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JP2013158716A - 重量選別装置 - Google Patents

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JP2013158716A JP2012022903A JP2012022903A JP2013158716A JP 2013158716 A JP2013158716 A JP 2013158716A JP 2012022903 A JP2012022903 A JP 2012022903A JP 2012022903 A JP2012022903 A JP 2012022903A JP 2013158716 A JP2013158716 A JP 2013158716A
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Abstract

【課題】設置スペースの制約が少なく、コストが低く、かつ、高精度で計量できる重量選別装置を提供する。
【解決手段】被計量物3が供給される複数の容器6を、垂直軸xの回りに回転する回転円盤4の外周端から延出された牽引アーム5によって牽引して円形の搬送経路で搬送し、搬送経路に設置された計量コンベヤ7によって被計量物3を収容した容器7を水平な円弧状の軌道を描くように搬送しながら、その重量を計量し、その計量値に基づいて、被計量物3の重量が属する重量ランクに対応する振分け位置で、容器6を垂直に傾斜させて被計量物3を排出させる。計量コンベヤ7上では、該計量コンベヤ7の搬送速度と牽引アーム5による搬送速度との速度差によって、容器6の牽引アーム5による牽引を解除して解放状態とし、牽引アーム5による影響を受けることなく、高精度で計量を行うようにしている。
【選択図】図1

Description

本発明は、果物や魚介類といった農産物や水産物などの被計量物の重量を計量し、その計量値に応じて予め設定した複数の重量ランクに選別する重量選別装置に関する。
この種の重量選別装置として、例えば、特許文献1には、容器に収容した被計量物を容器と共に、チェーン等の無端周回体によって周回経路に沿って搬送する途中で、搬送中の被計量物を計量コンベヤで計量し、その計量値に基づいて、前記周回経路に沿ってそれぞれ配置した複数の振分け装置によって、被計量物を、複数の重量ランクに振分け選別するようにした容器式の重量選別機が開示されている。
この重量選別機では、前記周回経路は、容器を上向きにして被計量物を収容した状態で設置面に対して水平な直線経路で搬送し、計量及び振分けを行う往き経路と、振分け後の空の容器を下向きにした反転状態で設置面に対して水平な直線経路で搬送して帰還させる帰還経路とを備え、前記往き経路の両端側と帰還経路の両端側とが、設置面に対して垂直な円弧状の折り返し経路で連続するように構成されている。
このため、振分け選別する重量ランクの数を増やそうとすると、往き経路を延長して該往き経路に沿ってそれぞれ配置する振分け装置の数を増やす必要があり、直線状の往き経路を延伸すると共に、それに応じて帰還経路も延伸する必要がある。
しかしながら、重量選別機の往き経路及び帰還経路を、一方向に直線状に延伸しようとすると、前記一方向に重量選別機の機長が長くなるので、設置スペースの制約を受け、重量ランクの数を増やすことができない場合がある。また、帰還経路は、空の容器を単に帰還させるだけの経路となっており、スペースを有効に利用しておらず、冗長な構成となっている。
これに対して、被計量物をそれぞれ収容する各容器を、水平な円周上に沿って搬送させる回転式の重量選別機もある(例えば、特許文献2参照)。この重量選別機は、被計量物をそれぞれ収容する各容器を水平な円周上の周回経路を周回させながら、周回経路の所定の供給位置で被計量物を容器に供給し、周回経路の所定の計量範囲で被計量物を計量し、その計量値に基づいて、周回経路の所定の排出範囲において、各重量ランクにそれぞれ対応する各排出位置で被計量物を排出して振分けるものである。
この回転式の重量選別機では、振分け選別する重量ランクの数を増やす場合には、周回経路である円周の半径を大きくすればよく、上記特許文献1のように、一方向に直線状の経路を延伸して機長が長くなる従来例に比べて、設置スペースの制約も少なく、また、単に容器を帰還させるだけの帰還経路も必要がなく、スペースの利用効率も高い。
しかしながら、この回転式の重量選別機では、被計量物をそれぞれ収容する多数の容器毎に被計量物の重量をそれぞれ計量し、容器毎に被計量物を排出して振分けるので、容器毎に、荷重センサを用いた計量手段及び振分け手段を設ける必要があり、また、それぞれの荷重センサに対応する測定回路や配線も必要になるので、その分、構成が複雑になると共に、コストが高くなる。
これに対して、特許文献3には、被計量物をそれぞれ収容する各容器を、水平な円周に沿って配置された固定レール及び計量用のレール上を搬送させながら、ロードセルが装着された前記計量用のレール上を通過する際に計量を行い、計量値に基づいて、所定の排出位置を通過する際に、ガイド装置によって容器を傾動させて被計量物を排出する重量選別装置が開示されている。
特開2000−266590号公報 特開平5−31464号公報 特開昭和58−52522号公報
上記特許文献3の重量選別装置では、容器を、円周に沿って配置されたレール上を周回させるので、上記特許文献2の重量選別機と同様に、振分け選別する重量ランクの数を増やす場合に、設置スペースの制約も少なく、また、単に容器を帰還させるだけの帰還経路も必要がなく、スペースの利用効率も高い。 しかも、特許文献2の重量選別機のように、容器毎に、計量手段及び振分け手段を設ける必要がない。
しかしながら、特許文献3の重量選別装置では、回転する駆動タレットから放射状に延びる複数の各腕に、各容器が結合されており、計量用のレール上を通過して計量が行われる際に、容器と腕とが結合した状態であり、このため、容器が、固定部や腕からの振動や摩擦の影響を受け、精度の高い計量が困難であるという課題がある。
本発明は、上述のような点に鑑みて為されたものであって、設置スペースの制約が少なく、比較的低コストであって、計量精度の高い重量選別装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明では、次のように構成している。
(1)本発明の重量選別装置は、被計量物が収容される複数の容器を牽引して、水平な円形の搬送経路で周回させる容器牽引手段と、前記搬送経路に配置されて、被計量物が収容された容器を、該容器が水平な円弧状の軌道を描くように搬送しながら、その重量を計量する計量手段と、前記搬送経路の複数箇所にそれぞれ配置されて、前記前記計量手段で計量された容器に収容された被計量物を振分ける複数の振分け手段と、前記計量手段で計量された前記容器の重量に基づいて、該容器に収容された前記被計量物を、複数の重量ランクの内の該当する重量ランクに振分けるように、前記振分け手段を制御する制御手段とを備え、前記計量手段では、前記容器牽引手段による容器の牽引が解除されるものである。
容器は、被計量物を収容し、振分け手段によって被計量物を振分けできるものであればよく、その形状等は任意であり、例えば、皿状の浅い容器であってもよいし、深い容器であってもよい。
容器の牽引の解除は、少なくとも計量手段で容器の重量を計量する期間に亘って行えばよい。
本発明の重量選別装置によると、複数の容器は、容器牽引手段によって牽引されて水平な円形の搬送経路で周回されると共に、搬送経路に配置された計量手段で被計量物を収容した容器の重量が計量され、搬送経路の複数箇所に配置された振分け手段によって、複数の各重量ランクに振分けられるので、振分ける重量ランクの数を増やす場合には、円形の搬送経路の半径を大きくすればよく、往き経路及び帰還経路を一方向に直線状に延伸して機長が一方向に長くなる従来例に比べて、設置スペースによる制約が少なくなる。
また、被計量物を収容した容器は、計量手段によって計量され、複数の振分け手段で振分けられるので、被計量物がそれぞれ収容される多数の容器毎に、計量手段及び振分け手段を設ける従来例に比べて、構成が簡素化されてコストを低減することができる。
しかも、被計量物を収容した容器は、計量手段によって搬送されながら、その重量が計量されるのであるが、計量手段では、容器牽引手段による容器の牽引が解除されるので、計量手段によって搬送される容器は、容器牽引手段に対して完全に解放状態となる。これによって、容器牽引手段側からの振動や摩擦等の影響を受けることなく、被計量物が収容された容器の重量を高精度で計量することができる。
(2)本発明の重量選別装置の好ましい実施態様では、前記容器牽引手段は、前記複数の容器を、垂直軸の回りに回転する回転体から延びる複数の牽引アームによって牽引して搬送するものであり、前記計量手段は、前記搬送経路に沿って前記容器を搬送しながら計量する計量コンベヤであり、前記計量手段では、前記牽引アームによる容器の搬送速度と前記計量コンベヤによる容器の搬送速度との速度差によって、前記牽引アームによる容器の牽引が解除される。
この実施態様によると、回転体と一体に垂直軸の回りに回転する複数の牽引アームによって、複数の容器を牽引して円形の搬送経路で搬送し、搬送経路に設置された計量コンベヤでは、牽引アームによる容器の搬送速度と計量コンベヤによる容器の搬送速度との速度差によって、牽引アームによる容器の牽引が解除されて容器が解放状態となるので、牽引アーム側からの振動や摩擦などの干渉を受けることなく、高精度な計量が可能となる。
(3)本発明の重量選別装置の他の実施態様では、前記複数の容器には、前記搬送経路の所定位置で被計量物が供給され、前記容器牽引手段は、前記容器に設けられたガイドローラを、前記搬送経路に沿って支持案内すると共に、前記搬送経路の複数箇所で分断されたガイドレールを有し、前記複数の振分け手段は、分断された前記ガイドレール間に配置される複数の振分けレールを有し、各振分けレールは、前記容器に設けられた前記ガイドローラを搬送経路に沿って支持案内する案内位置と、該案内位置から退避して前記ガイドローラの支持を解除することにより、前記容器の姿勢を、被計量物を排出する排出姿勢にする退避位置とに亘って変位可能である。
この実施態様によると、容器牽引手段は、容器のガイドローラを、ガイドレール上を走行させながら牽引搬送し、ガイドローラが分断された複数箇所の振分けレールの内、被計量物の重量が属する重量ランクに対応する振分けレールに差し掛かる際に、その振分けレールを、容器のガイドローラを支持案内する案内位置からガイドローラの支持を解除する退避位置へ退避させることによって、容器を傾斜させて排出姿勢とし、被計量物を排出して振分けることができる。
(4)上記(2)または(3)の実施態様では、前記計量コンベヤは、前記搬送経路の一部を構成すると共に、前記容器を、該容器が水平な円弧状の軌道を描くように搬送するカーブコンベヤを備える構成としてもよい。
この実施態様によると、容器を、カーブコンベヤによって水平な円弧状の搬送経路で搬送することができる。
(5)上記(2)または(3)の実施態様では、前記計量コンベヤは、平行な直線状にそれぞれ走行する複数本の無端走行体を、無端走行体上の前記容器が、水平な円弧状の軌道を描くように、走行速度を互いに異ならせるコンベヤとしてもよい。
この実施態様によると、平行な直線状に走行する複数本のチェーン等の無端走行体の走行速度を互いに異ならせるコンベヤによって、前記容器が水平な円弧状の軌道を描くように搬送しながら計量することができる。
(6)本発明の重量選別装置の他の実施態様では、前記計量コンベヤが、平行な直線状にそれぞれ走行する複数本の無端走行体を1組とするコンベヤの複数を備えると共に、該コンベヤ毎に、対応する前記容器が割当てられて計量され、各コンベヤを構成する前記複数本の無端走行体は、無端走行体上の前記容器が、水平な円弧状の軌道を描くように、走行速度が互いに異なるものである。
この実施態様によると、計量コンベヤが、平行な直線状にそれぞれ走行する複数本の無端走行体を1組とするコンベヤの複数を備え、コンベヤ毎に、対応する容器が割当てられて計量されるので、複数本の無端走行体を1組とする各コンベヤが、それぞれ計量コンベヤを実質的に構成することになり、複数の容器を、各コンベヤに対応させて搬送しながら計量することができ、処理能力を向上させることができる。
本発明によると、被計量物を振分ける重量ランクの数を増やす場合には、水平な円形の搬送経路の半径を大きくすればよく、往き経路及び帰還経路を一方向に直線状に延伸する従来例に比べて、設置スペースによる制約が少なくなると共に、被計量物が収容される多数の容器毎に計量手段及び振分け手段を設ける必要がある従来例に比べて、構成が簡素化されてコストを低減することができる。
しかも、搬送経路に設置された計量手段によって、被計量物を収容した容器を、搬送させながら計量する際には、容器を牽引する容器牽引手段による容器の牽引が解除されて解放状態となるので、計量手段によって計量される被計量物を載置した容器が、容器牽引手段側からの干渉を受けることなく、被計量物を高い精度で計量することができる。
図1は本発明の一実施形態に係る重量選別装置の概略構成を示す平面図である。 図2は容器を示すものであり、図2(a)は補助レール上を走行する容器の平面図であり、図2(b)はその側面図である。 図3は回転軸に取付けられる円板の平面図である。 図4はフォトインタラプタの検出パルスを示す図である。 図5は図1の計量コンベヤの概略構成を示す図である。 図6は容器の計量コンベヤへの移載状態を示す図である。 図7は振分けレールによる振分け動作を説明するための図である。 図8は振分け後の容器がガイドレール上に乗り上げる状態を示す図である。 図9は図1の重量選別装置の制御構成を示すブロック図である。 図10は、本発明の他の実施形態の重量選別装置の概略構成を示す平面図である。 図11は容器の各コンベヤへの移載状態を示す図である。 図12は本発明の他の実施形態の計量コンベヤを示す概略平面図である。 図13は図12の計量コンベヤを拡大した平面図である。 図14は図12のコンベヤの駆動構成を説明するための側面図である。 図15は本発明の更に他の実施形態の計量コンベヤの概略平面図である。 図16は図15の計量コンベヤの駆動構成を説明するための側面図である。 図17は図15の計量コンベヤに第1容器が載置された状態を示す図である。 図18は図15の計量コンベヤに第2容器が載置された状態を示す図である。 図19は図15の計量コンベヤによる搬送状態を示す概略平面図である。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
(実施形態1)
図1は、本発明の一実施形態に係る重量選別装置の概略構成を示す平面図である。
この実施形態の重量選別装置1は、供給コンベヤ2から供給される、例えば魚介類や果物等の農水産物の被計量物3を計量し、その重量に応じて複数の重量ランクに振分け選別するものである。
この重量選別装置1は、垂直軸xの回りに回転する回転円盤4と、この回転円盤4の外周縁から等間隔に延びる複数、この例では、12本の牽引アーム5によって牽引されて水平な円形の搬送経路で矢符A方向へ周回搬送される12個の容器6と、これら容器6の搬送経路の途中に設置されて被計量物3が収容された各容器6の重量を計量する計量コンベヤ7と、各容器6を、搬送経路に沿って支持案内すると共に、複数箇所で分断された内外一対のガイドレール8,9と、複数の各重量ランクに対応する位置にそれぞれ配置されて、計量後の容器6内の被計量物2を排出させるための内外一対の複数の振分けレール10,11と、計量コンベヤ7の直前のガイドレール8,9の内側に設置されて容器6の計量コンベヤ7への乗り込みを補助する内外一対の補助レール12,13とを備えている。
なお、図1においては、計量コンベヤ7及びその前後の各レール8,9;10,11;12,13を示すために、計量コンベヤ7付近の牽引アーム5及び容器6は省略して図示している。
回転円盤4の回転軸14には、ギヤ15が固定され、このギヤ15は、駆動モータ16に結合されたギヤ17に噛合っており、回転円盤4は、駆動モータ16によって、矢符Aで示される時計方向に所定の回転速度で回転駆動される。回転軸14は、フレーム等の図示しない固定部に回転自在に支持される。また、駆動モータ16及び各レール8,9;10,11;12,13等も固定部に支持されている。
各牽引アーム5は、回転円盤4の外周縁から水平に延びており、回転円盤4と一体に垂直軸xの回りに回転する。
複数の容器6を牽引して、水平な円形の搬送経路で周回させる容器牽引手段は、牽引アーム5を有する回転円盤4及びそれを駆動する駆動モータ16等を備えている。
図2(a)は、計量コンベヤ7の直前の補助レール12,13上にある容器6の平面図であり、図2(b)は、その側面図である。
この図2及び図1に示すように、容器6は、底面の面積よりも大きな面積の上部開口を有し、被計量物3を収容する所要の深さの凹部を有している。容器6は、搬送経路の内周側の長さに比べて外周側の長さがやや長くなっている。
被計量物3を保持する容器6は、矢符Aで示される搬送方向の後方(上流)側の下部に、ガイドレール8,9及び振分けレール10,11上を転動する一対のガイドローラ18,19を備えている。更に、前記ガイドローラ18,19と同軸であってその内側に、補助レール12,13上を転動する一対の後部補助ローラ20,21を備えると共に、搬送方向の前方(下流)側の下部にも、補助レール12,13上を転動する一対の前部補助ローラ22,23を備えている。
すなわち、この容器6は、ガイドレール8,9及び振分けレール10,11を走行するときには、後部のガイドローラ18,19のみがレール8,9;10,11上を転動し、計量コンベヤ7の直前では、後部のガイドローラ18,19がレール8,9上を転動すると共に、その内側の前後の補助ローラ22,23;20,21が、補助レール12,13上を転動する。
各ローラ18,19;20.21;22,23の軸には、レール8,9;10,11;12,23からの脱輪を防ぐための図示しないストッパが設けられている。
また、容器6は、前部の上方端部の内周側および外周側から斜め上方にそれぞれ延びる一対の被牽引部6a,6bを備えており、各被牽引部6a,6bには、図2に示すように、牽引アーム5が遊挿される牽引方向に長い長孔24a,24bが形成されている。長孔24a,24bの形状は、両端内縁が円弧状である。断面円形の牽引アーム5は、その直径が前記長孔24a.24bの幅寸法よりも十分に小さく、空間的に余裕をもった状態で長孔24a.24b内に挿入されている。
このように、容器6は、その被牽引部6a,6bの各長孔24a,24bに回転円盤4の牽引アーム5の一端側が遊挿されているので、回転円盤4の回転によって該回転円盤4と一体の牽引アーム5が、矢符A方向に移動することによって、牽引アーム5が、被牽引部6a,6bの各長孔24a,24bの搬送方向の前方側の内縁に当接し、容器6を矢符A方向へ牽引する。したがって、各容器6は、回転円盤4の回転によって各牽引アーム5に牽引されて水平な円形の搬送経路に沿って搬送される。
回転円盤4の回転軸14には、図3の平面図に示すように、回転軸14と同軸に一体的に回転する円板45が取付けられており、この円板45の外周縁には、円周方向に沿って等間隔に12個の透孔46が形成されると共に、円板45の中心と一つの透孔46とを結ぶ延長線上に、透孔46よりも幅広の1個の切欠47が形成されている。
この円板45の前記透孔46および前記切欠47をそれぞれ検出するための投受光素子からなる2組のフォトインタラプタ(図示せず)が、円板45の外周縁に臨むように固定的に設置されている。2組のフォトインタラプタは、設置位置を通過する円板45の切欠47および12個の透孔46をそれぞれ検出するものであり、容器6が垂直軸xの回りを1周回転するのに伴って、円板45も1回転して該円板45の切欠47を検出するフォトインタラプタからは、図4(a)に示す検出パルスRpが1回出力され、円板45の透孔46を検出するフォトインタラプタからは、図4(b)に示す検出パルスTpが、各容器6に対応して12回出力される。
後述の制御装置では、この検出パルスに基づいて、回転円盤4の回転動作に応じて12個の容器6が所定位置に到来する毎に、その容器6を特定する。また、各容器6の風袋重量が、稼動運転前の調整時に、予め制御装置に記憶され、計量コンベヤ7によって計量された被計量物3を収納した容器6の重量から風袋重量を差し引くことによって、被計量物3の重量を求め、予め設定されている重量ランクの境界値を使用して所属する重量ランクを判定する。
容器6には、図1に示される計量コンベヤ7の前段で、被計量物3が、矢符B方向に間欠的または連続的に駆動される供給コンベヤ2から1回の計量単位ずつ供給される。すなわち、容器6が、供給コンベヤ2の搬送終端の下方に差し掛かる度に、供給コンベヤ2が駆動されて、該容器6へ供給コンベヤ2から被計量物3が供給される。
計量コンベヤ7は、カーブベルトを扇形に張設したカーブ角度が30度のカーブコンベヤ25を備えている。このカーブコンベヤ25は、円形の搬送経路の途中に配置され、回転円盤4の牽引アーム5によって水平な円弧状の軌道を描くように牽引されて搬送されて来る容器6を、該容器6の姿勢が変化しないように、やはり計量コンベヤ7上で水平な円弧状の軌道を描くように搬送させながら、容器6の重量を計量する。
計量コンベヤ7は、図5に示すように、カーブコンベヤ25と、該カーブコンベヤ25にかかる荷重を計測する荷重センサとしてのロードセル26とを備えている。
カーブコンベヤ25は、駆動側のローラ27と従動側のローラ28との間に、カーブベルト29が巻き掛けられ、駆動側のローラ27には、ベルト伝動によって駆動モータ30の回転動力が伝達される。カーブコンベヤ25は、カーブコンベヤ支持具31を介してロードセル26の一端側に支持され、ロードセル26の他端側が、ロードセル支持具32を介して基台33に支持されている。
図1に示される一対のガイドレール8,9は、容器6の円形の搬送経路の内、計量コンベヤ7が設置されている区間、最終の振分け後の所要区間、及び、複数の振分けレール10,11が設置されている区間には、設置されておらず、分断されている。このガイドレール8,9は、容器6の後部のガイドローラ18,19を支持して容器6を円周に沿って案内する。
複数の振分けレール10,11は、容器6に収容された被計量物3を、その重量ランクに応じて振分けるものであり、容器6の搬送経路に沿って等間隔に設置されている。各設置箇所の振分けレール10,11は、複数の各重量ランクに対応する。この振分けレール10,11は、後述のように、容器6のガイドローラ18,19を支持して容器6を円周に沿って案内する案内位置と、この案内位置から退避して前記ガイドローラ18,19の支持を解除することにより、容器6の姿勢を、被計量物3を排出する傾斜した排出姿勢にする退避位置とに亘って回動変位可能である。すなわち、振分けレール10,11は、一端側を中心に、他端側を下方へ回動させて搬送経路から退避した退避位置に変位させることができ、このように搬送経路から退避させることによって、容器6のガイドローラ18,19は、振分けレール10,11による支持を失い、牽引アーム5によって吊下げられて略垂直に傾斜した排出姿勢となり、被計量物3を排出する。下方へ回動した振分けレール10,11は、復帰回動して水平な案内位置に戻って搬送経路を再び構成して、次に搬送されて来る容器6に備える。
計量コンベヤ7の直前に設置される補助レール12,13は、ガイドレール8,9上を走行する容器6の姿勢を、水平にして計量コンベヤ7へ容器6を円滑に移載するものである。
図6は、容器6が、ガイドレール8,9から補助レール12,13を介して計量コンベヤ7へ移載されるまでの状態を内周側から見た概略側面図である。
容器6は、補助レール12,13よりも搬送方向の上流側(図6の左側)では、一対のガイドローラ18,19のみが、ガイドレール8,9上を転動し、牽引アーム5によって搬送される。この位置では、補助レール12,13が設置されていないために、ガイドローラ18,19の内側の後部補助ローラ20,21及び前部補助ローラ22,23は、いずれもレールに支持されていない状態であり、このため、容器6は、前部がやや下方へ傾いた状態で搬送される。
次に、容器6が、補助レール12,13が設置されている位置まで搬送されると、前部及び後部の各補助ローラ22,23;20,21が、順次、補助レール12,13に乗り上げ、容器6は、水平な姿勢に調整されて搬送される。
補助レール12,13は、容器6の前部及び後部の各補助ローラ22,23;20,21が、円滑に乗り上げることができるように、搬送方向の上流側の端部は、その高さが、下流側へ沿って徐々に高くなる傾斜面12a,13aとなっている。
容器6は、この水平な姿勢で計量コンベヤ7へ衝撃少なく円滑に移載され、計量コンベヤ7によって搬送されながら、その重量が計量される。
この実施形態では、計量コンベヤ7による計量を高い精度で行うために、次のようにしている。
すなわち、計量コンベヤ7による容器6の搬送速度を、牽引アーム5による容器6の搬送速度よりも僅かに速く設定している。この速度差は、容器6が計量コンベヤ7に支持されて搬送される間に生じる容器6と牽引アーム5との移動する距離の差が、容器6の被牽引部6a,6bの長孔24a,24b内を牽引アーム5が移動可能な長さ以下である。
これによって、容器6が計量コンベヤ7に移載されて支持されると、牽引アーム5による容器6の搬送速度よりも計量コンベヤ7の搬送速度の方が速いので、容器6の被牽引部6a,6bの長孔24a,24bの内縁に牽引アーム5が当接牽引していた状態から、牽引アーム5が長孔24a,24bの内縁に接触しない状態で長孔24a,24b内に位置するようになり、容器6は、牽引アーム5から完全に離脱した解放状態となる。そして容器6が搬送されるに従って牽引アーム5は長孔24a,24b内を移動するが、長孔24a,24bの前端内縁に当接するまでに容器6が計量コンベヤ7の終端に達する。従って、この計量コンベヤ7上では容器6は牽引アーム5側から完全に離脱した解放状態となる。
これによって、計量コンベヤ7では、牽引アーム5側から影響を受けることなく、被計量物3を収容した容器6の重量を高精度で計量することができる。
図7は、計量コンベヤ7によって計量された容器6に収容された被計量物3を、複数の各重量ランクに対応する位置で排出させて振分ける振分けレール10,11による排出動作を説明するための概略側面図である。
容器6のガイドローラ18,19が、被計量物3の重量が属する重量ランクに対応する振分けレール10,11上に差し掛かるときに、その振分けレール10,11を、水平な案内位置から、一端側の回動軸10a,11aを中心に下方へ略90度回動させて退避位置へ退避させる。これによって、容器6のガイドローラ18,19は、振分けレール10.11による支持を失い、容器6は、レールから脱落して牽引アーム5によってレール間に吊り下げられて垂直に傾斜した排出姿勢となる。これによって、容器6に収容されている被計量物3が、下方へ滑落して図示しない収容箱等に収容されるようになっている。振分けレール10,11は、一定時間が経過すると、水平に復帰回動して案内位置に戻り、容器6が走行できる水平な搬送経路を再び構成する。この振分けレール10,11は、図示しないエアシリンダ等のアクチュエータによって駆動される。
また、牽引アーム5に吊り下げられた状態で搬送される容器6は、図8に示すように、最終の振分け位置よりも搬送方向の下流側に設置されたガイドレール8,9に再び乗り上げて搬送される。このガイドレール8,9の搬送方向の上流側(図8の左側)の端部は、その高さが徐々に高くなる傾斜面8a,9aとなっており、容器6のガイドローラ18,19が円滑に乗り上げられるようになっている。
なお、牽引アーム5によって搬送されているときの容器6は、容器6の前方の左右の側を牽引アーム5によって支持されているので、容器6の後方の支持は、1箇所でもよく、その場合は、外周側のレール9,11又内周側のレール8,10のいずれかの一方の側のレールは設けなくてもよい。それに伴って、ガイドローラ18.19のいずれか一方のローラもなくてもよい。
図9は、この実施形態の重量選別装置1の制御構成を示すブロック図である。
この重量選別装置1は、制御手段としての制御装置34を備えており、この制御装置34は、CPUからなる制御部35と、制御プログラムや複数の各重量ランクを規定する境界値等の設定値を記憶したり、演算時に一時的にデータを記憶するROM、RAMなどからなる記憶部36とを備えている。
制御部35には、上述の2組のフォトインタラプタ37の検出出力が入力されると共に、計量コンベヤ7のロードセル26からの荷重信号がA/D変換器38を介して入力される。
また、制御部35には、例えばタッチパネルディスプレイ等からなる操作表示器39によって、重量選別装置1の操作や運転に必要な情報、例えば、上述の重量ランクを規定する境界値などの情報を設定入力することができる。この操作表示器39には、設定値、被計量物3の重量値や集計データ等を表示することができる。
第1〜第3モータ駆動回路40〜42は、回転円盤4のモータ16、計量コンベヤ7のモータ30及び供給コンベヤ2のモータをそれぞれ駆動するものであり、これらモータ駆動回路40〜42は、制御部35によって制御される。
複数の振分けレール駆動部43は、複数の振分けレール10,11を回動させる上述のアクチュエータを駆動するものであり、これら振分けレール駆動部43は、制御部35によって制御される。
制御部35は、A/D変換器38を介して入力されるロードセル26からの荷重信号及びフォトインタラプタ37の検出パルスに基づいて、容器6に収容されている被計量物3の重量が属する重量ランクを判定し、その重量ランクに対応する振分けレール10,11に差し掛かると、振分けレール駆動部43を駆動する。これによって、振分けレール10,11が、水平な案内位置から下方の退避位置へ回動し、容器6のガイドローラ18,19は、振分けレール10.11による支持を失って略垂直に傾斜して被計量物3を排出させる。その後、制御部35は、振分けレール10,11を水平な案内位置へ復帰回動させる。また、制御部35は、容器6が供給コンベヤ2の搬送終端の下方に差し掛かると、第3モータ駆動回路42を介して供給コンベヤ2を駆動し、被計量物3を容器6へ供給する。
次に、この実施形態の重量選別装置1の動作について説明する。まず、図1に示すように容器6が、牽引アーム5によって牽引搬送されて、被計量物3の供給位置、すなわち、供給コンベヤ2の搬送終端の下方に搬送されて来たときに、被計量物3が1回の計量単位、例えば、1つずつ供給される。そして、容器6は、補助レール12,13が設置されている位置まで搬送されると、前部及び後部の各補助ローラ22,23;20,21が、順次、補助レール12,13に乗り上げ、容器6は、上述のように水平な姿勢とされ、この水平な姿勢で計量コンベヤ7上に円弧状の軌道を描きつつ移載され、該計量コンベヤ7によって水平な円弧状の軌道を描きつつ搬送されると共に、被計量物3を収容した容器6の重量が計量される。
このとき、牽引アーム5によって搬送されて来た容器6は、これまでと同じ姿勢で円弧状の軌道を保ちつつ計量コンベヤ7上を搬送されるので、容器6が計量コンベヤ7の上のみにある時間をロスすることがない。また、計量コンベヤ7では、容器6は、計量コンベヤ7の搬送速度が、牽引アーム5による搬送速度よりも速いので、上述のように、牽引アーム5による牽引が解除された解放状態となり、牽引アーム5側からの振動や摩擦などの干渉を受けることなく、被計量物3を収容した容器6の重量を高精度で計量することができる。また、計量コンベヤ7から送り出されつつある容器6は、円弧状の軌道を描きながら再び牽引アーム5に接触して牽引されるが、やはり牽引アーム5への受け渡しのため計量コンベヤ7の上のみにある時間をロスすることがない。
次に、容器6に収容された被計量物3の重量に基づいて、その重量が属する重量ランクが判定され、その重量ランクに対応する振分けレール10,11上に容器6のガイドローラ18,19が差し掛かるときに、その振分けレール10.11を、水平な案内位置から下方の退避位置へ回動させる。これによって、容器6は、振分けレール10,11の支持を失って牽引アーム5で吊り下げた状態まで傾斜して被計量物3を排出する。下方へ回動させた振分けレール10,11は、案内位置へ復帰回動されて水平な搬送経路が構成される。被計量物3を排出した容器6は、傾斜した状態のまま搬送され、振分け最終位置以後に設置されたガイドレール8,9に再びガイドローラ18,19が乗り上げて搬送され、再び、供給コンベヤ2から新たな被計量物3が供給され、以上の動作を繰り返す。
この実施形態では、牽引アーム5を、容器6の被牽引部6a,6bの長孔24a,24b内に挿入して容器6を牽引したけれども、本発明の他の実施形態として、例えば、容器の一部を、チャッキング機構によってチャッキングして牽引し、計量コンベヤ7上では、そのチャッキングを解放するようにしてもよく、あるいは、電磁誘導によって容器を吸引して牽引し、計量コンベヤ7上では、その吸引を解除するようにしてもよい。
(実施形態2)
図10は、本発明の他の実施形態の重量選別装置11の概略平面図であり、図1に対応する部分には、同一の参照符号を付す。
上述の実施形態では、計量コンベヤ7の前段には、補助レール12,13を設置すると共に、容器6には、前後に補助ローラ22,23;20,21を設けたけれども、この実施形態では、補助レール12,13及び補助ローラ22,23;20,21を設けていない。
この実施形態では、計量コンベヤ7の前段には、該計量コンベヤ7と同じ速度で容器6を搬送する送込みコンベヤ44を設置している。
この送込みコンベヤ44は、カーブベルトを扇形に張設したカーブ角度が30度のカーブコンベヤからなり、容器6を、円弧状の搬送経路で搬送し、計量コンベヤ7へ送込む。
図11は、容器6が、ガイドレール8,9から送込みコンベヤ44を介して計量コンベヤ7へ移載されるまでの状態を内周側から見た概略側面図である。
容器6は、送込みコンベヤ44よりも搬送方向の上流側(図11の左側)では、一対のガイドローラ18,19が、ガイドレール8,9上を転動し、牽引アーム5によって搬送される。この位置では、後部のガイドローラ18,19のみが、ガイドレール8,9によって支持されるので、容器6は、前部がやや下方へ傾いた状態で搬送される。
送込みコンベヤ44と計量コンベヤ7の各搬送面の高さは、水平状態の容器6の底面と略同じになっており、容器6が、送込みコンベヤ44が設置されている位置まで搬送されると、容器6の底面が送込みコンベヤ44の搬送面に載せられて水平な姿勢で搬送される。送込みコンベヤ44によって水平な姿勢で搬送された容器6は、同じ搬送速度の計量コンベヤ7へ衝撃少なく円滑に移載され、搬送されながら、その重量が計量される。
その他の構成は、上述の実施形態と同様である。なお、上述の実施形態と同様に、外周側に設けたレール9,11または内周側に設けたレール8,10のいずれか一方の側のレールはなくてもよく、それに伴って、ガイドローラ18.19のいずれか一方のローラもなくてもよい。
(実施形態3)
上述の各実施形態では、計量コンベヤ7は、カーブコンベヤを用いて円弧状の搬送経路で搬送したけれども、本発明の他の実施形態として、カーブコンベヤに代えて、長さの異なる複数本のチェーン等の無端走行体を、互いに異なる走行速度で直線状に走行させるコンベヤで構成し、複数本の無端走行体上に載置される容器6を、該容器6が円弧状の軌道を描くように搬送してもよい。
図12は、かかるコンベヤによって、計量コンベヤ71を構成した搬送経路の一部の概略平面図である。
この実施形態の計量コンベヤ71は、長さの異なる2本のチェーン71a.71bを備えており、各チェーン71a,71bは、平面視で互いに平行な直線状の走行路を走行するものであって、内周側チェーン71bの長さが短くなっている。
この計量コンベヤ71は、図13に拡大して示すように、平面視台形の支持台50に、2本の平行な直線状の走行溝51a,51bが形成されており、各走行溝51a,51bには、図示しないモータによって駆動される上記各チェーン71a,71bが走行可能に設けられている。支持台50は、上述の実施形態の計量コンベヤ7と同様に、図示しないロードセルを介して固定部に支持されている。
この走行溝51a,51bは、チェーン71a,71bの幅よりもやや幅が広く、チェーン71a,71bの高さよりも僅かに浅く形成されており、走行溝51a,51bから突出するチェーン71a,71b上に容器6が載置された状態、すなわち、容器6の底面がチェーン71a,71bに支持された状態で搬送される。
ここで、2本のチェーン71a,71bの支持台50上の搬送面における容器6が載置される部分の長さを、La,Lbとし、各チェーン71a,71bの走行速度をVa,Vbとすると、容器6の底面の外周側、内周側の各チェーン71a,71b上における容器6の滞在時間が等しくなればよいので、
La/Va=Lb/Vb
となるように走行速度Va,Vbが設定される。なお、Va>Vbである。
各チェーン71a,71bは、図14に示すように、図示しないモータによって同軸に駆動されるスプロケット52a,52bにそれぞれ巻き掛けられ、チェーンテンショナー53によって張力が調整されている。
各スプロケット52a,52bは、同じピッチであって、歯数は、上記関係の走行速度Va,Vbにそれぞれ対応するように製作されている。
すなわち、スプロケット52a,52bの歯数を、Ca,Cbとすると、
Va/Vb=Cb/Ca
の関係に製作されている。
この実施形態の容器6は、上述の実施形態2と同様に外周側のガイドローラ18,19のみを備えており、内周側の補助ローラは備えておらず、図12に示すように、容器6の底面が送込みコンベヤ44に支持されて搬送され、円弧状の軌道を描きながら渡りローラ54を介して上記計量コンベヤ71に送込まれる。
計量コンベヤ71に送込まれた容器6は、外周側は速く、内周側は遅く搬送されることによって、計量コンベヤ71上でやはり円弧状の軌道を描くように搬送されて計量される。計量コンベヤ71を通過後は、再び、ガイドレール8,9に支持され、水平な円弧状の軌道を描いて搬送されるように牽引アーム5への受け渡しが行われる。
この計量コンベヤ71によって搬送される容器6が描く円軌道上の内外周における被牽引部6a.6bの取付け位置の速度が、それぞれの位置での牽引アーム5の円軌道上の速度より僅かに速いようにモータの速度が設定されるので、容器6は、計量コンベヤ71上では、牽引アーム5側から何ら干渉力を受けることなく、計量コンベヤ71による搬送力のみによって移動し、高精度に計量することができる。
なお、無端走行体は、チェーンに限らず、ワイヤ、紐等であってもよい。
その他の構成は、上述の実施形態と同様である。
(実施形態4)
図15は、本発明の更に他の実施形態の計量コンベヤ55を示す概略平面図である。
この実施形態の計量コンベヤ55は、互いに平行に延びる4つの第1〜第4支持部56〜59を有し、内周側の支持部程、長さが短くなっている。各支持部56〜59は、互いに平行な直線状に延びる走行溝56a〜59aをそれぞれ備えており、各走行溝56a〜59aを、無端走行体としてのチェーン56b〜59bがそれぞれ走行する。
各支持部56〜59の搬送面における各チェーン56b〜59bの容器6の載置される部分の長さを、L1〜L4とし、各チェーン56b〜59bの走行速度をV1〜V4とすると、上述の実施形態と同様に、
1/V1=L2/V2=L3/V3=L4/V4
となるように走行速度V1,V2,V3,V4が設定される。
一つおきの第1,第3支持部56,58は、その下部で互いに連結されており、同様に、第2,第4支持部57,59は、その下部で互いに連結されている。
第1,第3支持部56,58の第1連結部60は、図16に示すように、第1ロードセル61を介して固定部に支持されて第1計量コンベヤ62を構成し、第2,第4支持部57,59の第2連結部63は、第2ロードセル64を介して固定部に支持されて第2計量コンベヤ65を構成する。
各チェーン56b〜59bは、図示しないモータによって同軸に駆動されるスプロケット66〜69にそれぞれ巻き掛けられており、各スプロケット66〜69は、同じピッチであって、歯数は、上記関係の走行速度V1〜V4にそれぞれ対応するように製作されている。
容器6は、第1,第2計量コンベヤ62,65に対応する第1,第2容器61,62からなり、図17に示すように、第1容器61の底面には、第1計量コンベヤ62のチェーン56b,58bに対応する載置部61aが搬送方向に沿って突設され、第2容器62の底面には、図18に示すように、第2計量コンベヤ65のチェーン57b,59bに対応する載置部62aが搬送方向に沿って突設されている。
すなわち、第1容器61は、第1計量コンベヤ62の2本のチェーン56b,58b上に、跨るように載置された状態で搬送され、第2容器62は、第2計量コンベヤ65の2本のチェーン57b,59b上に、跨るように載置された状態で搬送される。
なお、第1,第2容器61,62は、円周方向に沿って交互に位置し、牽引アーム5によってそれぞれ牽引され、計量コンベヤ55上に交互に送込まれる。
このように第1,第2計量コンベヤ62,65によって、第1容器61及び第2容器62を個別に独立して計量できるので、図19の仮想線に示されるように、計量コンベヤ55に第1,第2容器61,62が共に載っていてもよく、このため、上述の各実施形態に比べて容器の搬送間隔を狭くすることができる。 したがって、上述の各実施形態と同様の高い計量精度を維持しながら、処理能力を高めることができる。
1,11 重量選別装置
2 供給コンベヤ
3 被計量物
4 回転円盤
5 牽引アーム
6 容器
7,71,55 計量コンベヤ
8,9 ガイドレール
10,11 振分けレール
12,13 補助レール
18,19 ガイドローラ
20〜23 補助ローラ
24a,24b 長孔
25 カーブコンベヤ
26 ロードセル
34 制御装置
44 送込みコンベヤ

Claims (6)

  1. 被計量物が収容される複数の容器を牽引して、水平な円形の搬送経路で周回させる容器牽引手段と、
    前記搬送経路に配置されて、被計量物が収容された容器を、該容器が水平な円弧状の軌道を描くように搬送しながら、その重量を計量する計量手段と、
    前記搬送経路の複数箇所にそれぞれ配置されて、前記前記計量手段で計量された容器に収容された被計量物を振分ける複数の振分け手段と、
    前記計量手段で計量された前記容器の重量に基づいて、該容器に収容された前記被計量物を、複数の重量ランクの内の該当する重量ランクに振分けるように、前記振分け手段を制御する制御手段とを備え、
    前記計量手段では、前記容器牽引手段による容器の牽引が解除される、
    ことを特徴とする重量選別装置。
  2. 前記容器牽引手段は、前記複数の容器を、垂直軸の回りに回転する回転体から延びる複数の牽引アームによって牽引して搬送するものであり、
    前記計量手段は、前記搬送経路に沿って前記容器を搬送しながら計量する計量コンベヤであり、
    前記計量手段では、前記牽引アームによる容器の搬送速度と前記計量コンベヤによる容器の搬送速度との速度差によって、前記牽引アームによる容器の牽引が解除される、
    請求項1に記載の重量選別装置。
  3. 前記複数の容器には、前記搬送経路の所定位置で被計量物が供給され、
    前記容器牽引手段は、前記容器に設けられたガイドローラを、前記搬送経路に沿って支持案内すると共に、前記搬送経路の複数箇所で分断されたガイドレールを有し、
    前記複数の振分け手段は、分断された前記ガイドレール間に配置される複数の振分けレールを有し、各振分けレールは、前記容器に設けられた前記ガイドローラを搬送経路に沿って支持案内する案内位置と、該案内位置から退避して前記ガイドローラの支持を解除することにより、前記容器の姿勢を、被計量物を排出する排出姿勢にする退避位置とに亘って変位可能である、
    請求項2に記載の重量選別装置。
  4. 前記計量コンベヤは、前記搬送経路の一部を構成すると共に、前記容器を、該容器が水平な円弧状の軌道を描くように搬送するカーブコンベヤを備える、
    請求項2または3に記載の重量選別装置。
  5. 前記計量コンベヤが、平行な直線状にそれぞれ走行する複数本の無端走行体を、無端走行体上の前記容器が、水平な円弧状の軌道を描くように、走行速度を互いに異ならせるコンベヤである、
    請求項2または3に記載の重量選別装置。
  6. 前記計量コンベヤが、平行な直線状にそれぞれ走行する複数本の無端走行体を1組とするコンベヤの複数を備えると共に、該コンベヤ毎に、対応する前記容器が割当てられて計量され、各コンベヤを構成する前記複数本の無端走行体は、無端走行体上の前記容器が、水平な円弧状の軌道を描くように、走行速度が互いに異なる、
    請求項2または3に記載の重量選別装置。
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