査工程222と、
を備える。
なお、接着工程200と導電性樹脂塗布工程211との間や移動工程214と再加熱工程216との間に別の処理工程が存在してもよい。
再加熱工程216では、アセンブリを所定数集めた後まとめて加熱炉に入れる。加熱炉では、熱硬化型接着剤を仮硬化状態から本硬化状態にするために必要な加熱条件で加熱が行われる。加熱条件は例えば95度で2時間加熱することである。
Claims (8)
- 記録ディスクが載置されるべきハブと、ハブを回転自在に支持する軸受ユニットと、ハブの回転軸に沿って貫通孔が形成されたベースと、を備える回転機器の製造方法であって、
軸受ユニットおよびベースを形成する工程と、
ベースを加熱する工程と、
加熱されたベースの貫通孔の内周面に、温度が高いほど速く硬化する接着剤を塗布する工程と、
塗布された接着剤に近い方の貫通孔の一端から他端に向けて軸受ユニットを挿入する工程と、
軸受ユニットとベースとに介在する接着剤を、所定の加熱処理によりさらに硬化させることができる仮硬化状態とする工程と、
軸受ユニットとベースとそれらに介在し仮硬化状態となっている接着剤とを含むアセンブリを、前記仮硬化状態とする工程において軸受ユニットおよびベースが置かれていたステージとは別のステージへ移動させる工程と、
別のステージにおいてアセンブリを加熱する工程と、
加熱されたアセンブリを使用して回転機器を組み立てる工程と、を含むことを特徴とする製造方法。 - 前記仮硬化状態とする工程は、軸受ユニットおよびベースを所定の固定治具により所望の姿勢で保持する工程を含むことを特徴とする請求項1に記載の製造方法。
- 前記ベースを加熱する工程、前記塗布する工程、前記挿入する工程および前記仮硬化状態とする工程は流れ作業で連続して行われることを特徴とする請求項1または2に記載の製造方法。
- 前記ベースを加熱する工程では、ベースの温度は前記塗布する工程において塗布される接着剤のガラス転移点温度を超えて上昇することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の製造方法。
- 前記ベースを加熱する工程は、ヒータにより加熱された加熱用部材とベースとを接触させることでベースを加熱する工程を含むことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の製造方法。
- 前記挿入する工程は、前記塗布する工程において接着剤が塗布された後10秒以内にベースの貫通孔に軸受ユニットを挿入する工程を含むことを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の製造方法。
- ベースの加熱を解除する工程をさらに含み、
前記塗布する工程は、加熱が解除されたベースの貫通孔の内周面に接着剤を塗布する工程を含むことを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の製造方法。 - 前記塗布する工程は、ベースの貫通孔の内周面に形成された環状の凹部を含む領域に接着剤を塗布する工程を含むことを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の製造方法。
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